JP7138811B2 - 光送受信器、送信信号決定方法及び光通信システム - Google Patents

光送受信器、送信信号決定方法及び光通信システム Download PDF

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Description

本開示は、光送受信器と、送信信号決定方法と、光送受信器を備える光通信システムとに関するものである。
通信需要の増大に伴って、光通信ネットワークの伝送容量の増大が望まれている。
光通信ネットワークの伝送容量は、光信号の変調速度であるボーレートが高速化されることによって増大する。また、光通信ネットワークの伝送容量は、光信号の変調多値度が高められることによって増大する。光信号の変調多値度は、光信号が伝送することの可能な情報量の上限値であるエントロピーに相当する。伝送容量が一定である場合、ボーレートとエントロピーとの間には、トレードオフの関係がある。
光通信ネットワークの伝送路には、複数の光分配器が挿入されている。光分配器は、波長フィルタを内蔵している。光分配器は、波長フィルタを用いて、光信号の分配先を切り替えている。光信号の帯域幅が、波長フィルタの帯域幅よりも広い場合、光信号が波長フィルタを通過する際に、光信号の帯域幅が、波長フィルタの帯域幅と同じ帯域幅まで狭められる。
以下の特許文献1には、伝送路に挿入されている複数の光分配器のうち、光信号が通過する1つ以上の光分配器に内蔵されている波長フィルタ(以下、「通過フィルタ」と称する)の個数に基づいて、全ての通過フィルタを通過した後の光信号の帯域幅を算出するネットワーク設計装置が開示されている。当該ネットワーク設計装置は、全ての通過フィルタを通過した後の光信号の帯域幅に基づいて、光信号のボーレートと、光信号のエントロピーとの組み合わせを決定している。
特開2019-161448号公報
光通信ネットワークのネットワーク構成によっては、全ての通過フィルタの帯域幅が同一であることもあるし、それぞれの通過フィルタの帯域幅が互いに異なることもある。したがって、ネットワーク設計装置が、通過フィルタの個数に基づくだけで、全ての通過フィルタを通過した後の光信号の帯域幅を算出しても、算出した帯域幅が、正確な帯域幅であるとは限らない。光信号の正確な帯域幅を算出できなければ、ネットワーク設計装置が、光信号のボーレートと、光信号のエントロピーとの適正な組み合わせを決定できないため、光通信ネットワークの伝送容量を増やすことができないことがあるという課題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、通過フィルタの個数に基づいて、全ての通過フィルタを通過した後の光信号の帯域幅を算出するものよりも、光通信ネットワークの伝送容量を増やすことができる光送受信器及び送信信号決定方法を得ることを目的とする。
本開示に係る光送受信器は、光通信ネットワークの伝送路に挿入されている光分配器が有する波長フィルタの帯域幅よりも帯域幅が狭く、周波数が互いに異なる複数の信号である狭帯域信号の集まりであって、波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高い周波数を有する狭帯域信号と、波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低い周波数を有する狭帯域信号とを含む狭帯域信号の集まりを検査信号として生成する検査信号送信部から、検査信号が伝送路に送出され、検査信号受信部によって、波長フィルタを通過してきた検査信号が受信されると、検査信号受信部により受信された検査信号の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、帯域幅算出部により算出された帯域幅に従って、送信信号の変調速度と、送信信号の変調多値度とを決定する送信信号決定部とを備えるようにしたものである。

本開示によれば、通過フィルタの個数に基づいて、全ての通過フィルタを通過した後の光信号の帯域幅を算出するものよりも、光通信ネットワークの伝送容量を増やすことができる。
実施の形態1に係る光通信システムを示す構成図である。 実施の形態1に係る光送受信器2-n,3-nを示す構成図である。 デジタル処理部10のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 デジタル処理部10の構成要素が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 ボーレートとエントロピーとの関係を示す説明図である。 デジタル処理部10の処理手順を示すフローチャート図である。 検査信号送信部11による検査信号の生成例を示す説明図である。 波長フィルタ6-1a,6-2aを通過した後の検査信号の帯域幅WL-Hを示す説明図である。 実施の形態2に係る光送受信器2-n,3-nを示す構成図である。 デジタル処理部10のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 ボーレートと、エントロピー及びOSNR耐力との関係を示す説明図である。 実施の形態3に係る光送受信器2-n,3-nを示す構成図である。 実施の形態4に係る光送受信器3-nを示す構成図である。 光送受信器3-nにおけるデジタル処理部10のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 実施の形態4に係る光送受信器2-nを示す構成図である。 光送受信器2-nにおけるデジタル処理部10のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 実施の形態5に係る光送受信器2-n,3-nを示す構成図である。 実施の形態5に係る光送受信器2-n,3-nにおける送信信号決定部81及び送信信号生成部82の処理手順を示すフローチャートである。 帯域幅W’及び帯域幅W’の和が、検査信号の帯域幅WL-Hよりも小さい場合のサブキャリア間隔Δfの変更例を示す説明図である。 帯域幅W’及び帯域幅W’の和が、検査信号の帯域幅WL-H以上である場合のサブキャリア間隔Δfの変更例を示す説明図である。 送信信号決定部81が、低周波数側の帯域幅Wと高周波数側の帯域幅Wとの比率に応じて、送信信号Sの伝送容量と、送信信号Sの伝送容量とを決定する例を示す説明図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光通信システムを示す構成図である。
光通信システムは、M個の光伝送装置1を備えている。Mは、2以上の整数である。
図1では、説明の簡単化のため、光通信システムが、2つの光伝送装置1を備えている例を示しており、一方の光伝送装置1を光伝送装置1-1で表し、他方の光伝送装置1を光伝送装置1-2で表している。
光通信システムは、光通信ネットワークを構成している。
光通信システムは、光伝送装置1-1,1-2、マルチプレクサ4-1,4-2、伝送路5及び光分配器6-1,6-2を備えている。
光伝送装置1-1は、N個の光送受信器2-1~2-Nを備えている。Nは、1以上の整数である。
光伝送装置1-2は、N個の光送受信器3-1~3-Nを備えている。Nは、1以上の整数である。
光送受信器2-n(n=1,・・・,N)は、第1の光送受信器である。
光送受信器2-nは、送信信号である光信号を、伝送路5等を介して、光送受信器3-n(n=1,・・・,N)に送信する。
また、光送受信器2-nは、光送受信器3-nから送信された光信号を受信する。
光送受信器3-nは、第2の光送受信器である。
光送受信器3-nは、送信信号である光信号を、伝送路5等を介して、光送受信器2-nに送信する。
また、光送受信器3-nは、光送受信器2-nから送信された光信号を受信する。
光送受信器2-nの構成と、光送受信器3-nの構成とは、同一構成である。したがって、光送受信器3-nが第1の光送受信器であり、光送受信器2-nが第2の光送受信器であることもある。
マルチプレクサ4-1は、N個の光送受信器2-1~2-Nのうち、いずれかの光送受信器2から光信号が送信されると、光信号を伝送路5に出力する。
マルチプレクサ4-1は、伝送路5によって伝送されてきた光信号を受けると、光信号を、N個の光送受信器2-1~2-Nのうち、いずれかの光送受信器2に出力する。
マルチプレクサ4-2は、N個の光送受信器3-1~3-Nのうち、いずれかの光送受信器3から光信号が送信されると、光信号を伝送路5に出力する。
マルチプレクサ4-2は、伝送路5によって伝送されてきた光信号を受けると、光信号を、N個の光送受信器3-1~3-Nのうち、いずれかの光送受信器3に出力する。
伝送路5は、例えば、光ファイバによって実現される。
図1に示す光通信システムは、複数の伝送路5を備えている。複数の伝送路5のうち、或る伝送路5は、マルチプレクサ4-1と光分配器6-1との間を接続している。また、或る伝送路5は、光分配器6-2とマルチプレクサ4-2との間を接続している。
光分配器6-1は、伝送路5に挿入されている。
光分配器6-1は、光送受信器2-nから送信された光信号の波長に応じて、光信号の分配先を切り替える波長フィルタ6-1aを備えている。
光分配器6-1は、光送受信器2-nから送信された光信号の波長が、光送受信器3-nに対応する波長であれば、当該光信号を光送受信器3-nに向けて出力する。
光分配器6-1は、光送受信器2-nから送信された光信号の波長が、光送受信器3-n以外の図示せぬ光送受信器に対応する波長であれば、当該光信号を光送受信器3-n以外の図示せぬ光送受信器に向けて出力する。
光分配器6-2は、伝送路5に挿入されている。
光分配器6-2は、光送受信器3-nから送信された光信号の波長に応じて、光信号の分配先を切り替える波長フィルタ6-2aを備えている。
光分配器6-2は、光送受信器3-nから送信された光信号の波長が、光送受信器2-nに対応する波長であれば、当該光信号を光送受信器2-nに向けて出力する。
光分配器6-2は、光送受信器3-nから送信された光信号の波長が、光送受信器2-n以外の図示せぬ光送受信器に対応する波長であれば、当該光信号を光送受信器2-n以外の図示せぬ光送受信器に向けて出力する。
図2は、実施の形態1に係る光送受信器2-n,3-nを示す構成図である。
図3は、デジタル処理部10のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図2において、デジタル処理部10は、検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、送信信号決定部16、送信信号生成部17及び受信信号処理部18とを備えている。
検査信号送信部11は、例えば、図3に示す検査信号送信回路31によって実現される。
検査信号送信部11は、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅よりも帯域幅が狭く、周波数が互いに異なる複数の信号である狭帯域信号の集まりを検査信号として生成する。ここでは、説明の便宜上、検査信号が通過する波長フィルタが、波長フィルタ6-1a,6-2aであるものとしている。狭帯域信号は、例えば、偏波多重されている信号である。
検査信号送信部11は、複数の狭帯域信号の集まりである検査信号を、後述する光信号送信部12等を介して、伝送路5に送出する。
光信号送信部12は、検査信号送信部11から出力された検査信号を電気信号から光信号に変換し、光信号を出力する電光変換器12aと、電光変換器12aから出力された光信号をマルチプレクサ4に出力する光送信器12bとを備えている。
光送受信器2-nの光信号送信部12は、検査信号である光信号をマルチプレクサ4-1に出力し、光送受信器3-nの光信号送信部12は、検査信号である光信号をマルチプレクサ4-2に出力する。
光送受信器2-nの光信号送信部12から出力された検査信号は、マルチプレクサ4-1、伝送路5、光分配器6-1の波長フィルタ6-1a、伝送路5、光分配器6-2の波長フィルタ6-2a、伝送路5及びマルチプレクサ4-2を介して、光送受信器3-nまで伝送される。
光送受信器3-nの光信号送信部12から出力された検査信号は、マルチプレクサ4-2、伝送路5、光分配器6-2の波長フィルタ6-2a、伝送路5、光分配器6-1の波長フィルタ6-1a、伝送路5及びマルチプレクサ4-1を介して、光送受信器2-nまで伝送される。
光送受信器2-nの光信号受信部13は、光送受信器3-nの光信号送信部12からマルチプレクサ4-2に出力されたのち、波長フィルタ6-2a,6-1aを通過してきた検査信号を受信する光受信器13aを備えている。また、光受信器13aは、光送受信器3-nの光信号送信部12から送信信号が光信号として、マルチプレクサ4-2に出力されると、波長フィルタ6-2a,6-1aを通過してきた光信号を受信信号として受信する。
光送受信器2-nの光信号受信部13は、光受信器13aにより受信された検査信号を光信号から電気信号に変換し、電気信号を光送受信器2-nの検査信号受信部14に出力する光電変換器13bを備えている。光電変換器13bは、光受信器13aにより受信信号が受信されると、受信信号を光信号から電気信号に変換し、電気信号を光送受信器2-nの受信信号処理部18に出力する。
光送受信器3-nの光信号受信部13は、光送受信器2-nの光信号送信部12からマルチプレクサ4-1に出力されたのち、波長フィルタ6-1a,6-2aを通過してきた検査信号を受信する光受信器13aを備えている。また、光受信器13aは、光送受信器2-nの光信号送信部12から送信信号が光信号として、マルチプレクサ4-1に出力されると、波長フィルタ6-1a,6-2aを通過してきた光信号を受信信号として受信する。
光送受信器3-nの光信号受信部13は、光受信器13aにより受信された検査信号を光信号から電気信号に変換し、電気信号を光送受信器3-nの検査信号受信部14に出力する光電変換器13bを備えている。光電変換器13bは、光受信器13aにより受信信号が受信されると、受信信号を光信号から電気信号に変換し、電気信号を光送受信器3-nの受信信号処理部18に出力する。
検査信号受信部14は、例えば、図3に示す検査信号受信回路32によって実現される。
検査信号受信部14は、光信号受信部13の光電変換器13bから出力された電気信号である検査信号の受信処理を実施することによって検査信号を復調し、復調した検査信号を帯域幅算出部15に出力する。
帯域幅算出部15は、例えば、図3に示す帯域幅算出回路33によって実現される。
帯域幅算出部15は、検査信号受信部14により受信された検査信号から、波長フィルタ6-1a,6-2aを通過した後の検査信号の帯域幅を算出する。
帯域幅算出部15は、算出した検査信号の帯域幅を示す帯域幅情報を送信信号決定部16に出力する。
送信信号決定部16は、例えば、図3に示す送信信号決定回路34によって実現される。
送信信号決定部16は、帯域幅算出部15により算出された帯域幅に従って、送信信号の変調多値度と、送信信号の変調速度とを決定する。
送信信号生成部17は、例えば、図3に示す送信信号生成回路35によって実現される。
送信信号生成部17は、送信信号決定部16により決定された変調多値度を有し、かつ、送信信号決定部16により決定された変調速度を有する送信信号を生成する。
送信信号生成部17により生成される送信信号は、確率的整形(PS:Probabilistic Shaping)技術によって変調された確率整形信号である。ただし、これは一例に過ぎず、送信信号生成部17により生成される送信信号は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、又は、多値QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等の位相変調方式によって変調された信号であってもよい。
光信号送信部12の電光変換器12aは、送信信号生成部17により生成された送信信号を電気信号から光信号に変換し、光信号を光送信器12bに出力する。
光信号送信部12の光送信器12bは、電光変換器12aから出力された光信号をマルチプレクサ4に出力する。
光送受信器2-nの光信号送信部12は、送信信号である光信号をマルチプレクサ4-1に出力し、光送受信器3-nの光信号送信部12は、送信信号である光信号をマルチプレクサ4-2に出力する。
受信信号処理部18は、例えば、図3に示す受信信号処理回路36によって実現される。
受信信号処理部18は、光信号受信部13の光電変換器13bから出力された電気信号である受信信号の受信処理を実施することによって受信信号を復調する。
図2では、デジタル処理部10の構成要素である検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、送信信号決定部16、送信信号生成部17及び受信信号処理部18のそれぞれが、図3に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、デジタル処理部10が、検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、送信信号決定回路34、送信信号生成回路35及び受信信号処理回路36によって実現されるものを想定している。
検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、送信信号決定回路34、送信信号生成回路35及び受信信号処理回路36のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
デジタル処理部10の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図4は、デジタル処理部10の構成要素が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
デジタル処理部10の構成要素が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、送信信号決定部16、送信信号生成部17及び受信信号処理部18におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ61に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ62が、メモリ61に格納されているプログラムを実行する。
また、図3では、デジタル処理部10の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図4では、デジタル処理部10が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、デジタル処理部10における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
送信信号の変調速度であるボーレートと、送信信号の変調多値度であるエントロピーとの関係について説明する。
図5は、ボーレートとエントロピーとの関係を示す説明図である。
図5では、送信信号が、確率整形信号又は多値QAM信号であり、送信信号の伝送容量が一定であるときの、送信信号のボーレートと送信信号のエントロピーとの関係を示している。
図5において、多値QAM信号は、多値QAM方式によって生成される信号である。送信信号生成部17により生成される送信信号は、例えば、確率整形信号、又は、多値QAM信号である。
送信信号のエントロピーは、図5に示すように、ボーレートが低下するほど高くなる。図5の例では、確率整形信号のエントロピーと、確率整形信号のボーレートとが、反比例の関係になっている。ただし、確率整形信号のエントロピーと、確率整形信号のボーレートとが、反比例の関係になっているものに限るものではなく、例えば、指数関数で表される関係になっていることもある。
送信信号のフィルタリング耐力は、図5に示すように、ボーレートが低下するほど高くなる。
フィルタリング耐力は、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅に対する送信信号の帯域幅の余裕度を示すものである。波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅がX、送信信号の帯域幅がY、X>Yであるとき、送信信号の帯域幅Yが、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅Xよりも狭いほど、フィルタリング耐力が高くなる。送信信号の帯域幅Yが、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅Xと同じであれば、フィルタリング耐力が0である。
送信信号のボーレートが低下するほど、送信信号の帯域幅が狭くなるため、送信信号のボーレートが低下するほど、送信信号のフィルタリング耐力が高くなる。
次に、図1に示す光通信システムの動作について説明する。
ここでは、一例として、光送受信器2-1が、検査信号を伝送路5に送出し、光送受信器3-1が、検査信号を受信することによって、送信信号のボーレートと送信信号のエントロピーとを決定する際の動作を説明する。
光送受信器2-1が、検査信号を伝送路5に送出し、光送受信器3-1が、ボーレートとエントロピーとを決定するタイミングは、図示せぬ制御装置から、ボーレートとエントロピーとの決定を指示する制御信号が、光送受信器2-1及び光送受信器3-1のそれぞれに出力されたときである。
なお、制御装置は、定期的、又は、ユーザからの要求があったとき、当該制御信号を光送受信器2-1及び光送受信器3-1のそれぞれに出力する。
図6は、デジタル処理部10の処理手順を示すフローチャート図である。
光送受信器2-1の検査信号送信部11は、制御装置から、ボーレートとエントロピーとの決定を指示する制御信号を受けると、検査信号を生成する。
即ち、光送受信器2-1の検査信号送信部11は、図7に示すように、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅よりも帯域幅が狭く、周波数が互いに異なる複数の信号である狭帯域信号の集まりを検査信号として生成する(図6のステップST1)。
図7は、検査信号送信部11による検査信号の生成例を示す説明図である。
図7において、横軸は、狭帯域信号の周波数を示し、縦軸は、狭帯域信号の振幅を示している。
破線は、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅を表しており、狭帯域信号の帯域幅は、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅よりも狭くなっている。
検査信号送信部11において、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅は、既値である。波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅は、例えば、検査信号送信部11の内部メモリに格納されていてもよいし、デジタル処理部10の外部から与えられるものであってもよい。
図7では、波長フィルタ6-1aの帯域幅と、波長フィルタ6-2aの帯域幅とが同一である例を示している。
波長フィルタ6-1aの帯域幅が、波長フィルタ6-2aの帯域幅よりも広ければ、図7に表される帯域幅は、波長フィルタ6-1aの帯域幅である。また、波長フィルタ6-1aの帯域幅が、波長フィルタ6-2aの帯域幅よりも狭ければ、図7に表される帯域幅は、波長フィルタ6-2aの帯域幅である。
波長フィルタ6-1aの帯域幅と波長フィルタ6-2aの帯域幅とが同一であっても、それぞれの帯域幅に係る周波数帯域が互いにずれて、それぞれの帯域幅に係る周波数帯域の一部が重なることがある。また、波長フィルタ6-1aの帯域幅と波長フィルタ6-2aの帯域幅とが異なっていれば、それぞれの帯域幅に係る周波数帯域の一部が重なることがある。
例えば、波長フィルタ6-1aの帯域幅の最低周波数fL1aが、波長フィルタ6-2aの帯域幅の最低周波数fL2aよりも低く、波長フィルタ6-1aの帯域幅の最高周波数fH1aが、波長フィルタ6-2aの帯域幅の最高周波数fH2aよりも低く、かつ、波長フィルタ6-2aの帯域幅の最低周波数fL2aよりも高い場合を想定する。
L1a<fL2a<fH1a<fH2a
この想定の場合、図7に表される帯域幅は、波長フィルタ6-1aの帯域幅の最低周波数fL1aから、波長フィルタ6-2aの帯域幅の最高周波数fH2aまでの範囲である。
以下、検査信号送信部11による検査信号の生成例を具体的に説明する。
まず、検査信号送信部11は、図7に表される波長フィルタの帯域幅よりも帯域幅が狭く、当該波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高い周波数を有する狭帯域信号を生成する。狭帯域信号は、例えば、狭帯域の偏波多重されている信号である。
検査信号送信部11は、生成した狭帯域信号を検査信号の一部として光信号送信部12に出力する。
次に、検査信号送信部11は、狭帯域信号の周波数が、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低くなるまで、狭帯域信号の周波数を離散的に数GHzずつ低下させる。
検査信号送信部11は、狭帯域信号の周波数を低下させる毎に、周波数低下後の狭帯域信号を検査信号の一部として光信号送信部12に出力する。
ここでは、検査信号送信部11が、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高い周波数を有する狭帯域信号を生成し、狭帯域信号の周波数が、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低くなるまで、狭帯域信号の周波数を離散的に数GHzずつ低下させている。しかし、これは一例に過ぎず、検査信号送信部11が、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低い周波数を有する狭帯域信号を生成する。そして、検査信号送信部11が、狭帯域信号の周波数が、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高くなるまで、狭帯域信号の周波数を離散的に数GHzずつ上昇させるようにしてもよい。
光送受信器2-1における光信号送信部12の電光変換器12aは、検査信号送信部11から狭帯域信号を受ける毎に、狭帯域信号を電気信号から光信号に変換し、光信号を光送信器12bに出力する。
光信号送信部12の光送信器12bは、電光変換器12aから出力された光信号をマルチプレクサ4-1に出力する。
光送受信器2-1の光信号送信部12から出力された光信号である狭帯域信号は、マルチプレクサ4-1、伝送路5、光分配器6-1の波長フィルタ6-1a、伝送路5、光分配器6-2の波長フィルタ6-2a、伝送路5及びマルチプレクサ4-2を介して、光送受信器3-1まで伝送される。
狭帯域信号の周波数が、波長フィルタ6-1aの帯域幅の最高周波数、又は、波長フィルタ6-2aの帯域幅の最高周波数よりも高い場合、当該狭帯域信号は、光送受信器3-1まで伝送されない。
狭帯域信号の周波数が、波長フィルタ6-1aの帯域幅の最低周波数、又は、波長フィルタ6-2aの帯域幅の最低周波数よりも低い場合、当該狭帯域信号は、光送受信器3-1まで伝送されない。
したがって、光送受信器3-1まで伝送される狭帯域信号は、波長フィルタ6-1aの帯域幅に係る周波数帯域に含まれ、かつ、波長フィルタ6-2aの帯域幅に係る周波数帯域に含まれている周波数を有する狭帯域信号である。
ここでは、光送受信器2-1の光信号送信部12が、それぞれの狭帯域信号を検査信号の一部として、それぞれの狭帯域信号を順番にマルチプレクサ4-1に出力している。しかし、これは一例に過ぎず、光送受信器2-1の光信号送信部12が、複数の狭帯域信号を同時にマルチプレクサ4-1に出力するようにしてもよい。即ち、光送受信器2-1の光信号送信部12が、複数の狭帯域信号の集まりである検査信号をマルチプレクサ4-1に出力するようにしてもよい。
光送受信器3-1の光信号受信部13は、制御装置から、ボーレートとエントロピーとの決定を指示する制御信号を受けると、光送受信器2-1の光信号送信部12から伝送路5に送出された光信号を、狭帯域信号として受信する。
即ち、光送受信器3-1における光信号受信部13の光受信器13aは、波長フィルタ6-1a,6-2aを通過してきたそれぞれの狭帯域信号を受信する。
光信号受信部13の光電変換器13bは、光受信器13aにより受信されたそれぞれの狭帯域信号を光信号から電気信号に変換し、それぞれの電気信号を光送受信器3-1の検査信号受信部14に出力する。
光送受信器3-1の検査信号受信部14は、光信号受信部13の光電変換器13bから出力されたそれぞれの電気信号である狭帯域信号の受信処理を実施することによって狭帯域信号を復調する(図6のステップST2)。
検査信号受信部14は、復調したそれぞれの狭帯域信号を帯域幅算出部15に出力する。
光送受信器3-1の帯域幅算出部15は、検査信号受信部14からそれぞれの狭帯域信号を受けると、複数の狭帯域信号の集まりである検査信号を例えば高速フーリエ変換することによって、検査信号の周波数を算出する。
帯域幅算出部15は、検査信号の周波数を算出すると、算出した周波数の中で、最低の周波数fと最高の周波数fとを特定する。
帯域幅算出部15は、図8に示すように、波長フィルタ6-1a,6-2aを通過した後の検査信号の帯域幅WL-Hとして、最低の周波数fから最高の周波数fまでの帯域幅を算出する(図6のステップST3)。
図8は、波長フィルタ6-1a,6-2aを通過した後の検査信号の帯域幅WL-Hを示す説明図である。
光通信ネットワークにおける伝送路5の特性は、経年劣化によって、変化を生じることがある。帯域幅算出部15により算出される検査信号の帯域幅WL-Hは、伝送路5の特性の変化に応じて変化する。このため、伝送路5の特性が、経年劣化によって変化を生じていても、帯域幅算出部15は、検査信号の正確な帯域幅WL-Hを算出することができる。
帯域幅算出部15は、検査信号の帯域幅WL-Hを示す帯域幅情報を送信信号決定部16に出力する。
光送受信器3-1の送信信号決定部16は、帯域幅算出部15から帯域幅情報を受けると、帯域幅情報が示す検査信号の帯域幅WL-Hに従って、送信信号のボーレートBと、送信信号のエントロピーEとを決定する(図6のステップST4)。
以下、送信信号決定部16によるボーレートB及びエントロピーEの決定処理を具体的に説明する。
まず、送信信号決定部16は、検査信号の帯域幅WL-Hを、送信信号の信号帯域Wsに決定する。Ws=WL-Hである。
送信信号のボーレートBが低下するほど、送信信号の信号帯域Wsが狭くなることは、上述した通りであり、送信信号決定部16において、送信信号のボーレートBと送信信号の信号帯域Wsとの対応関係が既値である。
また、送信信号決定部16において、送信信号のボーレートBと送信信号のエントロピーEとの対応関係が既値である。
ボーレートBと信号帯域Wsとの対応関係及びボーレートBとエントロピーEとの対応関係のそれぞれは、例えば、送信信号決定部16の内部メモリに格納されていてもよいし、デジタル処理部10の外部から与えられるものであってもよい。
送信信号決定部16は、既知の対応関係に従って、決定した送信信号の信号帯域Wsに対応する送信信号のボーレートBを特定する。
また、送信信号決定部16は、既知の対応関係に従って、特定した送信信号のボーレートBに対応する送信信号のエントロピーEを特定する。
送信信号決定部16は、特定した送信信号のボーレートBと、特定したエントロピーEとを示す特定情報を送信信号生成部17に出力する。
ここでは、送信信号決定部16が、帯域幅情報が示す検査信号の帯域幅WL-Hに従って、送信信号のボーレートBを決定している。送信信号決定部16は、検査信号の帯域幅WL-Hに従って、送信信号に対する誤り訂正符号化の符号化率を変更ことによって、送信信号のボーレートBを変更することも可能である。
図示せぬ制御装置は、送信信号決定部16によって、ボーレートBとエントロピーEとが決定されたのち、送信信号である光信号の送受信を指示する制御信号を光送受信器2-1及び光送受信器3-1のそれぞれに出力する。
光送受信器3-1の送信信号生成部17は、制御装置から、送信信号である光信号の送受信を指示する制御信号を受けると、送信信号を生成する。
即ち、光送受信器3-1の送信信号生成部17は、送信信号決定部16から出力された特定情報が示すエントロピーEを有し、かつ、特定情報が示すボーレートBを有する送信信号を生成する(図6のステップST5)。
送信信号生成部17は、生成した送信信号を光信号送信部12に出力する。
光送受信器3-1における光信号送信部12の電光変換器12aは、送信信号生成部17から送信信号を受けると、送信信号を電気信号から光信号に変換し、光信号を光送信器12bに出力する。
光信号送信部12の光送信器12bは、送信信号である光信号をマルチプレクサ4-2に出力する。
光送受信器3-1の光信号送信部12から出力された光信号は、マルチプレクサ4-2、伝送路5、光分配器6-2の波長フィルタ6-2a、伝送路5、光分配器6-1の波長フィルタ6-1a、伝送路5及びマルチプレクサ4-1を介して、光送受信器2-1まで伝送される。
光送受信器2-1まで伝送される送信信号の帯域幅は、光送受信器3-1まで伝送された検査信号の帯域幅と概ね同一である。
光送受信器2-1の光信号受信部13は、制御装置から、送信信号である光信号の送受信を指示する制御信号を受けると、光送受信器3-1の光信号送信部12から伝送路5に送出された光信号を、受信信号として受信する。
即ち、光送受信器2-1における光信号受信部13の光受信器13aは、波長フィルタ6-1a,6-2aを通過してきた光信号を受信信号として受信する。
光信号受信部13の光電変換器13bは、光受信器13aにより受信された受信信号を光信号から電気信号に変換し、電気信号を光送受信器2-1の受信信号処理部18に出力する。
光送受信器2-1の受信信号処理部18は、光信号受信部13の光電変換器13bから出力された電気信号である受信信号の受信処理を実施することによって受信信号を復調する。
以上の実施の形態1では、光通信ネットワークの伝送路5に挿入されている光分配器6-1,6-2が有する波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅よりも帯域幅が狭く、周波数が互いに異なる複数の信号である狭帯域信号の集まりを検査信号として生成する検査信号送信部11から、検査信号が伝送路5に送出され、検査信号受信部14によって、波長フィルタ6-1a,6-2aを通過してきた検査信号が受信されると、検査信号受信部14により受信された検査信号から、波長フィルタ6-1a,6-2aを通過した後の検査信号の帯域幅を算出する帯域幅算出部15と、帯域幅算出部15により算出された検査信号の帯域幅に従って、送信信号の変調速度と、送信信号の変調多値度とを決定する送信信号決定部16とを備えるように、光送受信器2-n,3-nを構成した。したがって、光送受信器2-n,3-nは、光信号が通過する波長フィルタの個数に基づいて、光信号が通過する全ての波長フィルタを通過した後の光信号の帯域幅を算出するものよりも、光通信ネットワークの伝送容量を増やすことができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、検査信号受信部14により受信された検査信号の信号対雑音比(OSNR:Optical Signal to Noise Ratio)を算出する信号対雑音比算出部19を備える光送受信器2-n,3-nについて説明する。
実施の形態2に係る光通信システムの構成は、実施の形態1に係る光通信システムの構成と同様であり、実施の形態2に係る光通信システムを示す構成図は、図1である。
図9は、実施の形態2に係る光送受信器2-n,3-nを示す構成図である。図9において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図10は、デジタル処理部10のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図10において、図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
信号対雑音比算出部19は、例えば、図10に示す信号対雑音比算出回路37によって実現される。
信号対雑音比算出部19は、検査信号受信部14により受信された検査信号のOSNRを算出する。
信号対雑音比算出部19は、検査信号のOSNRを送信信号決定部20に出力する。
送信信号決定部20は、例えば、図10に示す送信信号決定回路38によって実現される。
送信信号決定部20は、帯域幅算出部15により算出された検査信号の帯域幅及び信号対雑音比算出部19により算出された信号対雑音比のそれぞれに従って、送信信号の変調速度であるボーレートBと、送信信号の変調多値度であるエントロピーEとを決定する。
図9では、デジタル処理部10の構成要素である検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、送信信号生成部17、受信信号処理部18、信号対雑音比算出部19及び送信信号決定部20のそれぞれが、図10に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、デジタル処理部10が、検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、送信信号生成回路35、受信信号処理回路36、信号対雑音比算出回路37及び送信信号決定回路38によって実現されるものを想定している。
検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、送信信号生成回路35、受信信号処理回路36、信号対雑音比算出回路37及び送信信号決定回路38のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
デジタル処理部10の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
デジタル処理部10の構成要素が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、送信信号生成部17、受信信号処理部18、信号対雑音比算出部19及び送信信号決定部20におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムが、図4に示すメモリ61に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ62が、メモリ61に格納されているプログラムを実行する。
また、図10では、デジタル処理部10の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図4では、デジタル処理部10が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、デジタル処理部10における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
図11は、ボーレートと、エントロピー及びOSNR耐力との関係を示す説明図である。
誤り訂正限界のOSNRは、ボーレートBが低下するほど高くなり、送信信号の信号帯域Wsは、ボーレートBが低下するほど狭くなる。したがって、誤り訂正限界のOSNRは、送信信号の信号帯域Wsが狭いほど高くなる。
OSNR耐力は、図11に示すように、ボーレートBが低下するほど低下する。OSNR耐力は、誤り訂正限界のOSNRに対する送信信号のOSNRの余裕度を示すものである。
したがって、OSNR耐力は、誤り訂正限界のOSNRが高いほど低下する。
次に、実施の形態2に係る光通信システムの動作について説明する。ただし、信号対雑音比算出部19及び送信信号決定部20以外は、実施の形態1に係る光通信システムと同様であるため、ここでは、主に、信号対雑音比算出部19及び送信信号決定部20の動作について説明する。
光送受信器3-1の検査信号受信部14は、復調した検査信号を帯域幅算出部15及び信号対雑音比算出部19のそれぞれに出力する。
光送受信器3-1の信号対雑音比算出部19は、検査信号受信部14から検査信号を受けると、検査信号のOSNRを算出する。
検査信号のOSNRを算出する処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
光送受信器3-1の送信信号決定部20は、帯域幅算出部15から帯域幅情報を受けると、図2に示す送信信号決定部16と同様に、帯域幅情報が示す検査信号の帯域幅WL-Hに従って、送信信号のボーレートBと、送信信号のエントロピーEとを決定する。
次に、送信信号決定部20は、信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRと、誤り訂正限界のOSNRとを比較する。誤り訂正限界のOSNRは、送信信号決定部20の内部メモリに格納されていてもよいし、デジタル処理部10の外部から与えられるものであってもよい。
送信信号決定部20は、信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRが、誤り訂正限界のOSNRよりも低ければ、決定したボーレートB及びエントロピーEのそれぞれを変更する。
信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRが、誤り訂正限界のOSNRよりも低ければ、送信信号の誤り訂正を実施することができない。
帯域幅WL-Hよりも広い帯域幅WL-H’(WL-H<WL-H’)であれば、帯域幅WL-H’のときの誤り訂正限界のOSNRが、帯域幅WL-Hのときの誤り訂正限界のOSNRよりも低下する。誤り訂正限界のOSNRが低下すれば、信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRが、誤り訂正限界のOSNRに近づく。
信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRが、誤り訂正限界のOSNR以上となる帯域幅WL-H’であれば、送信信号の誤り訂正を実施することができる。
そこで、送信信号決定部20は、信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRが、誤り訂正限界のOSNR以上となる帯域幅WL-H’を特定する。
ボーレートBが低下するほど、OSNR耐力が低下し、ボーレートBが低下するほど、送信信号の信号帯域Wsが狭くなり、誤り訂正限界のOSNRが高いほど、OSNR耐力が低下することは、上述した通りである。したがって、送信信号決定部20では、送信信号の信号帯域Wsと誤り訂正限界のOSNRとの対応関係が既値であり、送信信号決定部20は、この対応関係を参照して、信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRが、誤り訂正限界のOSNR以上となる帯域幅WL-H’を特定する。
送信信号決定部20は、特定した帯域幅WL-H’に従って、送信信号のボーレートBと、送信信号のエントロピーEとを決定する。
送信信号決定部20は、特定した送信信号のボーレートBと、特定したエントロピーEとを示す特定情報を送信信号生成部17に出力する。
以上の実施の形態2では、送信信号決定部20が、帯域幅算出部15により算出された検査信号の帯域幅及び信号対雑音比算出部19により算出された信号対雑音比のそれぞれに従って、送信信号の変調速度と、送信信号の変調多値度とを決定するように、光送受信器2-n,3-nを構成した。したがって、実施の形態2に係る光送受信器2-n,3-nは、実施の形態1に係る光送受信器2-n,3-nよりも、送信信号の変調速度と、送信信号の変調多値度とを高精度に決定することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、検査信号送信部51が、光源52と、光変調器53と、制御回路54とを備えている光送受信器2-n,3-nについて説明する。
実施の形態3に係る光通信システムの構成は、実施の形態1に係る光通信システムの構成と同様であり、実施の形態3に係る光通信システムを示す構成図は、図1である。
図12は、実施の形態3に係る光送受信器2-n,3-nを示す構成図である。図12において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
検査信号送信部51は、光源52、光変調器53及び制御回路54を備えている。
検査信号送信部51は、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅よりも帯域幅が狭く、周波数が互いに異なる複数の信号である狭帯域信号の集まりを検査信号として生成する。
検査信号送信部51は、デジタル処理部10の外部に設けられている。したがって、デジタル処理部10は、ハードウェアとして、検査信号送信回路31を備えていない。
光源52は、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅よりも帯域幅が狭い連続光を光変調器53に出力する。
光変調器53は、光源52から出力された連続光をパルス変調することによって狭帯域信号を生成し、狭帯域信号を検査信号の一部として、光信号送信部12等を介して、伝送路5に送出する。
制御回路54は、光源52から出力される連続光の周波数を切り替える。制御回路54が、光源52から出力される連続光の周波数を切り替えることにより、周波数が異なる複数の狭帯域信号が伝送路5に送出される。
図12に示す光送受信器2-n,3-nでは、検査信号送信部51が、図2に示す光送受信器2-n,3-nに適用されている。しかし、これは一例に過ぎず、検査信号送信部51が、図9に示す光送受信器2-n,3-nに適用されていてもよい。
次に、実施の形態3に係る光通信システムの動作について説明する。ただし、検査信号送信部51以外は、実施の形態1に係る光通信システムと同様であるため、ここでは、検査信号送信部51の動作のみを説明する。
検査信号送信部51の光源52は、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅よりも帯域幅が狭い連続光を光変調器53に出力する。
光変調器53は、光源52から連続光を受けると、連続光をパルス変調することによって周波数fの狭帯域信号を生成し、周波数fの狭帯域信号を検査信号の一部として、光信号送信部12に出力する。
光変調器53により生成される狭帯域信号は、例えば、図7に表される波長フィルタの帯域幅よりも帯域幅が狭く、当該波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高い周波数fを有する信号である。
制御回路54は、狭帯域信号の周波数fが、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低い周波数になるまで、光源52から出力される連続光の周波数を切り替える。制御回路54が、光源52から出力される連続光の周波数を切り替えることにより、狭帯域信号の周波数fが離散的に数GHzずつ低下される。
光変調器53は、周波数fが異なる複数の狭帯域信号を光信号送信部12に出力する。
図12に示す検査信号送信部51では、光変調器53が、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高い周波数を有する狭帯域信号を生成する。そして、狭帯域信号の周波数が、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低くなるまで、制御回路54が、光源52から出力される光の周波数を切り替えている。しかし、これは一例に過ぎず、光変調器53が、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低い周波数を有する狭帯域信号を生成する。そして、狭帯域信号の周波数が、図7に表される波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高くなるまで、制御回路54が、光源52から出力される光の周波数を切り替えるようにしてもよい。
図12に示す検査信号送信部51は、波長フィルタ6-1a,6-2aの帯域幅よりも帯域幅が狭い連続光を出力する光源52と、光源52から出力された連続光をパルス変調することによって狭帯域信号を生成する光変調器53と、光源52から出力される連続光の周波数を切り替える制御回路54とを備えている。したがって、図12に示す検査信号送信部51は、図2に示す検査信号送信部11と同様に、光信号が通過する波長フィルタの個数に基づいて、光信号が通過する全ての波長フィルタを通過した後の光信号の帯域幅を算出するものよりも、光通信ネットワークの伝送容量を増やすことができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、第2の光送受信器が、帯域幅算出部15により算出された検査信号の帯域幅WL-Hを示す帯域幅情報を送信する帯域幅情報送信部21を備える光通信システムについて説明する。
実施の形態4に係る光通信システムの構成は、実施の形態1に係る光通信システムの構成と同様であり、実施の形態4に係る光通信システムを示す構成図は、図1である。
図13は、実施の形態4に係る光送受信器3-nを示す構成図である。図13において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図14は、光送受信器3-nにおけるデジタル処理部10のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図14において、図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
帯域幅情報送信部21は、例えば、図14に示す帯域幅情報送信回路39によって実現される。
光送受信器3-nの帯域幅情報送信部21は、光送受信器3-nの帯域幅算出部15により算出された検査信号の帯域幅WL-Hを示す帯域幅情報を、光信号送信部12等を介して、光送受信器2-nに送信する。
図15は、実施の形態4に係る光送受信器2-nを示す構成図である。図15において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図16は、光送受信器2-nにおけるデジタル処理部10のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図16において、図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
光信号受信部13の光受信器13aは、光送受信器3-nの光信号送信部12からマルチプレクサ4-2に出力されたのち、波長フィルタ6-2a,6-1aを通過してきた帯域幅情報を受信する。光信号受信部13の光電変換器13bは、光受信器13aにより受信された帯域幅情報を光信号から電気信号に変換し、電気信号を後述する帯域幅情報受信部22に出力する。
帯域幅情報受信部22は、例えば、図16に示す帯域幅情報受信回路40によって実現される。
帯域幅情報受信部22は、光信号受信部13の光電変換器13bから出力された電気信号である帯域幅情報の受信処理を実施することによって帯域幅情報を復調し、復調した帯域幅情報を後述する送信信号決定部23に出力する。
送信信号決定部23は、例えば、図16に示す送信信号決定回路41によって実現される。
送信信号決定部23は、帯域幅算出部15により算出された検査信号の帯域幅L-H、又は、帯域幅情報受信部22により受信された帯域幅情報が示す帯域幅WL-Hに従って、送信信号の変調多値度と、送信信号の変調速度とを決定する。
ここでは、光送受信器2-nが第1の光送受信器であるとして、光送受信器2-nが、帯域幅情報受信部22及び送信信号決定部23を備え、光送受信器3-nが第2の光送受信器であるとして、光送受信器3-nが、帯域幅情報送信部21を備えている。
しかし、これは一例に過ぎず、光送受信器3-nが第1の光送受信器であるとして、光送受信器3-nが、帯域幅情報受信部22及び送信信号決定部23を備え、光送受信器2-nが第2の光送受信器であるとして、光送受信器2-nが、帯域幅情報送信部21を備えていてもよい。
図13では、光送受信器3-nにおけるデジタル処理部10の構成要素である検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、送信信号決定部16、送信信号生成部17、受信信号処理部18及び帯域幅情報送信部21のそれぞれが、図14に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、デジタル処理部10が、検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、送信信号決定回路34、送信信号生成回路35、受信信号処理回路36及び帯域幅情報送信回路39によって実現されるものを想定している。
検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、送信信号決定回路34、送信信号生成回路35、受信信号処理回路36及び帯域幅情報送信回路39のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
図15では、光送受信器2-nにおけるデジタル処理部10の構成要素である検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、送信信号決定部23、送信信号生成部17、受信信号処理部18及び帯域幅情報受信部22のそれぞれが、図16に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、デジタル処理部10が、検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、送信信号決定回路41、送信信号生成回路35、受信信号処理回路36及び帯域幅情報受信回路40によって実現されるものを想定している。
検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、送信信号決定回路41、送信信号生成回路35、受信信号処理回路36及び帯域幅情報受信回路40のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
デジタル処理部10の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
光送受信器3-nにおけるデジタル処理部10の構成要素が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、送信信号決定部16、送信信号生成部17、受信信号処理部18及び帯域幅情報送信部21におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムが、図4に示すメモリ61に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ62が、メモリ61に格納されているプログラムを実行する。
光送受信器2-nにおけるデジタル処理部10の構成要素が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、送信信号決定部23、送信信号生成部17、受信信号処理部18及び帯域幅情報受信部22におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムが、図4に示すメモリ61に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ62が、メモリ61に格納されているプログラムを実行する。
次に、実施の形態4に係る光通信システムの動作について説明する。
ここでは、説明の便宜上、光送受信器3-1が、帯域幅情報を伝送路5に送出し、光送受信器2-1が、帯域幅情報を受信することによって、送信信号のボーレートBと送信信号のエントロピーEとを決定する例を説明する。
光送受信器2-1が、帯域幅情報受信部22及び送信信号決定部23を備え、光送受信器3-1が、帯域幅情報送信部21を備えている点以外は、実施の形態1に係る光通信システムと同様である。このため、ここでは、主に、帯域幅情報送信部21、帯域幅情報受信部22及び送信信号決定部23の動作を説明する。
光送受信器3-1の帯域幅算出部15は、図2に示す帯域幅算出部15と同様に、検査信号の帯域幅WL-Hを算出する。
帯域幅算出部15は、検査信号の帯域幅WL-Hを示す帯域幅情報を送信信号決定部16及び帯域幅情報送信部21のそれぞれに出力する。
光送受信器3-1の帯域幅情報送信部21は、帯域幅算出部15から帯域幅情報を受けると、帯域幅情報を、光信号送信部12等を介して、光送受信器2-1に送信する。
光送受信器3-1から送信された帯域幅情報は、光信号として、光送受信器2-1まで伝送される。帯域幅情報は、PS技術によって変調された確率整形信号であってもよいし、QPSK又は多値QAM等の位相変調方式によって変調された信号であってもよい。
ここでは、帯域幅情報送信部21が、帯域幅情報を、光信号送信部12等を介して、光送受信器2-1に送信している。しかし、これは一例に過ぎず、送信信号生成部17が、生成した送信信号におけるデータ系列の先頭のオーバーヘッド部に帯域幅情報を含め、帯域幅情報を含む送信信号を、光信号送信部12等を介して、光送受信器2-1に送信するようにしてもよい。
光送受信器2-1における光信号受信部13の光受信器13aは、光送受信器3-1の光信号送信部12からマルチプレクサ4-2に出力されたのち、波長フィルタ6-2a,6-1aを通過してきた光信号である帯域幅情報を受信する。
光信号受信部13の光電変換器13bは、光受信器13aにより帯域幅情報が受信されると、帯域幅情報を光信号から電気信号に変換し、電気信号を帯域幅情報受信部22に出力する。
光送受信器2-1の帯域幅情報受信部22は、光信号受信部13の光電変換器13bから電気信号である帯域幅情報を受けると、帯域幅情報の受信処理を実施することによって帯域幅情報を復調し、復調した帯域幅情報を送信信号決定部23に出力する。
光送受信器2-1の送信信号決定部23は、帯域幅情報受信部22から帯域幅情報を受けると、帯域幅情報が示す帯域幅WL-Hに従って、送信信号のボーレートBと、送信信号のエントロピーEとを決定する。
ここでは、送信信号決定部23が、帯域幅情報が示す帯域幅WL-Hに従って、送信信号のエントロピーEと、送信信号のボーレートBとを決定している。しかし、これは一例に過ぎず、光送受信器3-1が検査信号を伝送路5に送出し、光送受信器2-1が検査信号を受信する場合、送信信号決定部23は、帯域幅算出部15により算出された検査信号の帯域幅L-Hに従って、送信信号のボーレートBと、送信信号のエントロピーEとを決定する。
光送受信器2-1の送信信号生成部17は、図2に示す送信信号生成部17と同様に、エントロピーEを有し、かつ、ボーレートBを有する送信信号を生成する。
以上の実施の形態4では、第2の光送受信器が、帯域幅算出部15により算出された検査信号の帯域幅を示す帯域幅情報を送信する帯域幅情報送信部21をさらに備えている。また、第1の光送受信器が、帯域幅情報送信部21から送信された帯域幅情報を受信する帯域幅情報受信部22と、帯域幅情報受信部22により受信された帯域幅情報が示す帯域幅に従って、送信信号の変調速度と、送信信号の変調多値度とを決定する送信信号決定部23とをさらに備えている。したがって、第1の光送受信器は、帯域幅算出部15における帯域幅の算出処理を省略しても、送信信号決定部23が、送信信号の変調速度と、送信信号の変調多値度とを決定することができる。
実施の形態5.
実施の形態5では、第1の光送受信部71及び第2の光送受信部72を備える光送受信器2-n,3-nについて説明する。
実施の形態5に係る光通信システムの構成は、実施の形態1に係る光通信システムの構成と同様であり、実施の形態5に係る光通信システムを示す構成図は、図1である。
図17は、実施の形態5に係る光送受信器2-n,3-nを示す構成図である。図17において、図2及び図9と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図17に示す光送受信器2-n,3-nの一部のハードウェアを示すハードウェア構成図は、図10である。
第1の光送受信部71は、検査信号送信部11、光信号送信部12、光信号受信部13、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、受信信号処理部18及び信号対雑音比算出部19を備えている。
第2の光送受信部72は、検査信号送信部11、光信号送信部12、光信号受信部13、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、受信信号処理部18及び信号対雑音比算出部19を備えている。
図17に示す光送受信器2-n,3-nでは、第1の光送受信部71及び第2の光送受信部72の双方が、検査信号受信部14、帯域幅算出部15及び信号対雑音比算出部19を備えている。しかし、これは一例に過ぎず、第1の光送受信部71及び第2の光送受信部72のうちのいずれか一方が、検査信号の帯域幅WL-Hを算出すればよいため、例えば、第2の光送受信部72に含まれている、検査信号受信部14、帯域幅算出部15及び信号対雑音比算出部19を削除してもよい。
即ち、第1の光送受信部71及び第2の光送受信部72は、同じ光送受信器2-n(又は、3-n)に含まれている。このため、第1の光送受信部71の光信号送信部12から、第1の光送受信部71の光信号受信部13に至る検査信号の伝搬経路と、第2の光送受信部72の光信号送信部12から、第2の光送受信部72の光信号受信部13に至る検査信号の伝搬経路とは、同じである。
したがって、第1の光送受信部71の帯域幅算出部15により算出される検査信号の帯域幅WL-Hと、第2の光送受信部72の帯域幅算出部15により算出される検査信号の帯域幅WL-Hとが同じになる。このため、例えば、第2の光送受信部72に含まれている、検査信号受信部14、帯域幅算出部15及び信号対雑音比算出部19を削除してもよい。
送信信号決定部81は、例えば、図10に示す送信信号決定回路38によって実現される。
送信信号決定部81は、第1の光送受信部71の帯域幅算出部15、又は、第2の光送受信部72の帯域幅算出部15から、検査信号の帯域幅WL-Hを取得する。
送信信号決定部81は、第1の光送受信部71の信号対雑音比算出部19、又は、第2の光送受信部72の信号対雑音比算出部19から、検査信号のOSNRを取得する。
送信信号決定部81は、検査信号の帯域幅WL-H及び検査信号のOSNRのそれぞれに従って、2つの送信信号S,Sの変調速度であるボーレートB,Bと、2つの送信信号S,Sの変調多値度であるエントロピーE,Eとを決定する。
送信信号生成部82は、例えば、図10に示す送信信号生成回路35によって実現される。
送信信号生成部82は、送信信号決定部81により決定された2つの送信信号S,SにおけるそれぞれのエントロピーE,Eと、2つの送信信号S,SにおけるそれぞれのボーレートB,Bとを取得する。
送信信号生成部82は、エントロピーE,Eのうちの一方のエントロピーEを有し、かつ、ボーレートB,Bのうちの一方のボーレートBを有する送信信号Sを生成する。
送信信号生成部82は、エントロピーE,Eのうちの他方のエントロピーEを有し、かつ、ボーレートB,Bのうちの他方のボーレートBを有する送信信号Sを生成する。
送信信号生成部82は、送信信号Sを第1の光送受信部71の光信号送信部12に出力し、送信信号Sを第2の光送受信部72の光信号送信部12に出力する。
図17では、光送受信器2-n,3-nの一部の構成要素である検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、受信信号処理部18、信号対雑音比算出部19、送信信号決定部81及び送信信号生成部82のそれぞれが、図10に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、光送受信器2-n,3-nの一部が、検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、受信信号処理回路36、信号対雑音比算出回路37、送信信号決定回路38及び送信信号生成回路35によって実現されるものを想定している。
検査信号送信回路31、検査信号受信回路32、帯域幅算出回路33、受信信号処理回路36、信号対雑音比算出回路37、送信信号決定回路38及び送信信号生成回路35のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
光送受信器2-n,3-nの一部の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
光送受信器2-n,3-nの一部の構成要素が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、検査信号送信部11、検査信号受信部14、帯域幅算出部15、受信信号処理部18、信号対雑音比算出部19、送信信号決定部81及び送信信号生成部82におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムが、図4に示すメモリ61に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ62が、メモリ61に格納されているプログラムを実行する。
次に、実施の形態5に係る光通信システムの動作について説明する。
図18は、実施の形態5に係る光送受信器2-n,3-nにおける送信信号決定部81及び送信信号生成部82の処理手順を示すフローチャートである。
第1の光送受信部71の帯域幅算出部15、又は、第2の光送受信部72の帯域幅算出部15は、図2及び図9に示す帯域幅算出部15と同様に、検査信号の帯域幅WL-Hを算出する。
第1の光送受信部71の帯域幅算出部15、又は、第2の光送受信部72の帯域幅算出部15は、検査信号の帯域幅WL-Hを送信信号決定部81に出力する。
第1の光送受信部71の信号対雑音比算出部19、又は、第2の光送受信部72の信号対雑音比算出部19は、図9に示す信号対雑音比算出部19と同様に、検査信号のOSNRを算出する。
第1の光送受信部71の信号対雑音比算出部19、又は、第2の光送受信部72の信号対雑音比算出部19は、検査信号のOSNRを送信信号決定部81に出力する。
送信信号決定部81は、第1の光送受信部71の帯域幅算出部15、又は、第2の光送受信部72の帯域幅算出部15から、検査信号の帯域幅WL-Hを取得する。
送信信号決定部81は、第1の光送受信部71の信号対雑音比算出部19、又は、第2の光送受信部72の信号対雑音比算出部19から、検査信号のOSNRを取得する。
送信信号決定部81は、送信信号生成部82の生成対象である送信信号S,Sのサブキャリア周波数fsc1,fsc2から、以下の式(1)に示すように、2つのサブキャリア周波数fsc1,fsc2における中心周波数fを算出する(図18のステップST11)。
=(fsc1+fsc2)/2 (1)
送信信号S,Sのサブキャリア周波数fsc1,fsc2は、送信信号決定部81の内部メモリに格納されていてもよいし、送信信号決定部81の外部から与えられるものであってもよい。
送信信号決定部81は、検査信号の帯域幅WL-Hの中で、中心周波数fよりも低周波数側の帯域幅Wと、中心周波数fよりも高周波数側の帯域幅Wとを算出する(図18のステップST12)。
低周波数側の帯域幅Wの最低周波数は、サブキャリア周波数fsc1から、中心周波数fとサブキャリア周波数fsc1との差分を減算した周波数である。低周波数側の帯域幅Wの最高周波数は、中心周波数fである。
高周波数側の帯域幅Wの最低周波数は、中心周波数fである。高周波数側の帯域幅Wの最高周波数は、サブキャリア周波数fsc2に、中心周波数fとサブキャリア周波数fsc2との差分を加算した周波数である。
送信信号決定部81は、以下の式(2)に示すように、低周波数側の帯域幅Wと高周波数側の帯域幅Wとの帯域幅差ΔWを算出する。
ΔW=|W-W| (2)
送信信号決定部81は、帯域幅差ΔWと閾値Thとを比較することによって、低周波数側の帯域幅Wと高周波数側の帯域幅Wとの対称性を判定する。
即ち、送信信号決定部81は、帯域幅差ΔWが閾値Thよりも小さければ、対称性が有ると判定し、帯域幅差ΔWが閾値Th以上であれば、対称性が無いと判定する。
閾値Thは、送信信号決定部81の内部メモリに格納されていてもよいし、送信信号決定部81の外部から与えられるものであってもよい。閾値Thとしては、検査信号の帯域幅WL-Hの10%程度の値が考えられる。
送信信号決定部81は、対称性が有ると判定すれば(図18のステップST13:YESの場合)、低周波数側の帯域幅Wと検査信号のOSNRとに従って、送信信号SのボーレートBと、送信信号SのエントロピーEとを決定する(図18のステップST14)。
また、送信信号決定部81は、高周波数側の帯域幅Wと検査信号のOSNRとに従って、送信信号SのボーレートBと、送信信号SのエントロピーEとを決定する(図18のステップST15)。
送信信号決定部81によるボーレートB,Bの決定処理自体は、図9に示す送信信号決定部20によるボーレートBの決定処理と同様である。また、送信信号決定部81によるエントロピーE,Eの決定処理自体は、図9に示す送信信号決定部20によるエントロピーEの決定処理と同様である。
このため、詳細な説明は、省略するが、送信信号決定部81は、対称性が有ると判定すれば、低周波数側の帯域幅Wに従って、送信信号SのボーレートB及びエントロピーEのそれぞれを決定し、高周波数側の帯域幅Wに従って、送信信号SのボーレートB及びエントロピーEのそれぞれを決定する。そして、送信信号決定部81は、信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRが、誤り訂正限界のOSNRよりも低ければ、決定したボーレートB及びエントロピーEのそれぞれを変更し、決定したボーレートB及びエントロピーEのそれぞれを変更する。
送信信号決定部81によって、ボーレートB,B及びエントロピーE,Eのそれぞれが変更されることによって、低周波数側の帯域幅Wは、信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRが、誤り訂正限界のOSNR以上となる帯域幅W’に変わる。また、高周波数側の帯域幅Wは、信号対雑音比算出部19により算出されたOSNRが、誤り訂正限界のOSNR以上となる帯域幅W’に変わる。
図19は、帯域幅W’及び帯域幅W’の和が、検査信号の帯域幅WL-Hよりも小さい場合のサブキャリア間隔Δfの変更例を示す説明図である。
図20は、帯域幅W’及び帯域幅W’の和が、検査信号の帯域幅WL-H以上である場合のサブキャリア間隔Δfの変更例を示す説明図である。
図19及び図20において、横軸は、周波数であり、縦軸は、送信信号S,Sの光パワーである。
送信信号Sと送信信号Sとのサブキャリア間隔Δfの初期値は、送信信号Sのサブキャリア周波数fsc1と、送信信号Sのサブキャリア周波数fsc2との差分の絶対値である。
図19に示すように、帯域幅W’及び帯域幅W’の和が、検査信号の帯域幅WL-Hよりも小さければ、帯域幅WL-Hは、信号の伝送に余裕がある状態である。送信信号決定部81は、帯域幅WL-Hの有効利用を図るため、送信信号S,SのボーレートB,Bを高くすることによって、帯域幅W’及び帯域幅W’のそれぞれを、帯域幅WL-Hの2分の1を超えない範囲で拡大する。送信信号決定部81は、拡大後の帯域幅W’と拡大後の帯域幅W’との重なりを避けるため、サブキャリア間隔Δfを、例えば、帯域幅W’の1.2倍、又は、帯域幅W’の1.2倍に拡大する。
図20に示すように、帯域幅W’及び帯域幅W’の和が、検査信号の帯域幅WL-H以上であれば、送信信号S,Sの一部を送信できないことがある状態である。送信信号決定部81は、送信信号S,Sの全てを送信できるようにするため、送信信号S,SのボーレートB,Bを低くすることによって、帯域幅W’及び帯域幅W’のそれぞれが、帯域幅WL-Hの2分の1よりも狭くなるように、帯域幅W’及び帯域幅W’のそれぞれを縮小する。送信信号決定部81は、縮小後の帯域幅W’と縮小後の帯域幅W’とが重ならない範囲で、サブキャリア間隔Δfを縮小する。
送信信号決定部81は、対称性が無いと判定すれば(図18のステップST13:NOの場合)、低周波数側の帯域幅Wと高周波数側の帯域幅Wとの比率に応じて、送信信号Sの伝送容量と、送信信号Sの伝送容量とを決定する(図18のステップST16)。
図21は、送信信号決定部81が、低周波数側の帯域幅Wと高周波数側の帯域幅Wとの比率に応じて、送信信号Sの伝送容量と、送信信号Sの伝送容量とを決定する例を示す説明図である。
図21において、横軸は、周波数であり、縦軸は、送信信号S,Sの光パワーである。
図21では、全体の伝送容量が、400[Gbit/sec]であるときの伝送容量の決定例を示している。
図21では、低周波数側の帯域幅Wと高周波数側の帯域幅Wとの比率が、3:1であるため、送信信号Sの伝送容量として、300[Gbit/sec]、送信信号Sの伝送容量として、100[Gbit/sec]が決定されている。
図21では、全体の伝送容量が、400[Gbit/sec]であり、低周波数側の帯域幅Wと高周波数側の帯域幅Wとの比率が、3:1である例を示している。しかし、これは一例に過ぎない。例えば、全体の伝送容量が、700[Gbit/sec]であり、低周波数側の帯域幅Wと高周波数側の帯域幅Wとの比率が、5:2であれば、送信信号Sの伝送容量として、500[Gbit/sec]、送信信号Sの伝送容量として、200[Gbit/sec]が決定される。
送信信号の伝送容量が一定であるときの、送信信号のボーレートと送信信号のエントロピーとの関係は、例えば、図5に示す通りである。
送信信号決定部81の内部メモリには、互いに異なる伝送容量毎に、送信信号のボーレートと送信信号のエントロピーとの関係を示すテーブルが記憶されている。
送信信号決定部81は、決定した送信信号Sの伝送容量に係るテーブルを参照して、送信信号SのボーレートBと、送信信号SのエントロピーEとを決定する(図18のステップST17)。ボーレートBとエントロピーEとの組み合わせは、複数存在するが、どのような組み合わせであってもよい。
送信信号決定部81は、決定した送信信号Sの伝送容量に係るテーブルを参照して、送信信号SのボーレートBと、送信信号SのエントロピーEとを決定する(図18のステップST18)。ボーレートBとエントロピーEとの組み合わせは、複数存在するが、どのような組み合わせであってもよい。
送信信号生成部82は、送信信号決定部81により決定されたエントロピーEを有し、かつ、送信信号決定部81により決定されたボーレートBを有する送信信号Sを生成する(図18のステップST19)。
送信信号生成部82は、送信信号決定部81により決定されたエントロピーEを有し、かつ、送信信号決定部81により決定されたボーレートBを有する送信信号Sを生成する(図18のステップST20)。
送信信号生成部82は、送信信号Sを第1の光送受信部71の光信号送信部12に出力し、送信信号Sを第2の光送受信部72の光信号送信部12に出力する。
以上の実施の形態5では、送信信号決定部81が、帯域幅算出部15により算出された帯域幅及び信号対雑音比算出部19により算出された信号対雑音比のそれぞれに従って、2つの送信信号におけるそれぞれの変調速度と、2つの送信信号におけるそれぞれの変調多値度と、2つの送信信号におけるサブキャリア間隔とを決定するように、光送受信器2-n,3-nを構成した。したがって、光送受信器2-n,3-nは、2つの送信信号を生成する場合でも、光信号が通過する波長フィルタの個数に基づいて、光信号が通過する全ての波長フィルタを通過した後の光信号の帯域幅を算出するものよりも、光通信ネットワークの伝送容量を増やすことができる。
なお、本開示は、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示は、光送受信器と、送信信号決定方法と、光送受信器を備える光通信システムとに適している。
1,1-1,1-2 光伝送装置、2,2-1~2-N 光送受信器(第1の光送受信器)、3,3-1~3-N 光送受信器(第2の光送受信器)、4,4-1,4-2 マルチプレクサ、5 伝送路、6-1,6-2 光分配器、6-1a,6-2a 波長フィルタ、10 デジタル処理部、11 検査信号送信部、12 光信号送信部、12a 電光変換器、12b 光送信器、13 光信号受信部、13a 光受信器、13b 光電変換器、14 検査信号受信部、15 帯域幅算出部、16 送信信号決定部、17 送信信号生成部、18 受信信号処理部、19 信号対雑音比算出部、20 送信信号決定部、21 帯域幅情報送信部、22 帯域幅情報受信部、23 送信信号決定部、31 検査信号送信回路、32 検査信号受信回路、33 帯域幅算出回路、34 送信信号決定回路、35 送信信号生成回路、36 受信信号処理回路、37 信号対雑音比算出回路、38 送信信号決定回路、39 帯域幅情報送信回路、40 帯域幅情報受信回路、41 送信信号決定回路、51 検査信号送信部、52 光源、53 光変調器、54 制御回路、61 メモリ、62 プロセッサ、71 第1の光送受信部、72 第2の光送受信部、81 送信信号決定部、82 送信信号生成部。

Claims (13)

  1. 光通信ネットワークの伝送路に挿入されている光分配器が有する波長フィルタの帯域幅よりも帯域幅が狭く、周波数が互いに異なる複数の信号である狭帯域信号の集まりであって、前記波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高い周波数を有する狭帯域信号と、前記波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低い周波数を有する狭帯域信号とを含む狭帯域信号の集まりを検査信号として生成する検査信号送信部から、前記検査信号が前記伝送路に送出され、検査信号受信部によって、前記波長フィルタを通過してきた検査信号が受信されると、
    前記検査信号受信部により受信された検査信号の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、
    前記帯域幅算出部により算出された帯域幅に従って、送信信号の変調速度と、前記送信信号の変調多値度とを決定する送信信号決定部と
    を備えた光送受信器。
  2. 前記送信信号決定部は、前記帯域幅算出部により算出された帯域幅を前記送信信号の帯域幅に決定し、前記送信信号の帯域幅から前記送信信号の変調速度を決定し、前記変調速度から前記送信信号の変調多値度を決定することを特徴とする請求項1記載の光送受信器。
  3. 前記検査信号受信部により受信された検査信号の信号対雑音比を算出する信号対雑音比算出部を備え、
    前記送信信号決定部は、前記帯域幅算出部により算出された帯域幅及び前記信号対雑音比算出部により算出された信号対雑音比のそれぞれに従って、前記送信信号の変調速度と、前記送信信号の変調多値度とを決定することを特徴とする請求項1記載の光送受信器。
  4. 前記送信信号決定部は、前記信号対雑音比算出部により算出された信号対雑音比が、誤り訂正限界の信号対雑音比よりも低ければ、前記信号対雑音比算出部により算出された信号対雑音比が、前記誤り訂正限界の信号対雑音比となる帯域幅に従って、前記送信信号の変調速度と、前記送信信号の変調多値度とを決定することを特徴とする請求項3記載の光送受信器。
  5. 前記検査信号送信部は、
    前記波長フィルタの帯域幅よりも帯域幅が狭い連続光を出力する光源と、
    前記光源から出力された連続光をパルス変調することによって前記狭帯域信号を生成し、前記狭帯域信号を前記伝送路に送出する光変調器と、
    前記光源から出力される連続光の周波数を切り替える制御回路とを備えていることを特徴とする請求項1記載の光送受信器。
  6. 前記送信信号決定部により決定された変調多値度を有し、かつ、前記送信信号決定部により決定された変調速度を有する送信信号を生成する送信信号生成部を備えたことを特徴とする請求項1記載の光送受信器。
  7. 第1の送信信号を送信する第1の光送受信部と、第2の送信信号を送信する第2の光送受信部とを備え、
    前記第1の光送受信部及び前記第2の光送受信部のうちの少なくとも一方は、
    前記帯域幅算出部と、
    前記検査信号受信部により受信された検査信号の信号対雑音比を算出する信号対雑音比算出部と、を備え、
    前記送信信号決定部は、前記帯域幅算出部により算出された帯域幅及び前記信号対雑音比算出部により算出された信号対雑音比のそれぞれに従って、前記第1の光送受信部から送信される第1の送信信号と、前記第2の光送受信部から送信される第2の送信信号との2つの送信信号におけるそれぞれの変調速度と、前記2つの送信信号におけるそれぞれの変調多値度と、前記2つの送信信号におけるサブキャリア間隔とを決定することを特徴とする請求項1記載の光送受信器。
  8. 前記送信信号決定部により決定された2つの送信信号におけるそれぞれの変調多値度のうち、一方の変調多値度を有し、かつ、前記送信信号決定部により決定された2つの送信信号におけるそれぞれの変調速度のうち、一方の変調速度を有する送信信号を前記第1の送信信号として生成し、前記2つの送信信号におけるそれぞれの変調多値度のうち、他方の変調多値度を有し、かつ、前記送信信号決定部により決定された2つの送信信号におけるそれぞれの変調速度のうち、他方の変調速度を有する送信信号を前記第2の送信信号として生成する送信信号生成部を備えたことを特徴とする請求項7記載の光送受信器。
  9. 前記送信信号決定部は、
    前記2つの送信信号におけるそれぞれのサブキャリア周波数から、2つのサブキャリア周波数における中心周波数を算出し、前記帯域幅算出部により算出された帯域幅の中で、前記中心周波数よりも低周波数側の帯域幅と、前記中心周波数よりも高周波数側の帯域幅とを算出し、
    前記低周波数側の帯域幅及び前記信号対雑音比算出部により算出された信号対雑音比のそれぞれに従って、前記2つの送信信号のうちの一方の送信信号の変調速度及び一方の送信信号の変調多値度のそれぞれを決定し、
    前記高周波数側の帯域幅及び前記信号対雑音比算出部により算出された信号対雑音比のそれぞれに従って、前記2つの送信信号のうちの他方の送信信号の変調速度及び他方の送信信号の変調多値度のそれぞれを決定し、
    前記低周波数側の帯域幅と前記高周波数側の帯域幅とから、前記サブキャリア間隔を決定することを特徴とする請求項7記載の光送受信器。
  10. 光通信ネットワークの伝送路に挿入されている光分配器が有する波長フィルタの帯域幅よりも帯域幅が狭く、周波数が互いに異なる複数の信号である狭帯域信号の集まりであって、前記波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高い周波数を有する狭帯域信号と、前記波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低い周波数を有する狭帯域信号とを含む狭帯域信号の集まりを検査信号として生成する検査信号送信部から、前記検査信号が前記伝送路に送出され、検査信号受信部によって、前記波長フィルタを通過してきた検査信号が受信されると、
    域幅算出部が、前記検査信号受信部により受信された検査信号の帯域幅を算出し、
    信信号決定部が、前記帯域幅算出部により算出された帯域幅に従って、送信信号の変調速度と、前記送信信号の変調多値度とを決定する
    送信信号決定方法。
  11. 光通信ネットワークの伝送路に挿入されている光分配器が有する波長フィルタの帯域幅よりも帯域幅が狭く、周波数が互いに異なる複数の信号である狭帯域信号の集まりであって、前記波長フィルタの帯域幅の最高周波数よりも高い周波数を有する狭帯域信号と、前記波長フィルタの帯域幅の最低周波数よりも低い周波数を有する狭帯域信号とを含む狭帯域信号の集まりを検査信号として生成し、前記検査信号を前記伝送路に送出する検査信号送信部を有する第1の光送受信器と、
    前記検査信号送信部から送出されたのち、前記波長フィルタを通過してきた検査信号を受信する検査信号受信部と、前記検査信号受信部により受信された検査信号の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、前記帯域幅算出部により算出された帯域幅に従って、送信信号の変調速度と、前記送信信号の変調多値度とを決定する送信信号決定部とを有する第2の光送受信器と
    を備えた光通信システム。
  12. 前記第2の光送受信器は、
    前記帯域幅算出部により算出された帯域幅を示す帯域幅情報を送信する帯域幅情報送信部をさらに備え、
    前記第1の光送受信器は、
    前記帯域幅情報送信部から送信された帯域幅情報を受信する帯域幅情報受信部と、
    前記帯域幅情報受信部により受信された帯域幅情報が示す帯域幅に従って、前記送信信号の変調速度と、前記送信信号の変調多値度とを決定する送信信号決定部とをさらに備えていることを特徴とする請求項11記載の光通信システム。
  13. 前記第2の光送受信器は、
    第1の送信信号を送信する第1の光送受信部と、第2の送信信号を送信する第2の光送受信部とを備え、
    前記第1の光送受信部及び前記第2の光送受信部のうちの少なくとも一方は、
    前記帯域幅算出部と、
    前記検査信号受信部により受信された検査信号の信号対雑音比を算出する信号対雑音比算出部と、を備え、
    前記送信信号決定部は、前記帯域幅算出部により算出された帯域幅及び前記信号対雑音比算出部により算出された信号対雑音比のそれぞれに従って、前記第1の光送受信部から送信される第1の送信信号と、前記第2の光送受信部から送信される第2の送信信号との2つの送信信号におけるそれぞれの変調速度と、前記2つの送信信号におけるそれぞれの変調多値度と、前記2つの送信信号におけるサブキャリア間隔とを決定することを特徴とする請求項11記載の光通信システム。
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