JP7123663B2 - 製造ライン内の静電気測定方法 - Google Patents

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実施形態は、製造ライン内の静電気測定方法に関する。
従来より、半田印刷機、部品実装機及びリフロー炉等の複数の装置が連続して配置され、プリント配線板がこれらの複数の装置を順番に通過することにより、プリント配線板に電子部品が実装される表面実装ラインが実用化されている。このような製造ラインにおいて、プリント配線板へ局所的に静電気が蓄積され、電子部品を破壊してしまうことがある。しかしながら、静電気が蓄積される原因は様々であり、時間的にも変動するため、原因の特定は困難である。
特開平8-286177号公報
実施形態の目的は、静電気が蓄積される原因の特定が可能な製造ライン内の静電気測定方法を提供することである。
実施形態に係る製造ライン内の静電気測定方法は、基板が複数の装置内を通過することにより電子装置が製造される製造ライン内に、導電部分がケーブルを介してクーロンメーターに接続された基板を通過させながら、前記クーロンメーターにより前記導電部分の電荷量を測定する。
実施形態に係る製造ライン内の静電気測定方法は、基板が複数の装置内を通過することにより電子装置が製造される製造ラインにおいて、クーロンメーターのプローブを前記基板の導電部分に接触させることにより、前記導電部分の電荷量を測定する。
第1の実施形態に係る静電気測定方法の測定対象となる製造ラインを示す図である。 (a)はプリント配線板を示す模式的平面図であり、(b)はプリント回路板を示す模式的平面図である。 (a)~(d)は、静電容量の測定方法を示す図である。 第1の実施形態において用いる静電気測定装置を示す図である。 第1の実施形態において用いる同軸ケーブルを示す断面図である。 横軸に製造ライン内の位置をとり、縦軸に測定された電荷量をとって、基板の電荷量の変化を示すグラフ図である。 第2の実施形態に係る静電気測定方法を示す図である。 第2の実施形態において用いる静電気測定装置を示す図である。 横軸に時間をとり、縦軸に電荷量をとって、ある静電気測定装置の測定結果を示すグラフ図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について説明する。
本実施形態は、製造ライン中においてプリント配線板が静電気を帯びる位置を特定する。
<製造ライン>
先ず、本実施形態に係る静電気測定方法の測定対象となる製造ラインについて説明する。
図1は、本実施形態に係る静電気測定方法の測定対象となる製造ラインを示す図である。
図1に示すように、本実施形態において測定対象となる製造ラインは、基板実装される製造ライン100である。製造ライン100においては、収納・搬送機101、半田印刷機102、部品実装機103、部品実装機104、リフロー炉105、及び、収納・搬送機106が、この順に配置されている。また、これらの装置内を通過するように、搬送手段107が設けられている。なお、製造ライン100の構成はこれには限定されず、上記以外の装置が設けられていてもよく、上記装置の一部又は全部が設けられていなくてもよい。また、本実施形態において測定対象となる製造ラインは基板実装される製造ラインには限定されない。
収納・搬送機101は、プリント配線板110(図2(a)参照)を収納し、プリント配線板110を1枚ずつ搬送手段107に対して供給する。半田印刷機102は、プリント配線板110の上面に半田を印刷する。部品実装機103及び104は、半田が印刷されたプリント配線板110上に電子部品115(図2(b)参照)を載置する。リフロー炉105は、半田を加熱して一旦溶融させた後、冷却して凝固させることにより、電子部品115をプリント配線板110に接合する。プリント配線板110に電子部品115が実装されることにより、プリント回路板120(図2(b)参照)が製造される。収納・搬送機106は、製造されたプリント回路板120を一旦収納し、次工程に向けて搬出する。
搬送手段107においては、例えば、複数基のベルトコンベアが設けられており、プリント配線板110を、収納・搬送機101から、半田印刷機102、部品実装機103、部品実装機104及びリフロー炉105の内部を順次通過させて、収納・搬送機106まで搬送する。なお、搬送手段107には、ロボットアーム等が設けられていてもよい。
<プリント配線板及びプリント回路板>
次に、製造ライン100に投入されるプリント配線板と、製造ライン100によって製造される電子装置であるプリント回路板について説明する。
図2(a)はプリント配線板を示す模式的平面図であり、(b)はプリント回路板を示す模式的平面図である。
図2(a)に示すように、プリント配線板110においては、絶縁基板111の上面に、接地配線112、並びに、信号配線113a、113b及び113cが形成されている。接地配線112はプリント回路板120の完成後に接地電位が印加される配線である。信号配線113a、113b及び113c(以下、総称して「信号配線113」ともいう)は、プリント回路板120の完成後に各種の信号電位が印加される配線である。
図2(b)に示すように、プリント回路板120においては、プリント配線板110に複数の電子部品115が実装されている。各電子部品115の端子(図示せず)は、例えば、信号配線113a、113b及び113cのうちの少なくとも1つと、接地配線112に接続されている。
<プリント回路板の製造方法>
次に、製造ライン100によるプリント回路板120の製造方法について説明する。
図1、図2(a)及び(b)に示すように、製造ライン100の収納・搬送機101にプリント配線板110を投入する。これにより、搬送手段107がプリント配線板110を半田印刷機102に搬送する。半田印刷機102はプリント配線板110の上面における接地配線112上の一部、及び、信号配線113の一部に半田(図示せず)を印刷する。
次に、搬送手段107が、半田が印刷されたプリント配線板110を部品実装機103に搬送する。部品実装機103は、一部の電子部品115を半田の直上域を含む領域に載置する。次に、搬送手段107がプリント配線板110を部品実装機104に搬送する。部品実装機104は、残りの電子部品115を半田の直上域を含む領域に載置する。
次に、搬送手段107が、半田が印刷され電子部品115が載置されたプリント配線板110をリフロー炉105に搬送する。リフロー炉105は半田を加熱して溶融させた後、冷却して凝固させることにより、電子部品115を接地配線112及び信号配線113に半田接合する。これにより、電子部品115がプリント配線板110に実装されて、プリント回路板120が製造される。次に、搬送手段107がプリント回路板120を収納・搬送機106に搬送する。プリント回路板120は収納・搬送機106に一旦収納された後、次工程に向けて搬出される。
この一連の工程において、プリント回路板120に局所的に静電気が蓄積されることがある。静電気に起因する電圧がその部分の耐圧を超えると放電が発生し、プリント回路板120が損傷を受ける。静電気が蓄積される原因は多岐にわたり、例えば、製造ライン100の一部とプリント配線板110との摩擦等が考えられるが、静電気の原因は製造ライン100毎に異なり、同じ製造ライン100においても、製造するプリント回路板120の構成によっても異なり、プリント回路板120の構成が同じでも時期によって異なる場合もある。
<静電気測定方法>
次に、本実施形態に係る静電気測定方法について説明する。
本実施形態に係る静電気測定方法には、製造ライン100の各位置における静電容量を測定する工程と、基板を製造ライン100内に流し、電荷量の変化を測定する工程がある。
<静電容量の測定>
先ず、製造ライン100の各位置における静電容量の測定方法について説明する。
図3(a)~(d)は、静電容量の測定方法を示す図である。
図3(a)及び(b)に示すように、プリント配線板110を製造ライン100の任意の位置に配置する。例えば、図3(a)に示すように、製造ライン100のある位置では、プリント配線板110を搬送手段107のベルトコンベア131上に載置する。又は、図3(b)に示すように、製造ライン100の他の位置では、プリント配線板110を作業台132上に載置する。
静電容量C(F)は、誘電率をε、電極面積をS、電極間距離をdとするとき、簡易的には下記数式1によって表すことができる。下記数式1に示すように、静電容量Cは電極面積Sに比例する。
C=ε×S/d (数1)
従って、図3(a)に示すように、ベルトコンベア131がプリント配線板110の両端部のみを支持するタイプである場合は、ベルトコンベア131とプリント配線板110との接触面積は比較的小さいため、ベルトコンベア131とプリント配線板110との間の静電容量Cは比較的小さくなる。一方、図3(b)に示すように、プリント配線板110の裏面全体が作業台132に接触する場合は、作業台132とプリント配線板110との接触面積は比較的大きいため、作業台132とプリント配線板110との間の静電容量Cは比較的大きくなる。このように、プリント配線板110の位置により、プリント配線板110と製造ライン100との間の静電容量Cが異なる。
次に、図3(c)に示すように、プリント配線板110を製造ライン100に装着した状態で、例えば、作業台132上に載置した状態で、直流電源50のプローブ50aをプリント配線板110の導電部分110aに接触させて、一定の電圧を印加する。これにより、プリント配線板110に電荷が蓄積される。導電部分110aは、例えば、接地配線112である。
次に、図3(d)に示すように、直流電源50のプローブ50aを離した後、クーロンメーター11のプローブ11aをプリント配線板110の導電部分110aに接触させて、蓄積された電荷量を測定する。クーロンメーター11は、プローブ11aが接触した物体に蓄積されている電荷量を測定することができる。
このとき、直流電源50が印加した電圧をV(V)とし、クーロンメーター11によって測定された電荷量をQ(C)とすると、静電容量Cは、下記数式2によって算出することができる。このようにして、製造ライン100の各位置における静電容量Cを測定する。
C=Q/V (数2)
<静電気測定装置>
次に、基板を製造ライン100内に流し、電荷量の変化を測定する方法について説明する。
先ず、本実施形態において製造ライン100内の静電気測定に用いる静電気測定装置について説明する。
図4は、本実施形態において用いる静電気測定装置を示す図である。
図5は、本実施形態において用いる同軸ケーブルを示す断面図である。
図4に示すように、本実施形態の静電気測定装置10においては、クーロンメーター11、同軸ケーブル12、及び、基板13が設けられている。クーロンメーター11は、前述の静電容量Cの測定に用いた装置と同じ装置を用いてもよく、異なる装置を用いてもよい。基板13の構成は、プリント配線板110の構成と同様である。
図5に示すように、同軸ケーブル12においては、中心から外表面に向かって、内部導体12a、絶縁膜12b、外部導体12c及び絶縁膜12dが、この順に同心円状に設けられている。内部導体12aと外部導体12cとは絶縁膜12bによって絶縁されており、外部導体12cは絶縁膜12dによって外部から絶縁されている。
図4に示すように、同軸ケーブル12の一端12gにおいて、内部導体12aがクーロンメーター11のプローブ11aに接続されている。同軸ケーブル12の他端12hにおいては、内部導体12aが基板13の導電部分13a、例えば、基板13の端部に配置された接地配線112に接続されている。
<製造ライン内の静電気測定方法>
次に、上述の静電気測定装置10を用いて製造ライン100内の各位置における電荷の蓄積量を測定する。
図6は、横軸に製造ライン内の位置をとり、縦軸に測定された電荷量をとって、基板の電荷量の変化を示すグラフ図である。
図1及び図4に示すように、基板13を製造ライン100の収納・搬送機101に装入する。基板13は、例えば、同軸ケーブル12が接続された導電部分13aが、基板13の搬送方向後端に位置するような向きで装入する。一方、クーロンメーター11は製造ライン100の外部に配置する。
この状態で製造ライン100を作動させる。これにより、搬送手段107が基板13を搬送し、製造ライン100を構成する各装置を順に通過させる。製造ライン100の各装置は、通常、プリント配線板110に対して施す処理を基板13に対して施す。このとき、クーロンメーター11は製造ライン100の外部に残し、同軸ケーブル12を連続的に繰り出すことにより、基板13の動きに追従させる。
クーロンメーター11は、同軸ケーブル12を介して、接地配線112に蓄積された電荷量をリアルタイムで測定する。この結果、図6に示すように、電荷量の変化を測定することにより、製造ライン100内のどの場所で基板13に電荷が発生しているのかを判定することができる。例えば、図6に示す例では、半田印刷機102内、及び、部品実装機104内で、基板13に電荷が発生している。従って、この部分を集中的に調べることにより、電荷発生の原因を特定することが容易になり、対策を立てることができる。
また、予め測定しておいた静電容量Cとクーロンメーター11により測定した電荷量Qに基づいて、下記数式3により、電荷量Qに起因して局所的に発生する電圧Vを推定する。そして、推定した電圧Vをプリント配線板110の各部及び各電子部品115の耐圧と比較することにより、静電気放電破壊の有無を予測する。
V=Q/C (数3)
<効果>
本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、製造ライン100のどの位置で基板13が帯電するのかを検出できるため、静電気帯電の原因を速やかに特定し、対策を立てることができる。この結果、製造ライン100によって製造されるプリント回路板120において、静電気放電による不良の発生を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、静電気の測定にクーロンメーターを使用しているため、表面電位計を使用する場合と比較して、微少な電荷を測定することができる。また、プリント配線板110の一部、例えば、接地配線112をピンポイントで測定することができる。更に、上記数式3により、電荷量を電圧に変換して各部の耐圧と比較することにより、放電破壊の可能性を予測することができる。
更に、本実施形態においては、静電気の測定対象位置として、接地配線112を選択している。一般に、接地配線112は信号配線113a、113b、113c等よりも総面積が大きいため、静電気の影響を受けやすい。従って、接地配線112の電荷量を測定することにより、静電気の影響を効率的に推定することができる。
更にまた、本実施形態においては、クーロンメーター11と基板13とを同軸ケーブル12の内部導体12aによって接続している。これにより、製造ライン100の駆動に起因する電磁的ノイズの影響を受けにくく、高精度な測定が可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、製造ラインの特定の位置において、電荷量の時間的変化を測定する。
図7は、本実施形態に係る静電気測定方法を示す図である。
図8は、本実施形態において用いる静電気測定装置を示す図である。
<静電気測定装置>
図7に示すように、本実施形態においては、プリント配線板110が帯電すると予想される工程の前後に、静電気測定装置20を設ける。例えば、前述の第1の実施形態に係る静電気測定方法を実施した結果、半田印刷機102内、及び、部品実装機104内で、基板13が帯電していることが判明した場合、半田印刷機102の前後、すなわち、収納・搬送機101と半田印刷機102の間、及び、半田印刷機102と部品実装機103の間に、それぞれ、静電気測定装置20を配置する。また、部品実装機104の前後、すなわち、部品実装機103と部品実装機104の間、及び、部品実装機104とリフロー炉105の間に、それぞれ、静電気測定装置20を配置する。
製造ライン100における静電気測定装置20を配置する各位置においては、前述の第1の実施形態において説明した方法により、予め、製造ライン100とプリント配線板110との間の静電容量Cを測定しておく。これにより、電荷量Qの測定値から、電圧Vを算出することができる。
なお、本実施形態においては、第1の実施形態に係る測定方法を実施することなく、静電気の発生が疑われる装置の前後に静電気測定装置20を配置してもよく、隣り合う装置間の全てに静電気測定装置20を配置してもよい。また、静電気の発生が疑われる装置の後段側のみに、静電気測定装置20を配置してもよい。
図8に示すように、静電気測定装置20においては、アクチュエータ21が設けられており、搬送手段107の動作と連動して、プローブ22を上下動させる。プローブ22は、ケーブル、例えば、同軸ケーブル12を介してクーロンメーター11に接続されている。これにより、静電気測定装置20は、搬送手段107によって搬送されてくるプリント配線板110について、1枚ずつ順番に、プローブ22の先端を接地配線112に接触させて、接地配線112の電荷量を測定する。
<測定結果の一例>
次に、測定結果の一例を模式的に示す。
図9は、横軸に時間をとり、縦軸に電荷量をとって、ある静電気測定装置の測定結果を示すグラフ図である。
なお、静電気測定装置20のプローブ22がプリント配線板110に接触すると、接触した部分に蓄積されていた電荷はクーロンメーター11を介して放電されるため、1台の静電気測定装置20は1枚のプリント配線板110の電荷量を1回のみ測定する。従って、図9に示す複数のプロットは、相互に異なるプリント配線板110の電荷量を示している。
図9に示す例では、例えば、搬送手段107のベルトコンベアが摩耗することにより、ベルトコンベアとプリント配線板110との間で摺動が生じるようになり、時刻taから徐々に電荷量が増加している。その後、時刻tbにおいてベルトコンベアのベルトを新品と交換したところ、静電気の発生が抑制された。また、時刻tcにおいて製造ライン100の動作条件を変えたところ、静電気が発生するようになり、時刻tdにおいて動作条件を元に戻したところ、静電気の発生が抑えられた。
また、このとき、例えば、半田印刷機102の後段に配置した静電気測定装置20において図9に示すような電荷量の変化が測定され、半田印刷機102の前段に配置した静電気測定装置20においてはこのような変化が測定されなかったとすると、半田印刷機102内に静電気の原因がある可能性が高い。一方、半田印刷機102の前段に配置した静電気測定装置20において図9に示すような電荷量の変化が測定されたとすると、半田印刷機102よりも前段の装置において、静電気が発生している可能性が高い。
<効果>
このように、本実施形態によれば、製造ライン100によってプリント配線板110に蓄積される電荷量の時間的な変化をモニターすることができる。これにより、製造ライン100における部品の消耗等の構造的な変化や、製造条件の変化、及び、季節要因等を抽出することができ、製造ライン100の安定的な運用を支援することができる。
本実施形態における上記以外の方法、測定装置及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
以上説明した実施形態によれば、静電気が蓄積される原因の特定が可能な製造ライン内の静電気測定方法を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明及びその等価物の範囲に含まれる。また、前述の実施形態は、相互に組み合わせて実施することもできる。
10:静電気測定装置
11:クーロンメーター
11a:プローブ
12:同軸ケーブル
12a:内部導体
12b:絶縁膜
12c:外部導体
12d:絶縁膜
12g:一端
12h:他端
13:基板
13a:導電部分
20:静電気測定装置
21:アクチュエータ
22:プローブ
50:直流電源
50a:プローブ
100:製造ライン
101:収納・搬送機
102:半田印刷機
103:部品実装機
104:部品実装機
105:リフロー炉
106:収納・搬送機
107:搬送手段
110:プリント配線板
110a:導電部分
111:絶縁基板
112:接地配線
113a、113a、113c:信号配線
115:電子部品
120:プリント回路板
131:ベルトコンベア
132:作業台

Claims (5)

  1. 基板が複数の装置内を通過することにより電子装置が製造される製造ライン内に、導電部分がケーブルを介してクーロンメーターに接続された基板を通過させながら、前記クーロンメーターにより前記導電部分の電荷量を測定し、
    前記導電部分は、前記電子装置の完成後に接地配線となる部分である製造ライン内の静電気測定方法。
  2. 前記ケーブルとして、同軸ケーブルの内部導体を使用する請求項1に記載の製造ライン内の静電気測定方法。
  3. 前記製造ライン内の複数の位置において前記基板と前記製造ラインの間の静電容量を予め測定しておき、前記静電容量及び前記電荷量に基づいて静電電圧を算出する請求項1または2に記載の製造ライン内の静電気測定方法。
  4. 基板が複数の装置内を通過することにより電子装置が製造される製造ラインにおいて、クーロンメーターのプローブを前記基板の導電部分に接触させることにより、前記導電部分の電荷量を測定し、
    前記導電部分は、前記電子装置の完成後に接地配線となる部分である製造ライン内の静電気測定方法。
  5. 前記基板に前記プローブを接触させる位置における前記基板と前記製造ラインの間の静電容量を予め測定しておき、前記静電容量及び前記電荷量に基づいて静電電圧を算出する請求項に記載の製造ライン内の静電気測定方法。
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