JP7139896B2 - 経路情報決定装置、経路情報システム、端末及び経路情報を決定する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、経路情報決定装置、経路情報システム、端末及び経路情報を決定する方法に関する。
近年、車両の運転が自動運転制御によって行われる自動運転車両が開発されている。自動運転制御された車両では、従来の人が行っていた駆動、操舵及び制動といった運転操作が車両によって行われる。
自動運転車両は、測位センサ等を用いて自己の位置を取得すると共に、記憶している地図情報に基づいて、経路に沿って自律的に走行する。この際、自動運転車両は、カメラ及びレーダ等のセンサを用いて周囲の情報を取得することにより、他の車両又は障害物を回避して安全に走行する。
したがって、自動運転車両の安全な走行を担保する上で、周囲の情報を正確に取得できることが好ましい。
この観点から、自動運転車両が走行する経路は、周囲の情報を正確に取得しにくい場所を避けて生成されることが好ましい場合がある。
例えば、自動運転車両に乗車している搭乗者の安全を担保する観点から、自動運転車両の走行が許容される領域を設けることが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2018-018423号公報
例えば、モビリティとしてのサービスを利用して、現在地から目的地まで自動運転車両に乗車して移動しようとする利用者がいたとする。
しかし、自動運転車両の走行が許容される領域が設けられている場合、現在地から目的地に到る経路の全体に対して自動運転車両の利用者へのサービスが提供されていないことがあり得る。
利用者は、現在地から目的地に到る経路において、自動運転車両を利用できる区間が明確でないと、移動計画をうまく立てることができないおそれがある。
本発明は、移動経路において、自動運転車両を利用できる区間を明確にする経路情報決定装置を提供することを目的とする。
また、本発明の一つの実施形態に係る経路情報決定装置は、ユーザが第1地点から第2地点まで移動する経路を探索する経路探索部と、自動運転制御される車両をユーザへ配車することが許容される許容領域に含まれる経路の許容経路部分と、車両をユーザへ配車することが許容されない非許容領域に含まれる経路の非許容経路部分とを決定する部分経路決定部と、を備える。
この経路情報決定装置において、部分経路決定部は、許容経路部分及び非許容経路部分を識別可能に表示するための表示情報を生成することが好ましい。
また、経路情報決定装置において、部分経路決定部は、車両に乗車したユーザが許容経路部分を移動する第1移動時間を推定し、且つ、ユーザにより選択可能な非許容経路部分の移動手段に基づいて、ユーザが非許容経路部分を移動する第2移動時間を推定して、第1移動時間及び第2移動時間をユーザへ通知することが好ましい。
また、経路情報決定装置において、経路は、非許容領域内の第1地点から許容領域内を通って第2地点へ到る道順を含んでおり、ユーザにより選択された非許容経路部分の移動手段に基づいて、ユーザが経路における非許容領域と許容領域との境界に到着する到着時刻を推定し、車両に対して、到着時刻までに境界から第1の所定の範囲内に到着することを求める配車指示を生成する配車サービス部を備えることが好ましい。
また、経路情報決定装置において、許容領域と非許容領域との境界から第2の所定の範囲内に、手動運転制御される車両及び当該車両を操作する運転手が待機する施設が配置されており、経路探索部は、施設を経由するように経路を探索することが好ましい。
また、経路情報決定装置において、車両の走行の安全性に影響を与える得る運転環境情報に基づいて、許容領域及び非許容領域を決定する許容領域決定部をさらに備えることが好ましい。
また、本発明の一つの実施形態に係る経路情報システムは、ユーザが移動する第1地点から第2地点までの経路の探索を要求する探索要求を送信する端末と、通信部と、通信部を用いて受信された探索要求に基づいて、経路を探索する経路探索部と、自動運転制御される車両をユーザへ配車することが許容される許容領域に含まれる経路の許容経路部分と、車両をユーザへ配車することが許容されない非許容領域に含まれる経路の非許容経路部分とを決定する部分経路決定部と、を含むサーバと、を備える。
また、本発明の一つの実施形態に係る端末は、通信部と、ユーザが移動する第1地点から第2地点までの経路の探索を要求する探索要求を、通信部を用いてサーバへ送信する制御部であって、サーバは、探索要求に基づいて、経路を探索し、自動運転制御される車両をユーザへ配車することが許容される許容領域に含まれる経路の許容経路部分と、車両をユーザへ配車することが許容されない非許容領域に含まれる経路の非許容経路部分とを決定する、制御部と、を備える。
さらに、本発明の一つの実施形態に係る経路情報を決定する方法は、コンピュータが、ユーザが第1地点から第2地点まで移動する経路を探索することと、自動運転制御される車両をユーザへ配車することが許容される許容領域に含まれる経路の許容経路部分と、車両をユーザへ配車することが許容されない非許容領域に含まれる経路の非許容経路部分とを決定すること、を含む。
上述した本発明の経路情報決定装置は、移動経路において、自動運転車両を利用できる区間を明確にできる。
本発明の経路情報システムの一実施形態の構成を示す図である。 サーバのハードウェア構成図である。 (A)は、サーバの制御部の機能ブロック図であり、(B)は、サーバの記憶部を説明する図である。 車両のハードウェア構成図である。 端末のハードウェア構成図である。 サーバの動作を説明するフローチャート(その1)である。 サーバの動作を説明するフローチャート(その2)である。 システムの動作を説明するシーケンス図(その1)である。 システムの動作を説明するシーケンス図(その2)である。 システムの動作を説明するシーケンス図(その3)である。 端末の表示部の画像を説明する図(その1)である。 システムの動作を説明するシーケンス図(その4)である。 システムの動作を説明するシーケンス図(その5)である。 端末の表示部の画像を説明する図(その2)である。
以下、本明細書で開示する経路情報システムの好ましい一実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本明細書で開示する経路情報システムでは、サーバが、自動運転車両の利用者が第1地点から第2地点まで移動する経路について、自動運転車両を利用者へ配車することが許容される許容領域に含まれる経路の許容経路部分(第1経路部分)と、自動運転車両を利用者へ配車することが許容されない非許容領域に含まれる経路の非許容経路部分(第2経路部分)とを決定する。これにより、システムは、自動運転車両を利用できる区間と利用できない区間とを明確にして、利用者が、第1地点から第2地点まで移動する計画を立てることを支援する。
図1は、本明細書に開示する経路情報システムの一実施形態の構成を示す図である。
本実施形態の経路情報システム1(以下、単にシステム1ともいう)は、サーバ10と、自動運転制御される車両20と、利用者40により操作される端末30を備える。サーバ10は、不図示の無線基地局を経由して、車両20及び端末30とネットワークNを介して通信可能に接続される。
車両20は、タクシー、バス、ライドシェア等のモビリティとしてのサービス(モビリティサービス)を提供する自動運転車両である。なお、図1では、1台の車両20が示されているが、システム1は、複数の車両を備えていてもよい。
サーバ10は、所定の間隔又は任意の時点で、自動運転制御される車両20の走行の安全性に影響を与え得る運転環境情報に基づいて、車両20を利用者40へ配車することが許容される許容領域A2と、車両20を利用者40へ配車することが許容されない非許容領域A1、A3を決定する。
自動運転車両が走行する経路は、周囲の情報を正確に取得しにくい場所を避けて生成されることが好ましい。このような観点から、サーバ10は、運転環境情報に基づいて、周囲の情報を正確に取得可能な領域として、許容領域を決定し得る。また、サーバ10は、許容領域以外の領域を、非許容領域として決定し得る。
運転環境情報としては、例えば、気象情報、交通情報、時刻情報、地域情報が挙げられる。運転環境情報の詳細については後述する。
図1に示すように、サーバ10は、地図100内の領域を、許容領域A2及び非許容領域A1、A3に分ける。
サーバ10は、ネットワークNを介して、車両20に対して許容領域A2及び非許容領域A1、A3を表す情報を送信する。
車両20は、現在の位置情報、走行速度及び搭乗者の有無を示す搭乗者情報を、所定の間隔又は任意の時点で、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。
車両20は、許容領域A2内において、利用者40を乗車させて走行することが許容される。車両20は、搭乗者の有無に関わらず、許容領域A2内において、利用者40のいる位置へ移動し利用者40を乗車させて、利用者40の目的地まで移動することができる。
一方、車両20は、非許容領域A1、A3内において、利用者40を乗車させて走行することは許容されない。したがって、車両20は、非許容領域A1、A3内において、利用者40のいる位置へ移動して、利用者40を乗車させることは許容されない。車両20は、搭乗者がいない場合には、非許容領域A1、A3内を走行することは可能であるものの、本実施形態では、安全の観点から、車両20は、搭乗者がいない場合にも非許容領域A1、A3内を走行することは許容されていない。
モビリティサービスの利用を希望する利用者40は、端末30を用いて、現在地Q1から目的地Q2までの経路を探索する経路探索要求と共に、現在地及び目的地を表す情報を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。現在地Q1は非許容領域A1内にあり、目的地Q2は非許容領域A3内にある。
サーバ10は、利用者40が現在地Q1から目的地Q2まで移動する経路を探索する。そして、サーバ10は、非許容領域A1に含まれる経路の非許容経路部分R1と、許容領域A2に含まれる経路の許容経路部分R2と、非許容領域A3に含まれる経路の非許容経路部分R3を決定する。そして、サーバ10は、許容経路部分R2及び非許容経路部分R1、R3を表す情報を、ネットワークNを介して端末30へ送信する。
利用者40は、端末30を用いて、現在地Q1から目的地Q2まで移動する経路における許容経路部分R2及び非許容経路部分R1、R3の表示を見る。これにより、利用者40は、車両20を利用できる許容経路部分R2の区間と、車両20を利用できない非許容経路部分R1、R3の区間とを明確に認識できる。
利用者40は、許容経路部分R2に対して自動運転制御される車両20を配車し、且つ、非許容経路部分R1、R3に対して手動運転制御される車両を配車することを要求する配車要求を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。
サーバ10は、運転者により操作される手動運転車両を、非許容領域A1内にある利用者40の位置Q1へ配車する。利用者40は、現在地Q1において手動運転車両に乗車する。利用者40は、手動運転車両に乗車して、位置Q1から非許容領域A1と許容領域A2との境界A12まで、非許容経路部分R1に沿って移動する。利用者40は、境界101において手動運転車両から降車する。
サーバ10は、自動運転制御される無人の車両20を境界A12へ配車する。利用者40は、境界A12において車両20に乗車する。利用者40は、車両20に乗車して、境界A12から許容領域A2と非許容領域A3との境界A23まで、許容経路部分R2に沿って移動する。利用者40は、境界A23において車両20から降車する。
サーバ10は、運転者により操作される他の手動運転車両を境界A23へ配車する。利用者40は、境界A23において車両20に乗車する。利用者40は、手動運転車両に乗車して、境界A23から目的地Q2まで、非許容経路部分R3に沿って移動する。このようにして、利用者40は目的地Q2に到達する。
以下、システム10について、さらに詳述する。
図2は、サーバ10のハードウェア構成図である。図3(A)は、サーバ10の制御部11の機能ブロック図であり、図3(B)は、サーバ10の記憶部を説明する図である。
サーバ10は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、操作インターフェース(I/F)14と、通信インターフェース(I/F)15を有する。
制御部11は、サーバ10において制御及び演算を行うコンピュータプログラムを実行する一以上のプロセッサ及びその周辺回路を有する。制御部11は、経路探索部11a、部分経路決定部11b、許容領域決定部11c及び配車サービス部11dを有する。経路探索部11a、部分経路決定部11b、許容領域決定部11c及び配車サービス部11dは、例えば、プロセッサ上で実行されるソフトウェアモジュール又はファームウェアとして実現される。経路探索部11a、部分経路決定部11b、許容領域決定部11c及び配車サービス部11dが行う処理については後述する。なお、制御部11が有するこれらの各部は、それぞれ、別個の回路として、サーバ10に実装されてもよい。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)、光記録媒体、又は半導体メモリ等の記憶媒体を有し、制御部11において実行されるコンピュータプログラム12aを記憶する。また、記憶部12は、制御部11によって生成されたデータ、又は制御部11がネットワークNを介して受信したデータ等を記憶する。また、記憶部12は、地図データ12bを記憶する。地図データ12bは、地図情報を有する。また、地図情報は、道路中の交差点等を示すノードの情報と、隣接するノード間を結ぶ道路の区間を示すリンクの情報を含む。また、地図情報は、ノード及びリンクの位置情報を含む。車両20が走行する経路は、隣接するノード間を結ぶリンクを連結して形成される。また、地図データ12bは、各リンクと関連づけられた法定速度情報を有することが好ましい。また、記憶部12は、現在の位置情報、走行速度及び搭乗者情報等の車両20に関する情報を記憶する。
表示部13は、制御部11に制御されて、サーバ10の動作に伴う各種の情報を表示可能である。表示部13として、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
操作I/F14は、サーバ10の管理者により操作されて、操作を入力可能である。操作I/F14として、例えばキーボート、マウスを用いることができる。
通信I/F15は、サーバ10を例えばゲートウェイ等を介してネットワークNと接続するための通信I/F回路を有する。通信I/F15は、車両20及び端末30とネットワークNを介して通信可能に構成される。
図4は、車両20のハードウェア構成図である。
車両20は、車内ネットワーク27を介して互いに接続された、自動運転制御部21と、センサ部22と、車外通信部23と、駆動部24と、操舵部25と、制動部26を有する。車内ネットワーク27として、例えば、CAN(Controller Area Network)規格に準拠したネットワークを用いることができる。
自動運転制御部21は、センサ部22から入力される車両環境情報に基づいて、経路に沿って目的地まで移動するように生成された制御信号を駆動部24、操舵部25及び制動部26へ出力して、車両の動作を制御する。車両20の経路は、搭乗者により入力された現在地及び目的地に基づいて、車両20が有する不図示のナビゲーション部が生成してもよい。また、自動運転制御部21は、サーバ10が生成した経路を表す情報を受信してもよい。
センサ部22は、取得した車両環境情報を、車内ネットワーク27を介して自動運転制御部21へ送信する。センサ部22は、例えば、車外カメラ、車内カメラ、測距センサ、測位センサ、車速センサを有する。車外カメラは、車両20の周囲を撮影してその周囲の映像を出力する。車内カメラは、車両20の車内を撮影してその映像を出力する。自動運転制御部21は、車内カメラが撮影した映像に基づいて、搭乗者の有無を判定して搭乗者情報を生成する。測距センサは、車両20の前方に存在する物体までの距離を方位ごとに計測して出力する。測距センサとして、例えば、LIDAR(Light Detection and Ranging)センサを用いることができる。測位センサは、車両20の現在地を示す位置情報を生成して出力する。測位センサとして、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機を用いることができる。車速センサは、車両20の走行速度に関する情報を検知する。車速センサとしては、例えば、車軸の回転数センサを用いることができる。
車外通信部23は、無線通信機能を有する車載の通信装置である。車外通信部23は、例えば、ネットワークNと不図示のゲートウェイ等を介して接続される不図示の無線基地局にアクセスすることで、無線基地局を介してネットワークNと接続される。
駆動部24は、制御信号に基づいて車両20の駆動力を生成して、車両を加速する。駆動部24は、例えば、内燃機関であるエンジン又は電気モータを有する。
操舵部25は、制御信号に基づいて車両の進行方向を決定する。操舵部25は、車両20の車輪の向きを制御する操舵機構を有する。
制動部26は、制御信号に基づいて車両20の制動力を生成する。制動部26は、例えば、ブレーキディスク、ブレーキキャリパ及び油圧機構を有する。
図5は、端末30のハードウェア構成図である。
端末30は、制御部31と、記憶部32と、表示部33と、操作インターフェース(I/F)34と、通信インターフェース(I/F)35を有する。
制御部31は、端末30において制御及び演算を行うコンピュータプログラムを実行する一以上のプロセッサ及びその周辺回路を有する。制御部31が有する機能は、例えば、プロセッサ上で実行されるソフトウェアモジュール又はファームウェアとして実現される。また、制御部31が有する機能は、別個の回路として、端末30に実装されてもよい。
記憶部32は、HDD(Hard Disk Drive)、光記録媒体、又は半導体メモリ等の記憶媒体を有し、制御部31において実行されるコンピュータプログラムを記憶する。また、記憶部32は、制御部31によって生成されたデータ、又は制御部31がネットワークNを介して受信したデータ等を記憶する。
表示部33は、制御部31に制御されて、端末30の動作に伴う各種の情報を表示可能である。表示部33として、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
操作I/F34は、利用者40により操作されて、操作を入力可能である。操作I/F34として、例えばキーボート、マウス又は表示部33と一体のタッチパネルを用いることができる。
通信I/F35は、例えば、ネットワークNと不図示のゲートウェイ等を介して接続される不図示の無線基地局にアクセスすることで、無線基地局を介してネットワークNと接続される。
次に、上述したシステム1におけるサーバ10が、運転環境情報に基づいて、許容領域を決定する第1の処理例について、図6に示すフローチャートを参照しながら、以下に説明する。
まず、ステップS601において、サーバ10における制御部11の許容領域決定部11cは、所定の区域内に配置された複数の地点のそれぞれに対して、運転環境情報に基づいて評価値を求める。
サーバ10は、所定の間隔又は任意の時点で、自動運転制御される車両20の走行の安全性に影響を与え得る運転環境情報に基づいて、車両20を利用者40へ配車することが許容される許容領域を決定する。
所定の区域は、車両20が走行し得る地図上の定められた範囲である。所定の区域として、例えば、1つの地方公共団体又は隣接する複数の地方公共団体とすることができる。
所定の区域内に配置された地点は、利用者40へ配車するための車両20の走行が許容される地点を含むように許容領域を決定するために用いられる。隣接する地点同士の間隔は、例えば、10m~1000mの範囲とすることができる。
上述したように、運転環境情報として、気象情報、交通情報、時刻情報、地域情報を用いることができる。
気象情報として、例えば、降水量、降雨量、降雪量、大雨警報、表面雨量指数、河川洪水予報、土砂災害警戒情報、竜巻注意情報、大津波警報、津波警報、津波注意報、噴火警報、噴火予報、降灰予報、火山ガス予報、潮位観測情報、波浪警報が挙げられる。
降水量の多い地点では、雨又は雪により、車両20が取得する自己の位置及び周囲の情報が影響をうけるおそれがあるので、降水量の多くない地点において、車両20の走行が許容されることが好ましい。
また、冠水、土砂崩れ、強風、津波、噴石又は降灰を受けるおそれのない地点において、車両20の走行が許容されることが好ましい。
サーバ10は、ネットワークNを介して、公的機関又は民間団体が提供する気象情報を取得可能である。また、サーバ10の管理者が、気象情報をサーバ10へ入力してもよい。
交通情報として、例えば、車両20が走行し得る地点の交通量又は走行速度が挙げられる。交通量の多い(走行速度が法定速度よりも遅い)地点では多くの車両が走行しており、自動運転車両以外の車両が走行している場合もある。例えば、車両20は、自動運転車両以外の車両の予測できない走行に対して、急な制動を行うおそれがある。また、車両20に乗車している搭乗者は、自動運転車両以外の車両の走行を見て不安を感じるおそれもある。したがって、交通量の多くない地点において、車両20の走行が許容されることが好ましい。
サーバ10は、ネットワークNを介して、公的機関又は民間団体が提供する交通情報を取得可能である。また、サーバ10の管理者が、交通情報をサーバ10へ入力してもよい。また、車両20は、現在の走行速度を表す情報を、車両20が走行する地点と共に、ネットワークNを介してサーバ10へ送信して、サーバ10が、各地点における走行速度を取得するようにしてもよい。
時刻情報として、例えば、地点の昼間の時間帯が挙げられる。例えば、車両20が取得する周囲の情報が明るさの影響を受ける場合には、明るい時間帯において、車両20の走行が許容されることが好ましい。サーバ10は、ネットワークNを介して、公的機関又は民間団体が提供する時刻情報を取得可能である。また、サーバ10の管理者が、時刻情報をサーバ10へ入力してもよい。
地域情報として、例えば、通学路、工事が行われている場所の位置情報が挙げられる。小学生等が通学に使用する地点は、通学の時間を除いた時間帯において、車両20の走行が許容されることが好ましい。また、工事が行われていない地点において、車両20の走行が許容されることが好ましい。
また、地域情報として、自動運転車両の走行を支援する設備の配置情報が挙げられる。この配置情報として、例えば、信号機の状態を車両20へ送信するビーコン装置が配置される領域の情報が挙げられる。ビーコン装置が配置される領域に含まれる地点では、車両20は、不図示のビーコン受信機を用いて、ビーコン装置から送信される情報を受信する。車両20は、信号機を車外カメラにより撮影した映像と共にビーコン装置から送信される情報に基づいて、信号機の状態を判定できる。しかし、ビーコン装置が配置されていない領域に含まれる地点では、ビーコン装置から送信される情報はなく、車両20は、信号機を車外カメラにより撮影した映像に基づいて信号機の状態を判定することになる。したがって、信号機の状態を車両20へ送信するビーコン装置が配置される領域に含まれる地点おいて、車両20の走行が許容されることが好ましい。
また、地域情報として、地図情報が整備されている領域の情報が挙げられる。地図情報が整備されている領域に含まれる地点を走行する場合には、車両20は、センサを用いて取得した周囲の情報と共に地図情報に基づいて走行を制御できる。しかし、地図情報が未整備の領域に含まれる地点では、地図情報はなく、車両20は、センサを用いて取得した周囲の情報に基づいて走行を制御することになる。したがって、地図情報が整備されている領域に含まれる地点おいて、車両20の走行が許容されることが好ましい。
上述した地域情報は、例えば、車両20が走行し得る地点と関連づけられて、サーバ10の管理者によりサーバ10へ入力される。
許容領域決定部11cは、上述した複数の運転環境情報に基づいて、評価値を求めてもよい。例えば、許容領域決定部11cは、以下の式(1)を用いて、評価値fを求めることができる。
f=F(α、β、γ、δ) (1)
ここで、αは、地点の気象情報に基づいて決定される値である。例えば、降水量が所定の値以上の場合αを1として、降水量が所定の値未満の場合αを0としてもよい。また、αとして、表面雨量指数を用いてもよい。また、許容領域決定部11cは、降水量、大雨警報及び表面雨量指数を含む複数の気象情報に基づいて、αを決定してもよい。
βは、地点の交通情報に基づいて決定される値である。例えば、βは、地点の交通量又は走行速度としてもよい。地点の交通量又は走行速度は、0~1の範囲の数値として決定され得る。ここで、交通量が多いか又は走行速度が遅い場合βを1として、交通量が少ないか又は走行速度が速い場合βを1としてもよい。また、許容領域決定部11cは、交通量及び走行速度を含む複数の交通情報に基づいて、βを決定してもよい。
γは、地点の時刻情報に基づいて決定される値である。例えば、地点の時刻が夜の時間帯である場合γを1として、地点の時刻が昼間の時間帯である場合γを0としてもよい。
δは、地点の地域情報に基づいて決定される値である。例えば、地点が通学路に含まれていて地点の時刻が通学の時間帯の場合δを1として、地点が通学路に含まれていないか又は地点が通学路に含まれているが地点の時刻が通学の時間帯ではない場合δを0としてもよい。地点が工事中の領域に含まれている場合δを1として、工事中の領域に含まれていない場合δを0としてもよい。また、地点が自動運転車両の走行を支援する設備が配置されていない領域に含まれる場合δを1として、地点が上記設備が配置されている領域に含まれる場合δを0としてもよい。また、地点が地図情報が整備されていない領域に含まれる場合δを1として、地点が地図情報が整備されている領域に含まれる場合δを0としてもよい。また、許容領域決定部11cは、複数の地域情報に基づいて、δを決定してもよい。
許容領域決定部11cは、式(1)に基づいて評価値fを求める。式(1)における関数F(α、β、γ、δ)として、例えば、引数α、β、γ、δの和を求める関数、又は引数α、β、γ、δの平均値又は加重平均値を求める関数を用いることができる。例えば、地点における車両20の走行の安全性が高い程、評価値fが低くなるように決定される。
次に、ステップS603において、許容領域決定部11cは、所定の区域内に配置された複数の地点のそれぞれに対して、地点の評価値を基準値と比較して、地点が利用者40へ配車するための車両20の走行が許容される許容地点であるか否かを決定する。例えば、許容領域決定部11cは、地点の評価値が基準値よりも低い場合に、地点が利用者40へ配車するための車両20の走行が許容される許容地点であると決定する。
なお、許容領域決定部11cは、式(1)を用いて地点の評価値fを求める代わりに、地点ごとに、α、β、γ、δの内の何れかの値と基準値とを比較して、地点が利用者40へ配車するための車両20の走行が許容される許容地点であるか否かを決定してもよい。
次に、ステップS605において、許容領域決定部11cは、許容地点を含むように許容領域を決定する。また、許容領域決定部11cは、区域内において、許容領域以外の領域を、車両20の走行が許容されない非許容領域として決定する。
なお、許容領域決定部11cは、許容地点の数が、区域内に配置された地点の総数に対して所定の割合以上である場合、区域の全体を許容領域として決定してもよい。これは、一つの区域内で許容領域と非許容領域とが混在していると、遠回りする経路が探索される等の事態が生じて、車両20の円滑な走行が妨げられるおそれがあるためである。所定の割合としては、例えば、50%~90%とすることができる。また、許容領域決定部11aは、区域内に含まれる許容地点の数が、区域内に含まれる地点の総数に対して所定の割合以上ではない場合、区域の全体を非許容領域として決定してもよい。
次に、上述したシステム10におけるサーバ10が、運転環境情報に基づいて、許容領域を決定する第2の処理例について、図7に示すフローチャートを参照しながら、以下に説明する。
第2の処理例では、許容領域決定部11cは、所定の区域内に配置された隣接するノード間を結ぶリンクのそれぞれに対して、利用者40へ配車するための車両20の走行が許容される許容リンクであるか否かを決定して、許容リンクを含むように許容領域を決定する。
まず、ステップS701において、サーバ10における制御部11の許容領域決定部11cは、区域内に配置されたリンクのそれぞれに対して、運転環境情報に基づいて評価値を求める。上述した地点の運転環境情報の説明は、地点をリンクに読み替えることにより、リンクの運転環境情報として適宜適用される。許容領域決定部11cは、リンクの位置情報を、記憶部12に記憶されている地図データ12bを参照して取得する。ここで、許容領域決定部11cは、運転環境情報を取得するためのリンクの位置として、両端のノードの内の何れか一方の位置、又は、リンクの両端に位置するノードの位置の平均値を用いてもよい。
次に、ステップS703において、許容領域決定部11cは、所定の区域内に配置された複数のリンクのそれぞれに対して、リンクの評価値を基準値と比較して、リンクが利用者40へ配車するための車両20の走行が許容される許容リンクであるか否かを決定する。
なお、許容領域決定部11cは、式(1)を用いてリンクの評価値fを求める代わりに、リンクごとに、α、β、γ、δの内の何れかの値と基準値とを比較して、リンクが利用者40へ配車するための車両20の走行が許容される許容リンクであるか否かを決定してもよい。
次に、ステップS705において、許容領域決定部11cは、区域内に含まれる許容リンクの数が、区域内に含まれるリンクの総数に対して所定の割合以上であるか否かを判定する。
区域内に含まれる許容リンクの数が、区域内に含まれるリンクの総数に対して所定の割合以上である場合(ステップS705-Yes)、許容領域決定部11cは、区域の全体を許容領域として決定する(ステップS707)。これは、一つの区域内で許容領域と非許容領域とが混在していると、遠回りする経路が探索される等の事態が生じて、車両20の円滑な走行が妨げられるおそれがあるためである。所定の割合としては、例えば、50%~90%とすることができる。
一方、区域内に含まれる許容リンクの数が、区域内に含まれるリンクの総数に対して所定の割合以上ではない場合(ステップS705-No)、許容領域決定部11cは、許容リンクを含むように、許容領域を決定する(ステップS709)。また、許容領域決定部11cは、区域内において、許容領域以外の領域を、利用者40へ配車するための車両20の走行が許容されない非許容領域として決定する。なお、許容領域決定部11cは、区域内に含まれる許容リンクの数が、区域内に含まれるリンクの総数に対して所定の割合以上ではない場合、区域の全体を非許容領域として決定してもよい。なお、ステップS705の処理は、省略してもよい。
以上が、サーバ10が、許容領域及び非許容領域を決定する処理の説明である。
次に、上述したシステム1が、利用者40を目的地まで移送するモビリティサービスを提供する第1動作例を、図8~図10に示すシーケンス図を参照しながら、以下に説明する。
まず、ステップ801において、利用者40は、端末30を用いて、現在地から目的地までの経路を探索する経路探索要求と共に、現在地及び目的地を表す情報を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。現在値及び目的地をとして、例えば、施設名、住所、又は経度と緯度の組み合わせを用いることができる。
次に、ステップS803において、サーバ10における制御部11の経路探索部11aは、利用者40の現在地から目的地までの経路を、記憶部12に記憶される地図データ12bを参照して探索する。例えば、経路探索部11aは、ダイクストラ法を用いて、経路を探索してもよい。
図11は、後述する端末30の表示部33に表示された画像1100を示す。
画像1100は、経路探索部11aにより探索された、利用者40の現在地P1から目的地P2までの経路R1を示す。画像1100には、経路R1を含む地図領域に対して、許容領域A2及び非許容領域A1、A3のそれぞれが示されている。
図11に示すように、非許容領域A1と許容領域A2との境界A12から所定の範囲内に、第1待機施設C1が配置される。第1待機施設C1には、手動運転制御される車両50及び当該車両50を操作する運転手(図示せず)が待機する。第1待機施設C1は、境界A12から、100m以内、特に50m以内に配置されることが好ましい。第1待機施設C1は、非許容領域A1内又は許容領域A2の何れかに配置され得る。図11に示す例では、第1待機施設C1は、許容領域A2内の境界A12と隣接する位置に配置される。本明細書では、境界A12は、非許容領域A1と許容領域A2との境界A12から所定の範囲内を含む場合もある。
第1待機施設C1に待機する運転手は、手動運転制御される車両50を操作して、非許容領域A1内の利用者40を迎えに行き、乗車した利用者40を第1待機施設C1まで移送し得る。運転手により操作される車両50は、許容領域A2内及び非許容領域A1、A3内を走行することが許容される。
同様に、許容領域A2と非許容領域A3との境界A23から所定の範囲内に、第2待機施設C2が配置される。第2待機施設C2には、手動運転制御される車両60及び当該車両60を操作する運転手(図示せず)が待機する。第2待機施設C2は、境界A23から、100m以内、特に50m以内に配置されることが好ましい。第2待機施設C2は、許容領域A2内又は非許容領域A3の何れかに配置され得る。図11に示す例では、第2待機施設C2は、許容領域A2内の境界A23と隣接する位置に配置される。本明細書では、境界A23は、許容領域A2と非許容領域A3との境界A23から所定の範囲内を含む場合もある。
第2待機施設C2に待機する運転手は、利用者40が乗車した車両60を操作して、第2待機施設C2から目的地P2まで利用者40を移送し得る。運転手により操作される車両60は、許容領域A2内及び非許容領域A1、A3内を走行することが許容される。
経路探索部11aは、利用者40の現在地P1から目的地P2までの経路R1を、第1待機施設C1及び第2待機施設C2を経由するように探索することが好ましい。これにより、非許容領域A1内の利用者40に対して第1待機施設C1から車両50を配車し、乗車した利用者40を第1待機施設C1まで移送して、利用者40が許容領域A2内で車両20に乗り換えることを効率的に行うことができる。また、第2待機施設C2に到着した利用者40が車両60に乗り換えて、非許容領域A3内の目的地P2まで移送することを効率的に行うことができる。例えば、経路探索部11aは、まず、ダイクストラ法を用いて経路を探索し、次に、境界A12において第1待機施設C1を経由し、境界A23において第2待機施設C2を経由するように、探索された経路を変更して、経路R1を求めてもよい。
次に、ステップS805において、サーバ10における制御部11の部分経路決定部11bは、探索された経路R1における許容経路部分及び非許容経路部分を決定する。
図11に示す例では、部分経路決定部11bは、利用者40の現在地P1から第1待機施設C1までの非許容領域A1に含まれる経路R1の部分を非許容経路部分R11として決定する。また、部分経路決定部11bは、第1待機施設C1から第2待機施設C2までの許容領域A2に含まれる経路R1の部分を許容経路部分R12として決定する。また、部分経路決定部11bは、第2待機施設C2から目的地P2までの非許容領域A3に含まれる経路R1の部分を許容経路部分R13として決定する。
次に、ステップS807において、部分経路決定部11bは、車両20に乗車した利用者40が、許容領域A2に含まれる経路R1の許容経路部分R12を移動する移動時間を推定する。例えば、部分経路決定部11bは、記憶部12が記憶する情報を参照して、許容経路部分R12に含まれるリンクの距離及びリンクの法定速度に基づいて、車両20が許容経路部分R12を移動する移動時間を推定してもよい。
また、部分経路決定部11bは、非許容領域A1に含まれる経路R1の非許容経路部分R11を移動する利用者40の移動時間を、利用者40により選択可能な移動手段に基づいて推定する。本実施形態では、部分経路決定部11bは、利用者40により選択可能な移動手段として、徒歩、及び、手動運転車両を用いる。例えば、部分経路決定部11bは、移動手段が徒歩の場合、平均移動速度を4km/hとし、非許容経路部分R11に含まれるリンクの距離に基づいて、利用者40が非許容経路部分R11を移動する移動時間を推定してもよい。また、部分経路決定部11bは、移動手段が手動運転車両の場合、非許容経路部分R11に含まれるリンクの距離及びリンクの法定速度に基づいて、手動運転車両が非許容経路部分R11を移動する移動時間を推定してもよい。
同様にして、部分経路決定部11bは、非許容領域A3に含まれる経路R1の非許容経路部分R13を移動する利用者40の移動時間を、利用者40により選択可能な移動手段に基づいて推定する。
次に、ステップS809において、部分経路決定部11bは、端末30において経路R1を表示するための経路の表示情報を生成する。経路の表示情報は、許容経路部分R12と、非許容経路部分R11及び非許容経路部分R13の情報を含む。また、経路R1の表示情報は、許容経路部分R12の移動時間、非許容経路部分R11及び非許容経路部分R13の移動時間を含む。部分経路決定部11bは、許容経路部分R12及び非許容経路部分R11、R13が識別可能に表示されるように表示情報を生成することが好ましい。
次に、ステップS811において、部分経路決定部11bは、経路R1の表示情報を、通信I/F15を用いて、ネットワークNを介して端末30に送信する。
次に、ステップS813において、端末30は、経路R1の表示情報を、表示部33に表示する。
図11に示すように、表示部33に表示された画像1100は、経路R1を含む地図領域と、許容領域A2及び非許容領域A1、A3を含む。画像1100は、非許容経路部分R11と、許容経路部分R12と、非許容経路部分R13を識別可能に示す。画像1100において、許容経路部分R12は実線で示されており、非許容経路部分R11及び非許容経路部分R13は鎖線で示されている。これにより、利用者40は、自動運転車両を利用できる区間と、利用できない区間とを明確に認識して、現在地P1から目的地P2まで移動する計画を立てることが支援される。
また、画像1100は、利用者40により選択可能な移動手段を用いて、利用者40が非許容経路部分R11を移動する移動時間を示す。利用者40により選択可能な移動手段は、徒歩及び車であり、徒歩が選択された場合の移動時間は30分であり、車が選択された場合の移動時間は10分である。これにより、利用者40は、目的地P1へ到着する時刻を推定することが支援される。
同様に、画像1100は、利用者40により選択可能な移動手段を用いて、利用者40が非許容経路部分R13を移動する移動時間を示す。利用者40により選択可能な移動手段は、徒歩及び車であり、徒歩が選択された場合の移動時間は20分であり、車が選択された場合の移動時間は7分である。
許容領域A2の許容経路部分R12の移動手段は、自動運転制御される車両20が選択されるので、画像1100には、車両20による移動時間(30分)が示されている。
次に、ステップS815において、端末30は、利用者40により操作されて、非許容経路部分R11の移動手段及び非許容経路部分R13の移動手段を入力する。本実施形態では、利用者40は、非許容経路部分R11の移動手段として車を選択し、非許容経路部分R13の移動手段としても車を選択する。
次に、ステップS817において、端末30は、利用者40により操作されて、配車要求と共に、非許容経路部分R11の移動手段及び非許容経路部分R13の移動手段を表す情報を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。
次に、ステップS819において、サーバ10における制御部11の配車サービス部11dは、利用者40が、非許容経路部分R11の選択された移動手段を用いて、第1待機施設C1に到着する第1到着時刻を推定する。具体的には、配車サービス部11dは、運転手により操作される車両50が、第1待機施設C1から利用者40の現在地P1まで非許容経路部分R11に沿って移動し、位置P1において利用者40を乗車させて、位置P1から第1待機施設C1まで非許容経路部分R11に沿って移動して、第1待機施設C1に到着する第1到着時刻を推定する。そして、配車サービス部11dは、第1待機施設C1で待機している運転手に対して、第1到着時刻までに、利用者40の現在地P1へ移動し乗車した利用者40を第1待機施設C1へ移送することを要求する第1配車指示を生成する。
また、配車サービス部11bは、許容領域A2内において、第1待機施設C1から一定の距離内に存在する車両20を検索し、検索された少なくとも1つの車両20の中から利用可能な無人の車両20を選択する。そして、配車サービス部11dは、車両20に対して、第1到着時刻までに第1待機施設C1に移動し、乗車した利用者40を許容経路部分R12に沿って第2待機施設C2まで移送することを要求する第2配車指示を生成する。
また、配車サービス部11dは、第1待機施設C1において利用者40を乗車させた車両20が、第1待機施設C1から第2待機施設C2まで許容経路部分R12に沿って移動して、第2待機施設C2に到着する第2到着時刻を推定する。そして、配車サービス部11dは、第2待機施設C2で待機している運転手に対して、第2到着時刻までに第2待機施設C2に到着すること、第2待機施設C2において利用者40を乗車させること、及び、乗車した利用者40を非許容経路部分R13に沿って目的地P2まで移送することを要求する第3配車指示を生成する。
次に、ステップS901において、配車サービス部11dは、第1待機施設C1で待機している車両50に搭載された車載装置(図示せず)に対して、第1配車指示及び非許容経路部分R11を表す情報を、ネットワークNを介して送信する。第1待機施設C1で待機している運転手は、車両50に搭載された車載装置に表示された第1配車指示及び非許容経路部分R11を見て、指示が通知される。なお、配車サービス部11dは、第1配車指示及び非許容経路部分R11を表す情報を、第1待機施設C1で待機している運転手が有する端末(図示せず)に対して、ネットワークNを介して送信してもよい。
次に、ステップS903において、配車サービス部11dは、車両20に対して、第2配車指示及び許容経路部分R12を表す情報を、ネットワークNを介して送信する。
次に、ステップS905において、配車サービス部11dは、第2待機施設C2で待機している車両60に搭載された車載装置(図示せず)に対して、第3配車指示及び非許容経路部分R13を表す情報を、ネットワークNを介して送信する。第2待機施設C2で待機している運転手は、車両60に搭載された車載装置に表示された第3配車指示及び非許容経路部分R13を見て、指示が通知される。なお、配車サービス部11dは、第3配車指示及び非許容経路部分R13を表す情報を、第2待機施設C2で待機している運転手が有する端末(図示せず)に対して、ネットワークNを介して送信してもよい。
次に、ステップS907において、車両50は、運転手により操作されて、非許容経路部分R11に沿って、第1待機施設C1から利用者40の現在地P1まで移動する。
次に、ステップS909において、利用者40は、位置P1において車両50へ乗車する。
次に、ステップS911において、車両50の車載装置(図示せず)は、運転手により操作されて、利用者40が車両50へ乗車したことを示す乗車通知を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。サーバ10は、乗車通知を受信して、利用者40が車両50に乗車したことが通知される。配車サービス部11dは、受信した通知を、ログとして記憶部12に記憶する。
次に、ステップS913において、車両50は、運転手により操作されて、非許容経路部分R11に沿って、位置P1から第1待機施設C1まで移動する。
次に、ステップS915において、利用者40は、第1待機施設C1において車両50から降車する。
次に、ステップS917において、車両50の車載装置(図示せず)は、運転手により操作されて、利用者40が車両50から降車したことを示す降車通知を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。サーバ10は、降車通知を受信して、利用者40が車両50から降車したことが通知される。その後、車両50は、第1待機施設C1において待機する。
次に、ステップS919において、利用者40は、第1待機施設C1に待機している車両20に乗車する。
次に、ステップS921において、車両20の自動運転制御部21は、利用者40が車両20へ乗車したことを、不図示の車内カメラが撮影した映像に基づいて検知すると、利用者40が車両20へ乗車したことを示す乗車通知を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。サーバ10は、乗車通知を受信して、利用者40が車両20に乗車したことが通知される。
次に、ステップS923において、車両20は、許容経路部分R12に沿って、第1待機施設C1から第2待機施設C2まで移動する。配車される車両20は、手動運転制御される機構を有しておらず、利用者40は、車両20を操作することを許容されない。
次に、ステップS925において、利用者40は、第2待機施設C2において車両20から降車する。
次に、ステップS927において、車両20の自動運転制御部21は、利用者40が車両20から降車したことを、不図示の車内カメラが撮影した映像に基づいて検知すると、利用者40が車両20から降車したことを示す降車通知を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。サーバ10は、降車通知を受信して、利用者40が車両60から降車したことが通知される。その後、車両20は、許容領域A2内において他の利用者に対してモビリティサービスを提供可能となる。
次に、ステップS1001において、利用者40は、第2待機施設C2に待機している車両60に乗車する。
次に、ステップS1003において、車両60の車載装置(図示せず)は、運転手により操作されて、利用者40が車両60へ乗車したことを示す乗車通知を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。サーバ10は、乗車通知を受信して、利用者40が車両60に乗車したことが通知される。
次に、ステップS1005において、車両50は、運転手により操作されて、非許容経路部分R13に沿って、第2待機施設C2から目的地P2まで移動する。
次に、ステップS1007において、利用者40は、目的地P2において車両60から降車する。これにより、利用者40は、システム1が提供するモビリティサービスを受けて、目的地P2まで移動することができる。
次に、ステップS1009において、車両50の車載装置(図示せず)は、運転手により操作されて、利用者40が車両60から降車したことを示す降車通知を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。サーバ10は、降車通知を受信して、利用者40が車両60から降車したことが通知される。その後、車両50は、運転手により操作されて、第2待機施設C2へ戻って待機する。
次に、上述したシステム1が、利用者40を目的地まで移送するモビリティサービスを提供する第2動作例を、図12及び図13に示すシーケンス図を参照しながら、以下に説明する。
まず、ステップ1201において、利用者40は、端末30を用いて、現在地から目的地までの経路を探索する経路探索要求と共に、現在地及び目的地を表す情報を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。
次に、ステップS1203において、サーバ10における制御部11の経路探索部11aは、利用者40の現在地から目的地までの経路を、記憶部12に記憶される地図データ12bを参照して探索する。本実施形態では、経路探索部11aは、走行経路が所定の距離以下である複数の経路を探索し、そのような複数の経路が探索された場合、探索された複数の経路を出力する。
図14は、後述する端末30の表示部33に表示された画像1400を示す。
画像1400は、経路探索部11aにより探索された、利用者40の現在地P1から目的地P2までの2つの経路R1、経路R2を示す。画像1400には、2つの経路R1、経路R2を含む地図領域に対して、許容領域B1及び非許容領域B2のそれぞれが示されている。
図14に示すように、許容領域B1と非許容領域B2との境界B12から所定の範囲内に、第1待機施設C1が配置される。図14に示す例では、第1待機施設C1は、許容領域B1内の境界B12と隣接する位置に配置される。
また、非許容領域B2と許容領域B1との境界B21から所定の範囲内に、第2待機施設C2が配置される。図14に示す例では、第2待機施設C2は、許容領域B1内の境界B21と隣接する位置に配置される。
経路探索部11aは、許容領域B1及び非許容領域B2を通って、利用者40の現在地P1から目的地P2までの経路R1を、第1待機施設C1及び第2待機施設C2を経由するように探索することが好ましい。
次に、ステップS1205において、サーバ10における制御部11の部分経路決定部11bは、2つの経路R1、経路R2のそれぞれに対して、許容経路部分及び非許容経路部分を決定する。
図14に示す例では、部分経路決定部11bは、経路R1に対して、利用者40の現在地P1から第1待機施設C1までの許容領域B1に含まれる経路R1の部分を許容経路部分R11として決定する。また、部分経路決定部11bは、第1待機施設C1から第2待機施設C2までの非許容領域B2に含まれる経路R1の部分を非許容経路部分R12として決定する。また、部分経路決定部11bは、第2待機施設C2から目的地P2までの許容領域B1に含まれる経路R1の部分を許容経路部分R13として決定する。
また、部分経路決定部11bは、経路R2に対して、利用者40の現在地P1から目的地P2までの許容領域B1に含まれる経路R2の部分を許容経路部分R21として決定する。経路R2は、非許容領域B2に含まれる非許容経路部分を有さない。
なお、経路探索部11aは、まず、第1の経路(経路R1に対応)を探索し、第1の経路が、許容経路部分及び非許容経路部分を有する場合、許容領域のみを通って位置P1から目的地P2まで移動可能な第2の経路(経路R2に対応)を探索するようにしてもよい。
次に、ステップS1207において、部分経路決定部11bは、2つの経路R1、経路R2のそれぞれに対して、許容経路部分及び非許容経路部分の移動時間を推定する。
部分経路決定部11bは、経路R1に対して、車両20に乗車した利用者40が、許容領域B1に含まれる許容経路部分R12及び許容領域R13を移動する移動時間を推定する。また、部分経路決定部11bは、非許容領域B2に含まれる非許容経路部分R12を移動する利用者40の移動時間を、利用者40により選択可能な移動手段に基づいて推定する。本実施形態では、部分経路決定部11bは、利用者40により選択可能な移動手段として、徒歩、及び、手動運転車両を用いる。
また、部分経路決定部11bは、経路R2に対して、車両20に乗車した利用者40が、許容経路部分R21を移動する移動時間を推定する。
次に、ステップS1209において、部分経路決定部11bは、端末30において2つの経路R1、R2を表示するための経路の表示情報を生成する。経路R1の表示情報は、許容経路部分R12及び許容経路部分R13の情報と、非許容経路部分R12の情報を含む。また、経路R1の表示情報は、許容経路部分R12及び許容経路部分R13の移動時間と、非許容経路部分R12の移動時間を含む。部分経路決定部11bは、許容経路部分R12、R13及び非許容経路部分R12が識別可能に表示されるように表示情報を生成することが好ましい。
次に、ステップS1211において、部分経路決定部11bは、2つの経路R1、R2の表示情報を、通信I/F15を用いて、ネットワークNを介して端末30に送信する。
次に、ステップS1213において、端末30は、2つの経路R1、R2の表示情報を、表示部33に表示する。
図14に示すように、表示部33に表示された画像1400は、2つの経路R1、R2を含む地図領域と、許容領域B1及び非許容領域B2を含む。画像1400は、経路R1に関して、許容経路部分R11と、非許容経路部分R12と、許容経路部分R13を識別可能に示す。画像1400において、許容経路部分R11及び許容経路部分R13は実線で示されており、非許容経路部分R12は鎖線で示されている。
また、画像1400は、経路R2に関して、許容経路部分R21を示す。画像1400において、一点鎖線で示されている。経路R2の許容経路部分R21は、経路1の許容経路部分R11及び許容経路部分R13とは、識別可能に示されている。
これにより、利用者40は、経路R1に関して、自動運転車両を利用できる区間と、利用できない区間とを明確に認識できる。また、利用者40は、経路R2が、自動運転車両を利用して、現在地P1から目的地P2まで移動できることを明確に認識できる。利用者40は、現在地P1から目的地P2まで移動する計画を立てることが支援される。
画像1400は、経路R1に関して、利用者40により選択可能な移動手段を用いて、利用者40が非許容経路部分R12を移動する移動時間を示す。利用者40により選択可能な移動手段は、徒歩及び車であり、徒歩が選択された場合の移動時間は90分であり、車が選択された場合の移動時間は30分である。
許容領域A2の許容経路部分R11及び許容経路部分R13の移動手段は、自動運転制御される車両20が選択されるので、画像1400には、車両20による移動時間(10分及び7分)が示されている。
また、画像1400には、許容領域B1内を通る経路R2に関して、車両20による移動時間(60分)が示されている。
次に、ステップS1215において、端末30は、利用者40により操作されて、選択された経路として経路2を入力する。利用者40は、経路2を選択することにより、現在地P1から目的地P2まで、車両を乗り換えることなく移動できる。
次に、ステップS1217において、端末30は、利用者40により操作されて、配車要求と共に、選択された経路2を表す情報を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。
次に、ステップS1219において、サーバ10における制御部11の配車サービス部11dは、許容領域B1内において、利用者40の現在地P1から一定の距離内に存在する車両20を検索し、検索された少なくとも1つの車両20の中から利用可能な無人の車両20を選択する。そして、配車サービス部11dは、車両20に対して、位置P1に移動し、乗車した利用者40を許容経路部分R21に沿って目的地P2まで移送することを要求する配車指示を生成する。
次に、ステップS1301において、配車サービス部11dは、車両20に対して、配車指示及び許容経路部分R21を表す情報を、ネットワークNを介して送信する。
次に、ステップS1303において、配車指示及び許容経路部分R21を表す情報を受信した車両20は、利用者40の現在地P1へ移動する。
次に、ステップS1305において、利用者40は、位置P1において車両20へ乗車する。
次に、ステップS1307において、車両20の自動運転制御部21は、利用者40が車両20へ乗車したことを、不図示の車内カメラが撮影した映像に基づいて検知すると、利用者40が車両20へ乗車したことを示す乗車通知を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。サーバ10は、乗車通知を受信して、利用者40が車両20に乗車したことが通知される。
次に、ステップS1309において、車両20は、許容経路部分R21に沿って、位置P1から目的地P2まで移動する。
次に、ステップS1311において、利用者40は、第2待機施設C2において車両20から降車する。これにより、利用者40は、システム1が提供するモビリティサービスを受けて、車両を乗り換えすることなく、目的地P2まで移動することができる。
次に、ステップS1313において、車両20の自動運転制御部21は、利用者40が車両20へ降車したことを、不図示の車内カメラが撮影した映像に基づいて検知すると、利用者40が車両20へ降車したことを示す降車通知を、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。サーバ10は、降車通知を受信して、利用者40が車両60から降車したことが通知される。その後、車両20は、許容領域B1内において他の利用者に対してモビリティサービスを提供可能となる。
上述した本実施形態のシステムによれば、第1動作例に示すように、利用者は、自動運転車両を利用できる区間と、利用できない区間とを明確に認識して、現在地から目的地まで移動する計画を立てることが支援される。
また、本実施形態のシステムによれば、第2動作例に示すように、利用者は、自動運転車両のみを利用して現在地から目的地まで移動できる経路と、そうではない経路とを比較して、現在地から目的地まで移動する計画を立てることが支援される。
本発明では、上述した実施形態の経路情報決定装置、経路情報システム、端末及び経路情報を決定する方法は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、上述した第1動作例では、サーバは、非許容領域内にいる利用者に対して、第1待機施設で待機する手動運転車両を配車していたが、非許容領域又は許容領域内にいる手動運転車両を、非許容領域内にいる利用者に対して配車するようにしてもよい。
また、上述した第1動作例では、サーバは、許容領域と非許容領域との境界に到着した利用者に対して、第2待機施設で待機する手動運転車両を配車していたが、非許容領域又は許容領域内にいる手動運転車両を、許容領域と非許容領域との境界にいる利用者に対して配車するようにしてもよい。
また、上述した第1動作例では、利用者40は、非許容領域A1から許容領域A2へ移動する際に手動運転車両から自動運転車両に取りかえていたが、利用者40は、現在地において手動運転車両に乗車して、現在地から目的地まで移動してもよい。
また、上述した実施形態では、運転環境情報として、気象情報、交通情報、時刻情報、地域情報を用いていたが、運転環境情報は、これらの情報に限定されるものではない。運転環境情報は、自動運転制御される車両の走行の安全性に影響を与え得る情報であれば、他の情報を含んでいてもよい。また、気象情報、交通情報、時刻情報、地域情報は、上述した具体的な情報に限られるものではない。気象情報、交通情報、時刻情報、地域情報は、さらに他の具体的な情報を含んでいてもよい。
1 経路情報システム
10 サーバ(経路情報決定装置)
11 制御部
11a 経路探索部
11b 部分経路決定部
11c 許容領域決定部
11d 配車サービス部
12 記憶部
12a コンピュータプログラム
12b 地図データ
13 表示部
14 操作I/F
15 通信I/F
20 車両
21 自動運転制御部
22 センサ部
23 車外通信部
24 駆動部
25 操舵部
26 制動部
27 車内ネットワーク
30 端末
31 制御部
32 記憶部
33 表示部
34 操作I/F
35 通信I/F

Claims (8)

  1. ユーザが第1地点から第2地点まで移動する経路を探索する経路探索部と、
    自動運転制御される車両をユーザへ配車することが許容される許容領域に含まれる前記経路の許容経路部分と、前記車両をユーザへ配車することが許容されない非許容領域に含まれる前記経路の非許容経路部分とを決定する部分経路決定部であって、前記車両に乗車したユーザが前記許容経路部分を移動する第1移動時間を推定し、且つ、ユーザにより選択可能な前記非許容経路部分の移動手段に基づいて、ユーザが前記非許容経路部分を移動する第2移動時間を推定して、前記第1移動時間及び前記第2移動時間をユーザへ通知する部分経路決定部と、
    を備える経路情報決定装置。
  2. 前記部分経路決定部は、
    前記許容経路部分及び前記非許容経路部分を識別可能に表示するための表示情報を生成する請求項1に記載の経路情報決定装置。
  3. 前記経路は、前記非許容領域内の前記第1地点から前記許容領域内を通って前記第2地点へ到る道順を含んでおり、
    ユーザにより選択された前記非許容経路部分の移動手段に基づいて、ユーザが前記経路における前記非許容領域と前記許容領域との境界に到着する到着時刻を推定し、前記車両に対して、前記到着時刻までに前記境界から第1の所定の範囲内に到着することを求める配車指示を生成する配車サービス部を備える請求項1又は2に記載の経路情報決定装置。
  4. 前記許容領域と前記非許容領域との境界から第2の所定の範囲内に、手動運転制御される手動運転車両及び当該手動運転車両を操作する運転手が待機する施設が配置されており、
    前記経路探索部は、前記施設を経由するように前記経路を探索する請求項1~の何れか一項に記載の経路情報決定装置。
  5. 前記車両の走行の安全性に影響を与える得る運転環境情報に基づいて、前記許容領域及び前記非許容領域を決定する許容領域決定部をさらに備える請求項1~の何れか一項に記載の経路情報決定装置。
  6. ユーザが移動する第1地点から第2地点までの経路の探索を要求する探索要求を送信する端末と、
    通信部と、
    前記通信部を用いて受信された前記探索要求に基づいて、前記経路を探索する経路探索部と、
    自動運転制御される車両をユーザへ配車することが許容される許容領域に含まれる前記経路の許容経路部分と、前記車両をユーザへ配車することが許容されない非許容領域に含まれる前記経路の非許容経路部分とを決定する部分経路決定部であって、前記車両に乗車したユーザが前記許容経路部分を移動する第1移動時間を推定し、且つ、ユーザにより選択可能な前記非許容経路部分の移動手段に基づいて、ユーザが前記非許容経路部分を移動する第2移動時間を推定して、前記第1移動時間及び前記第2移動時間をユーザへ通知する部分経路決定部と、
    を含むサーバと、
    を備える経路情報システム。
  7. 通信部と、
    ユーザが移動する第1地点から第2地点までの経路の探索を要求する探索要求を、前記通信部を用いてサーバへ送信する制御部であって、前記サーバは、前記探索要求に基づいて、前記経路を探索し、自動運転制御される車両をユーザへ配車することが許容される許容領域に含まれる前記経路の許容経路部分と、前記車両をユーザへ配車することが許容されない非許容領域に含まれる前記経路の非許容経路部分とを決定することと前記車両に乗車したユーザが前記許容経路部分を移動する第1移動時間を推定し、且つ、ユーザにより選択可能な前記非許容経路部分の移動手段に基づいて、ユーザが前記非許容経路部分を移動する第2移動時間を推定して、前記第1移動時間及び前記第2移動時間をユーザへ通知することを実行する、制御部と、
    を備える端末。
  8. コンピュータが、
    ユーザが第1地点から第2地点まで移動する経路を探索することと、
    自動運転制御される車両をユーザへ配車することが許容される許容領域に含まれる前記経路の許容経路部分と、前記車両をユーザへ配車することが許容されない非許容領域に含まれる前記経路の非許容経路部分とを決定すること、
    前記車両に乗車したユーザが前記許容経路部分を移動する第1移動時間を推定し、且つ、ユーザにより選択可能な前記非許容経路部分の移動手段に基づいて、ユーザが前記非許容経路部分を移動する第2移動時間を推定して、前記第1移動時間及び前記第2移動時間をユーザへ通知すること、
    を含む経路情報を決定する方法。
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