JP7128102B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシレスモータを備えた電動工具に関する。
材料の孔開け作業等に用いるせん孔装置の中には、ダイヤコアドリルと称されるものが提供されている。ダイヤコアドリルは、有底円筒形の回転体の先端部にダイヤモンド粒子を付着させて切削部としたダイヤモンドコアビットと称されるせん孔用の回転刃具を出力軸に取り付けて、コンクリート等のせん孔作業に用いる。この種のせん孔装置は、回転刃具の径が大きく、硬い材料をせん孔する用途で用いられるため、一つの孔を開けるのに高い出力と長い作業時間を要する。この種のせん孔装置として定置式のものが提供されている。定置式のせん孔装置によれば、せん孔装置のベースを壁や床等の作業面に固定させることから、材料から受ける大きな反力を受けつつ、長い作業時間の中で安定した作業を行うことができる。特許文献1には、ダイヤモンドコアビットを備えた可搬式せん孔装置を定置式スタンドに取り付ける構成について記載されている。しかしながら、高い出力で安定したせん孔作業をするためには、せん孔装置そのものが定置式であることがより望ましい。
独国特許発明第10064173号明細書 特開2017-148881号公報
従来この種の定置式のせん孔装置は、いわゆるブラシモータを備えていた。例えばモータの耐久性をより高めるため、ブラシモータに代えていわゆるブラシレスモータを備えた定置式のせん孔装置が望まれている。ブラシモータに代えてブラシレスモータを備えるためには、ブラシレスモータの制御に適したスイッチ等を組み付ける必要がある。
特許文献2に記載されるブラシレスモータを備えた電動工具は、オンオフ状態を切り替えるスイッチとして例えばプランジャスイッチを備えている。この種のスイッチは、プランジャを押し操作することでオン状態になり、プランジャの押し操作を止めると、プランジャが押し操作をする前の状態に戻ってオフ状態になる。また、この種のスイッチは、オンオフ切替えに際して制御用の信号を発信している。ブラシレスモータを備える定置式のせん孔装置にブラシレスモータの制御に適したこの種のスイッチを組み付けることで、新たにスイッチを設計する生産設備等のコストを抑えることができる。しかしながら、プランジャスイッチは、オン状態を保持するためにプランジャを押し操作し続ける必要がある。そのため、そのままのプランジャスイッチでは、オン状態での作業時間が長い定置式のせん孔装置のスイッチとしては操作性が低下する問題がある。
本発明は、ブラシレスモータを備えた電動工具に適したスイッチの低コスト化を図りつつ、当該スイッチの操作性をも確保できるようにすることを目的とする。
本開示の一つの特徴によると電動工具は、ブラシレスモータと、スイッチ本体とオンボタンを備えている。スイッチ本体は、オン操作でオン状態になり、オン操作が解除されるとオフ状態になる。電動工具は、スイッチ本体をオン操作するために操作するオン操作部を備えている。電動工具は、オン保持部材を備えている。オン保持部材は、オン操作部を操作した時にオン操作部と自動的に係合し、オン操作部を操作した位置に保持する。
従って、例えばブラシレスモータを備えた電動工具に適したプランジャスイッチのように、オン操作でオン状態になり、オン操作が解除されるとオフ状態になるスイッチ本体を、オン操作を解除してもオン状態で保持することができる。例えば定置式のせん孔装置に組み付けるスイッチ本体をオン状態で保持できることにより、オン操作を続けなくても長時間オン状態のままでせん孔装置を使用することができる。かくして、ブラシレスモータを備えた電動工具に適したスイッチ本体を流用して低コスト化を図りつつ、高い操作性が確保される。
本開示の他の特徴によるとオン保持部材は、オン操作部の操作方向と交差する方向に移動してオン操作部と係合する。
従って、オン操作部とオン保持部材との係合により、特にオン操作部の操作方向に沿った方向へのオン操作部の移動を規制できる。これにより、オン保持部材によるオン操作部の保持性能が高まる。また、例えばオン保持部材を移動方向に延びた板状に設ける場合でも、オン操作部の保持性能を十分に発揮することができる。
本開示の他の特徴によると電動工具は、オン保持部材をオン操作部と係合する方向に付勢するばねを備えている。
従って、比較的シンプルかつ比較的安価な構成で、オン保持部材をオン操作部に自動的に係合させることができる。また、比較的シンプルな構成であるため、スイッチの特にオン保持部材周りをコンパクトにできる。
本開示の他の特徴によると電動工具は、オン操作部とは別にオフ操作部を備えている。オフ操作部を操作することで、オン操作部とオン保持部材の係合を解除する。
従って、複雑な操作を必要とせず、オフ操作部の操作のみでオン操作部とオン保持部材の係合を解除できる。
本開示の他の特徴によるとオン操作部とオフ操作部は、押し操作されるボタンである。
オフ操作部の押し操作方向は、オン操作部の押し操作方向と同じである。
従って、オン操作部とオフ操作部を、使用者が押し操作し易い箇所に横並びで配置することができる。また、横並びで配置できることにより、スイッチの特にオン操作部とオフ操作部の周りをコンパクトにできる。
本開示の他の特徴によるとオフ操作部は、オン保持部材がオン操作部と係合する方向と交差する方向に延びる傾斜面を備えている。オフ操作部を押し操作することで、傾斜面がオン保持部材を押して、オン操作部とオン保持部材の係合を解除する。
従って、オフ操作部を押し操作する比較的小さい力のみで、オン操作部とオン保持部材の係合を解除することができる。また、傾斜面という比較的シンプルな構成でオン操作部とオン保持部材の係合を解除できるため、スイッチの特にオフ操作部の周りをコンパクトにできる。
本開示の他の特徴によると電動工具は、オン操作部の周囲の少なくとも一部にリブを備えている。
従って、オン操作部を操作するためには、例えばリブで囲まれた箇所へと指等を入れて操作する必要がある。そのため、オン操作部の周囲にリブを設けることにより、オン操作部を不用意に操作することを抑制できる。また、オン操作部に他部材が接触等して不用意に操作されてしまうことを防止できる。
本開示の他の特徴によると電動工具は、スイッチ本体とオン操作部とオン保持部材をアッセンブリ化している。
従って、スイッチを電動工具に組み付ける作業の作業性を高めることができる。また、例えばリード線等の電材部品が、オン操作部とオン保持部材の係合箇所等に干渉することを抑制できる。
本開示の他の特徴によると電動工具は、スイッチ本体とオン操作部とオフ操作部とオン保持部材をアッセンブリ化している。
従って、オン操作部とオフ操作部をそれぞれ備えたスイッチについて、電動工具に組み付ける作業の作業性を高めることができる。
本開示の他の特徴によると電動工具は、DC電源から電源供給されるダイヤコアドリルである。
従って、AC電源からの電源供給が難しい作業場所である場合でも、例えば電動工具用のバッテリ等のDC電源からの電源供給によって、ダイヤコアドリルを使用することができる。ブラシレスモータを備えたDCダイヤコアドリルに本開示に係るスイッチを組み付けることにより、オン状態での作業時間が長いDCダイヤコアドリルをオン状態で保持したまま使用することができる。
本実施形態に係る電動工具の全体右側面図である。 本実施形態に係る電動工具の全体平面図である。 本実施形態に係る電動工具のスイッチの全体斜視図である。 本実施形態に係る電動工具のスイッチの分解斜視図である。 本実施形態に係る電動工具のスイッチ本体の斜視図である。 本実施形態に係る電動工具のスイッチ本体の左側面図である。 本実施形態に係る電動工具の下ケースの斜視図である。 本実施形態に係る電動工具の下ケースの平面図である。 本実施形態に係る電動工具のオンボタンの斜視図である。 本実施形態に係る電動工具のオンボタンの平面図である。 本実施形態に係る電動工具のオンボタンの前面図である。 本実施形態に係る電動工具のオフボタンの斜視図である。 本実施形態に係る電動工具のオフボタンの前面図である。 本実施形態に係る電動工具のオン保持部材の斜視図である。 本実施形態に係る電動工具のオン保持部材の平面図である。 本実施形態に係る電動工具の上ケースの斜視図である。 本実施形態に係る電動工具の上ケースの平面図である。 上ケースを外したスイッチの全体平面図であって、オンボタンが押し操作の解除位置に位置する状態を示す図である。 図18のXIX-XIX線断面矢視図であって、スイッチの縦断面図である。 上ケースを外したスイッチの全体平面図であって、オンボタンが押し操作位置に位置する状態を示す図である。 図20のXXI-XXI線断面矢視図であって、スイッチの縦断面図である。 図18のXIX-XIX線断面矢視図であって、オフボタンを押し操作した直後におけるスイッチの縦断面図である。 図18のXIX-XIX線断面矢視図であって、オフボタンを押し操作した後にオンボタンが解除位置に移動した時のスイッチの縦断面図である。 電動工具のスイッチの参考例の全体斜視図である。 電動工具のスイッチの参考例の分解斜視図である。 電動工具のスイッチの参考例がオン状態の時の前面図である。 電動工具のスイッチの参考例がオン状態の時の左側面図である。 電動工具のスイッチの参考例がオフ状態の時の前面図である。 電動工具のスイッチの参考例がオフ状態の時の左側面図である。
次に、本発明の実施形態を図1~図23に基づいて説明する。図1,2に示すように、本実施形態では、回転刃具15を備えたいわゆるダイヤコアドリルと称される電動工具であって、バッテリ25を電源とする電動工具1を例示する。電動工具1は、壁や床等の設置面Fに固定可能なベース2と、ベース2から上方に延びる支柱3と、支柱3に上下方向に移動可能に支持された上下可動部4を備えている。上下可動部4には、モータ10と、モータ10によって駆動する出力軸13が支持されている。出力軸13に取り付けられる回転刃具15は、有底円筒形の回転体の先端部にダイヤモンド粒子を付着させて切削部としたもので、通常ダイヤモンドコアビットと呼ばれるものが用いられている。通常使用者は、回転刃具15が位置する電動工具1の前側(図1において左側)に位置して当該電動工具1を操作する。以下の説明において、上下前後左右方向については使用者を基準とする。
[電動工具1の各部説明]
図1,2に示すように、ベース2は、金属製で平板形状の台座として設けられている。ベース2の概ね中心部には、板厚方向(上下方向)に貫通するボルト孔2aが設けられている。ボルト孔2aを通してアンカーボルトを壁や床等の設置面Fに打ち付け、このアンカーボルトをナットで締め付けることで、ベース2を設置面Fに固定することができる。ボルト孔2aは前後に長い長孔に形成されていることから、ベース2は前後に一定の範囲で位置調整可能となっている。また、ベース2の縁辺部には上下方向に延びるレベル調整ねじ孔2bが複数設けられている。レベル調整ねじ孔2bにレベル調整ねじを下向きに突出するように取り付け、その突出長さをそれぞれ調整することで、ベース2を設置面Fに対して水平にすることができる。支柱3は、ベース2から上方に向かってまっすぐ延びた柱状をしている。支柱3の後面には、支柱3に沿って上下方向に延びる棒状のラックギヤ3aが設けられている。ラックギヤ3aには、後述するピニオンギヤ5cが噛み合わされている。
図1,2に示すように、上下可動部4は、支柱3に対して上下方向に移動可能に支持された可動支持部5と、可動支持部5の前方に向かって水平に延びるモータ支持部6を備えている。可動支持部5の概ね中心部には、支柱貫通孔5aが上下方向に延びて貫通している。支柱貫通孔5aは、支柱3が貫通可能な大きさと形を有しており、上下可動部4が支柱3に対して上下方向に移動できるように設けられている。可動支持部5の内部には、ピニオンギヤ5cとピニオン回転軸5bが、一体で回転可能に支持されている。このピニオンギヤ5cがラックギヤ3aに噛み合わされている。ピニオン回転軸5bの両端部は、それぞれ可動支持部5の左右側部から側方へ突き出ている。図1,2では、ピニオン回転軸5bの左側の突き出し部分に、T字形のハンドル7が取り付けられた状態が示されている。ハンドル7は、ピニオン回転軸5bの右側の突き出し部分に付け替えることができる。
図2に示すように、ハンドル7は、軸部7aと、軸部7aから径方向外向きに延びるアーム部7bを備えておりT字形を有している。ハンドル7を回転操作することで、ピニオンギヤ5cが回転してピニオンギヤ5cとラックギヤ3aの噛み合い位置が変わる。これにより、可動支持部5を上下に移動させることができる。使用者は、ハンドル7のアーム部7bを把持して回転操作することにより、図1に示す回転刃具15に対して下方への大きな押し下げ力(せん孔力)を付加させることができる。
図1に示すように、モータ支持部6の上面には、駆動部8が搭載されている。駆動部8は、側面視で略C字形の駆動部ケース9を備えている。駆動部ケース9の底部9aは、モータ支持部6の上面に沿って水平に張り出している。駆動部ケース9の縦部9bは、底部9aの後部から上方へ垂直に延びている。縦部9bの上部には、前方へ水平に張り出す天板部9cが設けられている。駆動部ケース9の底部9aにモータ10が内装されている。モータ10には、小型で高出力のブラシレスモータが用いられている。モータ10は、ブラシレスモータであることによりモータ軸方向(方向)にコンパクト化が図られた薄型モータで、高さ方向のスペースが限られた底部9aにコンパクトに収容されている。
図1に示すように、駆動部ケース9の縦部9bには、モータ10の動作制御を行うためのコントローラ12が内装されている。コントローラ12は、矩形平板形の制御基板を矩形底浅のケースに内装して樹脂モールドしたもので、図示するようにその長手方向を上下方向に沿わせた縦置き姿勢で縦部9bに内装されている。コントローラ12に収容された制御基板等により、モータ10の負荷に応じた回転数制御等の動作制御がなされる。
図1に示すように、駆動部8の下方には、モータ支持部6の下面から下方向に延びる出力軸13が設けられている。出力軸13の延びる方向は、上下可動部4の移動方向に沿っている。出力軸13は、モータ支持部6に回転可能に支持されている。モータ10の出力は、モータ支持部6の内部に設けられた減速ギヤ列(図示省略)の噛み合い等を経て出力軸13に伝達される。出力軸13に対して固定された回転刃具15は、出力軸13の軸方向及び上下可動部4の移動方向に沿って下方にまっすぐ延びた円柱形状をしている。回転刃具15の回転中心は、出力軸13の軸中心と一致している。回転刃具15の下端部は、ダイヤモンド粒子を付着させた切削部15aになっている。孔開け加工が施される被加工材Wは、回転刃具15の下方に固定される。モータ10により回転する回転刃具15の切削部15aを、ハンドル7の回転操作により被加工材Wの上面に押し付けることにより、当該被加工材Wに孔開け加工がなされる。
図1に示すように、モータ10の出力軸には冷却ファン16が取り付けられている。駆動部ケース9の内部であって、底部9aと縦部9bと天板部9cの内部は相互に連通されている。天板部9cの前端部には、複数の吸気口9dが設けられている。底部9aの前端部には、複数の排気口9eが設けられている。モータ10が起動して冷却ファン16が回転すると、吸気口9dを経て駆動部ケース9内に外気が導入される。導入された外気は、図1中白抜き矢印で示すように縦部9bを経て下方へ向かって流れ、その後底部9aの排気口9eを経て外部へ排気される。冷却ファン16の回転により駆動部ケース9の上部から下部へ至るモータ冷却風の流れが発生する。図1中白抜き矢印で示すモータ冷却風の流れにより、モータ10とコントローラ12の冷却がなされる。
図1に示すようにモータ10への電力供給は2個のバッテリ25を電源としてなされる。2個のバッテリ25は、取付面25aを介してそれぞれバッテリ取付部20に取り付けられている。2つのバッテリ取付部20は、モータ10の上方であって、駆動部ケース9の縦部9bの前面に、上下に横並び状態に設けられている。上下2つのバッテリ取付部20は、相互に同じ構成を備えており、それぞれバッテリ25を左右方向(横方向)に移動させて取り付け、取り外しする横向きに配置されている。バッテリ25は、バッテリ取付部20に対して右方から左方へスライドさせることで取り付けることができる。また、バッテリ25は、ロック解除ボタン25bを押し操作して、バッテリ取付部20に対して左方から右方へスライドさせることで取り外すことができる。
バッテリ25は、概ね6面体の直方体形状を有するバッテリケースに複数本のバッテリセルを収容したもので、ねじ締め工具等の他の充電式電動工具の電源としても用いられる汎用し得の高い18V出力のリチウムイオンバッテリが用いられている。2個のバッテリ25の合計電圧36Vを電源としてモータ10が起動する。バッテリ25は、バッテリ取付部20から取り外して別途用意した充電器によって充電することにより、繰り返し電源として使用することができる。
図1,2に示すように、2個のバッテリ25は、平面視で天板部9cの側方からはみ出さない状態に取り付けられている。また、駆動部ケース9の底部9a及び縦部9bに対しても2個のバッテリ25がはみ出さない状態に取り付けられている。このことから、天板部9cひいては駆動部ケース9が、バッテリ25に対して他部材が干渉しないようにするためのガードとして機能している。
図1,2に示すように駆動部ケース9の天板部9cの上面には、スイッチ類を含む操作部17が設けられている。操作部17には、モータ10を起動又は停止させるスイッチ30と、負荷状態表示部17aと、バッテリ残容量表示部17bが設けられている。スイッチ30のオンボタン33を押し操作すると、モータ10が起動して回転刃具15が回転する。負荷状態表示部17aによりモータ10の負荷状態が表示され、バッテリ残容量表示部17bによりバッテリ25の残容量が表示される。操作部17には、バッテリ切替スイッチを配置する構成としてもよい。バッテリ切替スイッチを押し操作して、使用バッテリを1個(18V)又は2個(36V)に切り替え可能な構成とすることができる。
[スイッチ30]
図1,2に示すように、スイッチ30は、駆動部ケース9の天板部9cの上面の操作部17に配置されている。スイッチ30には、オンボタン(オン操作部)33とオフボタン(オフ操作部)34が設けられている。オンボタン33の押し操作部33aを押し操作することでスイッチ30がオン状態になる。オフボタン34の押し操作部34aを押し操作することでスイッチ30がオフ状態になる。オンボタン33とオフボタン34は、押し操作する方向が下向きになるように、押し操作部33a,34aが上側に配置されている。オンボタン33とオフボタン34は、左右横並びで配置されており、右側にオンボタン33が配置され、左側にオフボタン34が配置されている。
図3,4に示すように、スイッチ30は、下ケース32と上ケース36を備えている。下ケース32と上ケース36を組み合わせることで、箱形空間が形成される。スイッチ30は、この箱形空間にスイッチ本体31とオンボタン33とオフボタン34とオン保持部材35を備えている。以下の説明において、スイッチ30の各構成の上下前後左右方向については、図1,2に示すスイッチ30の配置を基準とする。
図5,6に示すようにスイッチ本体31は、略直方体の形状を有している。スイッチ本体31は、長手方向を左右方向に、短手方向を前後方向にした姿勢で図7に示す下ケース32のスイッチ本体収容部32aに収容される。スイッチ本体31は、いわゆるプランジャスイッチと称されるスイッチであり、一般にブラシレスモータの起動停止用のスイッチとして好適に用いられるものが流用されている。スイッチ本体31は、その上面から上方に向かって延出するプランジャ31aを備えている。プランジャ31aは、上下方向に延びる棒材であり、上側ほぼ半分が上面から突き出され、下側ほぼ半分はスイッチケース31d内に進入して上下に変位可能に支持されている。スイッチケース31dの上面から突き出されたプランジャ31aの上側半分は、蛇腹形の防塵カバーで覆われている。プランジャ31aは、上方に変位する方向にばね付勢されている。プランジャ31aを押し操作して下方に変位させることで、スイッチ本体31はオン状態になる。プランジャ31aの押し操作を止めると、ばね付勢力によってプランジャ31aが自動的に上方へ変位して、スイッチ本体31がオフ状態になる。
図5,6に示すように、スイッチ本体31の左側面には、1対の電源端子31bが設けられている。電源端子31bをモータ10と電気的に接続することにより、スイッチ本体31がオン状態の場合モータ10が電力供給されて起動し、スイッチ本体31がオフ状態の場合モータ10が電力遮断により停止する。スイッチ本体31の前面には、信号端子31cが設けられている。信号端子31cを経て、スイッチ本体31のオンオフ状態等に関する情報についての信号(オン信号)が発信される。信号端子31cを経てスイッチ本体31がコントローラ12と電気的に接続されることにより、スイッチ本体31からコントローラ12へと、モータ10を制御するために必要なオン信号を送信することができる。
図9~11に示すように、オンボタン33は、略直方体の押し操作部33aと、押し操作部33aの前後両端の下部から下方に延びる1対の脚部33bを有している。押し操作部33aの上面は、わずかに下方に窪んだ凹面に形成されている。そのため、押し操作部33aを不用意に押し操作し難くなっている。脚部33bの前後方向において外側面には、上下方向に延びる凹形レール部33cが形成されている。凹形レール部33cに後述する凸形レール部32cを進入させることで、オンボタン33が上下にスムーズに変位可能に支持されるとともに、下ケース32に対するオンボタン33の左右方向の位置決めがなされる。凹形レール部33cの上端面を側方から見ると、左方から右方に向かうに従って下方に向かって傾斜している(傾斜面33g)。一方、凸形レール部32cの上端も同じ向きに傾斜している(傾斜面32k、図7参照)。両傾斜面32k,33gの傾斜方向を一致させることで、オンボタン33が左右方向について正しい向きで下ケース32に組み付けられる。これに対して、例えばオンボタン33を組み付ける時にオンボタン33を誤って左右逆向きに組み付けてしまうと両傾斜面32k,33gの傾斜方向が相互に反対になってオンボタン33が所定の高さ位置に組み付けられなくなり、これにより当該オンボタン33の誤った向きでの下ケース32への組み付けが防止される。
図9~11に示すように、両脚部33bの右側部上端には、それぞれ切欠き部33dが設けられている。切欠き部33dは、第1面33eと第2面33fを有している。第1面33eは、上下方向及び前後方向に沿って延びる縦面(垂直面)に形成されている。第2面33fは、上下方向に沿って延び、かつ右方から左方に向かうに従って前後方向外方に傾斜する方向に沿って延びる縦面に形成されている。第1面33eと第2面33fは、切欠き部33dにおいて交差している。切欠き部33dは、図10のように平面視で台形形状を有している。
図12,13に示すように、オフボタン34は、略直方体の押し操作部34aと、押し操作部34aの前後両端の下部から下方に延びる対の脚部34bを有している。脚部34bの外側面には、上下方向に延びる凹形レール部34cが形成されている。オフボタン34の押し操作部34aは、オンボタン33の押し操作部33aより一回り大きく設けられている。また、押し操作部34aの上面は、オンボタン33とは逆に緩やかに盛り上がる凸面に形成されている。そのため、オフボタン34の押し操作(オフ操作)の方が、オンボタン33の押し操作(オン操作)より操作しやすくなっている。凹形レール部34cに後述する凸形レール部32eを進入させることで、オフボタン34が下ケース32に対して上下にスムーズに変位可能に支持されるとともに、下ケース32に対するオフボタン34の左右方向の位置決めがなされる。両脚部34bの右側部上端には、右方から左方に向かうに従って下方に向かって傾斜する傾斜面34dが設けられている。両脚部34bの左側部上側には、下方及び左方に張り出しており下端が水平であるばね受け部34eが設けられている。なお、傾斜面34dとばね受け部34eの形状が十分に異なることにより、オフボタン34を左右逆向きに下ケース32へと組み付けることが防止される。そのため、凹形レール部34cの上端と凸形レール部32eの上端には、特段の傾斜面は設けられていない。
図14,15に示すように、オン保持部材35は、例えば金属材料で形成される板状部材(板金製品)である。オン保持部材35は、外形が略矩形で内側が中空であり、かつ前後方向について略線対称である枠形状を有している。オン保持部材35の枠部35gは、上下面が互いに平行な平滑面に形成されている。枠部35gの内側右端には、台形形状に内方に張り出した張出部35cが前後に1つずつ設けられている。張出部35cは、互いに交差する第1面35aと第2面35bを有している。第1面35aは、上下方向(板厚方向)及び前後方向に沿って延びる縦面に形成されている。第2面35bは、上下方向に沿って延び、かつ右方から左方に向かうに従って前後方向外方に傾斜する方向に沿って延びる縦面に形成されている。張出部35cの張出し形状は、図9に示すオンボタン33の切欠き部33dの切り欠き形状と凹凸係合して収まる大きさ及び形状に設けられている。
図14,15に示すように、オン保持部材35の左右方向において略中間位置には、前後方向内方に張り出した中間張出部35fが前後にそれぞれ1つずつ設けられている。中間張出部35fの左側には、左方に向かって張り出し、かつ下方に向かってL字形に曲がるオフボタン受け部35dが設けられている。中間張出部35fの右側には、右方に向かって水平に張り出した棒状のばね保持部35eが設けられている。
図7,8に示すように、下ケース32は、上部が開口した箱形形状を有しており、前後方向について略線対称に設けられている。下ケース32は、その中央部にスイッチ本体収容部32aを備えている。スイッチ本体収容部32aには、図5に示すスイッチ本体31が、プランジャ31aを上側とし、かつ電源端子31b側を左側として収容される。スイッチ本体収容部32aの右部の前後両側には、オンボタン33の脚部33bが進入可能であるオンボタン保持部32bが設けられている。オンボタン保持部32bの左右方向において略中間位置には、凸形レール部32cが設けられている。凸形レール部32cは、下ケース32の内壁から前後方向内方に張り出しており、かつ上下方向を長手方向として延在している。凸形レール部32cは、図9に示すオンボタン33の凹形レール部33cと凹凸係合して収まる大きさ及び形状に設けられている。
図7,8に示すように、スイッチ本体収容部32aの左部の前後両側には、オフボタン34の脚部34bが進入可能であるオフボタン保持部32dが設けられている。オフボタン保持部32dの左右方向において略中間位置には、凸形レール部32eが設けられている。凸形レール部32eは、下ケース32の内壁から前後方向内方に張り出しており、かつ上下方向を長手方向として延在している。凸形レール部32eは、図12に示すオフボタン34の凹形レール部34cと凹凸係合して収まる大きさ及び形状に設けられている。
図7,8に示すように、下ケース32の内側の上部周縁部には、水平な平滑面であるオン保持部材スライド面32fが設けられている。2箇所のオンボタン保持部32bの左側には、オン保持部材スライド面32fより上方に張り出したばね受け部32gが設けられている。2箇所のオフボタン保持部32dの左側には、上下方向に延びる円形孔状のばね収容部32hが設けられている。下ケース32の左側面には、下ケース32の内外を貫通する開口部32iが設けられている。開口部32iは、スイッチ本体収容部32aに収容したスイッチ本体31(図4,5参照)の電源端子31bや信号端子31cから延びるリード線等の配線経路になっている。下ケース32の前後両側の外側面には、外方に突出した爪部32jが設けられている。爪部32jの下部は、爪部32jの上部よりも外側に突出している。爪部32jは、下ケース32の前後の外側面にそれぞれ左右2つずつ設けられており、計4つ設けられている。
図16,17に示すように、上ケース36は、平面視で略矩形を有しており、図7に示す下ケース32の上側の開口部を覆う蓋状に設けられている。上ケース36の上面の右部には、略矩形のオンボタン孔36aが上下方向に貫通して設けられている。オンボタン孔36aは、図9に示すオンボタン33の押し操作部33aが通過可能な大きさ及び形状に形成されている。オンボタン孔36aは、上方に張り出したリブ36bによってその周囲が囲まれている。リブ36bは、図9に示すオンボタン33を組み付け、オンボタン33の押し状態が解除されている時に、押し操作部33aの上面と略同じ高さになるように形成されている。上ケース36の上面の左部には、略矩形のオフボタン孔36cが上下方向に貫通して設けられている。オフボタン孔36cは、図12に示すオフボタン34の押し操作部34aが通過可能な大きさ及び形状に形成されている。
図16,17に示すように、上ケース36の前後両側面には、引掛け部36dが下方に延出して設けられている。引掛け部36dは、上ケース36の前後両側面にそれぞれ左右2つずつ設けられており、計4つ設けられている。引掛け部36dの略中央には、略矩形の引掛け孔36eが貫通している。引掛け孔36eは、図7に示す下ケース32の爪部32jと係合可能な位置において係合可能な大きさ及び形状に形成されている。
図4を参照して、下ケース32と上ケース36が形成する箱形空間への、スイッチ本体31とオンボタン33とオフボタン34とオン保持部材35の組み付けについて説明する。スイッチ本体31は、プランジャ31aを上側とし、かつ電源端子31b側を左側としてスイッチ本体収容部32aに収容される。オン保持部材スライド面32fにオン保持部材35を載置する。オン保持部材35は、オン保持部材スライド面32fに沿って左右方向にスライド可能に載置される。オン保持部材35の2箇所のばね保持部35eそれぞれに圧縮ばね37を通し、圧縮ばね37の右端を下ケース32のばね受け部32gに当接させる。これにより、オン保持部材35は、圧縮ばね37によって左方へと付勢される。下ケース32の2箇所のばね収容部32hそれぞれには、圧縮ばね38が挿入される。
オンボタン33は、プランジャ31aの上方においてスイッチ本体31の右部側を前後に跨ぐ姿勢で、かつオン保持部材35の枠部35gの枠内を通るようにして下ケース32に組み付けられる。この際に、下ケース32側の凸形レール部32cの傾斜面32kに対して、凹形レール部33cの傾斜面33gの傾斜方向が同じ方向となるよう、オンボタン33の左右の向きが確認されて組み付けられる。下ケース32のオンボタン保持部32bに脚部33bを挿入し、凸形レール部32cと凹形レール部33cを凹凸係合させる。これにより、オンボタン33は、下ケース32に対する左右方向の位置決めがなされ、凸形レール部32cに沿って上下方向に案内されて移動する。
オフボタン34も、オンボタン33と同様に、スイッチ本体31の左部側を前後に跨ぐ姿勢で、かつオン保持部材35の枠部35gの枠内を通るようにして下ケース32に組み付けられる。オフボタン34は、ばね受け部34eが左側、傾斜面34dが右側となるようその左右の向きが確認されて組付けられる。下ケース32のオフボタン保持部32dに脚部34bを挿入し、凸形レール部32eと凹形レール部34cを凹凸係合させる。これにより、オフボタン34は、下ケース32に対する左右方向の位置決めがなされ、凸形レール部32cに沿って上下方向に案内されて移動する。傾斜面34dは、オン保持部材35のオフボタン受け部35dの略上方に位置し、オフボタン受け部35dと当接可能である。ばね受け部34eの下端は、ばね収容部32hに収容された圧縮ばね38の上端と当接する。
スイッチ本体31とオンボタン33とオフボタン34とオン保持部材35を組み付けた状態で、下ケース32の上部に上ケース36を被せ、4箇所の引掛け孔36eにそれぞれ対応する爪部32jを引き掛ける。これにより、スイッチ本体31とオンボタン33とオフボタン34とオン保持部材35がアッセンブリ化される。
次に、図18~23に基づいて、スイッチ30のオン操作とオフ操作について説明する。図18,19に示すように、オンボタン33の押し状態が解除されている時、オンボタン33はプランジャ31aのばね付勢力によって上方に押し上げられて上動端位置(解除位置)に位置している。圧縮ばね37によって左方に付勢されているオン保持部材35の張出部35cは、オンボタン33が解除位置に位置する状態では、脚部33bの右側面に当接している。オフボタン34は、ばね受け部34eの下端が圧縮ばね38の上端に当接していることにより上方に付勢されている。そのため、傾斜面34dは、オン保持部材35のオフボタン受け部35dと接触せずに離れている。
図20,21に示すように、プランジャ31aの付勢力に抗してオンボタン33の押し操作部33aを下方へ押し操作すると、スイッチ本体31がオン状態になる。オン保持部材35は、圧縮ばね37によって左方に付勢されている。そのため、押し操作部33aの押し操作によって切欠き部33dがオン保持部材35と同じ上下位置(押し操作位置)になる時、張出部35cが切欠き部33dに進入する。張出部35cが切欠き部33dに進入すると、オン保持部材35の第1面35aがオンボタン33の第1面33eに当接し、オン保持部材35の第2面35bがオンボタン33の第2面33fに当接する。これにより、切欠き部33dと張出部35cが係合し、この係合によってオンボタン33が押し操作位置に保持される。すなわち、押し操作したオンボタン33は、プランジャ31aの付勢力によって上方へと移動せず、スイッチ本体31がオン状態に保持される。
図22に示すように、オンボタン33が押し操作位置に保持されており、スイッチ本体31がオン状態の時に、オフボタン34の押し操作部34aを下方へ押し操作する。押し操作部34aの押し操作に伴って傾斜面34dがオフボタン受け部35dと当接し、この当接状態で傾斜面34dがさらに下方に移動する。これにより、傾斜面34とオフボタン受け部35dの当接箇所が次第に右方位置に移動するため、オフボタン受け部35dが傾斜面34に押されて右方へ移動する。かくして、オン保持部材35が右方へ移動し、切欠き部33dと張出部35cの係合が解除される。この係合の解除によって、オンボタン33は、図23に示すようにプランジャ31aの付勢力によって押し操作位置から上方の解除位置へと移動する。オンボタン33が解除位置に移動すると、スイッチ本体31がオフ状態になる。
以上説明した電動工具1によれば、スイッチ本体31には、信号線が結線されてコントローラ12に対してオン信号が送信されることから、ブラシレスモータであるモータ10の制御に適している。また、オンボタン33の押し操作部33aを押し操作することで、プランジャ31aが押し操作(オン操作)されて、スイッチ本体31がオン状態になる。オンボタン33の押し操作部33aの押し操作を解除しても、オンボタン33の切欠き部33dとオン保持部材35の張出部35cとが自動的に係合することで、オンボタン33が押し状態の上下位置で保持される。そのため、プランジャ31aのオン操作状態が維持されて、スイッチ本体31はオン状態で保持される。定置式の電動工具1に組み付けるスイッチ本体31をオン状態で保持できることにより、オン操作を続けなくても長時間オン状態のままで電動工具1を使用することができる。かくして、スイッチ本体31としてブラシレスモータの制御に適したプランジャスイッチを流用して当該スイッチ30の低コスト化を図りつつ、プランジャスイッチにオン位置保持機能を持たせることで高い操作性が確保されて、ブラシレスモータを駆動源とするダイヤコアドリルの起動スイッチとして、低コスト化と高い操作性を両立させることができる。
また、電動工具1によれば、オン保持部材35がオンボタン33の押し操作方向(下方向)と交差する左方に移動することで、切欠き部33dと張出部35cが自動的に係合する。切欠き部33dと張出部35cの係合によって、特に押し操作方向に沿った上下方向へのオンボタン33の移動を規制できる。これにより、オン保持部材35によるオンボタン33の保持性能が高まる。また、オン保持部材35を上下方向長さが短い板状に設ける場合でも、オンボタン33の保持性能を十分に発揮することができる。これにより、スイッチ30を上下方向についてコンパクトにできる。
また、電動工具1によれば、オン保持部材35は、圧縮ばね37によってオンボタン33と係合する左方に付勢されている。従って、圧縮ばね37を備えるという比較的シンプルかつ比較的安価な構成で、張出部35cを切欠き部33dに自動的に係合させることができる。また、比較的シンプルな構成であるため、スイッチ30の特にオン保持部材35の周りをコンパクトにできる。
また、電動工具1によれば、オンボタン33とは別に設けられたオフボタン34の押し操作部34aを押し操作することで、オンボタン33の切欠き部33dとオン保持部材35の張出部35cの係合を解除し、オンボタン33の押し操作位置での位置保持を解除する。従って、複雑な操作を必要とせず、押し操作部34aの押し操作のみでオンボタン33の押し操作位置での位置保持を解除できる。
また、電動工具1によれば、オンボタン33とオフボタン34は、共に押し操作可能な操作部である。オフボタン34の押し操作部34aの押し操作方向は、オンボタン33の押し操作部33aの押し操作方向と同じ下方向である。従って、オンボタン33とオフボタン34を、使用者が押し操作し易い箇所に横並びで配置することができる。また、横並びで配置できることにより、スイッ30チの特にオンボタン33とオフボタン34の周りをコンパクトにできる。
また、電動工具1によれば、オフボタン34の傾斜面34dは、オン保持部材35がオンボタン33と係合する方向(左右方向)と交差する方向に延びている。押し操作部34aを押し操作することで、傾斜面34dがオン保持部材35のオフボタン受け部35dを右方へ押して、オンボタン33の切欠き部33dとオン保持部材35の張出部35cとの係合が解除される。従って、押し操作部34aを押し操作する比較的小さい力のみで切欠き部33dと張出部35cの係合を解除できる。また、傾斜面34dという比較的シンプルな構成で係合を解除できるため、スイッチ30の特にオフボタン34の周りをコンパクトにできる。
また、電動工具1によれば、上ケース36のオンボタン孔36aの周囲には、上方に延びたリブ36bが設けられている。従って、オンボタン33を操作するためには、リブ36bで囲まれた内側領域へと指等を入れて操作する必要がある。そのため、オンボタン33の周囲にリブ36bを設けることにより、オンボタン33を不用意に操作することを抑制できる。また、リブ36bによりオンボタン33に他部材が接触、干渉等することが防止されてその不用意な操作が防止される。
また、電動工具1によれば、スイッチ本体31とオンボタン33とオフボタン34とオン保持部材35をアッセンブリ化している。従って、スイッチ30を電動工具1に組み付ける作業の作業性を高めることができる。また、例えば電源端子31bや信号端子31cから延びるリード線等の電材部品が、切欠き部33dと張出部35cの係合箇所等の可動部分に干渉することを抑制できる。
また、電動工具1によれば、例えばAC電源からの電源供給が難しい作業場所である場合でも、DC電源であるバッテリ25からの電源供給によって電動工具(ダイヤコアドリル)1を使用することができる。ブラシレスモータであるモータ10を備えた電動工具1にスイッチ30を組み付けることにより、モータ10がオン状態での作業時間が長い電動工具1をオン状態で保持したまま使用することができる。
[参考例のスイッチ40]
次に、図24~29に基づいてブラシレスモータを備えた電動工具1のスイッチについて別形態の参考例を示す。電動工具1の基本構成については変更を要しないので、同位の符号を用いてその説明を省略する。図24,25に示すように、参考例のスイッチ40は、前記例示した押しボタンスイッチとは異なる、いわゆるロッカースイッチ(シーソースイッチ)で、スイッチ本体41と、ケース42と、スイッチ本体41を操作する押し操作部43と、マイクロスイッチ44を備えている。以下の説明において、スイッチ40の各構成の上下前後左右方向については、図1,2に示すスイッチ30に代えてスイッチ40を同じ箇所に配置した場合を基準とする。
図25に示すように、スイッチ本体41は、いわゆるトグルスイッチと称されるものであり、上部にレバー41aを備え、下部に1対の電源端子41bを備えている。レバー41aは、略上方に延びており、左右に揺動可能に支持されている。レバー41aを右方に揺動させるとスイッチ本体41はオン状態になる。レバー41aを左方に揺動させるとスイッチ本体41はオフ状態になる。電源端子41bの略中央には円形の挿通孔41cが設けられている。挿通孔41cを介して電源線が電源端子41bに結線されて、スイッチ本体41が電動工具1の電源回路と電気的に接続されている。これにより、スイッチ本体41がオン操作されると電源回路が導通し、スイッチ本体41がオフ操作されると電源回路が遮断される。
図25に示すように、ケース42は、スイッチ本体41を収容する本体収容部42aを備えている。本体収容部42aの上部の開口部からスイッチ本体41を収容させることで、レバー41aが本体収容部42aより上方へ突き出した状態になる。図では詳しく見えていないが、本体収容部42aの下面には、1対の電源端子41bと対応した1対の孔が設けられている。本体収容部42aにスイッチ本体41を収容する時に、電源端子41bをこの孔に通してケース42の下方へ突出させる。突出した電源端子41bに電源線が結線される。
図25に示すように、ケース42の前後両側部には、支持部42bが前後対をなして本体収容部42aより上方へ張り出す状態に設けられている。両支持部42bには、前後方向に貫通する円形の支持孔42cが相互に同軸に設けられている。ケース42の左側面前側には、前方に延出する上下1対の棒状のマイクロスイッチ保持部42dが設けられている。マイクロスイッチ保持部42dを後述するマイクロスイッチ44の挿入孔44fに挿入させることで、マイクロスイッチ44がケース42に保持される。ケース42の左右両側面の上部には、左右方向外方にそれぞれ延びる上面が水平な台座部42eが設けられている。右側又は左側の台座部42eに押し操作部43の下面が当たることにより、押し操作部43の揺動範囲が規制される。

図25に示すように、押し操作部43は、上面右部にオン操作部43aを有し、上面左部にオフ操作部43bを有し、下面中央に保持凹部43eを有している。保持凹部43eは、オン操作部43aとオフ操作部43bの間において上方へ凹む凹形状に形成されている。保持凹部43eにスイッチ本体41のレバー41aの頭部が進入して保持される。押し操作部43の前後両側部には、前後外方へとそれぞれ突出する略円柱状の揺動支軸43cが相互に同軸に設けられている。前後の揺動支軸43cが支持部42bの支持孔42cに挿通されて、押し操作部43がケース42に、揺動支軸43cを中心にして揺動可能に支持される。
前後の支持部42bの相互の対向面の上部であって、それぞれの支持孔42cの上側には、傾斜面42fが設けられている。両傾斜面42fに、それぞれ揺動支軸43cを摺接させながら押し操作部43を押し下げることで、前後の支持部42bを相互に離間する方向に弾性変形させて両揺動支軸43cを容易に支持孔42cに案内することができ、これによりケース42に対する押し操作部43の組み付け性が高められている。
オフ操作部43bの下方であって、押し操作部43の前面には、前方及び下方に張り出した板状のマイクロスイッチ操作部43dが設けられている。マイクロスイッチ操作部43dは、図27に示すように左方から見て、前側上部の角部が切り欠かれた台形形状を有している。
図25,29に示すように、マイクロスイッチ44の後側下端には、支持部44bが設けられている。支持部44bには、マイクロスイッチ44の後面に概ね沿った板状の延出部44aが前後方向に傾動可能に支持されている。延出部44aは、支持部44bから略上方に延出しており、その上端部に後方へと円弧状に張り出すように湾曲した湾曲部44cを備えている。マイクロスイッチ44の後側であって支持部44bの上方には、後方に延びるプランジャ44dが設けられている。プランジャ44dは、前述したスイッチ本体31のプランジャ31aと同様に、押し操作されるとマイクロスイッチ44がオン状態になる。プランジャ44dの押し操作を止めると、プランジャ44dが付勢力によって突き出し側に変位して、マイクロスイッチ44がオフ状態になる。延出部44aは、プランジャ44dによって後方(オフ位置側)に傾動するように付勢されている。マイクロスイッチ44がオン状態になるとモータ10(図1参照)が起動し、マイクロスイッチ44がオフ状態になるとモータ10が停止する。
図25に示すように、マイクロスイッチ44の前側には、3つの接続端子44eが上下に並んで設けられている。接続端子44eは、図5に示す信号端子31cと同様に、マイクロスイッチ44のオンオフ状態の切り替えに際してモータ10(図1参照)の制御に必要なオン信号を発信する。マイクロスイッチ44には、左右方向に貫通しており、マイクロスイッチ保持部42dを挿入可能な上下1対の挿入孔44fが設けられている。
図26,27に示すようにオン操作部43aを押し操作すると、スイッチ本体41がオン状態になり、マイクロスイッチ操作部43dが上方へ変位する。その結果、湾曲部44cがマイクロスイッチ操作部43dによって前方(オン位置側)へ押されて、延出部44aがプランジャ44dを付勢力に抗して押し操作する。プランジャ44dの押し操作によってマイクロスイッチ44がオン状態になる。
図28,29に示すようにオフ操作部43bを押し操作すると、スイッチ本体41がオフ状態になり、マイクロスイッチ操作部43dが下方へ変位して湾曲部44cから下方へ外れる。その結果、マイクロスイッチ操作部43dによる延出部44aの押し操作が解除されてプランジャ44dが突き出し側(オフ位置)に戻されて、マイクロスイッチ44がオフ状態になる。このように、スイッチ40は、比較的安価な構成要素でスイッチ本体41とマイクロスイッチ44を同時にオンオフ切替えできることから、電源のオンオフ機能と制御用のオン信号の送信機能を両立させることができる。そのため、スイッチ40を、ブラシレスモータを備えた定置式のダイヤコアドリルの起動スイッチとして採用することができる。
以上説明した本実施形態の電動工具1には種々変更を加えることができる。例えば、スイッチ30は、定置式のダイヤコアドリルに限らず、ブラシレスモータを備えた様々な電動工具に適用することができる。電動工具1におけるスイッチ30の配置や姿勢は適宜変更してよい。オンボタン33がオフボタンとしても機能する構成としてもよい。例えば、1回オンボタン33を押し操作するとスイッチ本体31がオン状態になって保持され、もう1回オンボタン33を押し操作すると、スイッチ本体31のオン状態の保持が解除されてスイッチ本体31がオフ状態になる構成としてもよい。
オン保持部材35を付勢するばねは、圧縮ばね37に限らず、例えば引張ばねでもよく、例えばゴム等の弾性部材であってもよい。オン保持部材35は、金属材料に限らず、例えば剛性の高い樹脂で設けてもよい。オフボタン34の操作性を高めるために、オフボタン34を上方に付勢する圧縮ばね38を備える構成を例示したが、例えば圧縮ばね38を設けない構成としてもよい。その場合でも、オフボタン34の押し操作によってオンボタン33の押し状態を解除することができ、かつ圧縮ばね37がオン保持部材35を左方へ付勢する間接作用により、オフボタン34は上方へ戻される。オンボタン33の周囲を囲むリブ36bを例示したが、例えばオンボタン33の左右位置にのみリブを設ける構成としてもよく、例えばオンボタン33の周囲のうち3方向にリブを設ける構成としてもよい。
1…電動工具(ダイヤコアドリル)
2…ベース、2a…ボルト孔、2b…レベル調整ねじ孔
3…支柱、3a…ラックギヤ
4…上下可動部
5…可動支持部、5a…支柱貫通孔、5b…ピニオン回転軸、5c…ピニオンギヤ
6…モータ支持部
7…ハンドル、7a…軸部、7b…アーム部
8…駆動部
9…駆動部ケース、9a…底部、9b…縦部、9c…天板部
9d…吸気口、9e…排気口
10…モータ(ブラシレスモータ)
12…コントローラ
13…出力軸
15…回転刃具、15a…切削部
16…冷却ファン
17…操作部、17a…負荷状態表示部、17b…バッテリ残容量表示部
20…バッテリ取付部
25…バッテリ、25a…取付面、25b…ロック解除ボタン
30…スイッチ
31…スイッチ本体
31a…プランジャ、31b…電源端子、31c…信号端子、31d…スイッチケース
32…下ケース
32a…スイッチ本体収容部、32b…オンボタン保持部、32c…凸形レール部
32d…オフボタン保持部、32e…凸形レール部、32f…オン保持部材スライド面
32g…ばね受け部、32h…ばね収容部、32i…開口部、32j…爪部
32k…傾斜面
33…オンボタン(オン操作部)
33a…押し操作部、33b…脚部、33c…凹形レール部
33d…切欠き部、33e…第1面、33f…第2面、33g…傾斜面
34…オフボタン(オフ操作部)、34a…押し操作部、34b…脚部
34c…凹形レール部、34d…傾斜面、34e…ばね受け部
35…オン保持部材、35a…第1面、35b…第2面、35c…張出部
35d…オフボタン受け部、35e…ばね保持部、35f…中間張出部、35g…枠部
36…上ケース、36a…オンボタン孔、36b…リブ、36c…オフボタン孔
36d…引掛け部、36e…引掛け孔
37,38…圧縮ばね
40…スイッチ
41…スイッチ本体、41a…レバー、41b…電源端子、41c…挿通孔
42…ケース、42a…本体収容部、42b…支持部、42c…支持孔
42d…マイクロスイッチ保持部、42e…台座部、42f…傾斜面
43…押し操作部、43a…オン操作部、43b…オフ操作部、43c…揺動支軸
43d…マイクロスイッチ操作部、43e…保持凹部
44…マイクロスイッチ、44a…延出部、44b…支持部、44c…湾曲部
44d…プランジャ、44e…接続端子、44f…挿入孔
F…設置面
W…被加工材

Claims (9)

  1. ブラシレスモータを備えた電動工具であって、
    オン操作でオン状態になり、オン操作が解除されるとオフ状態になるスイッチ本体と、該スイッチ本体をオン操作するために操作するオン操作部を備え、
    前記オン操作部を操作した時に該オン操作部と自動的に係合し、該オン操作部を操作した位置に保持するオン保持部材を備え
    前記オン操作部とは別にオフ操作部を備え、
    該オフ操作部を操作することで、前記オン操作部と前記オン保持部材の係合を解除し、
    前記オフ操作部は、操作した時にのみ前記オン保持部材に力を加える電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具であって、
    前記オン保持部材は、前記オン操作部の操作方向と交差する方向に移動して該オン操作部と係合する電動工具。
  3. 請求項2に記載の電動工具であって、
    前記オン保持部材を前記オン操作部と係合する方向に付勢するばねを備えた電動工具。
  4. 請求項3に記載の電動工具であって、
    前記オン操作部と前記オフ操作部は、押し操作されるボタンであり、
    前記オフ操作部の押し操作方向は、前記オン操作部の押し操作方向と同じである電動工具。
  5. 請求項4に記載の電動工具であって、
    前記オフ操作部は、前記オン保持部材が前記オン操作部と係合する方向と交差する方向に延びる傾斜面を備え、
    前記オフ操作部を押し操作することで、前記傾斜面が前記オン保持部材を押して、前記オン操作部と前記オン保持部材の係合を解除する電動工具。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の電動工具であって、
    前記オン操作部の周囲の少なくとも一部にリブを備えた電動工具。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の電動工具であって、
    前記スイッチ本体と前記オン操作部と前記オン保持部材をアッセンブリ化した電動工具。
  8. 請求項1~6のいずれか1項に記載の電動工具であって、
    前記スイッチ本体と前記オン操作部と前記オフ操作部と前記オン保持部材をアッセンブリ化した電動工具。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の電動工具であって、
    DC電源から電源供給されるダイヤコアドリルである電動工具。
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