JP7128637B2 - インターポーザ付き電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品がインターポーザに取り付けられたインターポーザ付き電子部品に関する。
後記特許文献1および2には、前掲のインターポーザ付き電子部品が開示されている。このインターポーザ付き電子部品は、部品本体の相対する端部に第1外部電極と第2外部電極をそれぞれ有する電子部品と、基板の相対する端部に第1実装電極と第2実装電極をそれぞれ有するインターポーザとを備えている。また、電子部品とインターポーザは、部品本体が基板と向き合うように配置されているとともに、第1外部電極が第1実装電極に接続され、第2外部電極が第2実装電極に接続されている。さらに、電子部品の部品本体とインターポーザの基板との対向空間には、接着剤部が設けられている。
ところで、インターポーザ付き電子部品は、インターポーザの第1実装電極と第2実装電極を、回路基板に設けられた各実装電極対応の導体パッドそれぞれに半田等の接合剤を用いて接続することにより、当該回路基板に実装される。また、回路基板に実装された後のインターポーザ付き電子部品には、回路基板の各導体パッドとインターポーザの第1実装電極と第2実装電極とを通じて、電子部品の第1外部電極と第2外部電極に当該電子部品に適合した電圧が印加される。
電子部品(例えば積層セラミックコンデンサや積層セラミックインダクタや積層セラミックバリスタ)の部品本体は電圧印加により部品本体に発熱を生じるものであるため、温度上昇に伴う特性低下や故障等が電子部品に生じることを防止するには、電子部品の部品本体からインターポーザへの熱移動を偏りなく行うことが実用上で極めて肝要となる。
特開2015-135910号公報 特開2017-188545号公報
本発明が解決しようとする課題は、電子部品の部品本体からインターポーザへの熱移動を偏りなく行って、温度上昇に伴う特性低下や故障等が電子部品に生じることを防止できるインターポーザ付き電子部品を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明に係るインターポーザ付き電子部品は、部品本体の相対する端部に第1外部電極と第2外部電極をそれぞれ有する電子部品と、基板の相対する端部に第1実装電極と第2実装電極をそれぞれ有するインターポーザとを備えており、前記電子部品と前記インターポーザは、前記部品本体が前記基板と向き合うように配置されているとともに、前記第1外部電極が前記第1実装電極に接続され、前記第2外部電極が前記第2実装電極に接続されており、前記部品本体と前記基板との対向空間に接着剤部が設けられているインターポーザ付き電子部品であって、前記電子部品の前記第1外部電極と前記第2外部電極とが向き合う方向を第1方向、当該第1方向と直交する方向を第2方向、前記電子部品と前記インターポーザとが向き合う方向を第3方向としたとき、前記接着剤部は、互いが接触していない複数の単位接着剤部から構成されており、前記複数の単位接着剤部は、前記第2方向に沿う並び数が前記第1方向の中央よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている。
本発明に係るインターポーザ付き電子部品によれば、電子部品の部品本体からインターポーザへの熱移動を偏りなく行って、温度上昇に伴う特性低下や故障等が電子部品に生じることを防止できる。
図1は本発明を適用したインターポーザ付き電子部品の平面図である。 図2は図1に示したインターポーザ付き電子部品の第2方向の側面図である。 図3は図1に示した電子部品に係る図1のS1-S1線断面図である。 図4は図1に示したインターポーザの平面図である。 図5(A)は図1に示したインターポーザに係る図4のS2-S2線断面図、図5(B)は図4のS3-S3線断面図である。 図6は図1に示したインターポーザ付き電子部品における接着剤部(複数の単位接着剤部)の2次元配列を示す図である。 図7は図6に示した2次元配列の第1の変形例を示す図6対応図である。 図8は図6に示した2次元配列の第2の変形例を示す図6対応図である。 図9は図6に示した2次元配列の第3の変形例を示す図6対応図である。 図10は図6に示した2次元配列の第4の変形例を示す図6対応図である。 図11は図6に示した2次元配列の第5の変形例を示す図6対応図である。
以下の説明では、便宜上、図1および図2に示した電子部品10の第1外部電極12と第2外部電極とが向き合う方向(図1および図2の左右方向に相当)を「第1方向d1」、当該第1方向d1と直交する方向(図1の上下方向に相当)を「第2方向d2」、電子部品10とインターポーザ20とが向き合う方向(図2の上下方向に相当)を「第3方向d3」と表記する。
まず、図1~図6を用いて、本発明を適用したインターポーザ付き電子部品CWIの構成について説明する。
図1~図6に示したインターポーザ付き電子部品CWIは、電子部品10(図中は積層セラミックコンデンサ)と、インターポーザ20と、計4個の金属端子30と、接着剤部40とを備えている。接着剤部40は、図6に示したように、互いが接触していない複数(図中はの計37個)の単位接着剤部41から構成されている。
電子部品10は、略直方体状の部品本体11と、部品本体11の第1方向d1の一端部に設けられた第1外部電極12と、部品本体11の第1方向d1の他端部に設けられた第2外部電極13とを有している。
部品本体11は、図3に示したように、略矩形状を成す第1内部電極層11aと、当該第1内部電極層11aと略同じ大きさの略矩形状を成す第2内部電極層11bを、誘電体層11cを介して第3方向d3に交互に積層して構成された容量部(符号省略)を内蔵している。また、容量部の第3方向d3の両面と第2方向d2の両面は、誘電体マージン部(符号省略)によって覆われている。第1外部電極12は部品本体11の第1方向d1の一面に略矩形状に設けられ、第2外部電極13は部品本体11の第1方向d1の他面に略矩形状に設けられおり、第1外部電極12には各第1内部電極層11aの端縁が接続され、第2外部電極13には各第2内部電極層11bの端縁が接続されている。
部品本体11の各第1内部電極層11aと各第2内部電極層11bを除く部分の主成分は、好ましくはチタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、ジルコン酸カルシウム、チタン酸ジルコン酸カルシウム、ジルコン酸バリウム、酸化チタン等から選択された誘電体セラミックスである。ちなみに、各誘電体層11cの主成分と第3方向d3の両側の誘電体マージン部の主成分は異なっていてもよいし、各誘電体層11cの主成分と第3方向d3の一側の誘電体マージン部の主成分と第3方向d3の他側の誘電体マージン部の主成分は異なっていてもよい。さらに、各第1内部電極層11aと各第2内部電極層11bそれぞれの主成分は、好ましくはニッケル、銅、パラジウム、白金、銀、金、これらの合金等から選択されたを金属である。
なお、図3には、計3層の第1内部電極層11aと計3層の第2内部電極層11bを描いているが、第1内部電極層11aと第2内部電極層11bの総数、ならびに、第1内部電極層11aと第2内部電極層11bの第1方向d1の寸法および第2方向d2の寸法と、第1内部電極層11aと第2内部電極層11bの厚さと、誘電体層11cの厚さは、部品本体11の第1方向d1の寸法、第2方向d2の寸法および第3方向d3の寸法を含め、目標容量値に応じて任意に変更することができる。
第1外部電極12と第2外部電極13には、単層構成と2層以上の多層構成を任意に採用することができる。単層の場合の主成分は、好ましくはニッケル、銅、パラジウム、白金、銀、金、これらの合金等から選択された金属である。2層以上の多層構成の場合、最も内側の層の主成分は単層の場合と同じであり、最も外側の層の主成分は、好ましくはスズ、銅、ニッケル、金、亜鉛、これらの合金等から選択された金属であり、中間層の主成分は、好ましくは銅、スズ、ニッケル、金、亜鉛、これらの合金等から選択された金属である。ちなみに、単層構成と2層以上の多層構成の場合、各層の形成にはペースト焼き付け法、湿式メッキ法、乾式メッキ法等が任意に使用できる。
インターポーザ20は、略直方体状の基板21と、基板21の第1方向d1の一端部に設けられた第1実装電極22と、基板21の第1方向d1の他端部に設けられた第3実装電極23とを有している。
基板21の主成分は、好ましくは二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化ケイ素、酸化ジルコニウム等のセラミックスや、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビスマレイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、シアネート樹脂等の熱硬化性合成樹脂や、これら熱硬化性合成樹脂にガラスフィラー等の補強フィラーを含有させたものから選択された絶縁体である。
なお、図1には、基板21の第1方向d1の寸法および第2方向d2の寸法が、電子部品10の第1方向d1の寸法および第2方向d2の寸法よりも僅かに大きものを描いているが、基板21の第1方向d1の寸法および第2方向d2の寸法の少なくとも一方が電子部品10の第1方向d1の寸法および第2方向d2の寸法と同一または略同一であってもよい。
第1実装電極22は、基板21の第3方向d3の一面に設けられた矩形状部分(符号省略)と、基板21の第3方向d3の他面に設けられた矩形状部分(符号省略)と、基板21の第1方向d1の一面に設けられた矩形状部分とを連続して有しており、各矩形状部分の第2方向d2の寸法は同一または略同一である。
第2実装電極23は、基板21の第1方向d1の寸法の中心を通る第2方向d2の直線を基準として第1実装電極22と線対称である。すなわち、第2実装電極23は、基板21の第3方向d3の一面に設けられた矩形状部分(符号省略)と、基板21の第3方向d3の他面に設けられた矩形状部分(符号省略)と、基板21の第1方向d1の他面に設けられた矩形状部分とを連続して有しており、各矩形状部分の第2方向d2の寸法は同一または略同一である。
第1実装電極22と第2実装電極23の主成分、層構成および形成方法には、電子部品10の第1外部電極12と第2外部電極13と同様の主成分、層構成および形成方法を採用できるため、その説明を省略する。
なお、図1には、第1実装電極22の第2方向d2の寸法および第2実装電極23の第2方向d2の寸法が、電子部品10の第1外部電極12の第2方向d2の寸法および第2外部電極13の第2方向d2の寸法よりも小さいものを描いているが、第1実装電極22の第2方向d2の寸法および第2実装電極23の第2方向d2の寸法は、電子部品10の第1外部電極12の第2方向d2の寸法および第2外部電極13の第2方向d2の寸法と同一または略同一であってもよいし、電子部品10の第1外部電極12の第2方向d2の寸法および第2外部電極13の第2方向d2の寸法よりも大きくてもよい。
各端子30は、略平行な複数の帯状部分を一体に有し全体が湾曲した形状を成していてしており、電子部品10の第1方向d1の両側に2個づつ設けられている。第1外部電極12側の2個の端子30は各帯状部分の一端部を電子部品10の第1外部電極12に半田等の接合剤(図示省略)を用いて接続され、各帯状部分の他端部をインターポーザ20の第1実装電極22に半田等の接合剤(図示省略)を用いて接続されている。また、第2外部電極13側の2個の端子30は、各帯状部分の一端部を電子部品10の第2外部電極13に半田等の接合剤(図示省略)を用いて接続され、各帯状部分の他端部をインターポーザ20の第2実装電極23に半田等の接合剤(図示省略)を用いて接続されている。
各端子30の主成分は、好ましくはニッケル、銅、パラジウム、白金、銀、金、これらの合金等から選択された金属である。また、接合剤には、好ましくはスズ、銅、銀、ニッケル、ゲルマニウム、金、アンチモン、ビスマス、亜鉛、ガリウム、インジウムのうちの2種類以上の金属元素を含む半田や、好ましくは銀粒子、金粒子等を分散させて導電性を持たせた合成樹脂接着剤等が使用できる。
なお、図1には、計4個の金属端子30を描いているが、第2方向d2に設けられた2個の金属端子30が当該第2方向d2で連なるように一体化された金属端子(図示省略)を2個用意し、当該金属端子を電子部品10の第1方向d1の両側に1個づつ設けてもよい。また、図1および図2には、金属端子30として、略平行な複数の帯状部分を一体に有し全体が湾曲した形状のものを描いているが、電子部品10の第1外部電極12とインターポーザ20の第1実装電極22とを接続でき、電子部品10の第2外部電極13とインターポーザ20の第2実装電極23とを接続できる形状であれば、電子部品10の第1方向d1の両側に1個づつ設ける場合を含め、その形状に特段の制限はない。
接着剤部40は、先に述べたように互いが接触していない複数(図中はの計37個)の単位接着剤部41から構成されており、計37個の単位接着剤部41は、図2および図6に示したように、電子部品10の部品本体11とインターポーザ20の基板21との対向空間OSに、当該対向空間OSに収まる2次元配列(第1方向d1と第2方向d2の2次元における配列)で設けられている。ちなみに、対向空間OSの第3方向d3の間隔は、第1方向d1と第2方向d2の2次元において均一または略均一である。また、図6の+印は、対向空間OSの第1方向d1と第2方向d2の2次元における中心OSa(対向空間OSの第1方向d1の寸法の1/2を通る第2方向d2の直線と、第2方向d2の寸法の1/2を通る第1方向d1の直線との交点)を示す。
第1方向d1と第2方向d2の2次元において、複数の単位接着剤部41それぞれの輪郭は円またはこれに近い形であり、複数の単位接着剤部41それぞれの2次元面積は同一または略同一である。また、複数の単位接着剤部41は、第2方向d2に沿う並び数が、第1方向d1の中央(対向空間OSの中心OSaおよびその近傍領域を含む)よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている。
各接着剤部40の主成分は、好ましくはエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビスマレイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、シアネート樹脂等の熱硬化性合成樹脂や、これら熱硬化性合成樹脂にガラスフィラー等の補強フィラーを含有させたものから選択された接着剤である。
ここで、図6に示した単位接着剤部41(計37個)の2次元配列について詳しく説明する。
計37個の単位接着剤部41は、図6に示したように、電子部品10の部品本体11とインターポーザ20の基板21との対向空間OSに収まる2次元配列で並べられており、好ましくは部品本体11の各第1内部電極層11aと各第2内部電極層11bとの対向領域(第1内部電極層11aと第2内部電極層11bとが第3方向で対向する領域を第1方向d1と第2方向d2の2次元として見た場合の領域、符号省略)に収まる2次元配列で並べられている。
図6に示した2次元配列は、千鳥状配列である。計37個の単位接着剤部41は、互いが平行な第2方向d2の計7本の第1仮想線VLaと、各第1仮想線VLaと鋭角を成し互いが平行な計7本の左下がりの第2仮想線VLbと、各第1仮想線VLaと鋭角を成し互いが平行な計7本の右下がりの第3仮想線VLcとの共有点に、各々の2次元中心が一致または略一致するように配置されている。また、2次元配列の外郭(最も外側の2本の第1仮想線VLaと2本の第2仮想線VLbと2本の第3仮想線VLcとが成す外形に相当)は、6角形である。
計7本の第1仮想線VLaのうち、真ん中の1本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部41の並び数は7個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部41の並び数はそれぞれ6個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部41の並び数はそれぞれ5個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部41の第2方向d2に沿う方向の並び数はそれぞれ4個である。すなわち、計37個の単位接着剤部41は、各第1仮想線VLaに沿う並び数が中央よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている。
また、計7本の第2仮想線VLbのうち、真ん中の1本の第2仮想線VLbに沿う単位接着剤部41の並び数は7個、その両側の2本の第2仮想線VLbに沿う単位接着剤部41の並び数はそれぞれ6個、その両側の2本の第2仮想線VLbに沿う単位接着剤部41の並び数はそれぞれ5個、その両側の2本の第2仮想線VLbに沿う単位接着剤部41の並び数はそれぞれ4個である。これと同様に、計7本の第3仮想線VLcのうち、真ん中の1本の第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び数は7個、その両側の2本の第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び数はそれぞれ6個、その両側の2本の第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び数はそれぞれ5個、その両側の2本の第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び数はそれぞれ4個である。すなわち、計37個の単位接着剤部41は、各第2仮想線VLbに沿う並び数が中央よりも両側の方が少なく、かつ、各第3仮想線VLcに沿う並び数が中央よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている。
ちなみに、第1方向d1と第2方向d2の2次元において、計37個の単位接着剤部41の2次元面積の和は、対向空間OSの2次元面積の1/2以下であることが好ましく、1/2以下1/5以上であることがより好ましい。また、第1方向d1と第2方向d2の2次元において、各単位接着剤部41それぞれの2次元面積は0.5mm以上であることが好ましく、0.5mm以上2mm以下であることがより好ましい。さらに、各単位接着剤部41それぞれの厚さ(第3方向d3の寸法、対向空間OSの第3方向d3の間隔に相当)は0.05mm以上であることが好ましく、0.05mm以上0.85mm以下であることがより好ましい。各々の理由については後に説明する。
次に、前記インターポーザ付き電子部品CWIの作製方法例について説明する。ここで説明する作製方法はあくまでも例であって、前記インターポーザ付き電子部品CWIの作製方法を制限するものではない。
作製に際しては、電子部品10とインターポーザ20と端子30とを用意する。そして、インターポーザ20の基板21の上面の対向空間OSに対応する領域に、スクリーン印刷やグラビア印刷等の印刷法によって接着剤部40用ペーストを印刷して、未硬化の単位接着剤部41を必要数形成する。そして、電子部品10の部品本体11の下面を未硬化の単位接着剤部41それぞれに押し付けるようにしてインターポーザ20上に搭載する。そして、熱風吹き付けや加熱炉投入等の手法によって未硬化の単位接着剤部41それぞれを硬化させ、これらによって電子部品10の部品本体11をインターポーザ20の基板21に接着する。そして、金属端子30と半田等の接合剤を用いて、電子部品10の第1外部電極12とインターポーザ20の第1実装電極22とを接続し、電子部品10の第2外部電極13と第2接続電極23とを接続する。
なお、電子部品10の第1外部電極22と第2外部電極23のそれぞれに金属端子30の一端部を半田等の接合剤を用いて接続してから、当該電子部品10の部品本体11の下面を未硬化の単位接着剤部41それぞれに押し付けるようにしてインターポーザ20上に搭載した後、未硬化の単位接着剤部41それぞれを硬化させて、金属端子30の他端部を半田等の接合剤を用いてインターポーザ20の第1実装電極22と第2接続電極23のそれぞれ接続してもよい。
次に、前記インターポーザ付き電子部品CWIによって得られる作用効果について説明する。
〈第1の作用効果〉前記インターポーザ付き電子部品CWIは、インターポーザ20の第1実装電極22と第2実装電極23を、回路基板に設けられた各実装電極対応の導体パッドそれぞれに半田等の接合剤を用いて接続することにより、当該回路基板に実装される。また、回路基板に実装された後のインターポーザ付き電子部品CWIには、回路基板の各導体パッドとインターポーザ20の第1実装電極22と第2実装電極23とを通じて、電子部品10の第1外部電極12と第2外部電極13に当該電子部品10に適合した電圧が印加される。
電子部品10(図中は積層セラミックコンデンサ)の部品本体11は電圧印加により発熱を生じるものであるため、温度上昇に伴う特性低下や故障等が電子部品10に生じることを防止するには、電子部品10の部品本体11からインターポーザ20への熱移動を偏りなく行うことが実用上で極めて肝要となる。
詳しく述べると、電子部品10の部品本体11に発熱を生じたとき、部品本体11の第1方向d1の両端部の熱は第1外部電極22と第2外部電極23から金属端子30を通じてインターポーザ20に速やかに移動するため、部品本体11の温度は両端部よりも両端部以外、特に中央の方が高い温度分布となる傾向がある。よって、部品本体11の第1方向d1の両端部以外の熱を、接着剤部40を通じてインターポーザ20に移動させるには、前記温度分布に応じた熱移動がえるような工夫を接着剤部40に施すことが望ましい。
前記インターポーザ付き電子部品CWIにあっては、電子部品10の部品本体11とインターポーザ20の基板21との対向空間OSに設けられた接着剤部40が、互いが接触していない計37個の単位接着剤部41から構成されており、しかも、計37個の単位接着剤部41が、各第1仮想線VLaに沿う並び数が中央よりも両側の方が少ない2次元配列(第2方向d2に沿う並び数が第1方向d1の中央よりも両側の方が少ない2次元配列)で並べられている。
すなわち、部品本体11の第1方向d1の両端部以外の熱が接着剤部40を通じてインターポーザ20に移動するときの移動量は、第1方向d1の両側よりも中央の方が大きくなるため、部品本体11に前記のような温度分布を生じた場合でも当該温度分布に応じた熱移動を行うことができる。つまり、電子部品10の部品本体11に発熱を生じたときに、部品本体11全体の熱を偏りなくインターポーザ20に移動させることが可能となるため、温度上昇に伴う特性低下や故障等が電子部品10に生じることを防止できる。
とりわけ、電子部品10が前記のような温度分布となりやすい積層セラミックコンデンサである場合、部品本体11全体の熱を偏りなくインターポーザ20に移動させることにより、部品本体11全体の温度を均一または略均一に保って特性低下や故障等が積層セラミックコンデンサ生じることを確実に防止できる。しかも、電子部品10が積層セラミックコンデンサである場合、電圧印加による発熱は、主として先に述べた各第1内部電極層11aと各第2内部電極層11bとの対向領域で生じるため、計37個の単位接着剤部41を当該対向領域に収まる2次元配列で並べることにより、部品本体11全体の熱をより一層偏りなくインターポーザ20に移動させることが可能となる。
〈第2の作用効果〉前記インターポーザ付き電子部品CWIにあっては、計37個の単位接着剤部41が、各第2仮想線VLbに沿う並び数が中央よりも両側の方が少なく、かつ、各第3仮想線VLcに沿う並び数が中央よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている。
すなわち、部品本体11の第1方向d1の両端部以外の熱が接着剤部40を通じてインターポーザ20に移動するときの移動量は、各第2仮想線VLbと直交する方向の両側よりも中央の方が大きくなり、かつ、各第3仮想線VLcと直交する方向の両側よりも中央の方が大きくなるため、部品本体11に前記のような温度分布を生じた場合でも当該温度分布に応じた熱移動を行うことができる。つまり、電子部品10の部品本体11に発熱を生じたときに、部品本体11全体の熱をより一層偏りなくインターポーザ20に移動させることが可能となる。
〈第3の作用効果〉前記インターポーザ付き電子部品CWIにあっては、第1方向d1と第2方向d2の2次元において、計37個の単位接着剤部41それぞれの2次元面積が同一または略同一となっているため、部品本体11に前記のような温度分布を生じた場合でも、各単位接着剤部41の間隔を調節するだけで、部品本体11全体の熱をより一層偏りなくインターポーザ20に移動させることが可能となる。
〈第4の作用効果〉前記インターポーザ付き電子部品CWIにあっては、第1方向d1と第2方向d2の2次元において、計37個の単位接着剤部41の2次元面積の和は、対向空間OSの2次元面積の1/2以下、好ましくは1/2以下1/5以上となっている。すなわち、計37個の単位接着剤部41の2次元面積の和を対向空間OSの2次元面積の1/2超過とすると、電子部品10の部品本体11に熱膨張収縮を生じたときに特に第1外部電極12と第2外部電極12に近い単位接着剤部41に剥離が生じる懸念があるが、1/2以下とすればこのような懸念は生じにくい。また、計37個の単位接着剤部41の2次元面積の和を対向空間OSの2次元面積の1/5未満とすると、電子部品10の部品本体11とインターポーザ20の基板21との接着力が不十分となる懸念があるが、1/5以上とすればこのような懸念は生じにくい。
〈第5の作用効果〉前記インターポーザ付き電子部品CWIにあっては、第1方向と第2方向の2次元において、計37個の単位接着剤部41それぞれの2次元面積が0.5mm以上、好ましくは0.5mm以上2mm以下となっている。すなわち、計37個の単位接着剤部41それぞれの2次元面積を0.5mm未満とすると、電子部品10の部品本体11とインターポーザ20の基板21との接着力が不十分となる懸念があるが、0.5mm以上とすればこのような懸念は生じにくい。また、計37個の単位接着剤部41それぞれの2次元面積を2mm超過とすると、電子部品10の部品本体11に熱膨張収縮を生じたときに特に第1外部電極12と第2外部電極12に近い単位接着剤部41に剥離が生じる懸念があるが、2mm以下とすればこのような懸念は生じにくい。
〈第6の作用効果〉前記インターポーザ付き電子部品CWIにあっては、計37個の単位接着剤部41それぞれの厚さ(第3方向d3の寸法、対向空間OSの第3方向d3の間隔に相当)が0.05mm以上、好ましくは0.05mm以上0.85mm以下となっている。すなわち、計37個の単位接着剤部41それぞれの厚さを0.05mm未満とすると、対向空間OSの第3方向d3の間隔が小さくなるが故に当該対向空間OSの第2方向d2の空気の流れに基づく熱放出作用を得にくくなる懸念があるが、0.05mm以上とすればこのような懸念は生じにくい。また、計37個の単位接着剤部41それぞれの厚さを0.85mm超過とすると、単位接着剤部41の熱伝導率が小さい場合に各単位接着剤部41における熱移動が阻害される懸念があるが、0.85mm以下とすればこのような懸念は生じにくい。
次に、図7~図11を用いて、前記インターポーザ付き電子部品CWIにおける単位接着剤部41の2次元配列の変形例についてついて説明する。
《第1の変形例》
図7は第1の変形例を示す。同図に示した2次元配列が前記インターポーザ付き電子部品CWIにおける単位接着剤部41の2次元配列(図6を参照)と異なるところは、
・単位接着剤部41の総数を30個とし、総数の減少に伴って各々の単位接着剤部41そ
れぞれの2次元面積を大きくした点
・計7本の第1仮想線VLaのうち、真ん中の1本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤
部41の並び数を6個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部41の
並び数をそれぞれ5個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部41の
並び数をそれぞれ4個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部41の
並び数をそれぞれ3個とした点
・第2仮想線VLbと第3仮想線VLcをそれぞれ計6本とし、各々の真ん中の2本の第
2仮想線VLbと第3仮想線VLbに沿う単位接着剤部41の並び数をそれぞれ6個、
その両側の2本の第2仮想線VLbと第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び
数をそれぞれ5個、その両側の2本の第2仮想線VLbと第3仮想線VLcに沿うに沿
う単位接着剤部41の並び数をそれぞれ4個とした点
・対向空間OSの中心OSaに単位接着剤部41が重なっていない点
にある。
この第1の変形例の2次元配列であっても、先に述べた〈第1の作用効果〉~〈第6の作用効果〉と同様の作用効果を得ることができる。
《第2の変形例》
図8は第2の変形例を示す。同図に示した2次元配列が前記インターポーザ付き電子部品CWIにおける単位接着剤部41の2次元配列(図6を参照)と異なるところは、
・単位接着剤部41の総数を9個とし、総数の減少に伴って各々の単位接着剤部41それ
ぞれの2次元面積を大きくした点
・第1仮想線VLaを計3本とし、第1仮想線VLaの真ん中の1本の第1仮想線VLa
に沿う単位接着剤部41の並び数を3個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単
位接着剤41の並び数をそれぞれ2個とし、当該2個の単位接着剤部41の第1方向d
1の両側それぞれに1個の単位接着剤部41を配した点
・第2仮想線VLbと第3仮想線VLcをそれぞれ計3本とし、各第2仮想線VLbと各 第3仮想線VLbに沿う単位接着剤部41の並び数をそれぞれ3個とした点
・2次元配列の外郭(最も外側の2本の第2仮想線VLbと2本の第3仮想線VLcとが
成す外形に相当)を4角形とした点
にある。
この第2の変形例の2次元配列であっても、先に述べた〈第1の作用効果1〉~〈第6の作用効果〉と同様の作用効果を得ることができる。ちなみに、〈第2の作用効果〉は、各第2仮想線VLbと各第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び数が全て3個となるものの、第1方向d1に沿う並び数が第2方向d2の中央よりも両側の方が少ないことに基づいて得ることができる。
《第3の変形例》
図9は第3の変形例を示す。同図に示した2次元配列が前記インターポーザ付き電子部品CWIにおける単位接着剤部41の2次元配列(図6を参照)と異なるところは、
・2次元配列を、単位接着剤部41の総数が37個の格子状配列とした点
・計37個の単位接着剤部41を、互いが平行な第2方向d2の計7本の第1仮想線VL
aと、各第1仮想線VLaと鋭角を成し互いが平行な計9本の左下がりの第2仮想線V
Lbと、各第1仮想線VLaと鋭角を成し互いが平行な計9本の右下がりの第3仮想線
VLcと、互いが平行な第1方向d1の計7本の第4仮想線VLdとの共有点に、各々
の2次元中心が一致または略一致するように配置した点
・計7本の第1仮想線VLaのうち、真ん中の3本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤 部41の並び数をそれぞれ7個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤
部41の並び数をそれぞれ5個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤
部41の並び数をそれぞれ3個とした点
・計9本の第2仮想線VLbと第3仮想線VLcのうち、真ん中の1本の第2仮想線VL
bと第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び数をそれぞれ5個、その両側の2
本の第2仮想線VLbと第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び数をそれぞれ
4個、その両側の2本の第2仮想線VLbと第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41
の並び数をそれぞれ5個、その両側の2本の第2仮想線VLbと第3仮想線VLcに沿
う単位接着剤部41の並び数をそれぞれ4個、その両側の2本の第2仮想線VLbと第
3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び数をそれぞれ3個とした点
・計7本の第4仮想線VLdのうち、真ん中の3本の第4仮想線VLdに沿う単位接着剤
部41の並び数をそれぞれ7個、その両側の2本の第4仮想線VLdに沿う単位接着剤
部41の並び数をそれぞれ5個、その両側の2本の第4仮想線VLdに沿う単位接着剤
部41の並び数をそれぞれ3個とした点
・2次元配列の外郭(最も外側の2本の第1仮想線VLaと2本の第2仮想線VLbと2
本の第3仮想線VLcと2本の第4仮想線VLdとが成す外形に相当)を8角形とした

にある。
すなわち、図9に示した2次元配列では、計37個の単位接着剤部41は、各第1仮想線VLaに沿う並び数が中央よりも両側の方が少なく、かつ、各第4仮想線VLdに沿う並び数が中央よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている。
この第3の変形例の2次元配列であっても、先に述べた〈第1の作用効果〉~〈第6の作用効果〉と同様の作用効果を得ることができる。ちなみに、〈第2の作用効果〉については、第1方向d1に沿う並び数が第2方向d2の中央よりも両側の方が少ないことに基づいて得ることができる。
《第4の変形例》
図10は第4の変形例を示す。同図に示した2次元配列は、前記インターポーザ付き電子部品CWIにおける単位接着剤部41の2次元配列(図6を参照)よりも、図9に示した第3の変形例の2次元配列に類似するものであるため、理解促進ために図9に示した第3の変形例の2次元配列との相違点について説明する。
図10に示した2次元配列が図9に示した2次元配列と異なるところは、
・単位接着剤部41の総数を30個とし、総数の減少に伴って各々の単位接着剤部41そ
れぞれの2次元面積を大きくした点
・計7本の第1仮想線VLaうち、真ん中の3本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部
41の並び数をそれぞれ6個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部
41の並び数をそれぞれ4個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部 41の並び数をそれぞれ2個とした点
・第2仮想線VLbと第3仮想線VLcをそれぞれ計8本とし、各々の真ん中の6本の第
2仮想線VLbと第3仮想線VLbに沿う単位接着剤部41の並び数をそれぞれ4個、
その両側の2本の第2仮想線VLbと第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び
数をそれぞれ3個とした点
・第4仮想線VLdを計6本とし、真ん中の2本の第4仮想線VLdに沿う単位接着剤部
41の並び数をそれぞれ7個、その両側の2本の第4仮想線VLdに沿う単位接着剤部
41の並び数をそれぞれ5個、その両側の2本の第4仮想線VLdに沿う単位接着剤部
41の並び数をそれぞれ3個とした点
・対向空間OSの中心OSaに単位接着剤部41が重なっていない点
にある。
すなわち、図10に示した2次元配列では、計30個の単位接着剤部41は、各第1仮想線VLaに沿う並び数が中央よりも両側の方が少なく、かつ、各第4仮想線VLdに沿う並び数が中央よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている。
この第4の変形例の2次元配列であっても、先に述べた〈第1の作用効果〉~〈第6の作用効果〉と同様の作用効果を得ることができる。ちなみに、〈第2の作用効果〉については、第1方向d1に沿う並び数が第2方向d2の中央よりも両側の方が少ないことに基づいて得ることができる。
《第5の変形例》
図11は第5の変形例を示す。同図に示した2次元配列は、前記インターポーザ付き電子部品CWIにおける単位接着剤部41の2次元配列(図6を参照)よりも、図9に示した第3の変形例の2次元配列に類似するものであるため、理解促進ために図9に示した第3の変形例の2次元配列との相違点について説明する。
図11に示した2次元配列が図9に示した2次元配列と異なるところは、
・単位接着剤部41の総数を13個とし、総数の減少に伴って各々の単位接着剤部41そ
れぞれの2次元面積を大きくした点
・第1仮想線VLaを計3本とし、真ん中の1本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部
41の並び数を5個、その両側の2本の第1仮想線VLaに沿う単位接着剤部41の並
び数をそれぞれ3個とし、当該3個の単位接着剤部41の第1方向d1の両側それぞれ
に1個の単位接着剤部41を配した点
・第2仮想線VLbと第3仮想線VLcをそれぞれ計4本とし、各々の真ん中の1本の第
2仮想線VLbと第3仮想線VLbに沿う単位接着剤部41の並び数をそれぞれ3個、
その両側の2本の第2仮想線VLbと第3仮想線VLcに沿う単位接着剤部41の並び
数をそれぞれ2個、その両側の2本の第2仮想線VLbと第3仮想線VLcに沿う単位
接着剤41の並び数をそれぞれ3個とした点
・第4仮想線VLdを計3本とし、真ん中の1本の第4仮想線VLdに沿う単位接着剤部
41の並び数を5個、その両側の2本の第4仮想線VLdに沿う単位接着剤部41の並
び数をそれぞれ3個とし、当該3個の単位接着剤部41の第2方向d2の両側それぞれ
に1個の単位接着剤部41を配した点
・2次元配列の外郭(最も外側の2本の第2仮想線VLbと2本の第3仮想線VLcが成
す外形に相当)を4角形とした点
にある。
すなわち、図11に示した2次元配列では、計13個の単位接着剤部41は、各第1仮想線VLaに沿う並び数が中央よりも両側の方が少なく、かつ、各第4仮想線VLdに沿う並び数が中央よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている。
この第5の変形例の2次元配列であっても、先に述べた〈第1の作用効果〉~〈第6の作用効果〉と同様の作用効果を得ることができる。ちなみに、〈第2の作用効果〉については、第2方向d1に沿う並び数が第2方向d1の中央よりも両側の方が少ないことに基づいて得ることができる。
次に、前記インターポーザ付き電子部品CWI(前記の第1の変形例~第5の変形例を含む)に係る他の実施形態について説明する。
(1)図1~図6と図7~図11には、単位接着剤部41として、第1方向d1と第2方向d2の2次元においてその輪郭が円またはこれに近い形のものを示したが、当該輪郭は、長方形(正方形を含む)またはこれに近い形、楕円またはこれに近い形等であってもよい。
(2)図1~図6と図7~図11には、単位接着剤部41の最大総数として37個のものを示したが、当該最大総数は対向空間OSの2次元面積が大きな場合を含め、37個超過としてもよい。
(3)図1~図6には、電子部品10として積層セラミックコンデンサを示したが、電圧印加により部品本体11に発熱を生じるものであれば、積層セラミックコンデンサ以外の電子部品、例えば積層セラミックインダクタや積層セラミックバリスタ等であってもよい。
(4)図1~図6には、電子部品10の第1外部電極12および第2外部電極13として1つの矩形状部分から成るものを示したが、インターポーザ20への接続が行えるものであれば、他の形態、例えば前記矩形状部分と部品本体11の第3方向の一面および他面の少なくとも一方に設けた矩形状部分とが連続した形態や、前記矩形状部分と部品本体11の第3方向の一面および他面に設けた矩形状部分と部品本体11の第2方向の一面および他面に設けた矩形状部分とが連続した形態等であってもよい。
(5)図1~図6には、インターポーザ20の第1実装電極22および第2実装電極23として3つの矩形状部分から成るものを示したが、電子部品10の接続と回路基板への実装を行えるものであれば、他の形態、例えば基板21の第1方向d1の一面および他面に設けられた矩形状部分を排除して、基板21の第3方向d1の一面および他面に設けられた2つの矩形状部分を導体ビアで接続した形態等であってもよい。
(6)図1~図6には、電子部品10の第1外部電極12および第2外部電極13を、金属端子30と半田等の接合剤(図示省略)を用いて、インターポーザ20の第1実装電極22および第2実装電極23に接続したものを示したが、金属端子30を排除して、電子部品10の第1外部電極12および第2外部電極13を、半田等の接合剤のみを用いて、インターポーザ20の第1実装電極22および第2実装電極23に接続するようにしてもよい。
(7)図1~図6には、インターポーザ付き電子部品CWIとしてインターポーザ20に1個の電子部品10が搭載されたものを示したが、同種または異種の2個以上の電子部品10がインターポーザ20に搭載されたインターポーザ付き電子部品であっても本発明は適用可能である。
CWI…インターポーザ付き電子部品、10…電子部品、11…部品本体、12…第1外部電極、13…第2外部電極、20…インターポーザ、21…基板、22…第1実装電極、23…第2実装電極、30…金属端子、40…接着剤部、41…単位接着剤部、OS…対向空間。

Claims (20)

  1. 部品本体の相対する端部に第1外部電極と第2外部電極をそれぞれ有する電子部品と、基板の相対する端部に第1実装電極と第2実装電極をそれぞれ有するインターポーザとを備えており、前記電子部品と前記インターポーザは、前記部品本体が前記基板と向き合うように配置されているとともに、前記第1外部電極が前記第1実装電極に接続され、前記第2外部電極が前記第2実装電極に接続されており、前記部品本体と前記基板との対向空間に接着剤部が設けられているインターポーザ付き電子部品であって、
    前記電子部品の前記第1外部電極と前記第2外部電極とが向き合う方向を第1方向、当該第1方向と直交する方向を第2方向、前記電子部品と前記インターポーザとが向き合う方向を第3方向としたとき、
    前記接着剤部は、互いが接触していない複数の単位接着剤部から構成されており、前記複数の単位接着剤部の間に前記対向空間を備え、
    前記複数の単位接着剤部は、前記第2方向に沿う並び数が前記第1方向の中央よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている、
    インターポーザ付き電子部品。
  2. 前記複数の単位接着剤部は、前記第1方向に沿う並び数が前記第2方向の中央よりも両側の方が少ない2次元配列で並べられている、
    請求項1に記載のインターポーザ付き電子部品。
  3. 前記2次元配列は、千鳥状配列である、
    請求項1または2に記載のインターポーザ付き電子部品。
  4. 前記2次元配列の外郭は、4角以上の多角形である、
    請求項3に記載のインターポーザ付き電子部品。
  5. 前記2次元配列の外郭は、6角形である、
    請求項3または4に記載のインターポーザ付き電子部品。
  6. 前記複数の単位接着剤部の総数は、9個以上である、
    請求項3~5のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  7. 前記2次元配列は、格子状配列である、
    請求項1または2に記載のインターポーザ付き電子部品。
  8. 前記2次元配列の外郭は、4角以上の多角形である、
    請求項7に記載のインターポーザ付き電子部品。
  9. 前記2次元配列の外郭は、8角形である、
    請求項7または8に記載のインターポーザ付き電子部品。
  10. 前記複数の単位接着剤部の総数は、13個以上である、
    請求項7~9のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  11. 前記第1方向と前記第2方向の2次元において、前記複数の単位接着剤部それぞれの2次元面積は同一または略同一である、
    請求項1~10のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  12. 前記第1方向と前記第2方向の2次元において、前記複数の単位接着剤部の2次元面積の和は、前記対向空間の2次元面積の1/2以下である、
    請求項1~11のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  13. 前記第1方向と前記第2方向の2次元において、前記複数の単位接着剤部の2次元面積の和は、前記対向空間の2次元面積の1/2以下1/5以上である、
    請求項1~12のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  14. 前記第1方向と前記第2方向の2次元において、前記複数の単位接着剤部それぞれの2次元面積は0.5mm以上である、
    請求項1~13のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  15. 前記第1方向と前記第2方向の2次元において、前記複数の単位接着剤部それぞれの2次元面積は0.5mm以上2mm以下である、
    請求項1~14のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  16. 前記複数の単位接着剤部それぞれの第3方向の寸法は0.05mm以上である、
    請求項1~15のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  17. 前記複数の単位接着剤部それぞれの第3方向の寸法は0.05mm以上0.85mm以下である、
    請求項1~16のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  18. 前記第1外部電極は金属端子および接合剤を用いて前記第1実装電極に接続され、前記第2外部電極は金属端子および接合剤を用いて前記第2実装電極に接続されている、
    請求項1~17のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  19. 前記第1外部電極は接合剤を用いて前記第1実装電極に接続され、前記第2外部電極は
    接合剤を用いて前記第2実装電極に接続されている、
    請求項1~17のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
  20. 前記電子部品は積層セラミックコンデンサである、
    請求項1~19のいずれか1項に記載のインターポーザ付き電子部品。
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