JP7111936B2 - 顕微鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は、顕微鏡システムに関する。
観察対象の被観察物の表面温度等を観察することができる赤外線カメラがある。しかし、赤外線カメラでは、被観察物の形状を認識することが難しい。また、被観察物を光学的に観察する装置として、可視光に透過性能を有するガラスを用いた光学顕微鏡がある。光学顕微鏡では、生体を透過する赤外イメージング、被観察物の表面温度等を認識する遠赤外イメージングは難しい。
特開2006-47780号公報
被観察物をカメラや顕微鏡で観察する際に、赤外線領域による観察、可視光線領域による観察などをすることができる。赤外光の透過性、赤外分光による機能情報性、可視光の高解像度性、可視光のハンドリングの簡単さ、近赤外光の生体透明性、など、それぞれの波長領域にはそれぞれのメリットが存在する。もし、すべての波長領域を、同一サンプル、同一レンズ、同視野で撮影できれば、すべてのメリットを享受できる。しかし、全波長を通す素材は存在せず、各波長領域に対応するセンサも異なる。高い解像度を得るには、レンズを使用することが求められるため、一般に、赤外顕微鏡やサーモグラフィは極めて低解像度である。一方で、光学顕微鏡でよく用いる結像レンズは、赤外線を通しにくいため、長波長領域に制限が存在する。
本発明は、複数の波長領域で、同一の被観察物を観察できる顕微鏡を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
観察対象である被観察物を観察する顕微鏡システムであって、
前記被観察物側からの光線を入射される対物レンズと、
前記対物レンズからの光線の光路を第1方向と第2方向とに分離する分離部と、
前記第1方向の光路に配置され、第1波長領域の光線を集束する第1レンズ系と、
前記第1波長領域に感度を有し、前記第1レンズ系によって集束されて結像された前記被観察物の像を検出する第1撮像センサと、
前記第2方向の光路に配置され、前記第1波長領域と異なる第2波長領域の光線を集束する第2レンズ系と、
前記第2波長領域に感度を有し、前記第2レンズ系によって集束されて結像された前記被観察物の像を検出する第2撮像センサと、を備える
顕微鏡システムである。
第1の態様によると、同一の被観察物の像を、第1波長領域と、第2波長領域とで取得することができる。
本発明によれば、複数の波長領域で、同一の被観察物を観察できる顕微鏡を提供することができる。
図1は、実施形態の顕微鏡システムの概略構成例を示す図である。 図2は、顕微鏡システムの変形例の概略構成例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、発明の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
〔実施形態〕
(構成例)
図1は、本実施形態の顕微鏡システムの概略構成例を示す図である。本実施形態の顕微鏡システム1は、ステージ10、カセグレン対物レンズ11、フリップミラー12、赤外線レンズ13、赤外線センサ14、光学レンズ15、光学センサ16、制御基板17を含む。カセグレン対物レンズ11、フリップミラー12、光学レンズ15、及び、光学センサ16は、例えば、一直線上に配置される。顕微鏡システム1は、例えば、カセグレン対物レンズ11、光学レンズ15、及び、光学センサ16を含む既存の光学顕微鏡に、フリップミラー12、赤外線レンズ13、赤外線センサ14を追加することで、構成される。
ステージ10は、顕微鏡システム1で観察される被観察物90を載置される台である。ステージ10に載置された被観察物90は、照明により照らされてもよい。
カセグレン対物レンズ11は、反射型の対物レンズである。カセグレン対物レンズ11は、凹面鏡及び凸面鏡を含む。カセグレン対物レンズ11は、鏡を使用したレンズであるため、可視光線のみならず赤外線等も集束することが可能である。ここでは、可視光線及び赤外線等の電磁波を総称して、光線ともいう。
フリップミラー12は、切替式の反射鏡である。フリップミラー12として、赤外領域から可視光領域にわたって対応しうる広帯域の蒸着ミラーが使用される。蒸着ミラーを使用することで、レンズを使用するよりも広帯域の波長に対応できる。フリップミラー12は、切り替えスイッチ等により、カセグレン対物レンズ11からの光線の光路を、赤外線センサ14の方向、または、光学センサ16の方向に切り替える。フリップミラー12は、光線の光路を赤外線センサ14の方向及び光学センサ16の方向に時間的に分離する分離部の一例である。また、フリップミラー12は、切替ミラーの一例である。図1の例では、フリップミラー12を回転することで、光線の光路の方向を切り替えているが、例えば、光線の光路を赤外線センサ14の方向に導いているフリップミラー12をスライドして光路から外すことで、光線の光路を光学センサ16の方向に導いてもよい。
赤外線レンズ13は、赤外線を集束可能なレンズである。赤外線レンズ13は、複数のレンズが組み合わされたレンズ群であってもよい。赤外線レンズ13として、例えば、ゲルマニウムレンズ、サファイアレンズ、フッ化カルシウムレンズが使用され得る。ゲルマニウムは、赤外線領域において、光学特性が安定している。レンズの表面には、反射防止コーティングが施される。反射防止コーティングが施されることで、レンズの表面での反射を抑制し、より多くの赤外線を透過させることができる。カセグレン対物レンズ11及び赤外線レンズ13は、ステージ10上の被観察物90の像を赤外線センサ14上に結像する。赤外線レンズ13には、像の拡大率を変更するズームレンズが含まれてもよい。フ
リップミラー12側から赤外線レンズ13に入射した光線は、集束されて、赤外線センサ14側に出射される。
赤外線センサ14は、中赤外線(波長2.5μm-4.0μm程度)領域に感度を有する撮像素子である。赤外線センサ14は、検知した光線を電気信号に変換して出力する。赤外線センサ14として、例えば、マイクロボロメータ、インジウムアンチモンセンサが使用され得る。中赤外線を使用することで、被観察物の熱情報、分光情報を得ることができる。赤外線センサ14は、第1撮像センサの一例である。
光学レンズ15は、可視光線(波長0.4μm-0.8μm程度)を集束可能なレンズである。光学レンズ15は、単一の光学レンズまたは複数の光学レンズが組み合わされた光学レンズ群である。光学レンズ15として、例えば、石英ガラスが使用され得る。光学レンズ15には、倍率を変更するズームレンズが含まれてもよい。カセグレン対物レンズ11及び光学レンズ15は、ステージ10上の被観察物90の像を光学センサ16上に結像する。光学レンズ15には、像の拡大率を変更するズームレンズが含まれてもよい。
光学センサ16は、可視光線領域に感度を有する撮像素子である。光学センサ16として、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal
Oxide Semiconductor)センサなどが使用され得る。光学センサ16は、検知した光線を電気信号に変換して出力する。光学センサ16は、第2撮像センサの一例である。
制御基板17は、赤外線センサ14や光学センサ16に電力を供給するとともに赤外線センサ14や光学センサ16からの出力信号を受信する。また、制御基板17は、図示しない画像表示装置や画像記録装置に信号を送信することが可能となっている。これにより、赤外線画像、可視光線画像を取得することができる。
本実施形態の赤外線レンズ13及び光学センサ16におけるフォーカス調整、ズーム調整、フリップミラー12における光路の切り替えは、利用者がマニュアルで行ってもよいし、モータ等のアクチュエータを使用して電気的に行ってもよい。
(動作例)
ここでは、顕微鏡システム1における、被観察物90の画像を取得する流れについて説明する。
ステージ10に載置された被観察物90で、透過、反射、若しくは、発光された光線は、カセグレン対物レンズ11で集束される。カセグレン対物レンズ11は、反射鏡によるレンズであるため、赤外線等の可視光線以外の光線も集束され得る。カセグレン対物レンズ11で集束された光線は、フリップミラー12に達する。フリップミラー12で光路が赤外線センサ14側に切り替えられている場合、当該光線は、赤外線レンズ13に向かう。また、フリップミラー12で光路が光学センサ16側に切り替えられている場合、当該光線は、光学レンズ15に向かう。
フリップミラー12で光路が赤外線センサ14側に切り替えられているとき、フリップミラー12から赤外線レンズ13に入射した光線は、集束されて、赤外線センサ14側に出射する。赤外線センサ14では、観察対象の被観察物90の像が結像される。赤外線センサ14は、入射される光線を電気信号に変換して出力する。赤外線センサ14の出力は、制御基板17によって、受信され、画像表示装置や画像記録装置に送信される。赤外線センサ14で結像される像は、赤外線レンズ13により倍率を変更され得る。
また、フリップミラー12で光路が光学センサ16側に切り替えられているとき、フリ
ップミラー12から光学レンズ15に入射した光線は、集束されて、光学センサ16側に出射する。光学センサ16では、観察対象の被観察物90の像が結像される。光学センサ16は、入射される光線を電気信号に変換して出力する。光学センサ16の出力は、制御基板17によって、受信され、画像表示装置や画像記録装置に送信される。光学センサ16で結像される像は、光学レンズ15により倍率を変更され得る。
(変形例1)
上記の例では、被観察物90についての2つの波長領域の画像を取得する例ついて説明したが、ここでは、3つの波長領域の画像を取得する例について説明する。
図2は、顕微鏡システムの変形例の概略構成例を示す図である。変形例1の顕微鏡システム2は、ステージ10、カセグレン対物レンズ11、フリップミラー12、赤外線レンズ13、赤外線センサ14、光学レンズ15、光学センサ16、制御基板17、フリップミラー20、光学レンズ21、近赤外線センサ22を含む。顕微鏡システム2は、顕微鏡システム1と共通点を有する。顕微鏡システム2は、顕微鏡システム1と同様に動作する。顕微鏡システム2において、顕微鏡システム1と共通の構成部分については、同じ参照符号を付した。ここでは、主に相違点について、説明する。
フリップミラー20は、フリップミラー12と同様の、切替式の反射鏡である。フリップミラー20は、切り替えスイッチ等により、フリップミラー12からの光線の光路を、近赤外線センサ22の方向、または、光学センサ16の方向に切り替える。
光学レンズ21は、近赤外線(波長0.7μm-2.5μm程度)を集束可能なレンズである。光学レンズ21は、単一のレンズであっても、複数のレンズが組み合わされたレンズ群であってもよい。光学レンズ21として、例えば、石英ガラスレンズ、サファイアレンズ等が使用され得る。光学レンズ21には、倍率を変更するズームレンズが含まれてもよい。カセグレン対物レンズ11及び光学レンズ21は、ステージ10上の被観察物90の像を近赤外線センサ22上に結像する。光学レンズ21には、像の拡大率を変更するズームレンズが含まれてもよい。フリップミラー12側から光学レンズ21に入射した光線は、集束されて、近赤外線センサ22側に出射される。光学レンズ21として、赤外線レンズ13のようなレンズが使用されてもよい。
近赤外線センサ22は、近赤外線領域に感度を有する撮像素子である。近赤外線センサ22は、検知した光線を電気信号に変換して出力する。近赤外線センサ22として、例えば、InGaAsカメラ、ブラックシリコンセンサが使用され得る。近赤外線は生体透過性を有するため、被観察物が生体である場合に、生体内の情報を得ることができる。赤外線センサ22は、第3撮像センサの一例である。
変形例1の顕微鏡システム2は、1つの対物レンズからの光線を、赤外線センサ14、光学センサ16及び近赤外線センサ22で受光することができる。顕微鏡システム2によれば、同一の被観察物90について、3つの波長領域の電磁波による画像を得ることができる。また、同様にして、2つのフリップミラーの間などに更に別のフリップミラーを設け、当該3つの波長領域以外の波長領域で機能し得るレンズ、センサを設けることで、更に別の波長領域の被観察物90の画像を取得し得る。カセグレン対物レンズ11、フリップミラー12、フリップミラー20、光学レンズ15、及び、光学センサ16は、例えば、一直線上に配置される。顕微鏡システム2は、例えば、カセグレン対物レンズ11、光学レンズ15、及び、光学センサ16を含む既存の光学顕微鏡に、フリップミラー12、赤外線レンズ13、赤外線センサ14、フリップミラー20、光学レンズ21、近赤外線センサ22を追加することで、構成される。フリップミラー12とフリップミラー20との間に光学レンズが配置されてもよい。
(変形例2)
上記の例では、中赤外線、近赤外線、可視光線の波長領域おける被観察物90の画像を取得したが、波長領域は、これらに限定されるものではない。例えば、赤外線レンズ13、赤外線センサ14、光学レンズ15、光学センサ16の代わりに、赤外線領域よりも長い波長のテラヘルツ光の波長領域や、可視光線よりも短い波長の紫外線の波長領域に対応したレンズやセンサを使用することで、これらの波長領域における被観察物90の画像を取得することができる。ここで、各センサが感度を有する波長領域は、互いに、重複してもよい。
(変形例3)
上記の例では、光線の光路を変更する際に、フリップミラー12を使用したが、フリップミラー12の代わりに、ダイクロイックミラーを使用してもよい。ダイクロイックミラーは、特定の波長の光を反射し、他の波長の光を透過するミラーである。ここで、例えば、カセグレン対物レンズ11からの光線のうち、中赤外線の波長領域の光線を赤外線センサ14の方向に反射させ、他の波長領域の光線を光学センサ16の方向へ透過させるように、ダイクロイックミラーを設計し、フリップミラー12と交換する。ダイクロイックミラーを使用することで、中赤外線の波長領域における被観察物90の画像と、可視光線の波長領域おける被観察物90の画像とを同時に取得することができる。当該構成は、特に、被観察物90が時間変化する場合に有効である。ダイクロイックミラーの代わりに、同様の機能を有する他のビームスプリッタが使用されてもよい。ダイクロイックミラーは、光線の光路を赤外線センサ14の方向及び光学センサ16の方向に分離する分離部の一例である。
(変形例4)
カセグレン対物レンズ11、フリップミラー12、赤外線レンズ13、赤外線センサ14を、一体化して、通常の光学顕微鏡における対物レンズ若しくは対物レンズを含むレボルバーの代わりに取り付け可能な赤外線検出モジュールとしてもよい。当該赤外線検出モジュールが取り付けられた光学顕微鏡では、フリップミラー12で光路を切り替えることで、同一の被観察物を赤外線で観察したり、可視光線で観察したりすることが可能となる。
(変形例5)
赤外線レンズ13の代わりに、取得する像の倍率を変動させる光学系を備える構成としてもよい。具体的には、当該構成は、光軸方向に複数の結像点を有するように構成されており、該複数の結像点における像のいずれを赤外線センサ14によって取得するかを切替可能に選択する機構を備える。このような構成によって、広視野低倍率のマクロ観察と狭視野高倍率のミクロ観察とを、円滑かつシームレスに、切り替えることができる。微弱な赤外シグナルを発生する被観察物に対して、マクロ観察することで微弱な赤外シグナルを検知し、赤外シグナルの発光源の位置を特定した上で、当該位置をミクロ観察することで発光源について効率的に観察、撮影することができる。
また、光学レンズ21、光学レンズ15の代わりに、取得する像の倍率を変動させる光学系を備える構成としてもよい。具体的には、当該構成は、光軸方向に複数の結像点を有するように構成されており、該複数の結像点における像のいずれを近赤外線センサ22、光学センサ16によって取得するかを切替可能に選択する機構を備える。このような構成によって、広視野低倍率のマクロ観察と狭視野高倍率のミクロ観察とを、円滑かつシームレスに、切り替えることができる。このような構成によって、複数の結像点で結像される像の中から所望の倍率(大きさ)の像を取得することで、赤外線センサ14等の他のセンサで取得した像と、光学的に倍率が近い像を取得することができる。これにより、倍率が
近い像で、中赤外線の波長領域の像、近赤外線の波長領域の像、可視光線の波長領域の像を閲覧することができるため、比較が容易になる。
なお、本変形例における、広視野低倍率のマクロ観察は、虚像を、倍率を変動させる光学系の先のセンサ上で結像させ実像化することに実現され、狭視野高倍率のミクロ観察は、実像を、倍率を変動させる光学系の先のセンサ上で結像させることにより実現されてもよい。
(実施形態の作用、効果)
本実施形態の顕微鏡システム1は、1つの対物レンズ(カセグレン対物レンズ11)からの光線を、赤外線センサ14及び光学センサ16で受光することができる。顕微鏡システム1によれば、同一の被観察物90の同じ位置について、赤外線センサ14による赤外線画像と光学センサ16による可視光線画像とを比較することが容易となる。本実施形態の顕微鏡システムでは、赤外線レンズ、赤外線センサ等を冷却しなくてもよい。冷却しないことで、構成をより簡素にすることができる。顕微鏡システム1によれば、同一の被観察物90について、複数の波長領域の電磁波による画像を得ることができる。例えば、顕微鏡システム1によれば、可視光線による画像で被観察物90の形状を確認しつつ、赤外線による画像で被観察物90の各位置の温度を確認することができる。
以上の実施形態の構成、各変形例の構成は、可能な限りこれらを組み合わせて実施され得る。
1 :顕微鏡システム
10 :ステージ
11 :カセグレン対物レンズ
12 :フリップミラー
13 :赤外線レンズ
14 :赤外線センサ
15 :光学レンズ
16 :光学センサ
17 :制御基板
2 :顕微鏡システム
20 :フリップミラー
21 :光学レンズ
22 :近赤外線センサ
90 :被観察物

Claims (9)

  1. 観察対象である被観察物を観察する顕微鏡システムであって、
    前記被観察物側からの光線を入射される対物レンズと、
    前記対物レンズからの光線の光路を第1方向と第2方向とに分離する分離部と、
    前記第1方向の光路に配置され、第1波長領域の光線を集束する第1レンズ系と、
    前記第1波長領域に感度を有し、前記第1レンズ系によって集束されて結像された前記被観察物の像を検出する第1撮像センサと、
    前記第2方向の光路に配置され、前記第1波長領域と異なる第2波長領域の光線を集束する第2レンズ系と、
    前記第2波長領域に感度を有し、前記第2レンズ系によって集束されて結像された前記被観察物の像を検出する第2撮像センサと、
    前記分離部と前記第2レンズ系との間に配置され、前記分離部からの前記光線の前記光路を、前記第2方向と第3方向とに分離する第2分離部と、
    前記第3方向の光路に配置され、前記第1波長領域及び前記第2波長領域と異なる第3波長領域の光線を集束する第3レンズ系と、
    前記第3波長領域に感度を有し、前記第3レンズ系によって集束されて結像された前記被観察物の像を検出する第3撮像センサと、を備え、
    前記第1波長領域は、中赤外線領域であり、
    前記第2波長領域は、可視光線領域であり、
    前記第3波長領域は、近赤外線領域である、
    顕微鏡システム。
  2. 前記第1レンズ系は、ゲルマニウムレンズを含み、
    前記第1撮像センサは、マイクロボロメータであり、
    前記第2レンズ系は、石英ガラスレンズを含み、
    前記第2撮像センサは、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)セン
    サである、
    請求項に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記分離部は、前記光線の前記光路を前記第1方向と前記第2方向との間で切り替える切替ミラーである、
    請求項1または2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記分離部は、前記光線の前記光路を前記第1方向と前記第2方向とに分離するダイクロイックミラーである、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記対物レンズは、カセグレン対物レンズである、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の顕微鏡システム。
  6. 記第3レンズ系は、石英ガラスレンズを含み、
    前記第3撮像センサは、InGaAsカメラである、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の顕微鏡システム。
  7. 前記第2分離部は、前記光線の前記光路を前記第2方向と前記第3方向との間で切り替える切替ミラーである、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の顕微鏡システム。
  8. 前記第2分離部は、前記光線の前記光路を前記第2方向と前記第3方向とに分離するダイクロイックミラーである、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の顕微鏡システム。
  9. 前記第1レンズ系、前記第2レンズ系、または、前記第3レンズ系は、前記第1撮像センサ、前記第2撮像センサ、または、前記第3撮像センサで取得する像の倍率を変更する倍率変更手段を備えており、
    前記倍率変更手段は、第1倍率の第1の状態と、前記第1倍率よりも大きい第2倍率の第2の状態とを切り替えることによって、前記倍率を変更することを特徴とする、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の顕微鏡システム。
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