JP7133899B2 - 均質化区画を備える個々のグループに分割された電気化学セルのスタック - Google Patents

均質化区画を備える個々のグループに分割された電気化学セルのスタック Download PDF

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Description

本発明の分野は、例えば、燃料電池及び電解槽のような、電気化学反応装置のものであり、より正確には、同じ反応ガスが選択的に供給されるように設計された、いくつかの個々のセルのグループに分割された、電気化学セルのスタックを備える反応装置のものである。
燃料電池は電気化学セルのスタックを備え、当該セルは電解質により互いに電気的に分離されたアノード及びカソードを備え、そこでは、連続的に取り込まれる2つの反応物質の間で電気化学反応が起こる。水素燃料電池の場合には、燃料(水素)はアノードと接触し、一方、例えば、空気中に含まれる、燃料(酸素)はカソードと接触する。電気化学反応は2つの副反応、酸化及び還元に分割され、それらは、それぞれアノード/電解質の界面、カソード/電解質の界面で起こる。それには、2つの電極の間のイオン導電体、すなわち、電解質、及び、外部の電気回路で形成された電子伝導体の存在が必要である。セルのスタックは電気化学反応が起こる場所であり、反応物質はそこに運ばれ、また、生成物及び非反応種は生成された熱と一緒にそこから排出されなくてはならない。
図1A及び図1Bは、セル内部での非反応種の蓄積を防ぐ、特許文献1に記載されているような、電気化学セルのスタックの構造を示す。この目的のために、電気化学セルはいくつかの個々のセルのグループ、例えば、同じ反応種、ここでは、水素が選択的に供給されるように設計された、ここに示すような2つのグループA、Bに分割される。
図1Aは、グループAのセル10Aのバイポーラ板30Aのアノード面31Aを示し、図1Bは、グループBのセル10Bのバイポーラ板30Bのアノード面31Bを示す。バイポーラ板のアノード面31A、31Bは、互いに平行に配置されたチャネル52A、52Bで形成された分配回路部(distribution circuit)50A、50Bを備え、チャネル52A、52Bは入口部(inlet)51A、51Bから延在し、入口部51A、51Bの上流の、入口部51A、51Bの近くには、セルに水素の供給物を提供するように設計された、2つの供給物収集部(supply collector)2A、2Bが位置する。供給物収集部は、バイポーラ板のスタックを貫通する開口で形成され、対応するグループのセルの分配回路部に向かう水素の流れを許容し、他のグループのセルに向かう水素の流れを妨げるように、バイポーラ板上に構築されている。より正確には、図1Aを参照すると、供給物収集部2Bは、流体の向きにおいて(in a fluid sense)、周囲の密閉シールにより、セル10Aの分配回路部50Aから隔離されており、一方で、供給物収集部2Aは、セル10Aの分配回路部50Aの方向での水素の流れを許容する噴射導管(injection conduit)32Aを備えている。同様に、図1Bを参照すると、供給物収集部2Aは、流体の向きにおいて、周囲の密閉シールにより、セル10Bの分配回路部50Bから隔離されており、一方で、供給物収集部2Bは、セル10Bの分配回路部50Bの方向での水素の流れを許容する噴射導管32Bを備えている。
動作中は、セルのグループA、Bに交互に選択的に水素が供給される。この選択的な交互の供給は、セルの1つのグループからの非反応種と、セルの他のグループからの非反応種とが混合することにつながり、セルの同じグループ内でこれらの種が局所的に蓄積することを防ぐ。
国際公開第2012/152623号
しかしながら、いくつかの供給物収集部が分配回路部の入口部の上流の、入口部の近くに位置する、電気化学セルのこのスタック構造は、いろいろな分配チャネルにおける、流れの不均一性につながる。実際に、図1Aを参照すると、収集部2Aが、分配回路部50Aの入口部51Aに実質的に向き合うように配置されていることを考えると、分配回路部50Aのチャネル52Aは、収集部2Aによって実質的に均一に供給される。一方、図1Bに示すように、収集部2Bが、分配回路部50Bの入口部51Bに対して、全体的にずれていることを考えると、分配回路部50Bのチャネル52Bは、供給物収集部2Bによって不均一な方法で供給される。したがって、収集部2Bに近いチャネル52Bには水素が供給され、一方で、より離れたチャネル52Bは、より小さい流量の水素を有する。それゆえ、水素モル流量は分配回路部のいろいろなチャネルの間で均一ではなく、そのことは、当該グループのセルの電気化学性能の劣化につながる。その上、セルのいろいろなグループの間の動作上の不均衡は、燃料電池の電気化学性能の減少も誘発する。
本発明の目的は、従来技術の欠点を少なくとも部分的に克服することであって、特に、いくつかの個々のグループに分割された電気化学セルのスタックを提供することであり、セルの各グループは、当該グループのセルの分配回路部に同じ反応種を運ぶように設計された供給物収集部を備え、その流体流れ(fluid-flow)構造は、少なくとも1つの電気化学セルの分配回路部で、この反応種のより均一な流れを提供することにある。
この目的のために、本発明は、電気化学セルのスタックを提供し、
前記電気化学セルは、N個(N≧2)の個々のセルのグループに分割され、
各電気化学セルは、セルの電極上に反応種を分配するように設計された分配回路部を備え、
セルの各グループは、個々の供給物収集部を備え、供給物収集部は、スタックの各セルの分配回路部の入口部の上流に配置され、前記グループのセルの分配回路部の前記入口部へと向かう前記反応種の流れを許容し、他のグループのセルへと向かう前記反応種の流れを妨げるように設計される。
本発明によれば、前記電気化学セルの中の少なくとも第1セルは、均質化区画(homogenization compartment)を備え、均質化区画は、
対応するグループの供給物収集部からの前記反応種の流れを受け、第1セルの分配回路部の入口部上にそれを分配するように設計された、複数の縦導管、及び、
流体の向きにおいて、縦導管を互いに接続する、横均質化導管
を備える。
電気化学セルのこのスタックのある好ましい、しかし、何ら限定しない態様は次の通りである。
好ましくは、均質化区画の横導管は、流体の向きにおいて、前記区画の全ての縦導管を接続する。横導管は、分配ネットワーク(distribution network)の入口部の幅に実質的に等しい縦の大きさを有していても良い。均質化区画の縦導管は、分配ネットワークの入口部の全ての幅と実質的に向き合うように、配列又は配置されても良い。
好ましくは、セルのグループの供給物収集部は、一組みになって隣り合い、言い換えると、それらは並んで配置される。それらは、セルに同じ反応種を供給する。例えば、第1供給物収集部は、セルの第1グループにそれぞれ水素、酸素を供給し、第2供給物収集部は、セルの第2グループにそれぞれ水素、酸素を供給する。
セルのグループの供給物収集部は、分配ネットワークの入口部に向き合うように、言い換えると、分配ネットワークの入口部に面して配置されても良い。したがって、分配ネットワークの入口部は、セルのグループに同じ反応種を供給する前記グループと向き合うほどに十分に広い。
前記縦導管は、好ましくは、前記供給物収集部と、第1セルの分配回路部の入口部との間に置かれ、一方では前記収集部と、他方では前記入口部と実質的に向き合うように配置される。
均質化区画の前記横導管の横方向の平均の大きさは、好ましくは、前記縦導管のそれぞれのものよりも大きい。
均質化区画の縦導管及び横導管は、好ましくは、第1セルの第1バイポーラ板に形成された管状部材であって、管状部材は前記電極の方を向く前記第1バイポーラ板の主面上に現れる。
バイポーラ板は組み合せられた2つの部分で形成され、バイポーラ板の2つの部分の間の密閉を局所的に確保する第1及び第2の密閉線を備え、第1線は、セルに供給しない収集部の周りを連続的に走り、第2線は、収集部及び均質化区画の周りを連続的に走る。
第1セルの分配回路部は、好ましくは、前記入口部から走る、複数の平行なチャネルを備え、縦導管の数は実質的にチャネルの数以上であり、各縦導管は、好ましくは、1つ以上のチャネルに実質的に向き合うように現れる。
前記第1セルに供給するように設計された供給物収集部は、前記電極の方を向いた、第1セルの第1バイポーラ板の主面に現れる噴射導管を備え、縦導管の数は噴射導管の数よりも多く、各縦導管は、好ましくは、1つ以上の噴射導管に実質的に向き合うように現れる。
前記第1セルに供給することが予定されていない供給物収集部又は収集部は、前記電極の方を向く、第1セルの第1バイポーラ板の主面に現れない、行止り導管(blind conduit)を備え、縦導管の数は行止り導管の数よりも多く、各縦導管は行止り導管に実質的に向き合うように現れない。
均質化区画の横導管は、好ましくは、第1セルの第1バイポーラ板の前記供給物収集部の周りを連続的に走り、前記セルの第2バイポーラ板からの漏れがないように組み立てられる。
均質化区画の横導管は、好ましくは、まっすぐな横断面(straight transverse cross-section)を有し、その平均の大きさは、分配回路部の入口部の片端(one edge)から増加する。
前記第1セルに供給するように設計された供給物収集部は、好ましくは、噴射導管を備え、噴射導管は、第1セルの第2バイポーラ板の主面上に現れ、第2電極の方を向いた前記第2バイポーラ板の前記主面は電解質膜により第1セルの第1電極から分離され、均質化区画の縦導管と連絡する。
前記第2バイポーラ板の噴射導管と、縦導管との間には、好ましくは、密閉膜(sealing membrane)が置かれ、密閉膜は、好ましくは、第2バイポーラ板の噴射導管から遠い、少なくとも1つの縦導管と向き合うように配置された、少なくとも1つの通過孔(through-orifice)を備える。
前記密閉膜は、好ましくは、均質化区画の縦導管と実質的に向き合うように配置された、複数の通過孔を備える。
第2バイポーラ板の噴射導管と、縦導管との間には、好ましくは、前記縦導管の方向の反応種の流れの拡散を確保するように設計された、多孔性材料の層が置かれる。
各電気化学セルは、好ましくは、均質化区画を備え、前記区画は、互いの上に重ねられ、好ましくは、互いに同一である。
本発明の他の態様、目的、有利な効果及び特徴は、何ら限定しない例として与えられ、既に前に説明した図1A、1Bを別にして、添付した図面を参照して提示される、本発明の好ましい実施の形態の、以下の詳細な説明を読むことにより、より明白になるであろう。
セル内部での非反応種の蓄積を防ぐ、電気化学セルのスタックの構造を示す図である。 セル内部での非反応種の蓄積を防ぐ、電気化学セルのスタックの構造を示す図である。 一実施の形態に係る電気化学セルのスタックの一部分の分解斜視図である。 図2に示すセルのスタックの、セルの第1グループに属するセルのバイポーラ板の主アノード面の平面図としての部分概略図である。 図2に示すセルのスタックの、第1グループとは異なる、セルの第2グループに属するセルのバイポーラ板の主アノード面の平面図としての部分概略図である。 図3Aに示すA-A面での電気化学セルの断面斜視図である。 図3Aに示すB-B面での電気化学セルの断面斜視図である。 横均質化導管が供給物収集部を連続的に囲う、他の実施の形態に係るバイポーラ板の主アノード面の平面図としての部分概略図である。 横均質化導管が大きさの変わる横断面を有する、他の実施の形態に係るバイポーラ板の主アノード面の平面図としての部分概略図である。 供給物収集部が、前記セルのアノードに供給するように設計された噴射導管を、電気化学セルの2つのバイポーラ板上に備える、図4Aに示す実施の形態の一変形例に係る、電気化学セルの断面斜視図である。 他の実施の形態に係る個々のグループに属する電気化学セルであって、対応する分配回路部の入口部に不均一に配置された複数の通過孔を有する2つの密閉膜を備える電気化学セルの断面斜視図である。
図面及び明細書の残りの部分において、同じ参照番号は、同一又は類似の構成要素を示す。加えて、図面の明確性を高めるために、いろいろな構成要素は、縮尺通りに示されていない。
いろいろな個々のグループに分割されるセルのスタックを備える電気化学反応装置を参照して、いろいろな実施の形態及び変形例を説明する。当該セルは、選択的に供給されるように設計されている。水素燃料電池のアノード側が特に検討され、セルはここでは、アノード側で水素が供給され、カソード側で酸素が供給される。本発明は、しかしながら、酸素が供給されるカソード側に適用することができる。本発明は、概して、どのようなタイプの燃料電池にも、特に、低温、言い換えると、250℃より低い温度で動作する燃料電池にも、また、電気化学電解槽にも適用することができる。
図2は、水素燃料電池の電気化学セルのスタックの部分の分解図を示し、当該セルは、N個の個々のグループに分割される(Nは、2以上の自然数)。ここでは、セルは、2つの個々のグループA、Bに分割され、グループBに属する電気化学セルが示される。
セルは、好ましくは、互いに同一である。1つのグループのセルが、他のグループのセルと隣り合うように、同じスタックのいろいろなグループのセルが、交互に配置されても良い。
3次元直交基準座標系(orthonormal reference frame)がここで定義され、明細書の残りの部分に関して、X軸及びY軸はセルの主面に沿って向き、Z軸はセルの主面と実質的に直交するように向いている。
セルはそれぞれ、電解質膜により互いに分離された第1電極、ここでは、アノードと、第2電極、カソードとを備え、電極‐膜アセンブリ(assembly)を形成する。アノード、膜、カソードは、当業者に知られた、従来からの構成であり、それゆえ、詳細に説明しない。アセンブリは、XY平面に実質的に平行な、セルの主面に従って延在する。
各アセンブリは、バイポーラ板により、隣のセルのアセンブリから分離される。各バイポーラ板は、アノードと部分的に接触するように設計された、第1主面又はアノード面と、カソードと部分的に接触するように設計され、アノード面の方を向く、第2主面又はカソード面とを備える。各バイポーラ板は、反応種を、一方では第1セルのアノードに、他方では隣のセルのカソードに運び、また、電気化学反応に由来する生成物及び非反応種を排除し、また、セルの間で電流を伝えるように設計されている。それは、また、生成された熱の排除を可能とするように、セルの間の冷却流体の流れを可能にすることができる。
ここでは、セル2のスタックは、セルのスタックを貫通する、より正確には、電極‐膜アセンブリ20Bの端部(edge)の方を向いた、セル10Bのバイポーラ板30B、40Bを貫通する開口でそれぞれ形成された、個々の供給物収集部2A、2Bを備える。供給物収集部2A、2Bは、2つのグループA、Bのセルのアノードに選択的に供給するために、同じ反応種、ここでは、水素の流体の流れを確保するように設計される。
セル10Bの第1バイポーラ板30Bは、このように、収集部2A、2Bを形成することに関係する2つの貫通孔(through-opening)を備える。収集部2Bは、バイポーラ板30Bに形成された導管32Bを備え、導管32Bは、一方では、収集部2Bの貫通孔に連絡し、他方では、セル10Bのアノード21Bの方を向いた、バイポーラ板30Bの主面31B又はアノード面上に現れる。導管32Bは、このように、収集部2Bからバイポーラ板のアノード面31Bの方向への水素の流れを許容するように設計された、噴射導管又は噴射部(injector)を形成する。収集部2Aは、ここでは、バイポーラ板に形成された導管34Bを備えるが、導管34Bは、収集部2Aの貫通孔に連絡するが、バイポーラ板のアノード面31B上に現れない。これらの行止り導管34Bは、バイポーラ板のアノード面31Bの方向に、収集部2A中を流れる水素の流れを妨げるように設計される。
バイポーラ板30Bは、バイポーラ板30Bに形成され、収集部2Bからの水素をアノード面31B上に分配することを確保するように設計された、分配回路部50Bを備える。分配回路部50Bは、回路部の入口部51Bから延在し、収集部A、Bと向き合い、ここでは、より正確には、収集部2Bの噴射導管32B及び収集部2Aの行止り導管34Bと向き合うように配置された、平行な分配チャネル52Bのネットワークで形成される。
バイポーラ板30Bは、更に、収集部2Bの噴射導管32Bと、分配回路部50Bの入口部51Bとの間に位置する均質化区画60Bを備える。均質化区画60Bは、流体の流れを分配するための複数の縦導管61Bと、流体の向きで、縦導管61Bを互いに接続する少なくとも1つの横均質化導管62Bとを備える。縦導管61Bは、収集部2Bからの水素の流れを受け、分配回路部50Bの入口部51B上にこの流れを分配するように設計されている。この目的のために、縦導管61Bは、バイポーラ板30Bに形成され、アノード面31B上に現れ、一方では、収集部2Bの噴射導管32Bに向き合い、他方では、分配回路部50Bの入口部51Bに向き合う、導管である。流れを分配することは、全ての縦導管61Bが、10%までの範囲で、収集部2Bからの流れの一部を分配することを意味すると理解される。横均質化導管62Bは、バイポーラ板30Bに形成された導管であり、複数の縦導管61Bを接続するので、2、3本の縦導管61Bに入った水素は、分配回路部50Bの方向のおおよそ全ての縦導管61B上に再び現れる前に、横導管62Bに流れる。横導管62Bはここでは、縦導管61Bが沿うように走る軸に実質的に直交する軸に沿うように走る。より一般的に言うと、縦導管及び横導管がそれぞれ沿うように走る複数の軸は、好ましくは、45度以上の、ここでは、実質的に90度に等しい角度を形成する。このように、均質化区画は、収集部2Bからの、分配回路部50Bの入口部51Bの方向の水素の流れの均一な分配を確保する。
同様に、第2バイポーラ板40Bも、収集部2A、2Bを形成することに関係する2つの貫通孔を備える。それは、セル10Bのカソード22Bの方を向いた、主面41B又はカソード面と、グループAに属する隣のセル(図示せず)のアノードの方を向いた、反対側の主面又はアノード面とを備える。このように、セル10Bの第2バイポーラ板40Bも、隣のセル(図示せず)の第1バイポーラ板30Aに対応する。ここでは、収集部2Aは、隣のセルのアノードに水素を供給するように設計される。それは、バイポーラ板30Aに形成された導管32Aを備え、導管32Aは、一方では、収集部2Aの貫通孔と連絡し、他方では、バイポーラ板30Aのアノード面31A上に現れる。それらは、このように、収集部2Aからバイポーラ板30Aのアノード面31Aの方向への水素の流れを許容するように設計された、噴射導管32A又は噴射部を形成する。収集部2Bは、ここでは、バイポーラ板30Aに形成された導管34Aを備えるが、導管34Aは、収集部2Bの貫通孔に連絡するが、バイポーラ板30Aのアノード面31A上に現れない。これらの行止り導管34Aは、バイポーラ板30Aのアノード面31Aの方向に、収集部2B中を流れる水素の流れを妨げるように設計される。
バイポーラ板30Aは、バイポーラ板30Aに形成され、収集部2Aからの水素をアノード面31A上に分配することを確保するように設計された、分配回路部50Aを備える。分配回路部50Aは、回路部の入口部51Aから走り、収集部A、Bと向き合い、ここでは、より正確には、収集部2Aの噴射導管32A及び収集部2Bの行止り導管34Aと向き合うように配置された、平行な分配チャネル52Aのネットワークで構成される。ここでは、バイポーラ板30Aの分配回路部50Aは、バイポーラ板30Bのものと構造的に同一であって、入口部51A、51Bは、チャネル52A、52Bと共に、Z方向に、それぞれ、互いの上に重ねられる。
同様に、バイポーラ板30Aは、更に、収集部2Aの噴射導管32Aと、分配回路部50Aの入口部51Aとの間に位置する均質化区画60Aを備える。この均質化区画60Aは、流体の流れを分配するための複数の縦導管61Aと、流体の向きで、縦導管61Aを互いに接続する少なくとも1つの均質化のための横導管62Aとを備える。縦導管61Aは、収集部2Aからの水素の流れを受け、分配回路部50Aの入口部51A上にこの流れを分配するように設計される。この目的のために、縦導管61Aは、バイポーラ板30Aに形成され、アノード面31A上に現れ、一方では、収集部2Aの噴射導管32Aに向き合い、他方では、分配回路部50Aの入口部51Aに向き合う、導管である。均質化のための横導管62Aは、バイポーラ板30Aに形成された導管であり、複数の縦導管61Aを接続するので、2、3本の縦導管に入った水素は、分配回路部50Aの方向のおおよそ全ての縦導管61A上に再び出る前に、横導管62Aに流れる。このように、均質化区画は、収集部2Aからの、分配回路部50Aの入口部51Aの上への水素の流れの均一な分配を確保する。ここでは、好ましくは、バイポーラ板30Aの均質化区画60Aは、バイポーラ板30Bのものと構造的に同一であって、縦導管61A、61Bは、横導管62A、62Bと共に、Z方向に沿って、それぞれ、互いの上に重ねられる。
バイポーラ板30B、40Bは、組み合わされた2つの部分、例えば、いろいろな導管が、加圧成形(pressing)により形成された突起(boss)に対応するような2つの導電性の金属板、又は、複合材料、例えば、いろいろな導管を形成する突起がモールドにより形成された黒鉛(graphite)が積まれた2つの部分から形成されたときに、それらは、それぞれ有利には、所定の領域以外の2つのバイポーラ板の部分の間の供給物流体の流れを避けるように配置された2つの密閉線を備える。
このように、バイポーラ板30Bは、「内側の(internal)」と称される、第1の密閉線38Bを備え、第1の密閉線は、セルに供給することが予定されていない、収集部内の供給物流体の流れが、バイポーラ板の2つの部分の間を流れることを妨げるように配置される。ここでは、内側の密閉線38Bは、セル10Bに供給しない収集部2Aを、より正確には、収集部2Aの貫通孔及び行止り導管34Bを囲む。内側の密閉線38Bは、一方では、収集部2Aと収集部2Bとの間を、他方では、収集部2Aと均質化区画60Bとの間を連続的に走り、それゆえ、バイポーラ板30Bを形成する2つの部分の間の密閉を局所的に確保し、収集部2Aを流れる供給物流体が、内側の線38Bによって区切られた領域以外で、セル10Bの2つのバイポーラ板30Bの部分の間を流れるのを防ぐ。
有利には、ここでは、バイポーラ板30Bは、「外側の(external)」と称される、第2の密閉線39Bを備え、第2の密閉線39Bは、均質化区画60Bを通過した供給物流体が、バイポーラ板の2つの部分の間を流れて、予定されていない領域、例えば、冷却回路部として提供される領域に流れるのを防ぐ。ここでは、外側の密閉線39Bは、収集部2A、2Bと均質化区画60Bとを連続的に囲み、特に、区画60Bと、分配回路部50Bの入口部51Bとの間を走る。第2の密閉線39Bは、バイポーラ板30Bを形成する2つの部分の間の密閉を局所的に確保し、均質化区画60Bを通過する供給物流体が、外側の線39Bによって区切られた領域以外、言い換えると、例えば、冷却回路部以外で、セル10Bの2つのバイポーラ板30Bの部分の間を次に流れるのを防ぐ。
同様に、バイポーラ板30A(図2では40Bとしても参照される)は、収集部2Bを連続的に囲う第1の内側の密閉線38A、及び、収集部2A、2Bと均質化区画60Aとを連続的に囲む第2の密閉線39Aを備える。
密閉線は、2つのバイポーラ板の部分の間の密閉を局所的に確保することができるどのような手段、例えば、はんだ付け、ろう付けによって、更には、接着剤接合によって、形成されても良い。
図3A、3Bは、それぞれ、図2に示すバイポーラ板30A、30Bのアノード面31A、31Bの平面図を示す。
図3Aを参照すると、供給物収集部2A、2Bは電気化学セルのスタック、特に、セル10Aのバイポーラ板30Aを貫通し、分配回路部50Aの入口部51Aの上流に配置される。
セル10Aが、収集部2Aにより供給されることを予定されているセルのグループAに属することを考えて、供給物収集部2Aは、水素をセル10Aのアノードに供給するように設計される。供給物収集部2Aは、この目的のために、バイポーラ板30Aのアノード面31A上に現れる噴射導管32Aを備える。図面では、3本の噴射導管がX方向に沿って、縦に直線的に走っていることが示されているが、他の縦の形状が提供されても良い。
セル10Aが、収集部2Bにより供給されることを予定されているセルのグループBに属さないことを考えて、供給物収集部2Bは、この収集部を流れる水素をセル10Aのアノードに供給するように予定されていない。ここでは、供給物収集部2Bは、バイポーラ板30Aのアノード面31A上に現れない噴射導管34Aを備える。図面では、3本の噴射導管がX方向に沿って、縦に直線的に走っていることが示されているが、他の縦の形状が提供されても良い。供給物収集部2Bは、内側の密閉線38Aにより囲われる。
前述したように、バイポーラ板30Aは分配回路部50Aを備え、分配回路部50Aは、供給物収集部2Aからの水素をセル10Aのアノード上に分配することを確保するように設計されたチャネル52Aのネットワークで形成されている。分配回路部50Aは、供給物収集部2A、2Bの近くに、供給物収集部2A、2Bと向き合って配置された入口部51Aを備える。分配回路部50Aの入口部51Aは、収集部2Aの噴射幅よりも大きな、ここではY軸に沿った幅、言い換えると、大きさを有する。分配回路部の幅は、互いに最も離れた2つのチャネルを隔てる距離として定義され、収集部の噴射幅は、互いに最も離れた2つの噴射導管を隔てる距離として定義される。図3Aの例では、分配回路部50Aの入口部51Aは、収集部2Aの噴射導管32A及び収集部2Bの行止り導管34Aの両方に面している。ここでは、分配回路部50Aの入口部51Aは、収集部2Aの噴射幅と収集部2Bの行止り導管の幅との合計とおおよそ同じか、10%以内の幅を有している。
前述したように、バイポーラ板30Aは、更に、収集部2Aの噴射導管32Aと分配回路部50Aの入口部51Aとの間に配置された均質化区画60Aを備える。均質化区画60Aは、少なくとも1本の横均質化導管62Aを介して互いに接続された、複数の縦分配導管61Aを備える。縦導管61Aは、横導管62Aに関して収集部2A、2B側を向いた入口部と、横導管62Aに関して分配回路部50A側を向いた出口部とを備える。縦導管61A及び横導管62Aはバイポーラ板30Aに形成され、縦導管61Aの入口部及び出口部はアノード面31A上に現れる。外側の密閉線39Aは、均質化区画60A及び収集部2A、2Bを囲う。
この例では、有利には、均質化区画60Aは、一方の収集部2Aの噴射導管32A及び収集部2Bの行止り導管34Aと、他方の分配回路部50Aの入口部51Aとの間に配置される。ここでは、均質化区画60Aは、分配回路部50Aのチャネル52Aの数とおおよそ同じか、10%以内か、又は、多い数の縦導管61Aを備え、各縦導管61Aは1つ以上のチャネル52Aと実質的に向き合って現れる。このように、均質化区画は、収集部2Aから来て、チャネル52Aの入口部に実質的に向き合う縦導管61Aから出る水素の流れの分配を確保する。収集部2Aからの水素の流れは、回路部の実質的に全ての入口部上に分配され、水素は実質的に全ての分配チャネル上に供給される。その上、縦導管61Aとチャネル52Aとの間の局所的な位置合わせによる、分配回路部の入口部での電荷(charge)の局所的な損失の減少は、分配回路部の入口部での水素の流れが改善することを許容することができる。
この例では、有利には、縦導管61Aの数は、収集部2Aの噴射導管32Aの数よりも多く、各縦導管61Aは、1つ以上の噴射導管32Aに向かい合うように現れることができ、言い換えると、導管61Aの入口部は、それぞれ、1つ以上の噴射部32Aの出口部と実質的に向かい合う。このことは、ここではX軸と実質的に一致する、噴射部32A及び縦導管61Aの縦軸の位置合わせという結果をもたらすことができる。このように、均質化区画は、噴射導管32Aによる供給物収集部2Aからの水素の収集を確保し、そこでは、噴射部32Aと縦導管61Aとの間の電荷の局所的な損失の減少が、水素の流れを改善することを可能にする。
この例では、有利には、縦導管61Aの数は、収集部2Bの行止り導管34Aの数よりも多く、各行止り導管34Aは、縦導管61Aと実質的に向き合うように走り、言い換えると、行止り導管34Aの縦軸は、縦導管61Aの縦軸と実質的に位置合わせされる。
横導管62Aにおける水素の流れの均一な混合又は均質化を助け、分配回路部の入口部での流れの分配をより均一にすることを可能にするような方法で、XZ平面に平行な断面を渡る、横導管62Aの真直ぐな横断面が、YZ平面に平行な断面を渡る、縦導管61Aのそれぞれの横断面よりも大きい、例えば、2倍も大きいことは、更に有利である。分配回路部50Aのいろいろなチャネル52Aの水素のモル流量は、このように、より均一にされる。
図3Bを参照すると、セル10Bのバイポーラ板30Bは、前述したバイポーラ板30Aと同様であり、バイポーラ板30Aとは、供給物収集部2Bがセル10Bのアノードに水素を供給するように設計され、供給物収集部2Aがセル10Bのアノードに供給するように予定されていない点で、本質的に異なる。この目的のために、収集部2Bは、バイポーラ板30Bのアノード面31B上に現れる噴射導管32Bを備え、収集部2Aは、ここでは、同じアノード面31B上に現れない行止り導管を備える。分配回路部50B及び均質化区画60Bは、好ましくは、図3Aを参照して説明したものと同一である。内側の密閉線38Bは収集部2Aを囲い、外側の密閉線39Bは、収集部2A、2B及び均質化区画60Bを囲う。
このように、図3A、3Bに示すように、各電気化学セルは、均質化区画60A、60Bが互いの上に重ねられるように配置された均質化区画を備える。有利には、均質化区画は、スタックの全てのセルに関して、均質化区画がどのグループに属しているにしても、構造的に互いに同一である。このように、噴射部32A、32B又は行止り導管34A、34Bを形成するための、導管32A、34A、32B、34Bの終端に開口があるか否かによって、バイポーラ板が本質的に互いに異なることを考えると、いろいろなセルのバイポーラ板の形成は単純化される。このように、各セルは、スタックのいろいろなセルのバイポーラ板の形成をより複雑にする必要なしに、分配回路部の入口部での水素の流れの均一な分配から利益を受ける。
図4A、4Bは、図3Aに示すA‐A面、B‐B面を渡る、電気化学セルのスタックの一部分の断面斜視図を示す。より正確には、ここでは、グループBのセル10Bが示され、それは、電解質膜23Bにより互いに分離されるアノード21B及びカソード22Bで形成される、電極‐膜アセンブリ20Bを備える。アセンブリ20Bは2つのバイポーラ板30B、40Bの間に配置される。
バイポーラ板30B、40Bは、ここでは、加圧成形された2つの金属板のアセンブリからそれぞれ形成されるが、それらは、例えば、黒鉛が積まれた複合材料でできた2つの部分から形成されることもできる。金属板が、セルのアノード又はカソードの一部分と接触するように設計された主面を備えていることを考えて、2つの金属板は、それぞれアノード板及びカソード板を形成する。
図4Aを参照すると、バイポーラ板30Bは、収集部2Bからの水素の流れがセル10Bの分配回路部50Bに向かうことを許容するような構造をしている。この目的のために、噴射導管32Bは、ここでは、バイポーラ板30Bに形成され、バイポーラ板30Bのアノード面31Bに現れる管状部材(tubular member)である。「管状部材」は、YZ平面に平行な平面を渡る横断面が閉じた形状を有して、管状部材中に反応種が含まれて、反応種の縦軸に沿った流れが促進されることを可能にするような構成要素を意味すると理解される。これらの管状部材は、アノード板35B及びカソード板36Bに形成された突起により形成され、XY平面に実質的に平行なバイポーラ板30Bの主面に関して、突出する。管状部材32Bは、一方では収集部2B上に現れ、他方ではアノード面31B上に現れる。アノード面31B上の噴射導管32Bの開口は、例えば、アノード板35Bの局所的な切り抜きにより得られる。
分配回路部50Bは、アノード板35B上に形成された突起により、バイポーラ板30B中に形成され、分配チャネルのネットワークの境界を定める。分配チャネルは管状部材を形成せず、言い換えると、YZ平面に平行な平面を渡るチャネルの横断面は、閉じた形状でなく、開いた形状を有している。実際に、チャネルの横形状は、アノード21Bへの水素の拡散を確保し、電気化学反応からの生成物の収集を可能にするように、アノード21Bの方向に開いている。
均質化区画60B、より正確には、縦導管61B及び横導管62Bは、バイポーラ板30Bに形成され、アノード面31B上に現れる管状部材である。これらの管状部材は、バイポーラ板30Bのアノード板35B及びカソード板36B上に形成された突起である。アノード面31B上の縦導管61Bの開口は、例えば、アノード板35Bの局所的な切り抜きにより形成される。
これらの突起は、バイポーラ板が2つの金属板から形成されているときは、加圧成形により形成され、バイポーラ板が複合材料でできた2つの部分から形成されているときは、モールドにより形成されても良い。
バイポーラ板40Bは、バイポーラ板30Bと同様であって、バイポーラ板30Bとは、噴射導管32B上に重ねられる、収集部2B上の導管44Bがここでは行止りである点で異なる。その上、均質化区画60A及び分配回路部50Aは、バイポーラ板30Bのものと実質的に同一である。しかしながら、均質化区画60A及び分配回路部50Aは、噴射導管(図示せず)から供給され、バイポーラ板40B中に形成され、供給物収集部2Aに連絡する。
その上、この例では、活性領域で電解質膜23Bを形成する膜又はポリマーフィルムは、更に、アセンブリ20Bから収集部2Bにまで延在する。ここでは、膜は、一方では収集部2Bを囲う横導管37A、47Bと接触し、他方では均質化区画60A、60Bの横導管62A、62Bと接触して、密閉を局所的に改善することに寄与する。
図4Bを参照すると、収集部2Aが、バイポーラ板30Bに形成された行止り導管34Bと、バイポーラ板40B(30Aとしても参照される)に形成され、アノード面31A上に現れる噴射導管32Bとを備える点で、バイポーラ板30B、40Bは、図4Aを参照して説明された部分とは本質的に異なる。
動作では、収集部2Bを流れる水素は、バイポーラ板30Bの噴射導管32Bを通過し、噴射導管32Bに面して配置された縦導管61Bに入る。水素は、更に、横導管62Bを流れ、水素の流れは、より均一になって、実質的に全ての縦導管61Bに分配される。水素の流れは次に、分配回路部50Bの入口部に面する縦導管61Bのそれぞれから出て、チャネルのそれぞれへと流れる。バイポーラ板40Bの導管44Bが行止り導管であることを考えると、均質化区画60Bを流れる水素は、ここでは、バイポーラ板40Bの導管44Bからは現れない。その上、収集部2Aを流れる水素はバイポーラ板30A(40Bとしても参照される)の噴射導管32Aを通過し、噴射導管32Aに面して配置された縦導管61Aへと入る。水素は更に横導管62Aを流れ、水素の流れはより均一になって、実質的に全ての縦導管61Aに分配される。水素の流れは次に、分配回路部50Aの入口部51Aに面する縦導管61Aのそれぞれから出て、チャネル52Aのそれぞれへと入る。均質化区画は、分配回路部の入口部での、供給物収集部からの水素の流れの均一な分配を確保する。いろいろな分配チャネル内での水素のモル流量は、実質的に均一である。その上、複数の均質化区画及び複数の分配回路部がそれぞれ互いに重ねられ、同一である事実は、セルのスタックの製造処理を実行することを簡単にする。
図5は、図3Bに示す実施の形態の一変形例に従う、バイポーラ板30Bのアノード面31Bの平面図を示す。この変形例は、周辺の密閉シール63Bが2つの収集部2A、2Bの周りを連続的に走り、2つの収集部2A、2Bと分配回路部50Bとの間に配置されている点で、図3Bの実施の形態とは本質的に異なる。
この例では、セル10Bの2つのバイポーラ板30B、40Bの均質化区画60A、60Bの横導管62A、62Bは、2つの収集部2A、2Bの周りを連続的に走り、周辺のシール63Bは、漏れがないように2つの横導管62A、62Bと接触する(図5では、横導管62Bだけが示される)。このように、密閉シールが、周辺のシール63Bによって、2つのバイポーラ板30B、40Bの間に局所的形成される。
収集部2Bの噴射導管32Bから出た水素は、最初に均質化区画60Bを通過することなしに分配回路部50Bに戻ることはできない。それゆえ、この密閉シールは、噴射導管30Bから出た水素が、分配回路部50Bの入口部51Bに分配される前に、均質化区画60Bの縦導管61Bの一部に取り込まれることを強制する。このように、水素が均質化区画60Bを迂回できる方法はなく、この事実は、分配回路部50Bの入口部51Bでの水素の流れの均一な分配を改善する。
図6は、図3Aに示す実施の形態の一変形例に従う、バイポーラ板30Aのアノード面31Aの平面図を示す。この変形例は、横均質化導管62Aが、大きさが変わる横断面を有する点で、図3Aの実施の形態とは本質的に異なる。より正確には、ここでは、XZ平面に平行な平面での、均質化導管の真直ぐな横断面の平均的な大きさは、分配回路部50Aの入口部の1つの端部から始まって、それが収集部2Aの噴射導管32Aから遠ざかるに従って増加する。この例では、均質化導管62Aの中心位置が、2つの収集部2A、2Bの間に実質的に配置されている限りにおいて、均質化導管62Aの横断面は、それが収集部2Aから遠ざかるにつれて、一定の増加を示す。均質化導管の真直ぐな横断面の平均的な大きさを支配する他のどのような法則も可能であることは言うまでもない。
この均質化導管62Bをセルの全てのグループに関して同一にできることを考えると、横断面は有利にはV字形を有して、考慮される収集部とはかかわりなく、断面の大きさは、それが噴射導管から遠ざかるにつれて増加する。均質化導管の真直ぐな横断面の平均的な大きさは、2つの収集部2A、2Bの間に実質的に配置された均質化導管62Aの中心位置で最大である。このように、収集部2Aからの水素は、均質化区画60Aの縦導管61Aにより取り込まれ、横均質化導管62Aの中をこの導管の増加する横の大きさの方向で、ここでは、+Y方向で流れる。収集部2Bによる水素の噴射の例(図示せず)では、水素は横均質化導管に取り込まれ、均質化導管の平均的な横の大きさの増加の方向に対応して、横均質化導管を-Y方向に流れる。このように、流れのより良い均一性は、横チャネルの断面のこのような増加により確保される。加えて、いろいろなグループのセルの分配回路部の入口部での水素の流れの分配の均一性は、均質化区画の横導管の横断面のこのような局所的な増加により改善される。
図7は、図5に示す実施の形態の一変形例に従う、電気化学セルのスタックの一部分の断面斜視図である。この変形例は、電解質膜23Bが一方では均質化区画60A、60Bの間を、他方では供給物収集部2A、2Bの間を走っていない点で、図5の実施の形態とは異なる。
このように、収集部2Bから来て、バイポーラ板30Bの噴射導管32Bから出る水素は、バイポーラ板30B、40Bの間で区切られ、噴射導管32Bと縦均質化導管61Bの入口部との間に位置する空間に流れることができる。この空間は均質化チャンバ(chamber)を形成し、それは均質化区画60Bの上流に位置し、流れの均一性を改善するのに貢献する。
加えて、この例では、バイポーラ板40Bは導管42Bを備える。導管42Bは、バイポーラ板40B(図示しない隣のセル10Aとの関係で30Aとしても参照される)のアノード面31A上に現れず、縦導管61Bの上流でカソード面41B上に現れる。これらの導管42Bは、バイポーラ板30Bの噴射導管32B上に重ねられる。このように、収集部2Bを流れる水素は、バイポーラ板30Bの噴射導管32Bに取り込まれ、更に、バイポーラ板40Bの導管42Bに取り込まれ、次に、導管42Bから、バイポーラ板30Bのアノード面31B上と、バイポーラ板40Bのカソード面41B上とにそれぞれ出る。このように、縦均質化導管61Bに入る水素は、バイポーラ板30Bの噴射部32B及びバイポーラ板40Bの噴射部42Bの両方から来る。分配回路部50B内での水素の流れの均一性は、そして改善される。
図8は、収集部2Bを通る、XZ平面に平行な平面に渡る、セルのスタックの他の実施の形態の断面斜視図を示す。セルのスタックは、図7に示すものと同様である。
図は、セル10A及びセル10Bのスタックを示す。セル10Aは、電解質膜23Aにより互いに分離されたアノード21Aとカソード22Aとのアセンブリ20Aを備え、それは、アノード21Aの流体供給物を提供するバイポーラ板30Aと、カソード22Aの流体供給物を提供するバイポーラ板40Aとの間に配置される。同様に、セル10Bは、電解質膜23Bにより互いに分離されたアノード21Bとカソード22Bとのアセンブリ20Bを備え、それは、アノード21Bの流体供給物を提供するバイポーラ板30Bと、カソード22Aの流体供給物を提供するバイポーラ板40Bとの間に配置される。2つのセル10A、10Bの間に位置するバイポーラ板は、セル10Aとの関係で40Aとして、セル10Bとの関係で30Bとして参照される。
各セル10A、10Bは、密閉膜70A、70Bを備える。密閉膜70A、70Bは、通過孔を有し、それは、一方は収集部2A、2Bの間に、他方は均質化区画60A、60Bの間にそれぞれ位置する。これらの膜は、セルの主面に平行な面に従って延在し、同一であっても、又は、電解質膜23A、23Bに対応しても良い。通過孔は、ここでは、それぞれ縦導管61A、61Bに向き合うように配置される。
セル10Bのバイポーラ板30Bの均質化区画60Bは、噴射導管42Bから水素を供給される。噴射導管42Bはバイポーラ板40Bに形成され、供給物収集部2Bと連絡し、バイポーラ板のカソード面41B上に現れる。バイポーラ板30Bは、ここでは導管34Bを備え、導管34Bは、収集部2Bと連絡し、バイポーラ板30Bのアノード面31B上に現れない。このように、行止り導管34Bは、分配回路部50Bの流体供給に関係しない。それゆえ、均質化区画60Bの縦導管61Bに供給する水素は、密閉膜70Bの孔71Bを通過した後に、バイポーラ板40Bの噴射導管42Bから来る。このように、水素の流れは均質化区画60Bの上流でより均一になり、分配回路部50Bの入口部での水素の流れの均一な分配を次に改善する。
セル10Aに関しては、バイポーラ板30Aの均質化区画60Aには噴射導管から水素が供給される。噴射導管はバイポーラ板40Aに形成され、供給物収集部2Aと連絡し、バイポーラ板30Aのカソード面上に現れる。バイポーラ板30Aは、ここでは、導管を備え、導管は収集部2Aと連絡し、バイポーラ板30Aのアノード面上に現れない。ここでは、行止り導管は、分配回路部50Aの流体供給に関係しない。それゆえ、均質化区画60Aの縦導管61Aに供給する水素は、密閉膜70Aの孔71Aを通過した後に、バイポーラ板40Aの噴射導管から来る。このように、水素の流れは、均質化区画の上流でより均一になり、分配回路部50Aの入口部での水素の流れの均一な分配を次に改善する。
この例では、図5に示す実施の形態と同一の方法で、均質化区画60A、60Bの横導管は、収集部2A、2Bの周りを連続的に走り、当該横導管は、均質化区画を迂回するいかなる水素流体の流れも避けるような、周辺の密閉シールを備える。
いくつかの特別な実施の形態を説明した。いろいろな変形例や修正例は、当業者にとって明らかであろう。
1つの変形例によると、密閉膜70A(70B)は、複数の通過孔を有しても良く、当該通過孔は、もはや縦導管61A(61B)と向き合うように均一に配置されておらず、縦導管61A(61B)とだけ向き合うように、噴射導管42A(42B)に関して、遠く離れて配置されている。このように、噴射導管42A(42B)を通過した水素は、これらの導管から通過孔の所まで流れ、次に、好ましくは、これらの通過孔に面して位置する縦導管61A(61B)に取り込まれる。この場合に、バイポーラ板30A(30B)にとって、同じ収集部と連絡し、バイポーラ板40A(40B)の噴射導管42A(42B)と重ねられた噴射導管32A(32B)を更に備えることは有利である。このように、水素の流れは、均質化区画60A(60B)の上流でより一層均一になり、分配回路部50A(50B)の入口部での水素の流れの均一な分配を次に改善する。
他の変形例によると、密閉膜は、縦導管の方向の水素の流れ、特に、バイポーラ板40A、40Bの縦導管からの流れの拡散を確保するように設計された多孔質材料の層により置き換えられても良い。この多孔質材料は、バイポーラ板と、各セルについて検討されている電極の電気化学的に活性な材料との間に位置する拡散層(又は、GDL、ガス拡散層)の材料と同一であっても良い。

Claims (14)

  1. 電気化学セル(10A、10B)のスタックであって、
    前記電気化学セル(10A、10B)はN個(N≧2)の個々のグループ(A、B)に分割され、
    各電気化学セル(10A、10B)は、セルの電極(21A、21B)上に反応種を分配するように設計された分配回路部(50A、50B)を備え、
    セル(A、B)の各グループは個々の供給物収集部(2A、2B)を備え、N個の供給物収集部(2A、2B)は、スタックの各セルの分配回路部(50A、50B)の入口部(51A、51B)の上流に配置され、同一の反応種を対応する分配回路部(50A、50B)に供給するように構成され、何れか1つのグループのセル(10A、10B)の分配回路部の前記入口部に向かう前記反応種の流れを許容し、他のグループのセルに向かう前記反応種の流れを妨げるように設計され、
    前記電気化学セルのうちの少なくとも第1セル(10B)は均質化区画(60B)を備え、
    均質化区画(60B)は、
    対応するグループの供給物収集部(2B)からの前記反応種の流れを受け、それを第1セルの分配回路部(50B)の入口部(51B)上に分配するように設計された、複数の縦導管(61B)と、
    前記複数の縦導管(61B)を互いに接続する横均質化導管(62B)と
    を備え、
    前記複数の縦導管(61B)は、前記N個の供給物収集部(2A、2B)と、前記第1セルの前記分配回路部(50B)の前記入口部(51B)との間に置かれ、一方では前記N個の供給物収集部(2A、2B)に向き合って、他方では前記入口部(51B)に向き合って配置される
    ことを特徴とする電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  2. 前記均質化区画(60B)の前記横導管(62B)の平均的な流路断面積は、各縦導管(61B)の流路断面積よりも大きい
    請求項1記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  3. 前記均質化区画(60B)の前記縦導管(61B)及び前記横導管(62B)は、前記第1セル(10B)の第1バイポーラ板(30B)に形成された管状部材であって、前記電極(21B)の方を向く前記第1バイポーラ板の主面(31B)上に開口する、
    請求項1又は請求項2記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  4. 前記第1バイポーラ板(30B)は、互いに組み合わされた2つの部分から形成され、バイポーラ板の前記2つの部分の間の漏れのない密閉を局所的に確保する、第1及び第2の密閉線(38B、39B)を備え、前記第1の密閉線(38B)はセルに供給しない収集部(2A)の周りを連続的に走り、前記第2の密閉線(39B)は前記収集部(2A、2B)及び前記均質化区画(60B)の周りを連続的に走る
    請求項3記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  5. 前記第1セル(10B)の前記分配回路部(50B)は、前記入口部(51B)から走る複数の平行なチャネル(52B)を備え、前記縦導管(61B)の数はチャネル(52B)の数以上であり、各縦導管(61B)は1つ以上のチャネル(52B)に向き合うように開口する
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  6. 前記第1セル(10B)に供給するように設計された前記供給物収集部(2B)は、前記電極(21B)の方を向く前記第1セルの第1バイポーラ板(30B)の主面(31B)上に開口する噴射導管(32B)を備え、前記縦導管(61B)の数は前記噴射導管(32B)の数よりも多く、各縦導管(61B)は1つ以上の噴射導管(32B)と向き合うように開口する
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  7. 前記第1セル(10B)に供給することが予定されていない前記供給物収集部又は前記収集部(2A)は、前記電極(21B)の方を向く前記第1セルの第1バイポーラ板(30B)の主面(31B)上に開口しない導管(34B)を備え、前記縦導管(61B)の数は前記行止り導管(34B)の数よりも多く、各縦導管(61B)は前記行止り導管(34B)に向き合うように開口する
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  8. 前記均質化区画(60B)の前記横導管(62B)は前記第1セルの第1バイポーラ板(30B)上の前記供給物収集部(2A、2B)の周りを連続的に走り、前記セルの第2バイポーラ板(40B)と漏れのないように組み合わされる
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  9. 前記均質化区画(60B)の前記横導管(62B)の流路断面積は前記分配回路部の前記入口部(51B)の1つの端部から増加する
    請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  10. 前記第1セル(10B)に供給するように設計された前記供給物収集部(2B)は、前記第1セルの第2バイポーラ板(40B)の主面(41B)上に開口する噴射導管(42B)を備え、第2電極(22B)の方を向く前記第2バイポーラ板の前記主面は、電解質膜(23B)により前記第1セルの第1電極から分離され、前記均質化区画の前記縦導管と連絡する
    請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  11. 少なくとも1つの通過孔(71B)を備える密閉膜(70B)が、前記第2バイポーラ板(40B)の前記噴射導管(42B)と、前記縦導管(61B)との間に置かれ、前記密閉膜(70B)は、前記第2バイポーラ板の前記噴射導管(42B)から離れた、少なくとも1つの前記縦導管(61B)に向き合うように配置される
    請求項10記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  12. 前記密閉膜(70B)は、前記均質化区画の前記縦導管(61B)に向き合うように配置された、複数の通過孔(71B)を備える
    請求項11記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  13. 前記縦導管の方向の反応種の流れの拡散を確保するように設計された多孔質材料の層が、前記第2バイポーラ板(40B)の前記縦導管(42B)と前記縦導管(61B)との間に置かれた
    請求項10記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
  14. 各電気化学セル(10A、10B)は均質化区画(60A、60B)を備え、前記区画は互いの上に重ねられる
    請求項1乃至請求項13のいずれか1項記載の電気化学セル(10A、10B)のスタック。
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