JP7110325B2 - インドールアミン 2,3-ジオキシゲナーゼ及び/又はトリプトファン 2,3-ジオキシゲナーゼの阻害剤 - Google Patents

インドールアミン 2,3-ジオキシゲナーゼ及び/又はトリプトファン 2,3-ジオキシゲナーゼの阻害剤 Download PDF

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Description

本発明は、式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩及び医薬の活性成分としてのそれらの使用に関する。本発明はさらに、当該化合物の製造方法、当該化合物を1又は2種以上有する医薬組成物及び、単独での又は他の活性化合物若しくは治療と組み合わせた、インドールアミン 2,3-ジオキシゲナーゼ(indoleamine 2,3-dioxygenase)(IDO)及び/又はトリプトファン 2,3-ジオキシゲナーゼ(tryptophan 2,3-dioxygenase)(TDO)酵素の調節剤としてのそれらの使用に関する。
酵素、IDO及びTDOはキヌレニン(kynurenine)経路の第1及び律速段階を触媒し、必須アミノ酸であるトリプトファン(TRP)のこの経路による分解は95%を超える。多くの種類の癌において、TRPの異化は、免疫抑制微小環境を維持する中心経路である。キヌレニン経路は、行動、睡眠、体温調節及び妊娠等の生理学的機能にも関与している。
腫瘍微小環境又は流入領域リンパ節(draining lymph nodes)内の腫瘍細胞又は骨髄細胞は高レベルのIDOを発現しており、これが局所的微小環境におけるTRPの枯渇及びTRP代謝産物の蓄積を引き起こし、続いてT細胞応答の阻害を起こすというのが古典的に提唱されている概念である。このIDO-中心概念は、腫瘍免疫、自己免疫、感染及びアレルギーのモデルでの多くの前臨床試験により支持されている。より最近の前臨床試験は、酵素TDOを介する、腫瘍におけるTRP分解の別の経路を提唱している。TDOを標的とすることによりIDO阻害が補完され得ることが示唆されている。従って、IDO及び/又はTDO酵素の阻害は癌の予防及び/又は治療に使用できる可能性がある。さらに、IDO及び/又はTDOを標的とすることにより、広いスペクトルのさらなる疾患及び/又は障害、特に神経学的疾患、感染性及び他の疾患を予防及び/又は治療できる可能性がある。
数種のIDO及び/又はTDO阻害剤がWO2010005958、WO2012142237、WO2015173764、WO2016073770に記載されており、いくつかについては、単独で又は他の化合物/治療と組み合わせて、抗癌剤として臨床試験が行われている。WO2016161960、WO2017134555、WO2018036414、WO2017007700、WO2017189386、WO2017133258、CN107556244、WO2018057973、WO2018136887及びWO2018054365は、IDO及び/又はTDO酵素の阻害に使用し得る特定のヘテロ環誘導体を開示する。シクロペンチル-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールの化学構造がCAS REGISTRYデータベースに記載されているようである(RN:2169203-74-9)。
TDO2遺伝子の発現についてのヒト腫瘍サンプルの研究により、膀胱癌(bladder carcinomas)の41%、メラノーマの50%及び肝細胞癌の100%において有意な発現が見られた(Pilotteら;Proc Natl Acad Sci.2012、109(7):2497-502)。さらに、TDOはヒト神経膠芽腫で恒常的に発現している。抗腫瘍免疫応答の抑制に加えて、TDO由来キヌレニン(KYN)は、神経膠芽腫において腫瘍細胞の自律的効果を有することが示されており、自己分泌的に(in an autocrine fashion)、芳香族炭化水素受容体(AHR)を介して腫瘍細胞の生存及び運動(motility)を促進する。ヒト脳腫瘍のTDO-AHR経路は、悪性化の進行及び生存率の低さと関連することが見いだされた。TDOの高発現は、トリプルネガティブ乳癌(Triple Negative Breast Cancer)(TNBC)の臨床検体においても観察され、疾患グレードの増大、エストロゲン受容体陰性及び全生存率の低下と関連している。TNBC細胞におけるTDOを介するKYN産生は、AhR促進アノイキス抵抗性、遊走及び浸潤を活性化するのに十分であった(D’Amatoら;Cancer Res.2015、75(21):4651-64)。
TDOの発現は、例えば、腎細胞癌、中皮腫、神経芽腫、白血病、肺癌(NSCLC)、頭頚部癌、結腸直腸癌、肉腫、星状細胞腫、骨髄腫及び膵癌等の他の癌においても検出されている(Pilotteら;Proc Natl Acad Sci.2012、109(7):2497-502)。
患者腫瘍検体中のIDO発現レベルは、別のスプライスバリアント及び/又は翻訳後修飾の可能性による異なる抗体の使用によりわずかに変動する。概して、IDO発現は、腫瘍細胞、内皮細胞及び間質細胞を含むヒト腫瘍の大部分(>50%)で見られ、その割合は腫瘍の種類によって変動した(Uyttenhoveら;Nat Med.2003、9(10):1269-74)。IDO免疫標識検体を最も高い割合で示す腫瘍は、子宮内膜及び子宮頚部の癌であり、次いで腎臓、肺及び結腸であった。IDO発現のこの順位は、Cancer Genome Atlasデータベースから集めた遺伝子発現データにより確認された(Theateら;Cancer Immunol Res.2015、3(2):161-72)。ほとんどの試験において、腫瘍又は流入領域リンパ節におけるIDOの高い発現は、有害な予後因子である。このカテゴリーの腫瘍には、メラノーマ、結腸癌、脳腫瘍、卵巣癌、急性骨髄性白血病、子宮体癌、高悪性度の骨肉腫及び多くの他の腫瘍が含まれる(Munn and Mellor;Trends in Immunol.2016、37(3):193-207)。少数の腫瘍種においては、IDO発現は、誘導されるか又は「応答的(reactive)」であると思われ、すなわちT細胞浸潤及び炎症の増大と関連する。この状況において、IDOの上方制御はより強力な自発的抗腫瘍免疫応答を代替することができ、より良好な予後と関連するかもしれない。しかしながら、これらの免疫応答性の患者においても、IDO自体は有益ではなく、IDOを遮断すれば、患者にとってより有益であろう。
異なる抗体を用いた場合に患者の検体のIDO発現レベルについて観察された相違のため、血清中のKYN及びTRPの濃度の測定によりIDO活性を測定することがより有意義であろう。事実、健常ボランティアと比較して、癌患者の血清ではKYN/TRP比の増大が検出されている(Liuら;Blood.2010、115(17):3520-30)。近年、KYN/TRP比は子宮頚部癌患者における予後予測手段として認められ、低TRPレベルは、腫瘍サイズが4cmを超え、転移がリンパ節に広がっていることを示した(Fernsら;Oncoimmunology.2015、4(2):e981457)。従って、患者血清中のKYN/TRP比が高いことは、リンパ節転移、FIGO段階、腫瘍サイズ、子宮傍組織浸潤及び低い疾患特異的生存率と関連し、さらに、TRP異化特性に基づいてIDOを標的とすることの妥当性を示唆する。さらに、血清KYN/TRP比は、成人T細胞白血病/リンパ腫の患者における有意に独立した有害予後因子であった(Zhaiら;Clin Cancer Res.2015、21(24):5427-33)。
前臨床モデルにおいて、免疫原性腫瘍細胞を組み換えIDOでトランスフェクトすると、マウスにおいてそれらの拒絶が防がれた(Uyttenhoveら;Nat Med.2003、9(10):1269-74)。一方、IDO発現の除去は、7,12-ジメチルベンズ[a]アントラセン誘発前癌性皮膚乳頭腫の発生及び増殖を減少させた(Mullerら;Proc Natl Acad Sci USA.2008、105(44):17073-8)。
IDO及び4T1乳癌を過剰発現するB16メラノーマの前臨床モデルにおいて、腫瘍細胞によるIDO発現は、骨髄由来サプレッサー細胞(MDSC)の動員及び活性化並びに抗-CTLA-4及び抗-PD-1を用いたチェックポイント阻害剤に対する抵抗性を介して腫瘍の増殖を促進した。同じ試験において、ヒトメラノーマ腫瘍におけるIDO発現が、MDSC浸潤と強い相関があることも見いだされた(Holmgaardら;Cell Rep.2015、13(2):412-24)。
消化管間質腫瘍(GIST)の治療に使用され、KIT(CD117)を標的とする低分子受容体チロシンキナーゼ阻害剤であるイマチニブ(Imatinib)は、KYN経路を修飾することが示された。GISTのマウスモデルにおいて、イマチニブ治療は、腫瘍細胞のIDO発現を減少させることにより、多くの免疫応答を生じさせた。イマチニブの免疫効果が、それによるIDO発現の減少により部分的に介在されるという仮説を検証するために、GISTマウスを、KYN経路の代謝産物-KYN、3-ヒドロキシアントラニル酸(3-HAA)及び3-ヒドロキシキヌレニン(3-HK)の混合物で処理して、十分なIDO活性を有する系をシミュレートした。TRP代謝産物混合物の同時投与により、イマチニブの抗腫瘍効果は減少した。しかしながら、イマチニブの抗腫瘍効果は、IDO阻害剤である1-メチル-トリプトファン(1-MT)の同時投与により増大せず、両薬剤が同じ経路に影響を与えているという仮説と一致した(Balachandranら;Nat Med.2011、17(9):1094-100)。
腫瘍によるTDO発現が、免疫付与マウスによる腫瘍の拒絶を防ぎ、TDO阻害剤による全身処理により、マウスがTDO発現腫瘍を拒絶する能力が回復することが示されている(Pilotteら;Proc Natl Acad Sci.2012、109(7):2497-502)。神経膠腫の移植モデルにおいては、腫瘍細胞におけるTDO発現は腫瘍増殖を促進する一方、TDOのノックダウンは腫瘍の発生を減少させた(Opitzら;Nature 2011、478(7368):197-203)。
IDO阻害剤が、大腸癌(Linら;J Med Chem.2016、59(1):419-30;Koblishら;Mol Cancer Ther.2010、9(2):489-98;Krausら;AACR 2016:abstract #4863;Wiseら;AACR 2016:abstract #5115;Liuら;AACR 2016:abstract #4877)、膵臓癌(Koblishら;Mol Cancer Ther.2010、9(2):489-98)、メラノーマ(Yueら;J Med Chem.2009、52(23):7364-7)、肺(Yangら;J Med Chem.2013、56(21):8321-31)、乳癌(Holmgaardら;Cell Rep.2015、13(2):412-24)、神経膠腫(Haniharaら;J Neurosurg.2016、124(6):1594-601)の実験モデルにおいて、イン ヴィヴォで、腫瘍及び血液中のTRP代謝を抑制し、それに伴い腫瘍成長が減速することが見いだされた。
1-メチル-トリプトファン(1-MT)は、可移植性メラノーマ(B16)並びに可移植性及び自己由来乳癌(4T1)のマウスモデルにおいて、化学療法の効果を増大させた(Houら;Cancer Res.2007、67(2):792-801)。さらに、1-MTは、化学-放射線療法を増強し、脳神経膠芽腫腫瘍(GL-261)を有するマウスの生存を延長させた。これに関連して、IDOの阻害は、化学-放射線照射に、腫瘍増殖部位における広範な補体沈着を引き起こさせた。IDO-遮断は、腫瘍微小環境内で血管内皮上のVCAM-1の上方制御を引き起こした。遺伝的に補体成分C3を欠損するマウスは、化学-放射線照射誘発生存に対するIDO-遮断の全相乗効果を喪失した(Liら;Journal Immunother Cancer.2014、2:21)。IDO発現は、GVAX(放射線照射、GM-CSF分泌、アロジェネイック(allogeneic)PDAC)ワクチン接種後に、有意な数の膵臓癌患者の腫瘍上皮で誘発される。GVAXワクチン接種をIDO阻害と併用すると、膵臓癌の前臨床モデルにおいて生存率が上昇し、シクロホスファミド、GVAXワクチン、IDO阻害及びPD-L1遮断の併用により、全マウスが生存した(Zheng、John Hopkins School of Medicine;ITOC3 2016)。これに関連し、ワクチン接種を抗OX40の用量の増大と併用することによっても、TC1腫瘍モデルにおいてIDOが誘発されることが示され、1-MTによるIDOの阻害は、同じモデルにおいて、抗OX40とワクチン接種との相乗効果を示した(Khleif、Georgia Cancer Center;ITOC3 2016)。さらに、IDO阻害剤であるepacadostatは、前臨床モデルにおいて、抗OX40及び抗GITRの効果を増強することが示された(Koblishら;AACR 2017:abstract #2618)。
B16F10腫瘍モデルにおいて、IDO/TDOデュアル阻害剤であるNLG919は、コグネート(cognate)ヒトgp100ペプチドによるワクチン接種に対する、ナイーブ、休止養子免疫移入pmel-1細胞の抗腫瘍応答を増強した。効果は化学療法と相加的であり、化学療法をインドキシモド(indoximod)/抗PD-1と併用するとより明確であった(Mautinoら;AACR 2014:abstract 5023)。加えて、EMT-6マウスモデルにおいて、腫瘍増殖阻害の程度及び期間は、NLG-919を抗PD-L1と併用した場合により良好であった(Spahnら;SITC 2015)。
IDO-選択的阻害剤は、CT26及びPan02腫瘍マウスモデルにおいて、化学療法を増強することが示されている:Epacadostatは、CT26腫瘍マウスモデルにおいて、化学療法(ドキソルビシン(doxorubicin))を増強する(Koblish;SITC 2015)。IOMet PharmaのIDO選択的阻害剤は、PAN02モデルにおいて、化学療法(ゲムシタビン(gemcitabine)及びアブラキサン(abraxane))を増強する(Wiseら;AACR 2016:abstract #5115)。
血漿及び腫瘍組織において、抗PD-L1及び抗CTLA4チェックポイント阻害剤はIDO活性を誘発し、一方、CT-26同系マウス結腸腫瘍モデルにおいて、IDO-選択的阻害剤(PF-06840003)と抗PD-L1治療の併用は、腫瘍増殖を有意に阻害した(Krausら;AACR 2016:abstract #4863)。別の試験では、抗CTLA-4、抗PD-L1及び/又はIDO阻害剤を用いた二剤治療(doublet therapies)は、B16(SIY)メラノーママウスモデルにおいて、腫瘍成長の相乗的遅延を示した(Sprangerら;J Immunother Cancer.2014、2:3)。この効果の改善に関する主要な生物学的説明は、腫瘍浸潤CD8T細胞のIL-2産生及び増殖の回復であった。機能的回復に新しいT細胞の腫瘍への遊走は不要であった。なお別の試験では、1-MTによるIDOの阻害を、CTL-4、PD-1/PD-L1及びGITR等の免疫チェックポイントを標的とする治療と併用すると、腫瘍成長が相乗的に制御され、B16-F10及び4T1腫瘍マウスモデルにおいて全生存率が上昇した(Holmgaardら;J Exp Med.2013,210(7):1389-402)。同所性(orthotopic)神経膠腫モデルにおいて、抗CTLA-4、抗PD-L1及び1-MTを用いた三剤治療(triple treatment)並びにEpacadostatと抗PD-1の併用により、非常に効果的な持続的生存有益性が得られた(Wainwrightら;Clin Cancer Res.2014、20(20):5290-301;Reardonら;AACR 2017:abstract 572)。チェックポイント阻害剤と併用してIDOを標的とするという概念については、現在、いくつかの臨床試験において研究が行われている(NCT02752074、NCT02658890、NCT02327078、NCT02318277、NCT02178722、NCT02471846、NCT02298153)。
TLR9アゴニストによる腫瘍内治療は、被治療及び遠隔腫瘍においてIDO発現を誘発することが示され、IDO阻害剤と上記TLR9アゴニストの併用は、CT-26同系マウス結腸腫瘍モデルにおいて、相加的抗腫瘍効果を示した(Wangら;AACR 2016:abstract #3847)。
高IDO発現は、いくつかのマウスモデルにおいて、免疫抑制MDSCの腫瘍への動員を誘発する。CSF-1RがMDSC上で発現しており、CSF-1R遮断が腫瘍内MDSCを阻害することが見いだされた。従って、D-1-MTによるIDOの阻害は、IDOを過剰発現するB16モデルにおいて、CSF-1R遮断と相乗的に作用することが示された(Holmgaardら;EBioMedicine 2016、6:50-8)。
B細胞リンパ腫において、IDO阻害により、キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法に対する治療応答も改善するという実験的証拠がある。B細胞リンパ腫のマウスモデルにおいては、腫瘍細胞内のIDO発現が、TRP代謝産物の作用を介して、CD19 CAR T細胞療法を抑制する。このモデルにおいては、IDO阻害剤である1-MTによる処理により、CAR T細胞による腫瘍制御が回復した(Ninomiyaら;Blood、2015、125(25):3905-16)。
DNAナノ粒子は、インターフェロン遺伝子の刺激因子(STING)、サイトゾルDNAのセンサーに依存する経路を介してIDOを誘発することができる。従って、STINGアゴニストは、IDOを誘発し、免疫寛容性応答を促進することができる。低抗原性及び高抗原性を有する腫瘍を用いて、前臨床モデルにおいてこのシナリオが試験された。低抗原性を示す腫瘍においては、STINGによるIDO活性化が優勢であり、STING/IFN免疫原性応答を凌駕する一方、高抗原性を有する腫瘍においては、STING/IFNシグナル伝達はむしろ免疫原性応答を増強し、IDOを誘発しない。概して、これらのデータは、IDO阻害が、特に低抗原性を有する腫瘍において、STINGアゴニストに対する抗腫瘍応答を増強することができることを示唆している(Lemosら;Cancer Res.2016、76(8):2076-81)。
インターフェロン-γ-誘発IDO発現の介在におけるJAK-STAT(シグナル伝達及び転写活性化因子)シグナル伝達系の役割を考慮すると、IDO阻害剤のJAK/STAT阻害剤との併用は明らかである。この治療概念に対する臨床試験が現在行われている(NCT02559492)。
中枢神経系においては、KYNの前駆体として作用するTRP及びセロトニン双方の帰結が、興味の対象となる重要な経路である。KYN経路により産生される代謝産物は、ハンチントン病等の神経炎症及び神経変性障害の病理機序において役割を担っていると思われる。KYN経路の最初の安定な中間体はKYNである。次いで、いくつかの神経刺激性中間体が生じる。これらには、キヌレン酸(KYNA)、3-ヒドロキシキヌレニン(3-HK)及びキノリン酸(QUIN)が含まれる。3-HK及びQUINは別個の機序により神経毒性を有し;3-HKは強力なフリーラジカル発生剤であり(Thevandavakkamら;CNS Neurol Disord.Drug Targets.2010、9(6):791-800;Ishiiら;Arch Biochem Biophys.1992、294(2):616-622;Hirakuら;Carcinogenesis.1995、16(2):349-56)、一方、QUINは興奮毒性のN-メチル-D-アスパルテート(NMDA)受容体アゴニストである(Stone and Perkins;Eur J Pharmacol.1981、72(4):411-2;Schwarczら;Science。1983、219(4582):316-8)。他方、KYNAは、その抗酸化特性並びにα7ニコチン性アセチルコリン受容体及びNMDA受容体のグリシンコアゴニスト部位双方への拮抗作用を介して神経保護的に作用する(Vecsei及びBeal;Brain Res Bull.1990、25(4):623-7;Fosterら;Neurosci Lett.1984、48(3):273-8;Carpenedoら;Eur J Neurosci.2001、13(11):2141-7;Godaら;Adv.Exp.Med.Biol.1999、467:397-402)。TRP異化産物の濃度レベルの変化により、平衡が病的状態にシフトし得る。代謝をKYN経路の神経保護的方向へ、すなわちKYNA合成へ導く能力は、神経変性疾患の予防に有用である可能性がある。
CNSにおいて、KYN経路はほとんどの細胞種に存在するが、その程度は異なり、浸潤マクロファージ、活性化ミクログリア及びニューロンはKYN経路酵素の完全なレパートリーを有する。他方、神経保護性アストロサイト及びオリゴデンドロサイトは、それぞれ酵素、KYN 3-モノオキシゲナーゼ(KMO)及びIDO-1を欠いており、興奮毒であるQUINを合成することができない(Guilleminら;Redox Rep 2000、5(2-3):108-11;Limら;International Congress Series.2007、1304:213-7)。脳においては少量のTDOが発現しており、TRP又はコルチコステロイドにより誘導される(Salter及びPogson;Biochem J.1985、229(2):499-504;Millerら;Neurobiol Dis.2004、15(3):618-29)。統合失調症等のいくつかのCNS障害の病因におけるTDO及びIDOの役割並びに全身TRPレベルの制御におけるTDOの役割を考慮すると、IDO及び/又はTDO阻害剤は、広範なCNS疾患及び神経変性を有する患者の予後を改善するために使用できる可能性がある。
加えて、IDO及び/又はTDO阻害剤は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)(又は、ルー・ゲーリッグ病(Lou Gehrig’s disease))の治療に有用である可能性がある。ALSは、運動皮質、脳幹及び脊髄における運動ニューロンへの選択的攻撃及び破壊を引き起こす。ALSには多数のメカニズムが寄与していると考えられるが、神経炎症において活性化されるKYN経路は明らかに寄与因子である。初期炎症は、感受性遺伝子型(susceptible genetic constitution)を有する個体の運動ニューロンに非致死性の損傷を加え、次いで、ミクログリアを活性化して神経毒性KYN代謝産物を産生させる進行性炎症プロセスを引き起こし、この神経毒性KYN代謝産物が運動ニューロンをさらに破壊すると考えられる。ALS患者の脳及び脊髄においては、大量の活性化ミクログリア、反応性アストロサイト、T細胞及び浸潤マクロファージが観察される(Gravesら;Amyotroph Lateral Scler Other Motor Neuron Disord.2004、5(4):213-9;Henkelら;Ann Neurol.2004、55(2):221-35)。これらの細胞は炎症性及び神経毒性メディエーター、特にIDOの最も強力なインデューサーであるIFN-γを放出する(McGeer及びMcGeer;Muscle Nerve.2002;26(4):459-70)。ALS運動皮質及び脊髄では、ニューロン及びミクログリアにおけるIDOの発現が増大している(Chenら;Neurotox Res.2010、18(2):132-42)。免疫活性化因子の放出がKYN経路の律速酵素であるIDOを活性化し、それが神経毒であるQUIN等の代謝産物を生じさせることが提唱されている。従って、IDOの阻害は、ALSの病因との関連が明白な神経毒性QUINの合成を減少させるかもしれない。
加えて、IDO及び/又はTDO阻害剤はハンチントン病(HD)の治療に有用である可能性がある。HDは、huntingtin(htt)遺伝子におけるCAG反復(CAG repeats)の増大により引き起こされる遺伝性常染色体優性神経変性障害である。HDの患者は、異常な随意及び不随意運動(舞踏病アテトーゼ(choreoathetosis))を特徴とする進行性運動機能障害並びに精神及び認知障害を示す。KYN経路内代謝産物の存命中モニタリング(In-life monitoring)により、CAG反復数に関連し、従って障害の重篤度に関連する数種のバイオマーカーの1つが得られる(Forrestら;J Neurochem 2010、112(1):112-22)。実際、HD患者及びHDモデルマウスにおいて、3-HK及びQUINレベルが新線条体及び皮質で上昇する。さらに、HD患者の線条体ではKYNAレベルが減少する。げっ歯類にQUINの線条体注入を行うと、HDの行動的及び病理学的特徴が再現される(Sapkoら;Exp Neurol.2006 197(1):31-40)。重要なことは、HDのDrosophilaモデルにおいてTDOを除去すると、神経変性が改善されることである(Campesanら;Curr Biol.2011;21(11):961-6)。
加えて、IDO及び/又はTDO阻害剤は、アルツハイマー病(AD)の治療に有用である可能性がある。ADは、ニューロン欠損及び認知症を特徴とする加齢性の神経変性障害である。この疾患の病理組織学は、細胞内β-アミロイド(Αβ)の蓄積及びその後の老人班の形成並びに学習及び記憶に関連する特定の脳領域における神経原繊維タングルの存在により表される。この疾患の病態メカニズムは未だ議論の対象であるが、ADの発症及び進行にKYN経路代謝産物が関連していることを示す証拠が増えている。Αβ(1-42)が初代培養ミクログリアを活性化し、IDO発現を誘発できることが示された(Guilleminら;Redox Rep.2002、7(4):199-206;Walkerら;J Leukoc Biol.2006、79:596-610)。さらに、AD患者の脳内のアミロイド班と関連するミクログリア内で、IDOの過剰発現及びQUIN産生の増大が観察された(Guilleminら;Neuropathol Appl Neurobiol.2005、31(4):395-404)。QUINが、ヒト皮質ニューロンにおいてタウの過剰リン酸化を引き起こすことが示された(Rahmanら;PLOS One.2009、4(7):e6344)。従って、ミクログリアにおけるIDOの過剰発現及びKYN経路の過剰活性化は、ADの病因と関連している。さらに、アルツハイマー病におけるTDOの関与の証拠がある。TDOは、患者及びADマウスモデルの脳において上方制御される。さらに、TDOは、AD患者の海馬内で、キノリン酸、神経原繊維タングル-タウ及びアミロイド沈着と共に局在化する(Wuら;PLOS One.2013、8(4):e59749)。ADにおける神経炎症の効果を相殺するためにKMO、TDO、IDO及び3HAO阻害剤を使用できることが、前臨床における証拠により支持されている。さらに、AD患者の血清中でKYN/TRPの比が増大することが他の所見により示された(Widnerら;J Neural Transm(Vienna).2000、107(3):343-53)。ADのハエモデルでは、TDOの遺伝的及び薬理学的阻害の双方が強力な神経保護をもたらす(Bredaら;Proc Natl Acad Sci.2016、113(19):5435-40)。従って、KYN経路は、ADにおいてTDO及びIDOの両方により過剰活性化されており、神経原繊維タングル形成に関与し、老人班形成と関連している可能性がある。
加えて、IDO及び/又はTDO阻害剤はパーキンソン病(PD)の治療に有用である可能性がある。PDは、ドーパミン作動性ニューロンの損失及び局在的神経炎症を特徴とする一般的な神経変性障害である。パーキンソン病はミクログリアの慢性的な活性化と関連する(Gao及びHong;Trends Immunol.2008、29(8):357-65)。ミクログリアの活性化は、活性酸素種(ROS)及び、IDO発現の誘発を介するKYN経路の強力な活性化剤であるINF-γ等の炎症促進性サイトカインを含む神経毒性物質放出する(Blockら;Nat Rev Neurosci.2007;8(1):57-69)。活性化ミクログリア中のKYN経路は、3HK及びQUINの上方制御を引き起こす。3HKは、ROSへの変換の結果として、主として毒性である(Okudaら;J Neurochem.1998;70(1):299-307)。ROS及び、QUINによるNMDA受容体介在興奮毒性の効果は、相まってニューロンの機能障害及びその死に寄与する(Stone及びPerkins;Eur J Pharmacol.1981、72(4):411-2;Braidyら;Neurotox Res.2009、16(1):77-86)。しかしながら、ニューロンにおいてKYN経路活性化を介して産生されるピコリン酸(PIC)は、NMDAアゴニストであるQUIN誘発神経毒性からニューロンを保護する能力を有する(Jhamandasら;Brain Res.1990、529(1-2):185-91)。ミクログリアは、炎症促進性メディエーター及び死にかかっているニューロンからの刺激により過剰活性化され、さらなるミクログリア活性化ミクログリオーシスの永続的なサイクルを引き起こし得る。過剰なミクログリオーシスは近傍ニューロンに対する神経毒性を引き起こし、ニューロン死を招き、パーキンソン病の進行に寄与する。従って、PDは、脳内KYN経路の2つの主要な支流間の不均衡に関連している。アストロサイトによるKYNA合成が減少し、同時にミクログリアによるQUIN産生が増大する。重要なことは、PDのハエモデルにおいて、TDOの遺伝的及び薬理学的阻害の双方が強力な神経保護をもたらしたことである(Bredaら;Proc Natl Acad Sci.2016、113(19):5435-40)。
加えて、IDO及び/又はTDO阻害剤は、多発性硬化症(MS)の治療に有用である可能性がある。MSは、ミエリン鞘に対する特異的免疫応答により炎症及び軸索損失を引き起こす、神経系の白質における炎症性病変を特徴とする自己免疫疾患である(Trappら;Curr Opin Neurol.1999、12:295-302;Owens;Curr Opin Neurol.2003、16:259-265)。免疫系の活性化によって引き起こされる神経毒性KYN代謝産物の蓄積は、MSの病因に関連付けられる。MSの自己免疫動物モデルであるEAEを有するラットの脊髄において、QUINが選択的に上昇していることが見いだされた(Flanaganら;J Neurochem.1995、64:1192-6)。EAEにおけるQUIN上昇の原因はマクロファージであることが示唆されている。QUINは脂質過酸化の開始因子であり、ミエリン近傍のQUINレベルが局所的に高くなると、EAEにおける脱髄、そしておそらくはMSに寄与する可能性がある。インターフェロン-β lb(IFN-pib)は、IFN-β治療を受けた患者の血清中で観察される濃度に匹敵する濃度で、マクロファージにおいてKYN経路代謝を誘発し、それがMSの治療におけるその効果の限定因子かもしれない(Guilleminら;J Interferon Cytokine Res.2001、21:1097-1101)。IFN-β投与後、IFN-βによるIDOの誘導を示す健常対象と比較して、IFN-β注射を受けたMS患者の血漿において、KYNレベル及びKYN/TRP比の上昇が見られた(Amirkhaniら;Eur.J.Neurol.2005、12、625-31)。IFN-pibは、ニューロン樹状突起が入力信号を統合し、オリゴデンドロサイトを殺す能力を阻害するのに十分な濃度で、QUINの産生を引き起こす(Cammerら;Brain Res.2001、896:157-160)。IFN-pib-治療患者において、IDO/TDO阻害剤でKYN経路を同時遮断すれば、IFN-pibのそのような効果が改善される可能性がある。
ほとんどのTRPはKYN経路を介してプロセシングされる。少量のTRPは、5-HT、従ってメラトニンにプロセシングされ、いずれもIDOの基質でもある。他の効果の中でも特に、TRPの急性枯渇がうつ病エピソードを引き起こすことができ、健常個体においてでさえも気分の大きな変化を生じさせることが長い間知られていた。これらの知見は、気分を増強し、ニューロン新生を刺激するというセロトニン作動性薬剤の臨床的有益性のいずれにもよく結びつく。
近年、統合失調症の病態生理の概観(すなわち、ドーパミン[DA]神経伝達の阻害)が、脳のグルタミン酸作動性機能障害とも関連があるものと拡張された。例えば、臨床的所見は、N-メチル-D-アスパルテート(NMDA)受容体アンタゴニスト(例えば、フェンシクリジン(phencyclidine)[PCP]及びケタミン)の全身投与が、健常個体に統合失調症様症状を惹起し、統合失調症の患者に症状を引き起こすことを示している(Holtzeら;J Psychiatry Neurosci.2012、37(1):53-7)。さらに、グルタミン酸欠乏理論が遺伝学的知見からいくらかの支持を得ている。脳の低グルタミン酸作動性状態(hypoglutamatergic state)は、内因性NMDA受容体アンタゴニスト、KYNAの上昇によっても起こりえる。実際、KYNA及びKYNA産生酵素の脳内レベルの変化が、統合失調症患者の死後脳で見られる(Barryら;J Psychopharmacol.2009、23(3):287-94)。特に、KYN及びKYNAレベルの上昇が前頭皮質で見られ、KYN経路の第1段階の上方制御が、統合失調症個体の前帯状皮質で観察される(Millerら;Brain Res.2006,1073-1074:25-37)。しかしながら、他の研究者は、統合失調症において、KYNAが減少し、3-HAAが増大することを見出した(Millerら;Neurochem Int.2008、52(6):1297-303)。統合失調症におけるKYN代謝産物上昇のメカニズムは完全には解明されていない。メカニズムには、KMOの多型性及びTDO上方制御が含まれる(Millerら;Neurobiol Dis.2004、15(3):618-29)。従って、IDO及び/又はTDO阻害剤は、統合失調症の治療に有用である可能性がある。
加えて、IDO及び/又はTDO阻害剤は、疼痛及びうつ病の治療に有用である可能性がある。疼痛及びうつ病は高頻度の共存疾患である。IDOがこの共存性に重要な役割を有することが示されている。最近の研究により、IDO活性が、(a) セロトニン含量の減少とうつ病(Dantzerら;Nat Rev Neurosci.2008、9(1):46-56;Sullivanら;Pain.1992、50(1):5-13)及び(b) KYN含量の上昇及びキノリン酸等のその誘導体のグルタミン酸受容体への効果を介する神経可塑性変化(neuroplastic changes)と結びついていることが示された(Heyesら;Brain.1992、115(Pt5):1249-73)。
ラットにおいて、慢性疼痛はうつ的行動及び両側の海馬におけるIDOの上方制御を誘発する。IDOの上方制御は、両側の海馬におけるKYN/TRP比の上昇及びセロトニン/TRP比の減少を引き起こす。さらに、IDO遺伝子のノックアウト又は海馬IDO活性の薬理学的阻害は、侵害(nociceptive)及びうつ的行動の両方を緩和する(Kimら;J Clin Invest.2012、122(8):2940-54)。
炎症促進性サイトカインは、疼痛及びうつ病両方の病態生理に関係しているため、炎症促進性サイトカインによる脳IDOの制御は、TRP代謝の制御を介して、疼痛とうつ病の間の共存関係における重要な機構的リンクとして働く。
さらに、KYN経路は外傷性脳損傷(TBI)と関連している。TBIがQUINの持続的な上昇を伴うKYN経路の著しい活性化を誘発することが示された(Yanら;Journal of Neuroinflammation 2015、12(110):1-17)。脳損傷領域におけるIDO1活性化及びmRNA発現の増大を伴うQUINの過度の産生は、TBIが選択的にKYN経路の神経毒性方向への強い刺激を誘発することを示唆する。QUINの有害な役割は、TBI後の早期予後因子となり得る有害事象とQUINが関連性を有することにより支持されている。従って、IDO及び/又はTDO阻害剤はさらにTBIの予防/治療に有用である可能性がある。
細菌、寄生虫又はウイルスによる感染は、強いIFN-y-依存性炎症性反応を引き起こす。IDOは保護宿主免疫を弱めることができ、従って、間接的に病原体による負荷を増大させる。例えば、マウス白血病ウイルス(MuLV)に感染したマウスにおいて、IDOの発現が上昇していることが見いだされ、IDOの除去がウイルス増殖の制御を強め、生存率を上昇させた(Hoshiら;J Immunol.2010、185(6):3305-3312)。インフルエンザ感染のモデルでは、IDOの免疫抑制効果が、肺を二次細菌感染が起こりやすい状態にした(van der Sluijsら;J Infect Dis.2006、193(2):214-22)。従って、市中感染性肺炎(CAP)においてIDO活性は増大しており、この活性がこの疾患の重篤度及び帰結と関係している。これらの結果は、IDO活性によりCAPの予後を予見できることを示唆する(Suzukiら;J Infect.2011 Sep;63(3):215-22)。
クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)寄生虫により引き起こされるシャーガス病(Chagas Disease)では、KYNが患者内で増大しており、疾患の重篤度と相関する(Maranonら;Parasite Immunol.2013、35(5-6):180-7)。クラミジア・トラコマチス(chlamydia trachomatis)による感染は、大量のIFN-γ産生を誘導し、次いでそれはIDO誘導を引き起こす。IDOにより介在されるTRPプールの枯渇が、不利な環境下での生存によく適合した持続形態へのクラミジアの変換を引き起こすことが、試験により示された(Barth and Raghuraman;Crit Rev Microbiol.2014、40(4):360-8)。慢性皮膚リーシュマニア症(chronic cutaneous leishmaniasis)の患者では、高レベルのIDOmRNA発現が感染病変で検出されており、病巣内Tレグ細胞(Treg cells)の蓄積と関連していた。マウスでは、Leishmania major感染が局所的皮膚病変及び流入領域リンパ節においてIDO発現を誘発する。IDOを遺伝子的及び薬理学的に除去すると、L.majorの制御が改善された。脳マラリアは、ヒトにおいて、熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)感染症の致死的な症状となり得る。マウス脳では脳マラリアの過程でIDO活性が増大しており、マラリアのマウスモデルにおいてIDOを阻害すると、抗マラリアT細胞の機能が亢進し、寄生虫量がわずかに減少した(Barth及びRaghuraman;Crit Rev Microbiol.2014、40(4):360-8)。
肺結核患者のKYN及びTRPの血清濃度の測定並びにIDO活性の検査により、対照と比較した、Kyn濃度及びIDO活性の有意な増大並びにTrp濃度の有意な減少が示された。興味深いことに、肺結核患者の中でも、生存者に比べて、非生存者ではKyn濃度が有意に高く、Trp濃度が有意に低く、そのためIDO活性が有意に増大していた。最も重要なことは、IDO活性が肺結核における死亡の重要な独立予測因子であることが多変量解析により示されたことである(Suzukiら;Clin Vaccine Immunol.2012、19(3):436-442)。
従って、IDO阻害剤は、広範な感染性疾患及び炎症性症状を有する患者の治療効果を改善するために使用できる可能性がある。全身TRPレベルを制御するTDOの役割を考慮すると、TDO阻害剤は、広範な感染性疾患及び炎症性症状を有する患者の治療効果を改善するために使用できる可能性がある。
HIVに感染した患者では、血漿TRPレベルが慢性的に減少し、KYNレベルが増大し、IDO発現が増大する(Murray;Lancet Infect Dis.2003、3(10):644-52)。HIV患者では、IDOの上方制御は、HIV抗原に対する免疫応答を抑制するように作用し、ウイルスの免疫回避に寄与する。進行したHIV感染症の特徴は、消化管及び血液の両方からのTh17細胞の優先的な枯渇である。興味深いことに、HIV感染症におけるTh17細胞の損失は、誘導Tレグ細胞の頻度の同時的な上昇を伴い、IDO活性と直接的に相関する。Tレグ細胞は効果的なHIV特異的細胞免疫応答を弱める一方、Th17細胞の枯渇の進行は、粘膜感染に対する感受性を増大させる可能性がある。従って、持続的なIDO活性化はHIV生存に有利な環境を確立し、病気が進行したHIV感染個体に見られる免疫不全に寄与する可能性がある(Barth及びRaghuraman;Crit Rev Microbiol.2014、40(4):360-8)。HIV患者、特にHIV連動認知症(HIV-linked dementia)の患者(Kandanearatchi及びBrew;FEBS J.2012、279(8):1366-74)においては、CSF中のKYNレベルが有意に上昇することが多い。これらのレベルは、認知障害(neurocognitive decline)(HIV関連認知症(HAND))の進行と直接関連し、重篤な精神病症状の存在とも直接関連していることが多い(Stone及びDarlington;Trends Pharmacol Sci.2013、34(2):136-43)。従って、IDO及び/又はTDO阻害剤はさらにHIV(悪液質、認知症及び下痢等のその症状を含むAIDS)の治療に有用である可能性がある。
HIV感染症の場合と同様に、HCVに慢性的に感染した患者は、既往HCV感染症(resolved HCV infections)の患者及び健常個体と比べて、血液中のTRPに対するKYN比の上昇を示す(Larreaら;J Virol.2007、81(7):3662-6)。さらに、IDOの発現は疾患の発病と相関関係があり、HCV感染患者の進行的な硬変を起こした肝臓におけるIDOの高い発現は、肝細胞癌の発生に寄与する可能性があることが示唆された(Asgharら;Exp Ther Med.2015、9(3):901-4)。従って、IDO及び/又はTDO阻害剤は、HCVに慢性的に感染した患者の治療に有用である可能性がある。
IDOは、腸内菌叢(intestinal microbiota)に対する粘膜免疫を制御する役割を有する。IDOは腸における共生誘発抗体産生を制御することが示された;IDO欠損マウスでは、血清中の免疫グロブリンA(IgA)及び免疫グロブリンG(IgG)のベースラインレベルが上昇し、腸内分泌物中のIgAが増大していた。抗体産生の上昇により、IDO欠損マウスは、グラム陰性腸内病原菌であるCitrobacter rodentiumの腸内定着に対して、WTマウスよりも抵抗性であった。IDO欠損マウスはまた、C.rodentiumの感染により引き起こされる大腸炎に対して増強した抵抗性を示した(Harringtonら;Infect Immunol.2008、76(7):3045-53)。
従って、IDO/TDO活性を薬理学的標的とすることは、腸管免疫を操作し、腸内病原菌により引き起こされる大腸炎を含む病態を制御する新しいアプローチを提示する可能性がある(Harringtonら;Infect Immunol.2008、76(7):3045-53)。
最近の文献は代謝障害におけるIDOの役割を強調している(Lauransら;Nature Medicine https://doi.org/10.1038/s41591-018-0060-4(2018);Natividadら;Cell Metabolism 2018、28:1-13)。高脂肪食を与えられたIdo1ノックアウトマウスは、野生型マウスと比べて、体重増加が少なく、体脂肪量が少なく、ブドウ糖及びインスリン耐性(tolerance)がより良好であり、脂肪組織へのマクロファージの浸潤がより少ないことが見いだされた。高脂肪食と同時にIDO阻害剤であるL-1-MTによる処理を行うと、インスリン及びブドウ糖耐性に対して、ノックアウトにおける場合と同様の効果が得られた。抗生物質処置が、高脂肪食によるIdo1ノックアウトマウスの体重増加を防ぎ、Ido1ノックアウトとwtマウスのコハウジング(co-housing)が、Ido1ノックアウトマウスと同様の代謝測定を示す事実は、Ido1ノックアウトマウスからの菌叢が保護的であることを示唆する。これらの仮説と合致して、Ido-1ノックアウトマウスは異なる腸内菌叢組成を有していた。TRPは、IDOにより代謝されてKYNを産生するか、又は、腸内菌叢(gut microbiota)により代謝されてAhRのリガンドであるインドール-3-酢酸等のインドール誘導体を産生することができる。IDOの枯渇は糞便中のインドール-3-酢酸のレベルを上昇させた。腸管免疫細胞におけるAhRのインドール-3-酢酸誘導活性化は、IL-17及びIL-22の産生を増大させる。IL-22レベルの減少は腸バリア(gut barrier)の機能障害を伴った。これらのデータは、KYNとインドール-3-酢酸-活性化AhRの平衡の制御におけるIDOの重要性を支持する。肥満又はII型糖尿病の人々は、血漿及び糞便中のKYNレベルが高く、糞便中のインドール-3-酢酸レベルが低く、マウスにおける観察と合致している(Lauransら;Nature Medicine https://doi.org/10.1038/s41591-018-0060-4(2018)。別の研究でも、健常対象と比較したKYNレベルの上昇は、メタボリック症候群を有する個体の糞便試料において見いだされた(Natividadら;Cell Metabolism 2018、28:1-13)。腸内菌叢によるAhRアゴニスト産生の変化が、メタボリック症候群の発病における主要事象であるか否かは不明である。しかしながら、AhRアゴニストの適用によりこの欠陥を修正できるという治療効果は、その病因への関与を示すものである(Natividadら;Cell Metabolism 2018、28:1-13)。従って、IDO阻害剤は、TRP由来AhRアゴニスト平衡のバランスを変化させることにより、肥満、II型糖尿病及び/又は脂肪酸肝疾患(fatty acid liver disease)等の代謝障害の制御において有用である可能性がある。
白内障は、視力の低下を招く眼内水晶体のにごりである。最近の研究は、KYNがヒト水晶体のタンパク構造を化学的に変化させ、それが白内障の形成を引き起こすことを示唆している。ヒト水晶体において、IDO活性は主に角膜上皮内に存在する(Takikawaら;Adv Exp Med Biol.1999、467:241-5)。KYN、3-HK及び3-ヒドロキシキヌレニングルコシド(3-HK-G)等の数種のKYNが水晶体中で検出されており;それらはUV光を吸収することにより網膜を保護すると考えられ、従って通常はUVフィルターと呼ばれる。しかしながら、最近のいくつかの研究は、KYNが脱アミノ化及び酸化傾向を有し、水晶体タンパクと化学的に反応し、修飾するα,β-不飽和ケトンを形成することを示している(Taylorら;Exp Eye Res.2002;75(2):165-75)。KYN介在修飾は、加齢及び白内障形成の過程で水晶体タンパク質の変性に寄与する可能性がある。それらは、水晶体の透明性の維持に必要なa-クリスタリンのシャペロン機能を低下させる可能性もある。
水晶体内でヒトIDOを過剰発現するトランスジェニックマウスラインは、生後3か月以内に両側白内障を発症した。KYNのIDO介在産生は、繊維細胞分化及びそれらのアポトーシスにおける異常を引き起こすことが示された(Mailankotら;Lab Invest.2009;89(5):498-512)。従って、IDO/TDOの阻害は白内障形成の進行を遅らせる可能性がある。
子宮内膜症は、子宮内腔の外側の子宮内膜に生じ、腹部痛、性交疼痛症及び不妊症を引き起こす一般的な婦人科疾患である。マイクロアレイ分析により、子宮内膜症の女性の正所子宮内膜でIDO発現が高いことが見いだされた(Burneyら;Endocrinology.2007;148(8):3814-26;Aghajanovaら;Reprod Sci.2011、18(3):229-251)。さらに、IDOは子宮内膜間質細胞の生存及び侵襲性を増強することが示された(Meiら;Int J Clin Exp Pathol.2013;6(3):431-44)。従って、IDO/TDO阻害剤は子宮内膜症の治療に使用できる可能性がある。
胚の着床過程には同種移植片拒絶を防ぐメカニズムが必要であり;胎児移植片(fetal allograft)に対する寛容性は妊娠の維持にとって重要なメカニズムである。IDO発現細胞は、胎児-母体接点において、母体免疫応答による致死的な拒絶からアロジェニックな胎児(allogeneic foetus)を保護する。妊娠マウスを1-メチル-トリプトファンに暴露することによりIDOを阻害すると、アロジェニックな受胎産物のT細胞介在拒絶が誘発されるのに対し、同系受胎産物(syngeneic concepti)は影響を受けず;このことは、IDO発現が、胎児-母体接点において、胎児移植片の拒絶を防ぐのに必要であることを示唆する(Munnら;Science 1998、281(5380):1191-3:)。胎児-母体接点におけるIDO産生及び正常機能が、妊娠寛容において大きな役割を有するという証拠が蓄積している(Duerr及びKindler;J Leukoc Biol.2013、93(5):681-700)。従って、IDO/TDO阻害剤は避妊又は堕胎剤として使用できる可能性がある。
実験的慢性腎不全において、IDOの活性化はKYNの血液レベルを上昇させ(Tankiewiczら;Adv Exp Med Biol.2003、527:409-14)、尿毒症患者の尿中にはKYN修飾タンパク質が存在する(Salaら;J Biol Chem.2004、279(49):51033-41)。さらに、腎IDO発現は、尿細管細胞損傷を増大させるため、炎症の過程において有害である可能性がある。
冠動脈心疾患において、炎症及び免疫活性化がKYNの血液レベルの上昇と関連しており(Wirleitnerら;Eur J Clin Invest.2003、33(7):550-4)、これはおそらくIDOのインターフェロン-y-介在活性化を介するものである。
対外循環を伴う心臓手術は認知機能障害を引き起こすことがある。手術自体が炎症の兆候と関係しており、炎症促進性メディエーターはトリプトファン酸化を活性化して神経刺激性のキヌレニンとし、それはNMDA受容体機能及び酸化ストレスを調節する。麻酔後の認知機能障害はこれらの続発症と関連していることが多い。近年、これらの欠陥が、サイトカインではなく、心臓手術後及び脳卒中(stroke)患者の回復中のKYN経路マーカーの変化と関連していることが示された(Forrestら;J.Neurochem.201,119(1):136-52)。
概して、脳卒中においてTRP異化が変化することが報告されている。KYN経路の阻害は脳卒中の動物モデルにおいて脳損傷を減少させるため、脳卒中の急性期におけるKYN経路の活性化は、特に興奮毒性及び酸化ストレスを含む直接的なメカニズムにより虚血性損傷に関与する可能性がある。脳卒中後に免疫系とKYN経路の間に相互作用が存在する可能性があるが、異なる炎症非依存性メカニズムが、TRP異化の律速酵素を調節することにより、この経路の制御における役割に介在する可能性もある。興味深いことに、脳虚血後にKYN経路がこの病理の慢性期の過程で役割を有する可能性もあり、脳卒中の生存者は認知症及びうつ病等の能力障害を高頻度で示し、又は、脳卒中の転帰及び死亡に対する危険因子にさえもなる。要約すると、KYN及びTRP異化は脳虚血後に重要な役割を有している可能性があり、IDO/TDO阻害剤は、脳卒中の急性及び慢性期の両方において新しい薬理学的手段を提供するかもしれない(Cuarteroら;Curr Pharm Des.2016;22(8):1060-1073)。
1) 本発明の第1の態様は、式(I)の化合物に関する:
Figure 0007110325000001
(式中、
Aは、直接結合(すなわち、Rは、OH基を担持する炭素原子に直接結合する)、C1-3-アルキレン、C2-3-アルケニレン又はC2-3-アルキニレンを表し;
は:
- C2-3-アルケニル;
- C1-4-アルキル;
- C1-3-フルオロアルキル;
- ハロゲン;
- C3-6-シクロアルキルであって、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基がC1-4-アルキル及びフッ素から独立に選択される、C3-6-シクロアルキル;
- フェニルであって、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-アルコキシ、C1-3-フルオロアルキル及びC1-3-フルオロアルコキシから独立に選択される、フェニル;
- 窒素、酸素及び硫黄から独立に選択される1又は2個の環ヘテロ原子を有する5~6員のヘテロアリールであって、当該5~6員のヘテロアリールが、独立に、未置換であるか又は1個のC1-4-アルキルにより置換される、ヘテロアリール;
- C1-3-アルコキシ-メチル;又は、
- ベンジル;
を表し;
は:
- アリール又は5~6員のヘテロアリールであって、当該アリール又は5~6員のヘテロアリールが、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、C3-6-シクロアルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ、C1-3-フルオロアルコキシ及び-NRN1N2(RN1及びRN2は、独立に、水素又はC1-4-アルキルを表す。)から独立に選択される、アリール又は5~6員のヘテロアリール;
- 5~6員のヘテロシクロアルキルであって、独立に、未置換であるか又は1個のフェニルにより置換される、5~6員のヘテロシクロアルキル;
- C3-7-シクロアルキルであって、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル;ヒドロキシ;ハロゲン;C1-3-アルコキシ;C1-3-フルオロアルコキシ;C1-3-フルオロアルキル;C3-6-シクロアルキル;NRN3N4(RN3及びRN4は、独立に、水素又はC1-4-アルキルを表す。);及びフェニル-(CH0-1-(上記フェニルは、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基は、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ及びC1-3-フルオロアルコキシから独立に選択される。)から独立に選択される、C3-7-シクロアルキル;
- 飽和した5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系であって、当該環系が、独立に、未置換であるか又は1個のフェニルにより置換され;当該環系が、1個の炭素-炭素二重結合を任意で有し;又は、当該環系において、1個の環炭素原子が環酸素原子により任意に置換される;飽和した5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系;
- フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキルであって、当該C5-6-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基がC1-4-アルキルから独立に選択され;かつ、当該縮合フェニル環が、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ及びC1-3-フルオロアルコキシから独立に選択される;フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキル;又は、
- 分岐C3-6-アルキル;
を表す。)。
2) 本発明の別の態様は、
Aが、直接結合(すなわち、Rは、OH基を担持する炭素原子に直接結合する)又はC1-3-アルキレンを表し;
が、C1-4-アルキル、C2-3-アルケニル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル又はC3-6-シクロアルキルを表し;かつ、
が:
- アリール又は5~6員のヘテロアリールであって、当該アリール又は5~6員のヘテロアリールが、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ、C1-3-フルオロアルコキシ及び-NRN1N2(RN1及びRN2は、独立に、水素又はC1-4-アルキルを表す。)から独立に選択される、アリール又は5~6員のヘテロアリール;
- C3-7-シクロアルキルであって、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-アルコキシ、C1-3-フルオロアルコキシ、C1-3-フルオロアルキル;C3-6-シクロアルキル;及びフェニル-(CH0-1-(上記フェニルは、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基は、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ及びC1-3-フルオロアルコキシから独立に選択される。)から独立に選択される、C3-7-シクロアルキル;
- 飽和した7~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系であって、当該環系が1個の炭素-炭素二重結合を任意で有し、又は、当該環系において、1個の環炭素原子が環酸素原子により任意に置換される;飽和した7~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系;
- フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキルであって;当該C5-6-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基がC1-4-アルキルから独立に選択され;かつ、当該縮合フェニル環が、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ及びC1-3-フルオロアルコキシから独立に選択される;フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキル;又は、
- 分岐C3-6-アルキル;
を表す;態様1)の化合物に関する。
3) 本発明の別の態様は、
Aが、直接結合(すなわち、Rは、OH基を担持する炭素原子に直接結合する)、-CH-、-CH(CHCH)-、-CHCH(CH)-又は-C≡C-を表し;
が:
- ビニル;
- C1-4-アルキル;
- トリフルオロメチル;
- 塩素又は臭素;
- C3-6-シクロアルキル(特に、シクロプロピル、シクロブチル又はシクロペンチル)であって、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、メチル、エチル又はフッ素から独立に選択される、C3-6-シクロアルキル(特に、シクロプロピル、シクロブチル又はシクロペンチル);
- フェニルであって、独立に、未置換であるか又は1個の置換基により置換され、上記置換基が、メチル、フッ素又はメトキシから独立に選択される、フェニル;
- 1又は2個の環窒素原子を有する5~6員のヘテロアリール(特に、ピリジニル又はピラゾリル)であって、当該5~6員のヘテロアリールが、独立に、未置換であるか又は1個のメチルにより置換される、5~6員のヘテロアリール(特に、ピリジニル又はピラゾリル);又は、
- 未置換であるか又は1個のメチルにより置換されるチオフェニル;
を表し;
が:
- 未置換であるか又は1個の置換基により置換されたフェニルであって、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、メトキシ、ジメチルアミノ及びトリフルオロメチルから独立に選択される、フェニル;
- ナフチル;
- チオフェニル;
- 2又は3個の環窒素原子を有する5員のヘテロアリール(特に、ピラゾリル又はトリアゾリル)であって、未置換であるか又は1個の置換基により置換され、上記置換基がC1-4-アルキル(特に、メチル、エチル又はイソプロピル)及びC3-7-シクロアルキル(特に、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル)から独立に選択される、5員のヘテロアリール(特に、ピラゾリル又はトリアゾリル);
- 1個のフェニルにより置換されたピペリジニル;
- C3-7-シクロアルキルであって、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ヒドロキシ、フッ素、メトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、C3-6-シクロアルキル(特に、シクロブチル又はシクロペンチル)、エチルアミノ、フェニル及びベンジルから独立に選択される、C3-7-シクロアルキル;
- ビシクロ[1.1.1]ペンチル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル及び7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル、4-フェニル-ビシクロ[2.1.1]ヘキサ-1-イル又は3-フェニル-ビシクロ[1.1.1]ペンタ-1-イル;
- ビシクロ[3.3.0]オクチル又はビシクロ[4.4.0]デシル;
- スピロ[4.5]デシル;又は、
- 1,2,3,4-テトラヒドロナフタレニル;
を表す;態様1)に従う化合物に関する。
4) 本発明の別の態様は、
が:
- アリール又は5員のヘテロアリール(特に、チオフェニル、ピラゾリル又はトリアゾリル)であって、当該アリール又は5員のヘテロアリールが、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され(特に、未置換であるか又は1個の置換基により置換され)、上記置換基が、C1-4-アルキル、C3-6-シクロアルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ、C1-3-フルオロアルコキシ及び-NRN1N2(RN1及びRN2は、独立に、水素又はC1-4-アルキルを表す。)から独立に選択される、アリール又は5員のヘテロアリール(特に、チオフェニル、ピラゾリル又はトリアゾリル);
- 6員のヘテロシクロアルキルであって、1個の炭素原子が、窒素及び酸素から選択される環ヘテロ原子により置換され(特に、ピペリジニル)、独立に、未置換であるか又は1個のフェニルにより置換される、6員のヘテロシクロアルキル;
- C3-7-シクロアルキルであって、当該C3-7-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され(特に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され)、上記置換基が、C1-4-アルキル;ヒドロキシ;ハロゲン;C1-3-アルコキシ;C1-3-フルオロアルコキシ;C1-3-フルオロアルキル;C3-6-シクロアルキル;NRN3N4(RN3及びRN4は、独立に、水素又はC1-4-アルキル(特に、水素、メチル又はエチル)を表す。);及びフェニル-(CH0-1-(フェニルは、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され(特に、未置換のフェニル-(CH0-1-である。)、上記置換基は、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ及びC1-3-フルオロアルコキシから独立に選択される。)から独立に選択される;C3-7-シクロアルキル;
- ビシクロ[x.y.z]アルキルであって、炭素原子の総数が5~8の整数であり、整数「x」、「y」及び「z」のそれぞれが0より大きく;当該ビシクロ[x.y.z]アルキルが未置換であるか又は1個のフェニルにより置換され;当該ビシクロ[x.y.z]アルキルが1個の炭素-炭素二重結合を任意で有し、又は、当該ビシクロ[x.y.z]アルキルにおいて、1個の環炭素原子が環酸素原子により任意に置換される;ビシクロ[x.y.z]アルキル(特に、ビシクロ[1.1.1]ペンチル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル及び7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル);
- ビシクロ[x.y.0]アルキルであって、炭素原子の総数が整数の7~11である、ビシクロ[x.y.0]アルキル(特に、ビシクロ[3.3.0]オクチル及びビシクロ[4.4.0]デシル);
- スピロ[x.y]アルキルであって、炭素原子の総数が整数の7~11である、スピロ[x.y]アルキル(特に、スピロ[4.5]デシル);又は、
- フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキルであって;当該C5-6-シクロアルキルが未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基がC1-4-アルキルから独立に選択され;かつ、当該縮合フェニル環が未置換である;フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキル(特に、未置換の1,2,3,4-テトラヒドロナフタレニル);
を表す;
態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する。
5) 本発明のさらなる態様は、
が:
- アリール又は5員のヘテロアリール(特にチオフェニル)であって;当該アリール又は5員のヘテロアリールが、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ、C1-3-フルオロアルコキシ及び-NRN1N2(RN1及びRN2は、独立に、水素又はC1-4-アルキルを表す。)から独立に選択される、アリール又は5員のヘテロアリール;
- C4-7-シクロアルキルであって;当該C4-7-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル及びフェニルから独立に選択される、C4-7-シクロアルキル;
- ビシクロ[x.y.z]アルキルであって、炭素原子の総数が7~11の整数であり、整数「x」、「y」及び「z」のそれぞれが0より大きく;当該ビシクロ[x.y.z]アルキルは1個の炭素-炭素二重結合を任意で有し、又は、当該ビシクロ[x.y.z]アルキルにおいて、1個の環炭素原子は環酸素原子により任意に置換される;ビシクロ[x.y.z]アルキル;
- ビシクロ[x.y.0]アルキルであって、炭素原子の総数が整数の7~11である、ビシクロ[x.y.0]アルキル;
- スピロ[x.y]アルキルであって、炭素原子の総数が整数の7~11である、スピロ[x.y]アルキル;
- フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキルであって、当該C5-6-シクロアルキルが未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基がC1-4-アルキルから独立に選択され;かつ、当該縮合フェニル環が未置換である;フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキル;又は、
- 分岐C3-6-アルキル;
を表す;態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する。
6) 本発明の別の態様は、
が:
- フェニル、チオフェニル、トリアゾリル又はピラゾリル(特に、フェニル、チオフェン-2-イル、チオフェン-3-イル、1,2,3-トリアゾール-4-イル又はピラゾール-4-イル)であって、これらの基が、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル(特に、メチル、エチル又はイソプロピル)、シクロペンチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、メトキシ及びジメチルアミノから独立に選択される、フェニル、チオフェニル、トリアゾリル又はピラゾリル(特に、フェニル、チオフェン-2-イル、チオフェン-3-イル、1,2,3-トリアゾール-4-イル又はピラゾール-4-イル);
- C3-7-シクロアルキルであって、当該C3-7-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、C3-6-シクロアルキル(特に、シクロブチル又はシクロペンチル)、ヒドロキシ、フッ素、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エチルアミノ、フェニル及びベンジルから独立に選択される、C3-7-シクロアルキル;
- ビシクロ[1.1.1]ペンタ-1-イル、ビシクロ[2.1.1]ヘキサ-1-イル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-1-イル、4-フェニル-ビシクロ[2.1.1]ヘキサ-1-イル、3-フェニル-ビシクロ[1.1.1]ペンタ-1-イル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル又は7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル;
- ビシクロ[3.3.0]オクタ-3-イル又はビシクロ[4.4.0]デカ-3-イル;
- 1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2-イル;又は、
- スピロ[4.5]デカ-8-イル;
を表す;態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する。
7) 本発明の別の態様は、
が:
- フェニル、ナフチル又はチオフェニルであって、これらの基が、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され(特に、1又は2個の置換基により置換され)、上記置換基が、メチル、エチル、クロロ、メトキシ及びジメチルアミノから独立に選択される、フェニル、ナフチル又はチオフェニル;
- C4-7-シクロアルキルであって、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、メチル、エチル、トリフルオロメチル及びフッ素から独立に選択される、C4-7-シクロアルキル;又は、
- ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル、7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル;
を表す;態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する。
8) 本発明の別の態様は、RがC3-7-シクロアルキルを表し、当該C3-7-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-アルコキシ、C1-3-フルオロアルキル、C3-6-シクロアルキル、ヒドロキシ及びフェニルから独立に選択される、態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する。
9) 本発明の別の態様は、RがC3-7-シクロアルキルを表し、当該C3-7-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、メチル、メトキシ及びフェニルから独立に選択される、態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する。
10) 本発明の別の態様は、Rが:
- ビシクロ[x.y.0]アルキルであって、炭素原子の総数が整数の7~11である、ビシクロ[x.y.0]アルキル;
- スピロ[x.y]アルキルであって、炭素原子の総数が整数の7~11である、スピロ[x.y]アルキル;又は、
- フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキルであって;当該C5-6-シクロアルキルが、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基がC1-4-アルキルから独立に選択され;かつ、当該縮合フェニル環が未置換である;フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキル;
を表す、態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する。
11) 本発明の別の態様は、Rが、ビシクロ[1.1.1]ペンチル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル及び7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル、4-フェニル-ビシクロ[2.1.1]ヘキサ-1-イル、3-フェニル-ビシクロ[1.1.1]ペンタ-1-イル、ビシクロ[3.3.0]オクチル、ビシクロ[4.4.0]デシル、スピロ[4.5]デシル又は1,2,3,4-テトラヒドロナフタレニルを表す、態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する。
12) 本発明の別の態様は、Rが群I)又は群II)から選択されるいずれか1つの化学基を表す、態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する:
Figure 0007110325000002
Figure 0007110325000003
13) 本発明の別の態様は、Rが群III)又は群IV)から選択されるいずれか1つの化学基を表す、態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する:
Figure 0007110325000004
Figure 0007110325000005
14) 本発明の別の態様は、フラグメントR-A-が群V)又は群VI)から選択されるいずれか1つの化学基を表す、態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する:
Figure 0007110325000006
Figure 0007110325000007
15) 本発明の別の態様は、フラグメントR-A-が群VII)又は群VIII)から選択されるいずれか1つの化学基を表す、態様1)~2)のいずれか1つに従う化合物に関する:
Figure 0007110325000008
Figure 0007110325000009
16) 本発明の別の態様は、Aが直接結合を表す(すなわち、Rは、OH基を担持する炭素原子に直接結合する)、態様1)~13)のいずれか1つに従う化合物に関する。
17) 本発明の別の態様は、AがC1-3-アルキレン(特に、-CH-、-CH(CHCH)-又は-CHCH(CH)-)を表す、態様1)~13)のいずれか1つに従う化合物に関する。
18) 本発明の別の態様は、Aが-CH-を表す、態様1)~13)のいずれか1つに従う化合物に関する。
19) 本発明の別の態様は、
が:
- C2-3-アルケニル(特にビニル);
- C1-4-アルキル(特に、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル);
- C1-3-フルオロアルキル(特にトリフルオロメチル);
- ハロゲン(特に、塩素又は臭素);
- C3-6-シクロアルキル(特に、シクロプロピル、シクロブチル又はシクロペンチル)であって、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基がC1-4-アルキル(特にメチル)又はフッ素から独立に選択される、C3-6-シクロアルキル(特に、シクロプロピル、シクロブチル又はシクロペンチル);
- フェニルであって、独立に、未置換であるか又は1個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン又はC1-3-アルコキシ(特に、メチル、フルオロ又はメトキシ)から独立に選択される、フェニル;
- 1又は2個の環窒素原子を有する5~6員のヘテロアリール(特に、ピリジニル又はピラゾリル)であって、当該5~6員のヘテロアリールが、独立に、未置換であるか又は1個のC1-4-アルキル(特にメチル)により置換される、5~6員のヘテロアリール(特に、ピリジニル又はピラゾリル);又は、
- チオフェニルであって、未置換であるか又は1個のC1-4-アルキル(特にメチル)により置換される、チオフェニル;
を表す、態様1)~18)のいずれか1つに従う化合物に関する。
20) 本発明の別の態様は、Rが、C1-4-アルキル(特に、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル及びtert-ブチル)、クロロ、ブロモ、C-フルオロアルキル(特にトリフルオロメチル)、C3-6-シクロアルキル(特に、シクロプロピル、シクロブチル又はシクロペンチル)又はC2-3-アルケニル(特にビニル)を表す、態様1)~18)のいずれか1つに従う化合物に関する。
21) 本発明の別の態様は、Rが、C1-4-アルキル(特に、メチル、エチル、イソプロピル及びtert-ブチル)、クロロ、ブロモ、C-フルオロアルキル(特にトリフルオロメチル)、C3-5-シクロアルキル(特に、シクロプロピル、シクロブチル又はシクロペンチル)又はC2-3-アルケニル(特にビニル)を表す、態様1)~18)のいずれか1つに従う化合物に関する。
22) 本発明の別の態様は、Rが、C1-4-アルキル(特に、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル;とりわけ、メチル、エチル、イソプロピル又はtert-ブチル)を表す、態様1)~18)のいずれか1つに従う化合物に関する。
23) 本発明の別の態様は、Rが塩素又は臭素を表す、態様1)~18)のいずれか1つに従う化合物に関する。
24) 本発明の別の態様は、Rが、メチル、エチル、イソプロピル又はシクロプロピル(特にシクロプロピル)を表す、態様1)~18)のいずれか1つに従う化合物に関する。
25) 本発明の別の態様は、Rが、C-フルオロアルキル(特にトリフルオロメチル)又はC3-5-シクロアルキル(特に、シクロプロピル、シクロブチル又はシクロペンチル)を表す、態様1)~18)のいずれか1つに従う化合物に関する。
26) 本発明の別の態様は、Rが、クロロ、ブロモ、C-フルオロアルキル(特にトリフルオロメチル)、C3-6-シクロアルキル(特に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル)又はC2-3-アルケニル(特にビニル)を表す、態様1)~18)のいずれか1つに従う化合物に関する。
27) 本発明の別の態様は、フラグメントR-A-が結合する不斉炭素原子が式(II)に示す絶対配置を有する、態様1)~26)のいずれか1つに従う化合物に関する:
Figure 0007110325000010
28) 本発明の別の態様は、Aが、結合又はメチレン(特に結合)を表し;Rが、ビニル、メチル、エチル、シクロプロピル又はシクロブチル(特に、メチル、エチル又はシクロプロピル)を表し;かつ、RがC3-7-シクロアルキル(特に、シクロペンチル又はシクロヘキシル)を表し、当該C3-7-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか、1又は2個の置換基により置換され(特に、未置換であるか又は1個の置換基により置換され)、上記置換基が、C1-4-アルキル、C3-6-シクロアルキル(特に、シクロブチル又はシクロペンチル)、ヒドロキシ、フッ素、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びフェニルから独立に選択される、態様1)又は27)のいずれか1つに従う化合物に関する。
29) 本発明の別の態様は、Aが、結合又はメチレンを表し;Rがメチルを表し;かつ、Rがシクロヘキシルを表す、態様1)又は27)のいずれか1つに従う化合物に関する。
30) 本発明の別の態様は、Aが結合を表し;Rがシクロプロピルを表し;かつ、Rが、3,3-ジメチル-シクロブチル、シクロペンチル、1-メチル-シクロペンチル又はシクロヘキシルを表す、態様1)又は27)のいずれか1つに従う化合物に関する。
31) 本発明の別の態様は、Aが結合を表し;Rが、エチル、ビニル又はシクロプロピル(特にシクロプロピル)を表し;かつ、Rが、3,3-ジメチル-シクロブチル、シクロペンチル、1-メチル-シクロペンチル、3,3-ジメチル-シクロペンチル又はシクロヘキシルを表す、態様1)又は27)のいずれか1つに従う化合物に関する。
32) 本発明の別の態様は、Aが、結合又はメチレンを表し;Rが、ビニル、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル又はシクロプロピルを表し、当該シクロプロピルが、未置換であるか又は1個のフッ素により置換され;かつ、RがC3-7-シクロアルキル(特に、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル)を表し、当該C3-7-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか、1又は2個の置換基により置換され(特に、未置換であるか又は1個の置換基により置換され)、上記置換基が、メチル、ヒドロキシ、メトキシ及びフェニル(特に、メチル又はフェニル)から独立に選択される、態様1)又は27)のいずれか1つに従う化合物に関する。
33) 本発明の別の態様は、Aがメチレンを表し;Rがシクロプロピルを表し;かつ、Rが、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルを表す、態様27)に従う化合物に関する。
34) 本発明の別の態様は、Aが、結合又はメチレンを表し;Rがイソプロピルを表し;かつ、Rがシクロヘキシルを表す、態様27)に従う化合物に関する。
35) 本発明の別の態様は、Aが、結合又はメチレンを表し;Rがシクロプロピルを表し;Rが、1個のC1-4-アルキル又はC1-3-アルコキシにより任意に置換されたフェニルを表す、態様1)又は27)に従う化合物に関する。
36) 本発明の別の態様は、Aが、結合又はメチレンを表し;Rがトリフルオロメチルを表し;かつ、Rがシクロヘキシルを表す、態様1)又は27)に従う化合物に関する。
37) 本発明の別の態様は、態様1)~36)のいずれか1つに従う化合物に関するが、ただし、シクロペンチル-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを除く。
38) 本発明の別の態様は、下記の化合物からなる群より選択される、態様1)の化合物に関する:
(S)-シクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール;
(S)-シクロヘキシル-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-シクロヘキシル-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(S)-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
(S)-1-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシルエタン-1-オール;
(S)-シクロヘキシル(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール;
(2-(tert-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
1-(2-(tert-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシルエタン-1-オール;
(S)-(2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
(2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
(S)-1-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシル-エタノール;
(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘプチル-メタノール;
(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロペンチル-メタノール;
(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロプロピル-メタノール;
(1R,2R,4S)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-エタノール;
2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-1-イル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(1-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(S)-2-シクロペンチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
(S)-2-シクロヘプチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(2-ブロモ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
1-(2-ブロモ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシル-エタノール;
(S)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-フェニル-シクロペンチル)-エタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロブチル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-フェニル-シクロヘキシル)-エタノール;
2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(1-メチル-シクロブチル)-エタノール;
2-シクロブチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
シクロブチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-エチル-シクロヘキシル)-メタノール;
シクロペンチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((R)-3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((S)-3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-p-トリル-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-m-トリル-メタノール;
2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-エチル-フェニル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-エチル-フェニル)-メタノール;
2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-メトキシ-フェニル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メトキシ-フェニル)-メタノール;
(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
(4-ジメチルアミノ-フェニル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-フェニル-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2,6-ジクロロ-フェニル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-o-トリル-エタノール;
2-(3-メトキシ-フェニル)-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-シクロヘキシル-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
2-シクロヘキシル-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
3-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ブタン-1-オール;
2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ブタン-1-オール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-ナフタレン-1-イル-エタノール;
(S)-シクロヘキシル-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロヘキシル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-スピロ[4.5]デカ-8-イル-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4,4-ジフルオロ-シクロヘキシル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-イソプロピル-シクロヘキシル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-フェニル-シクロヘキシル)-メタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(trans-4-フェニル-シクロヘキシル)-メタノール;trans
2-(4-tert-ブチル-シクロヘキシル)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-フェニル-シクロヘキシル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2,2-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(3-ベンジル-シクロペンチル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-イソブチル-シクロペンチル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メトキシ-シクロヘキシル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフタレン-2-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-メタノール;
2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-プロパン-1-オール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-フェニル-シクロペンチル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2,2-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-イソプロピル-シクロヘキシル)-エタノール;
(4-tert-ブチル-シクロヘキシル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
2-(4-シクロブチル-シクロヘキシル)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-3-フェニル-シクロペンチル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(デカヒドロ-ナフタレン-1-イル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(デカヒドロ-ナフタレン-2-イル)-メタノール;
(2-ベンジル-シクロペンチル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(S)-シクロヘキシル-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
2-シクロヘキシル-1-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
シクロヘキシル-(2-チオフェン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
2-シクロヘキシル-1-(2-チオフェン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-シクロヘキシル-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
2-シクロヘキシル-1-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
シクロヘキシル-(2-イソブチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
2-シクロヘキシル-1-(2-イソブチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(デカヒドロ-ナフタレン-2-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(4-シクロブチル-シクロヘキシル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-フェニル-シクロペンチル)-エタノール;
(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(3,3-ジメチル-シクロブチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(3,3-ジメチル-シクロブチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
2-シクロペンチル-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
2-(3-フェニル-シクロペンチル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-メトキシ-シクロヘキシル)-エタノール;
(4-メチル-シクロヘキシル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(3-メチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
2-(2-メチル-シクロヘキシル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(2-メチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2,4,4-トリメチル-シクロペンチル)-メタノール;
2-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
2-(3-メチル-シクロヘキシル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-エチル-シクロペンチル)-メタノール;
シクロヘキシル-(2-ピリジン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
シクロヘキシル-[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
シクロヘキシル-(2-p-トリル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
シクロヘキシル-[2-(4-メトキシ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
シクロヘキシル-[2-(4-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
2-シクロヘキシル-1-(2-プロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
シクロヘキシル-(2-プロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-メトキシ-シクロヘキシル)-エタノール;
シクロペンチル-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(オクタヒドロ-ペンタレン-2-イル)-メタノール;
2-(4-シクロペンチル-シクロヘキシル)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-フェニル-シクロペンチル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-イソプロピル-3-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
(1-メチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-ジフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1,3,3-トリメチル-シクロペンチル)-メタノール;
(S)-(1-メチル-シクロペンチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-エチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-フルオロ-フェニル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-フルオロ-フェニル)-メタノール;
(4-クロロ-フェニル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-メトキシ-フェニル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-o-トリル-メタノール;
(3-クロロ-フェニル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-プロピル-シクロヘキシル)-エタノール;
4-[(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ヒドロキシ-メチル]-シクロヘキサノール;
4-[2-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-ヒドロキシ-エチル]-シクロヘキサノール;
シクロヘキシル-[2-(5-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
(2-ベンジル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘキシル-メタノール;
2-シクロヘキシル-1-[2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-エタノール;
シクロヘキシル-[2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
シクロヘキシル-(2-メトキシメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-3-フェニル-プロパ-2-イン-1-オール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-エチルアミノ-シクロヘキシル)-エタノール;
(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-フルオロ-フェニル)-メタノール;
(2-クロロ-フェニル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
シクロヘプチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロヘプチル)-メタノール;
(S)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((1S,2S)-2-フェニル-シクロプロピル)-メタノール;
(R)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((1S,2S)-2-フェニル-シクロプロピル)-メタノール;
(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-フェニル-ピペリジン-4-イル)-メタノール;
シクロヘキシル-[2-(1-メチル-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-3-イル-メタノール;
(1-メチル-シクロヘキシル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール;
2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
2-シクロペンチル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(3,3-ジメチル-シクロブチル)-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
シクロヘキシル-[2-(3-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
シクロヘキシル-[2-(2-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
2-シクロペンチル-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
シクロヘキシル-[2-(1-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
[2-((S)-sec-ブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-シクロヘキシル-メタノール;
シクロヘキシル-[2-(cis-2-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
シクロヘキシル-[2-(trans-2-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-メタノール;
(1-シクロペンチル-1H-ピラゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-フェニル-ビシクロ[2.1.1]ヘキサ-1-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-フェニル-ビシクロ[1.1.1]ペンタ-1-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-エチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-イソプロピル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール;
(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(1-シクロブチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(1-シクロヘキシル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
シクロペンチル-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;及び
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール。
39) 本発明の別の態様は、下記の化合物からなる群より選択される、態様1)の化合物に関する:
(S)-シクロヘキシル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-シクロヘキシル-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(S)-2-シクロヘプチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-エタノール;
(S)-2-シクロペンチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロブチル)-メタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((R)-3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((S)-3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール;
(S)-シクロヘキシル-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(trans-4-フェニル-シクロヘキシル)-メタノール;
(S)-シクロヘキシル-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-(1-メチル-シクロペンチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;及び
(S)-シクロヘキシル-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール。
40) 本発明の別の態様は、下記の化合物からなる群より選択される態様1)の化合物に関する:
(S)-シクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール;
(S)-シクロヘキシル-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
(S)-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
(S)-1-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシルエタン-1-オール;
(S)-シクロヘキシル(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール;
(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール;
(S)-(2-(tert-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
(S)-1-(2-(tert-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシルエタン-1-オール;
(S)-(2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
(2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
1-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシル-エタノール;
(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘプチル-メタノール;
(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロペンチル-メタノール;
(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロプロピル-メタノール;
(1R,2R,4S)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-エタノール;
2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-1-イル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(1-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
2-シクロペンチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
2-シクロヘプチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
(2-ブロモ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
1-(2-ブロモ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシル-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-フェニル-シクロペンチル)-エタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロブチル)-メタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-フェニル-シクロヘキシル)-エタノール;
2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(1-メチル-シクロブチル)-エタノール;
2-シクロブチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル)-エタノール;
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
シクロブチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-エチル-シクロヘキシル)-メタノール;
シクロペンチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-メチル-シクロペンチル)-メタノール;及び
1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-メチル-シクロヘキシル)-エタノール。
従って、上記部分で開示した種々の態様1)~37)の従属関係に基づいて、下記の態様が可能であり、意図されており、そして個々の形態としてここに具体的に開示される:
1、2+1、3+1、4+1、4+2+1、5+1、5+2+1、6+1、6+2+1、7+1、7+2+1、8+1、8+2+1、9+1、9+2+1、10+1、10+2+1、11+1、11+2+1、12+1、12+2+1、13+1、13+2+1、14+1、14+2+1、15+1、15+2+1、16+1、16+2+1、16+3+1、16+4+1、16+4+2+1、16+5+1、16+5+2+1、16+6+1、16+6+2+1、16+7+1、16+7+2+1、16+8+1、16+8+2+1、16+9+1、16+9+2+1、16+10+1、16+10+2+1、16+11+1、16+11+2+1、16+12+1、16+12+2+1、16+13+1、16+13+2+1、17+1、17+2+1、17+3+1、17+4+1、17+4+2+1、17+5+1、17+5+2+1、17+6+1、17+6+2+1、17+7+1、17+7+2+1、17+8+1、17+8+2+1、17+9+1、17+9+2+1、17+10+1、17+10+2+1、17+11+1、17+11+2+1、17+12+1、17+12+2+1、17+13+1、17+13+2+1、18+1、18+2+1、18+3+1、18+4+1、18+4+2+1、18+5+1、18+5+2+1、18+6+1、18+6+2+1、18+7+1、18+7+2+1、18+8+1、18+8+2+1、18+9+1、18+9+2+1、18+10+1、18+10+2+1、18+11+1、18+11+2+1、18+12+1、18+12+2+1、18+13+1、18+13+2+1、19+1、19+2+1、19+3+1、19+4+1、19+4+2+1、19+5+1、19+5+2+1、19+6+1、19+6+2+1、19+7+1、19+7+2+1、19+8+1、19+8+2+1、19+9+1、19+9+2+1、19+10+1、19+10+2+1、19+11+1、19+11+2+1、19+12+1、19+12+2+1、19+13+1、19+13+2+1、19+14+1、19+14+2+1、19+15+1、19+15+2+1、19+16+1、19+16+2+1、19+16+3+1、19+16+4+1、19+16+4+2+1、19+16+5+1、19+16+5+2+1、19+16+6+1、19+16+6+2+1、19+16+7+1、19+16+7+2+1、19+16+8+1、19+16+8+2+1、19+16+9+1、19+16+9+2+1、19+16+10+1、19+16+10+2+1、19+16+11+1、19+16+11+2+1、19+16+12+1、19+16+12+2+1、19+16+13+1、19+16+13+2+1、19+17+1、19+17+2+1、19+17+3+1、19+17+4+1、19+17+4+2+1、19+17+5+1、19+17+5+2+1、19+17+6+1、19+17+6+2+1、19+17+7+1、19+17+7+2+1、19+17+8+1、19+17+8+2+1、19+17+9+1、19+17+9+2+1、19+17+10+1、19+17+10+2+1、19+17+11+1、19+17+11+2+1、19+17+12+1、19+17+12+2+1、19+17+13+1、19+17+13+2+1、19+18+1、19+18+2+1、19+18+3+1、19+18+4+1、19+18+4+2+1、19+18+5+1、19+18+5+2+1、19+18+6+1、19+18+6+2+1、19+18+7+1、19+18+7+2+1、19+18+8+1、19+18+8+2+1、19+18+9+1、19+18+9+2+1、19+18+10+1、19+18+10+2+1、19+18+11+1、19+18+11+2+1、19+18+12+1、19+18+12+2+1、19+18+13+1、19+18+13+2+1、
20+1、20+2+1、20+3+1、20+4+1、20+4+2+1、20+5+1、20+5+2+1、20+6+1、20+6+2+1、20+7+1、20+7+2+1、20+8+1、20+8+2+1、20+9+1、20+9+2+1、20+10+1、20+10+2+1、20+11+1、20+11+2+1、20+12+1、20+12+2+1、20+13+1、20+13+2+1、20+14+1、20+14+2+1、20+15+1、20+15+2+1、20+16+1、20+16+2+1、20+16+3+1、20+16+4+1、20+16+4+2+1、20+16+5+1、20+16+5+2+1、20+16+6+1、20+16+6+2+1、20+16+7+1、20+16+7+2+1、20+16+8+1、20+16+8+2+1、20+16+9+1、20+16+9+2+1、20+16+10+1、20+16+10+2+1、20+16+11+1、20+16+11+2+1、20+16+12+1、20+16+12+2+1、20+16+13+1、20+16+13+2+1、20+17+1、20+17+2+1、20+17+3+1、20+17+4+1、20+17+4+2+1、20+17+5+1、20+17+5+2+1、20+17+6+1、20+17+6+2+1、20+17+7+1、20+17+7+2+1、20+17+8+1、20+17+8+2+1、20+17+9+1、20+17+9+2+1、20+17+10+1、20+17+10+2+1、20+17+11+1、20+17+11+2+1、20+17+12+1、20+17+12+2+1、20+17+13+1、20+17+13+2+1、20+18+1、20+18+2+1、20+18+3+1、20+18+4+1、20+18+4+2+1、20+18+5+1、20+18+5+2+1、20+18+6+1、20+18+6+2+1、20+18+7+1、20+18+7+2+1、20+18+8+1、20+18+8+2+1、20+18+9+1、20+18+9+2+1、20+18+10+1、20+18+10+2+1、20+18+11+1、20+18+11+2+1、20+18+12+1、20+18+12+2+1、20+18+13+1、20+18+13+2+1、21+1、21+2+1、21+3+1、21+4+1、21+4+2+1、21+5+1、21+5+2+1、21+6+1、21+6+2+1、21+7+1、21+7+2+1、21+8+1、21+8+2+1、21+9+1、21+9+2+1、21+10+1、21+10+2+1、21+11+1、21+11+2+1、21+12+1、21+12+2+1、21+13+1、21+13+2+1、21+14+1、21+14+2+1、21+15+1、21+15+2+1、21+16+1、21+16+2+1、21+16+3+1、21+16+4+1、21+16+4+2+1、21+16+5+1、21+16+5+2+1、21+16+6+1、21+16+6+2+1、21+16+7+1、21+16+7+2+1、21+16+8+1、21+16+8+2+1、21+16+9+1、21+16+9+2+1、21+16+10+1、21+16+10+2+1、21+16+11+1、21+16+11+2+1、21+16+12+1、21+16+12+2+1、21+16+13+1、21+16+13+2+1、21+17+1、21+17+2+1、21+17+3+1、21+17+4+1、21+17+4+2+1、21+17+5+1、21+17+5+2+1、21+17+6+1、21+17+6+2+1、21+17+7+1、21+17+7+2+1、21+17+8+1、21+17+8+2+1、21+17+9+1、21+17+9+2+1、21+17+10+1、21+17+10+2+1、21+17+11+1、21+17+11+2+1、21+17+12+1、21+17+12+2+1、21+17+13+1、21+17+13+2+1、21+18+1、21+18+2+1、21+18+3+1、21+18+4+1、21+18+4+2+1、21+18+5+1、21+18+5+2+1、21+18+6+1、21+18+6+2+1、21+18+7+1、21+18+7+2+1、21+18+8+1、21+18+8+2+1、21+18+9+1、21+18+9+2+1、21+18+10+1、21+18+10+2+1、21+18+11+1、21+18+11+2+1、21+18+12+1、21+18+12+2+1、21+18+13+1、21+18+13+2+1、
22+1、22+2+1、22+3+1、22+4+1、22+4+2+1、22+5+1、22+5+2+1、22+6+1、22+6+2+1、22+7+1、22+7+2+1、22+8+1、22+8+2+1、22+9+1、22+9+2+1、22+10+1、22+10+2+1、22+11+1、22+11+2+1、22+12+1、22+12+2+1、22+13+1、22+13+2+1、22+14+1、22+14+2+1、22+15+1、22+15+2+1、22+16+1、22+16+2+1、22+16+3+1、22+16+4+1、22+16+4+2+1、22+16+5+1、22+16+5+2+1、22+16+6+1、22+16+6+2+1、22+16+7+1、22+16+7+2+1、22+16+8+1、22+16+8+2+1、22+16+9+1、22+16+9+2+1、22+16+10+1、22+16+10+2+1、22+16+11+1、22+16+11+2+1、22+16+12+1、22+16+12+2+1、22+16+13+1、22+16+13+2+1、22+17+1、22+17+2+1、22+17+3+1、22+17+4+1、22+17+4+2+1、22+17+5+1、22+17+5+2+1、22+17+6+1、22+17+6+2+1、22+17+7+1、22+17+7+2+1、22+17+8+1、22+17+8+2+1、22+17+9+1、22+17+9+2+1、22+17+10+1、22+17+10+2+1、22+17+11+1、22+17+11+2+1、22+17+12+1、22+17+12+2+1、22+17+13+1、22+17+13+2+1、22+18+1、22+18+2+1、22+18+3+1、22+18+4+1、22+18+4+2+1、22+18+5+1、22+18+5+2+1、22+18+6+1、22+18+6+2+1、22+18+7+1、22+18+7+2+1、22+18+8+1、22+18+8+2+1、22+18+9+1、22+18+9+2+1、22+18+10+1、22+18+10+2+1、22+18+11+1、22+18+11+2+1、22+18+12+1、22+18+12+2+1、22+18+13+1、22+18+13+2+1、23+1、23+2+1、23+3+1、23+4+1、23+4+2+1、23+5+1、23+5+2+1、23+6+1、23+6+2+1、23+7+1、23+7+2+1、23+8+1、23+8+2+1、23+9+1、23+9+2+1、23+10+1、23+10+2+1、23+11+1、23+11+2+1、23+12+1、23+12+2+1、23+13+1、23+13+2+1、23+14+1、23+14+2+1、23+15+1、23+15+2+1、23+16+1、23+16+2+1、23+16+3+1、23+16+4+1、23+16+4+2+1、23+16+5+1、23+16+5+2+1、23+16+6+1、23+16+6+2+1、23+16+7+1、23+16+7+2+1、23+16+8+1、23+16+8+2+1、23+16+9+1、23+16+9+2+1、23+16+10+1、23+16+10+2+1、23+16+11+1、23+16+11+2+1、23+16+12+1、23+16+12+2+1、23+16+13+1、23+16+13+2+1、
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37+27+1、37+27+2+1、37+27+3+1、37+27+4+1、37+27+4+2+1、37+27+5+1、37+27+5+2+1、37+27+6+1、37+27+6+2+1、37+27+7+1、37+27+7+2+1、37+27+8+1、37+27+8+2+1、37+27+9+1、37+27+9+2+1、37+27+10+1、37+27+10+2+1、37+27+11+1、37+27+11+2+1、37+27+12+1、37+27+12+2+1、37+27+13+1、37+27+13+2+1、37+27+14+1、37+27+14+2+1、37+27+15+1、37+27+15+2+1、37+27+16+1、37+27+16+2+1、37+27+16+3+1、37+27+16+4+1、37+27+16+4+2+1、37+27+16+5+1、37+27+16+5+2+1、37+27+16+6+1、37+27+16+6+2+1、37+27+16+7+1、37+27+16+7+2+1、37+27+16+8+1、37+27+16+8+2+1、37+27+16+9+1、37+27+16+9+2+1、37+27+16+10+1、37+27+16+10+2+1、37+27+16+11+1、37+27+16+11+2+1、37+27+16+12+1、37+27+16+12+2+1、37+27+16+13+1、37+27+16+13+2+1、37+27+18+1、37+27+18+2+1、37+27+18+3+1、37+27+18+4+1、37+27+18+4+2+1、37+27+18+5+1、37+27+18+5+2+1、37+27+18+6+1、37+27+18+6+2+1、37+27+18+7+1、37+27+18+7+2+1、37+27+18+8+1、37+27+18+8+2+1、37+27+18+9+1、37+27+18+9+2+1、37+27+18+10+1、37+27+18+10+2+1、37+27+18+11+1、37+27+18+11+2+1、37+27+18+12+1、37+27+18+12+2+1、37+27+18+13+1、37+27+18+13+2+1、
37+27+19+1、37+27+19+2+1、37+27+19+3+1、37+27+19+4+1、37+27+19+4+2+1、37+27+19+5+1、37+27+19+5+2+1、37+27+19+6+1、37+27+19+6+2+1、37+27+19+7+1、37+27+19+7+2+1、37+27+19+8+1、37+27+19+8+2+1、37+27+19+9+1、37+27+19+9+2+1、37+27+19+10+1、37+27+19+10+2+1、37+27+19+11+1、37+27+19+11+2+1、37+27+19+12+1、37+27+19+12+2+1、37+27+19+13+1、37+27+19+13+2+1、37+27+19+14+1、37+27+19+14+2+1、37+27+19+15+1、37+27+19+15+2+1、37+27+19+16+1、37+27+19+16+2+1、37+27+19+16+3+1、37+27+19+16+4+1、37+27+19+16+4+2+1、37+27+19+16+5+1、37+27+19+16+5+2+1、37+27+19+16+6+1、37+27+19+16+6+2+1、37+27+19+16+7+1、37+27+19+16+7+2+1、37+27+19+16+8+1、37+27+19+16+8+2+1、37+27+19+16+9+1、37+27+19+16+9+2+1、37+27+19+16+10+1、37+27+19+16+10+2+1、37+27+19+16+11+1、37+27+19+16+11+2+1、37+27+19+16+12+1、37+27+19+16+12+2+1、37+27+19+16+13+1、37+27+19+16+13+2+1、37+27+19+17+1、37+27+19+17+2+1、37+27+19+17+3+1、37+27+19+17+4+1、37+27+19+17+4+2+1、37+27+19+17+5+1、37+27+19+17+5+2+1、37+27+19+17+6+1、37+27+19+17+6+2+1、37+27+19+17+7+1、37+27+19+17+7+2+1、37+27+19+17+8+1、37+27+19+17+8+2+1、37+27+19+17+9+1、37+27+19+17+9+2+1、37+27+19+17+10+1、37+27+19+17+10+2+1、37+27+19+17+11+1、37+27+19+17+11+2+1、37+27+19+17+12+1、37+27+19+17+12+2+1、37+27+19+17+13+1、37+27+19+17+13+2+1、37+27+19+18+1、37+27+19+18+2+1、37+27+19+18+3+1、37+27+19+18+4+1、37+27+19+18+4+2+1、37+27+19+18+5+1、37+27+19+18+5+2+1、37+27+19+18+6+1、37+27+19+18+6+2+1、37+27+19+18+7+1、37+27+19+18+7+2+1、37+27+19+18+8+1、37+27+19+18+8+2+1、37+27+19+18+9+1、37+27+19+18+9+2+1、37+27+19+18+10+1、37+27+19+18+10+2+1、37+27+19+18+11+1、37+27+19+18+11+2+1、37+27+19+18+12+1、37+27+19+18+12+2+1、37+27+19+18+13+1、37+27+19+18+13+2+1、
37+27+24+1、37+27+24+2+1、37+27+24+3+1、37+27+24+4+1、37+27+24+4+2+1、37+27+24+5+1、37+27+24+5+2+1、37+27+24+6+1、37+27+24+6+2+1、37+27+24+7+1、37+27+24+7+2+1、37+27+24+8+1、37+27+24+8+2+1、37+27+24+9+1、37+27+24+9+2+1、37+27+24+10+1、37+27+24+10+2+1、37+27+24+11+1、37+27+24+11+2+1、37+27+24+12+1、37+27+24+12+2+1、37+27+24+13+1、37+27+24+13+2+1、37+27+24+14+1、37+27+24+14+2+1、37+27+24+15+1、37+27+24+15+2+1、37+27+24+16+1、37+27+24+16+2+1、37+27+24+16+3+1、37+27+24+16+4+1、37+27+24+16+4+2+1、37+27+24+16+5+1、37+27+24+16+5+2+1、37+27+24+16+6+1、37+27+24+16+6+2+1、37+27+24+16+7+1、37+27+24+16+7+2+1、37+27+24+16+8+1、37+27+24+16+8+2+1、37+27+24+16+9+1、37+27+24+16+9+2+1、37+27+24+16+10+1、37+27+24+16+10+2+1、37+27+24+16+11+1、37+27+24+16+11+2+1、37+27+24+16+12+1、37+27+24+16+12+2+1、37+27+24+16+13+1、37+27+24+16+13+2+1、37+27+24+17+1、37+27+24+17+2+1、37+27+24+17+3+1、37+27+24+17+4+1、37+27+24+17+4+2+1、37+27+24+17+5+1、37+27+24+17+5+2+1、37+27+24+17+6+1、37+27+24+17+6+2+1、37+27+24+17+7+1、37+27+24+17+7+2+1、37+27+24+17+8+1、37+27+24+17+8+2+1、37+27+24+17+9+1、37+27+24+17+9+2+1、37+27+24+17+10+1、37+27+24+17+10+2+1、37+27+24+17+11+1、37+27+24+17+11+2+1、37+27+24+17+12+1、37+27+24+17+12+2+1、37+27+24+17+13+1、37+27+24+17+13+2+1、
37+27+24+18+1、37+27+24+18+2+1、37+27+24+18+3+1、37+27+24+18+4+1、37+27+24+18+4+2+1、37+27+24+18+5+1、37+27+24+18+5+2+1、37+27+24+18+6+1、37+27+24+18+6+2+1、37+27+24+18+7+1、37+27+24+18+7+2+1、37+27+24+18+8+1、37+27+24+18+8+2+1、37+27+24+18+9+1、37+27+24+18+9+2+1、37+27+24+18+10+1、37+27+24+18+10+2+1、37+27+24+18+11+1、37+27+24+18+11+2+1、37+27+24+18+12+1、37+27+24+18+12+2+1、37+27+24+18+13+1、37+27+24+18+13+2+1、37+28、37+29、37+30、37+31、37+32、37+33、37+34、37+35又は37+36。
上記のリスト中、数字は上記の番号に応じた態様を意味し、「+」は他の態様からの従属関係を表す。種々の態様は読点により個々に分けられている。換言すると、例えば「4+2+1」は、態様1)に従属する態様2)に従属する態様4)を意味し、すなわち、態様「4+2+1」は、態様2)及び4)の特徴によりさらに特徴づけられた態様1)に相当する。
式(I)の化合物は、1又は2以上の不斉炭素原子などの、1又は2以上の不斉中心を有する化合物を包含してもよく、それらは(R)並びに(S)配置で存在してもよい。式(I)の化合物はさらに、1又は2以上の二重結合を有する化合物を包含してもよく、それらは、Z並びにE配置で存在してもよく、及び/又は、環系に置換基を有する化合物を包含してもよく、それらは相互に相対的にシス(cis)並びにトランス(trans)配置で存在してもよい。従って、式(I)の化合物は、立体異性体の混合物として、又は好ましくは立体異性体が富化された形態で、特に本質的に純粋な立体異性体として存在してもよい。立体異性体の混合物は当業者に知られた方法で分離してもよい。
特定の化合物(又は包括的構造)が(R)-又は(S)-エナンチオマーとして記載される場合、そのような記載は、富化された、特に本質的に純粋な、エナンチオマーの形態の各化合物(又は包括的構造)を意味するものと解される。同様に、ある化合物の特定の不斉中心が(R)-又は(S)-配置にある、又は、特定の相対配置にあると記載される場合、そのような記載は、上記不斉中心の各配置に関し、富化された、特に本質的に純粋な形態の上記化合物を意味するものと解される。同様に、シス又はトランスの記載は、富化された、特に本質的に純粋な形態の各立体異性体を意味するものと解される。同様に、特定の化合物(又は包括的構造)がZ又はE立体異性体として記載される場合(又は、ある化合物中の特定の二重結合がZ又はE配置として記載される場合)、そのような記載は、富化された、特に本質的に純粋な立体異性体形態の各化合物(又は包括的構造)(又は、二重結合の各配置に関して、富化された、特に本質的に純粋な形態の化合物)を意味するものと解される。
「富化(enriched)」という用語は、立体異性体に関連して使用される場合、本発明に関しては、それぞれの立体異性体が、それぞれ他の立体異性体/それぞれ他の立体異性体の全体に対して、少なくとも70:30、特に少なくとも90:10の比率で(すなわち、少なくとも70重量%、特に少なくとも90重量%の純度で)で存在することを意味するものと解される。
「本質的に純粋な」という用語は、立体異性体に関連して使用される場合、本発明に関しては、それぞれの立体異性体が、それぞれ他の立体異性体/それぞれ他の立体異性体の全体に対して、少なくとも95重量パーセント、特に、少なくとも99重量パーセントの純度で存在すること意味するものと解される。
本発明はまた、同位体標識された、特にH(デューテリウム)標識された式(I)の化合物をも含み、当該同位体標識された化合物は、1又は2以上の原子が、同じ原子番号を有するが、自然において通常見出される原子量と異なる原子量を有する原子によってそれぞれ置き換えられていることを除いては、式(I)の化合物と同一である。同位体標識された、特にH(デューテリウム)標識された式(I)の化合物及びその塩は、本発明の範囲に含まれる。水素をより重い同位体H(デューテリウム)に置換することにより代謝安定性が増大するため、例えば、in-vivoでの半減期が長くなり、あるいは、必要用量を減らすことができ、又は、代謝の変化がもたらされるため、例えば、安全性プロファイルが改善される。本発明の1つの態様においては、式(I)の化合物は同位体標識されていないか、又は、それらは1若しくは2以上のデューテリウム原子によってのみ標識されている。副態様においては、式(I)の化合物は全く同位体標識されていない。同位体標識された式(I)の化合物は、適切な試薬又は出発物質の適宜な同位体種を用いることを除いては、下記の方法と同様に製造してよい。
本出願において、点線で描かれる結合は、記載された基の結合点を示す。例えば、下記の基
Figure 0007110325000011
は、シクロヘキシル基である。
式(II)中に示す不斉炭素原子に加えて、当該式の化合物はさらなる不斉炭素原子を有してもよい。従って、式(II)の化合物は、立体異性体の混合物として、又は好ましくは純粋な立体異性体として存在してもよい。立体異性体の混合物は当業者に知られた方法で分離してもよい。
化合物、塩、医薬組成物、疾患について複数形が使用される場合は、単数の化合物、塩、組成物及び疾患をも意味することが意図されている。
(態様1)~40)のいずれか1つに従う化合物に対するいかなる言及を含む)式(I)の化合物に対するいかなる上記又は下記のいかなる言及も、状況に応じて、式(I)の化合物の塩、特に薬学的に許容される塩をも指すものと解される。
「薬学的に許容される塩」という用語は、対象化合物の所望の生物活性を保持し、かつ最小の望ましくない毒性作用を示す塩を意味する。そのよう塩としては、対象化合物中の塩基性基及び/又は酸性基の存在に応じた、無機又は有機の酸及び/又は塩基付加塩が挙げられる。参考としては、例えば、「Handbook of Pharmaceutical Salts.Properties、Selection and Use.」、P.Heinrich Stahl、Camille G.Wermuth(Eds.)、Wiley-VCH、2008;及び「Pharmaceutical Salts and Co-crystals」、Johan Wouters and Luc Quere(Eds.)、RSC Publishing、2012を参照されたい。
ここに記載される定義は、態様1)~37)のいずれか1つに定義されるような式(I)の化合物に対して一律に適用されるものであり、特段の定義によってより広い又はより狭い定義が与えられない限り本明細書及び請求項を通じて必要な変更を加えて適用される。当然ながら、ある用語の定義又は好ましい定義が、ここに定義されるいずれか又は他のすべての用語のいずれか又は好ましい定義におけるそれぞれの用語を、独立して(及びそれらと共に)定義し置き換えるものであってよい。各態様又は請求項中に明示的に別段の定義がない限り、本明細書中に定義する基は未置換である。
「アルキル」という用語は、単独で使用される場合も、組み合わせて使用される場合も、1~6個(特に1~4個)の炭素原子を有する、直鎖の又は分枝した飽和炭化水素鎖を意味する。「Cx-y-アルキル」(x及びyは、それぞれ整数である。)という用語は、単独で使用される場合も、組み合わせて使用される場合も、x~y個の炭素原子を有する、直鎖の又は分枝した飽和炭化水素鎖を意味する。従って、C1-4-アルキル基という用語は、単独で使用される場合も、他の基と組み合わせて使用される場合も、1~4個の炭素原子を有する、分枝した又は直鎖の飽和基を意味する。C1-4-アルキル基の例は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、tert-ブチル、sec-ブチル及びイソブチルである。C1-3-アルキル基の例は、メチル、エチル、n-プロピル又はイソプロピルである。好ましいアルキル基はメチルである。置換基Rに対して、C1-4-アルキル基の好ましい例は、メチル、エチル、n-プロピル及びイソプロピルであり;最も好ましい例は、メチル及びエチルである。基Rに担持される置換基に対して、C1-4-アルキル基の好ましい例はメチルである。C3-7-シクロアルキルを表すRに担持される置換基に対して、C1-4-アルキル基の好ましい例はメチルである。「スピロ[x.y]アルキル」という用語又はビシクロ[x.y.z]アルキルにおいて使用される「アルキル」という用語は、炭素原子の総数を表し、すなわち、「ヘプチル」は7個の炭素原子を意味し、「オクチル」は8個の炭素原子を意味するなどである。置換基Rに対して使用される、分岐したC3-6-アルキル基の例は、イソプロピル、tert-ブチル、3-メチル-ブチル、2,2-ジメチル-プロピル及び3,3-ジメチル-ブチルであり;好ましくはtert-ブチルである。
「Cx-y-アルキレン」(x及びyは、それぞれ整数である。)という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、x~y個の炭素原子を有する2価の飽和脂肪族炭化水素基を意味し、2個の水素原子を除くことにより、x~y個の炭素原子を有するアルカンに由来するものとみなされる。従って、C1-3-アルキレンという用語は、単独で使用される場合も、又は他の基と組み合わせて使用される場合も、1~3個の炭素原子を有する分枝した又は直鎖の飽和2価基を意味する。C1-3-アルキレンの例は、基、-CH-、-(CH-、-CH(CH)-、-(CH-、-CHCH(CH)-、-CH(CH)CH-、-C(CH-又は-CH(CHCH)-であり;特に、-CH-、-CHCH(CH)-及び-CH(CHCH)-である。置換基Aに対して、好ましい例は基-CH-である。
「Cx-y-アルケニレン」(x及びyは、それぞれ整数である。)という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、x~y個の炭素原子を有し、1個の炭素-炭素二重結合を含む、直鎖の又は分岐した2価の不飽和炭化水素鎖を意味する。従って、C2-3-アルケニレンという用語は、単独で使用される場合も、又は他の基と組み合わせて使用される場合も、2~3個の炭素原子を有し、1個の炭素-炭素二重結合を含む、分岐した又は直鎖の不飽和の2価基を意味する。そのような基の例は、-CH=CH-、-CH=C(CH)-、-C(CH)=CH-、-CHCH=CH-及び-CH=CH-CH-であり;特に-CH=CH-である。
「Cx-y-アルキニレン」(x及びyは、それぞれ整数である。)という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、x~y個の炭素原子を有し、1個の炭素-炭素三重結合を含む、直鎖の又は分岐した2価の不飽和炭化水素鎖を意味する。従って、C2-3-アルキニレンという用語は、単独で使用される場合も、又は他の基と組み合わせて使用される場合も、2~3個の炭素原子を有し、1個の炭素-炭素三重結合を含む、直鎖の不飽和の2価基を意味する。そのような基の例は、-C≡C-、-CH-C≡C-及び-C≡C-CH-であり;特に-C≡C-である。
「Cx-y-アルケニル」(x及びyは、それぞれ整数である。)という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、x~y個の炭素原子を有する、直鎖の又は分枝した炭化水素鎖を意味し、当該鎖は1個の二重結合を有する。従って、C2-3-アルケニルという用語は、単独で使用される場合も、又は他の基と組み合わせて使用される場合も、2~3個の炭素原子及び1個の二重結合を有する、分岐した又は直鎖の基を意味する。C2-3-アルケニル基の例は、-CH=CH、-CH=CH-CH、-CH-CH=CH、-C(CH)=CHであり;特に-CH=CHである。
「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素;特に、フッ素、塩素又は臭素を意味する。置換基Rに対して、好ましい例は臭素又は塩素である。「ハロゲン」が飽和炭素原子に対する置換基である場合には、好ましくはフッ素である。例えば、Rが、1又は2個の置換基により置換されたC3-6-シクロアルキルを表す場合には、好ましいハロゲン置換基はフッ素である。基R(例えば、Rは、ハロゲンにより置換されたフェニルを表す。)により担持される置換基に対して、好ましい例は、フッ素又は塩素である。
「フルオロアルキル」という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、1又は2以上の(場合によってはすべての)水素原子がフッ素で置き換えられた、1~3個の炭素原子を有する、先に定義したアルキル基を意味する。「Cx-y-フルオロアルキル」(x及びyは、それぞれ整数である。)という用語は、x~y個の炭素原子を有する、先に定義したフルオロアルキル基を意味する。例えば、C1-3-フルオロアルキル基は、1~3個の炭素原子を有し、1~7個の水素原子がフッ素で置き換えられている。フルオロアルキル基の代表的な例としては、トリフルオロメチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル及び2,2,2-トリフルオロエチルが挙げられる。好ましくは、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチル等のC-フルオロアルキル基であり;最も好ましくはトリフルオロメチルである。
「シクロアルキル」という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、3~7個の炭素原子(好ましくは3~6個の炭素原子)を有する単環式の飽和炭化水素環を意味する。「Cx-y-シクロアルキル」(x及びyはそれぞれ整数である。)という用語は、x~y個の炭素原子を有する、単環式の飽和炭化水素環を意味する。例えば、C3-7-シクロアルキル基は、3~7個の炭素原子を有する。置換基Rに対して使用されるC3-6-シクロアルキル基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルであり;好ましい例は、シクロプロピル及びシクロブチルであり;最も好ましい例はシクロプロピルである。基R(例えば、Rは、C3-6-シクロアルキルにより置換されたフェニルを表す。)により担持されるC3-6-シクロアルキル置換基に対して、好ましい例は、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルである。置換基Rに対して使用されるC3-7-シクロアルキル基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロブチルであり;好ましい例は、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルであり;最も好ましい例は、シクロペンチル及びシクロヘキシルである。C5-6-シクロアルキル基の例は、シクロペンチル及びシクロヘキシルである。C4-7-シクロアルキル基の例は、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルである。上記の基のすべては、未置換であるか又は明示的に定義されるように置換される。
「5~6員のヘテロシクロアルキル」という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、5又は6個の炭素原子を有する単環式の飽和炭化水素環を意味し、1又は2個の炭素原子が、互いに独立に、それぞれが窒素、酸素又は硫黄から独立に選択されるヘテロ原子により置換される。そのようなヘテロシクロアルキル基の例は、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、1,2-オキサチオラニル、1,3-オキサチオラニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、1,4-ジオキサニル、チアニル、1,3-ジチアニル、1,4-ジチアニル、モルホリニル及びチオモルホリニルである。置換基Rに対して、好ましい例はピペリジニルであり;より好ましくはピペリジン-4-イルであり、最も好ましくは、ピペリジン窒素原子において1個の置換基により置換されたピペリジン-4-イルである。上記の基のすべては、未置換であるか又は明示的に定義されるように置換される。
「アリール」という用語は、単独で使用される場合も、組み合わせて使用される場合も、フェニル又はナフチル(好ましくはフェニル)を意味する。アリール基は、未置換であるか、又は明示的に定義するように置換される。
「5~6員のヘテロアリール」という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、それぞれが酸素、窒素及び硫黄から独立に選択される、1個から最大で4個までの環ヘテロ原子(好ましくは、1個から最大で3個までの環ヘテロ原子)を有する、5~6員の単環式の芳香族環を意味する。そのようなヘテロアリール基の例は、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チオフェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル等の5員のヘテロアリール基;及び、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル等の6員のヘテロアリール基である。Rを定義するために使用される場合、「5員のヘテロアリール」という用語は、特にピラゾリル又はチオフェニル;とりわけチオフェン-2-イル、チオフェン-3-イル、ピラゾール-3-イル及びピラゾール-4-イル(特に、ピラゾール-4-イル及びチオフェン-3-イル)等の5員のヘテロアリール基を意味する。Rを定義するために使用される場合、「6員のヘテロアリール」という用語は、特にピリジニル(とりわけピリジン-3-イル)等の6員のヘテロアリール基を意味する。Rを定義するために使用される場合、5~6員のヘテロアリールの好ましい態様の1つは、5員のヘテロアリールである。Rを定義するために使用される場合、「5員のヘテロアリール」という用語は、特に、ピラゾリル、トリアゾリル又はチオフェニル等の5員のヘテロアリール基を意味し;好ましい基は、チオフェン-2-イル、チオフェン-3-イル、1,2,3-トリアゾリル、1,2,4-トリアゾリル及びピラゾール-4-イル(特に、1,2,3-トリアゾール-4-イル、ピラゾール-4-イル、チオフェン-2-イル及びチオフェン-3-イル)である。上記の基のすべては、未置換であるか又は明示的に定義されるように置換される。
「アルコキシ」という用語は、単独で使用される場合も、組み合わせて使用される場合も、アルキル基が先に定義した通りであるアルキル-O-基を意味する。「Cx-y-アルコキシ」(x及びyは、それぞれ整数である。)という用語は、x~y個の炭素原子を有する、先に定義したアルコキシ基を意味する。例えば、C1-4-アルコキシ基は、「C1-4-アルキル」という用語が前記の意味を有する、式C1-4-アルキル-O-の基を意味する。C1-3-アルコキシ基は、「C1-3-アルキル」という用語が前記の意味を有する、式C1-3-アルキル-O-の基を意味する。C1-4-アルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキシ、sec.-ブトキシ及びtert.-ブトキシである。C1-3-アルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ及びイソプロポキシであり;特にメトキシである。
「C1-3-アルコキシ-メチル」という用語は、単独で使用される場合も、組み合わせて使用される場合も、当該C1-3-アルコキシ基がメチレン基に直接結合した、先に定義したC1-3-アルコキシ基を意味する。例えば、C1-3-アルコキシ-メチルは、基、メトキシ-メチル(-CH-O-CH)、エトキシ-メチル(-CH-O-C)、n-プロポキシ-メチル(-CH-O-C)、イソプロポキシ-メチル(-CH-O-CH(CH)であり;好ましくはメトキシ-メチル(-CH-O-CH)である。
「フルオロアルコキシ」という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、1又は2以上の(場合によってはすべての)水素原子がフッ素で置き換えられた、1~3個の炭素原子を有する、先に定義したアルコキシ基を意味する。「Cx-y-フルオロアルコキシ」(x及びyは、それぞれ整数である。)という用語は、x~y個の炭素原子を有する、先に定義したフルオロアルコキシ基を意味する。例えば、C1-3-フルオロアルコキシ基は、1~3個の炭素原子を有し、1~7個の水素原子がフッ素で置き換えられている。フルオロアルコキシ基の代表的な例としては、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、2-フルオロエトキシ、2,2-ジフルオロエトキシ及び2,2,2-トリフルオロエトキシが挙げられる。好ましくは、トリフルオロメトキシ及びジフルオロメトキシ等のC-フルオロアルコキシ基並びにC-フルオロアルコキシ基-2,2,2-トリフルオロエトキシである。
「フェニル-(CH0-1-」という用語は、単独で使用される場合も、又は組み合わせて使用される場合も、直接結合を介して又はメチレン基を介して分子の残りの部分に結合したフェニル環を意味し、すなわち、「フェニル-(CH0-1-」はフェニル又はベンジル基を意味する。特に、そのようなフェニル-(CH0-1-は分子の残りの部分に直接結合し、すなわち、好ましくはフェニル基である。フェニル-(CH0-1-のフェニル環部分は、未置換であるか又は明示的に定義されるように置換される。
「飽和した7~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系」という用語は、少なくとも1個の炭素原子を共有し、両環の炭素原子の総数が整数の7~11である、2個の炭化水素環を意味する。より具体的には、
- 飽和した7~11員の架橋二環式炭化水素環系という用語は、「ビシクロ[x.y.z]アルキル」であって、炭素原子の総数が7~11の整数であり、「x」、「y」及び「z」のそれぞれが0より大きい、「ビシクロ[x.y.z]アルキル」[すなわち、「x」、「y」及び「z」の合計が5~9であり;かつ、整数、「x」、「y」及び「z」は、独立に、2個の第3級炭素原子に結合する3つの架橋のそれぞれの炭素原子数を降順(x>y>z)に示す。]という用語により記述される化合物を意味する。そのような7~11員の架橋二環式炭化水素環系の例は、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、ビシクロ[4.2.1]ノニル、ビシクロ[4.2.2]デシル、ビシクロ[4.3.1]デシル、ビシクロ[5.2.1]デシル、ビシクロ[5.2.2]ウンデシル、ビシクロ[5.3.1]ウンデシル及びビシクロ[6.2.1]ウンデシルであり;特にビシクロ[2.2.1]ヘプチルである;
- 飽和した7~11員の縮合二環式炭化水素環系という用語は、「ビシクロ[x.y.0]アルキル」であって、炭素原子の総数が7~11の整数である、「ビシクロ[x.y.0]アルキル」;[整数、「x」及び「y」は、互いに独立に、2個の第3級炭素原子に結合する2つの架橋のそれぞれの炭素原子数を降順(x>y>0)に示すものとする。]という用語により記述される化合物を意味する。例えば、下記の組み合わせ[x,y,0]が可能である:[3.1.0]、[4.1.0]、[5.1.0]、[3.2.0]、[4.2.0]、[5.2.0]、[6.2.0]、[7.2.0]、[3.3.0]、[4.3.0]、[5.3.0]、[6.3.0]、[4.4.0]及び[5.4.0]。そのような7~11員の縮合炭化水素環系の例は、ビシクロ[3.1.0]ヘキシル、ビシクロ[3.2.0]ヘプチル、ビシクロ[3.3.0]オクチル、ビシクロ[4.1.0]ヘプチル、ビシクロ[4.2.0]オクチル、ビシクロ[4.3.0]ノニル、ビシクロ[4.4.0]デシル、ビシクロ[5.1.0]オクチル、ビシクロ[5.2.0]ノニル、ビシクロ[5.3.0]デシル及びビシクロ[5.4.0]ウンデシルである;そして、
- 飽和した7~11員のスピロ二環式炭化水素環系という用語は、「スピロ[x.y]アルキル」であって、炭素原子の総数が7~11の整数である、「スピロ[x.y]アルキル」;[整数、「x」及び「y」は、1個の第4級炭素原子に結合する2個の炭素環のそれぞれの炭素原子数を表すものとする。]という用語により記述される化合物を意味する。例えば、下記の組み合わせ[x.y]が可能である:[3.3]、[3.4]、[3.5]、[3.6]、[3.7]、[4.2]、[4.4]、[4.5]、[4.6]、[5.2]及び[5.5]。そのような7~11員のスピロ二環式炭化水素環系の例は、スピロ[3.3]ヘプチル、スピロ[3.4]オクチル、スピロ[3.5]ノニル、スピロ[3.6]デシル、スピロ[2.3]ヘキシル、スピロ[2.4]ヘプチル、スピロ[4.4]ノニル及びスピロ[4.5]デシルである。
「7~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系であって、当該環系が1個の炭素-炭素二重結合を含む、7~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系」という用語は、1個の飽和炭素-炭素が炭素-炭素二重結合により置換された、先に定義した7~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系を意味する。そのような基の例はビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル-メチルである。
「7~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系であって、当該環系において、1個の環炭素原子が環酸素原子により任意に置換される、7~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系」という用語は、1個の環炭素原子が酸素環原子により置換された、先に定義した7~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系を意味する。そのような基の例は7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-メチルである。
「飽和した5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系」という用語は、少なくとも1個の炭素原子を共有し、両環の炭素原子の総数が整数の5~11である、2個の炭化水素環を意味する。より具体的には、
- 飽和した5~11員の架橋二環式炭化水素環系という用語は、「ビシクロ[x.y.z]アルキル」であって、炭素原子の総数が5~11の整数であり、「x」、「y」及び「z」のそれぞれが0より大きい、「ビシクロ[x.y.z]アルキル」[すなわち、「x」、「y」及び「z」の合計が3~9であり;かつ、整数、「x」、「y」及び「z」は、独立に、2個の共有された第3級炭素原子に結合する3つの架橋のそれぞれの炭素原子数を降順(x?y?z)に示す。]という用語により記述される化合物を意味する。そのような5~11員の架橋二環式炭化水素環系の例は、ビシクロ[1.1.1]ペンチル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、ビシクロ[4.2.1]ノニル、ビシクロ[4.2.2]デシル、ビシクロ[4.3.1]デシル、ビシクロ[5.2.1]デシル、ビシクロ[5.2.2]ウンデシル、ビシクロ[5.3.1]ウンデシル及びビシクロ[6.2.1]ウンデシルであり;特に、ビシクロ[1.1.1]ペンチル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル及びビシクロ[2.2.1]ヘプチルである;
- 飽和した5~11員の縮合二環式炭化水素環系という用語は、「ビシクロ[x.y.0]アルキル」であって、炭素原子の総数が5~11の整数である、「ビシクロ[x.y.0]アルキル」;[整数、「x」及び「y」は、互いに独立に、2個の共有された第3級炭素原子に結合する2つの架橋のそれぞれの炭素原子数を降順(x?y>0)に示すものとする。]という用語により記述される化合物を意味する。例えば、下記の組み合わせ[x,y,0]が可能である:[2.1.0]、[2.2.0]、[3.1.0]、[4.1.0]、[5.1.0]、[3.2.0]、[4.2.0]、[5.2.0]、[6.2.0]、[7.2.0]、[3.3.0]、[4.3.0]、[5.3.0]、[6.3.0]、[4.4.0]及び[5.4.0]。そのような5~11員の縮合炭化水素環系の例は、ビシクロ[2.1.0]ペンチル、ビシクロ[2.2.0]ヘキシル、ビシクロ[3.1.0]ヘキシル、ビシクロ[3.2.0]ヘプチル、ビシクロ[3.3.0]オクチル、ビシクロ[4.1.0]ヘプチル、ビシクロ[4.2.0]オクチル、ビシクロ[4.3.0]ノニル、ビシクロ[4.4.0]デシル、ビシクロ[5.1.0]オクチル、ビシクロ[5.2.0]ノニル、ビシクロ[5.3.0]デシル及びビシクロ[5.4.0]ウンデシルであり;特に、ビシクロ[3.3.0]オクチル及びビシクロ[4.4.0]デシルである;そして、
- 飽和した5~11員のスピロ二環式炭化水素環系という用語は、「スピロ[x.y]アルキル」であって、炭素原子の総数が5~11の整数である、「スピロ[x.y]アルキル」;[整数、「x」及び「y」は、1個の共有された第4級炭素原子に結合する2個の架橋のそれぞれの炭素原子数を表すものとする。]という用語により記述される化合物を意味する。例えば、下記の組み合わせ[x.y]が可能である:[3.3]、[3.4]、[3.5]、[3.6]、[3.7]、[2.4]、[4.4]、[4.5]、[4.6]、[2.5]及び[5.5]。そのような5~11員のスピロ二環式炭化水素環系の例は:スピロ[3.3]ヘプチル、スピロ[3.4]オクチル、スピロ[3.5]ノニル、スピロ[3.6]デシル、スピロ[2.3]ヘキシル、スピロ[2.4]ヘプチル、スピロ[4.4]ノニル及びスピロ[4.5]デシルであり;特にスピロ[4.5]デシルである。
「5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系であって、当該環系が1個の炭素-炭素二重結合を含む、5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系」という用語は、1個の飽和炭素-炭素結合が炭素-炭素二重結合により置換された、先に定義した5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系を意味する。そのような基の例はビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イルである。
「5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系であって、当該環系において、1個の環炭素原子が環酸素原子により任意に置換される、5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系」という用語は、1個の環炭素原子(すなわちCH-基)が酸素環原子により置換された、先に定義した5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系を意味する。そのような基の例は7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イルである。
「フェニル環に縮合した「C5-6-シクロアルキル」」という用語は、2個の炭素原子をフェニル環と共有する、先に定義したC5-6-シクロアルキルを有する環系を意味し、上記C5-6-シクロアルキル又は当該フェニルのいずれかがAに結合し;特に上記C5-6-シクロアルキル環がAに結合する。そのような環系の例は、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン及び2,3-ジヒドロ-1H-インデンであり;特に、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2-イル及び2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イルであり;とりわけ、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル及び1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2-イルである。
式(I)の化合物及びこれらの薬学的に許容される塩は、医薬として、例えば、(特に経口等の)経腸又は(局所的適用又は吸入を含む)非経口投与のための医薬組成物の形態で使用することができる。
式(I)の化合物は、IDO及び/又はTDO酵素の阻害並びに、特にヒト等の哺乳類における(特に癌等の)IDO及び/又はTDO酵素の関連する疾患又は障害の予防及び/又は治療に適切である。
医薬組成物の製造は、いずれの当業者にもよく知られた方法で(例えば、Remington、The Science and Practice of Pharmacy、21st Edition(2005)、Part5、「Pharmaceutical Manufacturing」[Lippincott Williams&Wilkinsにより出版]参照。)、既述の式(I)の化合物又はこれらの薬学的に許容される塩を、任意にその他の治療的に有益な物質と組み合わせて、適切な無毒の不活性な薬学的に許容される固体又は液体の担体材料及び必要に応じて、通常の薬学的アジュバントと共に、製剤投与形態とすることにより遂行することができる。
本発明の好ましい態様において、投与量は、1mgから1000mg/日の間、特に5mgから500mg/日の間、より好ましくは25mgから400mg/日の間、とりわけ50mgから200mg/日の間に含まれる。
数値の範囲を記述するために「間」という単語が使用される場合は常に、示された範囲の末端の点は明示的にその範囲に含まれるものとする。これは、例えば、温度範囲が40℃から80℃の間であると記述される場合、末端の点である40℃と80℃はその範囲に含まれることを意味し;あるいは、可変数が1から4の間の整数であると定義される場合、可変数は整数の1、2、3又は4であることを意味する。
温度に関して使用されていない場合には、数値「X」の前に置かれる「約」という用語は、本出願において、X-Xの10%からX+Xの10%の間、好ましくはX-Xの5%からX+Xの5%の間を表す。温度の特定の場合には、温度「Y」の前に置かれる「約」(あるいは「付近」)という用語は、この出願において、Y-10℃からY+10℃の間、好ましくはY-5℃からY+5℃の間を表す。
いかなる疑義をも避けるために、化合物がある疾患の予防又は治療について有用であると記載されている場合には、そのような化合物は、同様に当該疾患の予防又は治療のための医薬の製造における使用に適している。
本発明はまた、薬学的に有効な量の式(I)の化合物を、単独で又は他の薬理学的に有効な化合物及び/又は治療と組み合わせて、対象に投与することを有する、上記及び/又は下記の疾患又は障害の予防又は治療方法に関する。
「予防(prevention)」という用語の意味は「予防(prophylaxis)」と理解してもよいものとする。
1又は2種以上の式(I)の化合物を、特に癌等の、IDO及び/又はTDO酵素の関連する疾患又は障害の予防及び/又は治療に使用してよい。
癌は、メラノーマを含む皮膚癌;転移性メラノーマ;非小細胞性肺癌を含む肺癌;膀胱癌(urinary bladder cancer)を含む膀胱癌(bladder cancer);尿路上皮癌;腎細胞癌を含む腎癌;転移性腎細胞癌、転移性腎明細胞癌;大腸癌を含む消化器癌;転移性大腸癌;家族性大腸腺腫症(FAP);食道癌;胃癌;胆嚢癌;胆管癌;肝細胞癌;及び膵臓腺癌又は膵管癌等の膵臓癌;子宮体癌;卵巣癌;子宮頚部癌;神経芽細胞腫;去勢抵抗性前立腺癌を含む前立腺癌;脳転移、悪性神経膠腫、多形膠芽腫、髄芽腫、髄膜腫、神経芽細胞種、星状細胞種を含む脳腫瘍;トリプル・ネガティブ乳癌を含む乳癌;口腔腫瘍;上咽頭腫瘍;胸部癌(thoracic cancer);頭頸部癌;中皮腫;急性骨髄性白血病、成人T細胞白血病を含む白血病;癌種;腺癌;甲状腺乳頭癌を含む甲状腺癌;絨毛癌;ユーイング肉腫を含む肉腫;骨肉腫;横紋筋肉腫;カポジ肉腫;バーキットリンパ腫、ホジキンリンパ腫、MALTリンパ腫を含むリンパ腫;多発性骨髄腫;並びにウイルス誘発腫瘍;を含むものと定義してもよい。
癌は、特に、皮膚癌、特に進行性黒色腫及びメルケル細胞癌;非小細胞性肺癌を含む肺癌;膀胱癌(bladder cancer);頭頸部癌;腎細胞癌;ホジキンリンパ腫;子宮頚部癌;子宮体癌;乳癌;結腸癌;消化管間質腫瘍;膵臓癌;前立腺癌;急性骨髄性白血病を含む白血病;リンパ腫;胃癌;卵巣癌;食道癌;肝臓癌;及び脳腫瘍、特に膠芽腫、中皮腫、神経芽細胞腫、肉腫、とりわけ高悪性度骨肉腫、星状細胞種、骨髄腫を含むものと定義してもよい。
癌は、とりわけ、皮膚癌、特に進行性黒色腫及びメルケル細胞癌;肺癌(特に、非小細胞性肺癌(NSCLC));膀胱癌(bladder cancer);頭頸部癌;腎細胞癌;及びホジキンリンパ腫を含むものと定義してもよい。
1又は2種以上の式(I)の化合物は、単独で又はさらなる薬理学的に有効な化合物及び/又は治療と組み合わせて、いかなる癌、特に上記の癌の予防及び/又は治療に使用してよい。
癌、特に上記の癌に加えて、IDO及び/又はTDO酵素の関連するさらなる疾患又は障害は、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病及び筋萎縮性側索硬化症等の神経変性障害;精神障害等の中枢神経系(CNS)障害(統合失調症、うつ病);疼痛;脳卒中;てんかん;HIV(悪液質、認知症及び下痢等のその症状を含むAIDS)及びHCV等の慢性感染性疾患;(クラミジア系統(Chlamydia strains)及び腸病原性系統等の)種々の細菌、(トリパノソーマ、リーシュマニア、プラスモディウム(plasmodium)等の)寄生虫又は(インフルエンザ、ヒトパピローマウイルス(human papilloma virus)、サイトメガロウイルス(cytomegalovirus)、エプスタイン-バーウイルス(Epstein-Barr virus)、ポリオウイルス(poliovirus)、水痘帯状疱疹ウイルス及びコクサッキーウイルス(coxsackie virus)等の)ウイルスを原因とする感染症及び炎症;肥満、II型糖尿病及び/又は脂肪酸肝疾患等の代謝障害;白内障;子宮内膜症;避妊及び堕胎;を含むものと定義してもよい。
「放射線療法」(「radiotherapy」又は「radiation therapy」又は「radiation oncology」)という用語は、癌の予防(補助療法)及び/又は治療における電離放射線の医学的使用を意味し;外部及び内部放射線療法を含む。
「標的療法」という用語は、特定のタイプの癌細胞又は間質細胞に作用する低分子又は抗体等の1又は2種以上の抗新生物剤を用いた、癌の予防(補助療法)及び/又は治療を意味する。ある種の標的療法は、癌細胞の成長や拡散に関わるある種の酵素、タンパク質又はその他の分子の作用をブロックする。他のタイプの標的療法は、免疫系が癌細胞を殺すのを助け(免疫療法);又は、癌細胞に毒性物質を直接送達して殺す。本発明の化合物と組み合わせるのに特に適した標的療法の例は、免疫療法、特に、プログラム細胞死1(PD-1)受容体又はそのリガンドPD-L1を標的とする免疫療法(Feig Cら、PNAS 2013)である。
式(I)の化合物と組み合わせて使用する場合、「標的療法」という用語は、特に、以下の薬剤等を意味する:a) 上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤又はブロッキング抗体(例えば、ゲフィチニブ(Gefitinib)、エルロチニブ(Erlotinib)、アファチニブ(Afatinib)、イコチニブ(Icotinib)、ラパチニブ(Lapatinib)、パニツムマブ(Panitumumab)、ザルツムマブ(Zalutumumab)、ニモツズマブ(Nimotuzumab)、マツズマブ(Matuzumab)及びセツキシマブ(Cetuximab));b) RAS/RAF/MEK経路阻害剤(例えば、ベムラフェニブ(Vemurafenib)、ソラフェニブ(Sorafenib)、ダブラフェニブ(Dabrafenib)、GDC-0879、PLX-4720、LGX818、RG7304、トラメチニブ(Trametinib)(GSK1120212)、コビメチニブ(Cobimetinib)(GDC-0973/XL518)、ビニメチニブ(Binimetinib)(MEK162、ARRY-162)、セリメチニブ(Selumetinib)(AZD6244));c) ヤーヌスキナーゼ(Janus kinase)(JAK)阻害剤(例えば、ルキソリチニブ(Ruxolitinib)、イタシチニブ(Itacitinib)、モメロチニブ(Momelotinib));d) アロマターゼ阻害剤(例えば、エキセメスタン(Exemestane)、レトロゾール(Letrozole)、アナストロゾール(Anastrozole)、ボロゾール(Vorozole)、フォルメスタン(Formestane)、ファドロゾール(Fadrozole));e) 血管新生阻害剤、特に、ベバシズマブ(Bevacuzimab)(アバスチン(Avastin))、ラムシルマブ(Ramucirumab)、ソラフェニブ(Sorafenib)又はアキシチニブ(Axitinib)等のVEGFシグナル伝達阻害剤;f) 免疫チェックポイント阻害剤(例えば:ペムブロリズマブ(Pembrolizumab)(ランブロリズマブ(Lambrolizumab)、MK-3475)、ニボルマブ(Nivolumab)、ピディリズマブ(Pidilizumab)(CT-011)、AMP-514/MED10680、PDR001、SHR-1210;REGN2810、BGBA317、PF-06801591、MGA-012、TSR042、JS-001、BCD100、IBI-308、BI-754091等の抗PD1抗体;AMP-224等の、PD-1を標的とする融合タンパク質;例えば、WO2015/033299、WO2015/044900及びWO2015/034820に開示される化合物等の低分子抗PD1剤;BMS-936559、アテゾリズマブ(atezolizumab)(MPDL3280A、RG7446)、アベルマブ(avelumab)(MSB0010718C)、デュルバルマブ(durvalumab)(MEDI4736)等の抗PD1L抗体;AMP224等の抗PDL2抗体;イピリムマブ(ipilimumab)、tremelimumab等の抗CTLA-4抗体;BMS-986016、IMP701、MK-4280、ImmuFact IMP321等の抗リンパ球-活性化遺伝子3(LAG-3)抗体;MBG453、TSR-022等の抗T細胞免疫グロブリン ムチン-3(TIM-3)抗体;RG6058(抗TIGIT、MTIG7192A)等の抗Ig及びITIMドメインを有するT細胞免疫受容体(TIGIT)抗体(anti T cell immunoreceptor with Ig and ITIM domains (TIGIT) antibodies);抗キラー細胞免疫グロブリン様受容体(KIR)、例えばリリルマブ(Lirilumab)(IPH2102/BMS-986015);g) ワクチン療法的アプローチ(例えば、樹状細胞ワクチン療法、(例えば、gp100ペプチド又はMAGE-A3ペプチドを用いた)ペプチド又はタンパク質ワクチン療法;h) 顆粒球単球コロニー刺激因子(GMCSF)遺伝子トランスフェクト腫瘍細胞ワクチン(GVAX)又はFms-関連チロシンキナーゼ3(Flt-3)リガンド遺伝子トランスフェクト腫瘍細胞ワクチン(FVAX)又はToll様受容体増強GM-CSF腫瘍ベースワクチン(TEGVAX)等の免疫調節因子を分泌するように遺伝的に修飾された患者由来又は同種(allogenic)(非自己)癌細胞の再導入;i) キメラ抗原受容体(CAR)改変T-細胞(例えばCTL019)等のT細胞ベース養子免疫療法;j) サイトカイン又は免疫サイトカインベース治療(例えば、インターフェロンアルファ、インターフェロンベータ、インターフェロンガンマ、インターロイキン2、インターロイキン15);k) Toll-様受容体(TLR)アゴニスト(例えば、レシキモド(resiquimod)、イミクイムド(imiquimod)、motolimod、グルコピラノシル脂質A、CpGオリゴデオキシヌクレオチド);l) サリドマイドアナログ(例えば、レナリドマイド(Lenalidomide)、ポマリドミド(Pomalidomide));m) T細胞共刺激受容体の活性化剤(例えば、BMS-663513(urelumab)、ウトミルマブ(Utomilumab)(PF-05082566)等の抗CD137/4-1BB抗体;抗OX40/CD134(RG7888(MOXR0916)、9B12;MEDI6469、GSK3174998、MEDI0562等の)(腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリーメンバー4)、抗OX40-リガンド/CD252;(TRX518、MEDI1873、MK-4166、BMS-986156等の)抗グルココルチコイド誘発TNFRファミリー関連遺伝子(GITR)、(Dacetuzumab(SGN-40)、HCD122、CP-870,893、RG7876、ADC-1013、APX005M、SEA-CD40等の)抗CD40(TNF受容体スーパーファミリーメンバー5)抗体;(BG9588等の)抗CD40-リガンド抗体;Varlilumab等の抗CD27抗体;抗CD28抗体;抗ICOS抗体;n) 二重特異性抗体等の腫瘍特異性抗原並びにT-細胞表面マーカーに結合する分子又は抗体フラグメント、抗体模倣タンパク質(antibody mimetic proteins)(例えば、設計アンキリン反復配列タンパク質(designed ankyrin repeat proteins)(DARPINS)、二重特異性T細胞engager(BITE、例えばAMG103、AMG330));o) コロニー刺激因子1受容体(CSF-1R)を標的とする抗体又は低分子量阻害剤(例えば、Emactuzumab(RG7155)、Cabiralizumab(FPA-008)、PLX3397);p) キラー細胞免疫グロブリン様受容体(KIR)に対する抗体(例えば、リリルマブ(IPH2102/BMS-986015))等のナチュラルキラー細胞上の免疫細胞チェックポイントを標的とする薬剤;q) アデノシン受容体又は、ATPをアデノシンに変換するエクトヌクレアーゼCD39及びCD73を標的とする薬剤(例えば、MEDI9447(抗CD73抗体)、PBF-509;CPI-444(アデノシンA2a受容体アンタゴニスト)。
式(I)の化合物と組み合わせて使用する場合、f)に挙げたもの等の免疫チェックポイント阻害剤及び、特に、プログラム細胞死受容体1(PD-1受容体)又はそのリガンドPD-L1を標的とするものが好ましい。
「化学療法」という用語は、1又は2以上の細胞毒性抗新生物剤(「細胞毒性化学療法剤」)による癌の治療を意味する。化学療法は、しばしば放射線療法又は外科手術等の他の癌治療と併用される。この用語は特に、分裂の早い(これは大抵の癌細胞の主な特性の1つである。)細胞を殺すことで作用する従来の化学療法剤を意味する。化学療法では、一度に1種の薬物(単剤化学療法)又は一度に数種の薬物(併用化学療法又は多剤化学療法)を用いうる。光への暴露によってのみ細胞毒性活性へと変化する薬物を用いる化学療法は、光化学療法又は光力学療法と呼ばれる。
本明細書で使用する「細胞毒性化学療法剤」又は「化学療法剤」という用語は、細胞死又は細胞壊死を引き起こす活性な抗新生物剤を意味する。式(I)の化合物と組み合わせて使用する場合、この用語は特に、下記のような従来の細胞毒性化学療法剤を意味する:
1) アルキル化剤(例えば、メクロレタミン(mechlorethamine)、クロラムブシル(chlorambucil)、シクロホスファミド(cyclophosphamide)、イホスファミド(ifosfamido)、ストレプトゾシン(streptozocin)、カルムスチン(carmustine)、ロムスチン(lomustine)、メルファラン(melphalan)、ブスルファン(busulfan)、ダカルバジン(dacarbazine)、テモゾロミド、チオテパ(thiotepa)又はアルトレタミン(altretamine);特に、テモゾロミド;2) プラチナ製剤(特に、シスプラチン(cisplatin)、カルボプラチン(carboplatin)又はオキサリプラチン(oxaliplatin));3) 代謝拮抗薬(例えば、5-フルオロウラシル(5-fluorouracil)、カペシタビン(capecitabine)、6-メルカプトプリン(6-mercaptopurine)、メトトレキセート(methotrexate)、ゲムシタビン(gemcitabine)、シタラビン(cytarabine)、フルダラビン(fludarabine)又はペメトレキセド(pemetrexed);4) 抗腫瘍抗生物質(例えば、ダウノルビシン(daunorubicin)、ドキソルビシン(doxorubicin)、エピルビシン(epirubicin)、イダルビシン(idarubicin)、アクチノマイシン-D(actinomycin-D)、ブレオマイシン(bleomycin)、マイトマイシン-C(mitomycin-C)又はミトキサントロン(mitoxantrone);5) 有糸分裂阻害物質(例えば、パクリタキセル、ドセタキセル(docetaxel)、イキサベピロン(ixabepilone)、ビンブラスチン(vinblastine)、ビンクリスチン(vincristine)、ビノレルビン(vinorelbine)、ビンデシン(vindesine)又はエストラムスチン(estramustine);又は、6) トポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシド(etoposide)、テニポシド(teniposide)、トポテカン(topotecan)、イリノテカン(irinotecan)、ジフロモテカン(diflomotecan)又はエロモテカン(elomotecan)。
式(I)の化合物と組み合わせて使用する場合、好ましい細胞毒性化学療法剤は、上記のアルキル化剤(特に、フォテムスチン、シクロホスファミド、イホスファミド、カルムスチン、ダカルバジン及び、特にテモゾロミド等のそのプロドラッグ;又はこれらの化合物の薬学的に許容される塩;とりわけテモゾロミド);有糸分裂阻害物質(特に、パクリタキセル、ドセタキセル、イキサベピロン;又はこれらの化合物の薬学的に許容される塩;とりわけパクリタキセル);プラチナ製剤(特に、シスプラチン、オキサリプラチン又はカルボプラチン);並びエトポシド及びゲムシタビンである。1) 化学療法は、治療目的で施されても、あるいは延命又は症状の改善を狙ったものでもよい。2) 集学的(Combined modality)化学療法は、放射線療法又は外科手術等の他の癌治療と共に行う、薬物の使用である。3) 導入(Induction)化学療法は、化学治療薬による癌の一次治療である。この種の化学療法は、治療目的で用いられる。4) 強化(Consolidation)化学療法は、寛解後に、全無病期間の延長及び全生存を改善する目的で施される。投与される薬剤は、寛解をもたらした薬剤と同じものである。5) 強化(Intensification)化学療法は、強化(consolidation)化学療法と同一であるが、導入化学療法とは異なる薬剤が用いられる。6) 併用(Combination)化学療法は、患者を同時に多くの異なる薬剤で治療するものである。これらの薬剤は、メカニズム及び副作用が異なる。最も大きな利点は、いずれか1種類の薬剤に対して耐性を獲得する機会が最小化されることである。また、より少ない用量で薬剤が使用されることが多く、毒性が低減される。7) 術前補助(Neoadjuvant)化学療法は、外科手術等の局所治療に先立って施され、原発腫瘍を縮小することを目的としている。微小転移性病態のリスクが高い癌に対しても施される。8) 補助(Adjuvant)化学療法は、局所治療(放射線療法又は外科手術)の後に施される。癌の存在を示す証拠はほとんど無いが、再発の危険がある場合に用いることができる。また、身体の他の箇所に広がったあらゆる癌性細胞を殺すのにも有用である。これらの微小転移は、補助化学療法で治療することができ、これらの播種性細胞による再発率を下げることができる。9) 維持(Maintenance)化学療法は、寛解を延長するために繰り返される低用量治療である。10) 救援(Salvage)化学療法又は緩和(palliative)化学療法は、治療を目的とせず、単に腫瘍の負荷を減少させ、期待余命を伸ばすために施される。こうした養生法に対しては、毒性プロファイルがより優れていることが一般に求められる。
式(I)の化合物の製造
式(I)の化合物は、以下の方法によって、実施例に示された方法によって、又は類似の方法によって製造することができる。最適反応条件は、使用する具体的反応物又は溶媒によって変わるが、このような条件は、当業者により、ルーチンの最適化手順によって決定することができる。
下記の反応スキームにおいて、包括的な基A、R、Rは、式(I)の化合物に対して定義した通りである。場合によっては、包括的な基A、R、Rは、スキームに図示した製法に適合しないかもしれず、又は、保護基(PG)の使用が必要となるであろう。保護基の使用は、当技術分野において周知である(例えば、「Protective Groups in Organic Synthesis」T.W.Greene、P.G.M.Wuts、Wiley-Interscience、1999参照)。この目的のために、そのような保護基が必要に応じて導入されているものと仮定する。場合によっては、最終生成物をさらに改変してもよく、例えば、置換基を操作することにより新たな最終生成物が得られる。こうした操作は、当業者に周知の還元、酸化、アルキル化、アシル化及び加水分解反応を含むが、これらに限定されるものではない。得られた化合物は、それ自体知られた方法により、塩、特に薬学的に許容される塩に変換してもよい。
本発明の式(I)の化合物は、以下に概説した一般的合成スキーム(スキーム1)に従って製造することができる。
合成は、THF等の溶媒中、例えば-78℃等の低温で、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド等の強塩基でエチル N-(ジフェニルメチレン)グリシネート(1)を脱プロトン化することから始まる。次いで、この反応中間体を、例えば-78℃等の低温で、THF等の溶媒中の塩化カルボニル2の溶液に添加し、標準的な水性後処理及びクロマトグラフィーによる精製の後、アミノ-エステル誘導体3を得る。(標準的な方法により形成された)対応するオキサゾールを酸性媒体中で開環する等、化合物3を製造する他の方法を使用することができる(スキーム2)。次いで、化合物3をBoc保護グリシン4と反応させる。この工程で、クロロギ酸i-ブチルとの混成無水物の形成により、NMM等の塩基の存在下、THF等の溶媒中、-20℃等の低温で、酸性官能基が活性化される。4の活性化中間体に、誘導体3を低温(例えば-20℃)で添加する。反応の終了後、標準的な水性後処理及びクロマトグラフィーによる精製により化合物5を単離する。前駆体5を、THF等の極性非プロトン性溶媒中で、還流下、ローソン試薬(Lawesson’s reagent)と数時間反応させることにより、三置換チアゾール誘導体6に変換する。標準的な水性後処理及びクロマトグラフィーによる精製の後に、チアゾール誘導体6が得られる。例えばジクロロメタン等の不活性塩素化溶媒中に6を溶解することにより、Boc保護基を開裂し、トリフルオロ酢酸を混合物に注意深く添加する。反応は通常速く進み、反応時間の約1時間後に溶媒を蒸発させることにより、非保護アミンが得られる。非保護アミンを、例えばジクロロメタン等の溶媒に溶解し、pHを炭酸塩塩基水溶液で8に調整することにより、7へのホルミル化を行うことができる。この混合物に、ギ酸と無水酢酸の混合物(モル比1/1;6に対し3当量)を、例えば50℃等の高温で添加する。60分後、標準的な水性後処理により化合物7が得られ、さらに精製することなく次の工程で使用する。7の8への脱水環化(縮合)は、7をジクロロメタン等の不活性塩素化溶媒に溶解し、例えばオキシ塩化リン(V)等の脱水剤を添加し、次いで反応混合物を高温(例えば、ジクロロメタンの還流)で数時間撹拌することにより行われる。次いで、炭酸塩塩基水溶液を注意深く添加することにより、反応混合物をクエンチすることができ、標準的な水性後処理、次いでクロマトグラフィーによる精製により、生成物8が得られる。エステル8をTHF/水=2/1混合物中に溶解し、過剰の(例えば、2-3当量)の水酸化リチウム一水和物を添加することによって、エチルエステルを加水分解することから開始する2工程の手順において、エステル8からワインレブアミド(Weinreb amide)9が得られる。この反応はRTにて数時間にわたって起こる。混合物を蒸発乾固することにより生成物が単離される。下記のアミドカップリングは、得られた残渣を、例えばDMF/ジクロロメタン(比=1/1(体積))等の溶媒混合物中に溶解することにより行われる。例えばDIPEA等の塩基及び例えばHATU及びN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩等のカップリング試薬を酸に添加する。反応はRTにて数時間(例えば一晩)にわたって起こる。生成物9は、標準的な水性後処理、次いでクロマトグラフィーによる精製により単離することができる。次いで、ワインレブアミド9を、THF等の溶媒中、0℃からRTの間の温度にて、R-A-MgBrの組成を有する市販のGrignard試薬と数時間反応させる。生成物10は、標準的な水性後処理及びクロマトグラフィーによる精製により単離することができる。ケトン10のラセミ体アルコール11への還元は、10をエタノール等の溶媒に溶解し、NaBH等の還元剤をRTにて反応溶液に添加することにより行われる。30分から1時間後に、生成物を標準的な水性後処理、次いで分取用HPLCによる精製により単離することができる。ラセミ体11は、キラル固定相を有する分取用HPLC又はキラル固定相を有する分取用SFCにより、エナンチオマー12及び13に分離することができる。IDO1阻害活性については、通常、一方のエナンチオマーがより良好な活性を有し、他方のエナンチオマーの活性はそれより劣る。活性の強い方のエナンチオマーの絶対キラリティーは、標的タンパク質に結合した阻害剤のX線構造を決定することにより特定することができる。さらに、当該絶対キラリティーは、当技術分野において周知の他の方法、例えばモッシャーエステル分析(Mosher ester analysis)により決定することができる。
Figure 0007110325000012
式(I)の化合物の製造の一般的アプローチ;i) LiHMDS、THF、-78℃;ii) NMM、クロロギ酸i-ブチル、-20℃、THF;iii) ローソン試薬、THF、rflx;iv)、a) DCM、TFA、次いでb) DCM、pH=8(aq NaHCO)、ギ酸/ギ酸無水物=1/1;v) DCM、POCl、40℃;vi)、a) THF/水=2/1、LiOH、次いでb) DMF/DCM=1/1、DIPEA、HATU、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンxHCl;vii) THF、0℃、R-A-MgBr;viii) EtOH中NaBH;ix) HPLCによるキラル固定相上でのエナンチオマーの分離。
Figure 0007110325000013
化合物3の合成の別法:i) DBU、DMF、80℃;ii) HCl 6N、MeOH、50℃。
スキーム3は、式(I)の化合物の合成のバリエーションを示す。ワインレブアミド9を、THF等の溶媒中、0℃にて、トルエン中の水素化ジイソブチルアルミニウム(1M溶液)等の還元剤を添加することにより、アルデヒド14に変換する。標準的な水性後処理の後にアルデヒドが得られ、それを上記の条件下で(THF又はエーテル等の溶媒中、0℃等の低温で、市販の又は先に調製したGrignard試薬を添加することにより)Grignard反応中で使用して、ラセミ体アルコール11を得、次いで、それをキラル固定相を用いたHPLC法によりエンチオマー12及び13に分離する。
Figure 0007110325000014
一般式(I)の化合物の製造の一般的アプローチ;i) THF、0℃、トルエン中のDIBALH;ii) THF、0℃、R-A-MgBr又はR-A-MgCl;iii) HPLCによるキラル固定相上でのエナンチオマーの分離。
アルデヒド14は、下記の別の経路を介して得ることもできる(スキーム4)。メチル 5-ブロモ-2-メチルチアゾール-4-カルボキシレート15を出発物質として、トリフルオロトルエン等の溶媒中、85℃から100℃の範囲の温度にて、例えばN-ブロモスクシンイミド、及びAIBN等のラジカル開始剤を用いた臭素化により、ジブロモ化合物16を得る。ベンジル性ブロミドは、例えば、DMF等の溶媒中、20℃付近の温度にて、ジホルミルアミドナトリウムと反応させることにより、対応するホルムアミドに変換することができる。次いで、ニート又はトルエン若しくはCHCl等の溶媒中のPOCl等の脱水剤を用いて、RTから100℃の範囲の温度にて、ホルムアミド17を環化することができ、イミダゾチアゾール18を与える。次いで、EtOH等の溶媒中、0℃からRTの範囲の温度にて、NaBH等の還元剤を用いて、エステル官能基を対応するアルコールに変換することができる。1級アルコールの保護は、イミダゾール等の塩基の存在下、DMF又はDCM等の溶媒中、RT等の温度で、標準的な保護基化学を用いて、例えばtert-ブチルジメチルシリルクロリドを用いるシリル系保護基を用いて行うことができる。Pd(PPh等のPd系触媒及びNaCO等の塩基の存在下、ジオキサンと水の混合物等の溶媒中、RTから100℃の範囲の温度にて、例えばボロン酸又はエステルを用いて、金属触媒カップリング反応により、R置換基を導入することができる。例えば、THF等の溶媒中、RT付近の温度で、TBAF等のフッ素源を用いてシリル系保護基を除去することにより、対応するアルコールが得られ、次いでそれは、DCM等の溶媒中、0℃からRTの範囲の温度にて、Dess-Martinペルヨージナン等の酸化剤を用いてアルデヒドに酸化することができる。
Figure 0007110325000015
金属触媒カップリング反応を介したR置換基の導入;i) NBS、AIBN、トリフルオロトルエン、85℃;ii) ジホルミルアミドナトリウム、DMF;iii) POCl、RT-90℃;iv)、a) NaBH、EtOH、次いで、b) t-BuMeSiCl、イミダゾール、DMF;v) R-B(OH)、Pd(PPh、NaCO、ジオキサン;vi)、a) TBAF、THF;b) Dess-Martinペルヨージナン、DCM。
あるいは、エステル18は、エステルのけん化、次いで、例えばDIPEA等の塩基の存在下、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩及びHATU等のカップリング試薬を用いたアミドカップリングを介して、対応するワインレブアミド21に変換することができる(スキーム5)。Pd(PPh等のPd系触媒及びNaCO等の塩基の存在下、ジオキサンと水の混合物等の溶媒中、RTから100℃の範囲の温度にて、例えばボロン酸又はエステルを用いて、金属触媒カップリング反応により、R置換基を導入することができる。次いで、THF等の溶媒中、-78℃からRTの範囲の温度にて、例えばDIBAL-Hを還元剤として用いた還元を介して、ワインレブアミド22をアルデヒド14に変換する。
Figure 0007110325000016
金属触媒カップリング反応を介したR置換基の導入;i)、a) LiOH、THF/H2O;b) N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩、DIPEA、HATU、CHCl/DMF;ii) R-B(OH)、Pd(PPh、NaCO、ジオキサン;iii) DIBAL-H、THF。
あるいは、式(I)の化合物は、ブロミド26をn-BuLiと反応させ、次いでアルデヒドを添加することにより製造することができる(スキーム6)。ブロミド26は、(市販されているか、又は、対応する2-ブロモ-チアゾールの臭素化により製造される)ジブロモチアゾール23を出発物質とする3工程により製造することができる。リチウムハロゲン交換は、例えば、THF等の溶媒中、-78℃付近の温度にて、n-BuLiを使用し、次いで、-78℃からRTの範囲の温度にて、リチウム化物をDMF等の求電子試薬と反応させることにより行うことができる。次いで、カルバルデヒド24は、標準的な官能基変換法によりホルムアミド25に変換することができる。ホルミル官能基を対応するアミンに変換する方法の1つは、アルデヒドを対応するオキシムに変換し、次いで、酸性条件下で、例えば亜鉛を還元剤として用いてオキシムをアミンに還元し、上記の類似の条件を用いてホルミル化することである。別の方法は、対応するクロリドを介して、アルデヒドをホルムアミドに変換することである。まず、アルデヒドのアルコールへの還元は、EtOH等の溶媒中、0℃からRTの範囲の温度にて、NaBHを還元剤として用いて行うことができ、次いで、例えば、DCM等の溶媒中、20℃付近の温度で、塩化チオニルを用いて、得られたアルコール官能基を対応するクロリドに変換し、最後にジホルミルアミドナトリウムによりクロリドの置換(次いで、2つのホルミル基の1つの除去)を行う。ニート又はDCM等の溶媒中のPOCl等の脱水剤を用いて、0℃から90℃の範囲の温度にて、ホルミル化アミン25を環化する。次いで、ブロミド26を、まず、THF等の溶媒中、-78℃付近の温度で、n-BuLiと反応させ、次に、(市販されているか、又は、対応するカルボン酸若しくはエステルから還元により製造される)アルデヒド R-A-CHOと反応させて、アルコール11を得る。次いで、ラセミ体化合物は、キラル分取用HPLCを用いて分離することができ、アルコール12及び13を与える。
Figure 0007110325000017
式(I)の化合物の製造の一般的アプローチ;i)、a) n-BuLi、THF、-78℃;次いで、b) DMF;ii)、a) NaBH、EtOH;b) SOCl、DCM;c) ジホルミルアミドナトリウム、DMF;iii) POCl、RT-90℃;iv)、a) n-BuLi、THF、-78℃;次いで、b) アルデヒド R-A-CHO;v) HPLCによるキラル固定相上でのエナンチオマーの分離。
あるいは、保護/配向基戦略を式(I)の化合物の製造に使用することができる(スキーム7)。(市販されているか、又は、標準的方法を用いて合成される)1級アミン27を、例えば、KCO等の塩基の存在下で、チオホスゲンを用いて環化し、例えば、KCO等の塩基の存在下で、ヨウ化エチルを用いてチオール基にてアルキル化して、イミダゾチアゾール28を得る。THF等の溶媒中、-78℃付近の温度で、n-BuLi等の塩基を用いて脱プロトン化し、次いで、(市販されているか、又は、対応するカルボン酸若しくはエステルから還元により製造される)アルデヒドを添加することにより、アルコール29を得る。チオエーテル官能基の除去は、エタノールと水の混合物等の溶媒中、RTから90℃の範囲の温度にて、ラネー・ニッケル等の触媒を用いて行われ、化合物11を与える。次いで、ラセミ体化合物は、キラル分取用HPLCを用いて分離することができ、アルコール12及び13を与える。
Figure 0007110325000018
式(I)の化合物の製造のための配向基アプローチ;i)、a) チオホスゲン、KCO、DCM/HO、RT;次いでb) EtI、KCO、アセトン;ii)、a) n-BuLi、THF、-78℃;次いでb) アルデヒド R-A-CHO;iii) ラネー・ニッケル、EtOH/HO、RT-90℃;iv) HPLCによるキラル固定相上でのエナンチオマーの分離。
あるいは、基R-A-が1,2,3-トリアゾール-4-イルであり、1位でRにより置換され、Rが、例えば、水素、C1-4-アルキル又はC3-7-シクロアルキルである、式(I)の化合物(スキーム8参照。)は、プロパルギルアルコール30を用いて、クリックケミストリーアプローチにより製造することができる。ラセミ体アルコール30は、THF又はエーテル等の溶媒中、0℃等の低温で、市販のエチニルマグネシウムブロミドとの反応により、アルデヒド14から製造することができる。次いで、アルコール30は、銅の存在下、市販されているか、又は、先に製造したアジドと反応させることができ、1,2,3-トリアゾール31が得られる。アジドは標準的方法を用いて、(例えば、ハライド又はボロン酸から)製造することができる。次いで、ラセミ体化合物は、キラル分取用HPLCを用いて分離することができ、アルコール32及び33を与える。あるいは、プロパルギルアルコール30は、キラル分取用HPLCを用いて分離することができ、アルコール34及び35を与え、次にこれをクリックケミストリー反応に供して、エナンチオマーとして純粋な対応するアルコール32を得ることができる。
Figure 0007110325000019
トリアゾールの合成;i) THF、0℃、エチニル-MgBr;ii) R-N(又は、Rが水素の場合はNaN)、CuSO、アスコルビン酸ナトリウム塩、DMF又はDMF/HO;iii) HPLCによるキラル固定相上でのエナンチオマーの分離。
さらに、式(I)の化合物がエナンチオマーの混合物の形態で得られる場合には常に、エナンチオマーは、当業者に知られた方法、例えばジアステレオマー塩の形成及び分離、又はRegis Whelk-O1(R,R)(10μm)カラム、Daicel ChiralCel OD-H(5-10μm)カラム、又はDaicel ChiralPak IA(10μm)、IA、IB、IC、IE若しくはIF(5μm)若しくはAD-H(5μm)カラム等のキラル固定相上のHPLCを用いて分離することができる。キラルHPLCの典型的な条件は、0.8から150mL/分の流速における、溶出液A(トリエチルアミン又はジエチルアミン等のアミンの存在下又は非存在下におけるEtOH)及び溶出液B(ヘプタン)の無勾配混合物である。
下記の実施例は、本発明を説明する目的で記載される。これらの実施例は、説明のためのものに過ぎず、いかなる形においても本発明を限定するものとは解釈されない。
実験の項
化学
温度はすべて℃で示す。
分取用HPLC条件:
分取用HPLC精製の条件は、精製する化合物の特性に応じて下記の可能性から選択した。課題ごとに複数の選択肢を用いることで良好な結果が得られる。機器:HPLCポンプ:Gilson 333/334又は同等のAutosampler:(Gilson 845zインジェクターを備えた)Gilson LH215又は同等のDegasser:Dionex SRD-320又は同等のメイクアップポンプ:Dionex ISO-3100A又は同等のDAD検出器:Dionex DAD-3000又は同等のMS検出器:シングル四重極質量分析計、Thermo Finnigan MSQ Plus又は同等のMRAスプリッター:MRA100-000フロースプリッター又は同等のELS検出器:Polymer Laboratories PL-ELS1000又は同等のもの。方法:カラム:可変、Waters Atlantis T3 30x75mm 10?m(酸性条件のみ);Waters XBridge C18、30x75mm 10?m(酸性/塩基性条件);Waters XBridge C18、50x150mm 10?m(酸性/塩基性条件);流速:可変、(30x75mmの寸法のカラムについて)75mL/min、(50x150mmの寸法のカラムについて)150ml/min。移動相:勾配モード A:水+0.5%ギ酸(酸性条件) A:水+0.5%水酸化アンモニウム溶液(25%)(塩基性条件) B:アセトニトリル 勾配:可変、75mL/minについてのみ記載(150mL/minについては過多);「極めて極性」:t[min] %A %B 流速 mL/min:0.000 100 0 75;1.000 100 0 75;3.500 80 20 75;4.000 5 95 75;6.000 5 95 75;6.200 100 0 75;6.600 100 0 75。「非常に極性」:t[min] %A %B 流速 mL/min:0.000 95 5 75;0.100 95 5 75;3.000 50 50 75;4.000 5 95 75;6.000 5 95 75;6.200 95 5 75;6.600 95 5 75;「極性」:t[min] %A %B 流速 mL/min:0.000 90 10 75;0.010 90 10 75;4.000 5 95 75;6.000 5 95 75;6.200 90 10 75;6.600 90 10 75;「普通」:t[min] %A %B 流速 mL/min:0.000 80 20 75;0.010 80 20 75;4.000 5 95 75;6.000 5 95 75;6.200 80 20 75;6.600 80 20 75;「脂溶性」:t[min] %A %B 流速 mL/min:0.000 70 30 75;0.010 70 30 75;3.500 5 95 75;6.000 5 95 75;6.200 70 30 75;6.600 70 30 75;「非常に脂溶性」:t[min] %A %B 流速 mL/min:0.000 50 50 75;0.010 50 50 75;3.000 5 95 75;6.000 5 95 75;6.200 50 50 75;6.600 50 50 75。注入量:100-2500?L。採取:利用可能であればUV/MS/ELSD、及び可能なすべての組み合わせ;メイクアップ流速:0.50mL/min。メイクアップ溶出液 MS:アセトニトリル/水/TFA 70:30:0.025(V/V/V);MSイオン化モード:ESI+。
LC-MS条件:
塩基性条件:カラム:Waters BEH C18、3.0x50mm、2.5μm/01593635616710;温度:40℃;注入体積:30μl;溶出液A:c(NH3)=13mmol/lを含む水/NH3;溶出液B:アセトニトリル;イオン化:ESI+;勾配:0.0minにおいて=5%B、0.01minにおいて=5%B、1.20minにおいて=95%B、2.00minにおいて=5%B;流速=1.6ml/min。
酸性条件:カラム:Zorbax RRHD SB-Aq、3.0x50mm、1.8μm/USEAJ01092;温度:40℃;注入体積:30μl;溶出液A:水 0.04%TFA;溶出液B:アセトニトリル;イオン化:ESI+;勾配:0.0minにおいて=5%B、0.01minにおいて=5%B、1.20minにおいて=95%B、2.00minにおいて=5%B;流速=1.6ml/min。
QC条件:カラム:Acquity UPLC CSH C18 1.7μm 2.1x50mm;温度:60℃;注入体積:0.25μl、部分ループ(partial loop) 2μl;溶出液A1:H2O+0.05%v/v ギ酸;溶出液B1:アセトニトリル+0.045%v/v ギ酸;イオン化:ESI+;勾配:0.0minにおいて=2%B1、1.4minにおいて=5%A1、1.90minにおいて=2%A1、2.00minにおいて=2%B1;流速=1.0ml/min。
(上記又は下記の部分において使用される)略語:
aq. 水溶液
AIBN アゾビスイソブチロニトリル
BRP 背圧レギュレータ
Boc tert-ブトキシカルボニル
DCM ジクロロメタン
DEA ジエチルアミン
DIBALH 水素化ジイソブチルアルミニウム
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン(Huenig塩基)
DMF ジメチルホルムアミド
Et エチル
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
FC フラッシュクロマトグラフィー
HATU (1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム 3-オキシド ヘキサフルオロホスフェート)
HV 高真空
LAH 水素化リチウムアルミニウム
LiHMDS リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド
MeOH メタノール
NBS N-ブロモスクシンイミド
NMM N-メチル-モルホリン
org. 有機
prepHPLC 分取用HPLC
RT 室温
rflx 還流
sat. 飽和
SFC 超臨界流体クロマトグラフィー
TBAF テトラブチルアンモニウムフルオリド
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
分で表したHPLC保持時間
実施例の合成
実施例1: rac-シクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール
工程1: エチル 2-アミノ-3-シクロプロピル-3-オキソプロパノエート塩酸塩の製造
第1反応容器内で、エチル N-(ジフェニルメチレン)グリシネート(1069mg;4mmol)をTHF(4ml)中に溶解し、-78℃に冷却し、次いで、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのTHF中の1M溶液(4ml;4mmol)を滴下する。撹拌を-78℃にて1h続ける。第2反応容器内で、シクロプロパンカルボニルクロリド(0.389ml;4.2mmol)をTHF(4ml)中に溶解し、-78℃に冷却する。次いで、第1容器内の得られた反応混合物を第2容器の内容物にゆっくりと添加する。得られた反応混合物をRTに3hにわたって温め、次いで、2M aq.HCl(4ml)を注意深く添加することによりクエンチする。THFを減圧下で蒸発させ、残った水相をEtOAcで2回抽出する。水相を減圧下で濃縮する。残渣をEtOHで処理し、ろ過し、ろ液を再び減圧下で濃縮し、HV下で一晩乾燥する。890mgのエチル 2-アミノ-3-シクロプロピル-3-オキソプロパノエート塩酸塩を薄黄色の固体として得る。LC-MS(酸性):t=0.57;[M+H]=172.01。
工程2: エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-シクロプロピル-3-オキソプロパノエートの製造
第1容器内で、Boc-Gly-OH(779mg;4.4mmol)をTHF(4ml)中に溶解し、-20℃に冷却し、次いで、NMM(0.494ml;4.4mmol)及びクロロギ酸イソブチル(0.582ml;4.4mmol)を添加し、撹拌を-20℃にて30分間続ける。第2容器内で、工程1の生成物、エチル 2-アミノ-3-シクロプロピル-3-オキソプロパノエート塩酸塩(831mg;4mmol)をTHF(2ml)中に溶解する。この溶液を、容器1内の先に調製した混成無水物の溶液に注意深く添加し、次いでNMM(0.494ml;4.4mmol)を滴下する。反応混合物をRTに温め、撹拌を60分間続ける。反応を水の添加によりクエンチする。生成物をEtOAcで抽出する(2x25ml)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣をFC(シリカゲル;DCM/MeOH=95/5)により精製して、531.2mgのエチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-シクロプロピル-3-オキソプロパノエートをわずかに黄色の濃厚なオイルとして得る。LC-MS(塩基性):t=0.84;[M+H]=329.17。
工程3: エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-シクロプロピルチアゾール-4-カルボキシレートの製造(一般的手順についてはJ.Med.Chem.、1996、39、957-967も参照。)
工程2の生成物、エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-シクロプロピル-3-オキソプロパノエート(531mg;1.62mmol)及びローソン試薬(1011mg;2.43mmol)をTHF(10ml)中に懸濁し、4時間加熱還流する。THFを減圧下で蒸発させ、残渣をEtOAc中に取り、飽和NaHCO水溶液及び塩水(brine)で洗浄し、NaSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣をFC(シリカゲル;EtOAc/ヘプタン=1/1)により精製して、403mgのエチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-シクロプロピルチアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(塩基性):tR=1.01;[M+H]=327.12。
工程4: エチル 5-シクロプロピル-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
工程4.1:Boc開裂:工程3の生成物、エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-シクロプロピルチアゾール-4-カルボキシレート(403mg;1.23mmol)をDCM(3ml)中に溶解し、次いでTFA(3ml)を注意深く添加し、撹拌を30分間続ける。次いで、反応混合物を減圧下で蒸発乾固する。
工程4.2:工程4.1の残渣をDCM(7ml)中に溶解し、飽和NaHCO水溶液をpHが8になるまで添加する。50℃にて激しく撹拌しながら、ギ酸(0.319ml;8.2mmol)と無水酢酸(0.319ml;3.34mmol)の混合物を添加し、撹拌を1時間続ける。有機層を分離し、水層をDCMで2回抽出した(2x7ml)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させ、390mgのエチル 5-シクロプロピル-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得、それをさらに精製することなく工程5で使用した。LC-MS(塩基性):t=0.69;[M+H]=255.13。
工程5: エチル 2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
工程4.2の生成物、エチル 5-シクロプロピル-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(313mg;1.23mmol)をDCM(5ml)中に溶解し、-20℃に冷却し、次いでオキシ塩化リン(0.232ml;2.46mmol)を添加する。反応混合物を65℃にゆっくりと加熱し、この温度で5時間維持する。次いで、混合物を減圧下で蒸発乾固し、残渣をDCM中にとり、次いで飽和NaHCO水溶液(pH=8)を注意深く添加する。有機層を分離し、水層をDCMで洗浄する(2x10ml)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣をFC(シリカゲル;EtOAc/MeOH=9/1)により精製して、216mgのエチル 2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(塩基性):t=0.91;[M+H]=237.11。
工程6: 2-シクロプロピル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
工程6.1:エステル加水分解:工程5の生成物、エチル 2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(216mg;0.914mmol)をTHF(2ml)と水(1ml)中に溶解し、次いでLiOH一水和物(46mg;1.1.mmol)を添加し、撹拌をRTにて1時間続ける。水酸化リチウム一水和物(46mg;1.1mmol)の2回目の添加を行い、反応混合物をもう1時間撹拌する。混合物を減圧下で蒸発乾固する。
工程6.2:工程6.1の残渣をDMF/DCMの1/1混合物(合わせて6ml)中に溶解し、次いで、DIPEA(0.469ml;2.74mmol)、HATU(417mg;1.1mmol)及びN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(109mg;1.1mmol)を添加する。撹拌をRTにて一晩撹拌する。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をFC(シリカゲル;EtOAc/MeOH=9/1)により精製して、294mgの2-シクロプロピル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(塩基性):tR=0.71;[M+H]=252.14。
工程7: シクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノンの製造
工程6.2の生成物、2-シクロプロピル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミド(59mg;0.235mmol)をTHF(1ml)中に溶解し、0℃に冷却し、次いでシクロヘキシルマグネシウムクロリドの溶液(THF中1M;0.704ml;0.704mmol)を添加する。反応混合物をRTに温め、撹拌を60分間続ける。反応を塩化アンモニウム水溶液を注意深く添加することによりクエンチする。生成物をEtOAcで抽出し(3x5ml)、有機層を合わせたものをNaSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。残渣を分取用HPLC(塩基性条件)により精製して、19mgのシクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノンを得る。LC-MS(塩基性):t=1.08;[M+H]=275.22。
工程8: シクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(実施例1)の製造
工程7の生成物、シクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノン(19mg;0.0692mmol)をEtOH(2ml)中に溶解し、次いでNaBH4(1.31mg;0.0346mmol)を添加し、撹拌を30分間続ける。反応混合物を減圧下で蒸発乾固する。残渣をDCM(2ml)中に溶解し、飽和NaHCO水溶液(1ml)で洗浄する。水層をDCM(1ml)で再抽出する。有機層を合わせたものをNaSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。
実施例1a: (S)-シクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール
エナンチオマーを、キラル固定相を用いてHPLCにより分離し、9.3mgのエナンチオマー、(S)-シクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(実施例1a)を得る。LC-MS(塩基性):t=1.01;[M+H]=277.22。
実施例2: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール
工程1: 2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オンの製造
工程6.2の生成物(実施例1の製造)、2-シクロプロピル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミド(59mg;0.235mmol)をTHF(1ml)中に溶解し、0℃に冷却し、次いで、シクロヘキシルメチルマグネシウムブロミドの0.5M溶液(0.78ml;0.704mmol)を添加する。反応混合物をRTに温め、撹拌を60分間続ける。反応を、塩化アンモニウム水溶液を注意深く添加することによりクエンチする。生成物をEtOAcで抽出し(3x5ml)、有機層を合わせたものをNaSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。残渣を分取用HPLC(塩基性条件)により精製して、24.4mgの2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オンを得る。LC-MS(塩基性):tR=1.16;[M+H]=289.20。
工程2: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オールの製造
工程1の生成物(実施例2の製造)、2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オン(24.4mg;0.0846mmol)をEtOH(2ml)中に溶解し、次いでNaBH4(1.31mg;0.0346mmol)を添加する。撹拌をRTにて30分間続ける。反応混合物を減圧下で蒸発乾固する。残渣をDCM(2ml)中に溶解し、飽和NaHCO水溶液(1ml)で洗浄する。水層をDCM(1ml)で再抽出する。有機層を合わせたものをNaSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。
実施例2a: (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール
エナンチオマーを、キラル固定相を用いてHPLCにより分離し、9.6mgの(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール(実施例2a)を得る。LC-MS(塩基性):t=1.09;[M+H]=291.23。
実施例3: rac-シクロヘキシル-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: エチル 2-アミノ-4-メチル-3-オキソペンタノエート塩酸塩の製造
エチル N-(ジフェニルメチレン)グリシネート(5000mg;18.3mmol)をTHF(18ml)中に溶解し、-78℃に冷却し、次いで、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドをTHF中に溶解した1.0M溶液(18.3ml;18.3mmol)を添加する。撹拌を-78℃にて60min続ける。得られた混合物を、塩化イソブチル(2.07ml;19.2mmol)をTHF(9ml)中に溶解したものに、-78℃にて滴下により添加する。得られた反応混合物をゆっくりとRTに温め、撹拌を一晩続ける。反応を2M HCl水溶液(18ml)の添加によりクエンチする。THFを減圧下で蒸発させ、残った水相をEtOAcで抽出する(2x18ml)。次いで、水相を減圧下で蒸発乾固する。残渣をEtOHで処理し、ろ過する。ろ液を減圧下で濃縮し、残渣をHV下で一晩乾燥して、5.9gのエチル 2-アミノ-4-メチル-3-オキソペンタノエート塩酸塩を得、それをさらに精製することなく、次の工程で使用した。LC-MS(塩基性):t=0.65;[M+H]=174.22。
工程2: エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4-メチル-3-オキソペンタノエートの製造
Boc-Gly-OH(2.59g;14.6mmol)をTHF(20ml)中に溶解し、-20℃に冷却し、次いで4-メチルモルホリン(1.64ml;14.6mmol)及びクロロギ酸イソブチル(1.94ml;14.6mmol)を添加する。反応混合物を-20℃にて30分間撹拌し、次いで、エチル 2-アミノ-4-メチル-3-オキソペンタノエート塩酸塩(実施例3、工程1で得られた5.9g;理論的には18.3mmol)をTHF(20ml)中に溶解したものを、ゆっくりと添加する。次いで、反応混合物への4-メチルモルホリン(1.64ml;14.6mmol)の2回目の添加をゆっくりと行い、反応混合物をRTに温め、撹拌を60分間続け、次いで水(50ml)とEtOAc(70ml)を添加する。有機相を分離し、飽和NaHCO水溶液で2回洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。残渣をFC(シリカゲル;DCM)により精製して、4.496gのエチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4-メチル-3-オキソペンタノエートを得る。LC-MS(塩基性):t=0.91;[M+H]=331.24。
工程3: エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-イソプロピルチアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4-メチル-3-オキソペンタノエート(4.496g;13.6mmol)をTHF(50ml)中に溶解し、次いでローソン試薬(8.15g;20.4mmol)を添加する。混合物を2時間加熱還流する。次いでTHFを減圧下で除き、得られた残渣をEtOAc(100ml)中に溶解し、飽和NaHCO水溶液及び塩水で2回洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣をFC(シリカゲル;ヘプタンからヘプタン/EtOAc=1/1へ)により精製して、3.416gのエチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-イソプロピルチアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(塩基性):t=1.07;[M+H]=329.20。
工程4: エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-イソプロピルチアゾール-4-カルボキシレート
工程4.1;Boc開裂:エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-イソプロピルチアゾール-4-カルボキシレート(3.416g;10.4mmol)をトリフルオロ酢酸(10ml;129mmol)中に溶解し、撹拌を1時間続け、次いで、減圧下で液体を蒸発させる。
工程4.2:工程4.1の残渣を飽和NaHCO水溶液中に溶解し、固体NaHCO粉末を注意深く添加することにより、pHを8に調整する。ジクロロメタン(15ml)を添加し、混合物を激しく撹拌し、次いで、無水酢酸(2.75ml;28.8mmol)とギ酸(2.75ml;71.4mmol)の混合物を(激しく撹拌しながら)添加する。反応混合物を60℃のオイルバス中に30分間置く。次いで、有機相を水相から分離する。水相をDCMで2回抽出し、有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させ、3.111gのエチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-イソプロピルチアゾール-4-カルボキシレートを得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(塩基性):t=0.75;[M+H]=257.18。
工程5: エチル 2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート
エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-イソプロピルチアゾール-4-カルボキシレート(2.67g;10.4mmol)をジクロロメタン(15ml)中に溶解し、オキシ塩化リン(V)(1.96ml;20.8mmol)を添加し、反応混合物を70℃にて2h撹拌する。溶媒を蒸発させ、残渣を注意深く水中に溶解する。固体NaHCO粉末の添加により、水相のpHを8に調整する。得られた混合物をジクロロメタンで2回抽出する。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮する。残渣をFC(シリカゲル;ヘプタンからヘプタン/EtOAc=1/1へ)により精製して、1.848gのエチル 2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(塩基性):tR=0.97;[M+H]=239.17。
工程6: 2-イソプロピル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミド
工程6.1:加水分解:エチル 2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(1.848g;7.75mmol)を、THF(15ml)と水(7.5ml)の混合物中に溶解し、次いで水酸化リチウム一水和物(394mg;9.31mmol)を添加し、撹拌を60分間続ける。反応混合物を減圧下で蒸発乾固する。
工程6.2;アミドカップリング:上記工程6.1で得られた残渣をジクロロメタン(20ml)とDMF(20ml)の混合物中に懸濁し、次いで、DIPEA(3.98ml;23.3mmol)及びHATU(3538mg;9.31mmol)及びN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(98%;926mg;9.31mmol)を添加し、撹拌をRTにて一晩撹拌する。反応混合物を減圧下で蒸発乾固し、次いで水を添加する。生成物をジクロロメタンで3回抽出し、有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣をFC(シリカゲル;ジクロロメタンからジクロロメタン/MeOH=95/5へ)により精製して、1.808gの2-イソプロピル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(塩基性):t=0.78;[M+H]=254.18。
工程7: 2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド
2-イソプロピル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミド(1.808g;7.14mmol)をTHF(15ml)中に溶解し、0℃に冷却し、次いで、水素化ジイソブチルアルミニウムをトルエン中に溶解した1.0M溶液(7.14ml;7.14mmol)を添加する。30分後、トルエン中の水素化ジイソブチルアルミニウム(7.14ml;7.14mmol)の2回目の添加を行い、さらに30分後、水素化ジイソブチルアルミニウム(7.14ml;7.14mmol)の3回目の添加を行い、撹拌を30分間続け、次いで飽和塩化アンモニウム水溶液を添加する。混合物から生成物をEtOAcで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させ、2.0gの2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを黄色の固体として得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(塩基性):t=0.75;[M+H]=195.20。
工程8: rac-シクロヘキシル(2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール
2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド(97.1mg;0.5mmol)をTHF(3.5ml)中に溶解し、0℃に冷却し、シクロヘキシルマグネシウムブロミドをTHF中に溶解したもの(18%;約1M;1.5ml;1.5mmol)をゆっくりと添加し、撹拌を0℃にて30分間続ける。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液の添加によりクエンチし、混合物から生成物をEtOAcで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣を逆相分取用HPLCにより精製して、13.3mgのrac-シクロヘキシル(2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを得る。LC-MS(塩基性):t=1.07;[M+H]=279.21。
実施例3a: (S)-シクロヘキシル-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak AS-H 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;271nM;溶出液:70%CO及び30%(EtOH、0.1%DEA);流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1000μl。
13.3mgのラセミ体を上記の方法で分離して:
6.4mgのS-エナンチオマーである実施例3a及び6.2mgのR-エナンチオマーを得た。
実施例4: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
工程1: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノールの製造
実施例3の製造についての記載に従って、実施例4の製造に使用する前駆体である2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを製造する。
2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド(97.1mg;0.5mmol)をTHF(2.0ml)中に溶解し、0℃に冷却し、シクロヘキシルメチルマグネシウムブロミドのTHF中の溶液(0.4-0.6M;3.0ml;約1.5mmol)をゆっくりと添加し、撹拌を0℃にて30分間続ける。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液の添加によりクエンチし、混合物から生成物をEtOAcで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣を逆相分取用HPLCにより精製して、16.4mgのrac-シクロヘキシル(2-イソプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタノールを得る。LC-MS(塩基性):t=1.13;[M+H]=293.27。
実施例4a: (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak AS-H 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;271nM;溶出液:70%CO及び30%(EtOH、0.1%DEA);流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1000μl。
12.1mgのラセミ体を上記の方法により分離して:
5.3mgのS-エナンチオマーである実施例4a及び5.5mgのR-エナンチオマーを得る。
実施例5: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
工程1: エチル 2-アミノ-3-オキソブタノエート塩酸塩の製造
塩化アセチルを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程1の製造について記載した手順に従って、4.84gのエチル 2-アミノ-3-オキソブタノエート塩酸塩を得る。LC-MS(塩基性):tR=0.41;[M+H]=146.15。
工程2: エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソブタノエートの製造
エチル 2-アミノ-3-オキソブタノエート塩酸塩を出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程2の製造について記載した手順に従って、2.77gのエチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソブタノエートを得る。LC-MS(塩基性):t=0.61;[M+H]=303.2。
工程3: エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-メチルチアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソブタノエートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程3の製造について記載した手順に従って、2.28gのエチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-メチルチアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(塩基性):t=0.94;[M+H]=301.15。
工程4: エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-メチルチアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-メチルチアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程4の製造について記載した手順に従って、1.727gのエチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-メチルチアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(塩基性):t=0.60;[M+H]=229.13。
工程5: エチル 2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-メチルチアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程5の製造について記載した手順に従って、1.044gのエチル 2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(塩基性):t=0.81;[M+H]=211.15。
工程6: N-メトキシ-N,2-ジメチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
エチル 2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程6の製造について記載した手順に従って、0.895gのN-メトキシ-N,2-ジメチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(塩基性):t=0.61;[M+H]=226.14。
工程7: 2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-N,2-ジメチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程7の製造について記載した手順に従って、1.0gの2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(塩基性):t=0.54;[M+H]=166.99。
工程8: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オールの製造
2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、16.4mgのrac-2-シクロヘキシル-1-(2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オールを得る。LC-MS(塩基性):t=1.00;[M+H]=265.23。
実施例5a: (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak AS-H 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;271nM;溶出液:80%CO及び20%(EtOH、0.1%DEA);流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1000μl。
16.4mgのラセミ体を上記の方法により分離して:
6.5mgのS-エナンチオマーである実施例5a及び7.3mgのR-エナンチオマーを得る。
実施例6: rac-シクロヘキシル-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: rac-シクロヘキシル(2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを、実施例5/工程7に記載の手順に従って製造する。実施例5/工程8の製造について記載した手順に従って、11.6mgのrac-シクロヘキシル(2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを得る。LC-MS(塩基性):t=0.93;[M+H]=251.19。
実施例6a: (S)-シクロヘキシル-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak AS-H 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;271nM;溶出液:80%CO及び20%(EtOH、0.1%DEA);流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1000μl。
11.6mgのラセミ体を上記の方法により分離して:
4.3mgのS-エナンチオマーである実施例6a及び4.1mgのR-エナンチオマーを得る。
実施例7~12を、それぞれ異なる出発物質を用いて、実施例1~6aの製造について記載した方法に従って製造する。
実施例7: rac-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール
LC-MS(塩基性):t=1.09;[M+H]=291.18。
実施例7a: (S)-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール
LC-MS(塩基性):t=1.09;[M+H]=291.18。
実施例8: rac-1-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシルエタン-1-オール
LC-MS(塩基性):t=1.16;[M+H]=305.16。
実施例8a: (S)-1-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシルエタン-1-オール
LC-MS(塩基性):tR=1.16;[M+H]=305.16。
実施例9: rac-シクロヘキシル(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール
LC-MS(塩基性):t=1.15;[M+H]=305.15。
実施例9a: (S)-シクロヘキシル(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール
LC-MS(塩基性):t=1.15;[M+H]=305.15。
実施例10: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール
LC-MS(塩基性):t=1.21;[M+H]=319.17。
実施例10a: (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール
LC-MS(塩基性):t=1.21;[M+H]=319.17。
実施例11: rac-(2-(tert-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール
LC-MS(塩基性):t=1.10;[M+H]=293.30。
実施例12: rac-1-(2-(tert-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシルエタン-1-オール
LC-MS(塩基性):t=1.20;[M+H]=307.23。
実施例13: rac-(2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール
工程1: エチル 5-クロロ-2-メチルチアゾール-4-カルボキシレートの製造
トリクロロイソシアヌル酸(3165mg;13.6mmol)を、エチル 2-メチルチアゾール-4-カルボキシレート(2120mg;12.4mmol)をDMF(60ml)中に溶解したものに添加する。反応混合物をRTにて72時間撹拌し、次いで、氷冷1M水酸化ナトリウム水溶液中に注ぐ。生成物をEtOAcで2回抽出する。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣をFC(シリカゲル;ヘプタン/EtOAc)により精製して、843mgのエチル 5-クロロ-2-メチルチアゾール-4-カルボキシレートを油性の液体として得る。LC-MS(酸性):t=0.82;[M+H]=206.20。
工程2: エチル 2-(ブロモメチル)-5-クロロチアゾール-4-カルボキシレートの製造
NBS(1459mg;8.2mmol)及びAIBN(673mg;4.1mmol)を、エチル 5-クロロ-2-メチルチアゾール-4-カルボキシレート(843mg;4.1mmol)の(トリフルオロメチル)ベンゼン(30ml)中の溶液に順番に添加する。反応混合物を110℃にて6時間撹拌する。次いで、Isolute(登録商標)(BiotageのHM-N-R)を反応混合物に直接添加し、溶媒を減圧下で蒸発させ、生成物をFC(シリカゲル;ヘプタン/EtOAc)により単離して、853mgのエチル 2-(ブロモメチル)-5-クロロチアゾール-4-カルボキシレートを白色のフォームとして得る。LC-MS(酸性):t=0.93;[M+H]=286.08。
工程3: エチル 5-クロロ-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
ジホルミルアミドナトリウム(294mg;3.09mmol)を、エチル 2-(ブロモメチル)-5-クロロチアゾール-4-カルボキシレート(923mg;2.826mmol)をDMF(15ml)中に溶解したものに添加し、撹拌をRTにて90分間続ける。反応混合物をNaHCOの飽和水溶液上に注ぎ、撹拌を30分間続け、次いで生成物をEtOAcで抽出する(2x)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、655mgのエチル 5-クロロ-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.68;[M+H]=249.11。
工程4: エチル 2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
オキシ塩化リン(V)(POCl)(0.437ml;4.69mmol)を、RTにて、エチル 5-クロロ-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(655mg;2.34mmol)をトルエン(10ml)中に溶解したものに添加し、次いで、反応混合物を60℃にて60分間撹拌する。反応混合物を飽和NaHCO水溶液中に注ぎ、生成物をEtOAcで2回抽出する。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、438mgのエチル 2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.62;[M+H]=231.19。
工程5: (2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
NaBH4(85.3mg;2.25mmol)を、エチル 2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(200mg;0.867mmol)をメタノール(10ml)中に溶解したものに添加し、撹拌をRTにて3時間続け、次いで、NaBH4(85.3mg;2.25mmol)をさらに添加する。RTにて16時間撹拌した後、NaBH4(85.3mg;2.25mmol)の3回目の添加を行い、撹拌を4時間続ける。この反応混合物に過剰のアセトンを添加し、撹拌を30分間続ける。得られた混合物を塩水上に注ぎ、生成物をジクロロメタンで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、125mgの(2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.95;[M+H]=イオン化せず。
工程6: 2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
Dess-Martinペルヨージナン(344mg;0.811mmol)を、(2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(120mg;0.541mmol)をジクロロメタン(5ml)中に溶解したものに添加し、撹拌をRTにて16時間続け、次いで、飽和NaHCO水溶液(10ml)及び飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(10ml)を添加する。生成物をジクロロメタンで抽出する(2x30ml)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、89mgの2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドをフォーム状物として得、さらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.39;[M+H]=187.22。
工程7: rac-(2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール
2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド(89mg;0.386mmol)をTHF(4ml)中に溶解したものを、0℃に冷却し、次いで、シクロヘキシルマグネシウムブロミドをTHF中に溶解した1M溶液(0.579ml;0.579mmol)を添加する。撹拌を0℃にて60分間続ける。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液の添加によりクエンチし、混合物から生成物をEtOAcで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣を逆相分取用HPLCにより精製して、13.4mgのrac-(2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノールを得る。LC-MS(塩基性):t=1.00;[M+H]=271.15。
実施例13a: (S)-(2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール
ラセミ体混合物(9.7mg)を、キラル固定相上でHPLCによりエナンチオマーに分離して(上記の方法)、5.6mgの(S)-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘキシル-メタノール(実施例13a)を得る。LC-MS(塩基性):tR=1.00;[M+H]=271.15。
実施例14: rac-(2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール
工程1: エチル 5-ブロモ-2-(ブロモメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
NBS(3016mg;16.9mmol)及びAIBN(1391mg;8.47mmol)を、メチル 5-ブロモ-2-メチル-1,3-チアゾール-4-カルボキシレート(2000mg;8.47mmol)の(トリフルオロメチル)ベンゼン(60ml)中の溶液に添加し、撹拌を110℃にて3時間続ける。次いで、Isolute(登録商標)(BiotageのHM-N-R)を反応混合物に直接添加し、溶媒を減圧下で蒸発させ、生成物をFC(シリカゲル;ヘプタン/EtOAc)により単離して、1.442gのエチル 5-ブロモ-2-(ブロモメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを白色のフォームとして得る。LC-MS(酸性):t=0.87;[M+H]=315.99。
工程2: エチル 5-ブロモ-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
ジホルミルアミドナトリウム(166mg;1.75mmol)を、エチル 5-ブロモ-2-(ブロモメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(500mg;1.59mmol)をDMF(10ml)中に溶解したものに添加し、撹拌をRTにて3時間続ける。反応混合物をNaHCOの飽和水溶液上に注ぎ、撹拌を30分間続け、次いで、生成物をEtOAcで抽出する(2x)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させ、294mgのエチル 5-ブロモ-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.62;[M+H]=279.12。
工程3: エチル 2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
オキシ塩化リン(V)(POCl)(0.194ml;2.08mmol)を、RTにて、エチル 5-ブロモ-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(290mg;1.04mmol)をトルエン(6ml)中に溶解したものに添加し、次いで、反応混合物を60℃にて60分間撹拌する。反応混合物を飽和NaHCO水溶液中に注ぎ、生成物をEtOAcで2回抽出する。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、254mgのエチル 2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.54;[M+H]=261.09。
工程4: (2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
NaBH4(70.1mg;1.85mmol)を、エチル 2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(200mg;0.712mmol)をメタノール(5ml)中に溶解したものに添加し、撹拌をRTにて3時間続け、次いでNaBH4(70.1mg;1.85mmol)をさらに添加する。RTにて16時間撹拌した後、NaBH(70.1mg;1.85mmol)の3回目の添加を行い、撹拌を4時間続ける。この反応混合物に過剰のアセトンを添加し、撹拌を30分間続ける。得られた混合物を塩水上に注ぎ、生成物をジクロロメタンで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、138mgの(2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.38;[M+H]=233.08。
工程5: 2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
Dess-Martinペルヨージナン(377mg;0.888mmol)を、(2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(138mg;0.592mmol)をジクロロメタン(5ml)中に溶解したものに添加し、撹拌をRTにて1時間続け、次いで、飽和NaHCO水溶液(10ml)と飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(10ml)を添加する。生成物をジクロロメタンで抽出する(2x30ml)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、140mgの2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドをフォーム状物として得、さらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.42;[M+H]=233.01。
工程6: rac-(2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノールの製造
2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド(89mg;0.386mmol)をTHF(4ml)中に溶解し、0℃に冷却し、次いで、シクロヘキシルマグネシウムブロミドの溶液(0.579ml;0.579mmol;THF中の1M溶液)をゆっくりと添加する。撹拌を0℃にて60分間続ける。反応混合物を塩化アンモニウムの飽和水溶液(10ml)の添加によりクエンチし、生成物をEtOAcで抽出する(2x10ml)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を分取用HPLCで精製して、5.5mgのrac-(2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノールを得る。LC-MS(酸性):tR=0.74;[M+H]=315.19。
実施例15~19を、実施例13の製造についての記載と同様に製造する:
実施例15: rac-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール
LC-MS(酸性):t=0.59;[M+H]=270.91。
実施例16: rac-1-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシル-エタノール
LC-MS(酸性):t=0.76;[M+H]=285.01。
実施例16a: (S)-1-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシル-エタノール
LC-MS(酸性):t=0.76;[M+H]=285.01。
実施例17: rac-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘプチル-メタノール
LC-MS(酸性):t=0.75;[M+H]=285.01。
実施例18: rac-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロペンチル-メタノール
LC-MS(酸性):t=0.64;[M+H]=257.83。
実施例19: rac-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロプロピル-メタノール
LC-MS(酸性):t=0.50;[M+H]=229.01。
実施例20~実施例65を、実施例1及び実施例3の製造についての記載と同様に製造する:
実施例20: rac-(1R,2R,4S)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(酸性):t=0.76;[M+H]=289.31。
実施例21: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=299.1。
実施例22: rac-2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-1-イル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=303.1。
実施例23: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(1-メチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):tR=0.8;[M+H]=305.2。
実施例24: rac-2-シクロペンチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=277.1。
実施例24a: (S)-2-シクロペンチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=277.1。
実施例25: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):tR=0.9;[M+H]=319.1。
実施例26: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=305.2。
実施例27: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=291.1。
実施例28: rac-2-シクロヘプチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=305.1。
実施例28a: (S)-2-シクロヘプチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=305.1。
実施例29: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-メチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=305.2。
実施例30: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=277.1。
実施例31: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-メチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):tR=0.8;[M+H]=305.2。
実施例32: rac-(2-ブロモ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=315.0。
実施例33: rac-1-(2-ブロモ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシル-エタノール
LC-MS(QC):t=0.9;[M+H]=329.1。
実施例34: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=305.2。
実施例34a: (S)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=305.2。
実施例35: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-フェニル-シクロペンチル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=353.2。
実施例36: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロブチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=277.2。
実施例36a: (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロブチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=277.2。
実施例37: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-フェニル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.9;[M+H]=367.4。
実施例38: 2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=301.2。
実施例39: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(1-メチル-シクロブチル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=277.2。
実施例40: rac-2-シクロブチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=263.2。
実施例41: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.5;[M+H]=305.2。
実施例42: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=359.2。
実施例43: rac-シクロブチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):tR=0.5;[M+H]=249.2。
実施例44: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-メチル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=291.2。
実施例45: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-エチル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=305.2。
実施例46: rac-シクロペンチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=263.2。
実施例47: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=291.2。
実施例48: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-メチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=277.1。
実施例49: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-メチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.8;[M+H]=305.2。
実施例50: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=271.2。
実施例51: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-p-トリル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=285.2。
実施例52: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-m-トリル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=285.1。
実施例53: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-エチル-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=299.2。
実施例54: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-エチル-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=299.2。
実施例55: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-メトキシ-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=300.9。
実施例56: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メトキシ-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=301.1。
実施例57: rac-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.4;[M+H]=251.1。
実施例58: rac-(4-ジメチルアミノ-フェニル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.4;[M+H]=288.5。
実施例59: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-フェニル-エタノール
LC-MS(QC):t=0.6;[M+H]=285.3。
実施例60: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2,6-ジクロロ-フェニル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.7;[M+H]=353.3。
実施例61: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-o-トリル-エタノール
LC-MS(QC):tR=0.7;[M+H]=299.2。
実施例62: rac-2-(3-メトキシ-フェニル)-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.5;[M+H]=289.3。
実施例63: rac-シクロヘキシル-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=1.1;[M+H]=305.2。
実施例64: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.2;[M+H]=319.3。
実施例65: 3-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ブタン-1-オール
LC-MS(QC):tR=0.9;[M+H]=319.3。
実施例47a/47b: (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((R)-3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール及び(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((S)-3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール
キラル固定相上でのジアステレオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak IG 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;212nM;溶出液:75%CO及び25%(MeOH、0.1%DEA);流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:2000μl。
ジアステレオマーの混合物20mgを下記の方法により分離する。tR=2.45及び2.85における2つの溶出ピークを集め、3~4mgの下記の各異性体を得る:(S)-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)((R)-3,3-ジメチルシクロペンチル)-メタノール及び(S)-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)((S)-3,3-ジメチルシクロペンチル)-メタノール(LC-MS(QC):t=0.734及び0.740;[M+H]=291.2)。
実施例48a: (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロペンチル)-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralCel OZ-H 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;275nM;溶出液:70%CO及び30%(EtOH、0.1%DEA);流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:2000μl。
20.4mgのラセミ体を上記の方法により分離して、6.5mgの(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロペンチル)-メタノール及び6.3mgのそのエナンチオマーを得る。LC-MS(QC):t=0.657;[M+H]=277.2。
実施例50a: (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak IC 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;210nM;溶出液:75%CO及び25%(EtOH、0.1%DEA);流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1900μl。
19.8mgのラセミ体を上記の方法により分離して、8.7mgの(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール及び8.8mgのそのエナンチオマーを得る。LC-MS(QC):t=0.560;[M+H]=271.1。
実施例63a: (S)-シクロヘキシル-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak IC 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;210nM;溶出液:80%CO及び20%(EtOH、0.1%DEA);流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1200μl。
13.7mgのラセミ体を上記の方法により分離して、5mgの(S)-シクロヘキシル-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール及び5mgのそのエナンチオマーを得る。LC-MS(QC):t=1.076;[M+H]=305.2。
実施例66: 2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ブタン-1-オール
工程1: 2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
実施例1、工程6.2の生成物、2-シクロプロピル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミド(2.875g;10.9mmol)をTHF(40ml)中に溶解した氷冷溶液に、DIBALHの溶液(トルエン中1M、10.9ml、10.9mmol)を添加する。反応混合物を0℃にて30min撹拌し、DIBALH(トルエン中1M、10.9ml、10.9mmol)でさらに処理し、0℃にて30minさらに撹拌する。飽和NHCl水溶液、次いでロッシェル塩の1.2M水溶液を添加し、生成物をEtOAcで抽出する(3x)。有機抽出物を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、2.657gの2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。粗生成物はさらに精製することなく使用できる。FC(シリカゲル;Hept/EtOAc)により純粋な生成物を得る。LC-MS(酸性):t=0.44;[M+H]=193.03。H NMR(500MHz、d-DMSO) δ:10.14(s、1H)、8.52(d、J=0.5Hz、1H)、7.15(d、J=0.6Hz、1H)、2.92(m、1H)、1.30-1.34(m、2H)、0.98(m、2H)。
工程2: 2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ブタン-1-オール(実施例66)の製造
2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを出発物質として使用することを除いては、実施例3、工程8に記載の手順に従って製造。逆相分取用HPLCによる精製により、2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)ブタン-1-オールを得る。LC-MS(QC):t=0.881;[M+H]=319.3。
実施例67、69-91、101-106、114、120、123、131、133-136、138-139、142-152、159-160、163-166、171及び173を、実施例66の製造についての記載と同様に製造する:
実施例67: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-ナフタレン-1-イル-エタノール
LC-MS(QC):t=0.733;[M+H]=335.2。
実施例69: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.796;[M+H]=305.2。
実施例70: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-スピロ[4.5]デカ-8-イル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.891;[M+H]=331.2。
実施例71: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4,4-ジフルオロ-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.670;[M+H]=327.2。
実施例72: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-イソプロピル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.885;[M+H]=319.2。
実施例73: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-フェニル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.852;[M+H]=353.2。
実施例73a: (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(トランス-4-フェニル-シクロヘキシル)-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak IG 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;210nM;溶出液:55%CO及び45%MeOH;流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1000μl。
ジアステレオマーの混合物19mgを上記の方法により分離して、6mgの(S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(トランス-4-フェニル-シクロヘキシル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.852;[M+H]=353.2。
実施例74: rac-2-(4-tert-ブチル-シクロヘキシル)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.001;[M+H]=347.3。
実施例75: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-フェニル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.906;[M+H]=367.3。
実施例76: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2,2-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.840;[M+H]=319.2。
実施例77: (3-ベンジル-シクロペンチル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.862;[M+H]=353.3。
実施例78: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-イソブチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.899;[M+H]=319.3。
実施例79: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メトキシ-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.559;[M+H]=307.2。
実施例80: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフタレン-2-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.741;[M+H]=325.2。
実施例81: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.742;[M+H]=345.2。
実施例82: 2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-プロパン-1-オール
LC-MS(QC):t=0.820;[M+H]=305.2。
実施例83: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-フェニル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.765;[M+H]=339.2。
実施例84: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2,2-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.724;[M+H]=291.2。
実施例85: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-イソプロピル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.945;[M+H]=333.2。
実施例86: rac-(4-tert-ブチル-シクロヘキシル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.930;[M+H]=333.3。
実施例87: rac-2-(4-シクロブチル-シクロヘキシル)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.002;[M+H]=345.3。
実施例88: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-3-フェニル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.842;[M+H]=353.2。
実施例89: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(デカヒドロ-ナフタレン-1-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.952;[M+H]=345.3。
実施例90: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(デカヒドロ-ナフタレン-2-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.885;[M+H]=331.3。
実施例91: (2-ベンジル-シクロペンチル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.866;[M+H]=353.3。
実施例101: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(デカヒドロ-ナフタレン-2-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.964;[M+H]=345.3。
実施例102: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.805;[M+H]=359.2。
実施例103: rac-(4-シクロブチル-シクロヘキシル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.925;[M+H]=331.2。
実施例104: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.734;[M+H]=345.2。
実施例105: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.721;[M+H]=290.9。
実施例106: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.865;[M+H]=319.2。
実施例114: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-メトキシ-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.599;[M+H]=321.3。
実施例120: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2,4,4-トリメチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.804;[M+H]=305.2。
実施例123: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-エチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.755;[M+H]=291.1。
実施例131: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-メトキシ-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.590;[M+H]=321.2。
実施例133: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(オクタヒドロ-ペンタレン-2-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.765;[M+H]=303.2。
実施例134: rac-2-(4-シクロペンチル-シクロヘキシル)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.063;[M+H]=359.3。
実施例135: 1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-フェニル-シクロペンチル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.810;[M+H]=353.3。
実施例136: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-イソプロピル-3-メチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.861、[M+H]=319.2。
実施例138: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-ジフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.729、[M+H]=341.2。
実施例139: (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1,3,3-トリメチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.793、[M+H]=305.2。
実施例142: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-エチル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.901、[M+H]=319.2。
実施例143: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.720、[M+H]=339.2。
実施例144: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-フルオロ-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.588、[M+H]=289.1。
実施例145: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-フルオロ-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.589、[M+H]=289.2。
実施例146: rac-(4-クロロ-フェニル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.666、[M+H]=305.1。
実施例147: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-メトキシ-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.581、[M+H]=301.2。
実施例148: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-o-トリル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.610、[M+H]=285.2。
実施例149: rac-(3-クロロ-フェニル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.657、[M+H]=304.9。
実施例150: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-プロピル-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.977、[M+H]=333.3。
実施例151: rac-4-[(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ヒドロキシ-メチル]-シクロヘキサノール
LC-MS(QC):t=0.399、[M+H]=293.0。
実施例152: rac-4-[2-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-ヒドロキシ-エチル]-シクロヘキサノール
LC-MS(QC):t=0.452、[M+H]=307.2。
実施例159: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.734、[M+H]=339.1。
実施例160: rac-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-エチルアミノ-シクロヘキシル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.314、[M+H]=334.2。
実施例163: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-フルオロ-フェニル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.586、[M+H]=289.2。
実施例164: rac-(2-クロロ-フェニル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.636、[M+H]=305.1。
実施例165: rac-シクロヘプチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.735、[M+H]=291.2。
実施例166: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロヘプチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.786、[M+H]=305.3。
実施例171: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.537、[M+H]=277.1。
実施例173: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-3-イル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.525、[M+H]=277.1。
実施例188: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-メタノール
工程1: 2,4-ジブロモ-5-シクロプロピルチアゾールの製造
4-ブロモ-5-シクロプロピル-チアゾール(6.10g;28.1mmol)をCHCN(200ml)中に溶解したものに、HBr(10.3ml;91.3mmol)及び臭素(4.69ml;91.3mmol)を添加する。得られたオレンジ色の溶液を95℃にて7h撹拌する。混合物をRTに冷却し、aq.Naで処理し、EtOAcで抽出する(2x)。有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、ろ過し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル、Hept/EtOAc)による精製により、2.91gの2,4-ジブロモ-5-シクロプロピルチアゾールを明黄色のオイルとして得る。LC-MS(酸性):t=0.97;[M+H]=283.75。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ:2.03(m、1H)、1.14(m、2H)、0.72(m、2H)。
工程2: 4-ブロモ-5-シクロプロピルチアゾール-2-カルバルデヒドの製造
工程1の生成物、2,4-ジブロモ-5-シクロプロピルチアゾール(2.91g;10.2mmol)をTHF(60ml)中に溶解したものに、n-BuLi(ヘキサン中2.5M;4.28ml、10.7mmol)を-78℃にて添加する。混合物をこの温度にて10min撹拌し、次いで、DMF(2.05ml;26.5mmol)を添加し、撹拌を1h続ける。混合物をRTまで温まるようにし、1M HCl(50ml)で処理し、EtOAcで抽出する(2x)。有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、ろ過し、減圧下で濃縮して、2.48gの4-ブロモ-5-シクロプロピルチアゾール-2-カルバルデヒドを茶色のオイルとして得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.88;[M+H]=231.91。
工程3: (4-ブロモ-5-シクロプロピルチアゾール-2-イル)メタノールの製造
4-ブロモ-5-シクロプロピルチアゾール-2-カルバルデヒド(3.50g;12.4mmol)をEtOH(100ml)中に溶解したものに、NaBH(1000mg;26.4mmol)を添加し、得られた混合物をRTにて45min撹拌する。水を添加し、得られた水相をDCMで2回抽出する。有機層を合わせたものを飽和NaHCO水溶液と塩水で洗浄し、次いでMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、(4-ブロモ-5-シクロプロピルチアゾール-2-イル)メタノール(3.06g)を琥珀色のオイルとして得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.72;[M+H]=233.91。
工程4: 4-ブロモ-2-(クロロメチル)-5-シクロプロピルチアゾールの製造
(4-ブロモ-5-シクロプロピルチアゾール-2-イル)メタノール(3.06g;11.5mmol)をDCM(60ml)中に溶解したものに、塩化チオニル(2.46g)を添加し、得られた混合物をRTにて45min撹拌する。混合物を飽和NaHCO水溶液上に注ぎ、水相をDCMで3回抽出する。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、次いでMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、4-ブロモ-2-(クロロメチル)-5-シクロプロピルチアゾール(2929mg)を茶色のオイルとして得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.94;[M+H]=253.84。
工程5: N-((4-ブロモ-5-シクロプロピルチアゾール-2-イル)メチル)ホルムアミドの製造
4-ブロモ-2-(クロロメチル)-5-シクロプロピルチアゾール(2.93g;10.8mmol)をDMF(50ml)中に溶解したものに、ジホルミルアミドナトリウム(1.54g;16.2mmol)を添加する。得られた茶色の溶液をRTにて4h撹拌する。混合物を飽和NaHCO水溶液上に注ぎ、RTにて1h撹拌した後、酢酸エチルで2回抽出する。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、次いでMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、N-((4-ブロモ-5-シクロプロピルチアゾール-2-イル)メチル)ホルムアミド(3.01g)を茶色のオイルとして得、それをさらに精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.70;[M+H]=262.89。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ:8.84(m、1H)、8.16(s、1H)、4.49(d、J=6.2Hz、2H)、2.01(m、1H)、1.10-1.14(m、2H)、0.63-0.68(m、2H)。
工程6: 3-ブロモ-2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾールの製造
N-((4-ブロモ-5-シクロプロピルチアゾール-2-イル)メチル)ホルムアミド(3010mg、10.3mmol)をトルエン(60ml)中に溶解したものに、POCl(1740mg、11.3mmol)を添加し、得られた混合物を70℃にて1h撹拌する。冷却後、混合物を飽和NaHCO水溶液上にゆっくりと添加し、酢酸エチルで2回抽出する。有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル、Hept/EtOAc)による精製により、1980mgの3-ブロモ-2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾールを茶色のオイルとして得る。LC-MS(酸性):t=0.54;[M+H]=242.77。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ:8.13(s、1H)、7.14(s、1H)、2.06(m、1H)、1.07-1.12(m、2H)、0.75(m、2H)。
工程7: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-メタノール(実施例188)の製造
3-ブロモ-2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール(50mg;0.21mmol)をTHF(2ml)中に溶解したものに、n-BuLi(ヘキサン中2.5M;23ml;0.59mmol)を添加する。30min後、THF(1ml)中の1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-カルバルデヒド(81mg、0.59mmol)を滴下し、ゆっくりとRTに温めながら、混合物を1h撹拌する。水とsat.aq.NHClを添加し、混合物をCHClで抽出する(2x)。有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、ろ過し、減圧下で濃縮する。粗製残渣をprepHPLCにより精製して、17mgのrac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.485、[M+H]=303.2。
実施例189: rac-(1-シクロペンチル-1H-ピラゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例189を実施例188の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.576、[M+H]=329.2。
実施例190: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-フェニル-ビシクロ[2.1.1]ヘキサ-1-イル)-メタノール
実施例190を、4-フェニルビシクロ[2.1.1]ヘキサン-1-カルバルデヒド(4-フェニルビシクロ[2.1.1]ヘキサン-1-カルボン酸から、EtO中におけるLAHによる還元、次いで、CHCl中におけるDess-Martinペルヨージナンを用いた酸化を介して製造)を用いて、実施例188の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.809;[M+H]=351.1。
実施例191: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-フェニル-ビシクロ[1.1.1]ペンタ-1-イル)-メタノール
実施例191を、3-フェニルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルバルデヒド(3-フェニルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボン酸から、EtO中におけるLAHによる還元、次いで、CHCl中におけるDess-Martinペルヨージナンを用いた酸化を介して製造)を用いて、実施例188の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.774;[M+H]=337.2。
実施例96: rac-シクロヘキシル-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: エチル 2-アミノ-3-オキソペンタノエート塩酸塩の製造
イソシアノ酢酸エチル(2.8ml、25.1mmol)をDMF(25ml)中に溶解したものに、DBU(5.75ml、37.7mmol)、次いで無水プロピオン酸(4.3ml、32.5mmol)を添加する。得られた暗茶色の溶液を80℃にて4h撹拌する。混合物をRTに冷却し、水(150ml)中に注ぎ、EtOAcで抽出する(3x)。有機抽出物を合わせたものを水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。粗製残渣をFC(シリカゲル、Hept/EtOAc)により精製して、3.767gのエチル 5-エチルオキサゾール-4-カルボキシレートを薄黄色のオイルとして得る。LC-MS(酸性):t=0.72、[M+H]=170.08。H NMR(500MHz、CDCl) δ:7.77(s、1H)、4.39(q、J=7.1Hz、2H)、3.09(q、J=7.6Hz、2H)、1.41(t、J=7.1Hz、3H)、1.29(t、J=7.6Hz、3H)。エチル 5-エチルオキサゾール-4-カルボキシレート(1.960g、11.6mmol)をMeOH(33.6ml)中に溶解したものに、6N HCl(5.8ml)を添加し、反応混合物を、反応が完了するまで50℃にて撹拌する。MeOHを減圧下で除く。残渣に水(11.6ml)を添加し、酸性溶液をEtO(11.6ml)で洗浄する。水層を活性炭で処理し、次いで減圧下で濃縮する。残渣をMeOH中に再溶解し、混合物を減圧下で濃縮し、このプロセスを5回繰り返して、2.500gのエチル 2-アミノ-3-オキソペンタノエート塩酸塩を薄黄色の固体として得る。LC-MS(酸性):t=0.32、[M+H]=160.12。
工程2: エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソペンタノエートの製造
エチル 2-アミノ-3-オキソペンタノエート塩酸塩を出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程2の製造について記載した手順に従って、2.71gのエチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソペンタノエートを得る。LC-MS(酸性):t=0.77;[M+H]=317.13。
工程3: エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-エチルチアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソペンタノエートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程3の製造について記載した手順に従って、2.60gのエチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-エチルチアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.90;[M+H]=315.11。
工程4: エチル 5-エチル-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-エチルチアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程4の製造について記載した手順に従って、2.060gのエチル 5-エチル-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.64;[M+H]=243.04。
工程5: エチル 2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
エチル 5-エチル-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程5の製造について記載した手順に従って、1.140gのエチル 2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.57;[M+H]=225.01。
工程6: 2-エチル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
工程6.1:エステル加水分解:工程5の生成物、エチル 2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(1.114g;5.08mmol)をTHF(11.1ml)及び水(5.5ml)中に溶解する。LiOH一水和物(259mg;6.10mmol)を添加し、混合物をRTにて1時間撹拌する。混合物を減圧下で蒸発乾固する。
工程6.2:工程6.1の残渣をDMF(16.5ml)中に溶解する。DIPEA(2.61ml;15.20mmol)、HATU(2.319g;6.10mmol)及びN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(607mg;6.10mmol)を添加し、混合物をRTにて3h撹拌する。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を分取用HPLC(塩基性条件)により精製して、969mgの2-エチル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):tR=0.48;[M+H]=240.08。
工程7: 2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
工程6.2の生成物、2-エチル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミド(407mg;1.70mmol)をTHF(10ml)中に溶解した氷冷溶液に、DIBALHの溶液(トルエン中1M、1.7ml、1.70mmol)を添加する。反応混合物を0℃にて1h撹拌し、DIBALH(トルエン中1M、0.85ml、0.85mmol)でさらに処理し、0℃にて1hさらに撹拌する。飽和NHCl水溶液を添加し、生成物をEtOAcで抽出する(3x)。有機抽出物を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、300mgの2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを黄色の固体として得る。LC-MS(酸性):t=0.41;[M+H]=181.19。
工程8: rac-シクロヘキシル-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例96)の製造
工程7の生成物、2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、30mgのrac-シクロヘキシル-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.640;[M+H]=265.2。
実施例96a: (S)-シクロヘキシル-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak IC 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;273nM;溶出液:65%CO及び35%EtOH;流速:160ml/min、BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1500μl。24mgのラセミ体を上記の方法により分離して、9.1mgの(R)-シクロヘキシル-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール及び8.5mgの(S)-シクロヘキシル-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.640;[M+H]=265.2。
実施例100: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
実施例100を実施例96の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.728;[M+H]=279.2。
実施例100a: (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralCel OD-H、30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;211nM;溶出液:80%CO及び20%(EtOH、0.1%DEA);流速:160ml/min、BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:2000μl。30mgのラセミ体を上記の方法により分離して、11mgの(S)-2-シクロヘキシル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.727;[M+H]=279.2。
実施例100b: (R)-2-シクロヘキシル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
上記の方法(実施例100a)に従って、13mgの(R)-2-シクロヘキシル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.728;[M+H]=279.2。
実施例172、175-176、178-180を、実施例96の製造についての記載と同様に製造する:
実施例172: rac-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロペンチル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.631;[M+H]=265.2。
実施例175: rac-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロヘキシル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.697;[M+H]=279.2。
実施例176: rac-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール
LC-MS(QC):t=0.529;[M+H]=259.1。
実施例178: rac-2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.851;[M+H]=307.3。
実施例179: rac-2-シクロペンチル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=0.655;[M+H]=265.2。
実施例180: rac-(3,3-ジメチル-シクロブチル)-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.654;[M+H]=265.2。
実施例107: 1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-フェニル-シクロペンチル)-エタノール
実施例107を実施例5の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.770;[M+H]=327.2。
実施例109: rac-(3,3-ジメチル-シクロブチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例109を実施例5の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.578;[M+H]=251.2。
実施例113: rac-シクロペンチル-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例113を実施例5の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.493;[M+H]=237.1。
実施例140: rac-(1-メチル-シクロペンチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例140を実施例5の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.557;[M+H]=251.1。
実施例140a: (S)-(1-メチル-シクロペンチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralCel OD-H 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;273nM;溶出液:75%CO及び25%EtOH;流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:3000μl。
19mgのラセミ体を上記の方法により分離して、8mgの(S)-(1-メチル-シクロペンチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール及び7mgのそのエナンチオマーを得る。LC-MS(QC):t=0.558;[M+H]=251.2。
実施例141: (3,3-ジメチル-シクロペンチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例141を実施例5の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.636;[M+H]=265.0。
実施例158: rac-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-3-フェニル-プロパ-2-イン-1-オール
フェニルアセチレン(62.5mg;0.6mmol)をTHF(1ml)中に溶解したものに、-78℃にて、n-BuLi(ヘキサン中2M;0.25ml;0.5mmol)を添加する。反応混合物をこの温度にて45min撹拌する。次いで、実施例5/工程7の生成物、2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド(83.1mg;0.5mmol)をTHF(3ml)中に懸濁したものを添加し、混合物を徐々にRT付近まで温め、反応が完了するまで撹拌する。飽和NH4Cl水溶液、次いで水を添加し、混合物をEtOAcで抽出する(3x)。有機抽出物を合わせたものを乾燥し(MgSO)、ろ過し、減圧下で濃縮する。PrepHPLCで精製して、62mgのrac-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-3-フェニル-プロパ-2-イン-1-オールを得る。LC-MS(QC):t=0.570;[M+H]=269.1。
実施例162: rac-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール
実施例162を実施例5の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.450;[M+H]=245.1。
実施例167及び168: rac-(S)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((1S,2S)-2-フェニル-シクロプロピル)-メタノール及びrac-(R)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((1S,2S)-2-フェニル-シクロプロピル)-メタノール
工程1: (4-ブロモ-5-メチルチアゾール-2-イル)メタノールの製造
4-ブロモ-5-メチルチアゾール-2-カルバルデヒド(7.74g;36.1mmol)をEtOH(100ml)中に溶解したものに、NaBH(1.00g;26.4mmol)を添加し、得られた混合物をRTにて1h撹拌する。水を添加し、得られた水相をDCMで2回抽出する。有機層を合わせたものを飽和NaHCO水溶液及び塩水で洗浄し、次いでMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、(4-ブロモ-5-メチルチアゾール-2-イル)メタノール(7.06g)を黄色のオイルとして得、それを精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.60;[M+H]=207.92。
工程2: 4-ブロモ-2-(クロロメチル)-5-メチルチアゾールの製造
(4-ブロモ-5-メチルチアゾール-2-イル)メタノール(7.06g;26.8mmol)をDCM(100ml)中に溶解したものに、塩化チオニル(6.38g;53.6mmol)を添加し、得られた混合物をRTにて1h撹拌する。混合物を飽和NaHCO水溶液上に注ぎ、水相をDCMで3回抽出する。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、次いでMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、6850mgの4-ブロモ-2-(クロロメチル)-5-メチルチアゾールを茶色のオイルとして得、それをさらに精製することなく、次の工程で使用する。LC-MS(酸性):t=0.85;[M+H]=225.87。
工程3: N-((4-ブロモ-5-メチルチアゾール-2-イル)メチル)ホルムアミドの製造
4-ブロモ-2-(クロロメチル)-5-メチルチアゾール(6850mg;25.1mmol)をDMF(100ml)中に溶解したものに、ジホルミルアミドナトリウム(2.62g;27.6mmol)を添加する。得られた茶色の溶液をRTにて3h撹拌する。混合物を飽和NaHCO水溶液上に注ぎ、RTにて0.5h撹拌した後、酢酸エチルで2回抽出する。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、次いでMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、6.05gのN-((4-ブロモ-5-メチルチアゾール-2-イル)メチル)ホルムアミドを茶色の固体として得、それを精製することなく次の工程で使用する。LC-MS(酸性):tR=0.59;[M+H]=234.81。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ8.87(s、1H)、8.17(s、1H)、4.51(d、J=6.2Hz、2H)、2.51(s、3H)。
工程4: 3-ブロモ-2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾールの製造
N-((4-ブロモ-5-メチルチアゾール-2-イル)メチル)ホルムアミド(6.05g;22.1mmol)をトルエン(120ml)中に溶解したものに、POCl(3.73g;11.3mmol)を添加し、得られた混合物を70℃にて3h撹拌する。冷却後、混合物をゆっくりと飽和NaHCO水溶液上に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出する。有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。粗製残渣をEt2O中で粉砕して、3.68gの3-ブロモ-2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾールを明茶色の固体として得る。LC-MS(酸性):t=0.44;[M+H]=216.92。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ 9.54(s、1H)、7.76(d、J=0.9Hz、1H)、2.41(s、3H)。
工程5: rac-(S)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((1S,2S)-2-フェニル-シクロプロピル)-メタノール及びrac-(R)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((1S,2S)-2-フェニル-シクロプロピル)-メタノール(実施例167及び168)の製造
3-ブロモ-2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール(50mg;0.23mmol)をTHF(3ml)中に溶解したものに、n-BuLi(ヘキサン中1.6M;0.719ml;1.15mmol)を添加する。30min後、THF(1ml)中の2-フェニルシクロプロパン-1-カルバルデヒド(168mg、1.15mmol)を滴下し、徐々にRTまで温めながら、混合物を1h撹拌する。水を添加し、混合物をCHClで抽出する(2x)。有機抽出物を合わせたものを、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、ろ過し、減圧下で濃縮する。粗製残渣をprepHPLCにより精製して、9.8mg及び1mgの各ジアステレオマーを得る。
実施例167: LC-MS(QC):t=0.574;[M+H]=285.2。
実施例168: LC-MS(QC):t=0.594;[M+H]=285.2。
実施例169: rac-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-フェニル-ピペリジン-4-イル)-メタノール
実施例169を実施例167の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.398;[M+H]=328.0。
実施例174: rac-(1-メチル-シクロヘキシル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例174を実施例5の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.620;[M+H]=265.2。
実施例177: rac-2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
実施例177を実施例5の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.785;[M+H]=293.2。
実施例183: rac-2-シクロペンチル-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
実施例183を実施例5の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.578;[M+H]=251.1。
実施例129: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-プロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
工程1: エチル-2-アミノ-3-オキソヘキサノエート塩酸塩の製造
酪酸無水物を出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程1の製造について記載した手順に従って、3.73gのエチル-2-アミノ-3-オキソヘキサノエート塩酸塩を得る。LC-MS(酸性):t=0.42;[M+H]=174.2。
工程2: エチル-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソヘキサノエートの製造
エチル-2-アミノ-3-オキソヘキサノエート塩酸塩を出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程2の製造について記載した手順に従って、5.63gのエチル-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソヘキサノエートを得る。LC-MS(酸性):t=0.84;[M+H]=331.14。H NMR(500MHz、DMSO) δ:8.50-8.55(m、1H)、7.02-7.14(m、1H)、5.17-5.26(m、1H)、4.12-4.23(m、2H)、3.63(m、2H)、2.58-2.66(m、2H)、1.49(m、2H)、1.38(m、9H)、1.21(t、J=7.1Hz、3H)、0.84(m、3H)。
工程3: エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-プロピルチアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソヘキサノエートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程3の製造について記載した手順に従って、4.59gのエチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-プロピルチアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.95;[M+H]=329.07。H NMR(500MHz、DMSO) δ:4.31-4.39(m、2H)、4.24-4.29(m、2H)、3.12(t、J=7.5Hz、2H)、1.55-1.68(m、2H)、1.37-1.46(m、9H)、1.26-1.31(m、3H)、0.90-0.97(m、3H)。
工程4: エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-プロピルチアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-プロピルチアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程4の製造について記載した手順に従って、3.06gのエチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-プロピルチアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.71;[M+H]=257.09。H NMR(500MHz、DMSO) δ:8.90(t、J=5.7Hz、1H)、8.18(d、J=1.3Hz、1H)、4.52(m、2H)、4.25-4.30(m、2H)、3.07-3.18(m、2H)、1.55-1.67(m、2H)、1.26-1.31(m、3H)、0.85-1.00(m、3H)。
工程5: エチル 2-プロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-プロピルチアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程5の製造について記載した手順に従って、1.29gのエチル 2-プロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.64;[M+H]=239.09。
工程6: N-メトキシ-N-メチル-2-プロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
エチル 2-プロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程6.1及び6.2の製造について記載した手順に従って、654mgのN-メトキシ-N-メチル-2-プロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.54;[M+H]=254.11。
工程7: 2-プロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-N-メチル-2-プロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程7の製造について記載した手順に従って、453mgの2-プロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.46;[M+H]=195.13。H NMR(500MHz、DMSO) δ:10.04(s、1H)、8.59(s、1H)、7.19(s、1H)、3.19(t、J=7.4Hz、2H)、1.74(d、J=7.4Hz、2H)、0.99(t、J=7.3Hz、3H)。
工程8: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-プロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール(実施例129)の製造
工程7の生成物、2-プロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及び(シクロヘキシルメチル)マグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、29mgのrac-2-シクロヘキシル-1-(2-プロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.800;[M+H]=293.2。
実施例130: rac-シクロヘキシル-(2-プロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例130を実施例129の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.721;[M+H]=279.2。
実施例181: rac-シクロヘキシル-[2-(3-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: メチル 5-ブロモ-2-(ブロモメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
メチル 5-ブロモ-2-メチル-1,3-チアゾール-4-カルボキシレート(19.97g;84.6mmol)をトリフルオロトルエン(400ml)中に溶解したものに、rtにて、アルゴン下、NBS(7.529g;42.3mmol)及びAIBN(4.168g;25.4mmol)を添加する。反応混合物を85℃にて3h撹拌する。変換が完了するまで、NBS及びAIBNをさらに添加する。混合物をRTに冷却し、ろ過し、トルエンで洗浄し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル;Hept/EtOAc)による精製により、6.78gのメチル 5-ブロモ-2-(ブロモメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.91;[M+H]=313.87。
工程2: メチル 5-ブロモ-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
工程1の生成物、5-ブロモ-2-(ブロモメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(6.78g;21.5mmol)をDMF(50ml)中に溶解したものに、ジホルミルアミドナトリウム(2.25g;23.7mmol)を添加する。反応混合物をRTにて2h撹拌する。次いで、飽和NaHCO水溶液を反応混合物に添加し、rtにて一晩撹拌する。混合物をEtOAcで抽出し(3x)、有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、5.74gのメチル 5-ブロモ-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.57;[M+H]=278.84。
工程3: メチル 2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
工程2の生成物、メチル 5-ブロモ-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(5.74g;20.6mmol)の溶液に、POCl(1.94ml、20.6mmol)を添加する。反応混合物を60℃にて1h撹拌する。飽和NaHCO水溶液を、pH8になるまで反応混合物に添加する。次いで、混合物をDCMで抽出し(3x)、有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル;Hept/EtOAc)による精製により、1.779gのメチル 2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.51;[M+H]=260.77。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ:8.48(d、J=0.6Hz、1H)、7.14(d、J=0.6Hz、1H)、3.96(s、3H)。
工程4: (2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
工程3の生成物、メチル 2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(1.779g;6.81mmol)をEtOH(80ml)中に溶解したものに、rtにて、アルゴン下、NaBH(1g;26.4mmol)を添加する。反応混合物をRTにて24h撹拌する。反応混合物を減圧下で濃縮し、DCMで希釈し、HO及びsat.aq.NHClで注意深くクエンチする。ガスの発生が止んだら、混合物をDCMで抽出し(3x)、有機抽出物を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、896mgの(2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを得る。LC-MS(酸性):t=0.37;[M+H]=232.85。
工程5: 2-ブロモ-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾールの製造
工程4の生成物、(2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(896mg;3.84mmol)を乾燥DCM(20ml)中に溶解した、冷却した溶液に、tert-ブチル(クロロ)ジメチルシラン(0.798ml;4.61mmol)及びイミダゾール(314mg;4.61mmol)を添加する。反応混合物をRTにて2h撹拌する。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し(3x)、有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル;Hept/EtOAc)による精製により、380mgの2-ブロモ-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾールを得る。LC-MS(酸性):t=0.89;[M+H]=346.87。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ:8.13(s、1H)、7.08(s、1H)、4.88(s、2H)、0.85(s、9H)、0.08(s、6H)。
工程6: 3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-2-(3-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾールの製造
工程5の生成物、2-ブロモ-3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール(150mg;0.432mmol)をジオキサン(5ml)中に溶解したものに、aq.1.6M NaCO(3ml)、3-フルオロベンゼンボロン酸(125mg;0.864mmol)及びPd(PPh(18mg;3.5mol%)を添加する。反応混合物を90℃にて2h撹拌する。混合物を水中に注ぎ、DCMで抽出する(2x)。有機抽出物を合わせたものを乾燥し(MgSO)、ろ過し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル;Hept/EtOAc)による精製により、146mgの3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-2-(3-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾールを得る。LC-MS(酸性):t=0.95;[M+H]=362.97。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ:8.21(s、1H)、7.60(m、1H)、7.35-7.43(m、3H)、7.15(s、1H)、4.90(s、2H)、0.81(s、9H)、-0.02(s、6H)。
工程7: (2-(3-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
工程5の生成物、3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-2-(3-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール(146mg;0.403mmol)をTHF(2ml)中に溶解したものに、TBAF(THF中1M、0.604ml、0.604mmol)を添加する。反応混合物をRTにて20min撹拌する。混合物を飽和NaHCO水溶液中に注ぎ、DCMで抽出する(3x)。有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、ろ過し、減圧下で濃縮して、91mgの(2-(3-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを得る。LC-MS(酸性):t=0.57;[M+H]=248.97。
工程8: 2-(3-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
工程7の生成物、(2-(3-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(45mg;0.181mmol)をDCM(3ml)中に溶解した氷冷溶液に、Dess-Martinペルヨージナン(119mg;0.281mmol)を添加する。反応混合物をRTにて2時間撹拌する。飽和NaHCO水溶液(5ml)、次いでsat.aq.Na(5ml)を添加し、混合物を20min撹拌する。次いで、混合物をDCMで抽出する(2x)。有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、2-(3-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.60;[M+H]=246.96。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ:9.73(s、1H)、8.70(s、1H)、7.76-7.79(m、1H)、7.64-7.69(m、2H)、7.48-7.53(m、1H)、7.28(s、1H)。
工程9: rac-シクロヘキシル-[2-(3-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール(実施例181)の製造
工程8の生成物、2-(3-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、11mgのrac-シクロヘキシル-[2-(3-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.869;[M+H]=331.2。
実施例128: rac-シクロヘキシル-[2-(4-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: 2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボン酸の製造
実施例181/工程3の生成物、メチル 2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(4.09g;15.5mmol)をTHF(40ml)中に溶解したものに、1M LiOH(18.6ml、18.6mmol)を添加する。懸濁液をRTにて2時間撹拌する。混合物を、HClの1M水溶液でpH4になるまで酸性化し、蒸発させ、高真空下で乾燥して、4.9gの2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボン酸を得る。LC-MS(酸性):t=0.34;[M+H]=246.80。
工程2: 2-ブロモ-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
工程1の生成物、2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボン酸(4.9g、16.9mmol)をCHCl(50ml)及びDMF(10ml)中に溶解したものに、RTにて、HATU(7.724g、20.3mmol)、DIPEA(3.48ml、20.3mmol)及びN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(1.734g、17.8mmol)を添加する。混合物をRTにて2時間撹拌する。混合物を飽和NaHCO水溶液中に注ぎ、CHClで抽出する(3x)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル;Hept/EtOAc)による精製により、5.25gの2-ブロモ-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.48;[M+H]=291.81。
工程3: N-メトキシ-N-メチル-2-(5-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
工程2の生成物、2-ブロモ-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミド(225mg、0.582mmol)を1.6M NaCO(2.5ml)及びジオキサン(7.5ml)中に溶解した、脱気した溶液に、アルゴン下、(5-メチルチオフェン-3-イル)ボロン酸(165mg、1.16mol)及びPd(Ph(23.5mg、0.02mmol)を添加する。混合物を90℃にて1時間撹拌し、次いでRTに冷却し、HO中に注ぎ、CHClで抽出する(2x)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル;Hept/EtOAc)による精製により、93mgのN-メトキシ-N-メチル-2-(5-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.64;[M+H]=307.87。
工程4: 2-(4-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
工程3の生成物、N-メトキシ-N-メチル-2-(5-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミド(90mg、0.278mmol)をTHF(4ml)中に溶解したものに、0℃にて、トルエン中の1M 水素化ジイソブチルアルミニウム溶液(0.556ml、0.556mmol)を滴下する。混合物をRTまで温まるようにし、1時間撹拌する。混合物を飽和NHCl水溶液でクエンチし、CHClで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、41mgの2-(4-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.62;[M+H]=248.93。
工程5: rac-シクロヘキシル-[2-(4-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール(実施例128)の製造
工程4の生成物、2-(4-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、2mgのrac-シクロヘキシル-[2-(4-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.854;[M+H]=333.2。
実施例68: rac-シクロヘキシル-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: N-メトキシ-N-メチル-2-ビニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
ビニルボロン酸無水物ピリジン錯体を出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程3の製造について記載した手順に従って、675mgのN-メトキシ-N-メチル-2-ビニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.49;[M+H]=238.30。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.12(s、1H)、7.09(s、1H)、6.84(dd、J=10.9Hz、J=17.1Hz、1H)、5.63(d、J=17.2Hz、1H)、5.53(d、J=10.9Hz、1H)、3.60(s、3H)、3.37(s、3H)。
工程2: 2-ビニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-N-メチル-2-ビニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程4の製造について記載した手順に従って、126mgの2-ビニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.41;[M+H]=179.05。
工程3: rac-シクロヘキシル-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例68)の製造
工程2の生成物、2-ビニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、2mgのrac-シクロヘキシル-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.687;[M+H]=263.2。
実施例68a: (S)-シクロヘキシル-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak IC 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;255nM;溶出液:60%CO及び40%(EtOH、0.1%DEA);流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1800μl。
16.2mgのラセミ体を上記の方法により分離して、3.8mgの(R)-シクロヘキシル-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール及び4.1mgの(S)-シクロヘキシル-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.688;[M+H]=263.2。
実施例97: 2-シクロヘキシル-1-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
実施例97を実施例68の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.788;[M+H]=277.0。
実施例92: rac-シクロヘキシル-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: N-メトキシ-N-メチル-2-フェニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
フェニルボロン酸を出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程3の製造について記載した手順に従って、222mgのN-メトキシ-N-メチル-2-フェニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.62;[M+H]=288.03。
工程2: 2-フェニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-N-メチル-2-フェニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程4の製造について記載した手順に従って、158mgの2-フェニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.58;[M+H]=229.00。H NMR(400MHz、DMSO) δ:9.72(s、1H)、8.69(s、1H)、7.80-7.82(m、2H)、7.63(m、3H)、7.27(s、1H)。
工程3: rac-シクロヘキシル-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例92)の製造
工程2の生成物、2-フェニルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、12mgのrac-シクロヘキシル-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.822;[M+H]=313.2。
実施例93: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
実施例93を実施例92の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.900;[M+H]=327.2。
実施例92a: (S)-シクロヘキシル-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
キラル固定相上でのエナンチオマーの分離:
方法:カラム:ChiralPak IC 30x250mm、5μM;検出器の設定:UV-Vis-1;235nM;溶出液:60%CO及び40%EtOH;流速:160.00ml/min;BPR:100bar;温度:40℃。注入体積:1500μl。
8.3mgのラセミ体を上記の方法により分離して、3.4mgの(R)-シクロヘキシル-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール及び3.8mgの(S)-シクロヘキシル-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.821;[M+H]=313.3。
実施例98: rac-シクロヘキシル-(2-イソブチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: エチル 2-アミノ-5-メチル-3-オキソヘキサノエート塩酸塩の製造
イソ吉草酸無水物を出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程1の製造について記載した手順に従って、2.08gのエチル 2-アミノ-5-メチル-3-オキソヘキサノエート塩酸塩を得る。LC-MS(酸性):t=0.50;[M+H]=188.22。
工程2: エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-5-メチル-3-オキソヘキサノエートの製造
エチル 2-アミノ-5-メチル-3-オキソヘキサノエート塩酸塩を出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程2の製造について記載した手順に従って、910mgのエチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-5-メチル-3-オキソヘキサノエートを得る。LC-MS(酸性):t=0.90;[M+H]=345.13。
工程3: エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-イソブチルチアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-5-メチル-3-オキソヘキサノエートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程3の製造について記載した手順に従って、797mgのエチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-イソブチルチアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.99;[M+H]=343.11。
工程4: エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-イソブチルチアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-イソブチルチアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程4の製造について記載した手順に従って、768mgのエチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-イソブチルチアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.79;[M+H]=270.10。
工程5: エチル 2-イソブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-イソブチルチアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程5の製造について記載した手順に従って、447mgのエチル 2-イソブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.71;[M+H]=253.09。
工程6: 2-イソブチル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
エチル 2-イソブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程6.1及び6.2の製造について記載した手順に従って、201mgの2-イソブチル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.62;[M+H]=268.11。H NMR(500MHz、CDCl) δ:8.77(s、1H)、7.54(s、1H)、3.65(s、3H)、3.50(s、3H)、2.87(d、J=7.4Hz、2H)、1.90-2.13(m、1H)、1.06(d、J=6.6Hz、6H)。
工程7: 2-イソブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
2-イソブチル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程7の製造について記載した手順に従って、156mgの2-イソブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.54;[M+H]=209.01。H NMR(500MHz、CDCl) δ:9.96(s、1H)、8.76(s、1H)、7.17(s、1H)、2.99(d、J=7.2Hz、2H)、1.91-2.13(m、1H)、1.09(d、J=6.6Hz、6H)。
工程8: rac-シクロヘキシル-(2-イソブチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例98)の製造
工程7の生成物、2-イソブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、36mgのrac-シクロヘキシル-(2-イソブチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.786;[M+H]=293.2。
実施例99: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-イソブチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
実施例99を実施例98の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.864;[M+H]=307.1。
実施例157: rac-シクロヘキシル-(2-メトキシメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: メチル 2-ジアゾ-4-メトキシ-3-オキソブタノエートの製造
4-メトキシアセト酢酸メチル(0.709ml、5.31mmol)を乾燥トルエン(10ml)中に溶解した後、トリエチルアミン(0.795ml、5.71mmol)を添加する。アルゴン雰囲気下、p-トルエンスルフォニルアジドのトルエン(7.5ml)中の11-15%溶液を、0℃にて混合物に滴下する。混合物をRTにて24h撹拌する。ヘプタン/CHCl 9:1を混合物に添加し、塩を沈殿させる。次いで、それをろ過し、ヘプタンで洗浄する。ろ液を減圧下で濃縮する。粗製物をFC(シリカゲル、Hept/EtOAc)により精製して、607mgのメチル 2-ジアゾ-4-メトキシ-3-オキソブタノエートを無色のオイルとして得る。LC-MS(酸性):t=0.51、[M+H]=172.95。H NMR(400MHz、CDCl) δ:4.55(s、2H)、3.86(s、3H)、3.49(s、3H)。
工程2: メチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4-メトキシ-3-オキソブタノエートの製造
工程1の生成物、メチル 2-ジアゾ-4-メトキシ-3-オキソブタノエート(600mg、3.49mmol)及びBoc-Gly-NH(664mg、3.66mmol)をCHCl(11.5ml)中に溶解したものに、ジロジウム四酢酸(16.6mg、0.035mmol)を添加する。次いで、混合物を、アルゴン雰囲気下で40℃にて24h撹拌する。混合物を水で希釈し、CHClで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。粗製物をFC(シリカゲル、Hept/EtOAc)により精製して、376mgのメチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4-メトキシ-3-オキソブタノエートを紫色の粘着性のガムとして得る。
工程3: メチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(メトキシメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
工程2の生成物、メチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4-メトキシ-3-オキソブタノエート(376mg、1.18mmol)をTHF(5ml)中に溶解したものに、アルゴン雰囲気下でローソン試薬(564mg、1.5mmol)を添加する。混合物を、反応が完了するまで50℃にて撹拌する。混合物を減圧下で濃縮し、粗製残渣をギ酸エチル(15ml)中に溶解し、24h還流する。次いで、混合物を減圧下で濃縮する。粗製残渣を水及びNaHCOの飽和水溶液で希釈する。次いで、それをCHClで抽出する(3x)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。粗製残渣をFC(シリカゲル、Hept/EtOAc)により精製して、142mgのメチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(メトキシメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを黄色の粉末として得る。LC-MS(酸性):t=0.53、[M+H]=244.97。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.86-8.97(m、1H)、8.18(d、J=1.0Hz、1H)、4.91(m、2H)、4.54(d、J=6.2Hz、2H)、3.82(s、3H)、3.40(m、3H)。
工程4: メチル 2-(メトキシメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
工程3の生成物、メチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(メトキシメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(142mg、0.581mmol)をCHCl(5ml)中に溶解したものを、-20℃に冷却した後、POCl(0.109ml、1.16mmol)を添加する。次いで混合物を6h還流する。混合物を水及びNaHCOの飽和水溶液で希釈する。二層を分離し、水相をCHClで抽出する(2x)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、162mgのメチル 2-(メトキシメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを茶色の粉末として得る。LC-MS(酸性):t=0.49、[M+H]=226.97。
工程5: N-メトキシ-2-(メトキシメチル)-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
工程4の生成物、メチル 2-(メトキシメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(162mg、0.716mmol)をTHF(10ml)中に溶解したものに、NaOHの1M水溶液(1ml)を添加する。混合物をRTにて1h撹拌する。混合物を減圧下で濃縮する。残渣をTHF(10ml)中に溶解した後、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(93.1mg、0.931mmol)、HATU(354mg、0.931mmol)及びDIPEA(0.49ml、2.6mmol)をRTにて添加する。混合物をRTにて一晩撹拌する。混合物を水及び飽和NaHCO水溶液で希釈する。次いで、それをCHClで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。粗製物をFC(シリカゲル、CHCl/MeOH)により精製して、72mgのN-メトキシ-2-(メトキシメチル)-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを黄色の粘着性のガムとして得る。LC-MS(酸性):t=0.47、[M+H]=255.94。
工程6: シクロヘキシル(2-(メトキシメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノンの製造
工程5の生成物、N-メトキシ-2-(メトキシメチル)-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミド(72mg、0.282mmol)をTHF(5ml)中に溶解したものに、RTにて、アルゴン雰囲気下で、シクロヘキシルマグネシウムブロミド(1.1ml、0.55mmol)を滴下する。混合物をRTにて24h撹拌する。次いで、混合物を飽和NHCl水溶液でクエンチし、CHClで抽出する(3x)。有機層を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、68mgのシクロヘキシル(2-(メトキシメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノンを黄色の粘着性のガムとして得る。
工程7: rac-シクロヘキシル-(2-メトキシメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例157)の製造
工程6の生成物、シクロヘキシル(2-(メトキシメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノン(68mg、0.244mmol)を乾燥EtOH(4ml)中に溶解したものに、RTにて、アルゴン雰囲気下で、NaBH(18.5mg、0.489mmol)を添加する。混合物をRTにて3h撹拌する。混合物を水の添加により注意深くクエンチする。ガスの発生が終わったら、それを減圧下で濃縮し、残渣を分取用HPLC(塩基性条件)により精製して、8.5mgのrac-シクロヘキシル-(2-メトキシメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):tR=0.594;[M+H]=281.4。
実施例170: rac-シクロヘキシル-[2-(1-メチル-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: エチル 2-ジアゾ-3-(1-メチルシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートの製造
反応容器内で、1-メチルシクロプロパン-1-カルボン酸(1890mg;17.9mmol)及び1,1’-カルボニルジイミダゾール(3938mg;24.3mmol)を無水THF(30ml)中に溶解したものを、RTにて4時間撹拌する(溶液A)。第2反応容器内で、マロン酸エチルカリウム(8093mg;46.6mmol)、無水塩化マグネシウム(5241mg;53.9mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(219mg;1.79mmol)を、THF(60ml)とアセトニトリル(30ml)の混合物中に溶解したものを、RTにて6時間撹拌する(溶液B)。2つの溶液を0℃に冷却し、溶液AをEtN(10ml;71.7mmol)と共に溶液Bに添加する。次いで、反応混合物をRTにて18時間撹拌する。反応完了後、溶媒を減圧下で除き、残渣を水中に懸濁し、DCMで抽出する(3x)。有機抽出物を合わせたものを硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、エチル 3-(1-メチルシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートを黄色のオイルとして得、それを精製することなく使用する。LC-MS(酸性):t=0.71;[M+H]=171.05。
エチル 3-(1-メチルシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートをアセトニトリル(100ml)中に再溶解し、4-アセタミドベンゼンスルフォニルアジド(5544mg;2.4mmol)及びEtN(3.12ml;22.4mmol)で順番に処理する。反応混合物をRTにて18時間撹拌する。ヘプタン/DCM(95:5)の混合物を添加して塩を沈殿させ、混合物をろ過する。フィルターケークをヘプタンで洗浄し、ろ液を減圧下で濃縮する。ヘプタン/DCM(95:5)の混合物を再び添加し、混合物をろ過する。フィルターケークをヘプタンで洗浄し、ろ液を減圧下で濃縮する。粗製オイルをFC(シリカゲル;ヘプタン/EtOAc)により精製して、エチル 2-ジアゾ-3-(1-メチルシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートを黄色のオイルとして得る。LC-MS(酸性):t=0.80;[M+H] 197.07。
工程2: rac-エチル-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(1-メチルシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートの製造
エチル 2-ジアゾ-3-(1-メチルシクロプロピル)-3-オキソプロパノエート(2560mg;13.0mmol)をDCM(50ml)中に溶解し、tert-ブチル (2-アミノ-2-オキソエチル)カーバメート(2486mg;13.7mmol)、次いでジロジウム四酢酸(62mg、0.13mmol)を添加する。反応混合物を45℃にて3日間撹拌する。水を添加し、層を分離し、水層をDCMで抽出する(2x)。有機抽出物を合わせたものを硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル;ヘプタン/EtOAc)による精製により、3654mgのrac-エチル-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(1-メチルシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートをピンク色の固体として得る。LC-MS(酸性):t=0.84;[M+H]=342.99。
工程3: エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(1-メチルシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
工程2の生成物、rac-エチル-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(1-メチルシクロプロピル)-3-オキソプロパノエート(3654mg;10.7mmol)及びローソン試薬(5000mg;12.0mmol)をTHF(50ml)中に懸濁し、24時間加熱還流する。THFを減圧下で蒸発させ、残渣をFC(シリカゲル;EtOAc/ヘプタン)により精製して、4601mgのエチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(1-メチルシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):tR=0.96;[M+H]=340.98。
工程4: エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(1-メチルシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
工程4.1:Boc開裂:工程3の生成物、エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(1-メチルシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレート(4601mg;13.5mmol)をジオキサン(50ml)中に溶解し、次いでジオキサン中の4N HCl(10ml;40.0mmol)を注意深く添加する。混合物をRTにて15時間撹拌する。反応混合物を減圧下で蒸発乾固する。
工程4.2:工程4.1の残渣をギ酸エチル(30ml)中に溶解し、EtN(4.48ml;32.2mmol)を添加する。混合物を還流下で4時間撹拌する。飽和NaHCO水溶液を添加し、混合物をDCMで抽出する(2x)。有機抽出物を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、3691mgのエチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(1-メチルシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートを得、それをさらに精製することなく工程5で使用する。LC-MS(酸性):t=0.73;[M+H]=269.00。
工程5: エチル 2-(1-メチルシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
工程4.2の生成物、エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(1-メチルシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレート(3691mg;13.8mmol)をDCM(100ml)中に溶解し、-20℃に冷却し、次いでオキシ塩化リン(2.6ml;27.6mmol)を添加する。反応混合物をRTにて48h撹拌する。オキシ塩化リン(1ml;10.6mmol)をさらに添加し、混合物を還流下で6時間撹拌する。水、次いでsat.aq.NaHCOを添加する。層を分離し、水層をDCMで抽出する(2x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、3066mgのエチル 2-(1-メチルシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートをベージュ色のフォームとして得る。LC-MS(酸性):t=0.67;[M+H]=251.01。
工程6: (2-(1-メチルシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
工程5の生成物、エチル 2-(1-メチルシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(3062mg;12.2mmol)をEtOH(150ml)中に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(1000mg;26.4mmol)を添加する。反応混合物をRTにて4時間撹拌する。混合物を減圧下で濃縮する。残渣をDCM中に再溶解し、水、次いでsat.aq.NHClを注意深く添加する。層を分離し、水層をDCMで抽出する(2x)。有機抽出物を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、2059mgの(2-(1-メチルシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを得る。LC-MS(塩基性):tR=0.69;[M+H]=209.15。
工程7: 2-(1-メチルシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
工程6の生成物、(2-(1-メチルシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(2059mg;9.89mmol)をDCM(150ml)中に溶解した氷冷溶液に、Dess-Martinペルヨージナン(4612mg;10.9mmol)を添加する。反応混合物をRTにて18時間撹拌する。飽和NaHCO水溶液を添加し、混合物を30min撹拌する。次いで、白色の沈殿をろ過し、ろ液をDCMで抽出する(3x)。有機抽出物を合わせたものを塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。FC(シリカゲル;Hept/EtOAc)による精製により、2-(1-メチルシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.50;[M+H]=207.35。H NMR(500MHz、d-DMSO) δ:10.16(s、1H)、8.54(s、1H)、7.17(s、1H)、1.55(s、3H)、1.16-1.18(m、2H)、1.04(m、2H)。
工程8: rac-シクロヘキシル-[2-(1-メチル-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール(実施例170)の製造
工程7の生成物、2-(1-メチルシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、6mgのrac-シクロヘキシル-[2-(1-メチル-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.748;[M+H]=291.1。
実施例185: [2-((S)-sec-ブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-シクロヘキシル-メタノール
工程1: エチル (4S)-2-アミノ-4-メチル-3-オキソヘキサノエート塩酸塩の製造
(S)-(+)-2-メチル酪酸無水物を出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程1の製造について記載した手順に従って、391mgのエチル エチル (4S)-2-アミノ-4-メチル-3-オキソヘキサノエート塩酸塩を得る。LC-MS(酸性):t=0.50;[M+H]=188.24。
工程2: エチル (4S)-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4-メチル-3-オキソヘキサノエートの製造
エチル (4S)-2-アミノ-4-メチル-3-オキソヘキサノエート塩酸塩を出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程2の製造について記載した手順に従って、641mgのエチル (4S)-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4-メチル-3-オキソヘキサノエートを得る。LC-MS(酸性):t=0.89;[M+H]=345.28。
工程3: エチル (S)-2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(sec-ブチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル (4S)-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4-メチル-3-オキソヘキサノエートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程3の製造について記載した手順に従って、141mgのエチル (S)-2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(sec-ブチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.99;[M+H]=343.27。
工程4: エチル (S)-5-(sec-ブチル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル (S)-2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(sec-ブチル)チアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程4の製造について記載した手順に従って、110mgのエチル (S)-5-(sec-ブチル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.78;[M+H]=271.17。
工程5: エチル (S)-2-(sec-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
エチル (S)-5-(sec-ブチル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程5の製造について記載した手順に従って、108mgのエチル (S)-2-(sec-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.70;[M+H]=253.13。
工程6: (S)-2-(sec-ブチル)-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
エチル (S)-2-(sec-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程6.1及び6.2の製造について記載した手順に従って、100mgの(S)-2-(sec-ブチル)-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(塩基性):t=0.80;[M+H]=268.21。
工程7: (S)-2-(sec-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
(S)-2-(sec-ブチル)-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程7の製造について記載した手順に従って、55mgの(S)-2-(sec-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(塩基性):t=0.78;[M+H]=208.94。
工程8: [2-((S)-sec-ブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-シクロヘキシル-メタノール(実施例185)の製造
工程7の生成物、(S)-2-(sec-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムクロリドを出発物質としてを使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、7mgの[2-((S)-sec-ブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-シクロヘキシル-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.776;[M+H]=293.2。
実施例186: シクロヘキシル-[2-(cis-2-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: rac-エチル 2-ジアゾ-3-((1R,2R)-2-フルオロ-シクロプロピル)-3-オキソ-プロパノエートの製造
rac-エチル 3-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエート(2000mg;10.9mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程1の製造について記載した手順に従って、2400mgのrac-エチル-2-ジアゾ-3-((1R,2R)-2-フルオロ-シクロプロピル)-3-オキソ-プロパノエートを黄色のオイルとして得、さらに精製することなく使用した。LC-MS(酸性):t=0.75;[M+H]=201.01。
工程2: cis-エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(2-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートの製造
rac-エチル 2-ジアゾ-3-((1R,2R)-2-フルオロ-シクロプロピル)-3-オキソ-プロピオン酸(2400mg;12mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程2の製造について記載した手順に従う。この場合、反応混合物を45℃にて2日間撹拌し、4075mgのcis-エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(2-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートを茶色のオイルとして得、さらに精製することなく使用した。LC-MS(酸性):t=0.77;[M+H]=347.04。
工程3: rac-エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
cis-エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(2-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエート(4075mg、11.8mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程3の製造について記載した手順に従って、5326mgのrac-エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートを、FC(シリカゲル、Hept/EtOAc)の後、白色の固体として得る。LC-MS(酸性):tR=0.89;[M+H]=344.99。
工程4: rac-エチル 5-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
rac-エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレート(5326mg)を出発物質として使用し、実施例170/工程4の製造について記載した手順に従って、1965mgのrac-エチル 5-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを、FC(シリカゲル、Hept/EtOAc)の後、白色の固体として得る。LC-MS(酸性):t=0.64;[M+H]=272.99。
工程5: rac-エチル 2-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
rac-エチル 5-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(1965mg)を出発物質として使用し、実施例170/工程5の製造について記載した手順に従って、1810mgのrac-エチル 2-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートをオレンジ色の粉末として得る。LC-MS(酸性):t=0.58;[M+H]=255.28。
工程6: rac-(2-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
rac-エチル 2-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(1810mg、7.12mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程6の製造について記載した手順に従って、940mgのrac-(2-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを白色の粉末として得、精製することなく次の工程で使用した。LC-MS(塩基性):tR=0.42;[M+H]=213.00。
工程7: rac-2-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
rac-(2-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(940mg)を出発物質として使用し、実施例170/工程7の製造について記載した手順に従って、1655mgのrac-2-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを黄色のガムとして得る。LC-MS(酸性):t=0.44;[M+H]=211.01。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ:10.08(s、1H)、8.57(s、1H)、7.17(s、1H)、5.25(m、1H)、2.95-3.02(m、1H)、1.61-1.71(m、1H)、1.48(dtd、J=3.2Hz、J=7.6Hz、J=23.9Hz、1H)。
工程8: シクロヘキシル-[2-(cis-2-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール(実施例186)の製造
工程7の生成物、rac-2-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、4mgのシクロヘキシル-[2-(cis-2-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.620;[M+H]=295.2。
実施例187: シクロヘキシル-[2-(トランス-2-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: rac-エチル 2-ジアゾ-3-((1S,2R)-2-フルオロ-シクロプロピル)-3-オキソ-プロパノエートの製造
rac-エチル-3-((1S,2R)-2-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエート(2000mg;10.9mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程1の製造について記載した手順に従って、2190mgのrac-エチル-2-ジアゾ-3-((1S,2R)-2-フルオロ-シクロプロピル)-3-オキソ-プロパノエートを黄色のオイルとして得、さらに精製することなく使用した。LC-MS(酸性):t=0.81;[M+H]=観察せず。
工程2: トランス-エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(2-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートの製造
rac-エチル 2-ジアゾ-3-((1S,2R)-2-フルオロ-シクロプロピル)-3-オキソ-プロピオン酸(2195mg;11mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程2の製造について記載した手順に従う。この場合、反応混合物を45℃にて2日間撹拌し、3816mgのトランス-エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(2-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートを茶色のオイルとして得、さらに精製することなく使用した。LC-MS(酸性):t=0.81;[M+H]=347.05。
工程3: rac-エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
トランス-エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(2-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエート(3816mg、11mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程3の製造について記載した手順に従って、3956mgのrac-エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートを茶色の粘着性のオイルとして得、精製することなく次の工程で使用した。LC-MS(酸性):tR=0.91;[M+H]=345.07。
工程4: rac-エチル 5-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
rac-エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレート(3956mg)を出発物質として使用し、実施例170/工程4の製造について記載した手順に従って、1210mgのrac-エチル 5-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、Hept/EtOAc)の後、茶色の粘着性のガムとして得る。LC-MS(酸性):t=0.67;[M+H]=273.04。
工程5: rac-エチル 2-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
rac-エチル 5-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(1210mg)を出発物質として使用し、実施例170/工程5の製造について記載した手順に従って、950mgのrac-エチル 2-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを黄色の粉末として得る。LC-MS(酸性):t=0.60;[M+H]=254.98。
工程6: rac-(2-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
rac-エチル 2-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(950mg、3.74mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程6の製造について記載した手順に従って、810mgのrac-(2-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを黄色の粉末として得、精製することなく次の工程で使用した。LC-MS(塩基性):tR=0.42;[M+H]=213.02。
工程7: rac-2-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
rac-(2-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(810mg)を出発物質として使用し、実施例170/工程7の製造について記載した手順に従って、1210mgのrac-2-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを黄色の粉末として得る。LC-MS(酸性):t=0.42;[M+H]=211.02。H NMR(400MHz、d-DMSO) δ:10.13(s、1H)、8.55(s、1H)、7.17(s、1H)、5.11-5.29(m)、3.43-3.44(m、1H)、1.92(m、1H)、1.40(dd、J1=6.8Hz、J2=11.6Hz、1H)。
工程8: シクロヘキシル(2-(トランス-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(実施例187)の製造
工程7の生成物、rac-2-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、20mgのシクロヘキシル-[2-(トランス-2-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.671;[M+H]=295.2。
実施例184: rac-シクロヘキシル-[2-(1-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: エチル 2-ジアゾ-3-(1-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートの製造
1-フルオロシクロプロパン-1-カルボン酸(2014mg;18.8mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程1の製造について記載した手順に従って、3092mgのエチル 3-(1-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートを得、さらに精製することなく使用した。LC-MS(酸性):t=0.71;[M+H]=観察せず。次いで、エチル 2-ジアゾ-3-(1-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートを茶色のオイルとして得、さらに精製することなく使用した。LC-MS(酸性):t=0.75;[M+H]=201.03。
工程2: rac-エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(1-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートの製造
エチル 2-ジアゾ-3-(1-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエート(2124mg;10.6mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程2の製造について記載した手順に従う。この場合、反応混合物を45℃にて5日間撹拌し、3223mgのrac-エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(1-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエートを茶色の固体として得、さらに精製することなく使用した。LC-MS(酸性):t=0.81;[M+H]=347.01。
工程3: rac-エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
rac-エチル-2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(1-フルオロシクロプロピル)-3-オキソプロパノエート(3223mg、9.31mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程3の製造について記載した手順に従って、2727mgのエチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(1-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートを明黄色の粘着性のオイルとして得る。LC-MS(酸性):tR=0.92;[M+H]=344.99。
工程4: エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(1-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(1-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレート(2727mg)を出発物質として使用し、実施例170/工程4の製造について記載した手順に従って、2129mgのエチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(1-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレートを赤味がかったオイルとして得、それをさらに精製することなく使用した。LC-MS(酸性):t=0.66;[M+H]=272.99。
工程5: エチル 2-(1-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
2-(ホルムアミドメチル)-5-(1-フルオロシクロプロピル)チアゾール-4-カルボキシレート(2129mg)を出発物質として使用し、実施例170/工程5の製造について記載した手順に従って、1790mgのエチル 2-(1-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを黄色の粉末として得る。LC-MS(酸性):t=0.63;[M+H]=255.00。
工程6: (2-(1-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
エチル 2-(1-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(1582mg、6.22mmol)を出発物質として使用し、実施例170/工程6の製造について記載した手順に従って、782mgの(2-(1-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを黄色の粉末として得、精製することなく次の工程で使用した。LC-MS(塩基性):tR=0.45;[M+H]=213.04。
工程7: 2-(1-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
(2-(1-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(782mg)を出発物質として使用し、実施例170/工程7の製造について記載した手順に従って、687mgの2-(1-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを黄色の粉末として得る。LC-MS(酸性):t=0.47;[M+H]=211.00。H NMR(500MHz、d-DMSO) δ:10.16(s、1H)、8.64(s、1H)、7.25(s、1H)、1.75(m、2H)、1.46(m、2H)。
rac-シクロヘキシル-[2-(1-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール(実施例184)
工程7の生成物、2-(1-フルオロシクロプロピル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、18mgのrac-シクロヘキシル-[2-(1-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.791;[M+H]=295.2。
実施例94: rac-シクロヘキシル-(2-チオフェン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: N-メトキシ-N-メチル-2-(チオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
3-チオフェンボロン酸を出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程3の製造について記載した手順に従って、137mgのN-メトキシ-N-メチル-2-(チオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.59;[M+H]=294.16。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.18(s、1H)、7.84(d、J=1.6Hz、1H)、7.75(dd、J=2.9Hz、J=5.0Hz、1H)、7.24-7.26(m、1H)、7.13(s、1H)、3.53(s、3H)、3.29(s、3H)。
工程2: 2-(チオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-N-メチル-2-(チオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程4の製造について記載した手順に従って、100mgの2-(チオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.54;[M+H]=234.85。H NMR(400MHz、DMSO) δ:9.87(s、1H)、8.68(s、1H)、8.32-8.32(m、1H)、7.88(dd、J=2.9Hz、J=5.0Hz、1H)、7.58-7.60(m、1H)、7.25(s、1H)。
工程3: rac-シクロヘキシル-(2-チオフェン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例94)の製造
工程2の生成物、2-(チオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、32mgのrac-シクロヘキシル-(2-チオフェン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.792;[M+H]=319.1。
実施例95: rac-2-シクロヘキシル-1-(2-チオフェン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
実施例95を実施例94の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.868;[M+H]=333.2。
実施例153: rac-シクロヘキシル-[2-(5-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: N-メトキシ-N-メチル-2-(5-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
(5-メチルチオフェン-3-イル)ボロン酸を出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程3の製造について記載した手順に従って、93mgのN-メトキシ-N-メチル-2-(5-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.64;[M+H]=307.87。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.16(d、J=0.3Hz、1H)、7.57(d、J=1.5Hz、1H)、7.12(d、J=0.4Hz、1H)、6.95(t、J=1.2Hz、1H)、3.54-3.59(m、3H)、3.30(s、3H)、2.48(d、J=0.9Hz、3H)。
工程2: 2-(5-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-N-メチル-2-(5-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程4の製造について記載した手順に従って、41mgの2-(5-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.62;[M+H]=248.93。H NMR(400MHz、DMSO) δ:9.88(s、1H)、8.66(s、1H)、8.06(d、J=1.5Hz、1H)、7.28(m、1H)、7.23(d、J=0.5Hz、1H)、2.53(d、J=0.9Hz、3H)。
工程3: rac-シクロヘキシル-[2-(5-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール(実施例153)の製造
工程2の生成物、2-(5-メチルチオフェン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、27mgのrac-シクロヘキシル-[2-(5-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.872;[M+H]=333.2。
実施例155: rac-2-シクロヘキシル-1-[2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-エタノール
工程1: メチル 2-ジアゾ-3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-3-オキソプロパノエートの製造
メチル 3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-3-オキソプロパノエート(2.67g、13.9mmol)及び4-アセタミドベンゼンスルフォニルアジド(4.123g、16.6mmol)をCHCN(60ml)中に溶解したものを、アルゴン雰囲気下で撹拌し、氷水のバスで0℃に冷却する。次いで、トリエチルアミンを混合物に滴下し、それを、0℃にて2h、そしてRTにて一晩撹拌する。ヘプタン/CHCl 9:1を混合物に添加して塩を沈殿させる。次いで、それをろ過し、ヘプタンで洗浄する。ろ液を減圧下で濃縮する。粗製物をFC(シリカゲル、Hept/EtOAc)により精製して、2.75gのメチル 2-ジアゾ-3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-3-オキソプロパノエートを黄色のオイルとして得る。H NMR(400MHz、CDCl3) δ:3.87-3.89(m、3H)、3.75-3.85(m、1H)、2.74-2.98(m、4H)。
工程2: メチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-3-オキソプロパノエートの製造
メチル 2-ジアゾ-3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-3-オキソプロパノエートを出発物質として使用することを除いては、実施例157/工程2の製造の手順に従い、4.10gのメチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-3-オキソプロパノエートを得る。LC-MS(酸性):t=0.63;[M+H]=364.93。H NMR(400MHz、DMSO) δ:5.30-5.42(m、1H)、8.64-8.70(m、1H)、7.05-7.15(m、1H)、3.71(s、3H)、3.64(d、J=6.1Hz、2H)、3.40-3.49(m、1H)、2.63-2.85(m、4H)、1.29-1.44(m、9H)。
工程3: メチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(3,3-ジフルオロシクロブチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
メチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-3-オキソプロパノエートを出発物質として使用することを除いては、実施例170/工程3の製造の手順に従い、4.90gのメチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(3,3-ジフルオロシクロブチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.92;[M+H]=362.92。
工程4: メチル 5-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
メチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(3,3-ジフルオロシクロブチル)チアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例170/工程4の製造の手順に従い、2.55gのメチル 5-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.68;[M+H]=290.78。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.88-8.98(m、1H)、8.19(s、1H)、4.54(d、J=6.2Hz、2H)、4.10-4.22(m、1H)、3.82(s、3H)、3.09-3.27(m、2H)、2.62-2.76(m、2H)。
工程5: メチル 2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
メチル 5-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例170/工程5の製造の手順に従い、2.33gのメチル 2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.60;[M+H]=272.99。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.45(s、1H)、7.20(s、1H)、4.12-4.27(m、1H)、3.95(s、3H)、3.06-3.26(m、2H)、2.69-2.89(m、2H)。
工程6: (2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
メチル 2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例170/工程6の製造の手順に従い、879mgの(2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを得る。LC-MS(酸性):t=0.50;[M+H]=244.97。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.13(s、1H)、7.07(s、1H)、5.53(t、J=5.8Hz、1H)、4.63(d、J=5.9Hz、2H)、3.83(quint d、J=2.1Hz、J=8.7Hz、1H)、3.03-3.20(m、2H)、2.63-2.81(m、2H)。
工程7: 2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
(2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを出発物質として使用することを除いては、実施例170/工程7の製造の手順に従い、362mgの2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.50;[M+H]=242.79。H NMR(400MHz、DMSO) δ:4.32-4.50(m、1H)、10.00(s、1H)、8.56(s、1H)、7.23(s、1H)、3.20-3.30(m、2H)、2.83-3.01(m、2H)。
工程8: rac-2-シクロヘキシル-1-[2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-エタノール(実施例155)の製造
工程7の生成物、2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及び(シクロヘキシルメチル)マグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、6mgのrac-2-シクロヘキシル-1-[2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-エタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.838;[M+H]=341.2。
実施例156: rac-シクロヘキシル-[2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
実施例156を実施例155の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.754;[M+H]=327.2。
実施例124: rac-シクロヘキシル-(2-ピリジン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: N-メトキシ-N-メチル-2-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
3-ピリジンボロン酸を出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程3の製造について記載した手順に従って、20mgのN-メトキシ-N-メチル-2-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.48;[M+H]=288.94。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.68-8.71(m、2H)、8.24(s、1H)、7.94(dd、J=0.9Hz、J=7.5Hz、1H)、7.55-7.58(m)、7.19(s、1H)、3.50(s、3H)、3.24(s、3H)。
工程2: 2-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-N-メチル-2-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程4の製造について記載した手順に従って、15mgの2-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.44;[M+H]=229.95。H NMR(400MHz、DMSO) δ:9.70(s、1H)、8.99(m、1H)、8.81(dd、J=1.5Hz、J=4.9Hz、1H)、8.72(s、1H)、8.25(m、1H)、7.60-7.67(m、1H)、7.30(s、1H)。
工程3: rac-シクロヘキシル-(2-ピリジン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例124)の製造
工程2の生成物、2-(ピリジン-3-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、3mgのrac-シクロヘキシル-(2-ピリジン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.615;[M+H]=314.0。
実施例125: rac-シクロヘキシル-[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: N-メトキシ-N-メチル-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
1-メチルピラゾール-4-ボロン酸 ピナコールエステルを出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程3の製造について記載した手順に従って、71mgのN-メトキシ-N-メチル-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.49;[M+H]=291.94。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.12(s、1H)、8.08(s、1H)、7.65(s、1H)、7.09(s、1H)、3.89(s、3H)、3.54(s、3H)、3.32(s、3H)。
工程2: 2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-N-メチル-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程4の製造について記載した手順に従って、45mgの2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.46;[M+H]=232.96。H NMR(400MHz、DMSO) δ:9.93(s、1H)、8.63(s、1H)、8.49(s、1H)、8.05(s、1H)、7.21(d、J=0.4Hz、1H)、3.94(s、3H)。
工程3: rac-シクロヘキシル-[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール(実施例125)の製造
工程2の生成物、2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、39mgのrac-シクロヘキシル-[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.582;[M+H]=317.2。
実施例182: rac-シクロヘキシル-[2-(2-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: 3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-2-(2-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾールの製造
2-フルオロフェニルボランジオールを出発物質として使用することを除いては、実施例181/工程6の製造について記載した手順に従って、17.5mgの3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-2-(2-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾールを得る。LC-MS(酸性):t=0.93;[M+H]=362.98。
工程2: (2-(2-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
3-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-2-(2-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾールを出発物質として使用することを除いては、実施例181/工程7の製造について記載した手順に従って、11.4mgの(2-(2-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを得る。LC-MS(酸性):t=0.56;[M+H]=248.99。
工程3: 2-(2-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
(2-(2-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを出発物質として使用することを除いては、実施例181/工程8の製造について記載した手順に従って、9.1mgの2-(2-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.60;[M+H]=246.95。
工程3: rac-シクロヘキシル-[2-(2-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール(実施例182)の製造
工程3の生成物、2-(2-フルオロフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、23mgのrac-シクロヘキシル-[2-(2-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.835;[M+H]=331.2。
実施例154: rac-(2-ベンジル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘキシル-メタノール
工程1: 2-フェニル酢酸無水物の製造
フェニル酢酸(3.86ml、30mmol)をトルエン(200ml)中に溶解したものに、DCC(6.252g、30mmol)を少しずつ添加する。得られた懸濁液をRTにて2min撹拌し、次いで、ろ過する。ろ液を減圧下で濃縮し、7.32gの2-フェニル酢酸無水物を白色の固体として得る。LC-MS(酸性):t=0.99;[M+H]=質量非検出。H NMR(500MHz、CDCl3) δ:7.32-7.43(m、6H)、7.23-7.27(m、4H)、3.76(s、4H)。
工程2: エチル 2-アミノ-3-オキソ-4-フェニルブタノエート塩酸塩の製造
工程1の生成物、2-フェニル無水酢酸を出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程1の製造について記載した手順に従って、276mgのエチル 2-アミノ-3-オキソ-4-フェニルブタノエート塩酸塩を得る。LC-MS(酸性):t=0.55;[M+H]=222.23。H NMR(500MHz、DMSO) δ:8.92(d、J=0.5Hz、2H)、7.34-7.37(m、2H)、7.28-7.30(m、1H)、7.19-7.22(m、2H)、5.44(s、1H)、4.30(q、J=7.0Hz、2H)、4.17(s、2H)、1.29(t、J=7.1Hz、3H)。
工程3: エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソ-4-フェニルブタノエートの製造
エチル 2-アミノ-3-オキソ-4-フェニルブタノエート塩酸塩を出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程2の製造について記載した手順に従って、426mgのエチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソ-4-フェニルブタノエートを得る。LC-MS(酸性):t=0.91;[M+H]=379.16。
工程4: エチル 5-ベンジル-2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-3-オキソ-4-フェニルブタノエートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程3の製造について記載した手順に従って、255mgのエチル 5-ベンジル-2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.99;[M+H]=377.10。
工程5: エチル 5-ベンジル-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
工程4の生成物、エチル 5-ベンジル-2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)チアゾール-4-カルボキシレート(250mg、0.664mmol)をCHCl(2.5ml)中に溶解したものに、ジオキサン中の4N HCl(0.65ml、2.6mmol)を添加する。混合物をRTにて24h撹拌する。4N HCl(0.65ml、2.6mmol)をさらに添加し、反応が完了するまで、混合物をRTにて撹拌する。次いで、混合物を減圧下で濃縮する。残渣にギ酸エチル(1.63ml、19.9mmol)及びDIPEA(0.455ml、2.66mmol)を添加する。混合物を70℃にて3h撹拌する。ギ酸エチル(0.545ml、6.64mmol)及びDIPEA(0.227ml、1.33mmol)を混合物に添加し、70℃にて1h撹拌する。次いで、混合物を減圧下で濃縮する。残渣を飽和NaHCO水溶液及びCHClで希釈する。層を分離し、水相をCHClで抽出する(3x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、170mgのエチル 5-ベンジル-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートをベージュ色の固体として得る。LC-MS(酸性):t=0.78;[M+H]=305.03。
工程6: エチル 2-ベンジルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
エチル 5-ベンジル-2-(ホルムアミドメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例1/工程5の製造について記載した手順に従って、113mgのエチル 2-ベンジルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを得る。LC-MS(酸性):t=0.71;[M+H]=287.08。H NMR(500MHz、DMSO) δ:8.42(d、J=0.7Hz、1H)、7.34-7.43(m、4H)、7.09(d、J=0.7Hz、1H)、4.50(s、2H)、4.44(q、J=7.1Hz、2H)、1.37(t、J=7.1Hz、3H)。
工程7: 2-ベンジル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
エチル 2ベンジルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程6.1及び6.2の製造について記載した手順に従って、117mgの2-ベンジル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.64;[M+H]=302.09。
工程8: 2-ベンジルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
2-ベンジル-N-メトキシ-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例96/工程7の製造について記載した手順に従って、68mgの2-ベンジルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.60;[M+H]=243.01。
工程9: rac-(2-ベンジル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘキシル-メタノール(実施例154)の製造
工程8の生成物、2-ベンジルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムクロリドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、11mgのrac-(2-ベンジル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘキシル-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.811;[M+H]=327.0。
実施例126: rac-シクロヘキシル-(2-p-トリル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: N-メトキシ-N-メチル-2-(p-トリル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
4-メチルフェニルボロン酸を出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程3の製造について記載した手順に従って、141mgのN-メトキシ-N-メチル-2-(p-トリル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.65;[M+H]=301.91。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.17(s、1H)、7.39(m、2H)、7.33(m、2H)、7.14(s、1H)、3.49(s、3H)、3.15-3.27(m、3H)、3.21(s)、2.36(s、3H)。
工程2: 2-(p-トリル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-N-メチル-2-(p-トリル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程4の製造について記載した手順に従って、71mgの2-(p-トリル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.65;[M+H]=242.85。H NMR(400MHz、DMSO) δ:9.71(s、1H)、8.68(d、1H)、7.70(d、J=8.1Hz、2H)、7.43(d、J=7.9Hz、2H)、7.26(d、J=0.6Hz、1H)、2.42(s、3H)。
工程3: rac-シクロヘキシル-(2-p-トリル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例126)の製造
工程2の生成物、2-(p-トリル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、28mgのrac-シクロヘキシル-(2-p-トリル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.892;[M+H]=327.0。
実施例127: rac-シクロヘキシル-[2-(4-メトキシ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール
工程1: N-メトキシ-2-(4-メトキシフェニル)-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドの製造
4-メトキシフェニルボロン酸を出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程3の製造について記載した手順に従って、104mgのN-メトキシ-2-(4-メトキシフェニル)-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを得る。LC-MS(酸性):t=0.62;[M+H]=317.94。H NMR(400MHz、DMSO) δ:8.15(s、1H)、7.44(d、J=8.3Hz、2H)、7.07-7.13(m、3H)、3.82(s、3H)、3.50(s、3H)、3.18-3.20(m、3H)。
工程2: 2-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
N-メトキシ-2-(4-メトキシフェニル)-N-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキサミドを出発物質として使用することを除いては、実施例128/工程4の製造について記載した手順に従って、82mgの2-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。LC-MS(酸性):t=0.62;[M+H]=268.83。H NMR(400MHz、DMSO) δ:9.70(s、1H)、8.67(d、J=0.3Hz、1H)、7.76(d、J=8.8Hz、2H)、7.25(d、J=0.4Hz、1H)、7.16(m、2H)、3.86(s、3H)。
工程3: rac-シクロヘキシル-[2-(4-メトキシ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール(実施例127)の製造
工程2の生成物、2-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及びシクロヘキシルマグネシウムブロミドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従って、39mgのrac-シクロヘキシル-[2-(4-メトキシ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.818;[M+H]=343.2。
実施例108: (3,3-ジメチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: エチル 4,4,4-トリフルオロ-2-(ヒドロキシイミノ)-3-オキソブタノエートの製造
亜硝酸ナトリウムの水溶液(40ml;312mmol)に、温度を0-5℃に維持しながら、エチル 4,4,4-トリフルオロ-3-オキソブタノエート(50.0g;272mmol)を氷酢酸(90ml)中に溶解したものを添加する。反応混合物を、氷水のバス中で30min、そしてRTにてさらに5h撹拌する。溶液を減圧下で濃縮し、54gのエチル 4,4,4-トリフルオロ-2-(ヒドロキシイミノ)-3-オキソブタノエートを得る。H NMR(400MHz、CDCl) δ:8.40-9.55(br s、1H)、4.42(q、J=7.0Hz、2H)、1.45(t、J=7.0Hz、3H)。
工程2: エチル 2-アミノ-4,4,4-トリフルオロ-3-オキソブタノエート塩酸塩の製造
エチル 4,4,4-トリフルオロ-2-(ヒドロキシイミノ)-3-オキソブタノエート(54.0g;253mmol)及び活性炭上のパラジウムを、エタノール(150ml)と4N HCl(100ml)の混合物中に懸濁したものを、0.3-0.5MPaの水素下で、RTにて2.5h撹拌する。次いで、反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して、42.0gのエチル 2-アミノ-4,4,4-トリフルオロ-3-オキソブタノエート塩酸塩を黄色の固体として得る。H NMR(400MHz、CDCl) δ:8.40-9.55(br s、1H)、4.31(q、J=7.0Hz、2H)、4.10(s、1H)、1.22(t、J=7.0Hz、3H)。
工程3: エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4,4,4-トリフルオロ-3-オキソブタノエートの製造
Boc-Gly-OH(24.98g;143mmol)をTHF(250ml)中に溶解し、-20℃に冷却する。EtN(19.8ml;143mmol)、次いでクロロギ酸イソブチル(19.48g;143mmol)を添加する。反応混合物を-20℃にて30分間撹拌し、次いでエチル 2-アミノ-4,4,4-トリフルオロ-3-オキソブタノエート塩酸塩(42.0g;178.7mmol)をTHF(250ml)中に溶解したものをゆっくりと添加する。次いで、さらにEtN(19.8ml;143mmol)を反応混合物にゆっくりと添加し、反応混合物をRTに温め、撹拌を2h続ける。水とEtOAcを添加し、層を分離し、有機層を飽和NaHCO水溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。残渣をFC(シリカゲル;ヘキサン/EtOAc)により精製して、46.5gのエチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4,4,4-トリフルオロ-3-オキソブタノエートを黄色の濃厚なオイル(ケト-及びエノール互変異性体の混合物)として得る。H NMR(400MHz、CDCl) δ:7.05-7.47(m、1.5H)、4.92-5.00(m、1H)、4.33-4.45(m、2H)、4.10(s、0.5H)、3.77-3.89(m、2H)、1.45(s、9H)、1.25-1.33(m、3H)。
工程4: エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
エチル 2-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)アセタミド)-4,4,4-トリフルオロ-3-オキソブタノエート(46.5g;131mmol)をTHF(800ml)中に溶解し、次いでローソン試薬(79.0g;195mmol)を添加する。混合物を還流下で8時間撹拌する。次いで、THFを減圧下で除く。残渣をEtOAc中に溶解し、飽和NaHCO水溶液で2回、そして塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させ、24.8gのエチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。
工程5: エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-カルボキシレートの製造
工程5.1:Boc開裂:工程4の生成物、エチル 2-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-5-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(24.8g;70mmol)をTFA(96g;840mmol)中に溶解する。混合物をRTにて1h撹拌する。反応混合物を減圧下で蒸発乾固する。
工程5.2:工程5.1の残渣をギ酸エチル(150ml)中に溶解し、混合物を還流下で5h撹拌する。次いで、溶液を減圧下で濃縮して、14.1gのエチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-カルボキシレートを得る。H NMR(400MHz、CDCl) δ:8.22-8.33(m、1H)、4.20-4.48(m、2H)、3.95-4.05(m、2H)、1.15-1.44(m、3H)。
工程6: エチル 2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートの製造
エチル 2-(ホルムアミドメチル)-5-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-カルボキシレート(14.1g;50.0mmol)をトルエン(150ml)中に溶解したものに、オキシ塩化リン(V)(POCl)(7ml;74.9mmol)を、RTにて添加する。反応混合物を還流下で2h撹拌する。トルエン及びPOClを減圧下で除き、水を残渣に添加し、固体NaHCOを添加することにより、pHを8に調整する。水層をCHClで抽出し(2x)、乾燥し(MgSO)、ろ過し、減圧下で濃縮して、10.5gのエチル 2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレートを黄色の固体として得る。
工程7: (2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールの製造
エチル 2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルボキシレート(10.5g;39.7mmol)をメタノール(50ml)中に溶解したものに、NaBH(4.76g;119mmol)を添加し、撹拌を50℃にて5h続ける。溶媒を減圧下で除き、水を添加し、混合物をEtOAcで抽出する(5x)。有機層を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、7.0gの(2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノールを黄色の固体として得る。H NMR(400MHz、CDCl) δ:8.22(s、1H)、7.04(s、1H)、4.98(s、2H)。
工程8: 2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドの製造
Dess-Martinペルヨージナン(14.7g;34.7mmol)を、(2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール(7.0g;0.541mmol)をジクロロメタン(250ml)中に溶解したものに添加し、撹拌をRTにて2時間続ける。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮し、1N NaOHで希釈し、EtOAcで抽出する(3x)。有機抽出物を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、3.0gの2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒドを得る。H NMR(400MHz、CDCl) δ:10.06(s、1H)、8.86(s、1H)、7.12(s、1H)。
工程9: (3,3-ジメチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例108)の製造
工程8の生成物、2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド及び(3,3-ジメチルシクロペンチル)マグネシウムクロリドを出発物質として使用することを除いては、実施例3/工程8の製造について記載した手順に従う。LC-MS(QC):t=1.142;[M+H]=319.2。
実施例110-112、115-119、121-122、132、137及び161を、実施例108の製造についての記載と同様に製造する。
実施例110: rac-(3,3-ジメチル-シクロブチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=1.078;[M+H]=305.2。
実施例111: rac-2-シクロペンチル-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.100;[M+H]=305.3。
実施例112: 2-(3-フェニル-シクロペンチル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.264;[M+H]=381.4。
実施例115: rac-(4-メチル-シクロヘキシル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=1.174;[M+H]=319.2。
実施例116: (3-メチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=1.082;[M+H]=305.2。
実施例117: 2-(2-メチル-シクロヘキシル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.246;[M+H]=333.2。
実施例118: rac-2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.324;[M+H]=347.2。
実施例119: (2-メチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=1.080;[M+H]=305.2。
実施例121: 2-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.249;[M+H]=333.2。
実施例122: 2-(3-メチル-シクロヘキシル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール
LC-MS(QC):t=1.256;[M+H]=333.2。
実施例132: rac-シクロペンチル-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=0.985;[M+H]=291.1。
実施例137: rac-(1-メチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=1.064;[M+H]=305.2.
実施例161: rac-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
LC-MS(QC):t=1.223;[M+H]=333.2。
実施例192: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール
工程1: rac-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)プロパ-2-イン-1-オールの製造
実施例66/工程1の生成物、2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド(1000mg;5.20mmol)をTHF(20ml)中に溶解した氷冷溶液に、エチニルマグネシウムブロミドの溶液(THF中0.5M、31.2ml、15.6mmol)を滴下により添加する。反応混合物を0℃にて1h撹拌する。反応を、塩化アンモニウム水溶液を注意深く添加することによりクエンチする。生成物をEtOAcで抽出し(3x20ml)、有機抽出物を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。残渣を分取用HPLC(塩基性条件)により精製して、689mgのrac-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)プロパ-2-イン-1-オールを得る。LC-MS(塩基性):t=0.66;[M+H]=219.01。H NMR(500MHz、d-DMSO) δ:8.14(d、J=0.6Hz、1H)、7.02(d、J=0.6Hz、1H)、6.54(d、J=4.5Hz、1H)、5.91(dd、J=2.3Hz、J=4.5Hz、1H)、3.64(d、J=2.3Hz、1H)、2.25(m、1H)、1.05(m、2H)、0.65-0.74(m、2H)。
工程2: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール(実施例192)の製造
バイアル内で、アルゴン下、工程1の生成物、rac-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)プロパ-2-イン-1-オール(22mg;0.10mmol)、(ヨードメタン(28mg;0.20mmol)をアジ化ナトリウム(13.1mg;0.20mmol)とDMF(0.6ml)中で反応させ、次いでろ過することにより製造した)アジドメタン、硫酸銅(II)(1.25mg、0.005mmol)及びl-(+)-アスコルビン酸ナトリウム塩(2mg、0.01mmol)を、RTにて16h撹拌する。混合物をWhatman 0.45μMグラスマイクロファイバーフィルターを通してろ過し、減圧下で濃縮し、prepHPLC(塩基性条件)で精製して、20mgのrac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.314;[M+H]=276.1。
実施例193: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-エチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール
実施例193を実施例192の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.364;[M+H]=290.1。
実施例194: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-イソプロピル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール
実施例194を実施例192の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.416;[M+H]=304.1。
実施例195: rac-(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例195を実施例192の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.509;[M+H]=330.2。
実施例196: rac-(1-シクロブチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例196を実施例192の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.463;[M+H]=316.2。
実施例197: rac-(1-シクロヘキシル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
実施例197を実施例192の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(塩基性):t=0.567;[M+H]=344.2。
実施例200: rac-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール
実施例200を実施例192(工程2のアジド源としてアジ化ナトリウムを用いる。)の製造についての記載と同様に製造する。LC-MS(QC):t=0.314;[M+H]=262.2。
実施例198: rac-(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: rac-1-(2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)プロパ-2-イン-1-オールの製造
実施例96/工程7の生成物、2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド(324mg;1.80mmol)をTHF(7.2ml)中に溶解した氷冷溶液に、エチニルマグネシウムブロミドの溶液(THF中0.5M、10.8ml、5.40mmol)を滴下により添加する。反応混合物を0℃にて1h撹拌する。反応を塩化アンモニウム水溶液を注意深く添加することによりクエンチする。生成物をEtOAcで抽出し(3x20ml)、有機抽出物を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、375mgのrac-1-(2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)プロパ-2-イン-1-オールを得る。LC-MS(酸性):t=0.47;[M+H]=207.26。H NMR(500MHz、d-DMSO) δ:8.17(s、1H)、7.04(s、1H)、6.47(d、J=4.5Hz、1H)、5.82(dd、J=2.3Hz、J=4.5Hz、1H)、3.63(d、J=2.3Hz、1H)、2.79(m、2H)、1.19(t、J=7.5Hz、4H)。
工程2: rac-(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例198)の製造
バイアル内で、アルゴン下、工程1の生成物、rac-1-(2-エチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)プロパ-2-イン-1-オール(30.9mg;0.15mmol)、(ブロモシクロペンタン(34.2mg;0.225mmol)をアジ化ナトリウム(14.7mg;0.225mmol)とDMF(0.6ml)中で反応させ、次いでろ過することにより製造した)アジドシクロペンタン、硫酸銅(II)(1.87mg、0.0075mmol)及びl-(+)-アスコルビン酸ナトリウム塩(3mg、0.015mmol)を、RTにて16h撹拌する。混合物をWhatman 0.45μMグラスマイクロファイバーフィルターを通してろ過し、減圧下で濃縮し、prepHPLC(塩基性条件)で精製して、27mgのrac-(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.486;[M+H]=318.2。
実施例199: rac-(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール
工程1: rac-1-(2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)プロパ-2-イン-1-オールの製造
実施例5/工程7の生成物、2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-カルバルデヒド(249mg;1.50mmol)をTHF(6ml)中に溶解した氷冷溶液に、エチニルマグネシウムブロミドの溶液(THF中0.5M、9.0ml、4.50mmol)を滴下により添加する。反応混合物を0℃にて1.5h撹拌する。反応を、塩化アンモニウム水溶液を注意深く添加することによりクエンチする。生成物をEtOAcで抽出し(3x20ml)、有機抽出物を合わせたものをMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。残渣をCHCl/EtOで粉砕し、ろ過し、233mgのrac-1-(2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)プロパ-2-イン-1-オールを得る。LC-MS(酸性):t=0.41;[M+H]=193.16。H NMR(500MHz、d-DMSO) δ:8.16(d、J=0.2Hz、1H)、7.02(d、J=0.2Hz、1H)、6.46(d、J=4.5Hz、1H)、5.81(dd、J=2.3Hz、J=4.5Hz、1H)、3.63(d、J=2.3Hz、1H)、2.37(s、3H)。
工程2: rac-(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール(実施例199)の製造
バイアル内で、アルゴン下、工程1の生成物、rac-1-(2-メチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)プロパ-2-イン-1-オール(28.8mg;0.15mmol)、(ブロモシクロペンタン(34.2mg;0.225mmol)をアジ化ナトリウム(14.7mg;0.225mmol)とDMF(0.6ml)中で反応させ、次いでろ過することにより製造した)アジドシクロペンタン、硫酸銅(II)(1.87mg、0.0075mmol)及びl-(+)-アスコルビン酸ナトリウム塩(3mg、0.015mmol)を、RTにて16h撹拌する。混合物を、Whatman 0.45μMグラスマイクロファイバーフィルターを通してろ過し、減圧下で濃縮し、prepHPLC(塩基性条件)で精製して、24mgのrac-(1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノールを得る。LC-MS(QC):t=0.414;[M+H]=304.1。
実施例9aの化合物の絶対キラリティー及び結合形態を、下記の実験方法を用いて、対応する化合物-酵素共結晶のX線回折分析により決定した:
1. タンパク質の精製及び共結晶化:
IDO1タンパクを文献に記載の方法に従って発現させ、精製した(Biochem et Biophysica Acta 1814(2011)1947-1954)。IDO1タンパクを、10mMのMES(2-(N-モルホリノ)エタンスルホン酸) pH6.50、100mMのNaCl及び2mMのTCEP(トリス(2-カルボキシエチル)ホスフィン塩酸塩)を含むバッファー中で、29mg/mlに濃縮した。タンパク質溶液を、2mMの最終濃度で、277Kにて、実施例9aの化合物と3時間インキュベートした。次いで、溶液を、Eppendorf 5424Rベンチトップ遠心分離器(benchtop centrifuge)を用いて、15,000rpmで、277Kにて、5分間遠心した。遠心した溶液を、100mMのアルギニン塩酸塩、100mMのトレオニン、100mMのヒスチジン塩酸塩・一水和物、100mMの5-ヒドロキシリシン塩酸塩、100mMのトランス-4-ヒドロキシ-L-プロリン、100mMのBES(N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-アミノエタンスルホン酸、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)タウリン)-トリエタノールアミン pH7.5、2%(w/v)の3-(N-フェニルメチル-N,N-ジメチルアンモニオ)プロパンスルホネート、10%(w/v)のPEG 8000及び20%(w/v)の1,5-ペンタンジオールを含む保存溶液と混合した。最後に、スィッティングドロップ(sitting drops)からの蒸気拡散により、293Kにて、IDO1と実施例9aの化合物の共結晶を得た。
2. X線データ収集及び構造決定:
上記の共結晶をナイロンループを用いて採取し、液体窒素中に直接置く。シンクロトロンデータを、Paul Scherrer Institute(Villigen、スイス連邦)において、Pilatus 2M-F検出器を用いて、Swiss Light SourceのビームラインX06DAで収集した。回折像を、プログラムXDS(Acta Cryst.(2010)D66、125-132)を用いて処理した。プログラムPhaser(J.Appl.Cryst.(2007)40、658-674)を用いて初期構造(preliminary structure)を解いた。プログラムRefmac5(Acta Cryst.(2004)D60、2284-2295)及びCoot(Acta Cryst.(2010)D66、486-501)をそれぞれ用いて、構造の精密化及び再構築を行った。観察された反射のデータ全体より5%をランダムに選択してR-freeを算出した。電子密度の測定に基づいて、実施例9aの化合物が(S)-エナンチオマーであることが明確に示された。
Figure 0007110325000020
より活性の強いエナンチオマーの結合態様は実施例9aの化合物のものと同じであるという仮定に基づいて、実施例1a、2a、3a、4a、5a、6a、7a、8a、10a、13a、16a、24a、28a、34a、36a、47a、47b、48a、50a、63a、68a、73a、92a、96a、100a、140aの化合物は(S)-配置であるとされる。
生物学的試験
1) IDO1酵素アッセイによる化合物のIDO阻害活性試験:
E.coli中で発現させ、均質に精製した(purified to homogeneity)N-末端ヘキサヒスチジンタグを有する組み換え全長ヒトIDO1を、10mMのL-アスコルビン酸ナトリウム、0.45μMのメチレンブルー、50U/mlのカタラーゼ、0.01%のBSA及び0.01%のTween 20を添加した37.5mMのリン酸バッファーからなるアッセイバッファー中で、pH6.5にて、2nMの最終濃度でインキュベートする(Seegersら、JBS 2014の改変プロトコル)。実施例化合物をDMSOで段階希釈し、さらにリン酸バッファーで希釈し、10μMから0.5nMの範囲の最終濃度で酵素に添加する。最終DMSO濃度は0.6%である。RTにて30分間プレインキュベーションした後、L-トリプトファンを、アッセイバッファー中に5μMの最終濃度で添加することにより反応を開始する。RTにて30分間インキュベーションした後、3μLの反応混合物を、25μLの脱イオン水を含む深底384ウェルプレートに移す。100%冷メタノール中の200nMのL-トリプトファン-(インドール-d5)を100μl添加し、次いで、4℃にて4’000rpmで10分間遠心する。次に、75μLの脱イオン水をさらに添加し、次いで、4℃にて4’000rpmで10分間遠心する。反応生成物であるN’-ホルミルキヌレニン(NFK)をLCMSにより定量し、L-トリプトファン-(インドール-d5)シグナルに対して正規化する。0.6%のDMSO(0%の効果)及びTDO/IDO阻害剤(100%の効果)を含む試料を対照試料として使用して、各化合物の50%阻害濃度(IC50)の決定に必要な非線形回帰のパラメーターを設定する。各化合物濃度について、0%及び100%の効果と比較した活性の百分率を平均±STDEVとして算出する(各濃度について繰り返して測定を行う。)。IC50値及び曲線を、Dose-Response One Siteモデル203を用いて、XLfitソフトウェア(IDBS)で作成する(4パラメーターロジスティック曲線モデル)。化合物を複数回測定した場合は、平均値を記載する。
2) TDO2酵素アッセイによる化合物のTDO阻害活性試験:
E.coli中で発現させ、均質に精製した、N-末端ヘキサヒスチジンタグを有するアミノ酸19-407を有する組み換えヒトTDOを、100μMのアスコルビン酸、50U/mlのカタラーゼ、0.01%のBSA及び0.01%のTween 20を添加した75mMのリン酸バッファーからなるアッセイバッファー中で、pH7にて、15nMの最終濃度でインキュベートする(Seegersら、JBS 2014の改変プロトコル)。実施例化合物をDMSOで段階希釈し、さらにリン酸バッファーで希釈し、10μMから0.5nMの範囲の最終濃度で反応混合物に添加する。最終DMSO濃度は0.6%である。RTにて30分間プレインキュベーションした後、L-トリプトファンを、アッセイバッファー中に200μMの最終濃度で添加することにより反応を開始する。RTにて30分間インキュベーションした後、3μLの反応混合物を、25μLの脱イオン水を含む深底384ウェルプレートに移す。100%冷メタノール中の200nMのL-トリプトファン-(インドール-d5)を100μl添加し、次いで、4℃にて4’000rpmで10分間遠心する。次に、75μLの脱イオン水をさらに添加し、次いで、4℃にて4’000rpmで10分間遠心する。反応生成物であるN’-ホルミルキヌレニン(NFK)をLCMSにより定量し、L-トリプトファン-(インドール-d5)シグナルに対して正規化する。0.6%のDMSO(0%の効果)及びTDO/IDO阻害剤(100%の効果)を含む試料を対照試料として使用して、各化合物の50%阻害濃度(IC50)の決定に必要な非線形回帰のパラメーターを設定する。各化合物濃度について、0%及び100%の効果と比較した活性の百分率を平均±STDEVとして算出する(各濃度について繰り返して測定を行う。)。IC50値及び曲線を、Dose-Response One Siteモデル203を用いて、XLfitソフトウェア(IDBS)で作成する(4パラメーターロジスティック曲線モデル)。化合物を複数回測定した場合は、平均値を記載する。
実施例1~200の化合物について得られた生物学的試験1及び2の結果を下記の表1に要約する:
Figure 0007110325000021
Figure 0007110325000022
Figure 0007110325000023

Claims (13)

  1. 式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩:
    Figure 0007110325000024
    (式中、
    Aは、直接結合(すなわち、Rは、OH基を担持する炭素原子に直接結合する)、C1-3-アルキレン、C2-3-アルケニレン又はC2-3-アルキニレンを表し;
    は:
    - C2-3-アルケニル;
    - C1-4-アルキル;
    - C1-3-フルオロアルキル;
    - ハロゲン;
    - C3-6-シクロアルキルであって、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル及びフッ素から独立に選択される、C3-6-シクロアルキル;
    - フェニルであって、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-アルコキシ、C1-3-フルオロアルキル及びC1-3-フルオロアルコキシから独立に選択される、フェニル;
    - 窒素、酸素及び硫黄から独立に選択される1又は2個の環ヘテロ原子を有する5~6員のヘテロアリールであって、当該5~6員のヘテロアリールが、独立に、未置換であるか又は1個のC1-4-アルキルにより置換される、ヘテロアリール;
    - C1-3-アルコキシ-メチル;又は、
    - ベンジル;
    を表し;
    は:
    - アリール又は5~6員のヘテロアリールであって、当該アリール又は5~6員のヘテロアリールが、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、C3-6-シクロアルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ、C1-3-フルオロアルコキシ及び-NRN1N2(RN1及びRN2は、独立に、水素又はC1-4-アルキルを表す。)から独立に選択される、アリール又は5~6員のヘテロアリール;
    - 5~6員のヘテロシクロアルキルであって、独立に、未置換であるか又は1個のフェニルにより置換される、5~6員のヘテロシクロアルキル;
    - C3-7-シクロアルキルであって、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル;ヒドロキシ;ハロゲン;C1-3-アルコキシ;C1-3-フルオロアルコキシ;C1-3-フルオロアルキル;C3-6-シクロアルキル;NRN3N4(RN3及びRN4は、独立に、水素又はC1-4-アルキルを表す。);及びフェニル-(CH0-1-(上記フェニルは、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基は、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ及びC1-3-フルオロアルコキシから独立に選択される。)から独立に選択される、C3-7-シクロアルキル;
    - 飽和した5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系であって、当該環系が、独立に、未置換であるか又は1個のフェニルにより置換され;当該環系が、1個の炭素-炭素二重結合を任意で有し;又は、当該環系において、1個の環炭素原子が環酸素原子により任意に置換される;飽和した5~11員の架橋、縮合又はスピロ二環式炭化水素環系;
    - フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキルであって、当該C5-6-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基がC1-4-アルキルから独立に選択され;かつ、当該縮合フェニル環が、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、ハロゲン、C1-3-フルオロアルキル、C1-3-アルコキシ及びC1-3-フルオロアルコキシから独立に選択される;フェニル環に縮合したC5-6-シクロアルキル;又は、
    - 分岐C3-6-アルキル;
    を表す。)。
  2. が:
    - フェニル、チオフェニル、トリアゾリル又はピラゾリルであって、当該フェニル、チオフェニル、トリアゾリル又はピラゾリルが、独立に、未置換であるか又は1若しくは2個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、シクロペンチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、メトキシ及びジメチルアミノから独立に選択される、フェニル、チオフェニル、トリアゾリル又はピラゾリル;
    - C3-7-シクロアルキルであって、当該C3-7-シクロアルキルが、独立に、未置換であるか又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、上記置換基が、C1-4-アルキル、C3-6-シクロアルキル、ヒドロキシ、フッ素、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エチルアミノ、フェニル及びベンジルから独立に選択される、C3-7-シクロアルキル;
    - ビシクロ[1.1.1]ペンタ-1-イル、ビシクロ[2.1.1]ヘキサ-1-イル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-1-イル、4-フェニル-ビシクロ[2.1.1]ヘキサ-1-イル、3-フェニル-ビシクロ[1.1.1]ペンタ-1-イル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル又は7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル;
    - ビシクロ[3.3.0]オクタ-3-イル又はビシクロ[4.4.0]デカ-3-イル;
    - 1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2-イル;又は、
    - スピロ[4.5]デカ-8-イル;
    を表す;
    請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  3. が群I)又は群II)から選択されるいずれか1つの化学基を表す、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩:
    Figure 0007110325000025
    Figure 0007110325000026
  4. Aが直接結合を表す;請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  5. Aが-CH-を表す;請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  6. が、C1-4-アルキル、クロロ、ブロモ、C-フルオロアルキル、C3-6-シクロアルキル又はC2-3-アルケニルを表す;請求項1~5のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  7. フラグメントR-A-が結合する不斉炭素原子が、式(II)に示す絶対配置を有する;請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩:
    Figure 0007110325000027
  8. (S)-シクロヘキシル(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール;
    (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール;
    (S)-シクロヘキシル-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-イソプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    (S)-シクロヘキシル-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (S)-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
    (S)-1-(2-シクロブチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシルエタン-1-オール;
    (S)-シクロヘキシル(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)メタノール;
    (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-シクロペンチルイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)エタン-1-オール;
    (2-(tert-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
    1-(2-(tert-ブチル)イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシルエタン-1-オール;
    (S)-(2-クロロイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
    (2-ブロモイミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)(シクロヘキシル)メタノール;
    (2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
    (S)-1-(2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシル-エタノール;
    (2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘプチル-メタノール;
    (2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロペンチル-メタノール;
    (2-クロロ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロプロピル-メタノール;
    (1R,2R,4S)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-エタノール;
    2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-1-イル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(1-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (S)-2-シクロペンチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
    (S)-2-シクロヘプチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (2-ブロモ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
    1-(2-ブロモ-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-シクロヘキシル-エタノール;
    (S)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-フェニル-シクロペンチル)-エタノール;
    (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロブチル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-フェニル-シクロヘキシル)-エタノール;
    2-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(1-メチル-シクロブチル)-エタノール;
    2-シクロブチル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(7-オキサ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    シクロブチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-エチル-シクロヘキシル)-メタノール;
    シクロペンチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
    (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((R)-3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
    (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((S)-3,3-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
    (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-メチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-p-トリル-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-m-トリル-メタノール;
    2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-エチル-フェニル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-エチル-フェニル)-メタノール;
    2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-メトキシ-フェニル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メトキシ-フェニル)-メタノール;
    (2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
    (4-ジメチルアミノ-フェニル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-フェニル-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2,6-ジクロロ-フェニル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-o-トリル-エタノール;
    2-(3-メトキシ-フェニル)-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    (S)-シクロヘキシル-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    2-シクロヘキシル-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    3-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ブタン-1-オール;
    2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ブタン-1-オール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-ナフタレン-1-イル-エタノール;
    (S)-シクロヘキシル-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3,3-ジメチル-シクロヘキシル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-spiro[4.5]デカ-8-イル-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4,4-ジフルオロ-シクロヘキシル)-エタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-イソプロピル-シクロヘキシル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-フェニル-シクロヘキシル)-メタノール;
    (S)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(trans-4-フェニル-シクロヘキシル)-メタノール; trans
    2-(4-tert-ブチル-シクロヘキシル)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-フェニル-シクロヘキシル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2,2-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (3-ベンジル-シクロペンチル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-イソブチル-シクロペンチル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メトキシ-シクロヘキシル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフタレン-2-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-メタノール;
    2-シクロヘキシル-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-プロパン-1-オール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-フェニル-シクロペンチル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2,2-ジメチル-シクロペンチル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-イソプロピル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (4-tert-ブチル-シクロヘキシル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    2-(4-シクロブチル-シクロヘキシル)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-メチル-3-フェニル-シクロペンチル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(デカヒドロ-ナフタレン-1-イル)-エタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(デカヒドロ-ナフタレン-2-イル)-メタノール;
    (2-ベンジル-シクロペンチル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (S)-シクロヘキシル-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    2-シクロヘキシル-1-(2-フェニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    シクロヘキシル-(2-チオフェン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    2-シクロヘキシル-1-(2-チオフェン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    (S)-シクロヘキシル-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    2-シクロヘキシル-1-(2-ビニル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    シクロヘキシル-(2-イソブチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    2-シクロヘキシル-1-(2-イソブチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    (S)-2-シクロヘキシル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(デカヒドロ-ナフタレン-2-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (4-シクロブチル-シクロヘキシル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-トリフルオロメチル-シクロヘキシル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3,3-ジメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-フェニル-シクロペンチル)-エタノール;
    (3,3-ジメチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (3,3-ジメチル-シクロブチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (3,3-ジメチル-シクロブチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    2-シクロペンチル-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    2-(3-フェニル-シクロペンチル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(3-メトキシ-シクロヘキシル)-エタノール;
    (4-メチル-シクロヘキシル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (3-メチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    2-(2-メチル-シクロヘキシル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    (2-メチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2,4,4-トリメチル-シクロペンチル)-メタノール;
    2-(3,3-ジメチル-シクロペンチル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    2-(3-メチル-シクロヘキシル)-1-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-エチル-シクロペンチル)-メタノール;
    シクロヘキシル-(2-ピリジン-3-イル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    シクロヘキシル-[2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    シクロヘキシル-(2-p-トリル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    シクロヘキシル-[2-(4-メトキシ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    シクロヘキシル-[2-(4-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    2-シクロヘキシル-1-(2-プロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    シクロヘキシル-(2-プロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-メトキシ-シクロヘキシル)-エタノール;
    シクロペンチル-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(オクタヒドロ-ペンタレン-2-イル)-メタノール;
    2-(4-シクロペンチル-シクロヘキシル)-1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(2-フェニル-シクロペンチル)-エタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-イソプロピル-3-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
    (1-メチル-シクロペンチル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-ジフルオロメチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1,3,3-トリメチル-シクロペンチル)-メタノール;
    (S)-(1-メチル-シクロペンチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (3,3-ジメチル-シクロペンチル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-エチル-シクロヘキシル)-エタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-フルオロ-フェニル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-フルオロ-フェニル)-メタノール;
    (4-クロロ-フェニル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-メトキシ-フェニル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-o-トリル-メタノール;
    (3-クロロ-フェニル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-プロピル-シクロヘキシル)-エタノール;
    4-[(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-ヒドロキシ-メチル]-シクロヘキサノール;
    4-[2-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-ヒドロキシ-エチル]-シクロヘキサノール;
    シクロヘキシル-[2-(5-メチル-チオフェン-3-イル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    (2-ベンジル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-シクロヘキシル-メタノール;
    2-シクロヘキシル-1-[2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-エタノール;
    シクロヘキシル-[2-(3,3-ジフルオロ-シクロブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    シクロヘキシル-(2-メトキシメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-3-フェニル-プロパ-2-イン-1-オール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-メタノール;
    1-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-2-(4-エチルアミノ-シクロヘキシル)-エタノール;
    (4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-(2-トリフルオロメチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(2-フルオロ-フェニル)-メタノール;
    (2-クロロ-フェニル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    シクロヘプチル-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロヘプチル)-メタノール;
    (S)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((1S,2S)-2-フェニル-シクロプロピル)-メタノール;
    (R)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-((1S,2S)-2-フェニル-シクロプロピル)-メタノール;
    (2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-フェニル-ピペリジン-4-イル)-メタノール;
    シクロヘキシル-[2-(1-メチル-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-2-イル-メタノール;
    (2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロペンチル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-チオフェン-3-イル-メタノール;
    (1-メチル-シクロヘキシル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-シクロヘキシル)-メタノール;
    (2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-フェニル-メタノール;
    2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    2-(4,4-ジメチル-シクロヘキシル)-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    2-シクロペンチル-1-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    (3,3-ジメチル-シクロブチル)-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    シクロヘキシル-[2-(3-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    シクロヘキシル-[2-(2-フルオロ-フェニル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    2-シクロペンチル-1-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-エタノール;
    シクロヘキシル-[2-(1-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    [2-((S)-sec-ブチル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-シクロヘキシル-メタノール;
    シクロヘキシル-[2-(cis-2-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    シクロヘキシル-[2-(trans-2-フルオロ-シクロプロピル)-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル]-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-メタノール;
    (1-シクロペンチル-1H-ピラゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(4-フェニル-ビシクロ[2.1.1]ヘキサ-1-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(3-フェニル-ビシクロ[1.1.1]ペンタ-1-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-メチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-エチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール;
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1-イソプロピル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール;
    (1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (1-シクロブチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (1-シクロヘキシル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-エチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    シクロペンチル-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;
    (1-シクロペンチル-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-(2-メチル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-メタノール;及び
    (2-シクロプロピル-イミダゾ[5,1-b]チアゾール-3-イル)-(1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-メタノール;
    からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の化合物と、少なくとも1種の薬学的に許容される担体とを有する医薬組成物。
  10. 医薬として使用するための、請求項1~8のいずれか1項に記載の化合物又は請求項9に記載の医薬組成物。
  11. 癌の治療及び/又は予防において使用するための、請求項1~8のいずれか1項に記載の化合物又は請求項9に記載の医薬組成物。
  12. 癌の治療及び/又は予防において使用するための、請求項1~8のいずれか1項に記載の化合物又は請求項9に記載の医薬組成物であって、当該化合物又は医薬組成物が、1又は2種以上の化学療法剤及び/又は放射線療法及び/又は標的療法と組み合わせて使用される;化合物又は医薬組成物。
  13. 癌の治療及び/又は予防のための医薬の製造のための、請求項1~8のいずれか1項に記載の化合物又は請求項9に記載の医薬組成物の使用。
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