JP7119567B2 - 研削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研削装置に関する。
円筒状の工作物においては、加工面に軸方向中央から両端に向かって直径が徐々に減少する、所謂クラウニング形状を形成する場合などの傾斜した加工が施される場合がある。このような傾斜した加工面を形成するための技術として、従来、砥石台を鉛直軸周りに旋回させる旋回装置を設け、砥石台を進退方向に対して所定角度傾けた姿勢で工作物を研削できるようにした研削装置が提案されている(例えば、特許文献1等参照。)。
特開平4-135149号公報
しかしながら、上述した従来技術では、砥石台の姿勢を傾けるための専用の旋回機構を設ける必要があり、構成が複雑で全体が大型化すると共に、装置が高価になってしまうという問題がある。
本発明は、静圧支持構造を利用して簡単且つ安価な構成で工作物に傾斜した加工面を形成可能な研削装置を提供することを目的とする。
本発明に係る研削装置は、工作物を回転駆動する主軸台と、前記主軸台が設置されたテーブルと、案内面を有するベースと、砥石を回転駆動すると共に前記案内面に対向する摺動面を有し、前記案内面に案内されることによって前記主軸台に対して前記工作物に接近離間する方向に移動可能に設けられる砥石台と、前記案内面と前記摺動面との間に流体を供給する流体供給部と、前記ベースに対して前記流体を介して摺動可能に支持される前記砥石台を、前記主軸台に対して前記工作物に接近離間する方向に移動させる駆動部と、を備え、前記工作物と前記砥石とをそれぞれ回転させながら、前記砥石台に対して前記テーブルを前記工作物の回転軸線方向トラバースさせることによって、前記工作物を研削する。
さらに、研削装置は、前記案内面及び前記摺動面の少なくとも一方には、案内方向に沿って複数の静圧ポケットが配置され、前記流体供給部から前記各静圧ポケットへ前記流体を供給して前記砥石台を摺動支持する静圧支持構造を有し、前記工作物に対する前記回転軸線方向における前記砥石の相対位置に応じて、前記複数の静圧ポケットのうち少なくとも一つへ供給する前記流体の流量を調整することによって前記ベースにおける前記砥石台の支持姿勢を可変する制御を行う制御部、を備える。
この構成によれば、工作物に対する回転軸線方向における砥石の相対位置に応じて、複数の静圧ポケットのうち少なくとも一つへ供給する流体の流量を調整することにより、流体を介して摺動支持されるベースにおける砥石台の支持姿勢が可変する。これにより、工作物に対する砥石の当接角度が変化するので、クラウニング形状等の傾斜した加工面を形成することができる。よって、静圧支持構造を利用して簡単且つ安価な構成で工作物に傾斜した加工面を形成可能な研削装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明に係る他の研削装置は、工作物を回転駆動する主軸台と、砥石を回転駆動する砥石台と、前記砥石台を摺動可能に支持される第1ベースと、を備え、前記砥石台を前記主軸台に対して相対移動させると共に、前記工作物と前記砥石とをそれぞれ回転させながら前記工作物の回転軸線方向に前記砥石台を前記主軸台に対して相対的にトラバースさせることによって、前記工作物を研削する。
さらに、他の研削装置は、前記第1ベースに設けられる摺動面に対向する案内面を有する第2ベースと、前記案内面と前記摺動面との間に流体を供給する流体供給部と、前記第2ベースに対して前記流体を介して摺動可能に支持される前記第1ベースを、前記トラバース方向に相対移動させる駆動部と、を備え、前記案内面及び前記摺動面の少なくとも一方には、案内方向に沿って複数の静圧ポケットが配置され、前記流体供給部から前記各静圧ポケットへ前記流体を供給して前記第1ベースを摺動支持する静圧支持構造を有し、前記工作物に対する前記回転軸線方向における前記砥石の相対位置に応じて、前記複数の静圧ポケットのうち少なくとも一つへ供給する前記流体の流量を調整することによって前記第2ベースにおける前記第1ベースの支持姿勢を可変する制御を行う制御部、を備える。
この構成によれば、工作物に対する回転軸線方向における砥石の相対位置に応じて、複数の静圧ポケットのうち少なくとも一つへ供給する流体の流量を調整することにより、流体を介して摺動支持される第2ベースにおける第1ベース上の砥石台の支持姿勢が可変する。これにより、工作物に対する砥石の当接角度が変化するので、クラウニング形状等の傾斜した加工面を形成することができる。よって、静圧支持構造を利用して簡単且つ安価な構成で工作物に傾斜した加工面を形成可能な研削装置を提供することができるという効果を奏する。
第1実施形態に係る研削装置の平面図である。 第1実施形態に係る摺動支持装置を示す一部断面側面図である。 第1実施形態に係る砥石台を示す平面図である。 第1実施形態に係る電磁可変絞り弁及び砥石台の静圧ポケット周辺を示す断面図である。 第1実施形態に係る研削動作における制御の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る加工データと制御の内容の一例を示す表である。 第1実施形態に係る砥石台の工作物に対する位置と支持姿勢の変化の一例を示す説明図である。 第1実施形態に係るZ0位置における砥石台前端部とX軸ガイドレールとの位置関係を示す断面図である。 第1実施形態に係るZ0位置における砥石台後端部とX軸ガイドレールとの位置関係を示す断面図である。 第1実施形態に係るZ5位置における砥石台前端部または後端部とX軸ガイドレールとの位置関係を示す断面図である。 第1実施形態に係るZ9位置における砥石台前端部とX軸ガイドレールとの位置関係を示す断面図である。 第1実施形態に係るZ9位置における砥石台後端部とX軸ガイドレールとの位置関係を示す断面図である。 第1実施形態に係る砥石台のZ軸位置と電磁可変絞り弁の絞り流量、鉛直摺動面の浮き上がり量、及び砥石台の傾斜角度との関係を示す説明図である。 第2実施形態に係る研削装置の平面図である。 第2実施形態に係る砥石台の工作物に対する位置と支持姿勢の変化の一例を示す説明図である。
以下、本発明を具体化した研削装置の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
(1.研削装置1の全体構成)
本実施形態の研削装置1は、図1に示すように、ベッド10、テーブル11、主軸台13、心押台17、制御部30、砥石支持装置40、ポンプ50等を備えて構成される円筒研削盤である。
ベッド10上には、テーブル11がZ軸サーボモータ12によってZ軸方向(図1の左右方向)に移動可能に案内支持される。テーブル11上には、マスタ主軸Cmを回転可能に軸支する主軸台13が設置され、マスタ主軸Cmの先端に工作物Wの一端を支持するセンタ14が取付けられる。マスタ主軸Cmは、進退駆動装置15によって軸線方向に所定量進退されるとともに、マスタサーボモータ16によって回転駆動される。
さらに、テーブル11上には、主軸台13と対向する位置に心押台17が設置される。この心押台17には、マスタ主軸Cmと同軸上にスレーブ主軸Csが回転可能に軸支され、スレーブ主軸Csの先端に工作物Wの他端を支持するセンタ18が取付けられる。スレーブ主軸Csは、センタ加圧制御用のサーボモータ19によって軸線方向に進退されるとともに、スレーブサーボモータ20によってマスタ主軸Cmと同期して回転駆動される。
また、ベッド10上のテーブル11の後方位置には、砥石支持装置40が設けられている。砥石支持装置40は、ベース41と、砥石台42と、円板状の砥石43と、砥石回転用モータ44等とを備えている。ベース41は、矩形の平板状に形成されており、ベッド10の上面に配置されている。
このベース41の上面には、砥石台42が摺動可能な一対のX軸ガイドレール41aが、X軸方向に延びるように、且つ、相互に平行に配置固定されている。本明細書では、一対のX軸ガイドレール41aの各々を区別する必要がある場合、砥石43に近い側を第1列X軸ガイドレール41a-1、遠い側を第2列X軸ガイドレール41a-2のように枝番を付すこととする。第1列X軸ガイドレール41a-1は、水平方向に延びる上面をなす第1水平案内面41h-1と、鉛直方向に延びる内側面をなす第1鉛直案内面41v-1とを有している。同様に、第2列X軸ガイドレール41a-2は、水平方向に延びる上面をなす第2水平案内面41h-2と、鉛直方向に延びる内側面をなす第2鉛直案内面41v-2とを有している。尚、第1水平案内面41h-1と第2水平案内面41h-2とは、両者を区別する必要がない場合、枝番を省略して水平案内面41hとも記すこととする。同様に、第1鉛直案内面41v-1と第2鉛直案内面41v-2とは、枝番を省略して鉛直案内面41vとも記すこととする。
さらに、ベース41の上面の一対のX軸ガイドレール41a間には、永久磁石板ユニット22bが配置されている。この永久磁石板ユニット22bと、砥石台42下面に取付けられた電磁コイルユニット22aとから、リニアモータ22が構成される。砥石台42は、リニアモータ22の駆動によって、一対のX軸ガイドレール41aに沿って、Z軸方向と直交するX軸方向(図1の上下方向)に移動可能に案内支持される。リニアモータ22は、図略の読取ヘッドで読み取るリニアスケールの位置情報に基づいて動作制御される。
この砥石台42には、砥石回転軸部材45がZ軸回りに回転可能に支持されている。そして、この砥石回転軸部材45の一端には、円板状の砥石43が同軸で取り付けられている。砥石台42には、砥石回転用モータ44が砥石回転軸部材45と同軸に固定されている。砥石43は、砥石回転用モータ44によって回転駆動される。つまり、研削装置1は、工作物Wと砥石43とをそれぞれ回転させながら工作物Wの回転軸線方向に砥石台42を主軸台13に対して相対的にトラバースさせることによって、工作物Wを研削するテーブルトラバース型の円筒研削盤である。
(2.静圧支持機構Aの機械的構成)
静圧支持機構Aは、図1、図2に示すように、制御部30と、固定体としてのベース41及び移動体としての砥石台42を有する砥石支持装置40と、流体供給部としてのポンプ50と、流体の流路を固定の開口面積に絞る固定絞り弁69と、流量可変部としての電磁可変絞り弁60とを備え、砥石台42をベース41に対して流体である潤滑油を介して摺動可能に支持する機構である。
砥石台42は、図2、図3に示すように、ベース41上面に設けられた一対のX軸ガイドレール41aの上面である第1、第2水平案内面41h-1,41h-2にそれぞれ対向する第1、第2水平摺動面42h-1、42h-2と、一対のX軸ガイドレール41aの内側面である第1、第2鉛直案内面41v-1、41v-2にそれぞれ対向する第1、第2鉛直摺動面42v-1、42v-2とを備えている。各摺動面42h-1、42h-2、42v-1、42v-2には、X軸方向の両端近傍にそれぞれ凹状の静圧ポケット42pが1つずつ形成されており、各静圧ポケット42pの凹状底部には流体の流出口42oが設けられている。流出口42oには流体通路が連通しており、固定絞り弁69又は電磁可変絞り弁60から供給される流体を静圧ポケット42p内に流出させるようになっている。また、静圧ポケット42p-2,42p-4には圧力センサ35がそれぞれ設けられ、静圧ポケット42p-2,42p-4内の流体の圧力を検出可能となっている。尚、各静圧ポケット42pを区別する必要がある場合、静圧ポケット42p-1~42p-8のように枝番を付すこととする。
静圧ポケット42pに至る流体の通路を形成する流路53はポンプ50と静圧ポケット42pとの間を連通しており、流路53はポンプ50に通じる共通流路53aと、共通流路53aから静圧ポケット42p毎に分岐され、各静圧ポケット42pに通じる分岐流路53b,53c,53d,53e,53f,53g,53h,53iとからなる。静圧ポケット42p-2、42p-4に至る分岐流路53cの途中に電磁可変絞り弁60-1、60-2がそれぞれ介装され、その他の静圧ポケット42p-1,3,5~8に至る分岐流路53b、53f、53e、53d、53i、53hの途中に固定絞り弁69がそれぞれ介装されている。
電磁可変絞り弁60は、制御部30と電気的に接続されており、制御部30により絞りの開度Dが制御される可変絞りとなっている。電磁可変絞り弁60は、制御部30の指令に応じて絞りの開度Dを変えて、静圧ポケット42p-2,42p-4への供給流量を変化させることができる。そして、静圧ポケット42p-2,42p-4への供給流量を変化させることにより、鉛直案内面41v-1と鉛直摺動面42v-1との間の隙間の大きさは、例えば、1μm~30μmの間で可変できる。
(3.電磁可変絞り弁60の構成)
電磁可変絞り弁60は、図4に示すように、ハウジング68内に、流路61、流入口61a,61b、流出口62、ダイアフラム63、流体供給室64a、流体貯留室64b、弁座65、ボイスコイルモータ70を有して構成されるダイアフラム式可変絞り装置である。
ハウジング68の下部中央には、弁座65となる突起部が形成され、弁座65の周囲には、円環状に凹設された流体供給室64aが形成されている。この弁座65には静圧ポケット42pと連通する流路67が形成されている。ハウジング68の上部には、流体供給室64aに対向して流体貯留室64bが形成されている。流体供給室64aおよび流体貯留室64bには、それぞれ流路61と連通する流入口61a,61bが形成されている。流体供給室64aおよび流体貯留室64bは、流入口61a,61bから供給された流体が充填されて、供給された流体の圧力と等しくなっている。
ダイアフラム63は、外周部が流体供給室64aと流体貯留室64bとの間に把持されて流体供給室64aと流体貯留室64bとの間を仕切るとともに、図2の下方向の面が弁座65に所定の隙間を隔てて対向して配置されている。ダイアフラム63は、鋼材等からなる弾性部材であり、ダイアフラム63と弁座65で形成された隙間が、絞りの開度Dとなっている。流体供給室64aの流体は開度Dに絞られて静圧ポケット42pへ流出する。ダイアフラム63は、絞りの最小開度DLから最大開度DHまで変形させることが可能であり、最小開度DLから最大開度DHの中間位置を、無負荷状態での初期位置としている。
ボイスコイルモータ70は、ハウジング68の上側部分に支持される固定子81と、固定子81に対し、図4の上下方向に移動可能な可動子82とからなる。ボイスコイルモータ70は、ダイアフラム63を挟んで弁座65と反対側のハウジング68の上側部分の電磁可変絞り弁60本体に支持されている。
固定子81は、円板状のヨーク基部76と、ヨーク基部76の外周部より円筒状に設けられた外部ヨーク75と、ヨーク基部76の中心部に円筒状に設けられたセンターヨーク77とから構成されている。このヨーク基部76、外部ヨーク75、センターヨーク77は、軟磁性材料からなり、磁束を良好に通すように構成されている。
外部ヨーク75の内周側には、環状の永久磁石79が固定されている。この永久磁石79は、内周側をN極、外周側をS極として着磁されている。なお、この永久磁石79のN極とS極とを逆にしてもよい。
可動子82は、円筒状をなすコイルボビン73と、コイルボビン73の外周に巻回されたボイスコイル71とから構成されている。ボイスコイル71は、センターヨーク77の外周に配置され、センターヨーク77とコイルボビン73との間は隙間を有しており、センターヨーク77とボイスコイル71との間は非接触となっている。
コイルボビン73には、端部に円板状のコイルキャップ72が取り付けられている。コイルキャップ72には、軸方向に複数個の貫通孔74が形成されている。また、コイルキャップ72は、柱状の連結部材80を介してダイアフラム63と連結されている。コイルボビン73は軟磁性材料からなり、磁気を通しやすくしている。
コイルキャップ72には、エンコーダーケース25の蓋部が取り付けられている。エンコーダーケース25の蓋部の内側には、エンコーダスケール28が固定されている。
永久磁石79の内側のN極から出た磁束は、ボイスコイル71を通過してコイルボビン73、滑りガイド、センターヨーク77を通り、ヨーク基部76と外部ヨーク75を経由して永久磁石79の外側のS極に戻る。
この磁気回路において、ボイスコイル71に対し電流を流すと、ボイスコイル71には、図4の上下方向のいずれか一方の方向に推力が生じる。また、上記と逆向きの電流を流すことにより、図4の上下方向のいずれか他方の方向に推力が生じる。
このような構成によって、可動子82が上下方向に駆動され、可動子82に連結されたダイアフラム63が上下方向に変位する。ボイスコイルモータ70によるダイアフラム63の駆動は滑らかであり、ダイアフラム63の変形時において機械的振動が発生しにくい。
そして、制御部30からの指令によりボイスコイルモータ70へ電流が印加されることによって、ダイアフラム63の位置が制御され、絞りの最小開度DLから最大開度DHまで可変される。
摺動支持装置Aにおいて、ポンプ50により加圧された流体は、分岐流路53b、53c、53d、53e、53f、53g、53h、53iの途中に設けられた固定絞り弁69又は電磁可変絞り弁60により減圧され、静圧ポケット42pに流体を供給される。
静圧ポケット42pに供給された流体により、案内面41v,41hと摺動面42v,42hの間に所定の厚さの流体膜が形成され、摺動面42v,42hが支持される。流体膜は動的に形成された後、ドレンへ排出されることを繰り返すことにより維持されている。
制御部30は、後述する砥石台42の支持姿勢の可変制御処理で設定された砥石台42前端側の第1鉛直案内面41v-1と第1鉛直摺動面42v-1との間及び砥石台42後端側の第1鉛直案内面41v-1と第1鉛直摺動面42v-1との間の隙間の大きさと、圧力センサ35の検出した値に基づき、ダイアフラム63に対する指令値を生成し、ボイスコイルモータ70へ電流が印加されることにより、絞りの開度Dが変わり、鉛直案内面41v-1と鉛直摺動面42v-1との間の隙間が所定の大きさに維持される。
(4.砥石台42の支持姿勢の可変制御)
次に、制御部30によって実行される砥石台42の支持姿勢の可変制御の流れについて、図5のフローチャートを中心に参照しつつ、図6~図13も適宜参照しながら説明する。制御部30は、ステップ1(以下、S1と略記する。他のステップも同様。)において、図示しない記憶部から工作物W用の加工データを読み出す。この加工データには、工作物WのZ軸位置における加工面の傾斜角度情報、径情報が含まれている。例えば、図6の表及び図7の説明図に示すように、工作物WのZ軸位置Z0では、加工面の傾斜角度-α°、径d0となっている。同様に、工作物Wの加工面は、Z軸位置Z5では傾斜角度0°、径d5、Z軸位置Z9では傾斜角度α°、径d0となっている。すなわち、工作物Wの加工面は、d5>d4>d3>d2>d1>d0としたとき、Z軸位置Z0からZ5に向かって径d0からd1、d2、d3、d4を経て径d5へ漸増し、Z軸位置Z5からZ9に向かって径d5からd4、d3、d2、d1を経て径d0へ漸減する。尚、本実施形態では、平面視で時計回り方向を正(+)で、反時計回り方向を負(-)で角度を表すこととする。
次に、S2で、加工が終了したか否かを判定する。加工が終了した場合(S2:Yes)、本ルーチンの処理を終了する。
加工が終了していない場合(S2:No)、S3で工作物Wを砥石台42に対してZ軸方向へ所定距離だけ相対移動させる。続いて、S4で砥石台42の支持姿勢を設定する。すなわち、砥石台42の支持姿勢を工作物Wの加工面のZ軸位置に応じた傾斜角度に可変するために、砥石台42前端側の静圧ポケット42p-2に接続される第1電磁可変絞り弁60-1及び後端側の静圧ポケット42p-4に接続される第2電磁可変絞り弁60-2の絞り流量がそれぞれ設定される。
さらに、S5で径d0~d5に応じて砥石台42のX軸位置が設定される。これにより、S4で支持姿勢が設定された砥石台42がリニアモータ22によってX軸方向に駆動され、砥石43が工作物Wに当接して加工面の研削が行われ、S2へ戻る。
以下、S3~S5の処理について、上述した図6の表に示す加工データの一例に基づいて、第1電磁可変絞り弁60-1及び第2電磁可変絞り弁60-2の絞り流量の設定について説明する。Z軸位置Z0では、第1電磁可変絞り弁60-1の制御により前端側の静圧ポケット42p-2の絞り流量がV2に、第2電磁可変絞り弁60-2の制御により後端側の静圧ポケット42p-4の流量がV0にそれぞれ設定される。ここで、流量V2は、固定絞り弁60の流量V1よりも大であり、流量V0は、流量V1よりも小である。これにより、前端側の静圧ポケット42p-2及び静圧ポケット42p-6の流量の比は、V2:V1となり、後端側の静圧ポケット42p-4及び静圧ポケット42p-8の流量の比は、V0:V1となる。
そして、砥石台42は、図8に示すように、工作物Wに対向する前端側において、静圧ポケット42p-2が設けられる第1鉛直摺動面42v-1の浮き上がり量がL1+ΔL、第2鉛直摺動面42v-2の浮き上がり量がL1-ΔLとなる。また、砥石台42は、図9に示すように、後端側において、静圧ポケット42p-4が設けられる第1鉛直摺動面42v-1の浮き上がり量がL1-ΔL、第2鉛直摺動面42v-2の浮き上がり量がL1+ΔLとなる。これにより、砥石台42は、図7の左側に示すように、Z軸位置Z0においてX軸方向に対して-α°傾斜した支持姿勢に設定され、径d0に対応するX軸位置X0に移動して砥石43が工作物Wの加工面に当接して研削が行われる。
Z軸位置Z5に移動すると、第1電磁可変絞り弁60-1の絞り流量がV1に、第2電磁可変絞り弁60-2の絞り流量が同じくV1にそれぞれ設定される。これにより、前端側の静圧ポケット42p-2及び静圧ポケット42p-6の流量の比は、V1:V1となり、同様に、後端側の静圧ポケット42p-4及び静圧ポケット42p-8の流量の比も、V1:V1となる。そして、砥石台42は、図10に示すように、工作物Wに対向する前端側において、第1鉛直摺動面42v-1の浮き上がり量がL1、第2鉛直摺動面42v-2の浮き上がり量も同じくL1となり、後端側においても、第1鉛直摺動面42v-1の浮き上がり量がL1、第2鉛直摺動面42v-2の浮き上がり量も同じくL1となる。これにより、砥石台42は、図7の中央に示すように、Z軸位置Z5においてX軸方向に対する傾斜が0°、すなわちX軸方向を向く支持姿勢に設定され、径d5に対応するX軸位置X5に移動して砥石43が工作物Wの加工面に当接して研削が行われる。
さらにZ軸位置Z9に移動すると、第1電磁可変絞り弁60-1の絞り流量がV0に、第2電磁可変絞り弁60-2の絞り流量がV2にそれぞれ設定される。これにより、前端側の静圧ポケット42p-2及び静圧ポケット42p-6の流量の比は、V0:V1となり、後端側の静圧ポケット42p-4及び静圧ポケット42p-8の流量の比は、V2:V1となる。そして、砥石台42は、図11に示すように、工作物Wに対向する前端側において、第1鉛直摺動面42v-1の浮き上がり量がL1-ΔL、第2鉛直摺動面42v-2の浮き上がり量がL1+ΔLとなる。また、砥石台42は、図12に示すように、後端側において、第1鉛直摺動面42v-1の浮き上がり量がL1+ΔL、第2鉛直摺動面42v-2の浮き上がり量がL1-ΔLとなる。これにより、砥石台42は、図7の右側に示すように、Z軸位置Z9においてX軸方向に対して+α°傾斜した支持姿勢に設定され、径d0に対応するX軸位置X0に移動して砥石43が工作物Wの加工面に当接して研削が行われる。
図13は、上述した例における砥石台42のZ軸位置と第1、第2電磁可変絞り弁60-1、60-2の絞り流量、各静圧ポケット42pにおける鉛直摺動面41vの浮き上がり量、及び砥石台42の傾斜角度との関係を示す説明図である。図13から明らかなように、第1、第2電磁可変絞り弁60-1、60-2の絞り流量を砥石台42のZ軸位置に応じて可変することにより、鉛直摺動面41vの浮き上がり量及び砥石台42の傾斜角度(すなわち支持姿勢)が変化する。
尚、制御部30は、上述した通り、圧力センサ35により静圧ポケット42p-2、42p-4における圧力を検知し、圧力に応じて第1電磁可変絞り弁60-1、第2電磁可変絞り弁60-2を動作させるので、砥石台42の前端側と後端側における第1鉛直摺動面42v-1と第1鉛直案内面41v-1との間の隙間、すなわち第1鉛直摺動面42v-1の浮き上がり量を、上述した設定値にそれぞれ維持することができる。
このように、制御部30が、工作物Wの加工形状に関する情報である加工用データに基づき、工作物Wに対する回転軸線方向における砥石43の相対位置に応じて、第1電磁可変絞り弁60-v1a,第2電磁可変絞り弁60-v1b及び駆動部としてのリニアモータ22を制御することにより、クラウニング形状等の傾斜する加工面を形成することができる。
(5.まとめ)
研削装置1によれば、工作物Wに対する回転軸線方向における砥石43の相対位置に応じて、砥石台42前端側の静圧ポケット42p-2と後端側の静圧ポケット42p-4へ供給する流体の流量を調整することにより、ベース41上で流体を介して摺動支持される砥石台42の支持姿勢が可変する。これにより、工作物Wに対する砥石43の当接角度が変化するので、クラウニング形状等の傾斜した加工面を形成することができる。よって、砥石台42の静圧支持構造を利用し、簡単且つ安価な構成で工作物Wに傾斜した加工面を形成することができるという効果を奏する。
また、ポンプ50から砥石台42前端側の静圧ポケット42p-2及び後端側の静圧ポケット42p-4に至る流路53上に、第1電磁可変絞り弁60-1及び第2電磁可変絞り弁60-2の2つの電磁可変絞り弁を介装し、残りの流路53上に介装する6個の絞り弁は安価な固定絞り弁69としたので、より簡単且つ安価な構成とすることができる。
また、砥石台42の案内方向において第1端(前端)寄りに配置される静圧ポケット42p-2に至る流路上に介装される第1電磁可変絞り弁60-1と、第2端(後端)寄りに配置される静圧ポケット42p-4に至る流路上に介装される第2電磁可変絞り弁60-2と、を含み、制御部30は、第1電磁可変絞り弁60-1及び第2電磁可変絞り弁60-2の一方の流量を増加させるときは他方を減少させるように制御する。これにより、砥石台42の支持姿勢を変更する制御において良好な応答性を得ることができると共に、支持姿勢を安定して保持することができる。
また、ポンプ50からの流路53上に第1電磁可変絞り弁60-1、第2電磁可変絞り弁60-2が介装される静圧ポケット42p-2、42p-4は、鉛直軸に対して交差する法線を有する面である鉛直摺動面42v-1に配置されている。よって、静圧ポケット42p-2、42p-4の流量を変化させることにより、砥石台42の鉛直軸周りの支持姿勢を可変することができる。
<第2実施形態>
上述した第1実施形態では、テーブルトラバース型の研削装置1において、砥石台42をX軸方向に摺動移動可能とする摺動支持装置Aに本発明を適用した例を示したが、第2実施形態では、砥石台トラバース型の研削装置に本発明を適用したものである。尚、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、それらについての詳細な説明を省略する。
本実施形態の研削装置101は、図14に示すように、第1実施形態における研削装置1のテーブル11、Z軸サーボモータ12を廃止して、ベッド10上に主軸台13及び心押台17を設置固定し、第1ベース41の下面に摺動面を設け、この摺動面(図示せず)に対向する案内面(図示せず)を有する第2ベース141をベッド10上で第1ベース41の下に設置し、案内面と摺動面との間にポンプ50からの流体を供給し、案内面と摺動面との間にトラバース方向(Z軸方向)の駆動部(図示しないリニアモータ)を設け、第2ベース141に対して第1ベース41を流体を介して摺動可能に支持し、第2ベース141に対して第1ベース41を、駆動部(リニアモータ)によってトラバース方向(Z軸方向)に相対移動させている。
また、研削装置101は、第1ベース41側の摺動面に案内方向に沿って複数の静圧ポケット41p-2、41p-4、41p-6、41p-8が配置され、ポンプ50から各静圧ポケット41pへ流体を供給して第2ベース141に対して第1ベース41を摺動支持する静圧支持構造を有している。さらに、静圧ポケット41p-2への分岐流路上には第1電磁可変絞り弁60-1が、静圧ポケット41p-6への分岐流路上には第2電磁可変絞り弁60-2がそれぞれ介装されている。
そして、制御部30は、工作物Wに対する回転軸線方向における砥石43の相対位置に応じて、静圧ポケット41p-2、41p-6へ供給する流体の流量を、第1電磁可変絞り弁60-1、第2電磁可変絞り弁60-2で調整することによって、第2ベース141における第1ベース41の支持姿勢を可変する制御を行う。
以下、図15を参照しつつ、第1ベース41の支持姿勢の変化について説明する。Z軸位置Z0では、第1電磁可変絞り弁60-1の制御により前端左側の静圧ポケット41p-2の絞り流量がV0に、第2電磁可変絞り弁60-2の制御により前端右側の静圧ポケット41p-6の流量がV2にそれぞれ設定される。ここで、流量V2は、固定絞り弁69の流量V1よりも大であり、流量V0は、流量V1よりも小である。これにより、左側の静圧ポケット41p-2及び静圧ポケット41p-4の流量の比は、V0:V1となり、右側の静圧ポケット41p-6及び静圧ポケット41p-8の流量の比は、V2:V1となる。これにより、第1ベース41は、図15の左側に示すように、Z軸位置Z0においてX軸方向に対して-α°傾斜した支持姿勢に設定される。
Z軸位置Z5では、第1電磁可変絞り弁60-1の絞り流量がV1に、第2電磁可変絞り弁60-2の絞り流量が同じくV1にそれぞれ設定される。これにより、左側の静圧ポケット41p-2及び静圧ポケット41p-4の流量の比は、V1:V1となり、同様に、右側の静圧ポケット41p-6及び静圧ポケット41p-8の流量の比も、V1:V1となる。これにより、第1ベース41は、図15の中央に示すように、Z軸位置Z5においてX軸方向に対する傾斜が0°、すなわちX軸方向を向く支持姿勢に設定される。
さらにZ軸位置Z9では、第1電磁可変絞り弁60-1の絞り流量がV2に、第2電磁可変絞り弁60-2の絞り流量がV0にそれぞれ設定される。これにより、左側の静圧ポケット41p-2及び静圧ポケット41p-4の流量の比は、V2:V1となり、右側の静圧ポケット41p-6及び静圧ポケット41p-8の流量の比は、V2:V1となる。これにより、第1ベース41は、図15の右側に示すように、Z軸位置Z9においてX軸方向に対して+α°傾斜した支持姿勢に設定される。
<変形例>
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変更を施すことが可能である。
例えば、前記第1実施形態では、砥石43に近い側の前端と後端の2つの静圧ポケット42p-2、42p-4に対して第1電磁可変絞り弁60-1、第2電磁可変絞り弁60-2を設けて流量を可変する構成としたが、これには限られず、いずれか一方のみを電磁可変絞り弁60とし、他方を固定絞り弁69としてもよい。電磁可変絞り弁60を1個のみとした場合でも、砥石台42の姿勢を可変することが可能である。或いは、砥石43に近い側の前端の静圧ポケット42p-2に加えて、砥石43から遠い側の2つの静圧ポケット42p-6、42p-8の一方又は両方に対して電磁可変絞り弁60を設けて流量を可変するようにしてもよい。要するに、砥石台42の案内方向に沿って設けられる複数の静圧ポケット42pのうち少なくとも一つへ供給する流体の流量を調整可能とすればよい。尚、より多くの電磁可変絞り弁60を設けて静圧ポケット42pの流量を調整可能とすることで、支持姿勢を変更する制御の応答性向上を図ることができる。一方、電磁可変絞り弁60の設置個数を少なくして、残りを安価な固定絞り弁69とする場合は、装置全体のコスト低減を図ることができる。
13…主軸台、22…リニアモータ(駆動部)、30…制御部、41…ベース(固定体)、41p…静圧ポケット、41v…鉛直案内面(案内面、非水平案内面)、42…砥石台(移動体)、42v…鉛直摺動面(摺動面、非水平摺動面)、50…ポンプ(流体供給部)、53…流路、60…電磁可変絞り弁(流量可変部)、42p…静圧ポケット。

Claims (6)

  1. 工作物を回転駆動する主軸台と、
    前記主軸台が設置されたテーブルと、
    案内面を有するベースと、
    砥石を回転駆動すると共に前記案内面に対向する摺動面を有し、前記案内面に案内されることによって前記主軸台に対して前記工作物に接近離間する方向に移動可能に設けられる砥石台と、
    前記案内面と前記摺動面との間に流体を供給する流体供給部と、
    前記ベースに対して前記流体を介して摺動可能に支持される前記砥石台を、前記主軸台に対して前記工作物に接近離間する方向に移動させる駆動部と、を備え、
    前記工作物と前記砥石とをそれぞれ回転させながら、前記砥石台に対して前記テーブルを前記工作物の回転軸線方向トラバースさせることによって、前記工作物を研削する研削装置において、
    前記案内面及び前記摺動面の少なくとも一方には、案内方向に沿って複数の静圧ポケットが配置され、前記流体供給部から前記各静圧ポケットへ前記流体を供給して前記砥石台を摺動支持する静圧支持構造を有し、
    前記工作物に対する前記回転軸線方向における前記砥石の相対位置に応じて、前記複数の静圧ポケットのうち少なくとも一つへ供給する前記流体の流量を調整することによって前記ベースにおける前記砥石台の支持姿勢を可変する制御を行う制御部、を備える研削装置。
  2. 工作物を回転駆動する主軸台と、
    砥石を回転駆動する砥石台と、
    前記砥石台を摺動可能に支持される第1ベースと、を備え、
    前記砥石台を前記主軸台に対して相対移動させると共に、前記工作物と前記砥石とをそれぞれ回転させながら前記工作物の回転軸線方向に前記砥石台を前記主軸台に対して相対的にトラバースさせることによって、前記工作物を研削する研削装置において、
    前記第1ベースに設けられる摺動面に対向する案内面を有する第2ベースと、
    前記案内面と前記摺動面との間に流体を供給する流体供給部と、
    前記第2ベースに対して前記流体を介して摺動可能に支持される前記第1ベースを、トラバース方向に相対移動させる駆動部と、を備え、
    前記案内面及び前記摺動面の少なくとも一方には、案内方向に沿って複数の静圧ポケットが配置され、前記流体供給部から前記各静圧ポケットへ前記流体を供給して前記第1ベースを摺動支持する静圧支持構造を有し、
    前記工作物に対する前記回転軸線方向における前記砥石の相対位置に応じて、前記複数の静圧ポケットのうち少なくとも一つへ供給する前記流体の流量を調整することによって前記第2ベースにおける前記第1ベースの支持姿勢を可変する制御を行う制御部、を備える研削装置。
  3. 前記流体供給部から前記複数の静圧ポケットのうち少なくとも一つに至る流路上には弁の開度を変更可能に構成された電磁可変絞り弁が介装され、残りの流路上には固定絞り弁が介装される、請求項1又は2に記載の研削装置。
  4. 前記電磁可変絞り弁は、前記案内方向において第1端寄りに配置される前記静圧ポケットに至る流路上に介装される第1電磁可変絞り弁と、前記案内方向において前記第1端とは反対側の第2端寄りに配置される前記静圧ポケットに至る流路上に介装される第2電磁可変絞り弁と、を含み、
    前記制御部は、前記第1電磁可変絞り弁及び前記第2電磁可変絞り弁の一方の流量を増加させるときは他方を減少させるように制御する、請求項3に記載の研削装置。
  5. 前記制御部は、前記工作物の加工形状に関する情報に基づき、前記工作物に対する前記回転軸線方向における前記砥石の相対位置に応じて、前記電磁可変絞り弁と前記駆動部と
    を制御する、請求項3又は4に記載の研削装置。
  6. 前記流体供給部からの前記流路上に前記電磁可変絞り弁が介装される前記静圧ポケットは、鉛直軸に対して交差する法線を有する前記案内面及び前記摺動面の少なくとも一方に配置される、請求項3乃至5の何れか一項に記載の研削装置。
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