JP2015152234A - 冷蔵システム - Google Patents

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雄吾 高木
Yugo Takagi
雄吾 高木
吉田 仁
Hitoshi Yoshida
仁 吉田
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Abstract

【課題】冷蔵室を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷蔵室の温度を均一に保つことが可能な冷蔵システムを提供する。【解決手段】この冷蔵システム100は、複数の領域を含む冷凍倉庫1と、冷凍倉庫1を冷却する冷却器3a〜3dと、冷凍倉庫1の複数の領域間を双方向に送風可能に構成されているファン4a〜4dと、冷凍倉庫1内の温度を測定する複数の温度センサ5a〜5dと、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させる制御装置2とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、冷蔵システムに関し、特に、冷蔵室を備えた冷蔵システムに関する。
従来、冷蔵室を備えた冷蔵システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、荷物室(冷蔵室)と、荷物室を冷却する空調機と、荷物室内下部の冷たい空気を通風空間を介して荷物室内上部のダクトから吹き出させるファンと、温度を測定する複数の温度センサとを備える保冷コンテナ(冷蔵システム)が開示されている。この保冷コンテナでは、複数の温度センサが感知した温度差に基づいて、一定の温度差が生じた場合にファンを駆動させて荷物室内下部の冷たい空気を荷物室内上部に送るように構成されている。
特開2004−150735号公報
しかしながら、上記特許文献1の保冷コンテナは、複数の温度センサが感知した温度差に基づいて、一定の温度差が生じた場合にファンを駆動させて荷物室内下部(一方領域)の冷たい空気を荷物室内上部(他方領域)に送るように構成されているため、たとえば、荷物室内下部に設けられた扉が開放されたことに起因して荷物室内下部(一方領域)の温度が上昇した場合などには、ファンは駆動されない。このため、荷物室内下部(一方領域)の温度が上昇した場合には、荷物室内の温度を均一に保つことが困難であるという不都合がある。つまり、上記特許文献1の保冷コンテナでは、複数の領域を含む荷物室内の複数の領域の各々の温度上昇に対して温度を均一に保つことが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、冷蔵室を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷蔵室の温度を均一に保つことが可能な冷蔵システムを提供することである。
この発明の一の局面による冷蔵システムは、複数の領域を含む冷蔵室と、冷蔵室を冷却する空調機と、冷蔵室内の複数の領域間を双方向に送風可能に構成されている送風機と、冷蔵室内の温度を測定する複数の温度センサと、複数の温度センサの測定結果に基づいて、冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように送風機を駆動させる制御部とを備える。
この発明の一の局面による冷蔵システムでは、上記のように、冷蔵室内の複数の領域間を双方向に送風可能に構成されている送風機、および、複数の温度センサの測定結果に基づいて、冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように送風機を駆動させる制御部を設けることによって、冷蔵室内の複数の領域のうちいずれの領域の温度が上昇した場合でも、送風機により他の相対的に温度の低い領域の冷気を送ることができるので、冷蔵室を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷蔵室の温度を均一に保つことができる。また、送風機を駆動させることによって、温度を均一に保つことができるので、空調機の出力を必要以上に上げる必要がない。これにより、省エネルギー化を図りながら、冷蔵室の温度を均一に保つことができる。
上記一の局面による冷蔵システムにおいて、好ましくは、制御部は、複数の温度センサの測定結果と、冷蔵室内の設定温度に基づく閾値温度とに基づいて、閾値温度より低い温度の領域から閾値温度より高い温度の領域に向かって空気を送るように送風機を駆動させるように構成されている。このように構成すれば、冷蔵室を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷蔵室内の温度を容易に閾値温度より低い温度で均一にすることができる。
上記一の局面による冷蔵システムにおいて、好ましくは、複数の温度センサは、冷蔵室内の水平方向において互いに異なる位置に配置されており、制御部は、複数の温度センサの測定結果に基づいて、冷蔵室内の水平方向において相対的に温度の低い領域から冷蔵室内の水平方向において相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように送風機を駆動させるように構成されている。このように構成すれば、冷蔵室を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷蔵室内の温度を水平方向において容易に均一にすることができる。
上記一の局面による冷蔵システムにおいて、好ましくは、制御部は、複数の温度センサの測定結果に基づいて、空調機の出力を維持した状態で、冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように送風機を駆動させるように構成されている。このように構成すれば、空調機の出力を上げることなく相対的に温度の高い領域を冷やすことができるので、省エネルギー化を図りながら、冷蔵室の温度を容易に均一にすることができる。
上記一の局面による冷蔵システムにおいて、好ましくは、送風機は、複数設けられており、制御部は、複数の温度センサの測定結果に基づいて、冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように、複数の送風機のうち相対的に温度の低い領域に配置された送風機を駆動させるように構成されている。このように構成すれば、相対的に温度の低い領域の空気をその領域に配置された送風機により容易に温度の高い領域に向かって送り出すことができる。
上記一の局面による冷蔵システムにおいて、好ましくは、送風機は、風向を変更可能に構成されており、制御部は、複数の温度センサの測定結果に基づいて、冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように、送風機の風向を調整して駆動させるように構成されている。このように構成すれば、送風機を複数の領域にそれぞれ設けなくても相対的に温度の低い領域の空気を相対的に温度の高い領域に向かって送ることができるので、送風機の数が増加するのを抑制しつつ、冷蔵室を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷蔵室の温度を均一に保つことができる。
上記一の局面による冷蔵システムにおいて、好ましくは、空調機は、冷蔵室の複数の領域ごとに設けられており、制御部は、冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域の空調機からの冷気を相対的に温度の高い領域に向かって送るように送風機を駆動させるように構成されている。このように構成すれば、相対的に温度の低い領域の空調機の冷気を相対的に温度の高い領域に向かって送ることにより、空調機の出力を上げることなく、効率よく冷蔵室の温度を均一にすることができる。
本発明によれば、上記のように、冷蔵室を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷蔵室の温度を均一に保つことができる。
本発明の第1実施形態による冷蔵システムの概略的な全体構成を示した平面図である。 本発明の第1実施形態による冷蔵システムのファンによる送風を説明するための平面図である。 本発明の第1実施形態による冷蔵システムの冷凍倉庫内のX方向の温度分布を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による冷蔵システムの制御装置による冷却制御処理を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態による冷蔵システムの概略的な全体構成を示した平面図である。 本発明の第2実施形態による冷蔵システムのファンによる送風を説明するための第1平面図である。 本発明の第2実施形態による冷蔵システムのファンによる送風を説明するための第2平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による冷蔵システム100の構成について説明する。
第1実施形態による冷蔵システム100は、物品を低温での温度管理下で冷蔵(冷凍)保存することが可能なように構成されている。また、冷蔵システム100は、図1に示すように、冷凍倉庫1と、制御装置2と、冷却器3a、3b、3cおよび3dと、ファン4a、4b、4cおよび4dと、温度センサ5a、5b、5cおよび5dとを備える。なお、冷凍倉庫1は、本発明の「冷蔵室」の一例であり、制御装置2は、本発明の「制御部」の一例である。また、冷却器3a〜3dは、本発明の「空調機」の一例であり、ファン4a〜4dは、本発明の「送風機」の一例である。
冷凍倉庫1は、冷蔵(冷凍)保蔵される物品が保管されるように構成されている。また、冷凍倉庫1は、扉(図示せず)を介して、物品が搬入または搬出される。また、冷凍倉庫1は、断熱材を含む材料により、床、壁、天井が形成されている。また、冷凍倉庫1は、平面方向(XY方向)において、仮想的に分けられた複数の領域を含む。たとえば、冷凍倉庫1は、平面方向において、X1方向およびY2方向(左奥)の領域、X1方向およびY1方向(左手前)の領域、X2方向およびY2方向(右奥)の領域、および、X2方向およびY1方向(右手前)の領域を含む。
制御装置2は、冷蔵システム100を統括的に制御するように構成されている。具体的には、制御装置2は、冷凍倉庫1内の温度が設定された温度になるように冷却器3a〜3dおよびファン4a〜4dを制御するように構成されている。つまり、制御装置2は、温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷却器3a〜3dの出力およびファン4a〜4dの駆動を制御するように構成されている。
冷却器3a〜3dは、冷凍倉庫1を冷却するように構成されている。また、冷却器3a〜3dは、それぞれ、空気調和機を含む、いわゆる蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置からなる。すなわち、冷却器3a(3b〜3d)は、図示しない圧縮機、凝縮器(室外側熱交換器)、膨張弁および蒸発器(室内側熱交換器)が冷媒配管を介して一巡するように接続された冷凍サイクル装置として構成されている。また、このような冷凍サイクル装置においては、たとえば、二酸化炭素(CO2)冷媒などの自然冷媒が用いられる。また、冷却器3a〜3dは、冷凍倉庫1の複数の領域ごとに1つずつ配置されている。具体的には、冷却器3aは、冷凍倉庫1のX1方向およびY2方向の領域に配置され、冷却器3bは、冷凍倉庫1のX1方向およびY1方向の領域に配置されている。また、冷却器3cは、冷凍倉庫1のX2方向およびY2方向の領域に配置され、冷却器3dは、冷凍倉庫1のX2方向およびY1方向の領域に配置されている。
ファン4a〜4dは、冷凍倉庫1内の空気を送風するように構成されている。具体的には、ファン4a〜4dは、冷凍倉庫1内の複数の領域間を双方向に送風可能に構成されている。つまり、ファン4aの駆動により、冷凍倉庫1のY2方向の領域からY1方向の領域に向かって空気が送られる。また、ファン4bの駆動により、冷凍倉庫1のX1方向の領域からX2方向の領域に向かって空気が送られる。また、ファン4cの駆動により、冷凍倉庫1のX2方向の領域からX1方向の領域に向かって空気が送られる。また、ファン4dの駆動により、冷凍倉庫1のY1方向の領域からY2方向の領域に向かって空気が送られる。また、これらのファン4a〜4dを組み合わせて駆動して、任意の方向に向かって空気が送られる。たとえば、ファン4aおよび4bの駆動により、冷凍倉庫1のX1方向およびY2方向の領域からX2方向およびY1方向の領域に向かって空気が送られる。
温度センサ5a〜5dは、冷凍倉庫1内の温度を測定するように構成されている。また、温度センサ5a〜5dは、それぞれ、制御装置2に接続されている。また、複数の温度センサ5a〜5dは、冷凍倉庫1内の水平方向(XY方向)において互いに異なる位置に配置されている。具体的には、温度センサ5aは、冷凍倉庫1内のY2方向側に配置されている。また、温度センサ5bは、冷凍倉庫1内のX1方向側に配置されている。また、温度センサ5cは、冷凍倉庫1内のX2方向側に配置されている。また、温度センサ5dは、冷凍倉庫1内のY1方向側に配置されている。これにより、温度センサ5a〜5dによる温度測定に基づいて、図3に示すように、冷凍倉庫1内の水平方向(XY方向)における温度分布を算出することが可能である。
ここで、第1実施形態では、制御装置2は、図2に示すように、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成されている。具体的には、制御装置2は、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果と、冷凍倉庫1内の設定温度に基づく閾値温度とに基づいて、閾値温度より低い温度の領域から閾値温度より高い温度の領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成されている。なお、閾値温度は、設定温度より所定の温度(たとえば、2℃)だけ高い温度に設定されている。また、閾値温度は、季節や立地条件などに応じて設定される。
また、制御装置2は、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫1内の水平方向(XY方向)において相対的に温度の低い領域から冷蔵室内の水平方向において相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成されている。つまり、制御装置2は、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて算出した冷凍倉庫1内の水平方向(XY方向)における温度分布に基づいて、水平方向における温度分布が均一になるようにファン4a〜4dを駆動させるように構成されている。
また、制御装置2は、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷却器3a〜3dの出力を維持した状態で、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成されている。具体的には、制御装置2は、複数の温度センサ5a〜5dのうち少なくとも1つの温度センサの測定温度が閾値温度より高く、かつ、少なくとも1つの温度センサの測定温度が閾値温度より低い場合、冷却器3a〜3dの出力を維持した状態で、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成されている。また、制御装置2は、複数の温度センサ5a〜5dの全ての測定温度が閾値温度より高い温度であった場合、冷却器3a〜3dの出力を上げる制御を行うように構成されている。
また、制御装置2は、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように、複数のファン4a〜4dのうち相対的に温度の低い領域に配置されたファン4a〜4dを駆動させるように構成されている。また、制御装置2は、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域の冷却器3a〜3dからの冷気を相対的に温度の高い領域に向かって送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成されている。
次に、図4を参照して、第1実施形態による冷蔵システム100の制御装置2による冷却制御処理について説明する。この冷却制御処理は、冷蔵システム100が稼働中に継続的に行われる。
図4のステップS1において、閾値温度を超える温度を測定した温度センサ5a〜5dがあるか否かが判断される。閾値温度を超える温度を測定した温度センサが1つも無ければ、ステップS1の判断を繰り返す。閾値温度を超える温度を測定した温度センサが少なくとも1つあればステップS2に進む。
ステップS2において、全ての温度センサ5a〜5dの測定温度が閾値温度を超えているか否かが判断される。少なくとも1つの温度センサの測定温度が閾値温度を超えていなければ、ステップS3に進み、全ての温度センサ5a〜5dの測定温度が閾値温度を超えていれば、ステップS4に進む。
ステップS3において、ファン4a〜4dのうち少なくとも1つが駆動される。具体的には、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dが駆動される。その後、冷却制御処理が終了される。
ステップS4において、冷却器3a〜3dの出力が上げられる。その後、冷却制御処理が終了される。
上記第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、冷凍倉庫1内の複数の領域間を双方向に送風可能に構成されているファン4a〜4d、および、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させる制御装置2を設けることによって、冷凍倉庫1内の複数の領域のうちいずれの領域の温度が上昇した場合でも、ファン4a〜4dにより他の相対的に温度の低い領域の冷気を送ることができるので、冷凍倉庫1を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷凍倉庫1の温度を均一に保つことができる。また、ファン4a〜4dを駆動させることによって、温度を均一に保つことができるので、冷却器3a〜3dの出力を必要以上に上げる必要がない。これにより、省エネルギー化を図りながら、冷凍倉庫1の温度を均一に保つことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御装置2を、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果と、冷凍倉庫1内の設定温度に基づく閾値温度とに基づいて、閾値温度より低い温度の領域から閾値温度より高い温度の領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成する。これにより、冷凍倉庫1を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷凍倉庫1内の温度を容易に閾値温度より低い温度で均一にすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、複数の温度センサ5a〜5dを、冷凍倉庫1内の水平方向(XY方向)において互いに異なる位置に配置し、制御装置2を、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫1内の水平方向において相対的に温度の低い領域から冷蔵室内の水平方向において相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成する。これにより、冷凍倉庫1を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷凍倉庫1内の温度を水平方向(XY方向)において容易に均一にすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御装置2を、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷却器3a〜3dの出力を維持した状態で、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成する。これにより、冷却器3a〜3dの出力を上げることなく相対的に温度の高い領域を冷やすことができるので、省エネルギー化を図りながら、冷凍倉庫1の温度を容易に均一にすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ファン4a〜4dを複数設け、制御装置2を、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように、複数のファン4a〜4dのうち相対的に温度の低い領域に配置されたファン4a〜4dを駆動させるように構成する。これにより、相対的に温度の低い領域の空気をその領域に配置されたファン4a〜4dにより容易に温度の高い領域に向かって送り出すことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、冷却器3a〜3dを、冷凍倉庫1の複数の領域ごとに設け、制御装置2を、冷凍倉庫1内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域の冷却器3a〜3dからの冷気を相対的に温度の高い領域に向かって送るようにファン4a〜4dを駆動させるように構成する。これにより、相対的に温度の低い領域の冷却器3a〜3dの冷気を相対的に温度の高い領域に向かって送ることによって、冷却器3a〜3dの出力を上げることなく、効率よく冷凍倉庫1の温度を均一にすることができる。
(第2実施形態)
図5〜図7を参照して、本発明の第2実施形態による冷蔵システム200の構成について説明する。
この第2実施形態では、ファンを複数設けた上記第1実施形態とは異なり、1つのファンを設ける構成の例について説明する。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、第1実施形態と同じ符号を付して図示している。
第2実施形態による冷蔵システム200は、図5に示すように、冷凍倉庫201と、制御装置202と、冷却器3a、3b、3cおよび3dと、ファン203と、温度センサ5a、5b、5cおよび5dとを備える。なお、冷凍倉庫201は、本発明の「冷蔵室」の一例であり、制御装置202は、本発明の「制御部」の一例である。また、冷却器3a〜3dは、本発明の「空調機」の一例であり、ファン203は、本発明の「送風機」の一例である。
冷凍倉庫201は、冷蔵(冷凍)保蔵される物品が保管されるように構成されている。また、冷凍倉庫201は、扉(図示せず)を介して、物品が搬入または搬出される。また、冷凍倉庫201は、断熱材を含む材料により、床、壁、天井が形成されている。また、冷凍倉庫201は、平面方向(XY方向)において、仮想的に分けられた複数の領域を含む。たとえば、冷凍倉庫201は、平面方向において、X1方向およびY2方向(左奥)の領域、X1方向およびY1方向(左手前)の領域、X2方向およびY2方向(右奥)の領域、および、X2方向およびY1方向(右手前)の領域を含む。
制御装置202は、冷蔵システム200を統括的に制御するように構成されている。具体的には、制御装置202は、冷凍倉庫201内の温度が設定された温度になるように冷却器3a〜3dおよびファン203を制御するように構成されている。つまり、制御装置202は、温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷却器3a〜3dの出力およびファン203の駆動を制御するように構成されている。
ここで、第2実施形態では、ファン203は、冷凍倉庫201内の空気を送風するように構成されている。具体的には、ファン203は、冷凍倉庫201内の複数の領域間を双方向に送風可能に構成されている。また、ファン203は風向を変更可能に構成されている。また、ファン203は、冷凍倉庫201の中央近傍の天井部に設けられている。
また、第2実施形態では、制御装置202は、図6および図7に示すように、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫201内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン203を駆動させるように構成されている。具体的には、制御装置202は、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫201内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように、ファン203の風向を調整して駆動させるように構成されている。
たとえば、図6に示すように、冷凍倉庫201のX2方向(右)側の領域が相対的に温度が高い場合、ファン203の風向を調整して、X1方向の領域からX2方向の領域に向かって冷気が送られる。また、図7に示すように、冷凍倉庫201のX1方向およびY2方向(左奥)の領域が相対的に温度が高い場合、ファン203の風向を調整して、X2方向およびY1方向(右手前)の領域からX1方向およびY2方向(左奥)の領域に向かって冷気が送られる。
なお、第2実施形態による冷蔵システム200のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
上記第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
上記のように第2実施形態の構成においても、上記第1実施形態と同様に、冷凍倉庫201内の複数の領域間を双方向に送風可能に構成されているファン203、および、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫201内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るようにファン203を駆動させる制御装置202を設けることによって、省エネルギー化を図りながら、冷凍倉庫201の温度を均一に保つことができる。
また、第2実施形態では、上記のように、ファン203を風向を変更可能に構成し、制御装置202を、複数の温度センサ5a〜5dの測定結果に基づいて、冷凍倉庫201内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように、ファン203の風向を調整して駆動させるように構成する。これにより、ファン203を複数の領域にそれぞれ設けなくても相対的に温度の低い領域の空気を相対的に温度の高い領域に向かって送ることができるので、ファンの数が増加するのを抑制しつつ、冷凍倉庫201を構成する複数の領域の各々の温度上昇に対して冷凍倉庫201の温度を均一に保つことができる。
また、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、冷凍倉庫を備える冷蔵システムに本発明を適用する例について示したが、本発明はこれに限られない。冷凍倉庫以外の冷蔵室を備える冷蔵システムに本発明を適用してもよい。たとえば、冷蔵車や、ショーケース、冷蔵庫などに本発明を適用してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、設定温度に基づく閾値に基づいてファン(送風機)を駆動させる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、冷蔵室内の温度差に基づいて、温度差が大きい場合に送風機を駆動させて冷蔵室内の温度を均一するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置を使用して冷却器を構成した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、冷却器は、たとえば、吸収式冷凍機であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、閾値温度が設定温度より2℃高い温度に設定されている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、閾値温度を設定温度以下の温度にしてもよいし、季節や立地条件に応じて閾値温度を設定してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、冷媒として二酸化炭素(CO2)を用いる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、冷媒として二酸化炭素以外の冷媒を用いてもよい。たとえば、二酸化炭素以外の他の自然冷媒を用いてもよいし、オゾン層破壊係数がゼロの代替フロン冷媒を用いてもよい。
また、上記第1実施形態では、説明の便宜上、制御装置(制御部)による制御処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部による処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1、201 冷凍倉庫(冷蔵室)
2、202 制御装置(制御部)
3a、3b、3c、3d 冷却器(空調機)
4a、4b、4c、4d、203 ファン(送風機)
5a、5b、5c、5d 温度センサ
100、200 冷蔵システム

Claims (7)

  1. 複数の領域を含む冷蔵室と、
    前記冷蔵室を冷却する空調機と、
    前記冷蔵室内の複数の領域間を双方向に送風可能に構成されている送風機と、
    前記冷蔵室内の温度を測定する複数の温度センサと、
    前記複数の温度センサの測定結果に基づいて、前記冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように前記送風機を駆動させる制御部とを備える、冷蔵システム。
  2. 前記制御部は、前記複数の温度センサの測定結果と、前記冷蔵室内の設定温度に基づく閾値温度とに基づいて、前記閾値温度より低い温度の領域から前記閾値温度より高い温度の領域に向かって空気を送るように前記送風機を駆動させるように構成されている、請求項1に記載の冷蔵システム。
  3. 前記複数の温度センサは、前記冷蔵室内の水平方向において互いに異なる位置に配置されており、
    前記制御部は、前記複数の温度センサの測定結果に基づいて、前記冷蔵室内の水平方向において相対的に温度の低い領域から前記冷蔵室内の水平方向において相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように前記送風機を駆動させるように構成されている、請求項1または2に記載の冷蔵システム。
  4. 前記制御部は、前記複数の温度センサの測定結果に基づいて、前記空調機の出力を維持した状態で、前記冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように前記送風機を駆動させるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵システム。
  5. 前記送風機は、複数設けられており、
    前記制御部は、前記複数の温度センサの測定結果に基づいて、前記冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように、複数の前記送風機のうち相対的に温度の低い領域に配置された前記送風機を駆動させるように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵システム。
  6. 前記送風機は、風向を変更可能に構成されており、
    前記制御部は、前記複数の温度センサの測定結果に基づいて、前記冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域から相対的に温度の高い領域に向かって空気を送るように、前記送風機の風向を調整して駆動させるように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷蔵システム。
  7. 前記空調機は、前記冷蔵室の複数の領域ごとに設けられており、
    前記制御部は、前記冷蔵室内の複数の領域のうち相対的に温度の低い領域の前記空調機からの冷気を相対的に温度の高い領域に向かって送るように前記送風機を駆動させるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷蔵システム。
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