JP7131204B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
従来、複数のノズルを有する記録ヘッドと印刷媒体とを相対移動させながら、複数のノズルからインク液滴を吐出(射出)させ、用紙等の印刷媒体上に着弾させることによって画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。
インクジェット記録装置においては、記録ヘッドからのインクの吐出不良が起こった場合に、印刷媒体上においてインクが着弾していない領域が発生する。そして、インクが着弾していない領域は、所謂白スジとして認識されてしまう。インクの吐出不良には、例えば、記録ヘッドのノズルからインクが吐出されない不吐出や、吐出が弱い弱吐出、吐出が曲がる曲がり吐出などがある。
白スジが発生した印刷媒体は欠陥品となってしまうため、従来、白スジを補完する技術が考案されている。白スジの補完は、例えば、画像データを編集すること等により行われる。具体的には、白スジの補完は、吐出不良が起こった不良(欠)ノズルから吐出される予定であったインクの液滴量を記録し、該液滴量と等しい量のインクを、欠ノズルの隣接ノズル又は周辺のノズルに振り分けること等により行われる。
例えば、特許文献1には、不良ノズルが吐出しないインク量を補うように近傍ノズルにより補完吐出を行わせる補完制御を行うことが記載されている。
特開2015-136883号公報
近年のインクジェット記録装置においては、画像を形成する対象となる印刷媒体が多様に存在し、インクジェット記録装置が、例えば、布などの、紙以外の印刷媒体に画像を形成することもある。しかしながら、印刷媒体が例えば布である場合には、布に着弾したインクは布の表面において広がり難くなる。布を構成する繊維自身が有する吸湿性や、布の折り構造等の影響を受けるためである。
したがって、様々な素材の印刷媒体を対象に印刷を行う場合、特許文献1に記載の技術のように、欠ノズルから吐出する予定であったインクの液滴量分を隣接又は周辺のノズルに振り分けただけでは、インクの広がりの量が少ないため完全に補完できず、白スジが発生することがあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、インクジェット記録装置において、白スジを視認されにくくする補完を行うことにある。
上記課題を解決するため、本発明の一側面を反映したインクジェット記録装置は、例えば、第1の方向に配置された、画像データにハーフトーン処理を施すことにより得られる記録データにおける各画素値の大きさに対応した液滴量のインクを吐出可能な複数のノズルを有する記録部と、第1の方向と直交する第2の方向に、記録部と印刷媒体とを相対移動させる搬送部と、記録データに基づいて複数のノズルを選択的に動作させることにより、印刷媒体に画像を形成させる制御部と、複数のノズルのうちの、インクが正常に吐出されないノズルを不良ノズルとして特定するとともに、第1の方向における不良ノズルの配置位置である第1の位置に隣接する第2の位置に配置されているノズルを、不良ノズルが吐出する予定であったインクを補う補完ノズルに設定するノズル特定部と、不良ノズルからインクが吐出されないように画像データを編集するとともに、前記不良ノズルが吐出する予定であったインクの液滴量に対応する第1の画素値の大きさに基づいて補完値設定し、該補完値を、補完ノズルが吐出する予定であったインクの液滴量に対応する第3の画素値に加算し、該加算により得られた加算後画素値に対応する液滴量のインクを、補完ノズルから吐出させる記録制御部と、を備える。また、記録データにおける画素値は、“0”と、小液滴での描画に対応付けられた第1の所定値と、第1の所定値よりも大きく、小液滴又は中液滴での描画に対応付けられた第2の所定値と、第2の所定値よりも大きく、大液滴での描画に対応付けられた第3の所定値と、を含む。そして、記録制御部は、第1の画素値が“0”の場合、補完値を“0”に設定し、第1の画素値が第1の所定値である場合、第1の所定値と同じ画素値を補完値に設定し、第1の画素値が第2の所定値である場合、第2の所定値より大きい画素値であり、かつ、第3の所定値以下である画素値を補完値に設定し、第1の画素値が第3の所定値である場合、第3の所定値と同じ画素値を補完値に設定する。
本発明によれば、インクジェット記録装置において、白スジを視認されにくくする補完を行うことができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
印刷媒体における液滴塗布率及び視覚感度(視認されやすさ)の観点に基づく、印刷画像の画質評価の例を示す表である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドユニットを印刷媒体側から見た状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るハーフトーン処理部によるドット率の制御例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るハーフトーン処理部による液滴のサイズの制御例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る、液滴塗布率が15%以下である場合において効果的な補完の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る液滴塗布率が20%付近である場合において効果的な補完の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る液滴塗布率が30%付近である場合において効果的な補完の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る液滴塗布率が60%付近である場合において効果的な補完の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る液滴塗布率が100%である場合において効果的な補完の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る記録データの画素値と補完値との対応を示す表である。 本発明の一実施形態に係る記録制御部による補完ノズルへの補完値の振り分け処理の例を示す図である。 変形例1に係る記録制御部による補完ノズルへの補完値の振り分け処理の例を示す図である。 変形例2に係る記録制御部による補完ノズルへの補完値の振り分け処理の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素は、同一の符号を付し、構成要素の重複説明は省略する。
まず、各種実施形態の構成例を説明する前に、本発明で解決する上記課題について、より具体的に説明する。印刷媒体が布である場合、印刷媒体に着弾したインクが印刷媒体上で濡れ広がるために必要となるインクの液滴量は、印刷媒体が紙である場合と比較して多くなる。布を構成する糸の吸湿性は紙を構成する繊維のそれと比較して高く、また、布を構成する糸と糸との間には隙間が存在するため、布に着弾したインクは、紙に着弾したインクと比べて周囲に広がりにくいためである。このため、印刷媒体が布である場合には、印刷媒体におけるインクの塗布率によって、顕著に表われるスジ又はムラ等の種類も変化する。
ここで、図1を参照して、印刷媒体におけるインクの液滴塗布率と、スジやムラ等の視覚感度(視認されやすさ)との関係について説明する。図1は、印刷媒体における液滴塗布率及び視覚感度の観点に基づく、印刷画像の画質評価の例を示す表である。
図1の横軸は印刷媒体における液滴塗布率(%)を示し、縦軸は印刷画像に表われるムラ又はスジの種類(「粒状性」、「欠の白スジ、補完不足の白スジ」、「過剰補完の黒スジ」)を示す。
印刷媒体における液滴塗布率(%)は、画像データにおける“0”~“255”の階調(画素値)をパーセンテージに換算したものであり、“0%”が画素値“0”に対応し、“100%”が画素値“255”に対応する。
ムラ又はスジの種類における「粒状性」は、画像がざらついて見える場合に人が感じる主観的な「ザラザラ」度合いを示す。「欠の白スジ、補完不足の白スジ」は、インクが吐出されない不良ノズルが存在する場合に発生する白スジ、又は、補完ノズルから補完されるインク量が不足していることに起因して発生する白スジを示す。「過剰補完の黒スジ」は、補完ノズルから補完されるインク量が過剰である場合に生じる黒スジを示す。
[液滴塗布率が15%未満の場合]
液滴塗布率が15%未満である場合、「粒状性」が視認されやすい(視認感度“○”)。「欠の白スジ、補完不足の白スジ」は、この階調においては目立ちにくいが、視認はされる(視認感度“△”)。「過剰補完の黒スジ」は、この階調においては視認され易い(視認感度“○”)。したがって、液滴塗布率が15%未満の場合には、粒状性を損なわず、かつ、黒スジを発生させる原因となる過剰補完を行うことなく、白スジを目立たなくするような補完を行うことが望ましい。
[液滴塗布率が15%以上40%未満の場合]
液滴塗布率が15%以上40%未満である場合、「粒状性」は視認されにくい(視認感度“△”)が、「欠の白スジ、補完不足の白スジ」は、視認されやすい(視認感度“○”)。一方、「過剰補完の黒スジ」は、この階調では視認されにくくなる(視認感度“×”)。印刷媒体Pが布である場合、布は紙と比べて光沢がなく、表面に落ちたインクの反射も少ない。また、布を構成する糸の吸湿性は紙を構成する繊維のそれと比較して高く、布を構成する糸と糸との間には隙間が存在するため、布に着弾したインクは、紙に着弾したインクと比べて周囲に広がりにくい。これらの理由により、印刷媒体Pが布である場合、液滴塗布率が15%以上であれば黒スジは目立たなくなる。したがって、この階調においては、粒状性を損なうことなく、白スジを目立たなくするような補完を行うことが望ましい。
[液滴塗布率が40%以上の場合]
液滴塗布率が40%以上である場合、「粒状性」及び「過剰補完の黒スジ」は視認されにくい(視認感度“×”)が、「欠の白スジ、補完不足の白スジ」は視認されやすい(視認感度“○”)。したがって、この階調においては、過剰にインクを補完したとしても黒スジは目立たないため、視認され易い白スジをより重点的に補完する目的で、より大きな液滴で補完を行うことが望ましい。
上述した課題を解決するため、本実施形態では、記録データの階調ごとに、用いる液滴のサイズ、ドット率(画像データ上のドット埋まり率)、補完する液滴量のバランスを選定することを行う。より具体的には、記録データの階調が低階調である場合いは、従来相当の液滴量のインクを補完し、高階調である場合には、不良ノズルが吐出する予定であった液滴量よりも多い液滴量を、補完ノズルから吐出することを行う。
また、本実施形態では、不良ノズルの両隣に隣接する各ノズルを補完ノズルとし、2つの補完ノズルのそれぞれを画素列ごとに交互に切り替えながら補完を行う。印刷媒体Pの搬送方向に沿って2つの補完ノズルのそれぞれから交互にインクを吐出することにより、印刷媒体Pに着弾した液滴の広がりが斜め方向に繋がるため、補完効果をより向上させることができるためである。特に、低階調においては、このような制御が行われることにより、粒状性を損なうことなく、また黒スジを発生させることなく、白スジを目立たなくすることができる。
<インクジェット記録装置の全体構成>
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の構成例について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置1の全体構成図である。なお、図2には、本発明の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、本発明の画像形成システムは図2に示す例に限定されない。
図2に示すように、インクジェット記録装置1は、搬送部2と、記録部4とを備える。さらに、インクジェット記録装置1は、画像読取部11と、ベルト洗浄部5と、ベルト乾燥部6と、制御部60とを備える。
搬送部2は、駆動ローラー21と、従動ローラー22と、無端状の搬送ベルト23と、押付部24と、離反ローラー25とを備える。
無端状の搬送ベルト23は、ここでは、例えば、スチールベルトである。搬送ベルト23は、駆動ローラー21と従動ローラー22との間に架け渡されて周回動作(移動動作)する。
搬送ベルト23の上方の面の、印刷媒体Pを搬送する搬送方向における記録部4よりも上流側には、押付部24が配置される。押付部24は、ローラー状に形成され、不図示の支持部により回転可能に支持される。
押付部24の軸方向の長さは、ベルト部材3の幅方向の長さよりも長く設定されており、押付部24は、搬送ベルト23の幅方向の一端から他端にかけて搬送ベルト23を覆うように配置される。押付部24は、搬送部2に搬送された印刷媒体Pを搬送ベルト23の外周面に向けて押し付ける。
搬送ベルト23の上方の面の、搬送方向における記録部4よりも下流側には、離反ローラー25が配置される。離反ローラー25は、記録部9を通過した印刷媒体Pを搬送ベルト23から離反させる。
印刷媒体Pは、搬送ベルト23の外周側の面(印刷媒体Pの載置面)が上向きで水平に移動する区間において当該載置面に載置されて搬送ベルト23の周回移動に伴って搬送される。この区間では、印刷媒体P及び搬送ベルト23は、記録部4の各ヘッドユニット40Y、40M、40C、40Kのノズルからインクが吐出される面(インク吐出面)と対向する。
記録部4は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色について個別に設けられたヘッドユニット40Y、40M、40C、40Kを有する。ヘッドユニット40Y、40M、40C、40Kは、例えば、印刷媒体Pの搬送方向に対して上流側からヘッドユニット40Y、40M、40C、40Kの順に配置される。
ヘッドユニット40Y、40M、40C、40Kは、それぞれ、印刷媒体Pの搬送方向に垂直な方向(印刷媒体Pの幅方向)について印刷媒体Pの全体を覆う長さ(幅)に設けられている。そして、ヘッドユニット40Y、40M、40C、40Kのそれぞれは、印刷媒体Pの記録面に対して一度(一方向)の走査によって画像を形成する。すなわち、インクジェット記録装置1は、ワンパス方式のインクジェット記録装置である。以下の説明において、ヘッドユニット40Y、40M、40C、40Kを個別に区別する必要が無い場合には、これらをヘッドユニット40と総称する。
ここで、図3を参照して、ヘッドユニット40の構成例について説明する。図3は、ヘッドユニット40を印刷媒体P側から見た状態を示す平面図である。図3に示すように、ヘッドユニット40は、印刷媒体Pの幅方向に沿って一列に並んで配置される複数のノズル243を有する。ノズル243は、記録データに基づいて制御部60によって選択的に動作されることにより、各ヘッドユニット40に対応した色のインクを吐出する。ノズル243から吐出されたインクは、印刷媒体Pの記録部4と対向する面(記録面)に着弾する。
本実施形態では、Y、M、C、Kの各色のインクが各ヘッドユニット40Y、40M、40C、40Kから印刷媒体Pに順に吐出されることで、印刷媒体P上に所望の画像が形成される。また、本実施形態では、4階調の記録データが用いられ、記録データの各画素の階調値(0,1,2,3)(画素値)に応じてノズル243から吐出されるインクの液滴量がそれぞれ0pL、7pL、19pL、30pLとなるように各階調値に対応する駆動波形が定められている。
本実施形態におけるインクジェット記録装置1が用いるインクは、例えば顔料インクである。
画像読取部11は、印刷媒体Pの搬送方向における記録部4の下流側に設けられ、図1に示すように搬送ベルト34によって搬送される印刷媒体Pの画像面を読み取る。
画像読取部11は、搬送ベルト34の載置面上を搬送される印刷媒体Pに白色光を照射する照射部(図示略)と、印刷媒体Pからの反射光を検知する撮像部(図示略)とを有する。照射部は、例えば白色LED(Light Emitting Diode)からなる複数の白色光光源で構成されている。撮像部は、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサー又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサーで構成され、可視光領域の波長の光に感度を有するラインセンサーで構成される。
照射部は、制御部60の制御の下、印刷媒体Pに形成された画像が照射部の直下を通過する際に白色光を照射する。そして、撮像部は、その画像面で反射した反射光を撮像する。これにより、画像読取部11では、印刷媒体Pに形成された画像の一次元画像(一画素行分の画像)を撮像することができる。画像読取部11は、印刷媒体Pの搬送速度に応じた間隔で撮像を繰り返すことにより2次元画像を取得することができる。
搬送ベルト23の外周面における下方の面には、ベルト洗浄部5と、ベルト乾燥部6とが配置される。ベルト洗浄部5は、搬送方向においてベルト乾燥部6よりも上流側に配置される。
ベルト洗浄部5は、搬送ベルト23の外周面に洗浄液を吹き付けるノズルを有する。そして、ベルト洗浄部5は、ノズルから洗浄液を吹き付けることにより、搬送ベルト23の外周面に付着したインクを洗い流す。なお、ベルト洗浄部5は、洗浄液を吹き付けるノズルを有するものに限定されるものではなく、例えば、搬送ベルト23の外周面に当接し、かつ洗浄液が含浸する洗浄ローラーを用いてもよく、その他各種の洗浄機構を適用できる。
ベルト乾燥部6は、ベルト洗浄部5によって搬送ベルト23に付着した洗浄液を乾燥させる。ベルト乾燥部6は、例えば、搬送ベルト23にエアーを吹き付ける構成を採用することができる。あるいは、ベルト乾燥部6を、搬送ベルト23に付着した洗浄液を掻き取る平板状のブレードで構成してもよい。
<インクジェット記録装置の制御系の構成>
次に、本実施形態に係るインクジェット記録装置1の制御系の構成について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係るインクジェット記録装置1の制御系の構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態に係るインクジェット記録装置1は、制御部60と、入出力インターフェース70と、記録部4と、搬送駆動部71と、操作表示部72と、画像読取部11と、ハーフトーン処理部41と、ノズル特定部42と、記録制御部43とを備える。
制御部60は、例えばCPU(Central Processing Unit)61と、CPU61の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)62と、CPU61が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)63とを有する。さらに、制御部60は、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ等からなる記憶部64を有している。記憶部64には、画像読取部11が読み取った画像のデータ、ノズルの吐出不良を検出するためのテストチャートや、ノズルの吐出不良検査動作をおこなうための情報などが格納されている。
制御部60のCPU61は、RAM62、ROM63、記憶部64、入出力インターフェース70、ハーフトーン処理部41、記録部4、搬送駆動部71、操作表示部72、画像読取部11、ハーフトーン処理部41、ノズル特定部42及び記録制御部43のそれぞれに、システムバスBを介して接続されている。そして、制御部60はこれらの各部の動作を制御する。
例えば、制御部60は、画像読取部11から送られてきたテストチャートの読み取り画像データに基づいて、吐出不良が生じているノズル243を検出する。また、制御部60は、入出力インターフェース70から受信した画像データを画像処理する。さらに、制御部60は、受信した画像データに対し、必要に応じてシェーディング補正、画像濃度調整、画像圧縮等の画像処理を行う。
搬送駆動部71は、制御部60の制御の下、搬送部2及び第2搬送部3(図2参照)のそれぞれを駆動制御する。また、操作表示部72は、液晶表示装置(LCD)又は有機LED等の画像表示装置からなるタッチパネルである。この操作表示部72は、ユーザーに対する指示メニュー、ノズルの吐出検出動作に関する情報や取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部72は、複数のキーを備え、ユーザーのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータ入力を受け付ける入力部としての役割を持つ。
入出力インターフェース70は、PC(パーソナルコンピューター)や、ファクシミリ装置等の外部装置100に接続されている。そして、入出力インターフェース70は、外部装置100から受信した画像データを制御部60に出力する。
画像読取部11は、制御部60の制御の下、所定のタイミングで印刷媒体Pに白色光を照射し、その反射光を撮像することにより、印刷媒体Pに形成された画像を読み取る。そして、画像読取部11は、読み取って得た読み取り画像データを制御部60に送信する。
ハーフトーン処理部41は、画像データに対して色変換処理を行うとともに、ディザ処理や誤差拡散処理といったハーフトーン処理を行うことにより、画像データの各画素の階調数を、インクジェット記録装置1により表現可能な階調数に減じる。ハーフトーン処理により得られるデータである記録データは、記録部4に供給される。
本実施形態では、ハーフトーン処理部41は、例えば、画像データ(例えば、256階調)のデータにハーフトーン処理を施すことにより、“0”、“1”、“2”及び“3”の4階調よりなる記録データを生成する。そして、記録データにおける画素値“1”は“小液滴”で表され、画素値“2”は“小液滴”及び“中液滴”で表され、画素値“3”は“大液滴”で表される。“小液滴”、“中液滴”及び“大液滴”の各サイズには、“7pL”、“19pL”、“30pL”が適用される。
また、ハーフトーン処理部41は、画像データの画素値の大きさ(液滴塗布率の大きさ)に応じて、液滴のサイズ及びドット率(記録データ上のドット埋まり率)を制御することを行う。ハーフトーン処理部41による液滴のサイズ及びドット率の制御処理については、後述の図5及び図6を参照して詳述する。
なお、ハーフトーン処理部41が行う色変換処理やハーフトーン処理は、インクジェット記録装置1の制御部60や、不図示の画像処理部等において行われても良い。また、画像データの階調数や、記録データの階調数は一例であり、本発明はこれらに限定されない。
記録部4は、ハーフトーン処理部41で生成された記録データを受け取り、該記録データに基づいて印刷媒体P上に所定の画像を形成する。具体的には、記録部4を構成する各ヘッドユニット40Y、40M、40C、40Kのそれぞれのヘッド駆動部241を駆動することで、それぞれのインクジェットヘッド242からインクを印刷媒体Pの所定の位置に吐出させる。
ノズル特定部42は、制御部60で検出された吐出不良ノズル243を「不良ノズル」として特定し、印刷媒体Pの幅方向における不良ノズルの配置位置である第1の位置に隣接する第2の位置(例えば、搬送方向に向かって右隣)に配置されているノズルを、第1の補完ノズルに設定する。さらに、ノズル特定部42は、第1の位置に隣接する、第2の位置以外の位置である第3の位置(例えば、搬送方向に向かって左隣)に配置されているノズルを、第2の補完ノズルに設定する。
記録制御部43は、不良ノズルが特定された場合に、不良ノズルからインクが吐出されないように記録データを編集する。また、記録制御部43は、ノズル特定部42で特定された第1の補完ノズル、第2の補完ノズルに対して割り当てる補完値を算出するとともに、該補完値を第1の補完ノズル又は第2の補完ノズルに割り当てる。記録制御部43による液滴の補完処理の詳細については、後述する。
<ハーフトーン処理部による液滴サイズ及びドット率の制御例>
次に、図5及び図6を参照して、ハーフトーン処理部41による液滴のサイズ及びドット率の制御例について説明する。図5は、ハーフトーン処理部41によるドット率の制御例を示すグラフである。図5において、小液滴は実線で示され、中液滴は破線で示され、大液滴は一点鎖線で示される。図6は、ハーフトーン処理部41による液滴のサイズの制御例を示すグラフである。図6の縦軸はドット率を示し、横軸は液滴塗布率(%)を示す。
以下、ハーフトーン処理部41による液滴のサイズ及びドット率の制御について、液滴塗布率が15%(第1の閾値の一例)以下の場合、15%以上40%(第2の閾値の一例)未満の場合、40%以上の3つの場合に分けて説明する。
[液滴塗布率が最大インク量の15%以下の場合]
(液滴のサイズ)
液滴塗布率が最大インク量の15%以下の場合、ハーフトーン処理部41は、図6に示すように、画素値“1”(小液滴)のみで印画を行う。この階調においては、粒状性(画像の粗さ)が問題になりやすいため、本実施形態では、大粒な液滴を使わず最小な液滴(小液滴)を用いる。
(ドット率)
液滴塗布率が最大インク量の15%以下の場合、ハーフトーン処理部41は、図5に示すように、ドット率を最大で40%までに抑える制御を行う。液滴塗布率が最大インク量の15%以下の場合、上述のように、画素値“1”(小液滴)のみで印画が行われる。小液滴は液滴の径が小さいため、印刷媒体Pに着弾したインクも、隣接するノズルがインクを吐出できなかったことにより欠になった液滴を補完できる程度にまで広がることはない。したがって、印刷媒体Pに着弾した液滴間の隙間がある程度空くようなドット率(上限40%)に制御することにより、白スジが発生した場合にもそれを目立ちにくくすることができる。ドット率が50%を超えると、ノズル列方向に連続したドット配置が多くなり、隣接するドットも印画されやすくなるため、ハーフトーン処理部41は、ドット率を40%までに抑える制御を行う。
[液滴塗布率が最大インク量の15%以上40%未満の場合]
(液滴のサイズ)
液滴塗布率が最大インク量の15%以上40%未満の場合、ハーフトーン処理部41は、図6に示すように、画素値“1”(小液滴)及び“2”(中液滴)を用いて印画を行う。インクの濃度は、小液滴のドットを中液滴に置き換えることにより高くする。
(ドット率)
液滴塗布率が最大インク量の15%以上40%未満の場合、ハーフトーン処理部41は、図5に示すように、ドット率を最大で40%までに抑える制御を行う。図1に示したように、この階調においても黒スジよりも白スジが目立つため、印刷媒体Pに着弾した液滴間の隙間をある程度空けて白スジを目立たなくすることを可能とする制御(ドット率を最大で40%までに抑える制御)を行う。
[液滴塗布率が最大インク量の40%以上の場合]
(液滴のサイズ)
(1)液滴塗布率が最大インク量の40%以上60%(第3の閾値の一例)未満の場合
液滴塗布率が最大インク量の40%以上60%未満の場合、ハーフトーン処理部41は、図6に示すように、画素値“2”(中液滴)のみを用いて印画を行う。
(2)(1)液滴塗布率が最大インク量の60%以上の場合
液滴塗布率が最大インク量の60%以上の場合、ハーフトーン処理部41は、図6に示すように、画素値“2”(中液滴)及び画素値“3”(大液滴)を用いて印画を行う。
液滴塗布率が最大インク量の40%以上となる階調においては、図1に示したように、黒スジが視認されなくなるのに対して、白スジが視認され易くなる。したがって、液滴塗布率が最大インク量の40%以上の場合には、白スジを目立たなくするために、ハーフトーン処理部41は、画素値“1”(小液滴)は使用せず、画素値“2”(中液滴)、画素値“3”(大液滴)のみを用いて印画を行う。
(ドット率)
液滴塗布率が最大インク量の40%以上となる場合、ハーフトーン処理部41は、図6に示すように、ドット率は最大で60%までに抑える制御を行う。液滴塗布率が最大インク量の40%以上の階調においては、図1に示したように、白スジが視認され易いのに対して黒スジは視認され難い。このため、できる限り大きな液滴で補完を行うことによって、より効率的に白スジを目立たなくすることができる。しかしながら、本実施形態に係るインクジェット記録装置1はワンパス方式を採用しているため、印画時にノズルが吐出可能な最大量のインクを吐出してしまうと、補完ができなくなってしまう。
この問題を解決するため、ハーフトーン処理部41は、ドット率は最大で60%までに抑えて、印画面の約1/3(33%)を空白ドットとすることにより、最大濃度に対して余裕を持たせることを行う。これにより、ワンパス方式を採用したインクジェット記録装置1においても、大きな液滴を用いた補完を行えるようになり、液滴塗布率が最大インク量の40%以上の場合において、白スジを目立たなくすることができる。
<記録制御部による補完値設定処理>
次に、図7~図11を参照して、記録制御部43による補完値設定処理の例について説明する。図7は、液滴塗布率が15%以下である場合において効果的な補完の例を示す図であり、図8は、液滴塗布率が20%付近である場合において効果的な補完の例を示す図である。図9は、液滴塗布率が30%付近である場合において効果的な補完の例を示す図であり、図10は、液滴塗布率が60%付近である場合において効果的な補完の例を示す図である。図11は、液滴塗布率が100%である場合において効果的な補完の例を示す図である。
図7~図11において、左側の図は補完前の記録データのうち画素行3行×画素列5列の範囲に含まれる各画素の画素値に対応する液滴量を示す図であり、右側の図は、補正後の記録データのうち当該範囲に含まれる各画素の画素値に対応する液滴値を示す図である。図7~図11において、図中の右から2列目の画素の印画を行うノズルが不良ノズル(図中では「欠」と表記)であるものとする。また、図中に下向きの矢印で示す搬送方向に向かって、不良ノズルの右側(図においては左側)に隣接するノズルが、補完ノズルに割り当てられているものとする。
液滴塗布率が15%以下である場合、図7の左側の図に示すように、小液滴のみで印画が行われ、液滴間の距離も離れている。このため、いずれかのノズルが不良ノズルとなったことにより白スジが発生した場合にも、その白スジは目立ちにくい。また、この階調においては、図1に示したように、粒状性や、過剰な補完による黒スジのほうが目立つ。したがって、この階調においては、小液滴を用いた補完が効果的である。
液滴塗布率が20%付近である場合、図8の左側の図に示すように、中液滴の比率が少ないため、図8の右側の図に示すように、大液滴で補完を行った場合にも、黒スジは目立たない。また、液滴塗布率が30%付近である場合、図9の左側の図に示すように、中液滴の比率が多くなるため、黒スジは視認され難くなる。一方で、白スジが目立つようになるため、図9の右側の図に示すように、液滴の径が大きい大液滴のほうが補完に適している。したがって、これらの階調において多く用いられる中液滴の欠補完は、大液滴を用いて行うことが効果的である。
液滴塗布率が60%付近である場合、図10の左側の図に示すように、中液滴のみで印画が行われるため、黒スジが視認されなくなり白スジの視認性が上昇する。そのため、白スジとして視認される箇所に対してなるべく多く液滴を吐出することが望ましい。
液滴塗布率が100%である場合、図11の左側の図に示すように、中液滴及び大液滴を用いて印画が行われるため、黒スジが視認されなくなり白スジの視認性が上昇する。したがって、不良ノズルが吐出する予定であった液滴が大液滴である場合、大液滴を用いた補完が効果的である。
上述した内容に基づき、本実施形態では、記録制御部43は、不良ノズルが吐出するはすであった液滴に対応する欠画素値の値が小さい場合には、不良ノズルに隣接する補完ノズルから吐出する予定である画素値に加算する補完値にも、小さな画素値を設定する。一方、欠画素値が中程度以上である場合には、補完値には大きな画素値を設定する。
ここで、図12を参照して、記録データの画素値と補完値との対応について説明する。図12は、記録データの画素値と補完値との対応を示す表である。記録データの画素値が“0(無)”である場合、記録制御部43は、補完値を“0(無)”に設定する。記録データの画素値が“1”(小液滴:7pL)(第1の所定値の一例)である場合、記録制御部43は、補完値を“1”(7pL)に設定する。記録データの画素値が“2”(中液滴:19pL)(第2の所定値の一例)である場合、記録制御部43は補完値を“3”(30pL)に設定する。記録データの画素値が“3”(大液滴:30pL)である場合にも、補完値を“3”(30pL)に設定する。図12に示すような、記録データの画素値と、補完ノズルが吐出する液適量に加算する補完値との対応関係は、例えば、記憶部64(図4参照)の不図示のレジスタ(2bitレジスタ)等に格納しておく。
<記録制御部による補完値の振り分け処理>
次に、図13を参照して、記録制御部43による補完ノズルへの補完値の振り分け(加算)処理の例について説明する。図13は、記録制御部43による補完ノズルへの補完値の振り分け処理の例を示す図である。
図13は、補正後の記録データに基づくインクの補完の例を示す図である。図13の左側の図は、補正前の記録データのうち画素行R1~R13及び画素列C1~C3の範囲に含まれる各画素に対応して吐出されるべきインクの量を円形マークの大きさ及び模様により示す図である。図13の右側の図は、補正後の記録データのうち当該範囲の各画素に対応して吐出されるインクの量を円形マークの大きさ及び模様により示す図である。
図13における画素列C1~C3は、それぞれ隣接する3つのノズル243の何れかに対応し、一の画素列に含まれる画素に対応するインクは、対応する同一のノズル243により吐出される。また、画素行R1~R13は、それぞれ上記3つのノズル243に対応する画素からなる。
図13において、画素値“0”は空欄で示され、画素値“1”に対応する小液滴(7pL)は、目の細かいドット模様の小さい径の円形マークで示される。画素値“2”に対応する中液滴(19pL)は、斜線模様の中サイズの径の円形マークで示され、画素値“3”に対応する大液滴(30pL)は、目の粗いドット模様の大きな径の円形マークで示される。また、不良ノズルから吐出される予定であった欠画素は、白の円形マークで示す。
ここで、画素列C2に対応するノズル243が不良ノズル(図中では「欠」と表記)として特定されているものとする。また、図中で不良ノズルの左側に隣接するノズルが第1の補完ノズル(図中では「補完1」と表記)に設定され、右側に隣接するノズルが第2の補完ノズル(図中では「補完2」と表記)に設定されているものとする。
画素行R1においては、不良ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する画素値(第1の画素値の一例)は“0”であるため、補完値も“0”に設定される。すなわち、記録制御部43による液滴の補完は行われない。画素行R2においては、欠画素値は“1”(小液滴)であるため、補完値には画素値“1”(小液滴)が設定される。画素行R1における補完は、第1の補完ノズルから行われる。第1の補完ノズルから吐出する予定の画素値(第3の画素値の一例)は“0”であるため、補完後の液適量も小液滴となる。
画素行R3においては、欠画素値は“1”(小液滴)であるため、補完値には画素値“1”(小液滴)が設定される。画素行R3における補完は、第2の補完ノズルから行われる。第2の補完ノズルから吐出する予定の画素値は“1”(小液滴)であるため、補完後の液適量は、画素値“1”に補完値である画素値“1”が加算された画素値“2”(中液滴)となる。
画素行R4においては、欠画素値は“1”(小液滴)であるため、補完値には画素値“1”(小液滴)が設定される。画素行R2における補完は、第1の補完ノズルから行われる。第1の補完ノズルから吐出する予定の画素値は“2”(中液滴)であるため、補完後の液適量は、画素値“2”に補完値である画素値“1”が加算されて画素値“3”(大液滴)となる。
画素行R5においては、欠画素値は“1”(小液滴)であるため、補完値には“1”(小液滴)が設定される。画素行R5における補完は、第2の補完ノズルから行われる予定であるが、第2の補完ノズルから吐出する予定の画素値(第4の画素値の一例)は“3”(大液滴)である。“3”(大液滴)は、第2の補完ノズルが吐出可能な最大液滴量に対応する画素値(最大画素値)であるため、第2の補完ノズルへの補完値の加算は行うことができない。このような場合、加算できなかった分の補完値は破棄される。
画素行R6においては、欠画素値は“2”(中液滴)であるため、補完値には画素値“3”(大液滴)(第2の画素値の一例)が設定される。画素行R6における補完は、第1の補完ノズルから行われる。第1の補完ノズルから吐出する予定の画素値は“0”であるため、補完後の液適量は画素値“0”に補完値“3”が加算されて画素値“3”(大液滴)となる。
画素行R7においては、欠画素値は“2”(中液滴)であるため、補完値には画素値“3”(大液滴)が設定される。画素行R7における補完は、第2の補完ノズルから行われる。第2の補完ノズルから吐出する予定の画素値は“2”(中液滴)であるため、補完後の液適量は、大液滴となる。しかし、補完値に設定された画素値“3”(大液滴)を第2の補完ノズルが吐出する液滴に対応する画素値に加算すると、加算後の画素値(加算後画素値と称する)は、第2の補完ノズルが吐出可能な最大液滴量に対応する最大画素値を超えてしまう。つまり、補完値は、第2の補完ノズルには振り分け切れない。したがって、振り分け切れなかった分(差分)の画素値“1”は、第1の補完ノズルに振り分けられる。第1の補完ノズルから吐出する予定の画素値は“1”(小液滴)であるため、補完後の液適量は、差分の画素値“1”が加算された加算後画素値“2”に対応する中液滴となる。
画素行R10においては、欠画素値は“3”(大液滴)であるため、補完値には画素値“3”(大液滴)が設定される。画素行R10における補完は、第1の補完ノズルから行われる。第1の補完ノズルから吐出する予定の画素値は“0”である。しがたって、第1の補完ノズルによる補完後の液適量は、画素値“0”に補完値“3”が加算されて画素値“3”(大液滴)となる。
上述の実施形態では、記録制御部43は、不良ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する第1の画素値(例えば、画素値“2”)よりも大きい第2の画素値(例えば、画素値“3”)を補完値に設定し、該補完値を、補完ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する第3の画素値に加算し、該加算により得られた加算後画素値に対応する液滴量のインクを、補完ノズルから吐出させる。それゆえ、本実施形態によれば、インクジェット記録装置1において、補完ノズルから吐出させるインク量を増やすことにより、印刷媒体Pの表面でインクが広がりにくいことに起因して発生する白スジを、目立たなくすることができる。
また、本実施形態では、一つの画素行に対して行う一回の補完動作において、不良ノズルに隣接する第1の補完ノズル及び第2の補完ノズルの2つのノズルから同時に吐出するのではなく、一方の補完ノズルから吐出を行う。つまり、2つのノズルの両方からインクが吐出される場合よりも少ない比率で、より大きな液滴量のドットが印刷媒体P上に打たれる。それゆえ、本実施形態によれば、印刷媒体Pとしての布の表面で広がりにくいというインクの特性の観点から、大きな液滴量のドットを多く打つことにより、白スジに対する改善効果をより向上させることができる。
また、上述の実施形態では、記録データにおける画素値と補完値とが予め対応付けて管理される。それゆえ、記録制御部43による、補完値を第1の補完ノズル及び第2の補完ノズルに対して交互に振り分けるという簡易な補完処理によって、液滴塗布率の高い高階調部における白スジを視認されにくくすることができる。
また、上述の実施形態では、不良ノズルの両隣に隣接する各ノズルを第1の補完ノズル及び第2の補完ノズルとし、記録制御部43が、第1の補完ノズル及び第2の補完ノズルのそれぞれを交互に使用しながら補完を行う。しがたって、本実施形態によれば、印刷媒体P(布)に着弾した液滴の広がりを斜め方向に繋げることができるため、特に白スジの補完効果を向上させることができる。
また、上述の実施形態では、記録データにおける画素値と補完値とが、それぞれ1桁の値で管理されるため、これらの情報を2bitレジスタ等に格納させることが可能となる。それゆえ、本実施形態によれば、レジスタの数も節減可能となり、インクジェット記録装置1のコストを低減させることができる。
さらに、上述の実施形態では、記録データにおける画素値と補完値とが、それぞれ1桁の値で管理され、補完値を第1の補完ノズル及び第2の補完ノズルに交互に振り分ける処理も容易に行うことができる。それゆえ、本実施形態では、補完処理をハードウェアに実装することが可能となり、補完処理をより高速に実施することができる。
<各種変形例>
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得る。
[変形例1]
上述の実施形態に係るインクジェット記録装置1では、記録制御部43が、一つの画素行毎に補完値を第1の補完ノズルと第2の補完ノズルとに振り分ける(加算する)例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、記録制御部43は、第1の補完ノズル及び第2の補完ノズルのうち、吐出する予定であった液滴量に対応する画素値が小さい方の補完ノズルに対して、補完値を振り分けてもよい。
図14は、変形例1に係る記録制御部43による補完ノズルへの補完値の振り分け処理の例を示す図である。図14の上段の図に示すように、不良ノズル(図中で「欠」と表記)が吐出するはずであった画素値が“3”であるとする。また、「補完1」(図中で「補完1」と表記)と示される第1の補完ノズルが吐出するはずであった画素値は“0”であり、第2の補完ノズル(図中で「補完2」と表記)が吐出するはずであった画素値が“2”であるものとする。この場合、記録制御部43は、吐出するはずであった画素値が“0”である第1の補完ノズルに対して、補完値の振り分けを行う。
変形例1によれば、吐出するはずであった画素値が大きい補完ノズルに対して、補完値の振り分けが行われる可能性が低くなるため、加算後補完値が、補完ノズルが吐出可能な最大液滴量に対応する画素値を超えてしまうことも少なくなる。したがって、変形例1によれば、記録制御部43は、第1の補完ノズル及び第2の補完ノズルの両方を用いた補完を行うことなく、いずれか一方の補完ノズルのみを用いた補完を行えるようになる。
[変形例2]
また、上述の実施形態では、記録制御部43は、第1の補完ノズル又は第2の補完ノズルにインクを振り分けられなかった場合には、振り分けられなかった分のインクを破棄するしかないが、振り分けられなかった分のインクを一時的に保持する機能を設けてもよい。ここで、図15を参照して、記録制御部43が未振り分け部のインクを一時的に保持する機能を有する場合(変形例2)における、記録制御部43による補完ノズルへの補完値の振り分け処理の例について説明する。図15は、変形例2に係る記録制御部43による補完ノズルへの補完値の振り分け処理の例を示す図である。
図15の左側の図は、補正前の記録データにおける、搬送方向に連続する2つの画素行の例を示す。右側の図のうちの上段の図は、記録制御部43が、不良ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する画素値“3”を、第2の補完ノズル及び第1の補完ノズルの両方に振り分けた状態を示す図である。ここで、記録制御部43は、まず、不良ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する画素値“3”を第2の補完ノズルに振り分けるが、第2の補完ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する画素値は“2”であるため、振り分け(加算)を行える画素値は“1”のみとなる。
次いで、記録制御部43は、第2の補完ノズルに振り分けられなかった分の画素値“2”を、第1の補完ノズルに振り分ける。しかしながら、第1の補完ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する画素値は“3”であり、画素値“3”は、補完ノズルが吐出可能な最大液滴量に対応する画素値である。したがって、第1の補完ノズルへの画素値の振り分けは行えない。
変形例2においては、記録制御部43は、この振り分けられなかった分の画素値“2”を一時的に保持するとともに、搬送方向における後段の画素行において、未振り分け分の画素値の振り分けを行う。図15の右側の図の下段に、記録制御部43による、未振り分け分の画素値の振り分け処理の例を示す。
未振り分け部の画素値の振り分けを行う画素行において、不良ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する画素値は“3”である(図15の左側の図参照)。そして、記録制御部43は、この“3”に、前段の画素行で振り分けを行えなかった画素値“2”を加算した画素値“5”を、第2の補完ノズル及び第1の補完ノズルに振り分ける。第2の補完ノズルで吐出する予定であった液滴量に対応する画素値は“0”であるため、記録制御部43は、画素値“5”のうちの“3”を、第2の補完ノズルに振り分ける。
次いで、記録制御部43は、画素値“3”を振り分けた後の残りの画素値“2”を、第1の補完ノズルに振り分ける。第1の補完ノズルで吐出する予定であった液滴量に対応する画素値は“0”であるため、記録制御部43は、第1の補完ノズルに、画素値“2”を振り分ける。
このように、一つの画素行において振り分けを行うことができなかった未振り分け分の画素値を一時的に保持する機能を持たせることにより、記録制御部43は、インクを破棄することなく、インクを第1の補完ノズル及び第2の補完ノズルに振り分けることが可能となる。ただし、一時的に保持する画素値の大きさは“3”まで(画素行では次の列まで)とすることが望ましい。このような制限を設けることにより、例えば、「=」のような字において、補完によって上の線と下の線とが連結してしまうことを防ぐことができる。
[その他変形例]
また、上述の実施形態及び変形例2では、記録制御部43が、画素行毎に補完値を第1の補完ノズル又は第2の補完ノズルに振り分ける例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、記録制御部43は、記録部4のインクジェットヘッド242の傾き、又は、ノズル243から吐出されるインクの印刷媒体への着弾位置のずれを生む各種外乱の内容に応じて、第1の補完ノズル及び第2の補完ノズルのいずれかを選択してもよい。
1…インクジェット記録装置、4…記録部、11…画像読取部、40…ヘッドユニット、41…ハーフトーン処理部、42…ノズル特定部、43…記録制御部、60…制御部、64…記憶部、242…インクジェットヘッド、243…ノズル

Claims (10)

  1. 第1の方向に配置された、画像データにハーフトーン処理を施すことにより得られる記録データにおける各画素値の大きさに対応した液滴量のインクを吐出可能な複数のノズルを有する記録部と、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に、前記記録部と印刷媒体とを相対移動させる搬送部と、
    前記記録データに基づいて前記複数のノズルを選択的に動作させることにより、前記印刷媒体に画像を形成させる制御部と、
    前記複数のノズルのうちの、前記インクが正常に吐出されないノズルを不良ノズルとして特定するとともに、前記第1の方向における前記不良ノズルの配置位置である第1の位置に隣接する第2の位置に配置されている前記ノズルを、前記不良ノズルが吐出する予定であったインクを補う補完ノズルに設定するノズル特定部と、
    前記不良ノズルから前記インクが吐出されないように前記記録データを編集するとともに、前記不良ノズルが吐出する予定であったインクの液滴量に対応する第1の画素値の大きさに基づいて補完値設定し、該補完値を、前記補完ノズルが吐出する予定であったインクの液滴量に対応する第3の画素値に加算し、該加算により得られた加算後画素値に対応する液滴量のインクを、前記補完ノズルから吐出させる記録制御部と、を備え
    前記記録データにおける画素値は、“0”と、小液滴での描画に対応付けられた第1の所定値と、前記第1の所定値よりも大きく、小液滴又は中液滴での描画に対応付けられた第2の所定値と、前記第2の所定値よりも大きく、大液滴での描画に対応付けられた第3の所定値と、を含み、
    前記記録制御部は、前記第1の画素値が“0”の場合、前記補完値を“0”に設定し、前記第1の画素値が前記第1の所定値である場合、前記第1の所定値と同じ画素値を前記補完値に設定し、前記第1の画素値が前記第2の所定値である場合、前記第2の所定値より大きい画素値であり、かつ、前記第3の所定値以下である画素値を前記補完値に設定し、前記第1の画素値が前記第3の所定値である場合、前記第3の所定値と同じ画素値を前記補完値に設定する
    インクジェット記録装置。
  2. 前記印刷媒体は、糸状に加工された繊維で構成される布である
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録データにおける画素値は、“0”、“1”、“2”及び“3”の4階調よりなり、
    前記記録制御部は、前記第1の画素値が“0”の場合、前記補完値を“0”に設定し、前記第1の画素値が“1”の場合、“1”の画素値を前記補完値に設定し、前記第1の画素値が“2”の場合、“3”の画素値を前記補完値に設定し、前記第1の画素値が“3”の場合、“3”の画素値を前記補完値に設定する
    請求項に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録制御部は、前記第3の画素値に前記補完値を加算して得られる加算後画素値に対応する液滴量が、前記補完ノズルから吐出可能な最大液滴量を上回る場合、前記最大液滴量まで画素値を加算し、前記加算後画素値と、前記最大液滴量に対応する最大画素値との差分を、前記第1の位置に隣接するノズルのうちの、前記補完ノズル以外のノズルが吐出する液滴量に対応する第4の画素値に加算する
    請求項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記ノズル特定部は、前記第1の位置に隣接する第2の位置に配置されている前記ノズルを第1の補完ノズルに設定し、前記第1の位置に隣接する、前記第2の位置以外の第3の位置に配置されている前記ノズルを第2の補完ノズルに設定する
    請求項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記記録制御部は、前記補完値を加算する対象とする前記第1の補完ノズル又は前記第2の補完ノズルを、前記記録部が1画素行分の走査を行う毎に交互に切り替える
    請求項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記記録制御部は、前記第1の補完ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する画素値と、前記第2の補完ノズルが吐出する予定であった液滴量に対応する画素値とを比較し、前記画素値が小さい方の補完ノズルを対象として、前記補完値の加算処理を行う
    請求項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記記録制御部は、前記記録部の傾き又は前記ノズルから吐出されるインクの前記印刷媒体への着弾位置のずれを含む各種外乱の内容に応じて、前記第3の画素値又は前記第4の画素値に応じた補完値の加算処理を行う
    請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 入力された前記画像データに前記ハーフトーン処理を施すことにより前記記録データを生成するハーフトーン処理部をさらに備え、
    前記ハーフトーン処理部は、前記画像データの画素値が第1の閾値未満の場合、“不吐出”及び“小液滴”で表される記録データを生成し、前記画像データの画素値が前記第1の閾値以上であり、かつ、前記第1の閾値より大きい第2の閾値未満である場合、“不吐出”、“小液滴”及び“中液滴”で表される記録データを生成し、前記画像データの画素値が前記第2の閾値以上であり、かつ、前記第2の閾値より大きい第3の閾値未満である場合、“不吐出”及び“中液滴”で表される記録データを生成し、前記画像データの画素値が前記第3の閾値以上である場合、“不吐出”、“中液滴”及び“大液滴”で表される記録データを生成し、かつ、前記画像データの画素値が最大値である場合にも、“不吐出”が割り当てられる画素の発生率が略33%を下回らない記録データを生成する
    請求項1~のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記第3の閾値は、前記画像データの画素値の最大値である
    請求項に記載のインクジェット記録装置。
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