JP7127490B2 - 車両の開閉体駆動装置、及び車両の可動部材駆動装置 - Google Patents

車両の開閉体駆動装置、及び車両の可動部材駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載される開閉体駆動装置及び可動部材駆動装置に関する。
車両に設けた開閉体をアクチュエータの駆動力によって開閉動作させる開閉体駆動装置が知られている。例えば、特許文献1には、荷室の開口部を塞ぐトランクリッドを、リニアアクチュエータの駆動力を用いて開閉させる開閉体駆動装置が記載されている。
特開2016-35156号公報
この種の開閉体駆動装置では、アクチュエータが故障などによって動作しなくなると、開閉体の開閉動作が制限されてしまうおそれがある。トランクリッド用の開閉駆動装置では、アクチュエータが荷室内に配置されることが多い。そのため、トランクリッドが閉じた状態でアクチュエータが動作不良を生じると、荷室内のアクチュエータへのアクセスが困難になり、修理のために大掛かりな作業を要するおそれがある。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、駆動部の動作不良時の修理が容易な車両の開閉体駆動装置及び車両の可動部材駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、車体に形成した空間の開口部を開閉可能に支持された開閉体と、車体側と開閉体側に接続し、駆動源の駆動力によって車体側と開閉体側の互いの接続箇所の距離を変化させて開閉体の開閉動作を行わせる駆動部と、を備え、開閉体側又は車体側に接続用の突出部を設けた車両の開閉体駆動装置であって、駆動部に設けられて突出部が挿入嵌合されるソケットと、ソケットに支持され、突出部からのソケットの分離を規制する抜止形状と、突出部に対するソケットの分離を許す解放形状とに変化するストッパと、空間外に設けた操作手段の操作に応じて、ストッパを抜止形状から解放形状に変化させる力を伝達する伝達手段と、を備えることを特徴とする。
ストッパは、弾性変形により互いの間隔を変化させる一対の腕部と、一対の腕部を接続する中間部とを有し、一対の腕部の間隔を拡げて抜止形状から解放形状に変化することが好ましい。
伝達手段は、ストッパの中間部に接続して、操作手段の操作に応じて突出部からソケットが分離する方向へストッパを牽引するワイヤを備え、ソケットは、ワイヤにより牽引されるストッパの移動力を受ける伝達部を有し、ストッパと共に移動して突出部から分離することが好ましい。
ストッパを牽引する方向にワイヤの延設方向を定めるワイヤ案内部をソケットに設けてもよい。
ストッパが抜止形状にあるときに一対の腕部が突出部の小径部に嵌合し、ワイヤでストッパを牽引すると、一対の腕部が突出部の大径部に当接して解放形状に変化することが好ましい。
操作手段は、開閉体によって開閉される空間の外側であれば任意の位置に設けることができる。一例として、開閉体は荷室の開口部を開閉可能なトランクリッドであり、操作手段を車室内に設けることが好ましい。
本発明はまた、車体に対して第1の位置と第2の位置に動作可能に支持された可動部材と、車体側と可動部材側に接続し、駆動源の駆動力によって車体側と可動部材側の互いの接続箇所の距離を変化させて可動部材を第1の位置と第2の位置に動作させる駆動部と、を備え、可動部材側又は車体側に接続用の突出部を設けた車両の可動部材駆動装置であって、駆動部に設けられて突出部が挿入嵌合されるソケットと、ソケットに支持され、突出部からのソケットの分離を規制する抜止形状と、突出部に対するソケットの分離を許す解放形状とに変化するストッパと、操作手段の操作に応じて、ストッパを抜止形状から解放形状に変化させる力を伝達する伝達手段と、を備えることを特徴とする。
以上の本発明によれば、開閉体により開閉される空間の外に設けた操作手段の操作によって駆動部のソケットを接続解除させて、駆動部による開閉体の動作制限を解除できるので、駆動部の動作不良時の修理が容易な車両の開閉体駆動装置を得ることができる。また、駆動部の動作不良時の修理が容易な車両の可動部材駆動装置を得ることができる。
トランクリッドを開いた状態の車両後部を示す斜視図である。 トランクリッドを開閉させる開閉体駆動装置の側面図である。 伸縮駆動ユニットのソケット及びストッパと操作ワイヤの斜視図である。 伸縮駆動ユニットのソケット及びストッパと操作ワイヤの斜視図である。 伸縮駆動ユニットのソケット及びストッパと操作ワイヤの斜視図である。 伸縮駆動ユニットのソケット及びストッパと操作ワイヤの側面図である。 伸縮駆動ユニットのソケット及びストッパと操作ワイヤをワイヤ延設方向に沿って見た図である。 ヒンジに対して伸縮駆動ユニットの接続を解除させるときの動作を示す図である。 開閉体駆動装置の配置を概念的に示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明を適用した実施形態について説明する。図示実施形態は、自動車のトランクリッドを開閉駆動する開閉体駆動装置に本発明を適用したものである。なお、本発明は、トランクリッド以外の開閉体を駆動する開閉体駆動装置にも適用が可能である。
図1に示すように、本実施形態の自動車の車体10には、乗員の乗車空間を構成する車室11が形成され、車室11の後部に荷室12が形成されている。車室11と荷室12は、車室11内の後部座席(不図示)の後方に位置する隔壁で隔てられている。後部座席の上部背後には、車室11の内装を構成するリヤパーセルシェルフ17が設けられている。
荷室12の開口部12aをトランクリッド(開閉体、可動部材)13によって開閉可能である。トランクリッド13は、荷室12の両側に設けた一対のヒンジ14に支持されている。各ヒンジ14は、車体10に対して、軸14aを中心に回動可能に支持されている。軸14aを中心とする一対のヒンジ14の回動によって、トランクリッド13が開閉する。
トランクリッド13の下部にロック機構15を備える。ロック機構15は、図示を省略するフックとラチェットを有しており、トランクリッド13を閉じると、車体10に設けたストライカ16に対してフックが嵌合し、ラチェットがフックの保持位置を維持させてロック状態になる。車室11内に備えたロック解除部材(不図示)や、トランクリッド13の外面に備えた解錠用キー孔(不図示)へのキー操作によって、ロック機構15のロック状態を解除することができる。
トランクリッド13はアクチュエータの駆動力によって開閉駆動される、いわゆるパワートランクリッドである。トランクリッド13を開閉駆動するアクチュエータとして、伸縮駆動ユニット(駆動部)20を有する。伸縮駆動ユニット20の一端が荷室12の内側で車体10に接続し、伸縮駆動ユニット20の他端がヒンジ14に接続し、この両端の接続箇所の距離を変化させる伸縮動作によって、ヒンジ14が軸14aを中心として回動する。伸縮駆動ユニット20が接続しているのは、左右一対のヒンジ14のうち片方のみである(図9参照)。他方のヒンジ14は、トランクリッド13を支持しながら従動する。
図2は、開閉体駆動装置を構成するヒンジ14と伸縮駆動ユニット20を示した側面図である。図2では、トランクリッド13が閉じた状態(第1の位置)のヒンジ14を実線で示し、トランクリッド13が開いた状態(第2の位置)のヒンジ14を一点鎖線で示している。ヒンジ14の一端付近が軸14aにより支持されており、ヒンジ14の他端側に位置する支持部14bがトランクリッド13に固定される。軸14aと支持部14bの間に、コ字状に屈曲する屈曲部14cが形成されている。
伸縮駆動ユニット20は、モータユニット21とガイドチューブ22と進退ロッド23とを備えている。ガイドチューブ22の一端にモータユニット21が取り付けられている。進退ロッド23は、ガイドチューブ22のうちモータユニット21が取り付けられる側と反対側の端部から突出しており、ガイドチューブ22に対して長手方向(軸方向)に進退可能である。モータユニット21は、駆動源であるモータ21aと、モータ21aの回転を減速して伝達する減速ギヤ機構21bと、を有している。モータ21aを駆動すると、減速ギヤ機構21bを介して駆動力が進退ロッド23に伝わり、進退ロッド23がガイドチューブ22に対して進退移動を行う。
モータユニット21には車体接続部24が設けられている。進退ロッド23の先端にはソケット25が設けられている。車体接続部24とソケット25は、伸縮駆動ユニット20の長手方向の一端と他端に位置している。車体接続部24は、荷室12の内壁に設けた車体10側の接続突起26(図9)に対して、車幅方向に向く軸線24x(図2及び図9に仮想的に示す)を中心として、回動可能に支持される。ソケット25は、後述する接続構造により、ヒンジ14に対して接続している。
図2に示す伸縮駆動ユニット20の位置は、トランクリッド13が閉じた状態のものである。この状態からモータ21aを駆動して進退ロッド23をガイドチューブ22内への引き込み方向(ソケット25を車体接続部24に近づける方向)に動作させると、ソケット25から屈曲部14cに力が加わって、ヒンジ14が軸14aを中心として図2中の反時計方向に回動する。ヒンジ14の当該回動によってトランクリッド13が開かれる。そして、進退ロッド23がガイドチューブ22に所定量引き込まれると、ヒンジ14が図2に一点鎖線で示す位置に達して、トランクリッド13が全開した状態(図1)になる。モータ21aを駆動してガイドチューブ22からの進退ロッド23の突出量を大きくさせると、ヒンジ14が以上とは逆に動作してトランクリッド13が閉じられる。トランクリッド13の開閉動作の際に、伸縮駆動ユニット20は、進退ロッド23をガイドチューブ22に対して軸方向に進退させると共に、車体接続部24側の軸線24xを中心として揺動を行う。そのため、車体10に対する車体接続部24の位置は一定であり、ソケット25の位置が車体10に対して変化する。
ところで、伸縮駆動ユニット20によってトランクリッド13の開閉位置が決まるため、伸縮駆動ユニット20に動作不良(例えば、モータユニット21におけるギヤの固着等)が生じて車体接続部24とソケット25の距離を変更できない状態になると、トランクリッド13の位置が固定されしまうおそれがある。特に、トランクリッド13が閉じた状態であると、荷室12内の伸縮駆動ユニット20に対して開口部12a側からアクセスできず、伸縮駆動ユニット20の交換や状態確認が困難になる。本実施形態の開閉体駆動装置は、荷室12の外側からの操作によって伸縮駆動ユニット20とヒンジ14の接続を解除させて、トランクリッド13の固定状態を容易に解除できる接続解除手段を備えている。以下、接続解除手段を含む伸縮駆動ユニット20とヒンジ14の接続構造の詳細を説明する。
ヒンジ14には、屈曲部14cの途中にブラケット14dが設けられており(図2参照)、ブラケット14dに接続突起(突出部)30が固定されている(図8参照)。接続突起30は、ブラケット14dに対して固定される固定部31と、固定部31から突出する基部32と、基部32から先端側に進むにつれて径が小さくなる首部(小径部)33と、先端に位置して首部33よりも大径の球形状の頭部(大径部)34と、を有している。固定部31をブラケット14dに固定した接続突起30は、車幅方向に軸線30xを向けてヒンジ14の側方に突出する。
伸縮駆動ユニット20のソケット25は、接続突起30に接続される。ソケット25の詳細構造を図3から図7に示した。ソケット25は、進退ロッド23の先端部分に接続する軸端部40を有する。軸端部40は円柱状であり、その中心軸40x(図6及び図7参照)がガイドチューブ22及び進退ロッド23の長手方向に向いている。以下、中心軸40xに沿う方向を、ソケット25の軸方向、中心軸40xと垂直に交差する直線の方向を、ソケット25の径方向、中心軸40xを中心とする円周方向を、ソケット25の周方向とする。
ソケット25の軸端部40上には、中心軸40xに対して概ね垂直な面である基準面41が形成されている。ソケット25には、径方向の外側に向けて開口する嵌合孔42(図5参照)が形成されている。嵌合孔42が開口する径方向の外側方向を開口方向とする。嵌合孔42の両側に一対の側壁部43が設けられている。各側壁部43には、基準面41に対してソケット25の軸方向に突出する立壁状の規制面45が形成されている。図8に示すように、一対の規制面45は、径方向で嵌合孔42の開口方向と反対側(図8中の左方)へ進むにつれて互いの間隔を大きくする。一対の側壁部43の間に片持ち状の押さえ部46が突設されている。押さえ部46は、径方向で嵌合孔42の開口方向と反対側に突出し、軸方向で基準面41の一部に対向する。
ソケット25はさらに、径方向で嵌合孔42の延長上に位置する伝達部47を有している。より詳しくは、軸端部40から嵌合孔42の開口方向と反対側に向けて突出する延長部48が設けられ、延長部48の先端をソケット25の軸方向に屈曲させて伝達部47が形成されている。伝達部47の周方向の中央にはスリット(ワイヤ案内部)49が形成されている。スリット49は、ソケット25の径方向に伝達部47を貫通している。スリット49はソケット25の軸方向に向けて一定の幅で伸びており、スリット49の一端が伝達部47の先端面上に開口している(図7参照)。
ソケット25を径方向に移動させることで、嵌合孔42に対して接続突起30を挿入及び離脱させることができる。図8(A)及び図8(B)は、嵌合孔42に接続突起30が挿入された状態であり、図8(C)は、嵌合孔42から接続突起30が離脱した状態である。嵌合孔42に接続突起30を挿入すると、いわゆるボールジョイントの嵌合構造になり、ソケット25とヒンジ14の間で所定の動作の自由度を有しつつ、伸縮駆動ユニット20の伸縮方向(中心軸40xに沿う方向)の力をヒンジ14に伝達することが可能になる。
ソケット25には、嵌合孔42への接続突起30の挿入嵌合を維持させるストッパ50が支持されている。ストッパ50は板バネであり、対称な形状である一対の腕部51をワイヤ接続部(中間部)52で接続したC字状の形状を有している。一対の腕部51は、先端が対向しており、弾性変形によって互いの先端を接近及び離間させることができる。ワイヤ接続部52は、ストッパ50の外径方向へ膨出するコ字状の形状を有している。ストッパ50は基準面41と押さえ部46の間に挿入されて、ソケット25の軸方向への移動が規制される(図6参照)。各腕部51の外周側には、半球状の突起53が形成されている。
ストッパ50に操作ワイヤ(伝達手段)60が接続している。操作ワイヤ60の先端にはワイヤエンド61が取り付けられている。操作ワイヤ60をスリット49に挿入すると共に、ワイヤエンド61をワイヤ接続部52の内側に挿入することによって、操作ワイヤ60がストッパ50に対して接続した状態になる。
図9に示すように、操作ワイヤ60は、荷室12内から車室11内に延設されて、解除レバー(操作手段)62に接続する。解除レバー62を操作することで操作ワイヤ60が牽引される。誤操作防止のため、解除レバー62は、通常では車室11内で露出しないように配置されており、ヒンジ14と伸縮駆動ユニット20の接続解除操作を行う場合だけ、解除レバー62にアクセスできるように構成される。本実施形態では、リヤパーセルシェルフ17(図1)の下方に解除レバー62が配置されていて、解除レバー62を操作するときは、リヤパーセルシェルフ17に設けた蓋(不図示)を開ける。
図8(A)は、嵌合孔42に接続突起30が挿入されてヒンジ14と伸縮駆動ユニット20が接続しており、且つ解除レバー62による接続解除操作を行っていない状態である。この状態では、ストッパ50は一対の腕部51を接近させた抜止形状にあり、一対の腕部51の先端が首部33に嵌合して、嵌合孔42内からの接続突起30の離脱(ソケット25の径方向への接続突起30の相対移動)を規制する。ストッパ50自体が有する付勢力に加えて、各腕部51に設けた突起53が規制面45に対して当接することによって、一対の腕部51の拡がり方向の変形が制限されるため、ストッパ50による接続突起30の抜け止めが安定して維持される。伸縮駆動ユニット20を駆動してトランクリッド13を開閉動作させる際にソケット25と接続突起30の間に作用する力では、ストッパ50が外れることはない。
トランクリッド13が閉じた状態で伸縮駆動ユニット20が動作しなくなる等の不具合が生じた場合に、解除レバー62を操作することで、ヒンジ14と伸縮駆動ユニット20の接続を解除してトランクリッド13を開くことが可能になる。具体的には、解除レバー62を操作すると操作ワイヤ60が牽引される。すると、図8(B)に示すように、ワイヤエンド61からワイヤ接続部52に牽引力が伝わり、ストッパ50が接続突起30から離れる方向に引かれる。操作ワイヤ60によって牽引されたストッパ50は、ソケット25の伝達部47に接近しながら、接続突起30の首部33から頭部34に沿って一対の腕部51の先端を摺接させて弾性変形し、一対の腕部51の間隔を拡大させた解放形状になる。
ストッパ50は、基準面41と押さえ部46に挟まれてソケット25の軸方向への移動が制限されるため、操作ワイヤ60による牽引方向へスムーズに移動することができる。また、ストッパ50に設けたコ字状のワイヤ接続部52の内側にワイヤエンド61を収容しているため、ストッパ50に対するワイヤエンド61の大きな位置ずれや傾きをワイヤ接続部52の内面によって制限し、効率良く安定した牽引力の伝達を実現できる。
図8(B)に示すように、操作ワイヤ60を介してストッパ50が所定量牽引されると、ワイヤ接続部52が伝達部47に当接する。すると、操作ワイヤ60による牽引力がストッパ50を介してソケット25にも伝わるようになり、ソケット25とストッパ50が共に接続突起30から離れる方向に移動する。ソケット25の周方向への伝達部47の長さは、ワイヤ接続部52の幅よりも大きく、ワイヤ接続部52を伝達部47に確実に当接させて牽引力を伝達することができる。
操作ワイヤ60による牽引を継続してソケット25とストッパ50を共に移動させると、図8(C)に示すように、嵌合孔42から接続突起30が抜ける。ストッパ50は、接続突起30の頭部34の位置を通過すると、一対の腕部51の間隔を拡げた解放形状を解消して抜止形状に戻る。なお、車体接続部24と接続突起26もボールジョイントの接続構造であるため、伸縮駆動ユニット20において、ソケット25の位置を車幅方向に変化させて接続突起30から分離させる接続解除動作(車幅方向への伸縮駆動ユニット20の傾動)が許容される。
図8(C)のようにソケット25が接続突起30から外れると、伸縮駆動ユニット20によるヒンジ14の動作制限が解消されるため、手動によるトランクリッド13の開閉動作が可能になる。ロック機構15のロックがかかっている場合には、ロック機構15のロック解除を行うことで、手動によりトランクリッド13を開くことができる。そして、トランクリッド13を開いた状態にして、荷室12の開口部12aを通して伸縮駆動ユニット20の交換や状態確認を行うことができるので、作業性に優れている。また、解除レバー62の操作によってソケット25をヒンジ14から分離させる際に、ストッパ50が弾性変形して接続突起30に対する嵌合を解除して嵌合孔42から接続突起30が抜けるので、接続突起30にはダメージが加わらない。よって、車体10やヒンジ14の側の部品交換を要さず、伸縮駆動ユニット20の交換のみで簡単に修理することができる。
図8(A)から図8(C)に示すように、操作ワイヤ60は、ストッパ50及びソケット25を車幅方向に牽引して接続突起30から分離させる。この分離時のストッパ50及びソケット25に対する操作ワイヤ60の牽引方向を、図9に矢印Fで示した。そのため、図9に示す操作ワイヤ60の配索経路において、操作ワイヤ60を矢印F方向に移動するように方向付けてストッパ50に接続させることで、スムーズな力の伝達を実現できる。本実施形態では、ソケット25に設けたスリット49が、車幅方向に向けて貫通しており、ストッパ50の直前で矢印Fに沿うように操作ワイヤ60の延設方向を定める機能を有している。
なお、スリット49以外の構造によって操作ワイヤ60延設方向を定めてもよい。例えば、ソケット25において延長部48をさらに径方向(図8中の左方)に延長して、伝達部47よりもストッパ50から離間した位置に、スリット49とは別のワイヤ案内部を設けてもよい。このワイヤ案内部からスリット49までの間で操作ワイヤ60の向きが定められるので、ワイヤエンド61とワイヤ接続部52の直近で急激に操作ワイヤ60が屈曲されるような配索を回避できる。
また、操作ワイヤ60の方向付けを行うワイヤ案内部を、ヒンジ14に設けることも可能である。トランクリッド13の開閉時に、ソケット25はヒンジ14の軸14aを中心とした移動を行う。そのため、ワイヤ案内部をヒンジ14に設ける構成でも、接続突起30からのソケット25の分離方向に向けて、操作ワイヤ60を無理なく配索させることができる。具体的には、ヒンジ14にブラケットを追加して、ブラケット上にワイヤ案内部を形成するとよい。
操作ワイヤ60の最終的な方向付けは、上記のように、車体10に対する可動部分であるソケット25やヒンジ14に設けたワイヤ案内部(スリット49を含む)で行うことが好ましい。一方、ソケット25からある程度の距離がある操作ワイヤ60の途中位置では、車体10(荷室12の内面等)に設けたワイヤ案内部によって操作ワイヤ60の延設方向を定めることも可能である。
以上のように、本実施形態の開閉体駆動装置では、荷室12の外側に配置した解除レバー62を操作することによって、荷室12内の伸縮駆動ユニット20とヒンジ14との接続が解除される。従って、伸縮駆動ユニット20に動作不良等が生じても、トランクリッド13やヒンジ14を破壊せずに簡単な作業でトランクリッド13を開閉可能な状態にさせて、必要な修理を行うことができる。
特に、操作ワイヤ60でストッパ50を牽引すると、ストッパ50が解放形状に変化するだけでなく、ストッパ50がソケット25に当接して分離方向の力を伝達する。そのため、操作ワイヤ60による一方向の牽引動作で、ストッパ50の解放動作とソケット25の分離動作とを行わせることができ、部品点数が少ないシンプルな構造の操作系でありながら、ヒンジ14からの伸縮駆動ユニット20の分離完了まで確実に動作させることができる。
また、操作ワイヤ60の牽引によって、接続突起30の外面(首部33と頭部34)に沿って一対の腕部51を移動させてストッパ50の弾性変形を行わせている。この構成は、解除レバー62からソケット25及びストッパ50に至る操作力の伝達構造がシンプルであり、コストやスペース効率の点で優れている。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々に変更して実施することが可能である。例えば、上記実施形態は、伸縮駆動ユニット20のうち、可動のトランクリッド13(ヒンジ14)側に接続しているソケット25の接続解除に適用したものであるが、車体接続部24と車体10側の接続突起26との接続解除に適用することも可能である。この場合、車体接続部24が本発明におけるソケットになり、接続突起26が本発明における突出部になる。そして、車体接続部24及び接続突起26を、上述したソケット25及び接続突起30と同様の接続構造にして、荷室12の外側からの操作によって、車体接続部24と接続突起26との接続を解除させることができる。
伸縮駆動ユニット20は車体接続部24の軸線24xを軸として回動するため、車体10に対する車体接続部24の位置はほぼ一定である。そのため、車体接続部24の接続解除に本発明を適用する場合、車体接続部24に接続する操作ワイヤの配索(方向付け)を、車体10側の構造物を用いてシンプルに行いやすい。一方、車体接続部24は、車室11からの距離が大きいため、解除レバー62を操作手段とする場合には、ソケット25に接続させるよりも操作ワイヤの長さを要する。
逆に、上記実施形態のようにソケット25の接続解除に本発明を適用する場合、解除レバー62からソケット25までの距離が、車体接続部24に比して近くなるため、操作ワイヤ60の長さを短くできる。一方、操作ワイヤ60の配索と方向付けについては、伸縮駆動ユニット20の回動により位置変化するソケット25に対応させる必要がある。
このように、伸縮駆動ユニット20の両端のいずれにおける接続箇所にも本発明を適用可能であり、それぞれの利点を考慮して適用する接続箇所を選択するとよい。例えば、荷室12の側方の車体10外面に、蓋で開閉される収容部を設け、この収容部内に解除レバー62に代わる操作手段を備える構成にすれば、操作手段から車体接続部24までの距離を近くできるので、操作手段から延びる操作ワイヤを車体接続部24に接続させやすい。また、操作ワイヤに代えて、棒状の伝達手段等を用いることも可能になる。
上記実施形態では、操作ワイヤ60を牽引すると、一対の腕部51が接続突起30の頭部34を通過する際に頭部34によって押し拡げられてストッパ50の弾性変形が生じる。当該構成とは異なり、一対の腕部51の基端付近(ワイヤ接続部52との境界付近)に当接する押し込み部(不図示)をソケット25(基準面41上や伝達部47)に設け、ストッパ50が操作ワイヤ60により牽引されたときに、押し込み部からの押圧力によって一対の腕部51の間隔が拡がるように構成することも可能である。この構成は、一対の腕部51が基端付近を支点として弾性変形されるので、ソケット25の径方向へのストッパ50の移動量に対する一対の腕部51の変形量が大きくなる。
別の形態として、ストッパ50とは独立して動作可能な解除動作部を備え、操作ワイヤ60等から操作力が伝達されると、解除動作部が一対の腕部51を内側から押圧して間隔を拡げさせる構成にすることも可能である。この構成では、接続突起30の頭部34の形状に依存せずにストッパ50を解放形状にさせることができるので、ボールジョイント以外の接続構造にも適用しやすい。
上記実施形態では、ソケット25と接続突起30の接続を維持させるストッパ50を板バネとしたが、金属製の板バネ以外をストッパとすることも可能である。例えば、合成樹脂製のストッパを用いてもよい。合成樹脂製のストッパは、肉厚を適宜設定することにより、上記実施形態における一対の腕部51に相当する部位を形成可能である。また、ワイヤ接続部52に代わるワイヤ接続部分として、合成樹脂製のストッパにワイヤエンド61を収容する凹部を設けることが可能である。
上記実施形態は、ヒンジ14の支持部14bがトランクリッド13に固定され、トランクリッド13とヒンジ14が一体的に動作する関係である。当該構造と異なり、それぞれが異なる動作を行う複数の部材からなるリンク機構によってトランクリッド13を開閉可能に支持することもできる。この場合、接続突起30に相当する接続用の突出部を、リンク機構の特定の構成部材に設けて、伸縮駆動ユニット20のソケット25を接続させる。
さらに異なる形態として、車体10に対してトランクリッド13が直接に軸支され、接続突起30に相当する接続用の突出部をトランクリッド13に設ける(伸縮駆動ユニット20のソケット25がトランクリッド13側に直接的に接続する)構成にも適用が可能である。
すなわち、本発明では、ソケットが接続する突出部を設ける対象として、開閉体を支持する支持部(ヒンジ14やリンク機構)と開閉体自体のいずれを選択することも可能であり、さらに支持部の構成はヒンジ14に制限されない。
本発明は、上記実施形態のようにトランクリッドを開閉させる駆動装置に好適であるが、トランクリッド以外の開閉体の駆動装置にも適用が可能である。すなわち、車両における荷室12のような空間を開閉する開閉体であり、当該空間内に開閉体を駆動する駆動部が配置されているという要件を満たしていれば適用可能である。
また、本発明の実施の形態は上記実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
10 :車体
11 :車室
12 :荷室(空間)
12a :開口部
13 :トランクリッド(開閉体、可動部材
14 :ヒンジ
20 :伸縮駆動ユニット(駆動部)
21 :モータユニット
21a :モータ(駆動源)
21b :減速ギヤ機構
22 :ガイドチューブ
23 :進退ロッド
24 :車体接続部
25 :ソケット
26 :接続突起(突出部)
30 :接続突起(突出部)
33 :首部(小径部)
34 :頭部(大径部)
42 :嵌合孔
45 :規制面
46 :押さえ部
47 :伝達部
49 :スリット(ワイヤ案内部)
50 :ストッパ
51 :腕部
52 :ワイヤ接続部(中間部)
53 :突起
60 :操作ワイヤ(伝達手段)
61 :ワイヤエンド
62 :解除レバー(操作手段)

Claims (7)

  1. 車体に形成した空間の開口部を開閉可能に支持された開閉体と、
    前記車体側と前記開閉体側に接続し、駆動源の駆動力によって前記車体側と前記開閉体側の互いの接続箇所の距離を変化させて前記開閉体の開閉動作を行わせる駆動部と、
    を備え、前記開閉体側又は前記車体側に接続用の突出部を設けた車両の開閉体駆動装置であって、
    前記駆動部に設けた、前記突出部が挿入嵌合されるソケットと、
    前記ソケットに支持され、前記突出部からの前記ソケットの分離を規制する抜止形状と、前記突出部に対する前記ソケットの分離を許す解放形状とに変化するストッパと、
    前記空間外に設けた操作手段の操作に応じて、前記ストッパを前記抜止形状から前記解放形状に変化させる力を伝達する伝達手段と、
    を備えることを特徴とする車両の開閉体駆動装置。
  2. 前記ストッパは、弾性変形により互いの間隔を変化させる一対の腕部と、前記一対の腕部を接続する中間部とを有し、前記一対の腕部の間隔を拡げて前記抜止形状から前記解放形状に変化する、請求項1に記載の車両の開閉体駆動装置。
  3. 前記伝達手段は、前記中間部に接続して、前記操作手段の操作に応じて前記突出部から前記ソケットが分離する方向へ前記ストッパを牽引するワイヤを備え、
    前記ソケットは、前記ワイヤにより牽引される前記ストッパの移動力を受ける伝達部を有し、前記ストッパと共に移動して前記突出部から分離する、請求項2に記載の車両の開閉体駆動装置。
  4. 前記ソケットは、前記ストッパを牽引する方向に前記ワイヤの延設方向を定めるワイヤ案内部を備える、請求項3に記載の車両の開閉体駆動装置。
  5. 前記ストッパの前記抜止形状で、前記一対の腕部が前記突出部の小径部に嵌合し、
    前記ワイヤで前記ストッパを牽引すると、前記一対の腕部が前記突出部の大径部に当接して前記解放形状に変化する、請求項3又は4に記載の車両の開閉体駆動装置。
  6. 前記開閉体は、荷室の開口部を開閉可能なトランクリッドであり、
    前記操作手段が車室内に設けられる、請求項1から5のいずれか1項に記載の車両の開閉体駆動装置。
  7. 車体に対して第1の位置と第2の位置に動作可能に支持された可動部材と、
    前記車体側と前記可動部材側に接続し、駆動源の駆動力によって前記車体側と前記可動部材側の互いの接続箇所の距離を変化させて前記可動部材を前記第1の位置と前記第2の位置に動作させる駆動部と、
    を備え、前記可動部材側又は前記車体側に接続用の突出部を設けた車両の可動部材駆動装置であって、
    前記駆動部に設けた、前記突出部が挿入嵌合されるソケットと、
    前記ソケットに支持され、前記突出部からの前記ソケットの分離を規制する抜止形状と、前記突出部に対する前記ソケットの分離を許す解放形状とに変化するストッパと、
    操作手段の操作に応じて、前記ストッパを前記抜止形状から前記解放形状に変化させる力を伝達する伝達手段と、
    を備えることを特徴とする車両の可動部材駆動装置。
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