JP7128570B2 - 導波管カプラ - Google Patents

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    • H01P5/22Hybrid ring junctions

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Description

本開示は導波管カプラに関する。
一般に、180度位相差の分配を可能とする導波管カプラとして、ラットレースリング型の導波管カプラ(以下「ラットレースカプラ」という)が知られている。ラットレースカプラは、環状の主線路部と、4つの入出力線路とから構成されている。環状の主線路部は、3本の{nλ/4}の長さの主線路と、1本の{nλ/4+λ/2}の長さの主線路とが環状に接続されて構成されている(ここでλは使用中心周波数f0の波長、nは奇数)。この主線路の接続部4か所には、前記4つの入出力線路がそれぞれ接続されている。この4つの入出力線路には、主線路側と接続されている側とは反対側の端に、4つのポート(P1、P2、P3、及びP4)がそれぞれ設けられている(例えば、非特許文献1の図12、図15)。
ラットレースカプラのポートの1つに波長λの高周波が入力されると、その高周波は、残りの3つのポートのうちの2つのポートから等分に分配されて出力される。入力ポートの選び方によって、分配される高周波が同相になる場合と180度位相差になる場合とがある。非特許文献1の図12で説明すると、ポートP1に入力した場合はポートP2、P4に同相で分配され、ポートP2に入力した場合はポートP1、P3に180度位相差で分配される。
J. Reed and G. J. Wheeler, "A Method of Analysis of Symmetrical Four-Port Networks", IRE Transactions on Microwave Theory and Techniques (Volume:4, Issue:4, October 1956)
従来のラットレースカプラにおいては、3本の主線路の長さがλ/4の奇数倍であり、1本の主線路の長さが当該3本の主線路の長さよりもちょうどλ/2(使用中心周波数f0の波長の半分)だけ長い。このように主線路の長さが使用中心周波数f0の波長λを基に決められているため、入力された高周波が使用中心周波数f0である場合、高周波は環状の主線路部を時計回りと反時計回りとに分かれて伝わり、出力ポートにおいてうまく打ち消し合ったり重なったりする。その結果、使用中心周波数f0の高周波は同相または180度位相差の分配が可能となる。
ところが、入力された高周波が使用中心周波数f0と異なる周波数fである場合、この高周波は出力ポートにおいてうまく打ち消し合ったり重なったりしない。その結果、使用中心周波数f0とは異なる周波数fにおいては設計どおりの分配振幅及び分配位相が得られない。従来のラットレースカプラは、主線路の長さと入力した高周波の波長との関係に依拠して分配振幅及び分配位相が決まってしまう、という課題があった。本開示は、この課題を解決するべく、入力した高周波の波長に依拠しない位相補正の仕組みを備えた導波管カプラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本開示の導波管カプラは、全体のツイスト角度が0度であり、使用中心周波数における通過位相が90度の奇数倍である第1から第3の主導波管部と、全体のツイスト角度がプラスまたはマイナス180度であり、その通過位相が前記第1から第3の主導波管部の通過位相と180度反転している第4の主導波管部と、環状に接続された前記第1から第4の主導波管部の各接続部に接続された第1から第4の入出力導波管と、を備えた。
上記の構成とすることで、使用中心周波数f0とは異なる周波数fにおいても、第4の主導波管部は第1から第3の主導波管部と通過位相差が180度となるため、主線路の長さを1つだけ他の主線路よりλ/2だけ長くすることと同じ効果が得られる。この入力した高周波の波長に依拠しない位相補正の仕組みにより、従来のラットレースカプラよりも周波数帯域が広い導波管カプラを得ることができる。
実施の形態1に係る導波管カプラの構成を説明するための斜視図 実施の形態1に係る導波管カプラの構成を説明するための平面図 実施の形態1に係るツイスト導波管の斜視図 図3の矢印A-Aで示した箇所の断面図 第1から第3の位相補正部17、18、19の斜視図 第4の位相補正部20の斜視図 従来のラットレースカプラの計算モデルの斜視図 従来のラットレースカプラの計算モデルの平面図 従来のラットレースカプラを形成する2種類の主導波管の通過位相差を検証するための計算モデル 従来のラットレースカプラにおける2種類の主導波管の通過位相差のシミュレーション結果 従来のラットレースカプラの通過、結合の振幅特性のシミュレーション結果 従来のラットレースカプラの分配振幅差のシミュレーション結果 従来のラットレースカプラの分配位相差のシミュレーション結果その1 従来のラットレースカプラの分配位相差のシミュレーション結果その2 実施の形態1による導波管カプラの計算モデル 実施の形態1による導波管カプラを形成する2種類の主導波管部の通過位相差を検証するための計算モデル 実施の形態1に係る導波管カプラの2種類の主導波管部の通過位相差のシミュレーション結果 実施の形態1に係る導波管カプラの通過、結合の振幅特性のシミュレーション結果 実施の形態1に係る導波管カプラの分配振幅差のシミュレーション結果 実施の形態1に係る導波管カプラの分配位相差のシミュレーション結果その1 実施の形態1に係る導波管カプラの分配位相差のシミュレーション結果その2 実施の形態1に係る導波管カプラの位相補正部を入れ子に配置した例 実施の形態2に係る導波管カプラの構成を説明するための斜視図 実施の形態2に係る導波管カプラの構成を説明するための平面図 実施の形態2に係る導波管カプラを構成するツイスト導波管の斜視図 実施の形態2に係るハーフハイトの導波管カプラの構成を説明するための斜視図 実施の形態2に係るハーフハイトの導波管カプラの構成を説明するための平面図 実施の形態3に係る導波管カプラの構成を説明するための斜視図 実施の形態3に係る導波管カプラの構成を説明するための平面図 実施の形態3に係るツイスト導波管の斜視図 図24の矢印B-Bで示した箇所の断面図 本開示の実施の形態4に係る導波管カプラの構成を説明するための斜視図 本開示の実施の形態4に係る導波管カプラの構成を説明するための平面図
実施の形態1.
図1は本開示の実施の形態1に係る導波管カプラの構成を説明するための斜視図である。以降特に指示がない場合、図に示した導波管は、導波管の中空部の形状を表している。実施の形態1に係る導波管カプラは、環状の主導波管部と、4つの入出力導波管とから構成されている。環状の主導波管部は、第1の主導波管部9、第2の主導波管部10、第3の主導波管部11、及び第4の主導波管部12が環状に接続されて構成されている。この主導波管部の接続箇所は、第1の接続部13、第2の接続部14、第3の接続部15、及び第4の接続部16であり、それぞれ第1の入出力導波管1、第2の入出力導波管2、第3の入出力導波管3、及び第4の入出力導波管4が放射状に接続されている。この4つの入出力導波管には、主導波管側と接続されている側とは反対側の端にそれぞれ第1の入出力端子5、第2の入出力端子6、第3の入出力端子7、及び第4の入出力端子8が設けられている。
また、図2は本開示の実施の形態1に係る導波管カプラの構成を説明するための平面図である。第1から第4の主導波管部9、10、11、12は、それぞれ第1の位相補正部17、第2の位相補正部18、第3の位相補正部19、及び第4の位相補正部20を有している。第1の位相補正部17は、ツイスト導波管21、22が直列に接続され構成される。同様に、第2の位相補正部18、第3の位相補正部19、及び第4の位相補正部20は、ツイスト導波管23、24、ツイスト導波管25、26、及びツイスト導波管27、28がそれぞれ直列に接続され構成される。
図3Aは本開示の実施の形態1に係るツイスト導波管21から28の外観の斜視図である。図3Bは、図3Aで示したツイスト導波管21から28の中空部を示したものである。図4は図3の矢印A-Aで示した箇所の断面図である。ツイスト導波管21から28は、2つのツイスト入出力導波管29、30が、導波管変換部31を介して接続され構成される。導波管変換部31は、正方形導波管の2隅を切り欠いて形成される。2隅を切り欠いた正方形導波管は、図4Aまたは図4Bで示した断面形状が考えられる。
図5は第1から第3の位相補正部17、18、19の斜視図である。第1の位相補正部17は、2つの直列に接続されたツイスト角度がプラスまたはマイナス90度のツイスト導波管21、22を有し、全体のツイスト角度が0度である。第2の位相補正部18、第3の位相補正部19も、第1の位相補正部17と同じように構成され、同じく、全体のツイスト角度が0度である。第1から第3の主導波管部9、10、11は、それぞれ第1から第3の位相補正部17、18、19を有する。また、第1から第3の主導波管部9、10、11は、どれも使用中心周波数f0において90度の通過位相となる長さである。
図6は、第4の位相補正部20の斜視図である。第4の位相補正部20は、2つの直列に接続されたツイスト角度がプラスまたはマイナス90度のツイスト導波管27、28を有し、全体のツイスト角度がプラスまたはマイナス180度である。また、第4の位相補正部20を有する第4の主導波管部12は、第1から第3の主導波管部9、10、11と同じ長さである。
本開示の導波管カプラの動作は、次のように説明できる。ツイスト角度がプラスまたはマイナス90度のツイスト導波管は、導波管を機械的にねじって構成する方法や、図3に示したようにツイスト入出力導波管29、30の向きが直交するように接続して構成する方法が考えられる。導波管変換部31の長さや切り欠く大きさは反射特性に寄与する設計パラメータである。図5及び図6で示した矢印は電界の向きを表している。図5で示した第1から第3の位相補正部17、18、19においては、両端での電界の向きは同じである。一方、図6に示した第4の位相補正部20においては、両端での電界の向きは逆である。ここで、図5と図6とで示した位相補正部は、高周波が伝搬する物理的な長さは同じである。このように伝搬距離が同じであるため、この距離により生じる通過位相は同じである。すなわち、図5に示す位相補正部と図6に示す位相補正部では周波数fによらず180度(マイナス180度)の位相差が生じることになる。このため、図5に示す位相補正部を備えた主導波管部の通過位相がある周波数f0で90度の場合、図6に示す位相補正部を備えた主導波管部の通過位相は同じ周波数f0で270度(マイナス90度)となる。
したがって、本開示の実施の形態1に係る導波管カプラは、ラットレースカプラとして機能することになる。また、ラットレースカプラとして機能するための3つの主導波管部とひとつの主導波管部との位相差180度は周波数fによらずに得られるため、本開示の実施の形態1に係る導波管カプラは従来のラットレースカプラよりも周波数帯域が広い。
本開示の導波管カプラの効果は、電磁界シミュレーション結果を用いて次のように説明できる。図7は従来のラットレースカプラの計算モデルの斜視図、図8はその平面図、図9は従来のラットレースカプラを形成する2種類の主導波管の通過位相差を検証するための計算モデルである。図10は、従来のラットレースカプラにおける2種類の主導波管の通過位相差のシミュレーション結果を示したものである。周波数fが使用中心周波数f0において180度の通過位相差が得られているものの、周波数fが使用中心周波数f0から離れるにしたがってその差が180度からずれている。
図11-1~4は、従来のラットレースカプラの周波数特性のシミュレーション結果を示したものである。横軸は周波数{f/f0}を表し、入力される高周波の周波数fを使用中心周波数f0で割ることによって正規化している。
図11-1は、プロットS14、S32、S12及びS34を示したものである。プロットS14は、port4からport1までの周波数伝達関数の振幅特性である。プロットS32は、port2からport3までの周波数伝達関数の振幅特性である。同様に、プロットS12はport2からport1までの、プロットS34はport4からport3までの、それぞれの周波数伝達関数の振幅特性である。これらのプロットは、「通過、結合の振幅特性」と呼ぶことにする。通過、結合の振幅特性は使用中心周波数f0のみにおいて振幅が一致し、使用中心周波数f0から離れるにしたがってその差が大きくなっている。また、図示しないが、通過、結合の位相特性も使用中心周波数f0のみにおいて180度あるいは0度となり、使用中心周波数f0から離れるにしたがってその差が大きくなっている。
図11-2は、プロットS12-S32、S14-S34を示したものである。プロットS12-S32は、前述のプロットS12が表す周波数伝達関数から、前述のプロットS32が表す周波数伝達関数を引いた関数の振幅特性である。すなわち、プロットS12-S32は、port2に高周波を入力したときのport1とport3とに分配された信号について、port1の信号からport3の信号を引き算して得られる信号の振幅特性である。同様にプロットS14-S34は、port4に高周波を入力したときのport1とport3とに分配された信号について、port1の信号からport3の信号を引き算して得られる信号の振幅特性である。これらのプロットは、「分配振幅差」と呼ぶことにする。
図11-3及び図11-4は、それぞれプロットS12-S32及びプロットS14-S34を示したものである。図11-3のプロットS12-S32は、port2に高周波を入力したときの、port1とport3とに分配された信号について、port1の信号からport3の信号を引き算して得られる信号の位相特性を表す。同様に、図11-4のプロットS14-S34は、port4に高周波を入力したときの、port1とport3とに分配された信号について、port1の信号からport3の信号を引き算して得られる信号の位相特性を表す。これらのプロットは、「分配位相差」と呼ぶことにする。
図11-2~4で示したように、従来のラットレースカプラの分配振幅差と分配位相差は使用中心周波数f0では設計値どおりだが、使用中心周波数f0から離れるにしたがって設計値から外れてくる。例えば、分配振幅差を0~0.2[dB]まで許容した場合、使用に適した周波数帯域は、{f/f0}がおおよそ0.99から1.01までである。
一方、図12から図15-1~4は、本開示の実施の形態1に係る導波管カプラの周波数特性のシミュレーションについて示したものである。図12は実施の形態1による導波管カプラの計算モデル、図13は実施の形態1による導波管カプラを形成する2種類の主導波管部の通過位相差を検証するための計算モデルである。図14は、本開示の実施の形態1に係る導波管カプラの2種類の主導波管部の通過位相差のシミュレーション結果である。周波数fによらず180度の通過位相差が得られていることがわかる。また、図15は、本開示の実施の形態1に係る導波管カプラの周波数特性のシミュレーション結果である。図15-1は、通過、結合振幅特性を表した図である。図15-2は、分配振幅差を表した図である。図15-3及び図15-4は、それぞれプロットS12-S32及びプロットS14-S34を示しており、分配位相差の図である。図15-2の分配振幅差及び図15-3、図15-4の分配位相差は、周波数依存性は小さいことがわかる。従来のラットレースカプラと同様に分配振幅差を0~0.2[dB]まで許容した場合、本開示の実施の形態1に係る導波管カプラの使用に適した周波数帯域は、{f/f0}が0.90から1.03よりも広い。
以上のように、実施の形態1に係る導波管カプラは本開示の構成とすることで、使用中心周波数f0とは異なる周波数fにおいても、主線路の長さを1つだけ他の主線路よりλ/2だけ長くすることと同じ効果が得られる。この入力した高周波の波長に依拠しない位相補正の仕組みにより、従来のラットレースカプラよりも周波数帯域が広い導波管カプラを得ることができる。
また、第1、第2、第3、第4の主導波管部9、10、11、12の物理的な長さは全く同じとなり、正方形状の配置が可能となる。このため、主線路の物理的な長さが異なる従来のラットレースリングに比べて小形になるという効果もある。
また、図16に示すように、位相補正部の位置は主導波管の中央である必要はなく、入れ子になるようにしてもよい。この場合も各主導波管部の通過位相の関係は変わらないため、同様の効果が得られる。さらに、位相補正部どうしの位置が離れることになるため、導波管の壁を厚くすることができ、製造容易性や強度が向上するという効果も有する。
なお、ここでは、第1、第2、第3の主導波管部9、10、11の通過位相が90度となる場合について示したが、90度の奇数倍となるようにしてもよい。
実施の形態2.
図17は本開示の実施の形態2に係る導波管カプラの構成を説明するための斜視図、図18はその平面図、図19は実施の形態2に係る導波管カプラを構成するツイスト導波管121~128(代表して121)の斜視図である。図17、18、19に示すように、実施の形態2に係るツイスト導波管121~128は、その広壁面寸法(いわゆるA寸法)の縁端部に沿ってR(まるみ)が設けられている。
本実施の形態2によっても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、実施の形態2に係るツイスト導波管121~128は、縁端部にRが設けられているため、ツイスト導波管126とツイスト導波管127とが近接する箇所の間を広げて導波管の壁を厚くすることがきる(図18の点線の円で囲った部分)。これにより、製造容易性や強度が向上するという効果も有する。
また、図20、21で示す入出力導波管101B~104Bは、標準ではなくハーフハイト(B寸法が標準の半分)とした場合である。主導波管部109B~112BのB寸法も細くなるため、入出力導波管101B~104Bを標準導波管で形成した場合に比べツイスト導波管121Bとツイスト導波管122Bとがさらに近接することになる。このため、導波管カプラを構成する導波管の縁端部にRを設ける効果はさらに大きくなる。
なお、ここで導波管の縁端部にRを設けた場合について示したが、導波管は縁端部にC(カット)を設けてもよい。
実施の形態3.
図22は本開示の実施の形態3に係る導波管カプラの構成を説明するための斜視図、図23はその平面図である。実施の形態3に係るツイスト導波管221~228は、円弧状の導波管変換部231を有する。図24は実施の形態3に係るツイスト導波管221~228(代表して221)の斜視図、図25は図24の矢印B-Bで示した箇所の断面図である。実施の形態3に係る正方形導波管は、図25Aまたは図25Bの断面形状が考えられる
ツイスト導波管221~228の導波管変換部231は、その中央部に電界が集中するため、その形状が円弧状でも正方形状でも特性は変わらない。したがって、本実施の形態3に係る導波管カプラは、実施の形態1に係る導波管カプラと同様の効果が得られる。
さらに、ツイスト導波管221~228の導波管返還部231が円弧状となっているため、ツイスト導波管221~228が近接する箇所の間を広げて導波管の壁を厚くすることができ、製造容易性や強度が向上するという効果も有する。
さらに、実施の形態3に係る導波管ツイスト221~228は、縁端部に沿ってRやC(カット)を設けてもよい。
実施の形態4.
図26は本開示の実施の形態4に係る導波管カプラの構成を説明するための斜視図、図27はその平面図である。実施の形態4に係る導波管カプラは、主導波管部309~312と入出力導波管301~304との接続部313~316において、主導波管部が鋭角ではなく滑らかに接続されている。
本実施の形態4に係る導波管カプラは、実施の形態1に係る導波管カプラと同様の効果が得られる。
さらに、実施の形態4に係る導波管カプラは、接続部313~316において主導波管部が鋭角ではなく滑らかに接続されているため、良好な反射特性が得られやすいという効果も有する。
1、1B、101、101B、301 第1の入出力導波管、2、2B、102、102B、302 第2の入出力導波管、3、3B、103、103B、303 第3の入出力導波管、4、4B、104、104B、304 第4の入出力導波管、5、5B 第1の入出力端子、6、6B 第2の入出力端子、7、7B 第3の入出力端子、8、8B 第4の入出力端子、9、9B、109、109B、209、309 第1の主導波管部、10、10B、110、110B、210、310 第2の主導波管部、11、11B、111、111B、211、311 第3の主導波管部、12、12B、112、112B、212、312 第4の主導波管部、13、313 第1の接続部、14、314 第2の接続部、15、315 第3の接続部、16、316 第4の接続部、17 第1の位相補正部、18 第2の位相補正部、19 第3の位相補正部、20 第4の位相補正部、21~28、121~128、121B~128B、221~228 ツイスト導波管、29、30、129、130、229、230 ツイスト入出力導波管、31、131、231 導波管変換部、f 周波数、f0 使用中心周波数。

Claims (7)

  1. 全体のツイスト角度が0度であり、使用中心周波数における通過位相が90度の奇数倍である第1から第3の主導波管部と、
    全体のツイスト角度がプラスまたはマイナス180度であり、その通過位相が前記第1から第3の主導波管部の通過位相と180度反転している第4の主導波管部と、
    環状に接続された前記第1から第4の主導波管部の各接続部に接続された第1から第4の入出力導波管と、
    を備えたことを特徴とする導波管カプラ。
  2. 前記主導波管部は、2つの直列に接続されたツイスト角度がプラスまたはマイナス90度のツイスト導波管を有することを特徴とする請求項1記載の導波管カプラ。
  3. 前記ツイスト導波管は、導波管変換部の広壁面側の縁端部に沿ってまるみを有することを特徴とする請求項2記載の導波管カプラ。
  4. 前記ツイスト導波管は、導波管変換部の広壁面側の縁端部に沿って面取りされていることを特徴とする請求項2記載の導波管カプラ。
  5. 前記ツイスト導波管は、導波管変換部の狭壁面側の縁端部が円弧状であることを特徴とする請求項2から請求項4のうちいずれか1項記載の導波管カプラ。
  6. 前記第1から第4の主導波管部と前記第1から第4の入出力導波管とは、前記各接続部において鋭角に接続されたことを特徴とする請求項2から請求項4のうちいずれか1項記載の導波管カプラ。
  7. 前記第1から第4の主導波管部と前記第1から第4の入出力導波管とは、前記各接続部において滑らかに接続されたことを特徴とする請求項2から請求項4のうちいずれか1項記載の導波管カプラ。
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