JP6798235B2 - 収容箱 - Google Patents

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Description

本件は、内部に収容物を収容する収容箱に関する。
収容箱の一つとして、一部を開封するだけで収容物を展示や陳列することのできるパッケージ(いわゆる「シェルフレディパッケージ」)が提案されている。たとえば、外壁部のうち前壁部が開閉可能な収容箱が検討されている(特許文献1および2参照)。このような収容箱によれば、輸送時や保管時における収容物の保護性に加えて、展示時や陳列時における収容物の視認性が確保される。
特開2000-72131号公報 実用新案登録3174956号公報
しかしながら、上述したように収容箱の前壁部のみが開放されるだけでは、前方から収容物を見ることはできるものの、他の方向から収容物を見ることはできず、収容物の視認性を改善するうえで改善の余地がある。
本件は、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、収容箱の内部に収容された収容物の視認性を向上させることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
(1)ここで開示する収容箱は、内箱をなす第一箱体と、前記内箱の外側に重ねられる箱をなす第二箱体とを備える。本収容箱は、前記内箱の外側に前記外箱が重ねられてなり、下面,上面,後面,前面,左側面,右側面の六面のそれぞれに壁部が配置されて内部に収容物を収容する収容状態と、前記収容状態に対して前後および上下が反転され、前記六面の一部の前記壁部が開放されて前記収容物を展示する展示状態とを切り替え可能である。
前記第一箱体は、前記下面を構成する下壁部と、前記後面を構成する後壁部と、前記前面の一部を構成する前壁部と、前記左側面および前記右側面の少なくとも一部を構成する側壁部とを有するとともに、前記前面に対応する部分の少なくとも一部が開放された第一前開放部と、前記左側面および前記右側面に対応する部分の少なくとも一部が開放された第一側開放部とを有する。
前記第二箱体は、前記収容状態で、前記第一前開放部を被覆する前被覆壁部と、前記第一側開放部を被覆する側被覆壁部とを有するとともに、前記展示状態で、前記第一前開放部に対応する部分を開放する第二前開放部と、前記第一側開放部に対応する部分を開放する第二側開放部とを有する。
前記収容状態では、前記側壁部の前端縁の一領域が前記側被覆壁部よりも後方に配置され、前記前壁部に、前記収容状態で前記第二箱体を前記第一箱体に係合させるためのスリットが形成され、前記前被覆壁部に、前記収容状態で前記スリットに差し込まれる差込シート片が突設されている。
(2)前記後壁部に、第1手掛穴が穿設されていると共に、前記前被覆壁部の前記収容状態で前記第1手掛穴と対応する位置に、第2手掛穴が穿設されていることが好ましい。
)前記展示状態では、前記側壁部の前端縁と前記側被覆壁部の前端縁とが側面視で相異した箇所に配置されることが好ましい。
)前記第一箱体は、前記上面に対応する部分の少なくとも一部が開放された第一上開放部を有することが好ましい。この場合の前記第二箱体は、前記収容状態で、前記第一上開放部を被覆する上被覆壁部を有するとともに、前記展示状態で、前記第一上開放部と対応する部分が開放された第二上開放部を有することが好ましい。
)さらに、前記第一箱体は、前記上面の少なくとも一部を構成するとともに前記収容状態で前記上被覆壁部が重ね合わせられる上壁部を有することが好ましい。
)前記展示状態では、前記第一側開放部および前記第二側開放部の後端縁のそれぞれが上方に向かうほど後方に配置されることが好ましい。
)あるいは、前記側壁部は、前記展示状態で前端縁となって折り曲げられる折線を有することが好ましい。
本件の収容箱によれば、展示状態において収容物を前方から見ることができるだけでなく側方から収容物を見ることができ、収容物の視認性を向上させることができる。
第一実施形態に関する展示状態の収容箱を分解して示す斜視図である。 第一実施形態に関する展示状態の収容箱を示す斜視図である。 第一実施形態に関する収容状態の収容箱を示す斜視図である。 第一実施形態に関する収容箱の内箱の展開図(内シート材の平面図)である。 第一実施形態に関する収容箱の外箱の展開図(外シート材の平面図)である。 第一実施形態の変形例に関する収容状態の収容箱を示す斜視図である。 第一実施形態の変形例に関する収容箱の内箱の展開図である。 第一実施形態の変形例に関する収容箱の外箱の展開図である。 第二実施形態に関する展開状態の収容箱を分解して示す斜視図である。 第二実施形態に関する収容箱の内箱の展開図である。 第二実施形態に関する収容箱の外箱の展開図である。 第二実施形態に関する展示状態の収容箱を示す斜視図である。 第二実施形態に関する収容状態の収容箱を示す斜視図である。
以下、本件を実施するための形態を述べる。なお、下記の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ、また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
本実施形態の収容箱では、内箱(第一箱体)および外箱(第二箱体)の二つの箱体が設けられる。
さらに、収容箱の使用状態によって、内箱と外箱との相対的な配置が変更される。
具体的に言えば、内部に収容物が収容される状態(以下「収容状態」という)では、内箱の一方から外箱が覆い被せられ、内箱と外箱との一部分が重ね合わせられる。収容状態の収容箱では、直方体をなす下面,上面,後面,前面,左側面,右側面の六面のそれぞれに壁部が配置され、収容物の周囲が囲繞される。
一方、収容物が展示される状態(以下「展示状態」という)では、内箱の他方から外箱が覆い被せられ、内箱と外箱との大部分が重ね合わせられる。展示状態の収容箱では、上記した六面のうち一部の壁部が開放される。ここでは、展示状態において、前方のほかに側方の一部あるいは上方の一部が開放され、その他の部分に収容箱の各壁部が配置される収容箱を例示する。
下記の実施形態では、収容箱に加えて、収容箱に組み立てられるシート材(ブランクシート)を説明する。
これらの説明では、収容箱およびシート材が水平面に載置されたものとする。
さらに、収容箱については、展示状態を基準に説明する。この収容箱では、水平方向のうち、収容物が主に視認されると方向(正面の視認者を基準とすれば手前側)を前方(図中には「F」で示す)とし、前方の反対方向(正面の視認者を基準とすれば奥側)を後方(図中には「B」で示す)とする。前方から後方に向かって右側を右方(図中には「R」で示す)とするとともに左側を左方(図中には「L」で示す)とする。これらの右方および左方を区別しないときには側方と呼ぶ。また、鉛直方向のうち、重力の作用方向を下方(図中には「D」で示す)とし、下方の反対方向を上方(図中には「U」で示す)とする。
収容箱の使用状態を切り替えるときには、外箱の前後および上下を反転させる。そのため、外箱の前後および上下の各方向は、展示状態と収容状態とで反対を向くことになる。
シート材については、水平方向において互いに直交するX方向およびY方向を用いて説明する。これらのX方向およびY方向のそれぞれは、互いに反対向きの二方向に延びる。そこで、各方向について、一方を下付きの添え字で「1」を付して示し、他方を下付きの添え字で「2」を付して示す。たとえば、X方向では、一方がX1方向であり、他方がX2方向である。
また、シート材の各部位(シート片)については、箱体の各壁部と同様の符号を付して説明する。
なお、シート材には、段ボールシートのほか、厚紙やプラスチックシートといった種々の材料を用いることができる。ただし、内箱および外箱にそれぞれ組み立てられる各シート材には、同一の材料に限らず、相異する材料を用いてもよい。
本実施形態では、第一実施形態およびその変形例ならびに第二実施形態で三種の収容箱を例示する。これらの収容箱の内部にはさまざまな収容物が収容されうるが、ここでは収容物として鉢植えを挙げ、この鉢植えの収容位置を保持する仕切体も例示する。
[I.第一実施形態]
まず、図1〜図5を参照して、第一実施形態を述べる。
[1.構成]
まず、収容箱100について構成の概要を説明する。
図1に示すように、収容箱100には、内箱10とこの外部に重ねられる外箱20とが設けられる。そのほか、内箱10の内部に仕切体30も設けられる。ここでは、内箱10,外箱20および仕切体30が左右に対称であり、前後および上下には非対称である。
展示状態の収容箱100では、図2に示すように、前方および上方の大部分と側方の前方かつ上方とが開放され、その他の部分に内箱10および外箱20が配置される。
一方、収容状態の収容箱100では、図3に示すように、収容物90(図1参照)の周囲が囲繞(閉鎖)され、直方体の外面に沿って内箱10および外箱20が配置される。
展示状態および収容状態の何れか一方から他方に収容箱100の使用状態を切り替える手順は、下記の手順1〜3に示す通りである。
手順1:内箱10から外箱20を取り外す
手順2:手順1で取り外された外箱20の前後および上下を反転させる
(側面視で外箱20を180°回転させる)
手順3:手順2で反転された外箱20を内箱10の外側に重ねる
以下、収容箱100について、内箱10,外箱20,仕切体30の各構成を詳細に説明する。
〈内箱〉
図1に示すように、内箱10には、前方および上方の大部分と側方の前方かつ上方とに開放部19が設けられる。この開放部19は、前方の開放部(以下「前方開放部」〈第一前開放部〉という)19fと、上方の開放部(以下「上方開放部」〈第一上開放部〉という)19uと、側方の開放部(以下「側方開放部」〈第一側開放部〉という)19sとの三領域に大別される。前方開放部19fは、直方体の前面の上部を開放し、上方開放部19uは、直方体の上面の前部を開放する。また、側方開放部19sは、直方体の側面の前部および上部を開放する。
上記した開放部19以外の内箱10には、各壁部11,12,13,14,15が設けられる。具体的には、内箱10の最下部で直方体の下面を構成する下壁部11が延在し、この下壁部11の各端縁部11s,11f,11bから側壁部12,前壁部13および後壁部14が上方に立設され、後壁部14の上端縁14uから前方に上壁部15が突設される。側壁部12は、直方体の左側面および右側面のそれぞれの一部を構成する。前壁部13は、直方体の前面の下部を構成し、後壁部14は、直方体の後面を構成する。
下壁部11は、前後および左右に沿って各端辺が配置された矩形状である。この下壁部11は、側端縁11s(左端縁および右端縁)のそれぞれが前後に沿うとともに、前端縁11fおよび後端縁11bのそれぞれが左右に沿って配置される。側端縁11sのそれぞれからは、互いに対向する一対の側壁部12,12が立設される。また、前端縁11fから前壁部13が立設され、後端縁11bからは後壁部14が立設される。
ここでいう「対向」は、空間をあけて平行に向かい合う(対面する)ことを意味し、以下の説明においても同様の意味で用いる。
側壁部12は、前後および上下に沿う平面に配置された多角形状である。ここでは、五角形状の側壁部12を例示する。この五角形は、前後および上下に沿って各端辺の配置された矩形がその上方かつ前方の頂点で結ばれる二辺を有する三角形で半部が切り取られた形状をなす。この三角形の領域が側方開放部19sに対応する。
この側壁部12の前端縁12fは、下部で鉛直に延びるとともに、この下部よりも上部で上方に向かうほど後方に傾斜して配置される。言い換えれば、側方開放部19sは、後端縁(側壁部12のうち後方傾斜した前端縁12fに対応)が上方に向かうほど後方に配置され、前後方向寸法が長くなる。また、側壁部12は、前方に向かうほど、上下方向寸法が短くなる。このように、側壁部12の前端縁12fの少なくとも一部は、下壁部11の前端縁11fよりも後方に配置されている。
なお、ここでいう前端縁12fとは、側壁部12において同じ上下方向位置で最も前方に位置する箇所を意味する。同様に、側方開放部19sの後端縁は、その領域において同じ上下方向位置で最も後方に位置する箇所を意味する。
前壁部13は、上下および左右に沿って各端辺が配置された矩形状である。この前壁部13は、対向する側壁部12,12のうち鉛直に延びる前端縁12f,12fどうしを接続している。この前壁部13の全部は、後壁部14の下部140と対向する。この下部140以外の後壁部14に対しては、前壁部13を仮想的に上方へ延長した領域が対向する。このように後壁部14と仮想的に対向する領域が前方開放部19fに対応する。
また、後壁部14は、上下および左右に沿って各端辺が配置された矩形状である。この後壁部14は、対向する側壁部12,12の後端縁12b,12bどうしを接続している。そのほか、後壁部14の上部には、収容状態における作業性を確保するために、作業者の手を掛けるための手掛穴148が穿設されている。
上壁部15は、前後および左右に沿って各端辺が配置された矩形状である。この上壁部15は、対向する側壁部12,12で水平に延びる上端縁12u,12uどうしを接続している。また、上壁部15の全部は、下壁部11の後部110と対向する。この後部110以外の下壁部11に対しては、上壁部15を二点鎖線で示すように仮想的に前方へ延長した領域が対向する。このように下壁部11と二点鎖線で示すように仮想的に対向する領域が上方開放部19uに対応する。
つぎに、図4を参照して、内箱10が展開された状態の内シート材10Aを説明する。
内シート材10Aでは、上述した下壁部11の端辺に対応する第一折線LX11と上壁部15の端辺に対応する第二折線LX12とがX方向に延びている。これらの折線LX11,LX12によって、内シート材10Aは、Y方向に並ぶ三つの領域に大別される。
最もY方向側の領域には、下壁部11に対応する下壁シート片11が設けられ、最もY2方向側の領域には、上壁部15に対応する上壁シート片15が設けられている。
Y方向中央の領域には、立設される四つの壁部12〜14に対応して、前壁シート片13,一方の側壁シート片12(左側面に対応),後壁シート片14,他方の側壁シート片12(右側面に対応)がこの順でX1方向からX2方向に並んで設けられている。そのほか、前壁シート片13に対してX1方向側に、糊代シート片16が突設されている。これらのシート片12〜14,16は、Y方向に延びる四つの折線LY11,LY12,Y13,Y14で区切られる。
以下、下壁シート片11,上壁シート片15,側壁シート片12,前壁シート片13,後壁シート片14の順にそれぞれを説明する。
下壁シート片11には、内蓋となる二つの内下壁シート片11i,11iと、外蓋となる二つの外下壁シート片11o,11oとが設けられている。
ここでは、X1方向からX2方向に向けて、一方の内下壁シート片11i,一方の外下壁シート片11o,他方の内下壁シート片11i,他方の外下壁シート片11oの順に並ぶ下壁シート片11が設けられている。
内下壁シート片11i,11iは、X方向に延びる第一折線LX11で折り曲げられると、先端縁(Y方向端縁部)どうしが隙間をあけて突き合わせられる。また、外下壁シート片11o,11oは、X方向に延びる第一折線LX11で折り曲げられると、互いの先端縁どうしが係合した状態に組み立てられる。
なお、下壁シート片11としては、上述した組式に限らず、地獄底やワンタッチの組式,あるいは差込式,オーバーフラップ式といった公知形式のシート片を用いてもよい。
上壁シート片15には、側壁シート片12,12からY2方向に突設されたフラップ上壁シート片15f,15fと、後壁シート片14からY2方向に突設された本体上壁シート片15mとが設けられている。この本体上壁シート片15mは、Y方向中央でX方向に延びる第三折線LX13で折り畳まれる。ここでは、本体上壁シート片15mの厚みを考慮して、二本の第三折線LX13が設けられている。さらに、本体上壁シート片15mの先端縁(Y2方向端縁部)には、後壁シート片14に係合する係合爪部151が設けられる。
ここでは、X1方向からX2方向に向けて、一方のフラップ上壁シート片15f,本体上壁シート片15m,他方のフラップ上壁シート片15fの順に並ぶ上壁シート片15が設けられている。
フラップ上壁シート片15f,15fは、X方向に延びる第二折線LX12で折り曲げられると、先端縁(Y方向端縁部)どうしが隙間をあけて突き合わせられる。これらのフラップ上壁シート片15f,15fは、X方向に延びる第三折線LX13で二つに折り畳まれる本体上壁シート片15mによって挟み込まれる。そして、本体上壁シート片15mの係合爪部151が後壁シート片14に係合する。
一方の側壁シート片12(ここでは図4中の左側)には、X方向に延びる第一折線LX11を介してY1方向側に一方の外下壁シート片11oが連設され、X方向に延びる第二折線LX12を介してY2方向側に一方のフラップ上壁シート片15fが連設されている。さらに、一方の側壁シート片12には、Y方向に延びる第一折線LY11を介してX1方向側に前壁シート片13が連設され、Y方向に延びる第二折線LY12を介してX2方向側に後壁シート片14が連設されている。
また、他方の側壁シート片12(ここでは図4中の右側)には、X方向に延びる第一折線LX11を介してY1方向側に他方の外下壁シート片11oが連設され、X方向に延びる第二折線LX12を介してY2方向側に他方のフラップ上壁シート片15fが連設されている。さらに、他方の側壁シート片12には、Y方向に延びる第三折線LY13を介してX1方向側に後壁シート片14が連設されている。
前壁シート片13には、X方向に延びる第一折線LX11を介してY1方向側に一方の内下壁シート片11iが連設され、Y方向に延びる第四折線LY14を介してX1方向側に糊代シート片16が連設されている。
この前壁シート片13には、X方向に延びる第一折線LX11よりもややY2方向側に、収容状態で外箱20を内箱10に係合させるためのスリット(切れ込み)139が形成されている。
後壁シート片14には、X方向に延びる第一折線LX11を介してY1方向側に他方の内下壁シート片11iが連設され、X方向に延びる第二折線LX12を介してY2方向側に本体上壁シート片15mが連設されている。
この後壁シート片14には、X方向に延びる第二折線LX12よりもややY1方向側に、本体上壁シート片15mの係合爪部151と係合するスリット149が形成されている。そのほか、上述した手掛穴148も後壁シート片14に設けられている。
〈外箱〉
図1に示すように、外箱20には、内箱10の開放部19と同様に、前方の開放部(以下「前方開放部」〈第二前開放部〉という)29fと、上方の開放部(以下「上方開放部」〈第二上開放部〉という)29uと、側方の開放部(以下「側方開放部」〈第二側開放部〉という)29sとの三領域に開放部29が設けられる。前方開放部29fは、内箱10の前方開放部19fに対応する部分を開放し、上方開放部29uは、内箱10の上方開放部19uに対応する部分を開放する。また、側方開放部29sは、内箱10の側方開放部19sに対応する部分を開放する。
この開放部29以外の外箱20には、内箱10の各壁部11,12,13,14と同様に、下壁部21(上被覆壁部),側壁部22(側被覆壁部),前壁部23,後壁部24(前被覆壁部)が設けられている。
なお、外箱20には上壁部が設けられておらず、上方の全域が開放されている。
ただし、外箱20の側壁部22は、内箱10の側壁部12に対して形状がやや異なる。そこで、外箱20については、側壁部22の構成のうち内箱10の側壁部12と相異する点を説明し、同様の構成については説明を省略する。
側壁部22において前壁部23よりも上方の前端縁22fは、展示状態において、内箱10での側壁部12の前端縁12fよりも後方に配置される。敷衍して言えば、外箱20における側壁部22の前端縁22fと内箱10における側壁部12の前端縁12fとが側面視で相異した箇所に配置される。
ここでは、台形状の側壁部22を例示する。この台形は、内箱10の側壁部12のなす五角形のうち上方の開放されたコの字状の三辺の端部どうしを接続した形状をなす。そのため、側壁部22は、内箱10の側壁部12と比較して、前方から後方に上昇する斜辺の上昇度合いが小さい。このことから、側壁部22の少なくとも一部は、内箱10の側壁部12に対して、展示状態において同じ上下方向位置で前後方向寸法が短く、また、展示状態において同じ前後方向位置で上下方向寸法が短い。
そのほか、後壁部24の手掛穴248は、詳細を後述する収容状態で内箱10における後壁部14の手掛穴148と対応する配置となるように、展示状態における下部に穿設されている。
また、後壁部24の上方には、内箱10における前壁部13のスリット139に差し込まれる差込シート片27が突設されている。
つぎに、図5を参照して、外箱20が展開された状態の外シート材20Aを説明する。
外シート材20Aには、内シート材10Aのシート片11,12,13,14,16と同様に、下壁シート片21,側壁シート片22,前壁シート片23,後壁シート片24,糊代シート片26が設けられている。ここでは、下壁シート片21,前壁シート片23,後壁シート片24,糊代シート片26は、対応するシート片11,13,14,16よりもやや大きな同様の形状に設けられている。
ただし、前壁シート片23や後壁シート片24には、内シート材10Aの前壁シート片13や後壁シート片14のようにスリットは設けられていない。
そのほか、差込シート片27でY方向に延びる端辺を延長するように、Y2方向端縁部から後壁シート片24がY方向に切り込まれている。
〈仕切体〉
図1に示すように、仕切体30は、内箱10の内部で収容物90の位置を保持するための補助資材である。この仕切体30には、前後および左右に沿って各端辺が配置された矩形状の平壁部31と、平壁部31の各端辺から下方に折り曲げられた四つの立壁部32とが設けられている。
さらに、平壁部31には、収容物90の大きさに対応した保持孔31aが穿設されている。この保持孔31aに対して収容物90が挿抜される。
保持孔31aの周囲には、平壁部31が放射状に切れ込まれたサポート片31bが設けられている。このサポート片31bによって、収容物90に対する平壁部31の隙間が抑えられ、収容物90の保持性が確保される。
〈使用状態〉
つぎに、図2および図3を参照して、収容箱100の使用状態について展開状態および収容状態のそれぞれを説明する。
図2に示すように、展開状態では、内箱10の下方から外箱20が覆い被せられ、収容物90が視認可能な状態となる。
そして、内箱10および外箱20で同じ名称の壁部11,12,13,14,21,22,23,24どうしが重ね合わせられる。たとえば、下壁部11と下壁部21とが重ね合わせられ、側壁部12と側壁部22とが重ね合わせられて配置される。
そのほか、内箱20の内部には、仕切体30が配置される。
図3に示すように、収容状態では、内箱10の上方から外箱20が覆い被せられる。
そして、内箱10の下壁部11と外箱20の下壁部21とが収容物90(図1,2参照)を挟んで対向する。すなわち、内箱10の上方開放部19u(図1参照)が外箱20の下壁部21で被覆され、同様に、外箱20の上方開放部29u(収容状態では下方に配置,図1参照)が内箱10の下壁部11で被覆される。
また、この収容状態では、内箱10の後壁部14と外箱20の後壁部24とが収容物90を挟んで対向する。すなわち、内箱10の前方開放部19fが外箱20の後壁部24で被覆され、同様に、外箱20の前方開放部29f(収容状態では後方に配置)が内箱10の後壁部14で被覆される。そのほか、後壁部14,24の手掛穴148,248どうしも対向する。
このとき、外箱20における後壁部24の下部241(展開状態では上部)は、内箱10における前壁部13の全部と重ね合わせられ、内箱10における後壁部14の上部141は、外箱20における前壁部24の全部と重ね合わせられる。内箱10における上壁部15の全部は、外箱20における下壁部21の後部210(展開状態では前部)と重ね合わせられる。
さらに、内箱10の側方開放部19s(図1参照)が外箱20の側壁部22で被覆され、同様に、外箱20の側方開放部29s(図1参照)が内箱10の側壁部12で被覆される。ここでは、側壁部12,22によって、収容箱100の側方が完全に閉鎖される。すなわち、内箱10の側壁部12における前端縁12fの全域は、側壁部22の前端縁22f(収容状態では後端縁)よりも前方に配置され、外箱20の側壁部22に重ね合わせられる。
そのうえ、内箱10のスリット139に外箱20の差込シート片27が差し込まれる。
[2.作用および効果]
第一実施形態の収容箱100は、上述したように構成されることから、以下の作用および効果を得ることができる。
(1)展示状態では、重ね合わせられる内箱10および外箱20の前方開放部19f,29fを通して収容物90を前方から見ることができるうえに、側方開放部19s,29sを通して収容物90を側方からも見ることができる。よって、展示状態における収容物90の視認性を向上させることができる。
一方、収容状態では、内箱10の前方開放部19fが外箱20の後壁部24で被覆され、内箱10の側方開放部19sが外箱20の側壁部22で被覆されることから、収容物90の保護性を確保することもできる。
(2)また、収容状態では、外箱20の側壁部22における前端縁22fの全域が内箱10の側壁部12における前端縁12fよりも後方に配置され、収容箱100の側方の全域が側壁部12,22で閉鎖される。よって、収容状態における収容物90の保護性を高めることができる。
(3)展示状態では、側壁部12,22における前端縁12f,22fの各位置が側面視で相異することから、側壁部12,22の何れか一方が他方から突出している。具体的には、外箱20の側壁部22における前端縁22fが内箱10の側壁部12における前端縁12fよりも後方に配置されることから、外箱20の側壁部22に対して前方に内箱10の側壁部12が突出する。そのため、作業者にとって内箱10を把持しやすく、内箱10から外箱20を取り外しやすい。よって、収容箱100の使用状態を展示状態から収容状態へ切り替えるときの作業性を向上させることができる。
(4)さらに、展示状態では、重ね合わせられる内箱10および外箱20の上方開放部19u,29uを通して、収容物90を上方から見ることができる。そのため、前方および側方に加えて上方から収容物90を見ることができ、収容物90の視認性を更に向上させることができる。
(5)これに対し、収容状態では、外箱20における下壁部21の後部210が内箱10の上壁部15に重ね合わせられることから、これらの壁部15,21を面接触させることにより、内箱10と外箱20との係合を確実に保持することができる。
(6)さらに、展示状態では、側方開放部19s,29sは、後端縁(側壁部12の前端縁12fに対応)が上方に向かうほど後方に配置されることから、上方に向かうほど大きく開放される。そのため、上方かつ側方から収容物90が見下ろされる場合の視認性を高めることができる。
そのほか、外箱20の差込シート片27が内箱10のスリット139に差し込まれることからも、内箱10と外箱20とを確実に係合することができる。
また、下壁部11,21に組み立てられる下壁シート片11,21をはじめ、前壁シート片13,23や後壁シート片14,24などが互いに同様の形状であることから、収容箱100やそのシート材10A,20Aのデザインコストあるいは製造コストが抑えられる。
[I′.第一実施形態の変形例]
つぎに、図6〜図8を参照して、第一実施形態の変形例を説明する。
本変形例の収容箱100′は、内箱10′および外箱20′の側壁部12′,22′の形状が上述した側壁部12,22とは異なる。以下の説明では、側壁部12,22に対する側壁部12′,22′の相異点を説明する。
なお、ここでいう相異点を除いては、上述した第一実施形態の構成と同様であり、これらについては、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
[1.構成]
図6に示すように、収容状態における収容箱100′の側方は、一部が閉鎖されるだけで、完全には閉鎖されない。具体的には、収容状態において、内箱10′の側壁部12′における前端縁12f′の上下方向中間領域(一領域)が外箱20′の側壁部22′における前端縁22f′(収容状態では後端縁)よりも後方に配置される。
そのため、側壁部12′,22′は上述した側壁部12,22よりも小さく、展示状態において、上述した収容箱100よりも大きく側方が開放される。
ここでの内箱10′における側壁部12′の前端縁12f′は、後方に向かうにつれて上昇度合いの大きくなる曲線とこの曲線の上端縁に対して上下に延びる直線とが組み合わせられた形状をなしている。外箱20′における側壁部22′の前端縁22f′も側壁部12′の前端縁12f′と同様の形状をなしている。
図7および図8に示すように、内箱10′が展開された状態の内シート材10A′における側壁シート片12′は、外箱20′が展開された状態の外シート材20A′における側壁シート片22′に対して、やや小さく、同様の形状をなしている。
そのほか、差込シート片27′がY2方向に突設される後壁シート片24′には、上述した後壁シート片24のように差込シート片27でY方向に延びる端辺を延長する切れ込みは設けられていない。
[2.作用および効果]
本変形例の収容箱100′は、上述したように構成されることから、第一実施形態の収容箱100による作用および効果に加えて、以下の作用および効果を得ることができる。
収容状態において、内箱10′の側壁部12′における前端縁12f′の上下方向中間領域が外箱20′の側壁部22′における前端縁22f′よりも後方に配置されることから、収容状態においても収容物90′の視認性を確保することができる。延いては、収容状態における収容箱100′の慎重な取り扱いを促すことができる。
そのほか、後壁シート片24′に切れ込みが設けられていないことから、この切れ込みを形成する工程を省略することができ、製造コストの低減に寄与する。
[II.第二実施形態]
つぎに、図9〜図13を参照して、第二実施形態を説明する。
本実施形態の収容箱100″は、内箱10″および外箱20″の側壁部12″,22″が大きく異なり、後壁部14″,24″がやや異なる。以下の説明では、上述した側壁部12,12′,22,22′および後壁部14,14′,24,24′に対する側壁部12″,22″および後壁部14″,24″の相異点を説明する。
なお、ここでいう相異点を除いては、上述した第一実施形態およびその変形例の構成と同様であり、これらについては、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
[1.構成]
図9に示すように、展示状態における収容箱100″は、内箱10″が側壁部12″の前端縁12f″で折り曲げられており、外箱20″の側壁部22″が前壁部23″の上下方向寸法と同様に設けられている。すなわち、収容箱100″における側方の大部分には、内箱10″の側壁部12″が立設される。この側壁部12″の前端縁12f″よりも上方かつ前方に側方開放部19s″が延在する。なお、外箱20″の側壁部22″よりも上方にも側方開放部29s″が延在する。
図10に示すように、内箱10″が展開された状態の内シート材10A″における側壁シート片12″は、X方向およびY方向に沿って各端辺が配置された矩形状に設けられている。この側壁シート片12″には、展示状態において側壁部12″の前端縁12f″で折り曲げられる第一傾斜折線LC1″と側壁部12″の後端縁12b″で折り曲げられる第二傾斜折線LC2″とが設けられる。すなわち、側壁シート片12″は、展示状態において、第一傾斜折線LC1″で折り曲げられて、第一傾斜折線LC1″を挟む一方および他方の各部位で二重壁構造が形成され、第二傾斜折線LC2″で折り曲げられて、後壁部14″に重ね合わせられる。
さらに、側壁シート片12″において第一傾斜折線LC1″と第二傾斜折線LC2″とに挟まれる部位には、第一傾斜折線LC1″で折り曲げられた状態を保持するための差込片128″が設けられている。ここでは、U字状に切り込まれた差込片128″を例示する。また、側壁シート片12″において第一傾斜折線LC1″よりもY1方向の部位には、差込片128″が差し込まれるスリット129″が形成されている。
また、側壁シート片12″には、X方向のうち後壁シート片14″とは反対側に側部サポートフラップ16″が突設され、Y方向に上部サポートフラップ17″が突設されている。側部サポートフラップ16″の基部(後壁シート片24″側の端縁部)であってY方向中間には、スリット169″が形成されている。
そのほか、後壁シート片24″のY方向にも上部サポートフラップ18″が突設されている。
図11に示すように、外箱20″が展開された外シート材20A″の側壁部22″には、第一実施形態の上壁部15と同様に、二つのフラップ側壁シート片22f″,22f″と本体側壁シート片22m″とが設けられている。この本体側壁シート片22m″は、X方向中央でY方向に延びる折線LX″で折り畳まれる。さらに、本体側壁シート片22m″の先端縁(X方向端縁部)には、下壁シート片11″に係合する係合爪部221″が設けられる。
フラップ側壁シート片22f″,22f″は、折り曲げられて先端縁(X方向端縁部)どうしが隙間をあけて突き合わせられる。これらのフラップ側壁シート片22f″,22f″は、Y方向に延びる折線LX″で折り畳まれる本体側壁シート片22m″によって挟み込まれる。そして、本体側壁シート片22m″の係合爪部221″が下壁シート片21″のスリット219″に係合する。
後壁部24″は、X方向およびY方向に沿って各端辺が配置された矩形状に設けられている。この後壁部24″には、Y方向に突設された差込シート片27″のほか、X方向のそれぞれにも差込シート片28″が突設されている。
つぎに、図12および図13を参照して、収容箱100″の使用状態について展開状態および収容状態のそれぞれを説明する。
図12に示すように、展開状態では、内箱10″の下方から外箱20″が覆い被せられ、内箱10″の側壁部12″が前端縁12f″となる第一傾斜折線LC1″で折り曲げられ、差込片128″がスリット129″に差し込まれる。そのうえ、側壁部12″は後端縁12b″となる第二傾斜折線LC2″で折り曲げられ、外箱20″の後壁部24″の内側(前側)に重ね合わせられる。一方、サポートフラップ16″,17″,18″は折り曲げられずに内箱10″が組み立てられる。なお、側壁部12″から突設された側部サポートフラップ16″の前方かつ下方の一部は、外箱20″の側壁部22″の内側に挟み込まれる。
図13に示すように、収容状態では、内箱10″の側壁部12″が傾斜折線LC1″,LC2″で折り曲げられず、サポートフラップ16″,17″,18″が折り曲げられたうえで、内箱10″の上方から外箱20″が覆い被せられる。このとき、側壁部12″で側方開放部19s″,29s″(図9参照)が被覆される。さらに、外箱20″の差込シート片27″,28″がスリット139″,169″(図10参照)に差し込まれる。
[2.作用および効果]
本実施形態の収容箱100″は、上述したように構成されることから、以下の作用および効果を得ることができる。
展示状態では、内箱10″において第一傾斜折線LC1″が前端縁12f″となって側壁部12″が折り曲げられるため、側方開放部19s″,29s″が開放される。よって、側方からの収容物90″の視認性を確保することができる。
そのほか、展示状態では、内箱10″の上部サポートフラップ18″が折り曲げられずに収容箱100″が組み立てられるため、上方からの収容物90″の視認性も確保することができる。
[III.その他]
最後に、本実施形態のその他の変形例について述べる。
たとえば、側方開放部あるいは側壁部は、少なくなくとも展示状態で収容箱の側方が開放されていれば、円弧状あるいは波型や階段状といった種々の輪郭形状とすることができる。
また、収容箱の内部に収容される収容物は、鉢植えに限らず、その他のさまざまな物品であってもよい。たとえば、収容物が収容状態や展示状態で配置される向きが限定されない物品である場合には、収容箱の使用状態を切り替えるときに、外箱の上下および前後を反転させるのではなく、内箱の上下および前後を反転させてもよい。この場合には、内箱の前後および上下の各方向が収容状態と展示状態とで反対を向くことになる。
さらに、収容箱は、下壁部が下方に配置される姿勢に限らず、側壁部が下方に配置されて載置面(直方体の下面)を構成する姿勢であってもよい。この場合の方向は、左右を上下に読み替えるとともに上下を左右に読み替えればよい。また、後壁部が下方に配置されて載置面(直方体の下面)を構成する姿勢であってもよい。この場合の方向は、前後を上下に読み替えるとともに前後を上下に読み替えればよい。
そのほか、側壁部は、内箱および外箱の少なくとも一方に設けられていればよく、内箱および外箱の何れか他方の側壁部を省略してもよい。たとえば、内箱(第二箱体)の側壁部を省略し、外箱(第一箱体)に側壁部を設けてもよい。この場合には、収容状態においても側方を開放することができ、シート材を削減することや重量を軽減することもできる。また、前壁部や上壁部を省略してもよい。この場合にも、シート材の削減や軽量化を図ることができる。
なお、仕切体を省略してもよい。この場合の収容物は、収容箱の内部で安定して保持される形状や形態の物品であることが好ましい。
10,10′,10″ 内箱(第一箱体)
10A,10A′,10A″ 内シート材
11,11′,11″ 下壁部,下壁シート片
11f 前端縁
11b 後端縁
11s 側端縁
12,12′,12″ 側壁部,側壁シート片
12f,12f′,12f″ 前端縁
12b,12b″ 後端縁
12u 上端縁
12d 下端縁
13,13′,13″ 前壁部,前壁シート片
14,14′,14″ 後壁部,後壁シート片
15,15′,15″ 上壁部,上壁シート片
19 開放部
19f 前方開放部(第一前開放部)
19s,19s″ 側方開放部(第一側開放部)
19u 上方開放部(第一上開放部)
20,20′,20″ 外箱(第二箱体)
20A,20A′,20A″ 外シート材
21 下壁部,下壁シート片
21b 後端縁
21f 前端縁
21s 側端縁
22,22′,22″ 側壁部(側被覆壁部),側壁シート片
22f,22f′,22f″ 前端縁
22b 後端縁
22u 上端縁
22d 下端縁
23 前壁部,前壁シート片
24,24′ 後壁部(前被覆壁部),後壁シート片
29 開放部
29f 前方開放部(第二前開放部)
29u 上方開放部(第二上開放部)
29s,29s″ 側方開放部(第二側開放部)
30 仕切体
90,90′,90″ 収容物
100,100′,100″ 収容箱
C1″,LC2″ 傾斜折線

Claims (7)

  1. 箱をなす第一箱体と、前記内箱の外側に重ねられる箱をなす第二箱体とを備え、前記内箱の外側に前記外箱が重ねられてなり、下面,上面,後面,前面,左側面,右側面の六面のそれぞれに壁部が配置されて内部に収容物を収容する収容状態と、前記収容状態に対して前後および上下が反転され、前記六面の一部の前記壁部が開放されて前記収容物を展示する展示状態とを切り替え可能な収容箱であって、
    前記第一箱体は、
    前記下面を構成する下壁部と、前記後面を構成する後壁部と、前記前面の一部を構成する前壁部と、前記左側面および前記右側面の少なくとも一部を構成する側壁部とを有するとともに、
    前記前面に対応する部分の少なくとも一部が開放された第一前開放部と、前記左側面および前記右側面に対応する部分の少なくとも一部が開放された第一側開放部とを有し、
    前記第二箱体は、
    前記収容状態で、前記第一前開放部を被覆する前被覆壁部と、前記第一側開放部を被覆する側被覆壁部とを有するとともに、
    前記展示状態で、前記第一前開放部に対応する部分を開放する第二前開放部と、前記第一側開放部に対応する部分を開放する第二側開放部とを有し、
    前記収容状態では、前記側壁部の前端縁の一領域が前記側被覆壁部よりも後方に配置され、
    前記前壁部に、前記収容状態で前記第二箱体を前記第一箱体に係合させるためのスリットが形成され、
    前記前被覆壁部に、前記収容状態で前記スリットに差し込まれる差込シート片が突設されている
    ことを特徴とする収容箱。
  2. 前記後壁部に、第1手掛穴が穿設されていると共に、
    前記前被覆壁部の前記収容状態で前記第1手掛穴と対応する位置に、第2手掛穴が穿設されている
    ことを特徴とする請求項1に記載された収容箱。
  3. 前記展示状態では、前記側壁部の前端縁と前記側被覆壁部の前端縁とが側面視で相異した箇所に配置される
    ことを特徴とする請求項またはに記載された収容箱。
  4. 前記第一箱体は、
    前記上面に対応する部分の少なくとも一部が開放された第一上開放部を有し、
    前記第二箱体は、
    前記収容状態で、前記第一上開放部を被覆する上被覆壁部を有するとともに、
    前記展示状態で、前記第一上開放部と対応する部分が開放された第二上開放部を有する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載された収容箱。
  5. 前記第一箱体は、前記上面の少なくとも一部を構成するとともに前記収容状態で前記上被覆壁部が重ね合わせられる上壁部を有する
    ことを特徴とする請求項に記載された収容箱。
  6. 前記展示状態では、前記第一側開放部および前記第二側開放部の後端縁のそれぞれが上方に向かうほど後方に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載された収容箱。
  7. 前記側壁部は、前記展示状態で前端縁となって折り曲げられる折線を有する
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載された収容箱。
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