JP7132094B2 - バッテリホルダ - Google Patents

バッテリホルダ Download PDF

Info

Publication number
JP7132094B2
JP7132094B2 JP2018211682A JP2018211682A JP7132094B2 JP 7132094 B2 JP7132094 B2 JP 7132094B2 JP 2018211682 A JP2018211682 A JP 2018211682A JP 2018211682 A JP2018211682 A JP 2018211682A JP 7132094 B2 JP7132094 B2 JP 7132094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery holder
base
frame
movable
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018211682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019175840A (ja
Inventor
建都 光安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to DE102019204013.6A priority Critical patent/DE102019204013A1/de
Publication of JP2019175840A publication Critical patent/JP2019175840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7132094B2 publication Critical patent/JP7132094B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明は、人力駆動車のバッテリホルダに関する。
特許文献1には、自転車において、フレームにバッテリを固定する技術が開示されている。バッテリを保持する保持部材には、バッテリをロックするキーロック装置が設けられる。ロックは、キー操作によって、ロック解除される。
特開2015-143034号公報
ところで、フレームにバッテリを内蔵する場合に、フレームに対してキー係合部の位置を調整したい場合がある。そこで、フレームに対するキー係合部の位置を調整できるバッテリホルダを提供する。
本開示の第1側面に従うバッテリホルダは、人力駆動車のフレームに固定され、バッテリユニットを前記フレームに支持するように構成されるバッテリホルダであって、キー係合部を有し、前記キー係合部の操作によって前記バッテリユニットを前記バッテリホルダに対して選択的にロック解除するロックユニットと、前記バッテリホルダが前記フレームに固定された状態における前記キー係合部の前記フレームに対する位置を調整するように構成される調整機構と、を備える。
第1側面のバッテリホルダによれば、フレームの設けられた、キーがアクセスするための孔に対して、キー係合部が対応するようにキー係合部の位置を微調整することが可能となる。
本開示の第1側面に従う第2側面のバッテリホルダにおいて、前記フレームに固定されるベースと、前記ロックユニットが設けられる可動部とをさらに含む。
第2側面のバッテリホルダによれば、フレームに固定される部分と、ロックユニットが設けられる部分とを各別に構成できる。
本開示の第2側面に従う第3側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記ベースに対する前記可動部の固定位置を調整するように構成される第1調整機構を含む。
第3側面のバッテリホルダによれば、ベースと可動部の間に調整機構を設けることができる。
本開示の第3側面に従う第4側面のバッテリホルダにおいて、前記第1調整機構は、前記ベースと前記可動部の少なくとも一方に設けられ、前記キー係合部の第1位置調整方向に延びる第1孔を有し、前記可動部が前記第1孔の長手方向に沿って移動するように構成される。
第4側面のバッテリホルダによれば、簡単な構成で可動部の位置を調整することができる。
本開示の第2~第4側面のいずれか1つに従う第5側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記可動部に対する前記ロックユニットの固定位置を調整するように構成される第2調整機構を含む。
第5側面のバッテリホルダによれば、可動部とロックユニットの間に調整機構を設けることができる。
本開示の第5側面に従う第6側面のバッテリホルダにおいて、前記第2調整機構は、前記ロックユニットと前記可動部の少なくとも一方に設けられ、前記キー係合部の第2位置調整方向に延びる第2孔を有し、前記ロックユニットが前記第2孔の長手方向に沿って移動するように構成される。
第6側面のバッテリホルダによれば、簡単な構成でロックユニットの位置を調整することができる。
本開示の第2~第6側面のいずれか1つに従う第7側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記フレームに対する前記ベースの固定位置を調整するように構成される第3調整機構を含む。
第7側面のバッテリホルダによれば、フレームとベースの間に調整機構を設けることができる。
本開示の第7側面に従う第8側面のバッテリホルダにおいて、前記第3調整機構は、前記ベースと前記フレームの少なくとも一方に設けられ、前記キー係合部の第3位置調整方向に延びる第3孔を有し、前記ベースが前記第3孔の長手方向に沿って移動するように構成される。
第8側面のバッテリホルダによれば、簡単な構成でベースの位置を調整することができる。
本開示の第2~第8側面のいずれか1つに従う第9側面のバッテリホルダにおいて、前記ベースと前記可動部の一方は、前記ベースと前記可動部の他方の少なくとも一部を収容する収容部を有する。
第9側面のバッテリホルダによれば、ベースと可動部の一方が収容部に収容された状態で、ベースと可動部の一方を位置調整方向にガイドすることができる。
本開示の9側面に従う第10側面のバッテリホルダにおいて、前記ベースと前記可動部の一方は、前記ベースと前記可動部の他方が前記収容部に収容された状態において、前記ベースと前記可動部の他方が前記フレームの長手方向に移動することを規制する規制部を含む。
第10側面のバッテリホルダによれば、可動部の位置を調整する際に、フレームの長手方向への可動部の移動を規制できるので、キー係合部の位置調整の作業性が向上する。
本開示の第10側面に従う第11側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記ベースと前記可動部の他方を前記ベースと前記可動部の一方に押圧固定する押圧固定部を含む。
第11側面のバッテリホルダによれば、押圧固定によってベースと可動部とを固定できる。
本開示の第4側面に従う第12側面のバッテリホルダにおいて、前記ベースと前記可動部の他方に設けられ、前記ベースと前記可動部の一方に係合して前記ベースと前記可動部の一方を前記ベースと前記可動部の他方に対して位置決めする係合位置と、前記キー係合部の位置調整が可能な調整位置との間で移動可能な位置決め部材を含む。
第12側面のバッテリホルダによれば、ボルトなどで締め付けることなく可動部をベースに対して位置決めすることができる。
本開示の第4側面に従う第13側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記第1孔を挿通する固定ボルトおよび前記固定ボルトと螺合する固定ナットを含む。
第13側面のバッテリホルダによれば、可動部をベースに対して強固に固定することができる。
本開示の第13側面に従う第14側面のバッテリホルダにおいて、前記ベースと前記可動部の一方は、前記固定ナットを収容するナット収容部を含む。
第14側面のバッテリホルダによれば、ナットを位置調整方向にガイドすることができるので、キー係合部の位置調整の作業性が向上する。
本開示の第13側面に従う第15側面のバッテリホルダにおいて、前記第1孔は、前記ベースに設けられる長孔を含み、前記長孔は前記バッテリホルダが前記フレームに固定された状態において、前記固定ナットと前記可動部の間に位置する。
第15側面のバッテリホルダによれば、簡単な構成で可動部の位置を調整することができる。
本開示の第3側面に従う第16側面のバッテリホルダにおいて、前記第1調整機構は、前記ベースに対して前記可動部を前記キー係合部の第1位置調整方向にガイドするガイド部を含む。
第16側面のバッテリホルダによれば、可動部のベースに対するフレームの長手方向への移動を規制できる。
本開示の第3または第16側面に従う第17側面のバッテリホルダにおいて、前記第1調整機構は、前記ベースと前記可動部との間に設けられるギヤ係合部を含む。
第17側面のバッテリホルダによれば、ギヤを操作することで位置調整ができるので、手で直接可動部を動かすよりも正確に位置決めできる。
本開示の第17側面に従う第18側面のバッテリホルダにおいて、前記ギヤ係合部は、前記ベースに設けられたピニオンギヤと前記可動部に設けられたラックを含む。
第18側面のバッテリホルダによれば、ギヤを操作することで位置調整ができるので、手で直接可動部を動かすよりも正確に位置決めできる。
本開示の第18側面に従う第19側面のバッテリホルダにおいて、前記ギヤ係合部は、前記ピニオンギヤに係合して回転力を伝達するウォームギヤ部を含む。
第19側面のバッテリホルダによれば、ウォームギヤがピニオンギヤの回転止として機能するので、可動部の位置調整と固定が同時に行える。
本開示の第19側面に従う第20側面のバッテリホルダにおいて、前記ウォームギヤ部は、工具係合部を含む。
第20側面のバッテリホルダによれば、工具によりウォームギヤを操作することができる。
本開示の第1側面に従う第21側面のバッテリホルダにおいて、前記ロックユニットが設けられ、前記フレームに固定されるベースをさらに含み、前記調整機構は、前記ベースと前記フレームの間に設けられる。
第21側面のバッテリホルダによれば、ベースの固定と同時にキー係合部の位置調整作業を行うことができる。
本開示の第21側面に従う第22側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記ベースと前記フレームの間に設けられるスペーサを含む。
第22側面のバッテリホルダによれば、スペーサの挿入または変形によってキー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第22側面に従う第23側面のバッテリホルダにおいて、前記ベースを前記フレームに対して固定する固定部材を含み、前記スペーサは、前記固定部材の前記フレームに対する固定位置に応じて弾性的に圧縮される。
第23側面のバッテリホルダによれば、スペーサの弾性変形によってキー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第22または第23側面に従う第24側面のバッテリホルダにおいて、前記スペーサは、スプリングを含む。
第24側面のバッテリホルダによれば、スプリングの弾性変形によってキー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第22または第23側面に従う第25側面のバッテリホルダにおいて、前記スペーサは、樹脂材料を含む。
第25側面のバッテリホルダによれば、樹脂材料の弾性変形によってキー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第1~第25側面のいずれか1つに従う第26側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記フレームの長手方向と交差する方向に、前記キー係合部の前記フレームに対する位置を調整するように構成される。
第26側面のバッテリホルダによれば、フレームの長手方向と交差する方向にキー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第26側面に従う第27側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記フレームの長手方向と直交する方向に、前記キー係合部の前記フレームに対する位置を調整するように構成される。
第27側面のバッテリホルダによれば、フレームの長手方向と直交する方向にキー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第26または第27側面に従う第28側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記フレームの長手方向と交差する少なくとも2つの方向に、前記キー係合部の前記フレームに対する位置を調整するように構成される。
第28側面のバッテリホルダによれば、キー係合部のフレームに対する位置をより好適に調整することができる。
本開示の第28側面に従う第29側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、少なくとも3つの方向に、前記キー係合部の前記フレームに対する位置を調整するように構成される。
第29側面のバッテリホルダによれば、キー係合部のフレームに対する位置をより好適に調整することができる。
本開示の第4または第16側面に従う第30側面のバッテリホルダにおいて、前記第1位置調整方向は、前記フレームの長手方向と交差する方向を含む。
第30側面のバッテリホルダによれば、フレームの長手方向と交差する方向を含む第1位置調整方向にキー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第6側面に従う第31側面のバッテリホルダにおいて、前記第2位置調整方向は、前記フレームの長手方向と交差する方向を含む。
第31側面のバッテリホルダによれば、フレームの長手方向と交差する方向を含む第2位置調整方向にキー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第1~第31側面のいずれか1つに従う第32側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、前記フレームの長手方向に、前記キー係合部の前記フレームに対する位置を調整するように構成される。
第32側面のバッテリホルダによれば、フレームの長手方向に、キー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第8側面に従う第33側面のバッテリホルダにおいて、前記第3位置調整方向は、前記フレームの長手方向を含む。
第33側面のバッテリホルダによれば、フレームの長手方向を含む第3位置調整方向にキー係合部のフレームに対する位置を調整することができる。
本開示の第1~第33側面のいずれか1つに従う第34側面のバッテリホルダにおいて、前記調整機構は、複数の方向に、前記キー係合部の前記フレームに対する位置を調整するように構成される。
第34側面のバッテリホルダによれば、キー係合部のフレームに対する位置を好適に調整することができる。
本発明のバッテリホルダによれば、キー係合部の位置を調整できる。
人力駆動車の側面図。 ダウンチューブの斜視図。 バッテリユニットおよびバッテリホルダユニットの分解斜視図。 第1実施形態に係る第1バッテリホルダの斜視図。 第1実施形態に係る第1バッテリホルダの分解斜視図。 接触部が第1位置にある第1バッテリホルダについて、図4のA-A線に沿う断面図。 接触部が第2位置にある第1バッテリホルダについて、図4のA-A線に沿う断面図。 第2保持位置に配置されたバッテリユニットときの、図4のA-A線に沿う断面図。 第2バッテリホルダの斜視図。 第2バッテリホルダの側面図。 バッテリユニットの第1端部の斜視図。 バッテリユニットの第2端部の斜視図。 図2のX13-X13線に沿うダウンチューブの断面図。 バッテリユニットの取り出し状態において、図2のX13-X13線に沿うダウンチューブの断面図。 第1バッテリホルダのベースが取り付けられたダウンチューブの断面図。 第1実施形態に係る第1バッテリホルダの側面図。 図16のX17-X17線に沿う第1バッテリホルダの断面図。 図16のX18-X18線に沿う第1バッテリホルダの断面図。 第2実施形態に係る第1バッテリホルダの側面図。 図19のX20-X20線に沿う第1バッテリホルダの断面図。 第3実施形態に係る第1バッテリホルダの側面図。 図21のX22-X22線に沿う第1バッテリホルダの断面図。 第4実施形態に係る第1バッテリホルダの断面図。 第5実施形態に係る第1バッテリホルダの断面図。 第6実施形態に係る第1バッテリホルダの断面図。 第7実施形態に係る第1バッテリホルダの平面図。 第7実施形態に係る第1バッテリホルダの分解斜視図。 第7実施形態に係る第1バッテリホルダの側面図。 図26のX29-X29線に沿う第1バッテリホルダの断面図。 図26のX30-X30線に沿う第1バッテリホルダの断面図。 図26のX31-X31線に沿う第1バッテリホルダの断面図。
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、その選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、その選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
<第1実施形態>
図1を参照して、人力駆動車Aについて説明する。
人力駆動車Aは、走行のための原動力に関して、少なくとも部分的に人力を用いる車両を意味し、電動で人力を補助する車両を含む。人力以外の原動力のみを用いる車両は、人力駆動車Aには含まれない。特に、内燃機関のみを原動力に用いる車両は、人力駆動車Aには含まれない。通常、人力駆動車Aには、小型軽車両が想定され、公道での運転に免許を要しない車両が想定される。人力駆動車Aの一例は、電動自転車(e-bike)である。電動自転車は、電気エネルギーを用いて人力駆動車Aの推進を補助する電動補助ユニットEを含む電動アシスト自転車を含む。人力駆動車の他の例は、電動補助ユニットEを含まず、電動装置を含む自転車である。電動装置は、電動ディレーラ、および電動ブレーキを含む。図1に示される人力駆動車Aは、トレッキングバイクである。人力駆動車Aは、フレームA1、フロントフォークA2、前輪WF、後輪WR、ハンドルH、および、ドライブトレインBをさらに含む。
ドライブトレインBは、チェーンドライブタイプに構成される。ドライブトレインBは、クランクC、フロントスプロケットD1、リアスプロケットD2、および、チェーンD3を含む。クランクCは、フレームA1に回転可能に支持されるクランク軸C1、および、クランク軸C1の両端部のそれぞれに設けられる一対のクランクアームC2を含む。各クランクアームC2の先端には、ペダルPDが回転可能に取り付けられる。なお、ドライブトレインBは、任意のタイプから選択でき、ベルトドライブタイプ、または、シャフトドライブタイプであってもよい。
フロントスプロケットD1は、クランク軸C1と一体に回転するようにクランクCに設けられる。リアスプロケットD2は、後輪WRのハブHRに設けられる。チェーンD3は、フロントスプロケットD1およびリアスプロケットD2に巻き掛けられる。人力駆動車Aに搭乗するユーザによってペダルPDに加えられる駆動力は、フロントスプロケットD1、チェーンD3、および、リアスプロケットD2を介して後輪WRに伝達される。
電動補助ユニットEは、人力駆動車Aの推進力がアシストされるように動作する。電動補助ユニットEは、例えばペダルPDに加えられる駆動力に応じて動作する。電動補助ユニットEは、電気モータE1を含む。電動補助ユニットEは、人力駆動車Aに搭載されるバッテリユニット60から供給される電力によって駆動される。バッテリユニット60は、バッテリホルダユニットBUを介してフレームA1に取り付けられる。
バッテリホルダユニットBUは、少なくとも1つのバッテリホルダ10を含む。バッテリホルダ10は、人力駆動車AのフレームA1に固定され、バッテリユニット60をフレームA1に支持するように構成される。
好ましくは、バッテリホルダユニットBUは、バッテリホルダ10としての第1バッテリホルダ12と、第2バッテリホルダ32とを含む。第1バッテリホルダ12は、バッテリユニット60の第1端部61(後述参照)を保持する。第2バッテリホルダ32は、バッテリユニット60の第1端部61とは反対側の第2端部65(後述参照)を保持する。フレームA1内において、第1バッテリホルダ12は、人力駆動車Aの前方側に配置され、第2バッテリホルダ32は、人力駆動車Aの後方側に配置される。第1バッテリホルダ12は、第1バッテリホルダ12の少なくとも一部がフレームA1内に収容された状態で、フレームA1に取り付けられる。同様に、第2バッテリホルダ32は、第2バッテリホルダ32の少なくとも一部がフレームA1内に収容された状態で、フレームA1に取り付けられる。
図2および図3に示されるように、ダウンチューブDTには、バッテリユニット60を収容するバッテリ収容空間DT1が設けられる。さらに、ダウンチューブDTには、人力駆動車Aが平地に置かれた状態で下方に開口する開口DT2が設けられる。開口DT2の大きさは、バッテリユニット60をバッテリ収容空間DT1に挿入可能な大きさである。ダウンチューブDTの開口DT2の周囲には、キー孔DTHが設けられる。キー孔DTHは、後述の第1バッテリホルダ12のキー係合部14Aを露出させるための孔である。
図3に示されるように、ダウンチューブDTには、第1バッテリホルダ12を取り付けるための第1バッテリホルダ取付部DTA、および、後述の第2バッテリホルダ32を取り付けるための第2バッテリホルダ取付部DTBが設けられる。
第1バッテリホルダ取付部DTAは、ダウンチューブDTの内周面ISに取り付けられる。第1バッテリホルダ取付部DTAは、第1バッテリホルダ12が接触する接触面DTSを有する。接触面DTSには、第1バッテリホルダ12を固定するためのボルトが挿通するねじ孔が設けられる。第1バッテリホルダ取付部DTAは、溶接またはろう付けでダウンチューブDTに固定される。このような固定のため、ダウンチューブDTの内周面ISを基準位置として第1バッテリホルダ取付部DTAの接触面DTSの高さ位置にばらつきが生じる場合がある。第2バッテリホルダ取付部DTBは、ダウンチューブDTの内周面ISから突出するように、ダウンチューブDTと一体的に形成されている。第2バッテリホルダ取付部DTBは、ねじ孔を含む。具体的には、第1バッテリホルダ取付部DTAは、溶接またはろう付けでダウンチューブDTに固定される。
ダウンチューブDTには、バッテリユニット60をバッテリ収容空間DT1から出す方向に付勢するバッテリ付勢部DTCが設けられてもよい(図13参照)。バッテリ付勢部DTCは、バッテリユニット60をバッテリ収容空間DT1から取り出し易くする。バッテリ付勢部DTCは、バッテリユニット60がダウンチューブDTに取り付けられた状態において、バッテリユニット60を開口DT2の外側に向けて付勢する。バッテリ付勢部DTCは、ダウンチューブDTの長手方向DTLにおいて、第1バッテリホルダ12と第2バッテリホルダ32との間に配置される。バッテリ付勢部DTCは、付勢部材を含む。付勢部材は、板ばね、コイルばね、および、ゴム、弾性を有する樹脂、を含む。実施形態では、バッテリ付勢部DTCは、ダウンチューブDTに固定されるが(図13参照)、バッテリ付勢部DTCは、第1バッテリホルダ取付部DTA、または、第2バッテリホルダ取付部DTBに設けられてもよい。また、バッテリ付勢部DTCは、バッテリユニット60に設けられてもよい。
バッテリユニット60は、カバー69によって保護される(図2参照)。カバー69の形状は、人力駆動車AのダウンチューブDTの形状に沿う。具体的には、カバー69の形状は、バッテリユニット60がダウンチューブDTに取り付けられ、かつ、カバー69がバッテリユニット60に取り付けられた状態において、ダウンチューブDTと実質的に面一(シームレス)となる形状である。
以下の説明では、第1方向DXは、第2バッテリホルダ32から第1バッテリホルダ12に向かう方向および第1バッテリホルダ12から第2バッテリホルダ32に向かう方向である。本実施形態では、第1方向DXは、ダウンチューブDTの長手方向DLに沿う。また、実質的に、第1方向DXは、ダウンチューブDTに装着されたバッテリユニット60の長手方向に沿う。第2方向DYは、第1方向DXに直交し、ダウンチューブDTの幅方向に沿う。ダウンチューブDTの幅方向とは、人力駆動車Aの起立姿勢において人力駆動車Aの左右方向に一致する方向である。後述の位置調整方向DP(図4参照)は、第1方向DXおよび第2方向DYに交差する方向である。位置調整方向DPは、概ね、ダウンチューブDTにおけるバッテリユニット60の出し入れの方向に沿う。
図4~図10を参照して、第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ10)について説明する。
第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ10)は、ロックユニット14と、調整機構16とを備える。
ロックユニット14(図5参照)は、ロックユニット14のキー係合部14Aを有し、キー係合部14Aの操作によってバッテリユニット60を第1バッテリホルダ12に対して選択的にロック解除する。調整機構16(図16参照)は、第1バッテリホルダ12がフレームA1に固定された状態におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成される。「選択的にロック解除」とは、ロックユニット14がロックされた状態において、操作者によって所定のキー操作が実行されることによって、ロックユニット14がロックを解除することを意味する。
図4に示されるように、第1バッテリホルダ12は、フレームA1に固定されるベース18と、ロックユニット14が設けられる可動部20とをさらに含む。上述の調整機構16は、ベース18に対する可動部20の固定位置を調整するように構成される第1調整機構17を含む。
可動部20は、調整機構16によってベース18に対して位置調整可能に取り付けられる。位置調整可能は、少なくとも、ベース18に取り付けられるときに位置調整可能であることを意味する。可動部20は、位置調整された位置で、例えば2本のボルトBT1によってベース18に固定される。第1バッテリホルダ12がダウンチューブDTに取り付けられたとき、可動部20は、バッテリユニット60の第1端部61に対向する。
図5に示されるように、可動部20は、可動本体部21を含む。可動部20は、バッテリユニット60の第1端部61と対向する第1対向面20Aを含む。第1対向面20Aは、可動本体部21の一方の面に設けられる。可動本体部21において第1対向面20Aの反対側には、裏面21Aが設けられる。
可動部20は、第1保持部20Cおよび第2保持部20Dを含む。第1バッテリホルダ12の第1保持部20Cは、バッテリ収容空間DT1に収容される第1保持位置で、バッテリユニット60を保持する。第2保持部20Dは、バッテリユニット60の一部がバッテリ収容空間DT1から出される第2保持位置で、バッテリユニット60を保持する。第2保持部20Dは、第1バッテリホルダ12がダウンチューブDTに取り付けられた状態で、可動本体部21から第2バッテリホルダ32に向かって突出する突出部29として構成される。
図5に示されるように、可動部20は、貫通孔20Bをさらに含む。貫通孔20Bは、第1方向DXにおいて可動部20を貫通する。貫通孔20Bは、例えば第2方向DYにおける可動部20の中央に設けられる。
第1バッテリホルダ12は、バッテリユニット60を第2バッテリホルダ32側に付勢する第1付勢部材12Aをさらに備える。第1付勢部材12Aは、可動部20の第1対向面20Aに設けられる。本実施形態では、第1付勢部材12Aは2つである。2つの第1付勢部材12Aは、例えば第2方向DYにおいて貫通孔20Bを間に配置するように第1対向面20Aに設けられる。第1付勢部材12Aは、第1弾性部材12Bを含む。第1弾性部材12Bは、ゴムを含む。第1付勢部材12Aの大きさ等は、第1方向DXにおけるバッテリユニット60の製造公差の範囲に応じて設定される。
第1バッテリホルダ12は、接触部材22をさらに備える。接触部材22は、接触部材22の接触面22Aがバッテリユニット60の第1端部61と接触するように、第1付勢部材12Aに取り付けられる。接触部材22は、例えば2つの第1付勢部材12Aのそれぞれに取り付けられる。接触部材22の接触面22Aは、第1付勢部材12Aよりも摩擦係数が低い。接触面22Aを構成する材料は、金属または樹脂を含む。一例では、接触部材22はステンレスを含む。
ベース18は、フレームA1に取り付けられる。本実施形態では、ベース18は、2本のボルトBT2によってダウンチューブDTの第1バッテリホルダ取付部DTAに取り付けられる(図15参照)。ベース18は、可動部20を支持する。
例えば、ベース18は、ベース本体部18Aと、ベース本体部18Aに設けられる固定部18Bと、固定部18Bに設けられるガイド部18Cとを有する。ベース本体部18Aは、可動部20のうちのバッテリユニット60とは反対側の裏面21Aに接触可能に構成される可動部支持部18Eをさらに有する。可動部支持部18Eは、好ましくは、位置調整方向DPにおいて、ガイド部18Cから離れた位置に配置される。可動部支持部18Eは、位置調整方向DPにおける可動本体部21の一方の端部に接触可能に構成される。
固定部18Bは、ベース本体部18Aに交差する。固定部18Bは、ボルトBT2が挿通する2つの孔を有する。ボルトBT2によって固定部18BがダウンチューブDTに締結されると、ベース本体部18Aは、ダウンチューブDTの長手方向DTLに交差する。ガイド部18Cは、固定部18BがダウンチューブDTに締結された状態で、ダウンチューブDTの長手方向DTLに交差するように、固定部18Bに設けられる。ベース本体部18Aおよびガイド部18Cは、固定部18Bに対して概ね直交する。また、ベース本体部18Aとガイド部18Cとは、概ね平行となる。固定部18Bには、2つのガイド部18Cが設けられる。一対のガイド部18Cは、第2方向DYに配列される。ガイド部18Cは、後述するように、調整機構16の一部を構成する。
図6~図8を参照して、ロックユニット14を説明する。ロックユニット14は、ボルトの締結またはろう付けによって、第1バッテリホルダ12に固定される。
ロックユニット14は、バッテリユニット60がバッテリホルダユニットBUに保持されるようにロックし、または、ロックされた状態を解除する。ロックユニット14は、バッテリユニット60の第1端面61Aと接触するように可動部20に対して変位可能な接触部25、所定操作によって接触部25を変位させるシリンダ24A、所定操作を接触部25の動作に変換するカム機構26、および、シリンダ24Aを覆うハウジング28を含む。接触部25は、上述の第1保持部20Cの一例である。本実施形態では、接触部25は、第1方向DXに延びるラッチである。本実施形態では、接触部25は、可動部20に対して第1方向DXに直線運動するように設けられる。所定操作の一例は、キー(図示略)による操作(以下、「キー操作」)である。
シリンダ24Aは、上述のキー係合部14Aを含む(図5参照)。キー係合部14Aは、キーを挿入可能な挿入孔24Bを含む。キー係合部14Aは、例えば人力駆動車Aの左側方を向くように設けられ、ダウンチューブDTに設けられるキー孔DTHを介して外部に露出する。シリンダ24Aは、キー操作によって可動部20に対して回転可能にハウジング28に支持される。ハウジング28は、ベース18と可動部20との間に配置される。ハウジング28は、例えば2本のボルトによる締結またはろう付けによって可動部20に取り付けられる。ハウジング28と可動部20とを一体的に形成してもよい。
図6に示されるように、カム機構26は、第1カム26Aおよび第2カム26Bを含む。第1カム26Aは、棒状に延びるロッド部材を含む。具体的には、第1カム26Aは、第2方向DYに沿って延びるように配置される円柱状の部材である。第1カム26Aは、シリンダ24Aにおいてキー係合部14Aとは反対側にある内端面から突出する(図6参照)。第1カム26Aの中心軸心CA1は、シリンダ24Aの中心軸心CA2に対してオフセットしている。シリンダ24Aの中心軸心CA2は、キーの回転軸心TR1と同軸である。キーの回転軸心TR1は、例えば第1方向DXと直交する。本実施形態では、キーの回転軸心TR1は第2方向DYに沿う。第1カム26Aは、例えばハウジング28に設けられる溝28Aに挿入され、キー操作によって溝28Aの両端部間を移動する。溝28Aは、回転軸心TR1を中心とする円弧に沿った外形を有する。
第2カム26Bは、第1カム26Aと係合するように接触部25に設けられる。第2カム26Bは、第1カム26Aと係合するカム面26Cを含む。カム面26Cは、第1カム26Aの回転運動を直線運動に変換する面である。本実施形態では、カム面26Cは、第1方向DXに直交する方向(第2方向DY)から見て湾曲した形状を含む曲面である。第2カム26Bは、例えばカム面26Cが第1方向DXと交差する方向に延びるように接触部25に設けられる。第2カム26Bは、接触部25と一体であってもよく、接触部25と別体であってもよい。本実施形態では、第2カム26Bは、接触部25と別体であり、ボルトBT3によって接触部25に取り付けられる。
接触部25は、バッテリユニット60の第1端面61Aに設けられる被保持部62を支持する支持面25Aを含む。本実施形態では、支持面25Aは、接触部25の上面(紙面上での接触部25の上側の面)である。接触部25は、第1カム26Aの移動に基づく第2カム26Bの動作によって直線運動する。具体的には、接触部25は、可動部20の貫通孔20Bを挿通するように第1方向DXに変位可能に設けられる。すなわち、接触部25が変位する方向は、キーの回転軸心TR1と直交する。
接触部25は、バッテリユニット60の被保持部62を支持面25Aによって支持可能な第1位置(図6参照)と、被保持部62を支持しない第2位置との間を変位可能に設けられる(図7および図8参照)。
図6示されるように、第1位置は、接触部25がバッテリユニット60を第1保持位置に保持するように、接触部25がバッテリユニット60の被保持部62に接触するときの、接触部25の位置を示す。
図7に示されるように、第2位置は、バッテリユニット60がバッテリ収容空間DT1から出ることができるように、接触部25が被保持部62から離間するときの、接触部25の位置を示す。接触部25は、第1位置に配置される状態において、可動部20の第1対向面20Aから貫通孔20Bを介して第2バッテリホルダ32方向に突出する。接触部25は、第2位置に配置される状態において、第1位置よりも第2バッテリホルダ32から遠い位置に配置される。接触部25は、第2位置に配置される状態において、貫通孔20Bに対して第1バッテリホルダ12の内側に配置される。接触部25は、例えば付勢部材(図示略)によって第1位置に付勢される。一例では、付勢部材(図示略)は、接触部25を第2位置から第1位置に向けて付勢するように、接触部25とハウジング28との間に設けられる。
接触部25、および、バッテリユニット60の第1端面61Aは、バッテリホルダユニットBUへのバッテリユニット60の取り付けを案内するように構成される。接触部25は、支持面25Aに対して傾斜する傾斜面25Bをさらに含む。傾斜面25Bは、バッテリユニット60の第1端面61Aと接触することによって、接触部25が第2位置に向けて変位するように構成される。具体的には、バッテリユニット60がバッテリホルダユニットBUに取り付けられる過程において、第1端面61Aと傾斜面25Bとが接触することによって、接触部25が第2位置に向けて変位する。バッテリユニット60の第1端面61Aと傾斜面25Bとの接触が解除されることによって、接触部25が付勢部材(図示略)から受ける力によって第1位置に変位し、バッテリユニット60の被保持部62が支持面25Aによって支持される。
図9および図10を参照して、第2バッテリホルダ32について説明する。
第2バッテリホルダ32は、可動部材34と、可動部材34をバッテリユニット60側に付勢する第2付勢部材48とを備える。
可動部材34は、バッテリユニット60の第2端部65と接触する第2支持面34Aを含み、フレームA1に対して移動可能である。可動部材34は、フレームA1に対して第1方向DXに移動可能である。可動部材34は、バッテリユニット60の第2端部65に設けられる端子65B(図12参照)と連結するコネクタ36をさらに含む。コネクタ36は、可動部材34の第2支持面34Aから突出するように設けられる。バッテリユニット60の端子65Bとコネクタ36とが連結されるようにバッテリユニット60がバッテリホルダユニットBUに保持されることによって、バッテリユニット60と人力駆動車Aに搭載される各種の電気的な要素とが電気的に接続される。人力駆動車Aに搭載される各種の電気的な要素は、バッテリユニット60を電力供給源とする要素である。
第2バッテリホルダ32は、回転支持機構33を備える(図10参照)。回転支持機構33は、バッテリユニット60がバッテリ収容空間DT1から出されるとき、第2端部65側を支点としてバッテリユニット60が旋回するように支持する。回転支持機構33は、係合部38を含む。係合部38は、バッテリユニット60の第2端部65と係合する。係合部38は、可動部材34の第2支持面34Aから突出するように設けられる。係合部38は、第1係合部40および一対の第2係合部42を含む。第1係合部40は、例えば可動部材34の第2支持面34Aにおいて、コネクタ36に対してダウンチューブDTの開口DT2側に設けられる。本実施形態では、第1係合部40は、コネクタ36の下方に設けられる。第1係合部40は、バッテリホルダユニットBUに対するバッテリユニット60の着脱作業において、バッテリユニット60を旋回させるための旋回支点を構成する。第1係合部40の先端部40Aは、丸みを帯びた形状を有する。
一対の第2係合部42は、例えば可動部材34の第2支持面34Aにおいて、コネクタ36を間に配置するようにコネクタ36の側方にそれぞれ設けられる。一例では、第2係合部42のうちの開口DT2側の面(以下、「底面42A」)は、第1方向DXに沿うように伸びる(図10参照)。好ましい例では、第2係合部42の底面42Aは、上方に凸の円弧形状である。さらに好ましい例では、第2係合部42の底面42Aにおける円弧の中心は、第1係合部40の旋回支点における旋回中心AR(図10参照)と実質的に一致する。この構成では、バッテリホルダユニットBUに対するバッテリユニット60の着脱がスムーズに案内され、バッテリユニット60をバッテリホルダユニットBUに対して容易に着脱できる。
第2バッテリホルダ32は、人力駆動車AのフレームA1に取り付けられる基礎部材50をさらに備える。本実施形態では、基礎部材50は、2本のボルトBT4によってダウンチューブDTの第2バッテリホルダ取付部DTBに取り付けられる。
第2付勢部材48は、基礎部材50と可動部材34との間に設けられる。具体的には、第1方向DXにおいて、第2付勢部材48は、基礎部材50と可動部材34との間に設けられる。第2付勢部材48は、可動部材34が基礎部材50に対して第1方向DXに移動するように可動部材34を付勢する。本実施形態では、第2付勢部材48の数は2つである。第2付勢部材48は、第2弾性部材48Aを含む。第2弾性部材48Aは、ゴムを含む。第2付勢部材48の大きさ等は、第1方向DXにおけるバッテリユニット60の製造公差の範囲に応じて設定される。なお、第2弾性部材48Aは、ゴムに限定されず、弾性を有するその他の樹脂材料や、板状ばね、トーションばね、および、コイルばね等のばねを含むように構成することもできる。
図10に示されるように、可動部材34は、基礎部材50と対向する第1対向面34Bをさらに含む。第1対向面34Bは、第1方向DXにおいて第2支持面34Aとは反対側の面である。基礎部材50は、可動部材34と対向する第2対向面50Aを含む。基礎部材50は、第1方向DXにおいて第2対向面50Aとは反対側の面である背面50Bをさらに含む。バッテリユニット60が第2バッテリホルダ32に保持されていない状態において、第1対向面34Bと第2対向面50Aとの間に隙間Sが設けられる。
バッテリユニット60が第2バッテリホルダ32に保持されていない状態では、第2付勢部材48が最も伸張し、隙間Sが最も広い状態が形成される。バッテリユニット60が第2バッテリホルダ32に保持される状態では、第1方向DXにおけるバッテリユニット60の製造公差に応じて隙間Sが縮む方向に可動部材34が基礎部材50に対して移動し、可動部材34から受ける力によって第2付勢部材48が圧縮する。すなわち、バッテリユニット60の製造公差に応じて第2付勢部材48が圧縮することによって、可動部材34が最大で隙間Sの範囲において基礎部材50に対して移動できる。
可動部材34は、バッテリユニット60の長手方向に沿う第1方向DXと直交する第2方向DYに向く一対の第1側部44をさらに含む。第1側部44は、第1対向面34Bの縁から基礎部材50に向けて突出するように設けられる。一対の第1側部44は、可動部材34の第2方向DYにおける両端部にそれぞれ設けられる。すなわち、一対の第1側部44は、第2方向DYにおける可動部材34の両側壁の一部をそれぞれ形成している。
図9および図10に示されるように、第2バッテリホルダ32は、可動部材34が基礎部材50に対して移動可能に、可動部材34と基礎部材50とを結合する結合構造58をさらに備える。結合構造58は、可動部材34に設けられる第1結合部58A、および、基礎部材50に設けられる第2結合部58Bを含む。第1結合部58Aは、例えば一対の第1側部44のそれぞれに設けられる。具体的には、第1結合部58Aは、一対の第1側部44のうちの基礎部材50と対向する部分において、第2付勢部材48を間に配置するようにそれぞれ2つずつ設けられる。すなわち、第1結合部58Aの数は4つである。第1結合部58Aおよび第2結合部58Bの少なくとも一方は、スナップフィットを含む。本実施形態では、第1結合部58Aは、スナップフィットを含む。スナップフィットは、第2結合部58Bと係合する爪を含む。第2結合部58Bは、例えば一対の第2側部52のそれぞれに設けられる。具体的には、第2結合部58Bは、一対の第2側部52において、第1結合部58Aのそれぞれと対応する部分を構成する。第1結合部58Aと第2結合部58Bとが結合することによって、可動部材34と基礎部材50とが第2付勢部材48を挟んだ状態で結合される。
第1方向DXにおける可動部材34の一方向への移動は、第1結合部58Aと第2結合部58Bとの接触によって規制される。第1結合部58Aと第2結合部58Bとが接触する場合、隙間Sが最も広い状態が形成される。第1方向DXにおける可動部材34の他方向への移動は、可動部材34の第1対向面34Bと基礎部材50の第2対向面50Aとの接触により規制される。第1対向面34Bと第2対向面50Aとが接触する場合、隙間Sが最も狭い状態(隙間Sが形成されない状態)が形成される。
図11および図12を参照して、バッテリユニット60について説明する。バッテリユニット60は、上述のように、第1バッテリホルダ12および第2バッテリホルダ32によって、保持される。バッテリユニット60は、1つまたは複数のバッテリセル(図示略)を収容する。バッテリユニット60は長尺状であり、断面が少なくとも部分的にダウンチューブDTの断面形状に沿った形状を含む。バッテリユニット60の形状は、円筒状や直方体でもよく、長尺状にも限定されない。バッテリユニット60は、上述のように、第1端部61および第2端部65を含む。
図11に示されるように、第1端部61は、バッテリユニット60の長手方向における一方の端部である。第1端部61は、第1端面61Aを含む。第1端部61は、上述の被保持部62を含む。さらに、第1端部61は、被係合部72を含む。被係合部72は、第1端部61に固定されるばね部材73により構成される。被係合部72は、ばね部材73の弾性により、変位可能である。被係合部72は、バッテリユニット60が第2保持位置に配置されるとき、第1バッテリホルダ12の突出部29と係合する。
図12に示されるように、第2端部65は、バッテリユニット60の長手方向における他方の端部である。第2端部65は、第2端面65Aを含む。第2端部65は、上述のように、第2バッテリホルダ32のコネクタ36に接続される端子65Bを含む。さらに、第2端部65は、第2バッテリホルダ32の可動部材34の係合部38と係合する被係合部66をさらに含む。被係合部66は、第1被係合部66Aおよび一対の第2被係合部66Bを含む。第1被係合部66Aは、第1係合部40と係合可能に構成される。第1被係合部66Aは、バッテリユニット60の第2端面65Aにおいて、第1係合部40と対応する部分に設けられる。一対の第2被係合部66Bは、対応する第2係合部42と係合可能に構成される。一対の第2被係合部66Bは、バッテリユニット60の第2端面65Aにおいて、一対の第2係合部42と対応する部分に設けられる。第1被係合部66Aが第1係合部40と係合し、一対の第2被係合部66Bが一対の第2係合部42と係合することによって、バッテリユニット60の第2端部65が少なくとも第2方向DYへの移動が規制された状態で第2バッテリホルダ32に保持される。
図13および図14を参照して、バッテリホルダユニットBUに対するバッテリユニット60の取り外しの手順を説明する。
第1手順では、キー操作により、ロックユニット14の接触部25をバッテリユニット60の被保持部62から離れる方向に移動させる。そうすると、バッテリユニット60の第2端部65が第2バッテリホルダ32の第1係合部40に支持された状態で、バッテリユニット60の第1端部61は、自重および上述のバッテリ付勢部DTCの付勢力により下方に移動し、第1係合部40を旋回支点としてバッテリユニット60が旋回する。バッテリユニット60は、バッテリ付勢部DTCにより、バッテリ収容空間DT1から押し出されるように付勢されているため、キー操作によってロック解除がされると、バッテリユニット60の第1端部61は、バッテリ収容空間DT1から押し出される。バッテリユニット60が所定の角度まで旋回すると、第1端部61の被係合部72が第1バッテリホルダ12の突出部29に当たり、旋回が止まる。第2手順では、バッテリユニット60を片手で支持しながら、バッテリユニット60のばね部材73を押して、バッテリユニット60の第1端部61の被係合部72と第1バッテリホルダ12の突出部29との係合を解除する。このようにして、バッテリユニット60を落下させることなく、かつ円滑に、バッテリ収容空間DT1から安全に取り出すことができる。
バッテリホルダユニットBUに対してバッテリユニット60を取り付けるときのバッテリユニット60の状態を説明する。
まず、バッテリユニット60の第2端部65を第2バッテリホルダ32の第1係合部40に係合させる。そうした状態で、バッテリユニット60の第1端部61を、バッテリ収容空間DT1に向かって移動し、第1係合部40を旋回支点としてバッテリユニット60が旋回する。ロックユニット14の接触部25に、バッテリユニット60の被保持部62を係合させる。このようにして、バッテリユニット60が簡単にバッテリホルダユニットBUに取り付けられる。
ところで、上述したように、第1バッテリホルダ取付部DTAの接触面DTSの高さ位置は、個々のダウンチューブDTごとにばらつきがある場合がある。一方、ダウンチューブDTのキー孔DTHの位置は、予め設定されている。そうすると、単に、第1バッテリホルダ取付部DTAの接触面DTSにベース18を固定し、固定されたベース18に可動部20を取り付けると、可動部20に取り付けられているキー係合部14Aの位置が、キー孔DTHの位置と一致しない場合がある。このように、キー係合部14Aの位置が、キー孔DTHの位置に対してずれると、キーをキー係合部14Aに差し込み難くなる。このような事情から、第1バッテリホルダ12には、キー係合部14Aの位置をフレームA1に対して調整するための調整機構16が設けられる。また、第1バッテリホルダ12の調整機構16によれば、個々の人力駆動車Aにおいて、フレームA1に対してロックユニット14のキー係合部14Aの位置が調整される(後述参照)。これにともなって、ダウンチューブDTに対する接触部25の位置は、個々のダウンチューブDTにおいて、概ね同じ位置に配置されるようになる。
図15~図18を参照して、調整機構16について説明する。
図15に示されるように、第1バッテリホルダ12のベース18は、第1バッテリホルダ取付部DTAを介してフレームA1に取り付けられる。本実施形態では、フレームA1は、ダウンチューブDTである。具体的には、第1バッテリホルダ12のベース18が、2つのボルトBT2によって第1バッテリホルダ取付部DTAに固定される。
調整機構16は、フレームA1の長手方向DLと交差する方向に、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されることが好ましい。第1調整機構17は、フレームA1の長手方向DLと交差する方向に、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成される。本実施形態では、第1調整機構17は、ダウンチューブDTの長手方向DTLと交差する方向に、ダウンチューブDTに対してキー係合部14Aを位置調整する。例えば、第1調整機構17は、フレームA1の長手方向DLと直交する方向に、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成される。本実施形態では、第1調整機構17は、ダウンチューブDTの長手方向DTLと直交する位置調整方向DPに、ダウンチューブDTに対してキー係合部14Aの位置を調整するように構成される。
具体的には、第1調整機構17は、ベース18と可動部20の少なくとも一方に設けられ、キー係合部14Aの位置調整方向DPに延びる第1孔80を有し、可動部20が第1孔80の長手方向(すなわち、位置調整方向DP)に沿って移動するように構成される。ベース18と可動部20の一方は、ベース18と可動部20の他方の少なくとも一部を収容する収容部82を有する。本実施形態では、可動部20に、第1孔80が設けられる。さらに、好ましくは、ベース18と可動部20の一方は、ベース18と可動部20の他方が収容部82に収容された状態において、ベース18と可動部20の他方がフレームA1の長手方向DLに移動することを規制する規制部84を含む。
図16および図17に示されるように、本実施形態では、調整機構16は、可動部20およびベース18に設けられる。可動部20は、ベース18のガイド部18Cが収容される収容部82を有する。収容部82は、可動本体部21に設けられる。収容部82は、可動本体部21と一体に形成されてもよい。収容部82は、好ましくは、第1方向DXにおいて可動本体部21のうちのバッテリユニット60とは反対側の端部に設けられる。収容部82は、収容部82の収容空間が第1孔80に繋がるように構成される。第1孔80は、第1バッテリホルダ12がダウンチューブDTに取り付けられた姿勢において、位置調整方向DPに沿うように構成される。収容部82は、ベース18のガイド部18Cを収容空間に挿入可能に構成される。収容部82は、収容空間にベース18のガイド部18Cを収容するための開口82Aを有する。開口82Aは、位置調整方向DPにおける収容部82の一端部に設けられる。位置調整方向DPにおける収容部82の他端部には、ベース18のガイド部18Cが挿入される開口が形成されてもよい。収容部82の一部は、第2方向DYにおいて、ガイド部18Cの両側に配置される。収容部82は、第1方向DXにおいて、可動本体部21側とは反対側の端部に、収用空間に繋がる孔82Bが形成されていてもよい。本実施形態では、孔82Bは、位置調整方向DPにおいて収容部82の全体にわたって形成される。収容部82は、規制部84を含む。規制部84は、位置調整方向DPに沿って延びる第1規制部84Aを含む。第1規制部84Aは、ベース18のガイド部18Cに、ダウンチューブDTの長手方向DLにおいてバッテリユニット60とは反対側から接触可能に構成される壁部84Bを含む。規制部84は、可動本体部21の裏面21Aに対向するように配置される(図18参照)。規制部84は、ベース18のガイド部18Cに、ダウンチューブDTの長手方向DLにおいてバッテリユニット60側から接触可能に構成される第2規制部84Cを含む。第2規制部84Cは、可動本体部21によって構成されてもよい。本実施形態では、第1規制部84Aは、第2方向DYにおいて、ベース18のガイド部18Cの両端部に接触可能に構成される。収容部82に孔82Bが形成されない場合、第1規制部84Aは、ガイド部18Cのうちのバッテリユニット60とは反対側の部分に第2方向DYにおける両端部間にわたって対向可能に構成される。第1規制部84Aは、ガイド部18Cのうちのバッテリユニット60とは反対側の部分に位置調整方向DPにおける両端部間にわたって対向可能に構成されてもよい。収容部82は、位置調整方向DPにガイド部18Cを案内するように構成される。本実施形態では、収容部82は、一対のガイド部18Cにそれぞれ対応して可動本体部21に設けられるが、1つのガイド部18Cのみに対応して可動本体部21に設けられてもよい。
さらに、好ましくは、調整機構16は、ベース18と可動部20の他方をベース18と可動部20の一方に押圧固定する押圧固定部86を含む。
本実施形態では、押圧固定部86は、ボルトBT1によって構成される。押圧固定部86は、可動部20の第1孔80に挿入される。第1孔80は、第1対向面20Aに開口し、かつ第1対向面20Aから裏面21Aに貫通する。第1孔80は、裏面21Aに開口する。ベース18には、押圧固定部86が結合されるねじ孔18Dが形成される。ねじ孔18Dは、ガイド部18Cに形成される。第1孔80は、ボルトBT1の軸部が通過するように構成される。第1孔80のうちの第1対向面20A側の部分88は、ボルトBT1の頭部が第1対向面20Aに突出しないように、ボルトBT1の頭部を収用するように構成され、かつ、ボルトBT1の頭部がバッテリユニット60側から第2規制部84Cに接触するように形成される。第1孔80のうちの第1対向面20A側の部分88は、第1孔80と同様に、位置調整方向DPに延びる。押圧固定部86は、第1孔80に挿入された状態で、ねじ孔18Dに結合される。押圧固定部86がねじ孔18Dに結合されると、ボルトBT1の頭部とガイド部18Cとの間に可動部20が挟まれて、ガイド部18Cが可動部20に押し付けられ、ガイド部18Cが可動部20との摩擦力が増大する。これによって、位置調整方向DPにおいてベース18に対して可動部20が固定される。
本実施形態の作用を説明する。上述の調整機構16によれば、ベース18に対して可動部20を位置調整方向DPに沿う方向に位置調整でき、かつ、調整された位置においてベース18に対して可動部20を固定できる。可動部20には、キー係合部14Aが設けられているため、調整機構16に基づく位置調整によって、キー係合部14AをダウンチューブDTのキー孔DTHに対して適切な位置に配置できる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)を説明する。第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。第2実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)は、第1実施形態に係る第1バッテリホルダ12と調整機構16の構造において相違する。
図19および図20を参照して、本実施形態に係る調整機構16Aについて説明する。
調整機構16Aは、ベース18に対する可動部20の固定位置を調整するように構成される第1調整機構17Aを含む。調整機構16Aは、位置決め部材90を含む。位置決め部材90は、ベース18と可動部20の他方に設けられる。位置決め部材90は、係合位置(図19の実線)と調整位置(図19の2点鎖線)との間で移動可能に構成される。係合位置は、位置決め部材90がベース18と可動部20の一方に係合して、ベース18と可動部20の一方をベース18と可動部20の他方に対して位置決めする位置である。調整位置は、キー係合部14Aの位置調整が可能な位置である。
具体的には、位置決め部材90は、係合位置と調整位置との間で移動可能な係合部92を含む。位置決め部材90は、例えば、係合部92を含む回転体(例えば、カム)として構成される。係合部92は、回転移動するものに限定されず、スライド移動するものであってもよい。
本実施形態では、位置決め部材90は、可動部20に設けられる。位置決め部材90は、回転可能なカムとして構成される。位置決め部材90は、ベース18のガイド部18Cの溝94に係合する係合部92を有する。ベース18のガイド部18Cは、可動部20の収容部82に形成される第1孔96に挿入される。第1孔96は、位置調整方向DPに延びる。第1孔96は、位置調整方向DPにおける一端が開口し、他端が閉塞されていてもよい。第1孔96の位置調整方向DPの他端を閉塞する場合、可動部20とは別体の部材で閉塞してもよい。第1孔96は、溝94と対応する部分に係合部92を挿入するための開口が設けられる。ガイド部18Cに設けられる複数の溝94は、位置調整方向DPに所定間隔をあけて配列される。位置決め部材90は、係合部92がガイド部18Cの溝94に係合するように付勢される。係合部92は、係合部92がガイド部18Cの溝94に係合する係合位置と、係合部92がガイド部18Cの溝94から離れる位置(上述の調整位置)との間で移動可能である。ガイド部18Cの溝94の形状は、溝94に係合部92が係合することによって、ベース18に対して可動部20が移動しないように構成される。付勢力に抗する力を位置決め部材90に加えて、係合部92をガイド部18Cの溝94から離すことによって、ベース18に対して可動部20が移動可能になる。このような構造によって、ベース18に対して可動部20の位置調整が可能となり、キー係合部14Aの位置を調整できる。なお、本実施形態では、ボルトBT1は省略されている。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)を説明する。第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。第3実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)は、第1実施形態に係る第1バッテリホルダ12と調整機構16の構造において相違する。
図21および図22を参照して、本実施形態に係る調整機構16Bについて説明する。
調整機構16Bは、ベース18に対する可動部20の固定位置を調整するように構成される第1調整機構17Bを含む。調整機構16Bは、第1孔100を挿通する固定ボルト102および固定ボルト102と螺合する固定ナット104を含む。ベース18と可動部20の一方は、固定ナット104を収容するナット収容部106を含む。例えば、以下のように調整機構16Bが構成される。
ベース18のガイド部18Cには、固定ナット104を収容するナット収容部106が設けられる。ナット収容部106には、位置調整方向DPに移動可能に固定ナット104の少なくとも一部を収容する第1孔100が設けられる。第1孔100は、ナットを収容する第1部分100Bと、固定ボルト102の軸部が挿入される第2部分100Cと、を含む。第1方向DXから見た場合、第2部分100Cの開口面積は、第1部分100Bの開口面積よりも小さい。第1孔100は、例えば、ガイド部18Cに凹部として構成される。第1孔100は、位置調整方向DPに延びる。第1孔100は、ガイド部18Cを第1方向DXに貫通する孔であることが好ましい。第1孔100は、板材106Aにより覆われる。ナット収容部106は、固定ナット104と可動本体部21とによって挟まれる挟持壁108を含む。さらに、第1孔100を定義するガイド部18Cの内周面は、固定ナット104の回転を阻止する回転規制面100Aを含む。
可動部20は、固定ボルト102を有する。本実施形態では、固定ボルト102は、上述のボルトBT1である。固定ボルト102は、可動部20の第1対向面20Aから裏面21Aに貫通する貫通孔110に挿通する。貫通孔110を挿通した固定ボルト102は、ガイド部18Cの第2部分100Cを通過した状態で、固定ナット104に結合する。固定ボルト102が固定ナット104に結合されることによって、ベース18の挟持壁108と可動本体部21とが締結される。このようにしてベース18に対して可動部20が固定される。
<第4実施形態>
第4実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)を説明する。第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。第4実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)は、第1実施形態に係る第1バッテリホルダ12と調整機構16の構造において相違する。
図23を参照して、本実施形態に係る調整機構16Cについて説明する。図23は、本実施形態に係るに第1バッテリホルダ12について、図4のB-B線に相当する線に沿う断面図である。
調整機構16Cは、ベース18に対する可動部20の固定位置を調整するように構成される第1調整機構17Cを含む。調整機構16Cは、第1孔120を挿通する固定ボルト122および固定ボルト122と螺合する固定ナット124を含む。第1孔120は、ベース18に設けられる長孔126を含む。長孔126は第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)がフレームに固定された状態において、固定ナット124と可動部20の間に位置する。例えば、以下のように調整機構16Cが構成される。
ベース18のガイド部18Cに第1孔120が設けられる。第1孔120は、長孔126を含む。長孔126の幅は、固定ボルト122の軸部が挿通し、かつ固定ナットが挿通しないように構成される。長孔126は、位置調整方向DPに沿うように延びる。
可動部20は、固定ボルト122を有する。本実施形態では、固定ボルト122は、上述のボルトBT1である。
固定ボルト122は、可動部20の第1対向面20Aから裏面21Aに貫通する貫通孔128に挿通する。貫通孔128を挿通した固定ボルト122は、固定ナット124に結合する。固定ボルト122が固定ナット124に結合されることによって、ベース18のガイド部18Cと可動本体部21とが締結される。このようにしてベース18に対して可動部20が固定される。
<第5実施形態>
第5実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)を説明する。第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。第5実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)は、第1実施形態に係る第1バッテリホルダ12と調整機構16の構造において相違する。
図24を参照して、本実施形態に係る調整機構16Dについて説明する。図24は、本実施形態に係るに第1バッテリホルダ12について、図4のB-B線に相当する線に沿う断面図である。
調整機構16Dは、ベース18に対する可動部20の固定位置を調整するように構成される第1調整機構17Dを含む。第1調整機構17Dは、ベース18と可動部20との間に設けられるギヤ係合部130を含む。ギヤ係合部130は、ベース18に設けられたピニオンギヤ132と可動部20に設けられたラック134とを含む。ラック134は、ピニオンギヤ132に噛み合う。ピニオンギヤ132を介してラック134に伝達される動力によってベース18に対して可動部20が移動する。さらに、ギヤ係合部130は、ピニオンギヤ132に係合して回転力を伝達するウォームギヤ部136を含む。例えば、ピニオンギヤ132は、ウォームギヤ部136に噛み合う第1ギア132Aと、ラック134に噛み合う第2ギア132Bとを含む。好ましくは、ウォームギヤ部136は、工具係合部138を含む。工具係合部138は、工具が係合する部分である。ウォームギヤ部136は、工具によって回される。工具は、六角レンチ、スクリュードライバを含む。好ましくは、ウォームギヤ部136の歯は、工具からの入力によって回転可能であり、かつピニオンギヤ132の回転に基づいて回転し難いように構成される。さらに、好ましくは、第1調整機構17Dは、ベース18に対して可動部20をキー係合部の位置調整方向DPにガイドするガイド部139を含む。このような構造によって、ベース18に対して可動部20の位置を微調整できる。
<第6実施形態>
第6実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)を説明する。第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。第6実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)は、第1実施形態に係る第1バッテリホルダ12と調整機構16の構造において相違する。
図25を参照して、本実施形態に係る調整機構16Eについて説明する。図25は、本実施形態に係るに第1バッテリホルダ12について、図4のC-C線に相当する線に沿う断面図である。
調整機構16Eは、ベース18に対する可動部20の固定位置を調整するように構成される第1調整機構17Eを含む。上記第1実施形態では、可動部20に、ロックユニット14が固定されている。これに対して、本実施形態では、ベース18にロックユニット14が固定される。
すなわち、第1バッテリホルダ12は、第1実施形態に係る可動部20に加え、ロックユニット14が設けられてフレームA1に固定されるベース18Xをさらに含む。調整機構16Eは、ベース18XとフレームA1の間に設けられる。調整機構16Eは、ベース18XとフレームA1の間に設けられるスペーサ140を含む。スペーサ140は、ベース18XとフレームA1との間の距離を調整する部材である。第1バッテリホルダ12は、ベース18XをフレームA1に対して固定する固定部材142を含む。スペーサ140は、固定部材142のフレームA1に対する固定位置に応じて弾性的に圧縮される。スペーサ140は、スプリングを含む。または、スペーサ140は、樹脂材料を含む。本実施形態では、固定部材142は、ボルトBT2である。スペーサ140は、固定部材142が挿通する孔を含む。スペーサ140は、スプリングワッシャである。スペーサ140は、コイルスプリングであってもよい。
このような調整機構16Eによれば、フレームA1に対してベース18Xを位置調整方向DPに沿う方向に位置調整でき、かつ、調整された位置においてフレームA1に対してベース18Xを固定できる。ベース18Xには、キー係合部14Aが設けられているため、調整機構16Eに基づく位置調整によって、キー係合部14AをフレームA1に対して適切な位置に配置できる。
<第7実施形態>
第7実施形態に係る第1バッテリホルダ12(バッテリホルダ)を説明する。第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。第7実施形態に係る第1バッテリホルダ12は、第1実施形態に係る第1バッテリホルダ12と調整機構16の構造において相違する。
図26~図31を参照して、本実施形態に係る調整機構16Fについて説明する。
本実施形態のベース18のガイド部18Cは、ベース本体部18Aからバッテリユニット60側に突出する凸部によって構成される。本実施形態の可動部20の規制部84は、第2規制部84Cを含み、第1実施形態の第1規制部84A、開口82A、および、孔82Bを含まない。本実施形態のベース18の可動部支持部18Eは、ベース本体部18Aからバッテリユニット60側に突出した凸部によって構成される。本実施形態のベース18のガイド部18Cおよび規制部84は、第1実施形態のガイド部18Cと同様に構成されてもよい。本実施形態の可動部支持部18Eは、第1実施形態の可動部支持部18Eと同様に構成されてもよい。
調整機構16Fは、複数の方向に、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されることが好ましい。例えば、調整機構16Fは、複数の調整機構16Fを含み、複数の調整機構16Fのそれぞれは、互いに異なる方向にキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成される。調整機構16Fは、フレームA1の長手方向DLと交差する少なくとも2つの方向に、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されることが好ましい。調整機構16Fは、フレームA1の長手方向DLに、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されることが好ましい。調整機構16Fは、少なくとも3つの方向に、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整することがより好ましい。調整機構16Fが3つの方向に、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成される場合、位置調整方向DPは、第1位置調整方向DP1、第2位置調整方向DP2、および、第3位置調整方向DP3を含む。第1位置調整方向DP1、第2位置調整方向DP2、および、第3位置調整方向DP3のうちの2つは、フレームA1の長手方向DLと交差する方向を含み、他の1つは、フレームA1の長手方向DLを含むことが好ましい。
調整機構16Fは、ベース18に対する可動部20の固定位置を調整するように構成される第1調整機構17Fを含むことが好ましい。第1調整機構17Fは、ベース18と可動部20の少なくとも一方に設けられ、キー係合部14Aの第1位置調整方向DP1に延びる第1孔80を有し、可動部20が第1孔80の長手方向に沿って移動するように構成される。第1調整機構17Fは、第1位置調整方向DP1にキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成される。第1位置調整方向DP1は、フレームA1の長手方向DLと交差する方向を含む。本実施形態の第1位置調整方向DP1は、第1~第6実施形態の位置調整方向DPに相当する。第1位置調整方向DP1は、第1方向DXおよび第2方向DYに交差する方向である。第1位置調整方向DP1は、実質的に、ダウンチューブDTにおけるバッテリユニット60の出し入れの方向に沿う。
第1調整機構17Fは、第1孔80およびボルトBT1を含む。本実施形態では、第1孔80は、2つの第1孔80Aを含み、かつ、ボルトBT1は、2つのボルトBT11を含む。第1孔80Aは、第1実施形態の第1孔80に相当し、ボルトBT11は、第1実施形態のボルトBT1に相当する。2つの第1孔80Aは、可動部20に設けられ、それぞれにボルトBT11が挿入される。ボルトBT11は、可動部20の第1対向面20Aから裏面21Aに貫通する第1孔80Aに挿入され、ガイド部18Cに形成されるねじ孔18Dに結合される。ボルトBT11がねじ孔18Dに結合されると、ボルトBT1の頭部とガイド部18Cとの間に可動本体部21が挟まれて、ボルトBT11によってガイド部18Cが可動部20に押し付けられ、ガイド部18Cと可動部20との摩擦力が増大する。これによって第1位置調整方向DP1において、ベース18に対して可動部20が固定される。
本実施形態では、第1孔80は、2つの第1孔80Bをさらに含み、かつ、ボルトBT1は、2つのボルトBT12をさらに含む。2つの第1孔80Bは、可動部20に設けられ、それぞれにボルトBT12が挿入される。第1孔80Bは、第1実施形態の第1孔80に相当し、ボルトBT11は、第1実施形態のボルトBT1に相当する。ボルトBT12は可動部20の第1対向面20Aから裏面21Aに貫通する第1孔80Bに挿入される。ベース本体部18Aの可動部支持部18Eには、ボルトBT12に結合されるねじ孔18Fが形成される。ボルトBT12が第1孔80Bに結合されると、ボルトBT12の頭部と可動部支持部18Eとの間に可動本体部21が挟まれて、ボルトBT12によって可動部支持部18Eが可動部20に押し付けられ、可動部支持部18Eと可動部20との摩擦力が増大する。これによって、第1位置調整方向DP1においてベース18に対して可動部20が固定される。
第1孔80Aと第1孔80Bとは、第1位置調整方向DP1に離間して配置され、かつ、可動部20のうちの第1位置調整方向DP1において重ならない位置に設けられることが好ましい。第1孔80Bは、第1位置調整方向DP1において第1孔80BよりもフレームA1の開口DT2(図13参照)に近い部分に設けられることが好ましい。第1孔80Aと第1孔80Bとは、可動部20のうちの第2方向DYにおいて重ならない位置に設けられることが好ましい。第1孔80Bは、第2方向DYにおいて第1孔80Bよりも可動部20の外側面に近い部分に設けられることが好ましい。第1位置調整方向DP1において、ボルトBT11の第1孔80A内における移動可能な距離は、ボルトBT12の第1孔80B内における移動可能な距離と実質的に等しいことが好ましい。
調整機構16Fは、可動部20に対するロックユニット14の固定位置を調整するように構成される第2調整機構144を含むことが好ましい。第2調整機構144は、ロックユニット14と可動部20の少なくとも一方に設けられ、キー係合部14Aの第2位置調整方向DP2に延びる第2孔146を有し、ロックユニット14が第2孔146の長手方向に沿って移動するように構成される。第2調整機構144は、第2位置調整方向DP2にキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成される。第2位置調整方向DP2は、フレームA1の長手方向DLと交差する方向を含む。本実施形態において、第2位置調整方向DP2は、第1方向DXに交差し、かつ、第2方向DYに沿う方向である。
第2調整機構144は、第2孔146およびボルト145を含む。第2孔146は、可動部20に設けられ、ボルト145が挿入される。第2孔146は、第1対向面20Aから裏面21Aに貫通する。第2孔146は、ボルト145の頭部が通過するように構成される。第2孔146は、ボルト145の頭部が第1対向面20Aに突出しないように、ボルト145の頭部を収用するように構成され、かつ、ボルト145の頭部がバッテリユニット60側から可動本体部21に接触するように形成される。第2孔146は、第2位置調整方向DP2に延びる。ボルト145は、第2孔146に挿入された状態で、ロックユニット14に設けられるねじ孔147に結合される。ボルト145がねじ孔147に結合されると、ボルト145の頭部と145との間に可動部20が挟まれて、ロックユニット14が可動部20に押し付けられ、ロックユニット14が可動部20との摩擦力が増大する。これによって第2位置調整方向DP2において、可動部20に対してロックユニット14が固定される。
第2調整機構144は、第1位置調整方向DP1におけるロックユニット14および可動部20の相対移動を抑制するように構成される。第2調整機構144は、第1ガイド144Aおよび第2ガイド144Bをさらに含むことが好ましい。第1ガイド144Aおよび第2ガイド144Bの一方は、ロックユニット14に設けられ、他方は、可動部20に設けられる。本実施形態では、第1ガイド144Aは、ロックユニット14に設けられる凸部を含み、第2ガイド144Bは、可動部20に設けられる凹部を含む。第1ガイド144Aの凸部は、第2ガイド144Bの凹部に嵌め込まれる。第2ガイド144Bは、第2位置調整方向DP2に沿って延びる。第2調整機構144によって可動部20のロックユニット14に対する固定位置を調整する場合、ロックユニット14の第1ガイド144Aの凸部は、第2ガイド144Bの凹部に沿って移動する。ねじ孔147は、第1ガイド144Aに設けられることが好ましい。第2調整機構144は、第3位置調整方向DP3におけるロックユニット14および可動部20の相対移動を抑制するように構成される。
調整機構16Fは、フレームA1に対するベース18の固定位置を調整する第3調整機構148を含むことが好ましい。第3調整機構148は、ベース18とフレームA1の少なくとも一方に設けられ、キー係合部14Aの第3位置調整方向DP3に延びる第3孔150を有し、ベース18が第3孔150の長手方向に沿って移動するように構成される。第3調整機構148は、第3位置調整方向DP3にキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成される。第3位置調整方向DP3は、フレームA1の長手方向DLを含む。
第3調整機構148は、第3孔150およびボルトBT2を含む。ボルトBT2は、第1~第6実施形態のベース18を、ダウンチューブDTの第1バッテリホルダ取付部DTAに取り付けるための2本のボルトBT2に相当する。第3孔150は、2本のボルトBT2のそれぞれに対応して設けられる。第3孔150は、ベース18に設けられる。第3孔150には、ボルトBT2が挿入される。第3孔150は、可動部20側からフレームA1側に固定部18Bを貫通する。ボルトBT2は、第3孔150を貫通した状態で、第1バッテリホルダ取付部DTAに設けられるねじ孔に結合される。ボルトBT2が第1バッテリホルダ取付部DTAのねじ孔に結合されると、ボルトBT2の頭部とフレームA1との間にベース18が挟まれて、ベース18がフレームA1に押し付けられるとともに、ベース18とフレームA1との摩擦力が増大する。これによって第3位置調整方向DP3において、フレームA1に対してベース18が固定される。
第2調整機構144の第2位置調整方向DP2におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置の調整可能な距離は、第1調整機構17Fの第1位置調整方向DP1におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置の調整可能な距離よりも大きいことが好ましい。第2調整機構144の第2位置調整方向DP2におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置の調整可能な距離は、第3調整機構148の第3位置調整方向DP3におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置の調整可能な距離よりも大きいことが好ましい。キー係合部14Aは、ベース18および可動部20よりも第2方向DYに突出させることによって、ダウンチューブDTに設けられるキー孔DTHを介して外部に露出させやすくなる。このため、バッテリ収容空間DT1に第1バッテリホルダ12を挿入するために、キー係合部14Aの第2方向DYからの突出量の分、バッテリ収容空間DT1内におけるベース18および可動部20の第2方向DYへの位置の調整可能な距離が大きくなる。このため、第3調整機構148の第3位置調整方向DP3におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置の調整可能な距離を大きくすることによって、第2方向DYにおけるキー係合部14Aの位置をキー操作を好適な位置に調整しやすくなり、かつ、第1バッテリホルダ12の位置をバッテリユニット60の保持に好適な位置に調整しやすくなる。第2調整機構144の第2位置調整方向DP2におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置の調整可能な距離は、第1調整機構17Fの第1位置調整方向DP1におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置の調整可能な距離以下であってもよい。第2調整機構144の第2位置調整方向DP2におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置の調整可能な距離は、第3調整機構148の第3位置調整方向DP3におけるキー係合部14AのフレームA1に対する位置の調整可能な距離以下であってもよい。
(変形例)
各実施形態に関する説明は、本発明に従うバッテリホルダに係る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従うバッテリホルダは、例えば以下に示される各実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変形例において、各実施形態の形態と共通する部分については、各実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・第1実施形態のベース18のガイド部18Cおよび規制部84は、第7実施形態のガイド部18Cと同様に構成されてもよい。
・第1実施形態の可動部支持部18Eは、第7実施形態の可動部支持部18Eと同様に構成されてもよい。
・第1実施形態では、調整機構16の第1孔80は、可動部20に設けられているが、第1孔80は、ベース18に設けられてもよい。この場合、ボルトBT1は、ベース18の第1孔にバッテリユニット60側から挿入され、可動部20に設けられるねじ孔に結合される。
・上記第2実施形態では、位置決め部材90は、ベース18に設けられているが、位置決め部材90を可動部20に設けてもよい。この場合、位置決め部材90の係合部92に係合する溝94に相当する溝は、ベース18に設けられる。
・上記第3実施形態では、調整機構16Bの第1孔100は、ベース18に設けられているが、第1孔100は、可動部20に設けられてもよい。この場合、貫通孔110を位置調整方向DPの延びる長穴に変更して第1孔にしてもよい。
・第5実施形態およびその変形例において、調整機構16Dの構成要素であるピニオンギヤ132は、ベース18に設けられ、ラック134は、可動部20に設けられているが、これと逆の配置にして、可動部20にピニオンギヤ132を設けて、ベース18にラック134を設けてもよい。
・第6実施形態およびその変形例において、スペーサ140は、弾性部材でなくてもよい。この場合、ベース18XとフレームA1の間に挟み込むスペーサ140の個数を調整することによって可動部20の位置を調整できる。この構成の場合、スペーサ140の個数は、0個以上であり、ベース18XとフレームA1の間にスペーサ140を挟み込まない場合もある。
・第7実施形態では、第1調整機構17の第1孔80A,80Bは、可動部20に設けられているが、第1孔80A,80Bは、ベース18に設けられてもよい。この場合、ボルトBT11,BT12は、ベース18の第1孔80A,80Bにバッテリユニット60側から挿入され、可動部20に設けられるねじ孔に結合される。
・第7実施形態では、第2調整機構144の第2孔146は、可動部20に設けられているが、第2孔146は、ロックユニット14に設けられてもよい。この場合、ねじ孔147は、可動部20に設けられる。
・第7実施形態では、第3調整機構148の第3孔150は、ベース18に設けられているが、第3孔150は、第1バッテリホルダ取付部DTAに設けられてもよい。この場合、ねじ孔は、ベース18に設けられる。
・第1~第6実施形態およびその変形例において、調整機構16,16A,16B,16C,16D,16Eは、可動部20に対するロックユニット14の固定位置を調整することによって、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されてもよい。
・第1~第5実施形態およびその変形例において、調整機構16,16A,16B,16C,16Dは、フレームA1に対するベース18の固定位置を調整することによって、キー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されてよい。
・第1~第6実施形態およびその変形例において、調整機構16,16A,16B,16C,16D,16Eは、第1調整機構17,17A,17B,17C,17D,17Eに代えてまたは加えて、第7実施形態の第2調整機構144を含むようにしてもよい。
・第1~第6実施形態において、調整機構16,16A,16B,16C,16D,16Eは、第1調整機構17,17A,17B,17C,17D,17Eに代えてまたは加えて、第7実施形態の第3調整機構148を含むようにしてもよい。
・各実施形態およびその変形例において、第1調整機構17,17A,17B,17C,17D,17E,17Fは、第2位置調整方向DP2にキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されてもよい。
・各実施形態およびその変形例において、第1調整機構17,17A,17B,17C,17D,17E,17Fは、第3位置調整方向DP3にキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されてもよい。
・第7実施形態およびその変形例において、第2調整機構144または第3調整機構148は、第1位置調整方向DP1にキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されてもよい。この場合、第1調整機構17Fは省略してもよい。
・第7実施形態およびその変形例において、第1調整機構17Fまたは第3調整機構148は、第2位置調整方向DP2にキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されてもよい。この場合、第2調整機構144は省略してもよい。
・第7実施形態およびその変形例において、第1調整機構17Fまたは第2調整機構144は、第3位置調整方向DP3にキー係合部14AのフレームA1に対する位置を調整するように構成されてもよい。この場合、第3調整機構148は省略してもよい。
・第7実施形態およびその変形例において、第1調整機構17F、第2調整機構144、および、第3調整機構148のうちの少なくとも1つを省略してもよい。
・各実施形態およびその変形例において、人力駆動車AのダウンチューブDT内において、第2バッテリホルダ32が人力駆動車Aの前方側に配置され、第1バッテリホルダ12が人力駆動車Aの後方側に配置されてもよい。
・各実施形態では、キー孔DTHは、ダウンチューブDTの側面に設けられているが、ダウンチューブDTの上面に設けられてもよく、ダウンチューブDTの下面に設けられてもよい。この場合、位置調整方向DPは、ダウンチューブDTの長手方向DTL、ダウンチューブDTの左右方向、および、ダウンチューブDTの長手方向DLおよび第2方向DYに直交する方向の少なくとも1つを含むことが好ましい。
A…人力駆動車、A1…フレーム、DT2…開口、10…バッテリホルダ、14…ロックユニット、14A…キー係合部、16,16A,16B,16C,16D,16E,16F…調整機構、17,17A,17B,17C,17D,17E,17F…第1調整機構、18,18X…ベース、18C…ガイド部、20…可動部、60…バッテリユニット、80,80A,80B,96,100,120…第1孔、82…収容部、84…規制部、86…押圧固定部、90…位置決め部材、102…固定ボルト、104…固定ナット、106…ナット収容部、122…固定ボルト、124…固定ナット、126…長孔、130…ギヤ係合部、132…ピニオンギヤ、134…ラック、136…ウォームギヤ部、138…工具係合部、139…ガイド部、140…スペーサ、142…固定部材、144…第2調整機構、146…第2孔、148…第3調整機構、150…第3孔。

Claims (34)

  1. 人力駆動車のフレームに固定され、前記フレームに内蔵されて、バッテリユニットを支持するように構成されるバッテリホルダであって、
    キー係合部を有し、前記キー係合部の操作によって前記バッテリユニットを前記バッテリホルダに対して選択的にロック解除するロックユニットと、
    前記バッテリホルダが前記フレームに固定された状態における前記キー係合部の前記フレームに設けられたキー孔に対する位置を調整するように構成される調整機構と、を備えるバッテリホルダ。
  2. 前記フレームに固定されるベースと、前記ロックユニットが設けられる可動部とをさらに含む、請求項1に記載のバッテリホルダ。
  3. 前記調整機構は、前記ベースに対する前記可動部の固定位置を調整するように構成される第1調整機構を含む、請求項2に記載のバッテリホルダ。
  4. 前記第1調整機構は、
    前記ベースと前記可動部の少なくとも一方に設けられ、前記キー係合部の第1位置調整方向に延びる第1孔を有し、
    前記可動部が前記第1孔の長手方向に沿って移動するように構成される、請求項3に記載のバッテリホルダ。
  5. 前記調整機構は、前記可動部に対する前記ロックユニットの固定位置を調整するように構成される第2調整機構を含む、請求項2~4のいずれか一項に記載のバッテリホルダ。
  6. 前記第2調整機構は、
    前記ロックユニットと前記可動部の少なくとも一方に設けられ、前記キー係合部の第2位置調整方向に延びる第2孔を有し、
    前記ロックユニットが前記第2孔の長手方向に沿って移動するように構成される、請求項5に記載のバッテリホルダ。
  7. 前記調整機構は、前記フレームに対する前記ベースの固定位置を調整するように構成される第3調整機構を含む、請求項2~6のいずれか一項に記載のバッテリホルダ。
  8. 前記第3調整機構は、前記ベースと前記フレームの少なくとも一方に設けられ、前記キー係合部の第3位置調整方向に延びる第3孔を有し、前記ベースが前記第3孔の長手方向に沿って移動するように構成される、請求項7に記載のバッテリホルダ。
  9. 前記ベースと前記可動部の一方は、前記ベースと前記可動部の他方の少なくとも一部を収容する収容部を有する、請求項2~8のいずれか一項に記載のバッテリホルダ。
  10. 前記ベースと前記可動部の一方は、前記ベースと前記可動部の他方が前記収容部に収容された状態において、前記ベースと前記可動部の他方が前記フレームの長手方向に移動することを規制する規制部を含む、請求項9に記載のバッテリホルダ。
  11. 前記調整機構は、前記ベースと前記可動部の他方を前記ベースと前記可動部の一方に押圧固定する押圧固定部を含む、請求項10に記載のバッテリホルダ。
  12. 前記ベースと前記可動部の他方に設けられ、前記ベースと前記可動部の一方に係合して前記ベースと前記可動部の一方を前記ベースと前記可動部の他方に対して位置決めする係合位置と、前記キー係合部の位置調整が可能な調整位置との間で移動可能な位置決め部材を含む、請求項4に記載のバッテリホルダ。
  13. 前記調整機構は、前記第1孔を挿通する固定ボルトおよび前記固定ボルトと螺合する固定ナットを含む、請求項4に記載のバッテリホルダ。
  14. 前記ベースと前記可動部の一方は、前記固定ナットを収容するナット収容部を含む、請求項13に記載のバッテリホルダ。
  15. 前記第1孔は、前記ベースに設けられる長孔を含み、前記長孔は前記バッテリホルダが前記フレームに固定された状態において、前記固定ナットと前記可動部の間に位置する、請求項13に記載のバッテリホルダ。
  16. 前記第1調整機構は、前記ベースに対して前記可動部を前記キー係合部の第1位置調整方向にガイドするガイド部を含む、請求項3に記載のバッテリホルダ。
  17. 前記第1調整機構は、前記ベースと前記可動部との間に設けられるギヤ係合部を含む、請求項3または16に記載のバッテリホルダ。
  18. 前記ギヤ係合部は、前記ベースに設けられたピニオンギヤと前記可動部に設けられたラックを含む、請求項17に記載のバッテリホルダ。
  19. 前記ギヤ係合部は、前記ピニオンギヤに係合して回転力を伝達するウォームギヤ部を含む、請求項18に記載のバッテリホルダ。
  20. 前記ウォームギヤ部は、工具係合部を含む、請求項19に記載のバッテリホルダ。
  21. 前記ロックユニットが設けられ、前記フレームに固定されるベースをさらに含み、
    前記調整機構は、前記ベースと前記フレームの間に設けられる、請求項1に記載のバッテリホルダ。
  22. 前記調整機構は、前記ベースと前記フレームの間に設けられるスペーサを含む、請求項21に記載のバッテリホルダ。
  23. 前記ベースを前記フレームに対して固定する固定部材を含み、前記スペーサは、前記固定部材の前記フレームに対する固定位置に応じて弾性的に圧縮される、請求項22に記載のバッテリホルダ。
  24. 前記スペーサは、スプリングを含む、請求項22または23に記載のバッテリホルダ。
  25. 前記スペーサは、樹脂材料を含む、請求項22または23に記載のバッテリホルダ。
  26. 前記調整機構は、前記フレームの長手方向と交差する方向に、前記キー係合部の前記フレームに設けられた前記キー孔に対する位置を調整するように構成される、請求項1~25のいずれか1項に記載のバッテリホルダ。
  27. 前記調整機構は、前記フレームの長手方向と直交する方向に、前記キー係合部の前記フレームに設けられた前記キー孔に対する位置を調整するように構成される、請求項26に記載のバッテリホルダ。
  28. 前記調整機構は、前記フレームの長手方向と交差する少なくとも2つの方向に、前記キー係合部の前記フレームに設けられた前記キー孔に対する位置を調整するように構成される、請求項26または27に記載のバッテリホルダ。
  29. 前記調整機構は、少なくとも3つの方向に、前記キー係合部の前記フレームに設けられた前記キー孔に対する位置を調整するように構成される、請求項28に記載のバッテリホルダ。
  30. 前記第1位置調整方向は、前記フレームの長手方向と交差する方向を含む、請求項4または16に記載のバッテリホルダ。
  31. 前記第2位置調整方向は、前記フレームの長手方向と交差する方向を含む、請求項6に記載のバッテリホルダ。
  32. 前記調整機構は、前記フレームの長手方向に、前記キー係合部の前記フレームに設けられた前記キー孔に対する位置を調整するように構成される、請求項1~31のいずれか1項に記載のバッテリホルダ。
  33. 前記第3位置調整方向は、前記フレームの長手方向を含む、請求項8に記載のバッテリホルダ。
  34. 前記調整機構は、複数の方向に、前記キー係合部の前記フレームに設けられた前記キー孔に対する位置を調整するように構成される、請求項1~33のいずれか一項に記載のバッテリホルダ。
JP2018211682A 2018-03-29 2018-11-09 バッテリホルダ Active JP7132094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102019204013.6A DE102019204013A1 (de) 2018-03-29 2019-03-25 Batteriehalter

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018065725 2018-03-29
JP2018065725 2018-03-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019175840A JP2019175840A (ja) 2019-10-10
JP7132094B2 true JP7132094B2 (ja) 2022-09-06

Family

ID=68167215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018211682A Active JP7132094B2 (ja) 2018-03-29 2018-11-09 バッテリホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7132094B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200494256Y1 (ko) * 2020-01-22 2021-09-03 진화 러이츠턴 일렉트릭 테크 컴퍼니., 리미티드 배터리의 케이스 모듈
KR102225497B1 (ko) * 2020-02-13 2021-03-09 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 차량용 스마트키
CN113991236B (zh) * 2021-10-29 2023-10-27 广东中科时代新能源有限公司 一种多重安全防护锂电池模组保护结构

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193165A (ja) 1994-12-07 2002-07-10 Honda Motor Co Ltd 電動2輪車のバッテリケース取付構造
US20130241170A1 (en) 2012-03-16 2013-09-19 Specialized Bicycle Components, Inc. Bicycle with battery mount
JP2017043340A (ja) 2016-05-16 2017-03-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 バッテリ装置の取付構造および電動自転車
US20170174095A1 (en) 2015-12-18 2017-06-22 Darfon Electronics (Suzhou) Co., Ltd. Electric bicycle and battery lift mechanism and battery carrying device thereof
JP2018006144A (ja) 2016-06-30 2018-01-11 株式会社シマノ バッテリホルダ、バッテリユニット、および、これらを含むバッテリコンポーネント

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10181651A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Yamaha Motor Co Ltd 電動自転車のバッテリボックス固定構造
JP3081547B2 (ja) * 1997-02-12 2000-08-28 三洋電機株式会社 電動自転車

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193165A (ja) 1994-12-07 2002-07-10 Honda Motor Co Ltd 電動2輪車のバッテリケース取付構造
US20130241170A1 (en) 2012-03-16 2013-09-19 Specialized Bicycle Components, Inc. Bicycle with battery mount
US20170174095A1 (en) 2015-12-18 2017-06-22 Darfon Electronics (Suzhou) Co., Ltd. Electric bicycle and battery lift mechanism and battery carrying device thereof
JP2017043340A (ja) 2016-05-16 2017-03-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 バッテリ装置の取付構造および電動自転車
JP2018006144A (ja) 2016-06-30 2018-01-11 株式会社シマノ バッテリホルダ、バッテリユニット、および、これらを含むバッテリコンポーネント

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019175840A (ja) 2019-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7132094B2 (ja) バッテリホルダ
CN115923977A (zh) 电池施力装置及具备电池施力装置的人力驱动车
US10930903B2 (en) Battery holder
US11420710B2 (en) Electromechanical rear derailleur
JP7325970B2 (ja) 人力駆動車用のドライブユニットおよび人力駆動車用のバッテリ保持装置
JP7156960B2 (ja) 人力駆動車用のドライブユニット、人力駆動車用のドライブシステム、および人力駆動車用のバッテリユニット
JP7088787B2 (ja) バッテリ付勢装置およびバッテリ付勢装置を備える人力駆動車両
JP7153513B2 (ja) バッテリホルダ、および、バッテリホルダの第1保持部
JP6908557B2 (ja) ロック装置、バッテリユニット、および、バッテリホルダ
CN110273764B (zh) 鞍乘型车辆的节气门开度检测装置
EP2759465A1 (en) Battery assembly and human-powered vehicle having the same
JP7174823B2 (ja) ロック装置、および、バッテリホルダ
JP7092933B2 (ja) 人力駆動車用のロックシステム
JP3706172B2 (ja) 電動自転車
ES2287063T3 (es) Manillar para bicicleta.
EP2308748A2 (en) Handle frame rotating apparatus for bicycle
JP6894401B2 (ja) ロック装置
US20240199165A1 (en) Operating device for human-powered vehicle
JPH0313114Y2 (ja)
TW202421513A (zh) 用於人力驅動車之操作裝置
CN117922749A (zh) 人力驱动车用的前拨链器
TW202417316A (zh) 人力驅動車用前撥鏈器
EP2116465A1 (en) Apparatus for positioning a derailleur on a bicycle frame
CN117922750A (zh) 人力驱动车用的前拨链器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7132094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150