JP7124344B2 - ガスバリアフィルム - Google Patents
ガスバリアフィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7124344B2 JP7124344B2 JP2018038455A JP2018038455A JP7124344B2 JP 7124344 B2 JP7124344 B2 JP 7124344B2 JP 2018038455 A JP2018038455 A JP 2018038455A JP 2018038455 A JP2018038455 A JP 2018038455A JP 7124344 B2 JP7124344 B2 JP 7124344B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- metal aluminum
- gas barrier
- value
- aluminum film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
1.0×10-3≦(IA/IB)/T≦3.5×10-3 … (1)
(A/B)/T≧3.8×10-3 … (2)
(上記式(1)および式(2)中、IAは、上記金属アルミニウム膜に対するCuKα線を用いたX線回折測定において2θ=38.5°±1.0°に位置する回折ピークのピーク強度(cps)を表し、IBは、金属アルミニウム箔に対するCuKα線を用いたX線回折測定において2θ=44.6°±1.0°に位置する回折ピークのピーク強度(cps)を表し、Aは、蛍光X線分析により測定される上記金属アルミニウム膜のアルミニウム元素のピーク強度(kcps)を表し、Bは、蛍光X線分析により測定される金属アルミニウム箔のアルミニウム元素のピーク強度(kcps)を表し、Tは上記金属アルミニウム膜の厚み(nm)を表す。)
1.0×10-3≦(IA/IB)/T≦3.5×10-3 … (1)
(A/B)/T≧3.8×10-3 … (2)
(上記式(1)および式(2)中、IAは、上記金属アルミニウム膜に対するCuKα線を用いたX線回折測定において2θ=38.5°±1.0°に位置する回折ピークのピーク強度(cps)を表し、IBは、金属アルミニウム箔に対するCuKα線を用いたX線回折測定において2θ=44.6°±1.0°に位置する回折ピークのピーク強度(cps)を表し、Aは、蛍光X線分析により測定される上記金属アルミニウム膜のアルミニウム元素のピーク強度(kcps)を表し、Bは、蛍光X線分析により測定される金属アルミニウム箔のアルミニウム元素のピーク強度(kcps)を表し、Tは上記金属アルミニウム膜の厚み(nm)を表す。)
本開示における金属アルミニウム膜は、基材の一方の面に形成され、下記式(1)および式(2)の関係を満たす。
1.0×10-3≦(IA/IB)/T≦3.5×10-3 … (1)
(A/B)/T≧3.8×10-3 … (2)
(上記式(1)および式(2)中、IAは、上記金属アルミニウム膜に対するCuKα線を用いたX線回折測定において2θ=38.5°付近に位置する回折ピークのピーク強度(cps)を表し、IBは、金属アルミニウム箔に対するCuKα線を用いたX線回折測定において2θ=44.6°付近に位置する回折ピークのピーク強度(cps)を表し、Aは、蛍光X線分析により測定される上記金属アルミニウム膜のアルミニウム元素のピーク強度(kcps)を表し、Bは、蛍光X線分析により測定される金属アルミニウム箔のアルミニウム元素のピーク強度(kcps)を表し、Tは上記金属アルミニウム膜の厚み(nm)を表す。)
光源:CuKα線(波長1.5418A)
走査軸:2θ/θ
管電圧:45kV
管電流:200mA
光学系:平行ビーム光学系
スリット構成:入射側スリット(ソーラースリット5.0°、入射スリット5mm)、受光側スリット(パラレルスリットアナライザー(PSA)0.5°)
検出器:SC-70
測定範囲:2θ=3°~80°
スキャンスピード:6.0°/分
スキャンステップ:0.01°
X線源:Rh管球・4.0kW
測定真空度:13Pa
励起条件:管電圧50kV、管電流80mA
測定径(X線照射範囲):30mmφ
測定2θ角:140°~148°
測定元素:Al(金属アルミニウム)
本開示における基材は、金属アルミニウム膜を支持する部材であれば特に限定されないが、例えば樹脂基材が好適に用いられる。上記樹脂基材として具体的には、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン樹脂フィルム;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル樹脂フィルム;環状オレフィンコポリマーフィルム:環状オレフィンポリマーフィルム;ポリスチレン樹脂フィルム;アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂)フィルム;アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)フィルム;ポリ(メタ)アクリル樹脂フィルム;ポリカーボネート樹脂フィルム;ポリビニルアルコール(PVA)やエチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)等のポリビニルアルコール系樹脂フィルム;エチレン-ビニルエステル共重合体ケン化物フィルム;各種のナイロン等のポリアミド樹脂フィルム;ポリイミド樹脂フィルム;ポリウレタン樹脂フィルム;アセタール樹脂フィルム;トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース樹脂フィルム;その他の各種の樹脂フィルムないしシートを挙げることができる。中でもポリエステル樹脂フィルムが好ましくPETフィルムがより好ましい。耐熱性があり且つコシがあるため、金属アルミニウム膜を蒸着法により形成しやすいからである。
本開示のガスバリアフィルムは、任意の構成を有していてもよい。任意の構成としては、例えば、オーバーコート層、アンダーコート層、ヒートシール層、保護層、ハードコート層等、一般的なガスバリアフィルムの構成に含まれる部材を挙げることができる。
本開示のガスバリアフィルムの水蒸気透過度は、低いほど好ましく、例えば0.5g/(m2・day)以下であることが好ましく、中でも0.2g/(m2・day)以下、特に0.1g/(m2・day)以下であることが好ましい。上記水蒸気透過度の値は、初期水蒸気透過度とすることができる。
本開示のガスバリアフィルムの製造方法は、上記式(1)および(2)を具備する金属アルミニウム膜を形成することが可能な方法であれば特に限定されないが、例えば抵抗加熱式による真空蒸着法が挙げられる。具体的には、基材を巻き出し装置にセットし、上記基材を走行させながら減圧した真空蒸着機に通し、上記真空蒸着機内で、抵抗加熱部にアルミワイヤをフィードして溶融し気化した金属アルミニウムを、走行する上記基材の片面に付着堆積させる方法が挙げられる。このとき、基材の走行速度と抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)との関係、真空蒸着機内に通す回数(すなわち蒸着回数)に応じて、得られる金属アルミニウム膜の上記式(1)および(2)の値を調整することができる。
本開示のガスバリアフィルムは、ガスバリア性能が求められる用途に使用することができる。中でも、屈曲して用いられる用途に好適に用いることができる。このような用途としては、例えば、食品用包材、医薬品用包材、電池用包材、真空断熱材用外包材等の包装用途、樹脂等の輸送用包材用途、太陽電池、電子ペーパー、有機EL素子、液晶表示素子、薄膜トランジスタ、タッチパネル等の電子デバイス用部材の用途等に用いられる。
基材としてポリエチレンテレフタレート(以下、PETとする。)フィルム(東レ加工フィルム製 P60)を連続式真空蒸着機(APPLIED MATERIALS社製 TopMet)の巻き出し装置にセットし、走行速度310m/minで走行させながら1回蒸着により片面に金属アルミニウム膜を形成後、得られたガスバリアフィルムを巻き取った。上記金属アルミニウム膜は、1.0×10-1Pa未満に減圧した真空蒸着機内で、抵抗加熱部にアルミワイヤをフィードして溶融し、気化した金属アルミニウムを走行するPETフィルムの片面に付着堆積させて形成した。このとき抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)は7.8kW~8.0kWの範囲とした。得られたガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜の厚みを下記の方法で計測したところ74nmであった。
基材としてPETフィルム(東レ加工フィルム製 ルミラーP60)を連続式真空蒸着機(APPLIED MATERIALS社製 TopMet)の巻き出し装置にセットし、走行速度440m/minで走行させながら片面に気化した金属アルミニウムを付着堆積させて(1回目蒸着)中間体フィルムを形成し、その後巻き取った。1回目蒸着では、1.0×10-1Pa未満に減圧した真空蒸着機内で、抵抗加熱部にアルミワイヤをフィードして溶融し、気化した金属アルミニウムを走行するPETフィルムの片面に付着堆積させた。このとき抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)は7.5kW~8.0kWの範囲とした。巻き取った中間フィルムを、再度巻き出し装置にセットして、走行速度440m/minで走行させながら、中間フィルムの金属アルミニウム付着面に、さらに気化した金属アルミニウムを付着堆積させた(2回目蒸着)。2回の蒸着工程を経て、PETフィルムの片面に金属アルミニウム膜が形成されたガスバリアフィルムを得た。その後、得られたガスバリアフィルムを巻き取った。2回目蒸着では、抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)を8.0kW~8.5kWの範囲としたこと以外は1回目と同じ条件で金属アルミニウムを付着堆積した。得られたガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜の厚みを下記の方法で計測したところ134nmであった。
PETフィルムの走行速度を425m/minとし、抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)を8.0kW~8.5kWの範囲としたこと以外は、実施例1と同様にしてガスバリアフィルムを得た。得られたガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜の厚みを下記の方法で計測したところ42nmであった。
PETフィルムの片面に金属アルミニウム蒸着膜が形成された市販品のガスバリアフィルム(東レフィルム加工社製 TAF1519)を用いた。金属アルミニウム膜の厚みを下記の方法で計測したところ70nmであった。
PETフィルムの走行速度を325m/minとし、抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)を9.0kW~9.5kWの範囲としたこと以外は、実施例1と同様にしてガスバリアフィルムを得た。得られたガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜の厚みを下記の方法で計測したところ76nmであった。
1回目蒸着において、PETフィルムの走行速度を415m/minとし、抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)を8.0kW~8.5kWの範囲としたこと、ならびに、2回目蒸着において、中間フィルムの走行速度を250m/minとし、抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)を9.0kW~9.5kWの範囲としたこと以外は、実施例2と同様にしてガスバリアフィルムを得た。得られたガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜の厚みを下記の方法で計測したところ136nmであった。
PETフィルムの走行速度を300m/minとし、抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)を8.0kW~9.0kWの範囲としたこと以外は、実施例1と同様にしてガスバリアフィルムを得た。得られたガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜の厚みを下記の方法で計測したところ49nmであった。
PETフィルムの走行速度を230m/minとし、抵抗加熱部への供給電力値(蒸着ボード電力値)を8.0kW~9.0kWの範囲としたこと以外は、実施例1と同様にしてガスバリアフィルムを得た。得られたガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜の厚みを下記の方法で計測したところ75nmであった。
(評価1.金属アルミニウム膜の厚みT測定)
実施例1~3および比較例1~5で得た各ガスバリアフィルムから、所望のサイズにサンプルを切り出し、切り出したサンプルの外周を硬化樹脂(丸本ストルアス製 冷間埋め込み樹脂エポフィックス)で固めて固定した。固定された上記サンプルを、ダイヤモンドナイフで厚さ方向に切断して断面を露出させ、走査型電子顕微鏡(日立ハイテク製 SU-8000)を用いて露出した断面の画像を倍率10万倍程度で取得し、画像中でおよそ等間隔の3点で厚みを計測した。この操作を各ガスバリアフィルムにつき3つのサンプルに対して行い、計9個の計測値の平均を各ガスバリアフィルムにおける金属アルミニウム膜の厚みTの値とした。
(1)ガスバリアフィルムにおける金属アルミニウム膜のIAの値
実施例1~3および比較例1~5で得た各ガスバリアフィルムをX線回折装置の試料台の上に置き、金属アルミニウム膜を測定面として下記の条件でX線回折測定(XRD)を行い、回折スペクトルにおける2θ=38.5°付近に位置する回折ピークの高さを求めた。なお、非晶ハローピークの影響を排除するため、得られた回折スペクトルにおいて半値幅が6°以下となる波形を回折ピークと定義した。各ガスバリアフィルムにおいて3か所以上で測定し、得られた回折ピークの高さの平均値を、そのガスバリアフィルムにおける金属アルミニウム膜のIAの値とした。
(XRD測定条件)
X線回折装置:リガク製 SmartLab
光源:CuKα線(波長1.5418A)
走査軸:2θ/θ
管電圧:45kV
管電流:200mA
光学系:平行ビーム光学系
スリット構成:入射側スリット(ソーラースリット5.0°、入射スリット5mm)、受光側スリット(パラレルスリットアナライザー(PSA)0.5°)
検出器:SC-70
測定範囲:2θ=3°~80°
スキャンスピード:6.0°/分
スキャンステップ:0.01°
厚み6.0μmの金属アルミニウム箔(UACJ社製 BESPA)を用い、ミラー面を測定面として、IAの値の測定と同じ上記条件でX線回折測定を行い、得られた回折スペクトルにおける2θ=44.6°付近に位置する回折ピークの高さを求めた。なお、非晶ハローピークの影響を排除するため、得られた回折スペクトルにおいて半値幅が6°以下となる波形を回折ピークと定義した。金属アルミニウム箔において3か所以上で測定し、得られた回折ピークの高さの平均値を、その金属アルミニウム箔のIBの値とした。
ガスバリアフィルムにおける金属アルミニウム膜のIAの値および金属アルミニウム箔のIBの値、ならびに上記評価1で求めた金属アルミニウム膜の厚みTの値から、(IA/IB)/Tの値を算出した。
(1)ガスバリアフィルムにおける金属アルミニウム膜のAの値
実施例1~3および比較例1~5で得た各ガスバリアフィルムについて、ガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜を測定面として、下記の条件で蛍光X線分析(XRF)を行い、得られたAlKα線の、140°~148°の範囲を直線でつないだベースラインからのピークの高さを求めた。各ガスバリアフィルムにおいて3か所以上で測定し、得られたAlKα線のピークの高さの平均値を、そのガスバリアフィルムにおける金属アルミニウム膜のAの値とした。
(XRF条件)
X線源:Rh管球・4.0kW
測定真空度:13Pa
励起条件:管電圧50kV、管電流80mA
測定径(X線照射範囲):30mmφ
測定2θ角:140°~148°
測定元素:Al(金属アルミニウム)
厚み6.0μmの金属アルミニウム箔(UACJ社製 BESPA)を用い、ミラー面を測定面として、Aの値の測定と同じ上記条件で蛍光X線分析を行い、得られたAlKα線の、140°~148°の範囲を直線でつないだベースラインからのピークの高さを求めた。金属アルミニウム箔において3か所以上で測定し、得られたAlKα線のピークの高さの平均値を、その金属アルミニウム箔のBの値とした。
ガスバリアフィルムにおける金属アルミニウム膜のAの値および金属アルミニウム箔のBの値、ならびに上記評価1で求めた金属アルミニウム膜の厚みTの値から、(A/B)/Tの値を算出した。
実施例1~3および比較例1~5で得た各ガスバリアフィルムについて、初期水蒸気透過度を測定した。水蒸気透過度は、JIS K7129:2008(付属書B:赤外線センサ法)に準拠して、水蒸気透過度測定装置(米国MOCON社製 「PERMATRAN」)を用いて、以下の手順により測定した。まず、実施例1~3および比較例1~5で得た各ガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜側の面と、厚み12μmのPETフィルム(ユニチカ製 エンブレット-PTMB)とを接着剤(ロックペイント製 主剤RU-77T、硬化剤H-7)でラミネートしたサンプルを作製した。上記サンプルから所望のサイズに試験片を切り出し、上記試験片を、ガスバリアフィルムの金属アルミニウム膜側の面が高湿度側(水蒸気供給側)となるように水蒸気透過度測定装置の上室と下室との間に装着し、透過面積約50cm2(透過領域:直径8cmの円形)として、温度40℃、相対湿度差90%RHの条件で測定を行った。1つのガスバリアフィルムにつき、測定した試験片は3つとし、それらの測定値の平均をそのガスバリアフィルムの水蒸気透過度の値とした。
実施例1~3および比較例1~5で得た各ガスバリアフィルムについて、上記評価4で得た水蒸気透過度の測定値の平均値と上記評価1で求めた金属アルミニウム膜の厚みTの値との積を、そのガスバリアフィルムの初期疑似水蒸気透過度係数の値とした。
実施例1~3および比較例1~5で得た各ガスバリアフィルムから、幅210mm×長さ297mm(A4サイズ)の長方形の個片を採取し、ASTM F392に準拠して、ゲルボフレックステスター(テスター産業社製 BE1006)により、上記個片に対し屈曲処理を行った。上記屈曲処理は、上記個片の両短辺をゲルボフレックステスターのつかみ具に取り付け、上記個片を最大ねじれ角が440°となるようにねじりながら、3.5インチだけ縮め、次いで上記個片をねじらずに2.5インチだけさらに縮め、その後、上記個片を逆の行程で、最初の状態に戻すことを1サイクルとし、各個片について3サイクル実施した。屈曲処理後の各個片について、上記評価4の項で説明した方法および条件で水蒸気透過度を測定した。
2 … 金属アルミニウム膜
10 … ガスバリアフィルム
Claims (1)
- 基材と、前記基材の一方の面に形成された金属アルミニウム膜と、を有し、
前記金属アルミニウム膜が、下記式(1)および式(2)を満たす、ガスバリアフィルム。
1.0×10-3≦(IA/IB)/T≦3.5×10-3 … (1)
(A/B)/T≧3.8×10-3 … (2)
(前記式(1)および式(2)中、IAは、前記金属アルミニウム膜に対するCuKα線を用いたX線回折測定において2θ=38.5°±1.0°に位置する回折ピークのピーク強度(cps)を表し、IBは、合金番号A8021、厚み6μm以上の金属アルミニウム箔に対するCuKα線を用いたX線回折測定において2θ=44.6°±1.0°に位置する回折ピークのピーク強度(cps)を表し、Aは、蛍光X線分析により測定される前記金属アルミニウム膜のアルミニウム元素のピーク強度(kcps)を表し、Bは、蛍光X線分析により測定される、合金番号A8021、厚み6μm以上の金属アルミニウム箔のアルミニウム元素のピーク強度(kcps)を表し、Tは前記金属アルミニウム膜の厚み(nm)を表す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018038455A JP7124344B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | ガスバリアフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018038455A JP7124344B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | ガスバリアフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019151031A JP2019151031A (ja) | 2019-09-12 |
JP7124344B2 true JP7124344B2 (ja) | 2022-08-24 |
Family
ID=67947794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018038455A Active JP7124344B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | ガスバリアフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7124344B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234111A (ja) | 2001-02-14 | 2002-08-20 | Hiroki Nakamura | 包装用アルミ蒸着フィルム |
JP2002292777A (ja) | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Toray Ind Inc | ハイガスバリア性フィルム及びその製造方法 |
JP2017210986A (ja) | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 大日本印刷株式会社 | 真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き機器 |
JP2019152284A (ja) | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 大日本印刷株式会社 | 真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き物品 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04371567A (ja) * | 1991-06-17 | 1992-12-24 | Toray Ind Inc | 蒸着フィルムおよびその製造方法 |
-
2018
- 2018-03-05 JP JP2018038455A patent/JP7124344B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234111A (ja) | 2001-02-14 | 2002-08-20 | Hiroki Nakamura | 包装用アルミ蒸着フィルム |
JP2002292777A (ja) | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Toray Ind Inc | ハイガスバリア性フィルム及びその製造方法 |
JP2017210986A (ja) | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 大日本印刷株式会社 | 真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き機器 |
JP2019152284A (ja) | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 大日本印刷株式会社 | 真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き物品 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
佐藤正雄,蛍光X線膜厚測定,表面技術,1989年,Vol.40,No.2,p.220-225 |
誉田忠義、外3名,蛍光X線によるAl膜厚測定,真空,1990年,第33巻,第12号,p.922-927 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019151031A (ja) | 2019-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101871536B1 (ko) | 가스 배리어성 필름 | |
JP2008221830A (ja) | バリア性積層体、バリア性フィルム基板、それらの製造方法、およびデバイス | |
EP2704209A2 (en) | Back sheet for solar cell module and solar cell module including same | |
JP5521360B2 (ja) | ガスバリアフィルムの製造方法 | |
JP5907778B2 (ja) | ガスバリア積層フィルムの製造方法 | |
Fahlteich et al. | Roll-to-roll thin film coating on fluoropolymer webs–Status, challenges and applications | |
EP2982774A1 (en) | Gas barrier film and method for producing same | |
JP6766985B2 (ja) | 蓄電デバイス用外装材、蓄電デバイス用外装材の製造方法、および蓄電デバイス | |
JP5664338B2 (ja) | ガスバリア性フィルム | |
JP5664341B2 (ja) | ガスバリア性フィルム | |
JP5440005B2 (ja) | ガスバリア積層体 | |
JP7124344B2 (ja) | ガスバリアフィルム | |
JP5696085B2 (ja) | ガスバリア積層体およびその製造方法 | |
JP2014114467A (ja) | ガスバリア性フィルムの製造方法 | |
JP5412888B2 (ja) | ガスバリア性フィルム | |
CN111788425B (zh) | 真空绝热材料用外包装材料、真空绝热材料和带有真空绝热材料的物品 | |
EP4070948A1 (en) | Gas barrier film | |
JP2020063844A (ja) | 真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き物品 | |
JP2013198983A (ja) | ガスバリア性フィルム | |
JP5929074B2 (ja) | 未処理の二軸延伸petフィルム或いはシートの品質管理方法 | |
Kim et al. | Degradation of backsheets for crystalline photovoltaic modules under damp heat test | |
JP5477351B2 (ja) | ガスバリア積層体およびその製造方法 | |
JP7247494B2 (ja) | 蓄電デバイス用外装材、蓄電デバイス用外装材の製造方法、および蓄電デバイス | |
JP5720254B2 (ja) | ガスバリア積層体およびその製造方法 | |
JP5838578B2 (ja) | ガスバリア積層体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211026 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220712 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220725 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7124344 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |