JP7128315B1 - 光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法 - Google Patents

光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】測定環境の温度が変化した場合でも、高い波長精度での測定を可能にする光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法を提供する。【解決手段】エタロン部の温度を検出する温度検出器を設けて、エタロン透過光のスペクトルに現れるリップルの波長位置が温度変化の影響でずれた場合に、その波長誤差を含めて自動的に校正するように、補正処理部で処理する。エタロンを透過した広帯域光と、被測定光とを選択的に分光部に入力する。エタロン透過光のスペクトルに基づいて校正を実施する波長校正モードと、被測定光のスペクトルを測定する測定モードとを周期的に切り替えて繰り返し測定し、温度が変化した場合でも波長精度が高いスペクトル測定を可能にする。リップルが正弦波形状に変化する特性のエタロンを採用する。【選択図】図5

Description

本発明は、光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法に関する。
例えば、特許文献1のような分光装置を利用して光スペクトラムアナライザを構成することができる。光スペクトラムアナライザは、分光装置に入射する被測定光を分光して波長又は周波数毎の強度を計測し、被測定光における波長又は周波数毎の強度分布(スペクトラム)をグラフ形式で表示することができる。
特許文献1の分光装置は、計測する光スペクトルの波長精度を改善するための技術を示している。具体的には、エタロン(Etalon)を用いて広波長帯域の参照光から波長の測定基準信号を作成することにより、測定精度を向上させることが提案されている。
特開平1-112138号公報
一般的な光スペクトラムアナライザにおいては、分光器として回折格子やプリズム等の分散型分光素子が用いられる。そして、被測定光は入射スリットから入力し、コリメータにて平行光線となり、分散型分光素子への入射光に対応した角度で任意の波長を回折し、回折された被測定光は集光器で集光されて出射スリットを通過し、受光器に入力される。受光器は入力した光強度に比例した電気信号を出力し、分光器を通過した波長の光信号強度を検出することができる。
分光器で分光される波長は、分散型分光素子への入射光の入射角に対応した回折光の回折角によって決定され、モータ等を用いた駆動機構により制御される。このような分光器を有する光スペクトラムアナライザでは、駆動機構を制御して分光器の出力波長を選択し、被測定光に含まれる波長毎の光信号強度を連続的に検出することにより、光スペクトルを得る。駆動機構は、モータや機械的連結部材を使用しており、必ずしも分光器の波長を正確に制御することができず、得られる被測定光の光スペクトルの波長精度が悪化する。
特許文献1のようにエタロンを用いた場合には、エタロンを透過した光のスペクトルを波長の目盛りとして利用できるので、被測定光のスペクトルにおける測定波長を把握するためにこの目盛りを利用できる。
特許文献1に示されているように、エタロンの表面にほぼ垂直に光を照射した場合、入射光は厚さdの内部で反射を繰り返した後、反対面から外部へ送出される。この場合の光の透過率αは、反射率R、屈折率n、厚さd、入射光に対する傾斜角θ、入射光の波長λの関数となる。但し、反射率R、屈折率n、厚さdは、エタロンの物理特性によって定まる定数である。また、傾斜角θは、エタロンを分光装置内に一旦取り付けると定数となる。そのため、入射光の波長λを変化させると、透過率αは、波長λを変数とする三角関数の波長となる。そして、波長間隔Δλ毎に各ピーク信号が生じる[Δλ=λ2/(2・n・d・cosθ)]。
しかしながら、波長の目盛りとして用いているエタロンは実際には温度変化に伴ってその厚さdが変化するので、広波長帯域の参照光の光強度信号の各ピーク信号の波長間隔にも変化が現れ、正しい波長位置に目盛りを表示できない場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、測定環境の温度が変化した場合でも、高い波長精度での測定が可能な光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法は、下記(1)~(9)を特徴としている。
(1) 被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する広波長帯域の光を出射する広帯域光源部と、
前記広帯域光源部からの光が入力されてエタロンを透過した光を出力するエタロン部と、
前記被測定光を入力する光入射部と、
前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を回折格子により分光して任意の波長の光を出力する分光部と、
前記分光部の出力光の波長、又は周波数を制御するための波長制御データを有する波長制御部と、
前記波長制御データを補正する波長制御データ補正処理部と、
前記分光部の出力光を光電変換して光の強度を検出する受光部と、
前記エタロン部の温度を検出するエタロン温度検出器と、
を備え、
前記波長制御データ補正処理部が、前記エタロンを透過した前記広帯域光源部の光を前記分光部に入力した状態で検出される光スペクトルと、検出された前記エタロンの温度とに基づいて、前記波長制御データを補正する、
光スペクトラムアナライザ。
(2) 前記エタロン部は、前記広帯域光源部からの光が入力された時の前記エタロンの透過光強度が周波数の変化に対してほぼ正弦波形状である、
上記(1)に記載の光スペクトラムアナライザ。
(3) 前記エタロン部の出力光と前記光入射部からの被測定光とのいずれかの光を選択的に出力可能な光スイッチを備え、
前記分光部は、前記光スイッチの出力からの入力光を分光し、分光された任意の波長の光を出力する、
上記(2)に記載の光スペクトラムアナライザ。
(4) 波長が既知の基準光を出射する基準光源部を有し、
前記基準光が前記光スイッチに入力され、
前記光スイッチは、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光と、前記基準光と、前記光入射部からの被測定光とのいずれかの光を選択的に出力する、
上記(3)に記載の光スペクトラムアナライザ。
(5) 波長校正モードと、測定モードとを選択可能なモード制御部を有し、
前記モード制御部は、
前記波長校正モードでは、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光を選択して前記光スイッチから出力し、
前記測定モードでは、前記光入射部からの被測定光を選択して前記光スイッチから出力し、
前記波長校正モード、及び前記測定モードを含む複数種類のモードを周期的に切り替えながら測定を実施する、
上記(3)又は(4)に記載の光スペクトラムアナライザ。
(6) 波長校正第1モードと、波長校正第2モードと、測定モードとを選択可能なモード制御部を有し、
前記モード制御部は、
前記波長校正第1モードでは、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光を選択して前記光スイッチから出力し、
前記波長校正第2モードでは、前記基準光を選択して前記光スイッチから出力し、
前記測定モードでは、前記光入射部からの被測定光を選択して前記光スイッチから出力し、
前記波長校正第1モード、前記波長校正第2モード、及び前記測定モードを含む複数種類のモードを周期的に切り替えながら測定を実施する、
上記(4)に記載の光スペクトラムアナライザ。
(7) 前記分光部は、その出力光の波長を変更するための可動部、及び前記可動部を駆動可能な駆動部を有する、
上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
(8) 前記波長制御データ補正処理部は、前記エタロンの透過光スペクトルに生じるリップル振幅の固有のピーク波長と、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光を実測して得られるエタロンスペクトルデータのピーク波長位置に基づいて、波長のずれ量を算出する、
上記(1)乃至(7)のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
(9) 被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する広波長帯域の光を出射する広帯域光源部と、前記広帯域光源部からの光が入力されてエタロンを透過した光を出力するエタロン部と、前記被測定光を入力する光入射部と、前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を回折格子により分光して任意の波長の光を出力する分光部と、前記分光部の出力光を光電変換して光の強度を検出する受光部と、前記エタロン部の温度を検出するエタロン温度検出器と、波長制御部とを有する光スペクトラムアナライザを制御するための波長校正制御方法であって、
前記エタロンを透過した前記広帯域光源部の光を前記分光部に入力した状態で検出される光スペクトルと、検出された前記エタロンの温度に基づいて、前記分光部の出力光の波長、又は周波数を制御するための波長制御データを補正する、
波長校正制御方法。
上記(1)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、環境温度の変動に伴ってエタロンの波長特性が変化した場合に、検出した温度変化を波長制御データの補正に反映できる。したがって、波長精度を改善することができる。
上記(2)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、エタロンの透過光強度が周波数の変化に対してほぼ正弦波形状になるので、周波数軸に沿って掃引した場合に出力される透過光の振幅の把握が容易である。この透過光の振幅変動を検出しエタロンの温度が変化した場合の波長の校正に利用できる。
上記(3)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、光スイッチによって、エタロン部の出力光と光入射部からの被測定光とのいずれかの光を選択的に出力することができる。
上記(4)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、基準光の波長を基準として利用できるので、計測したスペクトラムの各波長を校正することが容易である。
上記(5)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、測定の際に波長校正モード、及び測定モードを周期的に切り替えるので、温度変化に伴ってエタロンの特性が変化しても、最新の温度の環境で校正された波長に基づいて、被測定光のスペクトラムを正しく測定できる。
上記(6)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、測定の際に波長校正第1モード、波長校正第2モード、及び測定モードを周期的に切り替えるので、温度変化に伴ってエタロンの特性が変化しても、最新の温度の環境で校正された波長に基づいて、被測定光のスペクトラムを正しく測定できる。更に、波長が既知の基準光に基づいて波長校正の精度を上げることができる。
上記(7)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、可動部を例えば一定の速度で駆動することにより、光路が変化するように波長軸方向に掃引を行い検出するスペクトラム上の波長を連続的に変えることができる。
上記(8)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、デジタル直交検波の実施により実信号から複素信号(IQ信号)に変換することが可能になる。また、複素信号を扱う場合は実信号に比べて扱える帯域幅が2倍になる。また、瞬時の位相を知ることができるので、エタロンの透過光におるピーク波長位置の位相ずれ量を容易に算出できる。
上記(9)の構成の波長校正制御方法によれば、環境温度の変動に伴ってエタロンの波長特性が変化した場合に、検出した温度変化を波長制御データの補正に反映できる。したがって、基準波長位置検出器が検出した基準波長の位置と、実際の波長とのずれを補正するように校正し波長精度を改善することができる。
本発明の光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法によれば、測定環境の温度が変化した場合でも、高い波長精度での測定が可能である。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る光スペクトラムアナライザの構成例を示すブロック図である。 図2は、エタロン部の内部構造の例を示す縦断面図である。 図3は、エタロン透過光のスペクトルの例を示すグラフである。 図4は、分光部の外観の例を示す斜視図である。 図5は、本発明の実施形態に係る光スペクトラムアナライザの動作例を示すフローチャートである。 図6は、光スペクトラムアナライザの構成の変形例を示すブロック図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<光スペクトラムアナライザの構成>
本発明の実施形態に係る光スペクトラムアナライザ10の構成例を図1に示す。光スペクトラムアナライザ10は、被測定光のスペクトラム、すなわち波長又は周波数毎の光強度分布を測定してグラフ形式でその結果を表示する機能を有している。なお、波長と周波数とは互いに逆数と似た関係にあるので、以下の説明では、両者の文言をほぼ同じ意味で用いる場合がある。
図1に示した光スペクトラムアナライザ10は、広帯域光源部11、エタロン部12、光入射部13、光スイッチ14、分光部15、受光部16、波長制御部17、補正処理部18、及び表示部19を備えている。
また、広帯域光源部11の出力とエタロン部12の入力との間が光ファイバ21で接続され、エタロン部12の出力と光スイッチ14の1つの入力との間が光ファイバ22で接続され、光入射部13と光スイッチ14の1つの入力との間が光ファイバ23で接続され、光スイッチ14の出力と分光部15の入力との間が光ファイバ24で接続され、分光部15の出力と受光部16の入力との間が光ファイバ25で接続されている。
広帯域光源部11は、光スペクトラムアナライザ10の測定対象として想定される被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する光を出射可能な光源を内蔵している。
エタロン部12は、透過する光のスペクトルに対してリップル状の周期的な変化を発生させることが可能なエタロンを内蔵している。また、このエタロン部12はエタロンの環境温度を検出するためのセンサを内蔵している。
光入射部13は、この光スペクトラムアナライザ10が測定対象とする被測定光を入力するための入力部である。
光スイッチ14は、複数の光入力部と1つの光出力部とを有し、複数の光入力部の光路のいずれかを選択的に光出力部と接続することが可能なスイッチであり、制御信号に従って選択状態を切り替えることができる。
分光部15は、入力光のスペクトルを波長毎に分光すると共に、分光後の選択した波長の光成分だけを出力することができる。また、選択的に出力する波長を連続的に変化させて掃引するための可動機構及び駆動部を内蔵している。
受光部16は、分光部15から出力される光を受光して光電変換し、受光した光の強度を表す電気信号を出力することができる。
波長制御部17は、分光部15が出力する光の波長に相当する可動部の状態(位置)を把握し、測定時に波長の掃引を行うための制御を実施する。また、波長制御部17は、可動部の位置と波長との対応関係を表す波長制御データを有している。
補正処理部18は、校正時に波長制御部17の波長制御データを補正するための機能を有している。
被測定光を分光部15に入力した際に、波長制御部17が分光部15の出力波長を連続的に変化させながら、出力光強度を受光部16で検出することにより、被測定光のスペクトルが得られる。
表示部19は、測定した被測定光のスペクトルや、エタロンスペクトルに基づく波長目盛りなどをグラフ形式で表示することができる。表示するグラフは、通常、横軸が波長又は周波数の変化を表し、縦軸が光強度を表す。
<エタロン部の内部構造>
エタロン部12の内部構造の例を図2に示す。
図2に示したエタロン部12においては、密閉されたケース31の内部にエタロン32が固定された状態で配置されている。また、エタロン32の厚み方向の一方の表面(光入射面)と対向する状態でコリメータレンズ33が設置され、エタロン32の厚み方向の他方の表面(光出射面)と対向する状態で集光レンズ34が設置されている。
また、エタロン32の環境温度を検知するために、温度センサ35がエタロン32の近傍に配置されている。この温度センサ35は、温度変化に伴うエタロン32の特性変動の影響を含めて波長の校正を行うために利用される。
エタロン部12に入力される光は、入力側光ファイバ36を介してケース31内に導かれ、コリメータレンズ33で平行光にされた後、エタロン32の光入射面に入射する。なお、エタロン32の光入射面に入射する光の入射方向は、エタロン32の光入射面に垂直な軸方向に対して傾斜している場合もある。
エタロン32を透過する光は、入射光と、エタロン32内部で反射を繰り返す光との干渉の影響を受けるので、エタロン32から出力される透過光のスペクトルは、入射光とは異なる状態になる。すなわち、周期的なリップル状の変化が透過光のスペクトルに現れる。本実施形態では、入射光のスペクトルが平坦な場合に、透過光のスペクトルに生じるリップルが正弦波状になる特性を有するエタロン32を採用している。実際には、例えばエタロン32の反射面の反射率を10%程度に小さくすることで、リップルの波形を正弦波状にすることが可能である。
エタロン32から出た透過光は、集光レンズ34で集光され、出力側光ファイバ37に導かれてケース31の外側に出力される。
<エタロン透過光のスペクトル>
エタロン透過光のスペクトルの例を図3に示す。図3において、横軸は波長又は周波数を表し、縦軸は光透過率を表している。
図3に示したスペクトルは、広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する光を広帯域光源部11の出力からエタロン部12に供給した場合に、エタロン部12の出力側で観測可能な透過光のスペクトル、すなわちエタロン32の固有の特性に起因するスペクトルを表している。
図3の例では、周波数の50[GHz]に相当する一定波長の間隔で、正弦波状のリップル(レベル変動)がこの透過光のスペクトルに周期的に現れている。
このリップルにおける各ピーク点などの位置は、エタロン32の固有の特性により定まるので、これらの位置を波長の目盛りとして利用すれば、被測定光のスペクトルを測定する際の波長を校正することが可能である。但し、環境温度が変化する場合には、エタロン32の物理特性が変動する。そこで、本実施形態では、後述するように温度変化に対するエタロン32の波長誤差も含めて校正を実施している。
エタロン32における温度変化時の共振周波数間隔FSR(Free Spectral Range)は次式で表される。
FSR(Ts+ΔT)=c/{2n・(L+ΔL)} ・・・(1)
但し、
Ts:温度
ΔT:温度変化
c :光速
n :エタロンの屈折率
L :エタロンの共振器長
ΔL:共振器長変化
また、温度変化(ΔT)に対する共振器長変化(ΔL)は、次式で表される。
ΔL=α・L・ΔT ・・・(2)
α:線膨張率
この共振周波数間隔FSR(Ts+ΔT)を、温度センサ35の検出した温度に基づいて補正し、後述するように波長の校正を実施する。
<分光部の外観の例>
分光部15の外観の例を図4に示す。
図4に示した分光部15は、リットマン型であり、コリメータレンズ41、回折格子42、折り返しミラー43、可動部44、モータ45、及びエンコーダ46を含んでいる。
分光部15の入力側に接続された光ファイバ24から分光部15に入射する光は、コリメータレンズ41で平行光にされた後、回折格子42、及び折り返しミラー43を含む光学系で分光され、分光された一部の波長の光のみが選択的に出力側の光ファイバ25に導かれ出力される。
分光部15の可動部44を動かすことにより、分光後の出力光の波長を変更することができる。具体的には、モータ45の駆動軸に連結されているスピンドル48の外周にナットが螺合し、このナットの位置が折り返しミラー43の位置を決定する。したがって、モータ45が回動すると、スピンドル48が回動し、スピンドル48外周に形成されているねじ山に沿ってナットの位置が移動し、ナットに連結されている折り返しミラー43の位置が変化する。また、モータ45の駆動軸にその回転量を検知するエンコーダ46が設置されている。
したがって、モータ45の回転量に基づいて、可動部44の位置、すなわち分光部15の分光出力における光の波長又は周波数を波長制御部17及び補正処理部18が特定する。但し、分光部15から実際に出力される光の波長又は周波数と、分光部15の位置との関係を事前に校正して正確に対応付けてから計測を実施する必要がある。
可動部44に接続されているモータ45を駆動することにより、分光部15が出力する光の波長を連続的に変更できる。例えば、ある開始波長位置から終了波長位置までの間を一定の速度で掃引するようにモータ45を駆動すれば、光ファイバ24に出力する光の波長を連続的に変えることができるので、被測定光のスペクトルを計測できる。
分光部15においては、可動部44の各位置と分光された出力光の波長とが互いに関連付けられているので、計測する波長を位置で表すことができる。
<光スペクトラムアナライザの動作例>
本発明の実施形態における光スペクトラムアナライザ10の動作例を図5に示す。すなわち、光スペクトラムアナライザ10の補正処理部18を制御する図示しないマイクロコンピュータが内蔵された所定の制御プログラムを実行することにより、図5に示したような動作が実施される。図5の動作について以下に説明する。
波長校正のために、補正処理部18は、まず最初に波長校正用の分光部の波長掃引データを作成する(S11)。次に、光スイッチ14を切り替えて波長校正モードに移行する(S12)。すなわち、エタロン部12から出力されるエタロン透過光が、光スイッチ14を介して分光部15に入力される状態にする。
次に、補正処理部18は、波長制御部17を介して分光部15を制御し、所定の開始位置の波長から終了位置の波長までの範囲を連続的に掃引しながら、受光部16で波長毎の光強度分布、すなわちエタロン32を透過した光のスペクトルを測定する(S13)。
次に、補正処理部18は温度センサ35の出力からエタロン32の最新の温度を把握する(S14)。エタロン32における温度変化時の共振周波数間隔FSR(Ts+ΔT)が温度Tsの変化に伴って変動するので、温度センサ35の出力に基づき検出した温度の変化ΔTと、前記式(1)、式(2)とを利用して、温度変化を加味したエタロン32のリップルの各ピーク位置における周波数を算出する(S15)。
次に、補正処理部18は、温度変化を加味したエタロン32のリップルの各ピーク位置における周波数(S15)と、エタロン32を透過した光のスペクトル(図3参照)に現れるリップルの各ピーク位置における周波数とのズレ量δfを算出する(S16)。
補正処理部18は、S16で算出した周波数ズレ量δfを校正するように、分光部15の可動部44における各位置と各波長との対応関係を表す波長制御データを補正し記憶している波長掃引用のデータを更新する(S17)。
次に、補正処理部18は、光スイッチ14を切り替えて測定モードに移行する(S18)。すなわち、光入射部13に入力される被測定光が、光スイッチ14を介して分光部15に入力される状態にする。
補正処理部18は、スペクトルの測定モードで使用される波長掃引用のデータを、校正後の波長制御データに基づいて作成する(S19)。そして、作成した波長掃引用のデータを利用して被測定光のスペクトル測定を実施する(S20)。すなわち、所定の開始波長から終了波長までの間で、分光部15の可動部44の波長位置を把握しながらモータ45を駆動して波長を連続的に掃引し、各波長の位置で受光部16が検出した光強度を波長に対応付けてそれぞれ取得し、波長毎の光強度分布、すなわち被測定光のスペクトラムを測定する。測定した被測定光のスペクトラムは、表示部19で横軸が波長又は周波数、縦軸が光強度をそれぞれ表すグラフの形式で表示される。
S21で測定終了が検知されるまで、S11~S20の処理が繰り返し実施される。つまり、温度センサ35が検知した温度の補正を含む波長校正モードの処理(S12~S17)と、測定モードの処理(S18~S20)とが交互に周期的に繰り返される。したがって、環境温度が変動しても、波長ずれを生じることなく高精度のスペクトル測定が可能になる。
<光スペクトラムアナライザの変形例>
光スペクトラムアナライザの構成の変形例を図6に示す。図6に示した光スペクトラムアナライザ10Aは、図1に示した光スペクトラムアナライザ10の変形例である。
光スペクトラムアナライザ10Aは、既知の発光波長で発光する光源を有する基準光源部51を備えている。基準光源部51の出力は、光ファイバ52を介して光スイッチ14Aの1つの入力と接続されている。
光スイッチ14Aは、3つの入力と1つの出力とを有しており、基準光源部51の出力光と、エタロン部12の出力光と、光入射部13からの被測定光とのいずれか1つを選択的に出力することができる。
また、偏光制御部53が光スイッチ14Aの出力と分光部15の入力との間に接続されている。この偏光制御部53は、分光部15に入力される光の偏光を切り替えることができる。具体的には、入力光をそのまま透過する状態と、P偏光の光成分だけを透過する状態と、S偏光の光成分だけを透過する状態とのいずれかを選択的に切り替えることができる。
図6の補正処理部18Aは、光スイッチ14Aを制御することにより、3種類のモードを周期的に切り替えることができる。すなわち、エタロン部12を透過した広帯域光源部11の広帯域光を利用して波長を校正する校正第1モードと、基準光源部51が出力する波長が既知の基準光を用いて波長を校正する校正第2モードと、光入射部13から入力される被測定光のスペクトルを測定する測定モードとを切り替えることができる。波長が既知の基準光を利用することにより、波長校正の精度をより高めることができる。
また、補正処理部18Aは偏光制御部53を制御することで、スペクトルや光強度を偏光毎にそれぞれ分離して計測することが可能になる。
以上のように、例えば図1に示した光スペクトラムアナライザ10においては、温度センサ35が検出したエタロン32の温度に基づいて補正処理部18が波長を補正するので、外部環境などの温度変化の影響を受けることなく被測定光のスペクトルを測定し、校正された正しい波長と共にスペクトルを測定し表示することができる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法の特徴をそれぞれ以下[1]~[9]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 広波長帯域の光を出射する広帯域光源部(11)と、
前記広帯域光源部からの光が入力されてエタロン(32)を透過した光を出力するエタロン部(12)と、
被測定光を入力する光入射部(13)と、
前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を分光して任意の波長の光を出力する分光部(15)と、
前記分光部の出力光の波長、又は周波数を制御するための波長制御データを有する波長制御部(17)と、
前記波長制御データを補正する波長制御データ補正処理部(補正処理部18)と、
前記分光部の出力光を光電変換して光の強度を検出する受光部(16)と、
前記エタロン部の温度を検出するエタロン温度検出器(温度センサ35)と、
を備え、
前記波長制御データ補正処理部が、前記エタロンを透過した前記広帯域光源部の光を前記分光部に入力した状態で検出される光スペクトルと、検出された前記エタロンの温度とに基づいて、前記波長制御データを補正する(S17)、
光スペクトラムアナライザ。
[2] 前記エタロン部は、前記広帯域光源部からの光が入力された時の前記エタロンの透過光強度が周波数の変化に対してほぼ正弦波形状である(図3参照)、
上記[1]に記載の光スペクトラムアナライザ。
[3] 前記エタロン部の出力光と前記光入射部からの被測定光とのいずれかの光を選択的に出力可能な光スイッチ(14)を備え、
前記分光部は、前記光スイッチの出力からの入力光を分光し、分光された任意の波長の光を出力する、
上記[2]に記載の光スペクトラムアナライザ。
[4] 波長が既知の基準光を出射する基準光源部(51)を有し、
前記基準光が前記光スイッチ(14A)に入力され、
前記光スイッチ(14A)は、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光と、前記基準光と、前記光入射部からの被測定光とのいずれかの光を選択的に出力する、
上記[3]に記載の光スペクトラムアナライザ。
[5] 波長校正モードと、測定モードとを選択可能なモード制御部(補正処理部18)を有し、
前記モード制御部は、
前記波長校正モードでは、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光を選択して前記光スイッチから出力し(S12)、
前記測定モードでは、前記光入射部からの被測定光を選択して前記光スイッチから出力し(S18)、
前記波長校正モード、及び前記測定モードを含む複数種類のモードを周期的に切り替えながら測定を実施する(S12、S18)、
上記[3]又は[4]に記載の光スペクトラムアナライザ。
[6] 波長校正第1モードと、波長校正第2モードと、測定モードとを選択可能なモード制御部(補正処理部18A)を有し、
前記モード制御部(補正処理部18A)は、
前記波長校正第1モードでは、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光を選択して前記光スイッチ(14A)から出力し、
前記波長校正第2モードでは、前記基準光を選択して前記光スイッチ(14A)から出力し、
前記測定モードでは、前記光入射部からの被測定光を選択して前記光スイッチ(14A)から出力し、
前記波長校正第1モード、前記波長校正第2モード、及び前記測定モードを含む複数種類のモードを周期的に切り替えながら測定を実施する、
上記[4]に記載の光スペクトラムアナライザ。
[7] 前記分光部(15)は、その出力光の波長を変更するための可動部(44)、及び前記可動部を駆動可能な駆動部(モータ45)を有する、
上記[1]乃至[6]のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
[8] 前記波長制御データ補正処理部は、前記エタロンの透過光スペクトルに生じるリップル振幅の固有のピーク波長と、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光を実測して得られるエタロンスペクトルデータのピーク波長位置に基づいて波長のずれ量を算出する、
上記[1]乃至[7]のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
[9] 広波長帯域の光を出射する広帯域光源部と、前記広帯域光源部からの光が入力されてエタロンを透過した光を出力するエタロン部と、被測定光を入力する光入射部と、前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を分光して任意の波長の光を出力する分光部と、前記分光部の出力光を光電変換して光の強度を検出する受光部と、前記エタロン部の温度を検出するエタロン温度検出器と、波長制御部とを有する光スペクトラムアナライザを制御するための波長校正制御方法であって、
前記エタロンを透過した前記広帯域光源部の光を前記分光部に入力した状態で検出される光スペクトルと、検出された前記エタロンの温度とに基づいて、前記分光部の出力光の波長、又は周波数を制御するための波長制御データを補正する(S11~S17)、
波長校正制御方法。
10,10A 光スペクトラムアナライザ
11 広帯域光源部
12 エタロン部
13 光入射部
14,14A 光スイッチ
15 分光部
16 受光部
17 波長制御部
18,18A 補正処理部
19 表示部
21,22,23,24,25 光ファイバ
31 ケース
32 エタロン
33 コリメータレンズ
34 集光レンズ
35 温度センサ
36 入力側光ファイバ
37 出力側光ファイバ
41 コリメータレンズ
42 回折格子
43 折り返しミラー
44 可動部
45 モータ
46 エンコーダ
51 基準光源部
52 光ファイバ
53 偏光制御部

Claims (9)

  1. 被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する広波長帯域の光を出射する広帯域光源部(11)と、
    前記広帯域光源部からの光が入力されてエタロン(32)を透過した光を出力するエタロン部(12)と、
    前記被測定光を入力する光入射部(13)と、
    前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を回折格子(42)により分光して任意の波長の光を出力する分光部(15)と、
    前記分光部の出力光の波長、又は周波数を制御するための波長制御データを有する波長制御部(17)と、
    前記波長制御データを補正する波長制御データ補正処理部(18)と、
    前記分光部の出力光を光電変換して光の強度を検出する受光部(16)と、
    前記エタロン部の温度を検出するエタロン温度検出器(35)と、
    を備え、
    前記波長制御データ補正処理部が、前記エタロンを透過した前記広帯域光源部の光を前記分光部に入力した状態で検出される光スペクトルと、検出された前記エタロンの温度とに基づいて、前記波長制御データを補正する、
    光スペクトラムアナライザ。
  2. 前記エタロン部は、前記広帯域光源部からの光が入力された時の前記エタロンの透過光強度が周波数の変化に対してほぼ正弦波形状である、
    請求項1に記載の光スペクトラムアナライザ。
  3. 前記エタロン部の出力光と前記光入射部からの被測定光とのいずれかの光を選択的に出力可能な光スイッチ(14)を備え、
    前記分光部は、前記光スイッチの出力からの入力光を分光し、分光された任意の波長の光を出力する、
    請求項2に記載の光スペクトラムアナライザ。
  4. 波長が既知の基準光を出射する基準光源部(51)を有し、
    前記基準光が前記光スイッチ(14A)に入力され、
    前記光スイッチ(14A)は、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光と、前記基準光と、前記光入射部からの被測定光とのいずれかの光を選択的に出力する、
    請求項3に記載の光スペクトラムアナライザ。
  5. 波長校正モードと、測定モードとを選択可能なモード制御部(18)を有し、
    前記モード制御部は、
    前記波長校正モードでは、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光を選択して前記光スイッチから出力し、
    前記測定モードでは、前記光入射部からの被測定光を選択して前記光スイッチから出力し、
    前記波長校正モード、及び前記測定モードを含む複数種類のモードを周期的に切り替えながら測定を実施する、
    請求項3又は請求項4に記載の光スペクトラムアナライザ。
  6. 波長校正第1モードと、波長校正第2モードと、測定モードとを選択可能なモード制御部(18A)を有し、
    前記モード制御部(18A)は、
    前記波長校正第1モードでは、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光を選択して前記光スイッチ(14A)から出力し、
    前記波長校正第2モードでは、前記基準光を選択して前記光スイッチ(14A)から出力し、
    前記測定モードでは、前記光入射部からの被測定光を選択して前記光スイッチ(14A)から出力し、
    前記波長校正第1モード、前記波長校正第2モード、及び前記測定モードを含む複数種類のモードを周期的に切り替えながら測定を実施する、
    請求項4に記載の光スペクトラムアナライザ。
  7. 前記分光部(15)は、その出力光の波長を変更するための可動部(44)、及び前記可動部を駆動可能な駆動部(45)を有する、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の光スペクトラムアナライザ。
  8. 前記波長制御データ補正処理部は、前記エタロンの透過光スペクトルに生じるリップル振幅の固有のピーク波長と、前記エタロン部を透過した前記広帯域光源部からの光を実測して得られるエタロンスペクトルデータのピーク波長位置に基づいて、波長のずれ量を算出する、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の光スペクトラムアナライザ。
  9. 被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する広波長帯域の光を出射する広帯域光源部と、前記広帯域光源部からの光が入力されてエタロンを透過した光を出力するエタロン部と、前記被測定光を入力する光入射部と、前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を回折格子により分光して任意の波長の光を出力する分光部と、前記分光部の出力光を光電変換して光の強度を検出する受光部と、前記エタロン部の温度を検出するエタロン温度検出器と、波長制御部とを有する光スペクトラムアナライザを制御するための波長校正制御方法であって、
    前記エタロンを透過した前記広帯域光源部の光を前記分光部に入力した状態で検出される光スペクトルと、検出された前記エタロンの温度とに基づいて、前記分光部の出力光の波長、又は周波数を制御するための波長制御データを補正する、
    波長校正制御方法。
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