JP7128031B2 - ブリーザ装置及びエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、主として、ブローバイガスに含まれるエンジンオイルを分離するブリーザ装置に関する。
特許文献1は、燃焼室から漏れ出したブローバイガスに含まれるエンジンオイルを分離する機能を有するシリンダヘッドカバーを開示する。このヘッドカバーには、シリンダヘッド側から導入されたブローバイガスを外部に排出するガス流路が形成されている。このガス流路には、流路断面積が小さい高圧化部が形成されている。ブローバイガスは、高圧化部を通過することで高速となったブローバイガスを壁部に衝突させることで、ブローバイガスに含まれるエンジンオイルを分離する。
特開2017-150435号公報
しかし、特許文献1の構成だけではブローバイガスに含まれるエンジンオイルが十分に分離される訳ではないため、改善が望まれていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、ブローバイガスに含まれるエンジンオイルを十分に分離可能な構成のブリーザ装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成のブリーザ装置が提供される。即ち、このブリーザ装置は、ブローバイガスに含まれるエンジンオイルを分離する。ブリーザ装置は、第1経路と、加速経路と、分岐経路と、折返し経路と、受け部と、を備える。前記第1経路には、前記ブローバイガスが流れる。前記加速経路は、前記第1経路の下流側に接続されており、前記第1経路よりも流路断面積が小さい。前記分岐経路は、前記加速経路の下流側に接続されており、当該加速経路に直交する壁部を含み、当該壁部によって2つの経路に分岐される。前記折返し経路は、前記分岐経路で分岐した一方の経路に接続されており、前記加速経路と平行であって進行方向が逆向きとなるように折り返される。前記受け部は、前記ブローバイガスから分離された前記エンジンオイルを受ける。前記受け部は、前記ブローバイガスから分離された前記エンジンオイルを搬送するオイル搬送部を備える。前記オイル搬送部は、上り部と、下り部と、が交互に繰り返し設けられた段形状の溝部である。前記上り部は、前記エンジンオイルを戻す経路の下流側に近づくほど高さが高くなる。前記下り部は、前記エンジンオイルを戻す経路の下流側に近づくほど高さが低くなる。前記上り部よりも前記下り部の方が急峻に高さが変化する。
これにより、ブローバイガスに含まれるミスト状のエンジンオイルは、加速経路で流速が上昇したブローバイガスによって運ばれるとともに、分岐経路において壁部に衝突する。その結果、ブローバイガスからエンジンオイルを分離できる。更に、折返し経路によってブローバイガスが折り返されることで、慣性によりエンジンオイルをブローバイガスから分離できる。また、エンジンの振動によってエンジンオイルは上り部に沿って移動できるが、下り部の高さ変化が急峻であるため逆流が生じにくい。その結果、エンジンオイルを一層確実に移動させることができる。
前記のブリーザ装置は、経路の進行方向が90度変化する部分を含んでおり、当該部分を構成する外側の壁部は、互いに直交するとともに互いに接続される2つの壁部によって構成されている。
これにより、コーナー部の外側を構成する壁部に円弧状の曲面で接続されている場合と比較して、ブローバイガスの流れが乱れ易くなって流速が落ちて淀み、特に粒径の小さいミスト状のエンジンオイルがコーナー部の外側にできた淀みに集まり易くなる。その結果、ブローバイガスからエンジンオイルを一層確実に分離できる。
前記のブリーザ装置においては、前記分岐経路よりも下流側に形成されており、当該分岐経路で2つに分岐した経路を合流させる合流経路を備えることが好ましい。
これにより、分岐した2つの経路に含まれるエンジンオイル同士を衝突させることができるので、ブローバイガスからエンジンオイルを一層確実に分離できる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成のエンジンが提供される。即ち、このエンジンは、前記のブリーザ装置と、気化装置と、を備える。前記気化装置は、エンジン冷却水の熱により液体の燃料を気化させる。前記気化装置との熱交換が行われた前記エンジン冷却水が前記ブリーザ装置を通過することで、当該ブリーザ装置が冷却される。
これにより、気化装置との熱交換により温度が低くなった冷却水を用いてブリーザ装置内のブローバイガスを冷却することで、エンジンオイルの粘度を高くすることができるため、ブローバイガスからエンジンオイルを一層確実に分離できる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの吸排気、冷却水及び燃料ガス等の流れを示す模式図。 エンジンの構成を示す模式図。 天井部に形成されるオイル分離経路を示す底面図。 オイル分離経路の第4領域の拡大図。 受け部に形成されるオイル戻し孔及びオイル搬送部を示す平面図。 オイル搬送部の上り部及び下り部を示す断面図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエンジン100の吸排気及び燃料ガス等の流れを示す模式図である。図2は、エンジン100の模式図である。
図1に示すエンジン100は、石油ガス及び天然ガス等の燃料ガスを燃焼させて動力を発生させるガスエンジンである。なお、エンジン100は、ガソリンエンジン又はディーゼルエンジン等の他の内燃機関であってもよい。エンジン100は、例えば、発電機、ヒートポンプ、又は移動体等の駆動源として用いられる。図1等に示すように、このエンジン100は、吸気部1と、排気部2と、燃料ガス供給部3と、冷却部4と、エンジン本体5と、ブローバイガス還流部6と、を主要な構成として備える。
吸気部1は、外部から空気を吸入する。吸気部1は、吸気管11と、エアクリーナ12と、スロットルバルブ13と、吸気マニホールド14と、を備える。
吸気管11は吸気経路を構成しており、外部から吸入された空気(以下、吸気)をエンジン本体5に向けて流すことができる。
エアクリーナ12は、吸気中の異物を除去するためのクリーナエレメントを備える。エアクリーナ12を通過することで浄化された吸気は、吸気マニホールド14に向けて送られる。
スロットルバルブ13は、吸気経路の途中部に配置されている。スロットルバルブ13は、その開度を図略のECU(エンジンコントロールユニット)からの制御指令に従って変更することにより、流路断面積を変化させる。これにより、スロットルバルブ13を介して吸気マニホールド14へ供給する吸気の量を調整することができる。
吸気マニホールド14は、吸気が流れる方向において、吸気管11の下流側端部に接続されている。吸気マニホールド14は、吸気管11を介して供給された吸気をシリンダ50の数に応じて分配し、それぞれのシリンダ50の燃焼室へ供給することができる。
それぞれのシリンダ50には、燃焼室50aが形成されている。各シリンダ50の燃焼室50aには、燃料ガス供給部3から供給される気体の燃料ガスが分配されて導かれる。なお、燃料ガス供給部3の構成の詳細は後述する。
燃焼室50aでは、気体の燃料ガスと、吸気マニホールド14から供給された吸気と、が混合された混合ガスが圧縮され、適宜のタイミングで、適宜の方法(例えば、点火プラグによる点火)により着火される。シリンダ50の内部に配置された図略のピストンは、燃焼室50aでの爆発により得られる推進力によって直線の往復動を行う。こうして得られた動力は、図略のクランク軸等を介して円運動に変換され、適宜の装置へ伝達される。
排気部2は、燃焼室50a内で発生する排気ガスを外部に排出する。排気部2は、図1に示すように、排気管21と、排気マニホールド22と、排気ガス浄化装置23と、を備えている。
排気管21は排気ガス経路を構成しており、燃焼室50aで発生した排気ガスを外部に向けて流すことができる。
排気マニホールド22は、排気ガスが流れる方向において、排気管21の上流側端部に接続されている。排気マニホールド22は、各燃焼室50aで発生した排気ガスをまとめて排気管21へ導く。
排気ガス浄化装置23は、排気管21の下流側端部に設けられている。排気ガス浄化装置23は、排気ガス内に含まれるNOx(窒素酸化物)、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)等の有害成分及び粒子状物質を触媒等によって除去することで排気ガスを浄化する。
燃料ガス供給部3は、図1に示すように、燃料ガス供給管31と、燃料ガスタンク32と、気化装置33と、燃料ガスバルブ34と、を備えている。
燃料ガス供給管31は、燃料ガスタンク32から燃焼室50aへ燃料ガスを供給する燃料ガス供給経路を構成している。この燃料ガス供給経路の途中部に、燃料ガスが流れる方向の上流側から順に、燃料ガスバルブ34と、気化装置33と、が配置されている。
燃料ガスタンク32は、LPG等の液体の燃料ガスを貯留する。燃料ガスタンク32は、燃料ガスが流れる方向で、燃料ガス供給管31の上流側端部に接続されている。燃料ガスタンク32に貯留された液体の燃料ガスは、圧力又は図略の燃料ポンプ等によって気化装置33に供給される。
気化装置33は、水温式ベーパライザであり、燃料ガスタンク32から供給された液体の燃料ガスを気化させる。具体的に説明すると、気化装置33に供給された液体の燃料ガスは、減圧されるとともに、エンジン100を冷却するための冷却水(エンジン冷却水)等の熱媒体との間で熱交換が行われる。これにより、燃料ガスを気化させることができる。なお、気化装置33は、冷却水を用いずに液体の燃料ガスを気化させる構成であってもよい。また、エンジン100がガソリンエンジン又はディーゼルエンジンの場合は、燃料を気化させる必要がないため、気化装置33は不要である。
エンジン本体5は、燃料を燃焼させて動力を発生させる部分である。エンジン本体5は、図2に示すように、オイルパン51と、シリンダブロック52と、シリンダヘッド53と、ヘッドカバー54と、ギアケース55と、を備える。
オイルパン51は、エンジン100の潤滑用のオイルであるエンジンオイルを貯留する容器である。オイルパン51は、エンジン100の下部に設けられている。オイルパン51は、上部が開放された容器状に形成され、内部の貯留空間とシリンダブロック52とが連通されている。これにより、シリンダブロック52内を通過したエンジンオイルがオイルパン51に容易に戻ることができる。
オイルパン51に貯留されるエンジンオイルは、エンジン100に設けられた図略のエンジンオイルポンプにより吸入された後にエンジン100の各部(例えば、シリンダブロック52の内部、及び、ギアケース55の内部)に供給される。エンジン100の各部を通過したエンジンオイルは、オイルパン51に戻され貯留される。
シリンダブロック52は、オイルパン51の上側に取り付けられている。シリンダブロック52には、クランク軸等を収容するための空間、及び、ピストンを収容するシリンダ50が複数形成されている。
シリンダヘッド53は、シリンダブロック52の上側に取り付けられている。シリンダヘッド53は、シリンダブロック52とともに前述の燃焼室50aを構成している。シリンダヘッド53には、燃料の噴射を行うインジェクタが取り付けられている。
ヘッドカバー54は、シリンダヘッド53の上側に設けられ、その内部には、吸気バルブ及び排気バルブを動作させるための図略のプッシュロッド及びロッカーアーム等からなるバルブ動作機構が収容されている。
ギアケース55は、シリンダブロック52及びシリンダヘッド53等の側面(詳細にはクランク軸方向の一端の側面)に配置されている。ギアケース55には、クランクギア、バルブ動作ギア、及びポンプギア等が配置されている。クランク軸の回転に応じてクランクギアが回転することで、クランクギアに噛み合っているバルブ動作ギア及びポンプギアが回転する。これにより、クランク軸の回転に同期して、バルブ動作機構及びエンジンオイルポンプを動作させることができる。
ブローバイガス還流部6は、エンジン本体5で生じたブローバイガスを回収して吸気経路へ戻す。具体的には、ブローバイガスは、燃焼室50aからシリンダブロック52内に漏れ出し、シリンダヘッド53及びヘッドカバー54へ流れる。なお、シリンダブロック52からヘッドカバー54に至るブローバイガスの上記の流れは一例であり、エンジン本体5の構成等によっても異なる。図1及び図2に示すように、ブローバイガス還流部6は、ブリーザ装置61と、ブローバイガス還流管62と、PCVバルブ63と、を備える。
ブリーザ装置61は、ヘッドカバー54の上部に配置されている。ブリーザ装置61は、ヘッドカバー54と一体的に形成され、ブローバイガスを逃がすことによって、シリンダブロック52の内部の圧力と大気圧との均衡を維持する。なお、当該ブリーザ装置61は、ヘッドカバー54とは別構成であってもよい。ブリーザ装置61の上板(蓋部)の下面である天井部61aと、天井部61aの下方に配置される板状の受け部61bと、の間にはオイル分離経路が形成されている。ブローバイガスに含まれるミスト状のエンジンオイルは、オイル分離経路を通過することで分離され、受け部61bに落下してシリンダブロック52内に戻される。なお、このオイル分離経路の詳細については後述する。
ブローバイガス還流管62は、ブリーザ装置61から排出されたブローバイガスを吸気マニホールド14へ送る経路を構成している。なお、ブローバイガス還流管62は、ブリーザ装置61と吸気管11(特に、吸気流れ方向においてスロットルバルブ13の下流側であって吸気マニホールド14よりも上流側の部分)とを接続する構成であってもよい。
PCVバルブ63は、ブリーザ装置61とブローバイガス還流管62の間に配置されている。PCVは、Positive Crankcase Ventilationの略である。PCVバルブ63は、エンジン100の動作中等において吸気部1が負圧になっている場合に開放されてブローバイガスをブローバイガス還流管62へ移動させるように構成されている。
冷却部4は、水等の冷却水を循環させてエンジン100を冷却する。エンジン本体5には図略のウォータージャケットが形成されており、また、ウォータージャケットを通過して温度が上がった冷却水は、ラジエータ又はクーリングタワー等の冷却装置によって冷却される。また、この冷却水は、気化装置33及びブリーザ装置61にも供給される。以下、具体的に説明する。冷却部4は、図1に示すように、第1冷却水管41と、第2冷却水管42と、第3冷却水管43と、冷却水ポンプ44と、を備える。
第1冷却水管41は、気化装置33に冷却水を供給する経路を構成している。冷却水ポンプ44は、冷却水を送出することで第1冷却水管41を介して気化装置33へ冷却水を供給する。また、気化装置33の内部には、冷却水と気化装置33とで熱交換を行うための図略の経路が構成されている。第1冷却水管41を流れる冷却水は、気化装置33と比較して高温である。従って、冷却水と気化装置33の熱交換が行われることで、冷却水の温度が下がるとともに、気化装置33の温度が上がる。これにより、燃料ガスの気化を促進できる。
第2冷却水管42は、気化装置33との熱交換により温度が下がった冷却水をブリーザ装置61へ供給する経路を構成している。また、ブリーザ装置61の内部には、冷却水とブリーザ装置61とで熱交換を行うための図略の経路が構成されている。これにより、冷却水の温度が上がるとともに、ブリーザ装置61の温度が下がる。ブリーザ装置61の温度が下がることで、ブリーザ装置61を通過するブローバイガスに含まれるエンジンオイルの粘度を高くすることができるので、ミスト状のエンジンオイルの粒同士が一体となり易くなるため、エンジンオイルをより確実に分離することができる。なお、ラジエータ等の冷却装置によって冷却された後の冷却水をブリーザ装置61へ供給してもよい。
第3冷却水管43は、ブリーザ装置61との熱交換により温度が上がった冷却水を冷却水ポンプ44へ戻す経路を構成している。
次に、図2から図5を参照して、ブリーザ装置61に形成されるオイル分離経路について説明する。また、以下の説明では、平行及び直交等の向きを説明する用語は、厳密に平行及び直交等の構成のみだけでなく、製造上の誤差及びその他の理由で差が生じている構成も含むものとする。また、向きだけでなく長さに関する用語においても同様である。なお、図5では、参考のために天井部61aに形成されている壁部を鎖線で示している。
本実施形態のブリーザ装置61の天井部61aには、図3に示すように、下方に突出する複数の壁部が形成されている。受け部61bは、平板状の受け板91を備えている。天井部61aから突出する壁部が受け板91に接触することで、この壁部によって天井部61aと受け部61bとの間の空間が仕切られ、この構成により上記のオイル分離経路が形成されている。なお、オイル分離経路を構成する壁部は、天井部61a側ではなく、受け部61b側に形成されていてもよい。
図3に示すように天井部61aには導入部71が形成されている。導入部71は、周囲を壁部に囲まれている部分である。また、受け部61bの受け板91には、図5に示すように、導入部71に対応する位置に、オイル戻し孔92が形成されている。エンジン本体5で生じたブローバイガスは、オイル戻し孔92を介して導入部71まで流れる。また、導入部71を区画する壁部の1つである案内板72は、上端(図3の紙面奥側)に隙間が形成されている。導入部71まで流れたブローバイガスは、案内板72の上端の隙間を通過して下降する。この下降するブローバイガスが通る経路には、捕捉網73が配置されている。捕捉網73は、ブローバイガスに含まれるエンジンオイルを捕捉可能に構成されている。捕捉網73によって捕捉されたエンジンオイルは、オイル戻し孔92を介してシリンダブロック52及びシリンダヘッド53を介してオイルパン51に戻される。
また、捕捉網73では、一部のエンジンオイルしか捕捉できない。例えば、粒径の小さいミスト状のエンジンオイルは捕捉網73を通過する傾向にある。オイル分離経路では、捕捉網73を通過したブローバイガスに含まれるミスト状のエンジンオイルが分離されて回収される。
図3に示すように、オイル分離経路は、第1領域74と、第2領域75と、第3領域76と、第4領域77と、第5領域78と、を含んでいる。なお、図3では、ブローバイガスが流れる方向を太線の矢印で示している。第1領域74は、導入部71、案内板72、及び捕捉網73が配置される領域である。ブリーザ装置61に導入されたブローバイガスは初めに第1領域74を通過する。また、第2領域75から第5領域78は、第1領域74の周囲に配置されている。第2領域75から第5領域78は、第1領域74と直接接続されている。これにより、導入部71から導入されたブローバイガスは、第2領域75から第5領域78の何れの領域にも流れる。また、第2領域75から第5領域78は、領域の番号順にそれぞれ接続されている。導入部71から導入されたブローバイガスは、経由する経路に関係なく最終的には第5領域78へ流れる。また、第5領域78には、上述のPCVバルブ63に接続される図略の経路が形成されている。そのため、第5領域78まで案内されたブローバイガスは、PCVバルブ63を介して吸気経路へ流れる。
第2領域75、第3領域76、及び第4領域77には、経路が分岐している箇所、分岐した経路が合流している箇所、及び経路の向きが変化している箇所(特に経路の向きが180度変化して反転している箇所)等がそれぞれ形成されている。このような経路を通過することで、ブローバイガスに含まれるエンジンオイルが分離される。分離されたエンジンオイルは、受け部61bの受け板91に落下した後に、オイル戻し孔92を介して最終的にはオイルパン51に戻される。
以下では、第4領域77の経路の詳細、及び、ブローバイガスからエンジンオイルが分離されることについて詳細に説明する。図4に示すように、第4領域77には、第1経路81と、加速経路82と、分岐経路83と、折返し経路84と、反転経路85と、合流経路86と、が形成されている。
第1経路81は、第3領域76から第4領域77を介して第5領域78へ流れる経路において、第4領域77の最も上流側の経路である。そのため、第1経路81には、第3領域76を通過したブローバイガスが導入される。また、第1経路81には、第1領域74から直接流れた(第2領域75及び第3領域76を介さずに流れた)ブローバイガスも導入される。
加速経路82は、第1経路81の下流端に接続される一直線状の経路である。加速経路82は、第1経路81等の他の経路と比較して流路断面積が小さい。具体的には、加速経路82の上下方向の高さは、第1経路81及び他の経路と比較して低い。言い換えれば、加速経路82は、他の経路よりも、上面の位置が低い(図4において他の経路よりも紙面手前側に位置している)。これにより、加速経路82によってブローバイガスの流速を増加させることができる。
なお、加速経路82は、幅方向の長さを他の経路よりも短くすることで、流路断面積が他より小さい構成であってもよい。また、加速経路82は、一直線状に限られず、曲がっている部分を含んでいてもよい。
分岐経路83は、加速経路82の下流端に接続されている。分岐経路83は、加速経路82の方向(経路に沿う方向又は進行方向、以下同じ)に直交する壁部を含む。なお、加速経路82が一直線上でない場合は、加速経路82のうち分岐経路83に接続される部分の経路(即ち最も下流側の経路)の方向と、分岐経路83の壁部と、が直交していればよい。加速経路82に沿って流れた高速のブローバイガスは、分岐経路83の壁部に衝突することで、ミスト状のエンジンオイルの粒が分離される。図4に示すように、この壁部では、慣性の影響を受け易い粒径が大きいものが特に分離され易い。
また、分岐経路83は、この壁部によって2つの経路に分岐している部分を含んでいる。これらの2つの経路は、壁部に沿う方向に形成されているため、加速経路82に対して直交している。また、これらの2つの経路は、方向が互いに180度異なる。このように壁部と合わせて分岐を設けることで、壁部の周辺のブローバイガスの流れを複雑にすることができるので、ブローバイガスからエンジンオイルを一層確実に分離できる。
分岐経路83で分岐される2つの経路は、加速経路82に対して直交していなくてもよい。つまり、ブローバイガスを壁部に衝突させるため(壁部に沿って流れることを防止するため)、分岐経路83の壁部は加速経路82に直交している必要はあるが、この壁部から向きを変えて2つの経路が分岐されていてもよい。また、分岐経路83で分岐される2つの経路は、方向の差が180度以外であってもよい。
折返し経路84は、分岐経路83の下流端に接続されている。分岐経路83の下流端は2つ存在するが、そのそれぞれに折返し経路84が形成されている。なお、折返し経路84の下流端の一方のみに折返し経路84が接続されていてもよい。折返し経路84は、加速経路82と平行であって進行方向が逆向きとなるように折り返される経路である。分岐経路83の壁部に衝突しても分離されなかったエンジンオイルは、そのまま壁部に沿うように流れる傾向があるため、再び経路の方向を大きく変更することで、特に粒径の大きいエンジンオイルが集まることにより、ブローバイガスからエンジンオイルを一層確実に分離できる。
反転経路85は、2つの折返し経路84の下流端にそれぞれ接続されている。反転経路85は、進行方向が180度変化するように経路の方向が変化する経路である。なお、反転経路85は、分岐経路83によって分岐された一方のみの経路に折返し経路84を介して接続されていてもよい。
本実施形態の反転経路85は、弧を描くように反転するのではなく、2つの直角状の経路によって反転する。具体的には、反転経路85を構成する外側の壁部として、第1壁部85a、第2壁部85b、及び第3壁部85cが形成されている。これらの3つの壁部は、円弧面等を介さずに直接接続されている。言い換えれば直角状に向きが変化する2つの経路が含まれている。このような経路では、円弧面を介して接続されている経路と比較して、ブローバイガスの流れに淀み及び乱れ等が発生したり流速が遅くなったりする。特に粒径の小さいエンジンオイルは、軽く流れに乗り易かったり慣性が働きにくかったりするため、淀み等が発生している部分に集まり易い傾向がある。従って、直角状に接続される壁面を経路の外側に設けることで、粒径の小さいエンジンオイルを一層確実に分離できる。なお、直角状に接続される壁面は、反転経路85に限られず、他の経路に設けられていても良い。
合流経路86は、分岐経路83によって分岐された2つの経路が合流する経路である。合流経路86では、エンジンオイル同士が衝突することで、ブローバイガスから分離され易くなる。特に、粒径の大きいエンジンオイルは、衝突後に一体となって壁部に衝突することで、ブローバイガスから分離されることもある。従って、合流経路86では、合流する2つの経路のうち少なくとも一方の経路を延長した先に壁部が存在することが好ましい。合流経路86を通過したブローバイガスは上述の第5領域78に流れて、吸気系統へ流れる。
なお、第4領域77以外の領域にも、第1経路81から合流経路86のうち少なくとも1つの経路が設けられており、上記と同様の効果を発揮させてエンジンオイルを分離させることができる。
次に、図5及び図6を参照して、オイル搬送部93の構成について説明する。受け板91に形成されたオイル搬送部93は、オイル分離経路で分離されたエンジンオイルを搬送する。なお、本実施形態では、オイル戻し孔92と導入部71の位置が同じであるため、少なくとも一部では、ブローバイガスの進行方向とは逆にエンジンオイルを搬送する必要がある。図5には、オイル搬送部93がエンジンオイルを搬送する方向が太線の矢印で示されている。このような部分には、オイル搬送部93が形成されている。オイル搬送部93は、ブローバイガスの流れとは異なる方向にエンジンオイルを案内可能に構成されている。
具体的には、オイル搬送部93は、上り部93aと下り部93bとが連続的に繰り返された段形状に構成されている。上り部93aは、エンジンオイルを戻す経路の下流側に近づくほど高さが高くなる部分である。下り部93bは、前記エンジンオイルを戻す経路の下流側に近づくほど高さが低くなる部分である。また、上り部93aよりも下り部93bの方が急峻に高さが変化する。
ここで、エンジン100は振動しているため、この振動の搬送力によって僅かな傾斜であれば振動によってエンジンオイルを移動させることができる。そのため、エンジンオイルは、上り部93aを上ることができる。また、当然であるが下り部93bを下ることもできる。更に、下り部93bは高さが急峻に変化しているため、エンジンオイルは振動によっても下り部93bを上ることはできない。そのため、エンジンオイルは下り部93bを逆方向に移動することはできない。以上により、エンジンオイルは、オイル搬送部93をエンジンオイルの流れ方向に沿って移動する。特に、本実施形態では、オイル搬送部93は、受け板91から下側に凹んだ位置に形成されている(言い換えれば、上り部93aの上端が受け板91よりも下側にある)。そのため、エンジンオイルは、逆方向に流れるブローバイガスの影響を受けにくくなるため、エンジンオイルを一層確実に移動させることができる。更に、この溝形状の部分にエンジンオイルを貯めておくこともできる。
以上に説明したように、本実施形態のブリーザ装置61は、ブローバイガスに含まれるエンジンオイルを分離する。このブリーザ装置61は、第1経路81と、加速経路82と、分岐経路83と、折返し経路84と、を備える。第1経路81には、ブローバイガスが流れる。加速経路82は、第1経路81の下流側に接続されており、第1経路81よりも流路断面積が小さい。分岐経路83は、加速経路82の下流側に接続されており、当該加速経路82に直交する壁部を含み、当該壁部によって2つの経路に分岐される。折返し経路84は、分岐経路83で分岐した一方の経路に接続されており、加速経路82と平行であって進行方向が逆向きとなるように折り返される。
これにより、ブローバイガスに含まれるミスト状のエンジンオイルは、加速経路82で流速が上昇したブローバイガスによって運ばれるとともに、分岐経路83において壁部に衝突する。その結果、ブローバイガスからエンジンオイルを分離できる。更に、折返し経路84によってブローバイガスが折り返されることで、慣性によりエンジンオイルをブローバイガスから分離できる。
また、本実施形態のブリーザ装置61において、ブリーザ装置61は、経路の進行方向が90度変化する部分(コーナー部)を含んでいる。このコーナー部を構成する外側の壁部(第1壁部85aと第2壁部85b、及び、第2壁部85bと第3壁部85c)は、互いに直交するとともに互いに接続される2つの壁部によって構成されている。
これにより、コーナー部の外側を構成する壁部に円弧状の曲面で接続されている場合と比較して、ブローバイガスの流れが乱れ易くなって流速が落ちて淀み、特に粒径の小さいミスト状のエンジンオイルがコーナー部の外側にできた淀みに集まり易くなる。その結果、ブローバイガスからエンジンオイルを一層確実に分離できる。
また、本実施形態のブリーザ装置61においては、分岐経路83よりも下流側に形成されており、当該分岐経路83で2つに分岐した経路を合流させる合流経路を備える。
これにより、分岐した2つの経路に含まれるエンジンオイル同士を衝突させることができるので、ブローバイガスからエンジンオイルを一層確実に分離できる。
また、本実施形態のブリーザ装置61は、ブローバイガスから分離されたエンジンオイルを受ける受け部61bを備える。受け部61bは、ブローバイガスから分離されたエンジンオイルを搬送するオイル搬送部93を備える。オイル搬送部93は、上り部93aと、下り部93bと、が交互に繰り返し設けられた段形状の溝部である。上り部93aは、エンジンオイルを戻す経路の下流側に近づくほど高さが高くなる。下り部93bは、エンジンオイルを戻す経路の下流側に近づくほど高さが低くなる。上り部93aよりも下り部93bの方が急峻に高さが変化する。
これにより、エンジンの振動によってエンジンオイルは上り部93aに沿って移動できる。一方で、下り部93bは高さ変化が急峻であるため、エンジンオイルの逆流が生じにくい。その結果、エンジンオイルを一層確実に移動させることができる。
また、本実施形態のエンジン100は、ブリーザ装置61と、気化装置33と、を備える。気化装置33は、冷却水の熱により液体の燃料を気化させる。気化装置33との熱交換が行われた冷却水がブリーザ装置61を通過することで、当該ブリーザ装置61が冷却される。
これにより、気化装置33との熱交換により温度が低くなった冷却水を用いてブリーザ装置61内のブローバイガスを冷却することで、エンジンオイルの粘度を高くすることができるため、ブローバイガスからエンジンオイルを一層確実に分離できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態で示したオイル分離経路は一例であり、異なる経路が形成されていてもよい。
エンジン100は、排気タービン及びコンプレッサを用いて吸気を行う過給機を備えていてもよい。この場合、吸気経路において、エアクリーナ12とスロットルバルブ13の間にコンプレッサが配置される。
61 ブリーザ装置
81 第1経路
82 加速経路
83 分岐経路
84 折返し経路
85 反転経路
100 エンジン

Claims (4)

  1. ブローバイガスに含まれるエンジンオイルを分離するブリーザ装置において、
    前記ブローバイガスが流れる第1経路と、
    前記第1経路の下流側に接続されており、前記第1経路よりも流路断面積が小さい加速経路と、
    前記加速経路の下流側に接続されており、当該加速経路に直交する壁部を含み、当該壁部によって2つの経路に分岐される分岐経路と、
    前記分岐経路で分岐した一方の経路に接続されており、前記加速経路と平行であって進行方向が逆向きとなるように折り返される折返し経路と、
    前記ブローバイガスから分離された前記エンジンオイルを受ける受け部と、
    を備え、
    前記受け部は、前記ブローバイガスから分離された前記エンジンオイルを搬送するオイル搬送部を備え、
    前記オイル搬送部は、
    前記エンジンオイルを戻す経路の下流側に近づくほど高さが高くなる上り部と、
    前記エンジンオイルを戻す経路の下流側に近づくほど高さが低くなる下り部と、
    が交互に繰り返し設けられた段形状の溝部であり、
    前記上り部よりも前記下り部の方が急峻に高さが変化することを特徴とするブリーザ装置。
  2. 請求項1に記載のブリーザ装置であって、
    経路の進行方向が90度変化する部分を含んでおり、当該部分を構成する外側の壁部は、互いに直交するとともに互いに接続される2つの壁部によって構成されていることを特徴とするブリーザ装置。
  3. 請求項1に記載のブリーザ装置であって、
    前記分岐経路よりも下流側に形成されており、当該分岐経路で2つに分岐した経路を合流させる合流経路を備えることを特徴とするブリーザ装置。
  4. 請求項1からまでの何れか一項に記載のブリーザ装置と、
    エンジン冷却水の熱により液体の燃料を気化させる気化装置と、
    を備え、
    前記気化装置との熱交換が行われた前記エンジン冷却水が前記ブリーザ装置を通過することで、当該ブリーザ装置が冷却されることを特徴とするエンジン。
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