JP6878605B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転する加工工具と、被加工物を保持する回転ステージを有する加工装置に関する。特に、半導体ウエハ等の被加工物を保持する回転ステージと、被加工物を研削するための回転工具とを備え、回転軸の姿勢調整が可能な加工装置に関する。
近年、回転軸の姿勢を調整可能な回転装置が求められている。例えば、半導体デバイスの原料となるシリコンウエハを薄板化加工するための平面研削盤の分野では、シリコンウエハの平坦度を向上させるために、回転する研削工具あるいはウエハ載置台の姿勢を適時に調整することが必要となっている。
例えば、特許文献1には、ベルトを介してモーターの回転力が伝達されて回転する研削工具と、研削工具を軸支するエアスピンドルと、研削工具の姿勢を制御する磁気軸受を備えた研削盤が開示されている。この装置では、変位センサを用いて被研削物と研削工具の傾斜状態を算出し、算出した傾斜状態に基づいて磁気軸受の電磁コイルの励磁を制御して、被研削物と研削工具の相対姿勢を調整している。
特開2005−22059号公報
上記の研削盤をはじめとする加工装置の回転機構においては、回転軸の姿勢を調整した際であっても、回転軸に回転力が安定して伝達され、しかも回転軸の軸支機構に過度の負荷がかからないことが求められる。
しかしながら、特許文献1に記載された研削盤においては、磁気軸受の電磁コイルの励磁を制御して回転軸を傾斜させると、モーターの回転力を伝達するベルトの張力が変化してしまう。このため、研削工具の姿勢を調整する度にベルトの張力が変化してしまい、回転軸に回転力を安定して伝達することができず、研削工具の回転が不安定になってしまう。また、ベルトの周期的な伸縮運動が回転軸に作用することで、回転軸に不要な振動を誘起してしまう恐れもある。
また、磁気軸受が回転軸を傾斜させようとして強く作用すると、エアスピンドルの軸支機構に過度の負荷がかかり、空気圧で支持する部分の隙間が不均一になったり、場合によっては部材どうしの干渉が生じて軸支機構の寿命が短くなる恐れもある。
本発明の第1の態様によれば、加工工具を保持する回転可能なチャックと、被加工物を保持するチャックプレートと、前記チャックプレートが取り付けられ、磁気カップリングの従動側磁石を備えたローターと、前記ローターを回動可能に軸支する静圧気体軸受と、前記静圧気体軸受の姿勢を調整する傾斜調整手段と、回転ステージ筐体に固定されたモーターと、前記回転ステージ筐体に固定され、前記モーターの回転駆動力を前記磁気カップリングの原動側磁石に伝達する伝達手段と、を有する加工装置である。
また、本発明の第2の態様によれば、被加工物を保持する回転可能なチャックプレートと、加工工具を保持するチャックと、前記チャックが取り付けられ、磁気カップリングの従動側磁石を備えたローターと、前記ローターを回動可能に軸支する静圧気体軸受と、前記静圧気体軸受の姿勢を調整する傾斜調整手段と、加工工具筐体に固定されたモーターと、前記加工工具筐体に固定され、前記モーターの回転駆動力を前記磁気カップリングの原動側磁石に伝達する伝達手段と、を有する加工装置である。
本発明によれば、回転軸の姿勢を調整可能で、かつ回転軸の姿勢を調整したときであってもモーターから回転軸に伝達される回転力の変動が小さく、かつ小型な回転装置を提供することができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。尚、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
実施形態1の加工装置の断面図。 ハウジング部、傾斜調整機構の配置の一例を示す平面図。 実施形態1の初期状態における回転ステージの姿勢を説明する断面図。 実施形態1の傾斜調整時における回転ステージの姿勢を説明する断面図。 実施形態1の磁石部の平面図。 実施形態2の磁石部の平面図。 実施形態2の回転ステージを示す断面図。 実施形態3の磁石部の平面図。 実施形態4の加工装置の断面図。
[実施形態1]
以下、図面を参照して、本発明の実施形態1である加工装置について説明する。
図1は、実施形態1である半導体ウエハを研削加工する加工装置の概略構成を模式的に示した断面図である。
本装置は、上方に配置した砥石を回転させながら下降させ、回転ステージのチャックプレートに保持されて回転している半導体ウエハに接触させ、半導体ウエハが所定の厚みになるまで研削する装置である。
回転ステージから順に説明してゆく。図1において、Wは被加工物である半導体ウエハ、1は半導体ウエハWを保持するチャックプレートである。
チャックプレート1は、半導体ウエハWよりも大きな円板であり、例えばアルミナのようなセラミックより成る。チャックプレート1の上面、すなわち半導体ウエハWが保持される面には、同心円状の溝25が複数設けられている。溝25は、チャックプレート1の底面あるいは側面の所定の位置まで貫通する不図示の連通路と接続しており、この連通路には不図示の真空ポンプから負圧が供給される。半導体ウエハWをチャックプレートに載置すると、半導体ウエハWの底面と溝25が形成する空間は負圧となり、半導体ウエハWはチャックプレート1に吸着される。
2は、チャックプレート1を回動可能に支持する静圧気体軸受である。静圧気体軸受2は、ローター部と軸受けハウジング部を備え、軸受けハウジング部の多孔質絞りからローター部との隙間に気体を噴出することにより、ローター部を非接触で回転自在に支持することができる。多孔質絞りの材料には、銅合金、超硬合金、カーボン系材料、あるいは多孔質セラミックス等が用いられる。
ローター部は、中空軸4、スラストプレート5、スラストプレート6、磁石保持部12、従動側磁石部13を備えている。図中のA1は、ローター部の中心軸である。中空軸4、スラストプレート5、スラストプレート6は、金属材料によって作られている。
スラストプレート5の上方にはチャックプレート1が装着されており、チャックプレート1はローター部と一体に回転する。また、スラストプレート6の下方には、中空の磁石保持部12が設けられ、その外側面には従動側磁石部13が固定されている。従動側磁石部13は、後述する原動側磁石部16とともにイン・アウトタイプの磁気カップリングを構成している。すなわち、磁石保持部12には、磁気カップリングの一部である従動側磁石部13が、中心軸A1を中心に同心円状に保持されている。従動側磁石部13は、予めN極に着磁された複数の磁石と、これと同数の予めS極に着磁された磁石が、等角度間隔で交互に配置されている。
ハウジング部は、本体7、ラジアル軸受パッド8、スラスト軸受パッド9、スラスト軸受パッド10を備えている。ラジアル軸受パッド8、スラスト軸受パッド9、スラスト軸受パッド10は多孔質体から成り、焼きばめや接着等によってハウジング部の本体7に固着されている。ハウジング部の本体7は円環形状で、その側面には加圧気体供給孔11が設けられており、不図示の加圧気体供給源に接続されている。加圧気体供給源から加圧気体供給孔11に供給される加圧気体は、分配流路11aを経て、ラジアル軸受パッド8、スラスト軸受パッド9、スラスト軸受パッド10に分配供給され、各パッドからは気体が噴出する。
ラジアル軸受パッド8はローター部の中空軸4を囲んで円環状に設けられており、中空軸4の外面である軸受面3と対向している。スラスト軸受パッド9は、ローター部の中心軸A1を囲んで円環状に設けられており、スラストプレート5の下面である軸受面5aと対向している。スラスト軸受パッド10は、ローター部の中心軸A1を囲んで円環状に設けられており、スラストプレート6の上面である軸受面6aと対向している。各パッドから噴出する気体の圧力により、ローター部はハウジング部から離間して回転可能に支持される。
各軸受けパッドにはカーボングラファイトが、各軸受面の表面被覆にはアルミナ(Al)が好適に用いられる。予期しない過負荷や供給される気体の圧力不足または回転速度の低下等によって、互いに対向する軸受面が接触したときに、摩擦を大幅に低減し、焼付きやかじり、あるいは軸受精度の低下を防ぐことができるからである。カーボングラファイトは、結晶面のすべりによる自己潤滑性と耐摩耗性にすぐれており、摩擦の発生も一層大幅に軽減できるという利点がある。
ハウジング部の本体7は、支柱26および複数の傾斜調整機構19により回転ステージ筐体20の上に支持されている。図2は、本体7と支柱26および傾斜調整機構19の配置を示すため、円環状の本体7の下面をZ方向に沿って見た平面図で、支柱26と2個の傾斜調整機構19が、円環の中心に対して互いに120度の角度をなして配置されている。本体7は、一定な高さの支柱26と、Z方向に伸縮可能な2つの傾斜調整機構19により支持されており、2つの傾斜調整機構19のZ方向の伸縮を独立に調整することにより、回転ステージ筐体20に対する本体7の姿勢を制御することができる。傾斜調整機構19としては、電動シリンダを用いる。
尚、ハウジング部の本体7の姿勢を調整可能な支持方法は、本実施形態の例に限られたものではなく、例えば4つの傾斜調整機構を正方配置してもよい。また、傾斜調整機構は、Z方向の長さを制御できるものであればよく、例えば圧電素子を用いたり、電動モーターでボールねじを回動させて静圧軸受け本体を支持する可動ピンを進退させる方式を採用することも可能である。
また、傾斜調整の基準点は、図示した支柱26の先端位置には限られず、他の場所に設けてもよい。
回転ステージ筐体20の内部には、ローター部に回転力を付与するための駆動機構として、プーリー14、軸受15、原動側磁石部16、ベルト17、モーター18が設置されている。
プーリー14は中空の軸部材で、その内径側には原動側磁石部16が固定されている。軸受け15は例えば深溝玉軸受であり、原動側磁石部16が従動側磁石部13と対向する高さになる位置で、プーリー14を回転可能に支持する。図5Aは、磁石の配置を示すための平面図である。原動側磁石部と従動側磁石部は、互いに異なる直径の円筒の側面に沿ってN極とS極が交互に配置された磁石である。原動側磁石部16は、従動側磁石部13とは逆の磁極を着磁した磁石が対向するよう配置されており、磁気力の作用によりカップリング機能を発揮することになり、プーリー14が回転すれば、ローター部も従動して回転する。原動側磁石部16と従動側磁石部13とで、イン・アウトタイプの磁気カップリングを構成している。尚、従動側磁石部13と原動側磁石部16のスラスト方向(Z方向)の長さは、図1では同じ長さで示されているが、必ずしも同一でなくともよい。
半導体ウエハを研削加工する加工装置の場合、高い精度で半導体ウエハを平坦化するためには回転ステージの姿勢を調整し安定化させる必要がある。この点で、例えば板ばねのような弾性部材で連結させて回転力を伝達する接触式のカップリング方式では、回転ステージを傾斜させた際に、カップリング部の弾性部材の変形により抵抗が発生し、回転ステージの姿勢が不安定になり得る。また、弾性部材が繰り返し変形することにより劣化することもあり、十分な耐久性が期待できない。
一方、実施形態1あるいは後述する他の実施形態で用いる磁気カップリングは、原動側と従動側が非接触であることから、回転ステージを傾斜させた際に部材が変形して抵抗が発生するようなことはなく、また高い耐久性を実現できる。尚、実施形態1あるいは後述する他の実施形態の説明において図示してはいないが、磁気カップリングの従動側磁石が原動側磁石に接することを確実に防止するため、傾斜角度を制限するストッパーを設けてもよい。
回転ステージ筐体20には、モーター18が固定され、モーター18の回転駆動力をプーリー14に伝達するための無端状のベルト17が、モーター18の回転軸とプーリー14に巻き掛けられている。プーリー14、ベルト17、モーター18によりベルト駆動機構が形成されている。
次に、加工工具部について説明する。加工工具部は、砥石を回転させながら下降させ、回転ステージのチャックプレート1に保持されて回転している半導体ウエハWに砥石を接触させることができる。加工工具部は、ビルトインモーター21、軸受22、チャック23、砥石24を備えている。ビルトインモーター21の回転は、軸受22を介して砥石24に伝達される。図中のA2は、ビルトインモーター21の回転軸である。砥石24には、例えば直径300mmのダイヤモンドホイールが用いられ、1000〜4000回転/毎分の速度で回転する。砥石24はチャック23で支持されており、半導体ウエハWに向けて下降させていった時、半導体ウエハWにZ方向と反対側の力を印加しながら回転軸A2を中心に回転することができる。
尚、本実施形態では、加工工具である砥石24にモーターの回転力を伝達するのに軸受22を用いているが、これに限る必要はない。例えば、ベルトとプーリーの組合せや、ギヤを用いて回転力を伝達してもよい。
以上の回転ステージと加工工具部を備えた本実施形態の加工装置は、半導体ウエハを薄化するためのインフィード加工を行うが、半導体ウエハの平坦性は、加工時における砥石24と半導体ウエハWの相対的な角度に依存する。本実施形態の加工装置では、不図示のセンサを用いて砥石24と半導体ウエハWの相対的な角度を検知し、両者が適正な角度となるよう傾斜調整機構を駆動制御して、回転ステージのローターの傾斜を調整する。
図3は、砥石24を半導体ウエハWに接触させて加工を開始する前、すなわち初期状態における回転ステージの姿勢を説明するための断面図である。
半導体ウエハWが水平面すなわちXY平面と平行になるように、傾斜調整機構19はハウジング部の本体7の姿勢を調整する。この状態では、ハウジング部から離間して回転可能に支持されているローター部の主面は当然に水平面すなわちXY平面と平行になり、ローター部の中心軸A1はZ軸と平行になる。プーリー14は、回転軸方向がZ軸と平行になるよう軸受け15で支持されており、モーター18の回転力をプーリー14に伝達するための無端状のベルト17が張架されている方向Tは、水平すなわちXY平面と平行になっている。尚、図中のCは、ローター部の中心軸A1が垂直すなわちZ軸と平行になっている状態におけるプーリー14とローターの距離、すなわち磁気カップリングの原動側磁石部16と従動側磁石部13の距離である。また、図中のHは、傾斜調整の際の基準点である支柱26の先端から、ローターの最下点である磁気カップリングまでの、Z方向の距離である。
次に、図4は、砥石24を半導体ウエハWに接触させて加工をしている際に、傾斜調整機構を駆動制御して、回転ステージのローターの傾斜を調整している状態を説明するための断面図である。尚、説明の便宜から、加工工具部は図示を省略している。
図4は、ハウジング部が水平面に対してθだけ傾斜するように傾斜調整機構19が動作した状態を示している。この状態では、ハウジング部から離間して回転可能に支持されているローター部の主面は当然に水平面すなわちXY平面からθだけ傾斜し、ローター部の中心軸A1はZ軸からθだけ傾斜している。しかし、プーリー14は、回転軸方向がZ軸と平行になるよう軸受け15で支持されており、モーター18の回転力をプーリー14に伝達するための無端状のベルト17が張架されている方向Tは、水平すなわちXY平面と平行になっている。
すなわち、本実施形態の加工装置においては、回転ステージのローターの傾斜を調整した際にも、ローター部に回転力を付与するための駆動機構であるプーリー14、軸受15、原動側磁石部16、ベルト17、モーター18の配置は影響を受けない。したがって、ローター部の回転軸を傾斜させても、モーターの回転力を伝達するベルトの張力が変化してしまうことはない。このため、研削工具の姿勢を調整する度にベルトの張力が変化してしまうことはなく、回転軸に回転力を安定して伝達することができ、半導体ウエハの回転が不安定になることはない。また、ベルトの周期的な伸縮運動が回転軸に作用することで、回転軸に不要な振動を誘起してしまう恐れもない。このため、半導体ウエハの加工精度を極めて高くすることができる。
また、本実施形態では、傾斜調整機構が傾斜させ得る静圧気体軸受あるいはローターの傾斜角度θの最大値をθMAX[度]としたとき、以下の数式1と数式2が成立するように構成されている。
(数式1)
|U×(1−cosθMAX)−V×sinθMAX|<C
(数式2)
|U×sinθMAX+V×(cosθMAX−1)|<D
ただし、C[m]は、ローター部の中心軸A1が鉛直方向すなわち重力方向(Z軸)と平行になっている状態におけるプーリー14とローターの距離、すなわち磁気カップリングの原動側磁石部16と従動側磁石部13の距離である。尚、ローター部の中心軸A1が鉛直方向すなわち重力方向(Z軸)と平行になっている状態とは、傾斜調整機構が調整する角度が0[度]の状態であると言い換えることもできる。
また、ローター部の中心軸A1が鉛直すなわちZ軸と平行になっている状態において、傾斜調整の際の基準点である支柱26の先端をG点とし、従動側磁石部13のうちG点から最も遠い最遠点をP点としたとき、U[m]はG点とP点の水平方向(X方向)の距離である。また、V[m]はG点とP点の鉛直方向(Z方向)の距離である。
また、中心軸A1がZ軸と平行になっている状態と比べて磁気カップリングが伝達するトルクが30%減少する角度まで中心軸A1を傾斜させた状態において、従動側磁石部13のうちGから最も遠い最遠点をQ点としたとき、D[m]はP点とQ点のZ方向の距離である。言い換えれば、傾斜調整手段が、傾斜角度を0度から磁気カップリングが伝達するトルクが30%減少する角度まで傾斜角度を増加させる間に、従動側磁石が鉛直方向に移動する距離がD[m]である。
あるいは、本実施形態では、上記の数式1と下記の数式3が成立するように構成されている。
(数式3)
Tq(θMAX)>Tq(θ0)×0.7
ただし、Tq(θ0)[N・m]は傾斜調整機構の傾斜角度が0[度]の状態において前記磁気カップリングが伝達するトルクを表し、Tq(θMAX)[N・m]は傾斜調整機構の傾斜角度がθMAX[度]の状態において前記磁気カップリングが伝達するトルクを表す。ここで、Tq(θ0)[N・m]とTq(θMAX)[N・m]は、それぞれ傾斜角度が0[度]とθMAX[度]の状態において、同じ大きさのトルクを原動側磁石部に入力した場合にローターに伝達されるトルクである。
このように、本実施形態の装置は、数式1と数式2のペア、あるいは数式1と数式3のペアのうち、少なくとも一方のペアを満足するよう構成されている。このため、ローター部と駆動機構のプーリーが接触することはなく、傾斜調整機構の駆動状態によらず、安定して駆動力を伝達することができる。さらには、ローター部と駆動機構のプーリーが接触することがないため、静圧空気軸受の軸支機構に過度の負荷がかかることはなく、静圧空気軸受の動作も安定し寿命を長くすることができる。
[実施形態2]
実施形態1の加工装置では、回転ステージのローター部に回転力を付与するための駆動機構に、イン・アウトタイプの磁気カップリングを用いたが、実施形態2ではディスクタイプの磁気カップリングを用いる。
図6は、実施形態2の回転ステージを示す断面図で、実施形態1と同様のローター部とハウジング部を備えている。図3に示した実施形態1の回転ステージと同様の部分については、図6においても同一の番号を付して示しており、詳細な説明は省略する。
図6において、61はディスク型の従動側磁石部、62はディスク型の原動側磁石部で、ともに図5Bの平面図に示すように磁石51が配置されている。すなわち、従動側磁石部61は、予めN極に着磁された複数の磁石と、これと同数の予めS極に着磁された磁石が、中心軸A1を中心に等角度間隔で放射状に交互に配置されている。また、原動側磁石部62も、予めN極に着磁された複数の磁石と、これと同数の予めS極に着磁された磁石が、回転軸を中心に等角度間隔で放射状に交互に配置されている。そして、従動側磁石部61と原動側磁石部62とは、互のN極とS極が対向するように配置されており、磁気力の作用によりカップリング機能を発揮することになり、プーリー14が回転すれば、ローター部も従動して回転する。原動側磁石部62と従動側磁石部61とで、ディスクタイプの磁気カップリングを構成している。
本実施形態の加工装置においても、回転ステージのローターの傾斜を調整した際にも、ローター部に回転力を付与するための駆動機構であるプーリー14、軸受15、原動側磁石部62、ベルト17、モーター18の配置は影響を受けない。
したがって、ローター部の回転軸を傾斜させても、モーターの回転力を伝達するベルトの張力が変化してしまうことはない。このため、研削工具の姿勢を調整する度にベルトの張力が変化してしまうことはなく、回転軸に回転力を安定して伝達することができ、半導体ウエハの回転が不安定になることはない。また、ベルトの周期的な伸縮運動が回転軸に作用することで、回転軸に不要な振動を誘起してしまう恐れもない。
また、本実施形態では、傾斜調整機構が傾斜させ得る静圧軸受あるいはローターの傾斜角度θの最大値をθMAX[度]としたとき、以下の数式4と数式5が成立するように構成されている。
(数式4)
|E×sinθMAX+F×(cosθMAX−1)|<DS
(数式5)
|E×(1−cosθMAX)−F×sinθMAX|<XS
ただし、DS[m]は、ローター部の中心軸A1が鉛直方向すなわち重力方向(Z軸)と平行になっている状態における原動側磁石部62と従動側磁石部61の距離である。尚、ローター部の中心軸A1が鉛直方向すなわち重力方向(Z軸)と平行になっている状態とは、傾斜調整機構が調整する角度が0[度]の状態であると言い換えることもできる。
また、ローター部の中心軸A1が鉛直すなわちZ軸と平行になっている状態において、傾斜調整の際の基準点である支柱26の先端をG点とし、従動側磁石部61のうちG点から最も遠い最遠点をP点としたとき、E[m]は、G点とP点の水平方向(X方向)の距離である。また、F[m]はG点とP点の鉛直方向(Z方向)の距離である。
また、中心軸A1がZ軸と平行になっている状態と比べて磁気カップリングが伝達するトルクが30%減少する角度まで中心軸A1を傾斜させた状態において、従動側磁石部61のうちGから最も遠い最遠点をQ点としたとき、XS[m]はP点とQ点のX方向の距離である。言い換えれば、傾斜調整手段が、傾斜角度を0[度]から磁気カップリングが伝達するトルクが30%減少する角度まで傾斜角度を増加させる間に、従動側磁石が水平方向に移動する距離がXS[m]である。
あるいは、本実施形態では、上記の数式4と下記の数式6が成立するように構成されている。
(数式6)
Tq(θMAX)>Tq(θ0)×0.7
ただし、Tq(θ0)[N・m]は傾斜調整機構の傾斜角度が0[度]の状態において前記磁気カップリングが伝達するトルクを表し、Tq(θMAX)[N・m]は傾斜調整機構の傾斜角度がθMAX[度]の状態において前記磁気カップリングが伝達するトルクを表す。ここで、Tq(θ0)[N・m]とTq(θMAX)[N・m]は、それぞれ傾斜角度が0[度]とθMAX[度]の状態において、同じ大きさのトルクを原動側磁石部に入力した場合にローターに伝達されるトルクである。
このように、本実施形態の装置は、数式4と数式5のペア、あるいは数式4と数式6のペアのうち、少なくとも一方のペアを満足するよう構成されている。このため、原動側磁石部62と従動側磁石部61が接触することはなく、傾斜調整機構の駆動状態によらず、安定して駆動力を伝達することができる。さらには、静圧空気軸受の軸支機構に過度の負荷がかかることはなく、静圧空気軸受の動作も安定し寿命を長くすることができる。
[実施形態3]
実施形態2の加工装置では、回転ステージのローター部に回転力を付与するための駆動機構に図5Bに示したディスクタイプの磁気カップリングを用いたが、実施形態3では磁石の配列が異なるディスクタイプの磁気カップリングを用いる。
実施形態3の回転ステージも、ディスク型の従動側磁石部とディスク型の原動側磁石部を備える。回転ステージの断面図は、図6と同様なので、説明は省略する。
実施形態3の従動側磁石部と原動側磁石部は、ともに図7に示す平面形状の磁石71を備える。予めN極に着磁された複数の磁石と、これと同数の予めS極に着磁された磁石が、回転軸を中心に等角度間隔で放射状に交互に配置されている点では、実施形態2と同様だが、回転軸部分にN極を配置した点が異なる。従動側磁石部と原動側磁石部とは、円周部では互のN極とS極を対向させてカップリングさせるが、回転軸部分では互いに同極性の磁極が対向するため反発力が生じ、スラスト方向にかかる荷重を支えるように作用する。このため、両磁石部の間隔を安定させることができる。
本実施形態の加工装置においても、回転ステージのローターの傾斜を調整した際にも、ローター部に回転力を付与するための駆動機構であるプーリー14、軸受15、原動側磁石部62、ベルト17、モーター18の配置は影響を受けない。
したがって、ローター部の回転軸を傾斜させても、モーターの回転力を伝達するベルトの張力が変化してしまうことはない。このため、研削工具の姿勢を調整する度にベルトの張力が変化してしまうことはなく、回転軸に回転力を安定して伝達することができ、半導体ウエハの回転が不安定になることはない。また、ベルトの周期的な伸縮運動が回転軸に作用することで、回転軸に不要な振動を誘起してしまう恐れもない。
また、先に述べた数式2の関係を満たすよう構成されているため、本実施形態の装置においても、原動側磁石部62と従動側磁石部61が接触することはなく、傾斜調整機構の駆動状態によらず、安定して駆動力を伝達することができる。さらには、静圧空気軸受の軸支機構に過度の負荷がかかることはなく、静圧空気軸受の動作も安定し寿命を長くすることができる。
[実施形態4]
実施形態1〜3の加工装置では、被加工物を保持する回転ステージの回転機構に、傾斜調整機構を備えた静圧気体軸受と磁気カップリングを用いたが、実施形態4では、加工工具の回転機構に傾斜調整機構を備えた静圧気体軸受と磁気カップリングを用いる。
図8は、実施形態4の半導体ウエハを研削加工する加工装置の概略構成を模式的に示した断面図である。
本装置は、上方に配置した砥石を回転させながら下降させ、回転ステージのチャックプレートに保持されて回転している半導体ウエハに接触させ、半導体ウエハが所定の厚みになるまで研削する装置である。
回転ステージから順に説明してゆく。図8において、Wは被加工物である半導体ウエハ、1は半導体ウエハWを保持するチャックプレートである。
チャックプレート1は、半導体ウエハWよりも大きな円板状であり、例えばアルミナのような多孔質材料より成る。チャックプレート1の上面、すなわち半導体ウエハWが保持される面には、同心円状の溝25が複数設けられている。溝25は、チャックプレート1の底面あるいは側面の所定の位置まで貫通する不図示の連通路と接続しており、この連通路には不図示の真空ポンプから負圧が供給される。半導体ウエハWをチャックプレートに載置すると、半導体ウエハWの底面と溝25が形成する空間は負圧となり、半導体ウエハWはチャックプレート1に吸着される。ビルトインモーター21の回転は、軸受22を介してチャックプレート1に伝達される。図中のA2は、ビルトインモーター21の回転軸である。
次に、加工工具部について説明する。加工工具部は、砥石を回転させながら下降させ、回転ステージのチャックプレート1に保持されて回転している半導体ウエハWに砥石を接触させることができる。砥石24には、例えば直径300mmのダイヤモンドホイールが用いられ、1000〜4000回転/毎分の速度で回転する。砥石24を半導体ウエハWに向けて下降させていった時、砥石24はチャック23を介してスラストプレート5およびスラストプレート6でZ方向に支持されているため、半導体ウエハWにZ方向と反対側の力を印加しながら回転軸A1を中心に回転することができる。
2は、加工工具を回動可能に支持する静圧気体軸受である。静圧気体軸受2は、ローター部と軸受けハウジング部を備え、軸受けハウジング部の多孔質絞りからローター部との隙間に気体を噴出することにより、ローター部を非接触で回転自在に支持することができる。多孔質絞りの材料には、銅合金、超硬合金、カーボン系材料、あるいは多孔質セラミックス等が用いられる。
ローター部は、中空軸4、スラストプレート5、スラストプレート6、磁石保持部12、従動側磁石部13を備えている。図中のA1は、ローター部の中心軸である。中空軸4、スラストプレート5、スラストプレート6は、金属材料によって作られている。
スラストプレート5の下方にはチャック23を介して砥石24が装着されており、砥石24はローター部と一体に回転する。また、スラストプレート6の上方には、中空の磁石保持部12が設けられ、その外側面には従動側磁石部13が固定されている。従動側磁石部13は、原動側磁石部16とともにイン・アウトタイプの磁気カップリングを構成している。すなわち、磁石保持部12には、磁気カップリングの一部である従動側磁石部13が、中心軸A1を中心に同心円状に保持されている。従動側磁石部13は、予めN極に着磁された複数の磁石と、これと同数の予めS極に着磁された磁石が、等角度間隔で交互に配置されている。
ハウジング部は、本体7、ラジアル軸受パッド8、スラスト軸受パッド9、スラスト軸受パッド10を備えている。ラジアル軸受パッド8、スラスト軸受パッド9、スラスト軸受パッド10は多孔質体から成り、焼きばめや接着等によってハウジング部の本体7に固着されている。ハウジング部の本体7は円環形状で、その側面には加圧気体供給孔11が設けられており、不図示の加圧気体供給源に接続されている。加圧気体供給源から加圧気体供給孔11に供給される加圧気体は、分配流路11aを経て、ラジアル軸受パッド8、スラスト軸受パッド9、スラスト軸受パッド10に分配供給され、各パッドからは気体が噴出する。
ラジアル軸受パッド8はローター部の中空軸4を囲んで円環状に設けられており、中空軸4の外面である軸受面3と対向している。スラスト軸受パッド9は、ローター部の中心軸A1を囲んで円環状に設けられており、スラストプレート5の上面と対向している。スラスト軸受パッド10は、ローター部の中心軸A1を囲んで円環状に設けられており、スラストプレート6の下面と対向している。各パッドから噴出する気体の圧力により、ローター部はハウジング部から離間して回転可能に支持される。
各軸受けパッドにはカーボングラファイトが、各軸受面の表面被覆にはアルミナ(Al)が好適に用いられる。予期しない過負荷や供給される気体の圧力不足または回転速度の低下等によって、互いに対向する軸受面が接触したときに、摩擦を大幅に低減し、焼付きやかじり、あるいは軸受精度の低下を防ぐことができるからである。カーボングラファイトは、結晶面のすべりによる自己潤滑性と耐摩耗性にすぐれており、摩擦の発生も一層大幅に軽減できるという利点がある。
ハウジング部の本体7は、複数の傾斜調整機構19により加工工具筐体80に懸架されている。傾斜調整機構19のZ方向の伸縮を独立に調整することにより、加工工具筐体80に対する本体7の姿勢を制御することができる。その結果、ローター部とともに回転する砥石24の姿勢を制御することができる。傾斜調整機構19としては、例えば電動シリンダを用いる。
加工工具筐体80の内部には、ローター部に回転力を付与するための駆動機構として、プーリー14、軸受15、原動側磁石部16、ベルト17、モーター18が設置されている。
プーリー14は中空の軸部材で、その内径側には原動側磁石部16が固定されている。軸受け15は例えば深溝玉軸受であり、原動側磁石部16が従動側磁石部13と対向する高さになる位置で、プーリー14を回転可能に支持する。図5Aは、磁石の配置を示すための平面図である。原動側磁石部16には、従動側磁石部13とは逆の磁極を着磁した磁石が対向して配置されており、磁気力の作用によりカップリング機能を発揮することになり、プーリー14が回転すれば、ローター部も従動して回転する。原動側磁石部16と従動側磁石部13とで、イン・アウトタイプの磁気カップリングを構成している。尚、従動側磁石部13と原動側磁石部16のスラスト方向(Z方向)の長さは、図8では同じ長さで示されているが、必ずしも同一でなくともよい。
加工工具筐体80には、モーター18が固定され、モーター18の回転駆動力をプーリー14に伝達するための無端状のベルト17が、モーター18の回転軸とプーリー14に巻き掛けられている。プーリー14、ベルト17、モーター18によりベルト駆動機構が形成されている。
本実施形態の加工装置においては、加工工具部のローターの傾斜を調整した際にも、ローター部に回転力を付与するための駆動機構であるプーリー14、軸受15、原動側磁石部16、ベルト17、モーター18の配置は影響を受けない。
したがって、インフィード加工を行う際にローター部の回転軸を傾斜させても、モーターの回転力を伝達するベルトの張力が変化してしまうことはない。このため、研削工具の砥石24の姿勢を調整する度にベルトの張力が変化してしまうことはなく、回転軸に回転力を安定して伝達することができ、砥石24の回転が不安定になることはない。また、ベルトの周期的な伸縮運動が回転軸に作用することで、回転軸に不要な振動を誘起してしまう恐れもない。
また、先に述べた数式1の関係を満たすよう構成されているため、本実施形態の装置においても、原動側磁石部と従動側磁石部が接触することはなく、傾斜調整機構の駆動状態によらず、安定して駆動力を伝達することができる。さらには、静圧空気軸受の軸支機構に過度の負荷がかかることはなく、静圧空気軸受の動作も安定し寿命を長くすることができる。
尚、本実施形態では磁気カップリングとして図5Aに示したイン・アウトタイプを用いたが、図5Bあるいは図7に示したディスクタイプを用いることも可能である。
[他の実施形態]
本発明の実施形態は、上述した実施形態に限られるものではなく、適宜変更したり、組み合わせたりすることが可能である。
例えば、実施形態1乃至3では、モーターの回転力を回転ステージに伝達する経路中において、ベルトとプーリーを用いて原動側磁石部に回転力を伝達したが、本発明の実施形態はこの例に限らない。例えば、モーターからギヤあるいは減速器を介して磁気カップリングの原動側磁石部に回転力を伝達してもよいし、場合によっては、モーターと原動側磁石部を直結させてもよい。このような場合でも、本発明によれば磁気カップリングの作用により伝達系が分離されるため、ローターの傾斜を調整した際に原動側に影響が及ぶことはない。
また、傾斜調整の基準点の位置は、上述した実施形態で図示した例には限られず、他の場所に設けてもよい。
また、磁気カップリングの従動側磁石が原動側磁石に接することが無いように、傾斜を制限するストッパーを設けてもよい。
さらには、本発明の実施は、半導体ウエハを被加工物とする研削装置に限るものではない。また、被加工物の保持機構は真空チャックに限られるものではなく、被加工物の性質に合わせて、例えば静電チャック等の他の保持機構を用いてもよい。
また、本発明を実施した加工装置が行う加工処理は、平坦化を目的とした研削に限られるわけではなく、例えば穴あけ、切削、曲面研磨、等であってもよい。すなわち、本発明は、目的とする加工処理に応じて、加工工具や被加工物の保持機構を適宜選択すれば、その回転軸の軸支に好適に用いることができる。
また、磁気カップリングの従動側磁石を備えたローターと、ローターを回動可能に軸支する静圧気体軸受と、静圧気体軸受の姿勢を調整する傾斜調整手段と、モーターと、モーターの回転駆動力を磁気カップリングの原動側磁石に伝達する伝達手段とを設けた本発明の回転装置において、回転させる対象物は被加工物や加工工具には限られない。すなわち、実施形態で説明した加工装置に含まれる機構と同様な回転装置を用いれば、保持した対象物を精度良く回転させることができるので、本発明の回転装置は、測定装置等の産業機器にも適用することができる。
本発明は、回転する加工工具と、被加工物を保持する回転ステージを有する加工装置において実施することができる。特に、半導体ウエハ等の被加工物を保持する回転ステージと、被加工物を研削するための回転工具とを備え、回転軸の姿勢調整が可能な加工装置において好適に実施することができる。
本発明は、上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
1・・・チャックプレート/2・・・静圧気体軸受/3・・・軸受面/4・・・中空軸/5・・・スラストプレート/5a・・・軸受面/6・・・スラストプレート/6a・・・軸受面/7・・・本体/8・・・ラジアル軸受パッド/9・・・スラスト軸受パッド/10・・・スラスト軸受パッド/11・・・加圧気体供給孔/11a・・・分配流路/12・・・磁石保持部/13・・・従動側磁石部/14・・・プーリー/15・・・軸受/16・・・原動側磁石部/17・・・ベルト/18・・・モーター/19・・・傾斜調整機構/20・・・回転ステージ筐体/21・・・ビルトインモーター/22・・・軸受/23・・・チャック/24・・・砥石/26・・・支柱/51・・・磁石/61・・・ディスク型の従動側磁石部/62・・・ディスク型の原動側磁石部/71・・・磁石/W・・・半導体ウエハ

Claims (11)

  1. 加工工具を保持する回転可能なチャックと、
    被加工物を保持するチャックプレートと、
    前記チャックプレートが取り付けられ、磁気カップリングの従動側磁石を備えたローターと、
    前記ローターを回動可能に軸支する静圧気体軸受と、
    前記静圧気体軸受の姿勢を調整する傾斜調整手段と、
    回転ステージ筐体に固定されたモーターと、
    前記回転ステージ筐体に固定され、前記モーターの回転駆動力を前記磁気カップリングの原動側磁石に伝達する伝達手段と、を有する加工装置。
  2. 前記チャックプレートは真空チャックで、前記ローターは中空の回転軸を有し、前記回転軸の中空の部分を介して前記チャックプレートに負圧を供給する、
    請求項1に記載の加工装置。
  3. 被加工物を保持する回転可能なチャックプレートと、
    加工工具を保持するチャックと、
    前記チャックが取り付けられ、磁気カップリングの従動側磁石を備えたローターと、
    前記ローターを回動可能に軸支する静圧気体軸受と、
    前記静圧気体軸受の姿勢を調整する傾斜調整手段と、
    加工工具筐体に固定されたモーターと、
    前記加工工具筐体に固定され、前記モーターの回転駆動力を前記磁気カップリングの原動側磁石に伝達する伝達手段と、を有する加工装置。
  4. 前記伝達手段は、前記原動側磁石が固定されたプーリーと、前記プーリーと前記モーターの回転軸とに巻き掛けられた無端状のベルトと、を有する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の加工装置。
  5. 前記磁気カップリングの原動側磁石と従動側磁石は、互いに異なる直径の円筒の側面に沿ってN極とS極が交互に配置された磁石である、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の加工装置。
  6. 前記傾斜調整手段が前記静圧気体軸受を傾斜させる角度の最大値をθMAX[度]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0[度]の状態における前記磁気カップリングの原動側磁石と従動側磁石の距離をC[m]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0度の状態における傾斜調整の基準点から前記従動側磁石の最遠点までの鉛直方向の距離をV[m]、水平方向の距離をU[m]とし、
    前記傾斜調整手段が、傾斜角度を0[度]から磁気カップリングが伝達するトルクが30%減少する角度まで傾斜角度を増加させる間に、前記従動側磁石が鉛直方向に移動する距離をD[m]としたとき、
    |U×(1−cosθMAX)−V×sinθMAX|<C
    かつ
    |U×sinθMAX+V×(cosθMAX−1)|<D
    が成立する、
    請求項5に記載の加工装置。
  7. 前記傾斜調整手段が前記静圧気体軸受を傾斜させる角度の最大値をθMAX[度]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0[度]の状態における前記磁気カップリングの原動側磁石と従動側磁石の距離をC[m]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0[度]の状態における傾斜調整の基準点から前記従動側磁石の最遠点までの鉛直方向の距離をV[m]、水平方向の距離をU[m]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0[度]の状態において前記磁気カップリングが伝達するトルクをTq(θ0)[N・m]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度がθMAX[度]の状態において前記磁気カップリングが伝達するトルクをTq(θMAX)[N・m]としたとき、
    |U×(1−cosθMAX)−V×sinθMAX|<C
    かつ
    Tq(θMAX)>Tq(θ0)×0.7
    が成立する、
    請求項5に記載の加工装置。
  8. 前記磁気カップリングの原動側磁石と従動側磁石は、互いに異なるディスクの主面に沿ってN極とS極が放射状に交互に配置された磁石である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の加工装置。
  9. 前記傾斜調整手段が前記静圧気体軸受を傾斜させる角度の最大値をθMAX[度]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0[度]の状態における前記磁気カップリングの原動側磁石と従動側磁石の距離をDS[m]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0[度]の状態における傾斜調整の基準点から前記従動側磁石の最遠点までの鉛直方向の距離をF[m]、水平方向の距離をE[m]とし、
    前記傾斜調整手段が、傾斜角度を0[度]から磁気カップリングが伝達するトルクが30%減少する角度まで傾斜角度を増加させる間に、前記従動側磁石が水平方向に移動する距離をXS[m]としたとき、
    |E×sinθMAX+F×(cosθMAX−1)|<DS
    かつ
    |E×(1−cosθMAX)−F×sinθMAX|<XS
    が成立する、
    請求項8に記載の加工装置。
  10. 前記傾斜調整手段が前記静圧気体軸受を傾斜させる角度の最大値をθMAX[度]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0[度]の状態における前記磁気カップリングの原動側磁石と従動側磁石の距離をDS[m]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0[度]の状態における傾斜調整の基準点から前記従動側磁石の最遠点までの鉛直方向の距離をF[m]、水平方向の距離をE[m]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度が0[度]の状態において前記磁気カップリングが伝達するトルクをTq(θ0)[N・m]とし、
    前記傾斜調整手段の傾斜角度がθMAX[度]の状態において前記磁気カップリングが伝達するトルクをTq(θMAX)[N・m]としたとき、
    |E×sinθMAX+F×(cosθMAX−1)|<DS
    かつ
    Tq(θMAX)>Tq(θ0)×0.7
    が成立する、
    請求項8に記載の加工装置。
  11. 前記被加工物は半導体ウエハで、前記加工工具は砥石で、前記砥石を用いたインフィード加工により前記半導体ウエハを研磨する、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の加工装置。
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