JP2013185762A - 冷媒サイクル装置 - Google Patents

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雄平 山上
Yuji Ishino
石野  裕二
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泰三 玉置
Tomoya Miyakoshi
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Abstract

【課題】熱効率を向上させることができる内部熱交換器を備えた冷媒サイクル装置を提供する。
【解決手段】冷媒サイクル装置12は、冷媒を吸引して圧縮する圧縮機16と、圧縮機16で圧縮された冷媒を放熱させる放熱器である庫外熱交換器18と、庫外熱交換器18で冷却された冷媒を減圧する電子膨張弁10と、電子膨張弁10で減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器24、28、30と、庫外熱交換器18から電子膨張弁10に向かう高圧側冷媒と蒸発器24、28、30から圧縮機16に向かう低圧側冷媒とを熱交換器させる内部熱交換器22とを備え、内部熱交換器22を、冷却ファン45の送風方向Bに対して傾斜姿勢で設置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、放熱器から減圧装置に向かう高圧側冷媒と、蒸発器から圧縮機に向かう低圧側冷媒とを熱交換させる内部熱交換器を備えた冷媒サイクル装置に関する。
従来、例えば自動販売機、冷蔵庫、冷凍ショーケース・冷蔵ショーケース、或いは飲料ディスペンサ等の断熱筐体の冷却庫内を冷却するための冷媒サイクル装置が知られている。冷媒サイクル装置は、主に圧縮機、放熱器、減圧装置、蒸発器を経て冷媒を循環する冷媒回路を有し、冷媒回路を循環する冷媒として、例えば、地球環境に対する影響や、不燃性、安全性、不腐食性等を考慮して、二酸化炭素を冷媒として使用することがある。
上記の冷媒回路では、圧縮機の出口側から放熱器を経て減圧装置の入口側までの高圧側配管における放熱器と減圧装置との間と、減圧装置の出口側から蒸発器を経て圧縮機の入口側までの低圧側配管における蒸発器と圧縮機との間に、内部熱交換器を設けることが一般的である。この内部熱交換器は、高圧側配管と低圧側配管とを、互いに熱交換可能な距離を有して非接触向流するように配設してある。これにより、放熱器を出た冷媒をさらに低温化させ、蒸発器を出た冷媒をより確実に気化させて圧縮機に供給することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−49026号公報
上記のように、内部熱交換器を用いることにより、冷媒サイクル装置の能力向上を図ることができ、二酸化炭素冷媒のような高圧側が従来の冷媒に比べてより高温高圧になる冷凍回路では、内部熱交換器による高圧側冷媒の低温化が冷凍効率を一層向上させる手段となる。
ところが、内部熱交換器を設置することにより、装置の構成部品数が増加するため、装置の大型化やコスト増加を惹起することになり、特に、内部熱交換器での熱交換性能を向上させようとした場合には、当該内部熱交換器を構成する2重管を長く大きくする必要があったが、装置のさらなる大型化とコスト増加を生じることになる。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、冷媒サイクルの効率を向上させることができる内部熱交換器を備えた冷媒サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷媒サイクル装置は、冷媒を吸引して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮された冷媒を放熱させる放熱器と、該放熱器で冷却された冷媒を減圧する膨張装置と、該膨張装置で減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記放熱器から前記減圧装置に向かう高圧側冷媒と前記蒸発器から前記圧縮機に向かう低圧側冷媒とを熱交換器させる内部熱交換器とを備えた冷媒サイクル装置であって、前記内部熱交換器を、冷却ファンの送風方向に対して傾斜姿勢で設置したことを特徴とする。
このような構成によれば、内部熱交換器を冷却ファンの送風方向に対して傾斜姿勢で設置したことにより、冷却ファンの送風を内部熱交換器の全体にまんべんなく当てて外気への排熱を促すことができ、当該内部熱交換器での高圧側冷媒の温度を一層低下させることができ、冷媒サイクルの効率を向上させることができる。
前記内部熱交換器は、前記高圧側冷媒が流通する高圧側配管と、前記低圧側冷媒が流通する低圧側配管との2重管を、上下方向に延びるコイルとして巻回させて構成されると共に、前記コイルの中心軸が前記冷却ファンの送風方向に対して傾斜して設置されるとよい。そうすると、コイルを構成するように巻回された2重管同士の隙間を、冷却ファンの送風が円滑に通過し、冷却ファンの送風方向に対して上流側(風上側)にある2重管だけでなく、下流側(風下側)にある2重管にも送風を十分に吹き付けることができ、コイルの全体を十分に冷却することができる。
前記内部熱交換器は、前記低圧側配管の外側に前記高圧側配管を配置した外高圧式の2重管であると、高圧側配管を流通する高圧側冷媒を、内側の低圧側配管を流通する低圧側冷媒と、冷却ファンの送風とで包み込むように冷却することができるため、高圧側冷媒をより低温化させることができる。
前記コイルは、2重管の巻きピッチが該2重管の管外径の2倍以上であることが好ましい。そうすると、2重管同士の隙間を十分に確保することができるため、該隙間に冷却ファンの送風を円滑に通すことができ、冷却効果を一層高くすることができる。
前記冷却ファンは、前記放熱器を冷却可能に設置され、前記内部熱交換器は、前記冷却ファンの送風方向で下流側に設置されると、放熱器を冷却する冷却ファンを用いて内部熱交換器も同時に冷却することができ、設置スペースや部品点数を削減することができる。
前記冷媒が二酸化炭素である場合には、高圧側が一層高温高圧になるが、当該冷媒サイクル装置では、内部熱交換器での高圧側冷媒の冷却効率が高いため、高圧側冷媒を十分に低温化させることができ、サイクル効率を一層向上させることができる。
本発明によれば、内部熱交換器を冷却ファンの送風方向に対して傾斜姿勢で設置したことにより、冷却ファンの送風を内部熱交換器の全体にまんべんなく当てて外気への排熱を促すことができ、当該内部熱交換器での高圧側冷媒の温度を一層低下させることができ、サイクル効率を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る冷媒サイクル装置の全体構成図である。 図2は、図1に示す冷媒サイクル装置を自動販売機に搭載するためにユニット化した状態での一構成例を示す斜視図である。 図3は、図2に示す冷媒サイクル装置の側面図である。 図4は、内部熱交換器を構成する2重管の一構成例を示す模式図である。 図5は、内部熱交換器を構成するコイルの傾斜角度を説明するための模式説明図である。 図6は、内部熱交換器高圧側温度と熱交換器長さとの関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る冷媒サイクル装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る冷媒サイクル装置12の全体構成図である。この冷媒サイクル装置12は、例えば、自動販売機の冷却加熱装置として用いられ、3つの商品収納庫14a、14b、14cをそれぞれ冷却・加熱し、販売用の缶飲料等の商品を所定温度に保持するためのものである。勿論、冷媒サイクル装置12は、自動販売機以外、例えば室内用や車両用の空調装置や各種ショーケース等に適用することもできる。
先ず、冷媒サイクル装置12の冷媒回路の構成の一例について説明する。
図1に示すように、冷媒サイクル装置12は、図示しない自動販売機の機械室に配置される圧縮機16、庫外熱交換器18、補助熱交換器20、内部熱交換器22及び電子膨張弁10と、商品収納庫14aに配設される蒸発器24及び加熱用熱交換器26と、商品収納庫14bに配設される蒸発器28と、商品収納庫14cに配設される蒸発器30とを備え、これらが所定量の冷媒(例えば、二酸化炭素)を封入した配管によって接続されることで冷媒回路を構成している。商品収納庫14bには、さらに、庫内を加熱するためのヒータ32が設けられている。
圧縮機16は、低温低圧の冷媒を配管34を介して吸引口から吸引し、それを圧縮することで高温高圧状態にして吐出口から吐出側配管35へと吐出するものであり、例えば2段圧縮式で構成される。吐出側配管35は三方弁36によって2方に分岐しており、一方の配管38は庫外熱交換器18に接続され、他方の配管40は商品収納庫14a内へと配設されて加熱用熱交換器26に接続される。三方弁36を切替制御することにより、圧縮機16から吐出された冷媒は庫外熱交換器18又は加熱用熱交換器26に択一的に流通される。
庫外熱交換器18の出口側において、配管38は、補助熱交換器20及び内部熱交換器22を順に経由して分配器42に接続される。分配器42は、配管38を3方に分岐させ、分岐した各配管43a、43b、43cは、それぞれ電子膨張弁(膨張装置)10を介して蒸発器24、28、30に接続された後、その出口側の配管44a、44b、44cが、蒸発器24、28、30の出口側で配管34に合流し、内部熱交換器22を経て圧縮機16の吸引口に接続される。一方、加熱用熱交換器26の出口側において、配管40は、庫外熱交換器18と補助熱交換器20の間の配管38に合流し、補助熱交換器20の入口側へと接続される。電子膨張弁10は、図示しない制御装置の制御下にパルス駆動制御されることで、冷媒を減圧して膨張させ、冷媒流量及び冷媒蒸発温度を制御する。
圧縮機16で圧縮されて高温高圧となった冷媒を放熱させるための放熱器である庫外熱交換器18及び補助熱交換器20には、これらを冷却可能な冷却ファン(庫外ファン、ユニットファン)45が近接配置される。補助熱交換器20は省略してもよい。また、蒸発器24、28、30及び加熱用熱交換器26には、図示しないファンが近接配置される。庫外熱交換器18及び補助熱交換器20に近接配置される冷却ファン45は庫外送風用であり、庫外熱交換器18等の周囲に外気を通過させて外部へと送出するためのものである。一方、蒸発器24、28、30及び加熱用熱交換器26に近接配置されるファンは庫内送風用であり、蒸発器24等の周囲を通過して加熱又は冷却された空気を各庫内に循環させるためのものである。
このような冷媒サイクル装置12では、圧縮機16の回転数や電子膨張弁10の開度を変化させ、さらに、三方弁36や分配器42を適宜開閉制御することにより、各庫内を所望の温度域で管理することができる。
冷媒サイクル装置12では、商品収納庫14a〜14cに収納される商品種類や気候条件等に応じて、例えば3つの運転モード(CCC運転、HCC運転、HHC運転)を実行することができる。CCC運転は、各庫14a〜14cを全て冷却(COLD)運転する運転モードであり、三方弁36を配管38側に切り替え、分配器42を3方分配とする。HCC運転は、商品収納庫14aを加熱(HOT)運転し、商品収納庫14b、14cを冷却(COLD)運転する運転モードであり、三方弁36を配管40側に切り替え、分配器42を配管44b、44cの2方分配とする。HHC運転は、商品収納庫14a、14bを加熱(HOT)運転し、商品収納庫14cを冷却(COLD)運転する運転モードであり、三方弁36を配管40側に切り替え、分配器42を配管44cの1方分配とし、ヒータ32をオンする。勿論、冷媒サイクル装置12の運転モードは上記以外のものであってもよく、電子膨張弁10が適用される冷媒回路の構成も上記冷媒サイクル装置12以外の構成であってもよい。
次に、冷媒サイクル装置12の冷凍機器(例えば、自動販売機)への搭載時の構成例について説明する。
図2は、図1に示す冷媒サイクル装置12を自動販売機(図示せず)に搭載するためにユニット化した状態での一構成例を示す斜視図であり、図3は、図2に示す冷媒サイクル装置12の側面図である。冷媒サイクル装置12は、図2及び図3に示すように、庫内に設置される蒸発器24、28、30を除くほとんどの部品が、架台であるユニットベース50上に設置されることでコンデンシングユニットを形成し、図示しない自動販売機等の機械室(庫外)に設置される。
ユニットベース50上には、圧縮機16、庫外熱交換器18、補助熱交換器20、内部熱交換器22等の各要素が所定の止め具やマウント等を介して固定されている。
放熱器である庫外熱交換器18及び補助熱交換器20を冷却するための冷却ファン45は、ユニットベース50の外縁部に設置された庫外熱交換器18及び補助熱交換器20に対して、外側から外気A(図3参照)を吸引して通過させることにより、これら庫外熱交換器18及び補助熱交換器20を冷却する。同時に、冷却ファン45は、庫外熱交換器18及び補助熱交換器20を通過した送風Bを、圧縮機16や内部熱交換器22等の各要素に吹き付けることにより、これら圧縮機16及び内部熱交換器22等の冷却も行うことができる。
つまり、冷媒サイクル装置12では、庫外熱交換器18及び補助熱交換器20をユニットベース50の外縁部に設置すると共に、その内側に冷却ファン45を設置することにより、1台の冷却ファン45で、ユニットベース50上の各要素(圧縮機16、庫外熱交換器18、補助熱交換器20及び内部熱交換器22等)を同時に冷却可能であり、ユニット構造の効率化と小型化を図っている。
次に、内部熱交換器22の具体的な構成について説明する。
内部熱交換器22は、例えば、図4に示すように、庫外熱交換器18(補助熱交換器20)から電子膨張弁10に向かう高圧側冷媒が流通する配管38(以下、「高圧側配管38」ともいう)と、蒸発器24、28、30から圧縮機16に向かう低圧側冷媒が流通する配管34(以下、「低圧側配管34」ともいう)とからなる2重管52を有し、図2及び図3に示すように、2重管52を上下方向に延びるコイル54として巻回し、省スペースで所望の熱交換距離を確保している。図4に示すように、内部熱交換器22を構成する2重管52は、高圧側配管38を低圧側配管34の外側に配置した外高圧式の2重管であり、高圧側冷媒と低圧側冷媒とが非接触向流によって熱交換可能に構成されている。
ところで、このような内部熱交換器22は、従来、コイル54の中心軸Oを鉛直方向に向け、ユニットベース50の上面に対して配管軸が平行となる姿勢、つまり、コイル54の中心軸Oが送風Bに直交する方向に設置されていた。このため、冷却ファン45の送風Bが、コイル54の一側面側にのみ吹き付けられ、冷却ファン45と反対側の2重管52の冷却が十分ではなく、冷媒として高圧側が高温高圧になる二酸化炭素等を用いた場合には、当該内部熱交換器22での高圧側冷媒の冷却効率が低いため、十分に低温化させることができず、冷凍効率の向上に限界があった。一方、内部熱交換器22での冷却効率を向上させるため、2重管52を管長を延ばすことも考えられるが、コイル54が大型化し、設置スペースやコストの点で問題がある。
そこで、本実施形態に係る冷媒サイクル装置12では、図3に示すように、内部熱交換器22は、コイル54の中心軸Oが、冷却ファン45の送風Bの方向(以下、「送風方向B」ともいう。図3では水平方向)に対して傾斜姿勢で設置されている。より具体的には、コイル54の中心軸Oの上方が冷却ファン45に近接する方向、つまりコイル54の中心軸Oの上方が送風方向Bの上流側に傾いて設置されることにより、ユニットベース50の上面に対して2重管52の配管軸が傾いている。
図5に、内部熱交換器22を構成するコイル54の傾斜角度(倒れ角度)を説明するための模式説明図を示す。図5に示すように、2重管52の管外径をD、コイル54の巻き径をL、コイル54の巻きピッチをP(=2・D)、鉛直方向V(送風方向Bに対して直交する方向。換言すれば、ユニットベース50の上面に直交する方向)に対するコイル54(の中心軸O又は配管中心軸O1)の倒れ角度をθ、とすると、倒れ角度θは、次の式(1)によって決定することができる。例えば、式(1)によれば、管外径D=10.5mm、巻き径L=100mとすると、ピッチP=21mmとなり、倒れ角度θ=6°として決定することができる。なお、倒れ角度θは、2重管52の管外径D等に応じて適宜変更可能であるが、例えば、一般的な自動販売機等の場合には、上記条件から算出される角度に加えて組立や設置時の角度バラツキを考慮し、2〜10°程度に設定するとよい。
θ=Tanh(D/L) ・・・(1)
以上のように、本実施形態に係る冷媒サイクル装置12によれば、内部熱交換器22を冷却ファン45の送風方向Bに対して傾斜姿勢で設置したことにより、冷却ファン45の送風Bを内部熱交換器22の全体にまんべんなく当てて外気への排熱を促すことができ、当該内部熱交換器22での高圧側冷媒の温度を一層低下させることができ、冷媒サイクルの効率(ユニット効率)を向上させることができる。特に、冷媒として二酸化炭素を用いた場合には、高圧側が一層高温高圧になるが、当該内部熱交換器22での高圧側冷媒の冷却効率が高いため、高圧側冷媒を十分に低温化させることができ、サイクル効率を一層向上させることができる。
当該冷媒サイクル装置12では、内部熱交換器22は、高圧側冷媒が流通する高圧側配管38と、低圧側冷媒が流通する低圧側配管34との2重管52を、上下方向に延びるコイル54として巻回させて構成されると共に、コイル54の中心軸Oが冷却ファン45の送風方向Bに対して傾斜して設置される。このため、コイル54を構成するように巻回された2重管52同士の隙間を、冷却ファン45の送風Bが円滑に通過し、冷却ファン45の送風Bに対して上流側(風上側)にある2重管52だけでなく、下流側(風下側)にある2重管52にも送風Bを十分に吹き付けることができ、コイル54の全体を十分に冷却することができる。この場合、コイル54をより効果的に冷却するため、2重管52同士の隙間を規定する巻きピッチPは、十分に広く、例えば管外径Dの2倍以上とすると冷却効果を一層高くすることができる。
また、内部熱交換器22を構成する2重管52が、高圧側配管38を低圧側配管34の外側に配置した外高圧式の2重管であることにより、高圧側配管38を流通する高圧側冷媒を、内側の低圧側配管34を流通する低圧側冷媒と、冷却ファン45の送風Bとで包み込むように冷却することができるため、高圧側冷媒をより低温化させることができる。例えば、図6に示すように、内部熱交換器22では、(1)冷却ファン45による冷却(外気からの冷却)と、(2)低圧側冷媒による冷却(低圧部からの冷却)とにより、例えば、45℃の高圧側冷媒を30℃以下まで低下させることができ、高圧側冷媒の高い冷却効率を得ることができることがわかる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、内部熱交換器22を冷却する冷却ファンとして、放熱器(庫外熱交換器18)を冷却する冷却ファン45を兼用したが、内部熱交換器22用の冷却ファンを別途設けても勿論よく、また、冷却ファン45の送風方向Bを逆方向とし、内部熱交換器22の外側から外気を吸い込んで当該内部熱交換器22を通過させる配置としてもよい。
10 電子膨張弁
12 冷媒サイクル装置
16 圧縮機
18 庫外熱交換器
20 補助熱交換器
22 内部熱交換器
24、28、30 蒸発器
26 加熱用熱交換器
34 低圧側配管
38 高圧側配管
45 冷却ファン
52 2重管
54 コイル

Claims (6)

  1. 冷媒を吸引して圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮された冷媒を放熱させる放熱器と、該放熱器で冷却された冷媒を減圧する膨張装置と、該膨張装置で減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記放熱器から前記減圧装置に向かう高圧側冷媒と前記蒸発器から前記圧縮機に向かう低圧側冷媒とを熱交換器させる内部熱交換器と、
    を備えた冷媒サイクル装置であって、
    前記内部熱交換器を、冷却ファンの送風方向に対して傾斜姿勢で設置したことを特徴とする冷媒サイクル装置。
  2. 請求項1記載の冷媒サイクル装置において、
    前記内部熱交換器は、前記高圧側冷媒が流通する高圧側配管と、前記低圧側冷媒が流通する低圧側配管との2重管を、上下方向に延びるコイルとして巻回させて構成されると共に、前記コイルの中心軸が前記冷却ファンの送風方向に対して傾斜して設置されることを特徴とする冷媒サイクル装置。
  3. 請求項2記載の冷媒サイクル装置において、
    前記内部熱交換器は、前記低圧側配管の外側に前記高圧側配管を配置した外高圧式の2重管であることを特徴とする冷媒サイクル装置。
  4. 請求項2記載の冷媒サイクル装置において、
    前記コイルは、2重管の巻きピッチが該2重管の管外径の2倍以上であることを特徴とする冷媒サイクル装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷媒サイクル装置において、
    前記冷却ファンは、前記放熱器を冷却可能に設置され、
    前記内部熱交換器は、前記冷却ファンの送風方向で下流側に設置されることを特徴とする冷媒サイクル装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷媒サイクル装置において、
    前記冷媒が二酸化炭素であることを特徴とする冷媒サイクル装置。
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