JP7124138B2 - 塗装方法 - Google Patents
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Description
本発明は、塗装方法に関する。
従来、塗装乾燥炉用ヤニ除去装置は、塗装乾燥炉の炉内空間に連通する吸気部と、吸気部を通じて炉内空間からヤニを含む高温空気を吸気して旋回させる旋回処理空間と、旋回処理空間から分離空気を排気する排気部と、を有している(例えば特許文献1参照)。
このようなものでは、筒状のサイクロン容器と、サイクロン容器を冷却水との間の熱移動を利用して高温空気中で気化しているヤニ成分を回収する。
このようなものでは、筒状のサイクロン容器と、サイクロン容器を冷却水との間の熱移動を利用して高温空気中で気化しているヤニ成分を回収する。
空気中のヤニ成分は乾燥炉内で煙として存在しているが、室温程度まで温度が下がると液化する。塗装乾燥炉の出口部の低温領域で冷やされたヤニは、凝縮してワークに向けて落下してヤニたれとして塗装鋼板の表面に付着する虞があった。
このような場合、品質低下が発生する要因になり得る。塗装に難がある場合には、研磨によりヤニたれ部分の塗装面を一部または全部除去し、再塗装にて加修(修復)が行なわれる。
しかしながら、ヤニたれの規模によっては、加修に時間がかかるケースも有り、従来のヤニたれの除去手法では、後の工程の遅れを招いたり、さらに加修部分が二次不良を生じる虞がある。このため、更なる改良の余地があった。
この発明は、ヤニたれの除去による製造工程全体の時間の増大を抑制することができる塗装方法を提供することを目的とする。
このような場合、品質低下が発生する要因になり得る。塗装に難がある場合には、研磨によりヤニたれ部分の塗装面を一部または全部除去し、再塗装にて加修(修復)が行なわれる。
しかしながら、ヤニたれの規模によっては、加修に時間がかかるケースも有り、従来のヤニたれの除去手法では、後の工程の遅れを招いたり、さらに加修部分が二次不良を生じる虞がある。このため、更なる改良の余地があった。
この発明は、ヤニたれの除去による製造工程全体の時間の増大を抑制することができる塗装方法を提供することを目的とする。
本発明の塗装方法は、塗装層及びクリア層の順に積層された塗装鋼板の表面に付着したヤニたれを除去する塗装方法である。塗装方法は、洗浄シンナーを含浸させた布状吸湿体を前記表面のうちヤニたれが付着した部位に貼り付けるステップと、布状吸湿体を貼り付けた状態で所定時間維持するステップと、ウエスを取り外すステップと、塗装鋼板を乾燥炉で乾燥させるステップと、を有することを特徴としている。
本発明によれば、ヤニたれの除去による時間の増大を抑制することができる塗装方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。方向を説明する際には、特に示さない限り、基本的に運転者から見た前後,左右あるいは上下に基づいて説明する。また、本実施形態は、車両の塗装鋼板に関するものであり、「車幅方向」は「左右方向」と同義である。
本実施形態の塗装方法が用いられた車両の塗装鋼板に関する製造ラインの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の塗装方法では、車両の製造ラインに沿って、塗装工程A、除去工程B、乾燥工程C、検査工程が配置されている。車両の車体1は、製造ラインに沿って各塗装工程A、除去工程B、乾燥工程C、検査工程を通るように順次搬送される。
図1に示すように、本実施形態の塗装方法では、車両の製造ラインに沿って、塗装工程A、除去工程B、乾燥工程C、検査工程が配置されている。車両の車体1は、製造ラインに沿って各塗装工程A、除去工程B、乾燥工程C、検査工程を通るように順次搬送される。
以下、製造ラインの各塗装工程A~検査工程Dに沿って本実施形態の塗装方法について説明する。
[塗装工程A]
塗装工程Aにおいて、車体1の塗装鋼板2の表面には、金属製の鋼板2aに電着層3、中塗り層4、ベース層5が塗装層12として積層されるとともに、塗装層12の上からクリア層6が積層される(図4参照)。
塗装工程Aに設けられた塗装ブース9の周縁からは、出口部の低温領域で冷やされたヤニ10が凝縮して塗装鋼板2の表面に垂れ落ちてヤニたれ11として付着することがある(図1参照)。ヤニたれ11は、クリア層6の表面を拭き取っただけでは、変色等として残ることがある。
本実施形態の塗装方法は、図2に示すような塗装鋼板2の表面に付着したヤニたれ11を乾燥工程Cの前に設定された除去工程Bにより効率よく除去する。これにより、変色等も残ることなく外観品質が向上し、かつ製造工程全体の時間の増大が抑制される。
塗装工程Aに設けられた塗装ブース9では、塗装鋼板2の表面に電着層3、中塗り層4、ベース層5及びクリア層6の順に塗料が積層される。そして、車体1は、塗装ブース9から搬出される。
[塗装工程A]
塗装工程Aにおいて、車体1の塗装鋼板2の表面には、金属製の鋼板2aに電着層3、中塗り層4、ベース層5が塗装層12として積層されるとともに、塗装層12の上からクリア層6が積層される(図4参照)。
塗装工程Aに設けられた塗装ブース9の周縁からは、出口部の低温領域で冷やされたヤニ10が凝縮して塗装鋼板2の表面に垂れ落ちてヤニたれ11として付着することがある(図1参照)。ヤニたれ11は、クリア層6の表面を拭き取っただけでは、変色等として残ることがある。
本実施形態の塗装方法は、図2に示すような塗装鋼板2の表面に付着したヤニたれ11を乾燥工程Cの前に設定された除去工程Bにより効率よく除去する。これにより、変色等も残ることなく外観品質が向上し、かつ製造工程全体の時間の増大が抑制される。
塗装工程Aに設けられた塗装ブース9では、塗装鋼板2の表面に電着層3、中塗り層4、ベース層5及びクリア層6の順に塗料が積層される。そして、車体1は、塗装ブース9から搬出される。
[除去工程B]
本実施形態の除去工程Bでは、図4に示すように、洗浄シンナー7を含浸させた布状吸湿体としてのウエス8を用いて、クリア層6に到達しているヤニたれ11を除去する。
本実施形態のウエス8は、布製で洗浄シンナー7を一定量保持できるように吸湿性を有する布片によって構成されている。しかしながら特にこれに限らず例えば紙製のウエス等、吸湿性を有するものであればどのような材質のウエスであってもよい。
また、本実施形態のウエス8は、例えば長方形状で塗装鋼板2の上方から被せることでヤニたれ11を覆えるように所定の大きさの面積を有している。
そして、本実施形態のウエス8は、塗装鋼板2の表面の形状に追従可能となるように所定の柔軟性を有するように構成されている。また、ウエスの形状は特に長方形に限らず正方形、円形や台形等どのような形状の布状吸湿体を用いてもよい。
すなわち、布状吸湿体は、洗浄シンナー7を一定量保持して、塗装鋼板2の表面に付着したヤニたれ11を上方から覆える大きさおよび柔軟性を有するものであればよく、たとえばウエス8を折り畳んで用いてもよい。
本実施形態の除去工程Bでは、図4に示すように、洗浄シンナー7を含浸させた布状吸湿体としてのウエス8を用いて、クリア層6に到達しているヤニたれ11を除去する。
本実施形態のウエス8は、布製で洗浄シンナー7を一定量保持できるように吸湿性を有する布片によって構成されている。しかしながら特にこれに限らず例えば紙製のウエス等、吸湿性を有するものであればどのような材質のウエスであってもよい。
また、本実施形態のウエス8は、例えば長方形状で塗装鋼板2の上方から被せることでヤニたれ11を覆えるように所定の大きさの面積を有している。
そして、本実施形態のウエス8は、塗装鋼板2の表面の形状に追従可能となるように所定の柔軟性を有するように構成されている。また、ウエスの形状は特に長方形に限らず正方形、円形や台形等どのような形状の布状吸湿体を用いてもよい。
すなわち、布状吸湿体は、洗浄シンナー7を一定量保持して、塗装鋼板2の表面に付着したヤニたれ11を上方から覆える大きさおよび柔軟性を有するものであればよく、たとえばウエス8を折り畳んで用いてもよい。
除去工程Bでは、図4(b)に示すように、ウエス8を塗装鋼板2の表面に付着したヤニたれ11の上から貼り付ける(図3参照)。ウエス8は、所定時間、貼り付けられた状態で維持される。洗浄シンナー7は、ウエス8からクリア層6をベース層5方向に浸透する。これにより、クリア層6に浸透したヤニ成分11aの周囲に洗浄シンナー7が到達する(図4(c)参照)。
本実施形態では、ヤニの主成分であるフタル酸エステルに近い芳香族でフタル酸エステルを含むもの、例えば芳香族とエステル系の溶剤が数多く使用された混合溶剤を洗浄シンナー7として用いる。
本実施形態では、ヤニの主成分であるフタル酸エステルに近い芳香族でフタル酸エステルを含むもの、例えば芳香族とエステル系の溶剤が数多く使用された混合溶剤を洗浄シンナー7として用いる。
一般に、洗浄シンナー7は、構造式がヤニ成分に似ているものは親和性が強く溶けやすい。このため、(1)芳香族で長鎖(アルコール構造(油分))が短いフタル酸エステルなら、トルエンなどの溶剤が構造式として近く、洗浄シンナー7として用いて好適である。 また、(2)芳香族で長鎖が長いフタル酸エステルなら、酢酸エチルやグリコール系の溶剤が構造式として近く、洗浄シンナー7として用いて好適である。
さらに、様々なタイプの溶剤を混合することで、長鎖が短いフタル酸エステルにも、長鎖が長いフタル酸エステルにも洗浄シンナー7として対応できる。このため、たとえば油分を溶かす性質を有する洗浄シンナー7を用いることにより、付着したヤニたれ11のヤニ成分にバラツキがあっても、幅広く対応できる。
さらに、様々なタイプの溶剤を混合することで、長鎖が短いフタル酸エステルにも、長鎖が長いフタル酸エステルにも洗浄シンナー7として対応できる。このため、たとえば油分を溶かす性質を有する洗浄シンナー7を用いることにより、付着したヤニたれ11のヤニ成分にバラツキがあっても、幅広く対応できる。
図4(c)に示すように、塗装鋼板2の表面に貼り付けられた状態のウエス8から下方に洗浄シンナー7が滲み出る。洗浄シンナー7は、ヤニたれ11の周辺でクリア層6内をベース層5方向に向けて浸透する。洗浄シンナー7は、クリア層6内のヤニ成分11aを溶かしながら混ざり合う。この際、ヤニ成分は、洗浄シンナー7によって希釈される。
本実施形態では、ウエス8を貼り付けた状態で維持する所定時間は、4~6分間である。ウエス8を貼り付けた状態で維持する時間は、洗浄シンナー7がクリア層6内に浸透する時間と同等であると考えられ、クリア層6の厚み寸法に比例する。例えば、クリア層6が20~30μmの膜厚を有する場合、図5に示すように、洗浄シンナー7がクリア層6の表面からベース層5に浸透するまでには所定の時間Tは、ここでは4分間が必要である。
本実施形態では、ウエス8を貼り付けた状態で維持する所定時間は、4~6分間である。ウエス8を貼り付けた状態で維持する時間は、洗浄シンナー7がクリア層6内に浸透する時間と同等であると考えられ、クリア層6の厚み寸法に比例する。例えば、クリア層6が20~30μmの膜厚を有する場合、図5に示すように、洗浄シンナー7がクリア層6の表面からベース層5に浸透するまでには所定の時間Tは、ここでは4分間が必要である。
このため、ベース層5内に浸透しているヤニ成分のヤニ成分11aに洗浄シンナー7が到達して溶かすための所定時間T1は、最低でも4分間は必要と考えられる。ヤニ成分11aは、好ましくは、6~7分あれば確実に除去できる(4分<T1<6~7分)。
なお、さらに7分間を超えると放置限界時間T2は、タクトオーバーとなり(7分<T2)、さらに30分以上取り外さないと塗装層12が元に戻らなくなる。そこで、本実施形態の塗装方法では、ウエス8を貼り付けた状態で維持する所定時間T1が4~6分間に収まるように設定されている。
なお、ヤニ成分11aは、乾燥炉から出て温度が低下しつつある状態であれば、通常100~150μ程の厚み寸法を有する自動車の塗装鋼板2の有する塗膜のうち、20~30μ以上を占めるクリア層6を超えてベース層5に浸透する虞がない。
そして、洗浄シンナー7は、揮発性が高い。このため、中塗り層4に到達する前に揮発してしまう。よって、洗浄シンナー7は、ヤニ成分11aを除去するために用いて好適である。
所定時間経過後、塗装鋼板2の表面からウエス8が取り除かれる。
なお、さらに7分間を超えると放置限界時間T2は、タクトオーバーとなり(7分<T2)、さらに30分以上取り外さないと塗装層12が元に戻らなくなる。そこで、本実施形態の塗装方法では、ウエス8を貼り付けた状態で維持する所定時間T1が4~6分間に収まるように設定されている。
なお、ヤニ成分11aは、乾燥炉から出て温度が低下しつつある状態であれば、通常100~150μ程の厚み寸法を有する自動車の塗装鋼板2の有する塗膜のうち、20~30μ以上を占めるクリア層6を超えてベース層5に浸透する虞がない。
そして、洗浄シンナー7は、揮発性が高い。このため、中塗り層4に到達する前に揮発してしまう。よって、洗浄シンナー7は、ヤニ成分11aを除去するために用いて好適である。
所定時間経過後、塗装鋼板2の表面からウエス8が取り除かれる。
[乾燥工程C]
図1に示すように、車体1を搬送して、乾燥炉20内を所定の時間をかけて通過させる。塗装鋼板2に積層された塗装層12およびクリア層6は、乾燥炉20(図4(d)参照)内で熱によって乾燥して塗装鋼板2の表面に固着する。
この際、図4(e)に示すように、クリア層6内で洗浄シンナー7によって希釈されたヤニ成分11aは、乾燥炉20内で熱によって洗浄シンナー7と共に蒸発する。このため、塗装を乾燥させる熱を用いて、塗装鋼板2の表面に付着していたヤニたれ11を蒸発させて除去することができる。
図1に示すように、車体1を搬送して、乾燥炉20内を所定の時間をかけて通過させる。塗装鋼板2に積層された塗装層12およびクリア層6は、乾燥炉20(図4(d)参照)内で熱によって乾燥して塗装鋼板2の表面に固着する。
この際、図4(e)に示すように、クリア層6内で洗浄シンナー7によって希釈されたヤニ成分11aは、乾燥炉20内で熱によって洗浄シンナー7と共に蒸発する。このため、塗装を乾燥させる熱を用いて、塗装鋼板2の表面に付着していたヤニたれ11を蒸発させて除去することができる。
[検査工程]
図1に示すように、乾燥炉20から搬出された車体1は、検査工程Dを行うため検査ブース30に搬入される。
検査ブース30では、車体1の塗装鋼板2の表面に付着したヤニたれ11が除去されたことが確認される。
本実施形態では、乾燥炉20から搬出された状態の車体1は、塗装鋼板2の表面に付着していたヤニたれが除去されている。このため、従来のようにヤニたれを研ぎ出し作業によって除去したり、再塗装のためのマスキング等の塗装準備作業および部分塗装作業等が不要で、簡単なポリッシング作業(約10分)による加修のみによりリペアが終了する。
このように、通常の研ぎ出し作業を行う不良よりも面積が大きくなるヤニたれ11箇所の研ぎ出し作業を不要とすることができる。また、ウエス8を貼り付けておくのみであるため、ヤニたれ対応と通常の研ぎ出し作業とを並行して行うことができる。よって、製造工程全体の時間の増大を抑制できる。
このため、リペアおよび検査工程の時間が短縮されて、従来のヤニたれの除去手法で発生していた後工程の遅れや二次不良が生じる虞がない。
図1に示すように、乾燥炉20から搬出された車体1は、検査工程Dを行うため検査ブース30に搬入される。
検査ブース30では、車体1の塗装鋼板2の表面に付着したヤニたれ11が除去されたことが確認される。
本実施形態では、乾燥炉20から搬出された状態の車体1は、塗装鋼板2の表面に付着していたヤニたれが除去されている。このため、従来のようにヤニたれを研ぎ出し作業によって除去したり、再塗装のためのマスキング等の塗装準備作業および部分塗装作業等が不要で、簡単なポリッシング作業(約10分)による加修のみによりリペアが終了する。
このように、通常の研ぎ出し作業を行う不良よりも面積が大きくなるヤニたれ11箇所の研ぎ出し作業を不要とすることができる。また、ウエス8を貼り付けておくのみであるため、ヤニたれ対応と通常の研ぎ出し作業とを並行して行うことができる。よって、製造工程全体の時間の増大を抑制できる。
このため、リペアおよび検査工程の時間が短縮されて、従来のヤニたれの除去手法で発生していた後工程の遅れや二次不良が生じる虞がない。
次に、本実施形態の塗装方法について図6のフローチャートに沿って説明する。
ステップS1では、塗装工程Aの塗装ブースにおいて、車体1の塗装鋼板2の表面に電着層3、中塗り層4、ベース層5及びクリア層6の順に塗料が積層される(図4(a)参照)。
ステップS2では、塗装ブースの出口部付近に位置する低温領域で冷やされたヤニが凝縮する。凝縮したヤニ10(図2参照)は、ヤニたれ11として塗装鋼板2の表面に落下してクリア層6の表面に付着する。
ステップS1では、塗装工程Aの塗装ブースにおいて、車体1の塗装鋼板2の表面に電着層3、中塗り層4、ベース層5及びクリア層6の順に塗料が積層される(図4(a)参照)。
ステップS2では、塗装ブースの出口部付近に位置する低温領域で冷やされたヤニが凝縮する。凝縮したヤニ10(図2参照)は、ヤニたれ11として塗装鋼板2の表面に落下してクリア層6の表面に付着する。
ステップS3では、図1に示す除去工程Bで洗浄シンナー7を含浸させたウエス8をヤニたれ11が付着している部分に上方から被せられる(図3参照)。
図4(b)に示すように、洗浄シンナー7は、ウエス8から下方に位置するクリア層6内に浸透する。なお洗浄シンナー7が垂れやすい側面部では、事前にマスキングテープを用いて養生してもよい。
図4(b)に示すように、洗浄シンナー7は、ウエス8から下方に位置するクリア層6内に浸透する。なお洗浄シンナー7が垂れやすい側面部では、事前にマスキングテープを用いて養生してもよい。
ステップS4では、所定時間T1(T1=約4~6分間)、ウエス8の貼り付け状態が維持される。なお、基準となる6分と同様に洗浄シンナー7がベース層5に到達すれば、どのような所定時間T1であってもよい(図4(c)参照)。浸透に必要とされる所定時間T1の測定はタイマーを用いて計測する。
ステップS5では、ウエス8を車体1から取り外す。この際、クリア層6内に含浸しているヤニ成分11aは、浸透した洗浄シンナー7によって希釈されている。
このため、希釈されたヤニたれ11の成分は、クリア層6の表面から蒸発する。
ステップS5では、ウエス8を車体1から取り外す。この際、クリア層6内に含浸しているヤニ成分11aは、浸透した洗浄シンナー7によって希釈されている。
このため、希釈されたヤニたれ11の成分は、クリア層6の表面から蒸発する。
ステップS6では、乾燥工程Cを行うため車体1を搬入し(図1参照)、乾燥炉20内を通過させる。
ステップS7では、図4(e)に示すように、乾燥炉20内でクリア層6および塗装層12を乾燥させる熱によって、希釈されたヤニ成分11aは、洗浄シンナー7と共に蒸発する。このため、塗装鋼板2の表面に付着していたヤニたれ11は、除去される。
ステップS7では、図4(e)に示すように、乾燥炉20内でクリア層6および塗装層12を乾燥させる熱によって、希釈されたヤニ成分11aは、洗浄シンナー7と共に蒸発する。このため、塗装鋼板2の表面に付着していたヤニたれ11は、除去される。
ステップS8では、車体1を乾燥炉20から搬出する。本実施形態の乾燥炉20では、塗装層12を乾燥させる乾燥工程の熱によって、ヤニ成分を洗浄シンナー7と共に蒸発させることができる。
このため、ヤニたれ11の除去工程を別途設けることによる製造工程の全体時間の増大が抑制される。
ステップS9では、塗装の外観品質を検査する検査工程によって塗装状態が確認されるとともに、図1中に示す検査工程の検査ブース30で、塗装鋼板2からヤニたれ11が除去されていることが確認される。
このため、ヤニたれ11の除去工程を別途設けることによる製造工程の全体時間の増大が抑制される。
ステップS9では、塗装の外観品質を検査する検査工程によって塗装状態が確認されるとともに、図1中に示す検査工程の検査ブース30で、塗装鋼板2からヤニたれ11が除去されていることが確認される。
本実施形態の塗装方法は、塗装層12及びクリア層6の順に積層された塗装鋼板2の表面に付着したヤニたれ11を除去する塗装方法である。塗装方法は、洗浄シンナー7を含浸させたウエス8をヤニたれ11が付着している部位に貼り付けるステップと、ウエス8を貼り付けた状態で所定時間T1、維持するステップと、を有している。塗装方法は、ウエス8を取り外すステップと、塗装鋼板2を乾燥炉20で乾燥させるステップと、を有している。
このように構成された本実施形態の塗装方法では、ヤニたれ11の除去による製造工程全体の時間の増大を抑制することができる。すなわち、通常の研ぎ出し作業を行う不良よりも面積が大きくなるヤニたれ11箇所の研ぎ出し作業を不要とすることができる。また、ウエス8を貼り付けておくのみであるため、ヤニたれ対応と通常の研ぎ出し作業とを並行して行うことができる。よって、製造工程全体の時間の増大を抑制できる。
詳しくは、図3に示すように、ウエス8は、ヤニたれ11が付着した塗装鋼板2の表面に直接、貼り付けられる。これにより、ウエス8から滲み出た洗浄シンナー7は、図4に示すように、ヤニたれ11の周辺に浸透する。
また、この際、ヤニたれ11が付着した塗装鋼板2の表面へウエス8を面状に貼り付けることにより、ウエス8によって覆われた範囲内は、均等に洗浄シンナー7を移行させることができる。
ウエス8は、所定時間T1、貼り付けられた状態で維持される。これにより、ウエス8から滲み出た洗浄シンナー7によってヤニ成分11aは、溶融されて希釈される。
この際、ヤニたれ11の付着部分の周囲にウエス8が貼り付けられている。ウエス8は、全面に噴霧等により洗浄シンナー7を塗布する場合と比べて、外気に晒されている上面側の表面積が少ない。このため、洗浄シンナー7の気化量は限定的である。したがって、ウエス8は、浸透させている洗浄シンナー7が気化しないように抑制することができる。
詳しくは、図3に示すように、ウエス8は、ヤニたれ11が付着した塗装鋼板2の表面に直接、貼り付けられる。これにより、ウエス8から滲み出た洗浄シンナー7は、図4に示すように、ヤニたれ11の周辺に浸透する。
また、この際、ヤニたれ11が付着した塗装鋼板2の表面へウエス8を面状に貼り付けることにより、ウエス8によって覆われた範囲内は、均等に洗浄シンナー7を移行させることができる。
ウエス8は、所定時間T1、貼り付けられた状態で維持される。これにより、ウエス8から滲み出た洗浄シンナー7によってヤニ成分11aは、溶融されて希釈される。
この際、ヤニたれ11の付着部分の周囲にウエス8が貼り付けられている。ウエス8は、全面に噴霧等により洗浄シンナー7を塗布する場合と比べて、外気に晒されている上面側の表面積が少ない。このため、洗浄シンナー7の気化量は限定的である。したがって、ウエス8は、浸透させている洗浄シンナー7が気化しないように抑制することができる。
さらに、本実施形態の塗装方法は、洗浄シンナー7の移行範囲がウエス8によって覆われる部分に限定される。このため、効率的に洗浄シンナー7をヤニたれ11部分の周囲に含侵させることができる。また、ヤニたれ11部分以外の周辺のクリア層6および塗装層12が必要以上に洗浄シンナー7によって浸食されることがない。
そして、塗装鋼板2を乾燥炉20で乾燥させることにより、残存するヤニ成分11aは洗浄シンナー7とともに蒸発して除去される。
乾燥炉による乾燥は、通常の塗装の乾燥工程と同じ工程で行うことができる。このため、本実施形態の塗装方法は、除去専用の乾燥工程を必要としない。
また、研磨作業や再塗装などの従来の加修を行う際の煩雑なリペア作業が必要なくなる。すなわち、検査工程では、簡単なポリッシング等でリペアが完了し、効率よくヤニたれ11が塗装鋼板2の外側面から除去されて所望の外観品質を得られる。よって、リペア作業に必要とされる時間は削減されて、さらにヤニたれ除去工程が行われることによる時間の増大が抑制される。
そして、塗装鋼板2を乾燥炉20で乾燥させることにより、残存するヤニ成分11aは洗浄シンナー7とともに蒸発して除去される。
乾燥炉による乾燥は、通常の塗装の乾燥工程と同じ工程で行うことができる。このため、本実施形態の塗装方法は、除去専用の乾燥工程を必要としない。
また、研磨作業や再塗装などの従来の加修を行う際の煩雑なリペア作業が必要なくなる。すなわち、検査工程では、簡単なポリッシング等でリペアが完了し、効率よくヤニたれ11が塗装鋼板2の外側面から除去されて所望の外観品質を得られる。よって、リペア作業に必要とされる時間は削減されて、さらにヤニたれ除去工程が行われることによる時間の増大が抑制される。
本実施形態では、ウエス8は、布製であるが特にこれに限らず紙製のウエスであってもよい。
布製または紙製のウエス8は、塗装鋼板2の塗装層12およびクリア層6の上から表面の形状に沿って貼設される。ウエス8に含侵させた洗浄シンナー7は、上方の空気中への蒸発が抑制されて、下方のヤニたれ11の周囲に効率良く浸透できる。
布製または紙製のウエス8は、塗装鋼板2の塗装層12およびクリア層6の上から表面の形状に沿って貼設される。ウエス8に含侵させた洗浄シンナー7は、上方の空気中への蒸発が抑制されて、下方のヤニたれ11の周囲に効率良く浸透できる。
本実施形態では、ウエス8を貼り付けた状態で維持する所定時間T1は、4~6分間である。
ウエス8に含侵された洗浄シンナー7は、4~6分間でヤニたれ11のヤニ成分を希釈することができる。また、所定の時間を過ぎるとウエス8が取り除かれる。このため、洗浄シンナー7によってクリア層6および塗装層12が必要以上に浸食されることがない。
ウエス8に含侵された洗浄シンナー7は、4~6分間でヤニたれ11のヤニ成分を希釈することができる。また、所定の時間を過ぎるとウエス8が取り除かれる。このため、洗浄シンナー7によってクリア層6および塗装層12が必要以上に浸食されることがない。
本実施形態では、クリア層6は、20~30μmの膜厚を有する。このため、複数の電着層3、中塗り層4、ベース層5の順に塗装鋼板2の表面に有する塗装層12は、クリア層6によって洗浄シンナー7から保護される。よって、塗装鋼板2の表面に複数の塗装工程にって積層された塗装層12を形成されていても再塗装の必要がなくなる。したがって、塗装効率が向上する。
本実施形態の洗浄シンナー7は、酢酸エチル及びグリコールの少なくとも何れか一方と、トルエンとを含む。
ヤニたれ11のヤニ成分が芳香族で長鎖が短いフタル酸エステルであっても、または、長いフタル酸エステルであっても、ヤニたれ11を除去することが可能である。このため、汎用性が高い。
ヤニたれ11のヤニ成分が芳香族で長鎖が短いフタル酸エステルであっても、または、長いフタル酸エステルであっても、ヤニたれ11を除去することが可能である。このため、汎用性が高い。
本実施形態の塗装層12は、図4に示すように、電着層3、中塗り層4、ベース層5の順に積層されている。
本実施形態の塗装方法では、複数層を積層した塗装層12を再塗装する必要がない。このため、加修による塗装工程の時間の増大が抑制されて、従来のように後工程が遅れることなく、また、二次不良が発生する虞を減少させることができる。
本実施形態の塗装方法では、複数層を積層した塗装層12を再塗装する必要がない。このため、加修による塗装工程の時間の増大が抑制されて、従来のように後工程が遅れることなく、また、二次不良が発生する虞を減少させることができる。
上述してきたように、本実施形態では、図1中に示すように塗装ブース9から搬出された車体1が乾燥炉20に搬入されるまでの搬送時間を利用してヤニたれ11部分に洗浄シンナー7を浸透させる。すなわち、洗浄シンナー7を含浸させたウエス8をヤニたれ11が付着している部分に所定時間T1、貼り付けて均一に浸透させる。
また、本実施形態では、乾燥工程および検査工程を塗装の乾燥工程および検査工程とともに同時に行うことができる。さらに、検査工程Dにおいて簡単なポリッシング作業でリペアが終了して、仕上げ作業が完了する。
これにより、元通りの外観品質を得ながら生産ラインの速度が低下しない。このため、ヤニたれ11の除去による製造工程の全体時間の増大を抑制することができる。また、加修部分が二次不良を生じる虞を減少させて品質を安定化させることができる。
また、本実施形態では、乾燥工程および検査工程を塗装の乾燥工程および検査工程とともに同時に行うことができる。さらに、検査工程Dにおいて簡単なポリッシング作業でリペアが終了して、仕上げ作業が完了する。
これにより、元通りの外観品質を得ながら生産ラインの速度が低下しない。このため、ヤニたれ11の除去による製造工程の全体時間の増大を抑制することができる。また、加修部分が二次不良を生じる虞を減少させて品質を安定化させることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、たとえば、以下のようなものである。
本実施形態では、布状吸湿体が布製のウエス8によって構成されている。しかしながら特にこれに限らず例えば布状吸湿体は、紙製のウエスであってもよい。すなわち、洗浄シンナー7を含浸させて、一定量保持できるものであれば、布状吸湿体の形状、数量および材質が特に限定されるものではない。
また、本実施形態では、ウエス8を貼り付けた状態で維持する所定時間T1を4~6分間に設定している。しかしながら特にこれに限らず、たとえば、所定時間T1が4分未満または6分以上であってもよい。すなわち、ヤニたれ11のヤニ成分が洗浄シンナー7を希釈することができる時間であれば、洗浄シンナー7の成分、ヤニ成分やクリア層6の厚み等との兼ね合いでどのような所定時間T1に設定されていてもよい。
2 塗装鋼板
6 クリア層
7 洗浄シンナー
8 ウエス(布状吸湿体)
11 ヤニたれ
12 塗装層
20 乾燥炉
A 塗装工程
B 除去工程
C 乾燥工程
D 検査工程
6 クリア層
7 洗浄シンナー
8 ウエス(布状吸湿体)
11 ヤニたれ
12 塗装層
20 乾燥炉
A 塗装工程
B 除去工程
C 乾燥工程
D 検査工程
Claims (6)
- 塗装層及びクリア層の順に積層された塗装鋼板の表面に付着したヤニたれを除去する塗装方法であって、
洗浄シンナーを含浸させた布状吸湿体を前記表面のうちヤニたれが付着した部位に貼り付けるステップと、
前記布状吸湿体を貼り付けた状態で所定時間、維持するステップと、
前記布状吸湿体を取り外すステップと、
前記塗装鋼板を乾燥炉で乾燥させるステップと、
を有することを特徴とする塗装方法。 - 前記布状吸湿体は、布製または紙製のウエスであることを特徴とする、請求項1に記載の塗装方法。
- 前記所定時間は、4~6分間であることを特徴とする、請求項1または2に記載の塗装方法。
- 前記クリア層は、20~30μmの膜厚を有することを特徴とする、請求項1~3のうち何れか一項に記載の塗装方法。
- 前記洗浄シンナーは、酢酸エチル及びグリコールの少なくとも何れか一方と、トルエンとを含むことを特徴とする請求項1~4のうち何れか一項に記載の塗装方法。
- 前記塗装層は、電着塗装、中塗り層、ベース層の順に積層されていることを特徴とする請求項1~5のうち何れか一項に記載の塗装方法。
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