JP7118342B2 - 地盤改良材及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地盤改良材及び地盤改良方法に関する。
セメントクリンカーは、石灰石、粘土、硅石、酸化鉄等を主原料として製造される。セメントクリンカーの製造には、これらの主原料のほか、各種産業副産物や産業廃棄物が原燃料として有効利用されている。このため、原材料の選択によっては、セメントクリンカー中に、各種原燃料に由来するカドミウム、クロム、鉛、モリブデン等の重金属類が少量混入することがある。
このように重金属類を含むセメントクリンカーを用いたセメントをモルタル硬化体やコンクリート硬化体の原料として使用する場合、これらの硬化体からの重金属の溶出量は極めて少なく、問題となる可能性は低い。しかしながら、重金属類を含むセメントクリンカーを用いたセメントを地盤改良材(「固化材」、「セメント系固化材」又は「不溶化材」と称される場合もある。)の原料として使用する場合は、土の種類、配合条件及び地盤改良材の性状や種類によって、地盤改良土(「固化処理土」又は「不溶化処理土」と称される場合もある。)からの六価クロム等の重金属類の溶出量が多くなってしまうことがある。
重金属類の中でも、六価クロム[Cr(VI)]は、他の重金属類とは異なり、クロム酸イオン(CrO 2-)等の安定なオキソ陰イオンの状態で存在し、高pH条件下であっても難溶性の水酸化物を形成しないため、その溶出対策が比較的難しいといえる。六価クロムの溶出量は、特に関東ローム等の火山灰質粘性土を地盤改良の対象とした場合に多くなることが知られている。
これまで、地盤改良土からの六価クロムの溶出対策としては、セメント系固化材に種々の還元性物質(第一鉄塩、高炉スラグ又は硫黄化合物等)を添加し、固化処理土から溶出しやすい六価クロムを三価クロムに還元して無害化する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。その中でも、高炉スラグ微粉末を還元性物質として使用する方法は、高炉スラグ微粉末の入手が容易である点、高炉スラグ微粉末が比較的安価である点及び長期にわたって六価クロムの溶出を抑制する点で実用上優れている。
特開2016-74763号公報
本発明者らは、還元性物質として高炉スラグを含む地盤改良材の高性能化を鋭意検討した結果、地盤改良対象の土種によっては材齢初期における六価クロムの溶出量がこれ以降の材齢と比較すると多く、この点において改善の余地があることを見出した。
本発明は、セメントクリンカーのクロム含有率が比較的高く且つ六価クロムが溶出しやすい土種が地盤改良対象であっても、六価クロムの溶出量を材齢初期から長期にわたって十分に低いレベルに維持することができる地盤改良材及び地盤改良方法を提供することを目的とする。
本発明に係る地盤改良材は、セメントクリンカーと、高炉スラグと、亜硫酸カルシウムと、石膏とを含む。地盤改良材が高炉スラグを含むことで、六価クロムを三価クロムに還元して無害化する作用が長期にわたって維持され、このため、長期にわたって六価クロムの溶出を抑制できる。しかし、本発明者らの検討によると、地盤改良対象の土種によっては、材齢が早いうちは高炉スラグのクロム還元効果が必ずしも十分ではない。これを改善するため、地盤改良材に亜硫酸カルシウムを更に配合した結果、材齢初期においても六価クロムの溶出量を十分に低減することができた。つまり、高炉スラグと亜硫酸カルシウムを併用することで、六価クロムの溶出量を材齢初期から長期にわたって十分に低いレベルに維持することができる。
本発明の地盤改良材の全質量基準で、亜硫酸カルシウムの含有率は、例えば、0.01~20質量%である。同基準で、高炉スラグの含有率は、例えば、1~80質量%である。六価クロムの溶出量低減の観点から、本発明の地盤改良材の全質量基準で高炉スラグ及び亜硫酸カルシウムの合計量は2~80質量%であることが好ましい。同様の観点から、本発明の地盤改良材における高炉スラグの含有量を100質量部とすると、亜硫酸カルシウムの含有量は0.1~100質量部であることが好ましい。
本発明の地盤改良材の全質量基準で、セメントクリンカーの含有率は、例えば、10~98質量%である。セメントクリンカーは、全クロム量が50~250mg/kgであってもよく、水溶性六価クロム量が3~40mg/kgであってもよい。なお、セメントクリンカーの全クロム量はJIS R5202:2010に記載の方法に準拠して測定され、水溶性六価クロム量はセメント協会標準試験方法I-51-1981に記載の方法に準拠して測定される。
本発明の地盤改良材の全質量基準で、石膏の含有率は、例えば、2~30質量%である。石膏としては、無水石膏及び二水石膏の少なくとも一方を含むものであればよい。
本発明に係る地盤改良方法は、地盤改良対象土と、セメントクリンカーと、高炉スラグと、亜硫酸カルシウムと、石膏とを混合する工程を含む。地盤改良対象土として、火山灰質粘性土(例えば、関東ローム)が挙げられる。
本発明によれば、セメントクリンカーのクロム含有率が比較的高く且つ六価クロムが溶出しやすい土種が地盤改良対象であっても、六価クロムの溶出量を材齢初期から長期にわたって十分に低いレベルに維持することができる地盤改良材及び地盤改良方法が提供される。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<地盤改良材>
本実施形態に係る地盤改良材は、セメントクリンカーと、高炉スラグと、亜硫酸カルシウムと、石膏とを含む。この地盤改良材は、高炉スラグ及び亜硫酸カルシウムの両方を含むことで、六価クロムの溶出量を材齢初期から長期にわたって十分に低いレベルに維持することができる。
(亜硫酸カルシウム)
亜硫酸カルシウムとして、化学合成された市販品又は天然に存在するもの、あるいは、排煙脱硫工程等で発生する石膏に含まれる亜硫酸カルシウム無水物及び/又は亜硫酸カルシウム半水和物等を使用することができる。亜硫酸カルシウムは粉状であることが好ましい。粉状の亜硫酸カルシウムは、レーザー回折式粒度分布計で測定されるメディアン径が0.1~20μmであることが好ましく、0.2~10μmであることがより好ましく、1~6μmであることが更に好ましい。亜硫酸カルシウムの粒径がこの範囲にあることで、初期材齢で優れた六価クロムの還元効果を示す。
地盤改良材の全質量基準で、亜硫酸カルシウムの含有率は、例えば、0.01~20質量%であり、好ましくは0.02~15質量%であり、より好ましくは0.10~10質量%であり、更に好ましくは0.25~1.00質量%である。亜硫酸カルシウムの含有率が上記範囲にあることで地盤改良土の初期材齢における六価クロムの溶出を十分に抑制できる。
(高炉スラグ)
高炉スラグは高炉で発生するスラグを水冷したものである。高炉スラグは微粉末であることが好ましい。高炉スラグ微粉末の具体例として、市販されている高炉水砕スラグが挙げられる。高炉スラグ微粉末のブレーン比表面積は3000cm/g以上であることが好ましく、3500~6000cm/gであることがより好ましい。高炉スラグ微粉末のブレーン比表面積はJIS R5201:2015「セメントの物理試験方法」に記載の方法に準拠して測定される。
高炉スラグ微粉末は、JIS R5202:2010「セメントの化学分析方法」により規定される硫化物硫黄の含有量が0.5質量%以上であることが好ましく、0.6質量%以上であることがより好ましく、0.75質量%以上であることが更に好ましい。高炉スラグ微粉末の硫化物硫黄の含有量がこの範囲であることで、高炉スラグ微粉末に含まれる硫化物硫黄の六価クロムの還元効果により、地盤改良土からの六価クロムの溶出を抑制できる。
地盤改良材の全質量基準で、高炉スラグの含有率は、例えば、1~80質量%であり、好ましくは2~70質量%であり、より好ましくは5~60質量%であり、更に好ましくは10~30質量%である。高炉スラグの含有率が上記範囲にあり且つ上記亜硫酸カルシウムを併用することで地盤改良土の初期材齢から長期材齢にわたって六価クロムの溶出を十分に抑制できる。
上述のとおり、亜硫酸カルシウムと高炉スラグを併用することで、地盤改良土の初期材齢から長期材齢にわたって六価クロムの溶出を十分に抑制できる。六価クロムの溶出量の低減及び固化処理土の強度発現性の観点から、地盤改良材の全質量基準で高炉スラグ及び亜硫酸カルシウムの合計量は、好ましくは2~80質量%であり、より好ましくは2~70質量%であり、更に好ましくは5~30質量%である。同様の観点から、地盤改良材における高炉スラグの含有量を100質量部とすると、亜硫酸カルシウムの含有量は好ましくは0.1~100質量部であり、より好ましくは0.5~70質量部であり、更に好ましくは3~10質量部である。
六価クロムの溶出量の低減をより一層高度に達成する観点から、亜硫酸カルシウム及び高炉スラグの含有率(地盤改良材の全質量基準、単位:質量%)は以下の不等式で表される条件を満たすことが好ましい。
亜硫酸カルシウムの含有率≧2.0-0.05×高炉スラグの含有率
(セメントクリンカー)
セメントクリンカーとして、JIS R5210:2003「ポルトランドセメント」に規定の各種ポルトランドセメントが好適に使用できる。その中でも、入手のしやすさや初期強度を考慮すると普通ポルトランドセメント又は早強ポルトランドセメントが好ましい。セメントクリンカーの全クロム量は、例えば、50~250mg/kgであり、100~200mg/kg又は110~160mg/kgであってもよい。セメントクリンカーの水溶性六価クロム量は、例えば、3~40mg/kgであり、5~30mg/kg又は10~20mg/kgであってもよい。
地盤改良材の全質量基準で、セメントクリンカーの含有率は、例えば、10~98質量%であり、好ましくは20~90質量%であり、より好ましくは40~80質量%であり、更に好ましくは50~70質量%である。セメントクリンカーの含有率が10質量%未満であると固化処理土の強度発現性が不十分となりやすく、他方、98質量%を越えると六価クロムの溶出低減効果が不十分となりやすい。
石膏として、無水石膏、二水石膏、半水石膏のいずれの形態のものを使用してもよい。固化処理土の強度発現性の観点から二水石膏又は無水石膏を用いることが好ましく、二水石膏と無水石膏を混合した石膏も使用可能である。固化処理土の強度発現性の観点から、地盤改良材の全質量基準で石膏の含有率は、例えば、2~30質量%であり、好ましくは3~20質量%であり、より好ましくは5~15質量%であり、更に好ましくは7~11質量%である。
<地盤改良方法>
本実施形態に係る地盤改良方法は、地盤改良対象土と、セメントクリンカーと、高炉スラグと、亜硫酸カルシウムと、石膏とを混合する工程を含む。例えば、上述の地盤改良材を準備し、地盤改良対象土と地盤改良材とを混合すればよい。地盤改良対象土1mに対して、地盤改良材の配合量は、例えば、20~500kgであり、好ましくは50~450kgであり、より好ましくは50~400kgであり、更に好ましくは100~350kgである。
地盤改良対象土としては、特に限定されないが、六価クロムの溶出抑制が比較的難しい火山灰質粘性土(例えば、関東ローム)が地盤改良対象土であっても、本実施形態に係る地盤改良方法によれば、六価クロムの溶出を十分に低いレベルとすることができる。
対象土に対する地盤改良材の配合量の調整及び地盤改良材の組成の調整をすることにより、地盤改良土の六価クロム溶出量は材齢7日及び材齢28日において以下の範囲とすることが好ましい。すなわち、材齢7日の地盤改良土の六価クロム溶出量は0.05mg/L以下であることが好ましく、0.03mg/L以下であることがより好ましい。材齢28日の地盤改良土の六価クロム溶出量は0.05mg/L以下であることが好ましく、0.03mg/L以下であることがより好ましい。
対象土に対する地盤改良材の配合量の調整及び地盤改良材の組成の調整をすることにより、地盤改良土の一軸圧縮強さは材齢28日において以下の範囲とすることが好ましい。すなわち、材齢28日の地盤改良土の一軸圧縮強さは200N/m以上であることが好ましい。
以下、実施例、参考例及び比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
1.実験方法
[使用原材料]
(1)普通ポルトランドセメントクリンカーA:
・全クロム量=149mg/kg
・水溶性六価クロム量=15.9mg/kg
(2)普通ポルトランドセメントクリンカーB:
・全クロム量=156mg/kg
・水溶性六価クロム量=11.2mg/kg
(3)排脱二水石膏(宇部興産株式会社製)
(4)天然無水石膏:
・ブレーン比表面積=3790cm/g
(5)高炉スラグ微粉末:
・ブレーン比表面積=4700cm/g
・硫化物硫黄量=0.839%
(6)亜硫酸カルシウム半水和物(和光純薬工業株式会社、試薬)
[地盤改良材の調製]
(参考例1及び比較例1~3)
表1に示す配合で、普通ポルトランドセメントクリンカーA、亜硫酸カルシウム半水和物、排脱二水石膏及び天然無水石膏をボールミルに投入した。ボールミルでブレーン比表面積が3200±150cm/gとなるように粉砕した後、高炉スラグ微粉末と混合し、参考例1及び比較例1~3の地盤改良材を調製した。
(実施例2~4、比較例4,5)
表2及び表3に示す配合で、普通ポルトランドセメントクリンカーB、亜硫酸カルシウム半水和物及び排脱二水石膏をボールミルに投入した。ボールミルでブレーン比表面積が4000±150cm/gとなるように粉砕した後、高炉スラグ微粉末と混合し、実施例2~4及び比較例4,5の地盤改良材を調製した。
[地盤改良土からの六価クロム溶出試験及び一軸圧縮試験]
地盤改良材の配合量が対象土1mあたり250kg/mとなるように対象土に対して実施例、参考例及び比較例の各地盤改良材を配合し、ホバートミキサーで5分間よく混合した。その後、直径50mm×高さ100mmの円柱型枠にランマーを用いて三層詰めした後、20℃で材齢7日、材齢28日及び材齢91日まで密封養生した。
上記材齢の地盤改良土について、環境庁告示46号(平成3年8月23日)に則って溶出試験を行い、六価クロムの溶出量を求めた。六価クロムの溶出量は、浸とう後のろ液中の六価クロム濃度をジフェニルカルバジド吸光光度法にて定量することにより求めた。また、材齢28日の地盤改良土の一軸圧縮強さをJIS A1216「土の一軸圧縮試験方法」に準じて測定した。
(1)表1に示す評価結果について
高炉スラグ微粉末及び亜硫酸カルシウムを含む参考例1は、亜硫酸カルシウムを含まない比較例1に比べて、材齢7日(初期)における六価クロム(Cr(VI))の溶出量が少なく、六価クロムの土壌溶出量基準値(0.05mg/L)よりも少なかった。これに加え、参考例1の六価クロム溶出量は材齢28日においても土壌溶出量基準値より少なく、初期から長期において、優れた六価クロム低減効果を有することを確認した。なお、高炉スラグ微粉末及び亜硫酸カルシウムを含む比較例2の六価クロム溶出量は、土壌溶出量基準値よりも多かったが、亜硫酸カルシウムを含まない比較例3の材齢7日(初期)及び材齢28日の溶出量よりも少なかった。
(2)表2,3に示す評価結果について
高炉スラグ微粉末及び亜硫酸カルシウムを含む実施例2~4は、亜硫酸カルシウムを含まない比較例5に比べて、材齢7日(初期)における六価クロム(Cr(VI))の溶出量が少なく、六価クロムの土壌溶出量基準値(0.05mg/L)よりも少なかった。これに加え、実施例2~4の六価クロム溶出量は材齢28日においても土壌溶出量基準値より少なく、初期から長期において、優れた六価クロム低減効果を有することを確認した。一方、比較例4の六価クロム溶出量は土壌溶出量基準値よりも多かった。
Figure 0007118342000001

Figure 0007118342000002
Figure 0007118342000003


Claims (11)

  1. セメントクリンカーと、
    高炉スラグと、
    亜硫酸カルシウムと、
    石膏と、
    を含む地盤改良材であって、
    当該地盤改良材の全質量基準で、高炉スラグの含有率が2~20質量%である 、地盤改良材。
  2. セメントクリンカーと、
    高炉スラグと、
    排煙脱硫工程で発生する石膏並びに当該石膏に含まれる亜硫酸カルシウム無水物及び亜硫酸カルシウム半水和物の少なくとも一方と、
    を含む地盤改良材であって、
    当該地盤改良材の全質量基準で、高炉スラグの含有率が2~20質量%である、地盤改良材。
  3. 前記石膏が排脱二水石膏である、請求項1又は2に記載の地盤改良材。
  4. 当該地盤改良材の全質量基準で、亜硫酸カルシウムの含有率が0.01~20質量%である、請求項1~3のいずれか一項に記載の地盤改良材。
  5. 当該地盤改良材の全質量基準で、セメントクリンカーの含有率が10~98質量%であり、石膏の含有率が2~30質量%である、請求項1~のいずれか一項に記載の地盤改良材。
  6. 当該地盤改良材の全質量基準で、高炉スラグ及び亜硫酸カルシウムの合計量が2~80質量%である、請求項1~のいずれか一項に記載の地盤改良材。
  7. 当該地盤改良材における高炉スラグの含有量を100質量部とすると、亜硫酸カルシウムの含有量が0.1~100質量部である、請求項1~のいずれか一項に記載の地盤改良材。
  8. セメントクリンカーの全クロム量が50~250mg/kgである、請求項1~のいずれか一項に記載の地盤改良材。
  9. セメントクリンカーの水溶性六価クロム量が3~40mg/kgである、請求項1~のいずれか一項に記載の地盤改良材。
  10. 地盤改良材の製造方法であって、
    セメントクリンカーと、高炉スラグと、亜硫酸カルシウムと、石膏とを混合する工程を備え、
    前記工程において、当該地盤改良材の全質量基準で、高炉スラグの含有率が2~20質量%となるように、セメントクリンカーと高炉スラグと亜硫酸カルシウムと石膏とを混合する、地盤改良材の製造方法。
  11. 地盤改良材の製造方法であって、
    セメントクリンカーと、高炉スラグと、排煙脱硫工程で発生する石膏並びに当該石膏に含まれる亜硫酸カルシウム無水物及び亜硫酸カルシウム半水和物の少なくとも一方とを混合する工程を備え、
    前記工程において、当該地盤改良材の全質量基準で、高炉スラグの含有率が2~20質量%となるように、セメントクリンカーと高炉スラグと排煙脱硫工程で発生する石膏並びに当該石膏に含まれる亜硫酸カルシウム無水物及び亜硫酸カルシウム半水和物の少なくとも一方とを混合する、地盤改良材の製造方法。
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