JP7116649B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、シートに画像を形成して、そのシートを処理する画像形成システムに関する。
従来、この種の画像形成システムは、画像形成装置による画像形成速度と、シート処理装置のシート処理速度とが一致せず、生産性を向上させることが困難であった。
そこで、この問題に対処した、画像形成システムとして、特許文献1に記載のものがある。この画像形成システムは、画像形成装置とシート処理装置との間で、シートを貯留(スタック)し、画像形成装置による画像形成速度と、シート処理装置のシート処理速度との速度差を調整するようになっている。
特開2006-56712号公報
しかし、従来の画像形成システムは、シートを貯留するため、特に、長さの長いシートを速やかに搬送することが困難であり、生産性を向上させるのが困難であった。
そこで、本発明は、画像形成されたシートを装置間で股らせることなく、増速可能にして、長さの長いシートであっても、速やかに搬送して、生産性を向上させた画像形成システムを提供することにある。
本発明は、上記課題を、シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置で画像が形成されたシートを受入れて搬送し、該シートに第1の処理を施すことが可能な第1シート処理装置と、前記第1シート処理装置を搬送されたシートを受入れ、該シートに第2の処理を施す第2シート処理装置と、を備えた画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、第1の速度でシートを前記第1シート処理装置に受け渡し、前記第1シート処理装置は、前記画像形成装置から受け入れたシートを前記第2シート処理装置に搬送する第1搬送経路及び第2搬送経路と、前記画像形成装置から受け入れたシートの搬送経路を前記第1搬送経路と前記第2搬送経路の何れかに切り替える切替手段と、前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路でそれぞれシート搬送する搬送手段と、前記切替手段及び前記搬送手段を制御する制御手段と、を有し、前記第2搬送経路は、前記第1搬送経路よりも長く、前記搬送手段は、前記第1の速度、及び、前記第1の速度よりも速い第2の速度でシートを搬送可能であり、前記制御手段は、前記画像形成装置から受け入れたシートが第1シートである場合には、前記第1シートを前記第1搬送経路に搬送し、且つ、前記第1搬送経路内で前記第1シートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に増速して、前記第1シートを前記第2シート処理装置に受け渡す第1モードと、前記画像形成装置から受け入れたシートが前記第1シートよりも搬送方向のシートの長さが長い第2シートである場合には、前記第2シートを前記第2搬送経路に搬送し、且つ、前記第2搬送経路内で前記第2シートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に増速して、前記第2シートを前記第2シート処理装置に受け渡す第2モードと、を実行可能である、ことを特徴とする画像形成システムによって解決した。
また、本発明は、上記課題を、シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置で画像が形成されたシートを受入れて搬送し、該シートに第1の処理を施すことが可能な第1シート処理装置と、前記第1シート処理装置を搬送されたシートを受入れ、該シートに第2の処理を施す第2シート処理装置と、を備えた画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、第1の速度でシートを前記第1シート処理装置に受け渡し、前記第1シート処理装置は、前記画像形成装置から受け入れたシートを前記第2シート処理装置に搬送する第1搬送経路及び第2搬送経路と、前記画像形成装置から受け入れたシートの搬送経路を前記第1搬送経路と前記第2搬送経路の何れかに切り替える切替手段と、前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路でそれぞれシート搬送する搬送手段と、前記切替手段及び前記搬送手段を制御する制御手段と、を有し、前記第2搬送経路は、前記第1搬送経路よりも長く、前記搬送手段は、前記第1の速度、及び、前記第1の速度よりも速い第2の速度でシートを搬送可能であり、前記制御手段は、前記画像形成装置で、前記第1搬送経路内でシートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に増速することが可能なシートの長さよりも長いシートに画像形成を行い、前記第1シート処理装置を経由して前記第2シート処理装置に該シートを搬送する画像形成ジョブにおいて、前記シートを前記第1の速度で前記第1搬送経路を搬送した場合に前記画像形成ジョブの終了までにかかる第1時間と、前記シートを前記第2搬送経路内で前記第1の速度から前記第2の速度で増速して前記第2搬送経路を搬送した場合に前記画像形成ジョブの終了までにかかる第2時間と、をそれぞれ計算し、前記第1時間の方が前記第2時間よりも短い場合には、前記シートを前記第1の速度で前記第1搬送経路に搬送し、前記第2時間の方が前記第1時間よりも短い場合には、前記シートを前記第2搬送経路内で前記第1の速度から前記第2の速度で増速して前記第2搬送経路を搬送する、ことを特徴とする画像形成システムによって、解決した。
本発明の画像形成システムは、シートの長さに応じた長さの搬送経路を選択して、該経路内でシートを増速するので、長さの長いシートであっても、該シートを画像形成装置から第2シート処理装置に増速して受け渡すことができるので、シートを速やかに処理して、生産性を向上させることができる。
また、本発明の画像形成システムは、シートを長さの短い第1搬送経路を増速しないで搬送する時間と、同じシートを長さの長い第2搬送経路を増速して搬送する時間とを比較して、時間の短い搬送経路を選択して、シートを画像形成装置から第2シート処理装置に受け渡すので、長さの長いシートであっても、速やかに処理して、生産性を向上させることができる。
実施の形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 図1のパンチャのシート搬送方向に沿った断面概略図である。 図1のフィニッシャのシート搬送方向に沿った断面概略図である。 図1の画像形成システムの制御ブロック図である。 図4のパンチャ制御部の構成を示すブロック図である。 図4におけるフィニッシャ制御部の構成を示すブロック図である。 図1、図2のパンチャの制御を示すフローチャートである。 図2のパンチャにおける第1、第2実施形態の制御を示すフローチャートである。 図2のパンチャにおける第2実施形態の制御を示すフローチャートである。 図2のパンチャにおける第1、第2実施形態の制御を示すフローチャートである。 図3のフィニッシャにおいて、シートの長さと、シートの後端整合に必要な処理時間との関係を示した実験結果による表である。 図1における画像形成装置のシート排出速度とシート間を表す表である。 図2におけるパンチャが受信するシート情報を表す表である。(A)は、シート3枚のときのシート情報の表である。(B)は、シート1枚のときのシート情報の表である。
以下、本発明の実施形態の画像形成システムを図に基づいて説明する。なお、実施の形態に記載されている数値は、参考数値であり、本発明は、この数値に限定されるものではない。
本発明の実施形態の画像形成システムは、第1実施形態と第2実施形態とがあり、第1実施形態と第2実施形態との共通の部分について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。画像形成システム1000は、主に、シートに画像を形成する画像形成装置100、原稿画像を読み取る画像読取装置200、操作画面を表示する操作表示装置600、画像形成装置100で画像が形成されたシートを受入れて搬送し、シートに孔を開ける(第1の処理を施す)ことが可能なパンチャ400(第1シート処理装置)、及びパンチャ400を搬送されたシートを受入れ、該シートにトレイ507上で後端整合処理をする(第2の処理を施す)フィニッシャ(第2シート処理装置)500で形成されている。
(画像読取装置200)
図1において、画像読取装置200は、主に、原稿給送部200Aと原稿読取部200Bとで形成されている。原稿給送部200Aは、原稿トレイ201にセットされた原稿Dを1枚ずつ図1中、左方向へ搬送し、湾曲パスを経てプラテンガラス202上の読み取り位置を経て右方向へ搬送し、原稿排出トレイ203に排出する。原稿読取部200Bは、プラテンガラス202の下方の所定位置である読み取り位置に対応した位置に停止するスキャナユニット204と、イメージセンサ205とを備えている。原稿は、プラテンガラス202上の読み取り位置を通過する際、原稿の読取面がスキャナユニット204の光源によって照射される。原稿の反射光は、例えば、ミラー及びレンズ206を経てイメージセンサ205に到達し、該イメージセンサ205の撮像面に結像する。光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ205によって画像データに変換されて、画像形成装置100の露光器103に画像信号として送られる。
(画像形成装置100)
図1において、画像形成装置100は、主に、シート供給部100Aと、画像形成部100Bと、定着器106とで形成されている。画像形成部100Bは、主に、感光ドラム101、帯電器102、露光器103、現像器104、転写部105で形成されている。シート供給部100Aは、シートカセット111,112、シートカセットから感光ドラム101近傍の転写部105及び定着器106を経て排出ローラ116に到る搬送路110を備えている。また、シート供給部100Aは、感光ドラム101の下流側の搬送路110を分岐した反転パス119、反転パス119に接続され、一端が転写部105の上流側の搬送路110に接続された両面搬送パス120も備えている。搬送路110は、シートカセット111,112の出口にそれぞれ配置されたピックアップローラ127,128と、ピックアップされたシートを転写部105まで搬送する搬送ローラ129,130と、転写部105の上流側に配置されたレジストローラ対114等を備えている。定着器106の下流側の搬送路110には、搬送ローラ115、パス切替部材118及び排出ローラ116が設けられている。パス切替部材118は、搬送路110を搬送されるシートの搬送方向を反転パス119に切り替えるようになっている。
このような構成の画像形成装置100において、露光器103は、画像読取装置200から入力された画像信号に基づいてレーザ光を変調して出力する。出力されたレーザ光は、ポリゴンミラー107により走査されながら感光ドラム101に照射される。レーザ光が照射された感光ドラム101表面には、走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム101上の静電潜像は、現像器104から供給される現像剤によって可視化されてトナー像となる。
一方、ピックアップローラ127又は128によって、上段のシートカセット111又は下段のカセット112から送り出されたシートPは、搬送ローラ129,130によって搬送され、その先端部が、回転停止しているレジストローラ対114に受け止められる。このため、シートは湾曲させられて、斜行している場合、真っ直ぐに矯正される。次いで、シートPは、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで回転を再開するレジストローラ対114によって、感光ドラム101と転写部105との間に搬送される。そして、シートPは、感光ドラム101に形成されたトナー像を転写部105によって転写される。トナー像が転写されたシートPは、下流の定着器106に搬送され、定着器106によって加熱、加圧されて、トナー像を定着される。トナー像が定着されたシートPは、トナー像(画像形成面)を上向きにして(フェイスアップ)、パス切替部材118及び排出ローラ116を経て画像形成装置100から、後述するパンチャ400に排出される。
トナー像を下向きにして(フェイスダウン)、シートを排出するときには、定着器106を通過したシートPは、パス切替部材118の切替動作により一旦、反転パス119に案内され、後端がパス切替部材118を通過すると、スイッチバック搬送されて、排出ローラ116によって画像形成装置100からパンチャ400に排出される。このように、トナー像を上向きから下向きにシートを反転する動作をシート反転動作と言う。このシート反転動作は、画像読取装置200によって読み取った画像データ、若しくは外部のコンピュータから送信されてくる画像データをシートに頁順に形成する場合に行われる。
また、シートPの両面に画像を形成する場合、シートは、パス切替部材118の切換動作により反転パス119に案内された後、両面搬送パス120を搬送されて、反転した状態で、再度、上述したタイミングで感光ドラム101と転写部105との間で、他方の面にトナー画像を転写され、最後、両面画像シートとしてパンチャ400に排出される。一方、手差給シート部113からは、OHPシートなどの硬いシートが手差しによって送り込まれるようになっている。この場合、シートは、反転パス119に導かれることなく、画像形成面を上向きにした(フェイスアップ)状態で排出ローラ116によってパンチャ400に排出される。
(パンチャ400)
図2は、図1のパンチャ400のシート搬送方向に沿った断面概略図である。
図1、図2において、パンチャ400は、パンチユニット415によって、シートに孔を1つ、あるいは多数開けるようになっている。パンチャ400は、パスとして、略直線状のショートパス(第1搬送経路)419と、U字状のパンチパス(第2搬送経路)416とを有している。ショートパス419には、搬送ローラ421,410,409が設けられている。パンチパス416は、搬送ローラ421の下流側でショートパス419から分岐している。その分岐部431には、パス切替部材420が配置されている。パス切替部材(切替手段)420は、ソレノイド(切替手段)SL3によって、実線と破線の位置とに回転して、ショートパス419とパンチパス416との何れかに切り替えるようになっている。
ショートパス419の搬送ローラ421より上流側に搬送センサS1が設けられている。パンチパス416には、搬送ローラ401~408が設けられている。搬送ローラ403と搬送ローラ404との間には、搬送センサS2が配置されている。また、搬送ローラ405と搬送ローラ406との間には、搬送センサS3が配置されている。さらに、搬送ローラ404と搬送ローラ405の間には、交換可能なパンチユニット(第1処理部)415が設けられている。すなわち、パンチユニット415は、パンチャ400に対して交換自在に設けられている。パンチパス416は、搬送ローラ408の下流側でショートパス419に合流している。その合流部432の下流側には搬送ローラ409と搬送センサS4とが下流側に向けて順に配置されている。
ショートパス419とパンチパス416との分岐部431から合流部432までのパスの長さは、パンチパス416の方が長い。また、搬送ローラ421,410,409はショートパス搬送モータM20によって、搬送ローラ401~408はバイパス搬送モータM21によって、各々、第1の速度(例えば、500mm/sec)と、第1の速度よりも速い第2の速度(例えば、1000mm/sec)とでシートを搬送できるように(搬送可能に)なっている。搬送ローラ421,410,409と、ショートパス搬送モータM20は、搬送手段を構成している。また、搬送ローラ401~408とバイパス搬送モータM21も搬送手段を構成している。
パンチャ400は、画像形成装置100から排出されたシートPを順に取り込み、取り込んだシートPにパンチ(穿孔)処理を施すようになっている。パンチャ400は、画像形成装置100から通知される、パンチ処理をするか否かのシート情報に基づいて判断する。シート情報については、後述する。
画像形成装置100から排出されたシートPに対してパンチ処理をする場合、後述するパンチャ制御部971(図5)が、搬送センサS1のシート検知情報に基づいて、ソレノイドSL3を作動させて、パス切替部材420を実線の位置から破線の位置に切り替える。そして、パンチャ400は、シートを搬送ローラ421の搬送と、パス切替部材420の案内とによって、パンチパス416に取り込む。パンチパス416に取り込まれたシートPは、搬送ローラ401,402,403により搬送された後、搬送センサS2に検出される。さらに、シートは、搬送ローラ404によってパンチユニット415に送り込まれる。パンチユニット415は、シートに孔開けをする(パンチ処理をする)。
パンチ処理後のシートPは、搬送ローラ405~408及び409によって、下流のフィニッシャ500に搬出される。このとき搬送センサS3、及び搬送センサS4は、それぞれシートPが通過したことを検出する。
一方、画像形成装置100から排出されたシートPに対してパンチ処理を施さない場合、シートPは、パンチパス416へ取り込まれる場合とショートパス419へ取り込まれる場合の2パターンに分かれる。この2パターンの選択の判断については後述する。パンチ処理を施さないがパンチパス416へ取り込まれたシートは、パンチ(孔あけ)処理をされることなく、下流のフィニッシャ500に搬出される。
(フィニッシャ500)
図3は、図1のフィニッシャ500のシート搬送方向に沿った断面概略図である。パンチャ400より排出されたシートは、搬送ローラ503に到達する。シートは、入口センサS5に検知されて、搬送ローラ503の始動回転によって、トレイ507上に排出される。トレイ507にシートが排出されるとき、シート上面検知センサS6がシートを検知して、OFFになる。その後、トレイ507は、一定距離下降して停止し、その位置で、搬送ローラ503を通過したシートを受け止める。そして、トレイ507は、排出されたシートが、シート上面検知センサS6に検知される位置まで上昇して、その位置に停止する。
トレイ507が上昇すると、アーム505が図3の実線の位置から点線の位置に回転し、アーム505の先端に取り付けられている整合ローラ(第2処理部)504が、トレイ507に排出されているシートの上面に接する。最後、整合ローラ504が、図3において、反時計方向に回転して、シートをフィニッシャ500の本体500Aの外壁に当接させて、シートの後端整合を行う。これによって、シートは、トレイ507に後端を揃えられて積載される。
なお、フィニッシャ500は、シートのシート排出方向の長さがトレイ507の長さより長いと、シートの先端がトレイ507から垂れ下がり、シートを1回の整合(引き戻し)動作では整合できない場合がある。このような場合、整合を複数回行う。したがって、シートの長さによりシートの後端整合に必要な時間が異なる。
図11は、図3のフィニッシャ500において、シートの長さと、シートの後端整合に必要な処理時間との関係を示した実験結果による表である。図11の表によると、シートの長さが500mm未満、500mm以上60mm未満、600mm以上の各々の場合において、シートの後端整合処理時間(以下、単に「フィニッシャの処理時間」と言う場合もある)は、各々、約300msec、約600msec、約900msecである。すなわち、図11の表によると、フィニッシャ(第2処理部)500は、シートの長さが短い短尺シート(後述する第1シート)より、シートの長さが長い長尺シート(後述する第2シート)の方が、シートの後端整合処理時間が長くなっている。
(画像形成システム1000の制御ブロック図)
図4は、図1の画像形成システム1000の制御ブロック図である。図1、図4参照。画像形成システム1000は、コントローラCPU回路部900を備えている。コントローラCPU回路部900は、CPU901、ROM902、RAM903を内蔵している。CPU901は、画像形成システム1000全体の基本制御を行うようになっている。
CPU901は、制御プログラムが書き込まれたROM902と、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられるRAM903とに、不図示のデータバスにより接続されている。CPU901は、原稿給送部制御部911、原稿読取部制御部921、画像信号制御部922、外部I/F904、プリンタ制御部931、操作表示装置制御部941、フィニッシャ制御部951、及びパンチャ制御部971と通信可能に接続されており、これらをROM902に格納されている制御プログラムに基づいて総括的に制御するようになっている。
原稿給送部制御部911は、画像読取装置200の原稿給送部200Aを、コントローラCPU回路部900からの指示に基づき駆動制御するようになっている。原稿読取部制御部921は、スキャナユニット204、イメージセンサ205などの駆動制御を行い、イメージセンサ205から出力された画像信号を画像信号制御部922に転送するようになっている。
画像信号制御部922は、イメージセンサ205からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号を画像信号に変換してプリンタ制御部931に出力するようになっている。また、画像信号制御部922は、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号を画像(ビデオ)信号に変換してプリンタ制御部931に出力するようになっている。画像信号制御部922による処理動作は、コントローラCPU回路部900により制御されるようになっている。プリンタ制御部931は、入力された画像信号に基づき画像形成装置100を制御し、画像形成及びシート搬送を行うようになっている。
パンチャ制御部971は、パンチャ400に搭載され、コントローラCPU回路部900と情報の授受を行ってパンチャ400全体の駆動制御を行うようになっている。この制御内容については後述する。フィニッシャ制御部951は、フィニッシャ500に搭載され、コントローラCPU回路部900と情報の授受を行ってフィニッシャ500全体の駆動制御を行うようになっている。この制御内容についても後述する。
操作表示装置制御部941は、操作表示装置600とコントローラCPU回路部900との間で情報の授受を行うようになっている。操作表示装置600は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有している。操作表示装置600は、各キーの操作に対応するキー信号をコントローラCPU回路部900に出力するとともに、コントローラCPU回路部900からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示するようになっている。
(パンチャ制御部971のブロック図)
図5は、図4のパンチャ制御部971の構成を示すブロック図である。図1、図2、図4、図5参照。パンチャ制御部971は、パンチャ400を駆動制御するようになっている。パンチャ制御部971は、CPU972、ROM973、RAM974などで構成されている。パンチャ制御部971は、不図示の通信ICを介して画像形成装置100のコントローラCPU回路部900と通信して、ジョブの情報やシートの受け渡し通知などのデータ交換を行うようになっている。また、パンチャ制御部971は、通信ICを介してフィニッシャ制御部951にも通信可能に接続されている。
パンチャ制御部971は、また、シートの搬送のための搬送ローラを駆動するショートパス搬送モータM20、バイパス搬送モータM21、引き込みモータM22、パンチ搬送モータM23、シート排出モータM24、搬送センサS1~S4と接続されている。パンチャ制御部971は、また、搬送されたシートにパンチユニット415で孔開けをする(パンチ処理をする)ためのパンチモータM25、ソレノイドSL3と接続されている。そして、パンチャ制御部971は、コントローラCPU回路部900からの指示に基づきROM973に格納されている各種プログラムを実行してパンチャ400に備えられた各種モータ及びセンサによってパンチャ400の駆動を制御するようになっている。このとき、パンチャ制御部971は、各種モータに対して、例えば、駆動信号を出力し、各センサから検知信号を受信するようになっている。
(フィニッシャ制御部951のブロック図)
図6は、図4におけるフィニッシャ制御部951の構成を示すブロック図である。図1、図3、図4、図6参照。フィニッシャ制御部951は、CPU952、ROM953、RAM954などで構成されている。フィニッシャ制御部951は、不図示の通信ICを介して画像形成装置100に設けられたコントローラCPU回路部900と通信して、ジョブの情報やシートの受け渡し通知などのデータ交換を行うようになっている。また、フィニッシャ制御部951は、不図示の通信ICを介してパンチャ制御部971にも通信可能に接続されている。
フィニッシャ制御部951は、シートが機内へ搬入されたことを検知する入口センサS5と、シートを搬送するための搬送ローラ503を駆動するシート排出モータM3と、トレイ507を昇降させるトレイ昇降モータM15と、トレイ507上に積載されたシートの上面を検知するシート上面検知センサS6と、シート積載時にアーム505を下降させるソレノイドSL1と、アーム505先端に取り付けられた整合ローラ504を回転させる整合モータM6とに接続されている。
(第1実施形態の画像形成システム)
図7、図8、図9、図10は、図1、図2のパンチャ400の制御を示すフローチャートである。
第1実施形態の画像形成システムにおけるパンチャ400のパンチャ制御部(制御手段)971は、画像形成装置100から受け入れたシートが短尺シート(390mm未満、第1シート)である場合には、短尺シートをショートパス419に搬送し、且つ、ショートパス419内で短尺シートの搬送速度を低速(500mm/sec、第1の速度)から高速(1000mm/sec、第2の速度)に増速して、短尺シートをフィニッシャ500に受け渡す第1モードと、画像形成装置100から受け入れたシートが短尺シートよりも搬送方向のシートの長さが長い長尺シート(390mm以上、第2シート)である場合には、長尺シートをパンチパス416に搬送し、且つ、パンチパス416内で長尺シートの搬送速度を低速(500mm/sec、第1の速度)から高速(1000mm/sec、第2の速度)に増速して、長尺シートをフィニッシャ500に受け渡す第2モードとの一方のモードを、シートの長さに応じて選択して、実行するようになっている。
画像形成装置100(図1)において、シートに画像が形成され始めると、画像形成装置100のコントローラCPU回路部900(図4)のCPU901から不図示の通信ICを介してパンチャ400のパンチャ制御部971(図5)のCPU972に印刷ジョブのジョブ情報が通知される(図7、S101)。ジョブ情報には、シートに孔を開けるパンチ指定の有無、シート搬送方向のシート長、画像形成装置100からパンチャ400に搬入されるシートの搬入速度(シート搬入速度)等が含まれている。その後、コントローラCPU回路部900は、通信ICを介してパンチャ制御部971に1枚ごとのシート情報を通知する(S102)。シート情報には、図13に示すシートID、先頭シート、中間シート、最終シート等の情報が含まれている。
パンチャ制御部971のCPU972は、ステップS101にて受信したジョブ情報の内、パンチ指定の有無を確認する(S110)。CPU972は、パンチ指定である場合(S110でYES)、パンチ処理に必要な時間400msecをシート遅延要求時間の値としてのRAM974に記憶する(S112)。さらに、パンチャ制御部971は、前記シート遅延要求時間の値に、ジョブ情報のシート長に応じた図11に示すフィニッシャ500で必要な処理時間の値を加算する。パンチャ制御部971は、加算した値から図12に示す画像形成装置100のシート排出速度に応じたシート間の時間を引いた値を、RAM974にシート遅延要求時間として記憶する(S113)。
さらに、パンチャ制御部971は、パンチャ制御部971からフィニッシャ制御部951に送信されるシート排出情報に含まれる、パンチャ400からフィニッシャ500に排出されるシートの排出速度(シート排出速度)として、画像形成装置100からパンチャ400に搬入されるシートの搬入速度(シート搬入速度)の値をRAM974に記憶する(S115)。
その後、パンチャ制御部971は、受信したシート情報が先頭シートのシート情報であるか否かを判断する(S153)。パンチャ制御部971は、先頭シートのシート情報である場合(S153でYES)、画像形成装置100に対して画像形成待ち時間が不要であるためRAM974に記憶されているシート遅延要求時間を0に変更する(S154)。先頭シートのシート情報でない場合(S153でNO)、パンチャ制御部971は、画像形成待ち時間が必要であるためシート遅延要求時間を変更しない。
その後、パンチャ制御部971は、RAM974のシート遅延要求時間を画像形成装置100のCPU901に送信し(S162)、RAM974のシート排出速度をフィニッシャ制御部951のCPU952へ送信する(S163)。
続いて、パンチャ制御部971は、ステップS102でのシート情報に含まれている最終シート信号の有無を確認して(S164)、最終シートのシート情報でない場合(S164でNO)、ステップS102に戻り、ステップS102での次のシート情報の処理を行う。
パンチャ制御部971は、ステップS110で、パンチ指定で無い場合(S110でNO)、パンチャ400によるシート遅延が無いが、フィニッシャ500でのシート遅延があるかを確認する(S120)。パンチャ制御部971は、具体的には、図11のシート長からフィニッシャ500によるシートの後端整合処理時間を参照して、図12に示す画像形成装置100のシート間の時間と比較する。パンチャ制御部971は、フィニッシャ500の処理時間より画像形成装置のシート間の時間方が長い場合(S120でNO)、シート遅延要求時間0をRAM974に記憶して(S121)、ステップS115以降の処理を行う。
ステップS120にて、パンチャ制御部971は、フィニッシャ500の処理時間が画像形成装置のシート間の時間より長い場合、ステップS101でのジョブ情報に含まれる画像形成装置100のシート排出速度(パンチャ400の画像形成装置100からのシート受入速度)を確認して、フィニッシャ500の最適受入れ速度と同じであるか判断する(S130)。
本実施形態では、画像形成装置100からパンチャ400へのシート搬入速度およびパンチャ400からフィニッシャ500へのシート排出速度は、1000mm/sec(高速、第1の速度)と500mm/sec(低速、第2の速度)の2速がある(図12)。フィニッシャ500は、高速と低速の2速いずれでもシートを受け取ることが可能であり、受け取り速度に関わらず整合性は同等である。フィニッシャ500は、シートを高速(1000mm/sec)で受け入れた方が、パンチャ400からのシート受け渡し開始から完了までの時間が短くなり、生産性が向上する。このため、高速をフィニッシャ500のシート受入れ最適速度とする。
ステップS130にて、画像形成装置からパンチャ400へのシート搬入速度(画像形成装置のシート排出速度)が高速(1000mm/sec)の場合(S130でYES)、フィニッシャ500のシート受入れ最適速度(1000mm/sec)と同じであるため、パンチャ内でシートの搬送速度を変速する(増速する)必要が無い。したがって、パンチャ制御部971は、シート通過時間の短いショートパス419(図1)を選択して、そのことをRAM974に記憶する(S131)。パンチャ制御部971は、パンチャ400でのパンチ処理時間は不要であるため、図11を参照してフィニッシャ500のシート処理時間を、図12に示す画像形成装置100のシート間の時間と比較する。パンチャ制御部971は、フィニッシャ500の処理時間より画像形成装置のシート間の時間の方が長い場合はシート遅延要求時間に0を設定する。それ以外の場合、パンチャ制御部971は、フィニッシャ500の処理時間から画像形成装置のシート間の時間を引いた値をシート遅延要求時間に設定してRAM974に記憶し(S132)、さらに、シート排出速度の設定値に高速(1000mm/sec)を設定してRAM974に記憶する(S135)。
次に、パンチャ制御部971は、ステップS130にて、画像形成装置100のシート排出速度がフィニッシャ500の受入れ最適速度(高速の1000mm/sec)と異なる低速の500mm/secである場合(S130でNO)、シート長が、ショートパス増速可能長であるかを判断する(S140)。「ショートパス増速可能長」とは、パンチャ400が画像形成装置100から低速(500mm/sec)で搬入されたシートを、フィニッシャ500へ搬入開始するまでに高速(1000mm/sec)に変更できるパス長のことである。すなわち、パンチャ制御部971は、シート長が、ショートパス内でシートの搬送速度を低速から高速に増速することが可能な長さであるかを判断する。
具体的には、ショートパス419の長さを420mm、低速(500mm/sec)から高速(1000mm/sec)への加速中にシートがショートパス419を進む距離を30mmとすると、ショートパス419としてのショートパス増速可能長は、420mm-30mm=390mmである。すなわち、長さ390mm未満の短尺シート(第1シート)であれば、ショートパス(第1搬送経路)419内でシートの搬送速度を低速(500mm/sec、第1の速度)から高速(1000mm/sec、第2の速度)に増速することが可能である。パンチャ制御部971は、ステップS140にてシート長がショートパス増速可能長より短い390mm未満の場合(S140でYES)、使用パスとしてショートパス419(図1)を選択することをRAM974に記憶する(S141)。
次に、パンチャ制御部971は、シート遅延要求時間を計算する。ステップS140の時点で、シート長は390mm未満である(S140でYES)。このため、図11に示すフィニッシャ500の処理時間は、図11より300msecとなり(パンチャ内での増速により発生する処理時間の減少を考慮しなくても)、図12に示す画像形成装置100のシート間の時間を超えないことになる。したがって、パンチャ制御部971は、シート遅延要求時間0をRAM974に記憶する(S142)。さらに、パンチャ制御部971は、パンチャ400のシート排出速度として、高速の値(1000mm/sec)をRAM974に記憶して(S149)、ステップS153へ進む。
パンチャ制御部971は、処理S140にて、シート長がショートパス増速可能長以上(390mm以上)の長尺シート(第2シート)である場合、(S140でNO)、使用パスとしてパンチパス416(図1)を選択することをRAM974に記憶する(図8、S145)。
次に、パンチャ制御部971は、シート遅延要求時間を計算する。ステップS145の時点で、シート長は390mm以上であるため、図11に示すフィニッシャ500の処理時間は図11より600msecまたは900mmsecとなる。ここで、パンチャ内での低速(500mm/sec)から高速(1000mm/sec)への増速により、フィニッシャ500では、シート先端搬入開始からシート後端搬入終了までの時間が短くなる。
このフィニッシャ搬入時間は、シート長に依存して以下のようにして求められる、
シート長390mmで低速500mm/secの場合、
フィニッシャ搬入時間=390mm/500mm/sec
=780msec、
シート長390mmで高速1000mm/secの場合、
フィニッシャ搬入時間=390mm/1000mm/s
=390msec、
低速時と高速時のフィニッシャ搬入時間の差
=780msec-390msec
=390msec、
したがって、画像形成装置100でのシート間の時間300msecに上記この差390msecを加えてフィニッシャ500の処理時間として使用でき、
(300msec+390msec)>600msec(フィニッシャ500の処理時間)、
であることから画像形成装置100は画像形成を遅らせることなく、シート遅延要求時間は0となる(S146)。
図11において、シート長が390mmから600mm未満まで、フィニッシャ500の処理時間は同じ600msecで、上記と同様な計算による分から低速時と高速時のフィニッシャ搬入時間の差は、シート長が長いほど(αだけ)長くなるので、
(300msec+390msec+αmsec)>600msec(フィニッシャ500の処理時間)
となり、シート遅延要求時間は0となる(S146)。
図11において、さらに、シート長が600mm以上の場合、フィニッシャ500の処理時間は900msecとなるが、上記と同様の計算からシート遅延要求時間は0となり(S146)、図7のステップS149へと続く。図7のステップS164にて、最終シートのシート情報を受信した場合(S164でYES)、シート情報に含まれているIDに対応したシート搬入予告の受信待ちとなる(図10、S302)。
パンチャ400のパンチャ制御部971は、画像形成開始後、1枚目のシート搬入予告を受信すると(図10、S302でYES)、シートの搬送のための搬送ローラ410(図2)を回転させるショートパス搬送モータM20及び搬送ローラ401~408を回転させるバイパス搬送モータM21、搬送ローラ421を回転させる引き込みモータM22、パンチ搬送モータM23、搬送ローラ409を回転させるシート排出モータM24を起動させる(S303)。画像形成開始後、2枚目以降は既に搬送系モータは駆動している。
次に、画像形成装置100から受信してRAM974に記憶したジョブ情報に基づき搬入されたシートがパンチ指定であるか否かを判断する(S304)。パンチ指定の場合(S304でYES)、パンチャ制御部971は、パス切替部材420をパンチパス416側に設定する(S305)。これにより、シートがパンチパス416に取り込まれる。パンチパス416に取り込まれたシートは、パンチユニット415まで搬送されて(S306)、パンチユニット415でパンチ処理が施される(S307)。
パンチ処理後のシートは、搬送ローラ405~408及び409によってフィニッシャ500へ搬送される(S308)。次に、処理したシートが最終シートか否かで処理が分かれる(S330)。最終シートでない場合(S330でNO)は、ステップS302へ戻る。
一方、パンチャ制御部971は、ステップS304にて、パンチ指定がない場合(S304でNO)、RAM974に記憶した搬送するパスがショートパスか否かで制御が分かれる(S310)。
パンチャ制御部971は、ショートパス419(図1)を使用しないでパンチパス416を使用する場合(S310でNO)、パス切替部材420をパンチパス416側に切り替えて(S311)、シートをパンチパス416(図1)へ導き、シートの後端が搬送センサS1を通過するのを待つ(S312)。パンチャ制御部971は、シートの後端が搬送センサS1を通過した時点で、シート搬送速度を搬入速度である低速(500mm/sec)から排出速度である高速(1000mm/sec)へ増速(S313)して、フィニッシャ500へシートを搬送する(S314)。
すなわち、パンチャ制御部971は、画像形成装置100から受け入れたシートの長さが390mm以上の長尺シート(第2シート)で、しかも、長尺シートにパンチ処理をしない場合には、長尺シートをパンチパス416に搬送し、且つ、パンチパス416内で長尺シートの搬送速度を低速(500mm/sec、第1の速度)から高速(1000mm/sec、第2の速度)に増速して、長尺シートをフィニッシャ500に受け渡す第2モードを実行したことになる。
一方、ステップS310で、ショートパス419(図1)を使用する場合(S310でYES)、パンチャ制御部971は、パス切替部材420をショートパス側に切り替えることで(S321)、シートをショートパス419へ導く。
次に、パンチャ制御部971は、シート搬入速度と、RAM974に記憶してあるシート排出速度とを比較して(S324)、シート搬入速度とシート排出速度が異なる場合(S324でNO)、シートの後端が搬送センサS1を通過するのを待つ(S326)。パンチャ制御部971は、シートの後端が搬送センサS1を通過した時点で、シート搬送速度を搬入速度である低速(500mm/sec)から排出速度である高速(1000mm/sec)へ増速(S327)して、フィニッシャ500へシートを搬送する(S328)。
すなわち、パンチャ制御部971は、画像形成装置100から受け入れたシートの長さが390mm未満の短尺シート(第1シート)である場合には、該シートをショートパス419に搬送し、且つ、ショートパス419内で該シートの搬送速度を低速(500mm/sec、第1の速度)から高速(1000mm/sec、第2の速度)へ増速して、該シートをフィニッシャ500に受け渡す第1モードを実行したことになる。
パンチャ制御部971は、ステップS324で、シート搬入速度とシート排出速度が同じ場合(S324でYES)、途中で増速することなく、フィニッシャ500へシートを搬送(S328)し、前述のステップS330へと続く。
パンチャ制御部971は、ステップS330で、最終シートである場合(S330でYES)、シートの後端が搬送センサS4を通過することで、フィニッシャ500へのシート搬入完了を待ち(S331)、ステップS331にてシート搬入が完了するとパンチャ400の全駆動を停止(S332)する。これによって、パンチャ400の制御フローが終了する。
以上説明した第1実施形態の画像形成システムは、画像形成装置100とパンチャ400とに跨らずに、ショートパス419内で増速搬送をできる長さのシートの場合は、ショートパス419を増速通過させ、ショートパス419内で増速搬送をできない長さのシートの場合は、パンチパス416を増速通過させるようになっているので、シートの処理を従来よりも速くして、シート処理の生産性を高めることができる。
また、第1実施形態の画像形成システムは、シートを画像形成装置100とパンチャ400とに跨らすことなく、パンチャ400内で増速してフィニッシャ500に搬送することができるので、画像形成装置のシート排出間隔を詰めて、システム全体のシート供給の生産性を高めることができる。
(第2実施形態の画像形成システム)
第2実施形態の画像形成システムは、第1実施形態の画像形成システムと比較して、パンチャ400のパンチャ制御部(制御手段)971の制御内容が異なっているだけである。
第2実施形態の画像形成システムにおけるパンチャ400のパンチャ制御部(制御手段)971は、画像形成装置100で、ショートパス(第1搬送経路)419内でシートの搬送速度を低速(500mm/sec、第1の速度)から高速(1000mm/sec、第2の速度)に増速することが可能な短尺シート(長さ390mm未満)の長さよりも長い長尺シート(長さ390mm以上、500mm)に画像形成を行い、パンチャ(第1シート処理装置)400を経由してフィニッシャ(第2シート処理装置)500に該シートを搬送する画像形成ジョブにおいて、長尺シート(長さ500mm)を低速でショートパス419を搬送した場合に画像形成ジョブの終了までにかかる第1時間と、長尺シートをパンチパス416内で低速から高速で増速してパンチパス416を搬送した場合に画像形成ジョブの終了までにかかる第2時間と、をそれぞれ計算し、第1時間の方が第2時間よりも短い場合には、長尺シートを低速でショートパス419に搬送し、第2時間の方が第1時間よりも短い場合には、長尺シートをパンチパス416内で低速から高速で増速してパンチパス416を搬送する制御を行えるようになっている。
制御フローは、ステップS140(図7)まで同じであるので、ステップS140から説明をする。図9のステップS140は、図7のステップS140と同じである。図9のステップS140において、シート長がショートパス増速可能長(390mm)より短い短尺シート(390mm未満、S140でYES)の場合の、ステップS141以降は、上記ステップS141以降の説明と同一であるのでこの部分の説明は省略する。
パンチャ制御部971は、図7、図9のステップS140において、シート長がショートパス増速可能長以上(390mm以上)の長尺シートの場合(S140でNO)、図7のステップS120におけるシート情報に含まれた情報より、先頭シートで、且つ最終シートであるか(すなわち1枚ジョブであるかを)確認する(図9、S201)。パンチャ制御部971は、1枚ジョブである場合(S201でYES)、シート1枚がパンチパス416(図1)を増速通過して(1000mm/secで通過して)フィニッシャ500での、シート処理が終了するまでの時間(Tp、第2時間)を計算する(S202)。
ステップS202における計算は、次のとおりである。なお、パンチパス416(図1)の長さは1100mm、シートを加速するのに必要な加速時の搬送距離は30mm、シートの長さは、パンチパス416の長さ1100mmより短い500mm、フィニッシャパス501(図1)の長さは150mmとする。
なお、シートは、長さが500mmであり、長尺シートであるが、以下の説明では、単にシートを称する。また、「パンチャシート」は、パンチャ400に進入するシート、或いは、パンチャ400内にいるシートのことである。さらに、フィニッシャシートは、フィニッシャ500に進入するシート、フィニッシャ500にいるシートのことである。
フィニッシャパス501は、シートをパンチャ400からトレイ507へ搬送案内するパスである。ステップS202でのパンチャシート先端搬入からフィニッシャ500でのシート処理完了までの時間Tpは以下で求めることができる。なお、前提条件として、パンチャ400は、シート搬送速度を低速(500mm/sec、第1の速度)から、高速(1000mm/sec、第2の速度)に増速するものとすると、
Tp=t1+t2+t3+t4、
t1:パンチャシート先端搬入からフィニッシャシート先端搬入までの時間、
t2:フィニッシャシート先端搬入からフィニッシャシート後端搬入までの時間、
t3:フィニッシャシート後端搬入から整合開始(引き戻し)までの時間、
t4:フィニッシャ整合(引き戻し)必要時間、
t1=増速前搬送時間+増速中搬送時間+増速後搬送時間
=500mm/500mm/sec+40msec+(1100mm-500mm-30mm)/1000mm/sec=1610msec、
t2=500mm/1000mm/sec=500msec、
t3=150mm/1000mm/sec=150msec、
t4=600msec(図11、シート長500mmの場合の値参照)、
従って、
Tp=1610msec+500msec+150msec+600msec
=2860msec。
続いて、パンチャ制御部971は、シート1枚がショートパス419を増速なしに通過してフィニッシャ500にてシート処理が終了するまでの時間(Ts、第1時間)を計算する(S203)。
ステップS203における時間(Ts)の計算は、次のとおりである。搬送するジョブシートが、パンチ無、シート1枚、ショートパス419(図1)の長さ420mmとする。シートの長さ(500mm)と、フィニッシャパス501(図1)の長さ(150mm)は、ステップ202のときと同じである。なお、前提条件として、図7のステップS130でNOであるから、画像形成装置100のシート排出速度(パンチャ400のシート受け入れ速度)は、低速の500mm/secであるとすると、
Ts=t11+t12+t13+t14、
t11:パンチャシート先端搬入からフィニッシャシート先端搬入までの時間、
t12:フィニッシャシート先端搬入からフィニッシャシート後端搬入までの時間、
t13:フィニッシャシート後端搬入から整合開始(引き戻し)までの時間、
t14:フィニッシャ整合(引き戻し)必要時間、
t11=420mm/500mm/sec=840msec、
t12=500mm/500mm/sec=1000msec、
t13=150mm/500mm/sec=300msec、
t14=600msec(図11、シート長500mmの場合の値参照)、
従って、
Ts=840msec+1000msec+300msec+600msec
=2740msec。
次に、パンチャ制御部971は、ステップS202の計算結果(Tp)とステップS203の計算結果(Ts)とを比較する(S209)。ステップS202とステップS203の計算例では、
Tp(2860msec、第2時間)>Ts(2740msec、第1時間)
であり、ステップS209でNOである。
パンチャ制御部971は、ステップS231へ進み、ショートパス(第1搬送経路)419(図1)を選択して、シートを低速(500mm/sec、第1の搬送速度)でショートパス419を搬送させる。
次に、パンチャ制御部971は、ステップS201にて、先頭シートで、且つ最終シートではない、すなわち複数枚ジョブの場合(S201でNO)、1枚目のシートがパンチパス416(図1)への搬入が開始されてから連続して2枚目のシートがパンチパス416を増速通過してフィニッシャ500にてシート処理が終了するまでの時間を計算する(S205)。
ステップS205でのパンチパス使用時の1枚目のパンチャシートの先端搬入から2枚目がフィニッシャでのシート処理完了までの時間Tp2(第2時間)は、ステップS202とステップS203での計算例とジョブが2枚以上である以外は同じ条件の場合、以下で求められる。なお、パンチャ400は、シート搬送速度を低速(500mm/sec)から、高速(1000mm/sec)に増速するものとすると、
Tp2=(Ttop-end)+Tgap+Tp、
(Ttop-end):パンチャシート先端搬入開始から後端搬入終了前までの時間、
Ttop-end=500mm/500mm/sec=1000msec、
Tgap:パンチャ1枚目シート後端搬入終了から2枚目先端シート搬入開始までの時間、
Tgap=300msec(図12参照、シート排出速度500mm/secに対応するシート間の時間の値)、
(パンチパス416で増速することでフィニッシャ500での処理時間の間、画像形成装置からのシートの排出を待たせる必要がないため。)
Tp:シート1枚がパンチャシート先端搬入からフィニッシャでのシート処理完了までの時間、
Tp=2860msec(ステップS202での計算結果)。
従って、
Tp2=1000msec+300msec+2860msec
=4160msec
次に、パンチャ制御部971は、1枚目のシートがショートパス419(図1)への搬入が開始されてから2枚目のシートがショートパス419を増速なしの低速(500mm/sec)で通過してフィニッシャ500にてシート処理が終了するまでの時間(第1時間)を計算する(S206)。
ステップS206でのショートパス419を使用するときの1枚目のパンチャシート先端搬入から2枚目のパンチャシートがフィニッシャ500でのシート処理完了までの時間Ts2(第1時間)は、以下で求められる。なお、前提条件として、図7のステップS130でNOであるから、画像形成装置100のシート排出速度(パンチャ400のシート受け入れ速度)は、低速の500mm/secとすると、
Ts2=(Ttop-end)+Tgap+Ts
(Ttop-end):パンチャシート先端搬入開始から後端搬入終了前までの時間、
(Ttop-end)=500mm/500mm/sec
=1000msec
Tgap:パンチャ1枚目シート後端搬入終了から2枚目先端シート搬入開始までの時間、
Tgap=600msec(図11参照、シート長500mmに対応する値)、
Ts:シート1枚がパンチャシート先端搬入からフィニッシャでのシート処理完了までの時間、
Ts=2740msec(S203での計算結果)。
従って、
Ts2=1000msec+600msec+2740msec
=4340msec
そして、パンチャ制御部971は、ステップS205の計算結果とステップS206の計算結果を比較する(S209)。
ステップS205とステップS206の計算例から、
Ts2(4340msec、第1速度)>Tp2(4160msec、第2速度)であるので、パンチャ制御部971は、図4のステップS145へ進み、パンチパス(第2搬送路)416を選択して、シートを増速して、パンチパス416を搬送する。
パンチャ制御部971は、ステップS209にてショートパス419を通過する方が、ジョブ終了が早い場合は、使用するパスがショートパスであることをRAM974に記憶する(S231)。パンチャ制御部971は、パンチャ400での(パンチ)処理時間は不要であるため、フィニッシャ500のシート遅延時間を図11から参照した値を図12に示す画像形成装置100のシート間の時間と比較する。フィニッシャ500の処理時間より画像形成装置100のシート間の時間の方が長い場合、シート遅延要求時間に0を設定する。それ以外の場合、パンチャ制御部971は、フィニッシャ500の処理時間から画像形成装置のシート間の時間を引いた値をシート遅延要求時間に設定してRAM974に記憶する(S232)。
さらに、パンチャ制御部971は、シート排出速度の設定値に低速を設定してRAM974に記憶(S235)し、図7のステップS153へ進み、その後、図7のフローチャートに沿った処理を行う。
以上説明した第2実施形態の画像形成システムは、ショートパス419内で増速搬送をできる長さのシートの場合は、長尺シート(長さ500mm)を低速でショートパス419を搬送した場合に画像形成ジョブの終了までにかかる第1時間と、長尺シートをパンチパス416内で低速から高速で増速してパンチパス416を搬送した場合に画像形成ジョブの終了までにかかる第2時間と、をそれぞれ計算し、第1時間の方が第2時間よりも短い場合には、長尺シートを低速でショートパス419に搬送し、第2時間の方が第1時間よりも短い場合には、長尺シートをパンチパス416内で低速から高速で増速してパンチパス416を搬送する制御を行えるようになっているので、シートの処理を従来よりも速くして、シート処理の生産性を高めることができる。
また、第2実施形態の画像形成システムも、シートを画像形成装置100とパンチャ400とに跨らすことなく、パンチャ400内で増速してフィニッシャ500に搬送することができるので、画像形成装置のシート排出間隔を詰めて、システム全体のシート供給の生産性を高めることができる。
100:画像形成装置、200:画像読取装置、400:パンチャ(第1シート処理装置)、401~410,421:搬送ローラ(搬送手段)、415:パンチユニット(第1処理部)、416:パンチパス(第2搬送経路)、419:ショートパス(第1搬送経路)、420:パス切替部材(切替手段)、500:フィニッシャ(第2シート処理装置)、504:整合ローラ(第2処理部)、971:パンチャ制御部(制御手段)、1000:画像形成システム、SL3:ソレノイド(切替手段)、M20:ショートパス搬送モータ(搬送手段)、M21:バイパス搬送モータ(搬送手段)。

Claims (8)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で画像が形成されたシートを受入れて搬送し、該シートに第1の処理を施すことが可能な第1シート処理装置と、
    前記第1シート処理装置を搬送されたシートを受入れ、該シートに第2の処理を施す第2シート処理装置と、を備えた画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置は、第1の速度でシートを前記第1シート処理装置に受け渡し、
    前記第1シート処理装置は、
    前記画像形成装置から受け入れたシートを前記第2シート処理装置に搬送する第1搬送経路及び第2搬送経路と、
    前記画像形成装置から受け入れたシートの搬送経路を前記第1搬送経路と前記第2搬送経路の何れかに切り替える切替手段と、
    前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路でそれぞれシート搬送する搬送手段と、
    前記切替手段及び前記搬送手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記第2搬送経路は、前記第1搬送経路よりも長く、
    前記搬送手段は、前記第1の速度、及び、前記第1の速度よりも速い第2の速度でシートを搬送可能であり、
    前記制御手段は、
    前記画像形成装置から受け入れたシートが第1シートである場合には、前記第1シートを前記第1搬送経路に搬送し、且つ、前記第1搬送経路内で前記第1シートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に増速して、前記第1シートを前記第2シート処理装置に受け渡す第1モードと、
    前記画像形成装置から受け入れたシートが前記第1シートよりも搬送方向のシートの長さが長い第2シートである場合には、前記第2シートを前記第2搬送経路に搬送し、且つ、前記第2搬送経路内で前記第2シートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に増速して、前記第2シートを前記第2シート処理装置に受け渡す第2モードと、を実行可能である、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記第1シートの長さは、前記第1搬送経路内でシートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に増速することが可能なシートの長さ以下であり、
    前記第2シートの長さは、前記第1搬送経路内でシートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に増速することが可能なシートの長さよりも長い、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記第1シート処理装置は、前記第2搬送経路に設けられ、前記第2搬送経路を搬送されるシートに前記第1の処理を施す第1処理部を有し、
    前記制御手段は、前記第2モードの実行時に、前記第1処理部で前記第1の処理を施さずに前記第2搬送経路に前記第2シートを搬送する、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第2シート処理装置は、シートに前記第2の処理を施す第2処理部を有し、
    前記第2処理部は、前記第1シートに前記第2の処理を施す時間よりも、前記第2シートに前記第2の処理を施す時間の方が長い、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像形成システム。
  5. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で画像が形成されたシートを受入れて搬送し、該シートに第1の処理を施すことが可能な第1シート処理装置と、
    前記第1シート処理装置を搬送されたシートを受入れ、該シートに第2の処理を施す第2シート処理装置と、を備えた画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置は、第1の速度でシートを前記第1シート処理装置に受け渡し、
    前記第1シート処理装置は、
    前記画像形成装置から受け入れたシートを前記第2シート処理装置に搬送する第1搬送経路及び第2搬送経路と、
    前記画像形成装置から受け入れたシートの搬送経路を前記第1搬送経路と前記第2搬送経路の何れかに切り替える切替手段と、
    前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路でそれぞれシート搬送する搬送手段と、
    前記切替手段及び前記搬送手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記第2搬送経路は、前記第1搬送経路よりも長く、
    前記搬送手段は、前記第1の速度、及び、前記第1の速度よりも速い第2の速度でシートを搬送可能であり、
    前記制御手段は、
    前記画像形成装置で、前記第1搬送経路内でシートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に増速することが可能なシートの長さよりも長いシートに画像形成を行い、前記第1シート処理装置を経由して前記第2シート処理装置に該シートを搬送する画像形成ジョブにおいて、
    前記シートを前記第1の速度で前記第1搬送経路を搬送した場合に前記画像形成ジョブの終了までにかかる第1時間と、前記シートを前記第2搬送経路内で前記第1の速度から前記第2の速度で増速して前記第2搬送経路を搬送した場合に前記画像形成ジョブの終了までにかかる第2時間と、をそれぞれ計算し、
    前記第1時間の方が前記第2時間よりも短い場合には、前記シートを前記第1の速度で前記第1搬送経路に搬送し、
    前記第2時間の方が前記第1時間よりも短い場合には、前記シートを前記第2搬送経路内で前記第1の速度から前記第2の速度で増速して前記第2搬送経路を搬送する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  6. 前記制御手段は、前記画像形成ジョブが複数のシートに連続して画像形成を行うジョブである場合には、
    前記第1時間を、連続する2枚のシートを前記第1の速度で前記第1搬送経路を搬送した場合に前記画像形成ジョブの終了までにかかる時間とし、
    前記第2時間を、連続する2枚のシートを前記第2搬送経路内で前記第1の速度から前記第2の速度で増速して前記第2搬送経路を搬送した場合に前記画像形成ジョブの終了までにかかる時間とする、
    ことを特徴とする、請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1シート処理装置は、前記第2搬送経路に設けられ、前記第2搬送経路を搬送されるシートに前記第1の処理を施す第1処理部を有し、
    前記画像形成ジョブは、前記第1処理部で前記第1の処理を施さない画像形成ジョブである、
    ことを特徴とする、請求項5又は6に記載の画像形成システム。
  8. 前記第2シート処理装置は、シートに前記第2の処理を施す第2処理部を有し、
    前記第1搬送経路内でシートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に増速することが可能なシートの長さ以下のシートを第1シート、該長さよりも長いシートを第2シートとした場合に、
    前記第2処理部は、前記第1シートに前記第2の処理を施す時間よりも、前記第2シートに前記第2の処理を施す時間の方が長い、
    ことを特徴とする、請求項5ないし7の何れか1項に記載の画像形成システム。
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