JP7111452B2 - インクジェットヘッドの保護機構 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の全体構成について詳細に説明する。図1及び図2は、本実施形態に係るインクジェット印刷装置の概略構成を模式的に示し、図3及び図4は制御部の構成及び駆動制御を示し、図5はインクジェットヘッドを下方から示す。
次いで、メンテナンス機構の各部の構成について説明する。図5は、本実施形態に係るメンテナンス機構を構成するクリーニングユニット28及びキャッピングユニット27の構成と、制御部5との関係を示す機能ブロック図である。
キャッピングユニット27は、インクジェットヘッド31をキャッピングにより保護する保護機構であり、キャップ271及びキャップ駆動部274が収容された基台部272とからなる。キャップ271はインクジェットヘッド31ごとに設けられ、キャップ駆動部274や、キャップ内を洗浄するなどの各種機構は、インクジェットヘッド31ごとに各動作を共通化できる場合には、複数のキャップ271に対して1台だけ設ける構成としてもよい。以下では、説明の便宜上、1つのインクジェットヘッド31に対してそれぞれが1つずつ設けられている構成の例で説明する。
クリーニングユニット28は、ノズルガード44の下側から、ノズルガード44及びノズル面を形成するノズルプレート36の表面に摺動させることによってノズル面36a及びノズルガード44の表面に付着された異物を除去するワイパーやローラー等のクリーニング部材281を備えている。このクリーニング部材281は、例えばゴムブレードなどの弾性変形可能な部材や、スポンジやウレタン、不織布等で形成された回転体で構成することができ、本実施形態では長方形の薄板状に形成されている。なお、ワイパー等を構成する材料は、ノズル面を破損させない程度の弾力を有する材料であることが好ましく、ワイピング処理を行うものであればどのような構成を有していてもよい。
以上説明したメンテナンス機構を動作させることによって、インクジェットヘッドの保護方法を含むメンテナンス方法を実施することができる。以下に、本実施形態のメンテナンス機構の動作について説明する。図6及び図7に実施形態に係るメンテナンス時における動作を示し、図8(a)~(c)にメンテナンス時の基本動作を示す。
図8に示すように、インクジェット印刷装置1におけるインクジェットヘッド31のクリーニング動作の一例は、印刷処理後の待機時に先行して、インクジェットヘッドユニット32を待機位置であるホームポジションに移動させ(図8(a))、キャッピングによるメニスカスの調整を行い(図8(b))、その後にインクジェットヘッドユニット32をメンテナンスポジションに移動させ、クリーニングユニット28によるパージ動作及びワイプ動作(図8(c))を行い、その後、ホームポジションに戻りキャッピングユニット27によるキャッピングを行う。
次いで、メンテナンス処理の全体動作について説明する。上述したように、本実施形態では、メンテナンス処理においてインクジェットヘッドの保護方法が実行され、この保護方法ではインクジェットプリンタの電源の入切状態に応じて、図9(a)及び(b)に示すように、キャップ271の開口部44a及びノズルガード44に対する当接圧を調節する。
以上説明した本実施形態の要旨は、本発明のインクジェットヘッドの保護機構であり、その特徴は以下の通りである。
すなわち、本発明であるインクジェットヘッドの保護機構としての第1の特徴は、
インクの液滴を吐出する吐出口としてのノズル38が配列されたノズルプレート36と、ノズル38に対応する位置に形成され、ノズル38を外部に露出させる開口部44aを有し、ノズルプレート36に積層された保護プレートであるノズルガード44とを有するインクジェットヘッド31を備えたインクジェット印刷装置1において、
ノズルガード44に当接され、インクジェットヘッド31を囲繞して、インクジェットヘッド31をキャッピングするキャッピング手段としてのキャップ271と、
インクジェット印刷装置1の電源の入切状態に応じて、キャップ271の開口部44a及びノズルガード44に対する当接圧を調節する制御手段としての制御部5と
を備えることにある。
本実施形態によれば、インクジェット印刷装置1の電源の入切状態に応じて、キャップ271の開口部44a及びノズルガード44に対する当接圧を調節するため、例えば、電源が切状態のときにはキャップ271による当接圧を高めて開口部44a内が気密状態としてインクの乾燥を防ぎ、電源が入状態のときには切状態のときよりも低い当接圧として、気泡の発生を防ぎつつできる限り乾燥を遅らせるなど、キャッピングによる効果を必要に応じて調節することができる。これにより、例えば、電源OFFなどによって、長期に印刷処理を実行しない期間が始まる前に、予め気密状態となるように当接圧を高めてキャッピングをし、電源OFFの期間中にインクが乾燥するのを防ぐとともに、電源投入後は、キャッピングの当接圧を低めて、キャッピング動作時に作用する圧力による気泡発生を防ぐことができる。これらの結果、本実施形態によれば、インクの吐出不良が発生したり、ノズル面に残留したインク等の液滴がボタ落ちしたりするのを防止でき、印刷品質が低減するのを回避できる。
1a…基台
2…シャトルベースユニット
3…フラットベッドユニット
3a…媒体載置面
4…シャトルユニット
5…制御部
9…液体
9a…気泡
11…架台部
12…副走査駆動モーター
13A,13B…副走査駆動ガイド
15…印刷媒体
21…筐体
22…主走査駆動ガイド
23…主走査駆動モーター
24…ヘッド昇降ガイド
25…ヘッド昇降モーター
26…ヘッドユニット
27…キャッピングユニット
28…クリーニングユニット
31…インクジェットヘッド
32…インクジェットヘッドユニット
36…ノズルプレート
38…ノズル
44…ノズルガード
44a…開口部
271…キャップ
272…基台部
273…センサー
274…キャップ駆動部
282…クリーニング駆動部
Claims (3)
- インクの液滴を吐出する吐出口が配列されたノズルプレートと、前記吐出口に対応する位置に形成され、前記吐出口を外部に露出させる開口部を有し、前記ノズルプレートに積層された保護プレートとを有するインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタにおいて、
前記保護プレートに当接され、前記インクジェットヘッドを囲繞して、前記インクジェットヘッドをキャッピングするキャッピング手段と、
前記インクジェットプリンタの電源の入切状態に応じて、前記キャッピング手段の前記開口部及び前記保護プレートに対する当接圧を調節する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記インクジェットヘッドの待機時間が予め設定した規定時間よりも短いときには、前記当接圧を、前記開口部の内部が気密状態にならない第1の当接圧に調節し、
前記待機時間が前記規定時間に達したとき、及び、電源切のときには、前記当接圧を前記第1の当接圧よりも大きい第2の当接圧とし、
前記第2の当接圧は、前記キャッピング手段で囲繞された前記開口部内が気密状態となる程度の当接圧であること
を特徴とするインクジェットヘッドの保護機構。 - 前記インクジェットヘッドによる印字動作が開始される際に、前記当接圧が前記第2の当接圧に調節されているときに、前記制御手段は、前記インクジェットヘッドのクリーニング動作を実行させること
を特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッドの保護機構。 - 前記当接圧を検知するセンサーをさらに備え、
前記制御手段は、前記センサーによる検知結果に基づいて、前記当接圧の調節を行うこと
を特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットヘッドの保護機構。
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