JP7108590B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25D23/12Arrangements of compartments additional to cooling compartments; Combinations of refrigerators with other equipment, e.g. stove

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫における貯蔵室の扉に着脱可能な扉ポケット(扉容器)を設けることが知られている。扉ポケットは配置位置を変更する際に扉ポケットが落下しても、扉ポケットおよび扉ポケット内の収容物の損傷を抑制できることが好ましい。
特許第5511734号公報 特許第5656751号公報
本発明が解決しようとする課題は、扉容器の配置位置を変更する際に扉容器が落下しても、扉容器および扉における収容物の損傷を抑制できる冷蔵庫を提供することである。
実施形態の冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、扉と、第1壁体部と、第2壁体部と、レール部と、複数の扉容器と、第1ストッパと、第2ストッパと、容器と、を持つ。冷蔵庫本体は、貯蔵室を含む。扉は、貯蔵室を開閉可能に閉じる。第1壁体部は、扉の内面部から貯蔵室に向かう第1方向に突出し、上下方向に延びる。第2壁体部は、内面部から第1方向に突出し、上下方向に延びている。第2壁体部は、第1方向と交差する第2方向において前記第1壁体部と向かい合う。レール部は、第1壁体部および第2壁体部において互いに向かい合う側面からそれぞれ突出し、上下方向に延びている。複数の扉容器は、いずれも同じレール部に沿って、第1壁体部および第2壁体部の間を上下方向に移動可能である。さらに、複数の扉容器は、第1壁体部および第2壁体部と係合可能である。前記第1ストッパの位置は、前記上下方向における前記レール部のうち前記第2ストッパよりも上方であるとともに、前記第1扉容器の最下の下降位置における前記第1扉容器の下面が、前記第2扉容器が最上位置に移動された場合に、前記第2扉容器の上端よりも高くなる位置である。前記第2ストッパの位置は、前記第1ストッパよりも下方であるとともに、前記第2扉容器の最下の下降位置における前記第2扉容器の下面が、前記容器の上端よりも高くなる位置である。
実施形態の冷蔵庫を示す斜視図。 図1中に示された冷蔵庫のF2-F2線に沿う断面図。 実施形態における右冷蔵室扉を示す斜視図。 実施形態における右冷蔵室扉の後面部材を示す斜視図。 実施形態における右冷蔵室扉の後面部材を示す斜視図。 図4A中に示された冷蔵庫のF5-F5線に沿う断面図。 図5中に示された冷蔵庫のF6部の拡大図。 図4A中に示された冷蔵庫のF7-F7線に沿う断面図。 実施形態における扉容器の一例を示す斜視図。 図8中に示された扉容器の分解斜視図。 図8中に示された扉容器のF10-F10線に沿う断面図。 実施形態の冷蔵庫における扉容器の移動範囲を示す断面図。 実施形態の冷蔵庫における扉容器のロック状態を示す断面図。 実施形態の冷蔵庫における扉容器のロック解除状態を示す断面図。 実施形態の冷蔵庫における扉容器の着脱動作を説明する断面図。 実施形態の冷蔵庫における扉容器の着脱動作を説明する断面図。
以下、実施形態の冷蔵庫を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。例えば、互いに面対称な形状を有する部材同士には同一符号を付している場合がある。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
本明細書では、特に断らない限り、冷蔵庫の正面に立つユーザから冷蔵庫を見た方向を基準に、上下左右を定義している。また、冷蔵庫から見て冷蔵庫の正面に立つユーザに近い側を「前」、遠い側を「後ろ」と定義している。本明細書において「横幅方向」とは、上記定義における左右方向を意味する。本明細書において「奥行方向」とは、上記定義における前後方向を意味する。「上下方向」とは、冷蔵庫の高さ方向を意味している。
図中に矢線で示した、+X方向は右方向、-X方向は左方向、+Y方向は後方向、-Y方向は前方向、+Z方向は上方向、-Z方向は下方向である。
図1から図14を参照し、実施形態の冷蔵庫1について説明する。まず、冷蔵庫1の全体構成について説明する。ただし、冷蔵庫1は、以下に説明する構成の全てを有する必要はなく、いくつかの構成が適宜省略されてもよい。
図1は、冷蔵庫1を示す斜視図である。図2は、図1中に示された冷蔵庫1のF2-F2線に沿う断面図である。図1および図2に示すように、冷蔵庫1は、例えば、筐体10、複数の扉11、複数の棚12、複数の容器13、流路形成部品14、冷却ユニット15、および制御基板16を有する。本実施形態では、複数の扉11以外の上記構成によって冷蔵庫本体5が形成されている。
図2に示すように、筐体10は、例えば、内箱10aと、外箱10bと、発泡断熱材10cとを含む。内箱10aは、筐体10の内面を形成する部材であり、例えば合成樹脂製である。外箱10bは、筐体10の外面を形成する部材であり、例えば金属製である。外箱10bは、内箱10aよりも一回り大きく形成されており、内箱10aの外側に配置されている。発泡断熱材10cは、例えば発泡ウレタンのような発泡状の断熱材であり、内箱10aと外箱10bとの間に充填されている。これにより、筐体10は、断熱性を有する。
図1に示すように、筐体10は、上壁21、下壁22、左右の側壁23、24、および後壁25を有する。上壁21および下壁22は、略水平に広がっている。左右の側壁23、24は、下壁22の左右の端部から上方に起立し、上壁21の左右の端部に繋がる。後壁25は、下壁22の後端部から上方に起立し、上壁21の後端部に繋がる。
筐体10の内部には、複数の貯蔵室27が設けられている。複数の貯蔵室27は、例えば、冷蔵室27A、野菜室27B、製氷室27C、小冷凍室27D、および主冷凍室27Eを含む。本実施形態では、最上部に冷蔵室27Aが配置され、冷蔵室27Aの下方に野菜室27Bが配置され、野菜室27Bの下方に製氷室27Cおよび小冷凍室27Dが配置され、製氷室27Cおよび小冷凍室27Dの下方に主冷凍室27Eが配置されている。ただし、貯蔵室27の配置は、上記例に限定されず、例えば、冷蔵室27Aの下方に製氷室27Cおよび小冷凍室27Dが配置され、製氷室27Cおよび小冷凍室27Dの下方に主冷凍室27Eが配置され、主冷凍室27Eの下方に野菜室27Bが配置されてもよい。筐体10は、各貯蔵室27の前面側に、各貯蔵室27に対して食材の出し入れを可能にする開口を有する。
複数の貯蔵室27の開口は、複数の扉11によって開閉可能に閉じられる。複数の扉11は、例えば、冷蔵室27Aの開口を閉じる左右の冷蔵室扉11Aa、11Ab、野菜室27Bの開口を閉じる野菜室扉11B、製氷室27Cの開口を閉じる製氷室扉11C、小冷凍室27Dの開口を閉じる小冷凍室扉11D、および主冷凍室27Eの開口を閉じる主冷凍室扉11Eを含む。
左右に隣り合って設けられた左冷蔵室扉11Aaおよび右冷蔵室扉11Abは、例えば、観音開き式の扉である。左冷蔵室扉11Aaおよび右冷蔵室扉11Abはそれぞれ、例えばヒンジ30によって筐体10に回動可能に支持されている。左冷蔵室扉11Aaおよび右冷蔵室扉11Abは、貯蔵室27を開閉可能に閉じている。
本実施形態では、右冷蔵室扉11Abの横幅方向の幅は、左冷蔵室扉11Aaの横幅方向の幅よりも大きい。
特に図示しないが、本実施形態では、左冷蔵室扉11Aaおよび右冷蔵室扉11Abの少なくとも一方の表面には、操作パネルユニットの操作/表示領域が設けられてもよい。
右冷蔵室扉11Abの詳細構成は後述する。
一方で、野菜室扉11B、製氷室扉11C、小冷凍室扉11D、および主冷凍室扉11Eは、例えば、引き出し式の扉である。野菜室扉11B、製氷室扉11C、小冷凍室扉11D、および主冷凍室扉11Eは、レール35(野菜室27Bおよび主冷凍室27Eにおいて左方のレール35のみ図示)によって筐体10に対して引き出し可能に支持されている。
図2に示すように、筐体10は、第1および第2の仕切部28、29を有する。第1および第2の仕切部28、29は、例えば、それぞれ略水平方向に沿う仕切壁である。第1仕切部28は、冷蔵室27Aと野菜室27Bとの間に位置し、冷蔵室27Aと野菜室27Bとの間を仕切っている。一方で、第2仕切部29は、野菜室27Bと、製氷室27Cおよび小冷凍室27Dとの間に位置し、野菜室27Bと、製氷室27Cおよび小冷凍室27Dとの間を仕切っている。なお、製氷室27Cおよび小冷凍室27Dと、主冷凍室27Eとの間には、仕切壁は設けられていない。
複数の棚12は、冷蔵室27Aに配置されている。
複数の容器13は、冷蔵室27Aに配置された冷蔵室容器13A(例えばチルド室容器)、野菜室27Bに配置された第1および第2の野菜室容器13Ba、13Bb、製氷室27Cに配置された製氷室容器(不図示)、小冷凍室27Dに配置された小冷凍室容器13D、および主冷凍室27Eに配置された第1および第2の主冷凍室容器13Ea、13Ebを含む。
流路形成部品14は、筐体10内に配置されている。流路形成部品14は、例えば、第1ダクト部品14Aと、第2ダクト部品14Bとを含む。第1ダクト部品14Aは、筐体10の後壁25に沿って設けられ、上下方向に延びている。第1ダクト部品14Aと筐体10の後壁25との間には、冷気(空気)が流れる通路である第1ダクト空間S1が形成されている。第1ダクト部品14Aは、冷蔵室27Aに開口した複数の冷気吹出口h1と、野菜室27Bに開口した冷気戻り口h2とを有する。第2ダクト部品14Bは、筐体10の後壁25に沿って設けられ、上下方向に延びている。第2ダクト部品14Bと筐体10の後壁25との間には、冷気(空気)が流れる通路である第2ダクト空間S2が形成されている。第2ダクト部品14Bは、製氷室27Cおよび小冷凍室27Dなどに開口した複数の冷気吹出口h3と、主冷凍室27Eに開口した冷気戻り口h4とを有する。
冷却ユニット15は、第1冷却ユニット15Aと、第2冷却ユニット15Bと、圧縮機45とを含む。
第1冷却ユニット15Aは、冷気戻り口h2を通して野菜室27Bから戻る空気を冷却して、複数の冷気吹出口h1から冷蔵室27Aに吹き出す。これにより、冷蔵室27Aおよび野菜室27Bで冷気が循環され、冷蔵室27Aおよび野菜室27Bの冷却が行われる。
第2冷却ユニット15Bは、冷気戻り口h4を通して主冷凍室27Eから戻る空気を冷却して、冷気吹出口h3から製氷室27C、小冷凍室27D、および主冷凍室27Eに吹き出す。これにより、製氷室27C、小冷凍室27D、および主冷凍室27Eで空気が循環され、製氷室27C、小冷凍室27D、および主冷凍室27Eの冷却が行われる。
圧縮機45は、例えば、冷蔵庫1の底部の機械室に設けられている。圧縮機45は、貯蔵室27の冷却に用いられる冷媒ガスを圧縮する。圧縮機45により圧縮された冷媒ガスは、放熱パイプなどを経由して、第1冷却ユニット15Aおよび第2冷却ユニット15Bに送られる。
制御基板16は、冷蔵庫1の全体を統括的に制御する。例えば、制御基板16は、冷蔵室27Aおよび主冷凍室27Eなどに設けられた温度センサの検出結果に基づき、第1冷却ユニット15A、第2冷却ユニット15B、および圧縮機45の動作を制御する。
次に、右冷蔵室扉11Abの詳細構成について説明する。
図3は、右冷蔵室扉11Abを示す斜視図である。右冷蔵室扉11Abは、例えば、外郭部材50と、ガスケット55とを備えている。外郭部材50は、箱状に形成されている。本明細書でいう「箱状」とは、扁平な箱状も含む。外郭部材50は、例えば、枠体51、前面板52(図1参照)、および後面部材53を有する。
右冷蔵室扉11Abの内面側には、上下方向に配置位置が移動可能に設けられた複数のケース56(扉容器)と、上下方向に配置位置が固定されたケース59(容器)と、が着脱可能に取り付けられている。
ケース56の個数は特に限定されない。図3に示す例では、ケース56には、第1ケース56A(扉容器)、第2ケース56B(扉容器)、および第3ケース56C(扉容器、容器)が含まれる。
ケース59は、後面部材53の下端部においてリブ61Gに近接して配置されている。
枠体51は、矩形の枠状に形成されている。枠体51は、上辺部材51a、下辺部材51b、左辺部材51c、および右辺部材51dを含む。上辺部材51aは、横幅方向および奥行方向に沿う板状であり、右冷蔵室扉11Abの上面を形成している。下辺部材51bは、横幅方向および奥行方向に沿う板状であり、右冷蔵室扉11Abの下面を形成している。左辺部材51cは、上下方向および奥行方向に沿う板状であり、右冷蔵室扉11Abの左側面を形成している。右辺部材51dは、上下方向および奥行方向に沿う板状であり、右冷蔵室扉11Abの右側面を形成している。これら上辺部材51a、下辺部材51b、左辺部材51c、および右辺部材51dが互いに組み合わされることで、枠体51が形成されている。枠体51は、例えば合成樹脂製である。
前面板52(図1参照)は、枠体51に取り付けられ、右冷蔵室扉11Abの前端部に位置する。前面板52は、上下方向および横幅方向に沿う板部材であり、右冷蔵室扉11Abの前面を形成している。前面板52は、例えば、ガラス板である。ただし、前面板52は、ガラス板に限定されず、合成樹脂や他の素材で形成されてもよい。
前面板52は平板でもよいし、湾曲板でもよい。以下では、前面板52が平板の例で説明する。
後面部材53は、前面板52とは反対側から枠体51に取り付けられ、右冷蔵室扉11Abの後端部に位置する。-Y方向から見た後面部材53の外形は、枠体51に沿う矩形状である。後面部材53は、右冷蔵室扉11Abの後面を形成している。後面部材53は、例えば合成樹脂製である。
後面部材53は、前面板52に沿う平面状の内面部53a、53bと、内面部53a、53bから後方に突出したリブ61と、を有する。図3に示す例では、内面部53a、53bは、前面板52と平行である。
リブ61は、右冷蔵室扉11Abが筐体10に対して閉じられた状態で、枠体51および内面部53a、53bよりも冷蔵室27A(貯蔵室)に向かう+Y方向(第1方向)において突出している。
なお本明細書において「リブ」とは、説明の便宜上の名称であり、後面部材53から後方に突出した部分を広く意味し、特定の形状や作用のものに限定されない。
リブ61は、例えば、枠体51の外形よりも一回り小さな環状のリブ群を含んでいる。本明細書でいう「環状」とは、全周が完全に連続している場合に限定されず、切欠きなどが設けられて一部が途切れている場合も含む。
リブ61における環状のリブ群としては、上辺部材51aに沿って横幅方向に延びたリブ61F、下辺部材51bに沿って横幅方向に延びたリブ61G、左辺部材51cに沿って上下方向に延びたリブ61C、61E、および右辺部材51dに沿って上下方向に延びたリブ61A、61Dが挙げられる。
リブ61は、環状のリブ群の他に、横幅方向におけるリブ61A、61Cの間において上下方向に延びたリブ61Bを有する。
リブ61は、比較的大きく後方に突出している。例えば、後方へのリブ61の突出量は、リブ61を除く外郭部材50の奥行方向の厚さの半分以上である。本実施形態では、リブ61の突出量は、リブ61を除く外郭部材50の奥行方向の厚さよりも大きい。
特に図示しないが、後面部材53と前面板52との間と、リブ61における凸形状の内側と、には、発泡断熱材が充填されている。後面部材53の裏側に配置される発泡断熱材としては、上述の発泡断熱材10cと同様の材料が用いられてもよい。
リブ61における上述の環状のリブ群は、主として、冷蔵室27A(貯蔵室)内の冷気が右冷蔵室扉11Abと筐体10との間の隙間から逃げることを抑制するために設けられている。
ガスケット55は、後面部材53に取り付けられている。詳しく述べると、後面部材53は、右冷蔵室扉11Abの内部に向けて窪んだ窪みであるスロート63を有する。例えば、スロート63は、リブ61の外周側を取り囲む環状に形成されている。
ガスケット55は、ガスケット本体55aと、ガスケット取付部55bとを有する。ガスケット本体55aは、リブ61の外周側を取り囲む環状に形成されている。ガスケット本体55aは、右冷蔵室扉11Abが筐体10に対して閉じられた場合に、右冷蔵室扉11Abと筐体10との間(または右冷蔵室扉11Abと不図示の回転仕切板との間)に挟まれて、右冷蔵室扉11Abと筐体10との間(または右冷蔵室扉11Abと回転仕切板との間)の隙間を塞ぐ。ガスケット取付部55bは、右冷蔵室扉11Abの後面部材53に設けられたスロート63の内部に挿入されることで、スロート63に取り付けられている。これにより、ガスケット55が後面部材53に固定されている。
ガスケット55は、右冷蔵室扉11Abが閉じられたとき、冷蔵室27A(貯蔵室)内の冷気が右冷蔵室扉11Abと筐体10との間から外部に漏れないように封止するために設けられている。
ここで、後面部材53の詳細構成について説明する。
図4A、4Bは、実施形態における右冷蔵室扉の後面部材を示す斜視図である。図4A、4Bは、斜視の方向のみが異なる。図5は、図4A中に示された冷蔵庫のF5-F5線に沿う断面図である。図6は、図5中に示された冷蔵庫のF6部の拡大図である。図7は、図4A中に示された冷蔵庫のF7-F7線に沿う断面図である。
図4A、4Bに示すように、内面部53aは、後面部材53の上端から約三分の二程度の範囲に形成されている。内面部53bは、内面部53aよりもわずかに+Y方向側に位置している。内面部53bは、内面部53aの下端において段状部を介して接続している。
図4Aに示すように、リブ61Aは、内面部53aの+X方向における端部から+Y方向に突出している。リブ61Aは、上下方向においてリブ61Fから内面部53a、53bの境界部の位置まで延びている。
リブ61Aの突出方向における先端部には、+X方向側に突条部61aが形成されている。突条部61aは、リブ61Aと同方向に突出しており、上下方向においてリブ61Aの全長にわたって形成されている。突条部61aは、リブ61Aの突出方向の最先端を形成している。
これに対して、リブ61Fの突出方向における先端はリブ61Aよりも-Y方向に引っ込んでいる。このため、上方から見ると、リブ61Aとリブ61Bとの間には、+Y方向に開口するU字状の開口部が形成されている。リブ61Cとリブ61Bとの間も同様である。
図4Aに示す例では、内面部53aからのリブ61Fの突出量は、内面部53aからのリブ61Aの突出量の約半分である。リブ61Fの突出量は、後述する第1ケース56Aおよび第2ケース56Bの着脱に支障がなければ、これよりも大きくてもよい。
リブ61Aの突出方向における先端部において、突条部61aよりも-X方向側には、突条部61aの突出方向の先端よりも低い位置(-Y方向側の位置)に平面部61bが形成されている。平面部61bは、内面部53aと平行な平面状である。
平面部61bは、突条部61aと同様、上下方向においてリブ61Aの全長にわたる範囲に形成されている。
平面部61bには、複数の凹溝部61c(凹部)が上下方向において間を空けて形成されている。このため、リブ61Aの突出方向における先端部において突条部61aよりも-X方向側には、平面部61bと凹溝部61cとが上下方向において交互に形成されている。平面部61bと凹溝部61cとは、全体として、凹凸係合部Eを形成している。以下、特にリブ61Aにおける凹凸係合部Eであることを明示する場合には、凹凸係合部Eaと表記する。
凹溝部61cは凹凸係合部Eにおける凹部である。平面部61bは凹凸係合部Eにおける相対的な凸部である。
凹溝部61cの形状は、後述する挟持機構における係合部と係合可能な形状であれば特に限定されない。
図5に示す例では、凹溝部61cは、横幅方向から見て+Y方向に開口するV字状である。より詳細には、図6に示すように、凹溝部61cは、下側湾曲部61d、下側係合部61e、溝底部61f、上側係合部61g、および上側湾曲部61hを有する。
下側湾曲部61dは、平面部61bの上端から-Y方向に向かって外側に凸の円弧状に湾曲している。図6に示す例では、下側湾曲部61dの曲率半径はR1である。
下側係合部61eは、下側湾曲部61dの-Y方向の端部から、-Y方向に延びる平面部である。下側係合部61eの+Y方向の端部は下側湾曲部61dによって平面部61bに滑らかに接続している。
溝底部61fは、凹溝部61cにおける-Y方向の端面である。溝底部61fは、例えば、円弧状に湾曲する湾曲面でもよいし、奥行方向を法線方向とする平面でもよい。平面部61bから溝底部61fまでの距離はd1である。
上側係合部61gは、溝底部61fの上端から+Z方向に進むにつれて+Y方向に向かう斜め上方向に延びる傾斜面である。上側係合部61gの下側係合部61eに対する傾斜角はθ1である。θ1の大きさは鋭角であれば特に限定されない。
上側湾曲部61hは、上側係合部61gの上端から上側の平面部61bに向かって外側に凸の円弧状に湾曲している。図6に示す例では、上側湾曲部61hの曲率半径はR2である。本実施形態では、R2はR1よりも大きいことがより好ましい。
本実施形態では、リブ61Aにおける凹凸係合部Eaは、第1ケース56Aおよび第3ケース56Cの+X方向における端部を係合するために用いられる。
このため、凹凸係合部Eaにおける凹溝部61cの数および配列間隔は、第1ケース56Aおよび第3ケース56Cに必要な配置位置に応じて適宜設定される。図5等に示す個数および配置間隔は一例である。
図5に示す例では、凹溝部61cの個数は、11個である。各凹溝部61cは、上下方向において等間隔に形成されている。このうち、上側の5個は、第1ケース56Aの配置用に設けられている。下側の6個は第3ケース56Cの配置用に設けられている。
平面部61bからの突条部61aの突出高さ(突条部61aの先端からの平面部61bの陥没量)は、特に限定されない。例えば、突条部61aの突出高さは、凹凸係合部Eaが見えにくくなる適宜の高さとされてもよい。
-X方向からリブ61Aを見ると、突条部61aは、平面部61bおよび凹溝部61cを覆っているので、凹凸係合部Eaが隠れる。これにより、右冷蔵室扉11Abの美観が向上する。
図4Aに示すように、-X方向側のリブ61Aの側面Sには、レール部64Aと、段部53cと、が設けられている。
レール部64Aは、側面Sから-X方向に突出し、上下方向に細長く線状に延びる突起である。
図5に示すように、レール部64Aは、奥行方向において凹凸係合部Eaよりも内面部53a側に配置されている。レール部64Aは、第1レール部64aと、第2レール部64b(抜け止め部)と、を有する。
第1レール部64aの+X方向から見た外形は、+Y方向側に後面64c、-Y方向側に前面64d、+Z方向側に上面64e、および-Z方向側に下面64fを有する矩形状である。第1レール部64aの内側の構成は特に限定されない。本実施形態では、第1レール部64aは上述の外形に沿う筒状体である。第1レール部64aの内部には内壁同士を奥行方向に接続する複数のリブ64gが設けられている。
上面64eは、後述する第1ケース56Aの最も上側の配置位置よりも上方に位置する。本実施形態では、凹凸係合部Eaにおける最も上側の凹溝部61cよりも上側に位置している。
さらに上面64eは、リブ61Fの-Z方向の側面よりも下側に離れて配置されている。リブ61Fと上面64eとの間には、上下方向において隙間64h(開口部)が形成されている。隙間64hの大きさは、後述する第1ケース56Aの着脱に必要な広さであれば特に限定されない。
下面64fは、後述する第3ケース56Cの最も下側の配置可能位置よりも下方に位置する。本実施形態では、凹凸係合部Eaにおける最も下側の凹溝部61cよりも下方に位置している。
第2レール部64bは、第1レール部64aの下面64fから-Z方向に離間して、第1レール部64aと直列に配置されている。第2レール部64bの+X方向から見た外形は、+Y方向側に後面64j、-Y方向側に前面64k、+Z方向側に上面64m、および-Z方向側に下面64nを有する矩形状である。
後面64jの奥行方向の位置は後面64cと、前面64kの奥行方向の位置は前面64dと、それぞれ等しい。
下面64nは、レール部64Aの最下面を形成する。図5に示す例では、上下方向における下面64nは、平面部61bの下端の位置と略同様である。
上面64mは、上下方向において下面64fから離間している。上面64mと後面64cとの間には隙間64i(開口部)が形成されている。隙間64iの大きさは、後述する挟持機構60の係止突起57が奥行方向に通過可能な大きさである。
上下方向における隙間64iの位置は、後述する第3ケース56Cを着脱する位置に応じて設定される。本実施形態の場合、第3ケース56Cはその配置位置よりも下方で着脱できるようにしているので、隙間64iはレール部64Aの下端近傍に位置する。このため、図5に示す例では、第2レール部64bは第1レール部64aに比べて格段に短い。ただし、第2レール部64bの上下方向の長さは、後述する第3ケース56Cの落下時に後述する挟持機構60の係止突起57が第2レール部64bを飛び越えない程度の長さであることがより好ましい。
図4Aに示すように、段部53cは、レール部64Aと内面部53aとの間において、レール部64Aの側面Sから-X方向に突出している。段部53cの突出高さは特に限定されないが、レール部64Aの突出高さを超えないことがより好ましい。図4Aに示す例では、段部53cはレール部64Aと同じ位置まで突出している。
図5に示すように、段部53cは、前面64dから-Y方向に離間して、前面64dと平行に延びている。段部53cの下端は、隙間64iと奥行方向に向き合う位置まで延びている。段部53cの上端は、リブ61Fの下面に接続している。
レール部64Aの前面64dと段部53cとの間には、レール部64Aの前面64dと段部53cとの間の隙間Gaを横断し、リブ61Aの側面Sから-X方向に突出する第1ストッパ53d(ストッパ)が設けられている。
第1ストッパ53dは、後述する第1ケース56Aの下降位置を規制するために設けられている。上下方向における第1ストッパ53dの位置は、第1ケース56Aの移動可能な最下位置を規定する。第1ケース56Aの最下降位置は、必要に応じて適宜設定できる。ただし、第1ストッパ53dは、後述する第3ケース56Cの移動可能な最上位置も規定する。後述する第3ケース56Cは、第1ケース56Aの下方に配置される容器である。
図5に示す例では、第1ストッパ53dは、上下方向における前面64dの略中央部に設けられている。このため、第1ケース56Aは第1レール部64aの上半部の範囲で上下方向に移動可能、第3ケース56Cは第2レール部64bの下半部の範囲で上下方向に移動可能である。
例えば、第1ストッパ53dの位置は、後述する第1ケース56Aの最下の下降位置(以下、最下位置)における第1ケース56Aの下面が後述する第3ケース56Cが最上位置に移動された場合に、第3ケース56Cの上端よりも高くなる位置であることがより好ましい。この場合、第1ケース56Aが最下位置に下降しても、第1ケース56Aと第3ケース56Cとの衝突を防止できる。
例えば、第1ストッパ53dの位置は、後述する第1ケース56Aの最下位置において、第3ケース56Cの上端の高さに予め決められた高さを加算した高さだけ高いとさらに好ましい。ここで、上端の高さに加算する高さとしては、第3ケース56Cに収容することが好適な、缶容器、ボトル容器、紙パック、卵などの特定の収容物が第3ケース56Cの上端から飛び出す高さが挙げられる。
この場合、第1ケース56Aが最下位置に下降しても、第3ケース56Cに収容される特定の収容物と第1ケース56Aとの衝突を防止できる。
ただし、この場合、第3ケース56Cの位置は、移動範囲における最上位置でもよいし、移動範囲における最上位置以外の特定位置でもよい。
例えば、第1ストッパ53dの位置は、第3ケース56Cが最上位置にあるとき、第3ケース56Cの上端と最下位置の第1ケース56Aとが衝突せず、かつ第3ケース56Cが最下位置にあるとき、特定の収容物と最下位置の第1ケース56Aとが衝突しないような位置でもよい。
第2レール部64bの前面64kには、内面部53a、53bの境界部に向かって延び、リブ61Aの側面Sから-X方向に突出する第2ストッパ53e(ストッパ)が設けられている。
第2ストッパ53eは、後述する第3ケース56Cの下降位置を規制するために設けられている。第2ストッパ53eの奥行方向における長さは、後述する第3ケース56Cの下降位置を規制できれば特に限定されない。図5に示す例では、第2ストッパ53eの奥行方向における長さは、隙間Gaと同程度である。
上下方向における第2ストッパ53eの位置は、第3ケース56Cの移動可能な最下位置を規定する。第3ケース56Cの最下降位置は、必要に応じて適宜設定できる。図5に示す例では、第2ストッパ53eは、前面64kと下面64nとの交差部の位置から-Y方向に延びている。
例えば、第2ストッパ53eの位置は、後述する第3ケース56Cの最下位置における第3ケース56Cの下面が後述するケース59の上端よりも高くなる位置であることがより好ましい。この場合、第3ケース56Cが最下位置に下降しても、第3ケース56Cとケース59との衝突を防止できる。
例えば、第2ストッパ53eの位置は、後述する第3ケース56Cの最下位置において、ケース59の上端の高さに予め決められた高さを加算した高さだけ高いとさらに好ましい。ここで、上端の高さに加算する高さとしては、ケース59に収容することが好適な、缶容器、ボトル容器、紙パックなどの特定の収容物が第3ケース56Cの上端から飛び出す高さが挙げられる。
この場合、第3ケース56Cが最下位置に下降しても、ケース59に収容される特定の収容物と第3ケース56Cとの衝突を防止できる。
図4Aに示すように、リブ61Dは、リブ61Aの下端部からリブ61Gにおける+X方向の端部まで延びている。リブ61Dにおける内側(-X方向側)の側面は、リブ61Aの内側の側面Sよりも+X方向寄りに位置する。このため、リブ61Dの厚さはリブ61Aの厚さよりも薄い。
リブ61Dにおける内側の側面には、係止ガイド突起53fと、係止突起65と、がそれぞれ-X方向に突出している。係止ガイド突起53fおよび係止突起65の形状は、ケース59を着脱可能に係止できれば特に限定されない。
本実施形態におけるリブ61Gは、内面部53bの下端から+Y方向に延びる第1板状部61Gaと、第1板状部61Gaからさらに+Y方向に延びる板状の第2板状部61Gbと、を有する。ただし、第1板状部61Gaおよび第2板状部61Gbは、+Y方向に進むにつれて-Z方向に向かって傾斜する上面を有する。
係止ガイド突起53fは、第1板状部61Gaの+X方向の端縁における上面から奥行方向全体にわたって+Z方向に延びている。
係止突起65は、第2板状部61Gbの上方において係止ガイド突起53fの+Y方向の端部から離間して係止ガイド突起53fと平行に延びている。
リブ61D、61Gの突出方向における各先端面は、リブ61Aの突条部61aの先端と同様の位置に形成されている。
図4Bに示すように、リブ61Aにおける+X方向の側面には、右冷蔵室扉11Abが開かれた場合に、冷蔵室27A内を照らす照明部62が設けられている。
例えば、照明部62は、リブ61Aの+X方向の側面に設けられた光拡散板と、リブ61Aの内部に設けられた光源と、を有する。
図4B、7に示すように、リブ61C、61E、およびレール部64Cは、リブ61A、61Cの間において横幅方向を法線方向とする平面に関して、それぞれリブ61A、61D、およびレール部64Aと面対称な、形状および配置を有している。ただし、リブ61Cには、照明部62は設けられていない。照明部62に対応する部位の表面にはリブ61Cの側面が連続しており、同じく内部には図示略の発泡断熱材が充填されている。
このため、リブ61C、61E、およびレール部64Cの構成は、上述の説明において、+X方向と-X方向とを逆に読み換えれば容易に理解されるので、詳細の説明は省略する。例えば、リブ61Cは、突条部61aの+X方向側に、リブ61Aと同様の凹凸係合部Eを有する。以下、特にリブ61Cにおける凹凸係合部Eであることを明示する場合には、凹凸係合部Ecと表記する。例えば、段部53cとレール部64Cとの間には、隙間Gaと同様の隙間Gcが形成されている。
リブ61Cにおける段部53c、第1ストッパ53d、および第2ストッパ53e、リブ61Eにおける係止突起65および係止ガイド突起53fも同様である。
図4A、4Bに示すように、リブ61Bは、リブ61A、61Cの間における内面部53aから+Y方向に突出している。リブ61Bは、上下方向においてリブ61Fから内面部53aの略中央部まで延びている。例えば、図7に示す例では、リブ61Bは、-X方向から見てリブ61Cにおける凹凸係合部Ecの中央(上側から6番目の凹溝部61cの位置)まで延びている。
リブ61Bは、-X方向側に側面Sm(図4A参照)と、+X方向側に側面Sp(図4B参照)とをそれぞれ有する。側面Smは、横幅方向においてリブ61Cの側面Sと向かい合っている。側面Spは、横幅方向においてリブ61Aの側面Sと向かい合っている。
リブ61Bの突出方向における先端部には、リブ61Bの上下方向における長さの範囲に、凹凸係合部Eが形成されている。
リブ61Bにおける平面部61bは、リブ61Bの突出方向における先端面を形成している。リブ61Bにおける凹溝部61cは、凹凸係合部Eaにおける上半部の凹溝部61cと同様に形成されている。例えば、図7に示す例では、リブ61Bにおける凹溝部61cは、凹凸係合部Eaにおける上側の5個と同一の形状および配置を有する。
このように、リブ61Bにおける凹凸係合部Eは、凹凸係合部Eaよりも凹溝部61cの数が少ない。以下、特にリブ61Bにおける凹凸係合部Eであることを明示する場合には、凹凸係合部Ebと表記する。
リブ61Bにおける横幅方向の厚さは、少なくとも凹凸係合部Eaの幅の2倍程度である。凹凸係合部Ecにおける凹溝部61cは、リブ61Bの厚さ方向(横幅方向)に貫通していなくてもよいが、本実施形態では貫通している。
凹溝部61cをリブ61Bの厚さ方向に貫通させない場合には、凹溝部61cは、リブ61Bの側面Sm、Spからリブ61Bの内側に向かってそれぞれ形成される。
図4Aに示すように、側面Smには、レール部64Bcと、段部53gと、が設けられている。
レール部64Bcは、側面Smに設けられている点と、上下方向の長さが短い点と、を除けば、リブ61Aにおける第1レール部64aと同様に、+X方向に突出された突起である。
すなわち、レール部64Bcは、第1レール部64aと同様の上面64eと、第1レール部64aにおけるよりも上下方向に短い後面64cおよび前面64dと、を備え、下面64fに代えて下面64pを備える。
下面64pは、-Y方向から見て、第1ストッパ53dの上端面と同様の位置に形成されている。
段部53gは、側面Smに設けられている点と、リブ61Bの上下方向の長さの範囲に形成されている点と、を除けば、段部53cと同様に形成されている。このような構成により、レール部64Bcおよび段部53gの間には、隙間Gaと同様の隙間Gbcが形成されている。隙間Gbaには隙間Gaにおける第1ストッパ53dと同様の第1ストッパが設けられてもよいし、設けられていなくてもよい。図4Aに示す例では、隙間Gbaには第1ストッパ53dは設けられていない。
図4B、7に示すように、側面Spには、レール部64Baと、段部53gと、が設けられている。レール部64Baおよび段部53gは、側面Sp、Smの間において横幅方向を法線方向とする平面に関して、それぞれ側面Smにおけるレール部64Bcおよび段部53gと面対称な、形状および配置を有している。このため、上述の説明において、例えば、+X方向と-X方向とを逆に読み換えれば容易に理解されるので詳細の説明は省略する。このような構成により、レール部64Baおよび段部53gの間には、隙間Gaと同様の隙間Gbaが形成されている。隙間Gbaには隙間Gaにおける第1ストッパ53dと同様の第1ストッパが設けられてもよいし、設けられていなくてもよい。図4B、7に示す例では、隙間Gbaには第1ストッパ53dは設けられていない。
以上説明したように、後面部材53において、リブ61Bは、リブ61A(第1壁体部)の突出方向(+Y方向、第1方向)と交差する横幅方向(第2方向)においてリブ61Aと向かい合う第2壁体部になっている。リブ61A、61Bの第1方向の先端部には、それぞれ凹凸係合部E(凹凸係合部Ea、Eb)が設けられている。リブ61A、61Bには、互いに向かい合う側面S、Spから突出し、上下方向に延びているレール部64(レール部64A、64Ba)が設けられている。
同様に、リブ61C、61Bは、それぞれ第1壁体部、第2壁体部に対応し、それぞれの第1方向の先端部に凹凸係合部E(凹凸係合部Ec、Eb)が設けられている。さらに、リブ61C、61Bには、互いに向かい合う側面S、Smから突出し上下方向に延びているレール部64(レール部64C、64Bc)が設けられている。
同様に、リブ61A、61Cは、それぞれ第1壁体部、第2壁体部に対応し、それぞれの第1方向の先端部に凹凸係合部E(凹凸係合部Ea、Ec)が設けられている。さらに、リブ61A、61Cには、互いに向かい合う側面S、Sから突出し、上下方向に延びているレール部64(レール部64A、64C)が設けられている。
なお、互いに向かい合う壁体部における第1壁体部および第2壁体部の対応は、上述と逆であってもよい。
次に、複数のケース56の詳細構成について説明する。
図3に示すように、各ケース56は、いずれもレール部に沿って、第1壁体部および第2壁体部の間を上下方向に移動可能である。各ケース56は、配置される第1壁体部および第2壁体部の間の隙間に入る横幅方向の長さ(幅)を有するケース本体56aをそれぞれ備える。
第1ケース56A、第2ケース56B、および第3ケース56Cにおける各ケース本体56aを区別する場合、それぞれ、ケース本体56aA、56aB、56aCと表記する場合がある。
第1ケース56Aは、リブ61A、61Bの間に配置される。第2ケース56Bは、
リブ61C、61Bの間に配置される。第3ケース56Cは、リブ61A、61Bの間に配置される。
各ケース56に共通する構成について、第1ケース56Aの例で説明する。
以下、特に断らない限り、各部の位置関係について、上述の冷蔵庫1に固定した方向に基づいて説明する。ただし、第1ケース56Aは、右冷蔵室扉11Abを開いた状態で着脱する。右冷蔵室扉11Abの開き角は、開放限度内で任意である。
このため、右冷蔵室扉11Abを開いて使用者が右冷蔵室扉11Abの内面側に正対したとき(以下、正対時と称する)の使用者から見た左右および前後は本明細書で定義した左右および前後とは異なる。以下では、必要に応じて正対時の位置関係について補足する場合がある。
図8は、実施形態における扉容器の一例を示す斜視図である。図9は、図8中に示された扉容器の分解斜視図である。図10は、図8中に示された扉容器のF10-F10線に沿う断面図である。
図8に示すように、第1ケース56Aは、ケース本体56aAと、挟持機構60と、を有する。
ケース本体56aAは、上方が開放された椀状に形成されている。ケース本体56aAの外形は略直方体状である。ここで、略直方体状とは、直方体の形状の他に、直方体における角部、稜線、および面部のいずれかに丸み、湾曲、屈曲、段、凹凸などの種々の形状が付加された直方体類似の形状を含む。ケース本体56aAは、厚さ方向に貫通する貫通孔、切欠きなどを有していてもよい。ただし、以下では、第1ケース56Aが厚さ方向に貫通する貫通孔、切欠きなどを有しない場合の例で説明する。
ケース本体56aAは、底部56f、第1壁部56b、第2壁部56c、第1側壁部56d、および第2側壁部56eを有する。
底部56fの平面視(-Z方向視)形状は、横幅方向および奥行方向に延びる周縁を有する略矩形状である。
第1壁部56bは、底部56fにおける+Y方向の周縁から+Z方向に延びている。
第2壁部56cは、底部56fにおける-Y方向の周縁から+Z方向に延びている。第2壁部56cは、冷蔵庫1の内部に配置されたときに、内面部53aと向かい合う壁部である。例えば、第2壁部56cは、内面部53aと略平行な平面からなる。
第1側壁部56dは、底部56fにおける+X方向の周縁から+Z方向に延びている。第1側壁部56dは、正対時には使用者から見て左手側に位置する。
第2側壁部56eは、底部56fにおける-X方向の周縁から+Z方向に延びている。第2側壁部56eは、正対時には使用者から見て右手側に位置する。
第1ケース56Aにおける収容物の種類は特に限定されない。
挟持機構60は、第2側壁部56eに設けられた挟持機構60Rと、第1側壁部56dに設けられた挟持機構60Lと、からなる。
挟持機構60Rは、係止突起57Rと、ロック部58Rと、を有する。挟持機構60Lは、係止突起57Lと、ロック部58Lと、を有する。
ロック部58R、58Lは、それぞれ、正対時には使用者から見て右手側、左手側に位置する。
以下では、添字R、Lは、誤解のおそれがなければ、適宜省略する場合がある。例えば、係止突起57R、57Lのいずれか一方を表す場合に、単に係止突起57と称したり、係止突起57R、57Lの両方をまとめて各係止突起57などと称したりする場合がある。
係止突起57Rは、第2側壁部56eにおける-Y方向の端部において第2側壁部56eから-X方向に突出している。図8に示す例では、+X方向から見た係止突起57Rの形状は、全体として上下方向に長い。係止突起57Rの上端は、第2側壁部56eの上端の近傍に位置している。係止突起57Rの下端は、第2側壁部56eの上下方向における略中央部に位置する。
係止突起57Rにおける-Y方向の外面は、-Y方向に向いており上下方向に延びる平面からなる平面部57dで形成される。図8に示す例では、平面部57dは第2壁部56cに平行である。平面部57dから第2壁部56cの外面までの奥行方向における距離は内面部53aから段部53c、53gまでの奥行方向における距離よりも短い。
係止突起57Rにおける+Y方向の外面には、上下方向の両端部から-Y方向に突出する上側凸部57aと、下側凸部57bとが含まれる。上側凸部57aと下側凸部57bとの間には、-Y方向に凹んだ凹部57cが形成されている。
上側凸部57aおよび下側凸部57bにおける-Y方向の先端は、平面部57dと平行な同一平面上に位置する。
係止突起57Rにおける奥行方向の幅は、レール部64Baと段部53gとの間の隙間よりも狭い。
係止突起57Lは、第2側壁部56eおよび第1側壁部56dの間において横幅方向を法線方向とする平面に関して、係止突起57Lと面対称な、形状および配置を有している。このため、係止突起57Lは、第1側壁部56dから-X方向に突出する以外は、係止突起57Rと同様の、平面部57d、上側凸部57a、下側凸部57b、および凹部57cを有する。
係止突起57Lにおける奥行方向の幅は、レール部64Aと段部53cとの間の隙間よりも狭い。
第1ケース56Aの横幅方向の寸法に関して、第1側壁部56dの外面から第2側壁部56eの外面までの距離は、レール部64A、64Baにおける各突出方向の先端面の間の距離よりも短い。さらに、係止突起57L、57Rの突出方向における各先端面の間の距離は、リブ61Aの側面Sとリブ61Bの側面Spとの間の隙間よりも短い。
このため、第1ケース56Aは、リブ61Aの側面Sと、リブ61Bの側面Spと、の間において上下方向に移動可能である。その際、係止突起57Lは、レール部64Aと段部53gとの間の隙間を通って上下方向に移動可能である。係止突起57Rは、レール部64Baと段部53gとの間の隙間を通って上下方向に移動可能である。
第1ケース56Aにおける係止突起57Lの上下方向における長さは、隙間64hの上下方向の隙間よりも短い。このため、第1ケース56Aにおける係止突起57Lは、隙間64hを通して、奥行方向に移動可能である。
後述する第2ケース56Bにおける係止突起57Rの上下方向における長さも、第1ケース56Aにおける係止突起57Lと同様である。
ロック部58Rは、第2側壁部56eにおける+Y方向の端部に設けられている。
図9に示すように、ロック部58Rは、保持部58a、スライド部材71(係合部)、弾性部材72、係止ホルダ73、およびカバー70を有する。
ロック部58Lは、第2側壁部56eと第1側壁部56dとの間において横幅方向を法線方向とする平面に関して、ロック部58Rと面対称な、形状および配置を有している。このため、ロック部58Lの保持部58a、スライド部材71、弾性部材72、係止ホルダ73、およびカバー70の形状および配置は、ロック部58Rの構成の説明において、+X方向と-X方向とを逆に読み換えれば容易に理解される。特に、ロック部58R、58Lにおいて、横幅方向を法線方向とする平面による断面形状は互いに共通である。
以下では、特に断らない限り、ロック部58Rの構成について説明する。ただし、図面上見えない部分については、ロック部58Lにおける相当部分の図示を参照する場合がある。
保持部58aは、第1ガイド板58b、第2ガイド板58c、および係止板58dを有する。
第1ガイド板58bは、第2側壁部56eの上端の近傍から-X方向に突出され奥行方向に細長く延びる平板である。第1ガイド板58bの平面視形状は、奥行方向における中間部から+Y方向側では横幅方向の幅が一定であり、同じく+Y方向側における幅は+Y方向に進むにつれて漸次縮幅している。第1ガイド板58bの奥行方向の長さは、係止突起57Rから離間していれば特に限定されないが、図9に示す例では、第2側壁部56eの奥行方向における長さの半分程度である。
第2ガイド板58cは、第1ガイド板58bの下方において第1ガイド板58bから離間した位置において、-X方向に突出した平板である。第2ガイド板58cの平面視の外形は、第1ガイド板58bと同様である。第2ガイド板58cは、-Z方向から見て、第1ガイド板58bと互いに重なる位置に配置されている。
第2ガイド板58cと第1ガイド板58bとの上下方向における距離は、後述するスライド部材71を奥行方向にスライド可能に保持可能な大きさである。
第2ガイド板58cにおける-Y方向寄りの部位には、後述するスライド部材71の操作レバー71Bを横幅方向および奥行方向に挿通可能な平面視C字状の切欠き部58fが形成されている。
第1ガイド板58bおよび第2ガイド板58cの突出方向(-X方向)における基端部には、板厚方向に貫通する係止孔58eがそれぞれ1以上形成されている。複数の係止孔58eは、後述するカバー70を係止するために用いられる。
例えば、図9に示す例では、第1ガイド板58bにおいては2つの係止孔58eが奥行方向に離間して形成されている。図9には図示されないが、第2ガイド板58cにおいては、第1ガイド板58bにおける+Y方向側の係止孔58eと向かい合う位置に係止孔58eが形成されている。
係止板58dは、奥行方向を法線方向とする平板である。係止板58dは、第1ガイド板58bと第2ガイド板58cとの間において、切欠き部58fよりも+Y方向寄りの位置から-X方向に突出している。係止板58dは、第1ガイド板58bおよび第2ガイド板58cを上下方向において互いに接続している。
係止板58dにおける突出方向の先端部には、後述する係止ホルダ73を上下方向および+X方向において係止する係止溝58gが形成されている。
スライド部材71は、スライダ71Aと、操作レバー71Bと、を有する。
スライダ71Aは、第1ガイド板58bと第2ガイド板58cとの間の隙間に収容され、かつ奥行方向にスライド可能とされている。スライダ71Aの-Y方向の先端部には、凹溝部61cと上下方向において係合可能な凸状係合部71aが設けられている。
操作レバー71Bは、スライダ71Aの下面における奥行方向の中間部から-Z方向に延びる棒状部材である。操作レバー71Bは、切欠き部58fに挿通され、第2ガイド板58cの下方に突出する。
スライド部材71の詳細構成は後述する。
弾性部材72は、スライダ71Aを-Y方向に付勢する部材である。弾性部材72の構成は、スライダ71Aを-Y方向に付勢できれば、特に限定されない。例えば、弾性部材72としては、-Y方向に付勢可能な適宜の弾性部材、バネなどが用いられる。例えば、弾性部材72の構成としては、+Y方向に圧縮されたとき、-Y方向に弾性復元力を生じる構成が可能である。図9に示す例では、弾性部材72として、バネの一種である圧縮コイルスプリングが用いられている。
係止ホルダ73は、弾性部材72の+Y方向の端部である基端部72bを保持する。
係止ホルダ73の断面構成について、図10に示すロック部58Lの断面図に基づいて説明する。
係止ホルダ73は、第1係止板73b、第2係止板73c、係止軸73d、および筒部73aを有する。
第1係止板73bおよび第2係止板73cは、係止板58dを挿入可能な隙間を空けて互いに平行に配置されている平板である。第1係止板73bおよび第2係止板73cは、それぞれの中心部に設けられた係止軸73dによって互いに連結されている。
係止軸73dは、係止溝58gの溝幅よりもわずかに小さい外径を有する。
これにより、係止ホルダ73は、係止溝58gに係止軸73dが挿入され、第1係止板73bおよび第2係止板73cの間に係止板58dを挟んだ状態で、係止板58dに係止される。
筒部73aは、弾性部材72の基端部72bを内部に収容する。筒部73aの形状は、収容する弾性部材72の形状に応じた適宜形状を用いることができる。図9に示す例では、弾性部材72が円柱状の外形を有する圧縮コイルスプリングからなることに対応して、筒部73aは、弾性部材72の外形に沿う円穴部を有する円筒状である。
弾性部材72の基端部72bは、筒部73aの内部の所定位置に固定される。
図9におけるロック部58Lの斜視図およびロック部58Rの分解斜視図に示すように、カバー70は、スライダ71A、弾性部材72、係止ホルダ73、および保持部58aを外側から覆っている。
カバー70は、第1ガイド板58bを上側から覆う上板部70aと、第2ガイド板58cを下側から覆う下板部70bと、上板部70aおよび下板部70bを上下方向に接続する側板部70cと、を有する。
側板部70cは、第1ガイド板58bおよび第2ガイド板58cの突出方向における各先端と、+Y方向の端部と、を外方から覆う湾曲板状に形成されている。具体的には、側板部70cは、第1ガイド板58bおよび第2ガイド板58cの-Y方向側を覆う平板部70dと、同じく+Y方向側を覆う凸湾曲部70eと、を有する。
このため、各ロック部58は、第1ケース56Aにおける横幅方向の両側面から横幅方向の外側に突出しているが、各突出量は+Y方向の端部に向かって漸減している。
凸湾曲部70eの形状は、第2ケース56B、第3ケース56Cにおけるロック部58Rが、右冷蔵室扉11Abの開閉時に、左冷蔵室扉11Aaと干渉しない形状に形成される。例えば、凸湾曲部70eは、ヒンジ30を中心として左辺部材51cが描く回転軌跡の内側(ヒンジ30側)に収まる湾曲形状とされる。
図9においてロック部58Lのカバー70に示されるように、下板部70bには、切欠き部58fと下方から重なる位置に、切欠き部70fが形成されている。
切欠き部70fは、操作レバー71Bを横幅方向および奥行方向に挿通可能な形状に形成されている。
カバー70において、-Y方向の端部には、上板部70a、側板部70c、および下板部70bで囲まれた略矩形状の開口部が形成されている。この開口部は、スライダ71Aが奥行方向において進退可能な大きさを有する。
下板部70bの上面には、第2ガイド板58cにおける係止孔58eと係合する係合突起70gが設けられている。図9には図示されていないが、上板部70aの下面にも、第1ガイド板58bにおける各係止孔58eとそれぞれ係合する部位に、係合突起70gが設けられている。
カバー70は、各係合突起70gが、各係止孔58eに係合することによって、保持部58aを上下方向の外側および横幅方向の外側から覆った状態で、保持部58aに固定されている。
図8に示すように、カバー70の装着時におけるロック部58Lの第1側壁部56dからの+X方向への突出量と、ロック部58Rの第2側壁部56eからの-X方向への突出量と、はいずれもWである。Wの大きさは、リブ61Aの平面部61bの幅と、リブ61Bにおける平面部61bの幅の半分と、のいずれよりも大きい。さらに、各側板部70cの外面間の距離は、突条部61aの内面からリブ61Bにおける平面部61bの中央部までの距離よりも短い。
このため、第1ケース56Aは、横幅方向において、突条部61aの内面からリブ61Bにおける平面部61bの中央部までの範囲に収容可能である。
このように、各ロック部58は、係合対象の凹凸係合部Eよりも+Y方向側において、凹凸係合部Eと重なる範囲に突出されている。これにより、正対時においてリブ61A、61Bよりも前側に配置されるため、操作者が視認やすい。さらに、各ロック部58と係合対象の凹凸係合部Eとが奥行方向において重なる位置関係にあるので、ケース56の横幅方向の幅を狭めることなく各ロック部58をコンパクトに収容することができる。各ロック部58は、横幅方向においてリブ61Aの外側に突出していないので、右冷蔵室扉11Abの開閉が円滑に行える。
次に、スライド部材71の詳細構成と、ロック部58の内部構成と、について、図10に示すロック部58Lの断面図に基づいて説明する。図10は、凸状係合部71aが凹溝部61cに係合するロック状態における、スライド部材71の位置を示している。
スライダ71Aの上端部および下端部には、それぞれ第1ガイド板58bの下面および第2ガイド板58cの上面と平行に延びる上側スライド部71gおよび下側スライド部71hを有する。上側スライド部71gと下側スライド部71hとの間の上下方向の距離は第1ガイド板58bと第2ガイド板58cとの間の距離よりもわずかに小さい。このため、スライダ71Aは、第1ガイド板58bの下面および第2ガイド板58cの上面の少なくとも一方に沿って奥行方向にスライド可能である。
上側スライド部71gおよび下側スライド部71hの奥行方向の長さは、係止板58dから、-Y方向における第1ガイド板58bおよび第2ガイド板58cの各端部までの長さに略等しい。
上側スライド部71gおよび下側スライド部71hにおける-Y方向の先端面は、奥行方向を法線方向とする同一平面上に位置する。
上側スライド部71gの先端面は、ロック状態で平面部61bに-Y方向から係止する上側係止部71eを構成している。
下側スライド部71hの先端面は、ロック状態で平面部61bに-Y方向から係止する下側係止部71fを構成している。
本実施形態では、凸状係合部71aは凹凸係合部Eと上下方向に係合する係合部であり、上側係止部71eおよび下側係止部71fは、凹凸係合部Eと-Y方向に係合する係合部である。
凸状係合部71aは、上側係止部71eおよび下側係止部71fよりも-Y方向に突出している。図10に示す例では、凸状係合部71aは、スライダ71Aの高さ方向の中心部から突出している。
凸状係合部71aの形状は、上下方向において、凹溝部61cの下側係合部61eおよび上側スライド部71gの少なくとも一方と係合可能であれば特に限定されない。
本実施形態では、凹溝部61cが横幅方向から見て+Y方向に開口するV字状であることに対応して、凸状係合部71aは、横幅方向から見て-Y方向にすぼまるV字状である。
例えば、凸状係合部71aは、下側係合部71b、先端面71d、および上側係合部71cを有する。
下側係合部71bは、水平方向に延びる平面部である。
先端面71dは、下側係合部71bの-Y方向の端部から+Z方向に屈曲している。上側係止部71eおよび下側係止部71fと、先端面71dとの距離(凸状係合部71aの突出量)は、d2である。本実施形態では、d2の大きさは、凹溝部61cの深さd1よりは小さい。
上側係合部71cは、先端面71dの上端部から+Z方向に進むにつれて+Y方向に向かう斜め上方向に延びる傾斜面である。上側係合部71cの下側係合部71bに対する傾斜角はθ2である。θ2の大きさは鋭角であれば特に限定されない。θ2は、θ1と同程度であることがより好ましい。
スライダ71Aの中心部において、凸状係合部71aと反対側(凸状係合部71aの裏側)には、+Y方向に開口する穴部71iが形成されている。
スライダ71Aの内部において、穴部71iの開口部よりも+Y方向側は、上側スライド部71gおよび下側スライド部71hで挟まれた空間である。この空間は、係止ホルダ73の筒部73aが奥行方向において相対的に進退可能な広さを有する。
穴部71iは、弾性部材72を内部に収容可能な大きさを有する。本実施形態では、弾性部材72の外径よりもわずかに大きい内径を有する円穴である。穴部71iは、凸状係合部71aの裏側から、奥行方向におけるスライダ71Aの中央部まで延びている。
本実施形態では、筒部73aの外径は穴部71iの内径よりも大きいので、筒部73aは穴部71iの内部に挿入できない。このため、穴部71iの深さと筒部73aの深さとの和は、弾性部材72を圧縮可能な最小長さを規定している。このため、弾性部材72の長さL0まで圧縮する必要がある場合には、穴部71iの深さと筒部73aの深さとの和は、L0よりも小さいL1にする必要がある。穴部71iの深さと筒部73aの深さとは、それぞれ、L1の半分程度にすることがより好ましい。
図10に示す例では、穴部71iの深さと筒部73aの深さとは、それぞれ、ロック状態における弾性部材72の長さの約三分の一から約五分の二程度とされている。これにより、操作レバー71Bを+Y方向に引いて弾性部材72が最も圧縮されたとき、弾性部材72が穴部71iおよび筒部73aによって略覆われるようになっている。
操作レバー71Bは、連結軸71kと、レバー本体71jと、を有する。
連結軸71kは、下側スライド部71hにおける奥行方向の略中央部から-Z方向に延びている。連結軸71kの下端は、下板部70bの下方に突出している。
レバー本体71jは連結軸71kの下端から下方に延びる棒状に形成されている。
レバー本体71jにおける-Y方向の表面である前面部71mは、下側に直線状に延びた後、下端部において漸次-Y方向に向かって湾曲している。このため、前面部71mは-X方向から見るとJ字状である。
これに対してレバー本体71jにおける+Y方向の表面である後面部71nは、下側に直線状に延びる平面である。
以上説明したように、スライド部材71は、―X方向から見るとT字状である。
操作レバー71Bにおけるレバー本体71jの長さは、指Fを掛けることができる程度長さであればよい。
スライダ71Aの長さは、長い方がスライダ71Aの進退移動が安定するためより好ましい。
図3に示すように、第2ケース56Bは、ケース本体56aAに代えて、ケース本体56aBを備える以外は、第1ケース56Aと同様の構成を有する。ケース本体56aBは、ケース本体56aAと同一部材でもよいし、ケース本体56aAと寸法、形状などが異なる部材でもよい。
第2ケース56Bは、横幅方向において、リブ61Cにおける突条部61aの内面からリブ61Bにおける平面部61bの中央部までの範囲に収容可能である。
第3ケース56Cは、ケース本体56aAに代えて、ケース本体56aCを備える以外は、第1ケース56Aと同様の構成を有する。ケース本体56aCは、少なくとも+Y方向の端部における横幅方向の幅が、レール部64A、64Cの間の横幅方向の距離よりも狭い。第3ケース56Cは、第1ケース56Aにおける第1壁部56b、第2壁部56cに代えて、それぞれよりも横幅方向の長さが短い第1壁部56bC、第2壁部56cCを備える。
ただし、第3ケース56Cにおける係止突起57Lの上下方向における長さは、隙間64iの上下方向の隙間よりも短い。このため、第3ケース56Cにおける係止突起57Lは、隙間64iを通して、奥行方向に移動可能である。
第3ケース56Cにおけるにおける係止突起57Rの上下方向における長さも、係止突起57Lと同様である。
第3ケース56Cにおける収容物の種類は、第1ケース56Aと同様、特に限定されない。第3ケース56Cにおいては、缶容器、ボトル容器、紙パック、卵などのそれぞれ略一定の高さを有する特定の収容物が収容されてもよい。
この場合、第3ケース56Cの内部には、特定の収容物の形状に応じたトレイ部材が配置されてもよい。図3に示す例では、第3ケース56Cの内部には、収容物82を収容する卵トレイ56hが配置されている。
ここで、図3に示す例における各ケース56の移動範囲について説明する。
図11は、実施形態の冷蔵庫における扉容器の移動範囲を示す断面図である。
図11に示す第1ケース56A1は、図示略の係合部71aが凹凸係合部Eaにおける最も上側の凹溝部61cである凹溝部61c1に係合した場合の第1ケース56Aの位置を示す。
同様に、第1ケース56A2は、図示略の係止突起57Lが第1ストッパ53dに上側から係止した第1ケース56Aの最下位置を示す。このとき、上述したように、第1ケース56Aは、上から5番目の凹溝部61cである凹溝部61c5に係合可能である。
これに対して、上述したように、第3ケース56Cは、上から6番目の凹溝部61cである凹溝部61c6に係合可能である。ただし、この場合、図11に示す第1ケース56Aの深さでは、第3ケース56Cの上端と、第1ケース56A2の下面と、が干渉する。第1ケース56Aの深さを浅くするか、第1ストッパ53dをさらに上方に配置すれば、干渉は防止できる。
第3ケース56C1は、図示略の係合部71aが上から7番目側の凹溝部61cである凹溝部61c7に係合した場合の第3ケース56Cの位置を示す。この場合、第1ケース56A2の下面と、第3ケース56C1の上端との間には隙間Δ1が形成されている。
なお、初めから凹溝部61c6を設けない構成、あるいは凹溝部61c6を塞ぐなどして係合部71aが係合できないようにした構成とすれば、第3ケース56C1が最上位置になる。この場合、第1ケース56Aがレール部64に沿って落下した場合でも第1ケース56Aと第3ケース56Cと衝突することはない。第3ケース56Cからの突出量がΔ1未満の収容物に関しても同様である。
第3ケース56C2は、図示略の係合部71aが上から11番目側の凹溝部61cである凹溝部61c11に係合した場合の第3ケース56Cの位置を示す。この場合、第1ケース56A2の下面と、第3ケース56C2の上端との間には隙間Δ2が形成されている。ここでΔ2は、凹溝部61cの配置ピッチをδとすると、Δ2=Δ1+3×δである。
このため、第3ケース56Cの深さをz1とすると、第3ケース56C1では、Δ1+z1、第3ケース56C2では、Δ2+z1未満の高さを有する収容物を、第1ケース56A2と干渉することなく収容することができる。
第3ケース56C3は、第3ケース56Cにおける図示略の係止突起57Lが第2ストッパ53eに上側から係止した場合の第3ケース56Cの位置を示す。この場合、第3ケース56Cの下面と、ケース59の上端59cとの間には隙間Δ3が形成されている。
ケース59は、第1収容部59aと、第2収容部59bと、を有する。
第1収容部59aは、リブ61Gにおける第2板状部61Gb上に載置される底板59dを有する。第1底板59dは、第2板状部61Gbと同様に傾斜しており、かつ第1板状部61Gaと略段差なく連なっている。
第1板状部61Gaおよび第1底板59d上には、それぞれの傾斜面にしたがって+Y方向に傾斜した状態で収容物83が収容できる。
収容物83の種類は特に限定されない。例えば、収容物83は、缶容器、ボトル容器、紙パックなどであってもよい。
第2収容部59bは、リブ61Gおよび第1収容部59aよりも+Y方向に突出している。第2収容部59bは第2板状部61Gbの第1底板59dと同様に傾斜した第2底板59eを有している。このため、第2収容部59bは、収容物84を+Y方向に傾斜した状態で収容できる。
収容物84の種類は特に限定されない。例えば、収容物84は、収容物83として例示された適宜の収容物が収容可能である。
ケース59の横幅方向における各側面には、係止ガイド突起53fと係止突起65との間の隙間に上方から挿入可能な係合突起59fが外側に向かってそれぞれ突出している。これらの係合突起59fが係止突起65および係止ガイド突起53f(図4A、4B参照)と係合することによって、後面部材53におけるケース59の奥行方向の位置が固定されている。
次に、第1ケース56Aと後面部材53との係合構造について説明する。ただし、リブ61Aおよびレール部64Aにおける係合構造と、リブ61Bおよびレール部64Baにおける係合構造と、は同様なので、リブ61Aおよびレール部64Aにおける係合構造を中心として説明する。
図12は、実施形態の冷蔵庫における扉容器のロック状態を示す断面図である。図13は、実施形態の冷蔵庫における扉容器のロック解除状態を示す断面図である。
図12に示すように、ロック状態の第1ケース56Aにおいて、係止突起57Lは、段部53cと、レール部64の前面64dとの間の空間に挿入されている。上側凸部57aおよび下側凸部57bは前面64dにそれぞれ当接している。平面部57dと段部53cとの間には隙間が形成されている。
スライダ71Aは、弾性部材72によって-Y方向に付勢されている。この結果、スライダ71Aは、第1ガイド板58bおよび第2ガイド板58cに案内されて-Y方向に進出している。スライダ71Aは、カバー70における-Y方向の開口部よりも-Y方向に突出している。
凸状係合部71aは、凹凸係合部Eaにおけるいずれかの凹溝部61cに挿入されている。上側係止部71eおよび下側係止部71fは、弾性部材72によって付勢された状態で、それぞれ凹溝部61cに隣接する平面部61bを押圧している。これにより、スライダ71Aの長手方向は、平面部61bと垂直になっている。
凸状係合部71aは、上側係止部71eおよび下側係止部71fからの突出部分のみが凹溝部61cに挿入されるので、先端面71dと溝底部61fとの間には隙間が形成されている。
第1ケース56Aには下向きに重力が作用しているので、下側係合部71bは平面部61bと係合している。このとき、上側係合部71cと上側係合部61gとの間には隙間が形成されている。すなわち、凸状係合部71aは、凹凸係合部Eaに対して-Z方向に係合している。
ただし、第1ケース56Aをその自重に抗して上方に押し上げる外力が作用すると、外力の大きさによっては、スライダ71Aが平面部61bに沿って上方に移動して、上側係合部71cが上側スライド部71gと係合する。
このように、弾性部材72は、凸状係合部71aと係止突起57Lとの間にレール部64Aと凹凸係合部Eaとを挟んで凹凸係合部Eaを押圧できるように設けられている。
弾性部材72の押圧力fは、上下方向に離間した上側係止部71eおよび下側係止部71fによって、平面部61bに伝達される。
この押圧力の反力によって、第1ケース56Aは+Y方向に引っ張られるので、上側凸部57aおよび下側凸部57bは、押圧力と同じ大きさの力fでそれぞれ前面64dを+Y方向に押圧する。
なお、平面視におけるそれぞれの押圧位置は厳密な同一直線上ではないが、リブ61Aの側面Sの近傍であり、側面Sに沿う奥行方向において実質的に対向し合う位置関係である。このため、横幅方向における押圧位置のずれによって生じる水平面内における回転モーメントは無視できる。
本実施形態では、図12に示すように、上側係止部71eおよび下側係止部71fは、上下方向における上側凸部57aおよび下側凸部57bの間で奥行方向に対向する位置関係ある。このため、各押圧力の作用点のずれによる鉛直面内の回転モーメントが生じないので、奥行方向における挟持状態が安定する。
上下方向における上側係止部71eの押圧位置から下側係止部71fの押圧位置までの間の後側押圧領域P1は、上下方向における上側凸部57aの押圧位置から下側凸部57bの押圧位置までの間の前側押圧領域P2と奥行方向から見て重なる範囲であれば、特に限定されない。ただし、後側押圧領域P1は、図12に示す例のように、前側押圧領域P2の範囲内であることがより好ましい。
本実施形態によれば、弾性部材72の-Y方向への押圧力fは、凸状係合部71aの上下方向の幅よりも広く離間した上側係止部71eおよび下側係止部71fによってリブ61Aに伝達される。このため、-X方向に見ると、レール部64と凹凸係合部Eとは、上側凸部57aおよび下側凸部57bの2点と、上側係止部71eおよび下側係止部71fの2点と、の計4点によって挟まれている。
このため、レール部64と凹凸係合部Eへの押圧力が、それぞれ1点ずつの計2点、あるいは1点と2点との計3点において作用する場合に比べると、第1ケース56Aが横幅方向に交差する鉛直面内で回転しにくくなる。この結果、第1ケース56Aががたつきにくくなる。
このようなロック状態では、第1ケース56Aの上下方向における位置は、凹溝部61cの位置に応じて固定される。本実施形態では、ロック状態を解除することによって、第1ケース56Aの上下方向の位置を変更できる。ただし、この動作は右冷蔵室扉11Abを開いた状態で行うので、図13には、正対時における後方向(右冷蔵室扉11Abの内側から前面板52に向かう方向)の矢線を-η方向、その反対の、正対時における前方向の矢線を+η方向として記載している。
ロック状態を解除するには、図13に示すように、例えば、使用者のおよび指Fなどを操作レバー71Bに掛けて、スライド部材71を係止ホルダ73の方(+η方向)に後退させる。
操作レバー71Bを+η方向に引くと、スライダ71Aが+η方向に移動する。このとき、弾性部材72は圧縮される。スライダ71Aに設けられた凸状係合部71aは凹溝部61cから後退する。これにより、スライダ71Aと凹凸係合部Eaとの係合が解除される。
スライダ71Aの移動量が凸状係合部71aの突出量d2よりも大きくなると、係止突起57Lとが凸状係合部71aとの間の間隔が前面64dと平面部61bとの間の距離よりも大きくなるので、係止突起57Lは前面64dから、凸状係合部71aは平面部61bからそれぞれ離間することができる。
これにより、+X方向側における第1ケース56Aのロック状態が解除される(ロック解除状態)。
同様にして、第1ケース56Aでは、-X方向の側面における係止突起57Rとロック部58Rとが、レール部64Baと凹凸係合部Ebとを間に挟んで、ロック状態およびロック解除状態とが切り替え可能になっている。ただし、リブ61Bおよびレール部64Baにおける係合構造においては、凹凸係合部Ebの横幅方向における+X方向側のみが使用される。
第1ケース56Aでは、横幅方向における各ロック部58によるロック状態が両方とも解除されたときに、上下方向の移動が可能になる。このため、冷蔵室27Aへの収容物の出し入れの際にロック部58の一方の操作レバーが動いただけでは、第1ケース56Aが落下することはない。
本実施形態では、レール部64A、64Baにおける各前面64dおよび段部53c、53gは、いずれも上下方向に沿う平面である。これにより、ロック解除状態では、係止突起57L、57Rは、それぞれ各前面64dと段部53c、53gとの間の隙間Ga、Gbaに沿って、円滑に上下方向に移動できる。
同様にして、第2ケース56Bでは、+X方向の側面における係止突起57Lとロック部58Lとが、レール部64Bcと凹凸係合部Ebとを間に挟んで、ロック状態およびロック解除状態が切り替え可能に設けられている。ただし、リブ61Bおよびレール部64Baにおける係合構造においては、凹凸係合部Ebの横幅方向における-X方向側のみが使用される。
さらに、第2ケース56Bでは、-X方向の側面における係止突起57Rとロック部58Rとが、レール部64Cと凹凸係合部Ecとを間に挟んで、ロック状態およびロック解除状態が切り替え可能に設けられている。
同様にして、第3ケース56Cでは、+X方向の側面における係止突起57Lとロック部58Lとが、レール部64Aと凹凸係合部Eaとを間に挟んで、ロック状態およびロック解除状態が切り替え可能に設けられている。
さらに、第3ケース56Cでは、-X方向の側面における係止突起57Rとロック部58Rとが、レール部64Cと凹凸係合部Ecとを間に挟んで、ロック状態およびロック解除状態が切り替え可能に設けられている。
以上、右冷蔵室扉11Abについて説明したが、左冷蔵室扉11Aaは、開閉方向と横幅方向の幅が異なる以外は、同様の構成を有する。
左冷蔵室扉11Aaの内部構成は特に図示しないが、右冷蔵室扉11Abと同様な内部構成が用いられてもよい。
ただし、左冷蔵室扉11Aaの横幅方向の幅によっては、例えば、リブ61Bが省略されてもよい。この場合、左冷蔵室扉11Aaの内部には、第3ケース56Cと同様なケースが上下にそれぞれ配置されてもよい。
次に、冷蔵庫1の動作について、ケース56の着脱動作を中心として説明する。
図14、15は、実施形態の冷蔵庫における扉容器の着脱動作を説明する断面図である。
各ケース56は、右冷蔵室扉11Abが開いた状態で、上述したロック解除状態において、後面部材53から着脱される。
例えば、第1ケース56Aを後面部材53に装着する場合、図14に二点鎖線で示す第1ケース56Aaのように、操作者は、指Fによってロック部58Laをロック解除状態として、上面64eとリブ61Fとの間の隙間64hに向かって-η方向に挿入する。
特に図示しないが、同様にロック部58Rもロック解除状態として、レール部64Baの上面64eとリブ61Fとの間の隙間に向かって-η方向に挿入する。
係止突起57Lが段部53cに、係止突起57R(図示略)が段部53g(図示略)に当接する程度に挿入した後、第1ケース56Aを下降(-Z方向に移動)させる。
以下、図14に示す第1ケース56Aの+X方向の側面における動作を中心として説明する。
第1ケース56Aをさらに下降させると、係止突起57Lが段部53cとレール部64Aの前面64dとの間に挿入される。
これにより、図13に示すように、第1ケース56Aは、前面64dと段部53cとの間の隙間Gaに沿って上下方向の移動が可能になる。本実施形態では、操作レバー71Bは、スライダ71Aの略中央部から下方に延びているので、指Fは、スライダ71Aの-η方向の先端部と操作レバー71Bにおける前面部71mとの間の空間に配置される。本実施形態では、操作レバー71Bの可動範囲において最も-η方向に移動しても平面部61bと前面部71mとの間には、指Fが挿入可能な隙間が形成される。このため、指Fがリブ61Aと操作レバー71Bとによって挟み込まれることはない。
さらに、各操作レバー71Bは、リブ61A、61B、61Cよりも+η方向に位置しているので、操作者から容易に視認できる。例えば、操作者は、指Fを離した後に、再び操作レバー71Bに指Fを掛けることが容易である。
操作者は、上下方向において第1ケース56Aを固定したい適宜の位置に第1ケース56Aを移動する。このとき、操作者からは、凹凸係合部Ea、Ebが見えるので、凸状係合部71aを係合させる凹溝部61cの位置を予め確認できる。
操作者は、第1ケース56Aを適宜の位置に移動したら、指Fの力を緩める。スライド部材71は、弾性部材72からの付勢力によって-η方向に移動する。
このとき、-η方向に凹溝部61cが存在して、凸状係合部71aの一部が凹溝部61c内に進入すれば図14に実線で示すロック状態が形成される。
すなわち、図6に示すように、凹溝部61cの近傍には、平面部61bから凹溝部61cに向かう上側湾曲部61hおよび下側湾曲部61dが形成されているので、凸状係合部71aが凹溝部61cの位置から多少上下方向にずれていても、上側湾曲部61hに沿って上側係合部61gに、または下側湾曲部61dに沿って下側係合部61eに、案内される。
特に、凸状係合部71aが上側湾曲部61hまたは上側係合部61gに当接すると、これらからの反力成分は、第1ケース56Aの自重成分の方向とも一致するので、より円滑に第1ケース56Aが下降する。このようにして、下側係合部71bが平面部61bと当接する。
一方、凸状係合部71aと凹溝部61cとのずれが大きい場合、凸状係合部71aの先端は平面部61bが当接する。この場合には、操作者が上下方向に第1ケース56Aをずらすことによって、近傍の凹溝部61cに凸状係合部71aが進入し、上述のようにロック状態が形成される。
操作者は、ロック状態における第1ケース56Aの位置が希望と異なる場合には、操作レバー71Bを+η方向に引いてロック解除状態を形成した後、上述と同様にして他の凹溝部61cに凸状係合部71aを係合させることができる。
本実施形態では、凹溝部61cの上側が、+Y(+η)方向に向かって+Z方向に傾斜する上側係合部61gからなり、下側が水平に延びる平面部61bからなる。このため、凸状係合部71aが+η方向にある程度移動すると、上側係合部61gに沿って上方へはある程度容易に移動できる。しかし、平面部61bと重なる範囲では、第1ケース56Aを下降させることは難しい。このため、ロック状態の解除途中に第1ケース56Aが落下しにくい。
さらに本実施形態では凹溝部61cの開口部の下側には、下側湾曲部61dが形成されているので、凸状係合部71aが平面部61bよりも+η方向に移動しても下側湾曲部61dの範囲では、急峻な落下が抑制される。
同様に、凹溝部61cの開口部の上側には、上側湾曲部61hが形成されているので、凸状係合部71aが上側係合部61gよりも+η方向に移動しても上側湾曲部61hの範囲では、急峻な上昇が抑制される。
これにより、ロック状態の解除過程における第1ケース56Aの急峻な上下移動が抑制される。
特に、R2の方がR1より大きいと、下側湾曲部61dの湾曲に比べて上側湾曲部61hの湾曲が大きくなるので、第1ケース56Aを持ち上げる力が必要となる上方への移動における抵抗が低減される。これにより、第1ケース56Aの上方への移動が円滑に行える。
図14において実線で示す第1ケース56Aは、凹凸係合部Eaにおける最も上側の凹溝部61cに係合されている。
第1ケース56Aは、凹凸係合部Eaの上から1番目から5番目のまでのいずれの凹溝部61cにも係合可能である。
ただし、本実施形態では、第1ストッパ53dが設けられているので、二点鎖線で示す係止突起57Lbのように、係止突起57Lは第1ストッパ53dよりも下方には移動できない。この結果、第1ケース56Aの各ロック部58が意図的にロック解除されたり、万一故障してロック解除されたりしても、第1ケース56Aが、上から5番目の凹溝部61cとの係合位置よりも下方に落下することはない。
このため、第1ケース56Aの最下位置の下面よりも低い位置の第3ケース56Cおよび第3ケース56C内の収容物が、第1ケース56Aのレール部64に沿った落下によって損傷するおそれがない。
本実施形態では、隙間64hが第1ケース56Aの係合可能な移動範囲よりも上方に設けられている。このため、使用者が第1ケース56Aの上下方向の位置を変更する途中で、第1ケース56Aが+Y方向(+η方向)に抜けることを防止できる。
次に、第3ケース56Cを後面部材53に装着する場合の例を説明する。ただし、第1ケース56Aの場合と同様、第3ケース56Cの+X方向の端部を中心として説明する。
第3ケース56Cを後面部材53に装着するには、図15に二点鎖線で示す第3ケース56Caのように、操作者は、指Fによってロック部58Laをロック解除状態として、隙間64iに向かって-η方向に挿入する。
係止突起57Laが、二点鎖線で示す係止突起57Lbのように段部53cに当接する程度に挿入された後、操作者は第3ケース56Cを上下方向に移動させる。
例えば、操作者は、実線で示す第3ケース56Cのように、第3ケース56Cを上昇させてもよい。
本実施形態では、隙間64iが第3ケース56Cの係合可能な移動範囲よりも下方に設けられている。このため、使用者が第3ケース56Cの上下方向の位置を変更する途中で、第3ケース56Cが+Y方向(+η方向)に抜けることを防止できる。
例えば、操作者は、二点鎖線で示す係止突起57Lcのように第2ストッパ53eに係止突起57Lcが上方から係止する位置まで、第3ケース56Cを一旦下降させてもよい。この場合、係止突起57Lcが第2ストッパ53eに係止することによって、第3ケース56Cの下降が停止されるので、操作者は、第3ケース56Cから手を離してもよい。
操作者は、第3ケース56Cを上方向に移動して、上述した第1ケース56Aと同様にして、ロック状態を形成できる。第3ケース56Cの場合、凹凸係合部Eaにおける下側の6個の凹溝部61cの中のいずれかの凹溝部61cにおいてロック状態を形成できる。
例えば、図15において実線で示す第3ケース56Cは、凹凸係合部Eaにおける下から2番目の凹溝部61cに係合されている。
本実施形態では、リブ61A、61Cに第2ストッパ53eが設けられているので、各係止突起57は第2ストッパ53eよりも下方には移動できない。この結果、第3ケース56Cの各ロック部58が意図的にロック解除されたり、万一故障してロック解除されたりしても、第3ケース56Cの落下位置は、第2ストッパ53eによって規制される。このため、図11に示す第3ケース56C3よりも下方に第3ケース56Cが落下することがない。すなわち、第3ケース56Cの最下位置の下面よりも低い位置のケース59およびケース59内の収容物83、84が、第3ケース56Cのレール部64に沿った落下によって損傷するおそれがない。
さらに、係止突起57Lが第2ストッパ53eに係止した状態では、係止突起57Lcで示すように、+η方向には、隙間64iよりも下方にレール部64Aの一部である第2レール部64bが配置されている。このため、操作者が、第3ケース56Cを持ち上げない限り、第3ケース56Cが隙間64iを通して+η方向に外れることもない。
同様に、上下方向に移動中に、レール部64に沿って第3ケース56Cが落下した場合、第3ケース56Cは、隙間64iの-η側を通過して、第2ストッパ53eに着地する。このとき、第2ストッパ53e上の係止突起57Lよりも+η方向には、第2レール部64bが位置する。このため、係止突起57Lが、さらに+η方向に移動するには、第2レール部64bを乗り越える必要がある。これにより、第3ケース56Cが隙間64iを通過して+η方向に飛び出すことを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態の冷蔵庫1によれば、例えば、右冷蔵室扉11Abにおいて、ケース56が、レール部64に沿ってリブ61の間を上下方向に移動可能である。レール部64と内面部53aとの間には、ケース56の下降位置を規制する第1ストッパ53dおよび第2ストッパ53eが設けられている。これにより、ケース56の配置位置を変更する際にケース56が落下しても、ケース56と、ケース56、59内における収容物の損傷を抑制することができる。
特に、レール部64は、第3ケース56Cを容易に着脱可能な隙間64iを有しているが、隙間64iの下方には第2レール部64bが設けられているので、隙間64iから第3ケース56Cが外れることが防止される。
上記実施形態では、各扉容器における両側部の挟持機構が左右対称の場合の例であるとして説明したが、各挟持機構の構造および配置の少なくとも一方は左右対称でなくてもよい。この場合、各挟持機構と係合する凹凸係合部およびレール部は、その形状および配置の少なくとも一方が左右非対称に設けられてもよい。
上記実施形態では、リブ61Bにおける凹溝部61cがリブ61Bの先端部を横幅方向に貫通しているとして説明した。この場合、第1ケース56Aのロック部58Rと、第2ケース56Bのロック部58Lと、の間の隙間を狭くすることができるので、第1ケース56Aおよび第2ケース56Bの収容スペースを大きくすることができる。
しかし、第1ケース56Aおよび第2ケース56Bの収容スペースに余裕がある場合には、凹溝部61cは横幅方向において分断されていてもよい。例えば、リブ61Bにおける厚さ方向の中央部に、凹溝部61cを左右に分断し、凹溝部61cよりも突出する適宜の突条、突片などのリブが設けられてもよい。
上記実施形態では、挟持機構の係合部として、凹凸係合部の凹部に係合する凸状係合部を有するとして説明した。しかし、挟持機構の係合部は、凹凸係合部の凸部に係合する凹状係合部でもよい。
上記実施形態では、挟持機構の係合部の一部に上下方向に離間した2箇所の突き当て部を有するとして説明した。しかし、突き当て部は、1箇所に設けられていてもよいし、3箇所以上に設けられていてもよい。
さらに、係合部が凹凸係合部と上下方向および横幅方向に交差する方向に係合できれば、突き当て部は設けられなくてもよい。
上記実施形態では、挟持機構において、係合部を有するスライド部材がケースに対して相対移動することによって、挟持機構がレール部および凹凸係合部を把持するとして説明した。しかし、挟持機構がレール部および凹凸係合部を把持できれば、係合部および係止突起の少なくとも一方がケースに対して相対移動してもよい。
上記実施形態では、ケースが係止突起を有しており、ストッパが係止突起に係止することで、ケースの下降位置を規制するとして説明した。しかし、ストッパは、ケースの下降位置を規制できれば、係止突起以外のケースと係止してもよい。例えば、ストッパは、ケースにおける係止突起以外の表面に形成された凹凸形状と係止してもよい。例えば、ストッパは、ケースの下面と係止してもよい。
上記実施形態では、ストッパがレール部と段部との間に設けられるとして説明した。この場合、レール部と段部との間は、係止突起の移動経路になっているので、係止突起の移動を阻止することで、ケースの下降位置を規制できる。例えば、第1ストッパ53dのように、ストッパがレール部と段部とに連結されていると、レール部および段部によってストッパの耐強度が向上する利点もある。
しかし、ストッパは、レール部と内面部との間において、ケースが下降する範囲に設けられていればよい。ストッパの配置はレール部と段部との間には限定されない。またケースが昇降できれば、内面部は段部を有していなくてもよい。
さらに、ストッパは、ケースの下降位置を規制できれば、レール部と内面部との間に挟まれた位置に形成されていなくてもよい。
例えば、ケースの下降位置をレール部の下端よりも下方に設定する場合、ストッパは、上から見てレール部と内面部との間であれば、レール部よりも下方に配置されてもよい。
この場合、レール部の下端との間に係止突起が第1方向に進退可能な隙間を空けて、レール部の下方に配置され、ストッパ上に係止する係止突起の第1方向への移動を規制する抜け止め部をさらに備えてもよい。例えば、上記実施形態では、第2レール部が抜け止め部を兼ねていたが、抜け止め部は第1レール部64aとともにレール部を構成していなくてもよい。例えば、抜け止め部は、側面Sから内側に突出する棒状の1以上の突起で構成されてもよい。
上記実施形態では、挟持機構60が凹凸係合部Eとレール部64とを挟持することによって、ケースが第1壁体部および第2壁体部に係合されるとして説明した。しかし、ケースと第1壁体部および第2壁体部との係合構造は、このような係合構造には限定されない。
上記実施形態では、各係止突起が上下方向に長い1つの突起からなるとして説明した。しかし、各係止突起は、上下方向に離間し、横幅方向に突出する複数の突起であってもよい。さらに係止突起の形状は、上下方向に長い形状には限定されない。例えば、係止突起の形状は上下方向と奥行方向との長さが略同様な丸棒状、角棒状の外形を有していてもよい。
上記実施形態では、ストッパが、レール部と内面部との間に設けられている各係止突起が上下方向に長い1つの突起からなるとして説明した。しかし、各係止突起は、上下方向に離間し、横幅方向に突出する複数の突起であってもよい。さらに係止突起の形状は、上下方向に長い形状には限定されない。例えば、係止突起の形状は上下方向と奥行方向との長さが略同様な丸棒状、角棒状の外形を有していてもよい。
以上、説明した少なくとも一つの実施形態によれば、扉容器がレール部に沿って、第1壁体部および第2壁体部の間を上下方向に移動可能であり、レール部と内面部との間に扉容器の下降位置を規制するストッパを有するので、扉容器の配置位置を変更する際に扉容器が落下しても、扉容器および扉における収容物の損傷を抑制できることができる冷蔵庫を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫、11Aa…左冷蔵室扉(扉)、11Ab…右冷蔵室扉(扉)、27…貯蔵室、27A…冷蔵室、53a,53b…内面部、53c,53g…段部、53d…第1ストッパ(ストッパ)、53e…第2ストッパ(ストッパ)、56…ケース(扉容器)、56a,56aA,56aB,56aC…ケース本体、56A,56Aa,56Ab…第1ケース(扉容器)、56B…第2ケース(扉容器)、56C…第3ケース(扉容器、容器)、56d…第1側壁部、56e…第2側壁部、57,57L,57R,57La,57Lb,57Lc…係止突起、59…ケース(容器)、58,58L,58R…ロック部、
60,60L,60R…挟持機構、61…リブ、61A,61B,61C…リブ(第1壁体部、第2壁体部)、61b…平面部(凸部)、61c,67c…凹溝部(凹部)、61e…下側係合部、61g…上側係合部、64,64A,64Ba,64Bc,64C…レール部,64a…第1レール部64a,64b…第2レール部64b(抜け止め部),64h,64i…隙間(開口部)、E,Ea,Eb,Ec…凹凸係合部、71…スライド部材(係合部)、71a…凸状係合部、71b…下側係合部、71c…上側係合部、71B…操作レバー、72…弾性部材、73…係止ホルダ、F…指、S,Sm,Sp…側面

Claims (6)

  1. 貯蔵室を含む冷蔵庫本体と、
    前記貯蔵室を開閉可能に閉じる扉と、
    前記扉の内面部から前記貯蔵室に向かう第1方向に突出し、上下方向に延びる第1壁体部と、
    前記内面部から前記第1方向に突出し、前記上下方向に延びており、前記第1方向と交差する第2方向において前記第1壁体部と向かい合う第2壁体部と、
    前記第1壁体部および前記第2壁体部において互いに向かい合う側面からそれぞれ突出し、前記上下方向に延びているレール部と、
    前記レール部に沿って、前記第1壁体部および前記第2壁体部の間を前記上下方向に移動可能、かつ前記第1壁体部および前記第2壁体部と係合可能な複数の扉容器と、
    上から見て前記レール部と前記内面部との間に配置され、上位の第1扉容器の下降位置を規制する第1ストッパ、および下位の第2扉容器の下降位置を規制する第2ストッパと、
    前記扉において前記複数の扉容器の下方に配置される容器と、を備え、
    前記複数の扉容器は同じ前記レール部に沿って移動可能であり、
    前記第1ストッパの位置は、前記上下方向における前記レール部のうち前記第2ストッパよりも上方であるとともに、前記第1扉容器の最下の下降位置における前記第1扉容器の下面が、前記第2扉容器が最上位置に移動された場合に、前記第2扉容器の上端よりも高くなる位置であり、
    前記第2ストッパの位置は、前記第1ストッパよりも下方であるとともに、前記第2扉容器の最下の下降位置における前記第2扉容器の下面が、前記容器の上端よりも高くなる位置である、
    冷蔵庫。
  2. 前記容器には、前記上端よりも予め決められた高さだけ突出する収容物が収容可能であり、
    前記第2扉容器の前記下降位置は、前記下降位置における前記第2扉容器の下面が前記容器の前記上端の高さに前記上端よりも予め決められた高さを加算した高さよりも高い、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記扉容器は、
    前記内面部と前記レール部との間の隙間に沿って前記上下方向に移動可能な係止突起をさらに備え、
    前記第1ストッパは、前記第1扉容器の前記係止突起の前記下降位置を規制し、
    前記第2ストッパは、前記第2扉容器の前記係止突起の前記下降位置を規制する、
    請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第2ストッパよりも上側の前記レール部において、前記係止突起が前記第1方向において進退可能な開口部が形成されている、
    請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記レール部は、
    前記開口部の上側に配置された第1レール部と、
    前記開口部の下側かつ前記第2ストッパよりも上側に配置された第2レール部と、
    を有し、
    前記第2レール部は、前記第1レール部よりも短い、
    請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記レール部の下端との間に、前記係止突起が前記第1方向に進退可能な隙間を空けて、前記レール部の下方に配置され、前記第2ストッパ係止する前記第2扉容器の前記係止突起の前記第1方向への移動を規制する抜け止め部をさらに備える、
    請求項3に記載の冷蔵庫。
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