JP2019166600A - 旋削工具用ホルダ、旋削工具および旋削方法 - Google Patents

旋削工具用ホルダ、旋削工具および旋削方法 Download PDF

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秀史 高橋
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陽亮 佐藤
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Abstract

【課題】工具単体で旋削加工の状態を計測可能な旋削工具用ホルダを提供する。【解決手段】切削インサートを保持する旋削工具用ホルダであって、工具軸に沿って延び前記切削インサートを装着する台座部が先端に設けられた工具本体と、前記工具本体に内蔵される電気モジュールと、を備え、前記電気モジュールは、センサ部と、前記センサ部に電力を供給する電池部と、を有する、旋削工具用ホルダ。【選択図】図2

Description

本発明は、旋削工具用ホルダ、旋削工具および旋削方法に関する。
特許文献1には、摩耗センサを設けて、摩耗状態を検知する切削工具が記載されている。摩耗センサには、外部装置から電源が供給される。
特開2001−96443号公報
従来の工具では、センサに対して外部装置から電力を供給する必要がある。また、センサの計測結果は、外部装置において表示される。すなわち、従来の工具は、工具単体で計測機構が完結しておらず、採用環境が限定されるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、工具単体で旋削加工の状態を計測可能な旋削工具用ホルダの提供を目的の一つとしている。
本発明の一態様の旋削工具用ホルダは、切削インサートを保持する旋削工具用ホルダであって、工具軸に沿って延び前記切削インサートを装着する台座部が先端に設けられた工具本体と、前記工具本体に内蔵される電気モジュールと、を備え、前記電気モジュールは、センサ部と、前記センサ部に電力を供給する電池部と、を有する。
上述の構成によれば、旋削工具用ホルダに、センサ部とセンサ部に電力を供給する電池部とが設けられる。このため、切削インサートによる被削材の加工状態を、旋削工具単体で計測することができる。したがって、取り付ける工作機械および加工環境に依存することなく、旋削工具による加工状態をセンサ部において計測することができる。
上述の旋削工具用ホルダにおいて、前記センサ部が、前記工具本体の振動を計測する振動センサである、構成としてもよい。
上述の構成によれば、センサ部によって工具本体の振動を計測することができる。
センサ部が工具本体の振動を計測することで、切削インサートによる被削材の加工状態を間接的に計測できる。一般的に、被削材の回転速度を増加させると、工具本体の振動が大きくなることが知られている。センサ部によって工具本体の振動を計測することで、被削材の最適な回転数を判断することができる。
また、センサ部が振動を計測することで、ビビリ振動を検知できる。工具本体にビビリ振動が発生すると、切削インサートによって形成される被削材の加工面が荒れる。また、ビビリ振動が続くと、切削インサートに損傷が生じる虞がある。上述の構成によれば、旋削工具用ホルダが振動を計測する機能を有するため、例えば、ビビリ振動を検知した際に、切削インサートの切刃を被削材から離間させることができる。
また、一般的に、切削インサートの摩耗が大きくなると、旋削加工時の工具本体の振動が大きくなることが知られている。上述の構成によれば、センサ部が工具本体の振動を計測することで、切削インサートの摩耗状態を類推することができる。
上述の旋削工具用ホルダにおいて、前記電気モジュールは、前記センサ部に接続されるブザー素子を有し、前記ブザー素子は、前記電池部から電力を供給され前記センサ部からの信号に応じてブザー音を発する、構成としてもよい。
上述の構成によれば、旋削工具用ホルダは、センサ部における計測結果を、ブザー音によって作業者に知らせることができる。一例として、センサ部が、工具本体のビビリ振動を検知する振動センサである場合には、ビビリ振動が生じた際にブザー素子がブザー音を発し、作業者にビビリ振動を知らせる。これにより、作業者は、切削インサートの切刃を被削材から一旦離間させることができる。また、他の例として、センサ部が、切削インサートの摩耗を計測し切削インサートの交換時期を検知する摩耗センサである場合には、切削インサートの摩耗が顕著となった際にブザー素子がブザー音を発し、作業者に切削インサートの交換を促すことができる。
上述の旋削工具用ホルダにおいて、前記電気モジュールは、前記センサ部に接続される発光素子を有し、前記発光素子は、前記電池部から電力を供給され前記センサ部からの信号に応じて発光する、構成としてもよい。
上述の構成によれば、旋削工具用ホルダは、センサ部における計測結果を、発光によって作業者に知らせることができる。一例として、センサ部が、工具本体のビビリ振動を検知する振動センサである場合には、ビビリ振動が生じた際に発光素子が発光し、作業者にビビリ振動を知らせる。これにより、作業者は、切削インサートの切刃を被削材から一旦離間させることができる。また、他の例として、センサ部が、切削インサートの摩耗を計測し切削インサートの交換時期を検知する摩耗センサである場合には、切削インサートの摩耗が顕著となった際に発光素子が発光し、作業者に切削インサートの交換を促すことができる。
上述の旋削工具用ホルダにおいて、前記電気モジュールは、前記センサ部に接続される通信部を有し、前記通信部は、前記電池部から電力を供給され前記センサ部における計測データを外部に送信する、構成としてもよい。
上述の構成によれば、旋削工具用ホルダは、センサ部における計測結果を外部に送信することができる。これにより、通信部から送信した計測データを旋削工具用ホルダの外部で受信して、旋削加工の状態をリアルタイムでモニタリングすることができる。
上述の旋削工具用ホルダにおいて、前記工具本体に収容穴が設けられ、前記電気モジュールが、前記収容穴に収容される、構成としてもよい。
上述の構成によれば、電気モジュールが工具本体の収容穴に収容されるため、旋削工具用ホルダを小型化することができる。
上述の旋削工具用ホルダにおいて、前記収容穴が、前記工具本体の後端に開口し、前記電気モジュールは、前記工具本体の後端から前記収容穴に挿入される、構成としてもよい。
上述の構成によれば、工具本体の後端から電気モジュールが収容されるため、工具本体の先端側に位置する台座部の剛性を確保しつつ、電気モジュールを工具本体の内部に収容できる。
本発明の一態様の旋削工具は、上述の旋削工具用ホルダと、前記台座部に着脱可能に取り付けられる前記切削インサートと、を備える。
上述の構成によれば、取り付ける工作機械および加工環境に依存することなく、旋削工具による加工状態を計測する、旋削工具を提供できる。
本発明の一態様の旋削方法は、上述の旋削工具を用いた旋削方法であって、前記切削インサートを主軸周りに回転する被削材に接触させて前記被削材を加工し、前記センサ部において前記切削インサートによる前記被削材の加工状態を計測する。
上述の構成によれば、切削インサートによる被削材の加工状態の計測を、加工と同時に行うことができる。
上述の旋削方法において、前記電気モジュールが通信部を有し、前記通信部が、前記センサ部における計測データを外部に送信する、構成としてもよい。
上述の構成によれば、通信部における計測データを旋削工具の外部で受信して、旋削加工の状態を外部でモニタリングすることができる。
上述の旋削方法において、前記通信部は、前記センサ部における計測データを、前記被削材を回転させる数値制御旋盤に送信し、前記数値制御旋盤は、前記計測データを基に前記被削材の回転速度を変化させる、構成としてもよい。
上述の構成によれば、センサ部における計測データを基に、被削材の回転速度を調整して、最適な旋削状態を実現することができる。
上述の旋削方法において、前記センサ部が、前記工具本体の振動を計測する振動センサであり、前記数値制御旋盤は、前記センサ部で検知した振動の振幅が、第1の閾値より小さい場合に、前記被削材の回転速度を増加させ、前記数値制御旋盤は、前記センサ部で検知した振動の振幅が、第2の閾値より大きい場合に、前記被削材の回転速度を減少させる、構成としてもよい。
上述の構成によれば、センサ部で検知した振動の振幅が、第1の閾値より小さい場合に、被削材の回転速度を増加させることで、加工工程に要する時間が短くなるため、高効率な転削加工が可能となる。
上述の構成によれば、センサ部で検知した振動の振幅が、第2の閾値より大きい場合に、被削材の回転速度を減少させることで、工具本体の振動を抑制した転削加工が可能となる。
上述の旋削方法において、前記センサ部が、前記工具本体の振動を計測する振動センサであり、前記数値制御旋盤は、前記センサ部で検知した振動の振幅が、第3の閾値より大きい場合に、前記切削インサートを前記被削材から離間させる、構成としてもよい。
上述の構成によれば、センサ部で検知した振動の振幅が、第3の閾値より大きい場合に、切削インサートの切刃を被削材から離間させることで、ビビリ振動が発生した場合に、被削材の加工面が荒れることを抑制できる。また、切刃が、ビビリ振動によって損傷を受けることを抑制できる。
上述の旋削方法において、前記通信部は、前記センサ部における前記計測データを携帯情報端末に送信する、構成としてもよい。
上述の構成によれば、通信部から送信されたデータを携帯情報端末により直後に確認することができる。
上述の旋削方法において、前記通信部から送信された前記計測データをネットワークを介して外部サーバに蓄積させる、構成としてもよい。
上述の構成によれば、計測データを外部サーバに蓄積することで、より好ましい加工条件に計測データを活用することができる。
上述の旋削方法において、前記外部サーバは、ネットワークを介して複数の前記旋削工具に繋がっている、構成としてもよい。
上述の構成によれば、外部サーバが複数の旋削工具に繋がっていることで、複数の旋削工具から様々なデータを収集することができる。
本発明によれば、工具単体で旋削加工の状態を計測可能な旋削工具用ホルダを提供できる。
図1は、一実施形態の旋削工具の平面図である。 図2は、一実施形態の旋削工具の分解斜視図である。 図3は、一実施形態の電気モジュールのブロック図である。 図4は、IoTを実現した旋削工具の構成例を示す模式図である。 図5は、一実施形態の旋削工具を用いた旋削加工において、振動センサにおける振動測定の結果の第1の例を示すグラフである。 図6は、一実施形態の旋削工具を用いた旋削加工において、振動センサにおける振動測定の結果の第2の例を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る旋削工具1について説明する。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
<旋削工具>
図1は、本実施形態の旋削工具1の平面図である。また、図2は、旋削工具1の分解斜視図である。
本実施形態の旋削工具1は、主軸回りに回転させられる金属材料等の被削材に対して、旋削加工(切削加工)を施すバイトである。旋削工具1の基端部は、図示略の治具(刃物台)に着脱可能に保持される。また、旋削工具1を保持する治具は、不図示の旋盤等の工作機械(旋盤)に固定される。
旋削工具1は、切削インサート20と、切削インサート20を保持する旋削工具用ホルダ2と、を有する。また、旋削工具用ホルダ2は、工具本体10と、工具本体10に内蔵される電気モジュール30と、を備える。
工具本体10は、軸状に延びる棒体である。ここで、工具本体10の延びる方向に沿って工具軸Jを設定する。すなわち、工具本体10は、工具軸Jに沿って延びる。
なお、以下の説明において特に断りのない限り、工具軸Jに平行な方向を単に「軸方向」と呼び、工具軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ。
工具本体10は、軸方向から見て矩形状である。すなわち、工具本体10は、角棒状をなす。工具本体10は、鉄鋼などの金属材料から構成される。工具本体10の工具軸J方向に沿う両端部のうち、一端部(先端部)は、切削加工時において被削材の加工面に接近配置され、他端部を含む前記一端部以外の部位は、不図示の工作機械に着脱可能に取り付けられる。
工具本体10の先端10aには、切削インサート20が装着される凹状の台座部18と、台座部18に切削インサート20を固定(クランプ)するクランプ駒15およびクランプネジ16と、が設けられる。
クランプ駒15は、台座部18の上面との間で切削インサート20を挟み込む。クランプ駒15には、クランプネジ16を挿通させる貫通孔が設けられている。貫通孔に粗うつされたクランプネジ16は、工具本体10の先端10aに設けられたメネジ穴に挿入される。工具本体10のメネジ穴にクランプネジ16をねじ込むことで、クランプ駒15は、切削インサート20を台座部18に向けて押し付ける。これにより、切削インサート20が工具本体10に固定される。
切削インサート20は、クランプ駒15およびクランプネジ16によって台座部18に着脱可能に取り付けられる。切削インサート20は、クランプネジ16と台座部18の底面との間で挟み込む方向を厚さ方向とする四角柱形状である。切削インサート20は、厚さ方向を向く平面視四角形状の一対の主面と、一対の主面同士を繋ぐ側面とを有する。切削インサート20の主面と側面との間の稜線には、切刃22が設けられる。
なお、切削インサート20の形状は、本実施形態に限定されない。
図1に示すように、切刃22の一部は、工具本体10の先端10aに対して軸方向先端側に突出する。また、切刃22の一部は、工具本体10の径方向外側を向く外周面に対して径方向外側に突出する。したがって、切刃22の一部は、旋削工具1の軸方向最先端および径方向最外端に位置する。
図2に示すように、工具本体10の後端10bには、軸方向に沿って延びる収容穴11が設けられる。収容穴11には、電気モジュール30が収容される。また、工具本体10は、収容穴11の開口を塞ぐ閉塞部材12を有する。
収容穴11は、工具本体10の内部を工具本体10の先端10aまで延びる。本実施形態において、収容穴11は、工具本体10の先端10aに開口しない。しかしながら、収容穴11は、工具本体10の先端10aにおいて開口していてもよい。
収容穴11は、後端10b側から見て円形である。収容穴11の開口近傍には、メネジ部11aが設けられる。また、閉塞部材12は、円柱形状を有する。閉塞部材12の外周面には、オネジ部12aが設けられる。収容穴11のメネジ部11aに閉塞部材12のオネジ部12aが挿入されることで、収容穴11の開口が閉塞される。
電気モジュール30は、ケース部材31と、電池部37と、基板36と、発光素子32と、通信部33と、振動センサ(センサ部)34と、ブザー素子35と、を有する。
ケース部材31は、軸方向に沿って延びる円柱形状である。すなわち、ケース部材31は、軸方向から見て円形である。ケース部材31の直径は、収容穴11の直径に対して若干小さい。ケース部材31は、収容穴11に収容される。また、ケース部材31は、図示略の固定ボルトにより、収容穴11の内周面に固定される。固定ボルトは、収容穴11の内外を径方向に貫通するメネジ(図示略)に挿入されている。なお、ケース部材31は、接着剤によって収容穴11の内周面に固定されていてもよい。
本実施形態によれば、工具本体10に収容穴11が設けられ、電気モジュール30が、収容穴11に収容されるため、旋削工具用ホルダ2を小型化することができる。また、収容穴11は、工具本体10の後端10bに開口し、電気モジュール30は、工具本体10の後端10bから収容穴11に挿入される。このため、工具本体10の先端10a側に位置する台座部18の剛性を確保しつつ、電気モジュール30を工具本体10の内部に収容できる。
ケース部材31は、電池部37、基板36、発光素子32、通信部33、振動センサ34およびブザー素子35を収容する。ケース部材31は、工具軸Jに沿って2分割された蓋部31aおよびベース部31bを有する。ケース部材31は、樹脂材料から構成される。
蓋部31aおよびベース部31bは、それぞれ軸方向から見て半円状である。蓋部31aおよびベース部31bは、互いに向かい合い接触する対向面31aa、31baを有する。電池部37、基板36、発光素子32、通信部33、振動センサ34およびブザー素子35は、対向面31aa、31baに設けられた凹部に嵌ることで、ケース部材31に収容される。また、電池部37、基板36、発光素子32、通信部33、振動センサ34およびブザー素子35は、接着剤などの固定手段により、ケース部材31に固定される。
電池部37は、工具軸Jに沿って延びる円柱状である。ブザー素子35は、工具軸Jに沿って延びる円柱状である。電池部37は、基板36およびブザー素子35に接続される。また、ブザー素子35は、基板36に接続される。基板36は、蓋部31aおよびベース部31bの対向面31aa、31baと平行に配置される。基板36には、発光素子32、通信部33および振動センサ34が実装される。発光素子32、通信部33および振動センサ34は、基板36に設けられた回路パターン(図示略)によって、電池部37に接続される。また、振動センサ34は、基板36に設けられた回路パターンによって、ブザー素子35に接続される。
電池部37は、発光素子32、通信部33、振動センサ34およびブザー素子35に電力を供給する。電池部37は、例えばリチウムイオン電池などの充電可能な二次電池である。電池部37への充電作業は、電気モジュール30を、工具本体10から取り出した状態で、電気モジュール30に電源ケーブル(図示略)に接続することで行うことができる。電気モジュール30が、収容穴11の内周面に接着剤などで固定されている場合には、閉塞部材12を工具本体10から取り外して、露出した電気モジュール30の後端に電源ケーブルを接続して充電作業を行う。
なお、電池部37は、マンガン乾電池又はアルカリ乾電池などの一次電池であってもよい。この場合、電気モジュール30を工具本体10から取り出して、電池部37の交換を行う。
本実施形態によれば、振動センサ34に電力を供給する電池部37が旋削工具用ホルダ2に設けられる。このため、振動センサ34による加工状態の計測を、旋削工具1単体で行うことができる。すなわち、旋削工具1に電源線および信号線を引き出す必要がない。したがって、本実施形態の旋削工具1によれば、取り付ける工作機械および加工環境に依存することなく加工状態を計測することができる。
振動センサ34は、振動を計測する素子である。振動センサ34は、基板36を介して工具本体10に固定される。振動センサ34は、工具本体10の振動を計測する。これにより、振動センサ34は、切削インサート20による被削材の加工状態を間接的に計測できる。
一般的に、被削材の回転速度を増加させると、工具本体10の振動が大きくなることが知られている。振動センサ34が工具本体の振動を計測することで、被削材の最適な回転数を判断することができる。
また、振動センサ34は、工具本体10のビビリ振動を検知する。工具本体10にビビリ振動が発生すると、切削インサート20によって形成される被削材の加工面が荒れる。また、ビビリ振動が続くと、切削インサート20に損傷が生じる虞がある。本実施形態によれば、旋削工具用ホルダ2がビビリ振動を検知する機能を有するため、ビビリ振動を検知した際に、切削インサート20の切刃22を被削材から離間させることができる。
なお、本実施形態では、電気モジュール30に備えられるセンサ部として、振動センサ34が採用される場合について説明した。しかしながら、電気モジュール30には、振動センサ34に加えて他のセンサが設けられていてもよく、また振動センサ34に変わって他のセンサが設けられていてもよい。すなわち、電気モジュール30は、切削インサート20による被削材の加工状態を計測するセンサ部を有していればよい。
一例として、電気モジュール30は、センサ部として切削インサート20の摩耗を計測し切削インサート20の交換時期を検知する摩耗センサを有していてもよい。この場合、摩耗センサが、切削インサート20の摩耗が顕著となったことを検知して、作業者に切削インサート20の交換を促すことができる。
ブザー素子35は、ブザー音を発することができるスピーカである。ブザー素子35は、振動センサ34に接続される。ブザー素子35は、振動センサ34からの信号に応じてブザー音を発する。
発光素子32は、発光ダイオード(LED: light emitting diode)などの光を発する素子である。発光素子32は、振動センサ34に接続される。発光素子32は、振動センサ34からの信号に応じて発光する。
ケース部材31の蓋部31aには、発光素子32の光軸Lと重なる部分に貫通孔31cが設けられる。同様に、工具本体10には、発光素子32の光軸Lと重なる部分に貫通孔10cが設けられる。蓋部31aの貫通孔31cと工具本体10の貫通孔10cとは、光軸L方向から見て互いに重なる。発光素子32は、貫通孔31c、10cを介して外部に露出する。
振動センサ34が工具本体10のビビリ振動を検知した際に、ブザー素子35および発光素子32には振動センサ34から信号が送られる。ブザー素子35は、振動センサ34から受信した信号を基にブザー音を発し、作業者にビビリ振動を知らせる。また、発光素子32は、振動センサ34から受信した信号を基に発光し、作業者にビビリ振動を知らせる。すなわち、本実施形態によれば、センサ部(本実施形態において振動センサ34)における計測結果を、ブザー素子35によるブザー音および発光素子32による発光によって作業者に知らせることができる。これにより、作業者は、切削インサート20の切刃22を被削材から一旦離間させて、被削材の加工面の面粗さが顕著となる領域が広がることを抑制できる。
なお、本実施形態では、電気モジュール30が、ブザー素子35および発光素子32の両方を有する場合について説明した。しかしながら、電気モジュール30は、ブザー素子35および発光素子32のうち、何れか一方を有していてもよい。
通信部33は、旋削工具用ホルダ2の外部に設けられた外部装置39(図4参照)に電磁波により無線でデータを送信する。通信部33は、振動センサ34に接続される。通信部33は、振動センサ34における計測データを外部(外部装置39)に送信する。
工具本体10には、径方向から見て通信部33と重なる部分に、開口部10eが設けられる。また、工具本体10には、開口部10eを覆う、被覆部10dが設けられる。被覆部10dは、接着などの固定手段により工具本体10の外周面に固定されている。被覆部10dは、樹脂材料から構成される。被覆部10dは、開口部10eから工具本体10の内部に、切屑およびクーラントが侵入することを抑制する。通信部33から送信される電磁波は、開口部10eおよび被覆部10dを通過して外部装置39に送信される。
本実施形態の旋削工具用ホルダ2は、振動センサ34と、振動センサ34に接続されて振動センサ34における計測データを無線で送信する通信部33と、を有する。このため、通信部33から送信した計測データを旋削工具用ホルダ2の外部で受信して、旋削加工の状態をリアルタイムでモニタリングすることができる。
図3は、電気モジュール30の各構成の相互の関係を示すブロック図である。
図3に示すように、電気モジュール30には、制御回路38が設けられる。制御回路38は、電気モジュール30の発光素子32と、通信部33と、振動センサ34と、ブザー素子35を制御する。また、電池部37は、電池本体37aと電源回路37bとを有する。電源回路37bは、電池本体37aから供給される電力の電圧を安定させる。電気モジュール30において、電池部37は、電池本体37aの電力を電源回路37bを介して制御回路38、発光素子32、通信部33、振動センサ34およびブザー素子35に供給する。
次に、旋削工具用ホルダ2をインターネットに繋いで計測データを活用してIoT(Internet of Things、もののインターネット)を実現する構成について説明する。
図4は、IoTを実現した旋削工具用ホルダ2の構成例を示す模式図である。
本実施形態の旋削工具1を用いた旋削方法では、切削インサート20を主軸O周りに回転する被削材Wに接触させて被削材Wを加工し、振動センサ34において切削インサート20による被削材Wの加工状態を計測する。また、この旋削方法では、通信部33が、振動センサ34における計測データを外部に送信する。
上述したように、旋削工具1は、通信部33を介して外部装置39に無線接続される。外部装置39は、液晶画面などの表示装置を有していてもよい。この場合、外部装置39は、旋削工具1による旋削加工の状態を示す計測データを旋削工具1の外部で受信して表示する。したがって、作業者は、旋削工具1による旋削加工の状態を外部装置39でモニタリングすることができる。外部装置39は、例えば、専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォン又はタブレットなどの携帯情報端末であってもよい。すなわち、本実施形態の旋削方法では、通信部33は、携帯情報端末(外部装置39)に振動センサ34における計測データを送信してもよい。
なお、通信部33と外部装置39との無線通信としては、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標), ZigBee(登録商標)などの一般的な無線通信を採用することができる。
外部装置39は、ネットワーク4を介して外部サーバ5に接続されている。すなわち、旋削工具1は、外部装置39を介して外部サーバ5に接続されている。本実施形態の旋削方法において、通信部33から送信された計測データをネットワーク4を介して外部サーバ5に蓄積させる。これにより、外部サーバ5に蓄積された計測データを用いて、より好ましい加工条件の解析を行うことができる。
本実施形態において、旋削工具1は、NC旋盤9の刃物台(図示略)に取り付けられる。NC旋盤9は、数値制御装置を有する旋盤である。NC旋盤9は、被削材Wを保持して被削材Wを主軸O周りに回転させる。NC旋盤9は、被削材Wの回転速度を調整できる。また、NC旋盤9は、旋削工具1を移動させることができる。これにより、NC旋盤9は、旋削工具1の切削インサート20を被削材Wに接触又は離間させる。
本実施形態の旋削方法では、通信部33は、振動センサ34における計測データを、被削材Wを回転させるNC旋盤(数値制御旋盤)9に送信する。NC旋盤9は、通信部33から送信された計測データを受信する受信部9aを有する。
NC旋盤9は、受信部9aで受信した計測データを基に、被削材Wの回転速度を変化させる。本実施形態において、受信部9aで受信する計測データは、振動センサ34で検知した旋削工具1の振動である。
一般的に、被削材Wの回転速度を増加させると、工具本体10の振動の振幅が大きくなることが知られている。また、切削インサート20の刃先の摩耗が進むと、工具本体10の振動の振幅が大きくなることが知られている。したがって、切削インサート20の交換直後では、被削材Wの回転速度を大きくした場合であっても、工具本体10の振動の振幅はわずかである。しかしながら、切削インサート20の使用時間が長くなった場合、回転速度を大きくすると工具本体10の振幅が大きくなりやすく、振動が被削材Wの加工面に影響を与えやすくなる。
本実施形態の旋削方法において、NC旋盤9は、振動センサ34で検知した振動の振幅が、第1の閾値より小さい場合に、被削材Wの回転速度を増加させる。被削材Wの回転速度の増加は、振動センサ34で検知する振動の振幅が、第1の閾値を超えるまでなされる。被削材Wの回転速度を増加させることで、加工工程に要する時間が短くなるため、高効率な旋削加工が可能となる。
本実施形態の旋削方法において、NC旋盤9は、振動センサ34で検知した振動の振幅が、第2の閾値より大きい場合に、被削材Wの回転速度を減少させる。被削材Wの回転速度の減少は、振動センサ34で検知する振動の振幅が、第1の閾値より小さくなるまでなされる。これにより、工具本体10の振動を抑制した旋削加工が可能となる。
本実施形態において、NC旋盤9は、振動センサ34で検知した振動の振幅が、第3の閾値より大きい場合に、旋削工具1を移動させて切削インサート20を被削材Wから離間させる。これにより、ビビリ振動が発生した場合に、被削材Wの加工面が荒れることを抑制できる。また、切削インサート20が、ビビリ振動によって損傷を受けることを抑制できる。
なお、上述した第1の閾値、第2の閾値および第3の閾値は、予めNC旋盤9に記憶された値である。第1の閾値、第2の閾値および第3の閾値は、作業者が、NC旋盤9に入力して記憶させることができる。また、NC旋盤9が、外部サーバ5と接続される場合には、第1の閾値、第2の閾値および第3の閾値は、外部サーバ5からNC旋盤9に送信されてもよい。
また、本実施形態の旋削方法において、1つの外部サーバ5は、ネットワーク4を介して複数の旋削工具1に接続されている。このため、外部サーバ5には、複数の旋削工具1による旋削加工時のデータが集積される。したがって、外部サーバ5は、複数の旋削工具1から様々なデータを収集することができる。
(第1の例)
図5は、本実施形態の旋削工具1を用いた旋削加工において、振動センサ34における振動測定の結果の第1の例を示すグラフである。図5において、横軸は、切削累積時間である。
第1の例では、切削速度(すなわち、被削材の回転数)を5000rpm(回転/分)の一定に保っている。第1の例では、切削加工の累積時間が長くなるに従い、振動センサ34において計測する振動の加速度が徐々に高まっている。第1の例では、振動の加速度が0.04m/sに達した段階で、切削を中止している。すなわち、第1の例における第3の閾値は、0.04m/sである。
第1の例では、振動の加速度が、第3の閾値を超えた瞬間に、切削を中止するとともに、ブザー素子35においてブザーを発し、発光素子を発光させ、さらに通信部33において外部装置にビビリ振動の発生を通知する。
(第2の例)
図6は、本実施形態の旋削工具1を用いた旋削加工において、振動センサ34における振動測定の結果の第2の例を示すグラフである。第1の例と同様に、図6において、横軸は、切削累積時間である。
第2の例では、切削速度(すなわち、被削材の回転数)を10000rpm(回転/分)の一定に保っている。第2の例では、切削加工の累積時間が500時間に近づくと、振動センサ34において計測する振動の加速度が急激に高まっている。第2の例では、振動の加速度が0.05m/sに達した段階で、切削を中止している。すなわち、第2の例における第3の閾値は、0.05m/sである。
第2の例では、振動の加速度が、第3の閾値を超えた瞬間に、切削を中止するとともに、ブザー素子35においてブザーを発し、発光素子を発光させ、さらに通信部33において外部装置にビビリ振動の発生を通知する。
以上に、本発明の実施形態を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
例えば、上述の実施形態では、旋削工具1としてバイトを例示した。しかしながら、旋削工具は、旋盤を用いた加工に用いるものであればよく、例えば内径加工用のボーリングバーであってもよい。
1…旋削工具
2…旋削工具用ホルダ
4…ネットワーク
5…外部サーバ
9…NC旋盤(数値制御旋盤)
10…工具本体
10a…先端
10b…後端
11…収容穴
18…台座部
20…切削インサート
30…電気モジュール
32…発光素子
33…通信部
34…振動センサ(センサ部)
35…ブザー素子
37…電池部
39…外部装置(携帯情報端末)
J…工具軸
W…被削材

Claims (16)

  1. 切削インサートを保持する旋削工具用ホルダであって、
    工具軸に沿って延び前記切削インサートを装着する台座部が先端に設けられた工具本体と、
    前記工具本体に内蔵される電気モジュールと、を備え、
    前記電気モジュールは、センサ部と、前記センサ部に電力を供給する電池部と、を有する、
    旋削工具用ホルダ。
  2. 前記センサ部が、前記工具本体の振動を計測する振動センサである、
    請求項1に記載の旋削工具用ホルダ。
  3. 前記電気モジュールは、前記センサ部に接続されるブザー素子を有し、
    前記ブザー素子は、前記電池部から電力を供給され前記センサ部からの信号に応じてブザー音を発する、
    請求項1又は2に記載の旋削工具用ホルダ。
  4. 前記電気モジュールは、前記センサ部に接続される発光素子を有し、
    前記発光素子は、前記電池部から電力を供給され前記センサ部からの信号に応じて発光する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の旋削工具用ホルダ。
  5. 前記電気モジュールは、前記センサ部に接続される通信部を有し、
    前記通信部は、前記電池部から電力を供給され前記センサ部における計測データを外部に送信する、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の旋削工具用ホルダ。
  6. 前記工具本体に収容穴が設けられ、
    前記電気モジュールが、前記収容穴に収容される、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の旋削工具用ホルダ。
  7. 前記収容穴が、前記工具本体の後端に開口し、
    前記電気モジュールは、前記工具本体の後端から前記収容穴に挿入される、
    請求項6に記載の旋削工具用ホルダ。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の旋削工具用ホルダと、
    前記台座部に着脱可能に取り付けられる前記切削インサートと、を備える、
    旋削工具。
  9. 請求項8に記載の旋削工具を用いた旋削方法であって、
    主軸周りに回転する被削材に前記切削インサートを接触させて前記被削材を加工し、
    前記センサ部において前記切削インサートによる前記被削材の加工状態を計測する、
    旋削方法。
  10. 前記電気モジュールが通信部を有し、
    前記通信部が、前記センサ部における計測データを外部に送信する、
    請求項9に記載の旋削方法。
  11. 前記通信部は、前記センサ部における計測データを、前記被削材を回転させる数値制御旋盤に送信し、
    前記数値制御旋盤は、前記計測データを基に前記被削材の回転速度を変化させる、
    請求項10に記載の旋削方法。
  12. 前記センサ部が、前記工具本体の振動を計測する振動センサであり、
    前記数値制御旋盤は、前記センサ部で検知した振動の振幅が、第1の閾値より小さい場合に、前記被削材の回転速度を増加させ、
    前記数値制御旋盤は、前記センサ部で検知した振動の振幅が、第2の閾値より大きい場合に、前記被削材の回転速度を減少させる、
    請求項11に記載の旋削方法。
  13. 前記センサ部が、前記工具本体の振動を計測する振動センサであり、
    前記数値制御旋盤は、前記センサ部で検知した振動の振幅が、第3の閾値より大きい場合に、前記切削インサートを前記被削材から離間させる、
    請求項11又は12に記載の旋削方法。
  14. 前記通信部は、前記センサ部における前記計測データを携帯情報端末に送信する、
    請求項10〜13の何れか一項に記載の旋削方法。
  15. 前記通信部から送信された前記計測データをネットワークを介して外部サーバに蓄積させる、
    請求項10〜14の何れか一項に記載の旋削方法。
  16. 前記外部サーバは、ネットワークを介して複数の前記旋削工具に繋がっている、
    請求項15に記載の旋削方法。
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