JP7112734B2 - 壁面構築方法および壁面構造 - Google Patents
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Description
転倒防止部材によって転倒を防止したパネルの背面にコンクリートを打設する工程を繰り返し行って、パネルを積み上げながらパネルの背面に順次裏込めコンクリートを複数層形成して壁面を構築する壁面構築方法において、
2層分の裏込めコンクリートより所定長の余剰部分だけ長い長さの補強鉄筋の、下層の裏込めコンクリートの表面から突出する余剰部分に一端を固定した転倒防止部材によって転倒を防止して、下層の裏込めコンクリートの前面を覆うパネル上に次段のパネルを積み上げる工程と、
下層の裏込めコンクリート上にコンクリートを打設して次段のパネルの背後に形成される上層の裏込めコンクリート中に、下層の裏込めコンクリートに下端側が埋設された第2の補強鉄筋の上端側を余剰部分を残して埋設する工程と、
上層の裏込めコンクリートが固化する前に、新たな下層の裏込めコンクリートの表面に余剰部分を突出することとなる新たな補強鉄筋の下端側を上層の裏込めコンクリートに埋設する工程と、
固化した下層の裏込めコンクリートに下端側が埋設されて固定され、上層の裏込めコンクリートの表面に突出する第2の補強鉄筋の余剰部分に一端を固定した転倒防止部材によって転倒を防止して、上層の裏込めコンクリートの前面を覆う次段のパネル上に次々段のパネルを積み上げる工程と、
上層の裏込めコンクリート上にコンクリートを打設して次々段のパネルの背後に形成される新たな下層の裏込めコンクリート中に、上層の裏込めコンクリートに下端側が固定された新たな補強鉄筋の上端側を余剰部分を残して埋設する工程と
を備えることを特徴とする。
転倒防止部材によって転倒を防止したパネルの背面にコンクリートを打設する工程を繰り返し行って、パネルを積み上げながらパネルの背面に順次裏込めコンクリートを複数層形成して壁面を構築する壁面構築方法において、
2層分の裏込めコンクリートより所定長の余剰部分だけ長い長さの補強鉄筋の、下層の裏込めコンクリートの表面から突出する余剰部分に一端を固定した転倒防止部材によって転倒を防止して、下層の裏込めコンクリートの前面を覆うパネル上に次段のパネルを積み上げる工程と、
下層の裏込めコンクリートに下端側が埋設された第2の補強鉄筋の上端側に、新たな下層の裏込めコンクリートの表面に余剰部分を突出することとなる新たな補強鉄筋の下端側を固定する工程と、
下層の裏込めコンクリート上にコンクリートを打設して次段のパネルの背後に形成される上層の裏込めコンクリート中に、新たな補強鉄筋の下端側と共に、第2の補強鉄筋の上端側を余剰部分を残して埋設する工程と、
固化した下層の裏込めコンクリートに下端側が埋設されて固定され、上層の裏込めコンクリートの表面に突出する第2の補強鉄筋の余剰部分に一端を固定した転倒防止部材によって転倒を防止して、上層の裏込めコンクリートの前面を覆う次段のパネル上に次々段のパネルを積み上げる工程と、
上層の裏込めコンクリートに下端側が埋設された新たな補強鉄筋の上端側に、新たな上層の裏込めコンクリートに上端側が埋設されることとなる新たな第2の補強鉄筋の下端側を固定する工程と、
上層の裏込めコンクリート上にコンクリートを打設して次々段のパネルの背後に形成される新たな下層の裏込めコンクリート中に、新たな第2の補強鉄筋の下端側と共に、上層の裏込めコンクリートに下端側が固定された新たな補強鉄筋の上端側を余剰部分を残して埋設する工程と
を備えることを特徴とする。
下段のパネルに設けられた連結部材の下段のパネルから突出した端部が上段のパネルの背面に当接して上段のパネルの背面を押さえることで、上段のパネルの壁面背面側へ倒れる力を受け、上段のパネルに設けられた連結部材の上段のパネルから突出した端部が下段のパネルの背面に当接して下段のパネルの背面を押さえることで、上段のパネルの下部が壁面表面側へ迫り出すのを止めて、上段のパネルを下段のパネル上に自立させてから、
補強鉄筋の余剰部分に転倒防止部材の一端を固定して、下段のパネル上の次段の上段のパネルが転倒するのを転倒防止部材によって防止する
ことを特徴とする。
転倒防止部材によって転倒がそれぞれ防止されて多段に積み上げられた複数のパネルと、各パネルの背面にコンクリートが打設されて複数層に形成される裏込めコンクリートとから構成される壁面構造において、
2層分の裏込めコンクリートより所定長の余剰部分だけ長い長さを有し、下端側が下層の裏込めコンクリートに固定され、上端側が上層の裏込めコンクリートの表面に余剰部分を突出させて固定されて、上方に設けられるものの下端側および下方に設けられるものの上端側が最下層および最上層を除く裏込めコンクリートの各層に重複して配される複数の補強鉄筋を備え、
余剰部分に、余剰部分が突出する裏込めコンクリートの層の前面を覆うパネルの上段に積まれるパネルの転倒を防止する転倒防止部材の一端が固定される
ことを特徴とする。
下段のパネルから突出した端部が上段のパネルの背面に当接して上段のパネルの背面を押さえることで、上段のパネルの壁面背面側へ倒れる力を受ける、下段のパネルに設けられた連結部材と、
上段のパネルから突出した端部が下段のパネルの背面に当接して下段のパネルの背面を押さえることで、上段のパネルの下部が壁面表面側へ迫り出すのを止めて、上段のパネルを下段のパネル上に自立させる、上段のパネルに設けられた連結部材と
を備えて、壁面構造を構成した。
Claims (5)
- 転倒防止部材によって転倒を防止したパネルの背面にコンクリートを打設する工程を繰り返し行って、パネルを積み上げながらパネルの背面に順次裏込めコンクリートを複数層形成して壁面を構築する壁面構築方法において、
2層分の裏込めコンクリートより所定長の余剰部分だけ長い長さの補強鉄筋の、下層の裏込めコンクリートの表面から突出する前記余剰部分に一端を固定した転倒防止部材によって転倒を防止して、下層の裏込めコンクリートの前面を覆うパネル上に次段のパネルを積み上げる工程と、
前記下層の裏込めコンクリート上にコンクリートを打設して前記次段のパネルの背後に形成される上層の裏込めコンクリート中に、前記下層の裏込めコンクリートに下端側が埋設された第2の前記補強鉄筋の上端側を前記余剰部分を残して埋設する工程と、
前記上層の裏込めコンクリートが固化する前に、新たな前記下層の裏込めコンクリートの表面に前記余剰部分を突出することとなる新たな前記補強鉄筋の下端側を前記上層の裏込めコンクリートに埋設する工程と、
固化した前記下層の裏込めコンクリートに下端側が埋設されて固定され、前記上層の裏込めコンクリートの表面に突出する第2の前記補強鉄筋の前記余剰部分に一端を固定した転倒防止部材によって転倒を防止して、前記上層の裏込めコンクリートの前面を覆う前記次段のパネル上に次々段のパネルを積み上げる工程と、
前記上層の裏込めコンクリート上にコンクリートを打設して前記次々段のパネルの背後に形成される新たな前記下層の裏込めコンクリート中に、前記上層の裏込めコンクリートに下端側が固定された新たな前記補強鉄筋の上端側を前記余剰部分を残して埋設する工程と
を備えることを特徴とする壁面構築方法。 - 転倒防止部材によって転倒を防止したパネルの背面にコンクリートを打設する工程を繰り返し行って、パネルを積み上げながらパネルの背面に順次裏込めコンクリートを複数層形成して壁面を構築する壁面構築方法において、
2層分の裏込めコンクリートより所定長の余剰部分だけ長い長さの補強鉄筋の、下層の裏込めコンクリートの表面から突出する前記余剰部分に一端を固定した転倒防止部材によって転倒を防止して、下層の裏込めコンクリートの前面を覆うパネル上に次段のパネルを積み上げる工程と、
前記下層の裏込めコンクリートに下端側が埋設された第2の前記補強鉄筋の上端側に、新たな前記下層の裏込めコンクリートの表面に前記余剰部分を突出することとなる新たな前記補強鉄筋の下端側を固定する工程と、
前記下層の裏込めコンクリート上にコンクリートを打設して前記次段のパネルの背後に形成される上層の裏込めコンクリート中に、新たな前記補強鉄筋の下端側と共に、第2の前記補強鉄筋の上端側を前記余剰部分を残して埋設する工程と、
固化した前記下層の裏込めコンクリートに下端側が埋設されて固定され、前記上層の裏込めコンクリートの表面に突出する第2の前記補強鉄筋の前記余剰部分に一端を固定した転倒防止部材によって転倒を防止して、前記上層の裏込めコンクリートの前面を覆う前記次段のパネル上に次々段のパネルを積み上げる工程と、
前記上層の裏込めコンクリートに下端側が埋設された新たな前記補強鉄筋の上端側に、新たな前記上層の裏込めコンクリートに上端側が埋設されることとなる新たな第2の前記補強鉄筋の下端側を固定する工程と、
前記上層の裏込めコンクリート上にコンクリートを打設して前記次々段のパネルの背後に形成される新たな前記下層の裏込めコンクリート中に、新たな第2の前記補強鉄筋の下端側と共に、前記上層の裏込めコンクリートに下端側が固定された新たな前記補強鉄筋の上端側を前記余剰部分を残して埋設する工程と
を備えることを特徴とする壁面構築方法。 - パネルを積み上げる前記工程は、
下段のパネルに設けられた連結部材の下段のパネルから突出した端部が上段のパネルの背面に当接して上段のパネルの背面を押さえることで、上段のパネルの壁面背面側へ倒れる力を受け、上段のパネルに設けられた連結部材の上段のパネルから突出した端部が下段のパネルの背面に当接して下段のパネルの背面を押さえることで、上段のパネルの下部が壁面表面側へ迫り出すのを止めて、上段のパネルを下段のパネル上に自立させてから、
前記余剰部分に転倒防止部材の一端を固定して、下段のパネル上の次段の上段のパネルが転倒するのを転倒防止部材によって防止する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の壁面構築方法。 - 転倒防止部材によって転倒がそれぞれ防止されて多段に積み上げられた複数のパネルと、各パネルの背面にコンクリートが打設されて複数層に形成される裏込めコンクリートとから構成される壁面構造において、
2層分の裏込めコンクリートより所定長の余剰部分だけ長い長さを有し、下端側が下層の裏込めコンクリートに固定され、上端側が上層の裏込めコンクリートの表面に前記余剰部分を突出させて固定されて、上方に設けられるものの前記下端側および下方に設けられるものの前記上端側が最下層および最上層を除く裏込めコンクリートの各層に重複して配される複数の補強鉄筋を備え、
前記余剰部分に、前記余剰部分が突出する裏込めコンクリートの層の前面を覆うパネルの上段に積まれるパネルの転倒を防止する前記転倒防止部材の一端が固定される
ことを特徴とする壁面構造。 - 下段のパネルから突出した端部が上段のパネルの背面に当接して上段のパネルの背面を押さえることで、上段のパネルの壁面背面側へ倒れる力を受ける、下段のパネルに設けられた連結部材と、
上段のパネルから突出した端部が下段のパネルの背面に当接して下段のパネルの背面を押さえることで、上段のパネルの下部が壁面表面側へ迫り出すのを止めて、上段のパネルを下段のパネル上に自立させる、上段のパネルに設けられた連結部材と
を備えることを特徴とする請求項4に記載の壁面構造。
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JP2018229480A JP7112734B2 (ja) | 2018-12-06 | 2018-12-06 | 壁面構築方法および壁面構造 |
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JP2018229480A JP7112734B2 (ja) | 2018-12-06 | 2018-12-06 | 壁面構築方法および壁面構造 |
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JP2020090865A JP2020090865A (ja) | 2020-06-11 |
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JP2018229480A Active JP7112734B2 (ja) | 2018-12-06 | 2018-12-06 | 壁面構築方法および壁面構造 |
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