JP2001310150A - 塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置および方法、並びにこれらを採用した塗装用熱風乾燥炉 - Google Patents

塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置および方法、並びにこれらを採用した塗装用熱風乾燥炉

Info

Publication number
JP2001310150A
JP2001310150A JP2000131122A JP2000131122A JP2001310150A JP 2001310150 A JP2001310150 A JP 2001310150A JP 2000131122 A JP2000131122 A JP 2000131122A JP 2000131122 A JP2000131122 A JP 2000131122A JP 2001310150 A JP2001310150 A JP 2001310150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
hot air
coating
air drying
drying furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000131122A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaomi Nakamura
壽臣 中村
Masao Uchimaki
正雄 内牧
Fumihiro Murakami
文宏 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MURAKAMI KOGYO KK
Nippon Paint Co Ltd
Murakami Kogyo Co Ltd
Original Assignee
MURAKAMI KOGYO KK
Nippon Paint Co Ltd
Murakami Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MURAKAMI KOGYO KK, Nippon Paint Co Ltd, Murakami Kogyo Co Ltd filed Critical MURAKAMI KOGYO KK
Priority to JP2000131122A priority Critical patent/JP2001310150A/ja
Publication of JP2001310150A publication Critical patent/JP2001310150A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗膜の成分である合成樹脂等から発生するヤ
ニや臭気成分の除去性に優れた排気ガス処理装置を提供
する。 【解決手段】 塗装用熱風乾燥炉において、炉内のガス
の一部を吸引し、ジェットスクラバーが内蔵された排気
ガス処理装置21に導き、排気ガス中に含まれている溶
剤、樹脂分解物、ヤニ等については、排気ガス処理装置
21内のジェットスクラバーで除去することとし、ここ
で処理された排気ガスを更に脱臭装置に導いて脱臭処理
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装用熱風乾燥炉
の塗膜の乾燥過程において、塗膜の成分である合成樹脂
等から発生するヤニや臭気成分の除去性に優れた排気ガ
ス処理装置、排気ガス処理方法、及びそれらを採用した
塗装用熱風乾燥炉に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体等の塗装ラインでは塗装用熱
風乾燥炉が使用されており、その一般的なものとして
は、平型乾燥炉や山型乾燥炉を挙げることができる。こ
こで、図4には山型乾燥炉の例が示されているが、この
塗装用熱風乾燥炉においては、燃焼供給管1から供給さ
れた燃料(例えば都市ガス)を直火式燃焼バーナー2で
燃焼させ、直接的に空気を加熱することによって、被塗
物の塗膜を硬化させるための熱風が形成される。そし
て、この熱風は、ダンパー4で適宜調節されながら、フ
ァン3によって送気ダクト5経由で乾燥炉本体6に吹き
出され、被塗物に塗布された塗膜を硬化・乾燥させた
後、循環ダクト7で戻される。
【0003】ここで、このような塗装用熱風乾燥炉にお
いては、図4に示されるように、「直火式燃焼バーナー
2→送気ダクト5→乾燥炉本体6→循環ダクト7→直火
式燃焼バーナー2」という熱風循環流路10が形成され
ており、循環ダクト7で戻された熱風はバーナー2に再
度供給されることとなる。そして、このような熱風循環
流路10に対しては、燃焼用吸気ダクト12を経由して
新鮮空気11aがバーナー2に供給されるが、塵等の混
入を防止するために、燃焼用吸気ダクト12にはフィル
ター11が取り付けられている。このため、新鮮空気1
1aは、フィルター11で塵等が除去された後、ダンパ
ー12’で風量が調節されながら、バーナー燃焼用送気
ファンによって、燃焼用吸気ダクト12を経由してバー
ナー2へ供給される。
【0004】ところで、被塗物の乾燥炉においては、塗
膜樹脂の熱重合反応時に樹脂及び添加剤が分解遊離した
樹脂反応遊離ガスが発生し、それがいわゆる樹脂臭の原
因となり、また、塗料中の溶剤(特に、シンナー)の加
熱による半分解物が発生して、悪臭の原因となる。特
に、樹脂が反応して遊離してくるガス(樹脂反応遊離ガ
ス)は、乾燥炉出入り口付近において「ヤニ」となり、その
「ヤニ」自体が被塗物を汚染してしまったり、「ヤニ」が炉
壁やダクト類等に付着してそれが乾燥炉のメインテナン
スやコンベアの運転に支障をきたしてしまう場合があ
る。
【0005】従って、塗装用熱風乾燥炉においては、樹
脂反応遊離ガスや溶剤半分解物等を除去するために、炉
内雰囲気の一部を排出させて、これらの物質を除去する
ようにしている。実際に、図4に示される塗装用熱風乾
燥炉においても、装置の最下流側には脱臭装置16が備
え付けられており、ダンパー15で風量が調節されなが
ら、乾燥炉排ガスとして、乾燥炉内雰囲気ガスの一部が
ファン13で脱臭装置16に送られる。
【0006】このような脱臭装置として従来から採用さ
れているものとしては、触媒燃焼式脱臭装置や吸着式脱
臭装置を挙げることができる。そして例えば、吸着式脱
臭装置においては、活性炭やピオライト等の充填された
吸着層が備え付けられており、炉内雰囲気の一部がこの
吸着層に導入されると、この部分でヤニや悪臭物質等が
吸着除去されることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸着式
脱臭装置においては、その吸着層で樹脂反応遊離ガスや
溶剤半分解物、ヤニ等を完全に除去するためには十分で
はなく、また、吸着層の交換に要するランニングコスト
が高価であるという問題があった。更に、樹脂反応遊離
ガスや溶剤半分解物等は高温ではガス状物質であるが、
温度が低い部位(特に、乾燥炉の出口部分、入口部分)
では液状ないし固体に相変化し、被塗物を汚染するなど
の問題を生じていた。
【0008】一方、触媒燃焼式脱臭では、炉内の雰囲気
のバランスを保つために、脱臭処理層はバーナー能力で
必要とされる燃焼用新鮮空気供給量に見合う量に限られ
ている。このために、電着被塗物、特にカチオン電着被塗
物のように乾燥温度が170℃〜180℃というように
高く、かつ水、溶剤、樹脂分解物等の揮発分が多い乾燥
炉では、炉内循環空気(熱風)の揮発物濃度が高くなって
しまい、触媒に対して過負荷となって処理効率の低下を
来たすという難点があった。そして、処理効率の低下が
生じてしまうと、吸着式脱臭装置の場合と同様に、「ヤ
ニ」による被塗物ならびに乾燥炉壁の汚染、乾燥装置の
メインテナンスやコンベアの運転に対する支障を招来す
ることとなる。
【0009】ここで、上記したような問題は、被塗物の
大型化に伴って塗装用熱風乾燥炉を大型化し、それに応
じて樹脂反応遊離ガスや溶剤半分解物、ヤニの発生量が
増加した場合には、より顕著になる。
【0010】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、塗膜の成
分である合成樹脂等から発生するヤニや臭気成分の除去
性に優れた排気ガス処理装置を提供することにある。
【0011】より具体的には、本発明の目的は、塗装用
熱風乾燥炉から発生する樹脂反応遊離ガス、溶剤半分解
物、及びヤニ等を、これまで以上に効率的かつ完全に分
離回収することができ、塗装用熱風乾燥炉が大型化して
これらの発生量が著しく増加した場合でも十分に対処す
ることができるような排気ガス処理装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明においては、塗装用熱風乾燥炉の熱
風の循環流路もしくは排出流路の少なくとも一方にジェ
ットスクラバー方式のヤニ取り装置を設置したことを特
徴とする。
【0013】より具体的には、本発明は以下のようなも
のを提供する。
【0014】(1) 被塗物に熱風を吹き付けることに
よって当該被塗物に塗布された塗膜の加熱重合処理・乾
燥を行う塗装用熱風乾燥炉において、塗装用熱風乾燥炉
内から排出される排気ガスが流通する排気ガス流路に、
ジェットスクラバー方式の排気ガス処理装置が備え付け
られていることを特徴とする塗装用熱風乾燥炉。
【0015】ここで、「ジェットスクラバー方式の排気
ガス処理装置」とは、ジェットスクラバー(特開平9−
323020号公報、特開平11−207137号公
報、特開平11−253749号公報、特開2000−
107540号公報等)を備え、当該ジェットスクラバ
ーのジェット水流によって排気ガスを吸引し、ジェット
水流中に排気ガスを巻き込んで急冷する排気ガス処理装
置のことを意味する。
【0016】また、「加熱重合処理・乾燥」は、加熱重
合処理もしくは乾燥処理のいずれかだけを行う場合、加
熱重合処理及び乾燥処理の両方を行う場合のいずれをも
含む意味である。
【0017】(2) (1)記載の塗装用熱風乾燥炉に
おいて、前記排気ガス流路は、熱風を外部に排出するた
めの排気管、または、塗装用熱風乾燥炉内から排出され
る排気ガスを塗装用熱風乾燥炉内に戻す循環流路である
ことを特徴とする塗装用熱風乾燥炉。
【0018】なお、熱風を外部に排出するための排気管
と、塗装用熱風乾燥炉内から排出される排気ガスを塗装
用熱風乾燥炉内に戻す循環流路と、を同時に備えている
塗装用熱風乾燥炉においては、少なくともそのいずれか
一方にジェットスクラバー方式の排気ガス処理装置が備
え付けられていればよい。
【0019】また、上記排気管または上記循環流路につ
き、それらが塗装用熱風乾燥炉に複数個備え付けられて
いる場合には、その全てに上記排気ガス処理装置が備え
付けられているのが好ましいが、いずれか一つに備え付
けられているものでもよい。
【0020】(3) 前記循環流路が、空気供給装置、
燃料供給装置、燃料燃焼装置、熱風送付・吹き出し装置
および熱風排気循環装置を備えていることを特徴とする
(2)記載の塗装用熱風乾燥炉。
【0021】このような塗装用熱風乾燥炉においては、
上記排気ガス処理装置によってその中の樹脂反応遊離ガ
スや溶剤半分解物、ヤニが除去された排気ガスが燃料燃
焼装置に送られて熱風を形成し、塗膜の加熱重合処理・
乾燥に供するための熱風として熱風乾燥炉内に供給され
る。
【0022】なお、上記排気ガス処理装置を通ってきた
排気ガスは、予め新鮮な空気と混合されてから燃料燃焼
装置に送られるものであってもよく、燃料燃焼装置の部
分で燃料及び新鮮な空気と混合されて熱風を形成するも
のであってもよい。
【0023】(4) 前記循環流路が、空気供給装置、
加熱装置、熱風送付・吹き出し装置及び熱風排気装置を
備えていることを特徴とする(2)記載の塗装用熱風乾
燥炉。 (5) 前記排気ガス処理装置から排出された排気ガス
が、前記循環流路における前記空気供給装置によって、
新鮮空気と混合されて前記燃焼バーナーに供給されるこ
とを特徴とする(3)記載の塗装用熱風乾燥炉。
【0024】このようなことを実現するためには、具体
的には、上記排気ガス処理装置から排出されてきた排気
ガスを流通する排気ガス管に空気供給装置を接続するよ
うにすればよい。そして、このような構成を採用するこ
とにより、上記排気ガス処理装置を通ってきた排気ガス
は、予め新鮮な空気と混合されてから加熱装置または燃
料燃焼装置に送られるようになる。
【0025】(6) 前記塗装用熱風乾燥炉の出入口
に、「ヤニを一次的に溜めるヤニ溜まり部位」および
「エアーカーテン」からなる群より選ばれる1以上のも
のを備え、前記ヤニ溜まり部位と前記排気ガス処理装置
とが、ダクトにより連結されていることを特徴とする
(1)から(5)いずれかに記載の塗装用熱風乾燥炉。
【0026】「ヤニを一次的に溜めるヤニ溜まり部位」
を設け、それが上記排気ガス処理装置とダクトを介して
連結されていることにより、塗装用熱風乾燥炉の出口か
ら出てくる被塗物にヤニが落下して汚染をしてしまうと
いう事態が防止される。即ち、塗装用熱風乾燥炉の出口
付近には、その部分の温度が低いことによってヤニが析
出しやすくなっており、それが被塗物にヤニが落下して
汚染をしてしまうという問題が生じることがあるが、ヤ
ニ溜まり部位が設けられていることによって、出口付近
に析出したヤニが貯留される。そして、この貯留された
ヤニは、上記排気ガス処理装置のジェット水流による吸
引力によって吸い出されるために、ヤニ溜まり部位から
ヤニが溢れ出ることがなく、塗装用熱風乾燥炉の出口に
おいて被塗物にヤニが落下して汚染をしてしまうという
事態が防止されることとなる。加えて、ヤニを除去する
ためには、出入り口の「ヤニ溜まり部位」からの除去だ
けでなく、ヤニの発生が多い初期揮発物の発生部及び塗
膜硬化反応開始部等の比較的入口に近い部位から排気さ
せることが効率がよく、好ましい。
【0027】また、塗装用熱風乾燥炉の出口にエアーカ
ーテンを設けることにより、塗装用熱風乾燥炉内の排気
ガスが外部に流出するのを防止することができる。
【0028】(7) 前記排気ガス処理装置に吸引され
る排気ガスを流通する排気ガス管には保温材が被覆され
ていることを特徴とする(1)から(6)いずれかに記
載の塗装用熱風乾燥炉。
【0029】ヤニは高温下では流動性があるが、低温に
なると粘度が高くなり、流動性が悪くなる。従って、排
気ガス管には保温材が被覆されていることにより、排気
ガス管の中で排気ガスからヤニが析出してくるのを防止
することができ、また、排気ガス管を流通若しくは排気
ガス管の内壁に付着しているヤニの温度が低下して流動
性が悪くなるのを防止することができる。
【0030】ヤニの温度が低下して流動性が悪くなるの
を防止するという観点からすれば、ヤニ溜まり部位と上
記排気ガス処理装置とを連結するダクトにより保温材を
被覆しても、同様の効果を得ることができる。
【0031】なお、保温材としては、グラスウールやポ
リスチレンなど、保温材として通常使用されているあら
ゆるものを採用することができるが、排気ガス管あるい
はダクトが高温になるということを考慮すれば、グラス
ウール等の耐熱性のものを採用するのが好ましい。
【0032】(8) 前記排気ガス処理装置から排出さ
れる排気ガスを流通する排気ガス管には脱臭装置が備え
られていることを特徴とする(1)から(7)いずれか
に記載の塗装用熱風乾燥炉。
【0033】このような脱臭装置としてオゾン発生装置
が好ましく、上記排気ガス処理装置を通過してきてしま
った低分子量の有機物等をオゾンで分解させることがで
きるので、排気ガス処理の万全を図ることができるよう
になる。また、脱臭装置としては、吸着式脱臭装置によ
り前記低分子量の有機物等を吸着除去することができ
る。
【0034】ここで、上記塗装用熱風乾燥炉に備え付け
られている排気ガス処理装置の態様は、以下のようなも
のであるのが好ましい。
【0035】(9) 被塗物に塗布された塗膜の加熱重
合処理・乾燥を行うための熱風を当該被塗物に吹き付け
る塗装用熱風乾燥炉の炉内から排出される排気ガスが流
通する排気ガス管に備え付けられる排気ガス処理装置で
あって、前記排気ガス流路が連結され、当該連結されて
いる排気ガス管を流通する排気ガスを吸引して巻き込む
ジェット水流がその内側で形成されているジェットスク
ラバー塔と、このジェットスクラバー塔の下流に連結さ
れ、当該ジェットスクラバー塔からのジェット水流を受
ける後処理槽と、からなり、前記後処理槽は、前記ジェ
ット水流からの水を一次的に貯水する貯水部と、前記ジ
ェットスクラバー塔を通過して運ばれてきた排気ガスか
らミストを除去するためのエリミネータと、を備え、前
記貯水部には、ヤニと水を分離するためのオーバーフロ
ー槽が取り付けられていることを特徴とする塗装用熱風
乾燥炉用排気ガス処理装置。
【0036】このような排気ガス処理装置によれば、オ
ーバーフロー槽が取り付けられていることにより、連続
的にヤニを分離することができるようになる。なお、オ
ーバーフロー槽は、上記貯水部の内部に取り付けられて
いても、外部に取り付けられていてもよい。
【0037】ところで、ジェットスクラバー方式を採用
した場合には、そのジェット水流によってミスト(霧状
の細かい水の粒)が形成されることとなるが、このミス
トは、排気ガスが塗装用熱風乾燥炉の炉内に供給される
前に除去されなければならない。そしてそのために、本
発明に係る排気ガス処理装置においては、排気ガスから
ミストを積極的に除去するエリミネータを上記後処理槽
に備え付けるようにしている。そしてエリミネータは、
積極的にミストを消失させることができるものであれ
ば、いかなるもの(例えば、細孔を有する篩状の部材か
らなるもの)であってもよいが、ある程度の長さの流路
を櫛状にして形成し、この曲りくねった流路を通過する
過程でそこにミストが落ちるような構造とするのが好適
である。このような構造を採用した場合には、落ちたミ
ストをドレン水として回収し、ジェットスクラバーのジ
ェット水として再使用するようにするのが好ましい。
【0038】ここで、本発明に係る排気ガス処理装置
は、主にヤニ取り装置として機能することができるの
で、以下のような方法も本発明の範囲に含まれる。
【0039】(10) 被塗物に塗布された塗膜の加熱
重合処理・乾燥を行うための熱風を当該被塗物に吹き付
ける塗装用熱風乾燥炉の炉内から排出される排気ガス中
のヤニ成分を、ジェットスクラバー方式の排気ガス処理
装置によって除去する方法。
【0040】また、本発明に係る排気ガス処理装置を備
える塗装用熱風乾燥炉は、大量の樹脂反応遊離ガスや溶
剤半分解物、ヤニが発生した場合でも対処することがで
きるため、大型の被塗物の塗装を行うのに有効である。
従って、本発明には、大型被塗物の塗装に好適な塗装工
程として、以下のような本発明に係る排気ガス処理装置
から排出された排気ガスを使用して塗膜の加熱重合処理
・乾燥を行う塗装工程も、その範囲に含まれる。
【0041】(11) ジェットスクラバー方式の排気
ガス処理装置を通して循環された排気ガスを使用して形
成された被塗物吹き付け用の熱風によって、被塗物に塗
布された塗膜の加熱重合処理・乾燥を行う工程を含む被
塗物の塗装工程。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0043】図1は、本発明に係る塗装用熱風乾燥炉の
好適な一実施形態を示すブロック図である。この図1に
示されるように、本発明に係る塗装用熱風乾燥炉によれ
ば、被塗物に塗布された塗膜を硬化させるために、燃焼
供給管1より供給される燃料(例えば、都市ガス)を燃
焼用新鮮空気と混合して直火式燃焼バーナー2で燃焼さ
せることによって直接的に空気を加熱し、塗膜の乾燥に
供する熱風として、ファン3により、ダンパー4で風量を
調節しながら送気ダクト5を経由して乾燥炉本体に吹き
出し、被塗物の塗膜の硬化に必要な温度(例えば170
〜180℃)に炉内を保つようにする。
【0044】乾燥炉本体6内の雰囲気ガスは、循環流路
10の排気ダクト7で排気され、直火式燃焼バーナー2
に戻される。このように、この実施形態に係る塗装用熱
風乾燥炉においても、図4に示される従来型と同様に、
熱風は循環して使用され、かつ前記熱風循環流路10の一
部にはフィルター室8が設けられている。従って、熱風
循環流路10を循環する熱風は、このフィルター室8を
通過することによって、その中の塵等が除去される。
【0045】ここで、本実施形態に係る塗装用熱風乾燥
炉においては、ダンパー14で風量が調節されながら、
ファン13によって炉内のガスが吸引され、ジェットス
クラバーが内蔵された排気ガス処理装置21に導かれ
る。そして、この排気ガス中に含まれている溶剤、樹脂
分解物、ヤニ等については、排気ガス処理装置21のジ
ェットスクラバーで除去され、ここで処理された排気ガ
スは、ファン22を介して新鮮空気11aをその一部に
取り込み、これらの排ガスの一部は、ダンパー16で風
量を調整されながら脱臭装置23に導かれて脱臭処理さ
れ、排気される。他の一部は、ダンパー17で風量を調
整されながら、新鮮空気と共に直火式ガスバーナー2に
供給される。
【0046】なお、この実施形態に係る塗装用熱風乾燥
炉用排気ガス処理装置においては、出口及び入り口の部
分に、エアーカーテン室20とヤニ溜まり部位37が設
けられており、ヤニ溜まり部位37は、ダクト38、3
9、及び40を介して、排気ガス処理装置21に接続さ
れており、このダクト38、39、及び40には、ヤニ
の流動状態を維持するために保温材が被覆されている。
【0047】図2は、本発明に係る塗装用熱風乾燥炉用
排気ガス処理装置の好適な一実施形態を示すブロック図
である。この図2に示されるように、本発明の実施形態
に係る塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置は、ジェッ
トスクラバー塔Aとこのジェットスクラバー塔Aの下部
に取り付けられた後処理槽Bとからなり、ジェットスク
ラバー塔Aでは、ノズル24から噴射されたジェット水
流によって吸引口25から排気ガスが吸引され、低温の
ジェット水流と接触させられる。そして、これによっ
て、排気ガス中に含まれている樹脂反応遊離ガス、溶剤
の加熱による半分解物の微細粒子や塵芥が、低温のジェ
ット水流と接触させられることになる。
【0048】ここで、樹脂反応遊離ガスや溶剤の加熱に
よる半分解物は、炉内温度のような高温(例えば170
〜180℃)では気体であるが、ジェットスクラバー内
の水流のような低温(例えば50℃以下)では液体ない
し固体となって水槽26の表面に浮上する。
【0049】すなわち図2において、ノズル24から発
生するジェット水流は、図1のファン13によって送ら
れてきた排気ガスを、吸引口25で吸入し、ジェット水
流と接触させ、そこで冷やして水槽26に落下させる。
そしてこのとき、「ヤニ」も、液体ないしは固体となって
水槽26の表面に浮上する。そして、この「ヤニ」は、オ
ーバーフロー槽27で水から分離されて回収される。
【0050】一方、分離された水は、エリミネーター2
8で生じた他のドレン水と共に、ポンプ29によって水
槽26に戻され、更に、水槽26に貯留されている水の
一部はポンプ35で汲み上げられてノズル24に導かれ
ることによって、循環使用される。ここで、水槽26か
ら出た排ガスは多くのミストを含んでいるため、エリミ
ネーター28を通過させることによってミストを除去す
るようにしている。
【0051】ところで、エリミネーター28を通過して
きた排気ガスは、低温(例えば50℃程度以下)ではあ
るものの、室温と比較しても依然として高く、かつ相対
湿度はほぼ100%というようなものである。そこで、
この実施の形態においては、空気流入口31から新鮮空
気を吸引してこの排気ガスと合流させて、排ガスの温度
を低下させるようにしている。なお、新鮮空気11a
は、ファン22によって適宜供給するようにしている。
【0052】ここで、温度低下させられた排気ガスは再
びミストを発生するので、デミスター30で更にミスト
を除去する。加えて、排気ガスが更に低温化すること
で、上記排気ガス処理装置21による冷却で液体ないし
固体となった「ヤニ」以外の低分子量物質も液化すること
となるが、これについてもこのデミスター30で除去さ
れる。
【0053】続いて、「ヤニ」が除去された排気ガスは、
ファン19によって脱臭発生装置23に送られる。排気
ガスはジェットスクラバーで十分に脱臭されてはいる
が、この実施の形態においては、残余の臭気物質を脱臭
発生装置23で脱臭するが、オゾン発生装置を用いた場
合には臭気物質を酸化分解させるのである。この場合に
おいて、オゾン発生量は0.01〜0.1ppmが好ましい。即
ち、0.1ppmを超えるとオゾンを発生させた場合には外部
にいる人に悪影響を与える一方で、0.01ppm未満では脱
臭効果が無くなってしまうのである。吸着式脱臭装置の
場合には、通常は活性炭、セピオライト等で処理され
る。
【0054】なお、オーバーフロー層27については、
後処理層Bの内部に備え付けるようにしてもよいが、図
3に示されるように、後処理層Bの外部に備え付けるよ
うにしてもよい。また、実際に乾燥炉に取り付けられる
塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置の大きさは、高さ
が約2m程度で、幅が約1.5〜5m程度であり、その
ような大きさのもので以下の実施例に示されるような効
果を得ることができる。
【0055】
【実施例】本発明に係る排気ガス処理装置を実際の乾燥
炉に取り付けて、排気ガスの濃度を調査した。乾燥炉は
山型乾燥炉であり、排気風量は100Nm/min、L
PGガス(24000Kcal/kg)は60kg/Hrで供給
した。被塗物はロッカーであった。
【0056】排気ガスを3点比較式臭気袋法に供すると
ともに、検知管による有機ガス濃度の測定を行った。そ
の結果を、従来の結果と比較しつつ、以下に示す。
【0057】
【表1】
【0058】以上の結果から明らかなように、本発明に
係る排気ガス処理装置が取り付けられた塗装用熱風乾燥
炉によれば、炉内から発生する排気ガスの清浄性が従来
のものよりも格段に優れている。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る塗装
用熱風乾燥炉によれば、「ヤニ」が乾燥炉内の製品に落下
し、塗装外観を悪くさせるという事態を防止することが
できる。また、炉内でヤニが大量に発生するような状態
であったとしても、ほぼ完全にヤニの除去を行うことが
できるため、乾燥炉内および排気ダクトが「ヤニ」で汚れ
るというような事態を回避することができ、これらの清
掃作業、メインテナンス作業を軽減させることができ
る。
【0060】更に、従来からの塗装用熱風乾燥炉では、
乾燥炉出口は入口周辺では排気ガスが作業場に噴出し、
それが作業環境を悪化させていたが、本発明に係る塗装
用熱風乾燥炉ではこの問題も著しく改善されている。こ
れと同時に、従来からの塗装用熱風乾燥炉では、上記作
業環境の悪化以外に、周辺の機器の作動に著しい悪影響
を及ぼすような場合もあったが、本発明に係る塗装用熱
風乾燥炉ではこの問題も著しく改善されており、近年叫
ばれている環境浄化の面でも好ましい。
【0061】また更に、本発明に係る塗装用熱風乾燥炉
においては、従来型のものと比較して、排気ガス処理の
量的なキャパシティが大きいため、大型の被塗物の塗装
を行う場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る塗装用熱風乾燥炉の好適な一実
施形態を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処
理装置の好適な一実施形態を示すブロック図である。
【図3】 オーバーフロー層の別の取り付け形態を説明
するためのブロック図である。
【図4】 従来からの塗装用熱風乾燥炉の機能構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 燃焼供給管 2 直火式燃焼バーナー 3 ファン 4 ダンパー 5 送気ダクト 6 乾燥炉本体 7 循環ダクト 8 フィルター室 9 ダクト 10 循環流路 11 フィルター 11a 新鮮空気 12 燃焼用空気ダクト 12’ ダンパー 13 ファン 14、15、16、17 ダンパー 20 エアーカーテン室 21 排気ガス処理装置 22 ファン 23 脱臭装置 24 ノズル 25 吸引口 26 水槽 27 オーバーフロー槽 28 エリミネーター 29 ポンプ 31 空気流入口 32 排気口 33 ドレン抜き 35 ポンプ 37 ヤニ溜まり部位 38、39、及び40 ダクト A ジェットスクラバー塔 B 後処理槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 文宏 埼玉県川越市上戸新町7番4号 Fターム(参考) 3L113 AB02 AC45 AC46 AC83 AC87 BA39 CB39 DA22 DA26 4D002 AB02 AC10 BA02 BA05 CA01 CA13 DA35 DA51 EA01 4D032 AC21 BA06 BA10 4F042 AA09 DB22 DB28 DB32 DB34 DB40

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物に熱風を吹き付けることによって
    当該被塗物に塗布された塗膜の加熱重合処理・乾燥を行
    う塗装用熱風乾燥炉において、 塗装用熱風乾燥炉内から排出される排気ガスが流通する
    排気ガス流路に、ジェットスクラバー方式の排気ガス処
    理装置が備え付けられていることを特徴とする塗装用熱
    風乾燥炉。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の塗装用熱風乾燥炉におい
    て、前記排気ガス流路は、熱風を外部に排出するための
    排気管、または、塗装用熱風乾燥炉内から排出される排
    気ガスを塗装用熱風乾燥炉内に戻す循環流路であること
    を特徴とする塗装用熱風乾燥炉。
  3. 【請求項3】 前記循環流路が、空気供給装置、燃料供
    給装置、燃料燃焼装置、熱風送付・吹き出し装置および
    熱風排気循環装置を備えていることを特徴とする請求項
    2記載の塗装用熱風乾燥炉。
  4. 【請求項4】 前記循環流路が、空気供給装置、加熱装
    置、熱風送付・吹き出し装置及び熱風排気装置を備えて
    いることを特徴とする請求項2記載の塗装用熱風乾燥
    炉。
  5. 【請求項5】 前記排気ガス処理装置から排出された排
    気ガスが、前記循環流路における前記空気供給装置によ
    って、新鮮空気と混合されて前記燃焼バーナーに供給さ
    れることを特徴とする請求項3記載の塗装用熱風乾燥
    炉。
  6. 【請求項6】 前記塗装用熱風乾燥炉の出入口に、「ヤ
    ニを一次的に溜めるヤニ溜まり部位」および「エアーカ
    ーテン」からなる群より選ばれる1以上のものを備え、
    前記ヤニ溜まり部位と前記排気ガス処理装置とが、ダク
    トにより連結されていることを特徴とする請求項1から
    5いずれか1項に記載の塗装用熱風乾燥炉。
  7. 【請求項7】 前記排気ガス処理装置に吸引される排気
    ガスを流通する排気ガス管には保温材が被覆されている
    ことを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載の
    塗装用熱風乾燥炉。
  8. 【請求項8】 前記排気ガス処理装置から排出される排
    気ガスを流通する排気ガス管には脱臭装置が備えられて
    いることを特徴とする請求項1から7いずれか1項に記
    載の塗装用熱風乾燥炉。
  9. 【請求項9】 被塗物に塗布された塗膜の加熱重合処理
    ・乾燥を行うための熱風を当該被塗物に吹き付ける塗装
    用熱風乾燥炉の炉内から排出される排気ガスが流通する
    排気ガス管に備え付けられる排気ガス処理装置であっ
    て、 前記排気ガス流路が連結され、当該連結されている排気
    ガス管を流通する排気ガスを吸引して巻き込むジェット
    水流がその内側で形成されているジェットスクラバー塔
    と、このジェットスクラバー塔の下流に連結され、当該
    ジェットスクラバー塔からのジェット水流を受ける後処
    理槽と、からなり、 前記後処理槽は、前記ジェット水流からの水を一次的に
    貯水する貯水部と、前記ジェットスクラバー塔を通過し
    て運ばれてきた排気ガスからミストを除去するためのエ
    リミネータと、を備え、前記貯水部には、ヤニと水を分
    離するためのオーバーフロー槽が取り付けられているこ
    とを特徴とする塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置。
  10. 【請求項10】 被塗物に塗布された塗膜の加熱重合処
    理・乾燥を行うための熱風を当該被塗物に吹き付ける塗
    装用熱風乾燥炉の炉内から排出される排気ガス中のヤニ
    成分を、ジェットスクラバー方式の排気ガス処理装置に
    よって除去する方法。
  11. 【請求項11】 ジェットスクラバー方式の排気ガス処
    理装置を通して循環された排気ガスを使用して形成され
    た被塗物吹き付け用の熱風によって、被塗物に塗布され
    た塗膜の加熱重合処理・乾燥を行う工程を含む被塗物の
    塗装工程。
JP2000131122A 2000-04-28 2000-04-28 塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置および方法、並びにこれらを採用した塗装用熱風乾燥炉 Withdrawn JP2001310150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000131122A JP2001310150A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置および方法、並びにこれらを採用した塗装用熱風乾燥炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000131122A JP2001310150A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置および方法、並びにこれらを採用した塗装用熱風乾燥炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001310150A true JP2001310150A (ja) 2001-11-06

Family

ID=18640081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000131122A Withdrawn JP2001310150A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置および方法、並びにこれらを採用した塗装用熱風乾燥炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001310150A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004351304A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 除塵装置、有機系燃料のガス化システムおよびメタノール合成システム
JP2009011889A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Kanto Auto Works Ltd 塗装乾燥炉の排気ガス脱臭処理システム
CN104067080A (zh) * 2012-01-23 2014-09-24 日本碍子株式会社 干燥炉单元及干燥炉
JP2018192392A (ja) * 2017-05-15 2018-12-06 株式会社Subaru 乾燥装置及び該乾燥装置を用いた乾燥方法
JP2019155281A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 トヨタ車体株式会社 塗装乾燥炉用ヤニ除去装置
JP2022114922A (ja) * 2021-01-27 2022-08-08 本田技研工業株式会社 塗装方法
JP7497076B1 (ja) 2022-12-27 2024-06-10 株式会社エス.ケーガス 電気式連続型焼付炉

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004351304A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 除塵装置、有機系燃料のガス化システムおよびメタノール合成システム
JP2009011889A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Kanto Auto Works Ltd 塗装乾燥炉の排気ガス脱臭処理システム
JP4642814B2 (ja) * 2007-07-02 2011-03-02 関東自動車工業株式会社 塗装乾燥炉の排気ガス脱臭処理システム
CN104067080A (zh) * 2012-01-23 2014-09-24 日本碍子株式会社 干燥炉单元及干燥炉
JP2018192392A (ja) * 2017-05-15 2018-12-06 株式会社Subaru 乾燥装置及び該乾燥装置を用いた乾燥方法
US10578360B2 (en) 2017-05-15 2020-03-03 Subaru Corporation Drying apparatus and drying method using the drying apparatus
JP2019155281A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 トヨタ車体株式会社 塗装乾燥炉用ヤニ除去装置
JP2022114922A (ja) * 2021-01-27 2022-08-08 本田技研工業株式会社 塗装方法
JP7124138B2 (ja) 2021-01-27 2022-08-23 本田技研工業株式会社 塗装方法
JP7497076B1 (ja) 2022-12-27 2024-06-10 株式会社エス.ケーガス 電気式連続型焼付炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4257783A (en) Method of and a device for separating paint residuals and solvents from the exhaust air of a paint spray chamber
US4261707A (en) Process and system for elimination of paint solvent vapors
KR100603810B1 (ko) 도장설비용 휘발성 유기화합물 처리장치
JP2812798B2 (ja) 溶剤蒸気を除去するための方法及び装置
JP2006289155A (ja) 塗装設備
JP2007237101A (ja) 空気浄化装置及び塗装設備
KR100980302B1 (ko) 하수슬러지 건조처리시스템
JP4642814B2 (ja) 塗装乾燥炉の排気ガス脱臭処理システム
CN106693594A (zh) 一种废气处理方法及其系统
JP4137160B2 (ja) 塗装ブース
CN104703711A (zh) 表面处理设备和用于运行表面处理设备的方法
JP3955163B2 (ja) 汚染ガス除去空気調和装置
JP2001310150A (ja) 塗装用熱風乾燥炉用排気ガス処理装置および方法、並びにこれらを採用した塗装用熱風乾燥炉
JP2004050061A (ja) 消臭装置および消臭方法
JP2002045740A (ja) 塗料ヤニ取り装置および塗料ヤニ取り方法
JP4174396B2 (ja) 排ガス導入構造および該構造を用いた排ガス処理装置
JP2004261777A (ja) 半導体排ガス処理装置
KR102273453B1 (ko) 습식 집진 장치가 결합된 자동차용 도장 부스
US4261720A (en) Method and system for purifying fiber-resin emissions
CN210278700U (zh) 一种voc废气处理净化装置及具有其的烤漆房
JPH05269414A (ja) 塗装ブースの排気処理装置
JP2006212565A (ja) 塗装ブース装置
JP2001149750A (ja) ダイオキシン類含有排ガス並びに飛灰の処理方法及びその装置
KR102221628B1 (ko) 유동층 흡착 장치
JP2011110500A (ja) 塗装システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703