JP7125829B2 - ウレタン(メタ)アクリレートの製造方法 - Google Patents
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1. ウレタン(メタ)アクリレートを製造する方法であって、
(a)有機ビスマス化合物及び有機コバルト化合物の組合せを含む触媒又は(b)有機ビスマス化合物及び有機亜鉛化合物の組合せを含む触媒の存在下において、少なくともa)イソシアネート化合物とb)水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物とを反応させる工程
を含むことを特徴とするウレタン(メタ)アクリレートの製造方法。
2. 前記工程が温度80℃以下及び圧力0.2MPa以下で実施される、前記項1に記載の製造方法。
3. 有機ビスマス化合物がカルボン酸ビスマス塩であり、有機コバルト化合物がカルボン酸コバルト塩であり、有機亜鉛化合物がカルボン酸亜鉛塩である、前記項1又は2に記載の製造方法。
4. 前記工程が、有機溶剤を含む液相中にて実施される、前記項1~3のいずれかに記載の製造方法。
5. 前記工程が、
(1)A液として少なくともイソシアネート化合物が有機溶剤に溶解した溶液と、B液として少なくとも水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物が有機溶剤に溶解した溶液と前記触媒とを含む混合液とを混合する工程、又は
(2)A液として少なくともイソシアネート化合物が有機溶剤に溶解した溶液と前記触媒とを含む混合液と、B液として少なくとも水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物が有機溶剤に溶解した溶液とを混合する工程
により実施される、前記項1~4のいずれかに記載の製造方法。
6. A液及びB液を一定の流量で連続的に供給しながら混合する、前記項5に記載の製造方法。
本発明の製造方法は、ウレタン(メタ)アクリレートを製造する方法であって、
(a)有機ビスマス化合物及び有機コバルト化合物の組合せを含む触媒又は(b)有機ビスマス化合物及び有機亜鉛化合物の組合せを含む触媒の存在下において、少なくともa)イソシアネート化合物とb)水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物とを反応させる工程
を含むことを特徴とする。
a成分とb成分とを反応させる系としては、本発明の効果を妨げない限りは特に制限されず、液相、気相等のいずれであっても良いが、特に液相を採用することが好ましい。
本発明の製造方法では、a成分とb成分とを触媒A又はBの存在下で反応させるので、比較的温和な条件下で実施することができる。
触媒としては、(a)有機ビスマス化合物及び有機コバルト化合物の組合せを含む触媒(触媒A)又は(b)有機ビスマス化合物及び有機亜鉛化合物の組合せを含む触媒(触媒B)を用いる。本発明では、このような特定の組合せを含む触媒A又は触媒Bを用いることにより、効率的に高分子量のウレタン(メタ)アクリレートを合成することができる。
本発明では、少なくとも上記a成分及び上記b成分を出発材料として採用し、これらを反応させることにより重合体を調製する。これらの出発材料自体は、公知のウレタン(メタ)アクリレート(あるいはウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー)の製造方法で使用されている出発材料と同様のもの用いることができる。従って、必要に応じてポリオール化合物(c成分)等も併用することができる。以下、これらの出発材料となる各成分について説明する。
イソシアネート化合物としては、例えばブチルイソシアネート、オクチルイソシアネート、フェニルイソシアネート等のモノイソシアネート;トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリフェニルメタンポリイソシアネート、変性ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族系ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、リジントリイソシアネート等の脂肪族系ポリイソシアネート;水添化ジフェニルメタンジイソシアネート、水添化キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン等の脂環式系ポリイソシアネートのほか、イソシアネートの3量体又は多量体(アダクト体、ビュレット体、イソシアヌレート体、アロファネート体)が挙げられる。これらは、1種又は2種以上で用いることができる。
水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物として、例えば2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6-ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート等のアルキル基の炭素数が1~16(好ましくは1~12)のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;グリセリンモノ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリロイルホスフェート、2-(メタ)アクリロイロキシエチル-2-ヒドロキシプロピルフタレート、カプロラクトン変性2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、脂肪酸変性-グリシジル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-(メタ)アクリロイロキシプロピル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート、コハク酸変性ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート等のエチレン性不飽和基を1個有する化合物、グリセリンジ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-(メタ)アクリロイル-オキシプロピル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、コハク酸変性ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート等のエチレン性不飽和基を2個有する化合物、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、コハク酸変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等のエチレン性不飽和基を3個以上有する化合物等を挙げることができる。これらは、1種又は2種以上で用いることができる。
ポリオール化合物としては、例えば脂肪族ポリオール、脂環族ポリオール、ポリエーテル系ポリオール、ポリエステル系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオール、ポリオレフィン系ポリオール、ポリブタジエン系ポリオール、(メタ)アクリル系ポリオール、ポリシロキサン系ポリオール等を挙げることができる。これらは、1種又は2種以上で用いることができる。
出発材料を用いる割合は、所望のウレタン(メタ)アクリレートの構造・特性に応じて適宜設定することができる。例えば、イソシアネート化合物(a成分)1モルに対し、水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物(b成分)を0.3~1.5モル(好ましくは0.5~1.2モル)を用いることができる。また、ポリオール化合物(c成分)も用いる場合は、ソシアネート化合物(a成分)1モルに対し、ポリオール化合物(c成分)を0.3~1.5モル(好ましくは0.5~1.2モル)を用いることができる。
反応生成物として得られるウレタン(メタ)アクリレートは、ウレタン結合を1個以上有するものであれば良く、モノマー、オリゴマー又はポリマーのように所望の分子量に応じた反応生成物が得られる。
フロー法により本発明の製造方法を実施する形態について説明する。フロー法による製造方法では、反応装置としてマイクロリアクター(フローリアクターとも呼ばれている。)を用いて好適に実施することができる。マイクロリアクター(装置)自体は、公知又は市販のものを用いることができる。
図1に示すマイクロリアクターを用いてウレタン(メタ)アクリレートを製造した。図1に示すマイクロリアクター10は、T字型の管継手からなるマイクロミキサー13と、前記マイクロミキサー13の下流に連結されたリアクター14とを含んで構成される。
マイクロミキサー13は、株式会社ワイエムシー製(型番YMC-P-0019、SUS製T字リアクター、内径0.5mm)を使用した 。また、マイクロミキサー13には、その内部に第一の導入路12a、第二の導入路12b及びこれらが合流する流路が連結されている。マイクロミキサー13内においては、そのいずれの内径も同じである。
リアクター14としては、株式会社ワイエムシー製PTFEチューブ(内径=1mm、長さ=14cm)を使用した。送液用のポンプとしては、株式会社ワイエムシー製シリンジポンプ(型番YSP-101)を使用した。反応温度の調節は、マイクロリアクター全体を恒温乾燥器内(50℃)に設置することにより実施した。
イソホロンジイソシアネート(IPDI)(4.47g,20.1mmol,東京化成工業社製)を酢酸エチル(3.33g,純正化学社製)に溶解し、IPDIの酢酸エチル溶液(A)を調製した。また、グリセリンモノメタクリレート(3.6g,22.5mmol, 日油社製、製品名「ブレンマーGLM」)、ナフテン酸コバルト(23mg,0.056mmol、東京化成工業社製)、ナフテン酸ビスマス(91mg,0.88wt%, 楠本化成株式会社製、製品名「K-KAT XK-640」)を酢酸エチル(6.66g)に溶解し、ブレンマーGLM/触媒溶液(B)を調製した。IPDI溶液(A)とブレンマーGLM/触媒溶液(B)は、各々シリンジ(ディスポーザブルシリンジ)に吸い上げた後、T字型マイクロミキサーにそれぞれ流量0.286mL/hour及び0.374mL/hour、圧力0.1MPaでシリンジポンプを用いて送液した。チューブリアクター(内径1mm、長さ14cm)における滞留時間は10分間である。混合した反応溶液は、反応が安定化するまでの数分間は廃棄した。このようにしてウレタン(メタ)アクリレートを合成した。
基本的な操作は実施例1と同じであるが、滞留時間、リアクターの長さ等が異なるため、異なる点を中心に以下に示す(以下の実施例及び比較例についても同様である。)。IPDI(4.47g,20.1mmol)を酢酸エチル(3.33g)に溶解し、IPDIの酢酸エチル溶液(A)を調製した。また、ブレンマーGLM(3.6g,22.5mmol)、ナフテン酸コバルト(23mg,0.056mmol)、ナフテン酸ビスマス(91mg,0.88wt%)を酢酸エチル(6.66g)に溶解し、ブレンマーGLM/触媒溶液(B)を調製した。IPDI溶液(A)とブレンマーGLM/触媒溶液(B)は、各々シリンジに吸い上げた後、T字型マイクロミキサーにそれぞれ流量0.286mL/hour及び0.374mL/hour、圧力0.1MPaでシリンジポンプを用いて送液した。リアクター(内径1mm、長さ21cm)における滞留時間は15分間である。混合した反応溶液は、反応が安定化するまでの数分間は廃棄した。このようにしてウレタン(メタ)アクリレートを合成した。
IPDI(4.47g,20.1mmol)を酢酸エチル(3.33g)に溶解し、IPDIの酢酸エチル溶液(A)を調製した。また、ブレンマーGLM(3.6g,22.5mmol)、ナフテン酸亜鉛(18mg,0.056mmol,東京化成工業社製)、ナフテン酸ビスマス(91mg,0.88wt%)を酢酸エチル (6.66g)に溶解し、ブレンマーGLM/触媒溶液(B)を調製した。IPDI溶液(A)とブレンマーGLM/触媒溶液(B)は、各々シリンジに吸い上げた後、T字型マイクロミキサーにそれぞれ流量0.286mL/hour及び0.374mL/hour、圧力0.1MPaでシリンジポンプを用いて送液した。リアクター(内径1mm、長さ14cm)における滞留時間は10分間である。混合した反応溶液は、反応が安定化するまでの数分間は廃棄した。このようにしてウレタン(メタ)アクリレートを合成した。
IPDI(4.47g,20.1mmol)を酢酸エチル(3.33g)に溶解し、IPDIの酢酸エチル溶液(A)を調製した。また、ブレンマーGLM(3.6g,22.5mmol)、ナフテン酸コバルト(23mg,0.056mmol、東京化成工業社製)、ナフテン酸亜鉛(18mg,0.056mmol)を酢酸エチル(6.66g)に溶解し、ブレンマーGLM/触媒溶液(B)を調製した。IPDI溶液(A)とブレンマーGLM/触媒溶液(B)は、各々シリンジに吸い上げた後、T字型マイクロミキサーにそれぞれ流量0.286mL/hour及び0.374mL/hour、圧力0.1MPaでシリンジポンプを用いて送液した。リアクター(内径1mm、長さ14cm)における滞留時間は10分間である。混合した反応溶液は、反応が安定化するまでの数分間は廃棄した。このようにしてウレタン(メタ)アクリレートを合成した。
IPDI(4.47g,20.1mmol)を酢酸エチル(3.33g)に溶解し、IPDIの酢酸エチル溶液(A)を調製した。また、ブレンマーGLM(3.6g,22.5mmol)、ナフテン酸ビスマス(182mg,1.77wt%)を酢酸エチル(6.66g)に溶解し、ブレンマーGLM/触媒溶液(B)を調製した。IPDI溶液(A)とブレンマーGLM/触媒溶液(B)は、各々シリンジに吸い上げた後、T字型マイクロミキサーにそれぞれ流量0.286mL/hour及び0.374mL/hourの流量、圧力0.1MPaでシリンジポンプを用いて送液した。リアクター(内径1mm、長さ14cm)における滞留時間は10分間である。混合した反応溶液は、反応が安定化するまでの数分間は廃棄した。このようにしてウレタン(メタ)アクリレートを合成した。
IPDI(4.47g,20.1mmol)を酢酸エチル(3.33g)に溶解し、IPDIの酢酸エチル溶液(A)を調製した。また、ブレンマーGLM(3.6g,22.5mmol)、ナフテン酸コバルト(45mg,0.112mmol)を酢酸エチル(6.66g)に溶解し、ブレンマーGLM/触媒溶液(B)を調製した。IPDI溶液(A)とブレンマーGLM/触媒溶液(B)は、各々シリンジに吸い上げた後、T字型マイクロミキサーにそれぞれ流量0.286mL/hour及び0.374mL/hour、圧力0.1MPaでシリンジポンプを用いて送液した。リアクター(内径1mm、長さ14cm)における滞留時間は10分間である。混合した反応溶液は、反応が安定化するまでの数分間は廃棄した。このようにしてウレタン(メタ)アクリレートを合成した。
IPDI(4.47g,20.1mmol)を酢酸エチル(3.33g)に溶解し、IPDIの酢酸エチル溶液(A)を調製した。また、ブレンマーGLM(3.6g,22.5mmol)、ナフテン酸亜鉛(36mg,0.112mmol)を酢酸エチル(6.66g,純正化学社製)に溶解し、ブレンマーGLM/触媒溶液(B)を調製した。IPDI溶液(A)とブレンマーGLM/触媒溶液(B)は、各々シリンジに吸い上げた後、T字型マイクロミキサーにそれぞれ流量0.286mL/hour及び0.374mL/hour、圧力0.1MPaでシリンジポンプを用いて送液した。リアクター(内径1mm、長さ14cm)における滞留時間は10分間である。混合した反応溶液は、反応が安定化するまでの数分間は廃棄した。このようにしてウレタン(メタ)アクリレートを合成した。
各実施例及び比較例で得られた反応溶液中のウレタン(メタ)アクリレートの数平均分子量(Mn)及び分子量分布(Mw/Mn)を測定した。その結果を表1に示す。
測定方法は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により実施した。より具体的には、メタクリレートゲルカラム(TOSOH製、α-3000)を1本配置し、温度40℃、展開溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)を用い、蒸発光散乱検出器(ELSD-LTII)検出器により測定した。キャリブレーションは、市販のPEG重合体を標準サンプルとして用いて行った。
また、ウレタン(メタ)アクリレートの理論分子量(MWc)は、下記の式によって定義し、算出した。
MWc=1/(1-p)×(MOH+MNCO)
p=2官能性イソシアネートのモル数/2官能性アルコールのモル数
MOH:2官能性アルコール(ブレンマーGML(グリセリンモノメタクリレート))の分子量
MNCO:2官能性イソシアネート(イソホロンジイソシアネート)の分子量
Claims (6)
- ウレタン(メタ)アクリレートを製造する方法であって、
有機ビスマス化合物及び有機コバルト化合物の組合せを含む触媒の存在下において、少なくともa)イソシアネート化合物とb)水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物とを反応させる工程
を含むことを特徴とするウレタン(メタ)アクリレートの製造方法。 - 前記工程が温度80℃以下及び圧力0.2MPa以下で実施される、請求項1に記載の製造方法。
- 有機ビスマス化合物がカルボン酸ビスマス塩であり、有機コバルト化合物がカルボン酸コバルト塩である、請求項1又は2に記載の製造方法。
- 前記工程が、有機溶剤を含む液相中にて実施される、請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。
- 前記工程が、
(1)A液として少なくともイソシアネート化合物が有機溶剤に溶解した溶液と、B液として少なくとも水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物が有機溶剤に溶解した溶液と前記触媒とを含む混合液とを混合する工程、又は
(2)A液として少なくともイソシアネート化合物が有機溶剤に溶解した溶液と前記触媒とを含む混合液と、B液として少なくとも水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物が有機溶剤に溶解した溶液とを混合する工程
により実施される、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。 - A液及びB液を一定の流量で連続的に供給しながら混合する、請求項5に記載の製造方法。
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