JP7134174B2 - 破損針の破片を取り扱うための装置及び方法 - Google Patents

破損針の破片を取り扱うための装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、破損針の破片を取り扱うための装置及び方法に関する。
かかる方法は、例えば、特許文献1から既知である。特許文献1では保持用磁石を有する容器が開示され、そこで針の破片が整列されている。それにより、いわば当初の針が再構成される。容器中でのこれら破片の配置に基づき、全ての破片が人により見つけ出されたかどうかが判定される。
この装置又はこの方法はそれぞれ、洋服等の縫製の簡素化及び改善にすでに寄与している。針が破損した場合、針の破片が全て見つけ出され、縫製材料の中に針の破片が残っていないことを確実にする必要があるからである。
国際公開第2014/044847号
本発明の目的は、針が破損した時における針の破片の取り扱いをさらに改善することである。
本発明によれば、破損針の破片はまず容器の所定の位置に配置される。この所定の位置において、破片の写真がカメラで撮像される。この写真は、ドキュメント化及び/又は評価に用いられる。例えば、写真を保存することも、保存のために中央演算装置に送信することもできる。さらに、画像評価方法を用いて針の全ての破片が存在するかを自動的に評価することができ得る。このために、破片は、例えば、針の対象幾何形状の1つ又は複数の幾何学データと比較され得る。
撮像画像による針の破損のドキュメント化により、針のリサイクルが改善される。ドキュメント化の目的で接着膜により破片を担体に糊付けることはもはや必要ではない。むしろ、汚染されること無く針の破片をリサイクルに回すことができる。
本発明の装置又は方法により、それぞれ実際に中央演算装置で針の在庫を示すことができる。針製造者に於ける、針の代替え購入のための発注手順は、順番通り且つ自動的に開始することができる。同時に、使用済みの針は各製造発注に直接関連付けることができ、そのためデータの評価も可能である。
写真によりドキュメント化された針の破損の電子保存は、破損針の適切な取り扱いを簡素化し及び改善する。データは、製造発注等の全ての必要な情報と容易に連動(リンク)させることができるうえ、ローカルな場所及び/又は繊維工場から離れた場所で、1つ又はそれ以上の保存装置又はコンピュータにそれぞれ保存及びアーカイブすることができる。保存されたデータの一部分又は全体に対するアクセスを認証済みの第三者に許可することができる。アクセスは、オンラインで許可することができる。
本発明において、容器は本体とカバーとを有する。カバーは、閉位置と開位置との間で枢動可能であることが好ましく、あるいは他の形態で移動可能に案内され及び/又は本体に支持される。本体は、閉位置でカバーに覆われ、破片のための受入空間を規定する中蓋を有する。係止手段が設けられていることが好ましく、この係止手段は、地上1メートル又は2メートルの高さから落とされた場合にも、力の作用による嵌合及び/又は形状同志による嵌合により本体でカバーを閉位置に保持して、容器が開放されずに閉じた状態が保たれるように構成される。本体には、本体の中蓋で破片を保持するための磁界を形成するよう、本体内部に保持用磁石が配置される。保持用磁石は、破片が存在する受入空間内には配置されないことが好ましい。保持用磁石は、さらに磁気ストリップ及び/又は磁性膜から製造されることが好ましく、強磁側と、弱磁側とを有することが好ましい。強磁側は、受入空間又は容器の中蓋にそれぞれ設け得る。

係止手段は、カバーが閉位置にある場合、音を立ててクリップするように構成されることが好ましい。
保持用磁石の力としては、破片が起き上がらせずに、しかし一方容器で移動が可能なような、保持する力を選択することが好ましい。
破片は、受入空間内の軸に沿って又は本体の上部にそれぞれ配置されることが好ましい。保持用磁石は、1つ又は互いに隣接して配置される複数の磁気ストリップからなり、それぞれが北磁極と南磁極とを備える。磁気ストリップの南北の磁極を結ぶ線は、受入空間内の軸と平行又は該軸に沿った方向に向けられる。磁界は、破片が格納される範囲内では、磁界線が軸に実質的に平行に延びるように方向付けられることが好ましい。
受入空間又は本体の上部に対して保持用磁石がそれぞれ確実に適切に割り当てられるようにするために、保持用磁石を受け入れるための非対称の切出しを設けることができ、保持用磁石は、対応する同様な非対称輪郭を備える。その他の規制手段を用いて、保持用磁石を適切な配列にすることができる。
本体の上部に止め面があることが好ましい。止め面は、長手方向に対して長方形を形成するよう方向付けられることが好ましい。破片は上部で止め面に接するように長手方向に平行に配列され、止め面を始点とした破片の全長及び全ての破片の存在は非常に容易に判定され得る。
本体上部に長手方向に延びる窪みが存在するとさらに好ましい。窪みは、溝又は水路の形状でよい。窪みの長さ方向の一端が止め面に直に接することが好ましい。窪みは、破片の配列のための軸に沿って直線的に延びる。
本体の上部、例えば、窪みに近い部分では、マーキングがあってもよい。それにより、破片の長さ又は全ての破片の全長が非常に容易且つ迅速に判定できる。このマーキングは、例えば、スケールマークがついたスケールであって、止め面をそのまま始点とすることができ、長さ方向に延びるスケールとして使うことができる。追加的又は代替的には、スケールの代わりに、特定の針用の固有のマーキングであって、例えば、破損していない針の完全な輪郭及び/又はその長さを表すマーキングであってもよい。
カバーに識別コードがあるとさらに好ましい。識別コードは、縫製及び/又は縫製作業現場等で用いられる針に関する追加情報を含み、少なくともさらにコンピュータで読み込み可能な形式であることが好ましい。例えば、バーコード又はQRコード(登録商標)等の、情報を含む光学的に撮像が可能なコードでよい。追加的又は代替的に、光学的に撮像が可能な形式以外の形式で情報を提供することも可能であり、具体的には、各読み取り装置により読み取りが可能な、容器のRFIDチップに情報を保存することも可能である。読み取り装置及びカメラは、装置のモバイル装置の一部を構成する。光学的に捉えることが可能なように情報がカバーに配置されて、カバーが開位置にあり、本体の上部の撮像中にはその情報がカメラの撮像範囲内であることが好ましい。例えば、情報を、カバーの閉位置では本体上部と向き合うよう位置する、カバーの内側に配置してよい。
装置が、カメラ、ディスプレイ、及び/又は入力装置と接続された、プロセッサ装置を有することが好ましい。プロセッサ装置及びオプションのディスプレイ又は入力装置は、それぞれモバイル装置の一部を構成することができる。これらのディスプレイ及び入力装置は、共通のインターフェイス装置、例えば、タッチスクリーンにより構成することができる。
モバイル装置は、携帯電話又は携帯用コンピュータ、具体的にはいわゆるタブレットコンピュータであってよい。
プロセッサ装置は、中央演算装置に撮像画像を送信するよう設定できることが好ましい。中央演算装置では、ドキュメント化目的で画像を保存することができる。追加的又は代替的に、画像を多くの個別の記憶装置及び好ましくは互いに離れた、保存のための場所で保存し、後の操作により多数の画像の1つが認識されるようにすることもできる。画像とともに、編集不可能な追加情報、例えば、使用された針、針の破損が発生した縫製作業現場、針を破損させた縫製作業者、針の破損の発生時に縫製されていた布地部分、検証を行い針の交換を許可した作業者、及び/又は日及び/又は時間、といった情報の保存が可能である。全ての情報をリンクし、プロセッサ装置の支援により評価することができる。
中央演算装置は、在庫管理及び/又は在庫検査のためのデータベースを有することができ、使用可能な新しい針の数、実際に使用中の針、又は針の現時点までの使用時間が把握される。必要に応じて、中央演算装置は自動的に特定の種類の針の交換購入のための発注手順を開始又はユーザーに交換購入について知らせることができる。
プロセッサ装置又は中央演算装置は、例えば、特定の特徴的な事物がカメラの撮像範囲で特定又は認識される場合には、画像の撮像を自動的に要求又は開始するように設定できる。
プロセッサ装置又は中央演算装置は、撮像画像の鮮明度を調査し、それぞれの調査結果を作成するよう設定することができる。画像の鮮明度が不十分である場合に、プロセッサ装置又は中央演算装置がさらなる画像の撮像を自動的に要求又は開始するよう設定することができる。十分に鮮明な画像がある場合、針交換の継続を解除することも、又は見つかった破片の正確なドキュメント化をすることも、それぞれ可能となる。
プロセッサ装置又は中央演算装置は、全ての破片が揃い、破損針が完全に再構成されるまで画像の撮像を停止又は遅延させるよう設定されているとさらに都合がよい。これは、カメラの撮像範囲に配置された破片に基づき、針の完全な再構成を判別する画像評価アルゴリズムにより実現する。
プロセッサ装置又は中央演算装置が新しい針の調達システムと接続され、カバーに備わる識別コードを評価し、調達されるべき新しい交換針に関する情報を調達システムに送信するよう設定されているとさらに都合がよい。別の種類の合わない針の調達はこのようにして防止することができ、又は少なくとも故障の危険性を低減することができる。この調達システムは、別の種類の合わない針の調達の防止、又は別の種類の合わない針が不意に引き出された場合に警告(例えば、光学的及び/又は聴覚的)を発することができる。
プロセッサ装置又は中央演算装置がディスプレイ上に破損していない針の撮像画像及び対象幾何形状を記述する追加情報を表示するよう設定されるとさらに都合がよい。例えば、破損していない針の輪郭及び/又は三次元表現を撮像画像の破片の周りに表示することができ、全ての破片が検出されたか又は針の一部が無くなっているかを直に認識することができる。対象幾何形状は、輪郭線として表現することができる。追加的又は代替的に選択された幾何形状値、例えば、破損していない針の長さ等を表示することができる。
プロセッサ装置又は中央演算装置が全ての破片が撮像画像に存在するか否かを示す評価結果を作成するよう設定されていると都合がよい。これは、例えば、画像評価方法により調べることができ、評価結果として出力することができる。1つの実施例において、撮像画像で隣接する破片の全長は、この評価では破損していない針の長さと比較される。撮像された破片の全長が破損していない針の初期長に等しい場合、全ての破片が存在することを示す評価結果とすることができる。隣接する破片の全長が破損していない針の長さより短い場合、破損針の破片が欠けていることを示すとすることができる。長さの評価の追加又は代替として、分かれた破片の輪郭及び/又は隣接する破片の輪郭の長さは針の対象幾何形状又は対象輪郭と比較することができる。さらに、画像評価方法により破片表面上に特徴が存在するか否かを判定し、2つの破片の2つの破片表面が同じ破損位置のものであるかを評価できる可能性がある。そうすると、針の全ての破片が存在するか否かを判定することもできる。
針の一部、例えば、針のシャンクの同時並行の撮像及び/又はスキャニングにより、針の表面に基づく針のデジタル「足跡」を作成することができるための条件は、画像の解像度及び鮮明度が十分であることである。その場合、製造者及び/又は針の種類の表示(スタンプ)等の針のシャンクでのマークは、例えば、位置印として使用することができる。そうすると、どの針が最初にワークステーションで出力されて戻るかを明確に特定することができる。その代わりに、これは針のバーコードの撮像及び/又はスキャニングにより実行することもできる。針の製造中に同じ技術を使用する場合、このように針のライフサイクル全体の追跡及び/又はドキュメント化のためのアーカイブが可能である。
カメラに加え、さらなる撮像装置、例えばスキャニング装置、特に3次元スキャニング装置を設けてもよい。かかる追加的なスキャニング装置により、さらなる破片の特徴を撮像及び評価することができる。
プロセッサ装置及び/又は中央演算装置において、使用された針又は針の種類に関する情報、特に針の長さ、輪郭、及び/又はその他の寸法又は針の種類に関する情報をデータベースに保存することができる。そのため、これらのデータは評価に用いることができる。例えば、針又は針の種類が、例えば、光学的に撮像することができる撮像画像そのものに含まれるコードにより撮像画像に関連付けられる場合は、データが自動的に撮像画像とリンクできる。
全ての判定データ及び/又は情報が縫製工場での各製造発注とリンク又は連動していると好ましい。
全ての判定データ及び/又は情報が縫製工場での各製造発注とリンク又は連動し、製造発注においてはサブ注文のバンドル番号又は部品番号のそれぞれとリンク又は連動されていると都合がよい。
全ての判定データ及び/又は情報は、バリューチェーン及び縫製工場の各製造発注に基づき所定の評価計画により評価されると都合がよい。
データ及び/又は情報の評価及び/又はアクセスは、通常のブラウザソフトウェアにより実行されることが好ましい。
ユーザーが移動させることができる運搬台が装置に付属していて、この運搬台には、カメラ、カメラ付きのモバイル装置、プロセッサ装置、ディスプレイ、又は入力装置がそれぞれ配置され得る。
例えば、運搬台には、磁石箒と呼ぶこともできる、磁性端を有する工具等、破片を検出するためのツールを設けることができる。
運搬台には、カメラ又はモバイル装置をそれぞれ稼働させるためのエネルギー供給源を備えることが好ましい。運搬台には、カメラ及び/又はモバイル装置と接続が可能な送信装置及び/又は受信装置と、特に中央演算装置及び/又は少なくとも1つの記憶装置との通信接続を確立するプロセッサ装置とがさらに備えられていてもよい。
運搬台は、2つの位置の間で動きうる、少なくとも3つの引き出しを備え得る。
運搬台は、運搬台の転倒及び運搬台の異なる保存部の内容の偏りを防ぐための重量配分に加え、固定のための機構を有することが好ましい。
運搬台は、新しい針と使用された針とを保管するための互いに分離した部分を備えてよい。この場合、運搬台は2つの部分のうち1つだけへのアクセスが可能なように構成されている。例えば、新しい針を有する部分の開放中には、使用された針がある部分の開放を防ぐことができる。運搬台は、互いに分離された4つの部分をさらに備えてよい。新しい未使用の針、破損した未ドキュメント化の針、使用されて破損していない未ドキュメント化の針、及び破損した/使用されたドキュメント化済みの針を互いに分離して保管し得る。
解放可能に設けられた回収容器に、破損針の破片を廃棄するために、預入開口部が運搬台に備えられていることが好ましい。計数装置が預入開口部に取り付けられ、廃棄された破片を数えることができる。この計数装置は、数えた破片を表示するか、及び/又はモバイル装置に数えた破片を送信する送信手段及び/又は表示手段に接続することができる。この計数装置は、預入開口部に光バリアを備え得る。
モバイル装置は、ワイヤレス又は有線で縫製機のデジタル装置(プロセッサ/コンピュータ)に接続した状態にあるか又は接続可能であることが好ましい。そうすると、データ通信が効率化される。現在使用中の針の全操作時間のようなデータを得ることが可能であり、それから針の破損が発生する前に針の交換を行うことができるように針の交換日を計算することができる。
運搬台に配置されるモバイル装置は、中央演算装置又はローカルネットワークによりワイヤレスに接続されることが好ましい。モバイル装置は、針の破損の際に縫製作業現場で縫製作業者が発する警報を表示するとともに、好ましくは縫製作業現場の位置を出力するように設定される。
モバイル機器は、運搬台に、例えばスーツケースに配置し得る。運搬台の使用を継続中にさらなる針の破損が発生した場合、オプションとしてモバイル機器を使用することができ、このモバイル機器はカメラ又はカメラを有するモバイル装置、容器、及び交換針を同様に備える。
本発明の装置及び方法の好ましい構成は、特許請求の範囲の従属項、発明の詳細な説明、及び図面から理解され得る。以下では、本発明の好ましい実施例を、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図は以下の通りである。
本体の上部及び開位置にあるカバーの内側を示す容器の概略上面図である。 容器本体の底部及び本体に着脱可能に装着された挿入部の概略上面図である。 破損針の破片及び図2の容器の概略側面図である。 容器に配置された破損針の破片の画像の撮像の概略図である。 カバーが閉位置にある状態の容器の概略側面図である。 中央演算装置と通信接続状態にある、画像撮像用のカメラを備えるモバイル装置の概略構成図である。 図6のモバイル装置の取付具を備えた、運搬台の概略斜視図である。 破損針の破片を取り扱う方法の概略図である。 破損針の破片を取り扱う方法の概略図である。 破損針の破片を取り扱う方法の概略図である。 破損針の破片を取り扱う方法の概略図である。 破損針の破片を取り扱う方法の概略図である。
例えば衣服等の、布地部材の縫製中に針が破損した場合は、細心の注意を払う必要がある。破損針11の破片10が布地に残っていてはならない。そのため、破損針の破片10が全て検出されたことをドキュメント化することが重要である。図8a~図8eには、縫製作業現場15における針の破損の際の手法であって、容器16に破片が受け入れられ、破片10の受け入れがドキュメント化され、新しい針17が縫製作業現場15に提供される手法が概略的に説明されている。
実施例において、明確に特定可能な容器16が各縫製作業現場15に割り当てられ、関連付けられる。そのために、容器16にはそれぞれの識別コード18が設けられ得る。この実施例においては、識別コード18は、バーコード又はQRコード(登録商標)のような2次元コード等の、光学的に撮像が可能なコードとして実現され、容器16に配置される。代わるものとして、識別コードは、RFIDチップ又はモバイル装置19の検出手段によって検出が可能なその他の形態の識別コードであり得る。実施例ではモバイル装置19として、携帯用コンピュータ、特に一般的に言われるタブレットコンピュータ、又は代替としてスマートフォン等が使用される。実施例において、モバイル装置19は、情報の出力のためのディスプレイ21及び入力装置22として機能するタッチスクリーン20とを有する。モバイル装置19は、カメラ23と、プロセッサ装置24と、記憶装置25とをさらに備える(図6)。モバイル装置19は適切な通信手段をさらに有し、よって回線又は外部中央演算装置26への有線及び好ましくはワイヤレス接続を確立することができる。
モバイル装置19及び容器16は好ましくは移動可能な運搬台30に配置することができ、縫製作業現場15における針の破損の発生の際に、監督者により用いられる運搬台。監督者によりモバイル装置19で収集されるデータ及び画像は監督者に関連付けられていることが好ましく、具体的には、モバイル装置19に監督者がログインする。
縫製作業現場15自体には交換針はない。損傷を受けた針又は破損針11の交換は、以下の所定の定型化された方法で実行される。すなわち、縫製作業現場15の1つでミシン針が破損し、縫製作業者が針の破損を知らせるとする。これは、例えば、運搬台30又はモバイル装置19の受信機がそれぞれ受信し表示することができる警報31を発することにより実現できる(図8a)。そうすると、針の破損が発生した縫製作業現場15が特定できる。そのため、監督者は運搬台30とともに縫製作業現場15へ出向くことができる(図8b)。
縫製作業現場15に到着すると、破損針11の破片10が回収され、縫製作業現場15に割り当てられ関連付けられた容器16の所定の位置に挿入される。全ての破片10が長手方向の共通軸に沿って互い直に隣接して配置され、針の当初の形状が、いわゆる再構成される(図8c)。
縫製作業現場15に割り当てられ関連付けられた容器16には挿入された破損針11が置かれ、モバイル装置19のカメラ23の撮像範囲内にはその識別コード18が配置され、破損針11の破片10の画像32が撮像される(図8d)。実施例では、そのようにして、容器16の識別コード18が画像32で撮像される。実施例において、識別コード18は2次元コード、特にQRコード(登録商標)である。このコードは縫製作業現場15を示し、その縫製作業現場15には容器16又はそれに含まれる破損針11が存在することになる。識別コード18に加え、画像32には画像に捉えられた容器16のテキストフィールドのテキスト情報も存在してよい。さらに、針の表面及び/又はシャンクスタンプ(針のシャンクのマーキング)も、針関連情報として使用することができる。
画像32に追加の情報をリンクさせることも可能である。追加の情報とは、例えば、使用される針の種類及び/又は針の破損に対応すべく縫製作業現場15で作業を行う縫製作業者に関連する情報である。例えば、工場IDカードの個人IDデータを撮像し、画像32とリンクすることが可能である。追加又はオプションとして、縫製作業現場15での針の破損時に製造された布地部分を特定し、画像32とリンクさせてそれぞれ特定されたデータを保存することもできる。
画像32に関連付けられた全ての情報は、画像32とともに1つのファイルにそれぞれ保存又はアーカイブすることができる。ファイルは、編集可能でないことが好ましい。さらに、互いに独立した多くの保存箇所でファイルが保存され、ファイルの1つに対するその後の変更を検出できるようにすることもできる。アーカイブされたファイルへのアクセスは、特定の集団に限定することができる。そうすれば、ファイル改ざんの危険性が低くなるか又は無くなる。少なくともデータ又は画像がそれぞれ遠隔記憶装置及び/又は演算装置26に送信されるまで、モバイル装置により撮像されたデータ又は画像がモバイル装置19に保存されることが好ましい。
モバイル装置19では、撮像画像が十分な鮮明度を有しているか否かの評価が実行されることが好ましい。これは、対応する画像処理ルーチンにより行われる。このような検証は、画像32が送信される中央演算装置26でも行うことができる。画像が鮮明ではないという結果が出た場合、監督者は、さらなる画像32を撮像するために、カメラ23又はカメラ23を自動制御するモバイル装置19で別の画像を撮像するよう要請される。画像32の鮮明度が十分であれば、針の交換を行う監督者に交換手順を継続してもよい旨が伝えられる。
続いて、破損針11の入った容器16が閉じられ、運搬台30に配置される。縫製作業現場15用に、新しい針17がもう1つの容器16に用意され、作業継続のために配布される。作業現場15に固定して割り当てられ関連付けられる識別コード18が容器16に設けられている場合、新しい針17がある容器は同じ識別コード18を有する。動的な割り当て(関連付け)の場合、新しい針17がある容器16の識別コード18はモバイル装置19で撮像され、縫製作業現場15に割り当てられ関連付けられる(図8e)。
好ましい実施例においては、1つのRFIDチップを各容器16に備えることができる。そのようにすれば、容器16は、縫製作業現場15にチェックイン、又は縫製作業現場15からチェックアウトすることができる。そのように、作業現場に関連付ける(紐付けする)ことで、このRFIDチップとリンク又は連動する。
このようにして、破損針11を新しい針11へ交換する針交換が完了し、監督者は運搬台30とともに縫製作業現場15を再度立ち去る。監督者は、モバイル装置の(アプリの)機能を操作することにより、読み取り、音声入力及び/又は書き込み無しで、この手順を実行することができる。
図7は、上述の方法を実行するために使用することができる装置40である運搬台30の実施例を示す。この実施例において、運搬台30は、モバイル装置19用の取付具41を備える。実施例において、取付具41は調整可能で、作業面42に対して移動及び/又は傾斜させることができる。特に取付具41を垂直方向に移動して、作業面42までの距離を増加又は減少させる。オプションの取付具41は、作業面42と平行に延びるピボット軸に対して傾斜させることもできる。
図7は、取付具41を1つの例として非常に概略的に示している。それは、形状の嵌合により及び/又は摩擦力による嵌合によりモバイル装置19を保持し、モバイル装置19を使用する形態に合わせるよう構成できる。取付具は、1つ又は複数の止め面43を有することが好ましい。この止め面43は、少なくとも作業面42と平行な空間方向でモバイル装置19の位置を予め規定する。
作業面42には、位置決め手段44が備えられており、画像32の撮像中にカメラ23の表示領域における容器16の位置決めを作業面42で行うことができる。例えば、位置決め手段44は、少なくとも1つの突起により形成された窪み(図7)により、又は作業面42上の容器16の位置を定めるのに適切なその他の手段により、構成することができる。位置決め手段として最も簡易な場合であれば、画像32の撮像のために容器16の位置を光学的マークにより定めることができる。
運搬台30は、充電式バッテリ45等の蓄電体をさらに備える。バッテリ45は、その重心を低くするため、運搬台30のできるだけ低い位置に配置する。バッテリ45は、配線46により、運搬台30の外側でコネクタ47に接続される。コネクタ47及び各ケーブル経由で、モバイル装置19はバッテリ45と接続して電流を供給することができる。例えば、バッテリ45及び/又は運搬台30はケーブルによりソケット(グリッド接続)と接続し、バッテリ45に充電及び/又はさらなる電気機器に電力供給することができる。追加の電気機器は、例えば、画像の撮像のための光源又は警報システム用の受信機である。警報システムの受信機は、具体的には、「ラズベリーパイ」タイプのコンピュータのような、モノボードコンピュータを備え得る。
運搬台30は、作業面42にシャット経由で回収容器49と接続された預入開口部48を有する。回収容器49は、例えば、運搬台30の引き出しの1つに設け得る。画像32を撮像してドキュメント化目的で保存した後、容器16にある破損針11の破片10は、縫製作業現場15の外で容器16から取り出され、預入開口部48経由で回収容器49に収容される。
運搬台30は、1つの実施例において、複数の預入開口部48、例えば、1つの破損針用の預入開口部48と、もう1つの損傷を受けた破損していない針用の預入開口部48と、をさらに備えてよい。預入開口部48に容器16用の窪みが設けられて、その窪みに開放容器16を挿入してもよい。そうすると、破損針11の破片10が容器16の保持用磁石72により預入開口部48上に配置され、それぞれ非常に容易に預入開口部48に向けて下側に移動又は収容することができる。
回収容器49は、脱着可能に運搬台30に配置することができる。回収容器49が運搬台に存在するか否か及び/又は回収容器49が開放されているか否かを信号で示すことができる。
運搬台30では、磁性端51を備えた工具50も運ぶことができる。工具50用の運搬台30のホルダは、非着磁性材料から、例えばアルミニウムからできていることが好ましい。この工具50により、縫製作業現場15で破損針の破片10を、特に破片10の一部が床に落ちた場合など、引き付けて回収する。磁性端51は、運搬台30が移動中に地面に接近又は接触するように動くように配置して、金属部品、特に破片10を回収することができる。このため、磁性端51は、運搬台30に高さが調節可能に配置されることが好ましい。
運搬台30へ追加又はその代替として、装置40は固定部、例えばテーブル部110をさらに備えてよい(図9)。テーブル部110はテーブル面111、例えば、縫製作業現場15のテーブル面に配置できる。テーブル部110の施工高は、例えば、テーブル部110がテーブル面111に配置された際にテーブル部110が立ち作業場を構成するように選択される。テーブル部110は、特に運搬台30と同じ構成でよく、上述の記載を参考にすることができる。テーブル部110は、作業面42と、回収容器49と、預入開口部48とをさらに備える。テーブル部110はさらに、特にカメラ23と、プロセッサ装置24と、記憶装置25と、蓄電体とを備えてもよい。運搬台30とは異なり、ホイール及び工具50はテーブル部から除外されている。針を交換するために、破損針を、好ましくは一カ所に留め置くことのできるテーブル部110まで運ぶことができる。
実施例において、装置40は、少なくとも1つの容器16と、モバイル装置19の一部を形成するカメラ23とを備える。上述の通り、実施例においては運搬台30が用いられ、この運搬台30はスーツケース又はその他のモバイル機器により完成される又は代替される。図1乃至5に基づき、容器16の実施例が以下で詳細に述べられ得る。
実施例において、容器16は本体60とカバー61とを有する。カバー61は、本体60にヒンジ62によって開位置Iと閉位置IIの間で枢動可能に支持される。閉位置IIにおいて、本体60の中蓋63及びカバー61は、閉位置IIでは完全に閉鎖される受入空間64を制限する。受入空間64は、破損針11の破片10を受け入れるよう構成されている。

本体60の中蓋63には、長さ方向Lに延びる窪み65がある。実施例において、窪み65は水路状の形を有する。長さ方向の一端で、窪み65は止め面67を備えた止め具66に接する。実施例において、止め面67は溝の中で延びるが、中蓋63上では溝の外で延びる。実施例において、止め面67は長さ方向Lに対して直角に向いている。実施例において、止め面67は円形である。窪み65の断面は、半円形である(図3)。

長さ方向の2端の1つ及び止め具66と反対方向にある窪み65の長さ方向の端は、中蓋63で段差無しで変移し、針の破片の移動を障害なく効率化させる。

窪み65に隣接してマーキング68が、実施例に於いてはスケール69が中蓋63に設けられる。スケール69は、ここでは止め面67により形成される基準点を始点として、破片10の長さ又は窪み65に互いに当接して配置される破損針11の全破片10の全長を示す。スケール69により、検出された破片10の全長が当初の針の全長と一致するか否か迅速に判断することができ、全ての破片10が存在するか否かを判断することができる。スケール69は、図1が示す通り、長さ方向Lの通常の長さについての刻印を含んでよい。追加的又は代替的に、使用されている針種の長さについての個別のマーク又はその他のマーキング68を設けることができる。

破損針11の複数の破片10は、止め面67で針のシャンクを始点として互いに当接するように、窪み65に配置することが好ましい。針先は窪み65の止め面67から最も離れており、配置された全ての破片10の全長を示す。
窪み65内に破片10を保持するため、容器16は保持用磁石72を備える。保持用磁石72は窪み65又は中蓋63の領域にそれぞれ磁界を形成し、画像32を撮像するために破片10を保持する。しかし、磁界は十分に弱いので、各破片10が上方に移動することはない。

実施例において、保持用磁石72は、長さ方向Lに延びる磁性膜又は磁気ストリップから構成される。保持用磁石72は、受入空間62又は窪み65にそれぞれ面する中蓋63と、対向する底面側74とからなる。保持用磁石72の中蓋63は、下側74よりも磁力が強い。下側74においては、例えば、磁性層を担持する非磁性担持層があってもよい。保持用磁石72又はその磁性層は1つ又はそれ以上の磁気ストリップから成り、それぞれが北極Nと南極Sとを備える。実施例において、各磁気ストリップの北極Nと南極Sを結ぶ接続線は、長さ方向に平行に向いている。

保持用磁石72を収容するため、本体60は、中蓋63の下に収容切り欠き76を備えた内部領域75を有する。収容切り欠き76は長さ方向Lに延び、長さ方向Lを横断するその幅は保持用磁石72の幅に対応する。

保持用磁石72を、中蓋63が受入空間64に面した状態で、正しい向きで本体60に装着することが重要である。長さ方向の両端で、収容切り欠き76は、長さ方向Lに延びる中央平面に対して非対称に形成される。実施例において、収容切り欠き76の各境界壁77は、長さ方向Lに対して90°未満の角度で延びる。そのため、収容切り欠き76の形状は、長さ方向Lに平行な長さ方向の2辺を有するとともに、長さ方向Lに対して長方形とは異なる向きの2つの平行な制限壁77を長さ方向端に有する平行四辺形である。保持用磁石72は、非長方形の平行四辺形に対応した適合する外輪郭を有する。このようにすることで、収容切り欠き76への挿入の際に、保持用磁石の中蓋63と底面側74の不意の取違いが防止される。

収容切り欠き76は本体60の中蓋63に対向する底面側で開放されており、保持用磁石72は開放側から収容切り欠き76に挿入することができる。保持用磁石72を確実に保持するために、容器16は実施例の挿入部80を備える。挿入部80は、本体60の内部領域75に着脱可能に挿入でき、摩擦力による嵌合及び/又は形状同志の嵌合によりそこに保持される。実施例において、挿入部は少なくとも1つのラッチ突起81を対向する側に有し、本体60で少なくとも内部領域75に開放される各ラッチ切欠82が各ラッチ
突起81に割り当てられる。挿入部80は内部領域75に挿入することができ、収容切り欠き76に保持用磁石72を挿入した後に留めることができる。そのようにして、保持用磁石72は、窪み65に直に隣接する収容切り欠き76に保持される。

保持用磁石72を支持するため、挿入部80は保持用磁石72の底面側74で当接する1つ又はそれ以上の支持突起83を備え、挿入部80と本体60のラッチ接続が確立している場合は所望の位置で支持する。実施例において、支持突起83は互いに接続され、十字型に配置される複数の支持リブにより形成される。少なくとも1つの支持突起83が挿入部の底部84から上向きに突出する。底部84からは、安定させるための追加リブ85も突起させてよい。
実施例において、長さ方向Lに対して長方形を形成するヒンジ62に対向する外端側89において、カバー61はラッチ手段90として構成される係止手段91を有する。この係止手段91はその閉位置IIでカバー61を保持し、閉位置IIでの不意の開放又は移動を防ぐように構成されている。
実施例において、ラッチ手段90は、閉位置IIにおいてラッチ窪み93で係合するラッチノーズ92を有する。ラッチノーズ92は、長さ方向Lに対して実質的に直角となる、外端側89から延びる弾性的に可動な付勢要素94の自由端に配置され、外端側89の範囲で長さ方向Lにほぼ平行に延びるピボット軸の周りで、弾性的にラッチノーズ92を支持する。開位置Iにおいて、ラッチノーズ92は付勢要素94から延び、カバー61の構造的な空間に突起する(図1)。ラッチ窪みは、本体60のヒンジ62に対向する側面領域に設けられる。
さらに図1は、識別コード18をどのように容器16に配置することができるか、その可能性を示す。実施例において、識別コード18はカバー61の内側にQRコード(登録商標)等の2次元領域で光学的に検出可能なコードの形式で貼り付けられている。カバー61の内側は開位置Iで本体60の中蓋63の傍に位置し、カメラ23に面する。そのため、識別コード18は画像32に捉えられ、識別コードに含まれる情報は読み取り可能となる。カバー60の内側には、識別コード18に加え、読み取り可能な文字及び/又は数字の形態で情報を含むことのできるテキストフィールド98も存在し得る。識別コード18及びテキストフィールド98は、カバー61の内側に交換可能に保持された紙又はその他の媒体上に設けられ得る。実施例において、長さ方向Lで対向する2つの側で、媒体100に周辺で重なり、それをカバー61の内側で保持する保持レッグ99が存在する。媒体100上には、光学的に検出可能な識別コード18及びオプションのテキストフィールド98が存在する。
モバイル装置19のプロセッサ装置が画像32の撮像を自動的に開始する構成にしてよく、これは例えば、開放された容器16、マーキング68、識別コード18、及び/又は破片10等、特定の特徴的な事物がカメラの撮像範囲で特定又は認識される場合である。例えば、シャンクスタンプが読み取り可能に撮像される場合等、カメラにより針のシャンク上のマーキングが鮮明に捉えられる場合には、画像の自動生成が可能である。
もう1つの可能性としては、識別コード18をRFIDチップ101の形式で容器16に付着する。モバイル装置19は、RFIDチップ101のデータを非接触で読み取るための各読み取り手段を備え得る。
本実施例において、保持用磁石72の厚さは約1.5mm、長さ方向Lに対して長方形の幅は3.5mmから4mm、長さは長さ方向Lに約70から80mmである。最大エネルギー積は、好ましくは約6kJ/mから18kJ/mの範囲で、好ましくは少なくとも9kJ/mである。残留磁気は、好ましくは約150mTから約440mTの範囲で、好ましくは少なくとも220mTである。磁束密度HcBの抗電界強度は、約100kA/mから約240kA/mの範囲で、好ましくは少なくとも170kA/mである。磁気偏光HcJの抗電界強度は、好ましくは約190kA/mから約560kA/mの範囲で、好ましくは少なくとも280kA/mである。
本発明は、例えば、破損針11を新しい針17に交換する場合における、破損針11の破片10を取り扱うための装置40及び方法に関する。破損針11の破片10は、容器16及び所定の位置に配置される。続いて、破損針11の破片10の画像32がカメラ23により撮像される。撮像画像32は少なくとも1つの保存場所に保存され、及び/又はドキュメント化のために破損針11の全ての破片10が存在するか否かを判定するために評価される。画像32の撮像後、縫製作業現場から針11の破片10が失われることを防ぐため容器16は閉じられる。
画像32の撮像は、針交換の際の物流制御に使用できる。特に、破損針11及び/又は縫製作業現場に関する追加情報を捉えて評価することができ、及び/又は捉えられた画像32はまた製造又は物流制御に用いることができる。
10 破片
11 破損針
15 縫製作業現場
16 容器
17 新しい針
18 識別コード
19 モバイル装置
20 タッチスクリーン
21 ディスプレイ
22 入力装置
23 カメラ
24 プロセッサ装置
25 記憶装置
26 中央演算装置
30 運搬台
31 警報
32 画像
40 装置
41 取付具
42 作業面
43 止め面
44 位置決め手段
45 バッテリ
46 ライン
47 コネクタ
48 預入開口部
49 回収容器
50 工具
51 磁性端
60 本体
61 カバー
62 ヒンジ
63 本体の上側
64 受入空間
65 窪み
66 止め面
67 止め面
68 マーキング
69 スケール
72 保持用磁石
73 保持用磁石の上側
74 保持用磁石の底面側
75 本体の内部領域
76 収容切り欠き
77 境界壁
80 挿入部
81 ラッチ突起
82 ラッチ切欠
83 支持突起
84 底部
85 リブ
89 外端側
90 ラッチ手段
91 係止手段
92 ラッチノーズ
93 ラッチ窪み
94 付勢要素
98 テキストフィールド
99 保持レッグ
100 媒体
101 RFIDチップ
110 テーブル部
111 テーブル面
I 開位置
II 閉位置
L 長手方向
N 北極
S 南極

Claims (24)

  1. 破損針(11)の破片(10)を取り扱うための装置であって、
    前記破損針(11)の前記破片(10)を受け入れるための容器(16)を備え、前記容器(16)は本体(60)と前記本体(60)に支持されたカバー(61)とを有し、前記カバー(61)は閉位置と開位置との間で枢動可能又は移動可能であり、前記本体(60)は開口部に中蓋(63)を有し、前記中蓋(63)は、前記カバー(61)が閉位置にある時に、前記カバー(61)との間に受入空間(64)を形成し、
    保持用磁石(72)が前記本体(60)に配置され、その磁界は前記本体の前記中蓋(63)に前記破片(10)を保持するよう構成され、
    前記本体(60)の前記中蓋(63)に保持される前記破片(10)の画像(32)を、ドキュメント化及び/又は検証のために撮像するよう構成されたカメラ(23)と、
    前記カメラ(23)に接続され、撮像された前記画像(32)をドキュメント化及び/又は評価のために中央演算装置(26)に送信するよう構成されたプロセッサ装置(24)と
    を備える装置。
  2. 前記保持用磁石(72)は、前記本体(60)内の、前記受入空間(64)でない部分に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 止め面(67)が前記本体(60)の前記中蓋(63)に存在する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 長さ方向(L)に延びる窪み(65)が前記本体(60)の前記中蓋(63)上に、前記保持用磁石(72)の真上に配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の装置。
  5. マーキング(68)が前記本体(60)の前記中蓋(63)に設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の装置。
  6. 縫製中に使用される針に関する情報及び/又は製造データが前記カバー(61)に示される、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1つに記載の装置。
  7. 前記情報が前記画像(32)の撮像中に前記カメラ(23)の撮像範囲で捉えられ及び/又は評価される、ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記プロセッサ装置(24)又は前記中央演算装置(26)が前記画像の鮮明度の試験と各試験結果の作成を行うよう設定されている、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載の装置。
  9. 前記プロセッサ装置(24)又は前記中央演算装置(26)が、撮像された前記画像及び破損していない針の対象幾何形状を記述する情報をディスプレイ(21)上に表示するよう構成される、ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1つに記載の装置。
  10. 前記プロセッサ装置(24)又は中央演算装置(26)が、全ての前記破片(10)が撮像された記画像に存在するか否かを示す評価結果を作成するよう設定されている、ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1つに記載の装置。
  11. 前記プロセッサ装置(24)又は前記中央演算装置(26)が前記評価中にお互いに隣接する前記破片(10)を破損していない針の長さと比較する、ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記プロセッサ装置(24)又は前記中央演算装置(26)が前記評価中に、分離した前記破片(10)の輪郭及び/又はお互いに隣接する前記破片(10)の輪郭を、針の対象幾何形状と比較する、ことを特徴とする請求項10又は11に記載の装置。
  13. 前記容器(16)が自らを縫製作業現場(15)に割り当てられ関連付ける識別コード(18)を備える、ことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1つに記載の装置。
  14. ユーザーにより移動可能な運搬台(30)が存在し、前記運搬台(30)には前記カメラ(23)が配置され、ことを特徴とする請求項1乃至13の何れか1つに記載の装置。
  15. 破損針(11)の破片(10)を取り扱う方法であって、
    -前記破損針(11)の前記破片(10)を容器(16)の所定の位置に配置する工程と、
    -前記破損針(11)の前記破片(10)の画像(32)をカメラ(23)により撮像する工程と、
    -撮像された前記画像(32)を、前記カメラ(23)に接続されたプロセッサ装置(24)から中央演算装置(26)に送信する工程と、
    -前記中央演算装置(26)に送信された前記撮像された前記画像(32)をドキュメント化の目的で保存し、及び/又は前記破損針(11)の全ての前記破片(10)が存在するか否かの検証のために前記画像(32)を評価する工程と、
    -前記容器(16)を閉じる工程と、
    を備える方法。
  16. 明確に特定可能な容器(16)が縫製工場の縫製作業現場(15)に割り当てられ関連付けられる、ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記縫製作業現場(15)で針の破損が判定された場合、前記縫製作業現場(15)及び/又は縫製作業者の特定が最初に行われる、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記縫製作業現場(15)で針の破損が判定された場合、破損した前記針で製造された布地部分が特定される、ことを特徴とする請求項16又は17に記載の方法。
  19. 前記破片(10)が入った明確に特定可能な前記容器(16)を新しい針を備えたもう1つの明確に特定可能な容器(16)と交換する、ことを特徴とする請求項15乃至18の何れか1つに記載の方法。
  20. 破損針、前記縫製作業現場(15)、及び/又は縫製作業者に関するさらなるデータ及び/又は情報が撮像された前記画像とともに送信される、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  21. 撮像された前記画像に基づき、前記針の全ての前記破片が存在するかを判定する自動評価が行われる、ことを特徴とする請求項17乃至19の何れか1つに記載の方法。
  22. 全ての判定された前記データ及び/又は情報が前記縫製工場での各製造発注とリンク又は連動している、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  23. 前記各製造発注においてはサブ注文のバンドル番号又は部品番号とリンク又は連動されている、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 全ての判定された前記データ及び/又は情報は、バリューチェーン及び縫製工場の各製造発注に基づき所定の評価計画により評価される、ことを特徴とする請求項22又は23に記載の方法。
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