JP7109999B2 - 座屈拘束ブレース - Google Patents
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Description
鋼製でプレート状の芯材と、
前記芯材の広幅の両面に配設されている木製で一対の拘束板と、前記芯材の狭幅の両面に配設され、前記一対の拘束板に接続されている木製で一対の側板と、により形成される木製拘束材と、を備え、
前記一対の拘束板はそれぞれ、軸方向の両端部に第一ボルト孔を有し、前記芯材は該第一ボルト孔に対応する位置に第二ボルト孔を有しており、
前記第一ボルト孔と前記第二ボルト孔を、前記拘束板の端部開き防止用の連結ボルトが貫通して、前記一対の拘束板を連結していることを特徴とする。
前記芯材の軸方向の両端部においてそれぞれ、該ウエブに直交する2つのフランジを有し、
前記ウエブを挟む前記一対の拘束板を連結する前記連結ボルトが、前記2つのフランジの間に配設されていることを特徴とする。
<芯材>
はじめに、図1及び図2を用いて、実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する芯材の一例について説明する。ここで、図1は、実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する芯材の一例の斜視図であり、図2は、図1のII方向の矢視図であって連結ボルトを形成するボルトを共に示した図である。
次に、図3及び図4を用いて、実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する木製拘束材の一例について説明する。ここで、図3は、実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する木製拘束材の一例の斜視図であり、図4は、図3のIV方向の矢視図であって連結ボルトを形成するボルトを共に示した図である。
次に、図5乃至図7を参照して、これまでに説明した芯材10と木製拘束材20にて形成される、実施形態に係る座屈拘束ブレースの一例について説明する。ここで、図5は、実施形態に係る座屈拘束ブレースの一例の斜視図であり、図6は、図5のVI-VI矢視図であり、図7は、図5のVII-VII矢視図である。
次に、図8を参照して、架構への座屈拘束ブレースの適用例について説明する。図8は、実施形態に係る座屈拘束ブレースが木造建物の架構に組み込まれた状態を示す図である。尚、図示例の座屈拘束ブレースは、木造建物の架構以外にも、S造(S:Steel)建物の架構、RC造建物の架構、SRC造(SRC:Steel Reinforced Concrete)建物の架構に組み込まれてもよい。
次に、座屈拘束ブレースの全体座屈を防止するための設計方法について説明する。
次に、木製拘束材のめり込み破壊の検討方法について説明する。芯材が木製拘束材に対してめり込むことにより、木製拘束材が破壊することを防止するには、以下の式(4)を満足することを検証する。
次に、拘束板に側板を接続する固定金具のピッチの設定方法について説明する。まず、拘束板と側板の接合部のせん断破壊を防止するには、以下の式(5)を満足することを検証する。
Claims (7)
- 鋼製でプレート状の芯材と、
前記芯材の広幅の両面に配設されている木製で一対の拘束板と、前記芯材の狭幅の両面に配設され、前記一対の拘束板に接続されている木製で一対の側板と、により形成される木製拘束材と、を備え、
前記一対の拘束板はそれぞれ、軸方向の両端部に第一ボルト孔を有し、前記芯材は該第一ボルト孔に対応する位置に第二ボルト孔を有しており、
前記第一ボルト孔と前記第二ボルト孔を、前記拘束板の端部開き防止用の連結ボルトが貫通して、前記一対の拘束板を連結しており、
前記第二ボルト孔は芯材の長手方向に延出する長孔であることを特徴とする、座屈拘束ブレース。 - 鋼製でプレート状の芯材と、
前記芯材の広幅の両面に配設されている木製で一対の拘束板と、前記芯材の狭幅の両面に配設され、前記一対の拘束板に接続されている木製で一対の側板と、により形成される木製拘束材と、を備え、
前記一対の拘束板はそれぞれ、軸方向の両端部に第一ボルト孔を有し、前記芯材は該第一ボルト孔に対応する位置に第二ボルト孔を有しており、
前記第一ボルト孔と前記第二ボルト孔を、前記拘束板の端部開き防止用の連結ボルトが貫通して、前記一対の拘束板を連結しており、
前記第一ボルト孔は前記連結ボルトのボルト径よりも大径であって、地震時に前記芯材から前記拘束板に外力が作用することを防止する、外力作用防止用のボルト孔であることを特徴とする、座屈拘束ブレース。 - 前記側板が、前記拘束板に対して固定金具にて固定されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の座屈拘束ブレース。
- 前記芯材はプレート状のウエブを有し、
前記芯材の軸方向の両端部においてそれぞれ、該ウエブに直交する2つのフランジを有し、
前記ウエブを挟む前記一対の拘束板を連結する前記連結ボルトが、前記2つのフランジの間に配設されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。 - 前記フランジと前記一対の拘束板の間に隙間を有することを特徴とする、請求項4に記載の座屈拘束ブレース。
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