JP2018017799A - 光学フィルタ及びその製造方法 - Google Patents

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伊藤 章
Akira Ito
章 伊藤
康稔 岩田
Yasutoshi Iwata
康稔 岩田
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Abstract

【課題】中央間隙と外部とに連通する周縁間隙からの異物侵入を阻止し得る光学フィルタ等を提供する。
【解決手段】エタロンフィルタ10は、第一外側面11a及び第一内側面11bを有する第一透光体11と、第二外側面12a及び第二内側面12bを有する第二透光体12と、第一内側面11bの周縁側と第二内側面12bの周縁側とに挟まれるとともに第一透光体11と第二透光体12とを接合する金属層131〜134と、第一内側面11bの中央側と第二内側面12bの中央側とに挟まれた中央間隙14と、第一内側面11bの周縁側と第二内側面12bの周縁側とに挟まれるとともに中央間隙14と外部とに連通する周縁間隙151〜154と、周縁間隙151〜154内に形成された第一及び第二異物阻止層211〜214,221〜224と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、二つの対向する反射面の多重干渉を利用した光学フィルタ、及びその製造方法に関する。本明細書では、そのような光学フィルタの一例としてエタロンフィルタを採り上げる。
エタロンフィルタは、例えば、大容量光伝送システムに必要不可欠な波長可変レーザモジュールにおいて、光波長が安定して発振されているか否かをモニタする部品として用いられる。図8[A]は関連技術1のエタロンフィルタ(例えば特許文献1参照)を示す一部を切り欠いた正面図、図8[B]は図8[A]におけるVIIIb−VIIIb線断面図、図9は図8[B]の部分拡大図である。以下、これらの図面に基づき説明する。
関連技術1のエタロンフィルタ80は、第一外側面81a及び第一内側面81bを有する第一透光体81と、第二外側面82a及び第二内側面82bを有する第二透光体82と、第一内側面81bの周縁側と第二内側面82bの周縁側とに挟まれるとともに第一透光体81と第二透光体82とを接合する金属層831〜834と、第一内側面81bの中央側と第二内側面82bの中央側とに挟まれた中央間隙84と、第一内側面81bの周縁側と第二内側面82bの周縁側とに挟まれるとともに中央間隙84と外部とに連通する周縁間隙851〜854と、を基本的に備えている。中央間隙84及び周縁間隙851〜854は、空隙になっている。
また、第一外側面81aは第一反射膜91aで覆われ、第二外側面82aは第二反射膜92aで覆われ、第一内側面81bは第一反射防止膜91bで覆われ、第二内側面82bは第二反射防止膜92bで覆われている。レーザ光Lは、第一外側面81aから入射し中央間隙84を通って第二外側面82aから出射する。このとき、レーザ光Lが第一外側面81aと第二外側面82aとの間で多重干渉を生じることにより、光周波数に対して透過率が周期的に変化するフィルタ特性が得られる。
特開2015−132781号公報
周縁間隙851〜854が存在する理由の一つとして、金属層831〜834の成膜時にメタルマスクを使用することが挙げられる。つまり、金属層831〜834の成膜時にメタルマスクで覆われた領域が、中央間隙84及び周縁間隙851〜854となる。このとき、メタルマスクの一つの円形状の中央部が中央間隙84に対応し、その中央部を支持する四つ矩形状の周縁部が周縁間隙851〜854に対応する。
しかしながら、周縁間隙851〜854は、外部に連通しているため、外部から異物931〜934が侵入することがあった。特に、金属層831〜834を介して接合された二枚の基板をダイシングによって切断し、多数のエタロンフィルタ80を得る際に、切断で使用するオイルや洗浄液が異物931〜934として周縁間隙851〜854から中央間隙84に入り込む。その結果、異物931〜934がレーザ光Lの進行を妨害するため、エタロンフィルタ80の特性や信頼性に悪影響を及ぼすことになる。
そこで、本発明の目的は、中央間隙と外部とに連通する周縁間隙からの異物侵入を阻止し得る光学フィルタ及びその製造方法を提供することにある。
本発明に係る光学フィルタは、
入射面となる第一外側面及びその背面の第一内側面を有する第一透光体と、
出射面となる第二外側面及びその背面の第二内側面を有する第二透光体と、
前記第一内側面の周縁側と前記第二内側面の周縁側とに挟まれ、前記第一透光体と前記第二透光体とを接合する金属層と、
前記第一内側面の中央側と前記第二内側面の中央側とに挟まれた中央間隙と、
前記第一内側面の周縁側と前記第二内側面の周縁側とに挟まれ、前記中央間隙と外部とに連通する周縁間隙と、
前記周縁間隙内に形成された異物阻止層と、
を備えたものである。
本発明に係る光学フィルタの製造方法は、
被載置面に対して接触して覆う接触遮蔽部と前記被載置面に対して接触しないで覆う非接触遮蔽部とを有するメタルマスクを用い、本発明に係る光学フィルタを製造する方法であって、
複数の前記第一透光体となる第一基板の一方の面及び複数の前記第二透光体となる第二基板の一方の面を前記メタルマスクで覆い、前記接触遮蔽部及び前記非接触遮蔽部によって覆われていない領域に前記金属層となる金属膜及び前記非接触遮蔽部によって覆われた領域に前記第一及び第二異物阻止層を形成する工程と、
前記第一基板に形成された前記金属膜と前記第二基板に形成された前記金属膜とを突き合わせて接合することにより、前記金属層、前記中央間隙及び前記周縁間隙を形成する工程と、
接合された前記第一基板及び前記第二基板を複数に切断することにより、複数の前記光学フィルタを得る工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明に係る光学フィルタによれば、周縁間隙内に異物阻止層を形成したことにより、中央間隙と外部とに連通する空隙が狭くなる又は無くなるので、外部から周縁間隙を通って中央間隙へ侵入する異物を阻止でき、これにより歩留り及び信頼性を向上できる。
本発明に係る光学フィルタの製造方法によれば、接合された第一基板及び第二基板を複数に切断する際に、周縁間隙内に第一及び第二異物阻止層を形成したことにより、外部から周縁間隙を通って中央間隙へ侵入する異物を阻止できるので、歩留り及び信頼性を向上できる。
実施形態1のエタロンフィルタを示し、図1[A]は一部を切り欠いた正面図、図1[B]は図1[A]におけるIb−Ib線断面図である。 図1[B]の部分拡大図である。 実施形態1のエタロンフィルタを示す斜視図である。 図4[A]は図1[A]におけるIVa−IVa線断面図である。図4[B]は変形例1における図4[A]に相当する部分の断面図である。図4[C]は変形例2における図4[A]に相当する部分の断面図である。図4[D]は変形例3における図4[A]に相当する部分の断面図である。 実施形態2の製造方法を示す平面図であり、図5[A]、図5[B]の順に工程が進行する。 図5[A]におけるVIa−VIa線断面図であり、図6[A]、図6[B1]、図6[C1]、又は、図6[A]、図6[B2]、図6[C2]の順に工程が進行する。 実施形態2におけるメタルマスクの製造方法を示す断面図であり、図7[A]、図7[B]、図7[C]の順に工程が進行する。 関連技術1のエタロンフィルタを示し、図8[A]は一部を切り欠いた正面図、図8[B]は図8[A]におけるVIIIb−VIIIb線断面図である。 図8[B]の部分拡大図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については同一の符号を用いる。また、図面に描かれた形状は、当業者が理解しやすいように描かれているため、実際の寸法及び比率とは必ずしも一致していない。
図1[A]は実施形態1のエタロンフィルタを示す一部を切り欠いた正面図、図1[B]は図1[A]におけるIb−Ib線断面図、図2は図1[B]の部分拡大図、図3は実施形態1のエタロンフィルタを示す斜視図である。図4[A]は図1[A]におけるIVa−IVa線断面図である。以下、これらの図面に基づき説明する。
本実施形態1のエタロンフィルタ10は、入射面となる第一外側面11a及びその背面の第一内側面11bを有する第一透光体11と、出射面となる第二外側面12a及びその背面の第二内側面12bを有する第二透光体12と、第一内側面11bの周縁側と第二内側面12bの周縁側とに挟まれるとともに第一透光体11と第二透光体12とを接合する金属層131〜134と、第一内側面11bの中央側と第二内側面12bの中央側とに挟まれた中央間隙14と、第一内側面11bの周縁側と第二内側面12bの周縁側とに挟まれるとともに中央間隙14と外部とに連通する周縁間隙151〜154と、周縁間隙151〜154内にそれぞれ形成された異物阻止層(例えば第一及び第二異物阻止層211〜214,221〜224)と、を基本的に備えている。
前記異物阻止層は、周縁間隙151〜154において第一内側面11b側に、金属層131〜134と同じ金属から形成された第一異物阻止層211〜214と、周縁間隙151〜154において第二内側面12b側に、金属層131〜134と同じ金属から形成された第二異物阻止層221〜224と、からなる。ここで、中央間隙14と外部とを結ぶ直線に垂直な断面(図4[A])を見たとき、第一及び第二異物阻止層211,221は、その両端24a,24bと金属層134,131とがそれぞれ連続して形成されている。すなわち、両端の一方24aと金属層134とが連続して形成され、両端の他方24bと金属層131とが連続して形成されている。そして、第一及び第二異物阻止層211,221の膜厚は、両端24a,24bで金属層131,134の膜厚2t0の半分に等しく(t1=t0)、両端24a,24bの中間24cへ進むにつれて薄くなり、中間24cで最も薄くなる(t2)。第一及び第二異物阻止層212〜214,222〜224についても、第一及び第二異物阻止層211,221と同様である。第一異物阻止層211〜214と第二異物阻止層221〜224とは、それぞれ金属層131〜134の膜厚2t0の半分以下の膜厚からなり、それぞれ空隙231〜234を挟んで対向する。
また、第一外側面11aは第一反射膜31aで覆われ、第二外側面12aは第二反射膜32aで覆われ、第一内側面11bは第一反射防止膜31bで覆われ、第二内側面12bは第二反射防止膜32bで覆われている。中央間隙14は空隙になっている。レーザ光Lは、第一外側面11aから入射し中央間隙14を通って第二外側面12aから出射する。このとき、レーザ光Lが第一外側面11aと第二外側面12aとの間で多重干渉を生じることにより、光周波数に対して透過率が周期的に変化するフィルタ特性が得られる。なお、図3では、エタロンフィルタ10内の構造のうち、金属層131〜134、中央間隙14、及び、周縁間隙151〜154内のみを破線で示している。
次に、エタロンフィルタ10の構成について、更に詳しく説明する。
エタロンフィルタ10は、全体として直方体状である。ここで言う直方体には、立方体はもちろんのこと、実質的に直方体として扱える平行六面体なども含まれる。正面から見て、第一外側面11a及び第二外側面12aは正方形、レーザ光Lが透過する中央間隙14は円形、中央間隙14の周囲の周縁間隙151〜154は概略矩形である。また、中央間隙14の周囲には接合用の四つの金属層131〜134がある。金属層131〜134の各境界は、周縁間隙151〜154になっている。周縁間隙151〜154は、金属層131〜134の成膜時に用いたメタルマスクの保持跡である。
第一透光体11は、温度上昇変化に対する光路長の変化が正(特性指数が正)の材料からなる。第二透光体12は、温度上昇変化に対する光路長の変化が負(特性指数が負)の材料からなる。なお、図1では、特性指数が正の材料を入射側に配置し、特性指数が負の材料を出射側に配置しているが、これとは逆に、特性指数が負の材料を入射側に配置し、特性指数が正の材料を出射側に配置してもよい。特性指数が正の材料としては、例えば、水晶(SiO)を挙げることができる。また、特性指数が負の材料としては、例えば、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)を挙げることができる。このように、第一透光体11と第二透光体12とを貼り合せてエタロンフィルタ10としたことにより、エタロンフィルタ10の光路長が温度変化に対して一定になる。
金属層131〜134は、第一透光体11の第一内側面11b(第一反射防止膜31b)にスパッタ等により付した金属膜と、第二透光体12の第二内側面12b(第二反射防止膜32b)にスパッタ等により付した金属膜とを、突き合わせて接合したものである。この接合に際しては、薄い金属膜でも充分な接合強度が得られる原子拡散接合法が用いられている。これにより、薄膜であるにもかかわらず充分な接合強度を備えた金属層131〜134が形成される。
これらの各金属膜は、例えば、第一反射防止膜31b側又は第二反射防止膜32b側から、クロム(Cr)と金(Au)とが積層されたものである。そして、一対の金属膜は、Au同士が原子拡散により接合されることにより、互いに接合されている。このように、第一反射防止膜31b及び第二反射防止膜32b(又は第一透光体11及び第二透光体12)との接合を強固にするCrと、金属同士の接合を強固にするAuとの積層構造にすることにより、第一透光体11と第二透光体12との固定が良好になされる。Crの膜厚は例えば1〜20nmであり、Auの膜厚は例えば10〜150nmであり、金属膜の膜厚t0は11〜170nmである。また、クロム(Cr)の代わりにチタン(Ti)、モリブデン(Mo)又はタングステン(W)を用いてもよいし、金(Au)の代わりに白金(Pt)を用いてもよい。
第一反射防止膜31bは第一透光体11と中央間隙14との界面における反射を抑制し、第二反射防止膜32bは第二透光体12と中央間隙14との界面における反射を抑制する。また、第一反射防止膜31bの屈折率はその両側に位置する第一透光体11の屈折率及び空気の屈折率の幾何平均に、第二反射防止膜32bの屈折率はその両側に位置する第二透光体12及び空気の屈折率の幾何平均に、それぞれ一致又は近似することが好ましい。
第一反射防止膜31b及び第二反射防止膜32bは、例えば、屈折率が互いに異なる複数の薄膜の積層体である。複数の薄膜は、0%に近い反射率が得られるように、その材料、積層数及び厚みが設計されている。各薄膜の材料は例えば誘電体であり、その誘電体は例えば二酸化ケイ素(SiO)、二酸化チタン(TiO)又は五酸化タンタル(Ta)である。複数の薄膜の積層数は、例えば10以下である。複数の薄膜は互いに密着して固定され、第一反射防止膜31bは第一透光体11に密着して固定され、第二反射防止膜32bは第二透光体12に密着して固定されている。
第一反射膜31a及び第二反射膜32aは、例えば、屈折率が互いに異なる複数の薄膜の積層体である。複数の薄膜は、所望の光学特性(例えば反射率)が得られるように、その材料、積層数及び厚みが設計されている。各薄膜の材料は例えば誘電体であり、その誘電体は例えば二酸化ケイ素(SiO)、二酸化チタン(TiO)又は五酸化タンタル(Ta)である。複数の薄膜の積層数は、例えば10以下である。複数の薄膜は互いに密着して固定され、第一反射膜31aは第一透光体11に密着して固定され、第二反射膜32aは第二透光体12に密着して固定されている。
次に、エタロンフィルタ10の作用及び効果について説明する。
(1)エタロンフィルタ10によれば、周縁間隙151〜154内に異物阻止層(例えば第一及び第二異物阻止層211〜214,221〜224)を形成したことにより、中央間隙14と外部とに連通する空隙231〜234が狭くなる又は無くなるので、外部から周縁間隙151〜154を通って中央間隙14へ侵入する異物を阻止でき、これにより歩留り及び信頼性を向上できる。
(2)図4[A]に示すように、第一及び第二異物阻止層211,221を金属層131,134と同じ金属とし、第一及び第二異物阻止層211,221の膜厚を、両端24a,24bで金属層131,134の膜厚2t0の半分に等しくし(t1=t0)、両端24a,24bの中間24cへ進むにつれて薄くし、中間24cで最も薄く(t2)した場合は、上記(1)の効果に加えて次の効果を奏する。
<a>.第一及び第二異物阻止層211,221を金属層131,134と同じ金属とし、両端24a,24bでの第一及び第二異物阻止層211,221の膜厚t1を、金属層131,134の膜厚の半分t0に等しくすることにより、両端24a,24b近傍の第一及び第二異物阻止層211,221を接合に用いることができるので、第一透光体11と第二透光体12との接合強度を向上できる。
<b>.第一及び第二異物阻止層211,221の膜厚を、両端24a,24bで金属層131,134の膜厚の半分に等しくし、両端24a,24bの中間24cへ進むにつれて薄くし、中間24cで最も薄くすることにより、第一異物阻止層211と第二異物阻止層221との間に従来と同様に空隙231を確保できる。そのため、空隙231によって中央間隙14に対する空気の出入りが可能になるので、外部の気圧変動の影響を回避できる。
<c>.金属層131,134と周縁間隙151との境界にも金属膜が連続的に形成されることにより、後述する切断時にその境界の金属膜に加わる応力を緩和できるので、金属膜の剥がれを抑制できる。従来は、金属層と周縁間隙との境界で金属膜が途切れるので、切断時にその境界の金属膜に応力が加わることにより金属膜が剥がれることがあった。
また、図4[B]の変形例1に示すように、第一及び第二異物阻止層211,221のどちらか一方を省略してもよい。変形例1は、第二異物阻止層221を省略しており、大きめの空隙231aが形成されるが、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。なお、後述する変形例2(図4[C])における第一及び第二異物阻止層211a,221aのどちらか一方を、省略するようにしてもよい。
(3)図4[A]において、中間24cの膜厚t2は、金属層131,134の膜厚の半分t0を100%としたとき、20%以上かつ100%未満とすることが好ましく、50%以上かつ100%未満とすることがより好ましく、80%以上かつ100%未満とすることが最も好ましい。下限値が増えるほど、空隙231〜234が狭まるので、異物の侵入を阻止する効果が高まるからである。
(4)図4[C]の変形例2に示すように、第一及び第二異物阻止層211a,221aの全部の膜厚t1を、金属層131,134の膜厚の半分t0に等しくしてもよい。この場合は、第一及び第二異物阻止層211a,221aの全体を接合に用いることができるので、第一透光体11と第二透光体12との接合強度をより向上できる。また、変形例2によれば、第一異物阻止層211aと第二異物阻止層221aとの間に空隙が形成されないので、異物の侵入を完全に阻止できる。
(5)図4[D]の変形例3に示すように、第一又は第二異物阻止層のうちの一方の異物阻止層の形態を第一及び第二異物阻止層211,221と同じ形態とし、第一又は第二異物阻止層のうちの他方の異物阻止層の形態を第一及び第二異物阻止層211a,221aと同じ形態としてもよい。この場合は、実施形態1よりも狭い空隙231bが形成できるので、異物の侵入を阻止する効果をより高めることができる。
次に、エタロンフィルタ10を製造する方法の一例を、実施形態2の製造方法として説明する。図5は実施形態2の製造方法を示す平面図であり、図5[A]、図5[B]の順に工程が進行する。図6は図5[A]におけるVIa−VIa線断面図であり、図6[A]、図6[B1]、図6[C1]、又は、図6[A]、図6[B2]、図6[C2]の順に工程が進行する。以下、図1乃至図4に図5及び図6を加えて説明する。なお、図5に示すハッチングは断面ではなく平面を示す。
本実施形態2の製造方法は、被載置面に対して接触して覆う接触遮蔽部(中央部54)と被載置面に対して接触しないで覆う非接触遮蔽部(周縁部551〜554)とを有するメタルマスク50を用い、エタロンフィルタ10を製造する方法であって、次の工程を含む。
複数の第一透光体11となる第一基板41の一方の面41b及び複数の第二透光体12となる第二基板42の一方の面42bをメタルマスク50で覆い、接触遮蔽部(中央部54)及び非接触遮蔽部(周縁部551〜554)によって覆われていない領域に金属層131〜134となる金属膜61,62及び非接触遮蔽部(周縁部551〜554)によって覆われた領域に第一及び第二異物阻止層211〜214,221〜224を形成する第一工程(図5及び図6)。
第一基板41に形成された金属膜61と第二基板42に形成された金属膜62とを突き合わせて接合することにより、金属層131〜134、中央間隙14及び周縁間隙151〜154を形成する第二工程(第一基板41と第二基板42とを、図5[B]の矢印に沿って接合する。)。
接合された第一基板41及び第二基板42を複数に切断することにより、複数の光学フィルタ10を得る第三工程(接合された第一基板41及び第二基板42を、図5[B]の破線に沿って切断する。)。
次に、第一乃至第三工程について更に詳しく説明する。図5では、複数(図示する例では縦三個×横三個の合計九個。)のエタロンフィルタ10を同時に製造する工程を示している。図6[A][B1][C1]は実施形態1(図4[A])に対応する製造方法であり、図6[A][B2][C2]は変形例2(図4[C])に対応する製造方法である。まず、図6[A][B1][C1]に示す製造方法について説明する。
<第一工程>図5[A]に示すように、第一基板41の一方の面41b及び第二基板42の一方の面42bを、それぞれメタルマスク50で覆う。このとき使用するメタルマスク50は、図5[A]及び図6[A]に示すように、中央部54が接触遮蔽部として機能し、周縁部551〜554が非接触遮蔽部として機能する。
そして、図5[B]及び図6[B1][C1]に示すように、第一基板41の一方の面41bをメタルマスク50で覆い、中央部54及び周縁部551〜554によって覆われていない領域に金属膜61を形成し、周縁部551〜554によって覆われた領域に第一異物阻止層211〜214を形成する。これと同時に、第二基板42の一方の面42bをメタルマスク50で覆い、中央部54及び周縁部551〜554によって覆われていない領域に金属膜62を形成し、周縁部551〜554によって覆われた領域に第二異物阻止層221〜224を形成する。その形成には、スパッタや蒸着などの真空成膜法が好適である。
このとき、第一基板41及び第二基板42は、複数のエタロンフィルタ10を形成可能な面積を有し、厚み研磨や反射防止膜(図示せず)や反射膜(図示せず)などのコーティングが既に施されているものを使用する。メタルマスク50は、例えば薄いステンレス板からなり、円形状の中央部54と、中央部54を支持する矩形状の周縁部551〜554と、メタルマスク50の外周を保持する四角枠状の枠部56とを有する。エタロンフィルタ一個あたり、中央部54は一個、周縁部551〜554は四個である。このように、メタルマスク50を使うことにより、フォトリソグラフィ及びエッチングなどの複雑な技術を使わなくても、容易に金属膜61,62及び第一及び第二異物阻止層211〜214,221〜224のパターンを形成できる。
<第二工程>第一工程に続いて、金属膜61と金属膜62とを、図5[B]の矢印で示すように突き合わせて接合する。その後、接合面同士が完全に密着するように、第一基板41及び第二基板42を介して金属膜61,62を加圧する。これと同時に、金属同士の原子拡散を促進するために、第一基板41及び第二基板42を介して金属膜61,62を加熱してもよい。その加熱温度は、常温〜250〔℃〕程度が好ましい。
<第三工程>第二工程に続いて、接合された第一基板41及び第二基板42を、図5[B]の破線に沿って、ダイシングによって複数に切断することにより、複数のエタロンフィルタ10を得る。
次に、図6[A][B1][C1]に基づき、周縁部551下に第一異物阻止層211が形成される理由について説明する。以下、スパッタを使用する例について説明するが、蒸着を使用する場合はターゲットの代わりに蒸着源となる。周縁部551は、被載置面に対して接触しないで覆う非接触遮蔽部である。そのため、第一基板41の一方の面41bにメタルマスク50を載置すると、一方の面41bから周縁部551までに距離Dの空間が生ずる。これにより、ターゲットから飛来する金属粒子60は周縁部551の影となる部分にも回り込み、周縁部551下に中央の窪んだ第一異物阻止層211が形成される。回り込み量は、スパッタの方が蒸着よりも多くなる。その理由は、スパッタはチャンバ内ガス圧が高くターゲットも大型化できるので、いろいろな角度から金属粒子60が飛来するからである。また、回り込み量の多いメタルマスク50にするには、周縁部551の幅Wを狭く、周縁部551の厚みt11を薄く、又は、距離Dを大きくすればよい。そして、距離Dを大きくするには、メタルマスク50の厚みt10を大きくすればよい。
次に、図6[A][B2][C2]に基づき、周縁部551下に第一異物阻止層211aが形成される理由について説明する。図6[B1]では金属粒子60がメタルマスク50に対して垂直に当たっているのに対し、図6[B2]では金属粒子60aがメタルマスク50に対して斜めに当たっている。その結果、ターゲットから飛来する金属粒子60aは周縁部551の影となる部分にも大量に回り込むので、周縁部551下に窪みのない第一異物阻止層211aが形成される。つまり、変形例2で述べたような、全部の膜厚が金属膜61の膜厚t0に等しい第一異物阻止層211aが得られる。金属粒子60aがメタルマスク50に対して斜めに当たるようにするには、金属粒子60aの飛来方向に対してメタルマスク50が斜めになるように、ターゲット及び第一基板41の少なくとも一方を傾けたり回転させたりすればよい。
ここで、図6における各寸法の一例を述べる。メタルマスク50の厚みt10は150μm、周縁部551の厚みt11は50μm、周縁部551の幅Wは50μm、距離Dは100μm、金属膜61の膜厚t0は0.07μmである。このように、メタルマスク50の厚みt10に比べて金属膜61の実際の膜厚t0は極めて小さいので、メタルマスク50上に形成される金属膜61は図示を略している。
次に、メタルマスク50を製造する方法の一例について説明する。図7はメタルマスク50の製造方法を示す断面図であり、図7[A]、図7[B]、図7[C]の順に工程が進行する。以下、この図面に基づき説明する。
図7では、図6に対応する部分のみを示している。メタルマスク50の製造方法は次のとおりである。まず、図7[A]に示すように、例えばステンレス鋼などの金属板51を用意し、金属板51の両面にフォトレジスト52を塗布し、露光及び現像によってフォトレジスト52からなる所定のパターンを形成する。ここで、中央部54となる部分は両面のフォトレジスト52を残し、周縁部551となる部分はハーフエッチングとなるよう片面のみフォトレジスト52を開口し、その他の部分はフルエッチングとなるように両面のフォトレジスト52を開口する。続いて、図7[B]に示すように、フォトレジスト52のパターンが形成された金属板51をエッチング液53中に投入し、ウェットエッチング加工を進める。金属のウェットエッチングは、等方性エッチングになる。これにより、図7[C]に示すように、中央部54及び周縁部551が同時に金属板51に形成され、フォトレジスト52を除去することによりメタルマスク50が完成する。
次に、本実施形態2の製造方法の作用及び効果について説明する。
(1)本実施形態2の製造方法によれば、貼り合された第一基板41及び第二基板42を複数に切断する際に、周縁間隙151〜154に第一及び第二異物阻止層211〜214,221〜224が形成されていることにより、切断で使用するオイルや洗浄液などの異物が外部から周縁間隙151〜154を通って中央間隙14へ侵入することを阻止できるので、歩留り及び信頼性を向上できる。
(2)被載置面に対して接触して覆う接触遮蔽部(中央部54)と被載置面に対して接触しないで覆う非接触遮蔽部(周縁部551〜554)とを有するメタルマスク50を用いて成膜することにより、金属層131〜134となる金属膜61,62と第一及び第二異物阻止層211〜214,221〜224とを同時にかつ容易に形成できる。
本実施形態2のその他の構成、作用及び効果は、実施形態1のそれらと同様である。
以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態ではメタルマスクの使用によって周縁間隙が生じる場合を例示したが、これに限らず故意に周縁間隙を形成する場合にも本発明を適用できる。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記各実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
本発明は、ソリッド型やエアギャップ型のエタロンフィルタや、水晶以外の透明部材からなるエタロンフィルタなど、二つの対向する反射面の多重干渉を利用した光学フィルタであればどのようなものにも利用可能である。
<実施形態1>
10 エタロンフィルタ(光学フィルタ)
11 第一透光体
11a 第一外側面
11b 第一内側面
12 第二透光体
12a 第二外側面
12b 第二内側面
131,132,133,134 金属層
14 中央間隙
151,152,153,154 周縁間隙
211,212,213,214,211a 第一異物阻止層(異物阻止層)
221,222,223,224,221a 第二異物阻止層(異物阻止層)
231,232,233,234,231a,231b 空隙
24a,24b 両端
24c 中間
31a 第一反射膜
32a 第二反射膜
31b 第一反射防止膜
32b 第二反射防止膜
L レーザ光(光軸)
<実施形態2>
41 第一基板
41b 一方の面
42 第二基板
42b 一方の面
50 メタルマスク
51 金属板
52 フォトレジスト
53 エッチング液
54 中央部(接触遮蔽部)
551,552,553,554 周縁部(非接触遮蔽部)
56 枠部
60,60a 金属粒子
61,62 金属膜
<関連技術1>
80 エタロンフィルタ
81 第一透光体
81a 第一外側面
81b 第一内側面
82 第二透光体
82a 第二外側面
82b 第二内側面
831,832,833,834 金属層
84 中央間隙
851,852,853,854 周縁間隙
91a 第一反射膜
92a 第二反射膜
91b 第一反射防止膜
92b 第二反射防止膜
931,932,933,934 異物

Claims (5)

  1. 入射面となる第一外側面及びその背面の第一内側面を有する第一透光体と、
    出射面となる第二外側面及びその背面の第二内側面を有する第二透光体と、
    前記第一内側面の周縁側と前記第二内側面の周縁側とに挟まれ、前記第一透光体と前記第二透光体とを接合する金属層と、
    前記第一内側面の中央側と前記第二内側面の中央側とに挟まれた中央間隙と、
    前記第一内側面の周縁側と前記第二内側面の周縁側とに挟まれ、前記中央間隙と外部とに連通する周縁間隙と、
    前記周縁間隙内に形成された異物阻止層と、
    を備えた光学フィルタ。
  2. 前記異物阻止層は、前記周縁間隙において前記第一内側面側に、前記金属層と同じ金属から形成された第一異物阻止層と、前記周縁間隙において前記第二内側面側に、前記金属層と同じ金属から形成された第二異物阻止層とからなり、
    前記中央間隙と前記外部とを結ぶ直線に垂直な断面を見たとき、
    前記第一及び第二異物阻止層は、その両端と記金属層とが連続的に形成され、
    前記第一及び第二異物阻止層の膜厚は、前記両端で前記金属層の膜厚の半分に等しく、前記両端の中間へ進むにつれて薄くなり、前記中間で最も薄くなる、
    請求項1記載の光学フィルタ。
  3. 前記中間の膜厚は、前記金属層の膜厚の半分を100%としたとき、20%以上かつ100%未満である、
    請求項2記載の光学フィルタ。
  4. 前記異物阻止層は、前記周縁間隙において前記第一内側面側に形成された第一異物阻止層と、前記周縁間隙において前記第二内側面側に形成された第二異物阻止層とからなり、
    前記中央間隙と前記外部とを結ぶ直線に垂直な断面を見たとき、
    前記第一及び第二異物阻止層は、前記金属層と同じ金属からなり、その両端が前記金属層に接し、
    前記第一及び第二異物阻止層の膜厚は、全部が前記金属層の膜厚の半分に等しい、
    請求項1記載の光学フィルタ。
  5. 被載置面に対して接触して覆う接触遮蔽部と前記被載置面に対して接触しないで覆う非接触遮蔽部とを有するメタルマスクを用い、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の光学フィルタを製造する方法であって、
    複数の前記第一透光体となる第一基板の一方の面及び複数の前記第二透光体となる第二基板の一方の面を前記メタルマスクで覆い、前記接触遮蔽部及び前記非接触遮蔽部によって覆われていない領域に前記金属層となる金属膜及び前記非接触遮蔽部によって覆われた領域に前記第一及び第二異物阻止層を形成する工程と、
    前記第一基板に形成された前記金属膜と前記第二基板に形成された前記金属膜とを突き合わせて接合することにより、前記金属層、前記中央間隙及び前記周縁間隙を形成する工程と、
    接合された前記第一基板及び前記第二基板を複数に切断することにより、複数の前記光学フィルタを得る工程と、
    を含むことを特徴とする光学フィルタの製造方法。
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