JP7136098B2 - 撮像装置、カメラ装着ドローン、およびモード制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Description
例えば、ドローンにカメラを装着し、上空から地上の風景を撮影する処理等に利用される。
また、最近では、地形の確認処理や、測量処理、あるいは建築現場等においてもドローンを利用した空撮画像が利用されている。
いずれの場合もドローン本体のコントローラ(制御部)が、リモートコントローラの指示信号や、GPS信号を受信して飛行を行う。
また、自律飛行型ドローンの場合は、ドローン本体のコントローラ内部のメモリに格納されたプログラムに従って撮影制御コマンドをカメラに出力する。
例えば、プログラムに記録された撮影位置と、GPS信号に基づく現在位置とが一致した場合に、撮影開始コマンドをカメラに出力する等の設定である。
例えば、ドローン本体のコントローラは、カメラに対して、USB通信規格(通信プロトコル)であるPTP(Picture Transfer Protocol)に従って、様々な撮影制御コマンドを出力する。
さらに、ドローン本体のコントローラは、地上にいるドローン管理者であるユーザの持つ通信装置と無線通信を行う。ドローン本体のコントローラは、例えば、ユーザの持つ通信装置に対してドローンの状態などを通知する。
あるいは、カメラをドローン本体から取り外して、カメラをPC等のホスト機器に接続して、ホスト機器がカメラの記憶部に格納された画像を読み出すといった処理が行われる。
上記のように、ドローンが地上に戻ってから、撮影画像の取得、確認処理を行うと、万が一、目的の画像撮影に失敗した場合、再撮影が必要となり、時間のロスやコストの高騰を招くという問題がある。
しかし、ドローン本体コントローラとカメラ間において上述したUSB通信規格であるPTP(Picture Transfer Protocol)通信による撮影制御を行いながら、PTP通信プロトコルを利用して画像転送を実行しようとすると、カメラからドローン本体コントローラに対する画像転送時間が長くなってしまい、その間、撮影制御コマンドの発行ができなくなり、撮影制御に支障が発生するという問題が発生する。
例えば特許文献1(特開2007-148802号公報)には、デフォルトで設定された通信プロトコルであるPTPから、マスストレージクラス(MSC)へのプロトコル切り替え構成について開示している。
この特許文献1に記載の構成は、PCとカメラを接続して、PC側からカメラに対して所定のメッセージを送信して、プロトコルを切り替える構成である。
また、この特許文献1に記載の構成を実現するためには、ドローン本体コントローラ側が、カメラに対してプロトコル切り替えのためのメッセージを送信する必要があり、ドローン本体コントローラ側の仕様(プログラム)を変更することが必要となる。
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記制御部は、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する撮像装置にある。
ドローンの飛行制御と、通信部介して接続されたカメラに対する撮影制御を実行するドローン本体制御装置と、
前記ドローン本体制御装置からの入力コマンドに応じて画像撮影を実行するカメラを有し、
前記カメラは、
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行するカメラ制御部を有し、
前記カメラ制御部は、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行するカメラ装着ドローンにある。
撮像装置において実行するモード制御方法であり、
前記撮像装置は、
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記制御部が、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行するモード制御方法にある。
カメラ装着ドローンにおいて実行するモード制御方法であり、
前記カメラ装着ドローンは、
ドローンの飛行制御と、通信部介して接続されたカメラに対する撮影制御を実行するドローン本体制御装置と、
前記ドローン本体制御装置からの入力コマンドに応じて画像撮影を実行するカメラを有し、
前記カメラが、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行するモード制御方法にある。
撮像装置においてモード制御処理を実行させるプログラムであり、
前記撮像装置は、
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記プログラムは、前記制御部に、
MSCモードにおける通信状況を検証する処理と、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行させるプログラムにある。
具体的には、例えば、PTPプロトコルを適用したPTP通信モードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの切り替え処理を実行する制御部を有する。制御部は、例えば、規定時間以上MSCモード通信処理が実行されていない場合、または画像撮影開始を示す動きを検出した場合等に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する。PTPモード切り替え後は、ホスト装置から画像撮影制御コマンドを入力して撮影を実行することができる。
本構成により、通信状況等を監視して、予め規定した条件が満足された場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する撮像装置が実現される。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
1.本開示の処理を適用可能なシステムの構成例について
2.ドローン本体制御装置とカメラの構成例について
3.画像撮影モードと画像転送モードの切り替え処理の具体例について
4.撮影開始を示す動きを検出してモード切り替えを実行する処理例について
5.本開示の構成のまとめ
まず、図1以下を参照して本開示の処理を適用可能なシステムの構成例について説明する。
図1には、カメラ装着ドローン10を示している。カメラ装着ドローン10は、ドローン本体制御装置(コントローラ)20と、カメラ30有する。
ドローン本体制御装置20と、カメラ30は、USB(Universal Serial Bus)により接続されている。
本開示のカメラ30は、自律的に画像の撮影モードと、転送モードの切り替えを行う。
ドローン本体制御装置20は、カメラ30から入力した撮影画像データを、さらにPC50に送信する。
これらの一連の処理により、地上のユーザは、上空のカメラ30の撮影画像を即座に確認することが可能となる。
図2には、図1と同様、カメラ装着ドローン10を示している。カメラ装着ドローン10は、ドローン本体制御装置(コントローラ)20と、カメラ30有する。
ドローン本体制御装置20と、カメラ30は、USB(Universal Serial Bus)により接続されている。
さらに、予め規定された位置に到達すると、カメラ30に対して、撮影開始コマンドを出力して、撮影処理を開始させる。さらに、プログラムに従って様々な画像の撮影を行い、所定の撮影処理が完了すると、カメラ30に対して撮影終了コマンドを出力する。
ドローン本体制御装置20は、カメラ30から入力した撮影画像データを、さらにPC50に送信する。
これらの一連の処理により、地上のユーザは、上空のカメラ30の撮影画像を即座に確認することが可能となる。
図3には、上空を飛行するカメラ装着ドローン10を構成するカメラ30と、ドローン本体制御装置20、および、地上側のPC20を示している。
図3(a)に示す通信処理は、カメラ30が、画像撮影モードに設定されている場合の通信処理例である。
カメラ30が画像の撮影モードに設定されている場合は、ドローン本体制御装置(コントローラ)20から、上述のUSB通信規格(通信プロトコル)であるPTP(Picture Transfer Protocol)に従って、画像の撮影開始、撮影停止、撮影設定等の様々な撮影制御コマンドを入力して撮影処理を行う。
カメラ30が画像の転送モードに設定されると、カメラ30は、ドローン本体制御装置20に対して、USBデータ転送規格であるマスストレージクラス(MSC:Mass Storage Class)を利用して、カメラ30からドローン本体制御装置20に対して撮影画像を高速で転送する。
ドローン本体制御装置20は、カメラ30から入力した撮影画像データを、さらにPC50に送信する。
これらの一連の処理により、地上のユーザは、上空のカメラ30の撮影画像を即座に確認することが可能となる。
このモード切り替え処理の具体例については、後段で詳細に説明する。
次に、カメラ装着ドローン10を構成するドローン本体制御装置20とカメラ30の構成例について説明する。
図4は、カメラ装着ドローン10を構成するドローン本体制御装置20の構成例を示すブロック図である。
プログラムはメモリ26に格納されている。本体制御部21は、CPU等のプログラム実行機能を備えており、メモリ26に格納されたプログラムを読み出して実行する。
本例において、カメラ間通信部23はUSB(Universal Serial Bus)規格に従ったUSB通信を行う通信部として構成される。
先に図3を参照して説明したPTPやマスストレージクラス(MSC)の各プロトコルに従った通信を実行する。
一方、カメラ30が画像の転送モードに設定されると、カメラ30から、USBデータ転送規格であるマスストレージクラス(MSC:Mass Storage Class)を利用して、カメラ30から撮影画像を入力する。
先に図1を参照して説明したように、リモートコントローラによる操縦がなされる場合は、リモートコントローラからユーザによる操縦操作情報等を受信して飛行制御がなされる。
また、先に図2を参照して説明したように、GPS信号等による自律飛行を行う場合は、リモートコントローラからの操縦情報を受信することなく、センサ(GPS、ジャイロ等)25の受信するGPS信号による自己位置確認をしながら、メモリ26に格納されたプログラムされた飛行経路に従った飛行を行う。
なお、センサ25は、GPSの他、ジャイロ、カメラ等の様々な自己位置推定機器や、動き推定機器によって構成される。
前述したように、カメラ30が画像の転送モードに設定されている場合、カメラ30から、USBデータ転送規格であるマスストレージクラス(MSC:Mass Storage Class)を利用して、カメラ30から撮影画像がドローン本体制御装置20に入力される。
なお、カメラ30から入力した撮影画像を一旦、メモリ26に格納して、その後、メモリ26から読み出した画像を、外部機器間通信部24を介して地上のPC等に送信する設定としてもよい。
外部機器間通信部24は、さらに、飛行状態をベースセンター等の管理装置に送信する処理等も行う。
計時部27は、現在時間の取得、時間計測処理等を行う時計機能、タイマ機能を有する。
電源部(バッテリ)28は、ドローン本体制御装置20の各構成部に対する電力供給を行う。
図5に示すように、カメラ30は、カメラ制御部31、レンズ部32、撮像素子(イメージャ)33、画像処理部34、記憶部35、メモリ36、計時部37、通信部38を有する。
さらに、カメラ30の様々な状態を検出し、状態に応じてモードの切り替え、すなわち画像撮影モードと、画像転送モードの切り替えを行う。また、各モードに応じてPTP通信と、マスストレージクラス(MSC)通信の切り替えも行う。
これらのモード変更処理の詳細については、後段で説明する。
レンズ部32は、フォーカスレンズ、ズームレンズ等によって構成される。
撮像素子(イメージャ)33は、CMOSイメージセンサ、CCD等によって構成される。
画像処理部34は、ホワイトバランス調整、画像圧縮処理等の一般的な画像処理を実行する。例えばJPEGやMPEG方式の圧縮画像を生成して、記憶部35に格納する。
記憶部35は、例えばSDカード等のフラッシュメモリ等によって構成される。
前述したようにこの制御コマンドは、USB通信規格の1つであるPTPに従って、ドローン本体制御装置20のカメラ間通信部23と、カメラ30の通信部38との間で送受信される。
通信部38は、ドローン本体制御装置20のカメラ間通信部23と接続され、カメラ30が画像撮影モードに設定されている場合は、USB通信規格PTPに従って、ドローン本体制御装置20から、撮影開始コマンド等の撮影制御情報等を入力する。
また、カメラ30が画像転送モードに設定されると、USB通信規格マスストレージクラス(MSC)に従って、ドローン本体制御装置20に対して撮影画像を出力する。
次に、画像撮影モードと画像転送モードの切り替え処理の具体例について説明する。
画像撮影モードでは、図6(1)に示すように、ドローン本体制御装置(コントローラ)20から、USB通信規格PTPに従って、画像の撮影開始、撮影停止、撮影設定等の様々な撮影制御コマンドを入力して撮影処理を行う。
ドローン本体制御装置20は、カメラ30から入力した撮影画像データを、さらにPC50に送信する。
これらの一連の処理により、地上のユーザは、上空のカメラ30の撮影画像を即座に確認することが可能となる。
従って、マスストレージクラス(MSC)のプロトコルに従った通信をドローン本体制御装置20とカメラ30との間で実行している場合は、メッセージ通知によってPTPプロトコルに切り替えることができないという問題がある。
従って、これらの機器間の通信プロトコルをマスストレージクラス(MSC)からPTPに切り替えるためには、何らかの特別な対策が必要となる。
さらに、カメラ30は、ドローン本体制御装置20との通信状況や、カメラ30の動きが予め規定した条件を満足した場合に、通信プロトコルをマスストレージクラス(MSC)からPTPに切り替える処理を実行する。
以下、この処理の詳細について説明する。
フローチャートに示すカメラ30の処理は、カメラ30のカメラ制御部31の制御の下に実行される。例えばメモリ36にの格納されたプログラムに従って、プログラム実行機能を有するCPU等を有するカメラ制御部31の制御の下で実行される。
(ステップS101)
カメラ30は、ステップS101において、ドローン本体制御装置20との通信を、PTPモードからMSCモードへ切り替える処理を実行する。
一方、MSCモードは、カメラ30の記憶部35に格納された撮影画像を、ドローン本体制御装置20がアクセスし、読み出して取得することが可能な画像転送モードに相当する。
ステップS101においてPTPモードからMSCモードへの切り替えが実行された後、次に、カメラ30は、ステップ102において、所定時間、待機する。
この待機処理は、MSCモード(画像転送モード)で行われることが推定されるカメラ30からドローン本体制御装置20への撮影画像の転送処理を待機する処理である。
ステップS102では、この処理の開始、および実行を待機する。
次に、カメラ30は、PTPモード(画像撮影モード)からMSCモード(画像転送モード)に変更された後、予め規定したしきい値時間(Tth1)以上となったか否かを判定する。
一方、待機時間(t)が、予め規定したしきい値時間(Tth1)以上となった場合は、ステップS104に進む。
ステップS103における待機時間判定処理において、待機時間(t)が、予め規定したしきい値時間(Tth1)以上となった場合は、ステップS104に進む。
ステップS104において、カメラ30は、MSCモード(画像転送モード)での通信、すなわちカメラ30とドローン本体制御装置20との間でMSCモード(画像転送モード)での通信が発生したか否かを判定する。
これは、予め規定したしきい値時間(Tth1)内に、MSCモード(画像転送モード)でカメラ30からドローン本体制御装置20への撮影画像の転送処理が実行されていることを意味する。
これは、予め規定したしきい値時間(Tth1)内に、MSCモード(画像転送モード)でカメラ30からドローン本体制御装置20への撮影画像の転送処理が実行されていないことを意味する。
このモード判定処理Aの判定態様と判定結果に基づく処理との対応関係について、図8を参照して説明する。
ステップS103の判定処理=PTPモード(画像撮影モード)からMSCモード(画像転送モード)へ切り替え後の経過時間(t)がしきい値Tth1以上となったか否か、
ステップS104の判定処理=MSCモード(画像転送モード)での通信の有無(画像転送処理の有無)、
MSCモード(画像転送モード)での画像転送開始待ちと判断し、MSCモードを継続する。
MSCモード(画像転送モード)での画像転送処理実行中と判断し、MSCモードを継続してステップS105に進み、次のモード切り替え判定処理Bを実行する。
MSCモード(画像転送モード)での画像転送処理が実行されないと判断し、ステップS108に進み、MSCモード(画像転送モード)から、PTPモード(画像撮影モード)へのモード切り替え処理を実行する。
(ステップS105)
上述したように、ステップS104の判定処理がYes、すなわち、PTPモード(画像撮影モード)からMSCモード(画像転送モード)へ切り替え後、しきい値時間(Tth1)内にMSCモード(画像転送モード)での通信があった場合は、MSCモード(画像転送モード)での画像転送処理実行中と判断し、MSCモードを継続してステップS105に進む。
ステップS105では、MSCモードを継続して、さらに待機する。
ステップS106~S107の処理が、モード切り替え判定処理Bである。
まず、ステップS106では、カメラ30は、MSCモード(画像転送モード)での通信発生の有無を確認する。すなわち、カメラ30とドローン本体制御装置20との間でMSCモード(画像転送モード)での通信が発生したか否かを判定する。
これは、MSCモード(画像転送モード)でカメラ30からドローン本体制御装置20への撮影画像の転送処理が実行されていることを意味する。
これは、MSCモード(画像転送モード)でカメラ30からドローン本体制御装置20への撮影画像の転送処理が実行されていない、すなわち終了または中断したことを意味する。
次に、カメラ30は、ステップS107において、MSCモード(画像転送モード)での最後の通信以後、予め規定したしきい値時間(Tth2)以上となったか否かを判定する。
これは、MSCモード(画像転送モード)での画像転送処理が終了したとの判断に基づくモード切り替え処理である。
このモード判定処理Bの判定態様と判定結果に基づく処理との対応関係について、図9を参照して説明する。
ステップS106の判定処理=MSCモード(画像転送モード)での通信の有無(画像転送処理の有無)、
ステップS107の判定処理=MSCモード(画像転送モード)での最後の通信からの経過時間(t)がしきい値Tth2以上となったか否か、
MSCモード(画像転送モード)での画像転送実行中と判断し、ステップS105に戻り、MSCモードを継続して待機する。
MSCモード(画像転送モード)での画像転送実行中と判断し、ステップS105に戻り、MSCモードを継続して待機する。
MSCモード(画像転送モード)での画像転送処理が終了したと判断し、ステップS108に進み、MSCモード(画像転送モード)から、PTPモード(画像撮影モード)へのモード切り替え処理を実行する。
(ステップS108)
ステップS104の判定結果がNO、またはステップS107の判定結果がNoの場合、ステップS108に進む。
図8を参照して説明した(a3)の場合、すなわち、
PTPモード(画像撮影モード)からMSCモード(画像転送モード)へ切り替え後の経過時間(t)がしきい値時間(Tth1)内にMSCモード(画像転送モード)での通信がなく、MSCモード(画像転送モード)での画像転送処理が実行されないと判断した場合。
MSCモード(画像転送モード)での最後の通信からの経過時間(t)がしきい値Tth2以上となり、MSCモード(画像転送モード)での画像転送処理が終了したと判断した場合。
図10に示すフローの各ステップの処理について説明する。
カメラ30は、現在のカメラの設定モードであるMSCモード(画像転送モード)から、PTPモード(画像撮影モード)への切り替え条件が発生したと判定した場合、ステップS151において、ドローン本体制御装置20との間のMSC接続(MSCセッション)を切断する。
次に、カメラ30は、ステップS152において、ホスト装置であるドローン本体制御装置20からのPTP通信開始要求(デバイス情報取得要求)の入力を待機する。
カメラ30は、ステップS153において、ドローン本体制御装置20からのPTP通信開始要求(デバイス情報取得要求)を受信したか否かを判定し、受信していない場合は、ステップS152の待機処理を継続する。
一方、ドローン本体制御装置20からのPTP通信開始要求(デバイス情報取得要求)を受信したと判定した場合は、ステップS154に進む。
カメラ30は、ステップS154において、ドローン本体制御装置20からのPTP通信開始要求(デバイス情報取得要求)に対する応答として、PTP通信可能なデバイスであることを示すデバイス情報を、ドローン本体制御装置20に返信する。
図7を参照して説明した処理は、カメラ30と、ドローン本体制御装置20との間で実行される通信処理を監視して、通信処理状態に応じてMSCモード(画像転送モード)から、PTPモード(画像撮影モード)へのモード切り替え処理を実行する処理例であった。
図11は、図7を参照して説明したフローと同様、ドローン本体制御装置20に接続されたカメラ30の実行する処理のシーケンスを説明するフローチャートである。
フローチャートに示すカメラ30の処理は、カメラ30のカメラ制御部31の制御の下に実行される。例えばメモリ36にの格納されたプログラムに従って、プログラム実行機能を有するCPU等を有するカメラ制御部31の制御の下で実行される。
(ステップS201)
カメラ30は、ステップS201において、ドローン本体制御装置20との通信を、MSCプロトコルに従った通信として実行するMSCモード(画像転送モード)に設定した状態で待機する。
なお、このMSCモード(画像転送モード)設定状態において、ドローン本体制御装置20は、カメラ30の記憶部35に格納された撮影画像を高速で取得することができる。
次に、カメラ30は、ステップS202において、MSCモード(画像転送モード)設定状態において、ドローン本体制御装置20との通信が発生したか否かを検証する。
これは、ドローン本体制御装置20が、カメラ30の記憶部35に格納された撮影画像に対するアクセスを実行していることを意味する。
これは、ドローン本体制御装置20が、カメラ30の記憶部35に格納された撮影画像に対するアクセスを実行していないことを意味する。
ステップS202において、カメラ30がドローン本体制御装置20とのMSCモード(画像転送モード)通信がないと判定した場合は、ステップS203に進む。
例えば、カメラ30に装着されたセンサ25を構成するジャイロ等の検出情報を利用してカメラ30(=カメラ装着ドローン10)の動きを判定する。
一方、予め規定された画像撮影開始特有の動きがあったと判定した場合は、ステップS204に進む。
ステップS203で、予め規定された画像撮影開始特有の動きがあったと判定した場合は、ステップS204に進む。
カメラ30は、ステップS204において、MSCモード(画像転送モード)からPTPモード(画像撮影モード)へのモード切り替え処理を実行する。
このモード切り替え処理は、先に図10を参照して説明したフローに従った処理として実行される。
カメラ制御部31は、飛行状態が撮影開始を示す特徴的な動きであると判定した場合、MSCモード(画像転送モード)からPTPモード(画像撮影モード)へのモード切り替えを実行する。
このモード切り替えにより、ドローン本体制御装置20は、PTPプロトコルに従って撮影開始コマンド等をカメラ30に出力することが可能となり、即座に撮影を開始することができる。
図12には、予め規定された画像撮影開始特有の動きの例として、以下の2つの例を示している。
(1)旋回
(2)定位置での上昇と下降の繰り返し、
また、図12に示すように、上昇または下降のみの動きは移動中と判断し、定位置で上昇、下降の繰り返しは、撮影開始と判断して、PTPモード(画像撮影モード)に切り替える。
カメラ30のカメラ制御部31は、ジャイロの出力情報と、メモリ36に登録された登録情報を比較して、類似すると判定した場合、画像撮影開始に伴う特有の動きであると判定する。すなわちステップS203の判定結果としてYesの判定を行い、ステップS204に進み、MSCモード(画像転送モード)からPTPモード(画像撮影モード)へ切り替える。
なお、図11に示す動きの例は一例であり、この他にも、様々な撮影開始特有の動きに応じたセンサ検出パターンをカメラ30のメモリ36に格納することで、様々な動きに応じたモード切り替えを行うことが可能となる。
このモード判定処理Cの判定態様と判定結果に基づく処理との対応関係について、図13を参照して説明する。
ステップS202の判定処理=MSCモード(画像転送モード)での通信の有無(画像転送処理の有無)、
ステップS203の判定処理=撮影開始を示す動きを検出したか否か、
MSCモード(画像転送モード)での画像転送実行中と判断し、ステップS201に戻り、MSCモードを継続して待機する。
撮影処理が開始されると判断し、ステップS204に進み、MSCモード(画像転送モード)から、PTPモード(画像撮影モード)へのモード切り替え処理を実行する。
撮影処理が開始されないと判断し、ステップS201に戻り、MSCモード(画像転送モード)を継続して待機する。
また、例えば、図7のフローに示すモード切り替え判定処理Aと、モード判定処理Bの間に、図11のフローに示すモード切り替え判定処理Cを行う設定としてもよい。
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
(1) PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記制御部は、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する撮像装置。
PTPモードからMSCモードへの切り替え後、規定時間(Tth1)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認であり、
前記制御部は、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する(1)に記載の撮像装置。
MSCモードでの最後の通信後、規定時間(Tth2)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認であり、
前記制御部は、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する(1)に記載の撮像装置。
予め規定された画像撮影開始を示す動きを検出したことの動き確認であり、
前記制御部は、
前記動き確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する(1)に記載の撮像装置。
撮像装置のジャイロの検出情報を入力して動き確認を実行する(4)に記載の撮像装置。
前記MSCモードは、前記ホスト装置が、撮像装置の記憶部にアクセスして撮影画像を取得する画像転送モードである(1)~(5)いずれかに記載の撮像装置。
カメラ装着ドローンの構成要素であり、
前記制御部は、
ドローン本体制御装置との間の通信をMSCモードからPTPモードへ切り替える処理を実行する(1)~(6)いずれかに記載の撮像装置。
PTPモードにおいて、前記ドローン本体制御装置から、撮影制御コマンドを入力して画像撮影を実行し、
MSCモードにおいて、前記ドローン本体制御装置に対する撮影画像の転送処理を実行する(7)に記載の撮像装置。
前記モード切り替え条件を満足したことを検出した場合、
通信部を介して接続されているホスト機器とのMSCモード通信を停止し、
前記ホスト機器からのPTP接続に伴うデバイス情報取得要求の受信に応じて、PTP通信可能なデバイスであることを示すデバイス情報を応答送信する(1)~(8)いずれかに記載の撮像装置。
前記ドローン本体制御装置からの入力コマンドに応じて画像撮影を実行するカメラを有し、
前記カメラは、
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行するカメラ制御部を有し、
前記カメラ制御部は、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行するカメラ装着ドローン。
PTPモードからMSCモードへの切り替え後、規定時間(Tth1)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認であり、
前記カメラ制御部は、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する(10)に記載のカメラ装着ドローン。
MSCモードでの最後の通信後、規定時間(Tth2)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認であり、
前記カメラ制御部は、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する(10)に記載のカメラ装着ドローン。
予め規定された画像撮影開始を示す動きを検出したことの動き確認であり、
前記カメラ制御部は、
前記動き確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する(10)に記載のカメラ装着ドローン。
前記撮像装置は、
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記制御部が、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行するモード制御方法。
前記カメラ装着ドローンは、
ドローンの飛行制御と、通信部介して接続されたカメラに対する撮影制御を実行するドローン本体制御装置と、
前記ドローン本体制御装置からの入力コマンドに応じて画像撮影を実行するカメラを有し、
前記カメラが、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行するモード制御方法。
前記撮像装置は、
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記プログラムは、前記制御部に、
MSCモードにおける通信状況を検証する処理と、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行させるプログラム。
具体的には、例えば、PTPプロトコルを適用したPTP通信モードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの切り替え処理を実行する制御部を有する。制御部は、例えば、規定時間以上MSCモード通信処理が実行されていない場合、または画像撮影開始を示す動きを検出した場合等に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する。PTPモード切り替え後は、ホスト装置から画像撮影制御コマンドを入力して撮影を実行することができる。
本構成により、通信状況等を監視して、予め規定した条件が満足された場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する撮像装置が実現される。
20 ドローン本体制御装置
21 本体制御部
22 飛行制御部
23 カメラ間通信部
24 外部機器間通信部
25 センサ
26 メモリ
27 計時部
28 電源部
30 カメラ
31 カメラ制御部
32 レンズ部
33 撮像素子
34 画像処理部
35 記憶部
36 メモリ
37 計時部
38 通信部
Claims (15)
- PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記制御部は、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する構成であり、
前記モード切り替え条件は、
PTPモードからMSCモードへの切り替え後、規定時間(Tth1)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認であり、
前記制御部は、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する撮像装置。 - PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記制御部は、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する構成であり、
前記モード切り替え条件は、
予め規定された画像撮影開始を示す動きを検出したことの動き確認であり、
前記制御部は、
前記動き確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する撮像装置。 - 前記制御部は、
撮像装置のジャイロの検出情報を入力して動き確認を実行する請求項2に記載の撮像装置。 - PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記制御部は、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する撮像装置であり、
前記撮像装置は、
カメラ装着ドローンの構成要素であり、
前記制御部は、
ドローン本体制御装置との間の通信をMSCモードからPTPモードへ切り替える処理を実行する撮像装置。 - 前記撮像装置は、
PTPモードにおいて、前記ドローン本体制御装置から、撮影制御コマンドを入力して画像撮影を実行し、
MSCモードにおいて、前記ドローン本体制御装置に対する撮影画像の転送処理を実行する請求項4に記載の撮像装置。 - 前記モード切り替え条件には、
MSCモードでの最後の通信後、規定時間(Tth2)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認が含まれ、
前記制御部は、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する請求項1、または2、または4いずれかに記載の撮像装置。 - 前記PTPモードは、前記撮像装置が接続されたホスト装置から、PTPプロトコルに従った撮影制御信号を入力して画像撮影を実行する画像撮影モードであり、
前記MSCモードは、前記ホスト装置が、撮像装置の記憶部にアクセスして撮影画像を取得する画像転送モードである請求項1、または2、または4いずれかに記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記モード切り替え条件を満足したことを検出した場合、
通信部を介して接続されているホスト機器とのMSCモード通信を停止し、
前記ホスト機器からのPTP接続に伴うデバイス情報取得要求の受信に応じて、PTP通信可能なデバイスであることを示すデバイス情報を応答送信する請求項1、または2、または4いずれかに記載の撮像装置。 - ドローンの飛行制御と、通信部を介して接続されたカメラに対する撮影制御を実行するドローン本体制御装置と、
前記ドローン本体制御装置からの入力コマンドに応じて画像撮影を実行するカメラを有し、
前記カメラは、
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行するカメラ制御部を有し、
前記カメラ制御部は、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行するカメラ装着ドローン。 - 前記モード切り替え条件は、
PTPモードからMSCモードへの切り替え後、規定時間(Tth1)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認であり、
前記カメラ制御部は、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する請求項9に記載のカメラ装着ドローン。 - 前記モード切り替え条件は、
MSCモードでの最後の通信後、規定時間(Tth2)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認であり、
前記カメラ制御部は、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する請求項9に記載のカメラ装着ドローン。 - 前記モード切り替え条件は、
予め規定された画像撮影開始を示す動きを検出したことの動き確認であり、
前記カメラ制御部は、
前記動き確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行する請求項9に記載のカメラ装着ドローン。 - 撮像装置において実行するモード制御方法であり、
前記撮像装置は、
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記制御部が、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへ切り替えるモード切り替え処理ステップを実行し、
前記モード切り替え処理ステップにおいて判定するモード切り替え条件は、
PTPモードからMSCモードへの切り替え後、規定時間(Tth1)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認であり、
前記制御部は、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行するモード制御方法。 - カメラ装着ドローンにおいて実行するモード制御方法であり、
前記カメラ装着ドローンは、
ドローンの飛行制御と、通信部を介して接続されたカメラに対する撮影制御を実行するドローン本体制御装置と、
前記ドローン本体制御装置からの入力コマンドに応じて画像撮影を実行するカメラを有し、
前記カメラが、
MSCモードにおける通信状況を検証し、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行するモード制御方法。 - 撮像装置においてモード制御処理を実行させるプログラムであり、
前記撮像装置は、
PTP(Picture Transfer Protocol)に従った通信モードであるPTPモードと、マスストレージクラス(MSC)に従った通信モードであるMSCモードとの、通信モードの切り替え処理を実行する制御部を有し、
前記プログラムは、前記制御部に、
MSCモードにおける通信状況を検証する処理と、
予め規定したモード切り替え条件を満足したと判定した場合に、MSCモードからPTPモードへ切り替えるモード切り替え処理ステップを実行させ、
前記モード切り替え処理ステップにおいて判定するモード切り替え条件は、
PTPモードからMSCモードへの切り替え後、規定時間(Tth1)以上、MSCモードによる通信処理が実行されていないことの通信状況確認であり、
前記プログラムは、前記制御部に、
前記通信状況確認がなされた場合、MSCモードからPTPモードへの切り替え処理を実行させるプログラム。
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