JP7135875B2 - 画像形成装置、廃トナー管理方法および廃トナー管理プログラム - Google Patents

画像形成装置、廃トナー管理方法および廃トナー管理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、画像形成装置、廃トナー管理方法および廃トナー管理プログラムに関し、特に、トナーを用いて画像を形成する画像形成装置、その画像形成装置で実行される廃トナー管理方法およびコンピューターにその廃トナー管理方法を実行させる廃トナー管理プログラムに関する。
MFP(Multi Function Peripheral)で代表される画像形成装置は、トナーとキャリアとからなる現像剤を現像装置で攪拌し、トナー粒子に電荷を付与することによって感光体ドラムにトナー像を形成する。感光体ドラムに形成されたトナー像は2次転写ベルトに転写され、さらに2次転写ベルトから用紙等の記録媒体に転写される。感光体ドラムおよび2次転写ベルトそれぞれに形成されたトナー像が転写される際に、トナー像を構成するトナーの一部が転写されずに残存する。感光体ドラムまたは2次転写ベルトに残存したトナーは廃トナーとして回収されて、廃トナーボックスに収容される。廃トナーボックスが廃トナーで満たされると、ユーザーによって、廃トナーボックスが空の廃トナーボックスと交換される。このため、ユーザーに廃トナーボックスの交換時期を通知する必要がある。
特開2002-214984号公報には、印字数やトナー残量などから廃トナーボックスの交換時期を判断する技術が記されている。
一方、トナーの嵩密度が気圧の変化によって変化することが知られている。このため、特開2002-214984号公報に記載の画像形成装置においてはトナーの量から交換時期を予測するため、MFPが配置される場所の気圧によっては、交換時期を正確に判断することができない場合があるといった問題がある。例えば、低い気圧の場所にMFPが配置される場合は、廃トナーボックスから廃トナーがあふれ出す場合があり、高い気圧の場所にMFPが配置される場合は、廃トナーボックスに空き容量があるにも関わらず交換時期が通知される場合がある。
特開2002-214984号公報
この発明の目的の1つは、設置場所に関わらず廃トナーボックスの空き容量がなくなる時期を正確に予測することが可能な画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、画像形成装置の設置場所に関わらず廃トナーボックスの空き容量がなくなる時期を正確に予測することが可能な廃トナー管理方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、画像形成装置の設置場所に関わらず廃トナーボックスの空き容量がなくなる時期を正確に予測することが可能な廃トナー管理プログラムを提供することである。
この発明のある局面によれば、画像形成装置は、トナーとキャリアからなる現像剤を用いて静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、像担持体により担持されるトナー像が転写された後に像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、廃トナーを収容する廃トナーボックスと、廃トナーボックスに収容される廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測手段と、予測された廃トナーの重量および気圧に基づいて廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積を予測する体積予測手段と、を備える
この局面に従えば、廃トナーボックスに収容される廃トナーの重量が予測され、気圧に基づいて廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積が予測される。このため、設置場所に関わらず廃トナーボックスの空き容量がなくなる時期を正確に予測することが可能な画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、体積予測手段は、気圧が変動するごとに、トナーの体積を予測する。
この発明の他の局面によれば、画像形成装置は、トナーとキャリアからなる現像剤を用いて静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、像担持体により担持されるトナー像が転写された後に像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、廃トナーを収容する廃トナーボックスと、廃トナーボックスに収容される廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測手段と、気圧に基づいて廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積を予測する体積予測手段と、を備え、体積予測手段は、気圧が変動するごとに、トナーの体積を予測する。
好ましくは、体積予測手段により予測される体積に基づいて、廃トナーボックスの交換時期を通知する通知手段を、さらに備える。
この局面に従えば、予測される体積に基づいて、廃トナーボックスの交換時期が通知されるので、廃トナーボックスが廃トナーで満たされる前にユーザーに通知できる。
好ましくは、体積予測手段は、気圧と廃トナーの嵩密度との関係を用いて廃トナーの体積を予測する。
この局面に従えば、廃トナーの体積を正確に予測することができる。
好ましくは、廃トナーボックスに収容された廃トナーが所定の体積となったことを検出する体積検出手段を、さらに備え、体積予測手段は、体積検出手段により廃トナーが所定の体積となったことが検出された後に廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積を予測する。
この局面に従えば、廃トナーが所定の体積となったことが検出された後に廃トナーの体積を予測するので、処理の負荷を低減することができる。
好ましくは、気圧の変動に対応することができる。
好ましくは、気圧を検出する検出手段を、さらに備える。
好ましくは、気圧を示す情報を外部から取得する気圧情報取得手段を、さらに備える。
好ましくは、現像装置は、現像剤の一部を廃現像剤として廃トナーボックスに排出し、廃トナー量予測手段は、廃トナーボックスに収容された廃トナーおよび廃現像剤の量を予測し、体積予測手段は、気圧に基づいて、廃トナーボックスに収容される廃トナーおよび廃現像剤の体積を予測する。
この局面に従えば、廃トナーボックスに廃現像剤が収容される場合であっても廃トナーボックスの空き容量がなくなる時期を正確に予測することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、廃トナー管理方法は、画像形成装置で実行される廃トナー管理方法であって、画像形成装置は、静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、像担持体により担持されるトナー像が転写された後に像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、廃トナーを収容する廃トナーボックスと、を備え、現像装置による現像に基づいて廃トナーボックスに収容された廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測ステップと、予測された廃トナーの重量と気圧に基づいて廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積を予測する体積予測ステップと、を含む。
この発明のさらに他の局面によれば、廃トナー管理方法は、画像形成装置で実行される廃トナー管理方法であって、画像形成装置は、静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、像担持体により担持されるトナー像が転写された後に像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、廃トナーを収容する廃トナーボックスと、を備え、現像装置による現像に基づいて廃トナーボックスに収容された廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測ステップと、気圧に基づいて廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積を予測する体積予測ステップと、を含み、体積予測ステップは、気圧が変動するごとに、トナーの体積を予測するステップを含む。
この局面に従えば、画像形成装置の設置場所に関わらず廃トナーボックスの空き容量がなくなる時期を正確に予測することが可能な廃トナー管理方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、廃トナー管理プログラムは、画像形成装置を制御するコンピューターで実行される廃トナー管理プログラムであって、画像形成装置は、静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、像担持体により担持されるトナー像が転写された後に像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、廃トナーを収容する廃トナーボックスと、を備え、現像装置による現像に基づいて廃トナーボックスに収容された廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測ステップと、予測された廃トナーの重量と気圧に基づいて廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積を予測する体積予測ステップと、をコンピューターに実行させる。
この発明のさらに他の局面によれば、廃トナー管理プログラムは、画像形成装置を制御するコンピューターで実行される廃トナー管理プログラムであって、画像形成装置は、静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、像担持体により担持されるトナー像が転写された後に像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、廃トナーを収容する廃トナーボックスと、を備え、現像装置による現像に基づいて廃トナーボックスに収容された廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測ステップと、気圧に基づいて廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積を予測する体積予測ステップと、をコンピューターに実行させ、体積予測ステップは、気圧が変動するごとに、トナーの体積を予測するステップを含む。
この局面に従えば、画像形成装置の設置場所に関わらず廃トナーボックスの空き容量がなくなる時期を正確に予測することが可能な廃トナー管理プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。 MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 MFPの内部構成を示す模式的断面図である。 MFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 補正テーブルの一例を示す図である。 廃トナー管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 消耗率補正テーブルの一例を示す図である。 画像形成回数と廃トナーボックスの消耗率との関係を示す図である。 トナー消費量と廃トナーボックスの消耗率との関係を示す図である。 ドットカウント値と廃トナーボックスの消耗率との関係を示す図である。 第3の変形例におけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 第3の変形例における廃トナー管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 現像装置の現像ローラー周辺を、現像装置が有する供給スクリューの中心軸と平行な方向から見た断面図である。 図13のA-A線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。図2は、MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図1および図2を参照して、MFP(Multi Function Peripheral)100は、画像形成装置の一例であり、メイン回路110と、原稿を読み取る原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送する自動原稿搬送装置120と、画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給する給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
自動原稿搬送装置120は、原稿トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部130の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部130により原稿に形成された画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ上に排出する。
画像形成部140は、給紙部150により搬送される用紙に、周知の電子写真方式により画像を形成する。本実施の形態では、画像形成部140は、画像データと、用紙の媒体種別に対応する画像形成条件で、給紙部150により搬送される用紙に画像を形成する。画像が形成された用紙は排紙トレイ159に排出される。
メイン回路110は、MFP100の全体を制御するCPU(中央演算処理装置)111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read OnlY MemorY)113と、RAM(Random Access MemorY)114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、気圧センサー117と、外部記憶装置118と、を含む。CPU111は、プログラムを実行するコンピューターの一例である。CPU111は、プログラムを実行することにより、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる画像データを一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上部に設けられる。操作パネル160は、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、例えば、液晶表示装置(LCD)であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。なお、LCDに代えて、画像を表示する装置であれば、例えば、有機EL(electroluminescence)ディスプレイを用いることができる。
操作部163は、タッチパネル165と、ハードキー部167とを含む。タッチパネル165は、静電容量方式である。なお、タッチパネル165は、静電容量方式に限らず、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式等の他の方式を用いることができる。ハードキー部167は、複数のハードキーを含む。ハードキーは、例えば接点スイッチである。
通信I/F部112は、ネットワークにMFP100を接続するためのインターフェースである。通信I/F部112は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで、ネットワークに接続された他のコンピューターまたはデータ処理装置と通信する。通信I/F部112が接続されるネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。また、ネットワークは、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等であってもよい。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶するとともに、画像形成部140でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部140に出力する。これにより、画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータの画像を用紙に形成する。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
気圧センサー117は、画像形成部140の近傍に配置される。気圧センサー117は、気圧を計測し、計測された気圧を示す気圧情報をCPU111に出力する。
外部記憶装置118は、CPU111により制御され、CD-ROM(Compact Disk Read OnlY MemorY)118A、または半導体メモリが装着される。本実施の形態においては、CPU111は、ROM113に記憶されたプログラムを実行する例を説明するが、CPU111は、外部記憶装置118を制御して、CD-ROM118AからCPU111が実行するためのプログラムを読出し、読み出したプログラムをRAM114に記憶し、実行するようにしてもよい。
CPU111は、画像形成部140を制御し、用紙などの記録媒体に画像データの画像を形成させる。CPU111が画像形成部140に出力する画像データは、原稿読取部130から入力される画像データの他、外部から受信されるプリントデータ等の画像データを含む。
なお、CPU111が実行するためのプログラムを記憶する記録媒体としては、CD-ROM118Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)などの半導体メモリ等の媒体でもよい。さらに、CPU111がネットワークに接続されたコンピューターからプログラムをダウンロードしてHDD115に記憶する、または、ネットワークに接続されたコンピューターがプログラムをHDD115に書込みするようにして、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードしてCPU111で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図3は、MFPの内部構成を示す模式的断面図である。図3を参照して、自動原稿搬送装置120は、原稿トレイに載置された1以上の原稿をさばいて、1枚ずつ原稿読取部130に搬送する。原稿読取部130は、自動原稿搬送装置120により原稿ガラス11上にセットされた原稿の画像を、その下方を移動するスライダー12に取付けられた露光ランプ13で露光する。原稿からの反射光は、ミラー14と2枚の反射ミラー15,15Aによりレンズ16に導かれ、CCD(Charge Coupled Devices)センサー18に結像する。
CCDセンサー18に結像した反射光は、CCDセンサー18内で電気信号としての画像データに変換される。画像データは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の印字用データに変換されて、画像形成部140に出力される。
画像形成部140は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックそれぞれの画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kを備える。ここで、“Y”、“M”、“C”および“K”は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックを表す。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kの少なくとも1つが駆動されることにより、画像が形成される。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kのすべてが駆動されると、フルカラーの画像が形成される。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kには、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの印字用データがそれぞれ入力される。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kは、取扱うトナーの色彩が異なるのみなので、ここでは、イエローの画像を形成するための画像形成ユニット20Yについて説明する。
画像形成ユニット20Yは、イエローの印字用データが入力される露光装置21Yと、像担持体である感光体ドラム23Yと、感光体ドラム23Yの表面を一様に帯電するための帯電ローラー22Yと、現像装置24Yと、廃トナーボックス28Yと、感光体ドラム23Y上に形成されたトナー像を電界力の作用で像担持体である中間転写ベルト30上に転写するための1次転写ローラー25Yと、感光体ドラム23Y上の転写残トナーを除去するためドラム清掃ブレード27Yと、トナーボトル41Yと、トナーホッパー42Yと、を備える。
トナーボトル41Yは、イエローのトナーを収容する。トナーは、非磁性体である。トナーボトル41Yは、トナーボトルモーターを駆動源として回転し、トナーを外部に排出する。トナーボトル41Yから排出されたトナーは、トナーホッパー42Yに供給される。トナーホッパー42Yは、現像装置24Yに収容された現像剤の残量が予め定められた下限値以下になることに応じて現像装置24Yにトナーを供給する。現像剤は、トナーと磁性体のキャリアとを含む。
感光体ドラム23Yの周辺に、帯電ローラー22Y、露光装置21Y、現像装置24Y、1次転写ローラー25Y、ドラム清掃ブレード27Yが、感光体ドラム23Yの回転方向に沿って順に配置される。
感光体ドラム23Yは、帯電ローラー22Yによって帯電された後、露光装置21Yが発光するレーザー光が照射される。露光装置21Yは、感光体ドラム23Yの表面の画像対応部を露光して静電潜像を形成する。これにより、感光体ドラム23Yに静電潜像が形成される。続いて、現像装置24Yが、感光体ドラム23Yに形成された静電潜像を帯電したトナーで現像する。具体的には、感光体ドラム23Yに形成された静電潜像上に電界力の作用でトナーが載せられることにより、トナー像が感光体ドラム23Yに形成される。感光体ドラム23Y上に形成されたトナー像は、像担持体である中間転写ベルト30上に1次転写ローラー25Yにより電界力の作用で転写される。感光体ドラム23Y上で転写されずに残ったトナーは、ドラム清掃ブレード27Yにより感光体ドラム23Yから除去される。ドラム清掃ブレード27Yにより感光体ドラム23Yから除去されたトナーは、廃トナーとして廃トナーボックス28Yに収容される。
一方、中間転写ベルト30は、駆動ローラー33と従動ローラー34とにより弛まないように懸架されている。駆動ローラー33が図3中で反時計回りに回転すると、中間転写ベルト30が所定の速度で図中反時計回りに回転する。中間転写ベルト30の回転に伴って、従動ローラー34が、反時計回りに回転する。
これにより、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kが、順に中間転写ベルト30上にトナー像を転写する。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kそれぞれが、中間転写ベルト30上にトナー像を転写するタイミングは、中間転写ベルト30に付された基準マークを検出することにより、調整される。これにより、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナー像が中間転写ベルト30上に重畳される。
中間転写ベルト30に形成されたトナー像は、転写部材である2次転写ローラー26によって電界力の作用で用紙に転写される。用紙は、タイミングローラー31により搬送される中間転写ベルト30と2次転写ローラー26とが接するニップ部に搬送される。トナー像が転写された用紙は、定着ローラー32に搬送され、定着ローラー32により加熱および加圧される。これにより、トナーが溶かされて用紙に定着する。その後、用紙は排紙トレイ39に排出される。
中間転写ベルト30の画像形成ユニット20Yの上流に、ベルト清掃ブレード29が設けられている。ベルト清掃ブレード29は、中間転写ベルト30上で用紙に転写されずに残ったトナーを除去する。ベルト清掃ブレード29によって中間転写ベルト30から除去されるトナーは廃トナーとして、廃トナーボックス28Y,28M,28C,28Kのいずれかに収容される。本実施の形態におけるMFP100は、ベルト清掃ブレード29によって中間転写ベルト30から除去される廃トナーは、廃トナーボックス28Yに収容される。
給紙カセット35,35A,35Bには、それぞれサイズの異なる用紙がセットされている。給紙カセット35,35A,35Bそれぞれに収容された用紙は、給紙カセット35,35A,35Bにそれぞれ取付けられている取出ローラー36,36A,36Bにより、搬送経路へ供給され、給紙ローラー37によりタイミングローラー31へ送られる。
MFP100は、フルカラーの画像を形成する場合、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kのすべてを駆動するが、モノクロの画像を形成する場合、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kのいずれか1つを駆動する。また、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kの2以上を組み合わせて画像を形成することもできる。なお、ここでは、MFP100は、用紙に4色のトナーそれぞれを形成する画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kを備えたタンデム方式を採用する例について説明するが、1つの感光体ドラムで4色のトナーを順に用紙に転写する4サイクル方式を採用してもよい。
図4は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図4に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD-ROM118Aに記憶された廃トナー管理プログラムを実行することにより、CPU111により実現される機能である。図4を参照して、CPU111は、画像形成部140を制御する画像形成制御部51と、気圧情報取得部53と、廃トナー量予測部55と、体積予測部57と、通知部59と、を含む。
画像形成制御部51は、画像形成部140を制御して、記録媒体に画像を形成する。廃トナー量予測部55は、画像形成制御部51から画像を形成した回数を取得し、取得された回数に基づいて、廃トナー量を予測する。廃トナー量は、廃トナーボックス28Yに蓄積された廃トナーの重量を示す。例えば、記録媒体1枚あたりを画像形成する際に回収される廃トナーの量が予め定められている。廃トナー量予測部55は、画像形成部140が画像を形成した回数を取得し、画像形成した回数に1枚当たりの廃トナーの量を乗算することにより廃トナー量を算出する。なお、複数のサイズの記録媒体が用いられる場合は、記録媒体のサイズ別に廃トナー量を定めるようにする。画像形成部140が画像形成するごとに、画像が形成された記録媒体のサイズに対して定められた廃トナーの量を用いて廃トナー量を算出する。廃トナー量予測部55は、算出された廃トナー量を記憶するとともに、廃トナー量を体積予測部57に出力する。廃トナー量予測部55は、廃トナーボックス28Yが交換される場合、廃トナー量をリセットし、その後、次に廃トナーボックス28Yが交換されるまで、画像形成部140で画像が形成されるごとに廃トナー量を算出する。
気圧情報取得部53は、気圧を計測する気圧センサー117が出力する気圧情報を取得する。気圧情報は、気圧を示す情報である。気圧情報取得部53は、取得された気圧情報を体積予測部57に出力する。なお、ここでは、現時点の気圧を取得する例を示すが、所定の期間に気圧センサー117が出力する気圧情報を用いて、所定期間の平均の気圧を取得してもよい。また、外部のサーバーからMFP100が設置された地域の気圧を示す情報を取得してもよい。
体積予測部57は、廃トナー量予測部55から入力される廃トナー量と、気圧情報取得部53から入力される気圧情報とに基づいて、廃トナーボックス28Yに収容されている廃トナーの体積を予測する。具体的には、体積予測部57は、気圧と嵩密度との関係を定める補正テーブルを参照して、気圧情報取得部53により取得された気圧情報で定まる気圧に対する嵩密度を求める。体積予測部57は、廃トナー量予測部55から入力される廃トナー量と嵩密度とから廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの体積を算出する。
図5は、補正テーブルの一例を示す図である。図5を参照して、補正テーブルは、気圧と、補正係数との関係を定める。補正係数は、基準となる気圧に対して定められる嵩密度に対する、気圧ごとの嵩密度の割合を定める。ここでは、基準となる気圧を1001hPa~1050hPaとし、その気圧に対する補正係数は「1」である。例えば、気圧が800hPa以下に対して補正係数は0.74である。1001hPa~1050hPaの気圧に対する嵩密度をDbとすれば、800hPa以下の気圧に対する嵩密度は0.74×Dbである。
図4に戻って、体積予測部57は、さらに、廃トナーボックス28Yの交換時期を予測する。体積予測部57は、廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの体積から廃トナーボックス28Yの消耗率を算出する。廃トナーボックス28Yの消耗率は、廃トナーボックス28Yに収容されている廃トナーの体積が、廃トナーボックス28Yの廃トナーを収容可能な体積に占める割合である。体積予測部57は、廃トナーボックス28Yの空き空間の体積と気圧に基づき定まる嵩密度とから廃トナーボックス28Yの空き空間と同じ体積の廃トナーの量を決定する。廃トナーボックス28Yの空き空間の体積は、廃トナー量予測部55により予測された廃トナー量に基づいて決定された廃トナーボックス28Yに収容されている廃トナーの体積と、廃トナーボックス28Yが廃トナーを収容可能な体積とからを算出される。体積予測部57は、画像形成部140が廃トナーボックス28Yの空き空間がなくなるまでに画像形成可能な回数を、残回数として算出する。具体的には、体積予測部57は、廃トナーボックス28Yの空き空間と同じ体積の廃トナーの量を、気圧情報取得部53から入力される気圧情報で示される気圧に対応する嵩密度を用いて算出する。そして、体積予測部57は、算出された廃トナーの量と、画像形成部140による単位回数当たりの画像形成により発生する廃トナーの量とから残回数を算出する。体積予測部57は、残回数が予め定められたしきい値以下となる場合、通知部59に通知指示を出力する。通知指示は残回数を含む。
通知部59は、体積予測部57から通知指示が入力されることに応じて、廃トナーボックス28Yの交換時期をユーザーに通知する。例えば、通知部59は、廃トナーボックス28Yを識別するための情報と、残回数とを表示部161に表示する。具体的には、「XX回の画像形成で、黄色の廃トナーボックスの交換時期です。」のメッセージが表示部161に表示される。なお「XX」は、残回数を示す。また、廃トナーボックス28Yを識別するための情報に代えて、またはそれとは別に廃トナーボックス28Yの位置を示すイラストを表示してもよい。
図6は、廃トナー管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。廃トナー管理処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD-ROM118Aに記憶された廃トナー管理プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。なお、CPU111は、MFP100が画像を形成する場合に、廃トナー管理処理を実行して廃トナーボックス28Y,28M,28C,28Kを管理するが、廃トナーボックス28Y,28M,28C,28Kそれぞれに対する管理は同じなので、ここでは、CPU111が廃トナーボックス28Yを管理する場合を例に説明する。
図6を参照して、CPU111は、気圧情報を取得し(ステップS01)、処理をステップS02に進める。気圧を計測する気圧センサー117が出力する気圧情報を取得する。気圧情報は、気圧を示す情報である。なお、ここでは、現時点の気圧を取得する例を示すが、所定の期間の平均の気圧を取得してもよい。また、外部のサーバーからMFP100が設置された地域の気圧を示す情報を取得してもよい。
ステップS02においては、気圧情報に基づいて、嵩密度の補正係数が決定され、処理はステップS03に進む。図5に示した補正テーブルを用いて、ステップS01において取得された気圧情報で定まる気圧に対して、補正テーブルで定められた補正係数が決定される。ステップS03においては、画像形成が開始したか否かが判断される。CPU111は、画像形成指示を受け付けたならば画像形成が開始したと判断する。CPU111は、画像形成が開始するまで待機状態となり(ステップS03でNO)、画像形成が開始したならば(ステップS03でYES)、処理をステップS04に進める。
ステップS04においては、廃トナー量が予測され、処理はステップS05に進む。CPU111は、廃トナーボックス28Yに収容されている廃トナーの量を予測する。廃トナーボックス28Yが交換されてからの廃トナー量の累計がHDD115に記憶されている。CPU111は、画像形成の1回に対して定められた廃トナー量を、HDD115に記憶された廃トナー量の累計に加算し、HDD115に記憶された廃トナー量の累計を更新する。
ステップS05においては、画像形成可能な残回数を予測する。廃トナーボックス28Yの消耗率を算出し、消耗率から残回数を予測する。具体的には、CPU111は、補正テーブルを参照して、ステップS01において取得された気圧情報で示される気圧に対する嵩密度を決定し、ステップS04において予測された廃トナー量と嵩密度とから廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの体積を算出する。廃トナーボックス28Yが廃トナーを収容可能な体積は予め定められているので、CPU111は、廃トナーボックス28Yに収容されている廃トナーの体積が、廃トナーボックス28Yの廃トナーを収容可能な体積に占める割合を、消耗率として算出する。そして、CPU111は、廃トナーボックス28Yの消耗率から廃トナーボックス28Yの空き空間の体積を求め、空き空間の体積とステップS01において取得された気圧情報で示される気圧に対応する嵩密度とから廃トナーボックス28Yの空き空間と同じ体積の廃トナーの量を算出する。そして、CPU111は、算出された廃トナーの量と、画像形成部140による単位回数当たりの画像形成により発生する廃トナーの量とから残回数を算出する。
次のステップS06においては、残回数がしきい値Th以下か否かを判断する。残回数がしきい値Th以下ならば処理はステップS07に進むが、そうでなければ処理はステップS03に戻る。
ステップS07においては、廃トナーボックス28Yの交換時期が通知され、処理は終了する。具体的には、CPU111は、「XX回の画像形成で、黄色の廃トナーボックスの交換時期です。」のメッセージを表示部161に表示する。なお「XX」は、残回数を示す。
<第1の変形例>
上述した実施の形態においては、MFP100は、気圧と嵩密度との関係を示す補正テーブルを用いて、気圧に応じて嵩密度を補正する。第1の変形例におけるMFP100は、気圧に応じて廃トナーボックス28Yの消耗率を補正する。廃トナーボックスの消耗率は、廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーが廃トナーボックス28Yに占める割合である。廃トナーボックス28Yの消耗率は、廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの量と嵩密度とから求まる廃トナーの体積が廃トナーボックス28Yに占める割合である。この場合、第1の変形例におけるMFP100は、気圧と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示す消耗率補正テーブルを用いる。このため、廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの体積を求める必要がないので、処理速度が速くなる。
図7は、消耗率補正テーブルの一例を示す図である。図7を参照して、消耗率補正テーブルは、気圧と、消耗率補正係数との関係を定める。消耗率補正係数は、基準となる気圧に対して定められる廃トナーボックス28Yの消耗率に対する、気圧ごとに定められる廃トナーボックス28Yの消耗率の割合を定める。ここでは、基準となる気圧を1001hPa~1050hPaとし、その気圧に対する消耗率補正係数は「1」である。例えば、気圧が810hPaの気圧に対して消耗率補正係数は1.25である。1010hPaの気圧に対する消耗率をV%とすれば、810hPa以下の気圧に対する消耗率は1.25×V%である。
実験によって、基準となる気圧における画像形成回数と消耗率との関係が求められ、MFP100に記憶される。例えば、基準となる気圧を1010hPaとする場合、体積予測部57は、基準となる気圧1010hPaにおける画像形成回数と消耗率との関係を用いて、画像形成回数から廃トナーボックス28Yの消耗率を決定する。そして、体積予測部57は、消耗率補正テーブルを用いて現在の気圧に対する消耗率補正係数を決定し、廃トナーボックス28Yの消耗率を現在の気圧に対する消耗率補正係数で補正することにより、現在の気圧に対する廃トナーボックス28Yの消耗率を予測する。
図8は、画像形成回数と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示す図である。図8を参照して、実線で示すグラフが、基準となる気圧1010hPaにおける画像形成回数と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示し、一点鎖線で示すグラフが、気圧820hPaにおける画像形成回数と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示す。基準となる気圧1010hPaにおいては、40K回(Kは1000の単位を示す)の画像形成で廃トナーボックス28Yの消耗率が100%となるのに対して、気圧810hPaにおいては、32K回の画像形成で廃トナーボックス28Yの消耗率が100%となる。
<第2の変形例>
上述した実施の形態および第1の変形例においては、画像形成回数に基づいて廃トナーの量を予測するようにしたが、トナーの消費量から廃トナーの量を予測してもよい。トナーの消費量は、現像装置24Yに供給するトナーの量と同じである。したがって、現像装置24Yに供給するトナーの量を検出することによりトナーの消費量を求めることができる。トナーの消費量と廃トナーの量との関係を、予め実験して求めておけばよい。
図9は、トナー消費量と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示す図である。図8を参照して、実線で示すグラフが、基準となる気圧1010hPaにおけるトナー消費量と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示し、一点鎖線で示すグラフが、気圧820hPaにおけるトナー消費量と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示す。基準となる気圧1010hPaにおいては、トナーの消費量が4.0kg(kは1000の単位を示す)で廃トナーボックス28Yの消耗率が100%となるのに対して、気圧810hPaにおいては、トナーの消費量が3.2kgで廃トナーボックス28Yの消耗率が100%となる。
また、トナーの消費量は、画像形成の対象となった画像データから求められてもよい。画像データの画素の数をカウントし、1画素当たりに使用されるトナーの量が予め定められている。このため、画像データから画素の数をカウントしたドットカウント値からトナーの消費量を算出することができる。
図10は、ドットカウント値と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示す図である。図10を参照して、実線で示すグラフが、基準となる気圧1010hPaにおけるドットカウント値と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示し、一点鎖線で示すグラフが、気圧820hPaにおけるドットカウント値と廃トナーボックス28Yの消耗率との関係を示す。基準となる気圧1010hPaにおいては、ドットカウント値が4.0E+13で廃トナーボックス28Yの消耗率が100%となるのに対して、気圧810hPaにおいては、ドットカウント値が3.2E+13で廃トナーボックス28Yの消耗率が100%となる。
<第3の変形例>
第3の変形例におけるMFP100は、廃トナーボックス28Yに廃トナーが所定量蓄積されたことを検出する光学センサーを設ける。具体的には、廃トナーボックス28Yは、その側面に光を透過する窓部を有し、その窓部に光学センサーを備える。光学センサーは、光を照射する発光部と光を受光する受光部とを備える。窓部は、廃トナーボックス28Yの底面から所定の高さに設けられる。廃トナーボックス28Yに廃トナーが窓部の高さまで蓄積されると、光学センサーの発光部から照射される光が廃トナーで遮られて受光部で受光できなくなる。
図11は、第3の変形例におけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図11に示す機能が、図4に示した機能と異なる点は、体積予測部57が体積予測部57Aに変更された点、体積検出部61が追加された点である。その他の機能は図4に示した機能と同じなので、ここでは説明は繰り返さない。
体積検出部61は、廃トナーボックス28Yに蓄積される廃トナーが所定の体積となることを検出する。体積検出部61は、光学センサーの発光部から照射される光が受光部で受光できなくなった時点で、廃トナーボックス28Yに窓部まで廃トナーが蓄積されたと判断する。体積検出部61は、光学センサーの発光部から照射される光が受光部で受光できなくなった時点で、体積予測部57Aに検出指示を出力する。
体積予測部57Aは、体積検出部61から検出指示が入力された後に廃トナーボックス28Yに収容されている廃トナーの体積を予測する。体積予測部57Aは、体積検出部61から検出指示が入力された時点で、廃トナーボックス28Yに収容されている廃トナーの体積を所定の値に設定する。体積予測部57Aは、気圧と嵩密度との関係を定める補正テーブルを参照して、気圧情報取得部53により取得された気圧情報で定まる気圧に対する嵩密度を求める。体積予測部57Aは、体積検出部61から検出指示が入力された後に廃トナー量予測部55から入力される廃トナー量と嵩密度とから、体積検出部61から検出指示が入力された後に廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの体積を算出する。体積予測部57Aは、体積検出部61から検出指示が入力された時点で、廃トナーボックス28Yに収容されている廃トナーの体積に、体積検出部61から検出指示が入力された後に廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの体積を加算することにより、廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの体積をする。
体積予測部57Aは、さらに、廃トナーボックス28Yの交換時期を予測する。体積予測部57Aは、廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの体積から廃トナーボックス28Yの消耗率を算出する。体積予測部57Aは、廃トナーボックス28Yの空き空間の体積と気圧に基づき定まる嵩密度とから廃トナーボックス28Yの空き空間と同じ体積の廃トナーの量を決定する。さらに、体積予測部57Aは、廃トナーボックス28Yの空き空間と同じ体積の廃トナーの量を、気圧情報取得部53から入力される気圧情報で示される気圧に対応する嵩密度を用いて算出する。そして、体積予測部57Aは、算出された廃トナーの量と、画像形成部140による単位回数当たりの画像形成により発生する廃トナーの量とから残回数を算出する。体積予測部57Aは、残回数が予め定められたしきい値以下となる場合、通知部59に通知指示を出力する。
図12は、第3の変形例における廃トナー管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。図12を参照して、図6に示した廃トナー管理処理と異なる点は、ステップS01の前にステップS01Aが追加された点である。その他の処理は、図6に示した処理と同じなのでここでは説明を繰り返さない。
ステップS01Aにおいては、光学センサーのOFFが検出されたか否かを判断する。具体的には、廃トナーボックス28Yの側面に設けられた光学センサーにおいて、受光部が発光部の照射する光を受光しなくなると光学センサーのOFFを検出する。光学センサーのOFFを検出するまで待機状態となり(ステップS01AでNO)、光学センサーのOFFを検出したならば(ステップS01AでYES)、処理はステップS01に進む。
<第4の変形例>
第4の変形例におけるMFP100は、現像装置24Yに収容された現像剤を少しずつ廃棄しながら新しい現像剤を補給するトリクル方式を採用する。このため、トナーボトル41Yは、イエローの現像剤を収容する。現像剤は、非磁性体のトナーと磁性体のキャリアとを含む。トナーボトル41Yは、トナーボトルモーターを駆動源として回転し、現像剤を外部に排出する。トナーボトル41Yから排出された現像剤は、トナーホッパー42Yに供給される。トナーホッパー42Yは、現像装置24Yに収容された現像剤の残量が予め定められた下限値以下になることに応じて現像装置24Yに現像剤を供給する。廃トナーボックス28Yは、像担持体である感光体ドラム23Yおよび中間転写ベルト30に残像するトナーを廃トナーとして収容するとともに、現像装置24Yから排出される現像剤を廃現像剤として収容する。
図13は、現像装置の現像ローラー周辺を、現像装置が有する供給スクリューの中心軸と平行な方向から見た断面図である。図14は、図13のA-A線断面図である。現像装置24Yは、キャリアとトナーとからなる現像剤を使用して感光体ドラム23Yにトナー像を形成する。現像装置24Yは、トナーホッパー42Yから現像剤が補給され、余剰な現像剤を排出する。現像装置24Yは、ケース200Y、第2スクリュー203Y、第1スクリュー201Y、現像ローラー221Yを備えている。
ケース200Yに、ケース200Y内の現像剤の量を検出するセンサーが取り付けられている。センサーが検出した現像剤の量が所定値よりも少ない場合には、トナーホッパー42Yからケース200Yに現像剤が供給される。
ケース200Yは、現像剤、第2スクリュー203Y、第1スクリュー201Yおよび現像ローラー221Yを収容する筐体である。ケース200Y内に、現像ローラー221Y、第1スクリュー201Yおよび第2スクリュー203Yがそれぞれ平行な状態で設けられる。なお、以下で、現像ローラー221Y、第1スクリュー201Yおよび第2スクリュー203Yが延在する方向をX軸方向と定義する。また、X軸方向および鉛直方向と直交する方向をY軸方向と定義する。
ケース200Yは、X軸方向に延在する容器であり、X軸方向に延在する隔壁205により区切られた、第1循環槽Sp1および第2循環槽Sp2の2つの空間を有する。隔壁205のX軸方向の負方向側の端部には開口部207が設けられ、X軸方向の正方向側の端部近傍には開口部209が設けられている。
現像ローラー221Yは、複数の磁極を有する磁石を内蔵したスリーブ状であり、感光体ドラム23Yと僅かな間隔を保持して回転駆動される。現像ローラー221Yは、第1循環槽Sp1内に、第1スクリュー201Yと対向して設けられる。さらに、現像ローラー221Yは、ケース200Yから露出しており、感光体ドラム23Yと対向している。現像ローラー221Yは、磁石を内蔵しており、磁力により磁性体のキャリアを非磁性体のトナーとともに吸着して、第1スクリュー201Yにより搬送されてきた現像剤を担持する。
現像ローラー221Yは、トナーを感光体ドラム23Yに付与して静電潜像を現像する。具体的には、現像ローラー221Yには、現像バイアスが印加されている。これにより、現像ローラー221Yの周面の電位は、感光体ドラム23Yの周面の露光装置21Yによりレーザー光が照射された部分の電位(略0V)よりも低く、かつ、感光体ドラム23Yの周面のレーザー光が照射されていない部分の電位よりも高くなる。現像ローラー221Yが担持している現像剤の内のトナーは、負に帯電しているので、感光体ドラム23Yの周面のレーザー光が照射された部分に付着する。これにより、感光体ドラム23Yの周面には負に帯電したトナーによりトナー像が形成される。
第1循環槽Sp1は、現像ローラー221Yに現像剤を供給するとともに、現像を終えた残りの現像剤を回収するための空間である。第1循環槽Sp1のX軸方向の正方向側の端部には、現像を終えた残りの現像剤を排出するための排出口211Yが配置されている。排出口211Yは、廃トナーボックス28Yに連通する。
第2循環槽Sp2は、第1循環槽Sp1と隔壁205を隔てて平行に隣接する空間であり、現像剤を攪拌混合するための空間である。トナーホッパー42Yから供給される現像剤は、第2循環槽Sp2に設けられた補給口206Yから第2循環槽Sp2に補給される。
第1循環槽Sp1には第1スクリュー201Yが設けられ、第2循環槽Sp2には第2スクリュー203Yが設けられている。第1スクリュー201Yおよび第2スクリュー203Yそれぞれは、X軸方向に延在する円柱状の回転軸の外周面に螺旋状の羽が設けられた形状を成し、回転することにより現像剤を搬送する。
第1スクリュー201Yは、3つの部分に分けられる。第1スクリュー201Yは、X軸方向の負方向側の端部から正方向側の端部近傍、かつ、開口部209のX軸方向の中点c1よりもX軸方向の負方向側までの部分213aに、現像剤をX軸方向の正方向側に向かって搬送するための第1羽W1が設けられる。また、第1スクリュー201Yは、第1羽W1が設けられた部分213aに隣接する開口部209の近傍の部分213bは羽が設けられない。さらに、第1スクリュー201Yは、部分213bに隣接するX軸方向の正方向側の部分213cに第2羽W2が設けられる。第2羽W2は第1羽W1と逆巻きである。
ここで、開口部209の範囲は、第1羽W1が設けられた部分213aのX軸方向の正方向側の端部と重なる位置から、第2羽W2が設けられた部分213cのX軸方向の負方向側の端部にまで及ぶ。第1スクリュー201Yにおいて、第1羽W1が設けられた部分213aのスクリュー径と第2羽W2が設けられた部分213cのスクリュー径とは同じであり、第1羽W1のピッチP1は、第2羽W2のピッチP2よりも大きい。さらに、X軸方向における羽が設けられていない部分213bの長さは、第1羽W1のピッチP1より小さく、第2羽W2のピッチP2の半分よりも大きい。
第2スクリュー203Yは、第2循環槽Sp2に設けられている。また、第2スクリュー203Yは、その全域に亘って羽が設けられており、第2循環槽Sp2内の現像剤と第2循環槽Sp2に設けられた補給口206Yから補給される現像剤との攪拌および搬送を担っている。第2スクリュー203Yは、現像剤をX軸方向の負方向側に搬送する。
現像装置24Yにおいては、第1循環槽Sp1において第1スクリュー201YによりX軸方向の正方向側に搬送された現像剤が、開口部209を通り第2循環槽Sp2に進入する。第2循環槽Sp2に進入した現像剤は、第2スクリュー203YによりX軸方向の負方向側に搬送され、開口部207から第1循環槽Sp1に戻る。このように、現像剤は、第1循環槽Sp1における開口部207から開口部209までの区間および第2循環槽Sp2における開口部209から開口部207までの区間を循環する。
また、第1循環槽Sp1内で第1羽W1により搬送される現像剤による圧力が所定の値を超えると、第1循環槽Sp1内を搬送される現像剤の一部は、開口部209から第2循環槽Sp2に進入せず、第1スクリュー201Yの第2羽W2を越えて第1循環槽Sp1のX軸方向の正方向側の端部に向かう。そして、第1循環槽Sp1のX軸方向の正方向側の端部に向かった現像剤は排出口211Yから、廃トナーボックス28Yへと排出される。第1循環槽Sp1における排出口211Yが設けられた部分、つまり、第1循環槽Sp1における第1スクリュー201Yの第2羽W2よりもX軸方向の正方向側の領域は、第2循環槽Sp2とY軸方向で連通していない。
第4の変形例におけるMFP100においては、現像装置24Yからトナーとキャリアとからなる現像剤が廃現像剤として廃トナーボックス28Yに排出される。第4の変形例におけるMFP100が備えるCPU111は、図4に示した機能と同様の機能を有するが、廃トナー量予測部55は、廃トナーの重量を予測するとともに廃現像剤の重量を予測する。また、体積予測部57は、廃トナーの体積を予測するとともに廃現像剤の体積を予測する。
また、第4の変形例におけるMFP100は、第2の変形例および第3の変形例と組み合わせてもよい。第4の変形例におけるMFP100に第3の変形例と組み合わせる場合、第4の変形例におけるMFP100が備えるCPU111は、図11に示した機能と同様の機能を有する。この場合、体積検出部61は、廃トナーボックス28Yに蓄積される廃トナーおよび廃現像剤が所定の体積となることを検出する。体積検出部61は、光学センサーの発光部から照射される光が受光部で受光できなくなった時点で、廃トナーボックス28Yに窓部まで廃トナーおよび廃現像剤が蓄積されたと判断する。体積検出部61は、光学センサーの発光部から照射される光が受光部で受光できなくなった時点で、体積予測部57Aに検出指示を出力する。
以上説明したように本実施の形態におけるMFP100は、画像形成装置として機能し、廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーの重量を予測し、気圧に基づいて廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積を予測する。このため、MFP100が設置される場所に関わらず廃トナーボックスの空き容量がなくなる時期を正確に予測することができる。特に、標準の気圧1010hPaよりも低い気圧の地域にMFP100が設定される場合、廃トナーボックス28Yから廃トナーが溢れ出したり、廃トナーボックス28Yが廃トナーを収容できなくなってMFP100が動作しなくなったりするのを防止できる。逆に、標準の気圧1010hPaよりも低い気圧の地域にMFP100が設定される場合、廃トナーボックス28Yに空き容量があるにもかかわらず交換時期がユーザーに通知されたり、MFP100が動作しなくなったりするのを防止できる。
また、MFP100は、予測される体積に基づいて、廃トナーボックス28Yの交換時期をユーザーに通知するので、廃トナーボックス28が廃トナーで満たされての空き容量がなくなる前にユーザーに通知できる。
また、MFP100は、気圧と廃トナーの嵩密度との関係を定める補正テーブルを用いて廃トナーの体積を予測するので、廃トナーの体積を正確に予測することができる。
また、MFP100は、廃トナーボックス28Yに収容された廃トナーが所定の体積となったことが検出された後に廃トナーボックスに収容される廃トナーの体積を予測する。このため、MFP100が実行する処理の負荷を低減することができる。
第4の変形におけるMFP100は、現像装置24Yに収容された現像剤を少しずつ廃棄しながら新しい現像剤を補給するトリクル方式を採用し、廃トナーボックス28Yに収容された廃トナーおよび廃現像剤の量を予測し、気圧に基づいて、廃トナーボックス28Yに収容される廃トナーおよび廃現像剤の体積を予測する。このため、トリクル方式を採用する場合でも廃トナーボックスの空き容量がなくなる時期を正確に予測することができる。
なお、本実施の形態におけるMFP100は、現像装置24Y,24M,24C,24Kにそれぞれ対応する廃トナーボックス28Y,28M,28C,28Kを備えるが、現像装置24Y,24M,24C,24Kで共通の単一の廃トナーボックスを備えるようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 気圧と前記廃トナーの嵩密度との関係は、気圧が低いほど嵩密度が低い値を示す、請求項2に記載の画像形成装置。
(2)前記体積予測手段は、前記検出手段により所定期間に検出される気圧の平均を用いて、前記トナーの体積を予測する、請求項5に記載の画像形成装置。
100 MFP、111 CPU、51 画像形成制御部、53 気圧情報取得部、55 廃トナー量予測部、57 体積予測部、57A 体積予測部、59 通知部、61 体積検出部、20Y,20M,20C,20K 画像形成ユニット、21Y,21M,21C,21K 露光装置、22Y、22M,22C,22K 帯電ローラー、23Y,23M,23C,23K 感光体ドラム、24Y,24M,24C,24K 現像装置、25Y,25M,25C,25K 1次転写ローラー、26 2次転写ローラー、27Y,27M,27C,27K ドラム清掃ブレード、28Y,28M,28C,28K 廃トナーボックス、29 ベルト清掃ブレード、30 中間転写ベルト、31 タイミングローラー、32 定着ローラー、33 駆動ローラー、34 従動ローラー、35,35A,35B 給紙カセット、37 給紙ローラー、39 排紙トレイ、41Y、41M,41C,41K トナーボトル、42Y、42M,42C,42K トナーホッパー、200Y ケース、Sp1 第1循環槽、Sp2 第2循環槽、201Y 第1スクリュー、203Y 第2スクリュー、W1,W2 羽、205 隔壁、206Y 補給口、207,209 開口部、211Y 排出口、221Y 現像ローラー。

Claims (13)

  1. トナーとキャリアからなる現像剤を用いて静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体により担持されるトナー像が転写された後に前記像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、
    前記廃トナーを収容する廃トナーボックスと、
    前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測手段と、
    予測された前記廃トナーの重量および気圧に基づいて前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーの体積を予測する体積予測手段と、を備えた画像形成装置。
  2. 前記体積予測手段は、気圧が変動するごとに、前記トナーの体積を予測する、請求項に記載の画像形成装置。
  3. トナーとキャリアからなる現像剤を用いて静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体により担持されるトナー像が転写された後に前記像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、
    前記廃トナーを収容する廃トナーボックスと、
    前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測手段と、
    気圧に基づいて前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーの体積を予測する体積予測手段と、を備え、
    前記体積予測手段は、気圧が変動するごとに、前記トナーの体積を予測する、画像形成装置。
  4. 前記体積予測手段により予測される体積に基づいて、前記廃トナーボックスの交換時期を通知する通知手段を、さらに備えた、請求項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記体積予測手段は、気圧と前記廃トナーの嵩密度との関係を用いて前記廃トナーの体積を予測する、請求項1~4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記廃トナーボックスに収容された前記廃トナーが所定の体積となったことを検出する体積検出手段を、さらに備え、
    前記体積予測手段は、前記体積検出手段により前記廃トナーが所定の体積となったことが検出された後に前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーの体積を予測する、請求項1~のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 気圧を検出する検出手段を、さらに備えた請求項1~のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 気圧を示す情報を外部から取得する気圧情報取得手段を、さらに備えた請求項1~のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記現像装置は、前記現像剤の一部を廃現像剤として前記廃トナーボックスに排出し、
    前記廃トナー量予測手段は、前記廃トナーボックスに収容された前記廃トナーおよび前記廃現像剤の量を予測し、
    前記体積予測手段は、気圧に基づいて、前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーおよび前記廃現像剤の体積を予測する、請求項1~のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置で実行される廃トナー管理方法であって、
    前記画像形成装置は、静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体により担持されるトナー像が転写された後に前記像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、
    前記廃トナーを収容する廃トナーボックスと、を備え、
    前記現像装置による現像に基づいて前記廃トナーボックスに収容された前記廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測ステップと、
    予測された前記廃トナーの重量と気圧に基づいて前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーの体積を予測する体積予測ステップと、を含む廃トナー管理方法。
  11. 画像形成装置で実行される廃トナー管理方法であって、
    前記画像形成装置は、静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体により担持されるトナー像が転写された後に前記像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、
    前記廃トナーを収容する廃トナーボックスと、を備え、
    前記現像装置による現像に基づいて前記廃トナーボックスに収容された前記廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測ステップと、
    気圧に基づいて前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーの体積を予測する体積予測ステップと、を含み、
    前記体積予測ステップは、気圧が変動するごとに、前記トナーの体積を予測するステップを含む、廃トナー管理方法。
  12. 画像形成装置を制御するコンピューターで実行される廃トナー管理プログラムであって、
    前記画像形成装置は、静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体により担持されるトナー像が転写された後に前記像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、
    前記廃トナーを収容する廃トナーボックスと、を備え、
    前記現像装置による現像に基づいて前記廃トナーボックスに収容された前記廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測ステップと、
    予測された前記廃トナーの重量と気圧に基づいて前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーの体積を予測する体積予測ステップと、を前記コンピューターに実行させる廃トナー管理プログラム。
  13. 画像形成装置を制御するコンピューターで実行される廃トナー管理プログラムであって、
    前記画像形成装置は、静電潜像を現像することによりトナーからなるトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置により形成されたトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体により担持されるトナー像が転写された後に前記像担持体に残存するトナーを廃トナーとして回収する回収手段と、
    前記廃トナーを収容する廃トナーボックスと、を備え、
    前記現像装置による現像に基づいて前記廃トナーボックスに収容された前記廃トナーの重量を予測する廃トナー量予測ステップと、
    気圧に基づいて前記廃トナーボックスに収容される前記廃トナーの体積を予測する体積予測ステップと、を前記コンピューターに実行させ、
    前記体積予測ステップは、気圧が変動するごとに、前記トナーの体積を予測するステップを含む、廃トナー管理プログラム。
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