JP7136145B2 - 連続式鋼材加熱炉の冷却装置及び冷却方法 - Google Patents

連続式鋼材加熱炉の冷却装置及び冷却方法 Download PDF

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Description

本発明は、炉体内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナとした連続式鋼材加熱炉の冷却装置及び冷却方法に関する。
スラブ等の被加熱材を連続的に加熱する連続式鋼材加熱炉では、通常の操業時に加熱炉内の炉圧を調整し、被加熱材を装入するための装入扉や当該被加熱材を抽出するための抽出扉から加熱炉の内部ガスが排出されたり、空気が侵入したりしないように操業している。そして、加熱炉内の排ガスは、炉体の排ガス流れにおいて最も下流側の位置に設置された煙道を介して煙突へと導かれ、外部へ排出される。また、加熱炉内の炉圧は、前述の煙道内に設置された炉圧ダンパにより調整される。
ここで、炉体内の燃焼バーナとして蓄熱式切替燃焼バーナを用いない通常の加熱炉においては、加熱炉内の排ガスのすべてが炉圧ダンパを通過してドラフト効果によって煙突から外部に排出される。
これに対して、炉体内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナとした加熱炉の場合には、すべての蓄熱式切替燃焼バーナから、発生した排ガスの80~100%が吸引され、その吸引された排ガスは蓄熱体を通して排ガス誘引ファンに導かれ、その後、煙突に戻されて外部に排出される。一方、蓄熱式切替燃焼バーナによって吸引されなかった0~20%の排ガスは煙道に設置された炉圧ダンパを通過して煙突から外部に排出される。
このような炉体内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナとした加熱炉において、炉内の冷却を伴う定期修理においては、加熱炉内の温度を早く低下させることで、操業が終了してから修理が完了し次の操業が開始されるまでの時間を短くすることができる。このような加熱炉の冷却を行う場合、一般的には、炉圧ダンパを全開として加熱炉から煙突になるべく多くの空気を排出するようにしている。このとき、装入扉及び抽出扉は全開とし周囲の空気を吸引しやすいようにしている。また、蓄熱式切替燃焼バーナからは燃焼空気を吹き込み、煙突から排出される空気量をなるべく大きくするように工夫している。
なお、従来の特許文献1には、炉内の耐火物及び雰囲気温度が800℃超の状態で行う空冷工程と、炉内の耐火物及び雰囲気温度が800℃以下になったときに冷却水を炉内に供給して行う水冷工程を備えてなる加熱炉の水冷方法が記載されている。そして、この水冷工程は、冷却水を霧状にして炉内全体に噴霧すると共に炉底の堆積スケールに向けて散水するものである。
特許第5736657号公報
ここで、前述した従来の、炉体内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナとした加熱炉の冷却においては、炉圧ダンパを全開として加熱炉から煙突になるべく多くの空気を排出するようにしている。しかし、煙突の高さが低く設定されているために(燃焼バーナとして蓄熱式切替燃焼バーナを用いない通常の加熱炉の煙突の高さは約100mであるのに対し、炉体内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナとした加熱炉では40m程度)、ドラフト効果を十分に得ることができず、加熱炉の冷却を行うときに燃焼バーナとして蓄熱式切替燃焼バーナを用いない通常の加熱炉より多くの冷却時間を要するという問題があった。
これに対して、当該加熱炉の冷却を早めるためにだけに通常操業時に不必要なほど煙突を高くすることは、通常操業時の炉圧調整を困難な状況にしてしまうため、侵入空気の増加などの影響があり望ましくない。
なお、特許文献1に記載したような冷却水を霧状(ミスト)にして炉内に噴霧する方法においては、ミストを発生させるノズルは液滴径を小さくする必要があることから噴射できる水量をあまり大きくとれず、冷却効果が限定的であったり、ノズルが詰まってしまうことがあった。ノズルが詰まってしまうと、液滴径が大きくなり、加熱炉内に水たまりができることで、炉内耐火物を傷めるなどの問題が生じていた。
従って、本発明はこれら従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、炉体内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナとした連続式鋼材加熱炉において、炉体内の耐火物を傷めることなく、冷却時間を短縮することができる連続式鋼材加熱炉の冷却装置及び冷却方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る連続式鋼材加熱炉の冷却装置は、炉長方向に沿って複数の燃焼制御帯を有する炉体と、前記複数の燃焼制御帯の各々に設置された複数の燃焼バーナとを備え、該複数の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナとした連続式鋼材加熱炉の冷却装置であって、すべての前記蓄熱式切替燃焼バーナからの吸引排ガスを吸引排ガス流量調整弁を介して吸引する吸引排ガス吸引用ファンと、前記炉体の排ガス流れにおいて最も下流側の燃焼制御帯よりも下流側の位置に設けられた煙道内に設置され、炉圧を調整する炉圧ダンパ及び炉圧ダンパを通過した炉尻排ガスを排出する煙突を備えた炉尻排ガス排出装置と、前記炉体の排ガス流れにおいて最も下流側の燃焼制御帯よりも下流側の位置に設けられた排ガス排出路に接続され、前記最も下流側の燃焼制御帯からの炉尻排ガスを炉尻排ガス流量調整弁を介して吸引する炉尻排ガス吸引用ファンとを備えていることを要旨とする。
また、本発明の別の態様に係る連続式鋼材加熱炉の冷却方法は、前述の連続式鋼材加熱炉の冷却装置を用いて連続式鋼材加熱炉の炉体内の冷却を行う連続式鋼材加熱炉の冷却方法であって、前記炉体内の冷却を行う際に、装入扉及び抽出扉を開いた状態で、前記吸引排ガス流量調整弁の弁開度を全開にして前記吸引排ガス吸引用ファンを駆動することによって前記吸引排ガスを吸引して排出し、前記炉圧ダンパを全開にして前記炉圧ダンパを通過した空気を前記煙突から排出し、前記炉尻排ガス流量調整弁の弁開度を全開にして前記炉尻排ガス吸引用ファンを駆動するによって最も下流側の燃焼制御帯からの空気を吸引して排出することを要旨とする。
本発明に係る連続式鋼材加熱炉の冷却装置及び冷却方法によれば、炉体内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナとした連続式鋼材加熱炉において、炉体内の耐火物を傷めることなく、冷却時間を短縮することができる連続式鋼材加熱炉の冷却装置及び冷却方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る連続式鋼材加熱炉の冷却装置の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
また、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
図1には、本発明の一実施形態に係る連続式鋼材加熱炉の冷却装置の概略構成が示されている。
図1において、連続式鋼材加熱炉1は、被加熱材としての鋼材Sを加熱するものであり、鋼材Sの搬送方向である炉長方法(図1の左右で示される前後方向)に延びる炉体2を備えている。この炉体2は、鋼材Sの装入側から抽出側に向けて炉長方向に沿って燃焼制御帯としての予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5及び均熱帯6をこの順に備えている。なお、図1においては、予熱帯3の抽出側では炉体2の幅方向である左右方向が上下で図示され、予熱帯3の装入側では炉体2の高さ方向である上下方向が上下で図示されている。
また、炉体2の装入側(後側)端には、炉体2の装入口を開閉する装入扉7aが設置され、炉体2の抽出側(前側)端には、炉体2の抽出口を開閉する抽出扉7bが設置されている。
また、予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5、及び均熱帯6の各々には、複数(本実施形態にあっては6つ、上部に3つ、下部に3つ)の燃焼バーナ20が設けられている。複数の燃焼バーナ20のすべては蓄熱式燃焼切替バーナで構成されており、炉体2内の燃焼バーナ20のすべては蓄熱式燃焼切替バーナとされている。以後、この蓄熱式燃焼切替バーナを蓄熱式切替燃焼バーナ20として説明する。
各蓄熱式切替燃焼バーナ20は、各予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5、及び均熱帯6の炉壁に対向して左右に設置された一対の蓄熱式バーナ20a,20bで構成される。各蓄熱式バーナ20a,20bは、それぞれセラミックボール等で構成される蓄熱体21a,21bを備えている。そして、蓄熱式バーナ20a及び20bで交互に燃焼を行うと共に、非燃焼状態の蓄熱式バーナ20aあるいは20bを介して炉体2内、即ち各予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5、及び均熱帯6から吸引放出し、このとき燃焼に伴う排ガスを蓄熱体21aあるいは21bを介して排出する。これによって、この吸引排ガスの熱を蓄熱体21aあるいは21bに蓄えておき、次回の燃焼時には燃焼用空気を蓄熱体21aあるいは21bを介して蓄熱式バーナ20aあるいは20bに供給することによって、排ガス熱を燃料ガスの予熱に利用するようになっている。
そして、一方側の蓄熱式バーナ20aの蓄熱体21aは、排ガス切替弁22aを設置した排ガスヘッダ管23aに接続され、他方側の蓄熱式バーナ10bの蓄熱体11bは、排ガス切替弁22bを設置した排ガスヘッダ管23bに接続されている。そして、予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5、及び均熱帯6の各々における全ての排ガスヘッダ管23aは第1排ガス集合管24aに集合し、予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5、及び均熱帯6の各々における全ての排ガスヘッダ管23bは第2排ガス集合管24bに集合している。そして、第1排ガス集合管24a及び第2排ガス集合管24bは、共通の排ガス集合管25に集合している。この排ガス集合管25は、後述する煙道8の炉圧ダンパ9の下流側に接続され、排ガス集合管25内を流れる各蓄熱式切替燃焼バーナ20からの吸引排ガスが煙道8に排出されるようになっている。
また、排ガス集合管25には、すべての蓄熱式切替燃焼バーナ20からの吸引排ガスの吸引排ガス流量調整弁26と、この吸引排ガス流量調整弁26を介して吸引排ガスを吸引する吸引排ガス吸引用ファン27とが設置されている。
また、一方側の蓄熱式バーナ20aの蓄熱体21aは、排ガスヘッダ管23aから分岐した、燃焼用空気切替弁28aを設置した燃焼用空気ヘッダ管29aに接続され、他方側の蓄熱式バーナ20bの蓄熱体21bは、排ガスヘッダ管23bから分岐した、燃焼用空気切替弁28bを設置した燃焼用空気ヘッダ管29bに接続されている。そして、予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5、及び均熱帯6の各々における燃焼用空気ヘッダ管29aは燃焼制御帯毎の燃焼用空気集合管30aに集合し、予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5、及び均熱帯6の各々の燃焼用空気ヘッダ管29bは燃焼制御帯毎の燃焼用空気集合管30bに集合している。そして、各燃焼用空気集合管30a及び各燃焼用空気集合管30bには、燃焼用空気流量調節弁31a,31b設置されている。そして、予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5、及び均熱帯6の全ての燃焼用空気集合管30aは、第1燃焼用空気集合管32aに集合し、予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5、及び均熱帯6の全ての燃焼用空気集合管30bは、第2燃焼用空気集合管32bに集合している。そして、第1燃焼用空気集合管32a及び第2燃焼用空気集合管32bは共通の燃焼用空気供給本管33に接続され、燃焼用空気供給本管33は燃焼用空気ブロワ34に接続されている。
なお、図示はしないが、一方側の蓄熱式バーナ20a及び他方側の蓄熱式バーナ20bのそれぞれには燃料ガスヘッダ管が接続され、それぞれの蓄熱式バーナ20a、20bに交互に燃料ガスが供給されるようになっている。
また、炉体2において、排ガス流れにおいて最も下流側の燃焼制御帯よりも下流側(後側)の位置、即ち予熱帯3よりも下流側の位置には、煙道8が設置されている。炉体2内において排ガスは、炉体2の抽出側から装入側に向けて流れるため、予熱帯3よりも下流側の位置というのは予熱帯3よりも装入側(図1では後側)の位置ということになる。煙道8内には、炉圧を調整するための炉圧ダンパ9が設置されている。
また、煙道8の排ガス流れにおいて下流側には、煙突11が設置されている。予熱帯3からの炉尻排ガスは、煙道8に導かれ、炉圧ダンパ9を介して煙突11に到達し、ドラフト効果によって上昇して外部に排出される。この煙突11の高さhは、燃焼バーナとして蓄熱式切替燃焼バーナ20を用いない通常の加熱炉の煙突の高さが約100mであるのに対し、約40m程度と低くなっている。この理由は、通常の加熱炉の場合、燃焼ガスを煙突のドラフト力を使って排出しているのに対して、炉体2内の燃焼バーナ20のすべては蓄熱式燃焼切替バーナとした加熱炉の場合、吸引排ガス吸引用ファン27を用いて燃焼ガスの排出を行っているからである。
また、連続式鋼材加熱炉1では、定期修理等のために操業を一旦停止して炉体2の冷却を行うことがある。このため、連続式鋼材加熱炉1は、炉体2の冷却を行うための冷却装置10を備えている。
この冷却装置10は、前述の装入扉7a及び抽出扉7bと、炉体2の排ガス流れにおいて最も下流側の燃焼制御帯、即ち予熱帯3よりも下流側の位置に設けられた煙道8内に設置され、炉圧を調整する前述の炉圧ダンパ9及び炉圧ダンパ9を通過した炉尻排ガスを排出する前述の煙突11を備えた炉尻排ガス排出装置12とを備えている。
炉体2内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナ20とした連続式鋼材加熱炉1の冷却を行う際には、一般的には、炉尻排ガス排出装置12の炉圧ダンパ9を全開として炉体2から煙突11になるべく多くの空気を排出するようにしている。このとき、装入扉7a及び抽出扉7bは全開とし周囲の空気を吸引しやすいようにしている。また、複数の蓄熱式切替燃焼バーナ20の各々からは燃焼空気を吹き込み、煙突11から排出される空気量をなるべく大きくするように工夫している。
しかしながら、前述したように、煙突11の高さhが40m程度と低く設定されているために、ドラフト効果を十分に得ることができず、炉体2の冷却を行うときに燃焼バーナとして蓄熱式切替燃焼バーナを用いない通常の加熱炉より多くの冷却時間を要することになってしまう。冷却時間が長いと、操業が終了してから修理が完了し次の操業が開始されるまでの時間が長くなり、生産性が悪化してしまうことになる。
これに対して、炉体2の冷却を早めるためにだけに通常操業時に不必要なほど煙突を高くすることは、通常操業時の炉圧調整を困難な状況にしてしまうため、侵入空気の増加などの影響があり望ましくない。
そこで、本実施形態においては、冷却装置10は、前述の炉圧ダンパ9及び煙突11を備えた炉尻排ガス排出装置12の他に、前述のすべての蓄熱式切替燃焼バーナ20からの吸引排ガスを吸引排ガス流量調整弁26を介して吸引する吸引排ガス吸引用ファン27を備える構成として、すべての蓄熱式切替燃焼バーナ20からの吸引排ガスを排出するとともに、次に述べる炉尻排ガス吸引用ファン16を備える構成として、最も下流側の予熱帯3からの炉尻排ガスを炉尻排ガス流量調整弁15を介して吸引する構成としている。
つまり、本実施形態において、冷却装置10は、炉体2の排ガス流れにおいて最も下流側の予熱帯3よりも下流側(後側)の位置に設けられた排ガス排出路13に接続され、最も下流側の予熱帯3からの炉尻排ガスを炉尻排ガス流量調整弁15を介して吸引する炉尻排ガス吸引用ファン16を備えている。炉尻排ガス流量調整弁15及び炉尻排ガス吸引用ファン16は、排ガス排出路13から後述の保熱ピット17に至るまで延びる排ガス管14に設置されている。
また、冷却装置10は、上位計算機19からの冷却開始指示及び加熱操業指示に基づき、装入扉7a及び抽出扉7bの開閉制御、炉圧ダンパ9の開度制御、吸引排ガス流量調整弁26の弁開度の制御、吸引排ガス吸引用ファン27の駆動制御、炉尻排ガス流量調整弁15の弁開度の制御、及び炉尻排ガス吸引用ファン16の駆動制御を行う冷却制御部18を備えている。
なお、蓄熱式切替燃焼バーナ20による最大燃焼負荷時に発生する排ガス流量をXNm/Hとしたときに、吸引排ガス吸引用ファン27は、流量が1.0XNm/H以上で温度が300℃以下の吸引排ガスを吸引し、煙突11は、流量が1.2XNm/H以上でかつ温度が300℃~500℃の炉尻排ガスを排出し、炉尻排ガス吸引用ファン16は、0.4XNm/H以上でかつ温度が900℃以下の炉尻排ガスを吸引することが好ましい。
吸引排ガス吸引用ファン27が、流量が1.0XNm/H以上の吸引排ガスを吸引すると規定した理由は、本発明で目的とする炉体2内の耐火物を傷めることなく冷却時間を短縮することを可能とするためであり、温度が300℃以下の吸引排ガスを吸引すると規定した理由は、蓄熱式切替燃焼バーナ20に使用される弁等の耐熱が300℃となっているためである。
また、煙突11が、流量が1.2XNm/H以上の炉尻排ガスを排出すると規定した理由は、燃焼により生成されるガスと装入扉7a及び抽出扉7bから侵入する空気を加味して多少の余裕を持たせたガスを排出できるようにする必要があるためであり、温度が300℃~500℃の炉尻排ガスを排出すると規定した理由は、蓄熱式切替燃焼バーナ20から排出される300℃以下のガスと、炉尻から排出される500~800℃のガスの混合であるためである。
更に、炉尻排ガス吸引用ファン16が、流量が0.4XNm/H以上の炉尻排ガスを吸引すると規定した理由は、吸引排ガス吸引用ファン27と炉尻排ガス吸引用ファン16を同時に稼働させたときに装入扉7a及び抽出扉7bから侵入する空気を増やすことなく、また発生するガスをすべて排出できるようにするためであり、温度が900℃以下の炉尻排ガスを吸引すると規定とした理由は、炉尻にて排ガス温度が400~900℃であるためである。
また、冷却装置10は、炉尻排ガス吸引用ファン16で吸引された炉尻排ガスが導入される保熱ピット17を備えている。保熱ピット17は、排ガス管14に接続されている。保熱ピット17内には、連続式鋼材加熱炉1によって加熱予定の鋼材Sが保管されており、通常の加熱操業時に保熱ピット17内に導入される炉尻排ガスにより鋼材Sを予熱することができる。
ここで、冷却装置10が炉尻排ガス吸引用ファン16で吸引された炉尻排ガスが導入される保熱ピット17を備えている意味について詳細に説明する。
通常の加熱操業時においては、蓄熱式切替燃焼バーナ20から吸引された吸引排ガスは蓄熱体21aあるいは21bにより熱交換が行われ、炉内温度(1000~1200℃程度)から300℃程度まで冷却され、燃焼空気の熱量に変換されている。一般的に燃焼においては、燃焼空気よりも排ガスの方が量が多く比熱も高いため、一般的に蓄熱式切替燃焼バーナ20においても発生する排ガスの100%を吸引することはできない。製鉄所の副生ガスを用いた蓄熱式切替燃焼バーナ20の場合、発生した排ガスの吸引率はおよそ80%程度が限界となっている。このため、煙突11に直接導かれる排ガスは、発生した排ガスの20%程度存在しているが、この排ガスは800~1000℃程度の高温であるにもかかわらず、熱交換を行うことができない。
これに対して、冷却装置10が炉尻排ガス吸引用ファン16で吸引された炉尻排ガスが導入される保熱ピット17を備えていることで、保熱ピット17内に連続式鋼材加熱炉1によって加熱予定の鋼材Sを保管しておく。これにより、通常の加熱操業時に保熱ピット17内に導入される炉尻排ガス(前述の800~1000℃程度の高温の排ガス)により鋼材Sを予熱することができ、連続式鋼材加熱炉1の燃料原単位を下げることができる。
次に、冷却装置10を用いて連続式鋼材加熱炉1の炉体2内の冷却を行う冷却方法もついて説明する。
冷却制御部18は、上位計算機19から冷却開始指示を受けると、連続式鋼材加熱炉1の冷却制御を開始する。
この冷却制御に際し、先ず、冷却制御部18は、装入扉7a及び抽出扉7bを全開にする。この理由は、炉体2の周囲の空気を吸引し易くするためである。
次いで、冷却制御部18は、装入扉7a及び抽出扉7bを全開にした状態で、吸引排ガス流量調整弁26の弁開度を全開にして吸引排ガス吸引用ファン27を駆動するよう制御する。これにより、吸引排ガス吸引用ファン27が流量1.0XNm/H以上の流量の蓄熱式切替燃焼バーナ20からの吸引排ガスを吸引し、吸引された吸引排ガスが煙突11内に排出される。この際に、蓄熱式切替燃焼バーナ20からの吸引排ガスの温度は300℃程度である。蓄熱式切替燃焼バーナ20による最大燃焼負荷時に発生する排ガス流量をXNm/Hとしてある。
次いで、冷却制御部18は、炉圧ダンパ9を全開にするよう制御して炉圧ダンパ9を通過した空気(炉尻排ガスを含む)を煙突11から排出する。この際に、流量が1.2XNm/H以上でかつ温度が300℃~500℃の空気(炉尻排ガスを含む)が最大排出される。なお、炉体2内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナ20として煙突11の高さhが40mと低いため、ドラフト効果が不十分で、煙突11からの排気量は十分ではない。
最後に、冷却制御部18は、炉尻排ガス流量調整弁15の弁開度を全開にして炉尻排ガス吸引用ファン16を駆動するよう制御する。これにより、最も下流側の予熱帯3からの空気(炉尻排ガスを含む)を排ガス排出路13、炉尻排ガス流量調整弁15を介して吸引し、保熱ピット17に排出する。
本実施形態に係る連続式鋼材加熱炉の冷却装置10及び冷却方法によれば、このように、炉体2内の冷却を行う際に、装入扉7a及び抽出扉7bを全開にした状態で、吸引排ガス流量調整弁26の弁開度を全開にして吸引排ガス吸引用ファン27を駆動することによって吸引排ガスを吸引して排出する。また、炉圧ダンパ9を全開にして炉圧ダンパ9を通過した空気を煙突11から排出する。更に、炉尻排ガス流量調整弁15の弁開度を全開にして炉尻排ガス吸引用ファン16を駆動するによって最も下流側の予熱帯3からの空気を吸引して排出する。
このため、煙突11からのドラフト効果による炉体2内の空気の排出に加えて、蓄熱式切替燃焼バーナ20からの吸引排ガスの吸引排ガス吸引用ファン27を使用することで炉体2内の排気量を増やすことができ、更に、炉体2内の空気を直接排出できる炉尻排ガス吸引用ファン16を使用することで、さらに炉体2内の排気量を増やすことができる。
これにより、炉体2内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナ20として煙突11の高さhが40mと低い場合であっても、不足したドラフト効果を蓄熱式切替燃焼バーナ20からの吸引排ガスの吸引排ガス吸引用ファン27を使用することで補って炉体2内の排気量を増やし、更に、炉体2内の空気を直接排出できる炉尻排ガス吸引用ファン16を使用して炉体2内の排気量を増やし、炉体2の冷却時間を短縮することができる。
また、炉体2の冷却には、空気(排ガスを含む)を使用し、ミストを使用していないことから、炉体2内に水たまりができることもなく、炉体2内の耐火物を傷めるおそれはない。
これにより、本実施形態に係る連続式鋼材加熱炉の冷却装置10及び冷却方法によれば、炉体2内の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナ20とした連続式鋼材加熱炉1において、炉体2内の耐火物を傷めることなく、冷却時間を短縮することができる連続式鋼材加熱炉の冷却装置及び冷却方法を提供できる。
また、冷却制御部18は、上位計算機19から加熱操業指示を受けると、連続式鋼材加熱炉1の冷却制御を停止し、通常操業状態の装入扉7a及び抽出扉7bの開閉制御、炉圧ダンパ9の開度制御、吸引排ガス流量調整弁26の弁開度の制御、吸引排ガス吸引用ファン27の駆動制御、炉尻排ガス流量調整弁15の弁開度の制御、及び炉尻排ガス吸引用ファン16の駆動制御を行う。
この制御に際し、先ず、冷却制御部18は、装入扉7a及び抽出扉7bを閉じる。
次いで、冷却制御部18は、吸引排ガス流量調整弁26の弁開度を通常の操業状態のものとして、蓄熱式切替燃焼バーナ20の燃焼により発生した排ガス量の80%程度の吸引排ガスを蓄熱体21aまたは21bを通して300℃程度まで冷却した上で吸引排ガス吸引用ファン27を駆動するよう制御する。この際に、冷却制御部18は、炉圧ダンパ9を全閉にするよう制御する。これにより、炉圧ダンパ9を通過して煙突11から炉尻排ガスが排出されない状態で、蓄熱式切替燃焼バーナ20からの吸引排ガスが吸引され、吸引された吸引排ガスが煙突11内に排出される。
次いで、冷却制御部18は、炉体2内の炉圧を0~10Pa程度となるように炉尻排ガス流量調整弁15の弁開度を調整した上で炉尻排ガス吸引用ファン16を駆動するよう制御する。これにより、最も下流側の予熱帯3から高温の炉尻排ガスを排ガス排出路13、炉尻排ガス流量調整弁15を介して吸引し、保熱ピット17に導入する。
この保熱ピット17内には、連続式鋼材加熱炉1によって加熱予定の鋼材Sが保管されており、保熱ピット17内に導入された高温の炉尻排ガスにより鋼材Sが予熱される。
炉長35m、炉幅13m、炉高4.8mの炉体2を有し、冷却装置10を備えた図1に示す連続式鋼材加熱炉1において、炉体2の冷却を実施した。この連続式鋼材加熱炉1における煙突11の高さhは40mである。冷却条件及び炉内冷却時間の結果を表1に示す。
Figure 0007136145000001
なお、表1における「炉内冷却時間」とは、炉温1000℃以上から冷却を開始し、炉温50℃以下まで低下するまでの時間をいう。
比較例1では、煙突11からドラフト効果のみの排気を行い、吸引排ガス吸引用ファン27による吸引排ガスの排気、炉尻排ガス吸引用ファン16による排気は行わなかった。また、比較例1では、すべての蓄熱式切替燃焼バーナ20から炉体2内に燃焼用空気は送らなかった。
また、比較例2では、煙突11からドラフト効果のみの排気を行い、吸引排ガス吸引用ファン27による吸引排ガスの排気、炉尻排ガス吸引用ファン16による排気は行わなかった。また、比較例2では、すべての蓄熱式切替燃焼バーナ20から炉体2内に流量が60000Nm/Hの燃焼用空気を送った。
表1からわかるように、比較例1による炉内全体の排気量は146476Nm/H、比較例2による炉内全体の排気量は146591Nm/Hであり、蓄熱式切替燃焼バーナ20から炉体2内に燃焼用空気を送っても炉内全体の排気量は増大しない。また、炉内冷却時間も比較例1の場合45.3Hr、比較例2の場合45.2Hrと短縮しない。
また、比較例3では、煙突11からドラフト効果のみの排気及び吸引排ガス吸引用ファン27による吸引排ガスの排気を行い、炉尻排ガス吸引用ファン16による排気は行わなかった。また、比較例3では、すべての蓄熱式切替燃焼バーナ20から炉体2内に燃焼用空気は送らなかった。
表1からわかるように、比較例1による炉内全体の排気量は146476Nm/H、比較例3による炉内全体の排気量は192198Nm/Hであり、炉内冷却時間が35.2Hrに短縮された。吸引排ガス吸引用ファン27による吸引排ガスの排気によって炉内全体の排気量を増大させる効果はあったが、後に述べる実施例1の場合や実施例2の場合に比べて炉内全体の排気量の増大効果は小さい。
一方、実施例1及び2では、煙突11からドラフト効果のみの排気、吸引排ガス吸引用ファン27による吸引排ガスの排気、及び炉尻排ガス吸引用ファン16による排気を行った。実施例1では、炉尻排ガス吸引用ファン16による排気量が50000Nm/H、実施例2では、炉尻排ガス吸引用ファン16による排気量が100000Nm/Hである。また、実施例1及び2では、すべての蓄熱式切替燃焼バーナ20から炉体2内に燃焼用空気は送らなかった。
表1からわかるように、実施例1による炉内全体の排気量は242198Nm/H、実施例2による炉内全体の排気量は292198Nm/Hであり、比較例1の場合のみならず、比較例3の場合と比べても炉内全体の排気量が増大された。また、実施例1による炉内冷却時間は27.0Hr、実施例2による炉内冷却時間は23.5Hrであり、比較例1の場合のみならず、比較例3の場合と比べても炉内冷却時間が短縮された。
また、通常操業時に発生する排ガスのうち最も下流側の予熱帯3からの炉尻排ガスを保熱ピット17に導入して鋼材Sの予熱を行って鋼材Sの加熱を行う場合(本発明例2)と、通常操業時に発生する排ガスのうち最も下流側の予熱帯3からの炉尻排ガスを排出し、鋼材Sの予熱を行わずに鋼材Sの加熱を行う場合(本発明例1)との比較を行った。その結果を表2に示す。
Figure 0007136145000002
鋼材Sの予熱を行わない本発明例1の場合の鋼材Sの連続式鋼材加熱炉1への装入平均鋼材温度は50.0℃であり、鋼材Sの予熱を行う本発明例2の場合の鋼材Sの連続式鋼材加熱炉1への装入平均鋼材温度は150.0℃であり、保熱ピット17において鋼材Sの予熱を行うことで、鋼材Sの装入平均鋼材温度が上昇した。これにより、燃料原単位が低減することが確認された。
1 連続式鋼材加熱炉
2 炉体
3 予熱帯(燃焼制御帯)
4 第1加熱帯(燃焼制御帯)
5 第2加熱帯(燃焼制御帯)
6 均熱帯(燃焼制御帯)
7a 装入扉
7b 抽出扉
8 煙道
9 炉圧ダンパ
10 冷却装置
11 煙突
12 炉尻排ガス排出装置
13 排ガス排出路
14 排ガス管
15 炉尻排ガス流量調整弁
16 炉尻排ガス吸引用ファン
17 保熱ピット
18 冷却制御部
19 上位計算機
20 蓄熱式切替燃焼バーナ
20a,20b 蓄熱式バーナ
21a,21b 蓄熱体
22a,22b 排ガス切替弁
23a,23b 排ガスヘッダ管
24a 第1排ガス集合管
24b 第2排ガス集合管
25 排ガス集合管
26 吸引排ガス流量調整弁
27 吸引排ガス吸引用ファン
28a,28b 燃焼用空気切替弁
29a,29b 燃焼用空気ヘッダ管
30a,30b 燃焼用空気集合管
31a,31b 燃焼用空気流量調節弁
32a 第1燃焼用空気集合管
32b 第2燃焼用空気集合管
33 燃焼用空気供給本管
34 燃焼用空気ブロワ
S 鋼材

Claims (4)

  1. 炉長方向に沿って複数の燃焼制御帯を有する炉体と、前記複数の燃焼制御帯の各々に設置された複数の燃焼バーナとを備え、該複数の燃焼バーナのすべてを蓄熱式切替燃焼バーナとした連続式鋼材加熱炉の冷却装置であって、
    すべての前記蓄熱式切替燃焼バーナからの吸引排ガスを吸引排ガス流量調整弁を介して吸引する吸引排ガス吸引用ファンと、
    前記炉体の排ガス流れにおいて最も下流側の燃焼制御帯よりも下流側の位置に設けられた煙道内に設置され、炉圧を調整する炉圧ダンパ及び炉圧ダンパを通過した炉尻排ガスを排出する煙突を備えた炉尻排ガス排出装置と、
    前記炉体の排ガス流れにおいて最も下流側の燃焼制御帯よりも下流側の位置に設けられた排ガス排出路に接続され、前記最も下流側の燃焼制御帯からの炉尻排ガスを炉尻排ガス流量調整弁を介して吸引する炉尻排ガス吸引用ファンとを備えていることを特徴とする連続式鋼材加熱炉の冷却装置。
  2. 前記蓄熱式切替燃焼バーナによる最大燃焼負荷時に発生する排ガス流量をXNm/Hとしたときに、前記吸引排ガス吸引用ファンは、流量が1.0XNm/H以上で温度が300℃以下の吸引排ガスを吸引し、前記煙突は、流量が1.2XNm/H以上でかつ温度が300℃~500℃の炉尻排ガスを排出し、前記炉尻排ガス吸引用ファンは、流量が0.4XNm/H以上でかつ温度が900℃以下の炉尻排ガスを吸引することを特徴とする請求項1に記載の連続式鋼材加熱炉の冷却装置。
  3. 前記炉尻排ガス吸引用ファンで吸引された炉尻排ガスが導入される保熱ピットを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の連続式鋼材加熱炉の冷却装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の連続式鋼材加熱炉の冷却装置を用いて連続式鋼材加熱炉の炉体内の冷却を行う連続式鋼材加熱炉の冷却方法であって、
    前記炉体内の冷却を行う際に、装入扉及び抽出扉を全開にした状態で、前記吸引排ガス流量調整弁の弁開度を全開にして前記吸引排ガス吸引用ファンを駆動することによって前記吸引排ガスを吸引して排出し、前記炉圧ダンパを全開にして前記炉圧ダンパを通過した空気を前記煙突から排出し、前記炉尻排ガス流量調整弁の弁開度を全開にして前記炉尻排ガス吸引用ファンを駆動するによって最も下流側の燃焼制御帯からの空気を吸引して排出することを特徴とする連続式鋼材加熱炉の冷却方法。
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