JP7135748B2 - 冷間圧延方法および冷間圧延設備 - Google Patents
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Description
そして各ロールスタンド入側における潤滑油供給量(鋼板の単位面積当たりの潤滑油噴射量)は、鋼板表面とワークロール表面との間の摩擦係数が、そのスタンドでの圧下率や圧延速度(ロール周速度)などに応じた適切な値となるように定めておくのが通常である。すなわち、鋼板表面とワークロール表面との間の摩擦係数が大き過ぎれば、鋼板の金属がワークロール表面に凝着する現象、すなわちいわゆる焼き付きが発生し、一方摩擦係数が小さ過ぎれば、ワークロールに対して鋼板が滑る現象、すなわちいわゆるスリップが発生するから、焼付き発生限界とスリップ発生限界との中間の適切な摩擦係数が得られるように、鋼板表面に供給する潤滑油の量を定めておくのが一般的である。
そして前段のロールスタンドから持ち越された潤滑油によって、次段のロールスタンドで圧延される際に鋼板表面に存在する潤滑油が過剰となれば、次段のロールスタンドでスリップが発生して、鋼板表面に擦り傷が発生し、冷延板製品の外観品質を損なってしまう。
直列に配列された複数のロールスタンドを有する冷間タンデム圧延機によって金属板を連続冷間圧延するにあたり、
各ロールスタンドの入側において金属板表面に潤滑油を供給し、
複数のロールスタンドのうち、第1段目のロールスタンドを除く1以上のロールスタンドの入側において、1つ前のロールスタンドと潤滑油供給位置との間の金属板表面に脱脂洗浄剤を供給し、
隣り合う2つのロールスタンドの間に位置する脱脂洗浄剤供給位置と潤滑油供給位置との間において金属板表面に洗浄水を供給して脱脂洗浄剤を洗い流す冷間圧延方法であって、
前段のロールスタンドの出側の金属板の表面温度に応じ、その表面温度が、120℃±3℃の範囲内の予め定めた選択基準温度未満の場合には、脱脂洗浄剤としてノニオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用い、前記選択基準温度以上の場合には、脱脂洗浄剤としてアニオン系もしくはカチオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用いる。
第1段目のロールスタンドを除く前記1以上のロールスタンドとして、最終段のロールスタンド、もしくは最終段のロールスタンド及び最終段から前段側に向けて連続する1以上のロールスタンドが選択されることを特徴とするものである。
前記脱脂洗浄剤として、ノニオン系の界面活性剤、アニオン系の界面活性剤、カチオン系の界面活性剤のいずれかを含む脱脂洗浄剤を用いることを特徴とするものである。
前段のロールスタンドの出側の金属板の表面温度に応じ、その表面温度が、120℃±3℃の範囲内の予め定めた選択基準温度未満の場合には、脱脂洗浄剤としてノニオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用い、前記選択基準温度以上の場合には、脱脂洗浄剤としてアニオン系もしくはカチオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用いることを特徴とするものである。
前記脱脂洗浄剤を金属板表面に供給するにあたり、2流体ノズルを用いて脱脂洗浄剤を気体により霧化して金属板表面に噴射することを特徴とするものである。
脱脂洗浄剤洗い流しのための洗浄水の供給位置と潤滑油供給位置との間において、金属板表面から洗浄水を吹き飛ばすために気体を吹き付けることを特徴とするものである。
直列に配列された冷間圧延用の複数のロールスタンドと、
金属板表面に潤滑油を供給するように各ロールスタンドの入側に配設された潤滑油供給装置と、
前記複数のロールスタンドのうち、第1段目のロールスタンドを除く1以上のロールスタンドの入側であって且つ前記潤滑油供給装置よりも前段のロールスタンドの出側に近い位置に配設された、金属板表面に脱脂洗浄剤を供給するための脱脂洗浄剤供給装置と、
隣り合う2つのロールスタンドの間に位置する前記脱脂洗浄剤供給装置と前記潤滑油供給装置との間に配設され、金属板表面に洗浄水を供給して脱脂洗浄剤を洗い流すための洗浄水供給装置とを有し、
前記脱脂洗浄剤供給装置は、前段のロールスタンドの出側の金属板の表面温度に応じ、その表面温度が、120℃±3℃の範囲内の予め定めた選択基準温度未満の場合には、脱脂洗浄剤としてノニオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を金属板表面に供給し、前記選択基準温度以上の場合には、脱脂洗浄剤としてアニオン系もしくはカチオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を金属板表面に供給する。
第1段目のロールスタンドを除く前記1以上のロールスタンドが、最終段のロールスタンド、もしくは最終段のロールスタンド及び最終段から前段側に向けて連続する1以上のロールスタンドであることを特徴とするものである。
前記洗浄水供給装置と前記潤滑油供給装置との間に、金属板表面から洗浄水を吹き飛ばすために気体を吹き付ける気体吹き付け装置が配設されていることを特徴とするものである。
図1においては、一例として、金属板、例えば鋼板2を連続的に冷間圧延するための、冷間圧延用の複数基、例えば5基のロールスタンドF1~F5を直列状に配列した冷間圧延設備1を示している。各ロールスタンドF1~F5は、それぞれ上下のワークロール3A、3Bと上下のバックアップロール4A、4Bとを有する4段圧延機(4Hiミル)で構成されている。そして各ロールスタンドF1~F5の入側には、鋼板2の上下の板面に潤滑油を供給するための潤滑油供給装置6A、6Bが配設されている。これらの潤滑油供給装置6A、6Bは、例えば潤滑油原液を水等によってエマルションとした状態で鋼板2の板面に向けて、各ロールスタンドF1~F5における入側ロールバイトに近い位置で噴射するノズルによって構成される。ここまで説明した構成は、従来の一般的な冷間圧延設備と同様である。
さらに気体吹き付け装置14A、14Bによる空気などの吹き付け圧力は、0.5~0.9MPa程度とすることが好ましい。
さらに図3には、第3の実施形態として、第3段目スタンドF3の入側(第2段目ロールスタンドF2の出側)に、残留潤滑油洗浄・除去手段として脱脂洗浄剤供給装置10A、10B、洗浄水供給装置12A、12B、及び気体吹き付け装置14A、14Bを配設した構成を示す。
その観点からは、第1段目ロールスタンドを除く各ロールスタンドのうちでも、最終ロールスタンドの入側には必ず設置しておくことが好ましい。すなわち、タンデム冷間圧延では、後段のスタンドほど、鋼板の薄肉化が進行して圧延速度が高速となる。また後段のスタンドほど、鋼板保有温度の蓄積と圧延速度の高速化の影響によって鋼板温度が高くなって潤滑油の粘度が低下する。そしてこれらが相俟って、後段のスタンドほど出側に持ち出される潤滑油の量が多くなると考えられるからである。
また、2基以上のロールスタンドスタンドの入側において残留潤滑油洗浄・除去手段による鋼板表面からの潤滑油除去を行う場合は、最終ロールスタンドの側から優先して残留潤滑油洗浄・除去手段を配設することが好ましい。その一例が図2に示した第2の実施形態である。
このように鋼板表面温度に応じて界面活性剤を使い分けることが望ましいとする理由は、次の通りである。
そして上記の鋼板をヒーターによって110℃~130℃の範囲内の種々の温度に加熱し。その後、各温度に加熱した鋼板を、上下のエアーアトマイズによる脱脂洗浄剤の吹き付け部(脱脂洗浄剤供給装置)、及び上下の洗浄水供給装置の間を通過させて、鋼板表面への脱脂洗浄剤の供給及び洗浄を行った。ここで、脱脂洗浄剤としては、ノニオン系の界面活性剤、またはアニオン系の界面活性剤、もしくはカチオン系の界面活性剤を含むものを用いた。また脱脂洗浄剤の供給及び洗浄の条件は、各鋼板温度、各系の界面活性剤で同じ条件とした。
脱脂洗浄後の鋼板をブロワーで風乾させて重量を測定し、脱脂洗浄後重量WBとした。
脱脂率P=(WA-WB)/WB
このようにして、各系の界面活性剤を用いて、表面温度が異なる鋼板についての脱脂率を調べたところ、次のような結果が得られた。
なお、120℃±3℃以上の場合、アニオン系、カチオン系のいずれを用いてもよいが、カチオン系よりもアニオン系の方が脱脂率が高いところから、どちらかと言えば、アニオン系界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用いることが好ましい。
この実施例1は、残留潤滑油洗浄・除去手段の有無がスリップ及び焼き付きの発生に及ぼす影響を調べるために、実験的に2基のロールスタンドでタンデム冷間圧延を行った例である。
すなわち、図4に示しているように、それぞれ4段圧延機(4Hiミル)からなる2基のロールスタンドF1、F2を配列した冷間圧延設備において、第2段目のロールスタンド(言い換えれば最終スタンド)F2の入側の潤滑油供給装置6A、6Bと第1段目ロールスタンドF1の出側との間に、脱脂洗浄剤供給装置10A、10B、洗浄水供給装置12A、12B及び気体吹き付け装置14A、14Bからなる残留潤滑油洗浄・除去手段を設置して、タンデム冷間圧延を行った。なお潤滑油原液としては、タンデム冷間圧延で広く使用されている合成エステル系潤滑油(日本クエーカー・ケミカル(株)製の圧延潤滑油:品番Q-3000)を用いた。
・被圧延材:板厚2mmのSPCC鋼板
・第1段目ロールスタンドF1:圧下率30%、出側板厚1.4mm、圧延速度5.1m/min
・第2段目ロールスタンドF2:圧下率30%、出側板厚0.98mm、圧延速度7.1m/min
なお第1段目ロールスタンドF1の出側の鋼板表面温度は、約90℃である。
脱脂洗浄剤供給装置10A、10Bとしては2流体ノズルを用い、ノニオン系界面活性剤であるアルキルアミンオキシドを含む脱脂洗浄剤を空気により霧化して、ガスアトマイズ法によって鋼板の上下の表面に噴霧した。
ここで、第1段目スタンドF1の出側における潤滑油残留量の具体的な値は不明であるが、第1段目スタンドF1の入側における潤滑油供給量を大きく変化させれば、それに伴って第1段目スタンドF1の出側における潤滑油残留量も大きく変動すると推測される。しかるに、これらの例では、第1段目スタンドF1の入側における潤滑油供給量を大きく変化させても、第2スタンドでスリップ、焼き付きがともに発生しなかった事実から、本発明の方法を適用することによって、前段のスタンドの出側の残留潤滑油量の大小にかかわらず、確実かつ安定してスリップおよび焼き付きの発生を防止し得ると解される。
この実施例2は、中間のロールスタンドに対する前段のロールスタンドから持ち越された潤滑油の脱脂洗浄の有無が、その中間のロールスタンドでのスリップの発生に及ぼす影響を調べた例である。
図3に示すように、それぞれ4段圧延機(4Hiミル)からなる5基のロールスタンドF1~F5を配列した冷間圧延設備1において、中間の第3段目のロールスタンドF3の入側の潤滑油供給装置6A、6Bと第2段目ロールスタンドF2の出側との間に、脱脂洗浄剤供給装置10A、10B、洗浄水供給装置12A、12B及び気体吹き付け装置14A、14Bからなる残留潤滑油洗浄・除去手段を設置して、タンデム冷間圧延を行った。
・被圧延材:SPCC鋼板向けの板厚2mmの鋼板
・第1段目ロールスタンドF1:圧下率30%、出側板厚1.4mm、圧延速度20.8m/min
・第2段目ロールスタンドF2:圧下率28.6%、出側板厚1.0mm、圧延速度35.2m/min
・第3段目ロールスタンドF3:圧下率30%、出側板厚2.7mm、圧延速度50.2m/min
・第4段目ロールスタンドF4:圧下率25%、出側板厚0.52mm、圧延速度66.8m/min
・第5段目ロールスタンドF5:圧下率12%、出側板厚0.46mm、圧延速度77.3m/min
一方表2のNo.7の場合は、脱脂洗浄剤供給装置10A、10Bを作動させず、第2段目スタンドF2の出側(第3段目スタンドの入側)での脱脂洗浄剤の供給を行わなかった。
この実施例3は、界面活性剤の種類(系)及び前段のロールスタンドの出側の鋼板表面温度がスリップの発生に及ぼす影響を調べるために、実験的に2基のロールスタンドでタンデム冷間圧延を行った例である。なお冷間圧延設備としては、図5に示した設備と同様なものを用いた。また脱脂洗浄剤のノニオン系界面活性剤としてはアルキルアミンオキシドを、アニオン系界面活性剤としては直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩を、カチオン系界面活性剤としてはアルキルアミン塩を用い、それぞれの界面活性剤を含む脱脂洗浄剤は、2流体ノズルを用い、空気により霧化してガスアトマイズ法により鋼板の上下の表面に噴霧した。
圧延条件としては、被圧延材を板厚2mmのSPCC鋼板とし、第1段目ロールスタンドF1、第2段目ロールスタンドF2での圧下率はいずれも30%とした。
第1段目ロールスタンドF1の出側での鋼板表面温度を調整するために、第1段目ロールスタンドF1の圧延速度を、25~34mpmの範囲内で変化させ、第1段目ロールスタンドF1の出側の鋼板表面温度を測定した。
潤滑油としては、実施例1と同様な潤滑油原液の2vol%エマルションを用い、第1段目ロールスタンドF1の入側、第2段目ロールスタンドF2の入側で、それぞれ10L/minの流量で供給した。
鋼板表面に供給する界面活性剤の種類(系)を変え、また鋼板表面温度を変えた場合における、第2段目ロールスタンドでのスリップ発生状況を調べたので、その結果を各条件に対応して表3に示す。なおスリップ発生状況は、スリップによる鋼板の擦り傷の発生の有無によって調べた。
一方、アニオン系界面活性剤もしくはおよびカチオン系界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用いた場合には、第1段目ロールスタンドF1の出側鋼板温度が117℃未満では第2段目ロールスタンドF2でのスリップが発生したが、117℃以上ではスリップが発生しなかった。
これらの結果から、120℃±3℃の範囲内の温度を選択基準温度とし、鋼板温度が選択基準温度未満の場合には、ノニオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用い、鋼板温度が選択基準温度以上の場合には、アニオン系もしくはカチオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用いることによって、いずれの鋼板温度でもスリップの発生を防止し得ることが確認された。
3A、3B ワークロール
6A、6B 潤滑油供給装置
10A、10B 脱脂洗浄剤供給装置
12A、12B 洗浄水供給装置
14A、14B 気体吹き付け装置
F1~F5 ロールスタンド
Claims (7)
- 直列に配列された複数のロールスタンドを有する冷間タンデム圧延機によって金属板を連続冷間圧延するにあたり、
各ロールスタンドの入側において金属板表面に潤滑油を供給し、
複数のロールスタンドのうち、第1段目のロールスタンドを除く1以上のロールスタンドの入側において、1つ前のロールスタンドと潤滑油供給位置との間の金属板表面に脱脂洗浄剤を供給し、
隣り合う2つのロールスタンドの間に位置する脱脂洗浄剤供給位置と潤滑油供給位置との間において金属板表面に洗浄水を供給して脱脂洗浄剤を洗い流す冷間圧延方法であって、
前段のロールスタンドの出側の金属板の表面温度に応じ、その表面温度が、120℃±3℃の範囲内の予め定めた選択基準温度未満の場合には、脱脂洗浄剤としてノニオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用い、前記選択基準温度以上の場合には、脱脂洗浄剤としてアニオン系もしくはカチオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を用いる
ことを特徴とする冷間圧延方法。 - 請求項1に記載の冷間圧延方法において、
第1段目のロールスタンドを除く前記1以上のロールスタンドとして、最終段のロールスタンド、もしくは最終段のロールスタンド及び最終段から前段側に向けて連続する1以上のロールスタンドが選択されることを特徴とする冷間圧延方法。 - 請求項1~請求項2のいずれかの請求項に記載の冷間圧延方法において、
前記脱脂洗浄剤を金属板表面に供給するにあたり、2流体ノズルを用いて脱脂洗浄剤を気体により霧化して金属板表面に噴射することを特徴とする冷間圧延方法。 - 請求項1~請求項3のいずれかの請求項に記載の冷間圧延方法において、
脱脂洗浄剤洗い流しのための洗浄水の供給位置と潤滑油供給位置との間において、金属板表面から洗浄水を吹き飛ばすために気体を吹き付けることを特徴とする冷間圧延方法。 - 直列に配列された冷間圧延用の複数のロールスタンドと、
金属板表面に潤滑油を供給するように各ロールスタンドの入側に配設された潤滑油供給装置と、
前記複数のロールスタンドのうち、第1段目のロールスタンドを除く1以上のロールスタンドの入側であって且つ前記潤滑油供給装置よりも前段のロールスタンドの出側に近い位置に配設された、金属板表面に脱脂洗浄剤を供給するための脱脂洗浄剤供給装置と、
隣り合う2つのロールスタンドの間に位置する前記脱脂洗浄剤供給装置と前記潤滑油供給装置との間に配設され、金属板表面に洗浄水を供給して脱脂洗浄剤を洗い流すための洗浄水供給装置とを有し、
前記脱脂洗浄剤供給装置は、前段のロールスタンドの出側の金属板の表面温度に応じ、その表面温度が、120℃±3℃の範囲内の予め定めた選択基準温度未満の場合には、脱脂洗浄剤としてノニオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を金属板表面に供給し、前記選択基準温度以上の場合には、脱脂洗浄剤としてアニオン系もしくはカチオン系の界面活性剤を含む脱脂洗浄剤を金属板表面に供給する、
ことを特徴とする冷間圧延設備。 - 請求項5に記載の冷間圧延設備において、
第1段目のロールスタンドを除く前記1以上のロールスタンドが、最終段のロールスタンド、もしくは最終段のロールスタンド及び最終段から前段側に向けて連続する1以上のロールスタンドであることを特徴とする冷間圧延設備。 - 請求項5、請求項6のいずれかの請求項に記載の冷間圧延設備において、
さらに、前記洗浄水供給装置と前記潤滑油供給装置との間に、金属板表面から洗浄水を吹き飛ばすために気体を吹き付ける気体吹き付け装置が配設されていることを特徴とする冷間圧延設備。
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