JP7120478B1 - 切削工具 - Google Patents

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Abstract

切削工具は、回転する被加工物に接触することによって被加工物を切削する切削工具である。この切削工具は、被加工物を切削する切削チップが設置される側の端部である第1の端部から、第1の端部とは反対側の端部である第2の端部まで延びる棒状の形状を有する本体部と、本体部の表面に配置されたセンサ部と、を備える。センサ部は、本体部の表面に配置され、本体部の第1の物理量を検知する第1のセンサと、本体部の表面に配置され、第1のセンサと電気的に接続された基板と、基板上に搭載され、第1のセンサが検知した第1の物理量の情報を含む信号を外部へと送信する無線通信部と、本体部内に配置され、基板に電気的に接続された電池と、を含む。第1のセンサは、電池よりも第1の端部の近くに配置される。

Description

本開示は、切削工具に関するものである。
切削工具による加工中に、センサによって切削工具の物理量、たとえばひずみを測定することにより、切削工具の状態を把握する技術が知られている(たとえば、特開2020-62746号公報(特許文献1)、欧州特許出願公開第3292929号(特許文献2)、欧州特許出願公開第3292930号(特許文献3)、特開2019-166600号公報(特許文献4)、国際公開第2014/154593号(特許文献5)、特開2007-30138号公報(特許文献6)、国際公開第2007/088197号(特許文献7)、特開平3-294150号公報(特許文献8)、特開2012-20359号公報(特許文献9)、特開2019-130635号公報(特許文献10)、特開2019-209420号公報(特許文献11)、特開2018-54612号公報(特許文献12)、国際公開第2016/202569号(特許文献13)、特開2009-285804号公報(特許文献14)および国際公開第2018/047834号(特許文献15)参照)。
特開2020-62746号公報 欧州特許出願公開第3292929号 欧州特許出願公開第3292930号 特開2019-166600号公報 国際公開第2014/154593号 特開2007-30138号公報 国際公開第2007/088197号 特開平3-294150号公報 特開2012-20359号公報 特開2019-130635号公報 特開2019-209420号公報 特開2018-54612号公報 国際公開第2016/202569号 特開2009-285804号公報 国際公開第2018/047834号
本開示に従った切削工具は、回転する被加工物に接触することによって被加工物を切削する切削工具である。この切削工具は、被加工物を切削する切削チップが設置される側の端部である第1の端部から、第1の端部とは反対側の端部である第2の端部まで延びる棒状の形状を有する本体部と、本体部の表面に配置されたセンサ部と、を備える。センサ部は、本体部の表面に配置され、本体部の第1の物理量を検知する第1のセンサと、本体部の表面に配置され、第1のセンサと電気的に接続された基板と、基板上に搭載され、第1のセンサが検知した第1の物理量の情報を含む信号を外部へと送信する無線通信部と、本体部内に配置され、基板に電気的に接続された電池と、を含む。第1のセンサは、電池よりも第1の端部の近くに配置される。
図1は、切削工具の構造を示す概略斜視図である。 図2は、蓋を取り外した状態における切削工具の構造を示す概略斜視図である。 図3は、第1の端部側から見た切削工具の構造を示す概略平面図である。 図4は、第2の端部側から見た切削工具の構造を示す概略平面図である。 図5は、図2の線分V-Vに沿う概略断面図である。 図6は、図1の線分VI-VIに沿う概略断面図である。 図7は、タレットの構造を示す概略斜視図である。 図8は、タレットに切削工具が保持された状態を示す概略斜視図である。 図9は、蓋を取り外した状態における実施の形態2の切削工具の構造を示す概略斜視図である。 図10は、蓋を取り外した状態における実施の形態3の切削工具の構造を示す概略斜視図である。 図11は、図10の線分XI-XIに沿う概略断面図である。 図12は、蓋を取り外した状態における実施の形態4の切削工具の構造を示す概略斜視図である。 図13は、蓋を取り外した状態における実施の形態4の切削工具の構造を示す概略平面図である。 図14は、蓋を取り外した状態における実施の形態5の切削工具の構造を示す概略斜視図である。 図15は、蓋を取り外した状態における実施の形態6の切削工具の構造を示す概略斜視図である。 図16は、実施の形態6の切削工具を図15とは異なる視点から見た状態を示す概略斜視図である。
[本開示が解決しようとする課題]
加工中における切削工具の状態を把握するためには、切削工具の本体部に特定の物理量を検知するセンサを設置し、センサが検知した物理量の情報を無線通信部によって外部へと送信する構造を採用することができる。また、本体部内には、センサおよび無線通信部に電力を供給する電池を配置することができる。しかし、このような構造を採用した場合、加工時におけるセンサの感度や切削工具の剛性が不十分となる場合がある。加工時における切削工具の状態の把握を可能としつつ、センサの感度および切削工具の剛性を両立させることが、本開示の目的の1つである。
[本開示の効果]
本開示の切削工具によれば、加工時における切削工具の状態の把握を可能としつつ、センサの感度および切削工具の剛性を両立させることができる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示の切削工具は、回転する被加工物に接触することによって被加工物を切削する切削工具である。この切削工具は、被加工物を切削する切削チップが設置される側の端部である第1の端部から、第1の端部とは反対側の端部である第2の端部まで延びる棒状の形状を有する本体部と、本体部の表面に配置されたセンサ部と、を備える。センサ部は、本体部の表面に配置され、本体部の第1の物理量を検知する第1のセンサと、本体部の表面に配置され、第1のセンサと電気的に接続された基板と、基板上に搭載され、第1のセンサが検知した第1の物理量の情報を含む信号を外部へと送信する無線通信部と、本体部内に配置され、基板に電気的に接続された電池と、を含む。第1のセンサは、電池よりも第1の端部の近くに配置される。
本開示の切削工具では、第1のセンサによって検知された第1の物理量が無線通信部によって外部へと送信される。これにより、加工中における切削工具の状態を把握することができる。また、第1のセンサは、電池よりも第1の端部の近くに配置される。第1のセンサを切削チップが設置される側の端部である第1の端部に近付けて配置することにより、第1のセンサによる第1の物理量の検知の感度が高くなる。本体部内に電池を配置するためには、本体部内に電池を収容する空間を形成する必要がある。その結果、電池が配置される領域における本体部の剛性は低下する。一方、切削工具の第2の端部側は、工作機械の保持機構によって保持される場合が多い。そのため、第1のセンサよりも第2の端部の近くに電池が配置されることにより、切削工具の剛性低下の影響を抑制することができる。このように、本開示の切削工具によれば、加工時における切削工具の状態の把握を可能としつつ、センサの感度および切削工具の剛性を両立させることができる。
上記切削工具では、基板から見て、第1のセンサは第1の端部側に配置され、電池は第2の端部側に配置されてもよい。このように、基板を挟んで第1のセンサと電池とを配置することにより、上記本開示のセンサ部の構造を容易に達成することができる。
上記切削工具において、センサ部は、本体部の表面に配置され、本体部の第2の物理量を検知する第2のセンサをさらに含んでいてもよい。この構成により、センサ部によって複数の物理量を検知することが可能となる。
上記切削工具において、第1の物理量はひずみであってもよい。第2の物理量は加速度および温度の少なくとも一方であってもよい。この構成により、センサ部によってひずみと、加速度および温度の少なくとも一方とを検知することが可能となる。センサ部は、第2のセンサと基板とを接続する第2センサ配線をさらに含んでいてもよい。無線通信部は、第2のセンサが検知した第2の物理量の情報を含む信号を外部へと送信してもよい。
上記切削工具において、第2のセンサは、第1のセンサよりも第1の端部の近くに配置されていてもよい。
加速度および温度は、切削チップに近い位置で検知することで、精度よく検知することができる。一方、ひずみは、加工による本体部のモーメントが大きい位置、すなわち切削チップからある程度離れた位置で検知することで、精度よく検知することができる。加速度および温度の少なくとも一方を検知する第2のセンサを、ひずみを検知する第1のセンサよりも切削チップが設置される側の端部である第1の端部に近付けて配置することにより、加速度および温度の少なくとも一方、ならびにひずみを精度よく検知することができる。
上記切削工具において、センサ部は、基板上に配置され、第1のセンサが検知した第1の物理量の情報を含むアナログ信号をデジタル信号に変換して無線通信部へと送信するADコンバータをさらに含んでいてもよい。この構成により、第1の物理量の情報を含む信号を、無線通信部から送信可能な信号に変換することができる。
第1のセンサが検知した第1の物理量の情報を含むアナログ信号は、第1センサ配線が接続される基板の領域である第1区域へと伝えられた後、ADコンバータでデジタル信号に変換されて無線通信部へと伝えられ、無線通信部から外部へと送信される。そのため、本体部の長手方向において、第1区域、ADコンバータおよび無線通信部を、第1の端部側から第2の端部側に向けてこの順で配置することにより、基板の配線パターンの長さを小さくすることができる。その結果、基板を小型化することが可能となる。
上記切削工具において、本体部は、長手方向に垂直な断面が四角形状の形状を有していてもよい。四角形の4つの辺のうちの1つの辺に対応する本体部の外周面である第1の面には、第1の凹部が形成されていてもよい。基板および無線通信部は、第1の凹部内に配置されていてもよい。第1の面は、四角形の各辺に対応する本体部の外周面のうち、切削チップの横逃げ面に対応する面であってもよい。
長手方向に垂直な断面が四角形状である本体部を有する切削工具は、四角形の4つの辺に対応する本体部の外周面のうち切削チップの横逃げ面に対応する面以外の3つの面において工作機械の保持機構と接触する態様で保持される場合が多い。そのため、切削チップの横逃げ面に対応する面である第1の面に形成された第1の凹部内に基板および無線通信部を配置することにより、無線通信部から発信される信号が保持機構によって遮られることなく外部へと送信される。
上記切削工具において、電池を収容する本体部内の空間は、第1の面において開口していてもよい。この構成により、切削工具を工作機械の保持機構に固定した状態で電池を交換することが容易となる。
上記切削工具において、切削工具は、第1の凹部を覆う蓋をさらに備えていてもよい。この構成により、第1の凹部内の基板および無線通信部を保護することができる。上記蓋の少なくとも一部が樹脂、ゴムまたはセラミックス製であってもよい。この構成により、無線通信部から発信される信号を遮ることなく、第1の凹部内の基板および無線通信部を蓋によって保護することができる。
上記切削工具において、センサ部は、電池と基板とを接続する電池配線と、第1のセンサと基板とを接続する第1センサ配線と、をさらに含んでいてもよい。第1センサ配線が接続される基板の領域である第1区域は、電池配線が接続される基板の領域である第2区域に比べて、第1の端部の近くに位置していてもよい。このように第1のセンサおよび電池の配線を基板に接続することにより、上記本開示のセンサ部の構造を容易に達成することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
次に、本開示にかかる切削工具の実施の形態を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
(1)本体部の構造
図1は、切削工具の構造を示す概略斜視図である。図2は、蓋を取り外した状態における切削工具の構造を示す概略斜視図である。図3は、第1の端部側から見た切削工具の構造を示す概略平面図である。図4は、第2の端部側から見た切削工具の構造を示す概略平面図である。図5は、図2の線分V-Vに沿う概略断面図である。図6は、図1の線分VI-VIに沿う概略断面図である。
図1~図4を参照して、本実施の形態の切削工具1は、第1の端部10Aから第2の端部10Bまで延びる棒状の本体部10を備えている。本開示の本体部の形状は、特に限定されるものではないが、たとえば本実施の形態における本体部10は、直方体状の形状を有している。本体部10の表面は、第1の面11と、第2の面12と、第3の面13と、第4の面14と、第5の面15と、第6の面16とを含んでいる。第1の面11は、第1領域11Aと、第1領域11Aの第1の端部10A側に配置される第3領域11Cと、第1領域11Aと第3領域11Cとを接続する段差部である第2領域11Bとを含んでいる。本体部10の第1の端部10Aには、切削チップ90を保持するための凹部である保持部19が形成されている。保持部19は、第1の面11の第3領域11C、第4の面14および第5の面15において開口している。保持部19には、切削チップ90および敷板81が配置されている。切削チップ90は、敷板81上に積み重ねて配置されている。
本体部10は、長手方向に垂直な断面が四角形状の形状を有している。本体部の外周面である第1の面11、第2の面12、第3の面13および第4の面14は、四角形の4つの各辺に対応する。切削チップ90は、横逃げ面90Aと、前逃げ面90Bとを含んでいる。第1の面11は、四角形の各辺に対応する本体部の外周面のうち、切削チップ90の横逃げ面90Aに対応する面である。
第1の端部10A付近の第4の面14上には、切削チップ90を固定するための固定部82が配置されている。切削チップ90は、敷板81と固定部82とに挟まれることにより保持されている。切削チップ90は、回動可能な固定部82により着脱可能に固定されている。切削工具1は、回転する被加工物に切削チップ90が接触することによって被加工物を切削する切削工具である。すなわち、切削工具1は、旋削加工に用いられる切削工具である。
図2を参照して、本体部10の第1の面11には、第1領域11A、第2領域11Bおよび第3領域11Cにわたって第1の凹部11Eが形成されている。第2の面12には、第2の凹部12Eが形成されている。第1の面11の第1領域11Aの、第1の凹部11Eから見て第2の端部10B側には、電池61を収容するための空間である電池収容部11Fが形成されている。電池収容部11F内に、電池61が収容されている。電池収容部11Fは、第1の面11において開口している。
(2)センサ部の構造
図2に示すように、第1の凹部11E内には、第1の基板51が配置されている。第1の基板51は、第1領域11Aに位置する第1の凹部11E内に配置されている。第2の凹部12E内には、第2の基板52が配置されている。第3領域11Cに位置する第1の凹部11E内に、第3の基板53が配置されている。第1の基板51、第2の基板52および第3の基板53のそれぞれは、樹脂などの絶縁体からなる基板本体と、基板本体の表面に形成される銅などの導電体製の回路パターン(図示しない)とを含む。図2および図5を参照して、第1の凹部11Eと第2の凹部12Eとは、第1の貫通孔10Dにより接続されている。本体部10には、第1の面11と第2の面12とを接続する第1の貫通孔10Dが形成されている。その結果、本体部10の長手方向(第1の端部10Aと第2の端部10Bとを繋ぐ方向)において、本体部10は、第1の面11と第2の面12とを含むように第1の貫通孔10Dの両側を繋ぐ柱部10Eを含んでいる。
図2および図5を参照して、第1の基板51と第2の基板52とは、フレキシブルケーブル54により電気的に接続されている。第1の基板51、第2の基板52およびフレキシブルケーブル54は、基板モジュール50を構成する。第1の基板51は、基板モジュール50の第1部分である。第2の基板52は、基板モジュール50の第2部分である。フレキシブルケーブル54は、基板モジュール50の接続部である。接続部として、フレキシブルケーブル54に代えて、フレキシブル基板を採用してもよい。フレキシブルケーブル54は、第1の貫通孔10Dを通って第1の基板51と第2の基板52とを電気的に接続している。また、接続部として、フレキシブルケーブルおよびフレキシブル基板以外のケーブルまたは基板が採用されてもよい。
図2を参照して、第1の面11には、第1のひずみセンサ42が配置されている。第1のひずみセンサ42は、第1の面11の第1領域11Aに位置する第1の凹部11E内に配置されている。第2の面12には、第2のひずみセンサ45が配置されている。第2のひずみセンサ45は、第2の面12の第2凹部12E内に配置されている。第1の面11の第3領域11Cには、第2のセンサとしての加速度センサ29が配置されている。加速度センサ29は、第3領域11Cに位置する第1の凹部11E内に配置されている。第1のセンサとしての第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45は、本体部10の第1の物理量としてのひずみを検知する。第2のセンサとしての加速度センサ29は、本体部10の第2の物理量としての加速度を検知する。加速度センサ29は、第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45よりも第1の端部10Aの近くに配置されている。加速度センサ29に代えて、または加速度センサ29に加えて、温度センサが第3領域11C(凹部11E内の第3の基板53上)に配置されてもよい。温度センサは、第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45よりも第1の端部10Aの近くに配置される。
第1のひずみセンサ42には、第1配線(第1センサ配線)としての配線43が接続されている。第1のひずみセンサ42および配線43は、第1のひずみセンサ部品41を構成する。第2のひずみセンサ45には、第2配線としての配線46が接続されている。第2のひずみセンサ45および配線46は、第2のひずみセンサ部品44を構成する。
第1の基板51上(第1の基板51の回路パターン上)には、ADコンバータ31、無線通信部32、コネクタ33、コネクタ35、コネクタ37およびコネクタ38が搭載されている。コネクタ35、コネクタ38、ADコンバータ31、無線通信部32、コネクタ33およびコネクタ37は、第1の端部10Aから第2の端部10Bに向かう向きにこの順で配置されている。第2の基板52上(第2の基板52の回路パターン上)には、コネクタ36と、コネクタ34とが搭載されている。コネクタ36およびコネクタ34は、第1の端部10Aから第2の端部10Bに向かう向きにこの順で配置されている。
配線46は、コネクタ36に接続されている。これにより、第2のひずみセンサ45は、第2の基板52と電気的に接続されている。コネクタ34とコネクタ33とが、フレキシブルケーブル54により接続されている。これにより、第2の基板52と第1の基板51とが電気的に接続されている。配線43は、コネクタ35に接続されている。これにより、第1のひずみセンサ42は、第1の基板51に電気的に接続されている。コネクタ39とコネクタ38とは、配線55により接続されている。これにより、第3の基板53と第1の基板51とは電気的に接続されている。第2センサ配線としての配線55は、加速度センサ29と第1の基板51とを電気的に接続している。コネクタ37と電池61とは、配線62(電池配線)により接続されている。これにより、電池61は第1の基板51と電気的に接続されている。電池61は、ADコンバータ31、無線通信部32、第1のひずみセンサ42、第2のひずみセンサ45および加速度センサ29に電力を供給する。
第1のひずみセンサ42、第2のひずみセンサ45および加速度センサ29は、電池61よりも第1の端部10Aの近くに配置されている。第1の基板51から見て、第1のひずみセンサ42、第2のひずみセンサ45および加速度センサ29は第1の端部10A側に配置されており、電池61は第2の端部10B側に配置されている。第1センサ配線としての配線43(第1のひずみセンサ42と第1の基板51とを接続する配線)が接続される第1の基板51の領域である第1区域(コネクタ35が配置される領域)は、電池配線としての配線62が接続される第1の基板51の領域である第2区域(コネクタ37が配置される領域)に比べて、第1の端部10Aの近くに位置する。本体部10の表面に配置された第1~第3の基板51,52,53およびこれらに搭載されたADコンバータ31、無線通信部32およびコネクタ33~39、第1のひずみセンサ部品41、第2のひずみセンサ部品44、加速度センサ29および配線55は、センサ部20を構成する。なお、本実施の形態においては、電力供給源として電池が採用される場合について説明したが、本開示の切削工具における電力供給源は電池に限定されない。電力供給源は、たとえば本実施の形態のように本体部に内蔵される電池であってもよいし、切削工具とは別に準備され、切削工具に接続される電源モジュールであってもよいし、それらの両方であってもよい。
(3)蓋の設置状態
図1および図2を参照して、切削工具1は、第1の蓋71と、第2の蓋72と、第3の蓋73とを備えている。第1の蓋71は、第1の凹部11Eを覆っている。第2の蓋72は、第2の凹部12Eを覆っている。第3の蓋73は、電池収容部11Fを覆っている。第1の蓋71は、全体が樹脂、ゴムまたはセラミックス製であってもよいし、一部のみが樹脂、ゴムまたはセラミックス製であってもよい。一部のみが樹脂、ゴムまたはセラミックス製である場合、第1の蓋71の他の部分は金属製であってもよい。第2の蓋72および第3の蓋73は、全体が樹脂、ゴムまたはセラミックス製であってもよいし、全体が金属製であってもよい。第2の蓋72および第3の蓋73は、一部のみが樹脂、ゴムまたはセラミックス製であり、他の部分が金属製であってもよい。図2および図6を参照して、本体部10は、第1の底壁111と、第2の底壁112と、を含む。第1の底壁111および第2の底壁112は、第1の凹部11Eを規定する壁面を構成する。第2の底壁112は、第1の底壁111よりも第1の凹部11Eの開口からの距離が小さい。第1の凹部11Eを深さ方向に見て、第2の底壁112は、第1の底壁111を取り囲む。第1のひずみセンサ42および第1の基板51は、第1の底壁111上に配置されている。第1の蓋71は、第2の底壁112上に配置されるとともに、第1の凹部11E内に収容されている。第1の蓋71は、本体部10に対して接着されていてもよい。
本体部10は、第3の底壁121と、第4の底壁122と、を含む。第3の底壁121および第4の底壁122は、第2の凹部12Eを規定する壁面を構成する。第4の底壁122は、第3の底壁121よりも第2の凹部12Eの開口からの距離が小さい。第2の凹部12Eを深さ方向に見て、第4の底壁122は、第3の底壁121を取り囲む。第2のひずみセンサ45および第2の基板52は、第3の底壁121上に配置されている。第2の蓋72は、第4の底壁122上に配置されるとともに、第2の凹部12E内に収容されている。第2の蓋72は、本体部10に対して接着されていてもよい。
図2および図1を参照して、本体部10は、電池収容部11Fを深さ方向に平面的に見て、電池収容部11Fの外縁に沿う環状の第5の底壁113を含む。第3の蓋73は、第5の底壁113上に配置されるとともに、電池収容部11F内に収容されている。第3の蓋73は、本体部10に対してねじ、磁石などにより固定されていてもよい。
(4)切削工具の動作
図1および図2を参照して、切削工具1の動作時においては、切削工具1は、回転する被加工物に切削チップ90にて接触することにより、被加工物を加工する。このとき、本体部10のひずみが、第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45により検知される。また、本体部10の加速度が、加速度センサ29により検知される。ひずみセンサ42,45および加速度センサ29が検知するひずみおよび加速度の情報を含む信号は、アナログ信号である。アナログ信号であるひずみおよび加速度の情報は、ADコンバータ31においてデジタル信号に変換された後、無線通信部32へと送信され、無線通信部32により外部へと送信される。ここで、第1の蓋71の全体または一部が樹脂、ゴムまたはセラミックス製であるため、無線通信部32は、第1の蓋71を通して外部へと信号を送信することができる。この信号は、外部において受信され、分析されることにより、本体部10の状態が把握される。
切削工具1は、種々の方法で工作機械に対して固定されて使用することができる。切削工具1は、たとえば工作機械の保持機構に以下のような態様で固定される。図7は、タレットの構造を示す概略斜視図である。図8は、タレットに切削工具が保持された状態を示す概略斜視図である。なお、切削工具1は、第1の蓋71、第2の蓋72および第3の蓋73が取り付けられた状態でタレットに保持されるが、説明を容易にする観点から、図8においては第1の蓋71、第2の蓋72および第3の蓋73が取り外された状態が示されている。図7を参照して、工作機械(図示しない)に含まれる保持機構としてのタレット140には、切削工具1を保持するための溝141が形成されている。溝141は、底壁142と、底壁142から立ち上がる一対の側壁143とにより規定される。底壁142には、ねじ孔145A,145Cが形成されている。本実施の形態においては、複数の(2つの)ねじ孔145A,145Cが形成されている。ねじ孔145Aおよびねじ孔145Cは、溝141の延びる方向に沿って並べて配置されている。切削工具1は、第1の固定部材150、第2の固定部材160およびねじ169A,169Cを用いてタレット140の溝141内に固定される。
具体的には、第1の固定部材150は、台形形状を有する一対の端面155と、それぞれ長方形形状を有し、一対の端面155を繋ぐように一対の端面155に垂直に配置される上面151、底面152、第1の側面153および第2の側面154を含む形状を有している。台形形状を有する端面155の互いに平行な辺のうち、上面151に接続されている辺は、底面152に接続されている辺よりも短い。第2の固定部材160は、台形形状を有する一対の端面165と、それぞれ長方形形状を有し、一対の端面165を繋ぐように一対の端面165に垂直に配置される上面161、底面162、第1の側面163および第2の側面164を含む形状を有している。台形形状を有する端面165の互いに平行な辺のうち、上面161に接続されている辺は、底面162に接続されている辺よりも長い。第2の固定部材160には、上面161から底面162まで貫通するねじ孔165A,165B,165Cが形成されている。ねじ孔165Aおよびねじ孔165Cは、ねじ孔145Aおよびねじ孔145Cに対応するように並べて配置されている。
図7および図8を参照して、第1の固定部材150は、底面152がタレット140の底壁142と接触し、かつ第1の側面153がタレット140の側壁143に接触するように配置される。切削工具1は、第3の面13がタレット140の底壁142と接触し、かつ第2の面12がタレット140の側壁143に接触するように配置される。第2の固定部材160は、第1の側面163が第1の固定部材150の第2の側面154と接触し、かつ第2の側面164が切削工具1の第4の面14と接触するように配置される。第2の固定部材160は、底面162がタレット140の底壁142に向かい合うように配置される。そして、ねじ169Aおよびねじ169Cが、それぞれ第2の固定部材160のねじ孔165Aおよびねじ孔165Cを貫通し、タレットのねじ孔145ABおよびねじ孔145Cに挿入されるように配置される。ねじ169Bは、第2の固定部材160のねじ孔165Bに挿入される。ねじ169Aおよびねじ169Cが締め付けられることにより、第2の固定部材160の底面162とタレット140の底壁142との距離が小さくなる。このようにして第2の固定部材160がシムとして機能し、切削工具1がタレット140に対して強固に固定される。一方、切削工具1をタレット140から取り外す際には、ねじ169Bがねじ孔165Bへとねじ込まれる。ねじ169Bは、ねじ孔165Bを貫通し、その先端が底壁142に接触する。ねじ169Bをさらにねじ込むと、底面162と底壁142との距離が大きくなるように第2の固定部材160がタレット140に対して相対的に移動する。これにより、第2の固定部材160を容易に取り外すことができる。第2の固定部材160が取り外されると、タレット140に対する切削工具1の固定が解除され、切削工具1をタレット140から容易に取り外すことができる。
ここで、図8を参照して、長手方向に垂直な断面が四角形状である本体部10を有する切削工具1は、四角形の4つの辺に対応する本体部10の外周面のうち切削チップ90の横逃げ面90Aに対応する第1の面11以外の3つの面(第2の面12、第3の面13および第4の面14)においてタレット140または第2の固定部材160と接触する態様で保持される。そのため、切削チップ90の横逃げ面90Aに対応する面である第1の面11に形成された第1の凹部11E内に第1の基板51および無線通信部32を配置することにより、無線通信部32から発信される信号がタレット140によって遮られることなく外部へと送信される。また、電池61を収容する空間である電池収容部11Fは、第1の面11において開口している。これにより、切削工具1をタレット140に固定した状態で電池61を交換することが容易となっている。なお、切削チップ90が切削工具1の本体部10の第1の面11や第3の面13に平行な面を対称面として左右対称に取り付けられる場合、使用態様によって横逃げ面90Aと前逃げ面90Bとが入れ替わる。このような場合、横逃げ面90Aとして機能し得る切削チップ90の面(前逃げ面90Bとしても機能し得る面)に対応する本体部10の面、たとえば第1の面11や第3の面13のいずれかに形成された凹部内に第1の基板51および無線通信部32が配置されてもよい。すなわちこの場合、切削チップ90の横逃げ面とは、横逃げ面として機能し得る面を意味する。
(5)本実施の形態の効果
図2を参照して、本実施の形態の切削工具1においては、本体部10の第1の面11および第2の面12に、それぞれ第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45が配置されている。これにより、切削工具1(本体部10)の2方向のひずみを測定することができる。また、フレキシブルケーブル54により互いに接続された第1の基板51および第2の基板52に、それぞれ第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45が電気的に接続され、第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45が検知した本体部10のひずみの情報を含む信号を、無線通信部32が外部へと送信する。第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45が検知した本体部10のひずみの情報を含む信号を共通の無線通信部32で送信することにより、第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45それぞれに対応する無線通信部を設置する場合に比べてコンパクト化を達成することができる。このように、本実施の形態の切削工具1は、切削工具1の2方向のひずみを測定しつつコンパクト化を達成することができる。
また、本実施の形態においては、第1の面11および第2の面12には、それぞれ第1の凹部11Eおよび第2の凹部12Eが形成されている。第1のひずみセンサ42および第1の基板51は第1の凹部11E内に配置されている。第2のひずみセンサ45および第2の基板52は第2の凹部12E内に配置されている。その結果、センサ等の部品が外部へと突出し、切削工具1の取り扱いにおいて障害になることが抑制されている。
また、図1、図2および図6を参照して、本実施の形態の切削工具1は、第1の凹部11Eおよび第2の凹部12Eをそれぞれ覆う第1の蓋71および第2の蓋72を備えている。第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45は、それぞれ第1の底壁111および第3の底壁121上に配置されている。そして、第1の蓋71および第2の蓋72は、それぞれ第2の底壁112および第4の底壁122上に配置されるとともに、それぞれ第1の凹部11Eおよび第2の凹部12E内に収容されている。このような構造により、ひずみセンサ42,45が蓋71,72によって保護されるとともに、蓋71,72が切削工具1の取り扱い(たとえば切削工具1の工作機械への固定)において障害になることを抑制されている。また、蓋71,72を本体部10に対して接着する場合、十分な面積にて接着することが容易となっている。
また、本実施の形態においては、第1の基板51と第2の基板52が第1の面11と第2の面12とを接続する第1の貫通孔10Dを通るフレキシブルケーブル54で接続される構造が採用されている。その結果、本体部10の長手方向において、本体部10は、第1の面11と第2の面12とを含むように第1の貫通孔10Dの両側を繋ぐ柱部10Eを含んでいる。この柱部10Eの存在により、切削工具1(本体部10)に高い剛性を付与することが容易となっている。
また、本実施の形態においては、第1のひずみセンサ42、第2のひずみセンサ45および加速度センサ29は、電池61よりも第1の端部10Aの近くに配置されている。第1のひずみセンサ42、第2のひずみセンサ45および加速度センサ29を切削チップ90が設置される側の端部である第1の端部10Aに近付けて配置することにより、ひずみおよび加速度の検知の感度が高くなる。一方、電池収容部11Fが形成されることにより剛性が低下した本体部10の領域がタレット140によって保持されるため、切削工具1の剛性低下の影響が抑制されている。このように、本実施の形態の切削工具1は、加工時における切削工具1の状態の把握を可能としつつ、センサの感度および切削工具の剛性が両立している。
また、本実施の形態においては、加速度センサ29が、第1のひずみセンサ42および第2のひずみセンサ45よりも第1の端部10Aの近くに配置されている。これにより、加速度およびひずみを精度よく検知することが可能となっている。
また、本実施の形態においては、第1の基板51の第1区域(コネクタ35が配置される領域)、ADコンバータ31および無線通信部32は、第1の端部10A側から第2の端部10B側に向けてこの順で配置されている。これにより、第1の基板51の配線パターンの長さを小さくすることができる。その結果、第1の基板51を小型化することが可能となっている。
(実施の形態2)
次に、他の実施の形態である実施の形態2について説明する。図9は、蓋を取り外した状態における実施の形態2の切削工具の構造を示す概略斜視図である。図9は、実施の形態1における図2に対応する図である。図9および図2を参照して、実施の形態2における切削工具1は、基本的には実施の形態1の切削工具1と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態2の切削工具1は、基板モジュール50および本体部10の構造において実施の形態1の切削工具1とは異なっている。
図9を参照して、実施の形態2の基板モジュール50は、一体のフレキシブル基板から構成されている。基板モジュール50は、第1の凹部11E内に配置される第1部分57と、第2の凹部12E内に配置される第2部分58と、第1部分57と第2部分58とを電気的に接続する接続部59とを含んでいる。第1部分57、第2部分58および接続部59は、一体のフレキシブル基板を構成する。本体部10には、第1の面11と第2の面12とが接続される角部が除去されることにより第1の凹部11Eと第2の凹部12Eとを接続する切欠き部10Gが形成されている。接続部59は、切欠き部10Gを規定する底壁上に配置されている。
図9および図2を参照して、実施の形態2の切削工具1によれば、実施の形態1の切削工具1に比べて部品点数の削減(具体的にはコネクタ33,34の省略)を達成することができる。また、実施の形態2の切削工具1によれば、実施の形態1の切削工具1に比べて基板モジュール50の本体部10への取り付けが容易となる。その結果、実施の形態2の切削工具1によれば、基板モジュール50の小型化、製造コストの低減等を達成することができる。
(実施の形態3)
次に、さらに他の実施の形態である実施の形態3について説明する。図10は、蓋を取り外した状態における実施の形態3の切削工具の構造を示す概略斜視図である。図11は、図10の線分XI-XIに沿う概略断面図である。図10は、実施の形態1の図2に対応する図である。図10および図2を参照して、実施の形態3における切削工具1は、基本的には実施の形態1の切削工具1と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態3の切削工具1は、第1のひずみセンサ部品41を構成する配線43による第1のひずみセンサ42とコネクタ35との接続態様において実施の形態1の切削工具1とは異なっている。
図10および図11を参照して、実施の形態3の本体部10の第1の凹部11E内には、第3の凹部11Gが形成されている。配線43は、第1のひずみセンサ42と第1の基板51上のコネクタ35とをたるみをもって接続している。たるみに対応する配線43の部分は第3の凹部11Gに収容されている。
実施の形態3の切削工具1においては、配線43にたるみをもたせることにより、配線43の長さを調整することなく第1のひずみセンサ42を設置することが容易となっている。
(実施の形態4)
次に、さらに他の実施の形態である実施の形態4について説明する。図12は、蓋を取り外した状態における実施の形態4の切削工具の構造を示す概略斜視図である。図13は、蓋を取り外した状態における実施の形態4の切削工具の構造を示す概略平面図である。図12は、実施の形態1における図2に対応する図である。図13は、第3の面13に対して垂直な方向から見た切削工具1の概略平面図である。
図12および図2を参照して、実施の形態4における切削工具1は、基本的には実施の形態1の切削工具1と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態4の切削工具1は、センサの配置および接続状態において実施の形態1の切削工具1とは異なっている。
図12、図13および図2を参照して、実施の形態4の切削工具1では、実施の形態1の切削工具1において加速度センサ29が省略される一方で、第3のひずみセンサ48が追加されている。具体的には、図13に示すように、実施の形態4の本体部10の第3の面13には、第4の凹部13Eが形成されている。本体部10には、第4の凹部13Eと第1の凹部11Eとを接続する第2の貫通孔10Fが形成されている。なお、図12は、第2の貫通孔10Fを視認可能な状態とする目的で、本体部10の一部を除去した状態を示している。第3のひずみセンサ48には、第3配線としての配線49が接続されている。第3のひずみセンサ48および配線49は、第3のひずみセンサ部品47を構成する。すなわち、実施の形態4におけるセンサ部20は、第3のひずみセンサ部品47を含んでいる。配線49は、第3のひずみセンサ48と、第1の基板51上に搭載されたコネクタ59とを、第2の貫通孔10Fを通って接続している。なお、第2の貫通孔10Fは、第4の凹部13Eと第2の凹部12Eとを接続していてもよい。この場合、配線49は、第3のひずみセンサ48と、第2の基板52とを、第2の貫通孔10Fを通って接続していてもよい。
実施の形態4の切削工具1においては、第3の面13上に基板を配置することなく、第3のひずみセンサ48が第3の面13上に配置されている。これにより、第3の面13に形成される第4の凹部13Eを小さくすることができる。その結果、切削工具1(本体部10)の剛性の低下を抑制することができる。なお、図13を参照して、実施の形態4の切削工具1は、第4の凹部13Eを覆う第4の蓋(図示しない)を備えていてもよい。第4の蓋は、上記第1~第3の蓋71~73の場合と同様に、第4の凹部13E内に収容されていることが好ましい。
(実施の形態5)
次に、さらに他の実施の形態である実施の形態5について説明する。図14は、蓋を取り外した状態における実施の形態5の切削工具の構造を示す概略斜視図である。図14は、実施の形態1における図2に対応する図である。
図14および図2を参照して、実施の形態5における切削工具1は、基本的には実施の形態1の切削工具1と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態5の切削工具1は、センサの配置において実施の形態1の切削工具1とは異なっている。
図14を参照して、実施の形態5の切削工具1では、実施の形態1の切削工具1において加速度センサ29および第1のひずみセンサ42が省略されている。実施の形態5の切削工具1は、ひずみセンサを1つのみ含んでいる(第2のひずみセンサ45)。第2のひずみセンサ45が検知した本体部10のひずみの情報を含む信号を、無線通信部32が外部へと送信する。また、本実施の形態の切削工具1では、基板モジュール50が、第1の面11に配置される第1の基板51と、第2の面12に配置される第2の基板52とを含む。第1の基板51と第2の基板52とは、接続部であるフレキシブルケーブル54により接続されている。このように、基板モジュール50が本体部10の異なる面に分割されて配置されることにより、基板モジュール50の設置位置の自由度が向上している。その結果、切削工具1の取り扱いの容易性を維持することが容易となっている。以上のように、本実施の形態の切削工具1は、取り扱いの容易性を維持しつつ、加工中における切削工具の状態の把握が可能な切削工具となっている。
(実施の形態6)
次に、さらに他の実施の形態である実施の形態6について説明する。図15は、蓋を取り外した状態における実施の形態6の切削工具の構造を示す概略斜視図である。図15は、実施の形態5における図14に対応する図である。図16は、実施の形態6の切削工具を図15とは異なる視点から見た状態を示す概略斜視図である。
図15、図16および図14を参照して、実施の形態6における切削工具1は、基本的には実施の形態5の切削工具1と同様の構造を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態6の切削工具1は、センサの配置において実施の形態5の切削工具1とは異なっている。
図15および図16を参照して、実施の形態6の切削工具1では、実施の形態5の切削工具1に、第4のひずみセンサ77が追加されている。すなわち、実施の形態6の切削工具1は、2つのひずみセンサを含んでいる。
図16を参照して、第3の面13には、第5の凹部13Fが形成されている。第5の凹部13F内には、第4の基板91が配置されている。第4の基板91は、第1の基板51などと同様に、樹脂などの絶縁体からなる基板本体と、基板本体の表面に形成される銅などの導電体製の回路パターン(図示しない)とを含む。第2の凹部12Eと第5の凹部13Fとは、第3の貫通孔10Hにより接続されている。
第2の基板52と第4の基板91とは、フレキシブルケーブル92により電気的に接続されている。第4の基板91およびフレキシブルケーブル92は、基板モジュール50を構成する。第4の基板91は、基板モジュール50の第3部分である。フレキシブルケーブル92は、基板モジュール50の接続部である。接続部として、フレキシブルケーブル92に代えて、フレキシブル基板を採用してもよい。フレキシブルケーブル92は、第3の貫通孔10Hを通って第2の基板52と第4の基板91とを電気的に接続している。また、接続部として、フレキシブルケーブルおよびフレキシブル基板以外のケーブルまたは基板が採用されてもよい。
第3の面13には、第4のひずみセンサ77が配置されている。第4のひずみセンサ77は、第1の面13に位置する第5凹部13F内に配置されている。第4のひずみセンサ77には、配線78が接続されている。第4のひずみセンサ77および配線78は、第4のひずみセンサ部品76を構成する。第2の基板52上(第2の基板52の回路パターン上)には、実施の形態5の場合に加えて、コネクタ66が搭載されている。第4の基板91上(第4の基板91の回路パターン上)には、コネクタ67およびコネクタ68が搭載されている。配線78は、コネクタ68に接続されている。これにより、第4のひずみセンサ77は、第4の基板91と電気的に接続されている。コネクタ66とコネクタ67とが、フレキシブルケーブル92により接続されている。これにより、第2の基板52と第4の基板91とが電気的に接続されている。本体部10の表面に配置された第2の基板52および第4の基板91、ならびにこれらに搭載されたコネクタ66~68、第4のひずみセンサ部品76は、センサ部20を構成する。
図16を参照して、実施の形態6の切削工具1は、第5の凹部13Fを覆う第5の蓋(図示しない)を備えていてもよい。第5の蓋は、上記第1~第3の蓋71~73の場合と同様に、第5の凹部13F内に収容されていることが好ましい。本体部10は、第6の底壁131と、第7の底壁132と、を含む。第6の底壁131および第7の底壁132は、第5の凹部13Fを規定する壁面を構成する。第7の底壁132は、第6の底壁131よりも第5の凹部13Fの開口からの距離が小さい。第5の凹部13Fを深さ方向に見て、第7の底壁132は、第6の底壁131を取り囲む。第4のひずみセンサ77および第4の基板91は、第6の底壁131上に配置されている。第5の蓋は、第7の底壁132上に配置されるとともに、第5の凹部13F内に収容されることが好ましい。第5の蓋は、本体部10に対して接着されていてもよい。本実施の形態のような構造を採用した場合でも、実施の形態1の場合と同様に、切削工具1の2方向のひずみを測定しつつコンパクト化を達成することができる。
(変形例)
上記実施の形態では、加速度センサ29が第1の面11上に配置される場合(実施の形態1~3)および加速度センサ29が採用されない場合(実施の形態4)について説明した。しかし、加速度センサ29は、第1の面11のほか、第2の面12、第3の面13および第4の面14のうち1つ以上の面に配置されていてもよく、全ての面に配置されていてもよい。上記実施の形態では、ひずみセンサが第2の面のみに配置される場合(実施の形態5)、第1の面11および第2の面12に設置される場合(実施の形態1~3)、第2の面および第3の面に配置される場合(実施の形態6)、および第1の面11~第3の面13に設置される場合(実施の形態4)について説明した。しかし、ひずみセンサは、第4の面14にも設置されていてもよい。つまり、ひずみセンサは、第1~第4の面のうち、任意の1以上の面に配置されていればよく、全ての面に配置されていてもよい。また、基板モジュールを構成する基板(第1部分等)も、第1~第4の面のうち、任意の1以上の面に配置されていればよく、全ての面に配置されていてもよい。また、上記実施の形態においては、基板モジュールが第1~第4の面のうち2以上の面に配置される場合について説明したが、基板モジュールが第1~第4の面のうち1の面のみに配置されていてもよい。これらのセンサの配置と基板モジュールの構成とは、任意に組み合わせることができる。たとえば、基板モジュールを構成する基板(第1部分等)およびひずみセンサが1つずつ、第1~第4の面のうち3つの面に配置されていてもよいし、4つの面(全ての面)に配置されていてもよい。たとえば、基板モジュールを構成する基板(第1部分等)およびひずみセンサが1つずつ、第1~第4の面のうち3つの面に配置されていてもよいし、4つの面(全ての面)に配置されていてもよい。また、本体部10の表面に形成された第1の凹部11E、第2の凹部12E、第3の凹部11G、第4の凹部13Eおよび第5の凹部13Fなどの凹部は、充填材(たとえば樹脂製の充填材)によって埋められていてもよい。なお、これらの凹部が充填材によって埋められている場合や、これらの凹部を覆う蓋が設置された場合でも、凹部を規定する底壁、側壁などの壁面は、本体部10の表面を構成する。
また、上記実施の形態の切削工具1において、本体部10の表面に形成された第1の凹部11E、第2の凹部12Eなどの凹部内に、切削工具1の動作の状態を表示する発光ダイオードなどの発光装置が設置されていてもよい。この発光装置は、たとえば切削工具のセンサ部20の電源がオンの状態の場合に発光してもよい。この発光装置は、可視光を出射する。この場合、凹部を覆う第1の蓋71、第2の蓋72などの蓋は、発光装置からの光に対して透光性を有している。第1の蓋71、第2の蓋72などの凹部を覆う蓋は、可視光に対して透明であってもよい。発光装置は、センサ部20が収容される凹部とは異なる凹部内に配置されていてもよい。この凹部は、発光装置からの光に対して透光性を有する樹脂などの材料によってモールドされていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、請求の範囲によって規定され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 切削工具、10 本体部、10A 第1の端部、10B 第2の端部、10D 第1の貫通孔、10E 柱部、10F 第2の貫通孔、10G 切欠き部、10H 第3の貫通孔、11 第1の面、11A 第1領域、11B 第2領域、11C 第3領域、11E 第1の凹部、11F 電池収容部、11G 第3の凹部、12 第2の面、12E 第2の凹部、13 第3の面、13E 第4の凹部、13F 第5の凹部、14 第4の面、15 第5の面、16 第6の面、19 保持部、20 センサ部、29 加速度センサ、31 ADコンバータ、32 無線通信部、33~39 コネクタ、41 第1のひずみセンサ部品、42 第1のひずみセンサ、43 配線、44 第2のひずみセンサ部品、45 第2のひずみセンサ、46 配線、47 第3のひずみセンサ部品、48 第3のひずみセンサ、49 配線、50 基板モジュール、51 第1の基板、52 第2の基板、53 第3の基板、54 フレキシブルケーブル、55 配線、56 コネクタ、57 第1部分、58 第2部分、59 接続部、61 電池、62 配線、66~68 コネクタ、71 第1の蓋、72 第2の蓋、73 第3の蓋、76 第4のひずみセンサ部品、77 第4のひずみセンサ、78 配線、81 敷板、82 固定部、90 切削チップ、90A 横逃げ面、90B 前逃げ面、91 第4の基板、92 フレキシブルケーブル、111 第1の底壁、112 第2の底壁、113 第5の底壁、121 第3の底壁、122 第4の底壁、131 第6の底壁、132 第7の底壁、140 タレット、141 溝、142 底壁、143 側壁、145A,145C ねじ孔、150 第1の固定部材、151 上面、152 底面、153 第1の側面、154 第2の側面、155 端面、160 第2の固定部材、161 上面、162 底面、163 第1の側面、164 第2の側面、165 端面、165A,165B,165C ねじ孔,169A,169B,169C ねじ孔。

Claims (10)

  1. 回転する被加工物に接触することによって前記被加工物を切削する切削工具であって、
    前記被加工物を切削する切削チップが設置される側の端部である第1の端部から、前記第1の端部とは反対側の端部である第2の端部まで延びる棒状の形状を有する本体部と、
    前記本体部の表面に配置されたセンサ部と、を備え、
    前記センサ部は、
    前記本体部の表面に配置され、前記本体部の第1の物理量を検知する第1のセンサと、
    前記本体部の表面に配置され、前記第1のセンサと電気的に接続された基板と、
    前記基板上に搭載され、前記第1のセンサが検知した前記第1の物理量の情報を含む信号を外部へと送信する無線通信部と、
    前記本体部内に配置され、前記基板に電気的に接続された電池と、を含み、
    前記第1のセンサは、前記電池よりも前記第1の端部の近くに配置され
    前記基板よりも、前記第1のセンサは前記第1の端部側に配置され、前記電池は前記第2の端部側に配置される、切削工具。
  2. 回転する被加工物に接触することによって前記被加工物を切削する切削工具であって、
    前記被加工物を切削する切削チップが設置される側の端部である第1の端部から、前記第1の端部とは反対側の端部である第2の端部まで延びる棒状の形状を有する本体部と、
    前記本体部の表面に配置されたセンサ部と、を備え、
    前記センサ部は、
    前記本体部の表面に配置され、前記本体部の第1の物理量を検知する第1のセンサと、
    前記本体部の表面に配置され、前記第1のセンサと電気的に接続された基板と、
    前記基板上に搭載され、前記第1のセンサが検知した前記第1の物理量の情報を含む信号を外部へと送信する無線通信部と、
    前記本体部内に配置され、前記基板に電気的に接続された電池と、を含み、
    前記第1のセンサは、前記電池よりも前記第1の端部の近くに配置され、
    前記本体部は、長手方向に垂直な断面が四角形状の形状を有し、
    前記四角形の4つの辺のうちの1つの辺に対応する前記本体部の外周面である第1の面には、第1の凹部が形成されており、
    前記基板および前記無線通信部は、前記第1の凹部内に配置され、
    前記第1の面は、前記四角形の各辺に対応する前記本体部の外周面のうち、前記切削チップの横逃げ面に対応する面であり、
    前記電池を収容する前記本体部内の空間は、前記第1の凹部よりも前記第2の端部側の前記第1の面において開口している、切削工具。
  3. 前記切削工具は、前記第1の凹部を覆う蓋をさらに備える、請求項2に記載の切削工具。
  4. 前記センサ部は、前記本体部の表面に配置され、前記本体部の第2の物理量を検知する第2のセンサをさらに含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の切削工具。
  5. 前記第1の物理量はひずみであり、
    前記第2の物理量は加速度および温度の少なくとも一方である、請求項に記載の切削工具。
  6. 前記第2のセンサは、前記第1のセンサよりも前記第1の端部の近くに配置される、請求項に記載の切削工具。
  7. 前記センサ部は、前記基板上に配置され、前記第1のセンサが検知した前記第1の物理量の情報を含むアナログ信号をデジタル信号に変換して前記無線通信部へと送信するADコンバータをさらに含む、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の切削工具。
  8. 前記本体部は、長手方向に垂直な断面が四角形状の形状を有し、
    前記四角形の4つの辺のうちの1つの辺に対応する前記本体部の外周面である第1の面には、第1の凹部が形成されており、
    前記基板および前記無線通信部は、前記第1の凹部内に配置され、
    前記第1の面は、前記四角形の各辺に対応する前記本体部の外周面のうち、前記切削チップの横逃げ面に対応する面である、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の切削工具。
  9. 前記電池を収容する前記本体部内の空間は、前記第1の面において開口している、請求項に記載の切削工具。
  10. 前記センサ部は、
    前記電池と前記基板とを接続する電池配線と、
    前記第1のセンサと前記基板とを接続する第1センサ配線と、をさらに含み、
    前記第1センサ配線が接続される前記基板の領域である第1区域は、前記電池配線が接続される前記基板の領域である第2区域に比べて、前記第1の端部の近くに位置する、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の切削工具。
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