JP7122052B1 - 鉄骨と木材のハイブリット梁材及び梁材用のt字状鉄骨 - Google Patents

鉄骨と木材のハイブリット梁材及び梁材用のt字状鉄骨 Download PDF

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Abstract

【課題】T字状鉄骨を利用して木材とのハイブリット梁材としてより合理的且つ適切に構成できる鉄骨と木材のハイブリット梁材及び梁材用のT字状鉄骨を提供する。【解決手段】梁材の芯部を構成する長尺平板状の鋼材であってウェブを形成するように断面形状が縦方向に長い縦板部20、及び梁材の上部を構成する長尺平板状の鋼材であってフランジを形成するように断面形状が横方向に長い横板部30によって、断面形状がT字形に形成された梁材用のT字状鉄骨10と、該T字状鉄骨10における長尺方向の両端部及び横板部30の上面側を除いた部位である縦板部20を、覆って内包するように設けられた包囲木材部50とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、梁材の芯部を構成する長尺平板状の鋼材であってウェブを形成するように断面形状が縦方向に長い縦板部、及び梁材の上面を構成する長尺平板状の鋼材であってフランジを形成するように断面形状が横方向に長い横板部によって、断面形状がT字形に形成された梁材用のT字状鉄骨を備える鉄骨と木材のハイブリット梁材及び梁材用のT字状鉄骨に関する。
従来、鉄骨と木材のハイブリット梁材としては、集成材によるもので、加熱時間に応じた被覆厚さを確保した木質部材を柱、梁等の構造材である鉄骨部材の耐火被覆としたものであって、木質部材(集成材)による耐火被覆材で鉄骨造の耐火被覆が実現でき、建物の耐火構造化と木質化が同時に無駄なく容易に実現可能となるので、工事時間の短縮とコスト削減が図れるものであり、木材を耐火被覆材として使うことは、新たな分野での活用となり、森林資源の活用範囲が広がり、林業の活性化が図れ、CO削減に貢献できる(特許文献1)ものが提案されている。
特開2013-11063号公報(第1頁)
鉄骨と木材のハイブリット梁材及び梁材用のT字状鉄骨に関して解決しようとする問題点は、従来はH形鋼を利用してその周囲に木材を配することで耐火性を高めたものが提案されているが、T字状鉄骨を利用して木材とのハイブリット梁材としてより合理的且つ適切に構成できるもの、及びそのハイブリット梁材に用いることができるより合理的且つ適切な梁材用のT字状鉄骨が提案されていないことにある。
そこで本発明の目的は、T字状鉄骨を利用して木材とのハイブリット梁材としてより合理的且つ適切に構成できる鉄骨と木材のハイブリット梁材及び梁材用のT字状鉄骨を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材の一形態によれば、梁材の芯部を構成する長尺平板状の鋼材であってウェブを形成するように断面形状が縦方向に長い縦板部、及び梁材の上面を構成する長尺平板状の鋼材であってフランジを形成するように断面形状が横方向に長い横板部によって、断面形状がT字形に形成された梁材用のT字状鉄骨と、該T字状鉄骨における前記横板部の下面側の部位である前記縦板部を覆って内包するように設けられた包囲木材部とを備え、前記縦板部の上縁における長手方向の中央が、最も上側へ湾曲したアーチ状に形成されている。
本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材の一形態によれば、前記包囲木材部が、内側の木材層と外側の木材層の2層に設けられ、前記内側の木材層と前記外側の木材層との間に不燃材層が配されていることを特徴とすることができる。
本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材の一形態によれば、前記縦板部に設けられた縦板部側のボルト孔と、該縦板部側のボルト孔に対応して前記包囲木材部に設けられた木材側のボルト孔とにボルトを通し、ネジ締結によって、前記T字状鉄骨と前記包囲木材部とを結合するように設けられ、前記アーチ状に形成された前記縦板部が縦荷重を受けた際の撓み量に対応して、前記縦板部側のボルト孔が少なくとも縦方向に大きく設けられていることを特徴とすることができる。
本発明に係る梁材用のT字状鉄骨の一形態によれば、梁材の芯部を構成する長尺平板状の鋼材であってウェブを形成するように断面形状が縦方向に長い縦板部、及び梁材の上面を構成する長尺平板状の鋼材であってフランジを形成するように断面形状が横方向に長い横板部によって、断面形状がT字形に形成され、前記横板部に長尺方向に間隔をおいてスリット状に開口して設けられた複数のほぞ穴に、該ほぞ穴に対応して前記縦板部の上縁側に設けられた複数のほぞが嵌められることで、前記縦板部と前記横板部とが固定されて設けられる梁材用のT字状鉄骨であって、前記ほぞが、前記ほぞ穴を貫通して前記横板部の上面から突き出る突出部を備え、前記ほぞの突出部に、吊り上げる際にフックを掛けることができる孔として用いられる吊り孔及び/又は鉄筋を配置する際に用いる配筋孔が設けられていることを特徴とすることができる。
本発明に係る梁材用のT字状鉄骨の一形態によれば、前記ほぞの突出部に開口して設けられた固定用の挿通孔が設けられ、該固定用の挿通孔に挿通されて前記縦板部の上縁側に配された前記横板部の上側に位置されて固定されることで、前記横板部が前記縦板部から離脱しないように固定する固定用部材を備えることを特徴とすることができる。
本発明に係る梁材用の鉄骨の一形態によれば、前記の梁材用のT字状鉄骨の構成を備える共に、梁材の下面を構成する長尺平板状の鋼材であってフランジを形成するように断面形状が横方向に長い下側横板部を備え、該下側横板部に長尺方向に間隔をおいてスリット状に開口して設けられた複数のほぞ穴に、該ほぞ穴に対応して前記縦板部の下縁側に設けられた複数のほぞが嵌められることで、前記縦板部と前記下側横板部とが固定されて設けられていることを特徴とすることができる。
本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材及び梁材用のT字状鉄骨によれば、T字状鉄骨を利用して木材とのハイブリット梁材としてより合理的且つ適切に構成できるという特別有利な効果を奏する。
本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材の形態例を示す断面図である。 図1の形態例に用いることができるT字状鉄骨の形態例を示す(a)正面図及び(b)端面図である。 図1の形態例に用いることができるT字状鉄骨の他の形態例を示す(a)正面図及び(b)端面図である。 本発明に係る梁材用のT字状鉄骨(ほぞ組立構造)の形態例を示す(a)正面図及び(b)端面図である。 図4の部分(右側端部)拡大図である。 図4のA-A線断面図である。 図4の形態例の部分分解組立図である。 本発明に係るT字状鉄骨(ほぞ組立構造)を用いた鉄骨と木材のハイブリット梁材の形態例を示す(a)正面図及び(b)端面図である。 本発明に係るT字状鉄骨(ほぞ組立構造)を用いた鉄骨と木材のハイブリット梁材の形態例を示す断面図である。 本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材の形態例の使用状態を示す断面図である。 本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材に根太を固定した形態例を示す断面図である。 図11のB-B線断面図である。 本発明に係るアーチ状に形成されたT字状鉄骨と、集成材などの包囲木材部との結合のために設けられたボルト孔の形態例を示す(a)T字状鉄骨の部分正面図(b)包囲木材部の部分正面図である。 本発明に係るT字状鉄骨であって吊り孔が設けられた形態例を示す正面図である。 本発明に係るT字状鉄骨であって吊り孔及び鉄筋の配筋孔が設けられた形態例を示す正面図である。 図15の形態例の詳細を示す(a)部分拡大D-D線断面図(b)部分拡大C-C線断面図である。 本発明に係るT字状鉄骨であって吊り孔及び鉄筋の配筋孔が設けられた他の形態例の詳細を示す(a)部分拡大F-F線断面図(b)部分拡大E-E線断面図である。 図17の形態例のT字状鉄骨を構成して吊り孔の一部を形成する固定用部材の平面図である。 本発明に係るH字状鉄骨の形態例を示す断面図である。 本発明に係るT字状鉄骨と仕口コアとの接合部の形態例を示す側面図である。 図20の形態例の仕口コアを説明する部分斜視図である。 本発明に係るT字状鉄骨を小梁として用いた場合における鉄骨同士の接合部の形態例を示す水平に破断した状態の断面図である。
以下、本発明に係る梁材用のT字状鉄骨及び鉄骨と木材のハイブリット梁材の形態例を、図面(図1~10)に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材は、図1や図9などに示すように、梁材の芯部を構成する長尺平板状の鋼材であってウェブを形成するように断面形状が縦方向に長い縦板部20、及び梁材の上面を構成する長尺平板状の鋼材であってフランジを形成するように断面形状が横方向に長い横板部30によって、断面形状がT字形に形成された梁材用のT字状鉄骨10と、そのT字状鉄骨10における長尺方向の両端部及び横板部30の上面側を除いた部位である縦板部20を、内包して覆うように設けられた包囲木材部50とを備える。なお、この鉄骨と木材のハイブリット梁材は、長尺方向の両端部に設けられた鉄骨柱への取付用孔11を用いて、締結手段によって、鉄骨柱に取り付けられ使用されるものである。
この発明によれば、T字状鉄骨を利用し、より合理的に耐火性の高い、鉄骨と木材のハイブリット梁材を構成できるという特別有利な効果を奏する。すなわち、本発明の鉄骨と木材のハイブリット梁材によれば、T字状鉄骨10を用いるため、従来のH形鋼を用いて鉄骨と木材のハイブリッド梁材を構成する場合と比較すると、下側のフランジの部分がないことになり、その下側のフランジを覆うように形成されていた従来の包囲木材部に比べ、本発明に係る包囲木材部50は簡易な形態となる。そして、下側のフランジの部分がないことで、包囲木材部50が、縦板部20を十分に厚く且つ好適に覆うことができるため、耐火性能を高めることができる。
つまり、梁材は、火災の際に、その下側の角部を中心に炎によって焙られて損傷し易く、木材のみで構成されるものは延焼し、鉄骨のみで構成されるものは高温に曝されて変形し易い。これに対して、本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材では、包囲木材部50の表面は損傷するが、内部の縦板部20を含むT字状鉄骨10は、H形鋼の場合に比較して、よりも合理的に包囲木材部50に守られて損傷しにくく、建物としての構造強度を維持することができる。なお、H形鋼の場合は、下側のフランジに火災の熱が伝わり易く、損傷の原因になり易い。また、図1や図9などに示すように、長尺平板状の縦板部20が、包囲木材部50によって両側から挟まれた状態になり、締結手段によって圧力が付与された状態に結合できるため、その平板面が波打つことを防止でき、構造強度を適切に維持できる。従って、本発明に係るT字状鉄骨を利用した鉄骨と木材のハイブリット梁材によれば、そのT字状鉄骨による鉄骨構造によってスパンの長い大空間の建築物を実現でき、その耐火性を向上できる。
また、本発明に係るT字状鉄骨10の製造方法としては、後述するように、圧延成形や溶接によらないで、縦板部20と横板部30を構成する鋼板同士を固定して一体化する方法を用いることができる。但し、このT字状鉄骨10としては、従来のT形鋼の製造方法を排除するものではなく、圧延成形や溶接によって製造されたものを用いることができるのは勿論である。
なお、本形態例のT字状鉄骨10によれば、H形鋼に比べて、縦板部20(ウェブ)の板厚が厚く設定されている。このT字状鉄骨10によれば、T字状であってH形鋼に比べて簡素な形態であるが、鉛直荷重(縦荷重)を受ける強度を適切に得ることができる。例えば、本形態例のT字状鉄骨10の縦板部20としては厚さが25mmや28mmの鋼板を用いることができ、横板部30としては厚さが9mmや12mmの鋼板を用いることができる。
また、本形態例では、図1や図9などに示すように、包囲木材部50が、内側の木材層51と外側の木材層52の2層に設けられている。これによれば、耐火性能を高めることができ、外側の木材層52は、適宜に交換することが可能である。
さらに、図1や図9などに示す形態例においては、包囲木材部50において不燃材層53を介在させることで、より耐火性を向上させている。すなわち、包囲木材部50が、内側の木材層51と外側の木材層52の2層に設けられ、その内側の木材層51と外側の木材層52との間に不燃材層53が配されて介在されている。本形態例の不燃材層53は、モルタルで形成された板状の部材(モルタル板)であり、外側の木材層52に形成された凹部又は溝部に嵌め込まれた形態に設けられている。なお、本形態例では、不燃材層53として、モルタル板を用いているが、これに限定されるものではなく、不燃性の高いものを適宜選択的に利用できるのは勿論である。また、包囲木材部50としては、反りや狂いの少ない集成材を用いることで、より適切に鉄骨と木材のハイブリット梁材を構築できる。
また、本形態例のT字状鉄骨10に対する包囲木材部50の固定方法や、不燃材層53を含む包囲木材部50の組み込み方法は、図1や図9に示すように、ボルト12、ナット13及びワッシャー14などによる締結手段、木ネジ55や釘、或いは接着剤など、固着手段や接合手段、及び凹凸や溝を利用した組み込み形態を適宜選択的に用いることができるは勿論である。なお、外側の木材層52は、化粧板としても機能し、本形態例では木ネジ55を用いることで、適宜に交換することが可能である。
図1の形態例では、T字状鉄骨10に、内側の木材層51が、嵌め込まれて、ボルト12、ナット13及びワッシャー14によって構成される締結部材によって固定され、不燃材層53が嵌められて接着剤によって仮止めされた外側の木材層52が、その不燃材層53の側が内側の木材層51の外面に接することで両者の間に介在するように、木ネジ55によって内側の木材層51に固定されている。なお、T字状鉄骨10の縦板部20には、図1や図4に示すようにボルト12を挿通できるボルト孔25が、適宜に間隔をおいて設けられている。
また、本発明に係る鉄骨と木材のハイブリット梁材に用いることができるT字状鉄骨10では、図2に示すように、縦板部20(T字状鉄骨10)の上縁における長手方向の中央が、最も上側へ湾曲したアーチ状に形成されている。つまり、図2に示すように、T字状鉄骨10の両端上角のX点とX’点とを結ぶ直線(水平直線)に対して、そのT字状鉄骨10の上縁の中央(Y点)が、上方へ湾曲(膨出)したアーチ状となっている。そして、本形態例では、縦板部20の下縁における長手方向の中央(Y点の真下の下縁の点)が、最も上側へ湾曲したアーチ状に形成されている。従って、本形態例では、縦板部20の縦方向の巾が、その縦板部20の長手方向の全長に亘って同じ巾になるように設けられている。なお、これに限らず、縦板部20の下縁が、その長手方向に平坦に設けられても縦荷重を適切に受けることができる。
そのアーチ状の湾曲の大きさは、例えば、X点からX´点の長さが6000mmとすると、その線分から上方への膨出したY点までの距離が10mm程度に設定することができる。これによれば、このT字状鉄骨10にかかる縦荷重を適切に受けることができ、その縦荷重によって生じるたわみによって、T字状鉄骨10の上面及び本形態例では下面(縦板部20の下縁)が平坦化するように調整することができる。この際に、横板部30は、平置き状態にあるため、縦板部20の形状に倣って適宜に変形でき、アーチ状から平坦化するように縦板部20の撓み変形に追随できる。なお、図2及び3では、T字状鉄骨10に包囲木材部50を固定するために用いられるボルト孔25の記載を省略しているが、図4に示すように、そのボルト孔25同士の間隔や数量などは、仕様に応じて適宜選択的に設定できるのは勿論である。
また、本形態例の鉄骨と木材のハイブリット梁材に用いることができるT字状鉄骨10では、図3に示すように、縦板部20に重量を軽減するための軽量化用透孔21が、T字状鉄骨10の長尺方向に複数設けられている。
なお、図3に示した形態例によれば、軽量化用透孔21が正三角形を基礎として角部が丸められた形状に設けられている。これによれば、角状の切欠き部による応力集中を回避できる形態となっていると共に、トラス構造となっているため縦荷重を合理的に受けることができる形態となっている。すなわち、構造強度を維持できると共に、重量を適切に軽減できる形状になっている。
また、本発明に係る梁材用のT字状鉄骨10としては、図4~7に示すように、長尺方向に間隔をおいて横板部30にスリット状に開口して設けられた複数のほぞ穴31に、そのほぞ穴31に対応して縦板部20の上縁側に設けられた複数のほぞ23が嵌められることで、縦板部20と横板部30とが固定されることで一体化されて設けられているものを採用できる。なお、この鋼材(縦板部20や横板部30)に設けられるほぞ23やほぞ穴31は、例えば、プラズマ切断などの既知の切断加工手段によって、適切に形成することができる。
これによれば、ほぞ穴31にほぞ23が嵌るため、縦板部20と横板部30とが長尺方向及び横方向について相互に規制されることになり、その縦板部20と横板部30とを適切に一体化させることができる。なお、ほぞ穴31にほぞ23が単に嵌るだけでは、上下方向に離脱するため、後述するような離脱を防止する手段が必要になるが、この上下方向の離脱手段については、その後述する例に限定されず、ネジ止め、カシメ、ろう付け、溶接などの固着手段を適宜選択的に用いることができるのは勿論である。
そして、本形態例の梁材用のT字状鉄骨では、ほぞ23が、ほぞ穴31を貫通して横板部30の上面から突き出る突出部23aを備え、そのほぞ23の突出部23aにスリット状に開口して設けられた固定用の挿通孔24が設けられ、その固定用の挿通孔24に挿通されて縦板部20の上縁側に配された横板部30の上側に位置されて固定されることで、横板部30が縦板部20から離脱しないように固定する平板状の固定用部材40を備えている。
これによれば、梁材用のT字状鉄骨10を、圧延成形や溶接などの大きなエネルギーが必要となる製造方法によらないで構築できるため、環境負荷が小さく、また、熱がかからないため変形することがなく、その変形を修正する必要がない。このため、梁材用のT字状鉄骨10における様々な仕様に容易に対応でき、最適な形態のものを簡便に製造できる利点がある。
本形態例の具体的な形状は、図7に示すように、横板部30のほぞ穴31が、縦板部20の上縁に形成された凹凸部の凸部に相当するほぞ23に対応するように形成されており、縦板部20の厚さが嵌る幅で長細い矩形のスリット状(長孔状)に設けられている。また、本形態例の縦板部20の前記凸部に相当するほぞ23は、ほぞ穴31を突っ切って横板部30の上面側へ突出する突出部23aが、矩形状に連続して一体に設けられている。そして、固定用の挿通孔24が、矩形の板状の固定用部材40が挿通されるように、矩形のスリット状(長孔状)に形成されている。なお、ほぞ23、ほぞ穴31、固定用の挿通孔24及び固定用部材40の形態は、本形態例のように矩形状に限定されるものではなく、適切な嵌め合い関係になるものであればよく、例えば、角部を丸めた形状の長円状の嵌め合い形状であってもよい。
また、縦板部20の上縁にほぞ23が設けられるように形成された凹凸の凹の底面に相当する上縁面が、ほぞ23に嵌る横板部30を受けて支持する受縁面22となっており、突出部23aに設けられる固定用の挿通孔24は、その受縁面22から横板部30の厚さの間隔分に突出している側の部位に設けられている。そして、本形態例では、横板部30と固定用部材40とが、その横板部30に、その横板部30の巾方向である左右の中心を基準として左右対称位置に設けられた一対の締結用孔32(締結部)と、その一対の締結用孔32に対応して固定用部材40に設けられた一対の締結用孔42(締結部)とを用いて、一対の締結部材45(本形態例ではボルト・ナット)によって板同士の平面同士を合せた形態に固定されている。これによれば、縦板部20と横板部30とが相互に上下方向に離脱することを防止でき、ほぞ23とほぞ穴31との嵌め合い関係によって前後左右については規制されているため、縦板部20と横板部30と合理的に固定することができる。なお、横板部30と固定用部材40との固定方法(固着手段)は、一対の締結部材45のような締結部材に限定されるものではなく、例えば、点付け溶接、スポット溶接やカシメなどの既知の固着手段によって固定することも可能である。さらに、本形態例では、横板部30と固定用部材40とが、左右の二箇所(一対の締結部)で固定されているが、これに限定されず、バランスは崩れるが、片方の部位のみで固定することも可能である。
さらに、本形態例では、図6や図7に示すように、矩形の板状の固定用部材40が左右に比較的長い形態に設けられており、縦板部20の固定用の挿通孔24に挿通された部分を中心位置にして左右対称位置に配される一対の締結部材45(本形態例ではボルト・ナット)の間隔が、固定用部材40の撓みを許容できる程度に比較的長く設定されている。これによれば、ほぞ23とほぞ穴31による縦板部20と横板部30との嵌め合い関係と、及び横板部30とその横板部30の上側に位置するように挿通される固定用部材40との嵌め合い関係や位置関係において、少なくとも僅かなガタ(遊び)がないと容易に組み付けることができないが、その遊びを、固定用部材40が沈み込むことや撓み変形することによって吸収して構造的に安定化するように設けられている。すなわち、建築物の上からの縦荷重(鉛直荷重)がかかると、固定用部材40が馴染むことによって、横板部30が、縦板部20の前述の受縁面22に押接された状態で固定されることになり、横板部30と縦板部20とが一体となったT字状鉄骨10として構造的に安定した状態となることができる。
そして、図4~7に示した梁材用のT字状鉄骨10を用いることで、図8及び図9に示すように、鉄骨と木材のハイブリット梁材を構成することができる。この図8及び図9に示す形態例によれば、図1に示した形態例に比較して、横板部30の上面側に突出部23aと固定用部材40及び締結部材45が追加されて配された状態となっているが、これらの構成は、例えば床スラブ60(図10)を構築することによって埋め込まれる部分となって、その床スラブ60と一体化することができる。従って、構造的に強度を高めるように作用し、デメリットはない。なお、包囲木材部50の図9及び10に示す形態例における内側の木材層51は、左右に分割された半割構造になっており、その内側の木材層51の内側の段部に縦板部20が嵌るようになっており、内側の木材層51の製造コストを低減できる形態になっている。
さらに、本形態例の鉄骨と木材のハイブリット梁材では、図10に示すように、横板部30(T字状鉄骨10のフランジ)の上面に、複数のスタッドジベル61が固定されている。このようにスタッドジベル61を設けることができるため、床スラブ60を適切に構築することができる。これによって、構造強度の高い建築物を、適切に構築することができる。
すなわち、本形態例の鉄骨と木材のハイブリット梁材の横板部30の上面にデッキプレート62を固定することで、そのデッキプレート62を梁材の間に配することができ、横板部30の上面に設けられたスタッドジベル61を利用して鉄筋63を適切に配することができる。これによって、コンクリート65を適切に打設して床スラブ60を適切に構築することができ、構造強度の高い建築物を適切に構築することができる。
また、本形態例の鉄骨と木材のハイブリット梁材では、例えば図11及び図12に示すように、横板部30(T字状鉄骨10のフランジ)の上面に、根太70(木材)を、一対のアングル金具80(根太受け金具)を介して固定することができる。この形態例では、根太70に締結用孔71が設けられ、締結用孔71の根太用締結部材81(ボルトやナット)を構成するボルトが通されることで、その根太70が一対のアングル金具80に挟まれた状態に、T字状鉄骨10を備える梁に固定されている。また、一対のアングル金具80(根太受け金具)は、横板部30の上面に、アングル金具用締結部材82(ボルトやナット)を介して固定されている。このように根太70を固定することができるため、木材による床の骨組み構造を適切に構築することができる。
また、前述の根太70と同様に、横板部30の上面に適宜な受け金具(木材結合用金具)を固定し、その受け金具を介して小屋梁や垂木を受けて固定することもできる。これによれば、木材による屋根の骨組み構造を適切に構築することができる。
なお、横板部30の上面に固定される根太などの受け金具としては、本形態例のアングル金具80のような断面がL字状の形状に限定されるものではなく、断面がコの字状のものなど、受け金具(固定金具)として機能するものを、適宜選択的に用いることができるのは勿論である。
次に、T字状鉄骨10と包囲木材部50との結合の形態例について、図13に基づいて説明する。
この形態例によれば、縦板部20に設けられた縦板部側のボルト孔25aと、その縦板部側のボルト孔25aに対応して包囲木材部50に設けられた木材側のボルト孔25bとにボルト12を通し、ネジ締結によって、T字状鉄骨10と包囲木材部50とを結合するように設けられ、アーチ状に形成された縦板部20が縦荷重を受けた際の撓み量に対応して、縦板部側のボルト孔25aが少なくとも縦方向に大きく設けられている。すなわち、縦板部側のボルト孔25aの縦方向の寸法が、ボルト12の直径に前述の撓み量に対応した寸法を加えた長さとなるように、長く設けられている。
また、図13の形態例では、(a)がT字状鉄骨10を示す部分正面図であり、(b)が集成材などで形成された包囲木材部50を示す部分正面図になっており、包囲木材部50((a)に二点鎖線で図示)が、T字状鉄骨10の縦板部20に平面同士を接触させて重ね合わせた状態に結合されるように構成されている。なお、図13に示すように長孔状に設けられた縦板部側のボルト孔25aの縦方向の長さは、縦板部20の前述の撓み量と完全に一致する長さに設定されている必要はなく適宜調整すればよい。例えば、その撓み量よりも若干短く設定することで、結合のために組み込む際に適度の予圧(縦荷重)を加えることで結合でき、適度の荷重が加わることによってガタ(遊び)が適度に解消され、ハンドリングを行い易い形態とすることができる。また、木材側のボルト孔25bにおける包囲木材部50の表面側には、ボルト頭、ナットやワッシャーが埋まった状態に配置させるために、凹状に形成された段部25c(図1、9、13参照)が形成されている。さらに、図示していないが、この段部25cを塞ぐことで、ボルト・ナットによる締結部材を埋め込んだ状態とすることができ、梁材としての外観を整えることもできる。
次に、T字状鉄骨10の具体的な形態例について、図14~17に基づいて説明する。
図14~17は、吊り孔26が設けられた形態例を示し、図15~17は、吊り孔26及び鉄筋の配筋孔27が設けられた形態例を示している。これらの形態例によれば、ほぞ23が、ほぞ穴31を貫通して横板部30の上面から突き出る突出部23aを備え、そのほぞの突出部23aに、吊り上げる際にフックを掛けることができる孔として用いられる吊り孔26及び/又は鉄筋63(図10参照)を配置する際に用いる配筋孔27が設けられている。
吊り孔26は、図14、15に示すように、対称位置の2箇所に設けられることで、バランス良く吊り下げることができる。また、配筋孔27は、鉄筋63を通して配することができるように設けられ、図15~17に示すように等間隔に設けられることで、多数の鉄筋を正確に整然と作業効率良く容易に配置することができる。これによって、図10に示したスタッドジベル61を用いる際と比較して、より正確且つ効率良く、床スラブ60を適切に構築することができる。
また、図14、15に記載したT字状鉄骨10によれば、図13の形態例について説明したように、アーチ状に形成された縦板部20が縦荷重を受けた際の撓み量に対応して、縦板部側のボルト孔25aがボルト12の直径に比べて少なくとも縦方向(鉛直方向)に大きく設けられていると共に、T字状鉄骨10と包囲木材部50との熱膨張率の差に対応して、横方向(水平方向)に縦板部側のボルト孔25aがボルト12の直径に比べて少なくとも横方向により大きく設けられている。図14、15の形態例では、T字状鉄骨10(縦板部20)の長手方向(図面上の左右方向)の中心を基準として、T字状鉄骨10と包囲木材部50とが左右に熱膨張することで、両者の伸長量に差が生じても、その長手方向の中心を基準にしてその伸長量の差を吸収して不必要な応力が生じないように、縦板部側のボルト孔25aが少なくとも横方向に大きく設けられている。
図17に示した形態例は、図16に示した形態例に比べて、鋼材をなるべく無駄なく切断してT字状鉄骨10を形成できるように設けられている。具体的には、図17に示す形態例では、図17の図面上において上下に巾のある鋼板から2枚の縦板部20を切り出すことを想定した場合に、2枚の縦板部20の配筋孔27が設けられた突出片部23bを上下に入り組んだ形態に切り出すことができ、無駄となる鋼材の部分を可及的に少なくできると共に、細く突起するように形成された突出片部23bの形態によって、コンクリートを流し込んで床スラブ60を形成する際に、その流動性を妨げないで適切に充填することができる。
また、図17に示した形態例では、矩形の板状の固定用部材40(平面図を図18に示す。)の中央部に吊り孔26の一部を構成する長孔41が形成されている。これによれば、ほぞ23の突出部23aの高さを低くした形態でも、吊り孔26を形成する構造部が強度を確保できるように、その吊り孔26を適切に設けることができる。
次に、図19に基づいて、前述のほぞ23とほぞ穴31とによって組み立てられる形態の梁材用の鉄骨であって、実質的に断面がH字状やI字状に形成される形態例について説明する。
本形態例では、前記の梁材用のT字状鉄骨10の構成を備える共に、梁材の下面を構成する長尺平板状の鋼材であってフランジを形成するように断面形状が横方向に長い下側横板部30Aを備え、その下側横板部30Aに長尺方向に間隔をおいてスリット状に開口して設けられた複数のほぞ穴31に、そのほぞ穴31に対応して縦板部20の下縁側に設けられた複数のほぞ23が嵌められることで、縦板部20と下側横板部30Aとが固定されて設けられている。
そして、本形態例の梁材用の鉄骨では、下側のほぞ23が、下側横板部30Aのほぞ穴31を貫通して下側横板部30Aの下面から下方へ突き出る突出部23aを備え、そのほぞ23の突出部23aにスリット状に開口して設けられた固定用の挿通孔24が設けられ、その固定用の挿通孔24に挿通されて縦板部20の下縁側に配された下側横板部30Aの下側に位置されて固定されることで、下側横板部30Aが縦板部20から離脱しないように固定する固定用部材40を備えている。これによれば、構造強度の高い梁材用の鉄骨を適切に構成することができる。なお、本形態例では、上側の横板部30に比べて下側横板部30Aの巾が狭いものを示したが、これに限定されず、同等の巾に形成してもよいのは勿論である。
次に、図20~22に基づいて、本形態例の梁材用の鉄骨のジョイント部の構造について説明する。
本発明に係るT字状鉄骨10は、例えば図20及び21に示すように、仕口コア90に固定された平面視でL字状の接合部材93と、ボルト・ナットなどの締結部材94によって、その仕口コア90に取り付け・接合することができる。なお、仕口コア90は、鉄骨柱96の連結延長のための接合部となっており、上下端に設けられたフランジ91と鉄骨柱96のフランジ96aとを締結部材92によって締結することで接合されている。
この形態例では、仕口コア90の側壁(外面側)に、T字状鉄骨10と接合する部位である一対の接合部材93が、溶接されて配されている。この各接合部材93は、T字状鉄骨10の縦板部20と接合される接合面部93aと、仕口コア90に固定される固定面部93bと、T字状鉄骨10の横板部30の下面に当接してそのT字状鉄骨10支持すると共に接合の際の位置合わせを補助する上端突起部93c、及び締結用孔93dを備えている。なお、本形態例の上端突起部93cは、接合部材93の張り出した上側の角部に設けられている。
これによれば、一対の接合部材93が、縦板部20の端部を両側から挟み、締結部材94によって固定されることになり、仕口コア90にT字状鉄骨10を合理的且つ強固に接合することができる。また、接合部材93の形状は、例えば仕口コア90への溶接・固定のためのスペースを確保することで制限されるが、上端突起部93cが設けられていることで、T字状鉄骨10を、その高さ位置を適切に案内して仕口コア90へ接合できる機能的な形態になっている。
次に、図22に基づいて、本発明に係るT字状鉄骨10が小梁として用いられ、対応する別のT字状鉄骨10へ接合される際の接合部95の形態例について説明する。この形態例では、前述した接合部材93と実質的に同等の形態の接合部材95が設けられており、その接合部材95が、その固定面部95bにおいて締結部材94によって、被接合部となっているT字状鉄骨10の側の縦板部20に取り付けられて固定されていることに特徴がある。そして、一対の接合部95の接合面部95aが縦板部20の端部を両側から挟み、締結部材94によって締結することで接合されている。これによれば、小梁として用いられるT字状鉄骨10を、被接合部に合理的且つ強固に接合することができる。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 T字状鉄骨
11 鉄骨柱への取付用孔
12 ボルト
13 ナット
14 ワッシャー
20 縦板部
21 軽量化用透孔
22 受縁面
23 ほぞ
23a 突出部
23b 突出片部
24 固定用の挿通孔
25 ボルト孔
25a 縦板部側のボルト孔
25b 木材側のボルト孔
25c 段部
26 吊り孔
27 配筋孔
30 横板部
30A 下側横板部
31 ほぞ穴
32 締結用孔
40 固定用部材
41 長孔
42 締結用孔
45 締結部材
50 包囲木材部
51 内側の木材層
52 外側の木材層
53 不燃材層
55 木ネジ
60 床スラブ
61 スタッドジベル
62 デッキプレート
63 鉄筋
65 コンクリート
70 根太
71 締結用孔
80 アングル金具
81 根太用締結部材
82 アングル金具用締結部材
90 仕口コア
91 フランジ
92 締結部材
93 接合部材
93a 接合面部
93b 固定面部
93c 上端突起部
93d 締結用孔
94 締結部材
95 接合部材
95a 接合面部
95b 固定面部
96 鉄骨柱

Claims (2)

  1. 梁材の芯部を構成する長尺平板状の鋼材であってウェブを形成するように断面形状が縦方向に長い縦板部、及び梁材の上面を構成する長尺平板状の鋼材であってフランジを形成するように断面形状が横方向に長い横板部によって、断面形状がT字形に形成された梁材用のT字状鉄骨と、
    該T字状鉄骨における前記横板部の下面側の部位である前記縦板部を覆って内包するように設けられた包囲木材部とを備え、
    前記縦板部の上縁における長手方向の中央が、最も上側へ湾曲したアーチ状に形成されている鉄骨と木材のハイブリット梁材であって、
    前記横板部に長尺方向に間隔をおいてスリット状に開口して設けられた複数のほぞ穴に、該ほぞ穴に対応して前記縦板部の上縁側に設けられた複数のほぞが嵌められることで、前記縦板部と前記横板部とが固定されて設けられ、
    前記ほぞが、前記ほぞ穴を貫通して前記横板部の上面から突き出る突出部を備え、
    前記ほぞの突出部に、吊り上げる際にフックを掛けることができる孔として用いられる吊り孔、及び鉄筋を配置する際に用いられる配筋孔が設けられ
    前記ほぞの突出部に開口して設けられた固定用の挿通孔と、
    該固定用の挿通孔に挿通されて前記縦板部の上縁側に配された前記横板部の上側に位置されて固定されることで、前記横板部が前記縦板部から離脱しないように固定する固定用部材とを備えることを特徴とする鉄骨と木材のハイブリット梁材。
  2. 請求項1記載の梁材用のT字状鉄骨の構成を備える共に、
    梁材用の鉄骨の下面を構成する長尺平板状の鋼材であってフランジを形成するように断面形状が横方向に長い下側横板部を備え、該下側横板部に長尺方向に間隔をおいてスリット状に開口して設けられた複数のほぞ穴に、該ほぞ穴に対応して前記縦板部の下縁側に設けられた複数のほぞが嵌められることで、前記縦板部と前記下側横板部とが固定されて設けられていることを特徴とする鉄骨と木材のハイブリット梁材
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