JP7129655B2 - インターホンシステム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、一般に、インターホンシステム、制御方法、及びプログラムに関する。本開示は、より詳細には、操作部から呼出先の呼出が行われるインターホンシステム、当該インターホンシステムの制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、インターホンシステムが記載されている。このインターホンシステムは、住戸の外玄関や集合住宅の共用玄関(ロビー)等に設置されるカメラ付きの子機と、住戸内に設置されてインターホン子機との間で通話を行う親機とで構成されている。
特許文献1に記載のインターホンシステムでは、来訪者の呼出操作時に子機の撮像部で撮像した短時間の画像であるイントロ画像と、来訪者の呼出操作後に撮像部で撮像するリアルタイムの画像とを合成し、合成後の画像を親機の表示部に表示させている。
特開2012-15974号公報
ところで、呼出先である親機の側では、呼出元(子機)で呼出操作を行った操作者(例えば来訪者)に関する情報を、より早いタイミングで知りたいという要望があるが、操作者の画像表示では親機の傍まで行くという手間が生じ得る。
本開示は上記事由に鑑みてなされ、利便性の向上を図ることができるインターホンシステム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るインターホンシステムは、機能部を備える。前記機能部は、所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する。前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間である。前記情報の取得とは、少なくとも録音を含む。前記機能部は、前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する
本開示の別の一態様に係るインターホンシステムは、機能部と、報知部と、を備える。前記機能部は、所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する。前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間である。前記情報の取得とは、少なくとも録音を含む。前記機能部は、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する。前記報知部は、前記録音により取得した音情報に基づく報知を、前記所定の期間内に、前記呼出先の側で行う。
本開示の更に別の一態様に係るインターホンシステムは、機能部を備える。前記機能部は、所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する。前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間である。前記情報の取得とは、少なくとも録音を含む。前記機能部は、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する。前記機能部は、前記所定の期間内に、前記呼出先からの応答がなかったとき、前記録音である第1録音とは別の第2録音を開始する。
本開示の更に別の一態様に係るインターホンシステムは、機能部と、出力部と、を備える。前記機能部は、所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する。前記出力部は、前記操作部の側において、前記呼出先を呼出中であることを知らせる確認音を出力する。前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間である。前記情報の取得とは、少なくとも録音を含む。前記機能部は、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する。前記出力部は、前記録音の実行が終了した時点で前記呼出先の呼出が継続されるときに前記確認音の出力を開始する。
本開示の一態様に係る制御方法は、インターホンシステムの制御方法である。前記制御方法は、所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能ステップと、中止ステップと、を含む。前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間である。前記情報の取得とは、少なくとも録音を含む。前記中止ステップでは、前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する
本開示の別の一態様に係る制御方法は、インターホンシステムの制御方法である。前記制御方法は、所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能ステップと、中止ステップと、報知ステップと、を含む。前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間である。前記情報の取得とは、少なくとも録音を含む。前記中止ステップでは、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する。前記報知ステップでは、前記録音により取得した音情報に基づく報知を、前記所定の期間内に、前記呼出先の側で行う。
本開示の更に別の一態様に係る制御方法は、インターホンシステムの制御方法である。前記制御方法は、所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能ステップと、中止ステップと、録音ステップと、を含む。前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間である。前記情報の取得とは、少なくとも録音を含む。前記中止ステップでは、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する。前記録音ステップでは、前記所定の期間内に、前記呼出先からの応答がなかったとき、前記録音である第1録音とは別の第2録音を開始する。
本開示の更に別の一態様に係る制御方法は、インターホンシステムの制御方法である。前記制御方法は、所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能ステップと、中止ステップと、前記操作部の側において、前記呼出先を呼出中であることを知らせる確認音を出力する出力ステップと、を含む。前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間である。前記情報の取得とは、少なくとも録音を含む。前記中止ステップでは、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する。前記出力ステップでは、前記録音の実行が終了した時点で前記呼出先の呼出が継続されるときに前記確認音の出力を開始する。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに上記のいずれかの制御方法を実行させる。
本開示によれば、利便性の向上を図ることができる、という利点がある。
図1Aは、本開示の一実施形態に係るインターホンシステムの構成を示すブロック図である。図1Bは、同上のインターホンシステムにおける子機側制御部の構成を示すブロック図である。 図2は、同上のインターホンシステムの動作を説明するためのタイミング図である。 図3A及び図3Bは、同上のインターホンシステムにおける子機の表示部で出力される案内画像の概念図である。 図4A~図4Cは、同上のインターホンシステムにおける子機の表示部で出力される案内画像の概念図である。 図5A及び図5Bは、同上のインターホンシステムにおける子機の表示部で出力される案内画像の概念図である。 図6A~図6Cは、同上のインターホンシステムにおける親機が呼出中にあるときの概念図である。 図7は、同上のインターホンシステムの変形例1における動作を説明するためのタイミング図である。 図8は、同上のインターホンシステムの変形例2における動作を説明するためのタイミング図である。 図9は、同上のインターホンシステムの変形例3における動作を説明するためのタイミング図である。
(1)概要
以下の実施形態において説明する図1A~図9は、模式的な図であり、図1A~図9中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態に係るインターホンシステム10は、例えばマンション等の集合住宅に適用される集合住宅用のインターホンシステムである。インターホンシステム10では、図1Aに示すように、子機1と各親機2とが制御装置3を介して通信を行う。ただし、本実施形態に係るインターホンシステム10は、集合住宅以外に、戸建住宅に適用されてもよい。あるいは、インターホンシステム10は、事務所、店舗、学校若しくは介護施設等の非住宅施設等に適用されてもよい。
本実施形態に係るインターホンシステム10は、機能部F1を備える。ここでは、一例として、機能部F1は、図1Bに示すように、子機1(図1A参照)における子機側制御部13に設けられていることを想定する。すなわち、子機側制御部13が、機能部F1としての機能を有している。子機1は、例えば、ロビー等の集合住宅の共用部に設置される共用端末(ロビーインターホン)である。子機1は、例えば複数棟にわたって親機2との間で通信(例えば、通話、及び映像信号の送信等)を行うように構成されてもよい。
機能部F1は、所定の期間T1(図2参照)内、又は所定の期間T1よりも前に、呼出先C1を特定するための操作部(子機側操作部14)に対して操作入力を行う操作者H1(図3A参照:例えば来訪者等)に関する情報の取得を開始する。なお、図3Aでは、子機1の撮像部11で撮像されている操作者H1自身の映像が表示部18の表示画面180に出力されている。
所定の期間T1とは、操作入力に基づいて呼出先C1を呼出中である期間である。情報の取得とは、少なくとも録音を含む。ここでは、一例として、情報の取得(録音)の開始が、所定の期間T1(図2参照)内であることを想定する。
この構成によれば、少なくとも録音が、呼出中の所定の期間T1内又は呼出よりも前に開始される。そのため、録音により取得した音情報を利用(例えば報知)することで、利用者(例えば住人)は、より早いタイミングで操作者H1に関する情報を知ることができる。したがって、利便性の向上を図ることができる。
(2)詳細
次に、本実施形態に係るインターホンシステム10についてより詳細に説明する。
(2.1)全体構成
本実施形態に係るインターホンシステム10は、図1Aに示すように、子機1と、複数台(図1Aでは2台)の親機2と、制御装置3と、複数台(図1Aでは2台)のドアホン4と、複数台(図1Aでは2台)の分岐器5と、を備えている。
複数台の親機2の各々は、例えば、集合住宅の各住戸内に設置される住戸端末である。各親機2は、子機1との間で通信(例えば、通話、及び映像信号の受信等)を行うように構成されている。各親機2は、子機1の撮像部11で撮影された映像を表示する表示部22を有している。親機2は、集合住宅の管理室及び多目的ルーム等にも設置されてもよい。多目的ルームは、例えば、集会場、ゲストルーム、キッズルーム、パーティールーム等の、集合住宅内の共用部施設である。
制御装置3は、子機1と各親機2との間において、呼出制御を行い、信号を中継するように構成されている。制御装置3は、例えば、管理室に設置されている。制御装置3は、例えば、来訪者が子機1を用いて親機2を呼び出したときに、子機1と親機2との間で送受信される信号を中継する。
複数台のドアホン4の各々は、例えば、集合住宅の各住戸の外玄関に設置されている。複数台のドアホン4は、複数台の親機2と一対一に対応している。各ドアホン4は、対応する親機2との間で通信(例えば、通話、及び映像信号の送信等)を行うように構成されている。なお、多目的ルーム等に設置されている親機2に対しては、ドアホン4が接続されてなくてもよい。
子機1は、第1幹線61を介して制御装置3に接続されている。複数台の分岐器5の各々は、第2幹線62に挿入されており、第2幹線62に対して複数台の親機2を接続可能にする。本実施形態では、第2幹線62から複数の分岐線63に分岐しており、複数台の分岐器5は、第2幹線62における複数の分岐線63の分岐点にそれぞれ設けられている。これにより、各親機2は、分岐器5を介して第2幹線62に対して接続可能になる。
各親機2は、第2幹線62、分岐線63及び分岐器5を介して制御装置3に接続されている。各ドアホン4は、接続線64を介して対応する親機2に接続されている。第1幹線61、第2幹線62、分岐線63及び接続線64の各々は、例えば、ツイストペアケーブルからなる。
(2.2)子機
(2.2.1)子機の全体構成
次に、子機1の構成について説明する。子機1は、図1Aに示すように、撮像部11と、子機側伝送部12と、子機側制御部13と、子機側操作部14と、映像処理部15と、記憶部16と、センサ17と、表示部18と、を有している。さらに、子機1は、親機2との間で通話を実現するための通話部19(スピーカ及びマイクロホンを含む)等を有している。また、子機1は、上述した構成要素を収容又は保持する筐体(不図示)を有している。
撮像部11は、撮像素子を有し、被写体を撮像するためのカメラである。ここでは被写体は、来訪者等の操作者H1とする。本実施形態では、操作者H1が子機1を操作する際に少なくとも操作者H1の顔を撮像できるように、撮像部11の撮像エリア(視野)は、子機1の前方に設定されている。本実施形態では、撮像部11は動画を撮像するカメラである。さらに、本実施形態では、撮像部11はカラー画像を撮像するカメラである。
撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ、又はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の二次元イメージセンサである。撮像部11は、被写体からの光をレンズ等の光学系によって撮像素子の撮像面(受光面)上に結像させ、撮像素子にて被写体からの光を電気信号に変換する。そして、撮像部11は、撮像素子の出力信号を映像信号として映像処理部15へ出力する。
子機側伝送部12は、親機2と通信するための通信インタフェースである。子機側伝送部12は、第1幹線61を介して制御装置3に接続されている。図1Aでは、第1幹線61を1本の線で示している。子機側伝送部12は、制御装置3の通信部32を介して、親機2との間で双方向に通信可能に構成されている。子機側伝送部12は、親機2に対して通信信号を送信するように構成されている。通信信号には、音声信号、映像信号及び制御信号等が含まれている。また、子機側伝送部12は、通信部32を介して親機2から送信される通信信号を受信し、受信した通信信号を復調することで音声信号等を取得する。音声信号は、子機側制御部13を介して通話部19へ出力される。
子機側操作部14は、人(操作者H1)の操作を受け付けるように構成されている。子機側操作部14は、例えば、複数の押しボタン、及びタッチパネル等を有する入力インタフェースである。複数の押しボタンは、例えば、0~9のテンキー、アスタリスク(*)ボタン、消ボタン、及び呼出ボタン等を有している。例えば、操作者H1が、子機1で、部屋番号(住戸番号)「1024号室」の住人を呼び出したい場合、テンキーの数字ボタンを順に押していき、部屋番号を入力する。入力された部屋番号は、数字ボタンを押すたびに順次、表示部18に映し出される(図3B参照)。最後に、操作者H1が、呼出ボタンを押すことで、部屋番号の入力が確定されて、部屋番号「1024」の住戸の親機2に対して呼出が実行される。
映像処理部15は、撮像部11から出力される映像信号を受けて、信号処理により映像信号に含まれる映像を処理するように構成されている。映像処理部15は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のデバイスにて実現される。
センサ17は、例えば焦電型の赤外線センサであり、人等が動く際に生じる赤外線の変化量を検出することによって人等を検出する。センサ17は省略されていてもよい。
子機側制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータにて構成されている。そして、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが子機側制御部13として機能する。CPUが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
子機側制御部13は、撮像部11及び子機側伝送部12を制御するように構成されている。さらに、子機側制御部13は、映像処理部15及び表示部18を制御するように構成されている。
子機側制御部13は、撮像部11を制御することによって、撮像部11に映像を撮像させる。本実施形態では、子機側制御部13は、例えば、センサ17で来訪者等の人を検出すると撮像部11を起動して人の撮像を開始する。子機側制御部13は、表示部18を制御することによって、部屋番号の入力を案内する案内画像に、撮像部11で撮像中のリアルタイムの映像を重ねて、表示画面180に出力する(図3A参照)。
また、子機側制御部13は、呼出先C1である親機2を呼出前、呼出中、及び子機1と親機2との間で通信中に撮像部11で撮像した映像を、親機2に送出する。具体的には、子機側制御部13は、第1撮像期間T11(図2参照)において第1映像P1を撮像させる。さらに、子機側制御部13は、第2撮像期間T12(図2参照)において第2映像P2を撮像させる。第1撮像期間T11は、例えば、子機側操作部14が来訪者等の操作者H1による操作を受け付けた時(図2の時刻t1)から呼出を開始するまでの期間(例えば5秒程度)である。第2撮像期間T12は、例えば、親機2へ第1映像P1の伝送を終えてから、通話の終了、又は呼出の終了までの期間である。第2映像P2は、いわゆるリアルタイムの映像であり、第1映像P1は、第2映像P2に対して過去の映像である。
子機側制御部13は、子機側伝送部12を制御することによって、子機側伝送部12に親機2への通信信号を送信させ、かつ子機側伝送部12に親機2からの通信信号を受信させる。親機2への通信信号には、音声信号、映像信号及び制御信号等が含まれている。また、親機2からの通信信号には、音声信号及び制御信号等が含まれている。
子機側制御部13は、映像処理部15を制御することによって、映像処理部15に撮像部11からの映像信号に含まれる映像を処理させる。映像処理部15にて処理された映像は、子機側伝送部12から親機2に送信される。
子機側制御部13は、子機側操作部14にて受け付けられた操作入力に応じて、各種の機能を実行するように構成されている。子機側制御部13は、現在、表示部18の表示画面180で表示中の案内画像との関係性に基づき、当該案内画像と対応する機能を実行するように構成されている。例えば、子機側制御部13は、表示画面180で部屋番号の入力を催促する案内画像が表示されている最中に、数字ボタンが操作されると、入力された数字を表示画面180上に出力していく。そして、子機側制御部13は、部屋番号の入力後、呼出ボタンが操作されると、呼出先C1である親機2の呼出を開始する。
記憶部16は、読み書き可能なメモリで構成されている。記憶部16は、例えばフラッシュメモリである。記憶部16は、撮像部11で撮像した第1映像P1及び第2映像P2を記憶(録画)する。本実施形態の記憶部16は、子機側制御部13の外部に設けられているが、子機側制御部13の内部に設けられていてもよい。すなわち、記憶部16は、子機側制御部13の内蔵メモリであってもよい。なお、記憶部16は、撮像部11で撮像した第1映像P1及び第2映像P2以外にも後述する種々のデータを記憶する。
表示部18は、例えば液晶ディスプレイからなる表示画面180を有している。表示部18は、子機側制御部13の制御下で、図3A~図5Bに示すように、基本案内画像G0、第1案内画像G1~第6案内画像G6を出力(画像表示)する。これらの案内画像G0~G6は、単なる一例であり、案内画像の種類の数、及びその表示内容は、特に限定されない。また、表示部18は、子機側制御部13の制御下で、撮像部11で撮像される来訪者(操作者H1)自身の映像を表示する。表示部18は、例えば、案内画像の略中央に、撮像部11で撮像中のリアルタイムの映像を重ねて出力する(図3A参照)。呼出先C1である親機2の呼出最中、又は親機2との通話中では、操作者H1の映像は、表示画面180に出力されず、親機2の側に出力される。
ここで子機側制御部13は、図1Bに示すように、機能部F1としての機能、報知部130としての機能、通知部131としての機能、設定部132としての機能、出力部133としての機能を、更に有している。
本実施形態の機能部F1は、例えば、所定の期間T1(図2参照)内に録音を開始するように構成されている。機能部F1は、所定の期間T1の開始をトリガーとして録音を開始する。すなわち、機能部F1は、所定の期間T1の開始時、又は所定の期間T1の開始から一定の時間の経過後に、録音を開始する。ここでは、一例として、機能部F1は、所定の期間T1の開始から一定の時間の経過後に録音を開始する。なお、以下では、所定の期間T1内における録音を「第1録音」と呼ぶこともある。
所定の期間T1は、子機側操作部14で指定された部屋番号(又は管理室等)に基づいて呼出先C1を呼出中である期間である。本実施形態では、所定の期間T1の開始は、例えば部屋番号を確定する呼出ボタンが押されたタイミング(時刻t2)である。所定の期間T1の終了は、呼出先C1の住人が応答しなかった場合の呼出の終了タイミング(時刻t6)である。所定の期間T1は、呼出先C1の住人が応答しなかった場合に、呼出が継続される最長期間である。所定の期間T1は、例えば30秒である。もし所定の期間T1内に、呼出先C1の住人が応答した場合、呼出は終了となる。
本開示で言う呼出先C1の「応答」とは、親機2が子機1との通話を開始することだけでなく、子機1の子機側操作部14から呼出先C1までの経路の途中にあるドア7の電気錠装置70(図2参照)を解錠することも含む。ドア7は、例えば、集合住宅の共用部において子機1の近傍にある、共用玄関のドアである。操作者H1が住人の家族、親戚、又は知人等である場合、親機2と子機1間の通話が省略される場合がある。しかし、応答が電気錠装置70の解錠も含むことで、通話による応答が省略された場合でも、無駄となり得る録音を減らすことができる。
(2.2.2)第1録音
以下、第1録音に関する、子機側制御部13の機能部F1、報知部130、通知部131、設定部132、及び出力部133の機能を詳しく説明する。第1録音の開始は、所定の期間T1内であれば、どのタイミングでもよいが、呼出の開始タイミング(開始時刻t2)に近いことが好ましい。第1録音は、一定期間(例えば5秒間)実行される。以下、第1録音が実際に実行された期間を、実行期間T2(図2参照)と呼ぶ。実行期間T2が最長となる期間は、上記の一定期間である。
ここでは、機能部F1は、第1録音の開始前、又は第1録音の実行中に、呼出先C1からの応答があれば、第1録音を中止する。つまり、第1録音の開始前に呼出先C1からの応答があれば、実行期間T2はゼロとなり、第1録音の実行中に呼出先C1からの応答があれば、実行期間T2はゼロより大きく上記の一定の期間未満となる。そのため、第1録音により費やされる資源(例えば、消費電力や、音情報を記憶するための内蔵メモリの記憶エリア)の削減を図ることができる。
なお、本実施形態では、第1録音の開始は、所定の期間T1の開始時刻t2と同時ではなく、開始時刻t2から所定の第1案内期間X1(例えば5秒間)が経過した後に開始する(図2参照)。第1案内期間X1は、第1音声メッセージ(例えば「いらっしゃいませ、お名前をお話ください」)の出力を実行して、第1録音が開始される旨を事前に報知する期間である。第1音声メッセージは、例えば、通話部19のスピーカから出力される。また第1案内期間X1において、第1音声メッセージの出力に加えて、表示部18の表示画面180においては、第2案内画像G2(図2及び図4A参照)が出力される。第2案内画像G2は、文字データによる案内情報(例えば「お取次ぎしますので、お名前をお話ください」)、及び第1録音が開始されるまでの時間を示すカウントダウン情報等を含む。なお、図4Aは、一例として、第1録音が開始されるまでの時間があと3秒であるときの様子を示している。
子機1で第2案内画像G2が出力されている第1案内期間X1において、親機2では、親機2の(後述する)通知部27から呼出音S0(例えば「ポロロン、ポロロン」等)の出力が行われる。以下、呼出音S0の出力されている期間を、第1呼出期間CA1(図2参照)と呼ぶ。第1呼出期間CA1は、所定の期間T1の一部を構成する期間である。第1呼出期間CA1は、第1案内期間X1と概ね等しく、例えば5秒間である。
本実施形態の報知部130は、第1録音により取得した第1音情報に基づく報知を、所定の期間T1内に、呼出先C1の側で行うように構成されている。以下、第1録音により取得した第1音情報を「第1音データS1」(図2参照)と呼ぶこともある。第1音データS1は、操作者H1が発した音声が通話部19のマイクロホンに入力されたものである。第1音データS1は、例えば、操作者H1の個人名や役職名(管理人等)を含みうる。また第1音データS1は、操作者H1が配達業者等であれば、操作者H1が属する会社名、団体名等を含みうる。また第1音データS1は、簡単なメッセージ(用件)を含みうる。なお、第1録音の実行期間T2は、比較的短い期間であるため、第1音データS1は、個人名、役職名、会社名、団体名、及び用件等のうち、いずれか1つか2つを含む可能性が高いデータである。
報知部130は、親機2に送信する通信信号を通じて、所定の期間T1内に、親機2の通知部27に報知を行わせるように制御する。子機側制御部13は、第1録音を開始すると、自身の内蔵メモリ内に、一時的に第1音データS1を記憶し、第1音データS1を親機2へ伝送する。親機2では、例えばストリーミングにより、第1音声データS1がリアルタイムで再生される。要するに、報知部130は、親機2の側において、第1音データS1の報知を、呼出の最中に行わせる。以下、第1音データS1の出力されている期間を、第2呼出期間CA2(図2参照)と呼ぶ。第2呼出期間CA2は、所定の期間T1の一部を構成する期間である。第2呼出期間CA2は、実行期間T2と概ね等しく、例えば5秒間である。第2呼出期間CA2において、呼出音S0の出力は、一時的に停止されることが好ましい。
更に、報知部130は、第1録音が実行された実行期間T2が所定の期間T1よりも短いとき、親機2の側において、上記報知を繰り返し行う。例えば、所定の期間T1が30秒間で、第1案内期間X1及び実行期間T2がそれぞれ5秒間である場合、残りの20秒間において、第1音データS1の報知が繰り返される。以下、第1音データS1の報知が繰り返される期間を、第3呼出期間CA3(図2参照)と呼ぶ。
第3呼出期間CA3は、所定の期間T1の一部を構成する期間である。第3呼出期間CA3は、所定の期間T1から第1呼出期間CA1及び第2呼出期間CA2を引いた残りの期間である。ただし、第3呼出期間CA3では、呼出音S0と第1音データS1とがセットとなって繰り返し出力される。すなわち、呼出音S0が出力されてその呼出音S0の後に連続して第1音データS1が出力されるという出力期間が、第3呼出期間CA3内に複数存在する。このように、第1音データS1の報知が繰り返し行われることで、呼出先C1の利用者(例えば住人)に対する報知性能を向上することができる。
なお、第3呼出期間CA3における報知で使用される第1音データS1は、最初に子機1から伝送を受けたときに親機2内に記憶されたものでもよいし、子機側制御部13のメモリで記憶されたものが繰り返し親機2へ伝送されてもよい。
本実施形態の通知部131は、第1録音の実行中に、すなわち実行期間T2内に、第1録音を行うための残り時間を子機側操作部14(操作部)の側において通知するように構成されている。ここでは、一例として、通知部131は、図4Bに示すように、表示部18の表示画面180から円形状のタイマー画像を表示させることで、残り時間を操作者H1に通知する。具体的には、時間の経過に伴い円弧状の帯が少しずつ延びていき、最終的に残り時間がゼロになると略円の形が完成する。通知部131が設けられていることで、操作者H1は第1録音が終了するタイミングを知ることができ、利便性が向上する。
なお、時間の経過に伴い円形が少しずつ欠けていき、最終的に残り時間がゼロになると円形が消失することで、残り時間を操作者H1に通知してもよい。また、図4Aと同様に、残り時間が数字のカウントダウンにより通知されてもよい。ただし、図4Bのように図形によるタイマー画像の表示を行う方が、直感的に残り時間を理解し易い。
本実施形態の設定部132は、第1録音を行うか否か(第1録音の有効、無効)の設定変更に関する設定入力を受け付けるように構成されている。例えば、表示部18にて特定の案内画像が出力されている状態で、子機1の施工者又は管理者が、子機側操作部14等を用いて、住人等が知らないセキュアレベルの高い特定の操作入力を行うと、子機側制御部13は、表示部18に設定用の案内画像を出力させる。施工者又は管理者は、設定用の案内画像に表示されている案内情報を見ながら、第1録音を行うか否かの設定変更に関する設定入力を行う。表示部18が例えばタッチパネルディスプレイであれば、指先でのタッチ操作により、設定変更が行われてもよい。ここで設定された第1録音の有効、無効に関する情報は、記憶部16又は子機側制御部13の内蔵メモリに記憶される。このように設定部132が設けられていることで、インターホンシステム10の設置環境又は要望等に応じて、第1録音機能の有効、無効を設定できる。
また本実施形態の設定部132は、報知部130による、呼出先C1(親機2)の側での報知を行うか否か(報知の有効、無効)の設定変更に関する設定入力を、更に受け付けるように構成されている。この場合も、第1録音の設定変更と同様に、施工者又は管理者は、設定用の案内画像に表示されている案内情報を見ながら、報知を行うか否かの設定変更に関する設定入力を行う。なお、上述した第1録音の設定変更と報知の設定変更は、共通の案内画像内で行えることが好ましい。ここで設定された報知の有効、無効に関する情報は、記憶部16又は子機側制御部13の内蔵メモリに記憶される。このように設定部132が設けられていることで、インターホンシステム10の設置環境又は要望等に応じて、報知機能の有効、無効を設定できる。なお、報知の設定変更は、親機2の単位で行えてもよく、親機2の側で住人によっても行えてもよい。
本実施形態の出力部133は、子機側操作部14の側において、呼出先C1を呼出中であることを知らせる確認音を出力するように構成されている。出力部133は、第1録音の実行が終了した時点で呼出先C1の呼出が継続されるときに確認音の出力を開始する。出力部133は、通話部19のスピーカより、確認音を出力させる。出力部133は、呼出開始時に、上述の通り、「いらっしゃいませ、お名前をお話ください」という第1音声メッセージを、確認音として出力させる。また出力部133は、第1録音の実行が終了した時点で呼出先C1の呼出が継続されるときには、例えば「お取次しますのでこのままお待ちください」という第2音声メッセージを、確認音として出力させる。これらの音声メッセージは、記憶部16又は子機側制御部13の内蔵メモリに予め記憶されている。このように出力部133が第2音声メッセージを出力させることで、操作者H1は、第1録音の実行が終了した一方で呼出は継続しているという現在の状況を知ることができ、利便性が向上する。
(2.2.3)第2録音
ここで、本実施形態の機能部F1は、所定の期間T1内に、呼出先C1からの応答がなかったとき、第1録音とは別の第2録音を開始するように構成されている。以下、第2録音により取得した第2音情報を「第2音データS2」(図2参照)と呼ぶこともある。第2音データS2は、操作者H1が発した音声が例えば通話部19のマイクロホンに入力されたものである。第2音データS2は、例えば、第1音データS1よりも情報量の多いデータを含むかもしれない。例えば、操作者H1の個人名や役職名(管理人等)と、簡単なメッセージ(用件)の両方を含むかもしれない。第2録音は、一定の期間T3(図2参照:例えば15秒間)に実行される。一定の期間T3は、第1録音の実行期間T2よりも長い期間である。
第2録音の開始は、応答なしを確定する時刻t6(図2参照)と同時に行われるのではなく、時刻t6から所定の第2案内期間X2(例えば10秒間)内に、操作者H1が、第2録音を行う意志を示したときのみ、そのタイミングで行われる。つまり、第2案内期間X2は、第2録音を行うか否かを操作者H1に選択させるための期間である。出力部133は、通話部19のスピーカより、第3音声メッセージ(例えば「お取次ぎできませんでした、お名前とご用件を残されますか?」)を出力させる。また第2案内期間X2において、第3音声メッセージの出力に加えて、表示部18の表示画面180においては、第5案内画像G5(図2及び図5A参照)が出力される。第5案内画像G5は、例えば、「お取次ぎできませんでした、お名前とご用件を残されますか?」という情報、「15秒間お話できます」という第2録音の時間を知らせる情報、並びに、「はい:呼出」及び「いいえ:消」という選択情報等を含む。
操作者H1は、用件を残すことを希望する場合、呼出ボタンを押すことで、第2録音が開始される。なお、図2では、第2案内期間X2の終了時点である時刻t7に、呼出ボタンが押されて第2録音が開始されている。
操作者H1は、用件を残すことを希望しない場合、消ボタンを押すことで、第2録音はキャンセルされる。そして、案内画面は、第5案内画像G5から元の基本案内画像G0に戻る。なお、第5案内画像G5の画面状態で、第2案内期間X2の終了時点(時刻t7)までに、操作者H1がどちらのボタンも押さずにそのまま立ち去った場合も、第5案内画像G5から元の基本案内画像G0に戻る。
このように第2録音が実行されることで、インターホンシステム10において、この第2録音を、いわゆる留守録として利用できる。
ここで本実施形態では、子機側制御部13は、第2録音が実行されたとき、第2録音により取得した第2音データS2(第2音情報)を、記憶部16に記憶させる。この場合、子機側制御部13は、第2音データS2を記憶部16に記憶させたタイミングで、一時的に自身の内蔵メモリに記憶していた、第1録音による第1音データS1(第1音情報)を消去することが望ましい。一方、子機側制御部13は、第2録音が実行されなかったとき、一時的に内蔵メモリに記憶していた第1録音による第1音データS1を、記憶部16に記憶させる。
記憶部16に記憶された音データは、留守録データとして、所定の日数(例えば一週間)が経過するまで保存され、所定の日数が経過すると消去される。また、留守録データは、親機2へも転送されて、親機2の側でも所定の日数(例えば一週間)が経過するまで保存される。利用者(例えば住人)が親機2に対して、留守録データの消去に関する操作入力を行うことで消去される。
このように、第2録音が実行されなくても、第1録音による第1音データS1が、記憶部16に記憶されるので、第1録音を第2録音の代わりに留守録として利用できる。特に、住人の留守中に来訪があったにも関わらず第2録音が実行されなかった場合に、第2録音に比べると情報量は少ない可能性が高いものの、来訪者の用件をある程度に推測できる可能性のある情報を通知できる。
(2.3)親機の構成
次に、親機2の構成について説明する。親機2は、図1Aに示すように、親機側伝送部21と、表示部22と、親機側制御部23と、親機側操作部24と、映像処理部25と、記憶部26と、通知部27と、を有している。さらに、親機2は、子機1及びドアホン4との間で通話を実現するための通話部29(スピーカ及びマイクロホンを含む)等を有している。
親機側伝送部21は、子機1及びドアホン4と通信するための通信インタフェースである。親機側伝送部21は、第2幹線62、分岐線63及び分岐器5を介して制御装置3に接続されている。図1Aでは、第2幹線62及び分岐線63を1本の線で示している。親機側伝送部21は、制御装置3の通信部32を介して、子機1との間で双方向に通信可能に構成されている。親機側伝送部21は、子機1に対して通信信号を送信するように構成されている。通信信号には、音声信号及び制御信号等が含まれている。また、親機側伝送部21は、通信部32を介して子機1から送信される通信信号を受信し、受信した通信信号を復調することで音声信号及び映像信号等を取得する。音声信号は、親機側制御部23を介して通話部29へ出力され、映像信号は、親機側制御部23を介して表示部22へ出力される。
表示部22は、映像処理部25からの映像(例えば子機1の撮像部11で撮像された映像)を表示するように構成されている。表示部22は、例えば液晶ディスプレイである。親機2がタッチパネルディスプレイを備えている場合には、タッチパネルディスプレイが表示部22と親機側操作部24とを兼ねてもよい。
親機側操作部24は、人(例えば住人)の操作を受け付けるように構成されている。親機側伝送部21が住人を呼び出すための呼出信号を受信している状態で、親機側操作部24に対して所定の操作(例えば押し操作)が行われると、子機1と親機2との間で音声通話が可能な状態となる。
映像処理部25は、親機側伝送部21にて受信した子機1からの映像信号を受けて、信号処理により映像信号に含まれる映像を処理するように構成されている。映像処理部25は、例えば、複数の映像を合成する合成処理を行うように構成されている。本実施形態では、映像処理部25は、合成処理において、過去の映像である第1映像P1とリアルタイムの映像である第2映像P2とを合成して1つの映像を作成する。映像処理部25は、例えば、DSP又はFPGA等のデバイスにて実現される。
親機側制御部23は、例えば、CPU及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータにて構成されている。そして、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが親機側制御部23として機能する。CPUが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
親機側制御部23は、親機側伝送部21及び表示部22を制御するように構成されている。さらに、親機側制御部23は、映像処理部25を制御するように構成されている。親機側制御部23は、親機側伝送部21を制御することによって、親機側伝送部21に子機1への通信信号を送信させ、かつ親機側伝送部21に子機1からの通信信号を受信させる。子機1への通信信号には、音声信号及び制御信号等が含まれている。また、子機1からの通信信号には、音声信号、映像信号及び制御信号等が含まれている。
親機側制御部23は、表示部22を制御することによって、子機1から送られてくる映像を表示部22に表示させる。本実施形態では、過去の映像である第1映像P1とリアルタイムの映像である第2映像P2とを合成した1つの映像を表示部22に表示させる。例えば、親機側制御部23は、表示部22の表示画面において、第1映像P1を小さく表示させ、第2映像P2を大きく表示させる。
記憶部26は、読み書き可能なメモリで構成されている。記憶部26は、例えばフラッシュメモリである。記憶部26は、子機1から送られてきた第1映像P1及び第2映像P2を記憶する。本実施形態では、記憶部26は、親機側制御部23の外部に設けられているが、親機側制御部23の内部に設けられていてもよい。すなわち、記憶部26は、親機側制御部23の内蔵メモリであってもよい。
通知部27は、例えば呼出音S0を出力するように構成されている。親機側制御部23は、子機1からの呼び出しがあると、所定のタイミングで通知部27に呼出音S0を出力させる。言い換えると、親機側制御部23は、子機1からの呼び出しがあると、子機1からの呼び出しがあったことを通知する通知動作を通知部27に行わせる。更に、通知部27は、呼出音S0だけではなく、上述した子機1の側で録音された第1音データS1を出力するように構成されている。第1音データS1は、通話部29のスピーカから出力されてもよい。第1音データS1は、記憶部26又は内蔵メモリに記憶される。
(2.4)制御装置の構成
次に、制御装置3の構成について説明する。制御装置3は、図1Aに示すように、信号処理部31と、通信部32と、を有している。
通信部32は、子機1及び親機2と通信するための通信インタフェースである。通信部32は、第1幹線61を介して子機1に接続されている。また、通信部32は、第2幹線62、分岐線63及び分岐器5を介して親機2に接続されている。通信部32は、子機1の子機側伝送部12との間で双方向に通信可能に構成されている。また、通信部32は、親機2の親機側伝送部21との間で双方向に通信可能に構成されている。つまり、通信部32は、親機側伝送部21と子機側伝送部12との間の通信を中継するように構成されている。したがって、通信部32は、子機1の子機側伝送部12から送信される通信信号を中継して複数台の親機2に送信する。ここで、子機1から送信される通信信号には、送信先となる親機2を特定するための情報(例えばアドレス等)が含まれている。このため、複数台の親機2のうち自己に割り当てられたアドレスと通信信号に含まれるアドレスとが一致する親機2のみが通信信号を受信することができる。また、通信部32は、複数台の親機2の各々から送信される通信信号を中継して子機1に送信する。
信号処理部31は、例えば、CPU及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータにて構成されている。そして、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが信号処理部31として機能する。CPUが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
信号処理部31は、通信部32を制御するように構成されている。具体的には、信号処理部31は、通信部32を制御することによって、子機1から送信される通信信号を複数台の親機2に送信させ、かつ複数台の親機2の各々から送信される通信信号を子機1に送信させる。
(2.5)インターホンシステムの動作
以下、インターホンシステム10の動作について図2~図6Cを参照しながら説明する。以下の説明では、呼出元C0である子機1からの呼び出しに対して呼出先C1である親機2の応答がない場合を想定する。なお、図2の下部で「応答可能」に示すように、親機2は、時刻t2~t6内であればいずれのタイミングでも子機1との通話を開始できる。
まず、子機1のセンサ17が、時刻t0で来訪者を検出すると、子機1は、撮像部11を起動し、表示部18の表示画面180にて、図3Aに示す基本案内画像G0を出力する。基本案内画像G0は、部屋番号の入力を催促する文字案内情報を含む。また、基本案内画像G0には、来訪者自身の映像が重ねて出力される。
続いて時刻t1で、操作者H1(来訪者)が、基本案内画像G0に従い、子機側操作部14を用いて部屋番号の入力を開始したとする(図示例では1024号室)。部屋番号の入力の開始をトリガーとして、子機1は、撮像部11にて、第1撮像期間T11の間、第1映像P1の「撮像・録画」を実行する。第1撮像期間T11は、最初のキー入力が行われた瞬間(時刻t1)から5秒間である。
操作者H1により部屋番号の入力が開始されると、子機1は、基本案内画像G0から、図3Bに示す第1案内画像G1に画面表示を遷移させる。表示部18は、第1案内画像G1にて部屋番号の1桁が入力される度に出力する。最後に、操作者H1が子機側操作部14の呼出ボタンを押すことで部屋番号の入力が確定され、子機1は、制御装置3を介して、呼出先C1である1024号室の親機2にて、呼出を開始させる。すなわち、時刻t2が、所定の期間T1(呼出)の開始時刻となる。図示例では、第1撮像期間T11の終了時刻が呼出の開始時刻t2と同じであるが、通常は、第1撮像期間T11の終了時刻の方が、時刻t2より少し先となるかもしれない。なお、子機1は、第1映像P1を、第1撮像期間T11の終了後の時刻t9に、親機2に伝送する。
時刻t2にて、子機1は、第1案内画像G1から、図4Aに示す第2案内画像G2に画面表示を遷移させて、更に「いらっしゃいませ、お名前をお話ください」という第1音声メッセージの出力を行う。表示部18は、第2案内画像G2にて「お取次ぎしますので、お名前をお話ください」という案内情報と、第1録音が開始されるまでのカウントダウン情報とを出力する。第2案内画像G2が出力されている第1案内期間X1は、例えば5秒間であるため、カウントダウンは、5秒から開始する。
一方、時刻t2にて、親機2では、図6Aに示すように「ポロロン、ポロロン」という呼出音S0の出力が開始される。呼出音S0は、時刻t2~t3の第1呼出期間CA1において出力され続ける。また、親機2は、子機1から伝送される第1映像P1の「受信・録画」を実行する。なお、図2では省略しているが、親機2は、時刻t9~t10の間、第1映像P1を表示している。
そして、子機1は、第1案内期間X1が終了する時刻t3にて、第2案内画像G2から、図4Bに示す第3案内画像G3に画面表示を遷移させる。また子機1は、時刻t3にて、第1録音を実行し、第1音データS1の「伝送・録音」を開始する。表示部18は、第3案内画像G3にて、タイマー画像を表示させることで、第1録音が実行される一定期間(時刻t3~時刻t4)の残り時間を通知する。上述の通り、親機2の応答がない場合を想定しているため、第1録音が実行される一定期間が、そのまま実行期間T2となる。仮に操作者H1が、子機1の案内に従い、「田中です」と発声したとすると、第1音データS1は、「田中です」という個人名の音声データのみを含む。操作者H1が、例えば「田中です、遊びにきました」と発声した場合には、第1音データS1は、「田中です」という個人名と「遊びにきました」という用件の2つの音声データを含むことになる。
子機1は、時刻t3~t4間の時刻t10にて、第1映像P1の伝送を終えると、直ちに第2映像P2の撮像及び伝送を開始する。第2映像P2の撮像及び伝送は、第2撮像期間T12(時刻t10~t6)の間継続される。時刻t6は、呼出の終了時刻でもあるため、第2映像P2の撮像及び伝送は、時刻t10以降呼出が終わるまで継続される。
一方、時刻t3にて、親機2は、第1音データS1の「受信・録音」を開始する。更に、親機2は、時刻t3~t4の第2呼出期間CA2において、図6Bに示すように「ポロロン、ポロロン」という呼出音S0を一時的に停止して、「田中です」という第1音データS1のみをリアルタイムで出力する。親機2は、「田中です」という個人名に加えて、例えば「遊びにきました」等の用件も出力してもよい。なお、親機2は、時刻t10から呼出の終了時刻t6まで、第2映像P2の「受信・録画」を行い、更に、過去の映像である第1映像P1とリアルタイムの映像である第2映像P2とを合成して1つの映像を表示し続ける。
時刻t4にて、子機1は、第1録音の実行を終了した時点で、呼出先C1の呼出が継続されるとき、第3案内画像G3から、図4Cに示す第4案内画像G4に画面表示を遷移させる。表示部18は、第4案内画像G4にて「このままお待ちください」という案内情報を出力する。更に子機1は、「お取次しますのでこのままお待ちください」という第2音声メッセージを確認音として出力する。表示部18は、時刻t5以降も、呼出の終了時刻t6まで、第4案内画像G4を出力し続ける。ただし、第2音声メッセージは、時刻t5以降出力されない。なお、時刻t4~t5は、例えば5秒であり、時刻t5~t6は、例えば15秒である。
そして、時刻t4にて、子機1が、第1音データS1の「伝送・録音」を終えると、親機2も第1音データS1の「受信・録音」を終え、第2呼出期間CA2も終える。すると、親機2では、時刻t4~t6の第3呼出期間CA3が開始される。親機2は、第3呼出期間CA3にて、図6Cに示すように「ポロロン、ポロロン」という呼出音S0と「田中です」という第1音データS1とのセット報知が繰り返される。このセット報知は、呼出の終了時刻t6まで繰り返される。なお、親機2は、第3呼出期間CA3にて、セット報知ではなく、「田中です」という第1音データS1だけを繰り返してもよい。
そして、子機1は、呼出の終了時刻t6になっても親機2からの応答がなければ、第2録音に関する処理を実行する。子機1は、第4案内画像G4から、図5Aに示す第5案内画像G5に画面表示を遷移させて、上の「(2.2.3)第2録音」の欄で説明した通り、第2録音を行うか否かを操作者H1に選択させる。
第2案内期間X2内に、操作者H1が呼出ボタンを押すと、子機1は、第5案内画像G5から、図5Bに示す第6案内画像G6に画面表示を遷移させて、時刻t7~t8の一定の期間T3(例えば15秒間)の間、第2録音を行う。第6案内画像G6は、第3案内画像G3と同様に、第2録音の終了までの残り時間を示すタイマー画像を含む。第2録音が終わると、子機1は、第6案内画像G6から元の基本案内画像G0に画面表示を遷移させて、待機状態に移る。また、子機1は、第1録音の一時的な第1音データS1を内蔵メモリから消去し、第2録音の第2音データS2を、記憶部16に留守録として記憶する。
一方、第2案内期間X2内に、操作者H1が消ボタンを押すか、又は何も押し操作がされなければ、子機1は、第2録音を行わずに元の基本案内画像G0に画面表示を遷移させて、待機状態に移る。また、子機1は、第1録音の一時的な第1音データS1を内蔵メモリから、記憶部16に留守録として記憶する。
このように本実施形態によれば、第1録音の開始が、呼出中である所定の期間T1内に行われるので、第1録音により取得した第1音データS1(第1音情報)を、より早いタイミングで利用可能となる。したがって、利便性の向上を図ることができる。
特に、子機1の報知部130が、呼出中である所定の期間T1内に、第1音データS1(第1音情報)に基づく報知を、呼出先C1の側で行わせる。そのため、更に利便性の向上を図ることができる。
また、子機1の機能部F1は、所定の期間T1の開始をトリガーとして、第1録音を開始するため、呼出より前に第1録音を開始する場合に比べて、時間効率を良くすることができる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、上記実施形態に係るインターホンシステム10と同様の機能は、インターホンシステム10の制御方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。なお、以下では、上記実施形態を「基本例」と呼ぶこともある。
本開示におけるインターホンシステム10は、例えば、子機1の子機側制御部13等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における子機側制御部13としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、子機1における複数の機能が、1つの筐体に集約されていることは子機1に必須の構成ではなく、子機1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、子機側制御部13等、子機1の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。反対に、上記実施形態のように、子機1の全ての機能が、1つの筐体に集約されていてもよい。
特に、上述したインターホンシステム10において、一例として、機能部F1、報知部130、通知部131、設定部132、及び出力部133の機能は、子機1の子機側制御部13に設けられている。しかし、機能部F1、報知部130、通知部131、設定部132、及び出力部133のうちの少なくとも一部の機能が、親機2の親機側制御部23、管理室の制御装置3、又は(不図示の)汎用端末等に設けられてもよい。
(3.1)変形例1
基本例では、子機1の機能部F1は、第1録音の開始を、呼出中(所定の期間T1内)に行うものである。しかし、例えば、機能部F1は、第1録音の開始を、呼出前(所定の期間T1より前)に行ってもよい。
図7は、変形例1のインターホンシステム10の動作を説明するためのタイミング図である。本変形例では、所定の期間T1が、基本例の所定の期間T1より短く設定されている。具体的には、本変形例の所定の期間T1は、基本例の所定の期間T1から第1呼出期間CA1と第2呼出期間CA2とが削除されて、第3呼出期間CA3のみを含む。また本変形例の所定の期間T1は、呼出の終了時刻は基本例と同じであるが、呼出の開始時刻を時刻t2から時刻t4に遅らせてある。要するに、本変形例では、呼出の開始時刻を遅らせることで、第1録音の開始が呼出前(所定の期間T1より前)に設定される。
この場合、子機1は、時刻t2にて子機側操作部14の呼出ボタンが押されてから直ちに親機2の呼出を開始するのではなく、一定時間(例えば10秒)が経過してから呼出を開始する。第1録音の開始は、基本例と同様に、呼出ボタンが押されてから第1案内期間X1(例えば5秒間)が経過した後である。
この構成においても、第1録音により取得した第1音データS1(第1音情報)を、より早いタイミングで利用可能となる。したがって、利便性の向上を図ることができる。
なお、図7では、第1映像P1及び第2映像P2に関する図示を省略しているが、呼出の開始タイミングの変更に伴って、子機1からの映像の伝送、並びに、親機2における映像の受信及び表示等の開始タイミングも適宜に変更されてもよい。
また本変形例では、基本例より呼出の開始を遅らせるために、第1呼出期間CA1と第2呼出期間CA2の両方が削除されているが、いずれか一方のみを削除して、他方を基本例より短くしてもよい。あるいは、第1呼出期間CA1と第2呼出期間CA2の両方とも削除することなく基本例より短く設定してもよい。また、第3呼出期間CA3のみを基本例より短く設定してもよい。また、基本例の所定の期間T1の長さを変更することなく呼出の開始時刻と終了時刻の両方を遅らせてもよい。
(3.2)変形例2
変形例1では、子機1は、子機側操作部14の呼出ボタンが押し操作を受け付けた時点から第1案内期間X1(例えば5秒間)の経過後に第1録音を開始し、上記時点から一定時間(例えば10秒)が経過してから呼出を開始する。
図8は、変形例2のインターホンシステム10の動作を説明するためのタイミング図である。本変形例では、子機1は、例えば、部屋番号の入力を確定する最初の呼出ボタンの押し操作を受け付けた時点から第1案内期間X1の経過後に第1録音を開始し、更にもう1回呼出ボタンの押し操作を受け付けた時点で呼出を開始する。要するに、本変形例では、第1録音の開始と呼出の開始とはリンクしておらず、呼出の開始タイミングは、操作者H1で任意に変更され得る。図8では、一例として、時刻t2が、部屋番号の入力の確定時刻であり、時刻t4のすぐ後に続く時刻t11が、呼出の確定時刻である。
この場合、子機1は、第1録音の終了後(時刻t4)に、表示部18にて「再度、呼出ボタンを押してください」といった案内情報を含む第7案内画像G7を出力することが望ましい。
この構成においても、第1録音により取得した第1音データS1(第1音情報)を、より早いタイミングで利用可能となる。したがって、利便性の向上を図ることができる。
なお、本変形例では、2回の押し操作は、いずれも呼出ボタンへの押し操作であるが、異なるボタンへの押し操作でもよい。例えば1回目の部屋番号の入力を確定する押し操作は、アスタリスクボタンへの押し操作であり、2回目の呼出を確定する押し操作は、呼出ボタンへの押し操作でもよい。
(3.3)変形例3
基本例、変形例1及び変形例2では、第1録音の開始が、部屋番号の入力を確定する呼出ボタンの押し操作をトリガーとして決定されている。しかし、第1録音の開始は、例えば、子機側操作部14への操作をトリガーとせずに、センサ17で来訪者等の人を検出したことをトリガーとして決定されてもよい。
図9は、変形例3のインターホンシステム10の動作を説明するためのタイミング図である。子機1は、例えば時刻t0に、センサ17にて人を検出すると「いらっしゃいませ、ご用件をお話ください」という音声メッセージを出力する。すなわち、第1録音が開始される旨を事前に報知するための第1案内期間X1が、時刻t0~t1に設定されている。また子機1は、表示部18にて「いらっしゃいませ、ご用件をお話ください」という文字案内情報と、第1録音が開始されるまでの時間を示すカウントダウン情報等を含む基本案内画像G0Xを出力する。そして子機1は、時刻t1に、第1録音を開始する。
この場合、時刻t1の時点では、部屋番号の入力が未だ行われていないため、呼出先C1が確定していない。したがって、第1音データS1の伝送は保留される。子機1は、時刻t1~t2において、第1録音の残り時間を示すタイマー画像を含む第3案内画像G3を出力する。
子機1は、時刻t2~t3において、部屋番号の入力を催促する基本案内画像G0を出力する。その後、子機1は、時刻t4にて、部屋番号を確定する呼出ボタンへの押し操作が行われると直ちに、第1音データS1の伝送と、親機2の呼出を開始する。
この構成においても、第1録音により取得した第1音データS1(第1音情報)を、より早いタイミングで利用可能となる。したがって、利便性の向上を図ることができる。
なお、本変形例では、子機側操作部14を操作する予定がない者が子機1に近づいたときにも、第1録音が開始される可能性がある。そのため、子機1は、例えば、センサ17で人を検出後、一定時間が過ぎても操作がなければ、第1録音による(音声が入っていない)第1音データS1をメモリから破棄することが望ましい。
(3.4)その他の変形例
基本例では、機能部F1は、所定の期間T1内に、操作者H1に関する情報の取得として第1録音のみを開始する。しかし、機能部F1は、所定の期間T1内に、第1録音と平行して録画も開始してもよい。ここで言う録画とは、基本例の第2映像P2の録画に相当してもよいし、第2映像P2とは別の映像の録画でもよい。
変形例1~3では、機能部F1は、所定の期間T1より前に、操作者H1に関する情報の取得として第1録音のみを開始する。しかし、機能部F1は、所定の期間T1より前に、第1録音と平行して録画も開始してもよい。ここで言う録画とは、基本例の第1映像P1の録画に相当してもよいし、第1映像P1とは別の映像の録画でもよい。
基本例では、所定の期間T1(応答がないときの呼出の最長期間)が30秒であるが、特に限定されず、例えば60秒等でもよい。
基本例では、機能部F1は、所定の期間T1の開始から一定の時間の経過後に録音を開始する。しかし、機能部F1は、所定の期間T1の開始と同時に録音を開始してもよい。要するに、第1録音が開始される旨を事前に報知するための第1案内期間X1は、必須ではなく、適宜に省略されてもよい。
基本例では、子機1は、第1録画の第1音データS1と、第2録画の第2音データS2のうちいずれか一方だけを留守録データとして記憶部16に記憶させて、親機2へ転送する。しかし、子機1は、第1音データS1と第2音データS2の両方を留守録データとして記憶部16に記憶させて、親機2へ転送してもよい。また子機1は、呼出先C1の応答の有無に関わらず、第1録画の第1音データS1を、来訪者の履歴データとして記憶部16に記憶させて、親機2へ転送してもよい。
基本例では、機能部F1は、第1録音の実行中に、呼出先C1からの応答があれば、第1録音を中止している。しかし、たとえ第1録音が中止されても、子機1は、それまでに録音した第1音データS1を、記憶部16に記憶させて、親機2へ転送してもよい。例えば、録音中に呼出先C1の応答があり、最大で5秒間という第1録音の実行期間T2が2~3秒となり、第1音データS1は、個人名や会社名、団体名、用件等が途中で途切れたデータを含む可能性がある。しかし、子機1は、第1音データS1について、内容が欠落した状態であっても、留守録データ又は来訪者の履歴データとして処理してもよい。
基本例のインターホンシステム10において、親機2と無線通信可能とする専用のアプリケーションソフトがインストールされた情報端末が含まれてもよい。情報端末は、例えば、住人等の利用者が携帯するスマートフォンでもよい。この場合、親機2は、上記情報端末へ呼出音S0及び第1音データS1を転送し、上記情報端末においても、リアルタイムで呼出が行われる。つまり、上記情報端末においても、基本例の図2における時刻t2に、呼出音S0が鳴動し、時刻t3に第1音データS1が出力され、時刻t4以降呼出音S0と第1音データS1とのセット報知が繰り返される。
(4)利点
以上説明したように、第1の態様に係るインターホンシステム(10)は、機能部(F1)を備える。機能部(F1)は、所定の期間(T1)内、又は所定の期間(T1)よりも前に、呼出先(C1)を特定するための操作部(子機側操作部14)に対して操作入力を行う操作者(H1)に関する情報の取得を開始する。所定の期間(T1)とは、操作入力に基づいて呼出先(C1)を呼出中である期間である。情報の取得とは、少なくとも録音を含む。第1の態様によれば、録音の開始が、所定の期間(T1)内、又は所定の期間(T1)よりも前に行われるので、録音により取得した音情報(第1音データS1)を、より早いタイミングで利用可能となる。したがって、利便性の向上を図ることができる。
第2の態様に係るインターホンシステム(10)は、第1の態様において、録音により取得した音情報(第1音データS1)に基づく報知を、所定の期間(T1)内に、呼出先(C1)の側で行う報知部(130)を、更に備えることが好ましい。第2の態様によれば、録音により取得した音情報(第1音データS1)の報知を呼出の最中に行うため、更に利便性の向上を図ることができる。
第3の態様に係るインターホンシステム(10)に関して、第2の態様において、報知部(130)は、録音が実行された実行期間(T2)が所定の期間(T1)よりも短いとき、上記報知を繰り返し行うことが好ましい。第3の態様によれば、呼出先(C1)の利用者(例えば住人)に対する報知性能を向上することができる。
第4の態様に係るインターホンシステム(10)に関して、第1の態様~第3の態様のいずれか1つにおいて、機能部(F1)は、録音の開始前、又は録音の実行中に、呼出先(C1)からの応答があれば、録音を中止することが好ましい。第4の態様によれば、録音により費やされる資源(例えば消費電力や音情報を記憶するための記憶エリア)の削減を図ることができる。
第5の態様に係るインターホンシステム(10)に関して、第4の態様において、上記応答とは、操作部(子機側操作部14)から呼出先(C1)までの経路の途中にあるドア(7)の電気錠装置(70)の解錠を含むことが好ましい。第5の態様によれば、通話による応答が省略された場合でも、無駄となり得る録音を減らすことができる。
第6の態様に係るインターホンシステム(10)は、第1の態様~第5の態様のいずれか1つにおいて、録音の実行中に録音を行うための残り時間を、操作部(子機側操作部14)の側において通知する通知部(131)を、更に備えることが好ましい。第6の態様によれば、操作者(H1)は録音が終了するタイミングを知ることができ、利便性が向上する。
第7の態様に係るインターホンシステム(10)に関して、第1の態様~第6の態様のいずれか1つにおいて、機能部(F1)は、以下の通りであることが好ましい。すなわち、機能部(F1)は、所定の期間(T1)内に、呼出先(C1)からの応答がなかったとき、上記録音である第1録音とは別の第2録音を開始することが好ましい。第7の態様によれば、第2録音を、いわゆる留守録として利用できる。
第8の態様に係るインターホンシステム(10)は、第7の態様において、記憶部(16)を、更に備えることが好ましい。記憶部(16)は、第2録音が実行されたとき、第2録音により取得した第2音情報(第2音データS2)を記憶することが好ましい。また記憶部(16)は、第2録音(第2音データS2)が実行されなかったとき、第1録音により取得した第1音情報(第1音データS1)を記憶することが好ましい。第8の態様によれば、第2録音が実行されなくても、第1録音を第2録音の代わりに留守録として利用できる。
第9の態様に係るインターホンシステム(10)は、第1の態様~第8の態様のいずれか1つにおいて、録音を行うか否かの設定変更に関する設定入力を受け付ける設定部(132)を、更に備えることが好ましい。第9の態様によれば、インターホンシステム(10)の設置環境又は要望等に応じて、録音機能の有効、無効を設定できる。
第10の態様に係るインターホンシステム(10)は、第9の態様において、録音により取得した音情報(第1音データS1)に基づく報知を、呼出先(C1)の側で行う報知部(130)を、更に備えることが好ましい。設定部(132)は、上記報知を行うか否かの設定変更に関する設定入力を更に受け付けることが好ましい。第10の態様によれば、インターホンシステム(10)の設置環境又は要望等に応じて、報知機能の有効、無効を設定できる。
第11の態様に係るインターホンシステム(10)は、第1の態様~第10の態様のいずれか1つにおいて、出力部(133)を、更に備えることが好ましい。出力部(133)は、操作部(子機側操作部14)の側において、呼出先(C1)を呼出中であることを知らせる確認音を出力することが好ましい。出力部(133)は、録音の実行が終了した時点で呼出先(C1)の呼出が継続されるときに確認音の出力を開始することが好ましい。第11の態様によれば、操作者(H1)は、録音の実行は終了した一方で呼出は継続しているという現在の状況を知ることができ、利便性が向上する。
第12の態様に係るインターホンシステム(10)に関して、第1の態様~第11の態様のいずれか1つにおいて、機能部(F1)は、所定の期間(T1)の開始をトリガーとして、録音を開始することが好ましい。第12の態様によれば、呼出中に録音を開始するため、呼出より前に録音を開始する場合に比べて、時間効率を良くすることができる。
第13の態様に係るインターホンシステム(10)に関して、第1の態様~第12の態様のいずれか1つにおいて、情報の取得とは、録画を更に含むことが好ましい。第13の態様によれば、呼出先の利用者(例えば住人)は、録音と録画の両方により操作者(H1)に関する情報を知ることができ、更に利便性を向上することができる。
第14の態様に係る制御方法は、インターホンシステム(10)の制御方法である。制御方法は、所定の期間(T1)内、又は所定の期間(T1)よりも前に、呼出先(C1)を特定するための操作部(子機側操作部14)に対して操作入力を行う操作者(H1)に関する情報の取得を開始する機能ステップを含む。所定の期間(T1)とは、操作入力に基づいて呼出先(C1)を呼出中である期間である。情報の取得とは、少なくとも録音を含む。第14の態様によれば、利便性の向上を図ることが可能な制御方法を提供できる。
第15の態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに第14の態様における制御方法を実行させる。第15の態様によれば、利便性の向上を図ることが可能な機能を提供できる。
第2~13の態様に係る構成については、インターホンシステム(10)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
10 インターホンシステム
14 子機側操作部(操作部)
16 記憶部
130 報知部
131 通知部
132 設定部
133 出力部
7 ドア
70 電気錠装置
C1 呼出先
F1 機能部
H1 操作者
S1 第1音データS1(第1音情報)
S2 第2音データS2(第2音情報)
T1 所定の期間
T2 実行期間

Claims (16)

  1. 所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能部を備え、
    前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間であり、
    前記情報の取得とは、少なくとも録音を含み、
    前記機能部は、前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する、
    インターホンシステム。
  2. 所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能部と、
    報知部と、を備え、
    前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間であり、
    前記情報の取得とは、少なくとも録音を含み、
    前記機能部は、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止し、
    前記報知部は、前記録音により取得した音情報に基づく報知を、前記所定の期間内に、前記呼出先の側で行う
    ンターホンシステム。
  3. 前記報知部は、前記録音が実行された実行期間が前記所定の期間よりも短いとき、前記報知を繰り返し行う、
    請求項2に記載のインターホンシステム。
  4. 前記録音の実行中に前記録音を行うための残り時間を、前記操作部の側において通知する通知部を、更に備える、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のインターホンシステム。
  5. 所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能部を備え、
    前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間であり、
    前記情報の取得とは、少なくとも録音を含み、
    前記機能部は、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止し、
    前記機能部は、前記所定の期間内に、前記呼出先からの応答がなかったとき、前記録音である第1録音とは別の第2録音を開始する、
    ンターホンシステム。
  6. 記憶部を、更に備え、
    前記記憶部は、前記第2録音が実行されたとき、前記第2録音により取得した第2音情報を記憶し、前記第2録音が実行されなかったとき、前記第1録音により取得した第1音情報を記憶する、
    請求項5に記載のインターホンシステム。
  7. 前記録音を行うか否かの設定変更に関する設定入力を受け付ける設定部を、更に備える、
    請求項1~6のいずれか1項に記載のインターホンシステム。
  8. 前記録音により取得した音情報に基づく報知を、前記呼出先の側で行う報知部を、更に備え、
    前記設定部は、前記報知を行うか否かの設定変更に関する設定入力を更に受け付ける、
    請求項7に記載のインターホンシステム。
  9. 所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能部と、
    前記操作部の側において、前記呼出先を呼出中であることを知らせる確認音を出力する出力部と、を備え、
    前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間であり、
    前記情報の取得とは、少なくとも録音を含み、
    前記機能部は、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止し、
    前記出力部は、前記録音の実行が終了した時点で前記呼出先の呼出が継続されるときに前記確認音の出力を開始する、
    ンターホンシステム。
  10. 前記機能部は、前記所定の期間の開始をトリガーとして、前記録音を開始する、
    請求項1~9のいずれか1項に記載のインターホンシステム。
  11. 前記情報の取得とは、録画を更に含む、
    請求項1~10のいずれか1項に記載のインターホンシステム。
  12. インターホンシステムの制御方法であって、
    所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能ステップと、
    中止ステップと、を含み、
    前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間であり、
    前記情報の取得とは、少なくとも録音を含み、
    前記中止ステップでは、前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止する、
    制御方法。
  13. インターホンシステムの制御方法であって、
    所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能ステップと、
    中止ステップと、
    報知ステップと、を含み、
    前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間であり、
    前記情報の取得とは、少なくとも録音を含み、
    前記中止ステップでは、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止し、
    前記報知ステップでは、前記録音により取得した音情報に基づく報知を、前記所定の期間内に、前記呼出先の側で行う、
    制御方法。
  14. インターホンシステムの制御方法であって、
    所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能ステップと、
    中止ステップと、
    録音ステップと、を含み、
    前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間であり、
    前記情報の取得とは、少なくとも録音を含み、
    前記中止ステップでは、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止し、
    前記録音ステップでは、前記所定の期間内に、前記呼出先からの応答がなかったとき、前記録音である第1録音とは別の第2録音を開始する、
    制御方法。
  15. インターホンシステムの制御方法であって、
    所定の期間内、又は前記所定の期間よりも前に、呼出先を特定するための操作部に対して操作入力を行う操作者に関する情報の取得を開始する機能ステップと、
    中止ステップと、
    前記操作部の側において、前記呼出先を呼出中であることを知らせる確認音を出力する出力ステップと、を含み、
    前記所定の期間とは、前記操作入力に基づいて前記呼出先を呼出中である期間であり、
    前記情報の取得とは、少なくとも録音を含み、
    前記中止ステップでは、前記録音の開始前、又は前記録音の実行中に、前記呼出先からの通話開始のための応答があれば、前記録音を中止し、
    前記出力ステップでは、前記録音の実行が終了した時点で前記呼出先の呼出が継続されるときに前記確認音の出力を開始する、
    制御方法。
  16. コンピュータシステムに請求項12~15のいずれか1項に記載の制御方法を実行させる、
    プログラム。
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