JPH116850A - 電荷量測定装置 - Google Patents
電荷量測定装置Info
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- JPH116850A JPH116850A JP18274898A JP18274898A JPH116850A JP H116850 A JPH116850 A JP H116850A JP 18274898 A JP18274898 A JP 18274898A JP 18274898 A JP18274898 A JP 18274898A JP H116850 A JPH116850 A JP H116850A
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Abstract
体の絶縁体部分が静電気を帯びたとき、その静電気によ
って導電体に誘導される電荷のうちの過剰動電荷だけを
選択的に、製造工程中のあるべきその場、その状態で精
度良く測定する。 【解決手段】 金属棒14を容量値既知の誘電体4で包
み、その上から金属板15で包んで、金属板15を接地
電位にする。被測定物から誘電体4迄の配線と誘電体4
とを、相互間の相対位置が不変であるように一体化す
る。金属板15が外部からの電磁誘導を遮蔽するので、
被測定物から誘電体4までの配線の変形や電磁誘導によ
る測定値の変動はない。又、誘電体4を、被測定電荷の
移動経路に沿って分布容量となるような構造にし、誘電
体4が被測定物に近い方から順次時間差をもって充電さ
れて行くようにして、被測定物1の高電圧が瞬間的に電
圧計5に加わるのを防ぎ、被測定電荷が電圧計5を通し
てグランドに漏れるのを防止する。
Description
関し、特に、例えばLSIのパッケージとリード端子と
のように、絶縁体と導電体とを含んでなる被測定物の、
絶縁体部分に帯電した静電荷により導電体部分に誘起さ
れる電荷の量あるいは静電エネルギーの測定に用いて有
効な、電荷量の測定方法およびその実施に用いられる電
荷量測定装置に関する。
導体装置の高機能化とこれに伴う高密度化の進展は著し
く、1チップ当りの素子数は指数関数的に増大してきて
いる。そしてこれと共に、半導体装置を構成する各素子
はそのサイズが極めて小さくなり、電界に対する耐性が
低下してきている。一例として、家庭用電気製品に搭載
されるLSIでさえ、これを構成する素子の平面寸法が
1μmを下回るようになってきており、又、例えばMO
Sトランジスタのゲート絶縁膜厚やpn接合の深さな
ど、断面方向の寸法も0.05μmを下回っている。こ
れに加えて、半導体装置(以下、LSIで代表させる)
の静電破壊耐量を低下させるもう一つの要因として、厚
さが1mm以下というような薄型でしかも大型のパッケ
ージを用いた製品も実用化され、パッケージの静電容
量、換言すれば保持される静電エネルギー量も飛躍的に
増加してきている。このような状況のもとで、LSIの
静電気による破壊を防止することは、非常に重要な課題
となってきている。
うに、リード端子に帯電した電荷が移動することに伴な
って、LSI内部の各構造部分へエネルギーが供給さ
れ、又は、蓄積された電荷が強電界を形成することにそ
の直接原因を求められるのであるが、破壊に至る過程の
中間段階に介在するパッケージの帯電現象が重要な役割
を果す。製造工程中で或いは取扱い中にLSIが帯電し
破壊するメカニズムとして、通常、下記の二つのモード
が考えられている。
からLSIのリード端子への直接的な放電(火花放電ま
たは接触放電)であり、その放電エネルギーや電荷がL
SIを破壊させる。高圧帯電体としては、TVのCRT
や、或いは摩擦帯電した人体や絶縁物などが挙げられ
る。摩擦帯電した絶縁物には、例えばプラスチックマガ
ジンのような製造工程中で用いられる治工具類あるい
は、印刷配線基板やICソケットのような実装用部品類
などがある。又、樹脂やセラミックのような絶縁性パッ
ケージで封止されたLSI自体も含まれる。
電し又は充電され、その帯電により金属製リード端子に
静電誘導された電荷がグランドに向って放電(この場合
も火花放電または接触放電)することによるエネルギー
の供給や、強電界の形成に基づく破壊である。従って、
このモードでのLSIの破壊は、LSIとグランドとの
相対位置関係およびパッケージの帯電量に密接に関係し
ている。このモードにおけるパッケージの帯電には、第
1モードでの放電の結果として起る場合と、それとは別
に、LSIの製造工程中あるいは実装作業中などでのL
SIの取り扱いに付随して必然的に発生する場合とがあ
る。すなわち、第1モードでの放電エネルギーや電荷量
がLSI内部の微小構造部分を破壊させるに十分な量で
あったとしても、放電の時定数が長いときは、LSI内
部に熱エネルギーや電荷の集中が起らず、LSIが破壊
されないまま大きな電荷が残留する。一方、LSIの製
造工程、特に通常「後工程」と呼ばれる組み立て工程や
検査工程では、(パッケージに封入された)LSIを高
圧エアーを使った吸着ノズルで吸着して移動させたり、
長尺のレール上を滑らせるなどして移動させる作業が必
ず行われる。このとき、LSIと空気あるいはレールと
の摩擦によって、LSIのパッケージが帯電する。摩擦
帯電はその外にも、LSIがマガジンとよばれるケース
に収納されているときであっても、マガジンとLSIと
が擦れ合って発生する。又、たとえLSIが静止してい
るときでも、例えば検査工程での低温温度特性検査など
では、結露防止のために乾燥空気をLSIに吹き付ける
ので、このような場合にもパッケージの摩擦帯電が生じ
る。
対して、第1モードでの破壊については、従来、LSI
チップへの保護回路の付加や内蔵およびその回路の工夫
・改良、リストストラップに代表される人体内電荷の除
電あるいはイオナイザーによる帯電防止など、さまざま
な対策がなされ効果を上げている。問題は、第2モード
での破壊に対する対策であるが、どのような対策を講じ
るにしろ、LSIを帯電破壊させるに至るエネルギー或
いは電荷量を正確に把握することが欠かせない。本発明
は、主に、このような必要性に基づいてなされたもので
ある。
をLSIに絞った電荷量(延いては静電エネルギー量)
測定方法または測定装置は、これまで特には見当たらな
い。このようなことから、従来、他の技術分野で用いら
れる測定装置をLSIでの測定に流用しているのが現状
である。例えば、良く知られているファラデーケージが
ある。これは物体に帯電した静電電荷量を測定する装置
であって、図7(a)に示されるように、被測定物(例
えば、LSI)1を入れるカップ状の金属板2とこれと
同芯円状で接地電位にされた金属板3とで、一定の容量
値Cを持つ誘電体4を挟んだ構造となっている。被測定
物1を内側のカップ状金属板2の中に入れると、静電誘
導によって金属板2と金属板3との間に電位差Vが生じ
るので、この電位差Vを電圧計5によって測定すること
により、被測定物1の静電電荷量Qを、Q=CVによっ
て求める装置である。ファラデーケージはその動作原理
から明らかなように、ガウスの定理をそのまま実現した
ものであり、被測定物1として例えばLSIを選べば、
内部にリード端子が有ろうと無かろうとそのこととは無
関係に、パッケージ表面に帯電した全静電電荷量を測定
できる。
は、被測定物の静電荷を誘導する集電部に自己放電式除
電器を用いたことを特徴とする静電電荷量測定装置が開
示されている。これは、図7(b)に示すように、例え
ばブラシ状の自己放電式除電器6に被測定物1の電荷を
誘導し、これを一定の容量値Cを持つ誘電体4に蓄積さ
せ、そのときの電位差Vと容量値Cとから、Q=CVに
よって被測定物の静電電荷量Qを測定するものである。
この装置は、同公報にも記載されているように、ファラ
デーケージの欠点を改善しようとするものである。すな
わち、ファラデーケージでは、その形状からして、被測
定物をサンプリングしてカップ状金属中に持ち込まなけ
ればならない。このことから、被測定物が本来あるべ
きその場、その状態での測定ができない、被測定物の
形状に制限が加わったり、例えば長尺物におけるよう
に、被測定物によっては測定不能な場合がある、更に
は、サンプリング時の各種摩擦の発生状況の変動によ
って測定値が変動し、測定精度が十分でなかったりする
が、上記公報記載の静電電荷量測定装置によれば、ファ
ラデーケージのそのような欠点が解消する。
電電荷量測定装置を用いれば、多少の改善、工夫は当然
必要ではあるものの、帯電したLSIパッケージの全静
電電荷量を測定することは可能である。
昭53−116182号公報記載の静電電荷量測定装置
あるいはファラデーケージを流用すれば、LSIのパッ
ケージに帯電した全静電電荷量を測定することが可能で
あり、その測定結果をLSIの静電気破壊防止対策立案
の資とすることができる。しかしながら、測定対象をL
SIに限定して考えた場合、LSIに静電気破壊をもた
らすものが、リード端子を通してLSI内部の各構造部
分に供給される放電エネルギー又は電荷の蓄積に伴う強
電界の形成であることを考慮すると、LSIパッケージ
に帯電した全静電電荷量ではなく、リード端子を通して
グランドに流れる過剰動電荷(後述する)又はリード端
子とグランドとの間の浮遊容量に蓄積される静電エネル
ギーを、直接しかも各リード端子ごとに測定する方が、
LSIの静電気破壊防止により直接的に結び付く。以下
に、本発明者らの研究結果に基づいて、過剰動電荷の考
え方と、その過剰動電荷が前述した第2モードでの静電
気破壊に果す役割とを述べ、過剰動電荷量測定の有効性
について説明する。
る。過剰動電荷は、新しく発見された電荷でも概念でも
なく、多くの電気磁気学の教科書の冒頭にでてくる静電
誘導現象のうちの一つの電荷に名称をつけたものであ
る。図8(a)に示すようなある形のグランド面7で囲
まれた空間に電荷量Qがあるとき、この空間には、電荷
量Qと空間を占る物質の比誘電率および、電荷量Qとグ
ランド面までの距離により決まる電場が形成され、それ
ぞれの場所ごとに電位が定まる。いま、この空間に中性
の小さな金属片8を入れたとする。金属片8の電位は、
その位置の、金属片を入れる前の電位となる。
線9で金属片8を接地すると、金属片8及び導線9の位
置の電位を0とするように、正の電荷が金属片8からグ
ランド7に流れ出て同じ量の負の電荷が残る。又は、反
対の表現で、グランド7から負の電荷が流れ込む。どち
らの表現でも構わないが、両方の表現を混在させるとま
ぎらわしいので、今後、前者の「流れ出す」を使うこと
とし、この流れ出す電荷に「過剰動電荷」という名前を
つける。金属片8をグランド7に接続したときに流れ出
る過剰動電荷の量は、金属片8をグランド7に接続した
後に定まる電場に対応する量である。この量は、グラン
ド7に接続した金属片8の電位が0になるように残った
負の電荷の量に等しい。これまでの説明から明らかなよ
うに、過剰動電荷量は、帯電部位(電荷量Qの位置)、
金属片8及びグランド面7相互間の相対位置関係と、帯
電電荷量Qとに密接に関係している。従って、過剰動電
荷量を測定する場合には、被測定物があるべきその場、
その状態で測定しなければならない。
ジが帯電したLSIの過剰動電荷による破壊のモデルを
図9に示す。同図を参照して、絶縁性の樹脂(パッケー
ジ)10の中に、2本の金属製リード端子11L ,11
R と、その中間に金属製ワイヤー12で接続されたpn
接合(LSIの構造部分の一例)が配置されている。樹
脂10表面には、製造工程中の摩擦あるいは第1モード
での放電などにより、正の静電荷が帯電している。同図
には、この樹脂10表面の静電荷によって、リード端子
11L ,11R やワイヤー12、チップの一部に負の電
荷が誘導固定化し、正の電荷が過剰動電荷となるイメー
ジを描いた。始めの状態では、左右のリード端子11
L ,11R 、ワイヤー12及びpn接合とも全て同電位
である。次に、右側のリード端子11R が、火花放電あ
るいは接触放電によって接地電位になったとすると、全
ての過剰動電荷は、グランドに向って極めて早い速度で
移動する。その移動速度は回路の分布定数で定まること
になるが、pn接合部は降伏状態であってもリード端子
11L ,11R やワイヤー12に比べて高い抵抗または
電位障壁を持つので、過剰動電荷が全て流出しつくすま
では、左右のリード端子間またはpn接合の両端には電
位差が加わり続ける。LSIの静電気による破壊は、接
合型であれば、この電位差の間を過剰動電荷が通過する
際に残す熱エネルギーにより、MOS型であれば、過剰
動電荷が作る電界中の電位差そのものによって発生す
る。
正の静電荷に誘導された電荷であるので、前述したファ
ラデーケージや特開昭53ー116182号公報記載の
静電電荷量測定装置によって樹脂表面の静電電荷量を測
定することにより、知ることはできる。但し、この方法
によってLSIの過剰動電荷量を見積る場合、以下の点
を考慮しなければならない。
Iとグランドとの相対位置関係、したがってリード端子
の過剰動電荷量は、製造工程、検査工程での置かれた状
態ごと或いは取り扱いの仕方ごとによって大きく異なる
ので、あるべきその場、あるべきその状態のままで測定
しなければならない。この点から、ファラデーケージ
は、LSIの過剰動電荷量測定には実際上適用不可能で
あるといえる。
くく、したがって分布が不均一になることが多い。その
ような場合は、たとえLSIパッケージの全静電電荷量
が分ったとしても、リード端子ごとの過剰動電荷量はそ
の静電電荷量から見積ることは難しい。このような場合
はどうしても、リード端子に誘導される過剰動電荷量を
直接測定しなければならない。この観点から、特開昭5
3ー116182号公報記載の静電電荷量測定装置は、
集電部として用いた自己放電式除電器の集電効果を高め
るためにブラシ式の電極を用いているので、LSIのよ
うにピッチの極く狭いリード端子ごとの過剰動電荷量を
測定する用途には、実際上使用不能である。
工程の設備・治工具あるいはLSI自体のパッケージや
チップを、LSIを破壊させることのないように設計し
たり、またLSIの取り扱い方法を検討するためには、
LSIの製造工程中で、あるべきその場、あるべきその
状態における、リード端子ごとの過剰動電荷量を正確に
測定する方法および装置が欠かせない。
荷量としては小さい場合が多い。例えば図7(b)にお
いて、被測定物1の容量C1 の値が1pFで、帯電した
電荷量Q1 が10nCであるとすると、被測定物1の接
地電位に対する電圧V1 は、V1 =Q1 /C1 =10×
10-9/1×10-12 (C/F)=10,000Vにも
なる。このような微少電荷高電圧の被測定物を測定する
には、測定系はその回路形式がどのようなものであれ、
その点を十分に考慮したものでなくてはならない。すな
わち、電荷変換部(測定系のうち、被測定電荷を蓄積し
又は流して、電圧または電流に変換する部分をこのよう
に呼ぶこととする。図7(b)の場合は誘電体4)のイ
ンピーダンス(つまり、誘電体4の静電容量の逆数)
は、被測定物のインピーダンスに比べて実質上0と見做
せる程度に十分低くなくてはならない。若しそうでない
と、被測定電荷は、全量が誘電体4に誘導・蓄積される
ことにならず、被測定物の容量値に応じた量が被測定物
に残り、正しい測定が行われないことになってしまう。
一方、測定部(測定系のうち、変換部の電圧または電流
を測定する部分をこのように呼ぶこととする。この場合
は、電圧計5)は、入力インピーダンスが十分に高く、
しかも耐圧が十分に大きくなくてはならない。これら
は、微少電荷を全量確実に変換部に誘導するために必要
である。測定部の入力インピーダンスが低かったり内部
抵抗が不足していると、ただでさえ微少な被測定電荷が
測定部の方に漏れ、測定精度が低下してしまう。
とき、被測定物から測定系までの配線系にも十分な配慮
が払われなければならない。例えば、図7(b)におい
て、被測定物1から電圧計5までの配線13に裸線を用
いると、外部からの電磁波の誘導を拾い易い。この誘導
による電圧は電圧計5の高い入力インピーダンスに加わ
り電圧測定値を変動させる。一方、電磁誘導の影響を避
けるため、配線13を同軸ケーブルなどにすると、測定
のためにケーブルを動かしたときに発生するピエゾ効果
により、やはり配線13に電圧が生じ電圧計5の測定値
が変動してしまう。
慮は、LSIの過剰動電荷の測定のみならず、測定対象
がどのようなものであれ、一般に微少電荷高電圧の静電
荷の量を測定する際にも必要なことである。
剰動電荷量だけを、製造工程でのあるべきその場、ある
べきその状態において、しかもリード端子ごとに測定す
る方法およびその実施に用いる測定装置を提供すること
を目的とするものである。
電荷の測定方法および測定装置を用いて、LSIのリー
ド端子とグランドとの間の浮遊容量を測定し、更には、
パッケージが帯電したLSIのリード端子に蓄積される
静電エネルギー量を求め、また、LSIに静電気破壊を
引き起すに足る静電エネルギー又は電荷量を測定する測
定装置を提供することである。
荷量の測定装置において、被測定物から測定系までの配
線の変形や電磁誘導などに起因する測定値の変動のな
い、精度の高い電荷量測定装置を提供することを目的と
するものである。
荷量の測定装置において、被測定電圧が高電圧であるこ
とに起因して、被測定電荷の一部が測定部を通して電荷
変換部位外に漏れることに基づく測定精度の低下を防止
した、精度の高い測定装置を提供することを目的とする
ものである。
は、絶縁体と導電体とを含んで構成される被測定物の前
記導電体に蓄積されている電荷を、接触放電又は火花放
電などにより放電させ誘導する探針と、前記探針によっ
て誘導された前記電荷を蓄積するための、一方の電極が
接地電位にされた容量値既知のキャパシタと、前記キャ
パシタの電極間電圧を測定する手段とを備えることを特
徴とする。
加えて、キャパシタが、探針によって誘導される被測定
電荷の移動経路に沿って、分布容量構造又は微少容量値
の複数のキャパシタの並列接続構造となっているように
しているので、被測定電荷の高い電圧による電圧計の破
壊や被測定電荷の漏出を防ぐことができ、その分、測定
精度が高いができる。
タに至る経路と、キャパシタとを、相互間の相対位置が
不変であるように一体化構造にすると共に、その一体化
構造体に対して外部からの電磁遮蔽を施しているので、
被測定物からキャパシタ迄の配線の変形や配線に加わる
電磁誘導に起因する測定値の変動が防がれる。
一体化構造にすることと、被測定電荷蓄積用キャパシタ
容量を分布容量化することとは、測定対象がLSIのリ
ード端子に誘導された過剰動電荷である場合に限らず、
一般にその量が微少で高電圧である静電荷の量を測定す
る場合にも測定精度向上効果をもたらす。
いて、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1
の実施例による電荷量測定装置の断面図である。図1を
参照して、この測定装置は、先端が尖ったステンレス製
金属棒(長さ;150mm)14を、誘電体4で包み、
更にその外側をステンレス製の金属板15で包んで、被
測定物に近接または接触させる探針と、電荷蓄積用キャ
パシタと、探針からキャパシタ迄の配線とを一体化し
た、鉛筆形状の構造となっている。誘電体4は、厚さ
0.05mmのセラミック(比誘電率;8.5)からな
り、金属棒14と金属板15との間の容量値は1,00
0pFである。LSIの場合、比較的高く帯電した場合
でも、リード端子の過剰動電荷量は数nC程度である。
又、リード端子の静電容量は、パッケージにより大小あ
るが、大略、数pF程度である。上記のような微少電荷
量の測定を目的とすることから、本実施例では、リード
端子の容量値に対して誘電体4の容量値を数百倍と十分
大きくして、そのインピーダンスを無視できるようにし
た。すなわち、誘電体4に被測定電荷が移された後に被
測定物1に残る電荷量が、誘電体4に蓄積された電荷量
に対して無視できる程度に小さくなるようにして、測定
精度を高めた。外側の金属板15の太さは、直径20m
mφである。
を測定するには、外側の金属板15を接地電位にし、金
属棒14の尖った先端を被測定物に近接または接触させ
て過剰動電荷を誘電体4に蓄積させ、そのときの金属棒
14と金属板15との間の電圧値Vと誘電体4の容量値
CとからQ=CVで求めるのであるが、全体が金属板1
5で包まれその金属板15が接地電位にされているの
で、外部からの電磁誘導を遮断できる。又、探針と配線
とを兼ねた金属棒14は剛体であるので、探針や配線の
変形、撓みによる測定値の変動もない。尚、本実施例で
は、誘電体4として硬度の高いセラミックを用いている
が、外側の金属板15が剛体であるので、誘電体4は必
らずしも剛性を持つものではなく、弾性体あるいは塑性
体であっても、配線の変形、撓みは生じない。
程に適用した例を示す図である。この例では、図2
(a)に示すように、LSI16を斜めに設置した金属
レール17上を滑らせ、上から下へ搬送した場合に発生
するリード端子の過剰動電荷を測定した。このような搬
送方法は、LSIの製造工程中ではよく用いられる方法
である。先ず、図1に示すように、測定装置最外側の金
属板15をグランドに接続し、内側の金属棒14の末端
とグランドとの間に電圧計5を接続した上で、金属棒1
4と金属板15とを短絡させ誘電体4を十分放電させ
る。次に、図2(b)に示す部分拡大図のように、金属
棒14の尖った先端をレール17を滑り降りてきたLS
I16のリード端子18に接触させ、そのときの電圧計
5の値を読み、Q=CVにより、過剰動電荷量Qを算出
する。電圧計5の指示値は、電圧値Vを容量値Cで換算
して、電荷量Qが直読できるような表示にしてもよい。
属板15との間のキャパシタは、被測定物との接触点
(金属棒14の尖った先端)から電圧計5の入力部(金
属棒14末端部)までの経路に沿った分布容量となって
いる。従って、上記の測定過程中、被測定電荷のリード
端子から金属棒14への移動はピコ秒オーダーの高速で
行われるが、誘電体4は、金属棒14先端からの距離に
応じた配線抵抗によって生じる時定数差によって、被測
定点(金属棒14先端)に近い方から順次時間差をもっ
て充電されて行く。そのため、たとえリード端子の帯電
時の電位が非常に高電位であるとしても、その高電位が
瞬間的に電圧計5に加わることはなく、電圧計5が破壊
することはない。又、被測定電荷が誘電体4に蓄積され
る前に電圧計5を通してグランドに漏れてしまうことも
なく、全量誘電体4に蓄積される。例えば、被測定物と
してのリード端子の容量が1pF、過剰動電荷量が10
nCであるとすると、このリード端子は10,000V
に帯電している。いま、上述したような誘電体4の分布
容量的な順次充電がないとすると、金属棒14先端をリ
ード端子に接触させた瞬間に金属棒14末端の電圧が1
0,000Vになることになる。その結果、電圧計5に
10,000Vもの電圧が瞬間的に加わり、この印加電
圧と電圧計5の内部抵抗とによって決る量の被測定電荷
が、電圧計5を通じてグランドに流れてしまうことにな
る。すなわち、たとえ電圧計5の破壊を免れたとして
も、被測定電荷の一部が誘電体4に蓄積されずに電圧計
5に漏れてしまい、被測定電荷量を正確に測定できなく
なる。
布容量となるようにしたが、勿論、図3(a)に示すよ
うに、集中定数的に、容量値既知の微小キャパシタを並
列に接続して所定の容量値となるように構成してもよ
い。但しその場合は、各微小キャパシタごとの時定数の
差が確実に表れるように、それぞれの微小キャパシタに
抵抗体rを直列に接続する方が好ましい。或いは、金属
棒14の抵抗値を適当に設計することによって、金属棒
14自体の抵抗により、被測定電荷の移動経路に沿う抵
抗値が順次増大するようにして、各微小キャパシタが段
階的に充電されて行くようにしてもよい。更には、図3
(b)に示すように、金属棒14末端部と電圧計5との
間に抵抗体R1 を設けると、電圧計5への急峻な電圧印
加をより確実に緩和して、電圧計5の破損および被測定
電荷の漏れを改善できる。又、図3(c)に示すよう
に、抵抗体R2 を、金属棒14先端部と誘電体4との間
に設けても同様の効果が得られる。但し、この抵抗体R
2 は、当然のことながら、金属棒14や誘電体4と共に
一体化しなければならない。なお又、これまでの各種の
構造において、電圧計5の前段に、高い入力インピーダ
ンスを低いインピーダンスに変換する増幅回路やインピ
ーダンス変換回路を設け、この回路も金属棒14および
誘電体4と共に固定・一体化すると、一体化部分から電
圧計5入力部までの配線への電磁誘導や配線の変形・撓
みなどによる測定値の変動も除去できるので、測定精度
をより高めることができる。
と配線とを兼ねて、先端から末端までを一本の剛体で構
成したが、先端部分の形状や構造を工夫することによっ
て、様々な使い方ができる。例えば先端部分に、リン青
銅のようなばね性金属あるいはカーボンを添加した導電
性ゴムなどのような、弾性のある細い導電体部分を設け
れば、図4に示すように、測定装置を製造工程現場に固
定して、金属レール17を滑り降りてくるLSI16の
リード端子18の過剰動電荷を連続的に測定することが
できる。又、図5に示すように、先端にドーナツ状の金
属板19を取り付けた円筒状の絶縁体20を複数個用
い、それらを例えば自動車や携帯ラジオなどにおける伸
縮式棒アンテナのように組み合せれば、被測定物の形状
がLSIのリード端子のように線状で面積の小さい場合
のみならず、或る程度の面積がある場合でも、その面積
に合せて最適な接触面積を選択することができる。上記
いずれの変形例においても、電荷を蓄積するための電気
蓄積部21は、キャパシタと配線とが一体化されていれ
ば、図1に示すような分布容量型の構成であってもよい
し、或いは、図3(a),(b),(c)に示すよう
な、集中定数型の構成であってもよい。
電体部分とが混在する構造であるときに、導電体部分に
誘導された電荷のうちの過剰動電荷を測定する場合につ
いて説明したが、これまでの説明から明らかなように、
被測定点から誘電体までの配線とキャパシタとを一体化
することによる測定精度の向上と、キャパシタが分布容
量的に時間差を持って順次充電されることによる測定精
度の向上とは、測定対象が過剰動電荷に限られるもので
はない。上記の作用は、微少電荷高電圧の測定における
測定精度向上に効果をもたらすものであるので、本発明
を、例えば特開昭53ー116182号公報記載の静電
電荷量測定装置のように、集電部に導電性ブラシ型の自
己放電式除電器を備えた測定装置に適用すれば、絶縁性
で大面積の被測定物に帯電した静電電荷量をより精度よ
く測定できる。或いは、被測定物との接触部を金属製や
導電性ゴム製あるいは導電性プラスチック製などのロー
ラーで構成しても、集電部がブラシの場合と同様の効果
が得られる。
定装置を用いると、LSIのパッケージに帯電した静電
荷に応じてリード端子に誘導され、LSI内部の素子の
静電気破壊の直接原因となる過剰動電荷の量を直接知る
ことができるが、この電荷量測定装置に更に直流電源と
切り換えスイッチとを設けると、次に述べるように、リ
ード端子のグランドに対する容量を測定することが可能
である。又、このことを利用して、LSIのパッケージ
が静電気を帯びているときにリード端子に蓄積されてい
る静電エネルジーを知ることができる、更には、LSI
が静電気破壊を起すときのエネルギーや電荷量を求める
ことができる。
す回路図である。図6を参照して、本実施例は、電荷量
測定装置に加えて直流電源22を備えている。そして、
電荷蓄積部21の金属棒14の末端部が、スイッチ2
3、24及び25によって、グランド、直流電源22及
び電圧計5に切り換えて接続されるようになっている。
本実施例においては、被測定物1としてのLSIのリー
ド端子のグランドに対する容量およびパッケージが帯電
しているときにリード端子に蓄積される静電エネルギー
を以下の手順により測定する。
属棒14と金属板15との間の誘電体4を放電させて、
蓄積電荷を0にする。その後、スイッチ23を開放する
第2番目に、金属棒14の尖った先端を被測定物1(L
SIのリード端子)に接触させると共にスイッチ25を
短絡させて、誘電体4の電圧VM を測定する。これまで
の操作により、LSIのパッケージが静電荷を帯びてい
るときに、リード端子とグランドとの間に蓄積される過
剰動電荷量QL1を、 QL1=CP ・VM (但し、CP は誘電体4の容量値で既
知) として求める。
属棒14末端から先端を通して、LSIのリード端子1
に電圧Vを印加する。その後、スイッチ24を開放する
と共に金属棒14の先端をリード端子1から離し、初期
状態に戻す。その後、第1番目および第2番目の操作を
行なって、リード端子1が電圧値Vで充電されたときに
リード端子1に蓄積される電荷量QL2を測定する。この
操作により、リード端子1のグランドに対する静電容量
値CL が、 CL =QL2/V として求まる。
リード端子1の静電容量値CL と、第2番目の操作によ
り求めておいた、LSIのパッケージが静電気を帯びて
いるときにリード端子1に蓄積されている過剰動電荷量
QL1とから、パッケージが帯電しているときにリード端
子に蓄積されている静電エネルギーEを、 E=(1/2)×(QL1 2 )/CL として算出する。
えば製造工程中に静電気を帯びたときに、リード端子に
蓄積される静電エネルギーが求まり、その帯電が許され
得るものかどうかを判定することができる。
て出力電圧可変の電源を用いれば、上記の第3番目の操
作を、被測定物1への印加電圧Vを低い方からLSIが
破壊を起すまで、順次電圧を変えながら繰り返すことに
よって、LSIが静電気破壊を起す瞬間の電荷量、延い
ては静電エネルギーを求めることができる。
定装置によれば、絶縁体と導電体とを含んで構成される
被測定物の絶縁体が帯電し静電荷を帯びているとき、そ
の静電荷により導電体に誘導された電荷のうち、過剰動
電荷の量だけを選択的に測定できる。従って、ファラデ
ーケージなどのような従来の静電電荷量測定装置で測定
する場合とは異って、LSIに静電気破壊を及ぼす直接
原因であるリード端子の過剰動電荷を、パッケージに帯
電した静電気を介してではなく、直接しかもLSIが製
造工程中であるべきその場、その状態のままで測定でき
る。その場合、被測定電荷を集電・誘導する探針を、細
く尖った形状にすることにより、リード端子ごとの過剰
動電荷を測定できる。
も、探針と、探針から被測定電荷蓄積用キャパシタに至
る経路と、キャパシタとを、相互間の相対位置が不変で
あるように一体化すると共に、その一体化物に対して外
部からの電磁遮蔽を施した構造となっているので、被測
定物からキャパシタまでの配線の変形や電磁誘導による
測定値の変動が防止され、測定精度が高い。
積用キャパシタの構造を、被測定電荷の移動経路に沿っ
て、分布容量構造または複数のキャパシタを並列接続し
た構造とすることにより、電圧計の破壊や被測定電荷の
漏れを防止し、測定精度を高めている。
一体化構造にすることと、被測定電荷蓄積用キャパシタ
を分布容量化することとは、測定対象がLSIのリード
端子に誘導された過剰動電荷である場合に限らず、一般
にその量が微小で高電圧である静電荷の電荷量を測定す
る場合にも測定精度向上効果をもたらす。
構造を示す断面図である。
を、LSIの製造工程に適用する場合の様子を模式的に
示す外観図および部分拡大図である。
第1の変形例のいくつかを示すす回路図である。
定装置の第2の変形例を示す外観図である。
定装置の第3の変形例の構造を示す模式的断面図であ
る。
価回路図である。
てのファラデーカップの模式的断面図である。分図
(b)は、従来の静電電荷量測定装置の他の例の構成を
示す模式的等価回路図である。
デル図である。
ズムを説明するためのモデル図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 絶縁体と導電体とを含んで構成される被
測定物の前記導電体に蓄積されている電荷を、接触放電
又は火花放電などにより放電させ誘導する探針と、 前記探針によって誘導された前記電荷を蓄積するため
の、一方の電極が接地電位にされた容量値既知のキャパ
シタと、 前記キャパシタの電極間電圧を測定する手段とを備えた
電荷量測定装置。 - 【請求項2】 前記キャパシタが、前記探針によって誘
導される被測定電荷の移動経路に沿って、分布容量構造
となっていることを特徴とする請求項1記載の電荷量測
定装置。 - 【請求項3】 前記キャパシタが、前記探針によって誘
導される被測定電荷の移動経路に沿って、微少容量値の
複数のキャパシタの並列接続構造となっていることを特
徴とする請求項1記載の電荷量測定装置。 - 【請求項4】 前記探針と、前記探針から前記キャパシ
タに至る経路と、前記キャパシタとが、相互間の相対位
置が不変であるように一体化構造にされていると共に、
前記一体化構造体に対して外部からの電磁遮蔽が施され
ている構造であることを特徴とする請求項1または2記
載の電荷量測定装置。 - 【請求項5】 前記複数のキャパシタはそれぞれ抵抗素
子を介して前記接地電位に接続されていることを特徴と
する請求項3記載の電荷量測定装置。 - 【請求項6】 絶縁体と導電体とを含んで構成される被
測定物の前記導電体に蓄積されている電荷を放電させ誘
導する棒状の第1の導電体と、前記棒状の導電体の周り
を囲むように形成された筒状の第2の導電体と、前記第
1の導電体と前記第2の導電体との間に設けられたキャ
パシタとを備えることを特徴とする電荷量測定装置。 - 【請求項7】 前記キャパシタは、前記第1の導電体及
び前記第2の導電体との間に設けられた複数個の微少容
量キャパシタによって構成されていることを特徴とする
請求項6記載の電荷量測定装置。 - 【請求項8】 前記第1の導電体及び前記第2の導電体
の間の電圧を測定する電圧計を備えることを特徴とする
請求項6記載の電荷量測定装置。 - 【請求項9】 前記第1の導電体と固定・一体化して設
けられた増幅回路を備えることを特徴とする請求項6記
載の電荷量測定装置。 - 【請求項10】 前記第1の導電体と固定・一体化して
設けられたインピーダンス変換回路を備えることを特徴
とする請求項6記載の電荷量測定装置。 - 【請求項11】 前記微少容量キャパシタと前記第1の
導電体もしくは前記第2の導電体との間には抵抗素子が
形成されていることを特徴とする請求項7記載の電荷量
測定装置。
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-
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- 1998-06-29 JP JP18274898A patent/JP3701470B2/ja not_active Expired - Lifetime
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