JP7132867B2 - 摩擦ダンパー - Google Patents
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Description
2つの支持材の挟持により圧縮力が加わる方向で隣接配置され、2つの支持材からの圧縮力によって互いに押圧される少なくとも2つの摩擦材と、を含んでなる摩擦ダンパーであって、
圧縮力が加わる方向で隣接する摩擦材同士が互いに当接する内側接触部と、
圧縮力が加わる方向で最外に位置する2つの摩擦材のうちの少なくとも一方の摩擦材と支持材とが互いに当接する外側接触部と、
内側接触部を形成する一方の摩擦材に形成され、圧縮力が加わる方向との直交方向で摩擦材同士が相対移動した際に他方の摩擦材と当接することで摩擦抵抗を上昇させる抵抗上昇部と、を含み、
相対移動の際に内側接触部を形成する他方の摩擦材が抵抗上昇部に当接し、当該相対移動に伴う荷重が外側接触部の静摩擦力を超えると、外側接触部を形成する一方の摩擦材が支持材に対して相対移動することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、外側接触部の静摩擦力は、内側接触部で他方の摩擦材が抵抗上昇部に当接した際の初期の摩擦力よりも大きいことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1の構成において、外側接触部の摩擦係数は、抵抗上昇部の摩擦係数よりも大きいことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、抵抗上昇部は、内側接触部を形成する一方の摩擦材における摩擦材同士の相対移動方向で互いに離間した2つの部位に設けられ、相対移動方向で互いに離間するに従って圧縮力が加わる方向で他方の摩擦材側へ近づくように高さが変化する形状であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかの構成において、外側接触部は、2つの摩擦材と各支持材との間にそれぞれ設けられて、各外側接触部の摩擦力は互いに異なっていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかの構成において、内側接触部において、他方の摩擦材には、一方の摩擦材側へ突出する凸部が設けられ、一方の摩擦材には、凸部が接触する平面が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかの構成において、2つの支持材は互いにボルト止めされて各摩擦材に圧縮力を付与することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7の構成において、ボルトは、各摩擦材を貫通していることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8の何れかの構成において、2つの支持材の間に、少なくとも2つの摩擦材、内側接触部、外側接触部、抵抗上昇部を含んでなる組が、摩擦材同士の相対移動方向に対して複数直列又は並列に配置されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至8の何れかの構成において、2つの支持材、少なくとも2つの摩擦材、内側接触部、外側接触部、抵抗上昇部を含んでなる組が、摩擦材同士の相対移動方向に対して複数直列又は並列に接続されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10の何れかの構成において、少なくとも1つの制震材が、摩擦材同士の相対移動方向に対して直列又は並列に接続されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、外側接触部の静摩擦力を、内側接触部で他方の摩擦材が抵抗上昇部に当接した際の初期の摩擦力よりも大きくしたことで、低荷重滑りの際に外側接触部で滑りが生じるおそれがなく、多段階の滑りが確実に実現可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、外側接触部の摩擦係数を、抵抗上昇部の摩擦係数よりも大きくしたことで、抵抗上昇部を含む摩擦材の形状が簡略化し、圧縮力が加わる方向にコンパクトとなる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、抵抗上昇部を、内側接触部を形成する一方の摩擦材における摩擦材同士の相対移動方向で互いに離間した2つの部位に設けられ、相対移動方向で互いに離間するに従って圧縮力が加わる方向で他方の摩擦材側へ近づくように高さが変化する形状としたことで、摩擦抵抗の増加と他方の摩擦材の滑りのロックとが容易に設定可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかの効果に加えて、外側接触部を、2つの摩擦材と各支持材との間にそれぞれ設けて、各外側接触部の摩擦力を互いに異ならせているので、各摩擦材の固定及び滑りの設定が容易に行える。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5の何れかの効果に加えて、内側接触部において、他方の摩擦材には、一方の摩擦材側へ突出する凸部が設けられ、一方の摩擦材には、凸部が接触する平面が設けられているので、低荷重滑りが容易に設定可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6の何れかの効果に加えて、2つの支持材を互いにボルト止めして各摩擦材に圧縮力を付与するので、各摩擦材への適正な圧縮力が設定可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7の効果に加えて、ボルトは、各摩擦材を貫通しているので、圧縮力が各摩擦材へ確実に伝わる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1乃至8の何れかの効果に加えて、2つの支持材の間に、少なくとも2つの摩擦材、内側接触部、外側接触部、抵抗上昇部を含んでなる組が、摩擦材同士の相対移動方向に対して複数直列又は並列に配置されていることで、各組ごとに大荷重滑りが生じる設定を変えることができ、荷重設計の自由度が高まる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1乃至8の何れかの効果に加えて、2つの支持材、少なくとも2つの摩擦材、内側接触部、外側接触部、抵抗上昇部を含んでなる組が、摩擦材同士の相対移動方向に対して複数直列又は並列に接続されていることで、建物のフレーム内に適した配置が可能となる。
請求項11に記載の発明によれば、請求項1乃至10の何れかの効果に加えて、少なくとも1つの制震材が、摩擦材同士の相対移動方向に対して直列又は並列に接続されていることで、摩擦ダンパーで対応できない領域を制震材でカバーすることができ、制震性能の向上が期待できる。
図1(A)は、摩擦ダンパーの一例を示す説明図である。この摩擦ダンパー1は、平板状の第1支持材2と第2支持材3とを所定間隔をおいて平行に配置し、第1支持材2側に第1摩擦材4を、第2支持材3側に第2摩擦材5をそれぞれ対向状に配置してなる。
なお、図1では、上下の矢印方向を、第1、第2支持材2,3の挟持によって第1、第2摩擦材4,5に圧縮力が加わる方向とし、便宜上紙面上側を上方、紙面下側を下方として説明する。また、矢印方向と直交する左右の矢印方向を、外力によって第1、第2支持材2,3が相対移動する方向(可動方向)として、便宜上紙面右側を前方、紙面左側を後方として説明する。図2,3においても同様である。
この第1摩擦材4は、可動方向に沿って長く延びる平板状で、下面には、半円状の凸部6が下向きに突設されている。
また、第2摩擦材5は、可動方向と直交する図面交差方向では第1摩擦材4と同じ幅を有し、可動方向では第1摩擦材4よりも長く延びる平板状で、上面における中央部分には、可動方向と平行な平面7が形成されている。平面7と隣接する可動方向の前後両端には、一対の抵抗上昇部8,8が突設されている。この抵抗上昇部8,8の上面には、可動方向で互いに離間するに従って上下方向で第1摩擦材4側へ近づくように高さが変化する傾斜面9,9が、平面7を中心とする前後対称に形成されて、抵抗上昇部8,8はテーパ形状となっている。
内側接触部10<第1外側接触部11<第2外側接触部12
そして、変位力が、凸部6と傾斜面9との当接により増加した際の初期の摩擦抵抗及び第1外側接触部11の静摩擦力を超える高荷重となると、図1(B)に示すように、凸部6が傾斜面9に当接して低荷重滑りがロックされ、そのまま第1外側接触部11で第2摩擦材5と第2支持材3とが相対的に滑ることでエネルギーを吸収する。このとき第1支持材2は、高荷重よりも大きい第2外側接触部12の摩擦抵抗によって滑りは生じない。こうして二段階の滑りによって変位力に対応可能となる。
これにより、低変位時は内側接触部10で低荷重滑りが発生し、中変位で第1摩擦材4が第2摩擦材5の抵抗上昇部8に当接することで摩擦抵抗が増加し、さらなる変位による大荷重が第1外側接触部11の静摩擦力を超えると第1外側接触部11で大荷重滑りが発生する二段階の摩擦構造となる。よって、変位が大きい場合でも大きな摩擦力を生じさせることができ、コンパクトな形状で低変位から高変位まで対応可能となる。
また、抵抗上昇部8を、内側接触部10を形成する第2摩擦材5における可動方向で互いに離間した2つの部位に設けられ、可動方向で互いに離間するに従って圧縮力が加わる方向で第1摩擦材4側へ近づくように傾斜するテーパ形状としているので、摩擦抵抗の増加と第1摩擦材4の滑りのロックとが容易に設定可能となる。
また、内側接触部10において、第1摩擦材4には、第2摩擦材5側へ突出する凸部6を設け、第2摩擦材5には、凸部6が接触する平面7を設けているので、低荷重滑りが容易に設定可能となる。
さらに、抵抗上昇部は、可動方向の前後で対称に形成するものに限らず、同じ傾斜面や凹曲面等であっても可動方向での長さや圧縮力が加わる方向での高さを互いに変えたりしてもよいし、前後で異なる形状(例えば前側では傾斜面、後側では凹曲面等)を採用したりしてもよい。
加えて、抵抗上昇部の間を平面とせずに抵抗上昇部を含む全体を凹曲面として徐々に抵抗力を上げるようにしたり等、適宜変更可能である。逆に凸部とこれらの抵抗上昇部とは上記形態と上下逆の摩擦材側に設けてもよい。
さらに、摩擦材は上記形態のように2つの場合に限らず、3つ以上の摩擦材を圧縮力が加わる方向に重ねて各摩擦材間に内側接触部を形成し、各内側接触部を形成する摩擦材の一方に抵抗上昇部を形成することもできる。この場合、各内側接触部ごとに摩擦抵抗を変えて、抵抗上昇部に当接することで順番に内側接触部で低荷重滑りが生じるように設定すれば、多段階での摩擦構造が得られる。
その他、上記形態では第1摩擦材を圧縮力により固定しているが、第1支持材に溶接等によって物理的に固定してもよい。
摩擦ダンパー1Aを挟んで前後両側には、平面視が矩形状の粘弾性体23,23が、第1支持材2と第2支持材3との互いの対向面に接着させた状態で配設されて、第1、第2支持材2,3の相対変位によって粘弾性体23,23が剪断変形する粘弾性ダンパー24,24を構成している。
そして、摩擦ダンパー1Aの第2外側接触部12で滑りが生じるような大きな荷重に対しても、各粘弾性ダンパー24の粘弾性体23が剪断変形することでエネルギー吸収が可能となる。すなわち、摩擦ダンパー1Aで対応できない領域を粘弾性ダンパー24でカバーすることができる。
また、ここでは第1、第2摩擦材4,5、内側接触部10、第1、第2外側接触部11,12、抵抗上昇部8を含んでなる組を、摩擦材4,5同士の相対移動方向に対して複数並列に配置して摩擦ダンパー1Aを構成しているので、各組ごとに大荷重滑りが生じる設定を変えることができ、荷重設計の自由度が高まる。なお、各組は3つ以上配置してもよいし、直列に配置してもよい。
図4(A)は、フレーム30内に架設されるブレース33に設けた例で、摩擦ダンパー1Aの可動方向がブレース33と平行となる向きで、上下に分割した上側の第1ブレース34に第1支持材2が連結され、下側の第2ブレース35に第2支持材3が連結される。ここでは粘弾性ダンパー24を1つとしている。
図4(B)はフレーム30内の中央で水平に架設された中間材36の上下にそれぞれ第1ブレース34と第2ブレース35とが架設されてなるKブレースに設けた例で、第1ブレース34と第2ブレース35とをそれぞれ上下に分割して制震ダンパー20が組み込まれている。
図4(C)は、Kブレースと一方の柱31との連結部分に制震ダンパー20を設けた例で、第1支持材2が第1ブレース34と第2ブレース35とに連結され、第2支持材3が柱31に連結される。摩擦ダンパー1Aの可動方向は上下方向となる。
図4(D)は、同じくKブレースと一方の柱31との連結部分に制震ダンパー20を設けた例であるが、ここでは第1支持材2と第2支持材3とを、互いの対向面をフレーム面と直交させて上下に延びるバー形状として、互いの対向面間に摩擦ダンパー1Aと粘弾性ダンパー24とを設けている。この場合も摩擦ダンパー1Aの可動方向は上下方向となるが、Kブレースの圧縮・引張に伴って第1支持材2が変形しないような変形防止構造(補強板等)を設けるのが望ましい。
図4(E)は、制震ダンパー20をフレーム30内の上側に配置して、上側の横架材32に第1支持材2を連結し、第2支持材3を、フレーム30下側の左右の仕口部に一対の連結材37,37を介して連結したやぐら型である。摩擦ダンパー1Aの可動方向は水平方向となる。
なお、図4(A)~(E)の形態では、摩擦ダンパー1Aを粘弾性ダンパー24から分離させて、ブレース33と仕口部との連結際(図4(E)では連結材37と仕口部との連結際)にそれぞれ摩擦ダンパーを設けることもできる。このように複数の摩擦ダンパーを異なる支持材にそれぞれ別々に設けて直接又は並列に接続すれば、フレーム内に適した配置が可能となる。
図5(B)は、制震ダンパー20をフレーム30内の中央で、図4(D)と同様に第1支持材2と第2支持材3とを、互いの対向面をフレーム面と直交させて上下に延びるバー形状として、互いの対向面間に、それぞれ2つの摩擦ダンパー1A,1Aと粘弾性ダンパー24,24とを交互に配置し、第1支持材2を制震パネル38を介して左側の柱31に、第2支持材3を制震パネル38を介して右側の柱31にそれぞれ連結したものである。
図5(C)は、支持材を省略して、フレーム30内の中央に配置した制震パネル38と左右の柱31,31との間に、それぞれ2つの摩擦ダンパー1Aと粘弾性ダンパー24,24とを交互に配置したものである。
また、上記形態の制震ダンパーでは、制震材として粘弾性ダンパーを採用しているが、摩擦ダンパーと組み合わせる制震材としてはこれに限らず、鋼材ダンパー、オイルダンパー、弾性ダンパー、バネ等も採用可能である。このように摩擦ダンパーに他の制震材を直列又は並列に接続すれば、摩擦ダンパーで対応できない領域を制震材でカバーすることができ、制震性能の向上が期待できる。
Claims (11)
- 互いに平行な2つの支持材と、
前記2つの支持材の挟持により圧縮力が加わる方向で隣接配置され、前記2つの支持材からの前記圧縮力によって互いに押圧される少なくとも2つの摩擦材と、を含んでなる摩擦ダンパーであって、
前記圧縮力が加わる方向で隣接する前記摩擦材同士が互いに当接する内側接触部と、
前記圧縮力が加わる方向で最外に位置する2つの前記摩擦材のうちの少なくとも一方の前記摩擦材と前記支持材とが互いに当接する外側接触部と、
前記内側接触部を形成する一方の前記摩擦材に形成され、前記圧縮力が加わる方向との直交方向で前記摩擦材同士が相対移動した際に他方の前記摩擦材と当接することで摩擦抵抗を上昇させる抵抗上昇部と、を含み、
前記相対移動の際に前記内側接触部を形成する前記他方の摩擦材が前記抵抗上昇部に当接し、当該相対移動に伴う荷重が前記外側接触部の静摩擦力を超えると、前記外側接触部を形成する前記一方の摩擦材が前記支持材に対して相対移動することを特徴とする摩擦ダンパー。 - 前記外側接触部の静摩擦力は、前記内側接触部で前記他方の摩擦材が前記抵抗上昇部に当接した際の初期の摩擦力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の摩擦ダンパー。
- 前記外側接触部の摩擦係数は、前記抵抗上昇部の摩擦係数よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の摩擦ダンパー。
- 前記抵抗上昇部は、前記内側接触部を形成する前記一方の摩擦材における前記摩擦材同士の相対移動方向で互いに離間した2つの部位に設けられ、前記相対移動方向で互いに離間するに従って前記圧縮力が加わる方向で前記他方の摩擦材側へ近づくように高さが変化する形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の摩擦ダンパー。
- 前記外側接触部は、2つの前記摩擦材と各前記支持材との間にそれぞれ設けられて、各前記外側接触部の摩擦力は互いに異なっていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の摩擦ダンパー。
- 前記内側接触部において、前記他方の摩擦材には、前記一方の摩擦材側へ突出する凸部が設けられ、前記一方の摩擦材には、前記凸部が接触する平面が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の摩擦ダンパー。
- 前記2つの支持材は互いにボルト止めされて各前記摩擦材に圧縮力を付与することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の摩擦ダンパー。
- 前記ボルトは、各前記摩擦材を貫通していることを特徴とする請求項7に記載の摩擦ダンパー。
- 前記2つの支持材の間に、前記少なくとも2つの摩擦材、前記内側接触部、前記外側接触部、前記抵抗上昇部を含んでなる組が、前記摩擦材同士の相対移動方向に対して複数直列又は並列に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の摩擦ダンパー。
- 前記2つの支持材、前記少なくとも2つの摩擦材、前記内側接触部、前記外側接触部、前記抵抗上昇部を含んでなる組が、前記摩擦材同士の相対移動方向に対して複数直列又は並列に接続されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の摩擦ダンパー。
- 少なくとも1つの制震材が、前記摩擦材同士の相対移動方向に対して直列又は並列に接続されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の摩擦ダンパー。
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