JP7115008B2 - スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたスタッドレスタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたスタッドレスタイヤに関するものであり、詳しくは、氷上性能を高め、経時による物性変化を抑制し得るスタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたスタッドレスタイヤに関するものである。
スタッドレスタイヤは、使用初期時の氷上性能はもちろんのこと、複数シーズンに跨って使用することが想定される為、経年劣化が小さいことが求められている。
しかし、スタッドレスタイヤ用コンパウンドは氷表面との密着力を高めて氷上摩擦力を向上させるため、夏用タイヤよりもオイル等の可塑剤を多量に配合してゴムを柔らかくすることが一般的に行われており、そのオイルが走行によって外部に流出してしまうことや、オイル量の少ないアンダートレッドにマイグレーションしてしまうことによって、トレッドゴム硬度が経時変化により上昇してしまう傾向がある。
なお、下記特許文献1には、特定の要件を満たすリシノール酸エステル共重合体が開示されている。しかし特許文献1には、該リシノール酸エステル共重合体をスタッドレスタイヤ用ゴム組成物に特定量で配合し、氷上性能を高め、経時による物性変化を抑制しようとする技術思想は何ら開示または示唆されていない。
また下記特許文献2には、ジエン系ゴムに特定の分子量を有するリシノール酸共重合体を配合するゴム組成物が開示されている。しかしながら、特許文献2に開示されたゴム組成物では、スタッドレスタイヤの氷上性能を高めることと、経時による物性変化を抑制することを同時に達成することができない。
国際公開WO2017/038734号パンフレット 特許第5458006号公報
したがって本発明の目的は、氷上性能を高めると同時に、経時による物性変化も抑制し得るスタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたスタッドレスタイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意研究を重ねた結果、特定の組成を有するジエン系ゴムに対し、液状ポリエステルおよび可塑剤成分を特定量で配合することにより、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成することができた。
すなわち本発明は以下のとおりである。
1.天然ゴムおよびポリブタジエンゴムを含み、前記ポリブタジエンゴムが30質量部以上を占めるジエン系ゴム100質量部に対し、
重量平均分子量が10000~30000の液状ポリエステル(A)を1~40質量部および可塑剤成分(B)を1~40質量部含み、
前記液状ポリエステル(A)および前記可塑剤成分(B)の総量に対し、前記液状ポリエステル(A)が20質量%以上を占めることを特徴とするスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
2.前記液状ポリエステル(A)のガラス転移温度が-60℃以下であることを特徴とする前記1に記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
3.前記液状ポリエステル(A)の構成成分中に、分子内に水酸基を持つ脂肪酸が含まれることを特徴とする前記1または2に記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
4.前記分子内に水酸基を持つ脂肪酸がリシノール酸であることを特徴とする前記3に記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
5.前記液状ポリエステル(A)が、リシノール酸に由来する構成単位(a)と、脂肪族ジカルボン酸に由来する構成単位(b)と、炭素原子数2~10のジオールに由来する構成単位(c)とを含むことを特徴とする前記1~4のいずれかに記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
6.前記ジエン系ゴム100質量部に対し、さらに熱膨張性マイクロカプセルを0.5~20質量部含むことを特徴とする前記1~5のいずれかに記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
7.前記ジエン系ゴム100質量部に対し、さらに無機充填剤を20質量部以上含むことを特徴とする前記1~6のいずれかに記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
8.前記1~7のいずれかに記載のゴム組成物をトレッドに使用したスタッドレスタイヤ。
本発明のゴム組成物は、天然ゴムおよびポリブタジエンゴムを含み、前記ポリブタジエンゴムが30質量部以上を占めるジエン系ゴム100質量部に対し、重量平均分子量が10000~30000の液状ポリエステル(A)を1~40質量部および可塑剤成分(B)を1~40質量部含み、前記液状ポリエステル(A)および前記可塑剤成分(B)の総量に対し、前記液状ポリエステル(A)が20質量%以上を占めることを特徴としているので、氷上性能を高めると同時に、経時による物性変化も抑制し得るスタッドレスタイヤ用のゴム組成物として有用である。
また、本発明のゴム組成物をトレッドに用いたスタッドレスタイヤは、高い氷上性能を有し、またオイルが走行によって外部に流出してしまったり、アンダートレッドにマイグレーションしてしまうこと等による、トレッドゴムの経時による物性の変化も抑制できる。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明で使用されるジエン系ゴムは、氷上性能向上の観点から、天然ゴム(NR)およびポリブタジエンゴム(BR)を含み、該ジエン系ゴムの全体を100質量部としたときに、前記ポリブタジエンゴムが30質量部以上を占めることが必要である。好ましい配合割合は、ジエン系ゴム100質量部中、NRが70~30質量部であり、BRが30~70質量部である。なお、NRおよびBR以外にも、必要に応じてゴム組成物に配合することができる任意のジエン系ゴムを用いることができ、例えば、スチレン-ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体ゴム(NBR)、エチレン-プロピレン-ジエンターポリマー(EPDM)等を配合してもよい。本発明で使用されるジエン系ゴムにおいて、その分子量やミクロ構造はとくに制限されず、アミン、アミド、シリル、アルコキシシリル、カルボキシル、ヒドロキシル基等で末端変性されていても、エポキシ化されていてもよい。
なお、合成イソプレンゴム(IR)は、本発明でいうNRに含まれるものとする。
また本発明で使用されるジエン系ゴムは、氷上性能を高めるという観点から、平均ガラス転移温度(平均Tg)が-60℃以下であることが好ましい。
(液状ポリエステル(A))
本発明で使用される液状ポリエステル(A)は、常温(23℃)で液体のものであり、重量平均分子量が10000~30000のものであればとくに制限されないが、氷上性能をさらに高め、かつ、経時による物性変化もさらに抑制できるという観点から、その構成成分中に、分子内に水酸基を持つ脂肪酸が含まれるものが好ましく、前記分子内に水酸基を持つ脂肪酸がリシノール酸であることがさらに好ましい。具体的には、液状ポリエステル(A)は、リシノール酸エステル共重合体(A1)であることがとくに好ましい。
(リシノール酸エステル共重合体(A1))
本発明で使用されるリシノール酸エステル共重合体(A1)は、リシノール酸に由来する構成単位と、これと共重合可能なモノマーとから構成され得る。
本発明では、リシノール酸エステル共重合体(A1)は、リシノール酸に由来する構成単位(a)と、脂肪族ジカルボン酸に由来する構成単位(b)と、炭素原子数2~10のジオールに由来する構成単位(c)とを含むことが好ましい。
本発明におけるリシノール酸に由来する構成単位(a)(以下、単に「構成単位(a)」と呼ぶ場合がある。)とは、リシノール酸(12-ヒドロキシ-cis-9-オクタデセン酸)もしくはリシノール酸誘導体由来の構成単位である。
リシノール酸の誘導体としては、例えばリシノール酸の縮合物、リシノール酸とカルボン酸とのエステル化物やリシノール酸とアルコール類とのエステル化物(例えばリシノール酸メチルエステル)、リシノール酸とエポキシ化合物との反応物、リシノール酸を水素化した12-ヒドロキシステアリン酸やその縮合物、12-ヒドロキシステアリン酸とカルボン酸あるいはアルコール類とのエステル化物(例えば12-ヒドロキシステアリン酸メチルエステル)など、重合反応によってリシノール酸に由来する構成単位(a)を与える各種化合物が挙げられる。
このように、リシノール酸の誘導体には、12-ヒドロキシステアリン酸およびそのエステル等も包含されることから、本発明でいう構成単位(a)は、具体的には、下記式(1)または下記式(2)で表される構成単位である。
Figure 0007115008000001
ここで、全構成単位(a)に占める12-ヒドロキシステアリン酸およびそのエステル誘導体に由来する構成単位の合計の割合、すなわち、全構成単位(a)に占める上記式(2)で表される構成単位の合計の割合は特に限定されず、リシノール酸に由来する構成単位(a)の合計(すなわち、上記式(1)で表される構成単位と上記式(2)で表される構成単位との合計)を100モル%としたときに、0~100モル%の範囲で任意であるが、リシノール酸に由来する構成単位(a)は、上記式(1)で表される構成単位を含むことが好ましい。その意味で上記割合は、好ましくは0~80モル%、さらに好ましくは、0~60モル%である。
脂肪族ジカルボン酸に由来する構成単位(b)(以下、単に「構成単位(b)」と呼ぶ場合がある。)は、脂肪族ジカルボン酸または脂肪族ジカルボン酸エステルに由来する。本発明にいう構成単位(b)は、具体的には、形式上、脂肪族ジカルボン酸に含まれる2つのカルボキシル基から-OHを除いてなる構造を有する構成単位である。
脂肪族ジカルボン酸としては、エステル重合反応が行われる系で反応性を有する官能基、例えば水酸基、をほかに有さない限り特に限定されず、一種単独でも二種以上を組み合わせてもよい。具体的には、マロン酸(炭素原子数3)、ジメチルマロン酸(炭素原子数5)、コハク酸(炭素原子数4)、グルタル酸(炭素原子数5)、アジピン酸(炭素原子数6)、2-メチルアジピン酸(炭素原子数7)、トリメチルアジピン酸(炭素原子数9)、ピメリン酸(炭素原子数7)、2,2-ジメチルグルタル酸(炭素原子数7)、3,3-ジエチルコハク酸(炭素原子数8)、スベリン酸(炭素原子数8)、アゼライン酸(炭素原子数9)、セバシン酸(炭素原子数10)などが挙げられる。一方、脂肪族ジカルボン酸エステルとしては、上記脂肪族ジカルボン酸の各種エステルが挙げられる。
これらのうち、好ましくは炭素原子数6~12の脂肪族ジカルボン酸であり、特に好ましくはセバシン酸である。
なお、本明細書において、構成単位(b)に対応する単量体成分、すなわち上記脂肪族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボン酸エステルを、「脂肪族ジカルボン酸成分(b')」と呼ぶことがある。
炭素原子数2~10のジオールに由来する構成単位(c)(以下、単に「構成単位(c)」と呼ぶ場合がある。)は、具体的には、形式上、炭素原子数2~10のジオールに含まれる2つの水酸基から-Hを除いてなる構造を有する構成単位である。構成単位(c)を導く、炭素原子数2~10のジオールとしては、一種単独でも二種以上を組み合わせてもよく、具体的には以下の化合物が例示できる。
炭素原子数2~10のジオールとして、炭素原子数2~10の脂肪族ジオールが挙げられる。このような脂肪族ジオールの例として、1,2-エタンジオール(エチレングリコール:炭素原子数2)、1,3-プロパンジオール(トリメチレングリコール:炭素原子数3)、1,2-プロパンジオール(プロピレングリコール:炭素原子数3)、1,4-ブタンジオール(テトラメチレングリコール:炭素原子数4)、2,2-ジメチルプロパン-1,3-ジオール(ネオペンチルグリコール:炭素原子数5)、1,6-ヘキサンジオール(ヘキサメチレングリコール:炭素原子数6)、1,8-オクタンジオール(オクタメチレングリコール:炭素原子数8)、1,9-ノナンジオール(ノナメチレングリコール:炭素原子数9)などが挙げられる。
このような脂肪族ジオールの中でも側鎖アルキル基含有グリコールとしては、2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-エチル-1,3-プロパンジオール、2-ヘキシル-1,3-プロパンジオール、2-ヘキシル-1,6-プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、2-エチル-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2,2-ジエチル-1,3-プロパンジオール、2-メチル-2-n-ブチル-1,3-プロパンジオール、1,3-ノナンジオール、2-メチル-1,8-オクタンジオール、などが挙げられる。
上記のジオールの中でも特に好ましくは1,4-ブタンジオールである。
本発明で用いられるリシノール酸エステル共重合体(A1)は、上記の構成単位(a)~(c)のみで構成されることが好ましいが、本発明の効果を阻害しない限り、上記の構成単位(a)~(c)のいずれにも該当しない構成単位(以下、「その他の構成単位」)をさらに含んでもよい。その他の構成単位としては、2,5-フランジカルボン酸などのフランジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2-メチルテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、などの、上記脂肪族ジカルボン酸成分(b')に該当しない各種ジカルボン酸やカルボン酸エステルに由来する構成単位、炭素原子数11以上の脂肪族ジオールに由来する構成単位、芳香族ジオールに由来する構成単位、トリメチロールエタン、グリセリン等の3価以上の多価アルコール、ブタントリカルボン酸、トリメリット酸、などの3価以上の多価カルボン酸、4-ヒドロキシフタル酸などのオキシジカルボン酸等が例示される。
上記構成単位(a)、(b)および(c)の合計を100モル%としたとき、上記構成単位(a)の含量が20~90モル%、上記構成単位(b)の含量が5~40モル%、上記構成単位(c)の含量が5~40モル%であるのが好ましい。
また、上記構成単位(b)と上記構成単位(c)とのモル比((b)/(c))が0.9~1.1であることが好ましい。
また、その他の構成単位を含む場合、上記構成単位(a)~(c)とその他の構成単位との合計を100モル%として、その他の構成単位は、好ましくは20モル%以下、より好ましくは10モル%以下、特に好ましくは5モル%以下である。
なお、リシノール酸エステル共重合体(A1)における上記構成単位(a)~(c)および「その他の構成単位」の含量は、NMRなど適当な手法により求めることができる。
また、リシノール酸エステル共重合体(A1)の製造方法は公知であり、例えば国際公開WO2017/038734号パンフレットに開示されている。
また、本発明で用いられる液状ポリエステル(A)、とくにリシノール酸エステル共重合体(A1)は、ガラス転移温度(Tg)が、-60℃以下であることが好ましい。Tgが-60℃を超えると低温でのゴムの硬度が高くなり、氷上性能が悪化する場合がある。さらに好ましいTgは、-65℃以下である。
また、本発明で用いられる本発明で用いられる液状ポリエステル(A)、とくにリシノール酸エステル共重合体(A1)の重量平均分子量(GPC法)は、10000~30000であることが好ましい。重量平均分子量が10000未満では、経時での氷上性能が悪化することがあり、逆に30000を超えるとゴムが硬くなり氷上性能が悪化する場合がある。
なお、本発明で用いられるリシノール酸エステル共重合体(A1)の重量平均分子量は、氷上性能をさらに高め、経時による物性変化もさらに抑制できるという観点から、12000~19500が好ましい。
本発明で使用されるリシノール酸エステル共重合体(A1)は、前記のような特定の重量平均分子量範囲を有しているため、ジエン系ゴム中で安定に分散することができ、ゴムの硬度を低下させ、氷上性能を高めるとともに、走行によって外部に流出してしまうことや、オイル量の少ないアンダートレッドにマイグレーションしてしまうことを防止できる。
液状ポリエステル(A)の配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対し、1~40質量部であり、好ましくは3~35質量部である。液状ポリエステル(A)の配合量が1質量部未満では配合量が少な過ぎて本発明の効果を得ることができない。逆に40質量部を超えると、氷上性能が悪化する。
(可塑剤成分(B))
本発明に用いられる可塑剤成分(B)としては、例えばオイル、可塑剤、軟化剤、加工助剤、石油系樹脂、芳香族系樹脂を例示することができる。これら可塑剤成分は、1つであっても複数を組合わせて含有してもよい。またオイルとしてはジエン系ゴムを製造するとき添加された油展成分でも、ゴム組成物の調製時に添加するオイルでもよい。
本明細書において、石油系樹脂は、原油を蒸留、分解、改質などの処理をして得られた成分を重合して製造される芳香族系炭化水素樹脂あるいは飽和または不飽和脂肪族系炭化水素樹脂である。石油系樹脂として、例えばC5系石油樹脂(イソプレン、1,3-ペンタジエン、シクロペンタジエン、メチルブテン、ペンテンなどの留分を重合した脂肪族系石油樹脂)、C9系石油樹脂(α-メチルスチレン、o-ビニルトルエン、m-ビニルトルエン、p-ビニルトルエンなどの留分を重合した芳香族系石油樹脂)、C5C9共重合石油樹脂などが例示される。
また芳香族系樹脂は、芳香族系炭化水素からなるセグメントを少なくとも1つ有する重合体であり、クマロン樹脂、フェノール樹脂、アルキルフェノール樹脂、テルペン系樹脂、ロジン系樹脂、ノボラック系樹脂、レゾール系樹脂などを挙げることができる。
可塑剤成分(B)の平均ガラス転移温度は、例えば-45℃以下、好ましくは-48℃~-65℃である。可塑剤成分の平均ガラス転移温度を-45℃以下にすることにより、低温下でのゴムコンパウンドのしなやかさを維持し、氷面に対する凝着力を高くして氷上性能を高めることができる。
なお本明細書で言う平均ガラス転移温度は、各成分のガラス転移温度に、各成分の重量分率を乗じた積の合計、すなわち加重平均に基づき算出される値である。なお計算時には各成分の重量分率の合計を1.0とする。またガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により20℃/分の昇温速度条件によりサーモグラムを測定し、転移域の中点の温度とする。
可塑剤成分(B)の配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対し、1~40質量部であり、好ましくは3~35質量部である。可塑剤成分(B)の配合量が1質量部未満では配合量が少な過ぎて本発明の効果を得ることができない。逆に40質量部を超えると、経時での氷上性能低下が生じる。
本発明において、前記液状ポリエステル(A)および前記可塑剤成分(B)の総量に対し、前記液状ポリエステル(A)が20質量%以上を占めることが必要である。前記液状ポリエステル(A)の割合が20質量%未満では、本発明の効果を奏することができない。
(熱膨張性マイクロカプセル)
本発明において、熱膨張性マイクロカプセルは、熱可塑性樹脂で形成された殻材中に、熱膨張性物質を内包した構成からなる。熱膨張性マイクロカプセルの殻材はニトリル系重合体により形成することができる。
またマイクロカプセルの殻材中に内包する熱膨張性物質は、熱によって気化または膨張する特性をもち、例えば、イソアルカン、ノルマルアルカン等の炭化水素からなる群から選ばれる少なくとも1種類が例示される。イソアルカンとしては、イソブタン、イソペンタン、2-メチルペンタン、2-メチルヘキサン、2,2,4-トリメチルペンタン等を挙げることができ、ノルマルアルカンとしては、n-ブタン、n-プロパン、n-ヘキサン、n-ヘプタン、n-オクタン等を挙げることができる。これらの炭化水素は、それぞれ単独で使用しても複数を組み合わせて使用してもよい。熱膨張性物質の好ましい形態としては、常温で液体の炭化水素に、常温で気体の炭化水素を溶解させたものがよい。このような炭化水素の混合物を使用することにより、未加硫タイヤの加硫成形温度域(150℃~190℃)において、低温領域から高温領域にかけて十分な膨張力を得ることができる。
このような熱膨張性マイクロカプセルとしては、例えばスェーデン国エクスパンセル社製の商品名「EXPANCEL 091DU-80」または「EXPANCEL 092DU-120」等、或いは松本油脂製薬社製の商品名「マツモトマイクロスフェアー F-85D」または「マツモトマイクロスフェアー F-100D」等を使用することができる。
熱膨張性マイクロカプセルの配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対し、例えば0.5~20質量部であり、好ましくは1~18質量部である。
(無機充填剤)
本発明で使用される無機充填剤としては、例えばシリカ、クレー、マイカ、タルク、シラス、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム等を挙げることができる。
無機充填剤の配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対し、例えば20質量部以上であり、好ましくは30~120質量部である。
(カーボンブラック)
本発明では、カーボンブラックを使用することもできる。本発明の効果が向上するという観点から、窒素吸着比表面積(NSA)が50~250m/gであるのが好ましい。なお、窒素吸着比表面積(NSA)はJIS K6217-2に準拠して求めた値である。
カーボンブラックの配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対し、例えば3~70質量部であり、好ましくは5~60質量部である。
本発明のゴム組成物には、前記した成分に加えて、加硫又は架橋剤、加硫又は架橋促進剤、各種充填剤、老化防止剤などのゴム組成物に一般的に配合されている各種添加剤を配合することができ、かかる添加剤は一般的な方法で混練して組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの添加剤の配合量も、本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
また本発明のゴム組成物は従来の空気入りタイヤの製造方法に従って空気入りタイヤを製造するのに適しており、スタッドレスタイヤの、トレッド、とくにキャップトレッドに適用するのがよい。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
標準例、実施例1~3および比較例1~7
サンプルの調製
表1に示す配合(質量部)において、加硫促進剤と硫黄を除く成分を1.7リットルの密閉式バンバリーミキサーで5分間混練した後、ゴムをミキサー外に放出して室温冷却させた。ついで、同バンバリーミキサーに該ゴム、加硫促進剤および硫黄を加えてさらに混練し、ゴム組成物を得た。次に得られたゴム組成物を所定の金型中で170℃、10分間プレス加硫して加硫ゴム試験片を得、以下に示す試験法で加硫ゴム試験片の物性を測定した。
マイグレーション評価:加硫ゴム試験片から直径:45mm、厚み:6mmの円形の加硫シート片(イ)と、リシノール酸エステル共重合体(A1)および可塑剤成分(B)の配合を省略したゴム組成物から同様に作製した直径:45mm、厚み:6mmの円形の加硫シート片(ロ) とを重ね合わせ、これに40g/cm の荷重をかけて、このまま温度:20±2℃、湿度65%の室内に5週間放置した。放置前後の加硫シート片(ロ)の重量を測定し、その増加率を算出した。結果は、標準例を100として指数で示した。指数値が小さいほどマイグレーションが少ないことを示す。
氷上性能:各種加硫ゴム試験片をトレッドに組み込んだタイヤサイズ215/60R16の空気入りタイヤを、16×7Jのリムに組み付け、空気圧(220[kPa])を充填し、試験車両(国産2リットルセダンFF車)に装着した。続いて、氷盤路であるテストコースにて上記試験車両により初速40[km/h]から急制動して、完全停止するまでの制動距離を測定した。結果は、標準例を100として指数で示した。指数が大きいほど、氷上性能に優れることを意味する。
結果を表1に示す。
Figure 0007115008000002
*1:NR(Tg=-65℃)
*2:BR(日本ゼオン(株)製Nipol BR1220。Tg=-105℃)
*3:カーボンブラック(キャボットジャパン(株)製N339)
*4:シリカ(ローディア社製ZEOSIL 1165MP)
*5:シランカップリング剤(エボニックジャパン(株)製Si69)
*6:オイル(昭和シェル石油(株)製エキストラクト4号S)
*7:リシノール酸エステル共重合体1(国際公開WO2017/038734号パンフレットに開示された方法により合成された、リシノール酸、セバシン酸および1,4-ブタンジオールからなる共重合体。Tg=-74℃、重量平均分子量=20000)
*8:リシノール酸エステル共重合体2(国際公開WO2017/038734号パンフレットに開示された方法により合成された、リシノール酸、セバシン酸および1,4-ブタンジオールからなる共重合体。Tg=-73℃、重量平均分子量=6000)
*9:リシノール酸エステル共重合体3(国際公開WO2017/038734号パンフレットに開示された方法により合成された、リシノール酸、セバシン酸および1,4-ブタンジオールからなる共重合体。Tg=-70℃、重量平均分子量=50000)
*10:熱膨張性マイクロカプセル(松本油脂製薬(株)製マツモトマイクロスフェアー F-100D)
*11:硫黄(鶴見化学工業(株)製金華印油入微粉硫黄、硫黄含有量=95.24質量%)
*12:加硫促進剤(CBS)(Flexsys社製SANTOCURE CBS)
*13:加硫促進剤(DPG)(住友化学(株)製ソクシノールDG)
上記の表1から明らかなように、実施例1~3で調製されたゴム組成物は、ポリブタジエンゴムが30質量部以上を占め、天然ゴムを含むジエン系ゴム100質量部に対し、液状ポリエステル(A)であるリシノール酸エステル共重合体(A1)を1~40質量部、および可塑剤成分(B)を1~40質量部の範囲で配合したので、標準例のゴム組成物に比べ、マイグレーション評価および氷上性能を共に向上させ得ることが分かる。
これに対し、比較例1は、リシノール酸エステル共重合体(A1)および可塑剤成分(B)の総量に対し、前記(A)成分の割合が本発明で規定する下限未満であるので、マイグレーション評価および氷上性能が共に向上していない。
比較例2は、可塑剤成分(B)を配合していないので、氷上性能が悪化した。
比較例3は、リシノール酸エステル共重合体(A1)を配合していないので、氷上性能が悪化した。
比較例4は、リシノール酸エステル共重合体(A1)の重量平均分子量が本発明で規定する下限未満であり、可塑剤成分(B)を配合していないので、マイグレーション評価が悪化した。
比較例5は、リシノール酸エステル共重合体(A1)の重量平均分子量が本発明で規定する上限を超え、可塑剤成分(B)を配合していないので、氷上性能が悪化した。
比較例6は、リシノール酸エステル共重合体(A1)の重量平均分子量が本発明で規定する下限未満であるので、マイグレーション評価が悪化した。
比較例7は、リシノール酸エステル共重合体(A1)の重量平均分子量が本発明で規定する上限を超えているので、氷上性能が悪化した。

Claims (6)

  1. 天然ゴムおよびポリブタジエンゴムを含み、前記ポリブタジエンゴムが30質量部以上を占めるジエン系ゴム100質量部に対し、
    重量平均分子量が10000~30000の液状ポリエステル(A)を1~40質量部および可塑剤成分(B)を1~40質量部含み(ただし、前記可塑剤成分(B)は前記液状ポリエステル(A)を含まない)
    前記液状ポリエステル(A)および前記可塑剤成分(B)の総量に対し、前記液状ポリエステル(A)が20質量%以上を占め、
    前記液状ポリエステル(A)の構成成分中に、分子内に水酸基を持つ脂肪酸が含まれ、かつ前記分子内に水酸基を持つ脂肪酸がリシノール酸である
    ことを特徴とするスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
  2. 前記液状ポリエステル(A)のガラス転移温度が-60℃以下であることを特徴とする請求項1に記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
  3. 前記液状ポリエステル(A)が、リシノール酸に由来する構成単位(a)と、脂肪族ジカルボン酸に由来する構成単位(b)と、炭素原子数2~10のジオールに由来する構成単位(c)とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
  4. 前記ジエン系ゴム100質量部に対し、さらに熱膨張性マイクロカプセルを0.5~20質量部含むことを特徴とする請求項1~のいずれかに記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
  5. 前記ジエン系ゴム100質量部に対し、さらに無機充填剤を20質量部以上含むことを特徴とする請求項1~のいずれかに記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
  6. 請求項1~のいずれかに記載のゴム組成物をトレッドに使用したスタッドレスタイヤ。
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