JP7116427B2 - 駐車支援装置及び自動駐車可能な車両 - Google Patents

駐車支援装置及び自動駐車可能な車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7116427B2
JP7116427B2 JP2018091555A JP2018091555A JP7116427B2 JP 7116427 B2 JP7116427 B2 JP 7116427B2 JP 2018091555 A JP2018091555 A JP 2018091555A JP 2018091555 A JP2018091555 A JP 2018091555A JP 7116427 B2 JP7116427 B2 JP 7116427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
control unit
vehicle
automatic
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018091555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019196116A (ja
Inventor
美樹 辻野
昌嗣 吉福
直登志 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018091555A priority Critical patent/JP7116427B2/ja
Priority to CN201910381201.3A priority patent/CN110466503A/zh
Publication of JP2019196116A publication Critical patent/JP2019196116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7116427B2 publication Critical patent/JP7116427B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/06Automatic manoeuvring for parking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、駐車支援装置及び自動駐車可能な車両に関する。
特許文献1,2には、カメラによって車両の周囲の状況を認識して、目標駐車位置まで車両を誘導可能とする駐車支援制御を実施する駐車支援ECUについて開示されている。
特許第5834058号公報 特許第5977724号公報
しかしながら、特許文献1,2の駐車支援制御では、運転者が駐車支援制御制御を開始する操作を行って、車両を停止した後は、次のような不具合が起こりうる。すなわち、運転者は自動で目標駐車位置まで車両を誘導可能とする駐車支援制御が開始することを期待してブレーキペダルから足を離してしまう可能性がある。そのため、運転者が意図しない形で車両が動いて運転者を驚かす可能性がある。
本発明は、駐車支援制御開始を指示する操作を行った後、運転者がブレーキペダルから足を離してしまっても車両の制動状態が維持されるようにすることを課題とする。
本発明の駐車支援装置は、所定の手段で決定した目標駐車位置への車両の駐車動作を行う自動駐車制御部と、前記自動駐車制御部の動作による前記駐車動作の起動指示を受け付ける駐車起動指示検出部と、前記起動指示の受け付けから前記自動駐車制御部の動作による前記駐車動作の開始までの間に前記車両が停止したときは、前記車両の制動保持を行う自動制動保持制御部に対して前記目標駐車位置の選択後に当該制動保持の実行を指示する制動保持指示部とを備え、前記自動駐車制御部は、制動保持の解除操作により前記駐車動作を開始することを特徴とする。
本発明によれば、駐車支援制御開始を指示する操作を行った後、運転者がブレーキペダルから足を離してしまっても車両の制動状態が維持される。
本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを中心とした本実施形態のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを搭載した車両のカメラ及びソナーの搭載位置を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを搭載した車両が駐車を行うためのスペースを探す状況を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを搭載した車両が駐車を行うためのスペースを探す状況を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを搭載した車両が駐車を行うためのスペースを探す状況を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理によりタッチパネルに表示される選択画面の平面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合を経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合を経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合を経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合を経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合を経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合を経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合を経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合を経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合の別の例について経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合の別の例について経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合の別の例について経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合の別の例について経時的に説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットによる自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合の別の例について経時的に説明する駐車場の上面図である。
以下本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下で前後左右の方向の説明は図中の矢印に従う。
図1は、自動駐車コントロールユニット1を中心とした本実施形態のシステム構成を示すブロック図である。図2は、図1のシステムを搭載した車両100の上面図である。
自動駐車コントロールユニット1は、自動駐車ECU(Electronic Control Unit)であり、本発明の駐車支援装置を実施するものである。自動駐車コントロールユニット1は、マイクロコンピュータを中心に構成され、その制御プログラムに基づいて実行する処理によって、以下の各種制御部の機能を実現している。すなわち、自動駐車コントロールユニット1は、自動駐車制御部11の機能を実行する。自動駐車制御部11は、駐車可能位置検出部11a及び目標駐車位置検出部11bの機能も実行する。また、自動駐車コントロールユニット1は、駐車起動指示検出部12、制動保持指示部13、制動保持継続決定部14の機能も実行する。さらに、自動駐車コントロールユニット1は、制御保持解除指示部15、第1駐車動作中断部16、第2駐車動作中断部17、再開指示部18の機能も実行する。これら各部が実行する処理の詳細については後記する。
自動駐車コントロールユニット1には、カメラ群21及びソナー群22が接続されている。なお、自動駐車コントロールユニット1に接続されている各部は(接続されていることを線図で示している)、直接、自動駐車コントロールユニット1に結線されていてもよいし、CAN(Controller Area Network)を介して接続されていてもよい。
カメラ群21は、図2に示す車両100に搭載された複数台のカメラである。すなわち、車両100は、車両100の前方に設けられ、車両100の前方側を撮像するフロントカメラ21Fを備えている。また、車両100は、車両100の後方に設けられ、車両100の後方側を撮像するリアカメラ21Rを備えている。さらに、車両100は、車両100の右側部前方に設けられ、車両100の右側部を撮像するサイドカメラ21RFを備えている。また、車両100は、車両100の車両100の左側部前方に設けられ、車両100の左側部を撮像するサイドカメラ21LFを備えている。なお、サイドカメラ21RF及び21LFは、ドアミラーの先端部に設けるようにするか、ドアミラーから離して設けると、当該ドアミラーが当該カメラ画像に大きく写り込むことがないので望ましい。もちろん、ドアミラーからある程度離して別の場所に設けてもよい。
ソナー群22は、図2に示す車両100に搭載された複数台のソナーである。すなわち、車両100は、車両100の前方に略等間隔で並べた4台のフロントソナー22Fを備えている。4台のフロントソナー22Fは車両100の前方の障害物を検知する。また、車両100は、車両100の後方に略等間隔で並べた4台のリアソナー22Rを備えている。4台のリアソナー22Rは車両100の後方の障害物を検知する。フロントソナー22F、リアソナー22Rは、それぞれ前後の進行方向の障害物を検知する。
さらに、車両100は、車両100の右前方部側方にサイドソナー22RFを1台備えている。サイドソナー22RFは、車両100の右前方部から車両100の右側方の障害物を検知する。その上、車両100は、車両100の左前方部側方にサイドソナー22LFを1台備えている。サイドソナー22LFは、車両100の左前方部から車両100の左側方の障害物を検知する。車両100は、車両100の右後方部側方にサイドソナー22RRを1台備えている。サイドソナー22RRは、車両100の右後方部から車両100の右側方の障害物を検知する。その上、車両100は、車両100の左後方部側方にサイドソナー22LRを1台備えている。サイドソナー22LRは、車両100の左後方部から車両100の左側方の障害物を検知する。これらの各サイドソナー22RF,22LF,22RR,22LRは、車両100が巻き込む可能性のある障害物を検知する。図1において、破線Sは、各ソナーが障害物を検知できる空間範囲を示している。
なお、以上の各カメラ及び各ソナーの台数や設置位置は前記の内容に限定されるものではなく、台数を増減し、あるいは配置位置を変更してもよい。しかし、カメラ、ソナーとも、極力、車両100の全周の状況を検知できるように台数や配置位置を選択することが望ましい。また、カメラ、ソナー以外のセンサにより車両100の外部の状況を検出するようにしてもよい。
図1に戻り、自動駐車コントロールユニット1には、慣性センサ23及び車輪速センサ24が接続されている。慣性センサ23は、車両100の加速度を検出するセンサである。車輪速センサ24は、車両100の各車輪の車輪速を検出するセンサである。
また、自動駐車コントロールユニット1には、情報出力・入力装置31が接続されている。情報出力・入力装置31は、タッチパネル32及びスピーカ33を備えている。情報出力・入力装置31の本体は、運転席の近傍に配置され、運転者がタッチパネル32等を操作できるようにしている。情報出力・入力装置31は、各種の情報をタッチパネル32に表示し、各種音声をスピーカ33から出力し、各種の操作をタッチパネル32で受け付けることができる。
すなわち、情報出力・入力装置31は、衛星測位システム等に基づいて作成されるカーナビゲーション情報をタッチパネル32に表示し、また、スピーカ33から出音することができる。この情報には、道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication System)から受信した情報を含めることができる。
また、情報出力・入力装置31は、TV放送やラジオ放送を受信して、画像をタッチパネル32に表示し、また、音声をスピーカ33から出力することができる。さらに、情報出力・入力装置31は、光ディスク装置(図示せず)を備え、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Video (Versatile) Disk)、BD(Blu-ray Disc)等を再生することができる。また、情報出力・入力装置31は、HDD(Hard Disk Drive)(図示せず)を備え、その記憶している音楽等の音声の再生を行うこともできる。
さらに、車両100や車両100の搭載機器(自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection system)等)からの各種メッセージの報知を行い、また、タッチパネル32で車両100やその搭載機器の各種操作を受け付けることができる。
自動駐車コントロールユニット1には、ブレーキシステム41が接続されている。ブレーキシステム41は、車両100の制動を行うシステムである。ブレーキシステム41は、車両100の制動を行うブレーキ装置42と、ブレーキ装置42を制御するブレーキコントロールユニット43とを備えている。ブレーキコントロールユニット43は、オートブレーキホールドコントロールユニット44の機能を備える。オートブレーキホールドコントロールユニット44は、自動制動保持制御部を実現するものである。ブレーキ装置42は、液圧(油圧)を発生して図示しない各車輪のホイールシリンダに液圧を供給して、摩擦ブレーキを発生させる。なお、ブレーキシステム41は、車両100がハイブリッド車等である場合は、回生ブレーキを併用してもよい。ブレーキ装置42は、例えば、ブレーキ・バイ・ワイヤ(brake by wire)システムを適用した装置である。よって、ブレーキペダル(図示せず)の操作に関わらず、制動力を発生することが可能である。また、ブレーキ装置42がエレクトリック・ブレーキ・ブースタ(electric brake booster)を搭載したシステムの場合もある。この場合でも、ブレーキペダル(図示せず)の操作に関わらず、エレクトリック・ブレーキ・ブースタで制動力を発生する。ブレーキコントロールユニット43は、ブレーキ装置42を制御する制御装置である。
オートブレーキホールドコントロールユニット44は、ブレーキコントロールユニット43が備える機能であり、運転者がブレーキペダル(図示せず)を踏み込んだ後、運転者がブレーキペダルから足を離しても制動状態を保持するオートブレーキホールド機能を制御する。なお、オートブレーキホールド機能では、アクセルペダル(図示せず)の操作があった場合等、所定条件を満たしたときにオートブレーキホールド状態を解除する。オートブレーキホールド状態は、車両100内の運転席の近傍に設置されたブレーキホールドスイッチ45の操作により、作動させ又解除することができる。
自動駐車コントロールユニット1には、駆動システム51が接続されている。駆動システム51は、車両100を走行させるシステムである。この例では、車両100はハイブリッド車であり、駆動源としてエンジン52及びモータ・ジェネレータ53を備えている。ハイブリッドコントロールユニット54は、エンジン52及びモータ・ジェネレータ53を制御して車両100を走行させる。なお、車両100はハイブリッド車に限定されない。例えば、ガソリン車の場合は、エンジン52のみを駆動源とする。また、燃料電池車を含む電気自動車の場合は、モータのみを駆動源とする。
トランスミッションシステム61は、車両100の変速を行うシステムである。トランスミッションシステム61は、車両100の変速を行うトランスミッション62と、トランスミッション62を制御するトランスミッションコントロールユニット63と、トランスミッション62と接続されたシフトレバー64とを備えている。トランスミッション62はオートマチックトランスミッションでも、マニュアルトランスミッションでもよい。本システムでは、運転者の操作によらずトランスミッションコントロールユニット63の制御によりトランスミッション62で変速を行うことができる。この場合、トランスミッションコントロールユニット63は、その変速に応じてシフトレバー64のポジションも可変動作する。
自動駐車コントロールユニット1には、乗車判定ユニット65が接続されている。乗車判定ユニット65は、運転席に運転者が乗車しているか否かを判定する。
自動駐車コントロールユニット1には、EPS(Electric Power-Steering)システム71が接続されている。EPSシステム71は、運転者の操舵をアシストするシステムである。EPSシステム71は、ハンドル72が設けられた操舵軸73と、操舵軸73を回転駆動する駆動モータ74と、駆動モータ74を制御するEPSコントロールユニット75とを備えている。EPSシステム71は、駆動モータ74を駆動源として操舵軸73を回転させ、運転者がハンドル72を回転させて操舵する操作をアシストする。
次に、自動駐車コントロールユニット1を中心としたシステムの作用効果について説明する。
以下で、「自動駐車の動作」というときは、後記する図4、図5のフローチャートで、自動駐車コントロールユニット1が各システムを制御して自動運転し、車両100を駆動して自動駐車する一連の動作を示す。「自動駐車機能」という場合は、自動駐車コントロールユニット1を中心に実行する「自動駐車の動作」を含めた自動駐車に関する図4、図5のフローチャートに示す全ての処理を示す。
自動駐車コントロールユニット1は、自動駐車の制御を行う。そのために、カメラ群21及びソナー群22を使用して、駐車場等において駐車を行うためのスペースを検出する。図3A~図3Cは、車両100が駐車を行うためのスペースを探す状況を説明する車両100の上面図である。
まず、図3Aは、カメラ群21のうち、主としてフロントカメラ21Fを用いて駐車場200において駐車を行うためのスペースを探す状況を示す上面図である。車両100が駐車場200に入場すると、車両100から視て左右には白線201で仕切られた複数の駐車スペース202が並んでおり、既に他の車両203が駐車している駐車スペース202もあれば、空いている駐車スペース202もある。車両は矢印208の方向に運転者の運転によって徐行する。
フロントカメラ21F(図2)の撮影画像により、領域211を車両100が駐車を行うために利用可能な空間として認識することができる。フロントカメラ21Fの撮影画像について所定の画像処理を行うことにより、輝度差を認識することができる。これにより、車両100は、駐車を行うために利用可能な領域211を認識する。カメラ認識が得意とする点は、白線201の認識である。カメラ認識は空間認識機能も備えている。カメラ認識が苦手とすることは、雪や白壁や直近の他車両などである。そのため、フロントカメラ21Fの撮影画像だけでは、自動駐車を行うのに必要な障害物へのブレーキ制御が行いにくい。
そこで、ソナー群22も併用する。図3Bは、ソナー群22の全てのソナーを用いて駐車場200において駐車を行うためのスペースを探す状況を示す上面図である。ソナーは音波送受信により障害物の検知ができ、カメラが不得意とする直近の障害物を検知することが得意である。よって、障害物に対するブレーキ制御を的確に行うにはソナーが必要である。また、ソナーは空間認識機能もカメラより高いことから様々な駐車パターンを導くにはソナー群22が役立つ。図3Bには、ソナー群22で認識している駐車を行うために利用可能な領域221を示している。
図3Cは、領域211及び領域221をまとめて示した上面図である。フロントカメラ21Fとソナー群22とを併用することで、広い空間を、駐車を行うために利用可能なものとして認識することができる。また、障害物へのブレーキ制御にも対応しやすい。図3Cの例では、駐車スペース202aを自動駐車するスペースとして決定している。また、車両100から視て右奥の空間が空いており、この位置を、車両100を切り返す位置と決定している。よって、自動駐車制御により、車両100を前進させてハンドルを右側に切って切返し位置222で車を一旦停止し(矢印223)、切り返してバックで車両100を駐車スペース202aに入庫させること(矢印224)が可能であることを示している。
以上が、21Fとソナー群22とを併用して行う自動駐車の概要であるが、以下では自動駐車の処理内容について詳細に説明する。
図4、図5は、自動駐車コントロールユニット1が実行する処理を説明するフローチャートである。また、図6~図9は、自動駐車コントロールユニット1が実行する処理を説明する駐車場の上面図である。なお、前記フローチャートは、以下に説明する一連の処理の概要を図示したものであり、自動駐車コントロールユニット1が実行する細かな処理までは図示していない。前記フローチャートに図示していない処理は、以下の説明中で適宜説明する。
まず、図6に示すように、運転者は車両100を自ら運転して矢印208のように駐車場200に侵入する。このとき、タッチパネル32等を操作して、自動駐車機能の作動指示を行う(S1のYes)。係る自動駐車機能の作動指示は、駐車起動指示検出部12が受け付ける。すると、駐車起動指示検出部12は、所定の自動駐車機能画面をタッチパネル32に表示する(S2)。なお、一連の処理で、様々な種類の自動駐車機能画面が適宜表示される。
そして、自動駐車制御部11の駐車可能位置検出部11aは、図3A~図3Cを参照して前記したような手法により、フロントカメラ21Fとソナー群22とを併用する。そして、駐車可能位置検出部11aは、この併用によって、駐車を行うために利用可能な駐車空間を探索する(S3)。
そして、このS3においては前記探索の結果に基づいて以下のような処理を行う。まず、駐車可能位置検出部11aは、車両100が駐車可能な位置(駐車スペース202)を検出する。図7の例では、駐車スペース202a,202bが目標駐車位置の候補となる。また、駐車可能位置検出部11aは、フロントカメラ21Fとソナー群22との検出結果に基づいて駐車スペース202a,202bに車両100が駐車する場合の障害物を回避する経路を算出する。
次に、目標駐車位置検出部11bが、慣性センサ23及び車輪速センサ24の検出結果に基づいて車両100の現在位置を推定する。そして、目標駐車位置検出部11bは、その位置を基準に各駐車スペース202a,202bに駐車するための車両100の目標移動経路を計算する。そして、目標駐車位置検出部11bは、図7に示すような、車両100(自車両)と駐車スペース202a,202bとの位置関係をタッチパネル32に表示する。駐車スペース202a,202bについては、運転者にわかりやすく画像中において枠205で囲う等の目印を表示して示す。
S1のYes以降、運転者は自分で車両100を運転して駐車場200内を移動しているが、その間、係るS3の処理が行われる(S4のNo)。そして、運転者がブレーキペダル(図示せず)を操作して(S4のYes)、車両100を停車させたときは、目標駐車位置検出部11bは次の処理を行う。すなわち、運転者がタッチパネル32を操作して、目標駐車位置を選択することにより(S5のYes)、目標駐車位置検出部11bは目標駐車位置を当該位置に決定する。当該選択は、前記の枠205で示された領域をタッチするなどして選択することができる。当該選択がなされていないときは(S5のNo)、S3の前記処理を継続する。なお、S4とS5の処理の順序は逆であってもよい。
このように、目標駐車位置が決定したときは(S5のYes)、目標駐車位置検出部11bは、目標駐車位置(本例では、駐車スペース202a)のタッチパネル32での画像に図8に示すような目印231を表示する。
そして、制動保持指示部13は、オートブレーキホールドコントロールユニット44に対して、オートブレーキホールド機能のONを指示する(S6)。オートブレーキホールドコントロールユニット44は、自動制動保持制御部を実現するものである。これにより、運転者がブレーキペダル(図示せず)から足を離しても、自動的に車両100の制動状態が維持される。
この後、第2駐車動作中断部17が、タイマで時間経過(第1の時間)のカウントを開始する(S7)。そして、自動駐車制御部11が、自動駐車のメッセージをタッチパネル32に表示し、また、スピーカ33によって音声メッセージで報知する(S8)。この場合、自動駐車のメッセージをタッチパネル32に表示するだけとしてもよい。ここで運転者に報知するメッセージは、「オートブレーキホールドをONにしました。自動駐車を開始するにはブレーキホールドスイッチを押し、ハンドルから手を離して、ブレーキペダルから足を離してください。」という趣旨の内容である。
運転者がこのメッセージを全て実行すると、ブレーキホールドスイッチ45を押下してブレーキホールドスイッチ45を解除することになる(S9のYes)。この場合のブレーキホールドスイッチ45の押下は、解除指示操作部の操作となる。ブレーキホールドスイッチ45を解除しないときは(S9のNo)、前記メッセージをタッチパネル32に表示し続ける。
なお、ここまで説明した一連の処理(S2~S8)までの途中で、所定の操作がなされたときには、自動駐車の一連の処理は中止する。これは、例えば、運転者が、タッチパネル32に表示されている自動駐車機能画面中で自動駐車機能の作動を中止する操作を行った場合や、意図的なシフトレバー64の操作を行った場合等である。
ブレーキホールドスイッチ45を解除したときは(S9のYes)、S10の処理を実行する。すなわち、制動保持解除指示部15は、オートブレーキホールドコントロールユニット44に指示してオートブレーキホールド機能をOFFする(S10)。これで車両100の制動が解除される。また、制動保持継続決定部14は、S6でオートブレーキホールド機能を作動させたことの履歴を不揮発性メモリ等に記憶する(S10)。さらに、自動駐車制御部11は、自動駐車の動作を開始する(動作の内容については後記)(S10)。その上、第2駐車動作中断部17は、タイマで時間経過(第2の時間)のカウントを開始する(S10)。なお、ブレーキペダル(図示せず)の操作がないときは、自動駐車制御部11は、次のように制御する。すなわち、駐車制御部11は、ブレーキホールドスイッチ45を解除しても(S9)、自動駐車の動作(S10)に移行しない。しかし、この場合でもオートブレーキホールド機能(S6)自体はONのままである。
自動駐車制御部11によって開始された自動駐車の動作は次のような内容である。すなわち、自動駐車制御部11は、図9に示すように、S3で決定した目標移動経路を走行するように制御する。すなわち、自動駐車制御部11は、ブレーキシステム41、駆動システム51、トランスミッションシステム61及びEPSシステム71を制御する。これにより、車両100は、目標駐車位置となる駐車スペース202aにバックで駐車する。
すなわち、自動駐車制御部11は、これらのシステムを制御して、矢印223に示すようにDレンジで前進走行して切返し位置222で一度停止する。次に、自動駐車制御部11は、Rレンジでバック走行して目標駐車位置である駐車スペース202aに車両100を入庫させて車両100を停止する。
また、自動駐車の動作を開始して後(S10)、自動駐車の動作中に自動駐車機能を中断する中断条件があったか否かを判断する(S11)。
すなわち、S11では、ハンドル72が操作されたこと、シフトレバー64がNレンジに入れられたこと等が中断条件となる。
また、S11では、第2駐車動作中断部17が、S7でカウントを開始した第1の時間が所定時間以上であるか否かを判断する。第1の時間は目標駐車位置の決定(S5,S7)からブレーキホールドスイッチ45によるオートブレーキホールドの解除の操作を受け付けるまで(S9のYes)の時間である。第1の時間が所定時間以上となったことも中断条件である。さらに、S11では、第2駐車動作中断部17が、S10でカウントを開始した第2の時間が所定時間以上であるか否かを判断する。第2の時間は、ブレーキホールドスイッチ45が操作されてから(S9のYes)、ブレーキペダル(図示せず)の操作の解除が検出されるまでの時間である。第2の時間が所定時間以上となったことも中断条件である。
また、乗車判定ユニット65の判定により、運転者が運転席に存在していないと判断したことも中断条件である。乗車判定ユニット65は、運転者の着座の有無について検知を行う着座センサ、車室内を撮像する車載カメラ(画像処理により運転者の着座の有無を判断できる)、運転席のドア開閉の有無を検知するドア開度センサ等により実現することができる。その他、自動駐車機能を中断すべきであると考えられる様々な条件を中断条件とすることができる。
中断条件が存在せずに自動駐車の動作が終了したときは(S12のYes)、タッチパネル32、スピーカ33などによって自動駐車の動作を終了したことを報知する。そして、S13に進む。自動駐車の動作中に中断条件が存在したときは(S12のNo)、S16に進む。
S13では、制動保持継続決定部14が、S10でオートブレーキホールドの作動の履歴が記憶されたか否かを判断する。当該履歴が記憶されていたときは(S13のYes)、再度、ブレーキシステム41を制御してオートブレーキホールド機能をONにしてS15に進む。よって、運転者がブレーキペダル(図示せず)を踏み込んでいなくても車両100は制動されて停止する。当該履歴が記憶されていなかったときは(S13のNo)、S15に進む。この場合は、オートブレーキホールド機能はOFFのままである。S10でオートブレーキホールドの作動の履歴が記憶されなかった場合とは、次のような事例である。すなわち、S6でオートブレーキホールド機能がONにされても、運転者がブレーキホールドスイッチ45を操作して、あえて当該機能をOFFにした場合である。S15では、自動駐車制御部11がシフトレバー64をPレンジに投入するように制御して自動駐車を終了する。
一方、S16では、自動駐車の中止条件が存在するため(S11のYes)、自動駐車機能を中止する。そして、自動駐車機能の再開条件が存在するか否かを判断する(S17)。再開条件としては、所定の条件が満たされたことが挙げられる。所定の条件としては、タッチパネル32に表示される図10に示す自動駐車機能画面の一種である選択画面81において、所定の操作がされたことが挙げられる。選択画面81では、再開ボタン82と中止ボタン83が表示されている。ここで、運転者が再開ボタン82を操作したことが再開条件となる。中止ボタン83を操作したときは、自動駐車機能の中止が選択される。
再開条件が存在したときは(S17のYes)、S2に戻り、自動駐車機能が再開される。再開条件が存在しないまま一定時間が経過したときは(S17のNo、S18のYes)、自動駐車機能の中止を確定させて(S19)、一連の処理は終了する。再開条件が存在しないまま一定時間が経過していないときは(S17のNo、S18のNo)、S16に戻る。なお、前記の中止ボタン83が操作されたときは、一定時間の経過(S18のYes)を待つことなく自動駐車機能を中止してよい。
なお、前記中断条件に該当するときは(S11のYes)、前記の再開条件を満たすことで(S17のYes)、S2から自動駐車機能を再開することができる。一方、自動駐車機能の一連の動作中に中止条件を満たしたときは、図4、図5の処理自体を中止し、処理の再開は行わない。再開を行うときは、S1から処理を改めてやり直す。この「中止条件」となるものは、例えば、一方、自動駐車機能の一連の動作中に、シフトレバー64がPレンジに入れられたこと、電動パーキングブレーキが作動したこと、タッチパネル32等を操作して、自動駐車機能の作動指示を行ったこと等が挙げられる。さらに、自動駐車機能の一連の動作中に停止条件を満たしたときは、自動駐車機能の一連の動作は停止するが、この場合は、停止条件が解除されれば、停止した時点から自動駐車機能の一連の動作を再開する。「停止条件」としては、ブレーキペダル(図示せず)が操作されたこと等が挙げられる。
次に、具体的な自動駐車のシチュエーションに基づいて自動駐車の実際の操作について説明する。
図11A~図11Hは、自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合を経時的に説明する駐車場の上面図である。まず、図11Aに示すように、車両100が運転者の運転によって駐車場200内に侵入し(矢印208の方向)、タッチパネル32等を操作して、自動駐車機能の起動指示を行う。これにより、目標駐車位置検出部11bは、図11Bに示すように、目標駐車位置の候補として駐車スペース202aがタッチパネル32の画面で画像表示する。すなわち、図11Bのような画像がタッチパネル32に表示される。これは、前記のように複数候補を表示してもよい。図11Cに示すように、このタイミングで車両100から視て右前方の駐車スペース202から別の車両203aが出てくる。車両203aが駐車場から出るための邪魔になるため、車両100の運転者は車両を後退させるため、シフトレバー64をDレンジからRレンジに入れる。これにより、自動駐車機能は中止され、運転者は自らの運転で車両100を矢印208に示すように後退する。この場合は、図11Dに示すように、車両203aをやり過ごした後に、再度、タッチパネル32等を操作して、自動駐車機能の作動指示を行うことができる。
別の例で、図11Bの状況から図11Eに示すように、タッチパネル32の操作によって、駐車スペース202aを目標駐車位置として選択する。これにより、目印231を駐車スペース202aに表示した図11Eのような画像がタッチパネル32に表示される。このタイミングで、車両100から視て右前方から他の車両203aが駐車スペース202の中から出てくる。そこで、車両203aが駐車場から出るための邪魔になるため、車両100の運転者は車両を後退させるため、シフトレバー64をDレンジからRレンジに入れる。これにより、図11Gに示すように自動駐車機能は中止され、「決定した駐車位置は解除しました。周囲に注意して運転してください。」というメッセージがタッチパネル32に表示され、あるいはスピーカ33からも同様のメッセージが出音される。そして図11Hに示すように、運転手は車両100を自分で操作して車両100を矢印208に示すように後退する。
図12A~図12Eは、自動駐車機能の動作中にシフト操作をした場合の別の例について経時的に説明する駐車場の上面図である。まず、図12Aに示すように、車両100が運転者の運転によって駐車場200内に侵入し(矢印208の方向)、タッチパネル32等を操作して、自動駐車機能の作動指示を行う。これにより、図12Bに示すように、目標駐車位置の候補として駐車スペース202aが適当であることを、タッチパネル32の画面で画像表示する。すなわち、図12Bのような画像がタッチパネル32に表示される。これは、前記のように複数候補を表示してもよい。そして、運転者がタッチパネル32を操作して駐車スペース202aを目標駐車位置として決定する。すると、図12Cに示すような画像が表示され、目印231が駐車スペース202aに表示される。これは駐車スペース202aを目標駐車位置として決定したことを示すものである。そして、実際の自動駐車の動作に移行するために、運転者はブレーキホールドスイッチ45を操作する。すると、オートブレーキホールド機能がONになり、運転者はブレーキペダル(図示せず)、アクセルペダル(図示せず)、ハンドル72、シフトレバー64から手足を離す。すると、図12Dに示すように、矢印223を前進し、切返し位置222で車を一旦停止して、矢印224を後退して駐車スペース202aにバックで駐車することになる。
しかし、その最中に、図12Eに示すように、右前方の駐車スペース202から他車両203aが出てきて、車両100が他車両203aの進行の妨げとなることがある。そこで、車両100の運転者はシフトレバー64のポジションをDレンジからRレンジにする。これにより自動駐車機能は中止され、図10に示す選択画面81がタッチパネル32に表示される。この画面で中止ボタン83を選択すれば、運転者は自分で運転して車両100を後退させ、他車両203aをやり過ごす。その後、再度、タッチパネル32等を操作して、自動駐車機能の作動指示を行って、自動駐車をやり直すことになる。再開ボタン82を操作したときは、自動駐車機能がS2から再開する。
以上説明した自動駐車コントロールユニット1によれば、自動駐車機能を作動させて後(S1のYes以後)、目標駐車位置への駐車動作の開始までに次のような制御を行う。すなわち、ブレーキペダル(図示せず)が操作されたときは(S4のYes)、自動駐車コントロールユニット1はオートブレーキホールド機能ONにする(S6)。従って、運転者がブレーキペダル(図示せず)から足を離してしまっても、制動力は機能しているので、不用意に車両100が動いてしまうことがない。
また、オートブレーキホールド機能を解除するためにブレーキホールドスイッチ45を操作したときは(S9のYes)、自動駐車コントロールユニット1は次のような制御を行う。すなわち、自動駐車コントロールユニット1はS6でONにされたオートブレーキホールド機能をOFFするとともに、自動駐車の動作を開始する(S10)。つまり、現実に自動運転で車両100が動いて自動駐車の動作が開始する。つまり、自動駐車の動作の開始を指示するスイッチとブレーキホールドスイッチ45とを共用化している。よって、自動駐車の動作の開始を指示する専用のスイッチは不要である。そのため、各種操作ボタンのレイアウト性を向上させることができる。そして、自動駐車コントロールユニット1は、オートブレーキホールド機能をOFFにし且つ自動駐車の動作を開始するという、運転者の意図に合致した制御を行うことができる。また、自動駐車の動作開始の仕方を限定することなく、オートブレーキホールド機能による制動を解除することができる。
自動駐車コントロールユニット1は、オートブレーキホールド機能ONにする(S6)のに次の条件を必要とする。すなわち、駐車可能な駐車スペースを検出して(S3)、目標駐車位置を運転者が決定したこと(S5のYes)を条件とする。つまり、目標駐車位置を運転者が決定する前は運転者の運転で車両100が動くようにすることができる。そして、目標駐車位置を運転者が決定した後は(S5のYes)、車両100がむやみに動かないようにすることができる。
また、自動駐車コントロールユニット1は、オートブレーキホールド機能のONがあって(S6)、自動駐車動作を完了させたときは(S12のYes)、次の制御を行う。すなわち、この場合は、オートブレーキホールドの作動の履歴が残る(S10,S13のYes)。よって、自動駐車コントロールユニット1は、自動駐車の動作を完了後(S12のYes)、オートブレーキホールド機能をONにする(S14)。すなわち、自動駐車がオートブレーキホールドで開始したらオートブレーキホールドで終了する。これにより、自動駐車の動作を完了後(S12のYes)、不用意に車両100が動くことがない。一方、オートブレーキホールド機能をONにしても(S6)、運転者がブレーキホールドスイッチ45を操作してオートブレーキホールド機能をOFFにすることもある。この場合は、運転者の意図に合わせて、自動駐車動作を完了後(S12のYes)、オートブレーキホールド機能はOFFのままにする(S13のNo)。
さらに、運転者がブレーキペダル(図示せず)を操作しているときに(S4)、ブレーキホールドスイッチ45を解除したときは(S9のYes)、次のようにする。すなわち、自動駐車コントロールユニット1は、この場合、オートブレーキホールド機能をOFFして、制動を解除して(S10)、自動駐車の動作を開始する(S10)。よって、運転者がブレーキペダルを操作している状態から(S4)、制動を解除して自動駐車の動作を開始することにより(S10)、運転者に安心感を与えることができる。
また、自動駐車コントロールユニット1は、シフトレバー64、ハンドル72、又はブレーキペダル(図示せず)の操作がされたことを中止条件(S11)としている。この中止条件を満たすと、自動駐車コントロールユニット1は、自動駐車の動作を中止する(S16)。これにより、自動駐車の動作の継続よりも、それを中止しようとする運転者の意図を優先することができる。係る点については、図11A~図11H、図12A~図12Eを参照して、前記したとおりである。
さらに、前記の第1の時間又は第2の時間が所定時間以上であることも中止条件(S11)である。第1の時間は、目標駐車位置の決定(S5のYes,S7)からブレーキホールドスイッチ45操作(S9のYes)までの時間である。また、第2の時間は、ブレーキホールドスイッチ45操作(S9のYes)からブレーキペダル(図示せず)の操作の解除(S10)がなされるまでの時間である。これらの時間が所定時間以上長いときは、前記の例で、各駐車スペース202への他車両203の出入りが発生する可能性が高い。すなわち、駐車空間の探索時(S3)とはシチュエーションが変わっているかもしれない状況で自動駐車の動作を実行することを防止することができる。
また、自動駐車の動作を中止したときは(S16)、その再開条件(S17)が定められている。再開条件としては、ブレーキホールドスイッチ45が操作されたこと又は所定の条件が満たされたことが挙げられる。所定の条件としては、タッチパネル32に表示される図10に示す自動駐車機能画面の一種である選択画面81において、再開スイッチ82が操作されたことが挙げられる。よって、自動駐車コントロールユニット1は、自動駐車機能の再開を、ブレーキホールドスイッチ45の操作だけでなく、再開スイッチ82の操作等により行うこともできる。
以上、自動駐車コントロールユニット1による一連の自動駐車機能の制御内容について説明してきた。なお、基本的な駐車空間の探索、目標経路計算、自動駐車の実行における車両制御等のさらに詳細な内容については、前記の特許文献1,2において公知である。
また、本発明は、前記した実施の形態の記載だけに限定されないことは言うまでもない。例えば、前記の例では、自動駐車の動作をバック側からの入庫による駐車の例で説明したが、車両100のフロント側から入庫する自動駐車を行ってもよい。あるいは、バック側からの入庫かフロント側からの入庫かを運転者が選択できるようにしてもよい。
1 自動駐車コントロールユニット(駐車支援装置)
11 自動駐車制御部
11a 駐車可能位置検出部
11b 目標駐車位置検出部
12 駐車起動指示検出部
13 制動保持指示部
14 制動保持継続決定部
15 制動保持解除指示部
16 第1駐車動作中断部
17 第2駐車動作中断部
18 再開指示部
44 オートブレーキホールドコントロールユニット(自動制動保持制御部)
45 ブレーキホールドスイッチ(解除指示操作部)
64 シフトレバー
72 ハンドル
82 再開スイッチ(再開指示受付部)
100 車両
202a 目標駐車位置

Claims (6)

  1. 所定の手段で決定した目標駐車位置への車両の駐車動作を行う自動駐車制御部と、
    前記自動駐車制御部の動作による前記駐車動作の起動指示を受け付ける駐車起動指示検出部と、
    前記起動指示の受け付けから前記自動駐車制御部の動作による前記駐車動作の開始までの間に前記車両が停止したときは、前記車両の制動保持を行う自動制動保持制御部に対して前記目標駐車位置の選択後に当該制動保持の実行を指示する制動保持指示部とを備え
    前記自動駐車制御部は、制動保持の解除操作により前記駐車動作を開始することを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記自動駐車制御部は、
    前記車両が駐車可能な位置を検出する駐車可能位置検出部と、
    前記駐車可能位置検出部が検出した駐車可能な位置に基づいて前記目標駐車位置を決定する目標駐車位置決定部とを備え、
    前記制動保持指示部は、前記目標駐車位置決定部によって前記目標駐車位置を決定したときは前記自動制動保持制御部に対して前記制動保持の実行を指示することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記自動駐車制御部によって目標駐車位置への車両の駐車動作が完了したときは、前記自動駐車制御部の動作による前記駐車動作の開始前に自動制動保持制御部によって前記車両の制動保持を行っていたか否かに応じて当該制動保持を再度行うか否かを決定する制動保持継続決定部を備える請求項2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記自動駐車制御部は、前記自動制動保持制御部によって行う前記車両における制動保持の解除の操作を受け付ける解除指示操作部が操作されたときに前記駐車動作を開始することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかの一項に記載の駐車支援装置。
  5. 自動駐車制御部によって前記駐車動作を開始するときは、前記自動制動保持制御部に前記制動保持の解除を指示する制動保持解除指示部を備える請求項1乃至請求項4の何れかの一項に記載の駐車支援装置。
  6. 所定の手段で決定した目標駐車位置への車両の駐車動作を行う自動駐車制御部と、
    前記自動駐車制御部の動作による前記駐車動作の起動指示を受け付ける駐車起動指示検出部と、
    前記起動指示の受け付けから前記自動駐車制御部の動作による前記駐車動作の開始までの間に前記車両が停止したときは、前記車両の制動保持を行う自動制動保持制御部と、
    前記目標駐車位置の選択後に前記自動制動保持制御部に対して当該制動保持の実行を指示する制動保持指示部とを備え
    前記自動駐車制御部は、制動保持の解除操作により前記駐車動作を開始することを特徴とする自動駐車可能な車両。
JP2018091555A 2018-05-10 2018-05-10 駐車支援装置及び自動駐車可能な車両 Active JP7116427B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018091555A JP7116427B2 (ja) 2018-05-10 2018-05-10 駐車支援装置及び自動駐車可能な車両
CN201910381201.3A CN110466503A (zh) 2018-05-10 2019-05-08 泊车辅助装置和可自动泊车车辆

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018091555A JP7116427B2 (ja) 2018-05-10 2018-05-10 駐車支援装置及び自動駐車可能な車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019196116A JP2019196116A (ja) 2019-11-14
JP7116427B2 true JP7116427B2 (ja) 2022-08-10

Family

ID=68506906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018091555A Active JP7116427B2 (ja) 2018-05-10 2018-05-10 駐車支援装置及び自動駐車可能な車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7116427B2 (ja)
CN (1) CN110466503A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6966529B2 (ja) * 2019-12-13 2021-11-17 本田技研工業株式会社 駐車支援装置、駐車支援方法、および、プログラム
JP6956165B2 (ja) * 2019-12-13 2021-10-27 本田技研工業株式会社 駐車支援装置及び自動駐車可能な車両
JP6975766B2 (ja) * 2019-12-13 2021-12-01 本田技研工業株式会社 駐車支援装置、駐車支援方法及びプログラム
CN113715810A (zh) * 2021-10-15 2021-11-30 广州小鹏汽车科技有限公司 泊车方法、泊车装置、车辆及可读存储介质
CN114313004B (zh) * 2022-01-05 2023-03-31 东风柳州汽车有限公司 自动泊车转向方法、装置、设备及存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015048034A (ja) 2013-09-04 2015-03-16 トヨタ自動車株式会社 自動運転装置
JP2015074266A (ja) 2013-10-04 2015-04-20 本田技研工業株式会社 駐車支援装置
JP2017024494A (ja) 2015-07-17 2017-02-02 株式会社アドヴィックス 車両の衝突回避制御装置および衝突回避制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN200960922Y (zh) * 2006-10-11 2007-10-17 李英坡 汽车自动手刹车装置
DE102008043220A1 (de) * 2008-10-28 2010-04-29 Robert Bosch Gmbh Steuereinrichtung und Verfahren zur automatischen Führung eines Fahrzeugs
JP5894033B2 (ja) * 2012-07-30 2016-03-23 富士重工業株式会社 車両の制御装置
DE102012015922A1 (de) * 2012-08-10 2014-02-13 Daimler Ag Verfahren zum Durchführen eines Parkvorgangs eines Fahrzeugs mittels eines Fahrerassistenzsystems
EP3330146B1 (en) * 2015-07-31 2023-06-14 Hitachi Astemo, Ltd. Parking assist device for vehicle

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015048034A (ja) 2013-09-04 2015-03-16 トヨタ自動車株式会社 自動運転装置
JP2015074266A (ja) 2013-10-04 2015-04-20 本田技研工業株式会社 駐車支援装置
JP2017024494A (ja) 2015-07-17 2017-02-02 株式会社アドヴィックス 車両の衝突回避制御装置および衝突回避制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN110466503A (zh) 2019-11-19
JP2019196116A (ja) 2019-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7116427B2 (ja) 駐車支援装置及び自動駐車可能な車両
CN110466504B (zh) 泊车辅助装置和可自动泊车车辆
JP4950475B2 (ja) 運転支援装置
US10787168B2 (en) Automated parking device and automated parking method
JP6975766B2 (ja) 駐車支援装置、駐車支援方法及びプログラム
JP6966529B2 (ja) 駐車支援装置、駐車支援方法、および、プログラム
CN110171358B (zh) 转向辅助装置
JP6258639B2 (ja) 衝突回避支援装置及び衝突回避支援方法
JP2020001504A (ja) 駐車支援装置
JP6318204B2 (ja) 駐車出庫支援装置
JP6956165B2 (ja) 駐車支援装置及び自動駐車可能な車両
JP6373916B2 (ja) 駐車出庫支援装置
JP7448404B2 (ja) 駐車支援システム
JP6975765B2 (ja) 駐車支援装置、駐車支援方法及びプログラム
JP7098216B2 (ja) 車両支援装置、自動運転可能な車両、車両支援方法及びプログラム
JP2021094932A (ja) 駐車支援システム
WO2023026753A1 (ja) 駐車支援装置、プログラムおよび駐車支援方法
WO2023281959A1 (ja) 提示制御装置、提示制御プログラム、自動運転制御装置、及び自動運転制御プログラム
JP2023008804A (ja) 提示制御装置、提示制御プログラム、自動運転制御装置、及び自動運転制御プログラム
JP2022142442A (ja) 車両制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7116427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150