JP7129887B2 - 塗工具 - Google Patents

塗工具 Download PDF

Info

Publication number
JP7129887B2
JP7129887B2 JP2018207889A JP2018207889A JP7129887B2 JP 7129887 B2 JP7129887 B2 JP 7129887B2 JP 2018207889 A JP2018207889 A JP 2018207889A JP 2018207889 A JP2018207889 A JP 2018207889A JP 7129887 B2 JP7129887 B2 JP 7129887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving member
coating tool
plate
tool according
projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018207889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020075197A (ja
Inventor
奨 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Epoch Co Ltd
Original Assignee
Epoch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Epoch Co Ltd filed Critical Epoch Co Ltd
Priority to JP2018207889A priority Critical patent/JP7129887B2/ja
Priority to CN201911071815.8A priority patent/CN111134346B/zh
Publication of JP2020075197A publication Critical patent/JP2020075197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7129887B2 publication Critical patent/JP7129887B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23PSHAPING OR WORKING OF FOODSTUFFS, NOT FULLY COVERED BY A SINGLE OTHER SUBCLASS
    • A23P20/00Coating of foodstuffs; Coatings therefor; Making laminated, multi-layered, stuffed or hollow foodstuffs
    • A23P20/10Coating with edible coatings, e.g. with oils or fats
    • A23P20/15Apparatus or processes for coating with liquid or semi-liquid products
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23PSHAPING OR WORKING OF FOODSTUFFS, NOT FULLY COVERED BY A SINGLE OTHER SUBCLASS
    • A23P30/00Shaping or working of foodstuffs characterised by the process or apparatus
    • A23P30/10Moulding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

本発明は、ペースト状の材料を塗工する塗工具に関する。
従来から、菓子を装飾するレースのような装飾物の作成方法が提案されている。例えば、非特許文献1には、模様が施されたシリコンマットの型に、L字パレットやカードを使ってペースト状の材料をすりこませて、型から材料をはがして、装飾物を作成する技術が記載されている。
株式会社タイセイ、"お砂糖のレースが作れるシュガーベール"、[online]、cotta、[平成30年10月9日検索]、インターネット<URL:https://www.cotta.jp/special/tool/sugarveil.php>
しかしながら、上述のL字パレットやカードを使用した作成方法では、ペースト状の材料を塗り始めに沢山塗ると余剰な材料の回収に手間がかかり、一方で材料を徐々に型に充填させると装飾物の作成に時間を要することが想定される。
本発明は、効率よく塗工可能な塗工具を提供することを目的とする。
本発明の一つの態様に係る塗工具は、把持部と先端にヘラ部が形成された収容部とを有する本体部と、先端面を有する移動部材であって、前記収容部に収容される移動部材と、を備え、前記移動部材を移動させることにより、前記先端面を前記収容部内に沿って移動させて、前記収容部を開口させる状態と、前記収容部を閉塞させる状態とを切り換える、ことを特徴とする。
上記の態様によれば、効率よく塗工可能な塗工具を提供することができる。
本発明の実施形態に係る塗工具の表側の斜視図である。 本発明の実施形態に係る塗工具の裏側の斜視図である。 本発明の実施形態に係る本体部の裏側の斜視図である。 本発明の実施形態に係る移動部材の表側の斜視図である。 本発明の実施形態に係る移動部材の裏側の斜視図である。 本発明の実施形態に係る塗工具の使用状態を示す図1のVI-VI断面図を示し、(a)は移動部材を後方内側へ移動させた状態を示し、(b)は移動部材を前方へ移動させた状態を示す。 本発明の実施形態に係る型部材を示す図である。
次に、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1及び図2は、それぞれレースの装飾物の作成に使用可能な塗工具1の表側及び裏側から見た斜視図である。塗工具1は、本体部2と、この本体部2に対して前後に移動可能に収容される移動部材3と、を有する。本実施形態の塗工具1は、移動部材3を本体部2に対して前方へ移動させた状態でペースト状の材料L1を型71~76に塗工することができ(図6(a)及び図7参照)、移動部材3を本体部2に対して後方へ移動させた状態で型71~76から余分な材料L1を取り除きつつ回収することができる(図6(b)及び図7参照)。本実施形態では菓子を模した玩具用のレースの装飾物を作成可能な塗工具1について説明する。なお、以下の塗工具1の説明では、ヘラ部24側を前、その反対側を後とし、図1の上側を上、その反対側を下とする。また塗工具1の後方から前方を見た左側を左、その反対側を右とする。
本体部2及び移動部材3はPP(ポリプロピレン)等の難粘着性の材料により形成することができる。本体部2は、上方に屈曲部21を有した側面視略L字状に形成される。本体部2は、屈曲部21を介して、後方側に把持部22を有し、前方側に移動部材3の収容部23を有する。把持部22は、図2に示すように、本体部2の下方へ開口した横断面視略U字状の湾曲板状に形成される。把持部22の内面には、半円弧状の支持リブ221が形成される。支持リブ221は、把持部22の左側板222側の内面から右側板223側の内面に亘って接続されており、これにより把持部22の強度を向上させることができる。
収容部23は、天板231と、天板231の両側縁から下方に延設される左右略対称な一対の左側板232及び右側板233と、を有して、略矩形板状に形成される。収容部23の後方から前方側を見た左右幅は把持部22よりも広く形成される。収容部23はヘラ部24側から見て下方へ開口した枠状に形成される。
天板231は、板厚方向に貫通する略矩形状の開口孔234を有する。開口孔234には、移動部材3の操作部32が外方へ向けて挿通され、移動部材3の操作を可能としている。また、移動部材3は開口孔234を介して本体部2内から取り出し可能に形成される。開口孔234は左側板232の基端部から右側板233の基端部へ亘って形成される。また、開口孔234は、移動部材3よりも左右幅が広く前後幅が狭く形成される。開口孔234の後側の内縁234bの略中央からは、後方へ向かって延設された長矩形状の切欠部234aが形成される。切欠部234aも天板231の板厚方向に貫通している。また、開口孔234の内縁234bは、左側板232側及び右側板233側の両側から切欠部234a側の内側へ掛けて湾曲しながら傾斜している。
天板231の前方側の先端には、ヘラ部24が形成される。図6(b)の断面図に示すように、ヘラ部24は、天板231の先端縁である端面231aと、この端面231aから天板231の外側の板面に突出した断面視略三角形状の突起部235とにより形成される。突起部235は、左側板232側から右側板233側へ亘って形成される。突起部235は、前方側の傾斜面235aと、後方側の傾斜面235bとを有する。傾斜面235aと傾斜面235bは、凸湾曲状に突出した頂部を介して互いが略垂直となるように連設される。また、本実施形態の後方側の傾斜面235bは、天板231の板面に対して略130度傾斜している。
左側板232及び右側板233は、それぞれヘラ部24側の前端に傾斜縁232a,233aを有する。傾斜縁232a,233aは、天板231の板面と平行な移動部材3の移動方向に対して傾斜している。また、傾斜縁232a,233aは、側面視において傾斜面235bと略平行に傾斜している(図6(a)も参照)。
左側板232、右側板233及び把持部22の各外周面における下方先端縁には、各板厚よりも薄肉の先端縁2aが連設される。先端縁2aは、左側板232の傾斜縁232a側から把持部22を介して右側板233の傾斜縁233a側に亘って形成される。
図2に戻り、左側板232の先端縁2aの一部と、右側板233の先端縁2aの一部とには、平板状の支持板236が懸架するように設けられる。支持板236の前端縁236aは、略直線状に形成される。支持板236の後端縁236bは、左右方向の中央側が幅狭となるように湾曲して形成される。移動部材3は、支持板236の内面236cと、天板231の内面231cと間に摺動可能に配置される。
図3において、開口孔234よりも後方側における天板231の内面231cには、切欠部234aより左側板232側及び右側板233側のそれぞれにおいて、複数のリブ411~414が形成される。各リブ411~414は、略同じ高さとなるように形成される。内面231cには、前後方向に延設される二本の縦リブ411,412が略平行に形成される。切欠部234a側に配置される縦リブ411の前端には、下方へ突出する突起部411aが設けられる。突起部411aは、後述する移動部材3の上底板314と摺動可能に当接する。縦リブ411及び縦リブ412の各後端は横リブ413と接続される。横リブ413は縦リブ411の後端から縦リブ412に接続された後、左側板232側又は右側板233側へ直線状に延設される。
横リブ414は、縦リブ411及び縦リブ412の各前端と接続されて、縦リブ411の前端から内縁234bに沿って左側板232まで又は右側板233までに亘る略左右方向に延設される。横リブ414は内縁234bと連続して形成される。
このように、右側板233側の各リブ411~414と、左側板232側の各リブ411~414は、左右対称となるように形成される。
切欠部234aの後方における屈曲部21の内面からは、平板状の被係合突起416,417が立設している。ヘラ部24側から見て手前側の被係合突起416(第一被係合突起)及び奥側の被係合突起417(第二被係合突起)は、互いに略平行となるように前方斜め方向に傾斜して左右に亘って設けられる。被係合突起416,417の左右幅は、切欠部234aよりも広く形成される。被係合突起416及び被係合突起417は、移動部材3の係合突起317aを前後方向に係脱させることができる。
図4及び図5は、それぞれ移動部材3の表側及び裏側の斜視図である。移動部材3は後端側の隅部が平面視凸円弧状に湾曲した前後に長尺の矩形板状に形成される。移動部材3は、左右及び後方の一部を囲う側板311,312と、前方側において側板311,312の下縁と接続される平板状の下底板313と、後方側において側板311,312の上縁と接続される平板状の上底板314とを有する。
側板311,312の後方側の下端には傾斜部311a,312aが形成される。また、操作部32よりも後方側における、側板311,312の上縁は、操作部32よりも前方側の上縁よりも下方へ低くなるように形成される。したがって、側板311,312の後方側の上下幅は、前方側よりも短く形成される。操作部32は、左右の側板311,312の内側に配置され、上方へ立設した中空のリボン型に形成される(図5も参照)。
側板311,312及び下底板313の前端には、下底板313に対して傾斜した先端面315aを有する略平坦な前板315が形成される。前板315は下底板313に対して略130度傾斜している。また、図5に示すように前板315の下端には、下底板313よりも下方に突設された突出部315bが形成される。収容部23の各内面(天板231及び側板232,233の内面231c,232c,233c)は略平坦に延設される。このため、移動部材3は、先端面315aの外周縁(側縁315c及び先端縁315d)を収容部23の各内面に当接又は近接しながら移動できる。収容部23に沿って移動部材3を前後移動させることにより、先端面315aを収容部23内に沿って移動させ、先端面315aをヘラ部24から離間させて収容部23を開口させた状態(後述の図6(b))と、先端面315aとヘラ部24とが隣接する収容部23を閉塞させた状態(後述の図6(a))とを切り換えることができる。
図4及び図5で、上底板314の左右方向の略中央には、前後に長尺の略矩形状の切欠部316が形成される。切欠部316内には、切欠部316の前方側の内縁316aから後方へ向かって延設された片持ちの略矩形の板バネ状の解除操作部317が設けられる。解除操作部317は、上底板314よりも下方に形成される。
図4に示すように、解除操作部317の後端からは係合突起317aが上方へ向けて立設している。係合突起317aは、左右に亘って板状に形成される。解除操作部317の上面からは、上底が略ハート型に形成された柱状の押圧部317bが立設している。使用者は、押圧部317bを下方へ押圧することにより解除操作部317を弾発力に抗して下方へ撓ませることができる。
また、切欠部316の内縁からは下方へ向かって突出した枠リブ316cが形成される。枠リブ316cは、左右の側板311,312の後端から連設される。
図7は、型部材7を示す図である。型部材7は長矩形板状に形成される。また、型部材7は、シリコンゴム等の可撓性を有する材料により形成することができる。型部材7の一方側の面には、レースを作成可能な、長尺の型71,72と、ハート型の複数の型73と、蝶の左右の羽根状の複数の型74と、台形状の型75と、冠状の型76とが配置される。各型71~76の近くには対応する型番号71a~76aとしてそれぞれ「1」~「6」の数字が刻印されている。
各型71~76は、突起7a及び溝7bにより凹凸が形成されている。突起7aは、その上面が型部材7の上面と同一面となるように複数突設される。また、型73,74,76は、他の型71,72,75に比べて深底となるように形成される。したがって、これらの型で形成されたレースは、他の型で形成されたレースよりも比較的厚く形成することができる。各型に充填して硬化した材料は、型部材7を端から湾曲させて剥がすことにより取り出すことができる。
次に、塗工具1の使用例について説明する。図1で、使用者は、例えば、把持部22の左側板222側に親指を掛け、右側板223(図2参照)側を中指から小指を掛けて握って塗工具1を把持することができる。使用者は、人差指を使って操作部32を前後に操作して移動部材3を前後動させることができる。図6(a)及び図6(b)は、図7の型部材7のVI-VI断面に示す型71に生クリームを模したクリーム状の材料L1を塗工する作業について示している。材料L1は所定時間の経過により乾燥して硬化する。
まず、移動部材3を本体部2の内側(把持部22側)へ移動させると、図6(b)に示すように、移動部材3の後方に位置する解除操作部317の係合突起317aは、解除操作部317が弾発力に抗して撓むため、被係合突起416を乗り超え、被係合突起416と被係合突起417との間に配置される。移動部材3の前後動は、係合突起317aと被係合突起416の係合により規制される。使用者は、係合突起317aが被係合突起416に係合したときに発生する音と適度なクリック感を得て、移動部材3が後方へ安定支持されたことを認識することができる。
これにより、ヘラ部24と先端面315aとが離間して収容部23内を開口させた状態となる。収容部23の前端側には、移動部材3の先端面315a、本体部2の天板231及び側板233(232)の各内面231c,232c,233cによる材料L1の貯留部Sが形成される。使用者は、図6(b)の二点鎖線で示す材料L1を、貯留部Sに供給することができる。材料L1は、クリーム状に形成されるため、貯留部Sにおける各内面231c,232c,233cに容易に付着して保持させることができる。使用者は、貯留部Sが上を向いた状態になるよう机等に塗工具1を置き、材料L1の入った容器の口から貯留部Sに材料L1を供給する。なお、貯留部Sに材料L1を供給できる容量は、1回の塗工作業に用いるに適度な材料L1の量と同程度とすることが好ましい。
続いて、操作部32をヘラ部24側に押すと、解除操作部317が弾発力に抗して撓むため、係合突起317aが被係合突起416を前方側に乗り越える。これにより移動部材3の前進が許容される。移動部材3は、図6(a)に示すように、操作部32の前壁321の一部が開口孔234の前方の内縁234cに当接して前進移動が規制される。移動部材3が前方へ移動した状態では、移動部材3の先端面315aとヘラ部24の端面231aとが略隣接して、収容部23を閉塞する状態となる。そのため、材料L1は、ヘラ部24よりも前方側へ押し出される。
図6(a)に示すように、ヘラ部24よりも前方へ押し出された材料L1を型71に押しつけながら塗工具1を後方へ引くと、材料L1は型71の溝7b内に充填される。このとき、先端面315aと、型71との角度は比較的浅いため、塗工具1は材料L1を略面圧力により型71に対して押し付けて、塗りムラを低減して塗工することができる。図6(a)では、型71に供給された材料L1が突起7aを覆うように厚塗りした様子を示している。
次に、図6(b)に示すように再び移動部材3を本体部2に対して後方へ移動させると、解除操作部317が弾発力に抗して撓むため、係合突起317aは被係合突起416を後方側に乗り越えて被係合突起416の後方に移動する。したがって、係合突起317aは、被係合突起416と被係合突起417との間に位置して、移動部材3の前後動は規制される。収容部23の前端側には、貯留部Sが再び形成される。
図6(b)の実線の材料L1に示すように、塗工具1のヘラ部24を型71に当接させながら後方へ移動させると、塗工具1は型71に塗工された余剰な材料L1をヘラ部24により掻き取ることができる。このとき、ヘラ部24と連続する天板231の内面231cは、型71の当接面に対して移動部材3の先端面315aよりも大きい角度となる。したがって、ヘラ部24により、余剰な材料L1に対し側方からせん断力を加えて、余剰な材料L1を掻き取り、貯留部S内に順次回収することができる。また、塗工具1は全体が略L字状に形成されているため、使用者が把持部22の後端と型71が接触しないように操作することにより、ヘラ部24と型71との当接角度を適切な角度に保つことができる。貯留部Sに回収された材料L1は、図6(a)のように移動部材3を再び前進させて他の型への塗工に再利用することができる。
溝7bに充填された材料L1は、突起7aの表面から除去された後も平面的に連設されている。所定時間が経過して硬化した材料L1は、型部材7を撓ませることにより、型71から取り出すことができる。これにより、突起7aの位置に対応する複数の孔を有したレースの装飾物を作成することができる。
次に、移動部材3の本体部2からの取り出し方法について説明する。図6(b)において、移動部材3の係合突起317aは、被係合突起416と被係合突起417との間に位置している。被係合突起417は、被係合突起416よりも下方へ突出しているため、移動部材3を後方へ押しても係合突起317aが被係合突起417を乗り超えるのは難しい。しかし、押圧部317bを押し下げながら移動部材3を後方側へ移動させると、係合突起317aは被係合突起417を乗り超えて被係合突起417の後方側へ移動させることができる。
すると、移動部材3は図6(b)の状態よりも更に後方へ移動して、前板315の先端縁315dを開口孔234の前側の内縁234cよりも後方へ(換言すれば開口孔234の内側へ)位置させることができる。開口孔234は移動部材3よりも広い左右幅となるように形成されている。そのため、移動部材3を本体部2の内側から外側へ向けて押圧すると、開口孔234を介して移動部材3を容易に取り出すことができる。このように、使用者が適切な操作をすることにより、移動部材3は本体部2から容易に分離させることができる。
以上のような本発明の実施形態によれば、下記の態様の塗工具を提供することができる。
第1の態様に係る塗工具は、把持部と先端にヘラ部が形成された収容部とを有する本体部と、先端面を有する移動部材であって、前記収容部に収容される移動部材と、を備え、前記移動部材は、前記先端面を前記収容部内に沿って移動させて前記収容部を開口させる状態と、前記収容部を閉塞させる状態とを切り換える、ことを特徴とする。
この構成によれば、型部材7に塗工する材料L1を保持したり、型71~76に塗工する作業及びその作業の切り換えを容易に行うことができる。また、収容部23を閉塞させた状態では型71~76に対し材料L1を略面圧力により押し付け、収容部23を開口させた状態では型71~76に対しヘラ部24を立てて当接させて余剰な材料L1を容易に取り除くことができる。このように、材料L1を塗って余剰分をすぐに型71~76から取り除くことができるため、材料L1が乾燥する前に型71~76への塗工を終えることができる。したがって、使用者が不慣れな場合であっても、効率よく塗工作業を行う塗工具を提供することができる。さらに、材料L1を保持できる貯留部Sの容量を1回の塗工作業に用いるに適度な材料L1の量とすることができる。したがって、無駄な材料の使用を予め防ぐことができる。
第2の態様に係る塗工具は、前記本体部は、屈曲部を有した側面視L字状に形成され、前記屈曲部21を介して、後方側に前記把持部が設けられ、前方側に前記収納部が設けられる。
この構成によれば、使用者が把持部22の後端と型71が接触しないように操作することにより、ヘラ部24と型71との当接角度を適切な角度に保つことができる。したがって、使用者が子供であっても、容易に適切な角度に保ちながら塗工作業を行うことができる。
第3の態様に係る塗工具は、前記移動部材は、前記先端面の外周縁を前記収容部の内面に当接又は近接しながら移動することを特徴とする。
この構成によれば、収容部23内に充填させた材料L1を、移動部材3を移動させてヘラ部24側に押し出す際に収容部23から漏洩することを低減することができる。
第4の態様に係る塗工具は、前記収容部は、天板と、該天板の両側縁から延設された一対の側板と、前記側板の間に懸架される支持板とを有することを特徴とする。
この構成によれば、移動部材3の前後への移動を確実にガイドするとともに、型71に供給した過剰な材料L1を、漏れを低減しながら収容部23内に回収することができる。
第5の態様に係る塗工具は、前記側板は、前記移動部材の移動方向に対して傾斜する傾斜縁を有することを特徴とする。
この構成によれば、塗工具1を使用する際に、型部材7に対してヘラ部24を傾斜して当接させることができる。
第6の態様に係る塗工具は、前記移動部材は、先端に係合突起を有した片持ちの板バネ状の解除操作部を有し、前記本体部は、前記移動部材の移動により前記係合突起が係脱する第一被係合突起を有する、ことを特徴とする。
この構成によれば、収容部23内に空間を形成した状態を安定維持させることができる。
第7の態様に係る塗工具は、前記本体部は、前記第一被係合突起よりも奥側に位置して前記係合突起が係脱する第二被係合突起と、前記移動部材よりも左右幅が広く前後幅が狭い開口孔を有し、前記移動部材は、前記係合突起が前記第二被係合突起よりも後方に位置するとき、前記移動部材の前端が前記開口孔の前方の内縁よりも前記開口孔の内側に位置する、ことを特徴とする。
この構成によれば、移動部材3が本体部2から意図せず分離することを防止しつつ、押圧部317b等により解除操作部317を撓ませて移動部材3を移動させる操作を行うことができ、移動部材3を本体部2から容易に分離させることができる。したがって、塗工具1の清掃等を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、塗工具1は、洋菓子等の食品を装飾するレースの装飾物の作成に使用してもよい。この場合、装飾物の原料として、小麦粉や砂糖等を水に溶融させた材料を使用することができる。
1 塗工具 2 本体部
2a 先端縁 3 移動部材
7 型部材 7a 突起
7b 溝 21 屈曲部
22 把持部 23 収容部
24 ヘラ部 32 操作部
71~76 型
221 支持リブ 222 左側板
223 右側板 231 天板
231a 端面 231c 内面
232 左側板 232a 傾斜縁
232c 内面 233 右側板
233a 傾斜縁 233c 内面
234 開口孔 234a 切欠部
234b 内縁 234c 内縁
235 突起部 235a 傾斜面
235b 傾斜面 236 支持板
236a 前端縁 236b 後端縁
236c 内面 311 側板
311a 傾斜部 312 側板
312a 傾斜部 313 下底板
314 上底板 315 前板
315a 先端面 315b 突出部
315c 側縁 315d 先端縁
316 切欠部 316a 内縁
316c 枠リブ 317 解除操作部
317a 係合突起 317b 押圧部
321 前壁 411 縦リブ
411a 突起部 412 縦リブ
413 横リブ 414 横リブ
416 被係合突起 417 被係合突起
L1 材料 S 貯留部

Claims (7)

  1. 把持部と先端にヘラ部が形成された収容部とを有する本体部と、
    先端面を有する移動部材であって、前記収容部に収容される移動部材と、
    を備え、
    前記移動部材を移動させることにより、前記先端面を前記収容部内に沿って移動させて、前記収容部を開口させる状態と、前記収容部を閉塞させる状態とを切り換える、
    ことを特徴とする塗工具。
  2. 前記本体部は、屈曲部を有した側面視L字状に形成され、
    前記屈曲部を介して、後方側に前記把持部が設けられ、前方側に前記収容部が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の塗工具。
  3. 前記移動部材は、前記先端面の外周縁を前記収容部の内面に当接又は近接しながら移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の塗工具。
  4. 前記収容部は、天板と、該天板の両側縁から延設された一対の側板と、前記側板の間に懸架される支持板とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の塗工具。
  5. 前記側板は、前記移動部材の移動方向に対して傾斜する傾斜縁を有することを特徴とする請求項4に記載の塗工具。
  6. 前記移動部材は、先端に係合突起を有した片持ちの板バネ状の解除操作部を有し、
    前記本体部は、前記移動部材の移動により前記係合突起が係脱する第一被係合突起を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の塗工具。
  7. 前記本体部は、前記第一被係合突起よりも奥側に位置して前記係合突起が係脱する第二被係合突起と、前記移動部材よりも左右幅が広く前後幅が狭い開口孔を有し、
    前記移動部材は、前記係合突起が前記第二被係合突起よりも後方に位置するとき、前記移動部材の前端が前記開口孔の前方の内縁よりも前記開口孔の内側に位置する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の塗工具。
JP2018207889A 2018-11-05 2018-11-05 塗工具 Active JP7129887B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207889A JP7129887B2 (ja) 2018-11-05 2018-11-05 塗工具
CN201911071815.8A CN111134346B (zh) 2018-11-05 2019-11-05 涂布工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207889A JP7129887B2 (ja) 2018-11-05 2018-11-05 塗工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020075197A JP2020075197A (ja) 2020-05-21
JP7129887B2 true JP7129887B2 (ja) 2022-09-02

Family

ID=70517003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018207889A Active JP7129887B2 (ja) 2018-11-05 2018-11-05 塗工具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7129887B2 (ja)
CN (1) CN111134346B (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035907A (ja) 2007-07-31 2009-02-19 Tajima Oyo Kako Kk 壁面仕上げ施工方法及びその実施に用いる壁面仕上げ施工用具
JP2012197633A (ja) 2011-03-23 2012-10-18 Yoshitaka Tojima 櫛目模様付け塗布具
JP2012225141A (ja) 2011-04-21 2012-11-15 Lifeline Co Ltd 左官仕上げ用へら
JP2018070822A (ja) 2016-11-01 2018-05-10 積水ハウス株式会社 シーリング材の施工方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH045279U (ja) * 1990-04-24 1992-01-17
CN2726914Y (zh) * 2004-04-22 2005-09-21 台湾三条股份有限公司 美工刀
JP4499811B2 (ja) * 2008-05-28 2010-07-07 株式会社トキワ 塗布材押出容器
CN201385845Y (zh) * 2009-03-21 2010-01-20 宁波松鹤文具有限公司 挤压式胶水瓶瓶盖
CN103088995A (zh) * 2011-10-30 2013-05-08 招远市鸿宇包装制品有限公司 自动输送腻子的抹板
JP7279915B2 (ja) * 2017-08-23 2023-05-23 株式会社トキワ 塗布材繰出容器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035907A (ja) 2007-07-31 2009-02-19 Tajima Oyo Kako Kk 壁面仕上げ施工方法及びその実施に用いる壁面仕上げ施工用具
JP2012197633A (ja) 2011-03-23 2012-10-18 Yoshitaka Tojima 櫛目模様付け塗布具
JP2012225141A (ja) 2011-04-21 2012-11-15 Lifeline Co Ltd 左官仕上げ用へら
JP2018070822A (ja) 2016-11-01 2018-05-10 積水ハウス株式会社 シーリング材の施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN111134346A (zh) 2020-05-12
JP2020075197A (ja) 2020-05-21
CN111134346B (zh) 2022-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10602835B2 (en) Hair brush with ejection system
JP7129887B2 (ja) 塗工具
US10086311B2 (en) Fusible toy bead scraper
JP2010105694A (ja) 手動押下げ注出ポンプ用ノズルヘッド
JP5716056B2 (ja) 口唇化粧料塗布具
JP2002034659A (ja) 歯ブラシハンドルおよびその製造方法
JP2010131329A (ja) 口唇化粧料塗布具
KR200482449Y1 (ko) 스탬핑네일아트용 기구
JP2007217056A (ja) エアゾール缶用アタッチメント
CN219515554U (zh) 化妆品涂敷工具
KR200443512Y1 (ko) 어묵 제조기
JP4633190B1 (ja) サーフボード用ワックススクレーパ
JP4960723B2 (ja) エアゾール容器の残留内容物排出装置
KR101062721B1 (ko) 네일 아트 기구
KR20050121164A (ko) 화장용 팁부재
JP3246441U (ja) 化粧料塗布具
CN219538539U (zh) 一种口腔清洁器
JP2004261503A (ja) 化粧料容器
JP6459169B2 (ja) 化粧料用容器
JP3211494U (ja) コーキングのヘラ
JP2002291534A (ja) 歯ブラシ
TWM371067U (en) Hand tool for scraping caulking
KR200362357Y1 (ko) 화장용 팁부재
JP2022073793A (ja) つけ爪の製造方法
JP3153328U (ja) レモン搾り具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7129887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150