JP5049095B2 - 研削ホイール - Google Patents

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Description

本発明は、チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削手段を構成する回転スピンドルの一端に設けられたホイールマウントに取り付けられるホイール基台と、該ホイール基台に装着された円環状の研削砥石とからなる研削ホイールに関するものである。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと称される分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC,LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体チップを製造している。また、サファイヤ基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々の発光ダイオード、レーザダイオード等の光デバイスに分割され、電子機器に広く利用されている。
このように分割されるウエーハは、ストリートに沿って切断する前に研削装置によって裏面が研削され、所定の厚さに加工される。研削装置の研削砥石によってウエーハの裏面を研削すると、研削砥石の目詰まりやコンタミ排出が円滑にいかない等の影響により研削能力が低下する。特に、サファイヤ、シリコンナイトライド、リチウムタンタレート、アルチック等の脆性硬質材料を研削すると、研削砥石の目詰まり等による研削能力の低下によって生産性が著しく低下するという問題がある。
このような問題を解消するために、被加工物を保持するチャックテーブルと、このチャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削砥石を保持する砥石保持部材との少なくとも一方に、研削砥石による被加工物の研削部に超音波振動を付与する超音波印加手段を配設した研削装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−232164号公報
しかしながら、特許文献1の研削装置においては、チャックテーブルに超音波振動を付与するために超音波印加手段をチャックテーブルに配設した具体例について開示されているが、超音波振動子が生成する超音波を対象となる研削砥石に十分かつ均一に伝達させるための具体的構成については記載されておらず、研削砥石に十分かつ均一に超音波振動を伝達させることができず、難研削材を円滑に研削できないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、超音波振動子の超音波を研削砥石に対して十分かつ均一に伝達させることができ、難研削材であっても効率よく研削できる研削ホイールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる研削ホイールは、チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削手段を構成する回転スピンドルの一端に設けられたホイールマウントに取り付けられるホイール基台と、該ホイール基台に装着された円環状の研削砥石とからなる研削ホイールであって、前記ホイール基台は、前記ホイールマウントと連結するリング状の連結部と、該連結部の内周部に連結された円盤形状の砥石装着部とからなり、前記砥石装着部は、前記ホイールマウント側となる上面は該ホイールマウントに対して相対的に非接触に構成され、下面側に前記研削砥石が装着され、前記研削砥石よりも内周側で当該研削ホイールの中心周りに前記研削砥石と同心円をなす位置に配設された円環状の超音波振動子を有し、前記連結部と当該砥石装着部との境界部に位置させて、周方向に形成された複数の円弧状スリットを備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる研削ホイールは、上記発明において、前記砥石装着部は、ドーナツ形状に形成され、前記超音波振動子は、ドーナツ形状の前記砥石装着部の内周部と前記円弧状スリットとの間の中央位置に配設されていることを特徴する。
また、本発明にかかる研削ホイールは、上記発明において、前記複数の円弧状スリットは、異なる半径による円周上に位置させて互い違いに形成されていることを特徴とする。
また、本発明にかかる研削ホイールは、上記発明において、前記砥石装着部の上面側は、前記連結部に対して凹形状に形成されることにより前記ホイールマウントに対して非接触に構成されていることを特徴とする。
本発明にかかる研削ホイールは、ホイールマウントと連結するリング状の連結部と、該連結部の内周部に連結された円盤形状の砥石装着部とからなるホイール基台について、砥石装着部が、ホイールマウント側となる上面は該ホイールマウントに対して相対的に非接触に構成され、下面側に研削砥石が装着され、研削砥石よりも内周側で当該研削ホイールの中心周りに研削砥石と同心円をなす位置に配設された円環状の超音波振動子を有し、連結部と砥石装着部との境界部に位置させて、周方向に形成された複数の円弧状スリットを備えように構成および配置を工夫したので、超音波振動子が発生する超音波振動を外周側に位置する研削砥石に対して十分かつ均一に伝達させることができ、よって、従来に比して研削砥石に大きな振幅を得ることができ、研削砥石の目詰まりを解消して難研削材であっても効率よく研削することができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態である研削ホイールについて図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の研削ホイールを含む研削装置全体の構成例を示す斜視図であり、図2は、電装制御系を併せて示す研削装置に含まれるスピンドルユニットの縦断側面図である。本実施の形態の研削装置は、装置ハウジング2を具備している。装置ハウジング2は、細長く延在する直方体状の主部21と、この主部21の後端部(図1において右上端)に設けられ実質上鉛直に延びる一対の直立壁22とを有する。直立壁22の前面には、上下方向に延びる一対の案内レール221が設けられている。この一対の案内レール221に研削手段3が上下方向に移動可能に装着されている。
研削手段3は、移動基台31とこの移動基台31に装着されたスピンドルユニット4を具備している。移動基台31は、後面両側に上下方向に延びる一対の脚部311が設けられ、この一対の脚部311に一対の案内レール221と摺動可能に係合する被案内溝312が形成されている。移動基台31の前面には前方に突出した支持部313が設けられ、この支持部313にスピンドルユニット4が取り付けられている。
スピンドルユニット4は、支持部313に装着されたスピンドルハウジング41と、このスピンドルハウジング41に回転自在に配設された回転スピンドル42とを具備している。ここで、図2に示すように、スピンドルハウジング41は、略円筒状に形成され、軸方向に貫通する軸孔411を備えている。スピンドルハウジング41に形成された軸孔411に挿通して配設される回転スピンドル42は、その中央部には径方向に突出して形成されたスラスト軸受フランジ421が設けられている。これにより、回転スピンドル42は、軸孔411の内壁との間に供給される高圧エアーによって回転自在に支持される。回転スピンドル42は、一端部(図2において下端部)がスピンドルハウジング41の下端から突出して配設されており、その一端にホイールマウント43が設けられている。このホイールマウント43の下面に本実施の形態による研削ホイール5が取り付けられる。ホイールマウント43および研削ホイール5については、後述する。
また、研削装置は、スピンドルユニット4を一対の案内レール221に沿って上下方向に移動させる研削ユニット送り機構10を備えている。研削ユニット送り機構10は、直立壁22の前側に配設され実質上鉛直に延びる雄ねじロッド101を備えている。雄ねじロッド101は、その上端部および下端部が直立壁22に取り付けられた軸受部材102,103によって回転自在に支持されている。上側の軸受部材102には雄ねじロッド101を回転駆動するパルスモータ104が配設されている。移動基台31の後面には、その幅方向中央部から後方に延びる貫通雌ねじ孔(図示せず)が形成されており、この貫通雌ねじ孔に雄ねじロッド101が螺合している。したがって、パルスモータ104が正転すると、移動基台31、すなわち研削手段3が下降(前進)し、パルスモータ104が逆転すると移動基台31、すなわち研削手段3が上昇(後退)する。
また、ハウジング2の主部21には、チャックテーブル機構11が配設されている。チャックテーブル機構11は、チャックテーブル12と、このチャックテーブル12の周囲を覆うカバー部材13と、カバー部材13の前後に配設された蛇腹手段14,15を具備している。チャックテーブル12は、回転手段(図示せず)によって回転されるものであり、その上面に被加工物Wを吸引手段(図示せず)を作動することにより吸引保持するように構成されている。また、チャックテーブル12は、チャックテーブル移動手段(図示せず)によって図1に示す被加工物載置域24とスピンドルユニット4を構成する研削ホイール5と対向する研削域25との間で移動される。蛇腹手段14,15は、キャンパス布の如き適宜材料から形成されている。蛇腹手段14の前端は主部21の前面壁に固定され、後端はカバー部材13の前端面に固定されている。蛇腹手段15の前端はカバー部材13の後端面に固定され、後端は装置ハウジング2の直立壁22の前面に固定されている。チャックテーブル12が矢印23aで示す方向に移動する際には蛇腹手段14が伸張し蛇腹手段15が収縮し、逆に、チャックテーブル12が矢印23bで示す方向に移動する際には蛇腹手段14が収縮し蛇腹手段15が伸張する。
ついで、ホイールマウント43および研削ホイール5について、図3〜図6を参照して説明する。図3は、ホイールマウントおよび研削ホイールを示す分解斜視図であり、図4は、研削ホイールを示す俯瞰図であり、図5は、研削ホイールを示す縦断正面図であり、図6は、研削ホイールを示す簡略的な底面図である。
まず、ホイールマウント43は、図3に示すように、回転スピンドル42の下端に一体に円盤状に形成されている。このホイールマウント43には、複数個のボルト挿通孔43aが設けられている。また、ホイールマウント43の中心部には、コネクタ挿入孔43bが形成されている。
一方、研削ホイール5は、SUS等からなるもので、図3〜図6に示すように、ホイールマウント43に取り付けられるホイール基台51と、このホイール基台51の下面に円環状をなすように装着される複数の研削砥石52とからなる。ホイール基台51は、ホイールマウント43に対応する大きさに形成されたもので、外周部に位置してホイールマウント43と連結するためのリング状の連結部511と、この連結部511の内周部に連結された円盤形状の砥石装着部512とからなる。連結部511には、ホイールマウント43に形成された複数個のボルト挿通孔43aと対応する複数個のネジ孔511aが形成されている。
砥石装着部512は、上面側が連結部511に対して凹形状をなすように凹部53が形成されることにより連結部511がホイールマウント43に連結された状態で砥石装着部512の上面側はホイールマウント43に対して非接触となるように構成されている。すなわち、砥石装着部512は、連結部511の厚みに比して十分薄く形成されている。また、砥石装着部512は、中央部に配線挿通孔512aが形成され、全体的にはドーナツ形状に形成されている。このような砥石装着部512の下面側の適宜半径位置には、複数個の研削砥石52が周方向に適宜に接着剤によって円環状をなすように装着されている。
さらに、砥石装着部512において、研削砥石52よりも内周側位置であって、研削ホイール5(配線挿通孔512a)の中心周りに円環状をなす研削砥石52と同心円をなす上下両面位置には、適宜の接着剤によって装着された円環状の超音波振動子6が配設されている。これら超音波振動子6は、研削砥石52に超音波振動を付与するためのものであり、例えばチタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、リチウムタンタレート等の圧電セラミックスによって形成されている。本実施の形態の超音波振動子6としては、例えばPZT振動子が用いられている。このようにして砥石装着部512の上下両面に装着された超音波振動子6の表裏面の+,−端子には、導電線61の一端がそれぞれ接続されている。なお、下面側の超音波振動子6の+,−端子に対しては配線挿通孔512aを通して導電線61が接続されている。また、導電線61の他端は、凸型コネクタ62に接続されている。この凸型コネクタ62は、後述する電力供給手段に着脱可能に接続される。
また、砥石装着部512において、研削砥石52よりも外周側位置となる連結部511と砥石装着部512との境界部に位置させて、周方向に複数の円弧状スリット513が形成されている。円弧状スリット513は、複数列、例えば異なる半径による2つの円周上に位置させて2列状態で形成され、2列の円弧状スリット513が半径方向に見て均等にオーバーラップするよう互い違いに千鳥配列させて形成されている。なお、図6では、これら円弧状スリット513や複数の研削砥石52は、円周上において繋がった状態に簡略化して示している。
このように構成された研削ホイール5は、ホイールマウント43に形成されたボルト挿通孔43aによってそれぞれ挿通された締結ボルト55をネジ孔511aにそれぞれ螺着することによって、マウントホイール43に着脱可能に装着される。
図2に戻って説明を続けると、スピンドルユニット4は、回転スピンドル42を回転駆動するための電動モータ7を備えている。この電動モータ7は、例えば永久磁石式モータによるもので、回転スピンドル42の中間部に形成されたモータ装着部422に装着された永久磁石からなるロータ71と、このロータ71の外周側においてスピンドルハウジング41に配設されたステータコイル72とからなる。この電動モータ7は、ステータコイル72に後述する電力供給手段によって交流電力を供給することによりロータ71が回転し、このロータ71を装着した回転スピンドル42を回転させる。
また、スピンドルユニット4は、超音波振動子6に交流電力を供給するとともに電動モータ7に交流電力を供給する電力供給手段8を具備している。電力供給手段8は、スピンドルユニット4の後端部に配設されたロータリトランス80を具備している。ロータリトランス80は、回転スピンドル42の後端に配設された受電手段81と、この受電手段81に対向して配設されスピンドルハウジング41の後端部に配設された給電手段82とを具備している。受電手段81は、回転スピンドル42に装着されたロータ側コア811と、このロータ側コア811に巻回された受電コイル812とからなる。受電コイル812には、導電線813が接続されている。この導電線813は、回転スピンドル42の中心部に軸方向に形成された孔423内に配設され、その先端が凸型コネクタ62と嵌合する凹型コネクタ814(図3参照)に接続されている。また、給電手段82は、受電手段81の外周側に配設されたステータ側コア821と、このステータ側コア821に配設された給電コイル822とからなる。給電コイル822は、配線83を介して交流電力が供給される。
また、電力供給手段8は、ロータリトランス80の給電コイル822に供給する交流電力の交流電源91と、電圧調整手段92と、給電手段82に供給する交流電力の周波数を調整する周波数調整手段93と、電圧調整手段92および周波数調整手段93を制御する制御手段94と、この制御手段94に複数の研削砥石52に付与する超音波振動子6の超音波振動の振幅等を入力する入力手段95を具備している。なお、電力供給手段8は、制御回路96および配線721を介して電動モータ7のステータコイル72に交流電力を供給する。
ここで、スピンドルユニット4の作用について説明する。研削作業を行う際には、電力供給手段8から電動モータ7のステータコイル72に交流電力が供給される。この結果、電動モータ7が回転して回転スピンドル42が回転し、回転スピンドル42の先端に取り付けられた研削ホイール5が回転する。
一方、電力供給手段8は、制御手段94によって電圧調整手段92および周波数調整手段93を制御し、交流電力の電圧を所定電圧に制御するとともに、交流電力の周波数を所定周波数に変換して、ロータリトランス80を構成する給電手段82の給電コイル822に供給する。所定周波数、所定電圧の交流電力が給電コイル822に供給されると、回転する受電手段81の受電コイル812、導電線813、凹型コネクタ814、凸型コネクタ62、導電線61を介して円環状の超音波振動子6に所定電圧、所定周波数の交流電力が印加される。この結果、超音波振動子6は半径方向に超音波振動する。超音波振動子6が発生した超音波振動は、砥石装着部512を介して複数の研削砥石52に伝達される。
次に、本実施の形態の研削装置の作用について説明する。まず、図1に示すように研削装置の被加工物載置域24に位置付けられたチャックテーブル12上に半導体ウエーハ等の研削対象となる被加工物Wを載置する。なお、被加工物Wが半導体ウエーハの場合、デバイスが形成された表面には保護テープTが貼着されており、この保護テープT側をチャックテーブル12に載置する。チャックテーブル12に載置された被加工物Wは、図示しない吸引手段によってチャックテーブル12上に吸引保持される。そして、図示しないチャックテーブル移動手段を作動してチャックテーブル12を矢印23aで示す方向に移動し、研削域25に位置付ける。そして、研削ホイール5における研削砥石52の外周縁がチャックテーブル12の回転中心(すなわち、被加工物Wの中心)を通過するように位置付ける。
このような位置関係に位置付けた後、チャックテーブル12を例えば300rpmの回転速度で回転させるとともに、研削ホイール5を同一方向に例えば6000rpmの回転速度で回転させる。すなわち、電力供給手段8からステータコイル72に交流電力を供給することにより、電動モータ7が回転して回転スピンドル42が回転し、回転スピンドル42の先端に取り付けられた回転ホイール5が回転する。そして、研削ホイール5を下降させて研削砥石52を被加工物Wの上面である裏面(被研削面)に所定の圧力で押圧する。この結果、被加工物Wの被研削面は全面に亘って研削される。このとき、複数の研削砥石52による研削加工部には研削液が供給される。
このような研削加工時には、電力供給手段8によってロータリトランス80を構成する給電手段82の給電コイル822に所定電圧、所定周波数の交流電力を供給する。この結果、回転する受電手段81の受電コイル812、導電線813、凹型コネクタ814、凸型コネクタ62、導電線61を介して超音波振動子6に所定電圧、所定周波数の交流電力が印加される。これにより、超音波振動子6は、半径方向に繰り返し変位して超音波振動する。この超音波振動は、砥石装着部512を介して複数の研削砥石52に伝達され、複数の研削砥石52が半径方向に超音波振動する。
ここで、本実施の形態の研削ホイール5においては、超音波振動を伝達すべき複数の研削砥石52が装着される砥石装着部512が、連結部511よりも薄く形成されて上方のホイールマウント43と非接触状態にあり、かつ、連結部511との境界部に複数の円弧状スリット513が形成されることで連結部511に対して変形しやすい断続的な連結状態となっている。よって、この砥石装着部512に配設させた超音波振動子6を超音波振動させた場合に変形しやすい砥石装着部512を介して研削砥石52に超音波振動を十分な振幅で伝達させることが可能となる。特に、円弧状スリット513が2列で互い違いに配設されているので、砥石装着部512は固定的な連結部511に対して自由度が高く変形しやすい状態にあり、より一層効果的となる。また、超音波振動子6が研削砥石52よりも内周側位置に配設されているので、超音波振動子6が発生する半径方向の超音波振動をその外周側に位置する研削砥石52に効率よく伝達させることができる。特に、全体的に円環状をなす研削砥石52に対して超音波振動子6も円環状であって、同心円をなす位置に配設されているので、複数の研削砥石52に対して超音波振動を均一に伝達させることができる。
このように複数の研削砥石52が半径方向に超音波振動すると、研削により生成され研削砥石52の砥粒間に滞留して目詰まりの原因となる研削屑が研削砥石52に作用する微振動により流動して除去される。したがって、研削砥石52の目詰まりを防止でき、脆性硬質材料のような難研削材であっても効率よく研削することができる。
ここで、本実施の形態による具体的な実施例について説明する。例えば、図5に示すように配線挿通孔512aの直径dをd=30mm、砥石装着部512の直径(外側の円弧状スリット513部分の直径)DをD=170mmとし、超音波振動子6の大きさを規定する直径RをR=100mmとし、超音波振動子6としてPZT振動子を用い、例えば、35kHz,100Vの交流電力を超音波振動子6に印加した場合、35kHzの周波数で研削砥石52部分において半径方向に8μm前後の振動振幅が得られたものである。ちなみに、超音波振動子6の直径RをR=125mmと大きめにした場合の半径方向の振動振幅は4.9μm程度であり、R=75mmと小さめにした場合の半径方向の振動振幅は5.6μm程度となったものである。よって、超音波振動子6は、ドーナツ形状の砥石装着部512の内周部(配線挿通孔512aの縁部)と円弧状スリット513との間の中央位置(すなわち、砥石装着部512自身の半径方向中央位置)に配設させると最も効率がよいことが判る。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、本実施の形態では、ホイール基台51側において砥石装着部512の上面側を連結部511に対して凹形状をなすようカップ型に形成することで、砥石装着部512をホイールマウント43に対して非接触に構成したが、相対的に非接触であればよく、砥石装着部512の上面側を平坦とし、ホイールマウント43の下面側を連結部511に対して凹形状をなすようにカップ型に形成するような構成であってもよい。
また、本実施の形態では、複数個の研削砥石52を同一円周上に配設することで円環状としたが、元々円環状に形成された1つの研削砥石を用いるようにしてよい。
また、本実施の形態では、2列の複数の円弧状スリット513を半径方向に見て均等にオーバーラップするよう互い違いに千鳥配列させたが、オーバーラップさせずに互い違いに千鳥配列させてもよい。また、1列の円弧状スリットとしてもよい。これらの場合、各円弧状スリットの数や長さ、円弧状スリット間の間隔は、適宜設定すればよい。
本発明の実施の形態の研削ホイールを含む研削装置全体の構成例を示す斜視図である。 電装制御系を併せて示す研削装置に含まれるスピンドルユニットの縦断側面図である。 ホイールマウントおよび研削ホイールを示す分解斜視図である。 研削ホイールを示す俯瞰図である。 研削ホイールを示す縦断正面図である。 研削ホイールを示す簡略的な底面図である。
符号の説明
3 研削手段
5 研削ホイール
6 超音波振動子
12 チャックテーブル
42 回転スピンドル
43 ホイールマウント
51 ホイール基台
52 研削砥石
511 連結部
512 砥石装着部
513 円弧状スリット
W 被加工物

Claims (4)

  1. チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削手段を構成する回転スピンドルの一端に設けられたホイールマウントに取り付けられるホイール基台と、該ホイール基台に装着された円環状の研削砥石とからなる研削ホイールであって、
    前記ホイール基台は、前記ホイールマウントと連結するリング状の連結部と、該連結部の内周部に連結された円盤形状の砥石装着部とからなり、
    前記砥石装着部は、
    前記ホイールマウント側となる上面は該ホイールマウントに対して相対的に非接触に構成され、
    下面側に前記研削砥石が装着され、
    前記研削砥石よりも内周側で当該研削ホイールの中心周りに前記研削砥石と同心円をなす位置に配設された円環状の超音波振動子を有し、
    前記連結部と当該砥石装着部との境界部に位置させて、周方向に形成された複数の円弧状スリットを備えることを特徴とする研削ホイール。
  2. 前記砥石装着部は、ドーナツ形状に形成され、
    前記超音波振動子は、ドーナツ形状の前記砥石装着部の内周部と前記円弧状スリットとの間の中央位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の研削ホイール。
  3. 前記複数の円弧状スリットは、異なる半径による円周上に位置させて互い違いに形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の研削ホイール。
  4. 前記砥石装着部の上面側は、前記連結部に対して凹形状に形成されることにより前記ホイールマウントに対して非接触に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の研削ホイール。
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