JP7136441B2 - コードリール - Google Patents
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Description
用いられている。あるいは、鉄道等の改札でも、交通系のICカードが用いられている。このようなICカードのホルダーには、首から掛けたり、胸ポケットにフックで留めたりするタイプのホルダーがある。
鍵を支持するキーホルダーについても同様の物がある。
以上のように、コードリールの寿命は、コードの摩耗が支配的な要因である。
また、コードを太くすることも考えられるが、コードを収納するための体積が増加し、コードリールが大型化し、且つ重くなるという問題が生じる。コードリールは常に身に着けるものであるため、小型で軽量なものが望まれる。さらに、コードの剛性が大きくなることで、コードを巻き取るゼンマイ等の付勢手段も強力なものが必要となり、コストが増
大する。
あるいは、ボビンの回転軸をコードリールの筐体の中心より、どちらかに寄せることで、コードをボビンの回転接線方向により近い角度で取り出すこともできるが、やはり、コードリールが大型化するという問題が生じる。
カード状物を保持するホルダーを身体あるいは衣服に支持するコードリールであって、
本体ケースと、
当該本体ケースに回転可能に設けられたボビンと、
当該ボビンに巻かれたコードと、
上記コードを引き出した際に、当該コードを巻き取る方向に上記ボビンを回転する方向に付勢する付勢手段と、
上記コードを取り出すために上記本体ケースに設けられた上記ボビンの回転軸を通る鉛直線上に中心を有し、上記本体ケースの下方に向けて開口する1つのコード取出し穴と、
を有し、
上記コード取出し穴には、上記鉛直線に対して上記ボビンのコードが引出し\巻取りされる側の回転接線方向に傾斜し、上記本体ケース内と上記コード取出し穴との間に上記コードを通過させる金属製の直管であるコードガイドを設けてなる、
ことを特徴とするものである。
カード状物を保持するホルダーを身体あるいは衣服に支持するコードリールであって、
本体ケースと、
当該本体ケースに回転可能に設けられたボビンと、
当該ボビンに巻かれたコードと、
上記コードを引き出した際に、当該コードを巻き取る方向に上記ボビンを回転する方向に付勢する付勢手段と、
上記コードを取り出すために上記本体ケースに設けられた上記ボビンの回転軸を通る鉛直線上に中心を有し、上記本体ケースの下方に向けて開口する1つのコード取出し穴と、
を有し、
上記コード取出し穴には、上記鉛直線に対して上記ボビンのコードが引出し\巻取りされる側の回転接線方向から上記鉛直線方向へと湾曲し、上記本体ケース内と上記コード取出し穴との間に上記コードを通過させる金属製の湾曲管であるコードガイドを設けてなる、
ことを特徴とするものである。
製造コストもほとんど増加しない。
以下に、本発明に係るコードリールの構成、使用方法および長所等について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明の最適な一例であって、特に本発明をこの一例に限定するものではない。
カード状物を入れるホルダーの代わりに、鍵を取り付ければキーホルダーとしても使用できる。
次に、コードリールの構成について、図2と図3を用いて説明する。図2は、コードリールの本体ケース1内の斜視図であり、コード3や付勢手段9は取り外した状態の図である。図3は、コードリールの内部の上面図である。また、図4は、図3における点線四角部の部分拡大図である。
ボビン8は、この回転軸7を回転軸として回転できる。
コード取出し穴2は、本体ケースと一体に樹脂の成型により形成されるため、摩耗しやすい。そのため、金属等の管体を用いて、摩耗を防止することが必要である。
次に、この構成のコードリールの耐久性を調べる実験を行った。
コードはナイロン製であり、直径が0.5mm、長さが70cmである。コードを20cm引っぱりだし、付勢手段によって戻す動作を1往復とし、コードが切れるまで往復動作を繰り返した。サンプル数は3である。
平均の耐久往復回数は、コードは切断しなかったが付勢手段に不具合が生じたサンプルも含めると、約211.9万往復であった。付勢手段に不具合が生じたサンプルを含めない場合は、259.5万往復であった。
なお、図5において、図4と同じ部位に関しては同じ符号を付している。
図5に示す従来品は、白抜き矢印で示す箇所で強い摩耗が生じていたために、耐久性が小さかったと考えられる。
実施の形態1においては、図4に示すように、コード取出し穴2近傍のコード3を引き出す際に当接する部位に、コード取出し穴2の開口方向より引き出すコード3側に向かって傾斜したコードガイド10を設けた。本実施の形態2においては、図6に示すように、コードガイド10の代わりに、コードガイド20を設けた。すなわち、コード取出し穴近傍2のコード3を引き出す際に当接する部位に、コード取出し穴2から本体ケース1内部に向かって、コード取出し穴2の開口方向より引き出すコード3側に向かって湾曲したしたコードガイド30を有している。
なお、図6において、図4と同じ部位に関しては同じ符号を付している。
また、実施の形態1と同様の耐久性に関する検証実験を行ったところ、図4に示す構成と同等以上の耐久性が得られることを確認した。
実施の形態1においては、図4に示すように、コード取出し穴2近傍のコード3を引き出す際に当接する部位に、コード取出し穴2の開口方向から引き出すコード3側に傾斜したコードガイド10を設けた。本実施の形態3においては、図7に示すように、コードガイド10の代わりに、金属やセラミック製の回転プーリー30を設けた。
なお、図7において、図4と同じ部位に関しては同じ符号を付している。
以上、実施の形態1から3に示したように、コード取出し穴の近傍において、コードを適切にガイドすることにより、コードの摩耗を低減し、耐久性を飛躍的に向上できることが確認できた。
このように、わずかな設計変更を行うだけで良いため、コードリールの大きさや重さは従来品と変わることが無く、また、製造コストもほとんど増加しない。
2 コード取出し穴
3 コード
4 連結具
5 ホルダー取付部
6a、6b 身体等支持具
7 回転軸
7a 付勢手段固定部
8 ボビン
8a 付勢手段固定部
9 付勢手段
10 コードガイド
20 コードガイド
30 プーリー
100 管体
Claims (2)
- カード状物を保持するホルダーを身体あるいは衣服に支持するコードリールであって、
本体ケースと、
当該本体ケースに回転可能に設けられたボビンと、
当該ボビンに巻かれたコードと、
上記コードを引き出した際に、当該コードを巻き取る方向に上記ボビンを回転する方向に付勢する付勢手段と、
上記コードを取り出すために上記本体ケースに設けられた上記ボビンの回転軸を通る鉛直線上に中心を有し、上記本体ケースの下方に向けて開口する1つのコード取出し穴と、
を有し、
上記コード取出し穴には、上記鉛直線に対して上記ボビンのコードが引出し\巻取りされる側の回転接線方向に傾斜し、上記本体ケース内と上記コード取出し穴との間に上記コードを通過させる金属製の直管であるコードガイドを設けてなる、
ことを特徴とするコードリール。 - カード状物を保持するホルダーを身体あるいは衣服に支持するコードリールであって、
本体ケースと、
当該本体ケースに回転可能に設けられたボビンと、
当該ボビンに巻かれたコードと、
上記コードを引き出した際に、当該コードを巻き取る方向に上記ボビンを回転する方向に付勢する付勢手段と、
上記コードを取り出すために上記本体ケースに設けられた上記ボビンの回転軸を通る鉛直線上に中心を有し、上記本体ケースの下方に向けて開口する1つのコード取出し穴と、
を有し、
上記コード取出し穴には、上記鉛直線に対して上記ボビンのコードが引出し\巻取りされる側の回転接線方向から上記鉛直線方向へと湾曲し、上記本体ケース内と上記コード取出し穴との間に上記コードを通過させる金属製の湾曲管であるコードガイドを設けてなる、
ことを特徴とするコードリール。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018147279A JP7136441B2 (ja) | 2018-08-03 | 2018-08-03 | コードリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018147279A JP7136441B2 (ja) | 2018-08-03 | 2018-08-03 | コードリール |
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JP2020019651A JP2020019651A (ja) | 2020-02-06 |
JP7136441B2 true JP7136441B2 (ja) | 2022-09-13 |
Family
ID=69589509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018147279A Active JP7136441B2 (ja) | 2018-08-03 | 2018-08-03 | コードリール |
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-
2018
- 2018-08-03 JP JP2018147279A patent/JP7136441B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP2020019651A (ja) | 2020-02-06 |
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