JP7365173B2 - 座屈拘束ブレース - Google Patents
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Description
鋼製で、二つの広幅面と二つの狭幅面を有するプレート状の芯材と、
前記芯材を包囲し、少なくとも一対の拘束材により形成される木製拘束体と、を備え、
前記芯材の長手方向の端部の前記広幅面には、該広幅面に直交する補強リブが接合されて断面十字状を呈していることを特徴とする。
前記補強リブが取り付けられている領域の前記狭幅面の側方にある前記隙間には、前記スペーサーが存在していないことを特徴とする。
前記広幅部に対応する前記狭幅面の側方にある前記隙間には、前記スペーサーが存在していないことを特徴とする。
平面視において、前記スリットと前記補強リブとの間に隙間を有していることを特徴とする。
<芯材>
はじめに、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する芯材の一例及び他の例について説明する。ここで、図1及び図2はそれぞれ、第1実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する芯材の一例及び他の例をスペーサーとともに示す斜視図である。
次に、図3及び図4を参照して、第1実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する木製拘束体の一例及び他の例について説明する。ここで、図3及び図4はそれぞれ、第1実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する木製拘束体の一例及び他の例の斜視図である。
次に、図5乃至図8を参照して、これまでに説明した芯材と木製拘束体のうち、図1に示す芯材10と図3に示す木製拘束体20を取り上げ、これらにより形成される、第1実施形態に係る座屈拘束ブレースの一例について説明する。ここで、図5は、第1実施形態に係る座屈拘束ブレースの一例の斜視図であり、図6、図7、及び図8はそれぞれ、図5のVI方向矢視図、VII方向矢視図、及びVIII-VIII矢視図である。
次に、図9及び図10を参照して、架構への座屈拘束ブレースの適用例について説明する。ここで、図9は、第1実施形態に係る座屈拘束ブレースが木造建物等の架構に組み込まれた状態を示す図である。また、図10は、大地震時における架構の変形態様と、架構の変形に起因する座屈拘束ブレース接合部における付加曲げモーメントを説明する図である。尚、図示例の座屈拘束ブレースは、木造建物の架構以外にも、S造(S:Steel)建物の架構、RC造建物の架構、SRC造(SRC:Steel Reinforced Concrete)建物の架構に組み込まれてもよい。
次に、図11乃至図13を参照して、第2実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する芯材の一例について説明する。ここで、図11は、第2実施形態に係る座屈拘束ブレースを形成する芯材の一例をスペーサーとともに示す斜視図であり、図12は、第2実施形態に係る座屈拘束ブレースの一例の縦断面図である。また、図13は、図12のXIII部の拡大図であって、芯材の表面の凸部から局所的に作用する力が内挿材を介して拡散されて拘束材に伝達されることを説明する図である。
次に、座屈拘束ブレースの全体座屈を防止するための設計方法について説明する。
次に、木製拘束体のめり込み破壊の検討方法について説明する。芯材が木製拘束体に対してめり込むことにより、木製拘束体が破壊することを防止するには、以下の式(5)を満足することを検証する。
次に、拘束材に側材を接続する固定金具のピッチの設定方法について説明する。まず、拘束材と側材の接合部のせん断破壊を防止するには、以下の式(6)を満足することを検証する。
11a:広幅面
11b:狭幅面
12:広幅部
12a:ボルト孔
13:狭幅部
14:補強リブ
14a:ボルト孔
15:突起
16,16A:スペーサー
17:内挿材
20,20A:木製拘束体
21:26:拘束材
22:側材
23:固定金具(ビス)
24:スリット
25:隙間
100,100A:座屈拘束ブレース
C:柱
B:梁
GP:ガセットプレート
FS:フィンスチフナ
SP:スプライスプレート
Claims (11)
- 鋼製で、二つの広幅面と二つの狭幅面を有するプレート状の芯材と、
前記芯材を包囲し、少なくとも一対の拘束材により形成される木製拘束体と、を備え、
前記芯材の長手方向の端部の前記広幅面には、該広幅面に直交する補強リブが接合されて断面十字状を呈しており、
前記狭幅面と前記木製拘束体との間に隙間を有し、該隙間にスペーサーが介在しており、
前記芯材は、その長手方向に亘り前記広幅面の幅が一定であり、
前記補強リブが取り付けられている領域の前記狭幅面の側方にある前記隙間には、前記スペーサーが存在していないことを特徴とする、座屈拘束ブレース。 - 前記拘束材は、その長手方向に直交する断面形状が、L字状もしくはコの字状を呈し、二つのL字状もしくは二つのコの字状の前記拘束材が閉合して断面形状が矩形枠状の前記木製拘束体を形成していることを特徴とする、請求項1に記載の座屈拘束ブレース。
- 鋼製で、二つの広幅面と二つの狭幅面を有するプレート状の芯材と、
前記芯材を包囲し、少なくとも一対の拘束材により形成される木製拘束体と、を備え、
前記芯材の長手方向の端部の前記広幅面には、該広幅面に直交する補強リブが接合されて断面十字状を呈しており、
前記木製拘束体は、前記一対の拘束材と、前記芯材の有する二つの狭幅面に対向するように配設され、前記一対の拘束材に接続されている木製で一対の側材と、により形成されていることを特徴とする、座屈拘束ブレース。 - 前記狭幅面と前記木製拘束体との間に隙間を有し、該隙間にスペーサーが介在していることを特徴とする、請求項3に記載の座屈拘束ブレース。
- 前記芯材は、その長手方向に亘り前記広幅面の幅が一定であり、
前記補強リブが取り付けられている領域の前記狭幅面の側方にある前記隙間には、前記スペーサーが存在していないことを特徴とする、請求項4に記載の座屈拘束ブレース。 - 前記芯材は、その長手方向の中央側において前記広幅面の幅が相対的に狭い狭幅部を有し、その長手方向の端部側において前記広幅面の幅が相対的に広い広幅部を有しており、
前記広幅部に対応する前記狭幅面の側方にある前記隙間には、前記スペーサーが存在していないことを特徴とする、請求項4に記載の座屈拘束ブレース。 - 前記木製拘束体のうち、前記補強リブに対応する位置には該補強リブに干渉しないスリットが設けられており、
平面視において、前記スリットと前記補強リブとの間に隙間を有していることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。 - 前記芯材から突起が張り出しており、該突起が前記木製拘束体に開設されている係合孔に係合していることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。
- 前記芯材の前記広幅面と前記拘束材が密着していることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。
- 前記芯材の前記広幅面と前記拘束材の間に内挿材が介在していることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。
- 前記木製拘束体が、ラミナ、もしくは複数のラミナが積層した集成材のいずれかにより形成されていることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。
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Hans-Erik Blomgren,et al.,THE HEAVY TIMBER BUCKLING-RESTRAINED BRACED FRAME AS A SOLUTION FOR COMMERCIAL BUILDINGS INREGIONS OF HIGH SEISMICITY,WCTE 2016 e-book;containing all full papers submitted to the World Conference on Timber Engineering(WCTE 2016),オーストリア,2016年08月,インターネット<URL:https://www.researchgate.net/publication/315674324_THE_HEAVY_TIMBER_BUCKLING-RESTRAINED_BRACED_FRAME_AS_A_SOLUTION_FOR_COMMERCIAL_BUILDINGS_IN_REGIONS_OF_HIGH_SEISMICITY>,[online] |
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