JP7112026B2 - 空気調和システムおよび倉庫 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の負荷側ユニットを有する、空気調和システムおよび倉庫に関する。
従来、冷蔵室の温度を均一に保つ冷蔵システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された冷蔵システムは、冷蔵室内の温度を測定する複数の温度センサと、送風機とを有し、冷蔵室内において、相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に空気を送るように送風機を制御する。
特開2015-152234号公報
特許文献1に開示された冷蔵システムでは、冷却対象物が置かれてない空間を含め冷蔵室全体を一定の温度に保とうとしているため、冷凍出力の一部が無駄に消費され、空調の負荷が大きくなってしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、空調負荷が軽減する空気調和システムおよび倉庫を提供するものである。
本発明に係る空気調和システムは、それぞれが保管物を保管する複数の収納部を有する保管室を、第1の温度に空気調和する第1の負荷側ユニットと、前記保管室の外周を囲む前室を、前記第1の温度よりも前記保管物の保管温度から離れた第2の温度に空気調和する第2の負荷側ユニットと、前記複数の収納部のそれぞれに設けられ、収納空間の空気の温度を検出する個室環境検出センサと、全ての前記個室環境検出センサから検出値を取得し、取得した全ての検出値のうち、少なくとも1つの検出値を保管室温度として出力する通信手段と、前記通信手段から入力される前記保管室温度と保管室設定温度とに基づいて、前記第1の負荷側ユニットを含む冷媒回路を循環する冷媒の冷凍サイクルを制御する冷凍サイクル制御手段と、前記通信手段と通信接続される管理端末と、を有し、前記通信手段は、前記複数の収納部毎に、前記収納部の位置を示す座標情報と前記収納部に設けられた前記個室環境検出センサの検出値とを含む環境情報を前記管理端末に送信し、前記管理端末は、情報を表示する表示部と、前記保管室に保管される前記保管物を管理する管理テーブルを記憶する記憶部と、前記通信手段から複数の前記環境情報を受信すると、受信した複数の環境情報を前記管理テーブルに含めて前記表示部に表示させる制御部と、を有するものである。
本発明に係る倉庫は、それぞれが保管物を保管する複数の収納部を有する保管室と、前記保管室の外周を囲む前室と、前記保管室を、第1の温度に空気調和する第1の負荷側ユニットと、前記前室を、前記第1の温度よりも前記保管物の保管温度から離れた第2の温度に空気調和する第2の負荷側ユニットと、前記複数の収納部のそれぞれに設けられ、収納空間の空気の温度を検出する個室環境検出センサと、全ての前記個室環境検出センサから検出値を取得し、取得した全ての検出値のうち、少なくとも1つの検出値を保管室温度として出力する通信手段と、前記通信手段から入力される前記保管室温度と保管室設定温度とに基づいて、前記第1の負荷側ユニットを含む冷媒回路を循環する冷媒の冷凍サイクルを制御する冷凍サイクル制御手段と、前記通信手段と通信接続される管理端末と、を有し、前記通信手段は、前記複数の収納部毎に、前記収納部の位置を示す座標情報と前記収納部に設けられた前記個室環境検出センサの検出値とを含む環境情報を前記管理端末に送信し、前記管理端末は、情報を表示する表示部と、前記保管室に保管される前記保管物を管理する管理テーブルを記憶する記憶部と、前記通信手段から複数の前記環境情報を受信すると、受信した複数の環境情報を前記管理テーブルに含めて前記表示部に表示させる制御部と、を有するものである。
本発明によれば、保管室を第1の温度に設定し、第1の温度よりも前室を保管物の保管温度から離れた第2の温度に設定することで、温度管理の厳しい空間を倉庫全体より小さい空間に絞ることができる。その結果、空調の負荷が軽減する。
本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの一構成例を示す外観斜視図である。 図1に示した空気調和システムの冷媒回路図である。 図1に示した保管室の上面図である。 図1に示した保管室の正面図である。 図1に示した保管室の側面図である。 図3に示した収納部の構成例を示す外観斜視図である。 図2に示した制御部の一構成例を示すブロック図である。 図1に示した空気調和システムが実行する空調制御手順を示すフローチャートである。 本発明の本実施の形態1に係る空気調和システムが適用される倉庫の別の構成例を示す外観斜視図である。 本発明の本実施の形態1に係る空気調和システムの別の構成例を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの一構成例を示す図である。 図11に示した空気調和装置の制御部の一構成例を示すブロック図である。 図11に示した管理端末の一構成例を示す図である。 図13に示した記憶部が記憶する管理テーブルの一例を示す図である。 図11に示した空気調和システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2の空気調和システムの動作手順を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和システムの一構成例を示す図である。 図17に示した空気調和システムの動作手順を模式的に示す図である。
実施の形態1.
本実施の形態1の空気調和システムの構成を説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの一構成例を示す外観斜視図である。空気調和システム1は、保管物を保管する保管室30と、保管室30の外周の空間を含む前室40とを有する倉庫2の空気調和を行うものである。本実施の形態1では、保管物は冷却対象物である。前室40は、保管室30に保管物を入れたり、出したりする作業者が通る空間である。前室40に、保管物を搬送する自動搬送ロボットを含む移動体が走行してもよい。図1は、保管室30が直方体形状の箱体である場合を示しているが、保管室30の外郭形状は直方体形状に限らない。
図1に示すように、空気調和システム1は、保管室30を空気調和する第1の負荷側ユニット10と、前室40を空気調和する第2の負荷側ユニット11aおよび11bと、熱源側ユニット20とを有する。第1の負荷側ユニット10と、第2の負荷側ユニット11aおよび11bとは、熱源側ユニット20と冷媒配管で接続されているが、冷媒配管を図に示すことを省略している。前室40には、前室40の空気の温度を検出する前室環境検出センサ41が設けられている。
第1の負荷側ユニット10は保管室30の壁に取り付けられている。第2の負荷側ユニット11aおよび11bは前室40の壁に取り付けられている。
図2は、図1に示した空気調和システムの冷媒回路図である。図2に示すように、第1の負荷側ユニット10、第2の負荷側ユニット11aおよび11bは、熱源側ユニット20に対して冷媒配管を介して並列に接続されている。
熱源側ユニット20は、圧縮機21と、熱源側熱交換器22と、バイパス弁23と、制御部50とを有する。第1の負荷側ユニット10は、膨張装置12と、負荷側熱交換器13と、ファン14と、第1の開閉弁15と、第2の開閉弁16とを有する。第2の負荷側ユニット11aは、膨張装置12aと、負荷側熱交換器13aと、ファン14aと、第1の開閉弁15aと、第2の開閉弁16aとを有する。第2の負荷側ユニット11bは、膨張装置12bと、負荷側熱交換器13bと、ファン14bと、第1の開閉弁15bと、第2の開閉弁16bとを有する。
圧縮機21と、熱源側熱交換器22と、膨張装置12、12aおよび12bと、負荷側熱交換器13、13aおよび13bとが冷媒配管で接続され、冷媒が循環する冷媒回路60が構成される。また、空気調和システム1には、バイパス弁23、第2の開閉弁16、16aおよび16が冷媒配管で接続されたバイパス回路65が設けられている。バイパス回路65は、負荷側熱交換器13、13aおよび13bの冷媒入口と、圧縮機21の冷媒吐出口と接続されている。バイパス回路65は、負荷側熱交換器13、13aおよび13bのうち、除霜対象の熱交換器に、圧縮機21から吐出される高温高圧の冷媒ガスを流通させるものである。
圧縮機21は、冷媒回路60を循環する冷媒を圧縮して吐出する。圧縮機21は、例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、スクリュー圧縮機および往復圧縮機等の圧縮機である。熱源側熱交換器22は、凝縮器として機能する熱交換器である。バイパス弁23は、除霜運転時に閉状態から開状態に切り替わり、圧縮機21から吐出される高温高圧の冷媒をバイパス回路65に流通させる開閉弁である。
第1の負荷側ユニット10の構成を説明する。膨張装置12は、熱源側熱交換器22から流入する冷媒を膨張させて減圧する。膨張装置12は、例えば、冷媒の流量を調整できる電動膨張弁である。負荷側熱交換器13は、蒸発器として機能する熱交換器である。負荷側熱交換器13は、例えば、フィン・アンド・チューブ型熱交換器である。ファン14は、前室40から空気を吸い込んで負荷側熱交換器13に送り、熱交換後の空気を保管室に供給する。ファン14は、例えば、プロペラファンおよびシロッコファン等のファンである。第1の開閉弁15は、冷却運転時に開状態になる二方弁である。第2の開閉弁16は、負荷側熱交換器13が除霜される際、開状態になる二方弁である。なお、第2の負荷側ユニット11aおよび11bは、第1の負荷側ユニット10と同様な構成であるため、その詳細な説明を省略する。
第1の開閉弁15、15aおよび15bと、第2の開閉弁16、16aおよび16bと、バイパス弁23とは、冷却運転および除霜運転の運転モードにしたがって、冷媒の流路を切り替える流路切替装置17を構成する。
図2に示す冷媒回路図を参照し、冷却運転時の冷媒の流れを説明する。第1の開閉弁15、15aおよび15bは全て開状態であるものとする。圧縮機21から吐出した高温高圧の冷媒は、熱源側熱交換器22に流入すると、熱源側熱交換器22において、空気と熱交換を行って放熱することで凝縮される。凝縮されて液化した冷媒は、冷媒配管を経由して、膨張装置12、12aおよび12bに流入する。膨張装置12、12aおよび12bにおいて、液冷媒は減圧されて膨張する。続いて、液冷媒は、負荷側熱交換器13、13aおよび13bに流入すると、保管室30および前室40の空気と熱交換を行って空気から吸熱する。これにより、保管室30および前室40の空気が冷却される。吸熱した冷媒は蒸発して気体になる。気化した冷媒は、冷媒配管を経由して熱源側ユニットの圧縮機21に戻る。
図1に示した保管室30の構成を説明する。図3は、図1に示した保管室の上面図である。図4は、図1に示した保管室の正面図である。図5は、図1に示した保管室の側面図である。保管室30の天井、床および壁が断熱壁で構成される。
図3~図5に示すように、保管室30は、保管物を収納する複数の収納部31を有している。保管室30は、収納部31の数に対応する数の保管物を保管できる。図4に示すように、第1の負荷側ユニット10は、複数の収納部31よりも上方に設けられている。各収納部31の位置を特定できるようにするために、各収納部31の識別子を、図に示すX軸、Y軸およびZ軸の3軸を用いた3次元座標で表す。本実施の形態1では、保管室30は、2×4×3=24個の収納部31を有しているため、収納部31の位置を、座標(x1,y1,z1)~(x2,y4,z3)で表している。
図3に示すように、x軸座標が同じ12個の収納部31で構成される2つの収納グループ32が空調空気供給路33を挟んで配置されている。1つの収納グループ32には、保管室30の水平面の長手方向(Y軸矢印方向)に4つの収納部31が配置されている。図4および図5に示すように、1つの収納グループ32には、収納部31が垂直方向(Z軸矢印方向)に3段設けられている。1つの収納グループ32は、12個の収納部31で構成される。図3に示す矢印は、空気が流れる方向を示す。図3に示すように、第1の負荷側ユニット10は、図1に示した前室40から吸い込んだ空気を、図2に示した負荷側熱交換器13を経由して、保管室30の空調空気供給路33に送り出す。
図6は、図3に示した収納部の構成例を示す外観斜視図である。収納部31は、隔壁34によって保管室30が仕切られた区画であり、保管物が収納される収納空間を有する箱体である。収納部31は、収納空間に保管室30の空気を取り込む取込手段135と、収納空間の空気を前室40に排出する排出手段137と、収納空間の温度を検出する個室環境検出センサ36とを有する。
取込手段135は、保管室30に面した隔壁34に設けられた供給口35と、供給口35の開度を調節するダンパ装置38aとを有する。排出手段137は、前室40に面した隔壁34に設けられた排出口37と、排出口37の開度を調節するダンパ装置38bとを有する。ダンパ装置38aおよび38bは、例えば、空気が流通する開口の開度を調節できるバッフルを備えた装置である。隔壁34は断熱材で構成されているため、各収納部31のダンパ装置38aおよび38bの開閉状態を切り替えることで、収納空間の温度を変えることができる。
例えば、収納部31に保管物が保管されている場合、収納部31のダンパ装置38aおよび38bを開状態にする。この場合、収納空間に保管室30から冷気を導入できる。収納空間に保管物が保管されていない場合、収納部31のダンパ装置38aおよび38bを閉状態にする。この場合、保管物が保管されていない収納部31に第1の負荷側ユニット10から冷気が流入することが抑制される。その結果、収納部31に保管された保管物の冷却効率が向上する。さらに、収納部31に保管物があっても、収納部31の収納空間の温度が設定温度に到達したら、ダンパ装置38aおよび38bを閉状態にしてもよい。この場合、収納空間の温度が低温の状態で維持される。その後、収納部31の収納空間の温度が設定温度よりも高くなると、ダンパ装置38aおよび38bを閉状態から開状態に切り替えることで、収納空間に冷気を取り込むことができる。
上述の構成により、収納部31毎に収納空間の温度を微調節できるので、収納部31に保管される保管物に最も適した保管温度は保管物毎に異なっていてもよい。各保管物について、保管温度を基準にして保管に適した温度範囲を、保管温度範囲と称する。
図2に示した制御部50の構成を説明する。図7は、図2に示した制御部の一構成例を示すブロック図である。制御部50は、例えば、マイクロコンピュータである。図2に示すように、制御部50は、プログラムを記憶するメモリ51と、プログラムにしたがって処理を実行するCPU(Central Processing Unit)52とを有する。図7に示すように、制御部50は、通信手段53と、冷凍サイクル制御手段54とを有する。CPU52がプログラムを実行することで、通信手段53および冷凍サイクル制御手段54が空気調和システム1に構成される。
通信手段53は、前室環境検出センサ41および全ての個室環境検出センサ36から検出値を取得する。通信手段53は、前室環境検出センサ41の検出値を前室温度として冷凍サイクル制御手段54に通知する。通信手段53は、全ての個室環境検出センサ36から検出値を取得すると、取得した全ての検出値のうち、少なくとも1つの検出値を用いて保管室温度を決定して冷凍サイクル制御手段54に通知する。通信手段53は、全ての個室環境検出センサ36のうち、1つの個室環境検出センサ36の検出値を保管室温度に決定してもよく、2以上の検出値の平均値を保管室温度としてもよい。
例えば、複数の個室環境検出センサ36のうち、保管室30の平均的な温度を示す個室環境検出センサ36がある場合、通信手段53は、平均的な温度を示す1つの個室環境検出センサ36の検出値を保管室温度に決定してもよい。また、通信手段53は、決められた座標にある収納部31の個室環境検出センサ36の検出値を保管室温度としてもよい。例えば、図5において、座標(x2,y4,z3)に位置する収納部31は第1の負荷側ユニット10からY軸方向の距離が最も長く、かつ、最上段に位置しているため、保管室30内で最も温度が高くなっていることが考えられる。この場合、通信手段53は座標(x2,y4,z3)の収納部31の個室環境検出センサ36の検出値を保管室温度として冷凍サイクル制御手段54に通知すれば、保管室30内の全ての収納部31が保管室設定温度HTs以下になる。保管室設定温度HTsは、保管室30の目標温度である。保管室設定温度HTsは、例えば、保管室30の複数の収納部31に収納される保管物の保管温度のうち、最も低い保管温度に設定される。
冷凍サイクル制御手段54は、通信手段53から通知される前室温度および保管室温度に基づいて、冷媒回路60を循環する冷媒の冷凍サイクルを制御する。具体的には、冷凍サイクル制御手段54は、保管室温度が保管室設定温度HTsに一定の範囲で一致し、前室温度が前室設定温度ZTsに一定の範囲で一致するように、圧縮機21の回転数と、膨張装置12、12aおよび12bの開度を制御する。前室設定温度ZTsは、前室40の目標温度である。
ここで、本実施の形態1の空気調和システム1が行う空気調和における空気温度の関係を説明する。本実施の形態1では、第1の負荷側ユニット10および第2の負荷側ユニット11aおよび11bの吹き出し温度を検出しない場合で説明しているが、これらの吹き出し温度を検出してもよい。第1の負荷側ユニット10の吹き出し温度の設定温度をT10setとし、第2の負荷側ユニット11aおよび11bの吹き出し温度の設定温度をT11setとする。空気温度の関係は、設定温度T10set<保管室設定温度HTs<設定温度T11set≦前室設定温度ZTs<外気温度、となる。保管物の保管温度は、保管室設定温度HTsと一定の範囲で同等になる。本実施の形態1では、例えば、設定温度T10setが-30℃であるとき、保管室設定温度HTsが-25℃である。また、設定温度T11setが-5℃であるとき、前室設定温度ZTsが0℃である。保管室設定温度HTsを第1の温度とし、前室設定温度ZTsを第2の温度とすると、上記の空気温度の関係から、第2の温度は、第1の温度よりも保管物の保管温度から離れた温度になっている。
次に、本実施の形態1の空気調和システム1が行う空調制御を説明する。図8は、図1に示した空気調和システムが実行する空調制御手順を示すフローチャートである。ここでは、冷凍サイクル制御手段54は、保管室温度HTとして、複数の個室環境検出センサ36のうち、1つの個室環境検出センサ36から取得する保管室温度HTを使用するものとする。また、前室温度をZTと表す。
通信手段53は、前室環境検出センサ41から前室温度ZTを取得すると(ステップS101)、前室温度ZTを冷凍サイクル制御手段54に通知する。通信手段53は、全ての個室環境検出センサ36から検出値を取得すると(ステップS102)、これらの検出値から1つの検出値を保管室温度HTとして冷凍サイクル制御手段54に通知する。ステップS103において、冷凍サイクル制御手段54は、前室温度ZTが前室設定温度ZTsと一定の範囲で一致するか否かを判定する。また、冷凍サイクル制御手段54は、保管室温度HTが保管室設定温度HTsと一定の範囲で一致するか否かを判定する。
ステップS103の判定の結果、前室温度ZTが前室設定温度ZTsと一定の範囲で一致し、保管室温度HTが保管室設定温度HTsと一定の範囲で一致する場合、冷凍サイクル制御手段54は、ステップS101に戻る。また、ステップS103の判定の結果、前室温度ZTが前室設定温度ZTsと一定の範囲で一致せず、保管室温度HTも保管室設定温度HTsと一定の範囲で一致しない場合、冷凍サイクル制御手段54は、冷凍サイクルを制御する。具体的には、冷凍サイクル制御手段54は、圧縮機21の回転数と、膨張装置12、12aおよび12bの開度とを調節する(ステップS104)。
一方、ステップS103の判定の結果、前室温度ZTが前室設定温度ZTsと一定の範囲で一致しないが、保管室温度HTが保管室設定温度HTsと一定の範囲で一致する場合(ステップS105のYes)、冷凍サイクル制御手段54はステップS106に進む。ステップS106において、冷凍サイクル制御手段54は膨張装置12aおよび12bの開度を調節する(ステップS106)。ステップS103の判定の結果、保管室温度HTが保管室設定温度HTsと一定の範囲で一致しないが、前室温度ZTが前室設定温度ZTsと一定の範囲で一致する場合(ステップS105のNo)、冷凍サイクル制御手段54はステップS107に進む。ステップS107において、冷凍サイクル制御手段54は膨張装置12の開度を調節する(ステップS107)。
このようにして、前室温度が0℃で維持され、保管室温度が前室温度よりも低い-25℃で維持される。倉庫外の空気状態の層を第1層とし、前室40の空気状態の層を第2層とし、保管室30の空調空気供給路33の空気状態を第3層とし、収納部31の空気状態を第4層とする。第3層および第4層が厳しい温度環境に設定され、第2層が第3層および第4層よりも低い温度環境に設定される。そのため、温度管理の厳しい空間を倉庫全体より小さい空間に絞ることができる。また、第1の負荷側ユニット10が前室40から空気を取り込んで、保管室30の熱を前室40に放熱し、第2の負荷側ユニット11aおよび11bが前室40を空気調和している。その結果、第1の負荷側ユニット10は、外気を取り込む場合よりも、負荷が軽減する。
なお、図8に示すフロー図では、通信手段53は、前室温度ZTの取得の後に保管室温度HTを決定しているが、どちらが先であってもよい。また、冷凍サイクル制御手段54は、ステップS106において膨張装置12aおよび12bを制御し、ステップS107において膨張装置12を制御しているが、これらのステップにおいてもステップS104と同様に圧縮機21の制御を行ってもよい。
次に、図2に示す冷媒回路図を参照して、本実施の形態1の空気調和システム1が負荷側熱交換器13の除霜を行う場合を説明する。ここでは、負荷側熱交換器13に対して除霜を行う場合で説明する。
冷凍サイクル制御手段54は、ファン14に対して、保管室30から空気を吸い込んで前室40に送り出すように回転方向を切り替える。続いて、冷凍サイクル制御手段54は、第1の開閉弁15を閉じる。さらに、冷凍サイクル制御手段54は、バイパス弁23を開き、第2の開閉弁16を開く。これにより、圧縮機21から吐出された高温高圧の冷媒ガスがバイパス回路65を経由して負荷側熱交換器13に流入する。また、ファン14が保管室30から空気を吸い込んで前室40に送り出しているので、負荷側熱交換器13から発生した熱は、保管室30から前室40の方向に伝導する。
この場合、保管物が保管されている収納部31の供給口35および排出口37を閉状態にしてもよい。この場合、保管物の温度が上昇してしまうことを抑制できる。
負荷側熱交換器13の除霜が終了すると、冷凍サイクル制御手段54は、バイパス弁23を閉じ、第2の開閉弁16を閉じる。その後、冷凍サイクル制御手段54は、第1の開閉弁15を開く。さらに、ファン14に対して、前室40から空気を吸い込んで保管室30に送り出すように回転方向を切り替える。
なお、本実施の形態1では、保管室30が複数の収納部31を有する場合で説明したが、保管室30に収納部31が設けられていなくてもよい。この構成において、第1の負荷側ユニット10は、前室40の空気を吸い込んで熱交換した空気を保管室30に供給してもよい。この場合、空気の流れが前室40→保管室30→前室40となる。外気よりも温度の低い前室40の空気が負荷側熱交換器13に供給されることで、負荷側熱交換器13において冷媒が保管温度に近い空気と熱交換するため、省エネルギー化を図れる。また、保管室30の内部のみで空気を循環させる場合と比較して、保管室30の内部の空気を清浄化することができる。
また、図1は、前室40に1つの保管室30が設けられた構成を示しているが、前室40に設置される保管室30の数は1つに限らず、複数であってもよい。図9は、本発明の本実施の形態1に係る空気調和システムが適用される倉庫の別の構成例を示す外観斜視図である。
図9に示す空気調和システム1aは、2つの保管室30aおよび30bを備えた倉庫2aに適用されるものである。空気調和システム1aは、第1の負荷側ユニット10aおよび10bと、第2の負荷側ユニット11aおよび11bとを有する。保管室30aに第1の負荷側ユニット10aが取り付けられ、保管室30bに第1の負荷側ユニット10bが取り付けられている。この場合、空気調和システム1aは、保管室30aの保管温度と保管室30bの保管温度とを異なるように維持することもできる。
また、本実施の形態1では、熱源側ユニット20が1つの場合で説明したが、第1の負荷側ユニット10ならびに第2の負荷側ユニット11aおよび11bのそれぞれに、熱源側ユニットが設けられていてもよい。図10は、本発明の本実施の形態1に係る空気調和システムの別の構成例を示す冷媒回路図である。図10に示すように、空気調和システム1bは、熱源側ユニット20の他に、熱源側ユニット20aおよび20bを有する。熱源側ユニット20aは、圧縮機21a、熱源側熱交換器22aおよびバイパス弁23aを有する。熱源側ユニット20bは、圧縮機21b、熱源側熱交換器22bおよびバイパス弁23bを有する。
図10に示す構成において、圧縮機21a、熱源側熱交換器22a、膨張装置12aおよび負荷側熱交換器13aが冷媒配管で接続され、冷媒が循環する冷媒回路60aが構成される。圧縮機21b、熱源側熱交換器22b、膨張装置12bおよび負荷側熱交換器13bが冷媒配管で接続され、冷媒が循環する冷媒回路60bが構成される。制御部50は、冷媒回路60、60aおよび60bの各冷媒機器と接続され、冷凍サイクルを制御できれば、空気調和システム1bのうち、いずれの場所に設けられていてもよい。
さらに、第1の負荷側ユニットが1台、第2の負荷側ユニットが2台の場合で説明したが、これらの負荷側ユニットの台数は限定されない。例えば、第2の負荷側ユニットが2台の場合で説明したが、第2の負荷側ユニットが1台であってもよい。さらに、本実施の形態1では、温度管理の場合で説明したが、個室環境検出センサ36が温度だけでなく湿度も検出するようにし、湿度を管理してもよい。
本実施の形態1の空気調和システム1は、保管室30を第1の温度に空気調和する第1の負荷側ユニット10と、前室40を、第1の温度よりも保管物の保管温度から離れた第2の温度に空気調和する第2の負荷側ユニット11aおよび11bとを有する。
本実施の形態1によれば、保管室30を第1の温度に設定し、第1の温度よりも前室40を保管物の保管温度から離れた第2の温度に設定することで、温度管理の厳しい空間を倉庫全体より小さい空間に絞ることができる。そのため、空調の負荷が軽減し、空気調和システム1の消費電力量が低減し、省エネルギー化を図ることができる。また、保管物が保管される空間の温度のばらつきが抑制され、保管環境が改善する。また、空気調和システム1の負荷低減により、従来よりも圧縮機21の馬力を小さくすることで、イニシャルコストを低減できる。
また、本実施の形態1によれば、保管室30に比べて前室40の温度管理が厳しくないので温度環境が過酷でなく、前室40において、作業者および移動体の作業が容易となる。倉庫2が冷凍庫の場合、作業者および移動体は保管室30よりも寒くない温度環境で作業できる。例えば、移動体となる自動搬送ロボットが電池駆動の場合、前室40の温度が高いほど電池の寿命が延びるので、一回の充電で自動搬送ロボットの走行時間が長くなる。また、倉庫2が保管庫または加熱庫の場合、作業者および移動体は保管室30に比べて暑くない温度環境で作業できる。そのため、作業者は体力消耗等の負荷が抑制され、移動体は機器の劣化等に起因する故障が抑制される。
また、第1の負荷側ユニット10は、前室40の空気を吸い込んで熱交換した空気を保管室30に供給してもよい。この場合、外気よりも温度の低い前室40の空気が負荷側熱交換器13に供給されることで、負荷側熱交換器13において冷媒が保管温度に近い空気と熱交換するため、省エネルギー化を図れる。また、保管室30の内部のみで空気を循環させる場合と比較して、保管室30の内部の空気を清浄化することができる。
さらに、収納部31に、保管室30の空気を取り込む取込手段135が設けられていてもよく、収納部31の空気を前室40に排出する排出手段137が設けられていてもよい。取込手段135および排出手段137を開状態にすることで、保管室30の冷気を収納部31に導入することができ、収納部31において温度が上昇した空気を前室40に排出することができる。
また、本実施の形態1の空気調和システム1を有する倉庫2および2aについても、空気調和システム1と同様な効果を有する。また、倉庫2および2aの前室40に、作業者または移動体が通る通路が設けられていてもよい。この場合、保管室30に比べて前室40の温度管理が厳しくないので温度環境が過酷でなく、作業者および移動体の作業が容易となる。
本実施の形態1では、第1の負荷側ユニット10が熱交換後の空気の熱を前室40に伝導し、第2の負荷側ユニット11aおよび11bが前室を空気調和している。そのため、第1の負荷側ユニット10は、直接、倉庫の外に放熱する場合よりも、負荷が軽減する。
また、本実施の形態1では、前室40は保管室30ほど温度が低くないので、人が出入りする前室40の温度を従来よりも高くすることができ、作業環境が改善する。
また、本実施の形態1において、保管物が保管されていない収納部31の供給口35および排出口37を閉状態にしておくことで、保管物の冷却効率が向上する。
本実施の形態1において、負荷側熱交換器13を除霜する際、ファン14を逆回転させてもよい。この場合、除霜対象の負荷側熱交換器13から発生する熱を、保管物が置かれていない前室40に排出できる。そのため、除霜運転時に保管物の温度が上昇してしまうことを抑制できる。
実施の形態2.
本実施の形態2は、実施の形態1で説明した空気調和システムにおいて、複数の収納部に保管される保管物の入出および温度を管理できるようにしたものである。本実施の形態2では、実施の形態1と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態2の空気調和システムの構成を説明する。図11は、本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの一構成例を示す図である。空気調和システム1cは、空気調和装置200と、保管室30に保管される保管物の入出を管理する管理端末70とを有する。空気調和システム1cは、実施の形態1と同様に、倉庫2に適用される。空気調和装置200は、実施の形態1で説明した、第1の負荷側ユニット10と、第2の負荷側ユニット11aおよび11bと、制御部50を含む熱源側ユニット20とを有する。
図12は、図11に示した空気調和装置の制御部の一構成例を示すブロック図である。通信手段53は、一定の周期で全ての個室環境検出センサ36の検出値を取得する。そして、通信手段53は、全ての収納部31毎に、収納部31の位置を示す座標情報と収納部31に設けられた個室環境検出センサ36の検出値とを含む環境情報を管理端末70に送信し、取得した全ての検出値を管理端末70に送信する。
制御部50は、各収納部31のダンパ装置38aおよび38bと接続されている。冷凍サイクル制御手段54は、収納部31の位置を示す座標情報とダンパ装置38aおよび38bの開閉情報とを含む制御信号を管理端末70から受信すると、制御信号にしたがってダンパ装置38aおよび38bを制御する。ダンパ装置38aおよび38bは、冷凍サイクル制御手段54からの指示にしたがって、バッフルを開閉する。
図13は、図11に示した管理端末の一構成例を示す図である。管理端末70は、例えば、PC(Personal Computer)等の情報処理装置である。図13に示すように、管理端末70は、記憶部71と、制御部72と、表示部75と、操作部76とを有する。
記憶部71は、例えば、ハードディスクドライブ装置である。記憶部71は、保管室30に保管される保管物を管理する管理テーブルを記憶する。制御部72は、プログラムを記憶するメモリ73と、プログラムにしたがって処理を実行するCPU74とを有する。表示部75は、記憶部71が記憶する情報を表示する。表示部75は、例えば、液晶ディスプレイ装置である。操作部76は、例えば、キーボードおよびマウス等の入力インターフェースである。
制御部72は、空気調和装置200の通信手段53から複数の環境情報を受信すると、受信した複数の環境情報を、記憶部71が記憶する管理テーブルに含めて管理テーブルを更新する。制御部72は、記憶部71が記憶する管理テーブルを表示部75に表示させる。制御部7は、管理者が操作部76を介して入力した指示にしたがって、記憶部71が記憶する情報を処理する。制御部7は、管理者から操作部76を介して収納部31の指定とダンパ装置38aおよび38bの開閉指示とが入力されると、指定された収納部31の座標情報とダンパ装置38aおよび38bの開閉情報とを含む制御信号を空気調和装置200に送信する。
図14は、図13に示した記憶部が記憶する管理テーブルの一例を示す図である。図14に示すように、管理テーブルは、各収納部31の座標情報に対応して、検出温度[℃]と、保管物の有無と、保管温度範囲[℃]と、保管物の名称とが記録される。管理者が管理テーブルを見れば、どの座標の収納部31に保管物が保管され、その収納部31の収納空間の温度が何度であるかを知ることができる。例えば、座標(x2,y1,z1)で特定される収納部31には保管物が保管されていないため、供給口35および排出口37が閉じた状態にあるため、温度が他の収納部31よりも高くなっていることがわかる。
また、管理テーブルは、座標(x1,y1,z1)で特定される収納部31の温度と座標(x2,y4,z2)で特定される収納部31の温度とが異なることを示している。そのため、管理者は、管理テーブルを参照することで、全ての収納部31のうち、保管物の保管温度範囲に適した収納部31を選択することができる。
次に、本実施の形態の空気調和システムの動作手順を説明する。図15は、図11に示した空気調和システムの動作手順を示すシーケンス図である。複数の個室環境検出センサ36が検出値を通信手段53に送信する(ステップS201)。通信手段53は、複数の環境情報を管理端末70に送信する(ステップS202)。制御部72は、空気調和装置200から複数の環境情報を受信すると、受信した複数の環境情報を記憶部71が記憶する管理テーブルに反映させ、管理テーブルを更新する(ステップS203)。
制御部72は、更新後の管理テーブルを表示部75に表示させる(ステップS204)。管理者は、新たに保管物を保管室30に保管するために、表示部75に表示された管理テーブルを参照し、保管物が保管されていない収納部31の指定とダンパ装置38aおよび38bを開状態にする旨の指示とを操作部76に入力する。制御部72は、管理者から指示が入力されると、指定された収納部31の座標情報とダンパ装置38aおよび38bを開状態にする旨の情報とを含む制御信号を空気調和装置200に送信する(ステップS205)。
通信手段53は、管理端末70から受信した制御信号を冷凍サイクル制御手段54に転送する。冷凍サイクル制御手段54は、通信手段53から制御信号を受け取ると、制御信号で指定された座標の収納部31のダンパ装置38aおよび38bを制御して供給口35および排出口37を開状態にする(ステップS206)。
図16は、本発明の実施の形態2の空気調和システムの動作手順を模式的に示した図である。空気調和装置200は、複数の個室環境検出センサ36を含むセンサ群45から取得した検出値を基に複数の環境情報を生成して管理端末70に渡す。この環境情報は、管理者に対して、空気調和装置200の運転状態を示すだけでなく、最適保管位置の情報を提供するものとなる。管理端末70は、管理者が指定した保管位置の制御信号を空気調和装置200に送信する。空気調和装置200は、受信した制御信号にしたがってダンパ装置38aおよび38bを制御する。
なお、本実施の形態2において、制御部72は、管理テーブルを参照し、保管物が保管されている収納部31の数および位置と、各収納部31の温度とを基に冷凍負荷を算出してもよい。制御部72は、算出した冷凍負荷にしたがって、空気調和装置200に冷凍出力を変化させる制御信号を送信する。冷凍出力とは、例えば、風量、風向および圧縮機21の回転数である。この場合、空気調和装置200は、受信した制御信号にしたがって冷凍出力を制御することで、保管室30内の温度ばらつきを低減し、空間内の温度をより均等にすることができる。
また、冷凍サイクル制御手段54は、第1の負荷側ユニット10の除霜運転を行う際、保管物が保管された全ての収納部31のダンパ装置38aおよび38bを閉じてもよい。この場合、保管物の温度が上昇してしまうことを抑制できる。
また、空気調和装置200が各収納部31のダンパ装置38aおよび38bの開閉を制御しているので、保管物の収納部31への入出を、自動搬送ロボットを含む移動体が行うようにしてもよい。この場合、作業者が保管物を持って前室40から収納部31に入れたり、収納部31から保管物を出したりする作業が不要となる。保管室30に比べて前室40の温度管理が厳しくないので温度環境が過酷でなく、前室40において、移動体の作業が容易となる。そのため、移動体は機器の劣化等に起因する故障が抑制される。さらに、本実施の形態2では、温度管理の場合で説明したが、個室環境検出センサ36が温度だけでなく湿度も検出するようにし、湿度を管理してもよい。
本実施の形態2によれば、倉庫の管理者は、保管物の入庫の際、各収納部31の温度および空気調和装置200の負荷に応じて、収納部31を選択することで、保管物を保管物毎に適した環境に保管できるだけでなく、空気調和装置200の消費電力を低減できる。その結果、保管物の環境維持の自動化、および空気調和装置200の省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施の形態2によれば、空気調和装置200の販売先が商品棚製造業者に拡大する効果が見込める。この場合、個室環境検出センサ36および通信手段53の通信と、通信手段53および管理端末70の通信との規格を共通にし、座標のような識別子で各収納部31を管理者が特定できるようにすることで、空気調和装置200の適用範囲が広がることが期待できる。
実施の形態3.
本実施の形態3は、実施の形態2で説明した空気調和装置にネットワークを介して情報処理端末を接続し、複数の収納部に保管される保管物の入出および温度を監視できるようにしたものである。本実施の形態3では、実施の形態1および2と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態3の空気調和システムの構成を説明する。図17は、本発明の実施の形態3に係る空気調和システムの一構成例を示す図である。空気調和システム1dは、空気調和装置200と、管理端末70と、空気調和装置200とネットワーク100を介して接続されるサーバ80とを有する。ネットワーク100は、例えば、インターネットである。情報処理端末90は、例えば、ノート型PC、およびスマートフォン等の携帯情報処理端末であってもよく、デスクトップ型PCであってもよい。
サーバ80は管理テーブルを記憶する。サーバ80は、定期的に空気調和装置200の通信手段53を介して管理端末70から管理テーブルを取得し、記憶する管理テーブルを更新する。本実施の形態3の空気調和装置200の通信手段53は、ネットワーク100に準拠した通信プロトコルを用いて情報処理端末90と通信する機能を備えている。通信プロトコルは、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(internet Protocol)である。
本実施の形態3の空気調和システム1dの動作を説明する。図18は、図17に示した空気調和システムの動作手順を模式的に示す図である。本実施の形態3では、実施の形態2で説明した動作についての詳細な説明を省略する。
サーバ80は、空気調和装置200の通信手段53を介して管理端末70から管理テーブルを取得し、記憶する管理テーブルを更新する。空気調和システム1dを利用するユーザが情報処理端末90を操作して、管理テーブルを要求する旨を入力すると、情報処理端末90は、管理テーブルを要求する旨の情報要求信号をサーバ80に送信する。サーバ80は、ネットワーク100を介して情報処理端末90から情報要求信号を受信すると、管理テーブルを情報処理端末90に送信する。情報処理端末90は、サーバ80から取得した管理テーブルを表示する。管理テーブルは、ユーザに対して、保管物の入出状況を示す入出庫情報の役目を果たす。
本実施の形態3によれば、空気調和システム1dを利用するユーザは、自分の情報処理端末で管理テーブルを参照することで、保管室30に預けている自分の保管物の保管環境を確認することができる。なお、本実施の形態3では、空気調和装置200がネットワーク100と接続される場合で説明したが、管理端末70がネットワーク100と接続されてもよい。
実施の形態4.
本実施の形態4は、実施の形態1で説明した空気調和システムにおいて、保管物の湿度を管理できるようにしたものである。本実施の形態4では、実施の形態1と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態4の空気調和システムを、図1~図6を参照して説明する。本実施の形態4の空気調和システム1は、保管対象物が温度管理品ではなく、木材等の湿度管理品を保管する倉庫に適用されるものである。本実施の形態4では、実施の形態1で説明した空気調和システム1が除湿装置として機能する。個室環境検出センサ36は、温度だけでなく湿度も検出する。
本実施の形態4の空気調和システム1の動作を説明する。通信手段53は、全ての個室環境検出センサ36から検出値を取得し、取得した全ての検出値のうち、少なくとも1つの検出値を用いて保管室湿度を決定する。冷凍サイクル制御手段54は、通信手段53から通知される保管室湿度と保管室設定湿度とに基づいて、保管室湿度が保管室設定湿度と一定の範囲で一致するように、冷凍サイクルを制御する。
なお、本実施の形態4の空気調和システム1を実施の形態2および3で説明したシステムに適用してもよい。また、本実施の形態4の空気調和システム1において、上述した除湿装置の吸い込み口と吹出し口とを入れ替えて設置してもよい。
本実施の形態4によれば、保管対象が湿度管理品である場合に、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。
1、1a~1d 空気調和システム、2、2a 倉庫、7 制御部、10、10a、10b 第1の負荷側ユニット、11a、11b 第2の負荷側ユニット、12、12a、12b 膨張装置、13、13a、13b 負荷側熱交換器、14、14a、14b ファン、15、15a、15b 第1の開閉弁、16、16a、16b 第2の開閉弁、17 流路切替装置、20、20a、20b 熱源側ユニット、21、21a、21b 圧縮機、22、22a、22b 熱源側熱交換器、23、23a、23b バイパス弁、30、30a、30b 保管室、31 収納部、32 収納グループ、33 空調空気供給路、34 隔壁、35 供給口、36 個室環境検出センサ、37 排出口、38a、38b ダンパ装置、40 前室、41 前室環境検出センサ、45 センサ群、50 制御部、51 メモリ、52 CPU、53 通信手段、54 冷凍サイクル制御手段、60、60a、60b 冷媒回路、65 バイパス回路、70 管理端末、71 記憶部、72 制御部、73 メモリ、74 CPU、75 表示部、76 操作部、80 サーバ、90 情報処理端末、100 ネットワーク、135 取込手段、137 排出手段、200 空気調和装置。

Claims (11)

  1. それぞれが保管物を保管する複数の収納部を有する保管室を、第1の温度に空気調和する第1の負荷側ユニットと、
    前記保管室の外周を囲む前室を、前記第1の温度よりも前記保管物の保管温度から離れた第2の温度に空気調和する第2の負荷側ユニットと、
    前記複数の収納部のそれぞれに設けられ、収納空間の空気の温度を検出する個室環境検出センサと、
    全ての前記個室環境検出センサから検出値を取得し、取得した全ての検出値のうち、少なくとも1つの検出値を保管室温度として出力する通信手段と、
    前記通信手段から入力される前記保管室温度と保管室設定温度とに基づいて、前記第1の負荷側ユニットを含む冷媒回路を循環する冷媒の冷凍サイクルを制御する冷凍サイクル制御手段と、
    前記通信手段と通信接続される管理端末と、を有し、
    前記通信手段は、
    前記複数の収納部毎に、前記収納部の位置を示す座標情報と前記収納部に設けられた前記個室環境検出センサの検出値とを含む環境情報を前記管理端末に送信し、
    前記管理端末は、
    情報を表示する表示部と、
    前記保管室に保管される前記保管物を管理する管理テーブルを記憶する記憶部と、
    前記通信手段から複数の前記環境情報を受信すると、受信した複数の環境情報を前記管理テーブルに含めて前記表示部に表示させる制御部と、を有する、
    空気調和システム。
  2. 前記第1の負荷側ユニットは、前記前室の空気を吸い込んで熱交換した空気を前記保管室に供給する、
    請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記各収納部に前記保管室の空気を取り込む取込手段を有する、
    請求項1または請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記各収納部に前記収納空間の空気を前記前室に排出する排出手段を有する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  5. 前記各個室環境検出センサは前記収納部の空気の湿度を検出し、
    前記通信手段は、全ての前記個室環境検出センサから検出値を取得し、取得した全ての検出値のうち、少なくとも1つの検出値を保管室湿度として出力し、
    前記冷凍サイクル制御手段は、前記通信手段から入力される前記保管室湿度と保管室設定湿度とに基づいて、前記冷媒回路を循環する冷媒の冷凍サイクルを制御する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  6. 前記第1の負荷側ユニットに設けられた負荷側熱交換器およびファンと、
    前記冷媒回路に設けられた圧縮機と、
    前記圧縮機の冷媒吐出口と前記負荷側熱交換器とを接続するバイパス回路と、
    除霜運転時に前記バイパス回路を介して前記圧縮機から吐出される冷媒を前記負荷側熱交換器に流通させる流路切替装置と、をさらに有し、
    前記冷凍サイクル制御手段は、
    前記除霜運転時に、前記保管室から空気を吸い込んで前記前室に送り出すように前記ファンの回転方向を制御し、前記流路切替装置を制御して前記圧縮機から吐出される冷媒を前記負荷側熱交換器に流通させる、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  7. 前記通信手段または前記管理端末とネットワークを介して接続され、前記管理テーブルを記憶するサーバをさらに有し、
    前記サーバは、
    前記ネットワークを介して情報処理端末から前記管理テーブルを要求する情報要求信号を受信すると、前記管理テーブルを前記情報処理端末に送信する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  8. それぞれが保管物を保管する複数の収納部を有する保管室と、
    前記保管室の外周を囲む前室と、
    前記保管室を、第1の温度に空気調和する第1の負荷側ユニットと、
    前記前室を、前記第1の温度よりも前記保管物の保管温度から離れた第2の温度に空気調和する第2の負荷側ユニットと、
    前記複数の収納部のそれぞれに設けられ、収納空間の空気の温度を検出する個室環境検出センサと、
    全ての前記個室環境検出センサから検出値を取得し、取得した全ての検出値のうち、少なくとも1つの検出値を保管室温度として出力する通信手段と、
    前記通信手段から入力される前記保管室温度と保管室設定温度とに基づいて、前記第1の負荷側ユニットを含む冷媒回路を循環する冷媒の冷凍サイクルを制御する冷凍サイクル制御手段と、
    前記通信手段と通信接続される管理端末と、を有し、
    前記通信手段は、
    前記複数の収納部毎に、前記収納部の位置を示す座標情報と前記収納部に設けられた前記個室環境検出センサの検出値とを含む環境情報を前記管理端末に送信し、
    前記管理端末は、
    情報を表示する表示部と、
    前記保管室に保管される前記保管物を管理する管理テーブルを記憶する記憶部と、
    前記通信手段から複数の前記環境情報を受信すると、受信した複数の環境情報を前記管理テーブルに含めて前記表示部に表示させる制御部と、を有する、
    倉庫。
  9. 前記前室に、作業者または移動体が通る通路が設けられた、
    請求項8に記載の倉庫。
  10. 前記各収納部は、前記保管室の空気を取り込む取込口と前記前室に空気を排出する排出口とを有する、
    請求項8または請求項9に記載の倉庫。
  11. 前記取込口に設けられ該取込口を開閉する取込手段、または前記排出口に設けられ該排出口を開閉する排出手段が設けられた、
    請求項10に記載の倉庫。
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