JP7136683B2 - 全固体二次電池用活物質分散ペースト及び全固体二次電池 - Google Patents
全固体二次電池用活物質分散ペースト及び全固体二次電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7136683B2 JP7136683B2 JP2018241446A JP2018241446A JP7136683B2 JP 7136683 B2 JP7136683 B2 JP 7136683B2 JP 2018241446 A JP2018241446 A JP 2018241446A JP 2018241446 A JP2018241446 A JP 2018241446A JP 7136683 B2 JP7136683 B2 JP 7136683B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- active material
- secondary battery
- solid secondary
- paste
- solid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
特にチタン酸リチウム(LTO)は小粒径になれば電池性能が向上する活物質であるため十分に小粒径化する必要があり、比表面積の比較的大きなLTOに関しては、分散性(粘性)、貯蔵安定性、及び電池性能の全てを満たすことが重要である。
<1>分散樹脂(A)、活物質(B)及び有機溶媒(C)を含有する全固体二次電池用活物質分散ペーストであって、該分散樹脂(A)が、極性基を有する重合性不飽和モノマーを含む原料モノマーの共重合体であるアクリル樹脂(a)を含有することを特徴とする全固体二次電池用活物質分散ペースト。
<2>前記活物質(B)が、チタン酸リチウム(b)を含有することを特徴とする前記<1>に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
<3>前記極性基が、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、アミノ基、4級塩基、水酸基及びポリアルキレングリコール基からなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする前記<1>又は<2>に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
<4>前記アクリル樹脂(a)が、1gあたり、0.1~5.0mmol/gの範囲内で前記極性基を有することを特徴とする前記<2>又は<3>に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
<5>全固体二次電池用活物質分散ペーストの固形分質量を基準として、前記分散樹脂(A)を0.5~20質量%含有することを特徴とする前記<1>~<4>のいずれか1つに記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
<6>前記有機溶媒(C)が、下記式(1)で表されるエステル系溶媒を含有することを特徴とする前記<1>~<5>のいずれか1つに記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
R1COOR2 ・・・(1)
(式(1)中、R1及びR2は、同一であっても異なっていてもよく、炭素数3以上の炭化水素基を示す。)
<7>さらに、導電性材料を含有することを特徴とする前記<1>~<6>のいずれか1つに記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
<8>さらに、バインダーとして、ポリフッ化ビニリデンを含有することを特徴とする前記<1>~<7>のいずれか1つに記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
<9>水分含有量が1.0質量%以下であることを特徴とする前記<1>~<8>のいずれか1つに記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
<10>前記<1>~<9>のいずれか1つに記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト、導電性材料及び固体電解質を含有することを特徴とする全固体二次電池用合材ペースト。
<11>前記<10>に記載の全固体二次電池用合材ペーストの乾燥物であることを特徴とする全固体二次電池用負極層。
<12>前記<11>に記載の全固体二次電池用負極層、固体電解質層、及び正極層を具備することを特徴とする全固体二次電池。
<13>下記の工程1~4、
工程1:極性基を有する重合性不飽和モノマーを含む原料モノマーの共重合体であるアクリル樹脂(a)を含有する分散樹脂(A)、活物質(B)、及び有機溶媒(C)を含む組成物を混合し、活物質分散ペーストを製造する工程、
工程2:工程1で得られた活物質分散ペースト、導電性材料、及び固体電解質を含む組成物を混合し、合材ペーストを製造する工程、
工程3:工程2で得られた合材ペーストを基材上に塗布及び乾燥して負極層を得る工程、及び
工程4:工程3で得られた負極層、固体電解質層、及び正極層を設置する工程、
を順次行うことを特徴とする全固体二次電池の製造方法。
本明細書において、「樹脂がその原料となるモノマーXを含有する」とは、相反する内容を別途明記しない限り、上記樹脂が、上記モノマーXを含む原料モノマーの(共)重合体であることを意味する。また、本明細書において、(共)重合体とは重合体又は共重合体を意味する。
本発明の全固体二次電池用活物質分散ペーストは、分散樹脂(A)、活物質(B)及び有機溶媒(C)を含有する活物質分散ペーストである。
本発明で用いることができる分散樹脂(A)は、少なくとも1種の極性基を有する重合性不飽和モノマーを含む原料モノマーの共重合体であるアクリル樹脂(a)を含有する。
アクリル樹脂(a)としては、それ自体既知のものを特に制限なく用いることができるが、活物質の分散性及び貯蔵安定性の観点から、本発明においては極性基を有する重合性不飽和モノマーを含む原料モノマーの共重合体を用いる。
上記アクリル樹脂(a)において、極性基を有する重合性不飽和モノマーの極性基部位がどのような効果(分散性及び貯蔵安定性の向上)を発揮しているのかは定かではないが、該極性基を有する重合性不飽和モノマーは極性基を有さない重合性不飽和モノマーと比較して有機溶媒(C)と相溶しにくいことから、下記二点のいずれか若しくは双方の効果が発現していると推測する。
(1)極性基は有機溶媒(C)中にあるよりも活物質(B)の表面近傍にある方が安定であるため、活物質(B)の表面に吸着する。
(2)有機溶媒(C)中で、極性基部位をコアとしてアクリル樹脂(a)が粒子化し、反発層の働きをする。
上記極性基を有する重合性不飽和モノマーとしては、極性基を有する重合性不飽和モノマーであれば特に制限なく用いることができ、該極性基としては、例えば、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、アミノ基、4級塩基、水酸基及びポリアルキレングリコール基等が挙げられ、重合性不飽和モノマー内に複数の極性基を有していてもよい。
上記極性基を有する重合性不飽和モノマーの具体例としては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、クロトン酸、β-カルボキシエチルアクリレート等のカルボキシル基含有重合性不飽和モノマー;2-(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、2-(メタ)アクリロイルオキシプロピルアシッドホスフェート等のリン酸基含有重合性不飽和モノマー;2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、2-スルホエチル(メタ)アクリレート、アリルスルホン酸、4-スチレンスルホン酸等、これらスルホン酸のナトリウム塩及びアンモニウム塩等のスルホン酸基含有重合性不飽和モノマー;N,N-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N-ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレートとアミン類との付加物等のアミノ基含有重合性不飽和モノマー;2-(メタクリロイルオキシ)エチルトリメチルアンモニウムクロライド等の4級塩基含有重合性不飽和モノマー;2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸と炭素数2~8の2価アルコールとのモノエステル化物、(メタ)アクリル酸と炭素数2~8の2価アルコールとのモノエステル化物のε-カプロラクトン変性体、N-ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、アリルアルコール、分子末端が水酸基であるポリオキシアルキレン鎖を有する(メタ)アクリレート等の水酸基含有重合性不飽和モノマー;ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート等のポリアルキレングリコール基含有重合性不飽和モノマーなどが挙げることができ、これらは1種を単独で又は2種以上を併用して用いることができる。
原料モノマー中の極性基を有する重合性不飽和モノマーの含有量が前記範囲であると、分散性及び貯蔵性が良好になる。
原料モノマーには、活物質の分散性及び貯蔵安定性の観点から、炭素数が4以上のアルキル基を有する重合性不飽和モノマーを含むことが好ましい。
原料モノマー中の炭素数が4以上のアルキル基を有する重合性不飽和モノマーの含有量が前記範囲であると、分散性及び貯蔵性が良好になる。
アクリル樹脂(a)を得るための原料モノマーとしては、上記極性基を有する重合性不飽和モノマー及び炭素数が4以上のアルキル基を有する重合性不飽和モノマー以外のその他の重合性不飽和モノマーも好適に用いることができる。その他の重合性不飽和モノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート等の炭素数が3以下のアルキル基を有する重合性不飽和モノマー;重合性不飽和基を1分子中に2個以上有する重合性不飽和モノマーなどが挙げられる。
アクリル樹脂(a)1gあたり極性基を5.0mmol/gより多く有すると、極性が高すぎて貯蔵性が悪化し、0.1mmol/g未満であると分散性が悪化する場合がある。
アクリル樹脂(a)の重量平均分子量が前記範囲であると、分散性及び貯蔵性が良好になる。
本発明において、分散樹脂(A)は、アクリル樹脂(a)と共に必要に応じてそれ自体既知のものを特に制限なく用いることができ、具体的には、例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリカーボネート樹脂、メラミン樹脂、塩素系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリブタジエンゴム、及びこれらの変性樹脂や複合樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は1種を単独で又は2種以上を組み合わせてアクリル樹脂(a)と共に含有することができる。
活物質(B)は、それ自体既知のものを特に制限なく用いることができる。
具体的には、例えば、チタン酸リチウム、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、高配向性グラファイト(HOPG)、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素材、又はリチウム、リチウム合金、インジウム、アルミニウム、ケイ素、錫等の金属材、又はリチウムチタン酸化物等のリチウム合金酸化物を挙げることができ、これらは1種を単独で又は2種以上を併用して用いることができる。
チタン酸リチウム(b)としては、二次電池用の活物質として従来公知のものを幅広く用いることができる。上記チタン酸リチウム(b)としては、スピネル型、ラムスデライト型等を用いることができ、特にスピネル型であることが好ましい。
スピネル型の結晶構造を有するチタン酸リチウムとしては、例えば、Li4+xTi5O12(-1≦x≦3)等が挙げられ、ラムスデライト型の結晶構造を有するチタン酸リチウムとしては、例えば、Li2+xTi3O7(0≦x≦1)等が挙げられ、これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
活物質(B)中のチタン酸リチウム(b)の含有量が前記範囲であると、電池に適用した時、良好な放電容量、充電レート特性、及び/又はサイクル特性などを得ることができる。
本発明で用いられる有機溶媒(C)としては、特に限定されないが、例えば、下記式(1)で表されるエステル系溶媒、炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。分散性及び貯蔵性の観点から、式(1)表されるエステル系溶媒を含有することがより好ましい。
R1COOR2 ・・・(1)
(式(1)中、R1及びR2は、同一であっても異なっていてもよく、炭素数3以上の炭化水素基を示す。)
また、炭化水素系溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン、ヘプタン、トリメチルベンゼン、テトラメチルベンゼン、エチルベンゼン、ヘキサン、オクタン、ノナン、デカン等が挙げられる。
本発明の活物質分散ペーストには、上記成分(A)、(B)及び(C)以外の成分(その他の添加剤ともいう)を配合してもよい。その他の成分としては、例えば、導電性材料、バインダー、中和剤、消泡剤、防腐剤、防錆剤、可塑剤、硬化剤等を挙げることができる。
本発明の活物質分散ペーストにおいては、導電性材料を含有することができる。
上記導電性材料としては、特に限定されず、全固体二次電池の導電性材料として用いられ得るものを広く使用することができる。具体的には、例えば、VGCF(気相成長法炭素繊維、Vapor Grown Carbon Fiber)、アセチレンブラック、ファーネスブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンナノ繊維等の導電カーボン、又は金属材等を挙げることができ、これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができるが、電池性能の観点から、導電性材料としては、導電カーボンが好ましい。
また、あらかじめ分散剤で導電性材料を分散してから、他の成分と混合することもできる。
本発明の活物質分散ペーストにおいては、バインダーを含有することができる。
上記バインダーとしては、特に限定されず、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンの共重合体(PVDF-HFP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素含有バインダー、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム等のゴムバインダー等を挙げることができる。また、ゴムバインダーとしては、特に限定されないが、水素添加したブタジエンゴムや、水素添加したブタジエンゴムの末端に官能基導入したものを好適に用いることができる。本発明においては、上述したバインダーの中でも、フッ素含有バインダーを用いることが好ましく、ポリフッ化ビニリデンを用いることがより好ましい。
本発明にかかる全固体二次電池用活物質分散ペーストは、前述した分散樹脂(A)、活物質(B)及び有機溶媒(C)、さらに必要に応じて、その他の成分(添加剤)を混合することにより製造することができる。上記各成分の混合は、例えば、ペイントシェーカー、サンドミル、ボールミル、ペブルミル、LMZミル、DCPパールミル、遊星ボールミル、ホモジナイザー、二軸混練機、薄膜旋回型高速ミキサー、超音波ホモジナイザー、ディスパー等の従来公知の分散機を用いて均一に混合、分散させることにより行うことができる。
本発明は、前記全固体二次電池用活物質分散ペースト及び固体電解質を含有する、全固体二次電池用合材ペーストを提供する。
全固体二次電池用活物質分散ペーストは前記した本発明の全固体二次電池用活物質分散ペーストを用いる。
全固体二次電池用合材ペースト中の全固体二次電池用活物質分散ペーストの含有量は、10~95質量%であることが好ましく、より好ましくは20~90質量%であり、さらに好ましくは30~80質量%である。全固体二次電池用活物質分散ペーストを前記範囲で含有することにより、良好な電極層の乾燥性を得ることができる。
本発明において、固体電解質としては、全固体二次電池の固体電解質の材料として用いられ得るものを広く使用することができる。具体的には、例えば、Li2S-SiS2、Li2S-P2S3、Li2S-P2S5、LiI-Li2S-SiS2、LiI-Li2S-P2S5、LiI-Li2S-P2O5、LiI-Li3PO4-P2S5、Li2S-P2S5、Li3PS4等の硫化物系固体電解質、Li2O-B2O3-P2O5、Li2O-SiO2、Li2O-B2O3、Li2O-B2O3-ZnO等の酸化物系固体電解質等が挙げられ、これらの固体電解質は、1種を単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。本発明においては、硫化物系固体電解質が好ましく、Li2S及びP2S5を含有する原料組成物を用いてなるものであることがより好ましく、上記原料組成物におけるLi2S及びP2S5の割合が、モル比で、Li2S:P2S5=70:30~80:20の範囲内であることが特に好ましい。
本発明の全固体二次電池用合材ペーストには、前述した全固体二次電池用活物質分散ペースト及び固体電解質以外の成分を配合してもよい。例えば、前述の有機溶媒(C)やその他の成分を用いることができる。
全固体二次電池用合材ペースト中の導電性材料の含有量は、固形分を基準として、好ましくは0.05~20質量%、より好ましくは0.1~10質量%、さらに好ましくは0.5~5質量%であり、バインダーの含有量は、好ましくは0.1~20質量%、より好ましくは0.5~10質量%、さらに好ましくは1~5質量%である。
本発明にかかる全固体二次電池用合材ペーストは、前述した全固体二次電池用活物質ペースト及び固体電解質、さらに必要に応じて、導電性材料、バインダー、及び/又はその他の成分を混合することにより製造することができる。上記各成分の混合は、例えば、ペイントシェーカー、サンドミル、ボールミル、ペブルミル、LMZミル、DCPパールミル、遊星ボールミル、ホモジナイザー、二軸混練機、薄膜旋回型高速ミキサー、超音波ホモジナイザー、ディスパー等の従来公知の分散機を用いて均一に混合、分散させることにより行うことができる。
本発明は、前記全固体二次電池用合材ペーストの乾燥物である全固体二次電池用負極層を提供する。
全固体二次電池用負極層は、前記全固体二次電池用合材ペーストを所望の形状に形成し、乾燥させて得られる。乾燥の温度は特に限定されないが、例えば、通常、室温~250℃、好ましくは50~220℃、より好ましくは70~190℃の範囲で適宜設定することができる。乾燥の時間は特に限定されないが、例えば、通常、0.1~10時間、好ましくは0.1~5時間、より好ましくは0.1~2時間の範囲で、全固体二次電池用合材ペーストが固形分99%以上の状態となるまで乾燥すればよい。
本発明は、さらに、前述の全固体二次電池用負極層、固体電解質層、及び正極層を具備することを特徴とする全固体二次電池を提供する。正極及び固体電解質層としては、全固体二次電池の分野において公知のものを適宜使用することができる。また、全固体二次電池は、前述した本発明の全固体二次電池用負極層又はその原料成分を用いる以外、公知の方法を適宜使用することにより製造することができる。
本発明は、さらに、下記の工程1~4を順次行う全固体二次電池の製造方法を提供する。
工程1:極性基を有する重合性不飽和モノマーを含む原料モノマーの共重合体であるアクリル樹脂(a)を含有する分散樹脂(A)、活物質(B)、及び有機溶媒(C)を含む組成物を混合し、活物質分散ペーストを製造する工程
工程2:工程1で得られた活物質分散ペースト、導電性材料、及び固体電解質を含む組成物を混合し、合材ペーストを製造する工程
工程3:工程2で得られた合材ペーストを基材上に塗布及び乾燥して負極層を得る工程
工程4:工程3で得られた負極層、固体電解質層、及び正極層を設置する工程
工程1では、極性基を有する重合性不飽和モノマーを含む原料モノマーの共重合体であるアクリル樹脂(a)を含有する分散樹脂(A)、活物質(B)、及び有機溶媒(C)を含む組成物を混合し、活物質分散ペーストを得る。
分散樹脂(A)、活物質(B)及び有機溶媒(C)に用いられる成分、及びそれらの含有量、混合方法は上記のとおりであり、成分(A)~(C)以外に含有できるその他の成分も上記のとおりである。
工程2では、工程1で得られた活物質分散ペースト、導電性材料、及び固体電解質を含む組成物を混合し、合材ペーストを得る。
活物質分散ペースト、導電性材料、及び固体電解質に用いられる成分、及びそれらの含有量、混合方法は上記のとおりであり、各成分以外に含有できるその他の成分も上記のとおりである。
工程3では、工程2で得られた合材ペーストを基材上に塗布及び乾燥して負極層を得る。
基材としては、負極層を支持できるものであれば特に限定されず、例えば、アルミニウム、鉄、銅、銅合金、複合金属等の板状体(シート等)が挙げられる。
工程4では、工程3で得られた負極層、固体電解質層、及び正極層を設置して全固体二次電池を得る。
負極層、固体電解質層及び正極層の設置方法は、従来公知の方法で行うことができる。
各種樹脂の合成方法、活物質分散ペースト、合材ペースト、負極層及び二次電池の製造方法、評価試験方法などは当該技術分野で従来公知の方法を用いている。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の技術思想と特許請求の範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能である。
また、各例中の「部」は質量部、「%」は質量%を示す。
(製造例1)
攪拌加熱装置と冷却管を備えた反応容器に、プロピレングリコールモノメチルエーテル40部を仕込み、窒素置換後、115℃に保った。この中に、以下に示すモノマー混合物を4時間かけて滴下した。
<モノマー混合物>
スチレン 20部
メチルメタクリレート 15部
n-ブチルアクリレート 30部
ラウリルメタクリレート 35部
t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート 3部
製造例1において、モノマー混合物の組成と含有量を表1のとおりとする以外は、製造例1と同様にしてアクリル樹脂(a-2)~(a-13)溶液を製造した。
尚、下記表1に各樹脂の重量平均分子量(Mw)及び極性基含有量(mmol/g)を記載する。
(実施例1~14及び比較例1~4)
分散樹脂、活物質、及び溶媒(酪酸ブチル)を、それぞれ下記表2に示す配合量で混合し、超音波ホモジナイザーにより2分間分散することで、活物質分散ペースト(X-1)~(X-18)を作製した。なお、表2中のアクリル樹脂の配合量の括弧の数値は、固形分質量である。
作製した活物質分散ペースト(X-1)~(X-18)の水分含有量はいずれも0.1%未満であった。
実施例1~14及び比較例1~4の活物質ペーストについて、下記方法により粘度、貯蔵性を評価した。本発明においては、粘度及び貯蔵性の全ての性能に優れていることが重要であり、いずれか1つに不合格「D」の評価がある場合は不合格である。結果を表2に示す。
実施例及び比較例で得られた活物質分散ペーストを、20℃の恒温室で1日貯蔵した後、コーン&プレート型粘度計「Mars2」(商品名、HAAKE社製)を用い、シアーレート0.1sec-1で粘度を測定し、下記基準により評価した。評価としては、A、B、Cが合格で、Dが不合格である。
A:粘度が、1Pa・s未満である。
B:粘度が、1Pa・s以上、かつ10Pa・s未満である。
C:粘度が、10Pa・s以上、かつ20Pa・s未満である。
D:粘度が、20Pa・s以上である。
実施例及び比較例で得られた活物質分散ペーストを20℃の恒温室で1ヶ月貯蔵した後、コーン&プレート型粘度計「Mars2」(商品名、HAAKE社製)を用い、シアーレート0.1sec-1で粘度を測定し、下記基準により評価した。評価としては、A、B、Cが合格で、Dが不合格である。
A:粘度が、5Pa・s未満である。
B:粘度が、5Pa・s以上、かつ15Pa・s未満である。
C:粘度が、15Pa・s以上、かつ25Pa・s未満である。
D:粘度が、25Pa・s以上である。
(注1)活物質:チタン酸リチウム〔Li4Ti5O12、粒径(D50、二次粒子):12μm、比重:3.6g/ml〕
(注2)PE:ポリエステル樹脂(酸価5mgKOH/g、水酸基価50mgKOH/g、数平均分子量2,000、モノマーのモル比1,6-ヘキサンジオール/アジピン酸=1/0.91、固形分50%)
(注3)PVA:ポリビニルアルコール(ケン化度88%、重合度500、固形分50%)
(実施例15)
実施例1で得られた活物質分散ペースト(X-1)124部に、固体電解質(注4)50部とカーボンブラック(注5)1部とPVDF(注6)2部を混合し、超音波ホモジナイザーにより2分間分散することで、合材ペースト(Y-1)を製造した。
(注4)固体電解質:硫化物系固体電解質〔Li2S-P2S5、粒径(D50):0.5μm〕
(注5)カーボンブラック:アセチレンブラック(粒子径40nm、比表面積800m2、表面処理なし、pH9.0)
(注6)PVDF:ポリフッ化ビニリデン樹脂(重量平均分子量100万)
実施例15における活物質分散ペーストの種類を表3に示すものに変更した以外は実施例15と同様にして、合材ペースト(Y-2)~(Y-18)を製造した。
活物質(注1)40部、アクリル樹脂(a-2)4部(固形分2部)、カーボンブラック(注5)1部、及び酪酸ブチル80部を混合し、超音波ホモジナイザーにより2分間分散した。
次いで、固体電解質(注4)50部とPVDF(注6)2部を混合し、超音波ホモジナイザーにより2分間分散することで、合材ペースト(Y-19)を製造した。
活物質(注1)40部、アクリル樹脂(a-2)4部(固形分2部)、PVDF(注6)2部、及び酪酸ブチル80部を混合し、超音波ホモジナイザーにより2分間分散した。
次いで、固体電解質(注4)50部とカーボンブラック(注5)1部を混合し、超音波ホモジナイザーにより2分間分散することで、合材ペースト(Y-20)を製造した。
活物質(注1)40部、アクリル樹脂(a-2)4部(固形分2部)、カーボンブラック(注5)1部、PVDF(注5)2部、及び酪酸ブチル80部を混合し、超音波ホモジナイザーにより2分間分散した。
次いで、固体電解質(注4)50部を混合し、超音波ホモジナイザーにより2分間分散することで、合材ペースト(Y-21)を製造した。
Claims (11)
- 分散樹脂(A)、活物質(B)及び有機溶媒(C)を含有する全固体二次電池用活物質分散ペーストであって、
該分散樹脂(A)が、極性基を有する重合性不飽和モノマーを含む原料モノマーの共重合体であるアクリル樹脂(a)を含有し、
前記アクリル樹脂(a)が、1gあたり、0.1~5.0mmol/gの範囲内で前記極性基を有し、
全固体二次電池用活物質分散ペーストの固形分質量を基準として、前記分散樹脂(A)を1.0~15質量%含有することを特徴とする全固体二次電池用活物質分散ペースト。 - 前記活物質(B)が、チタン酸リチウム(b)を含有することを特徴とする請求項1に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
- 前記極性基が、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、アミノ基、4級塩基、水酸基及びポリアルキレングリコール基からなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
- 前記有機溶媒(C)が、下記式(1)で表されるエステル系溶媒を含有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
R1COOR2 ・・・(1)
(式(1)中、R1及びR2は、同一であっても異なっていてもよく、炭素数3以上の炭化水素基を示す。) - さらに、導電性材料を含有することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
- さらに、バインダーとして、ポリフッ化ビニリデンを含有することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
- 水分含有量が1.0質量%以下であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載の全固体二次電池用活物質分散ペースト及び固体電解質を含有することを特徴とする全固体二次電池用合材ペースト。
- 請求項8に記載の全固体二次電池用合材ペーストの乾燥物であることを特徴とする全固体二次電池用負極層。
- 請求項9に記載の全固体二次電池用負極層、固体電解質層、及び正極層を具備することを特徴とする全固体二次電池。
- 下記の工程1~4、
工程1:極性基を有する重合性不飽和モノマーを含む原料モノマーの共重合体であるアクリル樹脂(a)を含有する分散樹脂(A)、活物質(B)、及び有機溶媒(C)を含む組成物を混合し、活物質分散ペーストを製造する工程、
工程2:工程1で得られた活物質分散ペースト、導電性材料、及び固体電解質を含む組成物を混合し、合材ペーストを製造する工程、
工程3:工程2で得られた合材ペーストを基材上に塗布及び乾燥して負極層を得る工程、及び
工程4:工程3で得られた負極層、固体電解質層、及び正極層を設置する工程、
を順次行う全固体二次電池の製造方法であって、
前記アクリル樹脂(a)が、1gあたり、0.1~5.0mmol/gの範囲内で前記極性基を有し、
全固体二次電池用活物質分散ペーストの固形分質量を基準として、前記分散樹脂(A)を1.0~15質量%含有することを特徴とする全固体二次電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018241446A JP7136683B2 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | 全固体二次電池用活物質分散ペースト及び全固体二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018241446A JP7136683B2 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | 全固体二次電池用活物質分散ペースト及び全固体二次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020102422A JP2020102422A (ja) | 2020-07-02 |
JP7136683B2 true JP7136683B2 (ja) | 2022-09-13 |
Family
ID=71139812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018241446A Active JP7136683B2 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | 全固体二次電池用活物質分散ペースト及び全固体二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7136683B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230395802A1 (en) * | 2020-10-23 | 2023-12-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | All solid state battery and method for producing the same |
WO2023167275A1 (ja) * | 2022-03-03 | 2023-09-07 | 関西ペイント株式会社 | 導電ペースト、合材ペースト、リチウムイオン電池正極用電極及び電池 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012238545A (ja) | 2011-05-13 | 2012-12-06 | Toyota Motor Corp | 全固体電池の製造方法 |
JP2013008611A (ja) | 2011-06-27 | 2013-01-10 | Nippon Zeon Co Ltd | 全固体二次電池 |
JP2013115022A (ja) | 2011-12-01 | 2013-06-10 | Toyota Motor Corp | 固体電池用電極の製造方法 |
JP2016025025A (ja) | 2014-07-23 | 2016-02-08 | トヨタ自動車株式会社 | 固体電池用負極の製造方法及び固体電池の製造方法、並びに、負極用スラリー |
JP2016177925A (ja) | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 二次電池電極形成用組成物、二次電池用電極および二次電池 |
JP2016212990A (ja) | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 富士フイルム株式会社 | 全固体二次電池、電極活物質層用組成物および全固体二次電池用電極シートならびに全固体二次電池用電極シートおよび全固体二次電池の製造方法 |
JP2019050174A (ja) | 2017-09-12 | 2019-03-28 | 関西ペイント株式会社 | 二次電池用硫黄化合物固体電解質分散ペースト、これを用いた二次電池用硫黄化合物固体電解質層及びこれを用いた全固体二次電池 |
-
2018
- 2018-12-25 JP JP2018241446A patent/JP7136683B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012238545A (ja) | 2011-05-13 | 2012-12-06 | Toyota Motor Corp | 全固体電池の製造方法 |
JP2013008611A (ja) | 2011-06-27 | 2013-01-10 | Nippon Zeon Co Ltd | 全固体二次電池 |
JP2013115022A (ja) | 2011-12-01 | 2013-06-10 | Toyota Motor Corp | 固体電池用電極の製造方法 |
JP2016025025A (ja) | 2014-07-23 | 2016-02-08 | トヨタ自動車株式会社 | 固体電池用負極の製造方法及び固体電池の製造方法、並びに、負極用スラリー |
JP2016177925A (ja) | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 二次電池電極形成用組成物、二次電池用電極および二次電池 |
JP2016212990A (ja) | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 富士フイルム株式会社 | 全固体二次電池、電極活物質層用組成物および全固体二次電池用電極シートならびに全固体二次電池用電極シートおよび全固体二次電池の製造方法 |
JP2019050174A (ja) | 2017-09-12 | 2019-03-28 | 関西ペイント株式会社 | 二次電池用硫黄化合物固体電解質分散ペースト、これを用いた二次電池用硫黄化合物固体電解質層及びこれを用いた全固体二次電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020102422A (ja) | 2020-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7136682B2 (ja) | 全固体二次電池電極用導電性ペースト及び全固体二次電池 | |
JP2017054703A (ja) | 非水系二次電池活物質被覆用樹脂、非水系二次電池用被覆活物質及び非水系二次電池用被覆活物質の製造方法 | |
JP6430472B2 (ja) | リチウムイオン電池正極用導電ペースト及びリチウムイオン電池正極用合材ペースト | |
CN108292753B (zh) | 非水系二次电池粘接层用组合物、非水系二次电池用粘接层以及非水系二次电池 | |
US20130112928A1 (en) | Aqueous electrode binder for secondary battery | |
EP3370288A1 (en) | Binder for nonaqueous electrolyte secondary cell electrode, method for producing binder, and use thereof | |
WO2016171028A1 (ja) | 非水電解質二次電池電極用バインダー及びその用途 | |
KR20160008519A (ko) | 리튬 이온 이차 전지용 바인더 조성물, 리튬 이온 이차 전지용 슬러리 조성물, 리튬 이온 이차 전지용 전극, 리튬 이온 이차 전지, 그리고 리튬 이온 이차 전지용 바인더 조성물의 제조 방법 | |
JP6300774B2 (ja) | リチウムイオン電池正極用導電ペースト及びリチウムイオン電池正極用合材ペースト | |
KR20150032943A (ko) | 리튬 이온 이차 전지 부극용 슬러리, 리튬 이온 이차 전지용 전극 및 그 제조 방법, 그리고 리튬 이온 이차 전지 | |
JP6803491B1 (ja) | 導電ペーストの製造方法 | |
JP2015106488A (ja) | 蓄電デバイス負極用スラリーおよび蓄電デバイス負極、蓄電デバイス正極用スラリーおよび蓄電デバイス正極、ならびに蓄電デバイス | |
JP2018006337A (ja) | リチウムイオン電池正極用導電ペースト及びリチウムイオン電池正極用合材ペースト | |
JP6233577B2 (ja) | 蓄電デバイス電極用バインダー組成物、蓄電デバイス電極用スラリー、蓄電デバイス電極、および蓄電デバイス | |
JP6388145B2 (ja) | 非水電解質二次電池電極合剤層用組成物及びその製造方法、並びに、その用途 | |
JP2016058185A (ja) | 蓄電デバイス電極用バインダー組成物、蓄電デバイス電極用スラリー、蓄電デバイス電極、および蓄電デバイス | |
JP2019050174A (ja) | 二次電池用硫黄化合物固体電解質分散ペースト、これを用いた二次電池用硫黄化合物固体電解質層及びこれを用いた全固体二次電池 | |
WO2016158939A1 (ja) | 非水電解質二次電池電極合剤層用組成物及びその製造方法、並びに、その用途 | |
KR20180041091A (ko) | 전고체 전지용 바인더 조성물 | |
JP2017069108A (ja) | リチウムイオン二次電池電極用スラリー組成物、リチウムイオン二次電池用電極およびリチウムイオン二次電池 | |
JP7136683B2 (ja) | 全固体二次電池用活物質分散ペースト及び全固体二次電池 | |
US20190148731A1 (en) | Binder for nonaqueous electrolyte secondary battery and use thereof | |
JP7185997B2 (ja) | リチウムイオン電池正極用導電ペースト及びリチウムイオン電池正極用合材ペーストの製造方法 | |
JP6297121B2 (ja) | リチウムイオン電池正極用導電ペースト及びリチウムイオン電池正極用合材ペースト | |
JP2016058184A (ja) | 蓄電デバイス電極用バインダー組成物、蓄電デバイス電極用スラリー、蓄電デバイス電極、および蓄電デバイス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220405 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220901 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7136683 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |