JP7128316B1 - 光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法 - Google Patents

光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的大きい波長ずれが生じる可能性がある場合でも、波長が既知の基準光源を必要とすることなく、且つ波長を高い精度で校正すること。【解決手段】光路長d1、d2が互いに異なる複数のエタロン38、39を貼り合わせた複数エタロン構造部32を利用し、広帯域光のエタロン透過光スペクトルを分光部及び受光部を利用して検出する。このエタロン透過光スペクトルに含まれる複数周期のリップル波形をそれぞれ抽出し、波長校正の粗調整用の目盛り、及び微調整用の目盛りとして使用する。斜め方向から複数エタロン構造部32に入射光32bを入力し、リップルの大きさの調整を容易にする。複数のエタロン38、39の少なくとも一方の形状を工夫することで、複数のリップル波形の振幅に差を持たせ、これらの分離を容易にする。【選択図】図2

Description

本発明は、光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法に関する。
例えば、特許文献1のような分光装置を利用して光スペクトラムアナライザを構成することができる。光スペクトラムアナライザは、分光装置に入射する被測定光を分光して波長又は周波数毎の強度を計測し、被測定光における波長又は周波数毎の強度分布(スペクトラム)をグラフ形式で表示することができる。
特許文献1の分光装置は、計測する光スペクトルの波長精度を改善するための技術を示している。具体的には、エタロン(Etalon)を用いて広波長帯域の参照光から波長の測定基準信号を作成することにより、測定精度を向上させることが提案されている。
特開平1-112138号公報
一般的な光スペクトラムアナライザにおいては、分光器として回折格子やプリズム等の分散型分光素子が用いられる。そして、被測定光は、入射スリットから入力し、コリメータにて平行光線となり、分散型分光素子への入射光に対応した角度で任意の波長を回折し、回折された被測定光は集光器で集光されて出射スリットを通過し、受光器に入力される。受光器は、入力した光強度に比例した電気信号を出力し、分光器を通過した波長の光信号強度を検出することができる。
分光器で分光される波長は、分散型分光素子への入射光の入射角に対応した回折光の回折角によって決定され、モータ等を用いた駆動機構により制御される。このような分光器を有する光スペクトラムアナライザでは、駆動機構を制御して分光器の出力波長を選択し、被測定光に含まれる波長毎の光信号強度を連続的に検出することにより、光スペクトルを得る。駆動機構は、モータや機械的連結部材を使用しており、必ずしも分光器の波長を正確に制御することができず、得られる被測定光の光スペクトルの波長精度が低下する。
特許文献1のようにエタロンを用いた場合には、エタロンを透過した光のスペクトルを波長の目盛りとして利用できるので、被測定光のスペクトルにおける測定波長を把握するためにこの目盛りを利用できる。
特許文献1に示されているように、エタロンの表面にほぼ垂直に光を照射した場合、入射光は厚さdの内部で反射を繰り返した後、反対面から外部へ送出される。この場合の光の透過率αは、反射率R、屈折率n、厚さd、入射光に対する傾斜角θ、入射光の波長λの関数となる。但し、反射率R、屈折率n、厚さdは、エタロンの物理特性によって定まる定数である。また、傾斜角θは、エタロンを分光装置内に一旦取り付けると定数となる。そのため、入射光の波長λを変化させると、透過率αは、波長λを変数とする三角関数の波長となる。そして、波長間隔Δλ毎に各ピーク信号が生じる[Δλ=λ2/(2・n・d・cosθ)]。
しかしながら、エタロンを透過した光に発生するリップル(波長軸方向の光強度脈動)の周期よりも大きい波長ずれが生じている場合には、このリップルを目盛りとして利用しても波長を正しく校正することができない。そのため、エタロンと共に波長が既知の基準光源を併用することが必須となり、基準光源の既知の波長を基準として大きな波長ずれを補正した後で、リップルの目盛りを利用して各波長を校正しなければならなかった。また、大きい波長ずれの校正を可能にするために、リップルの周期が大きい特性を有するエタロンを採用する場合には、リップルの目盛りの間隔が大きくなるので波長を高い精度で校正することが困難になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的大きい波長ずれが生じる可能性がある場合であっても波長を高い精度で校正することが可能な光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法は、下記(1)~()を特徴としている。
(1) 被測定光を入力する光入射部と、
前記被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する広波長帯域のスペクトルを有する光を出射可能な広帯域光源部と、
前記広帯域光源部からの入力を平行光にするコリメータレンズと、2つの反射面間の光路長が互いに異なる複数のエタロンを貼り合わせて構成された複数エタロン構造部と、前記複数エタロン構造部を透過した平行光を集光する集光レンズとから構成されるエタロン部と、
前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を分光して任意の波長の光を出力する分光部と、
前記分光部の出力波長、又は周波数を制御するための波長制御データを有する波長制御部と、
前記波長制御部の波長制御データを補正する波長制御データ補正処理部と、
前記分光部の出力光を光電変換する受光部と、
を備え
前記波長制御データ補正処理部は、前記エタロン部を透過した広帯域光のスペクトルに生じるリップルの中から、前記複数エタロン構造部を構成する複数のエタロンのそれぞれの成分を分離して、変動周期が大きい第1のリップルと、それよりも変動周期が小さい第2のリップルとを個別に把握し、前記第1のリップルに基づく波長校正を実施した後で、前記第2のリップルに基づく波長校正を実施する、
光スペクトラムアナライザ。
) 前記エタロン部は、前記複数エタロン構造部の光入射面に垂直な軸に対して傾斜した方向から前記入力光を前記複数エタロン構造部に導く、
上記()に記載の光スペクトラムアナライザ。
) 前記複数エタロン構造部を構成する複数のエタロンの少なくとも1つは、光入射面が光出射面に対して傾斜している、
上記()又は()に記載の光スペクトラムアナライザ。
) 被測定光を入力する光入射部と、前記被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する広波長帯域のスペクトルを有する光を出射可能な広帯域光源部と、前記広帯域光源部からの入力を平行光にするコリメータレンズと、2つの反射面間の光路長が互いに異なる複数のエタロンを貼り合わせて構成された複数エタロン構造部と、前記複数エタロン構造部を透過した平行光を集光する集光レンズとから構成されるエタロン部と、前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を分光して任意の波長の光を出力する分光部と、前記分光部の出力波長、又は周波数を制御するための波長制御データを有する波長制御部と、前記波長制御部の波長制御データを補正する波長制御データ補正処理部と、前記分光部の出力光を光電変換する受光部と、を備えいる光スペクトラムアナライザを校正するための波長校正制御方法であって、
前記エタロン部を透過した広帯域光のスペクトルに生じるリップルの中から、前記複数のエタロンのそれぞれの成分を分離して、波長が大きい第1のリップルと、それよりも波長が小さい第2のリップルとを個別に把握し、前記第1のリップルに基づく波長校正を実施した後で、前記第2のリップルに基づく波長校正を実施する、
波長校正制御方法。
上記(1)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、比較的大きい波長ずれが生じている場合でも、波長が既知の基準光源を使わずに、高い精度で波長を校正できる。すなわち、光路中に光路長が互いに異なる複数のエタロンが存在する場合には、周期が異なる複数のリップルを同時に観測できる。周期が大きいリップルの目盛りを利用すれば、粗調整として大きい波長ずれの補正が可能である。また、粗調整の後で周期が小さいリップルの目盛りを利用すれば、微調整として高精度の波長校正を容易に行うことができる。
更に、上記()の構成の光スペクトラムアナライザによれば、周期が異なる複数のリップルを含むエタロン透過光を効率よく検出することが可能になる。
更に、上記(1)の構成の光スペクトラムアナライザによれば、比較的大きい波長ずれが生じている場合でも、粗調整と微調整とを実施して確実に高い精度で波長を校正できる。すなわち、変動周期が大きい第1のリップルの目盛りを利用して大きな波長ずれを修正した後で、変動周期が小さい第2のリップルの目盛りを利用して波長校正することで、波長が既知の基準光源を使わなくても高精度の波長校正が実現する。
上記()の構成の光スペクトラムアナライザによれば、複数エタロン構造部に斜め方向から光を入射させるので、複数エタロン構造部の透過光に生じるリップルの大きさを調整できる。また、複数のエタロンを貼り合わせた境界面で発生する反射光を抑圧することができる。
上記()の構成の光スペクトラムアナライザによれば、少なくとも1つのエタロンの光入射面と光出射面との間に角度を持たせたくさび形状とすることにより、複数のエタロンのそれぞれに起因して発生する複数のリップル成分の振幅に差を付けることができる。したがって、この振幅の違いを利用して複数のリップル成分をそれぞれ分離することが容易になる。
上記()の構成の波長校正制御方法によれば、比較的大きい波長ずれが生じている場合でも、粗調整と微調整とを実施して確実に高い精度で波長を校正できる。すなわち、変動周期が大きい第1のリップルの目盛りを利用して大きな波長ずれを修正した後で、変動周期が小さい第2のリップルの目盛りを利用して波長校正することで、波長が既知の基準光源を使わなくても高精度の波長校正が実現する。
本発明の光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法によれば、比較的大きい波長ずれが生じている場合でも高い精度で波長を校正できる。すなわち、光路中に光路長が互いに異なる複数のエタロンが存在する場合には、周期が異なる複数のリップルを同時に観測できる。周期が大きいリップルの目盛りを利用すれば、粗調整として大きい波長ずれの補正が可能である。また、粗調整の後で周期が小さいリップルの目盛りを利用すれば、微調整として高精度の波長校正を容易に行うことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る光スペクトラムアナライザの構成例を示すブロック図である。 図2(a)はエタロン部の内部構造の例を示す縦断面図、図2(b)は複数エタロン構造部を示す正面図である。 図3は、エタロン透過光のスペクトルの例を示すグラフである。 図4は、分光部の外観の例を示す斜視図である。 図5は、本発明の実施形態に係る光スペクトラムアナライザの動作例を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<光スペクトラムアナライザの構成>
本発明の実施形態に係る光スペクトラムアナライザ10の構成例を図1に示す。光スペクトラムアナライザ10は、被測定光のスペクトラム、すなわち波長又は周波数毎の光強度分布を測定してグラフ形式でその結果を表示する機能を有している。なお、波長と周波数とは互いに逆数と似た関係にあるので、以下の説明では、両者がほぼ同じ意味で用いられる場合がある。
図1に示した光スペクトラムアナライザ10は、広帯域光源部11、エタロン部12、光入射部13、分光部15、受光部16、波長制御部17、補正処理部18、及び表示部19を備えている。
また、広帯域光源部11の出力とエタロン部12の入力との間が光ファイバ21で接続され、エタロン部12の出力と分光部15の1つの入力との間が光ファイバ22で接続され、光入射部13と分光部15の1つの入力との間が光ファイバ23で接続され、分光部15の出力と受光部16の入力との間が光ファイバ24で接続されている。
広帯域光源部11は、光スペクトラムアナライザ10の測定対象として想定される被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する光を出射可能な光源を内蔵している。
エタロン部12は、透過する光のスペクトルに対してリップル状の周期的な変化を発生させることが可能なエタロンを内蔵している。また、本実施形態では、後述するようにエタロン部12の内部に複数のエタロンが備えられている。また、このエタロン部12は、エタロンの環境温度を検出するためのセンサを内蔵している。
光入射部13は、この光スペクトラムアナライザ10が測定対象とする被測定光を入力するための入力部である。
分光部15は、入力光のスペクトルを波長毎に分光すると共に、分光後の選択した波長の光成分だけを出力することができる。また、選択的に出力する波長を連続的に変化させて掃引するための可動機構及び駆動部を内蔵している。
受光部16は、分光部15から出力される光を受光して光電変換し、受光した光の強度を表す電気信号を出力することができる。
波長制御部17は、分光部15が出力する光の波長に相当する可動部の状態(位置)を把握し、測定時に波長の掃引を行うための制御を実施する。また、波長制御部17は、可動部の位置と波長との対応関係を表す波長制御データを有している。
補正処理部18は、校正時に波長制御部17の波長制御データを補正するための機能を有している。
被測定光を分光部15に入力した際に、波長制御部17が分光部15の出力波長を連続的に変化させながら、出力光強度を受光部16で検出することにより、被測定光のスペクトルが得られる。
表示部19は、測定した被測定光のスペクトルや、エタロンスペクトルに基づく波長目盛りなどをグラフ形式で表示することができる。表示するグラフは、通常、横軸が波長又は周波数の変化を表し、縦軸が光強度を表す。
<エタロン部の構成>
エタロン部12の内部構造の例を図2(a)に示す。また、複数エタロン構造部32を図2(b)に示す。
図2(a)に示したエタロン部12においては、密閉されたケース31の内部に複数エタロン構造部32が固定された状態で配置されている。この複数エタロン構造部32は、図2(b)に示すように複数のエタロン38、及び39を対向する面で貼り合わせて一体化することにより構成されている。
図2(a)のように、複数エタロン構造部32の厚み方向の一方の表面(光入射面)と対向する状態でコリメータレンズ33が設置され、複数エタロン構造部32の厚み方向の他方の表面(光出射面)と対向する状態で集光レンズ34が設置されている。
また、複数エタロン構造部32の環境温度を検知するために、温度センサ35が複数エタロン構造部32の近傍に配置されている。この温度センサ35は、温度変化に伴う複数エタロン構造部32の特性変動の影響を含めて波長の校正を行うために利用される。
エタロン部12に入力される光は、入力側光ファイバ36を介してケース31内に導かれ、コリメータレンズ33で平行光にされた後、複数エタロン構造部32の光入射面に入射する。また、後述するように複数エタロン構造部32の光入射面に入射する光の入射方向は、複数エタロン構造部32の光入射面に垂直な軸方向に対して傾斜している。
複数エタロン構造部32を透過する光は、入射光と、各エタロンの内部で反射を繰り返す光との干渉の影響を受けるので、複数エタロン構造部32から出力される透過光のスペクトルは、入射光とは異なる状態になる。すなわち、周期的なリップル状の変化が透過光のスペクトルに現れる。更に、本実施形態では光路長が異なる複数のエタロン38、39を用いて複数エタロン構造部32を構成しているので、リップルの波形は周期が異なる複数の波形が重畳した状態になる。
また、本実施形態では、入射光のスペクトルが平坦な場合に、透過光のスペクトルに生じるリップルが正弦波状になる特性を有するエタロン38、39を採用している。実際には、例えばエタロン38、39の反射面の反射率を10%程度に小さくすることで、リップルの波形を正弦波状にすることが可能である。
複数エタロン構造部32から出た透過光は、集光レンズ34で集光され、出力側光ファイバ37に導かれてケース31の外側に出力される。
<複数エタロン構造部32の詳細>
図2(b)に示すように、複数エタロン構造部32は境界部32aの箇所で2つのエタロン38、及び39の平面を突き合わせて貼り合わせてある。
一方のエタロン38においては、2つの光反射面38a、38bの間に形成された光路において、光の反射が繰り返される。したがって、2つの光反射面38a、38bの間の光路長d1に対応する周期のリップル波形が、出射光32cのスペクトルに影響を与える。もう一方のエタロン39においては、2つの光反射面39a、39bの間に形成された光路において、光の反射が繰り返される。したがって、2つの光反射面39a、39bの間の光路長d2に対応する周期のリップル波形が、出射光32cのスペクトルに影響を与える。
実際には、図2(b)のように2つの光路長d1、d2が異なっているので、複数エタロン構造部32から出力される出射光32cのスペクトルは、光路長d1、d2に対応する2種類の周期のリップル波形が重畳した状態の波形になる。
尚、図2(b)に示した複数エタロン構造部32において、一方のエタロン39を、光入射面と光出射面との間に角度を持たせたくさびのような形状にすることで、エタロン39内で光路長d2の光反射の繰り返しにより形成されるリップル波形の振幅が小さくなる。
このように振幅の違いを生じさせることにより、2種類のリップル波形が重畳した波形の中から、周期および振幅が異なる2種類のリップル波形を分離してそれぞれ抽出することが容易になる。エタロン39をくさび形状にする代わりに、エタロン38をくさび形状にしてもよいし、2種類のリップル波形の振幅を区別可能な状態であれば両方をくさび形状にしてもよい。
図2(b)に示すように、複数エタロン構造部32に入力される入射光32bは、複数エタロン構造部32の入射面(平面39c)の垂直軸A2に対して傾斜した斜め方向から入射するように光路が形成されている。このように斜め方向から入射光32bを入射させることにより、複数エタロン構造部32を透過する光のスペクトルに発生するリップルの大きさを調整することが可能であり、同時に複数のエタロン38、39の貼り合わせの影響で発生する反射光を抑圧することができる。
複数エタロン構造部32からの出射光32cは、エタロン38の光反射面38aを透過して出射軸A3の方向に出射される。
<エタロン透過光のスペクトル>
エタロン透過光のスペクトルの例を図3に示す。図3において、横軸は波長又は周波数を表し、縦軸は光透過率を表している。
図3に示したスペクトルは、広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する光を広帯域光源部11の出力から複数エタロン構造部32を含むエタロン部12に入力した場合に、エタロン部12の出力側で観測可能な透過光のスペクトル、すなわち複数エタロン構造部32の固有の特性に起因するスペクトルを表している。
図3の例では、周波数の50[GHz]に相当する一定のリップル周期L1の間隔で、正弦波状のリップル(レベル変動)がこの透過光のスペクトルに周期的に現れている。更に、周波数の200[GHz]に相当する一定のリップル周期L2の間隔で、リップル波形の振幅が周期的に変動している。
つまり、図3に示したスペクトルの波形においては、リップル波形W1と、リップル波形W2とが重畳した状態になっている。ここで、リップル波形W1は光路長d2のエタロン39の影響で発生するリップルであり、リップル波形W2は光路長d1のエタロン38の影響で発生するリップルである。
ここで、図3に示したスペクトルに含まれているリップル波形W1およびリップル波形W2における各ピーク点などの位置は、エタロン38及び39の固有の特性により定まる。したがって、これらの位置を波長の目盛りとして利用すれば、被測定光のスペクトルを測定する際の波長を校正することが可能である。
また、複数エタロン構造部32を利用した場合には周期が短いリップル波形W1の各ピーク位置と、周期が長いリップル波形W2の各ピーク位置とをそれぞれ目盛りとして利用することができる。周期が長いリップル波形W2の目盛りを利用することで、比較的大きい波長ずれであっても大まかな校正が可能になる。また、周期が短いリップル波形W1の目盛りを利用することで、比較的小さい波長ずれを高精度で校正することが可能になる。
但し、環境温度が変化する場合には、各エタロン38、39の物理特性が変動する。そこで、本実施形態では、温度変化に対する複数エタロン構造部32の波長誤差も含めて校正を実施している。
エタロン38、39における温度変化時の共振周波数間隔FSR(Free Spectral Range)は次式で表される。
FSR(Ts+ΔT)=c/{2n・(L+ΔL)} ・・・(1)
但し、
Ts:温度
ΔT:温度変化
c :光速
n :エタロンの屈折率
L :エタロンの共振器長(d1,d2)
ΔL:共振器長変化
また、温度変化(ΔT)に対する共振器長変化(ΔL)は、次式で表される。
ΔL=α・L・ΔT ・・・(2)
α:線膨張率
この共振周波数間隔FSR(Ts+ΔT)を、温度センサ35の検出した温度に基づいて補正し、波長の校正を実施する。
<分光部の構成例>
分光部15の外観の例を図4に示す。
図4に示した分光部15は、リットマン型であり、コリメータレンズ41、回折格子42、折り返しミラー43、可動部44、モータ45、及びエンコーダ46を含んでいる。
分光部15の入力側に接続された光ファイバから分光部15に入射する光は、コリメータレンズ41で平行光にされた後、回折格子42、及び折り返しミラー43を含む光学系で分光され、分光された一部の波長の光のみが選択的に出力側の光ファイバに導かれ出力される。
分光部15の可動部44を動かすことにより、分光後の出力光の波長を変更することができる。具体的には、モータ45の駆動軸に連結されているスピンドル48の外周にナットが螺合し、このナットの位置が折り返しミラー43の位置を決定する。したがって、モータ45が回動すると、スピンドル48が回動し、スピンドル48外周に形成されているねじ山に沿ってナットの位置が移動し、ナットに連結されている折り返しミラー43の位置が変化する。また、モータ45の駆動軸にその回転量を検知するエンコーダ46が設置されている。
したがって、モータ45の回転量に基づいて、可動部44の位置、すなわち分光部15の分光出力における光の波長又は周波数を波長制御部17及び補正処理部18が特定する。但し、分光部15から実際に出力される光の波長又は周波数と、分光部15の位置との関係を事前に校正して正確に対応付けてから計測を実施する必要がある。
<光スペクトラムアナライザの動作例>
本発明の実施形態における光スペクトラムアナライザ10の動作例を図5に示す。すなわち、光スペクトラムアナライザ10の補正処理部18を制御する図示しないマイクロコンピュータが内蔵された所定の制御プログラムを実行することにより、図5に示したような動作が実施される。図5の動作について以下に説明する。
補正処理部18は、最初に基準波長位置の検出を実行する(S11)。すなわち補正処理部18は、分光部15に備わっている図示しないマイクロスイッチ及びフォトインタラプタの検出状態に基づいて、分光部15の可動部44における各位置と各波長との対応関係を表す波長制御データを初期化し、基準波長位置を把握する。
波長校正のために、補正処理部18はまず最初に、例えば図3に示すようなエタロン透過光スペクトルを測定する。すなわち、広帯域光源部11から出力される広帯域光をエタロン部12に入力し、エタロン部12内の複数エタロン構造部32を透過した透過光を分光部15に入力し、分光した出力光を受光部16で受光して受光強度を検出する。分光部15内のモータ45を駆動して波長の掃引を実施しながら波長位置毎の受光強度を測定することにより、図3のようなエタロン透過光スペクトルが得られる。
そして、補正処理部18はエタロン透過光スペクトルからリップル周期L1、L2をそれぞれ検出する(S12)。
波長のずれが大きい場合でも校正ができるように、補正処理部18は最初に粗調整の波長校正を実施する(S13)。すなわち、図3のようなエタロン透過光スペクトルの中で、周期が大きいリップル周期L2のリップル波形における各ピーク位置を波長目盛りとして、波長校正の粗調整を実施する。ここで、温度センサ35が検出したエタロン温度の変化に応じた影響分を事前に補償しておくことで、各ピーク位置の波長目盛りは既知の波長として扱うことができる。したがって、この波長目盛りを基準として波長制御部17が使用する波長制御データのずれを校正することができる。
上記の処理によって大きな波長ずれは既に解消されているので、補正処理部18は続いて微調整の波長校正を実施する(S14)。すなわち、図3のようなエタロン透過光スペクトルの中で、周期が小さいリップル周期L1のリップル波形における各ピーク位置を波長目盛りとして、波長校正の微調整を実施する。ここで、温度センサ35が検出したエタロン温度の変化に応じた影響分を事前に補償しておくことで、各ピーク位置の波長目盛りは既知の波長として扱うことができる。したがって、この波長目盛りを基準として波長制御部17が使用する波長制御データのずれを高精度で校正することができる。
補正処理部18は、上記校正処理の結果を反映したデータを被測定光のスペクトル測定で使用できるように波長制御部17が使用する波長制御データを更新する(S15)。
補正処理部18は、以上で波長の校正を終了し、被測定光のスペクトルを測定可能な測定モードに移行する。すなわち、広帯域光源部11の発光出力を停止し、光入射部13に入力される被測定光を分光部15に入力し、分光部15で分光された光を受光部16で受光して受光強度を検知する。分光部15内のモータ45を駆動して波長の掃引を実施しながら波長位置毎の受光強度を測定することにより、被測定光のスペクトル、すなわち波長毎又は周波数毎の光強度分布のデータが得られる。この被測定光のスペクトルを表示部19で表示する(S16)。
また、ある程度の時間が経過すると複数エタロン構造部32の温度が変化する可能性があるため、エタロン透過光スペクトルの各ピーク位置が変化する。また、分光部15において各波長位置と実際の出力光波長との関係にずれが生じる可能性もある。したがって、例えば一定時間が経過する毎に補正処理部18はステップS17からS12に戻り波長の校正をやり直すための処理を実施する。
以上のように、本実施形態に係る光スペクトラムアナライザ10においては、複数種類のエタロン38、39を貼り合わせた複数エタロン構造部32を備えているので、エタロン透過光スペクトルとして、例えば図3のように周期が異なる複数波形を重畳したリップルを得ることができる。したがって、周期が長いリップル周期L2の波形のピーク位置と、周期が短いリップル周期L1の波形のピーク位置とをそれぞれ独立した波長目盛りとして利用できる。そして、周期が長いリップル周期L2の波長目盛りを使うことにより、波長ずれが大きい場合でも波長の大まかな校正が可能になる。更に、周期が短いリップル周期L1の波長目盛りを使うことにより、微少な波長ずれも補正できるので高精度の波長校正が実現する。したがって、発光波長が既知の基準光源を用意しなくても高精度の波長校正ができる。
また、図2(b)に示したように、入射光32bが複数エタロン構造部32に対して傾斜した入射軸A1に沿って斜め方向から入射するように構成してある場合には、複数エタロン構造部32の透過光スペクトルに生じるリップルの大きさを調整することが容易になり、更に複数エタロンの貼り合わせの影響で生じる余分な反射光を抑圧できる。
また、図2(b)に示したように、複数エタロン構造部32を構成する2つのエタロン38、39の少なくとも一方の形状を工夫することにより、2つのエタロン38、39のそれぞれの影響で発生するリップル波形の振幅に差を持たせることが容易になる。つまり、図3に示したようなエタロン透過光スペクトルの中から、リップル波形W1とリップル波形W2とをそれぞれ分離して抽出することが容易になる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る光スペクトラムアナライザ及び波長校正制御方法の特徴をそれぞれ以下[1]~[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 被測定光を入力する光入射部(13)と、
広波長帯域のスペクトルを有する光を出射可能な広帯域光源部(11)と、
前記広帯域光源部からの光が入力されるエタロン部(12)と、
前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を分光して任意の波長の光を出力する分光部(15)と、
前記分光部の出力波長、又は周波数を制御するための波長制御データを有する波長制御部(17)と、
前記波長制御部の波長制御データを補正する波長制御データ補正処理部(補正処理部18)と、
前記分光部の出力光を光電変換する受光部(16)と、
を備え、前記エタロン部の内部に、2つの反射面間の光路長が互いに異なる複数のエタロン(38,39)が含まれている、
光スペクトラムアナライザ。
[2] 前記エタロン部は、
入力光を平行光にするコリメータレンズ(33)と、
2つの反射面間の光路長(d1,d2)が互いに異なる複数のエタロンをり合わせて構成された複数エタロン構造部(32)と、
前記複数エタロン構造部を透過した平行光を集光する集光レンズ(34)と、
を有する、
上記[1]に記載の光スペクトラムアナライザ。
[3] 前記エタロン部は、前記複数エタロン構造部の光入射面に垂直な軸に対して傾斜した方向(入射軸A1の方向)から前記入力光(入射光32b)を前記複数エタロン構造部に導く、
上記[2]に記載の光スペクトラムアナライザ。
[4] 前記複数エタロン構造部を構成する複数のエタロンの少なくとも1つは、光入射面が光出射面に対して傾斜している、
上記[2]又は[3]に記載の光スペクトラムアナライザ。
[5] 前記波長制御データ補正処理部は、前記エタロン部を透過した広帯域光のスペクトルに生じるリップルの中から、前記複数エタロン構造部を構成する複数のエタロンのそれぞれの成分を分離して、変動周期が大きい第1のリップルと、それよりも変動周期が小さい第2のリップルとを個別に把握し(S12)、前記第1のリップルに基づく波長校正(S13)を実施した後で、前記第2のリップルに基づく波長校正(S14)を実施する、
上記[1]乃至[4]のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
[6] 被測定光を入力する光入射部と、広波長帯域のスペクトルを有する光を出射可能な広帯域光源部と、前記広帯域光源部からの光が入力されるエタロン部と、前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を分光して任意の波長の光を出力する分光部と、前記分光部の出力波長、又は周波数を制御するための波長制御データを有する波長制御部と、前記波長制御部の波長制御データを補正する波長制御データ補正処理部と、前記分光部の出力光を光電変換する受光部と、を備え、前記エタロン部の内部に、2つの反射面間の光路長が互いに異なる複数のエタロンが含まれている光スペクトラムアナライザを校正するための波長校正制御方法であって、
前記エタロン部を透過した広帯域光のスペクトルに生じるリップルの中から、前記複数のエタロンのそれぞれの成分を分離して、波長が大きい第1のリップルと、それよりも波長が小さい第2のリップルとを個別に把握し(S12)、前記第1のリップルに基づく波長校正(S13)を実施した後で、前記第2のリップルに基づく波長校正(S14)を実施する、
波長校正制御方法。
10 光スペクトラムアナライザ
11 広帯域光源部
12 エタロン部
13 光入射部
15 分光部
16 受光部
17 波長制御部
18 補正処理部
19 表示部
21,22,23,24 光ファイバ
31 ケース
32 複数エタロン構造部
32a 境界部
32b 入射光
32c 出射光
33 コリメータレンズ
34 集光レンズ
35 温度センサ
36 入力側光ファイバ
37 出力側光ファイバ
38,39 エタロン
38a,38b,39a,39b 光反射面
39c 平面
41 コリメータレンズ
42 回折格子
43 折り返しミラー
44 可動部
45 モータ
46 エンコーダ
51 基準光源部
A1 入射軸
A2 垂直軸
A3 出射軸
d1,d2 光路長
L1,L2 リップル周期
W1,W2 リップル波形

Claims (4)

  1. 被測定光を入力する光入射部(13)と、
    前記被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する広波長帯域のを出射可能な広帯域光源部(11)と、
    前記広帯域光源部からの入力を平行光にするコリメータレンズ(33)と、2つの反射面間の光路長(d1,d2)が互いに異なる複数のエタロン(38,39)を貼り合わせて構成された複数エタロン構造部(32)と、前記複数エタロン構造部を透過した平行光を集光する集光レンズ(34)とから構成されるエタロン部(12)と、
    前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を分光して任意の波長の光を出力する分光部(15)と、
    前記分光部の出力波長、又は周波数を制御するための波長制御データを有する波長制御部(17)と、
    前記波長制御部の波長制御データを補正する波長制御データ補正処理部(18)と、
    前記分光部の出力光を光電変換する受光部(16)と、
    を備え
    前記波長制御データ補正処理部は、前記エタロン部を透過した広帯域光のスペクトルに生じるリップルの中から、前記複数エタロン構造部を構成する複数のエタロンのそれぞれの成分を分離して、変動周期が大きい第1のリップル(L1)と、それよりも変動周期が小さい第2のリップル(L2)とを個別に把握し、前記第1のリップルに基づく波長校正を実施した後で、前記第2のリップルに基づく波長校正を実施する、
    光スペクトラムアナライザ。
  2. 前記エタロン部は、前記複数エタロン構造部の光入射面に垂直な軸に対して傾斜した方向から前記入力光(32b)を前記複数エタロン構造部に導く、
    請求項に記載の光スペクトラムアナライザ。
  3. 前記複数エタロン構造部を構成する複数のエタロンの少なくとも1つは、光入射面が光出射面に対して傾斜している、
    請求項又はに記載の光スペクトラムアナライザ。
  4. 被測定光を入力する光入射部と、前記被測定光の波長帯域を網羅する広い波長帯域に亘って平坦なスペクトルを有する広波長帯域のを出射可能な広帯域光源部と、前記広帯域光源部からの入力を平行光にするコリメータレンズと、2つの反射面間の光路長が互いに異なる複数のエタロンを貼り合わせて構成された複数エタロン構造部と、前記複数エタロン構造部を透過した平行光を集光する集光レンズとから構成されるエタロン部と、前記光入射部からの被測定光、又は前記エタロン部の出力光を入力光とし、前記入力光を分光して任意の波長の光を出力する分光部と、前記分光部の出力波長、又は周波数を制御するための波長制御データを有する波長制御部と、前記波長制御部の波長制御データを補正する波長制御データ補正処理部と、前記分光部の出力光を光電変換する受光部と、を備えいる光スペクトラムアナライザを校正するための波長校正制御方法であって、
    前記エタロン部を透過した広帯域光のスペクトルに生じるリップルの中から、前記複数のエタロンのそれぞれの成分を分離して、波長が大きい第1のリップルと、それよりも波長が小さい第2のリップルとを個別に把握し、前記第1のリップルに基づく波長校正を実施した後で、前記第2のリップルに基づく波長校正を実施する、
    波長校正制御方法。
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